(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-05-28
(45)【発行日】2025-06-05
(54)【発明の名称】モジュールコンテナのためのコーナーフィッティング
(51)【国際特許分類】
B65D 88/12 20060101AFI20250529BHJP
【FI】
B65D88/12 U
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020208162
(22)【出願日】2020-12-16
【審査請求日】2023-12-12
(32)【優先日】2019-12-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500520743
【氏名又は名称】ザ・ボーイング・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】The Boeing Company
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】グリップ, ロバート エリック
【審査官】森本 哲也
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-013815(JP,A)
【文献】特開2012-121622(JP,A)
【文献】特開昭63-110189(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2001/0035410(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0194470(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 88/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
6つの側面と、8つのコーナーフィッティング(400、500、600)とを備える、コンテナ(202、204、206、208、210、302、304、306、308)であって、
前記8つのコーナーフィッティングのそれぞれのコーナーフィッティングが、
前記6つの側面のうちの第1の側面上の第1の外向き面、
前記6つの側面のうちの第2の側面上の第2の外向き面、
前記6つの側面のうちの第3の側面上の第3の外向き面、および
前記第1の外向き面、前記第2の外向き面、または前記第3の外向き面のうちの少なくとも1つに、前記それぞれのコーナーフィッティングの第1のエッジから約8.58266cm、かつ、前記それぞれのコーナーフィッティングの第2のエッジから約8.58266cmに中心を置かれた、コーナーフィッティング開孔(402)を備
え、
前記コンテナ(202、204、206、208、210)は、幅が約243.14658cmであり、
前記8つのコーナーフィッティングのうちの第1のコーナーフィッティングのコーナーフィッティング開孔の中心と、前記8つのコーナーフィッティングのうちの第2のコーナーフィッティングのコーナーフィッティング開孔の中心との間の距離が、約225.98126cmである、コンテナ。
【請求項2】
前記コンテナ(202、204、206、208、210)は、長さが約243.14658cmである、請求項1に記載のコンテナ(202、204、206、208、210)。
【請求項3】
前記第1のコーナーフィッティング(400、500、600)と前記第2のコーナーフィッティングは、前記6つの側面のうちの1つの側面のエッジを共有する、請求項2に記載のコンテナ(202、204、206、208、210)。
【請求項4】
前記コンテナ(302、304、306、308)は、長さが約303.93386cmである、請求項1に記載のコンテナ(302、304、306、308)。
【請求項5】
前記コンテナ(302、304、306、308)の長さに沿って配置された前記8つのコーナーフィッティングのうちの任意の2つのコーナーフィッティング(400)の間の距離が、約286.76854cmである、請求項4に記載のコンテナ(302、304、306、308)。
【請求項6】
前記8つのコーナーフィッティングのそれぞれのコーナーフィッティング(400、500、600)が、約15.19682cmの
高さおよび約15.19682cmの
幅を有する、請求項1に記載のコンテナ(302、304、306、308)。
【請求項7】
前記8つのコーナーフィッティングのそれぞれのコーナーフィッティングが、約15.19682cmの
高さ、および15.19682cmよりも大きく、16.22806cm以下の
幅を有する、請求項1に記載のコンテナ。
【請求項8】
前記6つの側面のうちの少なくとも1つの側面内に、アクセスドアをさらに備える、請求項1に記載のコンテナ(202、204、206、208、210、302、304、306、308)。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか一項に記載の複数のコンテナ(202、204、206、208、210、302、304、306、308)
を接続して形成される集約コンテナ。
【請求項10】
集約コンテナ(202、204、206、208、210、302、304、306、308)を形成する方法であって、
複数のモジュールコンテナ(202、204、206、208、210、302、304、306、308)を接続して、集約コンテナを形成することを含み、前記複数のモジュールコンテナのそれぞれのモジュールコンテナは、
6つの側面と、
8つのコーナーフィッティング(400、500、600)とを備え、前記8つのコーナーフィッティングのそれぞれのコーナーフィッティングは、
前記6つの側面のうちの第1の側面上の第1の外向き面、
前記6つの側面のうちの第2の側面上の第2の外向き面、
前記6つの側面のうちの第3の側面上の第3の外向き面、および
前記第1の外向き面、前記第2の外向き面、または前記第3の外向き面のうちの少なくとも1つに、前記それぞれのコーナーフィッティングの第1のエッジから約8.58266cm、かつ、前記それぞれのコーナーフィッティングの第2のエッジから約8.58266cmに中心を置かれた、コーナーフィッティング開孔を備
え、
前記複数のモジュールコンテナ(202、204、206、208、210)のそれぞれは、幅が約243.14658cmであり、
前記8つのコーナーフィッティングのうちの第1のコーナーフィッティングのコーナーフィッティング開孔の中心と、前記8つのコーナーフィッティングのうちの第2のコーナーフィッティングのコーナーフィッティング開孔の中心との間の距離が、約225.98126cmである、方法。
【請求項11】
前記複数のモジュールコンテナ(202、204、206、208、210)のそれぞれは
、長さが約243.14658cmである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記複数のモジュールコンテナ(302、304、306、308)のそれぞれは
、長さが約303.93386cmである、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記集約コンテナ(202、204、206、208、210、302、304、306、308)を、輸送体上の複数のISOコンテナリテーナに取り付けることをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本開示の態様は、モジュール貨物コンテナのためのコーナーフィッティング(角部取り付け具:coner fitting)に関し、具体的には、既存のISO互換接続機器とともに使用され得るモジュールサブISOコンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]貨物コンテナは、トラック、船舶、列車、および航空機などの様々な種類の乗り物によって、世界中に移動される。世界経済における商品の出荷を容易にするために、コンテナを輸送するための規格が開発されてきた。いわゆる“ISO”コンテナは、規格化された外のり寸法のみならず、規格化されたフィッティング位置を有するコンテナであり、その結果、コンテナを相補的なコンテナリテーナ(container retainer)を有する様々な種類の乗り物によって、あちこちに確実に運搬することができる。
【0003】
[0003]不運なことに、コンテナサイズおよびフィッティング位置における高度の規格化は、様々な種類の貨物に物理的にも経済的にもより良く適合することができるより小さなコンテナが、前述の乗り物などの規格化されたコンテナキャリア(container carrier)では使用できないということを意味する。したがって、既存の貨物コンテナフィッティング規格との互換性を維持しつつ、より広い範囲のサイズを有するモジュールコンテナが必要となる。
【発明の概要】
【0004】
[0004]ある実施形態は、6つの側面、および8つのコーナーフィッティングを備えるコンテナを提供する。8つのコーナーフィッティングのそれぞれのコーナーフィッティングは、6つの側面のうちの第1の側面上の第1の外向き面、6つの側面のうちの第2の側面上の第2の外向き面、6つの側面のうちの第3の側面上の第3の外向き面、および、第1の外向き面、第2の外向き面、または第3の外向き面のうちの少なくとも1つに、各コーナーフィッティングの第1のエッジから約3.379インチ、かつ、各コーナーフィッティングの第2のエッジから約3.379インチに中心を置かれた、コーナーフィッティング開孔を備える。
【0005】
[0005]さらなる実施形態は、複数のモジュールコンテナを備える集約コンテナ(agglomerated container)を提供する。複数のモジュールコンテナのそれぞれのモジュールコンテナは、6つの側面、および8つのコーナーフィッティングを備える。8つのコーナーフィッティングのそれぞれのコーナーフィッティングは、6つの側面のうち第1の側面上の第1の外向き面、6つの側面のうちの第2の側面上の第2の外向き面、6つの側面のうちの第3の側面上の第3の外向き面、および、第1の外向き面、第2の外向き面、または第3の外向き面のうちの少なくとも1つに、各コーナーフィッティングの第1のエッジから約3.379インチ、かつ、各コーナーフィッティングの第2のエッジから約3.379インチに中心を置かれた、コーナーフィッティング開孔を備える。
【0006】
[0006]さらなる実施形態は、集約コンテナを形成する方法を提供する。該方法は、複数のモジュールコンテナを接続して、集約コンテナを形成することを含む。複数のモジュールコンテナのそれぞれのモジュールコンテナは、6つの側面、および8つのコーナーフィッティングを備える。8つのコーナーフィッティングのそれぞれのコーナーフィッティングは、6つの側面のうちの第1の側面上の第1の外向き面、6つの側面のうちの第2の側面上の第2の外向き面、6つの側面のうちの第3の側面上の第3の外向き面、および、第1の外向き面、第2の外向き面、または第3の外向き面のうちの少なくとも1つに、各コーナーフィッティングの第1のエッジから約3.379インチ、かつ、各コーナーフィッティングの第2のエッジから約3.379インチに中心を置かれた、コーナーフィッティング開孔を備える。
【0007】
[0007]以下の説明および関連する図面は、一以上の実施形態のある例示的な特徴を、詳細に明記する。
【0008】
[0008]添付の図は、一以上の実施形態のある態様を示し、したがって、本開示の範囲に限定されるとみなされるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1A】[0009]航空機に大きなISOコンテナを積み込む例を示す。
【
図1B】航空機に大きなISOコンテナを積み込む例を示す。
【
図2】[0010]ISO規格の接続機器との互換性を維持するための修正されたコーナーフィッティングを有するモジュールサブISOコンテナの配置を示す。
【
図3】[0011]ISO規格の接続機器との互換性を維持するための修正されたコーナーフィッティングを有するモジュールサブISOコンテナの別の配置を示す。
【
図4】[0012]モジュールコンテナで使用するためのコーナーフィッティング400の例を示す。
【
図5A】[0013]モジュールコンテナと共に使用される修正されたISO下部コーナーフィッティングの種々の図を示す。
【
図5B】モジュールコンテナと共に使用される修正されたISO下部コーナーフィッティングの種々の図を示す。
【
図5C】モジュールコンテナと共に使用される修正されたISO下部コーナーフィッティングの種々の図を示す。
【
図5D】モジュールコンテナと共に使用される修正されたISO下部コーナーフィッティングの種々の図を示す。
【
図5E】モジュールコンテナと共に使用されるための修正されたISO下部コーナーフィッティングの種々の図を示す。
【
図6】[0014]モジュールコンテナと共に使用される修正されたISO上部コーナーフィッティングを示す。
【
図7】[0015]ISO互換接続機器と共に使用されるモジュールコンテナを結合させる例示的な方法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[0016]理解を容易にするために、可能な場合には、図面に共通する同一のエレメントを指し示すのに同一の参照番号を使用した。一実施形態のエレメントおよび特徴は、さらに列挙することなく、他の実施形態に有益に組み込むことができると考えられる。
【0011】
[0017]本開示の態様は、モジュールコンテナ装置およびそれらを使用する方法を提供する。
【0012】
[0018]トラック、船舶、列車、および航空機などの貨物運搬の乗り物は、世界中に非常に多くの貨物を移動させる。そのことを効率的に行うために、規格化されたコンテナサイズおよびフィッティングが登場し、効率的な共同一貫輸送(intermodal shipping)を可能にしている。
【0013】
[0019]世界で最も一般に使用されるコンテナ構成は、20フィート“ISO”コンテナおよび40フィート“ISO”コンテナである。それらの共通使用のため、トラック、トレーラ、および鉄道車両などの貨物運搬の乗り物は、概して、20フィートコンテナおよび40フィートコンテナで相補的なコンテナフィッティングに適合するコンテナリテーナで構成される。いくつかの場合、45フィートコンテナ、48フィートコンテナ、および53フィートコンテナなどのより大きなコンテナが、40フィート規格に付着するフィッティングを使用して同じ種類の乗り物によって、依然として運搬され得る。
【0014】
[0020]20フィートコンテナおよび40フィートコンテナなどのより大きなISOコンテナの欠点は、出発地と目的地との間のルートに沿って、貨物を頻繁に「分解」し、より小さな積載貨物に再び統合されなければならないということである。この問題の一例として、第1の場所にあるテレビの製造業者を考えたい。ある日、製造業者はISOコンテナ(例えば、20フィートISOコンテナまたは40フィートISOコンテナ)を満たすのに十分な量のテレビを生産し得る。次いで、ISOコンテナはトラックに積み込まれ、トラックはそれを港へと運び、ここで船舶へと積み込まれ得る。目的港では、ISOコンテナは船舶から降ろされ、次いでトラックまたは列車上に置かれる。しかし、テレビでいっぱいの全ISOコンテナを必要とする顧客はほとんどいない恐れがあるので、いくつかの地点で、テレビでいっぱいのISOコンテナは降ろされ、その中身は分けられ、再分類されなければならない。例えば、小売店は1度に200個ではなく、10個のテレビを必要とし得る。この降ろしおよび再積み込みは時間とエネルギーを要し、ひいては輸送プロセスの効率を低減させる。さらに、この降ろしおよび再積み込みは、運送における損傷および/または窃盗の機会を増大させる。
【0015】
[0021]これに関連する問題は、「積み荷未満(less-than-load)」問題である。例えば、貨物運搬トラックのかなりの割合(恐らく3分の1)が複数の荷送人からの貨物を有するコンテナを運搬する。これは、多くの荷送人または顧客が、全コンテナを満たす十分な貨物を有していないためである。その結果として、荷送人は一般に「貨物輸送」または「第三者物流」会社を手配して、二以上の顧客からの貨物を単一のコンテナ(例えばISOコンテナ)に統合する。その結果、運搬する乗り物(例えばトラック)は、満載の積載貨物を移動させる。しかし、この統合プロセスは、時間、エネルギー、および費用を必要とし、ひいては輸送プロセスの効率を低減させる。
【0016】
[0022]さらに、大きなISO貨物コンテナは、ある種類の貨物運搬の乗り物に対して、特別な課題を突きつける。例えば、20フィートISOコンテナおよび40フィートISOコンテナは、コンテナの大きな外形寸法ならびに航空機の比較的窮屈な内形寸法のため、航空機に積み込むのが困難である。この理由のため、航空機は慣習的に、特別に設計されたユニット積載デバイス(ULD)を使用しており、これは、広胴型の航空機および狭胴型の航空機の両方に手荷物、積荷、および郵便物を積み込むために、荷台またはコンテナの形態で使用され得る。ULDは大量の貨物を単一のユニットに束ねることを可能にし、ULDはユニット積載数を低減させ、地上勤務員の時間と労力を節約する。しかし、かかるULDは、他の共同一貫輸送の貨物運搬輸送体と共に機能する機構を有さない。例えば、ULDはトラックまたは列車上のISO規格の接続器に接続できない。よってULD内の貨物は、いずれの輸送でもULDからISO互換コンテナに積み換える必要があり、またその逆も何回か必要である。繰り返して述べるが、このことによって時間がかかり、貨物をより多くの損傷する機会にさらすことになる。
【0017】
[0023]
図1Aは、40フィートコンテナ102を航空機100に積み込む際の課題の例を示す。図示したように、専用目的で航空機100の機首を後退させているにもかかわらず、コンテナ102を傾斜路を使用して積み込むことはできない。なぜならそれは、航空機100の貨物エリアの内装に衝突するためである。その結果として、
図1Bにおける荷車104などの特別の機械を、ISOコンテナなどの大きな貨物コンテナを積み下ろしするために使用しなければならない。不運なことに、専門化した積み下ろし機械に対する要求が意味するのは、航空機100などの航空機は、かかる機器を有する空港でのみ積み下ろしが可能であるということである。多くの空港でかかる機器を取得し、維持することは、費用がかかり、物流的に複雑である。
【0018】
[0024]さらに、コンテナ102の大きなサイズにより、重さがコンテナ102のエリアにわたって不均一に分散する可能性があり、このことは航空機100の重心に、ひいては性能に悪影響を与え得る。例えば、不均一な荷重を有する40フィート貨物コンテナは、貨物航空機の重心を10フィートも移動させ、20フィート貨物コンテナは、重心を1.5フィートも移動させ得るということを実験が示した。航空機の重心を移動させることは、安定性および操縦性などの航空機の飛行特性に悪影響を与え得る。さらに、最適な位置を越えて重心を移動させることは、重心のシフトに対抗するために航空機の空力表面を積極的に調節することを必要とし、このことはより多くの抗力、より多くの燃料の消費量、およびより速度の遅い飛行へとつながり得る。
【0019】
[0025]標準的な20フィートISOコンテナの空間内に2つのコンテナを収める「ビーコン(Bicon)」コンテナ、標準的な20フィートISOコンテナの空間内に3つのコンテナを収める、「トリコン(Tricon)」コンテナ、および標準的な20フィートISOコンテナの空間内に4つのコンテナを収める「カドコン(Quadcon)」コンテナなどの、より小さな規格化された輸送用コンテナが存在する。しかし、これらの既存のコンテナには、モジュール輸送にとって経済的に望ましくない多くの問題がある。
【0020】
[0026]まず第一に、ビーコン、トリコン、およびカドコンは、接続されたコンテナが依然として標準的なISOコーナーフィッティングを使用できるように、互いのコーナーフィッティングに接続する特別なハードウエアを必要とする。重要なことは、隣接するコンテナを接続するために使用されるコーナーフィッティングの各々は、コンテナを保持するために利用可能ではないことが多いということである。さらに、特別なハードウエアは、そのようなコンテナの使用に重さ、時間、および費用を追加する。
【0021】
[0027]第二に、ビーコン、トリコン、およびカドコンは、特別な接続ハードウエアを収容するために、各コンテナ間に約3インチの間隙を必要とする。接続されたコンテナ間の間隙は、単一の構造としての接続されたコンテナの強度を低減させる。なぜなら、剪断および荷重はコンテナの当接した壁によって共有されるのではなく、接続器を通じて移動するためである。
【0022】
[0028]第三に、例えば、たとえカドコンコンテナが20フィートISOコンテナよりもはるかに小さくても、一般に上述の積み荷未満の問題を緩和するのに十分なほど小さくはない。例えば、製造業者が1立方フィートの容積を有する箱で出荷され得る電化製品などの小売用製品を生産する場合、40フィートコンテナは、それらの約3000個を運搬することができ、20フィートコンテナは1500個を運搬することができ、カドコンコンテナは約350個を運搬することができる。したがって、規格化されたコンテナのうちの最小のコンテナでさえ、任意の1つの場所に出荷されるのに必要な量よりもはるかに多くの貨物を運搬し得る。
【0023】
[0029]第四に、ビーコン、トリコン、およびカドコンは、一般にスチールでできているので(軍事用に大まかな義務があって設計されている)、大きな風袋重量を有する。堅牢ではあるが、これらのコンテナの重い風袋重量(tare weight)によって、効率化が下がる。そのことは、航空機でそれらを運搬する際、特に深刻である。これらの理由のため、ビーコン、トリコン、およびカドコンコンテナは、商業的に受け入れられていない。
【0024】
既存のISOコンテナリテーナで、より小さいコンテナを使用するための例示的なコーナーフィッティングシステム
[0030]貨物運搬の乗り物に見られる既存の接続機器(例えばリテーナ)を用いて、ISO規格(例えばISO668、1161、および1496)に適合したより小さなコンテナを使用するために、複数の小さなコンテナが一緒に配置される場合、それらがISO規格に適合するように、より小さなコンテナのコーナーフィッティングを修正することができる。コーナーフィッティングの修正が有益であるのは、より小さなコンテナが、既存のISOリテーナ形状を使用する能力をなお維持しつつ、より容易に複合共同一貫輸送において使用されるのを可能にするからである。本書において、20フィートISO規格コンテナよりも小さいコンテナは、「サブISOコンテナ」と称され得る。
【0025】
[0031]例えば、サブISOコンテナ(例えば8フィートコンテナ)は、航空機に積み込んだり、航空機から降ろしたりするのがより容易である(
図1Aおよび1Bに対して上述で使用された問題を緩和する)。しかし、陸上輸送のために降ろされると、標準的なISOリテーナを使用して、列車またはトラクタートレーラなどの他の輸送手段にサブISOコンテナを積み込むことができるのは有益である。既存のより小さいコンテナ(例えばビーコン、トリコン、およびカドコン)の寸法は、この柔軟な用途の使用を可能にしない。なぜなら、並べて側方に置くと、標準的なISO寸法(例えば20フィートコンテナおよび40フィートコンテナ)内に収まらないからである。また、標準的なISO接続機器に適合できるように、専用の接続機器で接続すると、重くなり、もはや横並びにならないのでより脆弱なためである。
【0026】
[0032]さらに、修正されたコーナーフィッティングは、サブISOコンテナが長さの寸法および幅の寸法に沿って対称であることを可能にし、それは、複数の方向に配置できることを意味する。既存のより小さいコンテナは、長さの寸法および幅の寸法において対称ではなく、このことは、それらのコンテナを、既存のISOリテーナで輸送用の乗り物に積み込む際に、配置される様態を制限してしまう。
【0027】
[0033]ISO規格における2つの重要な寸法は、長さ方向と幅方向の両方における40フィートコンテナのコーナーフィッティング開孔(代替的に孔と称される)の中心間の距離である。1つのISO規格によると、幅方向の距離は、7フィート4‐31/32インチ、すなわち88.969インチである。長さ方向の距離は、39フィート3‐7/8インチ、すなわち471.875インチである。さらに、ISO規格の対面寸法は、長さ40フィート+0,-0.375インチ、および幅8フィート+0,-0.1875である。
【0028】
[0034]
図2はISO規格接続機器との互換性を維持するための修正されたコーナーフィッティングを有するモジュールサブISOコンテナの配置を示す。
【0029】
[0035]この例では、各モジュールサブISOコンテナ202~210は、長さ約95.727インチ(公称長さ8フィート)および幅約95.727インチ(公称幅8フィート)である。
【0030】
[0036]さらに、この例では、コンテナの配置内の各コンテナが、長さ方向および幅方向のコーナーフィッティングの隣接するエッジから約3.379インチ離れて位置付けられているコーナーフィッティング開孔212(例えば取り付け開孔)を有する修正されたコーナーフィッティングを含む。とりわけ、これはコーナーフィッティング開孔の中心から隣接するエッジへ長さ方向に4インチ、およびコーナーフィッティング開孔の中心から隣接するエッジへ幅方向に3.5インチのISO規格とは異なる(214の開口部によって示される)。言い換えると、ISO規格コーナーフィッティングと比較すると、修正されたコーナーフィッティングは、長さ方向に約0.621インチ、幅方向に約0.121インチ削られている。これらの修正されたコーナーフィッティングを伴って、モジュールコンテナの各々は、約95.727インチの外形寸法および外幅を有する。この対称性は、コンテナを並べて置いたとき、いかなる方向にもコンテナを方向付けることを可能にする。さらに、この配置は、ISO規格の一部である孔の中心間の88.969インチの距離を保つ。
【0031】
[0037]とりわけ、修正されたコーナーフィッティングは、5つのサブISOコンテナ(202~210)が、約478.635インチの全長で1列に並んで対面で配置されるのを可能にし、これは、公称480インチの長さである40フィートISOコンテナの枠に適合する。さらに、5つのサブISOコンテナ(202~210)の配置における最も外側のコーナーフィッティングのためのコーナーフィッティング開孔の中心間の距離は、約471.878インチであり、それは、40フィートISOコンテナ向けの471.875インチの標準的なISO寸法で機能する。
【0032】
[0038]縮小された寸法のため、モジュールサブISOコンテナ202~210は、船舶、鉄道、またはトラックなどの他の輸送手段で一般に使用される基準20フィートISOコンテナおよび40フィートISOコンテナよりも明らかに小さいので、航空機でULDのように有益に使用され得る。しかし、モジュールサブISOコンテナ202~210は、ISO規格の接続機器と互換性のある結果として生じる寸法で(
図2のように)配置され得るので、それらは、航空機から降ろされた後、船舶、列車、およびトラックなどの他の輸送体上で、ISO規格の接続機器(例えばリテーナ)と接続するようにも配置され得る。
【0033】
[0039]例えば、
図2の配置は、40フィートISO規格の接続機器を有する任意の輸送体に適合するように配置された5つのサブISOコンテナ202~210を示す。とりわけ、
図2のサブISOコンテナは、対面で(代替的に壁対壁で)配置され、これは、当接した面を通る荷重を共有することによって、結合された構造の強度を向上させる。
【0034】
[0040]同様に、
図3は、修正されたコーナーフィッティングを有するモジュールサブISOコンテナの別の配置を示す。
【0035】
[0041]特に、各々長さ約119.659インチ(公称長さ10フィート)の4つのモジュールサブISOコンテナ(302~308)は、
図2に示される5つの8フィート長さ(公称)サブISOコンテナと同じ設置面積に適合するように配置される。したがって、
図2に対して記載したのと同じ利点が、モジュールサブISOコンテナ(302~308)の配置にも適用可能である。
【0036】
[0042]
図2および3に対して示され、記載された修正されたコーナーフィッティングを有するモジュールサブISOコンテナは、長さ20フィート、40フィート、または53フィートのコンテナとも比較すると、航空機およびより小さな船舶などの空間が制約された輸送用の乗り物に、より容易により小さくして積み込むことができるという利点を有する。なぜなら、航空機のターンアラウンド時間は、
図2および3に関連して記載されているサブISOコンテナなどの大きいが大きすぎないコンテナを有する航空機の運航の費用のかなりの促進要因であるため、それは明らかに有益である。さらに、モジュールサブISOコンテナは、ISO規格に適合したコンテナを運搬するように既に構成されるトラックまたは列車で容易に輸送され得る。
【0037】
[0043]モジュールサブISOコンテナは、多種多様な手段によって、
図2および3で示される配置に固定され得る。例えば、それぞれのコンテナのコーナーフィッティング間で相互作用する接続器によって、モジュールは接続され得る。さらに、モジュールコンテナは、トレーラ上のリテーナなどの既存のISO接続機器に接続し得る。さらに、モジュールコンテナは、トレーラに括りつけられるか、あるいは一緒に縛られてもよい。これらは単なるいくつかの例である。接続されると、モジュールサブISOコンテナは集約コンテナと称され得る。
【0038】
モジュールコンテナのための例示的なコーナーフィッティング
[0044]
図2および3に示されるように、修正されたコーナーフィッティングは、より小さいサブISOコンテナが、ISO規格の接続機器との互換性を維持するやり方で配置されることを可能にする。かかる配置は、ISO規格のコーナーフィッティングの設計を使用しては不可能である。
【0039】
[0045]
図4は、モジュールコンテナで使用するためのコーナーフィッティング400の例を示す。
【0040】
[0046]一般に、コーナーフィッティングは、本書に記載されているモジュールサブISOコンテナなどのコンテナの角部に配置されるので、3つの外向き面および3つの内向き面を含む6つの側面を有し得る。外向き面は、開孔などの特徴を有し得、それは、コーナーフィッティングと、引っ掛けフック、係止接続器、鎖、ストラップ、縛り付けるもの(tie-down)、および他の種類の機器を使用するような、接続機器及び操作機器との相互作用を可能にする。
【0041】
[0047]本実施形態において、コーナーフィッティング400は5.983インチの高さおよび幅を有する。コーナーフィッティング400は、コーナーフィッティング400の外向きエッジ404から3.379インチに中心を有する開孔402をさらに有し、それは、接続機器(図示せず)がコーナーフィッティング400と相互作用することを可能にする。
【0042】
[0048]
図5A~5Eは、モジュールコンテナで使用するための修正されたISO下部コーナーフィッティングの種々の図を示す。
【0043】
[0049]特に、
図5Aは修正された下部コーナーフィッティング500を下から見た図の例を示す。特に、
図4のコーナーフィッティング400と比較すると、修正されたコーナーフィッティング500は、ISO規格のツイストロック接続機器を用いて使用するように構成されたより大きな開孔502を含む。さらに、修正されたコーナーフィッティング500は、ISO規格コーナーフィッティングの外側輪郭504および内側輪郭506と比較して示される。
【0044】
[0050]
図5Aに示されるように、修正されたコーナーフィッティング500は、
図2および3に示された測定値と一致した、0.621インチだけ低減された前面508、および0.121インチだけ低減された側面を含む。この寸法縮小は、
図2および3の構成において、サブISOコンテナを互いに隣り合わせに置くことを可能にし、40フィートISOコンテナ(
図2のように8フィートサブISOコンテナを使用して)ならびに20フィートISOコンテナおよび40フィートISOコンテナ(
図3のように10フィートサブISOコンテナを使用して)用のISO規格の接続機器との互換性を維持する。
【0045】
[0051]さらに、任意選択の追加の材料510が示され、それは修正されたコーナーフィッティング500を強化するためにそれに追加されてもよく、中央の開孔502が輪郭512までサイズを大きくされることを可能にする。
【0046】
[0052]
図5Bは、修正された下部コーナーフィッティング500を側方から見た図を示す。ここで再び、
図4のコーナーフィッティング400と比較すると、修正されたコーナーフィッティング500は、フックおよびホイストなどの、接続機器および操作機器と共に使用するように構成されたより大きな開孔520を含む。さらに、修正されたコーナーフィッティング500は、ISO規格コーナーフィッティングの外側輪郭504および内側輪郭506と比較して再び示される。
【0047】
[0053]
図5Bに示されるように、修正されたコーナーフィッティング500は、0.621インチだけ低減された前面508、および1.333インチだけ増大された内側の側面514を含む。さらに、任意選択の追加の材料510が示され、それは修正されたコーナーフィッティング500を強化するためにそれに追加されてもよい。
【0048】
[0054]
図5Cは、修正された底面コーナーフィッティング500を側方から見た図の代替的な実施形態を示す。この代替的な実施形態において、修正されたコーナーフィッティング500は、接続機器および操作機器と共に使用するように構成されたより大きなピル型の開孔512を含む。
【0049】
[0055]
図5Dは、修正された下部コーナーフィッティング500を端から見た図を示す。ここで再び、
図4のコーナーフィッティング400と比較すると、修正されたコーナーフィッティング500は接続機器および操作機器と共に使用するように構成されたより大きな開孔502を含む。さらに、修正されたコーナーフィッティング500は、ISO規格のコーナーフィッティングの外側輪郭504および内側輪郭506と比較して再び示される。
【0050】
[0056]
図5Eは、修正された底面コーナーフィッティング500を端から見た図の代替的な実施形態を示す。この代替的な実施形態において、修正されたコーナーフィッティング500は、上記
図5Cのように、接続機器および操作機器と共に使用するように構成されたより大きなピル型の開孔512を含む。
【0051】
[0057]とりわけ、
図5A~5Eに示されるように、修正された下部コーナーフィッティング500の設計は、コンテナの対向する側面または端面に適合するように正確に行われ得る。
【0052】
[0058]
図6は、修正された上部コーナーフィッティング600を端から見た図の例を示す。上述の修正されたコーナーフィッティング500と同様に、修正された上面コーナーフィッティング600は、ISO規格のツイストロック接続機器と共に使用するように構成された(ISO規格の下部コーナーフィッティングのために特定された開口部と比較して)より大きな開孔602を含む。さらに、修正されたコーナーフィッティング600は、ISO規格上面コーナーフィッティングの外側輪郭604および内側輪郭606と比較して示される。
【0053】
[0059]さらに、修正された底面コーナーフィッティング500のように、修正された上面コーナーフィッティング600の設計は、
図6に示されるように、コンテナの対向する側面または端面に適合するように正確に行われ得る。
【0054】
例示方法
[0060]
図7は、ISO互換接続機器と共に使用されるモジュールコンテナを結合させるための例示的な方法700を示す。
【0055】
[0061]方法700は、複数のモジュールコンテナを配置して、集約コンテナを形成するステップ702から始まる。例えば、モジュールコンテナは、
図2~6に対して上記で説明された通りであってもよい。
【0056】
[0062]次いで、方法700は、集約コンテナを輸送体に取り付けるステップ704に進む。いくつかの実施形態では、集約コンテナは、一以上のISOコンテナリテーナを介して輸送体に接続され得る。
【0057】
[0063]いくつかの実施形態では、複数の集約コンテナが輸送体(例えばトラック、トレーラ、または鉄道車両)上の複数のISOコンテナリテーナに接続され得る。
【0058】
[0064]前述の説明は、いかなる当業者も本明細書に記載の様々な実施形態を実施することができるように提供される。本書で述べられる例は、特許請求の範囲に明記される範囲、適用性、または実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態に対する様々な改変例が当業者には容易に明らかとなろう。また、本書に定義される一般的原理が他の実施形態に適用され得る。例えば、本開示の範囲から逸脱することなく、述べられるエレメントの機能および構成に、変更がなされ得る。様々な例が、必要に応じて様々な手順または構成要素を省略し、代用し、または付加し得る。例として、記載される方法は、記載される順番とは異なる順番で実行されてもよく、様々なステップが追加され、省略され、または結合されてもよい。また、いくつかの例に対して記載される特徴は、他のいくつかの例において結合され得る。例えば、本書に明記されたいくつもの態様を使用して、装置が実装され、または方法が実施され得る。さらに、本書に明記された開示の様々な態様に加え、あるいはそれ以外に他の構造、機能性、または構造および機能性を使用して実施されるような装置または方法をカバーするために、本開示の範囲は意図される。本明細書に開示された開示のいかなる態様も、特許請求の範囲の一以上のエレメントによって実現され得ることを理解すべきである。
【0059】
[0065]本書で使用される用語「例示」とは、「例、実例、または説明の役割を果たす」ことを意味する。「例示」として本書に記載されるいかなる態様も、他の態様に対して好ましいまたは有利であると解釈される必要はない。
【0060】
[0066]本書で使用される表現「少なくとも1つの」項目のリストは、単一の材料を含めたそれらの項目の任意の組み合わせを指す。例として、「少なくともa、b、またはcの1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-cならびに複数の同じエレメントとの任意の組み合わせ(例えば、a-a、a-a-a、a-a-b、a-a-c、a-b-b、acc、b-b、b-b-b、b-b-c、c-c、およびc-c-cまたはa、b、およびcの他の任意の順番)をカバーするように意図される。
【0061】
[0067]本書で使用される用語「特定する」とは、多種多様な行為を包含する。例えば、「特定する」とは、計算する、コンピュータで計算する、処理する、引き出す、調査する、調べる(例えば、表、データベースまたは別のデータ構造で調べる)、確認するなどを含み得る。また、「特定する」は、受け取る(例えば、情報を受け取る)、アクセスする(例えば、メモリのデータにアクセスする)などを含み得る。また、「特定する」は、解決する、選択する、選ぶ、確立するなどを含み得る。
【0062】
[0068]本書で使用される寸法に対する「約」とは、基準製造許容誤差のプラスまたはマイナスを意味する。
【0063】
[0069]本開示は、以下の例示的かつ非限定的な例をさらに含み、これらの例は、特許請求されることも、されないこともある。
【0064】
[0070]実施例1:6つの側面と、8つのコーナーフィッティングとを備える、コンテナであって、前記8つのコーナーフィッティングのそれぞれのコーナーフィッティングが、前記6つの側面のうちの第1の側面上の第1の外向き面、前記6つの側面のうちの第2の側面上の第2の外向き面、前記6つの側面のうちの第3の側面上の第3の外向き面、および、前記第1の外向き面、前記第2の外向き面、または前記第3の外向き面のうちの少なくとも1つに、前記それぞれのコーナーフィッティングの第1のエッジから約3.379インチ、かつ、前記それぞれのコーナーフィッティングの第2のエッジから約3.379インチに中心を置かれた、コーナーフィッティング開孔を備える、コンテナ。
【0065】
[0071]実施例2:前記コンテナは、幅が約95.727インチであり、長さが約95.727インチである、実施例1に記載のコンテナ。
【0066】
[0072]実施例3:前記8つのコーナーフィッティングのうちの第1のコーナーフィッティングのコーナーフィッティング開孔の中心と、前記8つのコーナーフィッティングのうちの第2のコーナーフィッティングのコーナーフィッティング開孔の中心との間の距離が、約88.969インチであり、前記第1のコーナーフィッティングと前記第2のコーナーフィッティングは、前記6つの側面のうちの1つの側面のエッジを共有する、実施例2に記載のコンテナ。
【0067】
[0073]実施例4:前記コンテナは、幅が約95.727インチであり、長さが約119.659インチである、実施例1に記載のコンテナ。
【0068】
[0074]実施例5:前記コンテナの幅に沿って配置された前記8つのコーナーフィッティングのうちの任意の2つのコーナーフィッティングの間の距離が、約88.969インチであり、前記コンテナの長さに沿って配置された前記8つのコーナーフィッティングのうちの任意の2つのコーナーフィッティングの間の距離が、約112.901インチである、実施例4に記載のコンテナ。
【0069】
[0075]実施例6:前記8つのコーナーフィッティングのそれぞれのコーナーフィッティングが、約5.983インチの第1の寸法および約5.983インチの第2の寸法を有する、実施例1に記載のコンテナ。
【0070】
[0076]実施例7:前記8つのコーナーフィッティングのそれぞれのコーナーフィッティングが、約5.983インチの第1の寸法、および5.983インチよりも大きく、6.389インチ以下の第2の寸法を有する、実施例1に記載のコンテナ。
【0071】
[0077]実施例8:前記6つの側面のうちの少なくとも1つの側面内に、アクセスドアをさらに備える、実施例1に記載のコンテナ。
【0072】
[0078]実施例9:複数のコンテナ(202、204、206、208、210、302、304、306、308)が、集約コンテナを形成するように構成される、実施例1から8のいずれか一つに記載のコンテナ(202、204、206、208、210、302、304、306、308)。
【0073】
[0079]実施例10:複数のモジュールコンテナを備える集約コンテナであって、前記複数のモジュールコンテナのそれぞれのモジュールコンテナは、6つの側面と、8つのコーナーフィッティングとを備え、前記8つのコーナーフィッティングのそれぞれのコーナーフィッティングが、前記6つの側面のうちの第1の側面上の第1の外向き面、前記6つの側面のうちの第2の側面上の第2の外向き面、前記6つの側面のうちの第3の側面上の第3の外向き面、および、前記第1の外向き面、前記第2の外向き面、または前記第3の外向き面のうちの少なくとも1つに、前記それぞれのコーナーフィッティングの第1のエッジから約3.379インチ、かつ、前記それぞれのコーナーフィッティングの第2のエッジから約3.379インチに中心を置かれた、コーナーフィッティング開孔を備える、集約コンテナ。
【0074】
[0080]実施例11:前記複数のモジュールコンテナのそれぞれは、幅が約95.727インチであり、長さが約95.727インチである、実施例10に記載の集約コンテナ。
【0075】
[0081]実施例12:前記複数のモジュールコンテナのそれぞれのモジュールコンテナについて、前記それぞれのモジュールコンテナの前記8つのコーナーフィッティングのうちの第1のコーナーフィッティングのコーナーフィッティング開孔と、前記それぞれのモジュールコンテナの前記8つのコーナーフィッティングのうちの第2のコーナーフィッティングのコーナーフィッティング開孔との間の距離が、約88.969インチであり、前記第1のコーナーフィッティングと前記第2のコーナーフィッティングは、前記それぞれのモジュールコンテナの前記6つの側面のうちの1つの側面のエッジを共有する、実施例11に記載の集約コンテナ。
【0076】
[0082]実施例13:前記複数のモジュールコンテナのそれぞれは、幅が約95.727インチであり、長さが約119.659インチである、実施例10に記載の集約コンテナ。
【0077】
[0083]実施例14:前記複数のモジュールコンテナのそれぞれのモジュールコンテナについて、前記それぞれのモジュールコンテナの幅に沿って配置された前記8つのコーナーフィッティングのうちの任意の2つのコーナーフィッティングの間の距離が、約88.969インチであり、前記それぞれのモジュールコンテナの長さに沿って配置された前記8つのコーナーフィッティングのうちの任意の2つのコーナーフィッティングの間の距離が、約112.901インチである、実施例13に記載の集約コンテナ。
【0078】
[0084]実施例15:前記複数のモジュールコンテナのそれぞれのモジュールコンテナについて、前記8つのコーナーフィッティングのそれぞれのコーナーフィッティングが、約5.983インチの第1の寸法、および約5.983インチの第2の寸法を有する、実施例10に記載の集約コンテナ。
【0079】
[0085]実施例16:前記複数のモジュールコンテナのそれぞれのモジュールコンテナについて、前記8つのコーナーフィッティングのそれぞれのコーナーフィッティングが、約5.983インチの第1の寸法、および約6.389インチの第2の寸法を有する、実施例10に記載の集約コンテナ。
【0080】
[0086]実施例17:前記複数のモジュールコンテナのそれぞれが、前記6つの側面のうちの少なくとも1つの側面内に、アクセスドアをさらに備える、実施例10に記載の集約コンテナ。
【0081】
[0087]実施例18:集約コンテナを形成する方法であって、複数のモジュールコンテナを接続して、集約コンテナを形成することを含み、前記複数のモジュールコンテナのそれぞれのモジュールコンテナは、6つの側面と、8つのコーナーフィッティングとを備え、前記8つのコーナーフィッティングのそれぞれのコーナーフィッティングは、前記6つの側面のうちの第1の側面上の第1の外向き面、前記6つの側面のうちの第2の側面上の第2の外向き面、前記6つの側面のうちの第3の側面上の第3の外向き面、および、前記第1の外向き面、前記第2の外向き面、または前記第3の外向き面のうちの少なくとも1つに、前記それぞれのコーナーフィッティングの第1のエッジから約3.379インチ、かつ、前記それぞれのコーナーフィッティングの第2のエッジから約3.379インチに中心を置かれた、コーナーフィッティング開孔を備える、方法。
【0082】
[0088]実施例19:前記複数のモジュールコンテナのそれぞれは、幅が約95.727インチであり、長さが約95.727インチである、実施例18に記載の方法。
【0083】
[0089]実施例20:前記複数のモジュールコンテナのそれぞれは、幅が約95.727インチであり、長さが約119.659インチである、実施例18に記載の方法。
【0084】
[0090]実施例21:前記集約コンテナを、輸送体上の複数のISOコンテナリテーナに取り付けることをさらに含む、実施例18に記載の方法。
【0085】
[0091]本明細書に開示の方法は、本方法を達成するために、一以上のステップまたは行為を含む。方法のステップおよび/または行為は、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに入れ替えることができる。言い換えると、ステップまたは行為の特定の順番が特定されなければ、特許請求の範囲から逸脱することなく、特定のステップおよび/または行為の順番および/または使用が修正されてもよい。さらに、上記の方法の様々な工程は、対応する機能を実行できる任意の適切な手段によって、実行されてもよい。