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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-07-04
(45)【発行日】2025-07-14
(54)【発明の名称】移動体システムおよび機能制御方法
(51)【国際特許分類】
   G05D 1/43 20240101AFI20250707BHJP
【FI】
G05D1/43
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2021186184
(22)【出願日】2021-11-16
(65)【公開番号】P2023073621
(43)【公開日】2023-05-26
【審査請求日】2024-03-06
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002491
【氏名又は名称】弁理士法人クロスボーダー特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】吉田 光伸
【審査官】神山 貴行
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-184974(JP,A)
【文献】特開2019-148909(JP,A)
【文献】国際公開第2016/103452(WO,A1)
【文献】国際公開第2021/188875(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第102342199(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05D 1/00-1/87
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自律走行する自走装置と、各々が前記自走装置に着脱可能に取り付けられた複数のアタッチメントであって各々が独自の機能を有する複数のアタッチメントとを備え、目的を実現する移動体システムであって、
前記自走装置は、
前記自走装置の位置および方向を示す位置方位情報を取得する位置方位取得部を備え、
前記複数のアタッチメントは、
前記目的を実現するための主たる機能である主機能を有する主機能アタッチメントと、
前記主機能を補助するために用いられる補助情報を取得するサブ機能アタッチメントと、
前記自走装置から前記位置方位情報を取得し、前記サブ機能アタッチメントから前記補助情報を取得し、前記位置方位情報と前記補助情報とに基づいて、前記自走装置の自律走行と前記主機能アタッチメントとを制御する制御アタッチメントと
を含み、
前記制御アタッチメントは、
前記移動体システムの複数種類の目的の各々を実現する複数の制御プログラムを記憶するメモリと、
前記主機能アタッチメントと前記サブ機能アタッチメントとの組み合わせを検出し、前記組み合わせに基づいて前記複数の制御プログラムから前記移動体システムの目的に対応する制御プログラムを選択し、選択した前記制御プログラムを実行するプロセッサとを備える移動体システム。
【請求項2】
前記制御アタッチメントは、
前記位置方位情報と前記補助情報とに基づいて、前記自走装置に対して位置および方向を指示する位置方向指示を生成し、前記位置方向指示を前記自走装置に送信し、
前記自走装置は、
前記位置方向指示に応じた位置において前記位置方向指示に応じた方向を向くように前記自律走行を制御する走行制御部を備える請求項1に記載の移動体システム。
【請求項3】
前記自走装置は、
前記自律走行のための動力を生成するとともに、前記主機能アタッチメントに対して動力を供給する駆動部を備え、
前記制御アタッチメントは、
前記位置方位情報と前記補助情報とに基づいて、前記主機能アタッチメントに対する動力の供給を制御する制御命令を前記駆動部に送信することにより、前記主機能アタッチメントを制御する請求項に記載の移動体システム。
【請求項4】
前記制御アタッチメントは、
前記主機能アタッチメントに対する動力の供給を制御する制御命令を前記駆動部に送信することにより、前記主機能アタッチメントの動作開始と動作終了を制御する請求項に記載の移動体システム。
【請求項5】
前記自走装置は、
前記複数のアタッチメントの各々の重量を計測する重量センサを備え、
前記走行制御部は、
前記複数のアタッチメントの各々の重量を用いて、前記自律走行を制御する請求項から請求項のいずれか1項に記載の移動体システム。
【請求項6】
前記自走装置は、
前記複数のアタッチメントのバランスを計測するバランスセンサを備え、
前記走行制御部は、
前記複数のアタッチメントのバランスを用いて、前記自律走行を制御する請求項から請求項のいずれか1項に記載の移動体システム。
【請求項7】
前記走行制御部は、
前記自律走行の速度、あるいは、前記自走装置の姿勢を制御する請求項または請求項に記載の移動体システム。
【請求項8】
前記サブ機能アタッチメントは、
前記主機能アタッチメントの周囲の状況を検知するセンサであり、前記補助情報としてセンシング情報を取得する請求項1から請求項のいずれか1項に記載の移動体システム。
【請求項9】
自律走行する自走装置と、各々が前記自走装置に着脱可能に取り付けられた複数のアタッチメントであって各々が独自の機能を有する複数のアタッチメントとを備え、目的を実現する移動体システムの機能制御方法であって、
前記自走装置が、前記目的を実現する位置および方向を示す位置方向指示を取得し、前記位置方向指示に応じた位置において前記位置方向指示に応じた方向を向くように前記自律走行を制御し、
前記複数のアタッチメントのうちの制御アタッチメントが、前記自走装置から前記自走装置の位置および方向を示す位置方位情報を取得し、前記目的を実現するための主たる機能である主機能を補助するために用いられる補助情報をサブ機能アタッチメントから取得し、前記位置方位情報と前記補助情報とに基づいて、前記自走装置の自律走行と前記主機能を有する主機能アタッチメントとを制御し、
前記制御アタッチメントは、前記移動体システムの複数種類の目的の各々を実現する複数の制御プログラムを記憶するメモリを備え、前記主機能アタッチメントと前記サブ機能アタッチメントとの組み合わせを検出し、前記組み合わせに基づいて前記複数の制御プログラムから前記移動体システムの目的に対応する制御プログラムを選択し、前記制御プログラムを実行する機能制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、移動体システムおよび機能制御方法に関する。特に、自律走行して移動し、目的を実現する移動体システムに関する。
【背景技術】
【0002】
自立して移動し、目的を実現する移動体として、人を乗せて移動するPMV、あるいは、自律走行する搬送ロボットであるAMRがある。PMVは、Personal Mobility Vehicleの略語である。AMRは、Automatic Guided Vehicleの略語である。その他にも、自走型警備ロボット、自走型床清浄機、自走型散水機、あるいは自走型芝刈り機といった、多種多様なものが提案され、一部実用化されている。これらに移動体は、通常、目的ごとに製造される。
これらの移動体では、自律走行の部分に関してはほぼ同じ構成である。しかし、これらの移動体は、それぞれの個体として設計されており、汎用性がない。
これらの移動体を個別に揃えるとコストかかり、管理も複雑化するといった問題があった。
【0003】
特許文献1には、走行ユニットに上部ユニットを載せ替えることで機能をカスタマイズすることができる車両が開示されている。また、特許文献1には、複数の上部ユニットを所望の組み合わせで配置する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2020-098610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の車両では、走行ユニットに複数の上部ユニットを所望の組み合わせで配置することができる。しかし、特許文献1の車両では、複数の上部ユニットのそれぞれがその上部ユニットの単機能を実現するだけである。複数の上部ユニットの各機能以上の複雑な目的を達成するためには、やはり目的ごとにアタッチメントを設計する必要があった。
【0006】
本開示では、自走装置に対し、各々が独自の機能を有する複数のアタッチメントを組み合わせることにより、より複雑な目的を達成することができる移動体システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る移動体システムは、自律走行する自走装置と、各々が前記自走装置に着脱可能に取り付けられた複数のアタッチメントであって各々が独自の機能を有する複数のアタッチメントとを備え、目的を実現する移動体システムである。
前記自走装置は、
前記自走装置の位置および方向を示す位置方位情報を取得する位置方位取得部を備える。
前記複数のアタッチメントは、
前記目的を実現するための主たる機能である主機能を有する主機能アタッチメントと、
前記主機能を補助するために用いられる補助情報を取得するサブ機能アタッチメントと、
前記自走装置の位置および方向を示す位置方位情報を取得し、前記サブ機能アタッチメントから前記補助情報を取得し、前記位置方位情報と前記補助情報とに基づいて、前記自走装置の自律走行と前記主機能アタッチメントとを制御する制御アタッチメントとを含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る移動体システムでは、制御アタッチメントが、自走装置の位置および方向である位置方位情報を取得する。また、制御アタッチメントが、サブ機能アタッチメントから、目的を実現するための主たる機能である主機能を補助するために用いられる補助情報を取得する。そして、制御アタッチメントは、位置方位情報と補助情報とに基づいて、自走装置の自律走行と主機能を有する主機能アタッチメントとを制御する。このように、本開示に係る移動体システムによれば、制御アタッチメントが位置方位情報と補助情報とに基づいて、自律走行と主機能アタッチメントとを制御するので、より複雑な目的を実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施の形態1に係る移動体システムの構成例を示す図。
図2】実施の形態1に係る移動体システムのハードウェア構成例を示す図。
図3】実施の形態1に係る移動体システムによる目的の実現までの手順を示すフロー図。
図4】実施の形態1に係る移動体システムの具体例を示す図。
図5】実施の形態1の変形例1に係る移動体システムの実現する目的の例を示す図。
図6】実施の形態1の変形例2に係る移動体システムの構成例を示す図。
図7】実施の形態2に係る移動体システムの構成例を示す図。
図8】実施の形態3に係る移動体システムの構成例を示す図。
図9】実施の形態3に係る移動体システムの具体例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本実施の形態について、図を用いて説明する。各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。また、以下の図では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、実施の形態の説明において、上、下、左、右、前、後、表、裏といった向きあるいは位置が示されている場合がある。これらの表記は、説明の便宜上の記載であり、装置、器具、あるいは部品等の配置、方向および向きを限定するものではない。
【0011】
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る移動体システム500の構成例を示す図である。
【0012】
移動体システム500は、目的を実現するための移動体である。目的とは、例えば、散水、掃除、夜間警備、配送、照明、送風、あるいは、芝刈りといった機能をより複雑な条件で自動的に実施することを意味する。
移動体システム500は、自走装置100と、複数のアタッチメント200とを備える。
【0013】
自走装置100は、自律走行する移動体である。
自走装置100は、位置方位取得部101と、走行制御部110と、操舵走行部120と、駆動部130とを備える。
位置方位取得部101は、自走装置100の位置および方向を示す位置方位情報30を取得する。位置方位取得部101は、位置方位情報30を制御アタッチメント230に送信する。
走行制御部110は、目的を実現する位置および方向を示す位置方向指示31を制御アタッチメント230から取得し、位置方向指示31に応じた位置において位置方向指示31に応じた方向を向くように自律走行を制御する。走行制御部110は、例えば、IMU(inertial measurement unit)を用いて、自走装置100の位置姿勢制御を実施しつつ自走装置100を走行させる。
操舵走行部120は、自走装置100を自律走行させる装置である。操舵走行部120は、走行制御部110の制御により自走装置100を自律走行させる。
駆動部130は、自律走行のための動力34を生成する。また、駆動部130は、自律走行のための動力34を操舵走行部120に供給するとともに、主機能アタッチメント210に対しても動力34を供給する。
【0014】
複数のアタッチメント200の各々は、自走装置100に着脱可能に取り付けられる。複数のアタッチメント200は、各々が独自の機能を有する。
複数のアタッチメント200は、主機能アタッチメント210と、サブ機能アタッチメント220と、制御アタッチメント230とを含む。主機能アタッチメント210と、サブ機能アタッチメント220と、制御アタッチメント230との各々は、複数であってもよい。
【0015】
主機能アタッチメント210は、目的を実現するための主たる機能である主機能を有する。
具体的には、散水、掃除、夜間警備、配送、照明、送風、あるいは、芝刈りといった機能が主機能である。その他の機能であってもよい。
【0016】
サブ機能アタッチメント220は、主機能を補助するために用いられる補助情報32を取得する。
サブ機能アタッチメント220は、主機能アタッチメントの周囲の状況を検知するセンサであり、補助情報32としてセンシング情報を取得する。
具体的には、人感センサ、照度センサ、あるいは、騒音センサといったセンサである。主機能を補助するセンサであれば、どのようなセンサでもよい。サブ機能アタッチメント220が主機能アタッチメント210に指示する、あるいは、主機能アタッチメント210から情報を得ることもある。例えば、サブ機能アタッチメント220が主機能アタッチメント210に電磁弁を開けろと指示することがある。また、サブ機能アタッチメント220が主機能アタッチメント210から、タンクが空になったという情報を得ることがある。
【0017】
制御アタッチメント230は、位置方位取得部101から自走装置100の位置および方向である位置方位情報30を取得し、サブ機能アタッチメント220から補助情報32を取得する。制御アタッチメント230は、位置方位情報30と補助情報32とに基づいて、自走装置100の自律走行と主機能アタッチメント210とを制御する。
制御アタッチメント230は、位置方位情報30と補助情報32とに基づいて、自走装置100に対して位置および方向を指示する位置方向指示31を生成し、位置方向指示31を自走装置100に送信する。
また、制御アタッチメント230は、位置方位情報30と補助情報32とに基づいて、主機能アタッチメント210に対する動力の供給を制御する制御命令33を生成し、駆動部130に送信する。制御アタッチメント230は、制御命令33を生成し、生成した制御命令33を駆動部130に送信することにより、主機能アタッチメント210を制御する。
【0018】
図2は、本実施の形態に係る移動体システム500のハードウェア構成例を示す図である。
制御アタッチメント230を例として、ハードウェア構成について説明する。
制御アタッチメント230は、コンピュータである。
制御アタッチメント230は、プロセッサ910を備えるとともに、メモリ921、補助記憶装置922、および、インタフェース930といった他のハードウェアを備える。他のハードウェアとして通信装置を備えていてもよい。プロセッサ910は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
メモリ921は、移動体システム500の目的を実現するための制御プログラムを記憶する。
プロセッサ910は、移動体システム500の目的に対応する制御プログラムを実行する。
【0019】
制御アタッチメント230は、機能要素として、制御部231を備える。
制御部231の機能は、ソフトウェアにより実現される。
プロセッサ910は、制御プログラムを実行する装置である。制御プログラムは、制御部231の機能を実現するプログラムである。
プロセッサ910は、演算処理を行うICである。プロセッサ910の具体例は、CPU、DSP、GPUである。ICは、Integrated Circuitの略語である。CPUは、Central Processing Unitの略語である。DSPは、Digital Signal Processorの略語である。GPUは、Graphics Processing Unitの略語である。
【0020】
メモリ921は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ921の具体例は、SRAM(Static Random Access Memory)、あるいはDRAM(Dynamic Random Access Memory)である。
補助記憶装置922は、データを保管する記憶装置である。補助記憶装置922の具体例は、HDDである。また、補助記憶装置922は、SD(登録商標)メモリカード、CF、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬の記憶媒体であってもよい。なお、HDDは、Hard Disk Driveの略語である。SD(登録商標)は、Secure Digitalの略語である。CFは、CompactFlash(登録商標)の略語である。DVDは、Digital Versatile Diskの略語である。
【0021】
インタフェース930は、入力インタフェースと出力インタフェースを備える。
入力インタフェースは、入力装置と接続されるポートである。入力インタフェースは、具体的には、USB(Universal Serial Bus)端子である。なお、入力インタフェースは、LAN(Local Area Network)と接続されるポートであってもよい。
出力インタフェースは、ディスプレイといった出力機器のケーブルが接続されるポートである。出力インタフェースは、具体的には、USB端子またはHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子である。ディスプレイは、具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)である。
【0022】
通信装置は、レシーバとトランスミッタを有する。通信装置は、LAN、インターネット、あるいは電話回線といった通信網に接続している。通信装置は、具体的には、通信チップまたはNIC(Network Interface Card)である。
【0023】
制御プログラムは、制御アタッチメント230において実行される。制御プログラムは、プロセッサ910に読み込まれ、プロセッサ910によって実行される。メモリ921には、制御プログラムだけでなく、OS(Operating System)も記憶されている。プロセッサ910は、OSを実行しながら、制御プログラムを実行する。制御プログラムおよびOSは、補助記憶装置922に記憶されていてもよい。補助記憶装置922に記憶されている制御プログラムおよびOSは、メモリ921にロードされ、プロセッサ910によって実行される。なお、制御プログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
【0024】
制御アタッチメント230は、プロセッサ910を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、制御プログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ910と同じように、制御プログラムを実行する装置である。
【0025】
制御プログラムにより利用、処理または出力されるデータ、情報、信号値および変数値は、メモリ921、補助記憶装置922、または、プロセッサ910内のレジスタあるいはキャッシュメモリに記憶される。
【0026】
制御部231の各部の「部」を「回路」、「工程」、「手順」、「処理」、あるいは「サーキットリー」に読み替えてもよい。制御プログラムは、制御処理を、コンピュータに実行させる。制御処理の「処理」を「プログラム」、「プログラムプロダクト」、「プログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体」、または「プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体」に読み替えてもよい。また、情報収集方法は、制御アタッチメント230が制御プログラムを実行することにより行われる方法である。
制御プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に格納されて提供されてもよい。また、制御プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
【0027】
また、制御部231の機能がハードウェアで実現されてもよい。その場合、制御アタッチメント230は、プロセッサ910に替えて電子回路を備える。
【0028】
電子回路は、制御部231の機能を実現する専用の電子回路である。電子回路は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略語である。FPGAは、Field-Programmable Gate Arrayの略語である。
【0029】
制御部231の機能は、1つの電子回路で実現されてもよいし、複数の電子回路に分散して実現されてもよい。
【0030】
別の変形例として、制御部231の一部の機能が電子回路で実現され、残りの機能がソフトウェアで実現されてもよい。また、制御部231の一部またはすべての機能がファームウェアで実現されてもよい。
【0031】
プロセッサと電子回路の各々は、プロセッシングサーキットリとも呼ばれる。つまり、制御部231の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
【0032】
なお、自走装置100もコンピュータを搭載し、走行制御部110の機能を実現する。自走装置100におけるハードウェア構成については、制御アタッチメント230で説明した内容と同様である。
図2において、制御アタッチメント230と自走装置100のハードウェア構成に同様の符号を付しているが、これは説明を簡単にするためであり、個別にハードウェア構成を有していることは言うまでもない。
【0033】
また、制御アタッチメント230以外のその他のアタッチメントについても、一般的な機能制御を行うためのコンピュータが搭載されている。例えば、サブ機能アタッチメント220が人感センサである場合、センシング情報を取得して送信するためのコンピュータが搭載されている。制御アタッチメント230以外のその他のアタッチメントに搭載されたコンピュータのハードウェア構成についても、制御アタッチメント230で説明した内容と同様である。
【0034】
***動作の説明***
<移動体システム500による目的の実現までの手順>
次に、本実施の形態に係る移動体システム500による目的の実現までの手順を説明する。移動体システム500による目的の実現までの手順は、機能制御方法に相当する。また、移動体システム500による目的の実現までの手順における制御アタッチメント230の動作を実現するプログラムは、制御プログラムに相当する。
【0035】
図3は、本実施の形態に係る移動体システム500による目的の実現までの手順を示すフロー図である。
まず、ステップS100において、自走装置100に複数のアタッチメント200が取り付けられる。
【0036】
図4は、本実施の形態に係る移動体システム500の具体例を示す図である。
図4の移動体システム500は、散水を主機能とする移動体である。
例えば、テーマパークといった施設において、日中に草木に自動的に散水する移動体システム500の場合、以下の条件で散水することが目的となる。
・特定の場所で特定方向に散水する。すなわち、植木がある所へ向かって散水する。
・日照度によって散水する量を変える。
・人がいる場合は散水しない。
【0037】
図4の移動体システム500では、上記の目的を実現するために複数のアタッチメント200が自走装置100に取り付けられている。
散水機が主機能アタッチメント210として自走装置100に取り付けられる。散水機は、上記の目的を実現するための主機能として散水機能を有する。
人感センサおよび照度センサがサブ機能アタッチメント220として自走装置100に取り付けられる。人感センサは、人がいる場合は散水しないといった目的を実現するための補助情報32を取得する。照度センサは、日照度によって散水する量を変える、といった目的を実現するための補助情報32を取得する。補助情報32は、人感センサおよび照度センサにより取得されるセンシング情報である。
制御アタッチメント230は、自走装置100の位置および方向を示す位置方位情報30を取得し、サブ機能アタッチメント220から補助情報32を取得する。そして、制御アタッチメント230は、位置方位情報30と補助情報32とに基づいて、自走装置100の自律走行と主機能アタッチメント210とを制御する。
【0038】
<<制御プログラムの決定>>
ステップS110において、制御アタッチメント230の制御部231は、主機能アタッチメント210とサブ機能アタッチメント220との組み合わせを検出する。制御部231は、検出した組み合わせに基づいて、移動体システム500の目的に対応する制御プログラムを実行する。
自走装置100のメモリ921には、移動体システム500において複数種類の目的の各々を実現するための複数の制御プログラムが記憶されている。制御部231は、複数の制御プログラムのうち、主機能アタッチメント210とサブ機能アタッチメント220との組み合わせに対応した適切な制御プログラムを実行する。
例えば、主機能アタッチメント210とサブ機能アタッチメント220とが自走装置100に取り付けられると、自走装置100はアタッチメントの組み合わせを示す情報を制御アタッチメント230の制御部231に送信する。そして、制御部231は、組み合わせを示す情報に基づいて、メモリ921に記憶された複数の制御プログラムから適切な制御プログラムを選択し、実行する。
あるいは、ユーザが、インタフェース930を介して制御アタッチメント230に対して適切な制御プログラムを指示する方法でもよい。
あるいは、制御アタッチメント230には、特定の1つの制御プログラムが記憶されていてもよい。この場合、自走装置100に複数のアタッチメントが取り付けられる際に、目的に応じた適切な制御アタッチメント230が選択され、取り付けられる。
【0039】
<自走装置100の自律走行>
ステップS120において、自走装置100の位置方位取得部101は、自走装置100の位置および方向を示す位置方位情報30を取得する。
【0040】
ステップS130において、位置方位取得部101は、自走装置100の位置および方向を示す位置方位情報30を制御アタッチメント230に送信する。
位置方位取得部101は、自走装置100の位置および方向を監視し、定期的に制御アタッチメント230に位置方位情報30を送信してもよい。
【0041】
図4の移動体システム500では、自走装置100は、散水を行う特定の場所まで移動し、植木がある特定の方向に散水方向が向くように姿勢を動かす。
【0042】
<位置方位情報30と補助情報32の取得>
ステップS140において、制御アタッチメント230の制御部231は、自走装置100の位置方位取得部101から自走装置100の位置方位情報30を取得し、サブ機能アタッチメント220から補助情報32を取得する。制御部231は、補助情報32としてセンシング情報を取得する。
【0043】
図4の例では、制御部231は、照度センサから照度を示すセンシング情報を補助情報32として取得する。また、制御部231は、人感センサから人の存否を示すセンシング情報を補助情報32として取得する。これらの補助情報32により、制御部231は、日照度によって散水する量を変える、および、人がいる場合は散水しないといった制御を行うことができる。
【0044】
<位置方向指示31および制御命令33の生成および送信>
ステップS150において、制御部231は、自走装置100の位置方位情報30と補助情報32とに基づいて、位置方向指示31と制御命令33を生成する。
制御部231は、自走装置100の位置方位情報30と補助情報32とに基づいて、自走装置100に対して位置および方向を指示する位置方向指示31を生成する。
また、制御部231は、主機能アタッチメント210に対する動力の供給を制御する制御命令33を生成する。
制御部231は、位置方向指示31を自走装置100の走行制御部110に送信する。
また、制御部231は、制御命令33を自走装置100の駆動部130に送信する。制御命令33は、駆動部130に対し、主機能アタッチメント210に対する動力の供給の開始と停止を指示する。制御アタッチメント230は、主機能アタッチメント210に対する動力の供給の開始と停止を指示する制御命令33により、主機能アタッチメント210の動作開始と動作終了を制御する。
【0045】
<自律走行の制御>
ステップS160において、自走装置100の駆動部130は、位置方向指示31および制御命令33を受信する。
ステップS171において、走行制御部110は、位置方向指示31に応じた位置において位置方向指示31に応じた方向を向くように自律走行を制御する。
走行制御部110は、位置方向指示31に応じた位置において位置方向指示31に応じた方向を向くように自律走行を制御する。具体的には、走行制御部110は、操舵走行部120を制御することにより、目的を実現する位置まで自走装置100を走行させ、目的を実現する方向に自走装置100を向ける。
自走装置100は、位置方位取得部101により取得した位置方位情報30を制御アタッチメント230に送信しつつ、制御アタッチメント230から受信した位置方向指示31に応じて自律走行を実施する。
【0046】
<主機能アタッチメント210の制御>
ステップS172において、駆動部130は、制御命令33に応じて、主機能アタッチメント210に対する動力の供給を制御する。具体的には、駆動部130は、制御命令33に応じて、主機能アタッチメント210に対する動力の供給の開始と停止を行う。これにより、主機能アタッチメント210が制御される(ステップS180)。
ステップS180において、主機能アタッチメント210は、駆動部130による動力の供給の開始あるいは終了により、主機能の動作開始と動作終了が制御される。
【0047】
図4の具体例では、制御部231は、自走装置100の位置方位情報30により、散水を行う特定の場所において植木がある特定の方向に散水方向が向いていると判断する。そして、制御部231は、補助情報32により、人が存在しないこと、かつ、日照度を取得すると、日照度に応じた散水量となる動力量で散水機への動力の供給を開始する制御命令33を自走装置100の駆動部130に送信する。また、制御部231は、補助情報32により、人が存在することを示すセンシング情報を取得すると、散水機への動力の供給を終了する制御命令33を駆動部130に送信する。
このように、制御部231が、位置方位情報30と補助情報32とに基づいて、位置方向指示31と制御命令33を生成し、自走装置100に送信することで、移動体システム500の目的を実現することができる。
【0048】
制御アタッチメント230には、散水すべき位置といった目的を実現する特定の位置が記憶されている。つまり、制御アタッチメント230は、散水すべき位置といった目的を実現する特定の位置を知っている。例えば、制御アタッチメント230は、入力用のインタフェース930を介して、ユーザから指定された目的を実現する特定の位置を取得する。
制御アタッチメント230は、位置方位情報30と補助情報32を取得し、散水すべき場所まで自走装置100を自律走行させる。制御アタッチメント230は、散水すべき場所に到達すると、人感センサで人がいるか判断し、人がいなければ、照度センサから照度を得て、散水量を決定する。制御アタッチメント230は、散水量を基にポンプの動力量を駆動部130に指示して、動力を始動して、ポンプを動かし、散水を開始する。
ただし、各アタッチメントは独立しており、必要に応じて機能を変更することができる。
【0049】
例えば、テーマパークの閉園中といった夜間の散水であれば、人、あるいは、照度のセンサは必要ない。
また、人感センサの向きを変えることにより、人を検知する方向を変えることができる。全周囲に散水する装置であれば、複数の人感センサを設けることにより全周囲において人を検知することができる。
照度ではなく、気温に応じて散水量を変えたい場合は、照度センサを温度センサに付け替えることで対応する。
また散水すべきところに人がいる場合、「散水するので、立ち退いてください」といったアナウンスするアタッチメントを付加することも可能である。
さらに自動で給水したい場合は、散水タンクの重量を測定する重量測定センサを設置し、散水タンクが空になったことを制御部が検知すると、自走装置100が給水所に戻るといった制御を行ってもよい。自走装置100が定位置に着いたら、制御部の付加装置である無線装置で水道を出し、重量測定センサで、散水タンクが一杯になれば停止するといった複雑な制御が可能となる。
散水装置でなく、扇風機あるいは噴霧装置であれば、気温が高く、人が通ったときのみ送風するといった制御も可能である。
【0050】
***本実施の形態の効果の説明***
本実施の形態に係る移動体システム500によれば、アタッチメント同士が協調して、より複雑で、多くの目的を達成できるアタッチメントシステムを提供することができる。
本実施の形態に係る移動体システム500によれば、それぞれのアタッチメントの機能を生かし、アタッチメントの組み合わせにより、多くの目的を達成する事ができる。
よって、本実施の形態に係る移動体システム500によれば、目的別にアタッチメントを設計する必要がなく、目的に応じてアタッチメントを組み替えることができるので、より少ないアタッチメントで、より多くの目的を達成することができる。
【0051】
***他の構成***
<変形例1>
図5は、本実施の形態の変形例1に係る移動体システム500の実現する目的の例を示す図である。
図5では、主機能アタッチメント210として自走装置100に取り付けられるアタッチメントの例を示している。
図5に示すように、主機能アタッチメント210には、乗車のための椅子、自動販売機、警備ロボット、床清浄機、照明、あるいは、消火器といったアタッチメントがある。また、アタッチメントが実現する主機能として、料理の配送といった荷物搬送、宣伝(移動サイネージ)、ごみ箱、枯れ葉の収集、ワックスがけ、草刈、積雪の排除、植栽のせん定、人探し、あるいは、非常時に駆けつける非常時対応といった機能も可能である。
自動で動き回るという観点で、人が乗る以外の用途に多目的に使用できる。夜間、休日、あるいは、緊急時に、自走装置を休ませずに活用することにより、自走装置をより効率的に運用することができる。
【0052】
<変形例2>
図6は、本実施の形態の変形例2に係る移動体システム500の構成例を示す図である。
主機能アタッチメント210を複数組み合わせてもよい。
図6では、照明の主機能アタッチメント210と散水機の主機能アタッチメント210が搭載されている。これにより、夜間の散水においても明るくすることができるため、人がいる場合は散水しないといった制御を行うことができる。また、夜間といっても明るい場所であれば、照明の主機能アタッチメント210を消灯するといった制御を行うことができる。
このように、主機能を組み合わせることにより、より多機能な移動体システムを作ることができる。
例えば、水まきをしながら草刈をする、あるいは、夜間警備をしながら掃除も兼ねるといった目的を、複雑な制御を行いつつ実現することが可能となる。
【0053】
実施の形態2.
本実施の形態では、主に、実施の形態1と異なる点および実施の形態1に追加する点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0054】
図7は、本実施の形態に係る移動体システム500aの構成例を示す図である。
本実施の形態に係る移動体システム500aでは、自走装置100は、複数のアタッチメントの各々の重量を計測する重量センサ140を備える。
走行制御部110は、複数のアタッチメントの各々の重量を用いて、自律走行を制御する。
【0055】
また、本実施の形態に係る移動体システム500aでは、自走装置100は、複数のアタッチメントのバランスを計測するバランスセンサ150を備える。
走行制御部110は、複数のアタッチメントのバランスを用いて、自律走行を制御する。
【0056】
走行制御部110は、自律走行の速度、あるいは、自走装置100の姿勢を制御する。
具体的には、走行制御部110は、複数のアタッチメントの各々の重量、あるいは、複数のアタッチメントのバランスを用いて、移動体システム500aの速度の限界、旋回能力の限界、あるいは、動き方の限界といった行動の制約を算出する。
【0057】
このように、走行制御部110は、移動体システム500aがどの程度の行動ができるかを示す行動の制約を算出し、行動の制約に基づいて位置姿勢制御を行う。これにより、移動体システム500aは、より安全に走行することが可能となる。
【0058】
実施の形態3.
本実施の形態では、主に、実施の形態1および2と異なる点および実施の形態1および2に追加する点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1および2と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0059】
図8は、本実施の形態に係る移動体システム500bの構成例を示す図である。
本実施の形態に係る移動体システム500bでは、1つの主機能アタッチメント210のみが自走装置100に取り付けられている。
駆動部130は、主機能アタッチメント210に対する動力の供給を制御する制御命令33を取得し、制御命令33に応じて主機能アタッチメント210に対する動力の供給を制御する。
制御命令33は、自走装置100のインタフェース930あるいは通信装置を介して、ユーザから取得する。
【0060】
自走装置100は移動装置なので、動力を生成する駆動部130が必ず搭載されている。特に静止している場合は、この駆動部は全く利用されていない。
電力から動力を作成する場合には、モータといった駆動装置が必要であるが、自走装置100の動力をそのまま利用することにより、主機能アタッチメント210の構造をより簡単なものにすることが可能となる。
主機能アタッチメント210に動力を利用する場合、電源あるいはモータといったシステムを搭載しなければならない。仮に電力を自走装置100から取得する場合でもモータは搭載しなければならない。これにより、主機能アタッチメント210の大型化、あるいは、高コスト化が課題となる。
しかし、自走装置100の動力をそのまま、駆動部130を介して利用できるように自走装置100を作成し、主機能アタッチメント210はその動力を利用できるようにする。
これにより、主機能アタッチメント210側に動力装置が必要なくなり、主機能アタッチメント210の低コスト化、および、小型化が実現できる。
【0061】
図9は、本実施の形態に係る移動体システム500bの具体例を示す図である。
具体的には、本実施の形態に係る移動体システム500bとして、ウインチといった引き上げ装置、床磨きのブラシ、あるいは、くみ上げポンプといった装置が挙げられる。ウインチを使用する場合には自走装置100が動かないように反対側を固定物に止める必要がある。また、床磨きブラシは動力を下向きにだしておくことが好ましい。
また、送風機、あるいは、散水機といった装置でも本実施の形態を適用可能である。
例えば送風機の場合、モータとファンから構成される。しかし、図8に示すように、自走装置100の動力を利用して、ファンを回転させることができる。このとき、自走装置100が止まっていれば、単純に動力を切り替えればよい。図8に示すように、自走装置100にギアあるいは回転軸といった装置を用意して、主機能アタッチメント210側に動力を伝える。
回転数のように制御が簡単な場合には、自走装置100側の速度制御を使用してもよい。複数の動力伝達装置が自走装置100側に存在する場合は、個別に接続する制御装置を提供してもよい。
【0062】
以上の実施の形態1から3では、移動体システムの各部を独立した機能ブロックとして説明した。しかし、移動体システムの構成は、上述した実施の形態のような構成でなくてもよい。移動体システムの機能ブロックは、上述した実施の形態で説明した機能を実現することができれば、どのような構成でもよい。また、情報収集システムは、1つの装置でなく、複数の装置から構成されていてもよい。
また、実施の形態1から3のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これら実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、これら実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
すなわち、実施の形態1では、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
【0063】
なお、上述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本開示の範囲、本開示の適用物の範囲、および本開示の用途の範囲を制限することを意図するものではない。上述した実施の形態は、必要に応じて種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0064】
30 位置方位情報、31 位置方向指示、32 補助情報、33 制御命令、34
動力、100 自走装置、110 走行制御部、120 操舵走行部、130 駆動部、140 重量センサ、150 バランスセンサ、200 アタッチメント、210 主機能アタッチメント、220 サブ機能アタッチメント、230 制御アタッチメント、231 制御部、500,500a,500b 移動体システム、910 プロセッサ、921 メモリ、922 補助記憶装置、930 インタフェース。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9