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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-06-11
(45)【発行日】2025-06-19
(54)【発明の名称】演出出力玩具、主玩具体、及び副玩具体
(51)【国際特許分類】
   A63H 33/26 20060101AFI20250612BHJP
【FI】
A63H33/26 A
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2024095103
(22)【出願日】2024-06-12
【審査請求日】2024-11-15
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000135748
【氏名又は名称】株式会社バンダイ
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】樋野 千秋
(72)【発明者】
【氏名】小美濃 貴浩
(72)【発明者】
【氏名】木村 憲司
(72)【発明者】
【氏名】光岡 祐希
【審査官】鶴岡 直樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-199176(JP,A)
【文献】特開2017-205357(JP,A)
【文献】特開2017-093752(JP,A)
【文献】特開2015-011564(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0179446(US,A1)
【文献】米国特許第09457281(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63H 1/00-37/00
G06K 7/00
G06K 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
演出出力玩具であって、
主玩具体と、
識別情報を有し、前記主玩具体に接続可能な副玩具体と
を備え、
前記主玩具体は、
電源と、
前記電源に並列して接続された第1抵抗及び第2抵抗と、
前記副玩具体が接続された場合に形成される回路の所定位置の電圧を測定し、測定値に従って該副玩具体を識別する識別手段と、
前記識別手段による識別に応じて演出を出力する演出出力手段とを備え、
前記副玩具体は、
前記主玩具体に接続されると、前記第1抵抗と直列に接続される第3抵抗と、
前記主玩具体に接続されると、前記第2抵抗と直列に接続される第4抵抗と
を備え
前記所定位置は、前記第1抵抗と前記第3抵抗とが直列に接続されている間の第1位置と、前記第2抵抗と第4抵抗とが直列に接続されている間の第2位置とを含み、
前記識別手段は、前記第1位置の電圧を測定する第1電圧計と、前記第2位置の電圧を測定する第2電圧計とを備える、演出出力玩具。
【請求項2】
前記第3抵抗及び前記第4抵抗の抵抗値の組み合わせは、前記副玩具体の種類に応じて変更される、請求項に記載の演出出力玩具。
【請求項3】
前記第3抵抗及び前記第4抵抗の抵抗値は、互いに異なる、請求項に記載の演出出力玩具。
【請求項4】
前記第3抵抗及び前記第4抵抗の抵抗値は、互いに同じ、請求項に記載の演出出力玩具。
【請求項5】
前記第3抵抗又は前記第4抵抗の抵抗値は、0Ωに設定される、請求項に記載の演出出力玩具。
【請求項6】
前記副玩具体の種類に応じた演出出力データを記憶する記憶手段をさらに備え、
前記演出出力手段は、前記識別手段による識別に対応する前記演出出力データを前記記憶手段から取得して演出を出力する、請求項1乃至の何れか1項に記載の演出出力玩具。
【請求項7】
前記演出出力手段は、前記主玩具体に設けられたデバイスを用いて演出を出力する、請求項に記載の演出出力玩具。
【請求項8】
前記演出出力手段は、さらに、前記副玩具体に設けられたデバイスを用いて演出を出力する、請求項に記載の演出出力玩具。
【請求項9】
前記演出出力手段は、前記副玩具体が前記主玩具体に装着されたことをトリガに前記主玩具体に設けられたデバイスを用いて演出を出力する、請求項に記載の演出出力玩具。
【請求項10】
前記演出出力手段は、前記主玩具体に設けられた操作子が操作されたことをトリガに前記主玩具体に設けられたデバイスを用いて演出を出力する、請求項に記載の演出出力玩具。
【請求項11】
識別情報を有する副玩具体を脱着可能な主玩具体であって、
電源と、
前記電源に並列して接続された第1抵抗及び第2抵抗と、
前記副玩具体が接続された場合に形成される回路の所定位置の電圧を測定し、測定値に従って該副玩具体を識別する識別手段と、
前記識別手段による識別に応じて演出を出力する演出出力手段とを備え、
前記第1抵抗は、前記副玩具体が接続されると、該副玩具体に設けられた第3抵抗と直列に接続され、
前記第2抵抗は、前記副玩具体が接続されると、該副玩具体に設けられた第4抵抗と直列に接続され
前記所定位置は、前記第1抵抗と前記第3抵抗とが直列に接続されている間の第1位置と、前記第2抵抗と第4抵抗とが直列に接続されている間の第2位置とを含み、
前記識別手段は、前記第1位置の電圧を測定する第1電圧計と、前記第2位置の電圧を測定する第2電圧計とを備える、主玩具体。
【請求項12】
電源と、前記電源に並列して接続された第1抵抗及び第2抵抗と、副玩具体が接続された場合に形成される回路の所定位置の電圧を測定し、測定値に従って前記副玩具体を識別する識別手段と、前記識別手段による識別に応じて演出を出力する演出出力手段とを備える主玩具体に脱着可能な前記副玩具体であって、
前記主玩具体に接続されると、前記第1抵抗と直列に接続される第3抵抗と、
前記主玩具体に接続されると、前記第2抵抗と直列に接続される第4抵抗と
を備え
前記所定位置は、前記第1抵抗と前記第3抵抗とが直列に接続されている間の第1位置と、前記第2抵抗と第4抵抗とが直列に接続されている間の第2位置とを含み、
前記識別手段に設けられた第1電圧計によって前記第1位置の電圧が測定され、前記識別手段に設けられた第2電圧計によって前記第2位置の電圧が測定される、副玩具体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、演出出力玩具、主玩具体、及び副玩具体に関する。
【背景技術】
【0002】
主玩具体に対して副玩具体を装着することにより、光や音声等による多様な演出を行う演出出力玩具が知られている。例えば特許文献1では、玩具本体に装着された着脱物品の種類に応じて、玩具本体から光や音声を出力する動作玩具が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-11564号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
演出出力玩具では、多彩な演出を行う仕組みが要望されている。従って、多くの種類の副玩具体を識別する必要があるが、上記従来技術では、主玩具体に副玩具体が装着された際に、機械式のスイッチによる複数の凹凸部分が押下されるパターンに応じて装着された玩具体を識別している。しかし、このような機械式のスイッチでは構造が複雑となり、当該部品を製造するためのコストも増大してしまう。
【0005】
本発明は、例えば、演出出力玩具において、多彩な演出を実現する新規な仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、例えば、演出出力玩具であって、主玩具体と、識別情報を有し、前記主玩具体に接続可能な副玩具体とを備え、前記主玩具体は、電源と、前記電源に並列して接続された第1抵抗及び第2抵抗と、前記副玩具体が接続された場合に形成される回路の所定位置の電圧を測定し、測定値に従って該副玩具体を識別する識別手段と、前記識別手段による識別に応じて演出を出力する演出出力手段とを備え、前記副玩具体は、前記主玩具体に接続されると、前記第1抵抗と直列に接続される第3抵抗と、前記主玩具体に接続されると、前記第2抵抗と直列に接続される第4抵抗とを備える。
また、本発明は、例えば、演出出力玩具であって、主玩具体と、識別情報を有し、前記主玩具体に接続可能な副玩具体とを備え、前記主玩具体は、電源と、前記電源に並列して接続された第1抵抗及び第2抵抗と、前記副玩具体が接続された場合に形成される回路の所定位置の電圧を測定し、測定値に従って該副玩具体を識別する識別手段と、前記識別手段による識別に応じて演出を出力する演出出力手段とを備え、前記副玩具体は、前記主玩具体に接続されると、前記第1抵抗と直列に接続される第3抵抗と、前記主玩具体に接続されると、前記第2抵抗と直列に接続される第4抵抗とを備え、前記所定位置は、前記第1抵抗と前記第3抵抗とが直列に接続されている間の第1位置と、前記第2抵抗と第4抵抗とが直列に接続されている間の第2位置とを含み、前記識別手段は、前記第1位置の電圧を測定する第1電圧計と、前記第2位置の電圧を測定する第2電圧計とを備える。
【0007】
また、本発明は、例えば、主玩具体であって、識別情報を有する副玩具体を脱着可能な主玩具体であって、電源と、前記電源に並列して接続された第1抵抗及び第2抵抗と、前記副玩具体が接続された場合に形成される回路の所定位置の電圧を測定し、測定値に従って該副玩具体を識別する識別手段と、前記識別手段による識別に応じて演出を出力する演出出力手段とを備え、前記第1抵抗は、前記副玩具体が接続されると、該副玩具体に設けられた第3抵抗と直列に接続され、前記第2抵抗は、前記副玩具体が接続されると、該副玩具体に設けられた第4抵抗と直列に接続される。
また、本発明は、例えば、識別情報を有する副玩具体を脱着可能な主玩具体であって、電源と、前記電源に並列して接続された第1抵抗及び第2抵抗と、前記副玩具体が接続された場合に形成される回路の所定位置の電圧を測定し、測定値に従って該副玩具体を識別する識別手段と、前記識別手段による識別に応じて演出を出力する演出出力手段とを備え、前記第1抵抗は、前記副玩具体が接続されると、該副玩具体に設けられた第3抵抗と直列に接続され、前記第2抵抗は、前記副玩具体が接続されると、該副玩具体に設けられた第4抵抗と直列に接続され、前記所定位置は、前記第1抵抗と前記第3抵抗とが直列に接続されている間の第1位置と、前記第2抵抗と第4抵抗とが直列に接続されている間の第2位置とを含み、前記識別手段は、前記第1位置の電圧を測定する第1電圧計と、前記第2位置の電圧を測定する第2電圧計とを備える。
【0008】
また、本発明は、例えば、電源と、前記電源に並列して接続された第1抵抗及び第2抵抗と、副玩具体が接続された場合に形成される回路の所定位置の電圧を測定し、測定値に従って前記副玩具体を識別する識別手段と、前記識別手段による識別に応じて演出を出力する演出出力手段とを備える主玩具体に脱着可能な前記副玩具体であって、前記主玩具体に接続されると、前記第1抵抗と直列に接続される第3抵抗と、前記主玩具体に接続されると、前記第2抵抗と直列に接続される第4抵抗とを備える。
また、本発明は、例えば、電源と、前記電源に並列して接続された第1抵抗及び第2抵抗と、副玩具体が接続された場合に形成される回路の所定位置の電圧を測定し、測定値に従って前記副玩具体を識別する識別手段と、前記識別手段による識別に応じて演出を出力する演出出力手段とを備える主玩具体に脱着可能な前記副玩具体であって、前記主玩具体に接続されると、前記第1抵抗と直列に接続される第3抵抗と、前記主玩具体に接続されると、前記第2抵抗と直列に接続される第4抵抗とを備え、前記所定位置は、前記第1抵抗と前記第3抵抗とが直列に接続されている間の第1位置と、前記第2抵抗と第4抵抗とが直列に接続されている間の第2位置とを含み、前記識別手段に設けられた第1電圧計によって前記第1位置の電圧が測定され、前記識別手段に設けられた第2電圧計によって前記第2位置の電圧が測定される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、演出出力玩具において、演出を実現する新規な仕組みを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】一実施形態に係る演出出力玩具の外観正面の(a)蓋部閉状態、及び(b)蓋部開状態を示す図
図2】一実施形態に係る演出出力玩具の主玩具体へ副玩具体を装着する様子を示す斜視図
図3】一実施形態に係る演出出力玩具の(a)平面図、(b)接続部の拡大図、(c)副玩具体の底面図
図4】一実施形態に係る演出出力玩具の電気回路を示す図
図5】一実施形態に係る演出出力玩具の制御構成を示す図
図6】一実施形態に係る演出出力玩具の処理手順を示すフローチャート
図7】一実施形態に係る演出出力玩具の抵抗一覧を示す図
図8】一実施形態に係る演出出力玩具の演出出力構成を示す図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴うち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0012】
<演出出力玩具の外観構成>
図1を参照して、本実施形態に係る演出出力玩具100の外観構成の一例について説明する。図1(a)及び図1(b)は演出出力玩具100の外観正面を示す。なお、x,y,zの矢印はそれぞれ模型玩具における上、左、前方向の向きを示し、他の図面についても同様である。
【0013】
図1(a)は演出出力玩具100の蓋部を閉じた状態の外観正面を示す。演出出力玩具100は、主玩具体101、副玩具体102、及びベルト103を含んで構成される。本実施形態の演出出力玩具100は、ベルト103に装着されるバックルとして構成されているが、それに限られず、他の任意の玩具として構成されてもよい。
【0014】
図1(b)に示すように、主玩具体101は、蓋部110と本体部120とを含んで構成される。蓋部110は、図1(a)に示す閉状態と、図1(b)に示す開状態との間で開閉することができる。本体部120には副玩具体102を接続するための接続部が設けられている。副玩具体102は、副玩具体の種類を識別するための識別情報を有し、主玩具体101の蓋部110を開状態とすることで本体部120に設けられた接続部へ脱着可能に接続することができる。副玩具体102は、複数の種類を含み、種類ごとに識別情報が割り当てられる。当該識別情報は、固有の識別情報が用いられてもよいし、可変の識別情報が用いられてもよい。当該識別情報は、後述するように、2つの抵抗の組み合わせによって識別することができる。従って、上記固有の識別情報とは上記2つの抵抗が副玩具体の種類との関係で固有のものであり、抵抗の組み合わせを変更できないものをいう。一方、上記可変の識別情報とは、2つの抵抗の組み合わせを切り替え可能な仕組みが導入されたものであり、複数の組み合わせに切り替えて使用できるものである。可変する仕組みについては限定するものではないが、例えば3つ以上の抵抗を1つの副玩具体に設け、回路的に主玩具体に接続する抵抗を選択可能な、例えばスイッチなどの機構を設け、2つの組み合わせの抵抗を選択的に切り替えて主玩具体へ接続することができる仕組みを適用することができる。或いは、抵抗値を動的に変更可能な2つの可変抵抗器を設ける仕組みとしてもよい。このような可変の識別情報を利用することにより、1つの副玩具体でより多彩な演出を行うことができる。
【0015】
本演出出力玩具100は、主玩具体101に副玩具体102を接続することにより、副玩具体102の種類に応じて多様な演出出力を行うことができる。なお、本実施形態では1つの接続部が設けられる例を説明するが、本発明を限定する意図はなく、複数の接続部が設けられる構成であってもよい。この場合、それぞれの接続部に対して異なる種類の副玩具体102が接続されてもよい。また、接続される副玩具体102の種類の組み合わせによって演出出力を変化させてもよい。
【0016】
<副玩具体の接続>
図2を参照して、本実施形態に係る副玩具体の接続について説明する。図2(a)、(b)は主玩具体101及び副玩具体102の斜視図を示す。なお、説明を容易にするため、主玩具体101の蓋部110は省略して図示している。即ち、主玩具体101は蓋部110が開状態にされている場合と同様に副玩具体102を接続可能な状態として図示している。
【0017】
図2(a)は副玩具体102を接続する前の状態を示す。副玩具体102は、主玩具体101の上部から矢印方向へ接続部201に対して接続される。通常は蓋部110によって接続部201が覆われているため副玩具体102を接続することができず、蓋部110を開状態とすることで接続可能となる。
【0018】
接続部201は、本体部120の中央付近に形成された凹部であり、その中央付近の底部にはポゴピン等の接続ピンが露出している。当該接続ピンに対して副玩具体102の底部に設けられた凸部で押し込むことにより主玩具体101と副玩具体102とが電気的に接続され、主玩具体101と副玩具体に設けられた電気回路が導通する。接続部の詳細な構成について図3を用いて後述する。
【0019】
図2(b)は主玩具体101に副玩具体102を接続した様子を示す。主玩具体101には、さらに操作子202が設けられている。操作子202は演出出力を行うためのトリガとなる操作子であり、本実施形態では一例として押下式のボタンを例示している。なお、本発明の操作子を限定するものではなく、レバーなど他の操作子を本発明に適用してもよい。副玩具体102が主玩具体101へ接続された状態で操作子202を操作することにより、演出出力を行うことができる。また、操作子202を操作するたびに、演出出力の種類が切り替えられてもよい。また、複数の操作子を設けて、各操作子を操作することによって異なる演出が出力されてもよい。演出出力は、スピーカによる音出力、LED等の発光部による光出力など、多様な出力を組み合わせて行われるものである。
【0020】
<接続部の構成>
図3を参照して、本実施形態に係る主玩具体101の接続部201の詳細な構成について説明する。図3(a)は主玩具体101の蓋部110を外した状態の平面図を示す。図3(b)は接続部201の拡大図を示す。図3(c)は副玩具体102の底面図を示す。
【0021】
図3(a)に示すように、接続部201は主玩具体101の中央付近に形成される。接続部201に中央付近には連結部301が設けられている。連結部301には、図3(b)に示すように、ポゴピン等の接続ピンが設けられており、本実施形態では3つの接続ピンが露出している。また、図3(c)に示すように、副玩具体102の底部には凸状に形成された連結部302が形成されている。なお、接続ピンの数は、副玩具体とともに形成する電気回路の構成に応じて変更することができる。
【0022】
主玩具体101へ副玩具体102を接続する際には、副玩具体102の連結部302によって主玩具体101の連結部301に設けられた接続ピンが押し込まれる。接続ピンが押し込まれると、主玩具体101内部の電気回路と電気的に接続され、さらに接続ピンに接触した副玩具体102の電気回路とも電気的に接続される。したがって、副玩具体102の連結部302にも導電性の材料を含んで形成されている。主玩具体101及び副玩具体102の回路構成については図4を用いて後述する。
【0023】
<回路構成>
図4を参照して、本実施形態に係る演出出力玩具の電気回路構成について説明する。図4は主玩具体101と副玩具体102との電気回路構成を示す。
【0024】
主玩具体101は、回路構成として、第1抵抗401、第2抵抗402、電源405、及び電圧計407、408を備える。411、412、413は、連結部301の接続ピンを示す。電圧計407、408はIC406に含まれる。IC406は、回路の所定位置の電圧を測定することにより、副玩具体102の種類を識別する識別手段の一例である。一方、副玩具体102は、回路構成として、第3抵抗403、及び第4抵抗404を備える。421、422、423は、連結部302の接続端子を示す。
【0025】
副玩具体102が主玩具体101へ接続されると、各接続端子421~423には対応する接続ピン411~413が電気的に接続される。図4に示すように、主玩具体101の第1抵抗401と第2抵抗402とは電源405に対して並列に接続されている。主玩具体101及び副玩具体102が接続されると、主玩具体101の第1抵抗401と、副玩具体102の第3抵抗とが電源405に対して直列に接続された直列部を形成する。さらに、主玩具体101の第2抵抗402と、副玩具体102の第4抵抗とが電源405に対して直列に接続された直列部を形成する。
【0026】
IC406は、主玩具体101に副玩具体102が接続されたことを接続ピン411~413に電流が流れたことにより検知することができる。副玩具体102の接続を検知すると、IC406は、電圧計407によって、直列に接続された第1抵抗401と、第3抵抗403とが分圧される測定ポイント431の電圧を測定する。さらに、IC406は、電圧計408によって、直列に接続された第1抵抗402と、第3抵抗404とが分圧される測定ポイント432の電圧を測定する。測定ポイント431、432の電圧は以下の式1で表すことができる。
Vx=(VxB)/(A+B)・・・(式1)
ここで、Vxは測定ポイントの電圧を示す。Vは電源405の電圧を示す。Aは第1抵抗401又は第2抵抗402の抵抗値を示す。Bは第3抵抗403又は第4抵抗404の抵抗値を示す。
【0027】
例えば、Vを3Vとし、抵抗Aを1Ωとし、抵抗Bを1Ωとする。この場合、測定ポイントの電圧Vxは、1.5Vとなる。一方、Vを3Vとし、抵抗Aを1Ωとし、抵抗Bを2Ωとする。この場合、測定ポイントの電圧Vxは、2Vとなる。このように、本実施形態によれば、副玩具体102の第3抵抗403及び第4抵抗404の抵抗値を変更することにより、測定ポイントでの電圧値を変化させ、測定電圧に応じて接続された副玩具体102の種類を識別することができる。つまり、本実施形態によれば、副玩具体102に設けられる2つの抵抗の抵抗値の組み合わせに応じて異なる種類の副玩具体を表し、その種類に応じて演出出力パターンを変更することができる。なお、主玩具体101に設けられる第1抵抗401及び第2抵抗402の抵抗値は固定である。
【0028】
また、本実施形態によれば、主玩具体101と副玩具体102とのそれぞれにおいて2つの抵抗を設ける構成とした。これは、IC406が識別可能な抵抗値の数には限りがあるものであり、1つの抵抗のみを用いると副玩具体102の種類がその数に依存してしまう。従って、2つの抵抗を用いることにより、さらにそれらの抵抗値の組み合わせパターンに応じて副玩具体102の識別可能な種類の数を増やすことができる。したがって、本実施形態では、2つの種類の抵抗を含む例を示すが、識別したい副玩具体の種類の数に応じて設ける抵抗の数を変更することが望ましい。もちろん1つの抵抗のみを用いる形態であってもよい。
【0029】
<制御構成>
図5を参照して、本実施形態に係る主玩具体101と副玩具体102の演出出力制御を行うための制御構成について説明する。なお、ここでは、副玩具体102の制御構成としてIC付の構成を示している。なお、本発明においては、副玩具体102の構成としてICなしの構成も含みうる。ICなしの副玩具体102は、後述する制御構成を有しておらず、第3抵抗403及び第4抵抗404を含む基板のみが設けられる。
【0030】
主玩具体101は、制御構成として、制御部501、記憶部502、電源部503、識別部504、LED群506、スイッチ群507、及びスピーカ508を備える。制御部501は、演出出力制御を行う制御部であり、IC406を含んで構成される。記憶部502は、演出出力データと副玩具体の識別情報とを紐付けて記憶している。識別部504は、副玩具体102が主玩具体101に接続された際に電圧計407、408によって所定の測定ポイント431、432の電圧を測定し、測定結果に応じて副玩具体102の種類を識別する。制御部501は、演出出力を行う際に、識別した副玩具体に対応する演出出力データを記憶部502から読み出して利用する。なお、制御部501、記憶部502、及び識別部504はIC406と同じ基板に含まれる構成としてもよいし、他の基板に含まれる構成としてもよい。
【0031】
電源部503は主玩具体101に接続された電池等の電源405から電力を各部へ供給する。スイッチ群507は操作子202などのボタン、レバー、及びスイッチなどを含む演出出力のトリガとなる操作子である。LED群506は1つ以上のLED素子を含む演出出力に用いられる発光デバイスである。スピーカ508は演出出力に用いられる音出力デバイスである。制御部501は、スイッチ群507に含まれる何れかの操作子の操作を検出すると、LED群506、及びスピーカ508の少なくとも1つのデバイスを用いて演出出力を行う。
【0032】
一方、副玩具体102には、図4に示したように、抵抗を含む一方で、他の制御構成としてのデバイスを含まないように構成されてもよく、他の制御構成としてのデバイス(IC等)を含むように構成されてもよい。図5に示す副玩具体102は、他の制御構成としてのデバイスを含む例を示す。この場合、副玩具体102は、制御部511、スピーカ512、及びLED群513を含む。制御部511は、制御部501からの指示に従って、スピーカ512及びLED群513を制御する。制御部511は設けられなくてもよく、その場合は、主玩具体101の制御部501がスピ―カ512及びLED群513を代理で制御する。なお、副玩具体102には、不図示の記憶部を設け、スピーカ512及びLED群513を制御するための演出出力データを記憶してもよい。この場合、制御部511は制御部501の指示に従って、副玩具体102に設けられた記憶部から演出出力データを読み出して、スピーカ512及びLED群513を制御する。
【0033】
<演出出力制御>
図6を参照して、本実施形態に係る演出出力制御の処理手順について説明する。以下で説明する処理は、例えば制御部501が記憶部502に記憶されたデータやプログラムを読み出して実行することにより実現される。Sに続く番号は本フローチャートのステップ番号を示す。
【0034】
S101で制御部501は主玩具体101に副玩具体102が接続(装着)されたかどうかを判断する。例えば、制御部501は、連結部301の接続ピン411~413が電気的に副玩具体102の接続端子421~423に接続されることにより生じる電流を検知することにより副玩具体102の装着を検知することができる。副玩具体102の装着を検知すると、S102へ進み、そうでない場合はS101の判断を繰り返し行う。
【0035】
S102で制御部501は、IC406の電圧計407、408を用いて測定ポイント431、432の電圧を測定する。続いてS103で制御部501は、測定電圧の結果から装着された副玩具体102の種類を識別する。具体的には、制御部501は、測定された2カ所の電圧値を検索キーとして、記憶部502に予め記憶されている測定電圧値のパターンに紐付いた副玩具体102の識別を検索する。副玩具体102を識別すると、S104で制御部501は検索したテーブルの項目に紐付いて登録されている演出出力データを取得する。
【0036】
S105で制御部501は、演出出力のトリガとなる操作子202の操作を検出したかどうかを判断する。演出出力のトリガを検出した場合はS106に進み、そうでない場合はS107に進む。ここでは、演出出力のトリガを操作子202の操作を一例に説明するが、本発明を限定する意図はない。他の操作子に対する操作でもよいし、副玩具体102が主玩具体101へ装着されたことをトリガとしてもよい。S106で制御部501は、S104で取得した演出出力データに従って、主玩具体101のLED群506と、スピーカ508を制御して、音出力及び光出力の少なくとも一方を含む演出出力を行う。ここで、副玩具体102にスピーカ512及びLED群513の少なくとも一方が含まれている場合には、それらも制御して演出出力を行ってもよい。
【0037】
続いてS107で制御部501は、副玩具体102が主玩具体101から取り外されたかどうかを判断する。具体的には、制御部501は、上記S101で検知した電流が検知できなくなった場合に副玩具体102が主玩具体101から取り外されたと判断する。取り外された場合は本フローチャートの処理を終了する。一方、取り外されていない場合は処理をS105に戻す。その後新たな操作が行われると、当該操作及び副玩具体102の種類に応じた演出出力が行われる。
【0038】
<抵抗一覧>
図7を参照して、本実施形態に係る抵抗の種類及びのその組み合わせを定義したテーブルについて説明する。図7(a)は抵抗の種類を定義するテーブルを示す。図7(b)は抵抗の組み合わせに応じた測定値パターンと演出出力データを定義するテーブルを示す。
【0039】
図7(a)に示すように、本実施形態によれば、異なる抵抗値を有する複数の抵抗、例えば16種類の抵抗が利用される。それぞれの抵抗は異なる抵抗値を有する。例えば16種類の抵抗を用いる場合、副玩具体102に1つの抵抗を設ける場合は16種類の測定パターンしか識別することができない。しかし、本実施形態では、副玩具体102に2つの抵抗を設けるため、測定ポイントに応じた測定パターンは16X16の256通りの種類を識別することができる。これにより、より多彩な演出出力を行うことができる。
【0040】
記憶部502には、テーブル710が記憶される。テーブル710は、副玩具体102に設けられる2つの抵抗の種類に紐付けて、その組み合わせ703、2つの測定値の測定電圧パターン704、及び演出出力データの識別情報705を定義する。テーブル710では省略して一部のデータのみ示しているが、最大で256通りのデータを定義することができる。なお、副玩具体102に設けられる2つの抵抗については、抵抗値は同じ値でもよいし、異なる値でもよい。また、一方の抵抗値を0Ωに設定するものであってもよい。この場合、該当する抵抗が省略されることになる。また、第3抵抗403に抵抗ID001の抵抗を用い、第4抵抗404に抵抗ID002の抵抗を用いる場合と、第3抵抗403に抵抗ID002の抵抗を用い、第4抵抗404に抵抗ID001の抵抗を用いる場合とは異なるパターンとして識別可能である。測定電圧パターン704はここでは省略して「パターン001」等と記載しているが、実際には2つの測定ポイントの電圧値が登録されている。したがって、制御部501は電圧値のパターンに応じて副玩具体102を識別することができる。
【0041】
識別部504は、電圧計407、408によって2つの測定ポイントの電圧を測定し、その測定電圧パターン704を制御部501へ伝達する。制御部501は伝達された測定電圧パターン704に従って、対応する演出出力データの識別情報706を参照し、当該識別情報706に従って記憶部502から対応する演出出力データを取得する。
【0042】
<副玩具体の構成>
図8を参照して、本実施形態に係る副玩具体102の構成例について説明する。図8(a)はIC付の副玩具体の構成を示す。図8(b)ICなしの副玩具体の構成を示す。
【0043】
図8(a)に示すように、IC付の副玩具体102には、ICを含む制御部511、スピーカ512、及びLED群513を含む。一方で、図8(b)に示すように、ICなしの副玩具体102は、制御部511を有することなく、第3抵抗403及び第4抵抗404を含む基板のみが連結部302に電気的に接続されている。
【0044】
制御部501は、演出出力を行う際に、IC付の副玩具体102が装着されている場合は、主玩具体のLED群506及びスピーカ508の制御に加えて、さらに、副玩具体102に設けられたLED群513及びスピーカ512の制御を制御部511を介して行う。一方で、ICなしの副玩具体102が装着されている場合は、制御部501は、演出出力を行う際に、主玩具体のLED群506及びスピーカ508の制御のみを行う。このように、ICの有無に応じて、制御を多彩に変化させることができ、より多くの演出を行うことができる。
【0045】
以上説明したように、本実施形態の演出出力玩具100は、主玩具体101と、識別情報を有し、前記主玩具体に接続可能な副玩具体102とを備える。主玩具体101は、電源と、電源に並列して接続された第1抵抗及び第2抵抗とを備え、副玩具体が接続された場合に形成される回路の所定位置の電圧を測定し、測定値に従って副玩具体を識別し、識別に応じて演出を出力する。副玩具体102は、主玩具体に接続されると、第1抵抗と直列に接続される第3抵抗と、主玩具体に接続されると、第2抵抗と直列に接続される第4抵抗とを備える。これにより、簡易な構成でより多くの種類の副玩具体を識別することができる。このように、本実施形態によれば、演出出力玩具において、演出を実現する新規な仕組みを提供することができる。
【0046】
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。例えば演出出力玩具の形状は、ベルトに取り付けられるバックルに限定されるものではなく、他の装飾具や様々な形状を含むものである。
【0047】
<実施形態のまとめ>
上記実施形態は、少なくとも以下の演出出力玩具、主玩具体、および副玩具体を開示する。
(1)
演出出力玩具であって、
主玩具体と、
識別情報を有し、前記主玩具体に接続可能な副玩具体と
を備え、
前記主玩具体は、
電源と、
前記電源に並列して接続された第1抵抗及び第2抵抗と、
前記副玩具体が接続された場合に形成される回路の所定位置の電圧を測定し、測定値に従って該副玩具体を識別する識別手段と、
前記識別手段による識別に応じて演出を出力する演出出力手段とを備え、
前記副玩具体は、
前記主玩具体に接続されると、前記第1抵抗と直列に接続される第3抵抗と、
前記主玩具体に接続されると、前記第2抵抗と直列に接続される第4抵抗と
を備える、演出出力玩具。
(2)
前記所定位置は、前記第1抵抗と前記第3抵抗とが直列に接続されている間の位置と、前記第2抵抗と第4抵抗とが直列に接続されている間の位置とを含む、(1)に記載の演出出力玩具。
(3)
前記第3抵抗及び前記第4抵抗の抵抗値の組み合わせは、前記副玩具体の種類に応じて変更される、(1)又は(2)に記載の演出出力玩具。
(4)
前記第3抵抗及び前記第4抵抗の抵抗値は、互いに異なる、(1)乃至(3)の何れか1つに記載の演出出力玩具。
(5)
前記第3抵抗及び前記第4抵抗の抵抗値は、互いに同じ、(1)乃至(3)の何れか1つに記載の演出出力玩具。
(6)
前記第3抵抗又は前記第4抵抗の抵抗値は、0Ωに設定される、(1)乃至(3)の何れか1つに記載の演出出力玩具。
(7)
前記副玩具体の種類に応じた演出出力データを記憶する記憶手段をさらに備え、
前記演出出力手段は、前記識別手段による識別に対応する前記演出出力データを前記記憶手段から取得して演出を出力する、(1)乃至(6)の何れか1つに記載の演出出力玩具。
(8)
前記演出出力手段は、前記主玩具体に設けられたデバイスを用いて演出を出力する、(1)乃至(7)の何れか1つに記載の演出出力玩具。
(9)
前記演出出力手段は、さらに、前記副玩具体に設けられたデバイスを用いて演出を出力する、(8)に記載の演出出力玩具。
(10)
前記演出出力手段は、前記副玩具体が前記主玩具体に装着されたことをトリガに前記主玩具体に設けられたデバイスを用いて演出を出力する、(1)乃至(9)の何れか1つに記載の演出出力玩具。
(11)
前記演出出力手段は、前記主玩具体に設けられた操作子が操作されたことをトリガに前記主玩具体に設けられたデバイスを用いて演出を出力する、(1)乃至(9)の何れか1つに記載の演出出力玩具。
(12)
識別情報を有する副玩具体を脱着可能な主玩具体であって、
電源と、
前記電源に並列して接続された第1抵抗及び第2抵抗と、
前記副玩具体が接続された場合に形成される回路の所定位置の電圧を測定し、測定値に従って該副玩具体を識別する識別手段と、
前記識別手段による識別に応じて演出を出力する演出出力手段とを備え、
前記第1抵抗は、前記副玩具体が接続されると、該副玩具体に設けられた第3抵抗と直列に接続され、
前記第2抵抗は、前記副玩具体が接続されると、該副玩具体に設けられた第4抵抗と直列に接続される、主玩具体。
(13)
電源と、前記電源に並列して接続された第1抵抗及び第2抵抗と、副玩具体が接続された場合に形成される回路の所定位置の電圧を測定し、測定値に従って前記副玩具体を識別する識別手段と、前記識別手段による識別に応じて演出を出力する演出出力手段とを備える主玩具体に脱着可能な前記副玩具体であって、
前記主玩具体に接続されると、前記第1抵抗と直列に接続される第3抵抗と、
前記主玩具体に接続されると、前記第2抵抗と直列に接続される第4抵抗と
を備える、副玩具体。
【符号の説明】
【0048】
100:演出出力玩具、101:主玩具体、102:副玩具体、103:ベルト、110:蓋部、120:本体部、201:接続部、202:操作子、301、302:連結部、401~404:抵抗、405:電源、406:IC、407、408:電圧計、411~413:接続ピン、421~423:接続端子、431、432:測定ポイント
【要約】
【課題】演出出力玩具において、演出を実現する新規な仕組みを提供する。
【解決手段】演出出力玩具100は、主玩具体101と、識別情報を有し、前記主玩具体に接続可能な副玩具体102とを備える。主玩具体101は、電源と、電源に並列して接続された第1抵抗及び第2抵抗とを備え、副玩具体が接続された場合に形成される回路の所定位置の電圧を測定し、測定値に従って副玩具体を識別し、識別に応じて演出を出力する。副玩具体102は、主玩具体に接続されると、第1抵抗と直列に接続される第3抵抗と、主玩具体に接続されると、第2抵抗と直列に接続される第4抵抗とを備える。
【選択図】図4
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8