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特許7685598情報処理方法、情報処理装置及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-05-21
(45)【発行日】2025-05-29
(54)【発明の名称】情報処理方法、情報処理装置及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/0631 20230101AFI20250522BHJP
【FI】
G06Q10/0631
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2023539605
(86)(22)【出願日】2022-02-07
(86)【国際出願番号】 JP2022004626
(87)【国際公開番号】W WO2023013104
(87)【国際公開日】2023-02-09
【審査請求日】2024-12-02
(31)【優先権主張番号】P 2021128542
(32)【優先日】2021-08-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】514136668
【氏名又は名称】パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ
【氏名又は名称原語表記】Panasonic Intellectual Property Corporation of America
(74)【代理人】
【識別番号】110004303
【氏名又は名称】弁理士法人三協国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】湯浅 綺宙
(72)【発明者】
【氏名】松尾 三紀子
(72)【発明者】
【氏名】問山 圭一
(72)【発明者】
【氏名】富山 直美
(72)【発明者】
【氏名】松迫 崇道
(72)【発明者】
【氏名】竹本 惠美
(72)【発明者】
【氏名】村上 健太
【審査官】田付 徳雄
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-180918(JP,A)
【文献】特開2008-90444(JP,A)
【文献】特開2007-219868(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0211933(US,A1)
【文献】米国特許第7124164(US,B1)
【文献】特開2001-101304(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータが、
第1グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第1ユーザ状況と、前記第1グループとは異なる第2グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第2ユーザ状況とを取得し、
複数の表示物を含む表示装置によって他のユーザの状況を提示する提示対象ユーザの状況を示す第3ユーザ状況又は前記提示対象ユーザのスケジュール情報を取得し、
取得した前記第3ユーザ状況又は前記スケジュール情報に応じて、前記複数の表示物に割り当てる前記第1グループ及び前記第2グループの割合を決定し、
決定した前記割合に応じて前記第1グループに割り当てられた複数の第1表示物それぞれの表示態様を、取得した前記複数の第1ユーザ状況に基づいて決定するとともに、決定した前記割合に応じて前記第2グループに割り当てられた複数の第2表示物それぞれの表示態様を、取得した前記複数の第2ユーザ状況に基づいて決定し、
決定した前記表示態様により前記複数の第1表示物及び前記複数の第2表示物を表示させるための設定情報を出力する、
情報処理方法。
【請求項2】
さらに、前記提示対象ユーザの仕事に関する属性に基づいて、前記第1グループに属する前記複数のユーザを決定するとともに、前記提示対象ユーザの勤務時間以外に行われる所定の行動に基づいて、前記第2グループに属する前記複数のユーザを決定する、
請求項1記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記第1ユーザ状況は、前記第1グループに属する前記複数のユーザそれぞれが仕事中であるか否かを示し、
前記第2ユーザ状況は、前記第2グループに属する前記複数のユーザそれぞれが勤務時間以外に行われる所定の行動を行っているか否かを示す、
請求項1又は2記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記割合の決定において、前記スケジュール情報に応じて第1時間帯、前記第1時間帯後の第2時間帯及び前記第2時間帯後の第3時間帯を決定し、現在時刻が前記第1時間帯である場合、前記第1グループの割合を前記第2グループの割合より大きくし、現在時刻が前記第2時間帯である場合、前記第1グループの割合及び前記第2グループの割合を50%にし、現在時刻が前記第3時間帯である場合、前記第2グループの割合を前記第1グループの割合より大きくする、
請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記割合の決定において、前記第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が前記第1グループに属する全てのユーザの人数の第1割合より多い場合、前記第1グループの割合を前記第2グループの割合より大きくし、前記第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が前記第1グループに属する全てのユーザの人数の第2割合より多く前記第1割合以下である場合、前記第1グループの割合及び前記第2グループの割合を50%にし、前記第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が前記第1グループに属する全てのユーザの人数の前記第2割合以下である場合、前記第2グループの割合を前記第1グループの割合より大きくする、
請求項3記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記複数の表示物は、それぞれ輝度を調節可能であり、
前記表示態様の決定において、前記複数の第1表示物のうちの所定値以上の輝度で表示させる第1表示物を、取得した前記複数の第1ユーザ状況に基づいて決定するとともに、前記複数の第2表示物のうちの所定値以上の輝度で表示させる第2表示物を、取得した前記複数の第2ユーザ状況に基づいて決定する、
請求項1~5のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記複数の表示物は、それぞれ個別に点灯制御可能な複数の発光ダイオードを含む、
請求項6記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記複数の表示物は、画面上にそれぞれ表示される複数のオブジェクト画像を含む、
請求項6記載の情報処理方法。
【請求項9】
前記複数の第1表示物のうちの1つの第1表示物の前記表示態様は、前記第1グループに属する前記複数のユーザのうちの2人以上のユーザの前記第1ユーザ状況に基づいて決定され、
前記複数の第2表示物のうちの1つの第2表示物の前記表示態様は、前記第2グループに属する前記複数のユーザのうちの2人以上のユーザの前記第2ユーザ状況に基づいて決定される、
請求項1~8のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項10】
前記複数の第1表示物のうちの2以上の第1表示物の前記表示態様は、前記第1グループに属する前記複数のユーザのうちの1人のユーザの前記第1ユーザ状況に基づいて決定され、
前記複数の第2表示物のうちの2以上の第2表示物の前記表示態様は、前記第2グループに属する前記複数のユーザのうちの1人のユーザの前記第2ユーザ状況に基づいて決定される、
請求項1~8のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項11】
前記表示態様の決定において、前記第1表示物の色と前記第2表示物の色とを異ならせる、
請求項1~10のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項12】
第1グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第1ユーザ状況と、前記第1グループとは異なる第2グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第2ユーザ状況とを取得する第1取得部と、
複数の表示物を含む表示装置によって他のユーザの状況を提示する提示対象ユーザの状況を示す第3ユーザ状況又は前記提示対象ユーザのスケジュール情報を取得する第2取得部と、
取得された前記第3ユーザ状況又は前記スケジュール情報に応じて、前記複数の表示物に割り当てる前記第1グループ及び前記第2グループの割合を決定する第1決定部と、
決定された前記割合に応じて前記第1グループに割り当てられた複数の第1表示物それぞれの表示態様を、取得された前記複数の第1ユーザ状況に基づいて決定するとともに、決定された前記割合に応じて前記第2グループに割り当てられた複数の第2表示物それぞれの表示態様を、取得された前記複数の第2ユーザ状況に基づいて決定する第2決定部と、
決定された前記表示態様により前記複数の第1表示物及び前記複数の第2表示物を表示させるための設定情報を出力する出力部と、
を備える情報処理装置。
【請求項13】
第1グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第1ユーザ状況と、前記第1グループとは異なる第2グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第2ユーザ状況とを取得し、
複数の表示物を含む表示装置によって他のユーザの状況を提示する提示対象ユーザの状況を示す第3ユーザ状況又は前記提示対象ユーザのスケジュール情報を取得し、
取得した前記第3ユーザ状況又は前記スケジュール情報に応じて、前記複数の表示物に割り当てる前記第1グループ及び前記第2グループの割合を決定し、
決定した前記割合に応じて前記第1グループに割り当てられた複数の第1表示物それぞれの表示態様を、取得した前記複数の第1ユーザ状況に基づいて決定するとともに、決定した前記割合に応じて前記第2グループに割り当てられた複数の第2表示物それぞれの表示態様を、取得した前記複数の第2ユーザ状況に基づいて決定し、
決定した前記表示態様により前記複数の第1表示物及び前記複数の第2表示物を表示させるための設定情報を出力するようにコンピュータを機能させる、
情報処理プログラム。
【請求項14】
コンピュータが、
第1グループに属する複数のユーザを選択するための第1選択条件と、前記第1グループとは異なる第2グループに属する複数のユーザを選択するための第2選択条件とを取得し、
複数の表示物を含む表示装置によって他のユーザの状況を提示する提示対象ユーザの状況又は前記提示対象ユーザのスケジュール情報を取得し、
前記提示対象ユーザの状況又は前記スケジュール情報に応じた前記複数の表示物に割り当てる前記第1グループ及び前記第2グループの割合と、前記第1グループに属する複数のユーザの状況に基づく前記第1グループに割り当てられた複数の第1表示物それぞれの表示態様と、前記第2グループに属する複数のユーザの状況に基づく前記第2グループに割り当てられた複数の第2表示物それぞれの表示態様とを出力する、
情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、提示対象ユーザに他のユーザの状況を提示する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1は、各構成員の状況を含む関連情報を読み出し、読み出した情報に基づいて複数の構成員を表すアイコンに、各構成員の状況を表す出力制御をして、グループ毎に視認できるように配置して出力する情報処理方法を開示している。
【0003】
しかしながら、上記従来の技術では、各グループの構成員が個別に特定され、各構成員が個別に識別可能に表示されている。そのため、上記従来の技術は、各構成員を個別に特定することなく、各構成員の状況を提示することができず、更なる改善が必要とされていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2001-101304号公報
【発明の概要】
【0005】
本開示は、上記の問題を解決するためになされたもので、他のユーザを個別に特定することなく、提示対象ユーザに他のユーザの状況を提示することができる技術を提供することを目的とするものである。
【0006】
本開示に係る情報処理方法は、コンピュータが、第1グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第1ユーザ状況と、前記第1グループとは異なる第2グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第2ユーザ状況とを取得し、複数の表示物を含む表示装置によって他のユーザの状況を提示する提示対象ユーザの状況を示す第3ユーザ状況又は前記提示対象ユーザのスケジュール情報を取得し、取得した前記第3ユーザ状況又は前記スケジュール情報に応じて、前記複数の表示物に割り当てる前記第1グループ及び前記第2グループの割合を決定し、決定した前記割合に応じて前記第1グループに割り当てられた複数の第1表示物それぞれの表示態様を、取得した前記複数の第1ユーザ状況に基づいて決定するとともに、決定した前記割合に応じて前記第2グループに割り当てられた複数の第2表示物それぞれの表示態様を、取得した前記複数の第2ユーザ状況に基づいて決定し、決定した前記表示態様により前記複数の第1表示物及び前記複数の第2表示物を表示させるための設定情報を出力する。
【0007】
本開示によれば、他のユーザを個別に特定することなく、提示対象ユーザに他のユーザの状況を提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本開示の実施の形態1における情報提示システムの構成の一例を示す図である。
図2】本開示の実施の形態1におけるサーバの構成の一例を示す図である。
図3】本実施の形態1における割合決定ルール記憶部に記憶される割合決定ルールの一例を示す図である。
図4】本開示の実施の形態1におけるサーバによる情報提示処理について説明するためのフローチャートである。
図5】本実施の形態1において、第1時間帯に表示装置に表示される複数の表示物の一例を示す図である。
図6】本実施の形態1において、第2時間帯に表示装置に表示される複数の表示物の一例を示す図である。
図7】本実施の形態1において、第3時間帯に表示装置に表示される複数の表示物の一例を示す図である。
図8】本実施の形態1の変形例において、第1時間帯に表示装置に表示される複数の表示物の一例を示す図である。
図9】本開示の実施の形態2におけるサーバの構成の一例を示す図である。
図10】本実施の形態2における割合決定ルール記憶部に記憶される割合決定ルールの一例を示す図である。
図11】本開示の実施の形態2におけるサーバによる情報提示処理について説明するためのフローチャートである。
図12】本実施の形態1,2において、複数の第1表示物の輝度を徐々に変化させる表示態様について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(本開示の基礎となった知見)
上記従来技術では、複数のグループ毎に構成員を示すアイコンと、各グループで共有されているデータが何であるかと、外出中、会議中又は食事中などの各構成員の状況とがパーソナルビュー画面上に表示される。
【0010】
したがって、上記従来の技術では、各グループの構成員が個別に特定され、各構成員が個別に識別可能に表示され、各構成員の状況が提示される。そのため、上記従来の技術では、他のユーザのプライバシーを保護しながら、提示対象ユーザに他のユーザの状況を提示することが困難であった。
【0011】
以上の課題を解決するために、本開示の一態様に係る情報処理方法は、コンピュータが、第1グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第1ユーザ状況と、前記第1グループとは異なる第2グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第2ユーザ状況とを取得し、複数の表示物を含む表示装置によって他のユーザの状況を提示する提示対象ユーザの状況を示す第3ユーザ状況又は前記提示対象ユーザのスケジュール情報を取得し、取得した前記第3ユーザ状況又は前記スケジュール情報に応じて、前記複数の表示物に割り当てる前記第1グループ及び前記第2グループの割合を決定し、決定した前記割合に応じて前記第1グループに割り当てられた複数の第1表示物それぞれの表示態様を、取得した前記複数の第1ユーザ状況に基づいて決定するとともに、決定した前記割合に応じて前記第2グループに割り当てられた複数の第2表示物それぞれの表示態様を、取得した前記複数の第2ユーザ状況に基づいて決定し、決定した前記表示態様により前記複数の第1表示物及び前記複数の第2表示物を表示させるための設定情報を出力する。
【0012】
この構成によれば、提示対象ユーザの状況を示す第3ユーザ状況又は提示対象ユーザのスケジュール情報に応じて、複数の表示物に割り当てる第1グループ及び第2グループの割合が決定され、決定された割合に応じて第1グループに割り当てられた複数の第1表示物それぞれの表示態様が、第1グループに属する複数のユーザの複数の第1ユーザ状況に基づいて決定されるとともに、決定された割合に応じて第2グループに割り当てられた複数の第2表示物それぞれの表示態様が、第2グループに属する複数のユーザの複数の第2ユーザ状況に基づいて決定され、決定された表示態様により複数の第1表示物及び複数の第2表示物が表示される。
【0013】
したがって、提示対象ユーザは、表示された複数の第1表示物及び複数の第2表示物の表示態様を確認することにより、第1グループに属する複数のユーザの状況及び第2グループに属する複数のユーザの状況を知ることができるので、他のユーザを個別に特定することなく、提示対象ユーザに他のユーザの状況を提示することができる。
【0014】
また、上記の情報処理方法において、さらに、前記提示対象ユーザの仕事に関する属性に基づいて、前記第1グループに属する前記複数のユーザを決定するとともに、前記提示対象ユーザの勤務時間以外に行われる所定の行動に基づいて、前記第2グループに属する前記複数のユーザを決定してもよい。
【0015】
この構成によれば、提示対象ユーザの仕事に関連した他のユーザの状況及び提示対象ユーザの勤務時間以外に行われる所定の行動に関連した他のユーザの状況を提示することができる。
【0016】
また、上記の情報処理方法において、前記第1ユーザ状況は、前記第1グループに属する前記複数のユーザそれぞれが仕事中であるか否かを示し、前記第2ユーザ状況は、前記第2グループに属する前記複数のユーザそれぞれが勤務時間以外に行われる所定の行動を行っているか否かを示してもよい。
【0017】
この構成によれば、提示対象ユーザは、他のユーザが仕事中であるか否かを複数の第1表示物の表示態様により確認することができるとともに、他のユーザが勤務時間以外に行われる所定の行動を行っているかを複数の第2表示物の表示態様により確認することができる。
【0018】
また、上記の情報処理方法において、前記割合の決定において、前記スケジュール情報に応じて第1時間帯、前記第1時間帯後の第2時間帯及び前記第2時間帯後の第3時間帯を決定し、現在時刻が前記第1時間帯である場合、前記第1グループの割合を前記第2グループの割合より大きくし、現在時刻が前記第2時間帯である場合、前記第1グループの割合及び前記第2グループの割合を50%にし、現在時刻が前記第3時間帯である場合、前記第2グループの割合を前記第1グループの割合より大きくしてもよい。
【0019】
この構成によれば、現在時刻が第1時間帯である場合、第1グループに属する複数のユーザの第1ユーザ状況に応じて複数の第1表示物が表示される。また、現在時刻が第2時間帯である場合、第1グループに属する複数のユーザの第1ユーザ状況及び第2グループに属する複数のユーザの第2ユーザ状況に応じて複数の第1表示物及び複数の第2表示物が表示される。また、現在時刻が第3時間帯である場合、第2グループに属する複数のユーザの第2ユーザ状況に応じて複数の第2表示物が表示される。
【0020】
したがって、提示対象ユーザのスケジュールに応じて複数の表示物に反映させるユーザ状況を変化させることができ、提示対象ユーザのスケジュールに応じて他のユーザの状況を提示することができる。
【0021】
また、上記の情報処理方法において、前記割合の決定において、前記第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が前記第1グループに属する全てのユーザの人数の第1割合より多い場合、前記第1グループの割合を前記第2グループの割合より大きくし、前記第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が前記第1グループに属する全てのユーザの人数の第2割合より多く前記第1割合以下である場合、前記第1グループの割合及び前記第2グループの割合を50%にし、前記第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が前記第1グループに属する全てのユーザの人数の前記第2割合以下である場合、前記第2グループの割合を前記第1グループの割合より大きくしてもよい。
【0022】
この構成によれば、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第1割合より多い場合、第1グループに属する複数のユーザの第1ユーザ状況に応じて複数の第1表示物が表示される。また、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第2割合より多く第1割合以下である場合、第1グループに属する複数のユーザの第1ユーザ状況及び第2グループに属する複数のユーザの第2ユーザ状況に応じて複数の第1表示物及び複数の第2表示物が表示される。また、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第2割合以下である場合、第2グループに属する複数のユーザの第2ユーザ状況に応じて複数の第2表示物が表示される。
【0023】
したがって、提示対象ユーザの状況に応じて複数の表示物に反映させるユーザ状況を変化させることができ、提示対象ユーザの状況に応じて他のユーザの状況を提示することができる。
【0024】
また、上記の情報処理方法において、前記複数の表示物は、それぞれ輝度を調節可能であり、前記表示態様の決定において、前記複数の第1表示物のうちの所定値以上の輝度で表示させる第1表示物を、取得した前記複数の第1ユーザ状況に基づいて決定するとともに、前記複数の第2表示物のうちの所定値以上の輝度で表示させる第2表示物を、取得した前記複数の第2ユーザ状況に基づいて決定してもよい。
【0025】
この構成によれば、提示対象ユーザは、複数の第1ユーザ状況に基づいて所定値以上の輝度で表示された第1表示物又は複数の第2ユーザ状況に基づいて所定値以上の輝度で表示された第2表示物を確認することにより、他のユーザの状況を知ることができる。
【0026】
また、上記の情報処理方法において、前記複数の表示物は、それぞれ個別に点灯制御可能な複数の発光ダイオードを含んでもよい。
【0027】
この構成によれば、提示対象ユーザは、複数の第1ユーザ状況に基づいて所定値以上の輝度で点灯された第1発光ダイオード又は複数の第2ユーザ状況に基づいて所定値以上の輝度で点灯された第2発光ダイオードを確認することにより、他のユーザの状況を知ることができる。
【0028】
また、上記の情報処理方法において、前記複数の表示物は、画面上にそれぞれ表示される複数のオブジェクト画像を含んでもよい。
【0029】
この構成によれば、提示対象ユーザは、複数の第1ユーザ状況に基づいて所定値以上の輝度で表示された第1オブジェクト画像又は複数の第2ユーザ状況に基づいて所定値以上の輝度で表示された第2オブジェクト画像を確認することにより、他のユーザの状況を知ることができる。
【0030】
また、上記の情報処理方法において、前記複数の第1表示物のうちの1つの第1表示物の前記表示態様は、前記第1グループに属する前記複数のユーザのうちの2人以上のユーザの前記第1ユーザ状況に基づいて決定され、前記複数の第2表示物のうちの1つの第2表示物の前記表示態様は、前記第2グループに属する前記複数のユーザのうちの2人以上のユーザの前記第2ユーザ状況に基づいて決定されてもよい。
【0031】
この構成によれば、1つの第1表示物の表示態様は、2人以上のユーザの第1ユーザ状況に基づいて決定され、1つの第2表示物の表示態様は、2人以上のユーザの第2ユーザ状況に基づいて決定されるので、1つの第1表示物又は1つの第2表示物が複数のユーザのうちのどのユーザに対応しているのかを特定し難くすることができる。
【0032】
また、上記の情報処理方法において、前記複数の第1表示物のうちの2以上の第1表示物の前記表示態様は、前記第1グループに属する前記複数のユーザのうちの1人のユーザの前記第1ユーザ状況に基づいて決定され、前記複数の第2表示物のうちの2以上の第2表示物の前記表示態様は、前記第2グループに属する前記複数のユーザのうちの1人のユーザの前記第2ユーザ状況に基づいて決定されてもよい。
【0033】
この構成によれば、2以上の第1表示物の表示態様は、1人のユーザの第1ユーザ状況に基づいて決定され、2以上の第2表示物の表示態様は、1人のユーザの第2ユーザ状況に基づいて決定されるので、2以上の第1表示物又は2以上の第2表示物が複数のユーザのうちのどのユーザに対応しているのかを特定し難くすることができる。
【0034】
また、上記の情報処理方法において、前記表示態様の決定において、前記第1表示物の色と前記第2表示物の色とを異ならせてもよい。
【0035】
この構成によれば、第1表示物の色と第2表示物の色とが異なるので、提示対象ユーザは、表示された複数の表示物の中から第1表示物と第2表示物とを識別することができる。
【0036】
また、本開示は、以上のような特徴的な処理を実行する情報処理方法として実現することができるだけでなく、情報処理方法が実行する特徴的な方法に対応する特徴的な構成を備える情報処理装置などとして実現することもできる。また、このような情報処理方法に含まれる特徴的な処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムとして実現することもできる。したがって、以下の他の態様でも、上記の情報処理方法と同様の効果を奏することができる。
【0037】
本開示の他の態様に係る情報処理装置は、第1グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第1ユーザ状況と、前記第1グループとは異なる第2グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第2ユーザ状況とを取得する第1取得部と、複数の表示物を含む表示装置によって他のユーザの状況を提示する提示対象ユーザの状況を示す第3ユーザ状況又は前記提示対象ユーザのスケジュール情報を取得する第2取得部と、取得された前記第3ユーザ状況又は前記スケジュール情報に応じて、前記複数の表示物に割り当てる前記第1グループ及び前記第2グループの割合を決定する第1決定部と、決定された前記割合に応じて前記第1グループに割り当てられた複数の第1表示物それぞれの表示態様を、取得された前記複数の第1ユーザ状況に基づいて決定するとともに、決定された前記割合に応じて前記第2グループに割り当てられた複数の第2表示物それぞれの表示態様を、取得された前記複数の第2ユーザ状況に基づいて決定する第2決定部と、決定された前記表示態様により前記複数の第1表示物及び前記複数の第2表示物を表示させるための設定情報を出力する出力部と、を備える。
【0038】
本開示の他の態様に係る情報処理プログラムは、第1グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第1ユーザ状況と、前記第1グループとは異なる第2グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第2ユーザ状況とを取得し、複数の表示物を含む表示装置によって他のユーザの状況を提示する提示対象ユーザの状況を示す第3ユーザ状況又は前記提示対象ユーザのスケジュール情報を取得し、取得した前記第3ユーザ状況又は前記スケジュール情報に応じて、前記複数の表示物に割り当てる前記第1グループ及び前記第2グループの割合を決定し、決定した前記割合に応じて前記第1グループに割り当てられた複数の第1表示物それぞれの表示態様を、取得した前記複数の第1ユーザ状況に基づいて決定するとともに、決定した前記割合に応じて前記第2グループに割り当てられた複数の第2表示物それぞれの表示態様を、取得した前記複数の第2ユーザ状況に基づいて決定し、決定した前記表示態様により前記複数の第1表示物及び前記複数の第2表示物を表示させるための設定情報を出力するようにコンピュータを機能させる。
【0039】
さらに、本開示の他の態様に係る情報処理方法は、コンピュータが、第1グループに属する複数のユーザを選択するための第1選択条件と、前記第1グループとは異なる第2グループに属する複数のユーザを選択するための第2選択条件とを取得し、複数の表示物を含む表示装置によって他のユーザの状況を提示する提示対象ユーザの状況又は前記提示対象ユーザのスケジュール情報を取得し、前記提示対象ユーザの状況又は前記スケジュール情報に応じた前記複数の表示物に割り当てる前記第1グループ及び前記第2グループの割合と、前記第1グループに属する複数のユーザの状況に基づく前記第1グループに割り当てられた複数の第1表示物それぞれの表示態様と、前記第2グループに属する複数のユーザの状況に基づく前記第2グループに割り当てられた複数の第2表示物それぞれの表示態様とを出力する。
【0040】
この構成によれば、提示対象ユーザの状況又は提示対象ユーザのスケジュール情報に応じた複数の表示物に割り当てる第1グループ及び第2グループの割合と、第1グループに属する複数のユーザの状況に基づく第1グループに割り当てられた複数の第1表示物それぞれの表示態様と、第2グループに属する複数のユーザの状況に基づく第2グループに割り当てられた複数の第2表示物それぞれの表示態様とが出力される。
【0041】
したがって、提示対象ユーザは、出力された複数の第1表示物及び複数の第2表示物の表示態様を確認することにより、第1グループに属する複数のユーザの状況及び第2グループに属する複数のユーザの状況を知ることができるので、他のユーザを個別に特定することなく、提示対象ユーザに他のユーザの状況を提示することができる。
【0042】
以下添付図面を参照しながら、本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本開示を具体化した一例であって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
【0043】
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1における情報提示システムの構成の一例を示す図である。図1に示す情報提示システムは、サーバ1及びユーザ端末2,2A~2Hを備える。
【0044】
サーバ1は、例えば、クラウドサーバであり、ネットワーク4を介してユーザ端末2,2A~2Hと互いに通信可能に接続されている。ネットワーク4は、例えば、インターネットである。サーバ1の構成については、図2を用いて後述する。
【0045】
ユーザ端末2は、例えば、パーソナルコンピュータである。ユーザ端末2は、表示装置25によって他のユーザの状況を提示する提示対象ユーザによって利用される。ユーザ端末2A~2Hは、提示対象ユーザとは異なる他のユーザによって利用される。
【0046】
ユーザ端末2は、プロセッサ21、メモリ22、状況検知部23、通信部24、表示装置25及び入力部26を備える。なお、ユーザ端末2A~2Hの構成は、ユーザ端末2の構成と同じである。
【0047】
プロセッサ21は、例えば、CPU(中央演算処理装置)である。プロセッサ21は、ユーザ端末2全体を制御する。
【0048】
メモリ22は、例えば、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリ等の各種情報を記憶可能な記憶装置である。メモリ22は、種々の情報を記憶する。
【0049】
状況検知部23は、ユーザの状況を検知する。状況検知部23は、ユーザが仕事中であるか否かを検知するとともに、ユーザが勤務時間以外に行われる所定の行動を行っているか否かを検知する。ユーザは、仕事中にユーザ端末2を用いる。そのため、状況検知部23は、ユーザ端末2の電源がオンされた場合、ユーザが仕事中であることを検知し、ユーザ端末2の電源がオフされた場合、ユーザが仕事中ではないことを検知する。
【0050】
また、状況検知部23は、仕事の開始のユーザによる入力を受け付けるとともに、仕事の終了のユーザによる入力を受け付けてもよい。
【0051】
また、勤務時間以外に行われる所定の行動は、例えば、ランニング又はゲームなどの趣味に関する行動、掃除、洗濯又は調理などの家事に関する行動、又は睡眠に関する行動である。状況検知部23は、スマートフォン又はスマートウォッチなどからランニングの開始のユーザによる入力を受け付けるとともに、ランニングの終了のユーザによる入力を受け付けてもよい。また、状況検知部23は、ゲーム機の電源がオンされた場合、ユーザがゲームをしていることを検知し、ゲーム機の電源がオフされた場合、ユーザがゲームをしていないことを検知する。
【0052】
また、状況検知部23は、カメラから、ユーザを撮像することによって得られた撮像画像を取得してもよい。そして、状況検知部23は、撮像画像から画像認識処理により、ユーザが勤務時間以外に行われる所定の行動を行っているか否かを検知してもよい。例えば、状況検知部23は、ユーザが調理している様子を撮像した撮像画像から画像認識処理により、ユーザが調理を行っているか否かを検知してもよい。
【0053】
また、状況検知部23は、家電機器から、当該家電機器に対してユーザにより操作された操作信号を取得してもよい。そして、状況検知部23は、操作信号により、ユーザが勤務時間以外に行われる所定の行動を行っているか否かを検知してもよい。例えば、状況検知部23は、洗濯機から操作信号を取得することにより、ユーザが洗濯を行っているか否かを検知してもよい。
【0054】
また、状況検知部23は、脈拍などのバイタルデータを取得し、取得したバイタルデータからユーザが睡眠中であるか否かを検知してもよい。
【0055】
通信部24は、状況検知部23によって検知されたユーザの状況を示すユーザ状況をサーバ1へ送信する。通信部24は、第1グループに属するユーザが仕事中であるか否かを示す第1ユーザ状況又は第2グループに属するユーザが勤務時間以外に行われる所定の行動を行っているか否かを示す第2ユーザ状況をサーバ1へ送信する。
【0056】
表示装置25は、例えば、液晶表示装置である。表示装置25は、複数の表示物を含む。複数の表示物は、画面上にそれぞれ表示される複数のオブジェクト画像を含む。なお、本実施の形態1におけるユーザ端末2は表示装置25を備えているが、本開示は特にこれに限定されず、表示装置25は、ユーザ端末2の外部にあってもよい。
【0057】
入力部26は、例えば、キーボード及びマウスであり、ユーザによる情報の入力を受け付ける。入力部26は、提示対象ユーザによるスケジュール情報の入力を受け付ける。スケジュール情報は、ユーザの予定を表し、例えば、仕事開始予定時刻及び仕事終了予定時刻を少なくとも含む。通信部24は、入力部26によって入力されたスケジュール情報をサーバ1へ送信する。
【0058】
通信部24は、サーバ1によって決定された表示態様により複数の表示物を表示させるための設定情報をサーバ1から受信する。プロセッサ21は、通信部24によって受信された設定情報に従って表示装置25に表示される複数のオブジェクト画像の表示態様を制御する。
【0059】
図2は、本開示の実施の形態1におけるサーバ1の構成の一例を示す図である。
【0060】
図2に示すサーバ1は、プロセッサ11、メモリ12及び通信部13を備える。
【0061】
プロセッサ11は、例えば、CPUである。プロセッサ11により、グループ決定部101、第1ユーザ状況取得部102、スケジュール情報取得部103、グループ割合決定部104、表示態様決定部105及び出力部106が実現される。
【0062】
メモリ12は、例えば、RAM、HDD、SSD又はフラッシュメモリ等の各種情報を記憶可能な記憶装置である。メモリ12により、ユーザ情報記憶部121及び割合決定ルール記憶部122が実現される。
【0063】
ユーザ情報記憶部121は、複数のユーザに関するユーザ情報を記憶する。ユーザ情報は、複数のユーザそれぞれが利用するユーザ端末を識別する情報、複数のユーザそれぞれの属性情報、及び複数のユーザそれぞれのスケジュール情報を含む。属性情報は、ユーザの仕事に関する属性を表す。属性情報は、例えば、ユーザが勤めている会社の名称、会社におけるユーザが所属する部署、ユーザの役職、ユーザの職種、ユーザの勤務時間帯、及び会社の定休日の少なくとも1つを含む。また、属性情報は、ランニング及びゲームなどのユーザの趣味に関する属性を表してもよい。また、ユーザ情報は、複数のユーザそれぞれの年齢及び性別の少なくとも1つを含んでもよい。なお、ユーザ情報は、複数のユーザそれぞれによってユーザ端末を介して入力される。
【0064】
通信部13は、ユーザ端末2によって送信されたスケジュール情報を受信し、受信したスケジュール情報をユーザ情報記憶部121に記憶する。
【0065】
グループ決定部101は、複数の表示物を含む表示装置25によって他のユーザの状況を提示する提示対象ユーザの仕事に関する属性に基づいて、第1グループに属する複数のユーザを決定するとともに、提示対象ユーザの勤務時間以外に行われる所定の行動に基づいて、第2グループに属する複数のユーザを決定する。提示対象ユーザは、ユーザ端末2を利用するユーザである。
【0066】
例えば、グループ決定部101は、ユーザ情報記憶部121に記憶されている提示対象ユーザのユーザ情報を参照し、提示対象ユーザと同じ会社及び同じ部署である他のユーザの中からランダムに選択した複数のユーザを第1グループに属する複数のユーザとして決定する。また、例えば、グループ決定部101は、ユーザ情報記憶部121に記憶されている提示対象ユーザのユーザ情報を参照し、提示対象ユーザと同じ職種及び同じ役職である他のユーザの中からランダムに選択した複数のユーザを第1グループに属する複数のユーザとして決定してもよい。
【0067】
例えば、グループ決定部101は、現在時刻までの勤務時間が提示対象ユーザと同じ複数のユーザを第1グループに属する複数のユーザとして決定してもよい。すなわち、グループ決定部101は、勤務時間が3時間未満のユーザ、勤務時間が3時間以上7時間未満のユーザ、又は勤務時間が7時間以上のユーザを第1グループに属する複数のユーザとして決定してもよい。
【0068】
なお、第1グループに属する複数のユーザを決定するルールについては、提示対象ユーザによって予め決められてもよい。例えば、グループ決定部101は、第1グループに属するメンバーを決定する際に利用する属性の提示対象ユーザによる設定を受け付けてもよい。
【0069】
また、グループ決定部101は、第1グループに属する複数のユーザを選択するための第1選択条件と、第1グループとは異なる第2グループに属する複数のユーザを選択するための第2選択条件との提示対象ユーザによる設定を受け付けてもよい。
【0070】
すなわち、例えば、ユーザ端末2は、第1グループに属する複数のユーザを選択するための第1選択条件と、第2グループに属する複数のユーザを選択するための第2選択条件との提示対象ユーザによる入力を受け付けるための選択条件受付画面を表示装置25に表示してもよい。選択条件受付画面には、例えば、「どのようなユーザを第1グループに設定しますか」及び「どのようなユーザを第2グループに設定しますか」という文章が表示されるとともに、「同じ会社」及び「同じ部署」などの第1選択条件及び第2選択条件が選択可能に表示されてもよい。また、選択条件受付画面には、例えば、「表示対象のユーザの属性を決定してください」という文章が表示されるとともに、「同じ会社」及び「同じ部署」などの第1選択条件及び第2選択条件が選択可能に表示されてもよい。
【0071】
ユーザ端末2の入力部26は、第1グループに属する複数のユーザを選択するための第1選択条件と、第2グループに属する複数のユーザを選択するための第2選択条件との提示対象ユーザによる入力を受け付けてもよい。例えば、提示対象ユーザは、選択条件受付画面において、第1グループに属する複数のユーザを選択するための第1選択条件と、第2グループに属する複数のユーザを選択するための第2選択条件とを選択する。
【0072】
そして、ユーザ端末2の通信部24は、提示対象ユーザによって入力された、第1グループに属する複数のユーザを選択するための第1選択条件と、第2グループに属する複数のユーザを選択するための第2選択条件とをサーバ1へ送信してもよい。サーバ1の通信部13は、第1グループに属する複数のユーザを選択するための第1選択条件と、第2グループに属する複数のユーザを選択するための第2選択条件とを取得してもよい。グループ決定部101は、第1選択条件に基づいて第1グループに属する複数のユーザを選択するとともに、第2選択条件に基づいて第2グループに属する複数のユーザを選択してもよい。
【0073】
また、例えば、グループ決定部101は、ユーザ情報記憶部121に記憶されているユーザ情報を参照し、提示対象ユーザと趣味が同じ他のユーザの中からランダムに選択した複数のユーザを第2グループに属する複数のユーザとして決定する。例えば、グループ決定部101は、ランニングが趣味である他のユーザの中からランダムに選択した複数のユーザを第2グループに属する複数のユーザとして決定してもよい。また、例えば、グループ決定部101は、提示対象ユーザと同じ家事を行う他のユーザの中からランダムに選択した複数のユーザを第2グループに属する複数のユーザとして決定してもよい。
【0074】
また、第1グループ及び第2グループに属する複数のユーザは、予め決められていてもよい。
【0075】
なお、図1に示すユーザ端末2A~2Dは第1グループ3Aに属する複数のユーザそれぞれにより利用され、ユーザ端末2E~2Hは第2グループ3Bに属する複数のユーザそれぞれにより利用される。
【0076】
第1ユーザ状況取得部102は、第1グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第1ユーザ状況と、第1グループとは異なる第2グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第2ユーザ状況とを取得する。第1ユーザ状況は、第1グループに属する複数のユーザそれぞれが仕事中であるか否かを示す。第2ユーザ状況は、第2グループに属する複数のユーザそれぞれが勤務時間以外に行われる所定の行動を行っているか否かを示す。
【0077】
ここで、通信部13は、グループ決定部101によって決定された第1グループに属する複数のユーザそれぞれのユーザ端末2A~2Dから第1ユーザ状況を受信するとともに、グループ決定部101によって決定された第2グループに属する複数のユーザそれぞれのユーザ端末2E~2Hから第2ユーザ状況を受信する。第1ユーザ状況取得部102は、通信部13から第1ユーザ状況及び第2ユーザ状況を取得する。
【0078】
なお、本実施の形態1において、通信部13は、ユーザ端末2A~2Hから第1ユーザ状況及び第2ユーザ状況を受信しているが、本開示は特にこれに限定されず、ユーザ端末2A~2Hから第1ユーザ状況及び第2ユーザ状況を収集した別の装置から第1ユーザ状況及び第2ユーザ状況を受信してもよい。例えば、管理サーバが、ユーザの出退勤に関する情報を管理する場合、通信部13は、管理サーバから第1ユーザ状況を受信してもよい。
【0079】
また、第1ユーザ状況取得部102は、第1選択条件に基づいて選択された第1グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第1ユーザ状況と、第2選択条件に基づいて選択された第2グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第2ユーザ状況とを取得してもよい。
【0080】
スケジュール情報取得部103は、表示装置25によって他のユーザの状況を提示する提示対象ユーザのスケジュール情報を取得する。スケジュール情報取得部103は、ユーザ情報記憶部121から提示対象ユーザのスケジュール情報を取得する。
【0081】
グループ割合決定部104は、スケジュール情報取得部103によって取得されたスケジュール情報に応じて、複数の表示物に割り当てる第1グループ及び第2グループの割合を決定する。
【0082】
割合決定ルール記憶部122は、提示対象ユーザのスケジュール情報に応じて決まる複数の時間帯と、複数の表示物に割り当てる第1グループ及び第2グループの割合とを対応付けた割合決定ルールを予め記憶する。
【0083】
図3は、本実施の形態1における割合決定ルール記憶部122に記憶される割合決定ルールの一例を示す図である。
【0084】
図3に示すように、仕事開始予定時刻から仕事終了予定時刻の所定時間前までの第1時間帯には、複数の表示物の全て(100%)が第1グループに割り当てられる。すなわち、複数の表示物のうちの全ての表示物の表示態様が、第1グループに属する複数のユーザの第1ユーザ状況に応じて決定される。
【0085】
また、仕事終了予定時刻の所定時間前から仕事終了予定時刻までの第2時間帯には、複数の表示物の50%が第1グループに割り当てられ、複数の表示物の残りの50%が第2グループに割り当てられる。すなわち、複数の表示物のうちの半分の表示物の表示態様が、第1グループに属する複数のユーザの第1ユーザ状況に応じて決定され、複数の表示物のうちの残りの半分の表示物の表示態様が、第2グループに属する複数のユーザの第2ユーザ状況に応じて決定される。
【0086】
また、仕事終了予定時刻から所定時間後までの第3時間帯には、複数の表示物の全て(100%)が第2グループに割り当てられる。すなわち、複数の表示物のうちの全ての表示物の表示態様が、第2グループに属する複数のユーザの第2ユーザ状況に応じて決定される。
【0087】
グループ割合決定部104は、スケジュール情報に応じて第1時間帯、第1時間帯後の第2時間帯及び第2時間帯後の第3時間帯を決定する。例えば、スケジュール情報に含まれる仕事開始予定時刻が8時であり、スケジュール情報に含まれる仕事終了予定時刻が18時である場合、グループ割合決定部104は、仕事開始予定時刻から仕事終了予定時刻の2時間前までの8時から16時までを第1時間帯に決定する。また、この場合、グループ割合決定部104は、仕事終了予定時刻の2時間前から仕事終了予定時刻までの16時から18時までを第2時間帯に決定する。また、この場合、グループ割合決定部104は、仕事終了予定時刻から5時間後までの18時から23時までを第3時間帯に決定する。
【0088】
グループ割合決定部104は、現在時刻が第1時間帯である場合、第1グループの割合を第2グループの割合より大きくする。すなわち、グループ割合決定部104は、現在時刻が第1時間帯である場合、割合決定ルール記憶部122に記憶されている割合決定ルールを参照し、第1グループの割合を100%にし、第2グループの割合を0%にする。
【0089】
また、グループ割合決定部104は、現在時刻が第2時間帯である場合、割合決定ルール記憶部122に記憶されている割合決定ルールを参照し、第1グループの割合及び第2グループの割合を50%にする。
【0090】
また、グループ割合決定部104は、現在時刻が第3時間帯である場合、第2グループの割合を第1グループの割合より大きくする。すなわち、グループ割合決定部104は、現在時刻が第3時間帯である場合、割合決定ルール記憶部122に記憶されている割合決定ルールを参照し、第2グループの割合100%にし、第1グループの割合を0%にする。
【0091】
なお、本実施の形態1において、グループ割合決定部104は、現在時刻が第1時間帯である場合、第1グループの割合を100%にしているが、本開示は特にこれに限定されず、第1グループの割合を第2グループの割合より大きくすればよい。例えば、グループ割合決定部104は、現在時刻が第1時間帯である場合、第1グループの割合を90%にし、第2グループの割合を10%にしてもよい。
【0092】
また、グループ割合決定部104は、現在時刻が第3時間帯である場合、第2グループの割合を100%にしているが、本開示は特にこれに限定されず、第2グループの割合を第1グループの割合より大きくすればよい。例えば、グループ割合決定部104は、現在時刻が第3時間帯である場合、第2グループの割合を90%にし、第1グループの割合を10%にしてもよい。
【0093】
表示態様決定部105は、グループ割合決定部104によって決定された割合に応じて第1グループに割り当てられた複数の第1表示物それぞれの表示態様を、第1ユーザ状況取得部102によって取得された複数の第1ユーザ状況に基づいて決定するとともに、グループ割合決定部104によって決定された割合に応じて第2グループに割り当てられた複数の第2表示物それぞれの表示態様を、第1ユーザ状況取得部102によって取得された複数の第2ユーザ状況に基づいて決定する。
【0094】
複数の表示物は、それぞれ輝度を調節可能である。表示態様決定部105は、複数の第1表示物のうちの所定値以上の輝度で表示させる第1表示物を、取得した複数の第1ユーザ状況に基づいて決定するとともに、複数の第2表示物のうちの所定値以上の輝度で表示させる第2表示物を、取得した複数の第2ユーザ状況に基づいて決定する。
【0095】
例えば、表示態様決定部105は、グループ割合決定部104によって第1グループの割合が100%に決定された場合、複数の第1ユーザ状況のうちの仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数に応じて、全ての複数の表示物(第1表示物)のうちの所定値以上の輝度で表示させる表示物を決定する。複数の表示物の数と、第1グループに属する複数のユーザの数とが同じである場合、表示態様決定部105は、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数に合わせて、所定値以上の輝度で表示させる表示物の数を決定する。
【0096】
また、例えば、表示態様決定部105は、グループ割合決定部104によって第1グループの割合が50%に決定され、第2グループの割合が50%に決定された場合、複数の第1ユーザ状況のうちの仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数に応じて、全ての表示物の半分の第1表示物のうちの所定値以上の輝度で表示させる第1表示物を決定し、複数の第2ユーザ状況のうちのユーザが勤務時間以外に行われる所定の行動を行っていることを示す第2ユーザ状況の数に応じて、全ての表示物の半分の第2表示物のうちの所定値以上の輝度で表示させる第2表示物を決定する。このとき、表示態様決定部105は、第1表示物の色と第2表示物の色とを異ならせる。
【0097】
また、例えば、表示態様決定部105は、グループ割合決定部104によって第2グループの割合が100%に決定された場合、複数の第2ユーザ状況のうちのユーザが勤務時間以外に行われる所定の行動を行っていることを示す第2ユーザ状況の数に応じて、全ての複数の表示物(第2表示物)のうちの所定値以上の輝度で表示させる表示物を決定する。複数の表示物の数と、第2グループに属する複数のユーザの数とが同じである場合、表示態様決定部105は、ユーザが勤務時間以外に行われる所定の行動を行っていることを示す第2ユーザ状況の数に合わせて、所定値以上の輝度で表示させる表示物の数を決定する。
【0098】
また、第1グループに属する複数のユーザの数が複数の第1表示物の数よりも多い場合、複数の第1表示物のうちの1つの第1表示物の表示態様は、第1グループに属する複数のユーザのうちの2人以上のユーザの第1ユーザ状況に基づいて決定されてもよい。同様に、第2グループに属する複数のユーザの数が複数の第2表示物の数よりも多い場合、複数の第2表示物のうちの1つの第2表示物の表示態様は、第2グループに属する複数のユーザのうちの2人以上のユーザの第2ユーザ状況に基づいて決定されてもよい。
【0099】
また、1つの第1表示物又は1つの第2表示物の表示態様が、複数のユーザの第1ユーザ状況又は第2ユーザ状況に基づいて決定される場合、表示態様決定部105は、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数又はユーザが勤務時間以外に行われる所定の行動を行っていることを示す第2ユーザ状況の数に応じて、1つの第1表示物又は1つの第2表示物の輝度を変化させてもよい。例えば、1つの第1表示物の表示態様が、4人のユーザの第1ユーザ状況に基づいて決定される場合、表示態様決定部105は、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数が4つであれば、対応する第1表示物の輝度を100%に決定してもよい。また、表示態様決定部105は、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数が3つであれば、対応する第1表示物の輝度を75%に決定してもよい。表示態様決定部105は、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数が2つであれば、対応する第1表示物の輝度を50%に決定してもよい。表示態様決定部105は、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数が1つであれば、対応する第1表示物の輝度を25%に決定してもよい。
【0100】
このように、仕事中のユーザの人数に応じて、第1表示物の輝度を変化させることにより、提示対象ユーザは、第1表示物の輝度の変化を確認することにより、仕事中の他のユーザの人数を認識することができる。
【0101】
また、第1グループに属する複数のユーザの数が複数の第1表示物の数よりも少ない場合、複数の第1表示物のうちの2以上の第1表示物の表示態様は、第1グループに属する複数のユーザのうちの1人のユーザの第1ユーザ状況に基づいて決定されてもよい。同様に、第2グループに属する複数のユーザの数が複数の第2表示物の数よりも少ない場合、複数の第2表示物のうちの2以上の第2表示物の表示態様は、第2グループに属する複数のユーザのうちの1人のユーザの第2ユーザ状況に基づいて決定されてもよい。これらの場合、2以上の第1表示物は、同時に表示されてもよく、2以上の第2表示物は、同時に表示されてもよい。また、2以上の第1表示物は、それぞれ遅延して表示されてもよく、2以上の第2表示物は、それぞれ遅延して表示されてもよい。
【0102】
また、第1グループに属する複数のユーザの人数が少ない場合、表示物の表示態様の変化がユーザの特定に繋がるおそれがある。そこで、表示態様決定部105は、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数が減少した時点で、表示物の表示態様を変更するのではなく、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数が減少した時点から所定時間が経過するまでに、表示物の表示態様を徐々に変更してもよい。
【0103】
また、表示態様決定部105は、グループの種類に応じて、1つの第1表示物又は1つの第2表示物に対応付ける第1ユーザ状況の数又は第2ユーザ状況の数を変化させてもよい。例えば、表示態様決定部105は、1つの第1表示物には複数の第1ユーザ状況を対応付け、1つの第2表示物には1つの第2ユーザ状況を対応付けてもよい。また、提示対象ユーザと面識のあるユーザが第1グループ又は第2グループに属している場合、表示態様決定部105は、1つの第1表示物又は第2表示物には複数の第1ユーザ状況又は複数の第2ユーザ状況を対応付けてもよい。この場合、ユーザ情報は、ユーザ同士の面識の有無を示す情報を含んでもよい。
【0104】
出力部106は、表示態様決定部105によって決定された表示態様により複数の第1表示物及び複数の第2表示物を表示させるための設定情報を出力する。出力部106は、通信部13を介して設定情報をユーザ端末2へ出力する。通信部13は、設定情報をユーザ端末2へ送信する。
【0105】
なお、本実施の形態1では、サーバ1のプロセッサ11により、グループ決定部101、第1ユーザ状況取得部102、スケジュール情報取得部103、グループ割合決定部104、表示態様決定部105及び出力部106が実現され、サーバ1のメモリ12により、ユーザ情報記憶部121及び割合決定ルール記憶部122が実現されるが、本開示は特にこれに限定されず、ユーザ端末2のプロセッサ21により、グループ決定部101、第1ユーザ状況取得部102、スケジュール情報取得部103、グループ割合決定部104、表示態様決定部105及び出力部106が実現され、ユーザ端末2のメモリ22により、ユーザ情報記憶部121及び割合決定ルール記憶部122が実現されてもよい。
【0106】
また、出力部106は、提示対象ユーザの状況又はスケジュール情報に応じた複数の表示物に割り当てる第1グループ及び第2グループの割合と、第1グループに属する複数のユーザの状況に基づく第1グループに割り当てられた複数の第1表示物それぞれの表示態様と、第2グループに属する複数のユーザの状況に基づく第2グループに割り当てられた複数の第2表示物それぞれの表示態様とを出力してもよい。すなわち、出力部106は、通信部13を介して、第1グループ及び第2グループの割合と、複数の第1表示物それぞれの表示態様と、複数の第2表示物それぞれの表示態様とをユーザ端末2へ出力してもよい。
【0107】
ユーザ端末2の通信部24は、第1グループ及び第2グループの割合と、複数の第1表示物それぞれの表示態様と、複数の第2表示物それぞれの表示態様とをサーバ1から受信してもよい。プロセッサ21は、通信部24によって受信された、第1グループ及び第2グループの割合と、複数の第1表示物それぞれの表示態様と、複数の第2表示物それぞれの表示態様とに従って表示装置25に表示される複数のオブジェクト画像の表示態様を制御してもよい。
【0108】
続いて、本開示の実施の形態1におけるサーバ1による情報提示処理について説明する。
【0109】
図4は、本開示の実施の形態1におけるサーバ1による情報提示処理について説明するためのフローチャートである。
【0110】
まず、ステップS1において、グループ決定部101は、ユーザ情報記憶部121に記憶されている提示対象ユーザのユーザ情報を参照し、提示対象ユーザの仕事に関する属性に基づいて、第1グループに属する複数のユーザを決定するとともに、提示対象ユーザの勤務時間以外に行われる所定の行動に基づいて、第2グループに属する複数のユーザを決定する。
【0111】
次に、ステップS2において、第1ユーザ状況取得部102は、第1グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第1ユーザ状況と、第1グループとは異なる第2グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第2ユーザ状況とを取得する。
【0112】
なお、本実施の形態1では、グループ決定部101が、第1グループに属する複数のユーザを決定するとともに、第2グループに属する複数のユーザを決定した後、第1ユーザ状況取得部102が、第1グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第1ユーザ状況と、第1グループとは異なる第2グループに属する複数のユーザそれぞれの状況を示す第2ユーザ状況とを取得しているが、本開示は特にこれに限定されず、第1ユーザ状況取得部102が、複数のユーザそれぞれの状況を示すユーザ状況を取得した後、グループ決定部101が、第1グループに属する複数のユーザを決定するとともに、第2グループに属する複数のユーザを決定してもよい。
【0113】
次に、ステップS3において、スケジュール情報取得部103は、ユーザ情報記憶部121から提示対象ユーザのスケジュール情報を取得する。
【0114】
次に、ステップS4において、グループ割合決定部104は、スケジュール情報取得部103によって取得されたスケジュール情報に応じて、複数の表示物に割り当てる第1グループ及び第2グループの割合を決定する。
【0115】
次に、ステップS5において、表示態様決定部105は、グループ割合決定部104によって決定された割合に応じて第1グループに割り当てられた複数の第1表示物それぞれの表示態様を、第1ユーザ状況取得部102によって取得された複数の第1ユーザ状況に基づいて決定するとともに、グループ割合決定部104によって決定された割合に応じて第2グループに割り当てられた複数の第2表示物それぞれの表示態様を、第1ユーザ状況取得部102によって取得された複数の第2ユーザ状況に基づいて決定する。
【0116】
次に、ステップS6において、出力部106は、表示態様決定部105によって決定された表示態様により複数の第1表示物及び複数の第2表示物を表示させるための設定情報を出力する。
【0117】
このように、提示対象ユーザのスケジュール情報に応じて、複数の表示物に割り当てる第1グループ及び第2グループの割合が決定され、決定された割合に応じて第1グループに割り当てられた複数の第1表示物それぞれの表示態様が、第1グループに属する複数のユーザの複数の第1ユーザ状況に基づいて決定されるとともに、決定された割合に応じて第2グループに割り当てられた複数の第2表示物それぞれの表示態様が、第2グループに属する複数のユーザの複数の第2ユーザ状況に基づいて決定され、決定された表示態様により複数の第1表示物及び複数の第2表示物が表示される。
【0118】
したがって、提示対象ユーザは、表示された複数の第1表示物及び複数の第2表示物の表示態様を確認することにより、第1グループに属する複数のユーザの状況及び第2グループに属する複数のユーザの状況を知ることができるので、他のユーザを個別に特定することなく、提示対象ユーザに他のユーザの状況を提示することができる。
【0119】
図5は、本実施の形態1において、第1時間帯に表示装置25に表示される複数の表示物の一例を示す図であり、図6は、本実施の形態1において、第2時間帯に表示装置25に表示される複数の表示物の一例を示す図であり、図7は、本実施の形態1において、第3時間帯に表示装置25に表示される複数の表示物の一例を示す図である。
【0120】
表示装置25は、提示対象ユーザに他のユーザの状況を提示するためのユーザ状況提示画面を表示する。ユーザ状況提示画面には、木を模した木オブジェクト画像311と、果実を模した複数の果実オブジェクト画像312とが表示される。図5図7に示す例では、30個の果実オブジェクト画像312が表示されている。複数の果実オブジェクト画像312は、複数の表示物の一例であり、複数のユーザの状況を表している。
【0121】
図5に示すように、例えば、8時から16時までの第1時間帯は、複数の果実オブジェクト画像312に割り当てる第1グループの割合が100%に決定されている。そのため、第1グループに属する複数のユーザの第1ユーザ状況に基づいて、複数の果実オブジェクト画像312の表示態様が決定される。例えば、第1グループに属している30人のユーザの状況が30個の果実オブジェクト画像312それぞれに対応付けられている場合、表示態様決定部105は、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数に合わせて、果実オブジェクト画像312を赤色で表示する。仕事中であるユーザに対応する果実オブジェクト画像312は、赤色で表示され、仕事中ではないユーザに対応する果実オブジェクト画像312は、白色で表示される。図5では、第1グループに属する30人のうち、27人のユーザが仕事中であるので、27個の果実オブジェクト画像312が赤色で表示され、3個の果実オブジェクト画像312が白色で表示されている。
【0122】
8時から16時までの第1時間帯では、第1グループに属するほぼ全てのユーザは、仕事中であるので、ほぼ全ての果実オブジェクト画像312が赤色で表示される。提示対象ユーザは、表示装置25に表示される果実オブジェクト画像312の数を確認することにより、現在何人の他のユーザが仕事をしているのかを確認することができる。
【0123】
なお、本実施の形態1では、表示態様決定部105は、仕事中ではないユーザに対応する果実オブジェクト画像312を白色で表示しているが、本開示は特にこれに限定されず、仕事中ではないユーザに対応する果実オブジェクト画像312を表示させなくてもよい。また、表示態様決定部105は、仕事中ではないユーザに対応する果実オブジェクト画像312を、仕事中であるユーザに対応する果実オブジェクト画像312の色(例えば、赤色)及びが勤務時間以外に所定の行動を行っているユーザに対応する果実オブジェクト画像312の色(例えば、緑色)とは異なる色(例えば、黒色)で表示してもよい。
【0124】
また、図6に示すように、例えば、16時から18時までの第2時間帯は、複数の果実オブジェクト画像312に割り当てる第1グループの割合が50%に決定され、第2グループの割合が50%に決定されている。そのため、左側の半数の果実オブジェクト画像312の表示態様が、第1グループに属する複数のユーザの第1ユーザ状況に基づいて決定され、右側の残りの半数の果実オブジェクト画像312の表示態様が、第2グループに属する複数のユーザの第2ユーザ状況に基づいて決定される。
【0125】
例えば、第1グループに属している30人のユーザの状況が左側の15個の果実オブジェクト画像312それぞれに対応付けられている場合、表示態様決定部105は、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数に合わせて、果実オブジェクト画像312を赤色で表示する。仕事中であるユーザに対応する果実オブジェクト画像312は、赤色で表示され、仕事中ではないユーザに対応する果実オブジェクト画像312は、白色で表示される。
【0126】
なお、図6では、1個の果実オブジェクト画像312に対して2人のユーザの第1ユーザ状況が対応付けられている。そのため、2人のユーザの少なくとも一方の第1ユーザ状況が仕事中であることを示していれば、対応する果実オブジェクト画像312は赤色で表示され、2人のユーザの第1ユーザ状況がともに仕事中でないことを示していれば、対応する果実オブジェクト画像312は白色で表示される。図6では、第1グループに属する30人のユーザのうち、20人のユーザが仕事中であるので、10個の果実オブジェクト画像312が赤色で表示され、5個の果実オブジェクト画像312が白色で表示されている。
【0127】
また、例えば、第2グループに属している30人のユーザの状況が右側の15個の果実オブジェクト画像312それぞれに対応付けられている場合、表示態様決定部105は、ユーザが勤務時間以外に所定の行動を行っていることを示す第2ユーザ状況の数に合わせて、果実オブジェクト画像312を緑色で表示する。所定の行動は、例えば、ランニングである。ランニングを行っているユーザに対応する果実オブジェクト画像312は、緑色で表示され、ランニングを行っていないユーザに対応する果実オブジェクト画像312は、白色で表示される。
【0128】
なお、図6では、1個の果実オブジェクト画像312に対して2人のユーザの第2ユーザ状況が対応付けられている。そのため、2人のユーザの少なくとも一方の第2ユーザ状況がランニングを行っていることを示していれば、対応する果実オブジェクト画像312は緑色で表示され、2人のユーザの第2ユーザ状況がともにランニングを行っていないことを示していれば、対応する果実オブジェクト画像312は白色で表示される。図6では、第2グループに属する30人のユーザのうち、16人のユーザがランニングを行っているので、8個の果実オブジェクト画像312が赤色で表示され、7個の果実オブジェクト画像312が白色で表示されている。
【0129】
16時から18時までの第2時間帯では、第1グループに属する複数のユーザの中には、仕事を終えるユーザもいるので、左側の15個の果実オブジェクト画像312のうち、赤色の果実オブジェクト画像312が徐々に減少するとともに、白色の果実オブジェクト画像312が徐々に増加する。一方、第2時間帯では、第2グループに属する複数のユーザの中には、ランニングを開始するユーザもいるので、右側の15個の果実オブジェクト画像312のうち、緑色の果実オブジェクト画像312が徐々に増加するとともに、白色の果実オブジェクト画像312が徐々に減少する。
【0130】
提示対象ユーザは、表示装置25に表示される赤色の果実オブジェクト画像312の数を確認することにより、現在何人の他のユーザが仕事をしているのかを確認することができる。また、提示対象ユーザは、表示装置25に表示される緑色の果実オブジェクト画像312の数を確認することにより、現在何人の他のユーザが勤務時間以外に所定の行動を行っているのかを確認することができる。
【0131】
なお、本実施の形態1では、表示態様決定部105は、勤務時間以外に所定の行動を行っていないユーザに対応する果実オブジェクト画像312を白色で表示しているが、本開示は特にこれに限定されず、勤務時間以外に所定の行動を行っていないユーザに対応する果実オブジェクト画像312を表示させなくてもよい。また、表示態様決定部105は、勤務時間以外に所定の行動を行っていないユーザに対応する果実オブジェクト画像312を、仕事中であるユーザに対応する果実オブジェクト画像312の色(例えば、赤色)及びが勤務時間以外に所定の行動を行っているユーザに対応する果実オブジェクト画像312の色(例えば、緑色)とは異なる色(例えば、黒色)で表示してもよい。
【0132】
また、本実施の形態1では、表示態様決定部105は、2人のユーザの少なくとも一方の第1ユーザ状況が仕事中であることを示していれば、対応する果実オブジェクト画像312を赤色で表示しているが、本開示は特にこれに限定されず、2人のユーザの第1ユーザ状況がともに仕事中であることを示していれば、対応する果実オブジェクト画像312を100%の輝度で表示し、2人のユーザの第1ユーザ状況の一方が仕事中であることを示していれば、対応する果実オブジェクト画像312を50%の輝度で表示してもよい。同様に、表示態様決定部105は、2人のユーザの第2ユーザ状況がともにランニング中であることを示していれば、対応する果実オブジェクト画像312を100%の輝度で表示し、2人のユーザの第2ユーザ状況の一方がランニング中であることを示していれば、対応する果実オブジェクト画像312を50%の輝度で表示してもよい。
【0133】
また、図7に示すように、例えば、18時から23時までの第3時間帯は、複数の果実オブジェクト画像312に割り当てる第2グループの割合が100%に決定されている。そのため、第2グループに属する複数のユーザの第2ユーザ状況に基づいて、複数の果実オブジェクト画像312の表示態様が決定される。例えば、第2グループに属している30人のユーザの状況が30個の果実オブジェクト画像312それぞれに対応付けられている場合、表示態様決定部105は、ユーザが勤務時間以外に所定の行動を行っていることを示す第2ユーザ状況の数に合わせて、果実オブジェクト画像312を緑色で表示する。所定の行動は、例えば、ランニングである。ランニングを行っているユーザに対応する果実オブジェクト画像312は、緑色で表示され、ランニングを行っていないユーザに対応する果実オブジェクト画像312は、白色で表示される。図7では、第2グループに属する30人のユーザのうち、24人のユーザがランニングを行っているので、24個の果実オブジェクト画像312が緑色で表示され、6個の果実オブジェクト画像312が白色で表示されている。
【0134】
18時から23時までの第3時間帯では、第2グループに属する多くのユーザは、ランニングを行っているので、多くの果実オブジェクト画像312が緑色で表示される。提示対象ユーザは、表示装置25に表示される果実オブジェクト画像312の数を確認することにより、現在何人の他のユーザがランニングを行っているのかを確認することができる。
【0135】
このように、提示対象ユーザは、現在時刻が仕事終了予定時刻に近づくにつれて、徐々に他のユーザが仕事を終えるのを確認することができるとともに、徐々に他のユーザが勤務時間以外の所定の行動を行うのを確認することができる。
【0136】
なお、図6に示す例では、左側の15個の果実オブジェクト画像312が第1ユーザ状況に対応付けられ、右側の15個の果実オブジェクト画像312が第2ユーザ状況に対応付けられているが、本開示は特にこれに限定されず、30個の果実オブジェクト画像312のうちのランダムに選択した15個の果実オブジェクト画像312が第1ユーザ状況に対応付けられ、残りの15個の果実オブジェクト画像312が第2ユーザ状況に対応付けられてもよい。
【0137】
また、1個の果実オブジェクト画像312が、1人のユーザの第1ユーザ状況又は第2ユーザ状況と対応付けられている場合、果実オブジェクト画像312と第1ユーザ状況又は第2ユーザ状況との対応付けはランダムに変更されてもよい。
【0138】
また、表示される複数の果実オブジェクト画像312の数は、予め固定されていてもよいし、第1グループ又は第2グループに属する複数のユーザの人数に合わせて変更されてもよい。例えば、第1グループに属する複数のユーザの人数が30人であれば、30個の果実オブジェクト画像312が表示され、第1グループに属する複数のユーザの人数が15人であれば、15個の果実オブジェクト画像312が表示されてもよい。
【0139】
また、本実施の形態1では、複数の表示物は、画面上にそれぞれ表示される複数のオブジェクト画像を含むが、本開示は特にこれに限定されず、本実施の形態1の変形例では、複数の表示物は、それぞれ個別に点灯制御可能な複数の発光ダイオードを含んでもよい。
【0140】
図8は、本実施の形態1の変形例において、第1時間帯に表示装置25Aに表示される複数の表示物の一例を示す図である。
【0141】
表示装置25Aは、木を模した本体411と、本体411の表面に取り付けられた果実を模した複数の発光ダイオード412とを備える。複数の発光ダイオード412は、それぞれ個別に点灯制御可能である。図8に示す例では、30個の発光ダイオード412が本体411に取り付けられている。複数の発光ダイオード412は、複数の表示物の一例であり、複数のユーザの状況を表している。
【0142】
表示装置25Aは、ユーザ端末2に接続されている。ユーザ端末2のプロセッサ21は、サーバ1から受信した設定情報に応じて、表示装置25Aの各発光ダイオード412の点灯を制御する。なお、1個の発光ダイオード412は、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードを含んでもよい。これにより、発光ダイオード412は、複数の色で点灯することが可能となる。なお、発光ダイオード412は、単色の発光ダイオードであってもよい。
【0143】
図8に示すように、例えば、8時から16時までの第1時間帯は、複数の発光ダイオード412に割り当てる第1グループの割合が100%に決定されている。そのため、第1グループに属する複数のユーザの第1ユーザ状況に基づいて、複数の発光ダイオード412の表示態様が決定される。例えば、第1グループに属している30人のユーザの状況が30個の発光ダイオード412それぞれに対応付けられている場合、表示態様決定部105は、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数に合わせて、発光ダイオード412を赤色で点灯させる。仕事中であるユーザに対応する発光ダイオード412は、赤色で点灯され、仕事中ではないユーザに対応する発光ダイオード412は、点灯されない。図8では、第1グループに属する30人のうち、27人のユーザが仕事中であるので、27個の発光ダイオード412が赤色で点灯され、3個の発光ダイオード412が点灯されていない。
【0144】
また、例えば、16時から18時までの第2時間帯は、複数の発光ダイオード412に割り当てる第1グループの割合が50%に決定され、第2グループの割合が50%に決定されている。そのため、左側の半数の発光ダイオード412の表示態様が、第1グループに属する複数のユーザの第1ユーザ状況に基づいて決定され、右側の残りの半数の発光ダイオード412の表示態様が、第2グループに属する複数のユーザの第2ユーザ状況に基づいて決定される。
【0145】
例えば、第1グループに属している30人のユーザの状況が左側の15個の発光ダイオード412それぞれに対応付けられている場合、表示態様決定部105は、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数に合わせて、発光ダイオード412を赤色で点灯させる。仕事中であるユーザに対応する発光ダイオード412は、赤色で点灯され、仕事中ではないユーザに対応する発光ダイオード412は、点灯されない。
【0146】
なお、1個の発光ダイオード412に対して2人のユーザの第1ユーザ状況が対応付けられている場合、2人のユーザの少なくとも一方の第1ユーザ状況が仕事中であることを示していれば、対応する発光ダイオード412は赤色で点灯され、2人のユーザの第1ユーザ状況がともに仕事中でないことを示していれば、対応する発光ダイオード412は点灯されない。第1グループに属する30人のユーザのうち、20人のユーザが仕事中である場合、10個の発光ダイオード412が赤色で表示され、5個の発光ダイオード412が点灯されない。
【0147】
また、例えば、第2グループに属している30人のユーザの状況が右側の15個の発光ダイオード412それぞれに対応付けられている場合、表示態様決定部105は、ユーザが勤務時間以外に所定の行動を行っていることを示す第2ユーザ状況の数に合わせて、発光ダイオード412を緑色で表示する。所定の行動は、例えば、ランニングである。ランニングを行っているユーザに対応する発光ダイオード412は、緑色で点灯され、ランニングを行っていないユーザに対応する発光ダイオード412は、点灯されない。
【0148】
なお、1個の発光ダイオード412に対して2人のユーザの第2ユーザ状況が対応付けられている場合、2人のユーザの少なくとも一方の第2ユーザ状況がランニングを行っていることを示していれば、対応する発光ダイオード412は緑色で点灯され、2人のユーザの第2ユーザ状況がともにランニングを行っていないことを示していれば、対応する発光ダイオード412は点灯されない。第2グループに属する30人のユーザのうち、16人のユーザがランニングを行っている場合、8個の発光ダイオード412が赤色で点灯され、7個の発光ダイオード412が点灯されない。
【0149】
なお、本実施の形態1の変形例では、表示態様決定部105は、仕事中ではないことを示す第1ユーザ状況に対応する発光ダイオード412及び勤務時間以外に所定の行動を行っていないことを示す第2ユーザ状況に対応する発光ダイオード412を点灯させていないが、本開示は特にこれに限定されず、発光ダイオード412を赤色及び緑色とは異なる他の色で点灯させてもよい。
【0150】
また、本実施の形態1では、表示態様決定部105は、2人のユーザの少なくとも一方の第1ユーザ状況が仕事中であることを示していれば、対応する発光ダイオード412を赤色で点灯させているが、本開示は特にこれに限定されず、2人のユーザの第1ユーザ状況がともに仕事中であることを示していれば、対応する発光ダイオード412を100%の輝度で点灯させ、2人のユーザの第1ユーザ状況の一方が仕事中であることを示していれば、対応する発光ダイオード412を50%の輝度で点灯させてもよい。
【0151】
また、例えば、18時から23時までの第3時間帯は、複数の発光ダイオード412に割り当てる第2グループの割合が100%に決定されている。そのため、第2グループに属する複数のユーザの第2ユーザ状況に基づいて、複数の発光ダイオード412の表示態様が決定される。例えば、第2グループに属している30人のユーザの状況が30個の発光ダイオード412それぞれに対応付けられている場合、表示態様決定部105は、ユーザが勤務時間以外に所定の行動を行っていることを示す第2ユーザ状況の数に合わせて、発光ダイオード412を緑色で点灯させる。所定の行動は、例えば、ランニングである。ランニングを行っているユーザに対応する発光ダイオード412は、緑色で点灯され、ランニングを行っていないユーザに対応する発光ダイオード412は、点灯されない。第2グループに属する30人のユーザのうち、24人のユーザがランニングを行っている場合、24個の発光ダイオード412が緑色で点灯され、6個の発光ダイオード412が点灯されない。
【0152】
なお、図8に示す例では、左側の15個の発光ダイオード412が第1ユーザ状況に対応付けられ、右側の15個の発光ダイオード412が第2ユーザ状況に対応付けられているが、本開示は特にこれに限定されず、30個の発光ダイオード412のうちのランダムに選択した15個の発光ダイオード412が第1ユーザ状況に対応付けられ、残りの15個の発光ダイオード412が第2ユーザ状況に対応付けられてもよい。
【0153】
(実施の形態2)
実施の形態1では、スケジュール情報に応じて、複数の表示物に割り当てる第1グループ及び第2グループの割合が決定されるが、実施の形態2では、提示対象ユーザの状況を示す第3ユーザ状況に応じて、複数の表示物に割り当てる第1グループ及び第2グループの割合が決定される。
【0154】
図9は、本開示の実施の形態2におけるサーバ1Aの構成の一例を示す図である。なお、実施の形態2における情報提示システム及びユーザ端末の構成は、実施の形態1における情報提示システム及びユーザ端末の構成と同じである。
【0155】
図9に示すサーバ1Aは、プロセッサ11A、メモリ12A及び通信部13を備える。なお、本実施の形態2において、実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
【0156】
プロセッサ11Aにより、グループ決定部101、第1ユーザ状況取得部102、グループ割合決定部104A、表示態様決定部105、出力部106及び第2ユーザ状況取得部107が実現される。
【0157】
メモリ12Aにより、ユーザ情報記憶部121及び割合決定ルール記憶部122Aが実現される。
【0158】
第2ユーザ状況取得部107は、表示装置25によって他のユーザの状況を提示する提示対象ユーザの状況を示す第3ユーザ状況を取得する。ユーザ端末2の通信部24は、提示対象ユーザの状況を示す第3ユーザ状況をサーバ1へ送信する。通信部13は、提示対象ユーザが利用するユーザ端末2から第3ユーザ状況を受信する。第2ユーザ状況取得部107は、通信部13から第3ユーザ状況を取得する。第3ユーザ状況は、提示対象ユーザが仕事中であるか否か、又は提示対象ユーザが勤務時間以外に行われる所定の行動を行っているか否かを示す。
【0159】
なお、本実施の形態2において、通信部13は、ユーザ端末2から第3ユーザ状況を受信しているが、本開示は特にこれに限定されず、ユーザ端末2から第3ユーザ状況を収集した別の装置から第3ユーザ状況を受信してもよい。例えば、管理サーバが、ユーザの出退勤に関する情報を管理する場合、通信部13は、管理サーバから第3ユーザ状況を受信してもよい。
【0160】
グループ割合決定部104Aは、第2ユーザ状況取得部107によって取得された第3ユーザ状況に応じて、複数の表示物に割り当てる第1グループ及び第2グループの割合を決定する。
【0161】
割合決定ルール記憶部122Aは、提示対象ユーザの第3ユーザ状況に応じて決まる割合条件と、複数の表示物に割り当てる第1グループ及び第2グループの割合とを対応付けた割合決定ルールを予め記憶する。
【0162】
図10は、本実施の形態2における割合決定ルール記憶部122Aに記憶される割合決定ルールの一例を示す図である。
【0163】
図10に示すように、第1割合条件には、複数の表示物の全て(100%)が第1グループに割り当てられる。第1割合条件は、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第1割合より多いことである。第1割合は、例えば、70%である。第3ユーザ状況及び第1ユーザ状況が第1割合条件を満たす場合、すなわち、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第1割合より多い場合、複数の表示物のうちの全ての表示物の表示態様が、第1グループに属する複数のユーザの第1ユーザ状況に応じて決定される。
【0164】
また、第2割合条件には、複数の表示物の50%が第1グループに割り当てられ、複数の表示物の残りの50%が第2グループに割り当てられる。第2割合条件は、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第2割合より多く第1割合以下であることである。第2割合は、例えば、30%である。第3ユーザ状況及び第1ユーザ状況が第2割合条件を満たす場合、すなわち、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第2割合より多く第1割合以下である場合、複数の表示物のうちの半分の表示物の表示態様が、第1グループに属する複数のユーザの第1ユーザ状況に応じて決定され、複数の表示物のうちの残りの半分の表示物の表示態様が、第2グループに属する複数のユーザの第2ユーザ状況に応じて決定される。
【0165】
また、第3割合条件には、複数の表示物の全て(100%)が第2グループに割り当てられる。第3割合条件は、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第2割合以下であることである。第3ユーザ状況及び第1ユーザ状況が第3割合条件を満たす場合、すなわち、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第2割合以下である場合、複数の表示物のうちの全ての表示物の表示態様が、第2グループに属する複数のユーザの第2ユーザ状況に応じて決定される。
【0166】
グループ割合決定部104Aは、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第1割合(70%)より多い場合、第1グループの割合を第2グループの割合より大きくする。すなわち、グループ割合決定部104Aは、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第1割合(70%)より多い場合、割合決定ルール記憶部122Aに記憶されている割合決定ルールを参照し、第1グループの割合を100%にし、第2グループの割合を0%にする。
【0167】
また、グループ割合決定部104Aは、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第2割合(30%)より多く第1割合(70%)以下である場合、割合決定ルール記憶部122Aに記憶されている割合決定ルールを参照し、第1グループの割合及び第2グループの割合を50%にする。
【0168】
また、グループ割合決定部104Aは、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第2割合(30%)以下である場合、第2グループの割合を第1グループの割合より大きくする。すなわち、グループ割合決定部104Aは、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第2割合(30%)以下である場合、割合決定ルール記憶部122Aに記憶されている割合決定ルールを参照し、第2グループの割合100%にし、第1グループの割合を0%にする。
【0169】
なお、本実施の形態2において、グループ割合決定部104Aは、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第1割合(70%)より多い場合、第1グループの割合を100%にしているが、本開示は特にこれに限定されず、第1グループの割合を第2グループの割合より大きくすればよい。例えば、グループ割合決定部104Aは、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第1割合(70%)より多い場合、第1グループの割合を90%にし、第2グループの割合を10%にしてもよい。
【0170】
また、グループ割合決定部104Aは、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第2割合(30%)以下である場合、第2グループの割合を100%にしているが、本開示は特にこれに限定されず、第2グループの割合を第1グループの割合より大きくすればよい。例えば、グループ割合決定部104Aは、第3ユーザ状況が仕事中であることを示し、且つ取得した複数の第1ユーザ状況が仕事中であることを示すユーザの人数が第1グループに属する全てのユーザの人数の第2割合(30%)以下である場合、第2グループの割合を90%にし、第1グループの割合を10%にしてもよい。
【0171】
続いて、本開示の実施の形態2におけるサーバ1Aによる情報提示処理について説明する。
【0172】
図11は、本開示の実施の形態2におけるサーバ1Aによる情報提示処理について説明するためのフローチャートである。
【0173】
ステップS11及びステップS12の処理は、図4に示すステップS1及びステップS2の処理と同じであるので、説明を省略する。
【0174】
次に、ステップS13において、第2ユーザ状況取得部107は、提示対象ユーザの状況を示す第3ユーザ状況を取得する。
【0175】
次に、ステップS14において、グループ割合決定部104Aは、第2ユーザ状況取得部107によって取得された第3ユーザ状況に応じて、複数の表示物に割り当てる第1グループ及び第2グループの割合を決定する。
【0176】
ステップS15及びステップS16の処理は、図4に示すステップS5及びステップS6の処理と同じであるので、説明を省略する。
【0177】
このように、提示対象ユーザの状況を示す第3ユーザ状況に応じて、複数の表示物に割り当てる第1グループ及び第2グループの割合が決定され、決定された割合に応じて第1グループに割り当てられた複数の第1表示物それぞれの表示態様が、第1グループに属する複数のユーザの複数の第1ユーザ状況に基づいて決定されるとともに、決定された割合に応じて第2グループに割り当てられた複数の第2表示物それぞれの表示態様が、第2グループに属する複数のユーザの複数の第2ユーザ状況に基づいて決定され、決定された表示態様により複数の第1表示物及び複数の第2表示物が表示される。
【0178】
したがって、提示対象ユーザは、表示された複数の第1表示物及び複数の第2表示物の表示態様を確認することにより、第1グループに属する複数のユーザの状況及び第2グループに属する複数のユーザの状況を知ることができるので、他のユーザを個別に特定することなく、提示対象ユーザに他のユーザの状況を提示することができる。
【0179】
なお、本実施の形態2において、ユーザ端末2は、実施の形態1における割合決定ルールと、実施の形態2における割合決定ルールとのうち、グループ割合決定部104Aで用いる割合決定ルールのユーザによる選択を受け付けてもよい。これにより、実施の形態1における割合決定ルールと、実施の形態2における割合決定ルールとが手動で切り替えられる。
【0180】
また、本実施の形態2において、サーバ1Aは、スケジュール情報取得部103を備えてもよい。グループ割合決定部104Aは、第2ユーザ状況取得部107によって取得された第3ユーザ状況が、スケジュール情報取得部103によって取得されたスケジュール情報と一致する場合、実施の形態1における割合決定ルールを用いて、複数の表示物に割り当てる第1グループ及び第2グループの割合を決定してもよい。また、グループ割合決定部104Aは、第2ユーザ状況取得部107によって取得された第3ユーザ状況が、スケジュール情報取得部103によって取得されたスケジュール情報と異なる場合、グループ割合決定部104Aで用いる割合決定ルールを、実施の形態1における割合決定ルールから実施の形態2における割合決定ルールに切り替えてもよい。例えば、第3ユーザ状況が仕事中ではないことを示しており、スケジュール情報が仕事中であることを示している場合、グループ割合決定部104Aは、グループ割合決定部104Aで用いる割合決定ルールを、実施の形態1における割合決定ルールから実施の形態2における割合決定ルールに切り替えてもよい。
【0181】
また、本実施の形態2において、サーバ1Aは、提示対象ユーザのストレス値を取得するストレス値取得部を備えてもよい。ユーザ端末2は、提示対象ユーザの心拍数を検出し、検出した心拍数からストレス値を算出してもよい。ストレス値取得部は、ユーザ端末2によって算出されたストレス値を取得する。
【0182】
グループ割合決定部104Aは、ストレス値取得部によって取得されたストレス値が所定値以下である場合、実施の形態1における割合決定ルールを用いて、複数の表示物に割り当てる第1グループ及び第2グループの割合を決定してもよい。また、グループ割合決定部104Aは、ストレス値取得部によって取得されたストレス値が所定値より高い場合、グループ割合決定部104Aで用いる割合決定ルールを、実施の形態1における割合決定ルールから実施の形態2における割合決定ルールに切り替えてもよい。
【0183】
また、表示態様決定部105は、仕事中であることを示す第1ユーザ状況が連続して取得される時間の長さ、又はユーザが勤務時間以外に行われる所定の行動を行っていることを示す第2ユーザ状況が連続して取得される時間の長さに応じてポイントを付与し、付与したポイントに応じて第1表示物又は第2表示物の輝度を変更してもよい。例えば、表示態様決定部105は、仕事中であることを示す第1ユーザ状況が連続して取得される時間の長さが所定時間未満である場合、1ポイントを付与し、仕事中であることを示す第1ユーザ状況が連続して取得される時間の長さが所定時間以上である場合、2ポイントを付与してもよい。そして、表示態様決定部105は、付与されたポイントが1ポイントである場合、50%の輝度で第1表示物を表示させ、付与されたポイントが2ポイントである場合、100%の輝度で第1表示物を表示させてもよい。
【0184】
また、本実施の形態1,2において、表示態様決定部105は、第1グループに属する全てのユーザの人数に対する仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数の割合を所定時間毎に算出し、所定時間後の第1表示物の輝度が、算出した割合に応じた輝度になるように、第1表示物の輝度を徐々に変化させてもよい。
【0185】
図12は、本実施の形態1,2において、複数の第1表示物の輝度を徐々に変化させる表示態様について説明するための図である。図12において、縦軸は輝度を表し、横軸は時間を表している。
【0186】
例えば、表示態様決定部105は、第1グループに属する全てのユーザの人数に対する仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数の割合を1時間毎に算出する。例えば、第1グループに属する全てのユーザの人数は20人である。17時において、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数が20から15に減少した場合、第1グループに属する全てのユーザの人数に対する仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数の割合は75%となる。表示態様決定部105は、次の割合算出時刻である18時までに複数の第1表示物の輝度が75%になるように、複数の第1表示物の輝度を100%から徐々に低下させる。
【0187】
続いて、18時において、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数が15から7に減少した場合、第1グループに属する全てのユーザの人数に対する仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数の割合は35%となる。表示態様決定部105は、次の割合算出時刻である19時までに複数の第1表示物の輝度が35%になるように、複数の第1表示物の輝度を75%から徐々に低下させる。
【0188】
続いて、19時において、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数が7から2に減少した場合、第1グループに属する全てのユーザの人数に対する仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数の割合は10%となる。表示態様決定部105は、次の割合算出時刻である20時までに複数の第1表示物の輝度が10%になるように、複数の第1表示物の輝度を35%から徐々に低下させる。
【0189】
続いて、20時において、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数が2から0に減少した場合、第1グループに属する全てのユーザの人数に対する仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数の割合は0%となる。表示態様決定部105は、次の割合算出時刻である21時までに複数の第1表示物の輝度が0%になるように、複数の第1表示物の輝度を10%から徐々に低下させる。
【0190】
なお、複数の第1表示物の輝度は、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数が所定数を超えている場合、100%にしてもよい。例えば、第1グループに属する全てのユーザの人数が20人であり、仕事中であることを示す第1ユーザ状況の数が全体の75%である15以上である場合、表示態様決定部105は、複数の第1表示物の輝度を100%にする。
【0191】
なお、上記各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。また、プログラムを記録媒体に記録して移送することにより、又はプログラムをネットワークを経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムによりプログラムが実施されてもよい。
【0192】
本開示の実施の形態に係る装置の機能の一部又は全ては典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
【0193】
また、本開示の実施の形態に係る装置の機能の一部又は全てを、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現してもよい。
【0194】
また、上記で用いた数字は、全て本開示を具体的に説明するために例示するものであり、本開示は例示された数字に制限されない。
【0195】
また、上記フローチャートに示す各ステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためのものであり、同様の効果が得られる範囲で上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0196】
本開示に係る技術は、他のユーザを個別に特定することなく、提示対象ユーザに他のユーザの状況を提示することができるので、提示対象ユーザに他のユーザの状況を提示する技術として有用である。
図1
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図12