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特許7702511ロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-06-25
(45)【発行日】2025-07-03
(54)【発明の名称】ロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズム
(51)【国際特許分類】
   A61H 15/00 20060101AFI20250626BHJP
【FI】
A61H15/00 370K
A61H15/00 380A
A61H15/00 340C
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2024004041
(22)【出願日】2024-01-15
(65)【公開番号】P2024137704
(43)【公開日】2024-10-07
【審査請求日】2024-01-15
(31)【優先権主張番号】112111602
(32)【優先日】2023-03-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】596087199
【氏名又は名称】巫 東和
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】巫東和
【審査官】村上 勝見
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-108727(JP,A)
【文献】特開2006-087846(JP,A)
【文献】特開2006-326295(JP,A)
【文献】登録実用新案第3217271(JP,U)
【文献】国際公開第2017/104222(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムであって、ベース、2つのローリングボールマッサージャ、スライディングローラマッサージャ、及び2つのトランスミッションロッドを含み、
前記のベースがベース本体を有し、前記のベース本体の中央にベース中央部分が設けられ、前記のベース中央部分の中にパワーモーターが設けられ、当該パワーモーターの両側にそれぞれのパワーシャフトが伸びて設けられ、
前記のローリングボールマッサージャがローリングボールマッサージローラを含み、前記のローリングボールマッサージローラの中央にスリーブ軸が設けられ、当該スリーブ軸の両側にそれぞれのシャフト側面部分が設けられ、前記のスリーブ軸が当該パワーシャフトにセットして同軸に設けられ、当該ローリングボールマッサージローラが前記のパワーシャフトを軸心として、2つの当該シャフト側面部分との間を囲まれるように、少なくとも1つのローリングボールマッサージユニットが設けられ、当該ローリングボールマッサージャに偏心軸が突き出して設けられ、前記のパワーシャフトが軸心としてローリングボールマッサージャを動かせると、偏心軸が軸心からずれて円軌道を描くように作動し、
前記のスライディングローラマッサージャが2つの対称的に設けられるスライディングローラマッサージピースを有し、当該スライディングローラマッサージピースの両側にそれぞれの裏側部分及び表側部分が設けられ、前記の裏側部分と当該表側部分との間に少なくとも1つのスライディングローラマッサージユニットが設けられ、当該表側部分にドリブンシャフトが突き出して設けられ、2つの当該スライディングローラマッサージピースが、接続部によって、2つの前記のスライディングローラマッサージピースを一体なように結合し、
前記のトランスミッションロッドの両端がそれぞれに当該偏心軸と当該ドリブンシャフトに設けられ、パワーモーターがパワーを出して回転すると、伝動によって当該ローリングボールマッサージャ、トランスミッションロッド、スライディングローラマッサージャ、及びベースが相互に組み合わせてクランクスライドメカニズムになって、これによって、当該ローリングボールマッサージャを回転させる時に、繰り返し直線的に前記のスライディングローラマッサージャを押して引くなることを特徴とするロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズム。
【請求項2】
ロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムであって、ベース、2つのローリングボールマッサージャ、スライディングローラマッサージャ、及び2つのトランスミッションロッドを含み、
前記のベースがベース本体を有し、前記のベース本体の中央にベース中央部分が設けられ、前記のベース中央部分の中にパワーモーターが設けられ、当該パワーモーターの両側にそれぞれのパワーシャフトが伸びて設けられ、
前記のローリングボールマッサージャがローリングボールマッサージローラを含み、前記のローリングボールマッサージローラの中央にスリーブ軸が設けられ、当該スリーブ軸の両側にそれぞれのシャフト側面部分が設けられ、前記のスリーブ軸が当該パワーシャフトにセットして同軸に設けられ、当該ローリングボールマッサージローラが前記のパワーシャフトを軸心として、2つの当該シャフト側面部分との間を囲まれるように、少なくとも1つのローリングボールマッサージユニットが設けられ、当該ローリングボールマッサージャに偏心軸が突き出して設けられ、前記のパワーシャフトが軸心としてローリングボールマッサージャを動かせると、偏心軸が軸心からずれて円軌道を描くように作動し、
前記のスライディングローラマッサージャが2つの対称的に設けられるスライディングローラマッサージピースを有し、当該スライディングローラマッサージピースの両側にそれぞれの裏側部分及び表側部分が設けられ、前記の裏側部分と当該表側部分との間にスライディングローラマッサージユニットが設けられ、2つの当該スライディングローラマッサージピースがスライディングローラマッサージピースシャフトにセットして設けられ、前記のスライディングローラマッサージピースシャフトの左、右にそれぞれのドリブンロッカーアームがセットして設けられ、当該ドリブンロッカーアームにドリブンロッカーアームシャフトが設けられ、
前記のトランスミッションロッドの両端がそれぞれに当該偏心軸と当該ドリブンロッカーアームシャフトに設けられ、パワーモーターがパワーを出して回転すると、伝動によって当該ローリングボールマッサージャ、トランスミッションロッド、及びスライディングローラマッサージャがクランクスライドメカニズムになって、これによって、当該ローリングボールマッサージャを回転させる時に、繰り返し直線的に前記のスライディングローラマッサージャを押して引くなることを特徴とするロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズム。
【請求項3】
前記の偏心軸が当該ローリングボールマッサージローラ一側のシャフト側面部分の外側に突き出して設けられ、前記のローリングボールマッサージローラが軸心として回転すると、当該偏心軸が軸心からずれて円軌道を描くように作動することを特徴とする請求項1又は2のロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズム。
【請求項4】
前記のローリングボールマッサージャがクランクピースをさらに含み、前記のパワーシャフトの両側の端にそれぞれのクランクピースがセットして設けられ、前記の偏心軸が当該クランクピースに設けられ、前記のパワーシャフトが回転すると、当該偏心軸が円軌道を描くように作動することを特徴とする請求項1又は2のロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズム。
【請求項5】
前記のベースの外に、シールドで当該ベース、ローリングボールマッサージャ、スライディングローラマッサージャ、及びトランスミッションロッドが覆われて遮蔽され、前記のシールドが布カバー、椅子、ソファー又はマッサージチェアであることを特徴とする請求項1又は2のロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズム。
【請求項6】
前記のスライディングローラマッサージャに少なくとも1つのローラが設けられ、当該スライディングローラマッサージャをローリング接触の方法で前記のベースに着付き、これによって当該スライディングローラマッサージャをよりスムーズに繰り返し直線的な作動を行うことができることを特徴とする請求項1のロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズム。
【請求項7】
前記のベース中央部分が伸びており、且つその側面にスライドスロットがそれを貫通して設けられ、当該スライディングローラマッサージャが前記のスライドスロットの中に通して設けられ、当該接続部を前記のスライドスロットの中に制限させることを特徴とする請求項1のロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズム。
【請求項8】
前記のスライディングローラマッサージャに少なくとも1つのローラが設けられ、前記のベース中央部分が伸びており、且つその側面にスライドスロットがそれを貫通して設けられ、当該スライディングローラマッサージャが前記のスライドスロットの中に通して設けられ、当該接続部を前記のスライドスロットの中に制限させ、前記のローラが当該接続部の底に設けられ、当該スライディングローラマッサージャが前記のスライドスロットの中に通して設けられる際に、当該ローラが前記のスライドスロットにローリング接触することができることを特徴とする請求項1のロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズム。
【請求項9】
前記のスライディングローラマッサージピースシャフトの左、右の両側にそれぞれのローラが設けられ、当該スライディングローラマッサージャをローリング接触の方法で前記のベースに着付くことを特徴とする請求項2のロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズム。
【請求項10】
前記のベース本体の中の左、右にそれぞれのスライドレールが設けられ、当該ローラが前記のスライドレールにローリング接触することで、当該スライディングローラマッサージャの繰り返し作動の高さを調整できることを特徴とする請求項9のロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムに関し、特に、太ももとふくらはぎを異なる方法で同時にマッサージすることができるレッグ同期マッサージメカニズムを示す。
【背景技術】
【0002】
今迄、現代人は体の健康を特に重視して、通勤、通学、運動を繰り返し行って運動傷害を引き起こしやすくて、しかも長期的に座ったり立ったりすると筋肉の緊張、血液循環の不良を招くことができて、休憩時間を加えると普遍的に心身ともに疲れるので、静態的に使用できるマッサージ装置は現代人の良い選択である。
【0003】
足が長期的な立つと、下半身のこりを招きやすく、また長期的な立ちにより静脈血液を長期的に送り返す必要がある場合には、静脈弁膜の血圧が大きくなり静脈瘤になりやすいため、健康のためには毎日退勤後に足をマッサージすることが必要になり、太ももは太くて短く、ふくらはぎは細くて長いため、太ももとふくらはぎを異なるマッサージ方法でマッサージするのになり、異なるマッサージ方法で同時にマッサージを行うできる同期マッサージメカニズムが必要である。
【0004】
従って、本発明者は、これを鑑みて、発明の構想を考え出し、長年の経験をもって設計し、多くの議論とサンプルの試作試験、及びいくつかの修正と改善を経て、本発明を完成した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明はロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムを提供し、太ももとふくらはぎを異なる方法で同時にマッサージすることができ、且つその構造は対称的で安定している構造。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムを提供し、ベース、2つのローリングボールマッサージャ、スライディングローラマッサージャ、及び2つのトランスミッションロッドを含み、前記のベースがベース本体を有し、前記のベース本体の中央にベース中央部分が設けられ、前記のベース中央部分の中にパワーモーターが設けられ、当該パワーモーターの両側にそれぞれのパワーシャフトが伸びて設けられ、前記のローリングボールマッサージャがローリングボールマッサージローラを含み、前記のローリングボールマッサージローラの中央にスリーブ軸が設けられ、当該スリーブ軸の両側にそれぞれのシャフト側面部分が設けられ、前記のスリーブ軸が当該パワーシャフトにセットして同軸に設けられ、当該ローリングボールマッサージローラが前記のパワーシャフトを軸心として、2つの当該シャフト側面部分との間を囲まれるように、少なくとも1つのローリングボールマッサージユニットが設けられ、当該ローリングボールマッサージャに偏心軸が突き出して設けられ、前記のパワーシャフトが軸心としてローリングボールマッサージャを動かせると、偏心軸が軸心からずれて円軌道を描くように作動し、前記のスライディングローラマッサージャが2つの対称的に設けられるスライディングローラマッサージピースを有し、当該スライディングローラマッサージピースの両側にそれぞれの裏側部分及び表側部分が設けられ、前記の裏側部分と当該表側部分との間に少なくとも1つのスライディングローラマッサージユニットが設けられ、当該表側部分にドリブンシャフトが突き出して設けられ、2つの当該スライディングローラマッサージピースが、接続部によって、2つの前記のスライディングローラマッサージピースを一体なように結合し、前記のトランスミッションロッドの両端がそれぞれに当該偏心軸と当該ドリブンシャフトに設けられ、パワーモーターがパワーを出して回転すると、伝動によって当該ローリングボールマッサージャ、トランスミッションロッド、スライディングローラマッサージャ、ベースが相互に組み合わせてクランクスライドメカニズムになって、これによって、当該ローリングボールマッサージャを回転させる時に、繰り返し直線的に前記のスライディングローラマッサージャを押して引く。
【0007】
他の実施例において、前記のスライディングローラマッサージャが2つの対称的に設けられるスライディングローラマッサージピースを有し、当該スライディングローラマッサージピースの両側にそれぞれの裏側部分及び表側部分が設けられ、前記の裏側部分と当該表側部分との間にスライディングローラマッサージユニットが設けられ、2つの当該スライディングローラマッサージピースがスライディングローラマッサージピースシャフトにセットして設けられ、前記のスライディングローラマッサージピースシャフトの左、右にそれぞれのドリブンロッカーアームがセットして設けられ、当該ドリブンロッカーアームにドリブンロッカーアームシャフトが設けられ、前記のトランスミッションロッドの両端がそれぞれに当該偏心軸と当該ドリブンロッカーアームシャフトに設けられ、パワーモーターがパワーを出して回転すると、伝動によって当該ローリングボールマッサージャ、トランスミッションロッド、スライディングローラマッサージャがクランクスライドメカニズムになって、これによって、当該ローリングボールマッサージャを回転させる時に、繰り返し直線的に前記のスライディングローラマッサージャを押して引く。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、ロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムを提供し、前記のパワーシャフトが回転する時に、前記のローリングボールマッサージャもそれに伴って回転して当該ローリングボールマッサージユニットを太ももに接触して回転するローリングボールでマッサージを行うことができ、且つ当該偏心軸の存在によって、前記のスライディングローラマッサージャもそれに伴って繰り返し直線的な作動が行われ、当該スライディングローラマッサージユニットをふくらはぎに接触してリニアスライディングローラでマッサージを行うことができ、これによって同時に異なる方法で太ももとふくらはぎをマッサージする効果に達し、且つ前記のベース、ローリングボールマッサージャ、スライディングローラマッサージャ、及びトランスミッションロッドがすべて対称的に設けられているので、このメカニズムの作動が対称的であり、重心が安定している。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の第1実施例の立体図である。
図2】本発明の第1実施例の分解図である。
図3】本発明の第1実施例の平面図である。
図4】本発明の第1実施例の側面断面図である。
図5】本発明の第1実施例が使用される状態を示す概略平面図である。
図6】本発明の第1実施例が使用される状態を示す概略側面図のその一である。
図7】本発明の第1実施例が使用される状態を示す概略側面図のその二である。
図8】本発明の第1実施例が使用される状態を示す概略側面図のその三である。
図9】本発明の第1実施例がシールドの中に覆われる状態を示す概略図のその一である。
図10】本発明の第1実施例がシールドの中に覆われる状態を示す概略図のその二である。
図11】本発明の第1実施例がシールドの中に覆われる状態を示す概略図のその三である。
図12】本発明の第1実施例のもう一つのアスペクトの分解図である。
図13】本発明の第1実施例のもう一つのアスペクトの側面断面図である。
図14】本発明の第2実施例の分解図である。
図15】本発明の第2実施例の平面図である。
図16】本発明の第2実施例が使用される状態を示す概略側面図のその一である。
図17】本発明の第2実施例が使用される状態を示す概略側面図のその二である。
図18】本発明の第2実施例が使用される状態を示す概略側面図のその三である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の目的、特徴、及び効果をよく理解及び認識できるように、以下は図面の簡単な説明の図面を参照しながら、詳しく説明する。
【0011】
まず、図1ないし図4に示すように、本発明の第1実施例であって、本発明は、ロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムを提供し、ベース(10)、2つのローリングボールマッサージャ(20)、スライディングローラマッサージャ(30)、及び2つのトランスミッションロッド(40)を含み、前記のベース(10)がベース本体(11)を有し、前記のベース本体(11)の中央にベース中央部分(12)が設けられ、前記のベース中央部分(12)の中にパワーモーター(13)が設けられ、当該パワーモーター(13)の両側にそれぞれのパワーシャフト(131)が伸びて設けられ、
前記のローリングボールマッサージャ(20)がローリングボールマッサージローラ(21)を含み、前記のローリングボールマッサージローラ(21)の中央にスリーブ軸(211)が設けられ、当該スリーブ軸(211)の両側にそれぞれのシャフト側面部分(212)が設けられ、前記のスリーブ軸(211)が当該パワーシャフト(131)にセットして同軸に設けられ、当該ローリングボールマッサージローラ(21)が前記のパワーシャフト(131)を軸心として、2つの当該シャフト側面部分(212)との間を囲まれるように、少なくとも1つのローリングボールマッサージユニット(213)が設けられ、当該ローリングボールマッサージャ(20)に偏心軸(201)が突き出して設けられ、前記のパワーシャフト(131)が軸心としてローリングボールマッサージャ(20)を動かせると、偏心軸(201)が軸心からずれて円軌道を描くように作動し、
前記のスライディングローラマッサージャ(30)が2つの対称的に設けられるスライディングローラマッサージピース(31)を有し、当該スライディングローラマッサージピース(31)の両側にそれぞれの裏側部分(311)及び表側部分(312)が設けられ、前記の裏側部分(311)と当該表側部分(312)との間に少なくとも1つのスライディングローラマッサージユニット(313)が設けられ、当該表側部分(312)にドリブンシャフト(32)が突き出して設けられ、2つの当該スライディングローラマッサージピース(31)が、接続部(301)によって、2つの前記のスライディングローラマッサージピース(31)を一体なように結合し、
前記のトランスミッションロッド(40)の両端がそれぞれに当該偏心軸(201)と当該ドリブンシャフト(32)に設けられ、パワーモーター(13)がパワーを出して回転すると、伝動によって当該ローリングボールマッサージャ(20)、トランスミッションロッド(40)、スライディングローラマッサージャ(30)、及びベース(10)が相互に組み合わせてクランクスライドメカニズムになって、これによって、当該ローリングボールマッサージャ(20)を回転させる時に、繰り返し直線的に前記のスライディングローラマッサージャ(30)を押して引く。
【0012】
図5ないし図8に示すように、本発明の第1実施例によると、実際に使用する際に、ユーザーが両足を前記のローリングボールマッサージャ(20)と当該スライディングローラマッサージャ(30)に置いて、前記のパワーシャフト(131)が当該パワーモーター(13)でパワーの伝動を提供して、これによって当該ローリングボールマッサージャ(20)の回転を始め、更に当該ローリングボールマッサージユニット(213)でユーザーの太ももの内側をローリングボールマッサージして、且つ当該ローリングボールマッサージャ(20)、トランスミッションロッド(40)、スライディングローラマッサージャ(30)、及びベース(10)が相互に組み合わせてクランクスライドメカニズムになっているため、前記のスライディングローラマッサージャ(30)は繰り返し直線的な作動が始まり、また当該スライディングローラマッサージユニット(313)で繰り返し全面的にスライディングローラによってユーザーのふくらはぎの内側を押し込み、同時に異なる方法でユーザーの太ももとふくらはぎをマッサージすることができる。
【0013】
図14ないし図18に示すように、本発明の第2実施例であって、本発明の第1実施例と比べると、その相違点は以下のようにある:前記のスライディングローラマッサージャ(30)が2つの対称的に設けられるスライディングローラマッサージピース(31)を有し、当該スライディングローラマッサージピース(31)の両側にそれぞれの裏側部分(311)及び表側部分(312)が設けられ、前記の裏側部分(311)と当該表側部分(312)との間にスライディングローラマッサージユニット(313)が設けられ、2つの当該スライディングローラマッサージピース(31)がスライディングローラマッサージピースシャフト(34)にセットして設けられ、前記のスライディングローラマッサージピースシャフト(34)の左、右にそれぞれのドリブンロッカーアーム(35)がセットして設けられ、当該ドリブンロッカーアーム(35)にドリブンロッカーアームシャフト(351)が設けられ、前記のトランスミッションロッド(40)の両端がそれぞれに当該偏心軸(201)と当該ドリブンロッカーアームシャフト(351)に設けられ、パワーモーター(13)がパワーを出して回転すると、伝動によって当該ローリングボールマッサージャ(20)、トランスミッションロッド(40)、及びスライディングローラマッサージャ(30)がクランクスライドメカニズムになって、これによって、当該ローリングボールマッサージャ(20)を回転させる時に、繰り返し直線的に前記のスライディングローラマッサージャ(30)を押して引く。
【0014】
図16ないし図18に示すように、本発明の第2実施例によると、実際に使用する際に、ユーザーが両足を前記のローリングボールマッサージャ(20)と当該スライディングローラマッサージャ(30)に置いて、前記のパワーシャフト(131)が当該パワーモーター(13)でパワーの伝動を提供して、これによって当該ローリングボールマッサージャ(20)の回転を始め、更に当該ローリングボールマッサージユニット(213)でユーザーの太ももの内側をローリングボールマッサージして、且つ当該ローリングボールマッサージャ(20)、トランスミッションロッド(40)、スライディングローラマッサージャ(30)、及びベース(10)が相互に組み合わせてクランクスライドメカニズムになっているため、前記のスライディングローラマッサージャ(30)は繰り返し直線的な作動が始まり、また当該スライディングローラマッサージユニット(313)で繰り返し全面的にスライディングローラによってユーザーのふくらはぎの内側を押し込み、同時に異なる方法でユーザーの太ももとふくらはぎをマッサージすることができ、且つ2つの当該スライディングローラマッサージピース(31)がスライディングローラマッサージピースシャフト(34)にセットして設けられているため、前記のスライディングローラマッサージユニット(313)が当該スライディングローラマッサージピースシャフト(34)に対して回転することができるので、当該スライディングローラマッサージユニット(313)が繰り返しユーザーのふくらはぎの内側を押し込む際に、前記のスライディングローラマッサージユニット(313)が、ローリングボールマッサージの力を加えることができる。
【0015】
図1ないし図4、加えて、図6ないし図8に示すように、第1実施例を例として説明すると、本発明は、ロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムを提供し、前記の偏心軸(201)が当該ローリングボールマッサージローラ一(21)側のシャフト側面部分(212)の外側に突き出して設けられ、前記のローリングボールマッサージローラ(21)が軸心として回転すると、当該偏心軸(201)が軸心からずれて円軌道を描くように作動する。
【0016】
図14ないし図18に示すように、第2実施例を例として説明すると、本発明は、ロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムを提供し、前記のローリングボールマッサージャ(20)がクランクピース(22)をさらに含み、前記のパワーシャフト(131)の両側の端にそれぞれのクランクピース(22)がセットして設けられ、前記の偏心軸(201)が当該クランクピース(22)に設けられ、前記のパワーシャフト(131)が回転すると、当該偏心軸(201)が円軌道を描くように作動する。
【0017】
図9ないし図11に示すように、本発明は、ロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムを提供し、前記のベース(10)の外に、シールド(50)で当該ベース(10)、ローリングボールマッサージャ(20)、スライディングローラマッサージャ(30)、トランスミッションロッド40)が覆われて遮蔽され、前記のシールド(50)が布カバー、椅子、ソファー又はマッサージチェアであり、マッサージの力を一致に分散する効果に達する。
【0018】
本発明は、ロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムを提供し、前記のスライディングローラマッサージャ(30)をローリング接触の方法で前記のベース(10)に着付く。
【0019】
図6ないし図8に示すように、第1実施例を例として説明すると、本発明は、ロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムを提供し、前記のスライディングローラマッサージャ(30)に少なくとも1つのローラ(33)が設けられ、当該スライディングローラマッサージャ(30)をローリング接触の方法で前記のベース(10)に着付き、これによって当該スライディングローラマッサージャ(30)をよりスムーズに繰り返し直線的な作動を行うことができる。
【0020】
図1ないし図4に示すように、第1実施例を例として説明すると、本発明は、ロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムを提供し、前記のベース中央部分(12)が伸ばし、且つその側面にスライドスロット(121)がそれを貫通して設けられ、当該スライディングローラマッサージャ(30)が前記のスライドスロット(121)の中に通して設けられ、当該接続部(301)を前記のスライドスロット(121)の中に制限させ、これによって、前記のスライディングローラマッサージャ(30)の位置を制限させ、その上、下の動きを防ぐ。
【0021】
図12及び図13に示すように、第1実施例のもう一つのアスペクトであって、本発明は、ロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムを提供し、前記のスライディングローラマッサージャ(30)に少なくとも1つのローラ(33)が設けられ、前記のベース中央部分(12)が伸ばし、且つその側面にスライドスロット(121)がそれを貫通して設けられ、当該スライディングローラマッサージャ(30)が前記のスライドスロット(121)の中に通して設けられ、当該接続部(301)を前記のスライドスロット(121)の中に制限させ、前記のローラ(33)が当該接続部(301)の底に設けられ、当該スライディングローラマッサージャ(30)が前記のスライドスロット(121)の中に通して設けられる際に、当該ローラ(33)が前記のスライドスロット(121)にローリング接触することができ、その方向に前記のスライディングローラマッサージャ(30)の動きをよりスムーズにさせる。
【0022】
図14ないし図18に示すように、第2実施例を例として説明すると、本発明は、ロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムを提供し、前記のスライディングローラマッサージピースシャフト(34)の左、右の両側にそれぞれのローラ(33)が設けられ、当該スライディングローラマッサージャ(30)をローリング接触の方法で前記のベース(10)に着付き、前記のベース本体(11)の中の左、右にそれぞれのスライドレール(111)が設けられ、当該ローラ(33)が前記のスライドレール(111)にローリング接触することで、当該スライディングローラマッサージャ(30)の繰り返し作動の高さを調整できる。
【0023】
図1ないし図4に示すように、本発明は、ロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムを提供し、前記のローリングボールマッサージユニット(213)と当該スライディングローラマッサージユニット(313)が多数のボールから構成され、その軸心に対して、ローリングできる。
【0024】
図14ないし図18に示すように、本発明は、ロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムを提供し、前記のスライディングローラマッサージユニット(313)の表面にブツブツなローラが全体に広がる。
【0025】
前記の構造によると、前記のロータリーローリングボールとリニアスライディングローラレッグ同期マッサージメカニズムが以下の効果を有する:(一)ユーザーが両足を当該ローリングボールマッサージャ(20)と当該スライディングローラマッサージャ(30)に置き、前記のパワーシャフト(131)が回転すると、前記のローリングボールマッサージャ(20)もそれに伴って回転して当該ローリングボールマッサージユニット(213)を太ももに接触して回転するローリングボールでマッサージを行うことができ、且つ当該偏心軸(201)の存在によって、前記のスライディングローラマッサージャ(30)もそれに伴って繰り返し直線的な作動が行われ、当該スライディングローラマッサージユニット(313)をふくらはぎに接触してリニアスライディングローラでマッサージを行うことができ、これによって同時に異なる方法で太ももとふくらはぎをマッサージする効果に達し、これによって、太ももとふくらはぎとのそれぞれの異なるマッサージすべきエリアをマッサージすることができる:(二)前記のベース(10)、ローリングボールマッサージャ(20)、スライディングローラマッサージャ(30)、及びトランスミッションロッド(40)がすべて対称的に設けられているので、このメカニズムの作動が対称的であり、重心が安定し、且つ前記のパワーモーター(13)だけで2つの当該ローリングボールマッサージャ(20)と当該スライディングローラマッサージャ(30)の作動を同期に制御することによって、コスト、体積、重量を減って、且つ太ももとふくらはぎに対するマッサージの頻度の一致性を維持することができる。
【0026】
以上は、本発明に係る1つの実施例に過ぎないため、本発明の実施範囲を制限するものではない。即ち、本発明の特許請求の範囲内で行われる変化、修飾なども本発明の範囲に属すべきである。
【符号の説明】
【0027】
10 ベース
11 ベース本体
111 スライドレール
12 ベース中央部分
121 スライドスロット
13 パワーモーター
131 パワーシャフト
20 ローリングボールマッサージャ
201 偏心軸
21 ローリングボールマッサージローラ
211 スリーブ軸
212 シャフト側面部分
213 ローリングボールマッサージユニット
22 クランクピース
30 スライディングローラマッサージャ
301 接続部
31 スライディングローラマッサージピース
311 裏側部分
312 表側部分
313 スライディングローラマッサージユニット
32 ドリブンシャフト
33 ローラ
34 スライディングローラマッサージピースシャフト
35 ドリブンロッカーアーム
351 ドリブンロッカーアームシャフト
40 トランスミッションロッド
50 シールド
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図2
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