(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-05-26
(45)【発行日】2025-06-03
(54)【発明の名称】情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/40 20240101AFI20250527BHJP
G06Q 50/12 20120101ALI20250527BHJP
【FI】
G06Q50/40
G06Q50/12
(21)【出願番号】P 2022135352
(22)【出願日】2022-08-26
【審査請求日】2024-05-16
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100187078
【氏名又は名称】甲原 秀俊
(74)【代理人】
【識別番号】100164471
【氏名又は名称】岡野 大和
(72)【発明者】
【氏名】竺原 慶和
(72)【発明者】
【氏名】桜田 伸
(72)【発明者】
【氏名】眞屋 朋和
(72)【発明者】
【氏名】坂大 弘幸
(72)【発明者】
【氏名】藤井 宏光
【審査官】松浦 かおり
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-075047(JP,A)
【文献】特開2021-022335(JP,A)
【文献】特開2021-033870(JP,A)
【文献】特開2022-041193(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置であって、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得し、
前記指定時間帯における前記指定場所への派遣を前記車両に指示する、制御部
を備え、
前記制御部は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを取得し、前記全てのユーザIDに係る認証処理が前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の完了時に前記車両に異なる場所への移動を指示する
、情報処理装置。
【請求項2】
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置であって、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得し、
前記指定時間帯における前記指定場所への派遣を前記車両に指示する、制御部
を備え、
前記制御部は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを取得し、前記全てのユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の完了時から第1所定時間後に、前記車両に異なる場所への移動を指示する
、情報処理装置。
【請求項3】
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置であって、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得し、
前記指定時間帯における前記指定場所への派遣を前記車両に指示する、制御部
を備え、
前記制御部は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを取得し、前記全てのユーザIDのうち、予定キャンセルがあった作業員を除くユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記制御部は、前記認証処理の完了時に前記車両に異なる場所への移動を指示する
、情報処理装置。
【請求項4】
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置であって、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得し、
前記指定時間帯における前記指定場所への派遣を前記車両に指示する、制御部
を備え、
前記制御部は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを取得し、前記全てのユーザIDのうち、予定キャンセルがあった作業員を除くユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記制御部は、前記認証処理の完了時から第1所定時間後に、前記車両に異なる場所への移動を指示する
、情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記指定時間帯の終了時に、前記車両に前記指定場所とは異なる場所への移動を指示する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記全てのユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了の第2所定時間前に完了していない場合、前記認証処理が終了していないユーザIDに係る作業員へのアラートを出力する、請求項
1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置に、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得することと、
前記指定時間帯に前記指定場所への派遣を前記車両に指示することと、
前記派遣先情報は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを含み、
前記全てのユーザIDに係る認証処理が前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の完了時に前記車両に異なる場所への移動を指示すること
と、
を含む動作を実行させる
、プログラム。
【請求項8】
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置に、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得することと、
前記指定時間帯に前記指定場所への派遣を前記車両に指示することと、
前記派遣先情報は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを含み、
前記全てのユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の完了時から第1所定時間後に、前記車両に異なる場所への移動を指示すること
と、
を含む動作を実行させる
、プログラム。
【請求項9】
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置に、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得することと、
前記指定時間帯に前記指定場所への派遣を前記車両に指示することと、
前記派遣先情報は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを含み、
前記全てのユーザIDのうち、予定キャンセルがあった作業員を除くユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の終了時に前記車両に異なる場所への移動を指示すること
と、
を含む動作を実行させる
、プログラム。
【請求項10】
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置に、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得することと、
前記指定時間帯に前記指定場所への派遣を前記車両に指示することと、
前記派遣先情報は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを含み、
前記全てのユーザIDのうち、予定キャンセルがあった作業員を除くユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の完了時から第1所定時間後に、前記車両に異なる場所への移動を指示すること
と、
を含む動作を実行させる
、プログラム。
【請求項11】
前記指定時間帯の終了時に、前記車両に前記指定場所とは異なる場所への移動を指示することを含む動作を実行させる、請求項7乃至10のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項12】
前記全てのユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了の第2所定時間前に完了していない場合、前記認証処理が終了していないユーザIDに係る作業員へのアラートを出力することを含む動作を実行させる、請求項
7又は8に記載のプログラム。
【請求項13】
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置における情報処理方法であって、
前記情報処理装置の制御部が、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得することと、
前記指定時間帯に前記指定場所への派遣を前記車両に指示することと、
前記派遣先情報は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを含み、
前記全てのユーザIDに係る認証処理が前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の完了時に前記車両に異なる場所への移動を指示すること
と、
を含む動作を実行する、情報処理方法。
【請求項14】
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置における情報処理方法であって、
前記情報処理装置の制御部が、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得することと、
前記指定時間帯に前記指定場所への派遣を前記車両に指示することと、
前記派遣先情報は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを含み、
前記全てのユーザIDに係る認証処理が前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の完了時から第1所定時間後に前記車両に異なる場所への移動を指示すること
と、
を含む動作を実行する、情報処理方法。
【請求項15】
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置における情報処理方法であって、
前記情報処理装置の制御部が、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得することと、
前記指定時間帯に前記指定場所への派遣を前記車両に指示することと、
前記派遣先情報は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを含み、
前記全てのユーザIDのうち、予定キャンセルがあった作業員を除くユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の完了時に、前記車両に異なる場所への移動を指示すること
と、
を含む動作を実行する、情報処理方法。
【請求項16】
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置における情報処理方法であって、
前記情報処理装置の制御部が、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得することと、
前記指定時間帯に前記指定場所への派遣を前記車両に指示することと、
前記派遣先情報は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを含み、
前記全てのユーザIDのうち、予定キャンセルがあった作業員を除くユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の完了時から第1所定時間後に、前記車両に異なる場所への移動を指示する
ことと、
を含む動作を実行する、情報処理方法。
【請求項17】
前記制御部が実行する動作は、前記指定時間帯の終了時に、前記車両に前記指定場所とは異なる場所への移動を指示することを含む、請求項13乃至16のいずれか一項に記載の情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、車両の派遣に係る技術が様々検討されている。
【0003】
例えば、特許文献1は、呼び出しに応じて食堂自動車業者等の運送業者の車両を派遣する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、呼び出しに応じて食堂自動車業者の車両を派遣することが開示されているものの、工場、プラント施設、商業施設、オフィス等(以下、作業場という。)にて作業又は勤務等する作業員等(以下、作業員という。)への食事提供手法に関しては何ら提案されていない。ここで作業員が利用可能な食堂設備が作業場に設けられていれば、作業員への食事提供が行える。しかしながら、かかる食堂設備を設けるためには、スペースの確保及び費用の面で問題がある。このように作業場における作業員への食事提供技術には改善の余地があった。
【0006】
本開示の目的は、作業場における作業員への食事提供技術を改善することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置であって、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得し、
前記指定時間帯における前記指定場所への派遣を前記車両に指示する、制御部
を備える。
【0008】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置に、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得することと、
前記指定時間帯に前記指定場所への派遣を前記車両に指示することと、
を含む動作を実行させる。
【0009】
本開示の一実施形態に係る情報処理方法は、
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置における情報処理方法であって、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得することと、
前記指定時間帯に前記指定場所への派遣を前記車両に指示することと、
を含む。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、作業場における作業員への食事提供技術を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本開示の実施形態に係るシステムの構成を示す図である。
【
図2】本開示の実施形態に係る車両の構成を示すブロック図である。
【
図3】本開示の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【
図4】本開示の実施形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。
【
図5】本開示の実施形態に係るシステムの動作を示すフローチャートである。
【
図6】本開示の実施形態に係るシステムの動作の変形例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。
【0013】
(実施形態の概要)
図1を参照して、本開示の実施形態に係る食堂車両派遣システム1の概要について説明する。食堂車両派遣システム1は、車両10と、情報処理装置20と、端末装置30とを備える。車両10、情報処理装置20、及び端末装置30は、例えばインターネット及び移動体通信網等を含むネットワーク40と通信可能に接続される。
【0014】
車両10は、例えば自動車であるが、これに限られず任意の車両であってもよい。車両10は、例えばガソリン自動車、電気自動車(EV;Electric Vehicle)、ハイブリッド自動車(HV;Hybrid Vehicle)、プラグインハイブリッド自動車(PHV;Plug-in Hybrid Vehicle)、又は燃料電池自動車(FCV;Fuel Cell Vehicle)等であるが、これらに限られない。車両10は、食堂設備を備える。食堂車両派遣システム1が備える車両10の数は、任意に定められてもよい。また、車両10は、有人走行車両であっても、無人で走行する任意の自律運転車両であってもよい。
【0015】
情報処理装置20は、例えば、サーバとして機能するように構成された専用のコンピュータである。情報処理装置20は、汎用のPC(Personal Computer)であってもよい。情報処理装置20は、ネットワーク40を介して車両10及び端末装置30と通信可能である。
【0016】
端末装置30は、例えばスマートフォン、汎用のPC等の汎用の電子機器である。端末装置30は、例えば、車両10の食堂設備を利用する作業員、又はかかる作業員の管理者が使用する電子機器である。端末装置30は、これらに限定されず、食堂車両派遣システム1に専用の電子機器であってもよい。
【0017】
まず、本実施形態の概要について説明し、詳細については後述する。情報処理装置20は、食堂設備を備えた車両10を管理する。端末装置30は、食堂設備の利用のための派遣先情報を情報処理装置20に送信する。派遣先情報は、指定場所及び指定時間帯を含む。情報処理装置20は派遣先情報を、例えば端末装置30から取得する。そして情報処理装置20は、派遣先情報に基づいて、作業場への移動を車両10に指示する。具体的には情報処理装置20は、指定時間帯における指定場所への派遣を車両10に指示する。
【0018】
このように、本実施形態によれば、情報処理装置20が派遣先情報を取得し、派遣先情報に基づき、食堂設備を備えた車両10を指定時間帯における指定場所へ派遣する。このため、例えば食堂設備が備えられていない作業場であっても、派遣先情報として当該作業場を指定すれば、かかる作業場の作業員は食堂設備を利用することができる。換言すると車両10は、食堂を代用することができる。したがって、車両10を派遣可能な作業場であれば、かかる作業場の作業員に対して、食堂設備の利用を促すことができるという点で、作業場における食事提供技術が改善される。
【0019】
次に、食堂車両派遣システム1の各構成について詳細に説明する。
【0020】
(車両の構成)
図2に示すように、車両10は、食堂設備11と、通信部12と、測位部13と、記憶部14と、制御部15と、を備える。
【0021】
食堂設備11は、食事を提供するための任意の設備を含む。食堂設備11は、車両10の車内での飲食が可能なテーブル及び席を備えていてもよい。あるいは食堂設備11は、パン、ご飯、麺類、主菜、副菜等の食料を搭載する設備であってもよい。
【0022】
通信部12は、ネットワーク40に接続する1つ以上の通信インタフェースを含む。当該通信インタフェースは、例えば4G(4th Generation)若しくは5G(5th Generation)等の移動体通信規格に対応するが、これらに限られない。本実施形態において、車両10は、通信部12及びネットワーク40を介して情報処理装置20及び端末装置30と通信する。
【0023】
測位部13は、車両10の位置情報を取得する1つ以上の装置を含む。具体的には、測位部13は、例えばGPS(Global Positioning System)に対応する受信機を含むが、これに限られず、任意の衛星測位システムに対応する受信機を含んでもよい。測位部13は、車両10の位置情報を常時取得してもよいし、定期的又は非定期的に取得してもよい。
【0024】
記憶部14は、1つ以上のメモリを含む。メモリは、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限られない。記憶部14に含まれる各メモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部14は、車両10の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部14は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び組み込みソフトウェア等を記憶してもよい。記憶部14に記憶された情報は、例えば通信部12を介してネットワーク40から取得される情報で更新可能であってもよい。
【0025】
制御部15は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)若しくはGPU(Graphics Processing Unit)等の汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサであるがこれらに限られない。プログラマブル回路は、例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)であるがこれに限られない。専用回路は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)であるがこれに限られない。制御部15は、車両10全体の動作を制御する。
【0026】
(情報処理装置の構成)
図3に示すように、情報処理装置20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23と、を備える。
【0027】
通信部21は、ネットワーク40に接続する1つ以上の通信インタフェースを含む。当該通信インタフェースは、例えば移動体通信規格、有線LAN(Local Area Network)規格、又は無線LAN規格に対応するが、これらに限られず、任意の通信規格に対応してもよい。本実施形態において、情報処理装置20は、通信部21及びネットワーク40を介して車両10及び端末装置30と通信する。なお、情報処理装置20は、通信部21及びネットワーク40を介して、例えば電力供給機能を有していない自動車等、本実施形態に係る車両10以外の車両と通信してもよい。
【0028】
記憶部22は、1つ以上のメモリを含む。記憶部22に含まれる各メモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部22は、情報処理装置20の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部22は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、データベース、及び地図情報等を記憶してもよい。記憶部22に記憶された情報は、例えば通信部21を介してネットワーク40から取得される情報で更新可能であってもよい。
【0029】
制御部23は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。制御部23は、情報処理装置20全体の動作を制御する。
【0030】
(端末装置の構成)
図4に示すように、端末装置30は、通信部31と、記憶部32と、入力部33と、出力部34と、位置情報取得部35と、制御部36と、ストレス情報取得部37とを備える。
【0031】
通信部31は、ネットワーク40に接続する通信モジュールを含む。例えば、通信部21は、4G(4th Generation)及び5G(5th Generation)等の移動体通信規格に対応する通信モジュールを含んでもよい。一実施形態において、端末装置30は、通信部31を介してネットワーク40に接続されている。通信部31は、ネットワーク40を介して多様な情報を送信及び受信する。
【0032】
記憶部32は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限定されない。記憶部32は、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部32は、端末装置30の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部32は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び通信部21によって受信された各種情報等を記憶してもよい。記憶部32に記憶された情報は、例えば通信部31を介してネットワーク40から受信される情報で更新可能であってもよい。
【0033】
入力部33は、ユーザ入力を検出して、ユーザの操作に基づく入力情報を取得する1つ以上の入力インタフェースを含む。例えば、入力部33は、物理キー、静電容量キー、出力部34のディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又は音声入力を受け付けるマイク等であるが、これらに限定されない。
【0034】
出力部34は、情報を出力してユーザに通知する1つ以上の出力インタフェースを含む。例えば、出力部34は、情報を映像で出力するディスプレイ、又は情報を音声で出力するスピーカ等であるが、これらに限定されない。
【0035】
位置情報取得部35は、端末装置30の位置情報を取得する1つ以上の装置を含む。具体的には、位置情報取得部35は、例えばGPS(Global Positioning System)に対応する受信機を含むが、これに限られず、任意の衛星測位システムに対応する受信機を含んでもよい。位置情報取得部35は、端末装置30の位置情報を常時取得してもよいし、定期的又は非定期的に取得してもよい。
【0036】
制御部36は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。制御部36は、端末装置30全体の動作を制御する。
【0037】
(食堂車両派遣システムの動作)
図5を参照して、本実施形態に係る食堂車両派遣システム1の動作について説明する。
【0038】
ステップS101:情報処理装置20の制御部23は、指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得する。指定場所は、例えば作業場の位置情報である。作業上の位置情報は、住所、緯度、経度を含む。また例えば指定場所は、作業場の敷地から一定距離内の位置情報であってもよい。指定時間帯は、指定開始時間と指定終了時間を含む。例えば指定開始時間及び指定終了時間は、それぞれ12:00及び13:00である。
【0039】
派遣先情報の取得には、任意の手法が採用可能である。例えば、制御部23は、通信部21及びネットワーク40を介して、端末装置30から派遣先情報を取得してもよい。あるいは制御部23は、記憶部22から派遣先情報を取得してもよい。換言すると派遣先情報は、情報処理装置20の記憶部22のデータベース等に格納されていてもよく、制御部23は、当該データベースから派遣先情報を取得してもよい。
【0040】
ステップS102:制御部23は、派遣先情報に含まれる指定場所及び指定時間帯に基づき、指定時間帯における指定場所への派遣を車両10に指示する。換言すると制御部23は、かかる指定時間帯において作業員が食堂設備11を利用できるように、車両10の作業場への移動を指示する。
【0041】
ステップS103:制御部23は、指定時間帯の終了時に、車両10に指定場所とは異なる場所への移動を指示する。異なる場所は、派遣元の場所であってもよい。あるいは異なる場所は、指定場所とは別の派遣先(別の作業場)であってもよい。
【0042】
このように、情報処理装置20が派遣先情報を取得し、派遣先情報に基づき指定時間帯における指定場所への派遣を車両10に指示する。このため、派遣先情報に基づき、食堂設備を必要とする作業員に対して、食堂設備の利用を促すことができる。
【0043】
(食堂車両派遣システムの動作の変形例)
図6を参照して、本実施形態に係る食堂車両派遣システム1の動作の変形例について説明する。変形例に係る食堂車両派遣システム1では、食堂設備11を利用する予定の全ての作業員に対応する全てのユーザIDが事前に登録される。食堂車両派遣システム1は、指定場所での食事提供の際に、各作業員にユーザIDを認証させる。食堂車両派遣システム1は、事前登録された全てのユーザIDと、認証処理に基づき、食堂設備11の利用状況を把握する。
【0044】
ステップS201:情報処理装置20の制御部23は、指定場所にて食堂設備11を利用する予定の全ての作業員に対応する全てのユーザIDを取得する。
【0045】
かかる全てのユーザIDの取得には、任意の手法が採用可能である。例えば、制御部23は、通信部21及びネットワーク40を介して、端末装置30から全てのユーザIDを取得してもよい。あるいは制御部23は、通信部21及びネットワーク40を介して、外部サーバから全てのユーザIDを受信してもよい。
【0046】
ステップS202:制御部23は、指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得する。
【0047】
ステップS203:制御部23は、派遣先情報に含まれる指定場所及び指定時間帯に基づき、指定時間帯における指定場所への派遣を車両10に指示する。換言すると制御部23は、かかる指定時間帯において作業員が食堂設備11を利用できるように、車両10の作業場への移動を指示する。
【0048】
ステップS204:制御部23は、指定時間帯が終了したか否かを判定する。換言すると制御部23は、現在時刻が指定時間帯の終了時であるか否かを判定する。指定時間帯が終了したと判定した場合、プロセスはステップS205に進む。他方で指定時間帯が終了していないと判定した場合、プロセスはステップS206に進む。
【0049】
ステップS205:制御部23は、指定時間帯の終了時に、車両10に指定場所とは異なる場所への移動を指示する。
【0050】
ステップS206:制御部23は、全てのユーザIDに係る認証処理が完了したか否かを判定する。上述のように、認証処理は指定場所での食事提供の際に行われる処理である。例えば認証処理は、各作業員の食事終了後に行われる。あるいは認証処理は、各作業員への食事の会計時に行われてもよい。全てのユーザIDに係る認証処理が完了している場合、プロセスはステップS207に進む。全てのユーザIDに係る認証処理が完了していない場合、プロセスはステップS204に進む。
【0051】
ステップS207:制御部23は、全てのユーザIDの認証完了時に、車両10に指定場所とは異なる場所への移動を指示する。換言すると、制御部23は、全てのユーザIDに係る認証処理が指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合に、認証処理の完了時に車両10に異なる場所への移動を指示する。
【0052】
このように、情報処理装置20が派遣先情報を取得し、派遣先情報に基づき指定時間帯における指定場所への派遣を車両10に指示する。このため、派遣先情報に基づき、食堂設備を必要とする作業員に対して、食堂設備の利用を促すことができる。また、情報処理装置20が、全てのユーザIDを取得し、各作業員のユーザIDの認証処理に基づき、認証処理が指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合には、指定時間帯の終了時よりも前に車両10に異なる場所への移動を指示する。このため、全利用者への食事提供が完了した場合に、車両10を指定時間帯の終了時まで待機させることなく、より効率的に食事提供を行えるという点で、作業場における食事提供技術を改善される。
【0053】
ここでステップS206において、制御部23は、全てのユーザIDのうち、予定キャンセルがあった作業員を除くユーザIDに係る認証処理が完了したか否かを判定してもよい。予定キャンセルとは、指定場所にて食堂設備11を利用する予定であった作業員の、当該予定を取り消す旨の通知情報である。予定キャンセルの取得には、任意の手法が採用可能である。例えば、制御部23は、通信部21及びネットワーク40を介して、端末装置30から予定キャンセルを取得してもよい。あるいは制御部23は、通信部21及びネットワーク40を介して、外部サーバから予定キャンセルを受信してもよい。このように、情報処理装置20が、予定キャンセルを取得し、各作業員のユーザIDの認証処理に基づき、全てのユーザIDのうち、予定キャンセルがあった作業員を除く認証処理が指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合には、指定時間帯の終了時よりも前に車両10に異なる場所への移動を指示する。このため、予定キャンセルを除く全利用者への食事提供が完了した場合に、車両10を指定時間帯の終了時まで待機させることなく、より効率的に食事提供を行えるという点で、作業場における食事提供技術を改善される。
【0054】
ここでステップS207において、制御部23は、全てのユーザIDの認証完了時に、車両10に指定場所とは異なる場所への移動を指示するとしたが、これに限られない。例えば制御部23は、全てのユーザIDに係る認証処理が、指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、認証処理の完了時から第1所定時間後に、車両10に異なる場所への移動を指示してもよい。第1所定時間は、例えば30分等である。例えば認証処理が作業員の食事開始前に行われる場合であって、作業員が車両10内の食堂設備11で食事をとる場合は、作業員が食事を終えるまでの第1所定時間、車両10を待機させる。このようにすることで、例えば食事を終えた後の適切な時点にて、車両10への移動指示を行うことができる。なお、認証処理の完了時から第1所定時間後が、指定時間帯の終了時刻後であったとしても、制御部23は、全てのユーザIDに係る認証処理が、指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、認証処理の完了時から第1所定時間後に、車両10に異なる場所への移動を指示してもよい。換言すると制御部23は、全てのユーザIDに係る認証処理が、指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、指定時間帯の終了時刻にかかわらず、認証処理の完了時から第1所定時間後に車両10に異なる場所への移動を指示してもよい。
【0055】
また、ステップS206において、制御部23は、全てのユーザIDのうち、予定キャンセルがあった作業員を除くユーザIDに係る認証処理が完了したか否かを判定し、さらにステップS207において、認証処理の完了時から第1所定時間後に、車両10に異なる場所への移動を指示してもよい。
【0056】
なお、ステップS206において全てのユーザIDに係る認証処理が完了していない場合、制御部23は、利用予定の作業員のうち、認証処理がされていない作業員に対するアラートを通知してもよい。具体的には例えば、制御部23は複数のユーザIDに係る認証処理が、指定時間帯の終了の第2所定時間前に完了しているか否かを判定してもよい。第2所定時間は例えば10分等である。そして制御部23は、複数のユーザIDに係る認証処理が、指定時間帯の終了の第2所定時間前に完了していない場合、認証処理が終了していないユーザIDに係る作業員へのアラートを出力する。このようにすることでより確実に、作業上において食事提供を行うことができる。
【0057】
本開示を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び改変を行ってもよいことに注意されたい。したがって、これらの変形及び改変は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部又は各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部又はステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
【0058】
例えば、上述した実施形態において、情報処理装置20の構成及び動作を、互いに通信可能な複数のコンピュータに分散させた実施形態も可能である。また例えば、情報処理装置20の一部又は全部の構成要素を車両10に設けた実施形態も可能である。例えば、車両10に搭載されるナビゲーション装置が、情報処理装置20の一部又は全部の構成要素を備えてもよい。
【0059】
また、例えば汎用のコンピュータを、上述した実施形態に係る情報処理装置20として機能させる実施形態も可能である。具体的には、上述した実施形態に係る情報処理装置20の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、汎用のコンピュータのメモリに格納し、プロセッサによって当該プログラムを読み出して実行させる。したがって、本実施形態に係る発明本開示は、プロセッサが実行可能なプログラム、又は当該プログラムを記憶する非一時的なコンピュータ可読媒体としても実現可能である。
【0060】
また、例えば、スマートフォン又はコンピュータ等の汎用の電子機器を、上述した実施形態に係る情報処理装置20として機能させる構成も可能である。具体的には、実施形態に係る情報処理装置20等の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、電子機器のメモリに格納し、電子機器のプロセッサによって当該プログラムを読み出して実行させることも考えられる。したがって、一実施形態に係る開示は、プロセッサが実行可能なプログラムとしても実現可能である。
【0061】
以下に本開示の実施形態の一部について例示する。しかしながら、本開示の実施形態はこれらに限定されない点に留意されたい。
[付記1]
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置であって、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得し、
前記指定時間帯における前記指定場所への派遣を前記車両に指示する、制御部
を備える、情報処理装置。
[付記2]
前記制御部は、前記指定時間帯の終了時に、前記車両に前記指定場所とは異なる場所への移動を指示する、付記1に記載の情報処理装置。
[付記3]
前記制御部は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを取得し、前記全てのユーザIDに係る認証処理が前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の完了時に前記車両に異なる場所への移動を指示する、付記1又は付記2に記載の情報処理装置。
[付記4]
前記制御部は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを取得し、前記全てのユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の完了時から第1所定時間後に、前記車両に異なる場所への移動を指示する、付記1又は付記2に記載の情報処理装置。
[付記5]
前記制御部は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを取得し、前記全てのユーザIDのうち、予定キャンセルがあったユーザを除くユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記制御部は、前記認証処理の完了時に前記車両に異なる場所への移動を指示する、付記1又は付記2に記載の情報処理装置。
[付記6]
前記制御部は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全てのユーザに係る全てのユーザIDを取得し、前記全てのユーザIDのうち、予定キャンセルがあったユーザを除くユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記制御部は、前記認証処理の完了時から第1所定時間後に、前記車両に異なる場所への移動を指示する、付記1又は付記2に記載の情報処理装置。
[付記7]
前記制御部は、前記全てのユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了の第2所定時間前に完了していない場合、前記認証処理が終了していないユーザIDに係る作業員へのアラートを出力する、付記3から付記6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[付記8]
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置に、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得することと、
前記指定時間帯に前記指定場所への派遣を前記車両に指示することと、
を含む動作を実行させる、プログラム。
[付記9]
前記指定時間帯の終了時に、前記車両に前記指定場所とは異なる場所への移動を指示することを含む動作を実行させる、付記8に記載のプログラム。
[付記10]
前記派遣先情報は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを含み、
前記全てのユーザIDに係る認証処理が前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の完了時に前記車両に異なる場所への移動を指示することを含む動作を実行させる、付記8又は付記9に記載のプログラム。
[付記11]
前記派遣先情報は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを含み、
前記全てのユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の完了時から第1所定時間後に、前記車両に異なる場所への移動を指示することを含む動作を実行させる、付記8又は付記9に記載のプログラム。
[付記12]
前記派遣先情報は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを含み、
前記全てのユーザIDのうち、予定キャンセルがあった作業員を除くユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の完了時に前記車両に異なる場所への移動を指示することを含む動作を実行させる、付記8又は付記9に記載のプログラム。
[付記13]
前記派遣先情報は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを含み、
前記全てのユーザIDのうち、予定キャンセルがあった作業員を除くユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の完了時から第1所定時間後に、前記車両に異なる場所への移動を指示することを含む動作を実行させる、付記8又は付記9に記載のプログラム。
[付記14]
前記全てのユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了の第2所定時間前に終了していない場合、前記認証処理が終了していないユーザIDに係る作業員へのアラートを出力することを含む動作を実行させる、付記10から付記14のいずれか一項に記載のプログラム。
[付記15]
食堂設備を備える車両を管理する情報処理装置における情報処理方法であって、
指定場所及び指定時間帯を含む派遣先情報を取得することと、
前記指定時間帯に前記指定場所への派遣を前記車両に指示することと、
を含む、情報処理方法。
[付記16]
前記指定時間帯の終了時に、前記車両に前記指定場所とは異なる場所への移動を指示することを含む、付記15に記載の情報処理方法。
[付記17]
前記派遣先情報は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを含み、
前記全てのユーザIDに係る認証処理が前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の完了時に前記車両に異なる場所への移動を指示することを含む、付記15又は付記16に記載の情報処理方法。
[付記18]
前記派遣先情報は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを含み、
前記全てのユーザIDに係る認証処理が前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記認証処理の完了時から第1所定時間後に前記車両に異なる場所への移動を指示することを含む、付記15又は付記16に記載の情報処理方法。
[付記19]
前記派遣先情報は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを含み、
前記全てのユーザIDのうち、予定キャンセルがあった作業員を除くユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記制御部は、前記認証処理の完了時に、前記車両に異なる場所への移動を指示することを含む、付記15又は付記16に記載の情報処理方法。
[付記20]
前記派遣先情報は、前記指定場所にて前記食堂設備を利用する予定の全ての作業員に係る全てのユーザIDを含み、
前記全てのユーザIDのうち、予定キャンセルがあった作業員を除くユーザIDに係る認証処理が、前記指定時間帯の終了時よりも前に完了した場合、前記制御部は、前記認証処理の完了時から第1所定時間後に、前記車両に異なる場所への移動を指示する、付記15又は付記16に記載の情報処理方法。
【符号の説明】
【0062】
1 食堂車両派遣システム
10 車両
11 食堂設備
12 通信部
13 測位部
14 記憶部
15 制御部
20 情報処理装置
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
30 端末装置
31 通信部
32 記憶部
33 入力部
34 出力部
35 位置情報取得部
36 制御部
40 ネットワーク