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特許7709797請求書処理装置、請求書処理方法、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-07-09
(45)【発行日】2025-07-17
(54)【発明の名称】請求書処理装置、請求書処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/10 20230101AFI20250710BHJP
   G06Q 20/10 20120101ALI20250710BHJP
   G06Q 40/12 20230101ALI20250710BHJP
【FI】
G06Q10/10
G06Q20/10 300
G06Q40/12
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2024130876
(22)【出願日】2024-08-07
【審査請求日】2025-03-13
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】518079839
【氏名又は名称】Miletos株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【弁理士】
【氏名又は名称】谷川 英和
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼橋 康文
【審査官】阿部 潤
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-30150(JP,A)
【文献】特開2021-56659(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
請求書画像を受信する請求書受信部と、
前記請求書画像から請求元を特定する請求元識別子を取得する請求元取得部と、
前記請求元取得部が取得した前記請求元識別子が、請求元識別子を有する2以上の支払先情報が格納される支払先マスタデータベースに存在するか否かを判断する判断部と、
前記判断部の判断結果に応じて、前記請求書画像に関する異なる処理を行う請求書処理部とを具備し、
前記請求書処理部は、
前記請求元識別子が前記支払先マスタデータベースに存在すると前記判断部が判断した場合に、前記請求元識別子に対応する情報であり、請求書処理を行うために必要な情報である請求情報を取得する請求情報取得手段と、
前記請求情報取得手段が取得した前記請求情報を用いた処理であり、前記請求書画像に関する処理である請求書処理を行う請求書処理手段とを具備し、
前記請求書処理部は、
前記請求元識別子が前記支払先マスタデータベースに存在しないと前記判断部が判断した場合のみ、デフォルトの請求元コードを取得し、当該請求元コードを含む請求情報を取得し、当該請求情報を用いた処理であり、前記請求書画像に関する処理である前記請求書処理を行う、請求書処理装置。
【請求項2】
前記請求書処理部は、
前記請求元識別子が前記支払先マスタデータベースに存在しないと前記判断部が判断した場合のみ、前記請求元識別子を含む支払先情報を前記支払先マスタデータベースに蓄積する請求項1記載の請求書処理装置。
【請求項3】
前記請求書処理部は、
前記請求元識別子が前記支払先マスタデータベースに存在しないと前記判断部が判断した場合に、前記請求元識別子を含む支払先情報を前記支払先マスタデータベースに登録するか否かの問合せであり、前記請求元識別子を含む問合せを前記請求書画像を送信した端末装置に送信する問合手段と、
前記問合せに対する回答を受信する回答受信手段と、
前記回答が前記支払先マスタデータベースに蓄積する旨の回答である場合のみ、前記請求元識別子を含む支払先情報を前記支払先マスタデータベースに蓄積する蓄積手段とを具備する請求項2記載の請求書処理装置。
【請求項4】
前記回答受信手段は、
請求元識別子を有する支払先情報を含む回答を受信し、
前記蓄積手段は、
前記回答受信手段が受信した前記支払先情報を前記支払先マスタデータベースに蓄積する請求項3記載の請求書処理装置。
【請求項5】
請求書画像を受信する請求書受信部と、
前記請求書画像から請求元を特定する請求元識別子を取得する請求元取得部と、
前記請求元取得部が取得した前記請求元識別子が、請求元識別子を有する2以上の支払先情報が格納される支払先マスタデータベースに存在するか否かを判断する判断部と、
前記判断部の判断結果に応じて、前記請求書画像に関する異なる処理を行う請求書処理部とを具備し、
前記請求書処理部は、
前記請求元識別子が前記支払先マスタデータベースに存在すると前記判断部が判断した場合に、前記請求元識別子に対応する情報であり、請求書処理を行うために必要な情報である請求情報を取得する請求情報取得手段と、
前記請求情報取得手段が取得した前記請求情報を用いた処理であり、前記請求書画像に関する処理である請求書処理を行う請求書処理手段とを具備し、
請求元識別子が前記支払先マスタデータベースに存在しない場合に行う処理を識別する処理識別子が、請求先識別子に対応付けて格納されており、
前記請求書処理部は、
前記請求元識別子が前記支払先マスタデータベースに存在しないと前記判断部が判断した場合に、前記請求書画像に対応する請求先識別子と対になる前記処理識別子で識別される処理を行う、請求書処理装置。
【請求項6】
前記請求書処理部は、
前記請求元取得部が取得した前記請求元識別子が前記支払先マスタデータベースに2以上存在すると前記判断部が判断した場合、前記請求書画像から支払先の口座情報を取得する口座情報取得手段をさらに具備し、
前記請求情報取得手段は、
前記請求元識別子と前記口座情報とを有する支払先情報が前記支払先マスタデータベースに存在するか否かを判断し、存在する場合に、前記請求元識別子と前記口座情報とを有する前記請求情報を取得する請求項1記載の請求書処理装置。
【請求項7】
前記請求元識別子または請求先識別子に対応付けて、前記請求書画像または前記請求書画像を用いて取得された情報である請求書情報を蓄積する請求書蓄積部をさらに具備する請求項1記載の請求書処理装置。
【請求項8】
前記請求書処理部は、
前記請求元識別子と、前記請求書画像または前記請求書画像から取得された情報である請求書情報を送信する前記請求書処理を行う請求項1記載の請求書処理装置。
【請求項9】
請求書受信部と、請求元取得部と、判断部と、請求書処理部とにより実現される請求書処理方法であって、
前記請求書受信部が、請求書画像を受信する請求書受信ステップと、
前記請求元取得部が、前記請求書画像から請求元を特定する請求元識別子を取得する請求元取得ステップと、
前記判断部が、前記請求元取得ステップにおいて取得された前記請求元識別子が、請求元識別子を有する2以上の支払先情報が格納される支払先マスタデータベースに存在するか否かを判断する判断ステップと、
前記請求書処理部が、前記判断ステップの判断結果に応じて、前記請求書画像に関する異なる処理を行う請求書処理ステップとを具備し、
前記請求書処理ステップにおいて、
前記請求元識別子が前記支払先マスタデータベースに存在すると前記判断ステップにおいて判断された場合に、前記請求元識別子に対応する情報であり、請求書処理を行うために必要な情報である請求情報を取得する請求情報取得サブステップと、
前記請求情報取得サブステップで取得された前記請求情報を用いた処理であり、前記請求書画像に関する処理である請求書処理を行う請求書処理サブステップとを具備し、
前記請求書処理サブステップにおいて、
前記請求元識別子が前記支払先マスタデータベースに存在しないと前記判断ステップにおいて判断された場合のみ、デフォルトの請求元コードを取得し、当該請求元コードを含む請求情報を取得し、当該請求情報を用いた処理であり、前記請求書画像に関する処理である前記請求書処理を行う、請求書処理方法。
【請求項10】
コンピュータを、
請求項1から請求項8いずれか一項に記載の請求書処理装置として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求書画像を処理する請求書処理装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、請求書の請求書画像データを取得する請求書画像取得手段と、請求書マスタ、および請求書画像データに基づいて、機械学習手法を利用して請求書に含まれる請求書項目を特定し、当該請求書項目毎の請求明細データを取得する請求明細取得手段と、出力フォーマットに基づいて、請求明細データが並べられた請求明細確認画面を端末装置の入出力部に表示させるように制御する請求明細確認画面表示制御手段と、を備えたことを特徴とする請求書読取決済システムがあった(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2021-47851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術においては、支払先マスタデータベースを用いた適切な請求書の処理が行えなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本第一の発明の請求書処理装置は、請求書画像を受信する請求書受信部と、請求書画像から請求元を特定する請求元識別子を取得する請求元取得部と、請求元取得部が取得した請求元識別子が、請求元識別子を有する2以上の支払先情報が格納される支払先マスタデータベースに存在するか否かを判断する判断部と、判断部の判断結果に応じて、請求書画像に関する異なる処理を行う請求書処理部とを具備し、請求書処理部は、請求元識別子が支払先マスタデータベースに存在すると判断部が判断した場合に、請求元識別子に対応する情報であり、請求書処理を行うために必要な情報である請求情報を取得する請求情報取得手段と、請求情報取得手段が取得した請求情報を用いた処理であり、請求書画像に関する処理である請求書処理を行う請求書処理手段とを具備する請求書処理装置である。
【0006】
かかる構成により、支払先マスタデータベースを用いた適切な請求書の処理が行える。
【0007】
また、本第二の発明の請求書処理装置は、第一の発明に対して、請求書処理部は、請求元識別子が支払先マスタデータベースに存在しないと判断部が判断した場合のみ、請求元識別子を含む支払先情報をマスタデータベースに蓄積する請求書処理装置である。
【0008】
かかる構成により、支払先マスタデータベースを適切に更新できる。
【0009】
また、本第三の発明の請求書処理装置は、第二の発明に対して、請求書処理部は、請求元識別子が支払先マスタデータベースに存在しないと判断部が判断した場合に、請求元識別子を含む支払先情報を支払先マスタデータベースに登録するか否かの問合せであり、請求元識別子を含む問合せを請求書画像を送信した端末装置に送信する問合手段と、問合せに対する回答を受信する回答受信手段と、回答が支払先マスタデータベースに蓄積する旨の回答である場合のみ、請求元識別子を含む支払先情報を支払先マスタデータベースに蓄積する蓄積手段とを具備する請求書処理装置である。
【0010】
かかる構成により、支払先マスタデータベースをより適切に更新できる。
【0011】
また、本第四の発明の請求書処理装置は、第三の発明に対して、回答受信手段は、請求元識別子を有する支払先情報を含む回答を受信し、蓄積手段は、回答受信手段が受信した支払先情報を支払先マスタデータベースに蓄積する請求書処理装置である。
【0012】
かかる構成により、支払先マスタデータベースをより適切に更新できる。
【0013】
また、本第五の発明の請求書処理装置は、第一の発明に対して、請求書処理部は、請求元識別子が支払先マスタデータベースに存在しないと判断部が判断した場合のみ、デフォルトの請求元コードを取得し、請求元コードを含む請求情報を取得し、請求情報を用いた処理であり、請求書画像に関する処理である請求書処理を行う請求書処理装置である。
【0014】
かかる構成により、支払先マスタデータベースを用いた適切な請求書の処理が行える。
【0015】
また、本第六の発明の請求書処理装置は、第一から第五いずれか1つの発明に対して、請求元識別子が支払先マスタデータベースに存在しない場合に行う処理を識別する処理識別子が、請求先識別子に対応付けて格納されており、請求書処理部は、請求元識別子が支払先マスタデータベースに存在しないと判断部が判断した場合に、請求書画像に対応する請求先識別子と対になる処理識別子で識別される処理を行う請求書処理装置である。
【0016】
かかる構成により、支払先マスタデータベースを用いた適切な請求書の処理が行える。
【0017】
また、本第七の発明の請求書処理装置は、第一の発明に対して、請求書処理部は、請求元取得部が取得した請求元識別子が支払先マスタデータベースに2以上存在すると判断部が判断した場合、請求書画像から支払先の口座情報を取得する口座情報取得手段をさらに具備し、請求情報取得手段は、請求元識別子と口座情報とを有する支払先情報が支払先マスタデータベースに存在するか否かを判断し、存在する場合に、請求元識別子と口座情報とを有する請求情報を取得する請求書処理装置である。
【0018】
かかる構成により、支払先マスタデータベースを用いた、請求書の適切な処理が行える。
【0019】
また、本第八の発明の請求書処理装置は、第一から第七いずれか1つの発明に対して、請求元識別子または請求先識別子に対応付けて、請求書画像または請求書画像を用いて取得された情報である請求書情報を蓄積する請求書蓄積部をさらに具備する請求書処理装置である。
【0020】
かかる構成により、請求書の情報の適切な管理が行える。
【0021】
また、本第九の発明の請求書処理装置は、第一から第八いずれか1つの発明に対して、請求書処理部は、請求元識別子と、請求書画像または請求書画像から取得された情報である請求書情報を送信する請求書処理を行う請求書処理装置である。
【0022】
かかる構成により、支払先マスタデータベースを用いた適切な請求書の処理が行える。
【発明の効果】
【0023】
本発明による請求書処理装置によれば、支払先マスタデータベースを用いた適切な請求書の処理が行える。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】実施の形態1における請求書処理システムAの概念図
図2】同請求書処理システムAのブロック図
図3】同請求書処理装置1のブロック図
図4】同請求書処理装置1の動作例について説明するフローチャート
図5】同存在時処理の例について説明するフローチャート
図6】同不存在時処理の例について説明するフローチャート
図7】同端末装置2の動作例について説明するフローチャート
図8】同支払先マスタデータベース31の例を示す図
図9】同処理管理表の例を示す図
図10】同請求書画像の例を示す図
図11】同請求書画像の例を示す図
図12】同問合情報の例を示す図
図13】同回答を入力する画面例を示す図
図14】同コンピュータシステムのブロック図
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、請求書処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0026】
(実施の形態1)
本実施の形態において、請求先の端末装置から請求書画像を受信し、当該請求書画像から文字列である支払先情報を取得し、当該支払先情報が支払先マスタに登録されているか否かを判断し、支払先マスタに存在する場合に、請求情報を用いた処理である請求書処理を行う請求書処理装置について説明する。
【0027】
本実施の形態において、支払先情報が支払先マスタに登録されていない場合、請求書画像から取得した情報を含む支払先情報を支払先マスタに登録する請求書処理装置について説明する。
【0028】
本実施の形態において、ユーザの指示に基づいて、支払先情報を支払先マスタに登録する請求書処理装置について説明する。
【0029】
本実施の形態において、請求書画像から取得した支払先情報をユーザに提示し、ユーザによる追記または修正の後に、支払先情報を支払先マスタに登録する請求書処理装置について説明する。
【0030】
本実施の形態において、支払先情報が支払先マスタに登録されていない場合、デフォルトのコードを用いて、請求情報の処理を行う請求書処理装置について説明する。
【0031】
本実施の形態において、支払先情報が支払先マスタに登録されていない場合に、請求先ごとに格納されている処理識別子に応じた処理を行う請求書処理装置について説明する。
【0032】
本実施の形態において、請求元識別子を有する支払先情報が支払先マスタに2以上存在する場合、請求書画像の支払先口座情報を取得し、当該支払先口座情報と請求元識別子とを有する支払先情報が支払先マスタに存在するか否かを判断する請求書処理装置について説明する。
【0033】
本実施の形態において、請求元識別子に対応付けて、請求書画像または請求書画像から取得された請求書情報を蓄積して管理する請求書処理装置について説明する。
【0034】
本実施の形態において、支払先マスタが格納されるサーバ等に、請求元識別子と、請求書画像または請求書画像から取得された請求書情報とを送信する請求書処理を行う請求書処理装置について説明する。
【0035】
なお、本明細書において、情報Xが情報Yに対応付いていることは、情報Xから情報Yを取得できること、または情報Yから情報Xを取得できることであり、その対応付けの方法は問わない。情報Xと情報Yとがリンク付いていても良いし、同じバッファに存在していても良いし、情報Xが情報Yに含まれていても良いし、情報Yが情報Xに含まれている等でも良い。
【0036】
また、本明細書において、情報Zを選択したり、決定したりすることは、情報Zを取得すること、情報Zへのポインタを取得すること、情報ZのIDを取得すること、情報Zにフラグを立てること等であり、情報Zにアクセスできれば良い。
【0037】
図1は、本実施の形態における請求書処理システムAの概念図である。請求書処理システムAは、請求書処理装置1、1または2以上の端末装置2、およびサーバ3を備える。
【0038】
請求書処理装置1は、受信した請求書画像を用いて後述する請求書処理を行う装置である。請求書処理装置1は、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバであるが、その種類は問わない。
【0039】
端末装置2は、請求書画像を送信するユーザが使用する端末である。ユーザは、通常、請求書の請求先のユーザである。端末装置2は、例えば、スマートフォン、パソコン、タブレット端末であるが、その種類は問わない。
【0040】
サーバ3は、後述する支払先マスタデータベース(以下、適宜「支払先マスタ」と言う)を管理する装置である。サーバ3は、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバであるが、その種類は問わない。
【0041】
請求書処理装置1と1または2以上の各端末装置2、および請求書処理装置1とサーバ3とは、インターネットなどのネットワークにより通信可能である。
【0042】
図2は、本実施の形態における請求書処理システムAのブロック図である。図3は、請求書処理装置1のブロック図である。
【0043】
請求書処理装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および送信部14を備える。受信部12は、請求書受信部121を備える。処理部13は、請求元取得部131、判断部132、請求書処理部133、および請求書蓄積部134を備える。請求書処理部133は、請求情報取得手段1331、口座情報取得手段1332、問合手段1333、回答受信手段1334、蓄積手段1335、および請求書処理手段1336を備える。
【0044】
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
【0045】
サーバ3は、支払先マスタデータベース31を備える。
【0046】
請求書処理装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、請求書画像、請求書情報、デフォルトの1または2以上の請求元コード、処理識別子である。
【0047】
格納部11は、支払先マスタデータベース31を有しても良い。かかる場合、サーバ3は存在しなくても良い。
【0048】
請求書画像とは、請求書の画像である。なお、請求書画像は、例えば、PDFファイルJPEG、GIF、HTML、XML等であるが、そのデータフォーマット等は問わない。請求書画像は、通常、請求元識別子、請求先識別子、支払先の口座情報を有する。
【0049】
請求元識別子とは、請求元を識別する情報である。請求元は、請求する側である。請求元識別子は、例えば、請求元の組織名、請求元の個人の氏名である。組織名は、例えば、会社名、団体名である。請求元識別子は、請求元のIDでも良い。請求元は、通常、組織であるが、個人でも良い。
【0050】
請求先識別子とは、請求先を識別する情報である。請求先は、請求される側である。請求先識別子は、例えば、請求先の組織名、請求先の個人の氏名である。請求先識別子は、請求先のIDでも良い。請求先は、通常、組織であるが、個人でも良い。
【0051】
口座情報は、請求に対する支払い先の情報である。口座情報は、例えば、銀行の口座の情報である。口座情報は、例えば、支払先の銀行名、銀行の支店名または支店のID、および口座番号を有する。口座情報は、例えば、電子マネーのIDである。
【0052】
デフォルトの請求元コードとは、請求書画像から取得された請求元識別子が支払先マスタデータベース31に存在しない場合に使用される請求元コードである。デフォルトの請求元コードは、請求先識別子に対応付いている。請求元コードは、通常、請求元のIDであるが、請求元識別子と同じでも良い。請求元コードは、請求元の名称(例えば、会社名)でも良い。
【0053】
処理識別子とは、処理を識別する情報である。処理識別子とは、通常、請求元識別子が支払先マスタデータベース31に存在しない場合に行う処理を識別する情報である。処理識別子は、例えば、処理のID、処理を行う関数名である。処理識別子は、例えば、「自動蓄積処理」「問合処理」または「デフォルトコード処理」のいずれかである。格納部11の1または2以上の各処理識別子は、通常、各々、異なる請求先識別子に対応付いている。つまり、通常、処理識別子は、請求先が登録する情報である。
【0054】
処理識別子「自動蓄積処理」は、支払先マスタデータベース31に存在していない支払先情報を自動的に蓄積する処理である。処理識別子「自動蓄積処理」は、例えば、請求書画像から取得された支払先情報の一部または全文を、自動的に支払先マスタデータベース31に蓄積する処理である。
【0055】
処理識別子「問合処理」は、支払先マスタデータベース31に存在していない支払先情報を蓄積するか否かを問い合わせた後、必要に応じて、蓄積する処理である。
【0056】
処理識別子「デフォルトコード処理」は、デフォルトの請求元コードを用いて行う支払いの処理である。処理識別子が「デフォルトコード処理」である場合、通常、支払先情報は支払先マスタデータベース31に蓄積されない。
【0057】
受信部12は、各種の指示や情報を端末装置2から受信する。各種の指示や情報は、例えば、請求書画像、請求書処理指示である。
【0058】
請求書処理指示とは、請求書を処理することの指示である。請求書処理指示は、請求書画像を有する。請求書処理指示は、例えば、請求先識別子を含む。
【0059】
請求書受信部121は、請求書画像を受信する。請求書受信部121は、通常、請求先の端末装置2から請求書画像を受信する。なお、かかる請求書画像は、例えば、請求先のユーザが請求元から受信した請求書画像、請求元から請求先に郵送された請求書を請求先が画像化(例えば、PDF化)して取得した請求書画像である。請求書受信部121は、請求書処理指示を受信しても良い。
【0060】
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、請求元取得部131、判断部132、請求書処理部133、または請求書蓄積部134が行う処理である。
【0061】
請求元取得部131は、請求書受信部121が受信した請求書画像から請求元を示す請求元識別子を取得する。請求元取得部131は、例えば、請求書画像に対して文字認識処理を行い、請求元識別子を取得する。請求元取得部131は、例えば、生成AIに請求書画像と、請求元識別子を取得するプロンプトとを生成AIに与え、生成AIから請求元識別子を取得する。プロンプトは、例えば、「以下の請求書画像に記載されている請求元の組織名を教えて!」である。なお、請求元識別子を取得する方法は問わない。
【0062】
請求元取得部131は、例えば、請求書受信部121が受信した請求書画像から1または2以上の請求書属性値を取得する。1または2以上の請求書属性値は、通常、請求元識別子、請求先識別子を含む。1以上の請求書属性値は、例えば、請求の金額、請求元の住所、電話番号、請求元の代表者名、請求元の電話番号を含む。
【0063】
判断部132は、請求元取得部131が取得した請求元識別子が、後述する支払先マスタデータベース31に存在するか否かを判断する。判断部132は、請求元取得部131が取得した請求元識別子をキーとして、支払先マスタデータベース31を検索し、請求元識別子が支払先マスタデータベース31に存在するか否かを判断する。
【0064】
請求書処理部133は、判断部132の判断結果に応じて、請求書画像に関する異なる処理を行う。つまり、請求書処理部133は、請求元識別子が支払先マスタデータベース31に存在する場合と存在しない場合とで、異なる処理を行う。
【0065】
請求書処理部133は、請求元識別子が支払先マスタデータベース31に存在しないと判断部132が判断した場合のみ、請求元識別子を含む支払先情報を支払先マスタデータベース31に蓄積する。請求書処理部133が蓄積する支払先情報は、支払先マスタデータベース31に格納される支払先情報の一部でも良い。請求書処理部133が蓄積する支払先情報は、請求元識別子のみでも良い。
【0066】
請求書処理部133は、例えば、請求元識別子が支払先マスタデータベース31に存在しないと判断部132が判断した場合のみ、デフォルトの請求元コードを取得し、当該請求元コードを含む請求情報を取得し、当該請求情報を用いた、請求書画像に関する請求書処理を行う。
【0067】
請求書処理部133は、例えば、請求元識別子が支払先マスタデータベース31に存在しないと判断部132が判断した場合のみ、例えば、デフォルトの請求元コードを格納部11から取得し、当該請求元コードを含む請求情報を支払先マスタデータベース31から取得し、当該請求情報を用いた請求書処理を行う。
【0068】
請求書処理とは、請求書画像を用いた請求書の処理である。請求書処理は、例えば、請求書画像が特定する請求に対する支払いのための処理、請求書の情報の管理のための処理である。
【0069】
請求書処理部133は、処理識別子で識別される処理を行う。請求書処理部133は、請求元識別子が支払先マスタデータベース31に存在しないと判断部132が判断した場合に、受信された請求書画像に対応する請求先識別子を取得し、当該請求先識別子と対になる処理識別子を格納部11から取得し、当該処理識別子で識別される処理を行う。なお、処理識別子は、例えば、「自動蓄積処理」「問合処理」「デフォルトコード処理」である。
【0070】
処理識別子「自動蓄積処理」で識別される処理は、取得した支払先情報を、自動的に、支払先マスタデータベース31に蓄積する処理である。
【0071】
「問合処理」とは、取得した支払先情報を支払先マスタデータベース31に蓄積するか否かをユーザに問合せ、「蓄積する」との回答の場合に支払先情報を支払先マスタデータベース31に蓄積する処理である。なお、ここで、蓄積される支払先情報は、ユーザが追加または修正した情報を含んでも良い。
【0072】
「デフォルトコード処理」とは、請求先識別子に対応するデフォルトの請求元コードを取得し、当該請求元コードを含む請求情報を取得し、当該請求情報を用いた、請求書画像に関する請求書処理である。ここでの請求書処理は、通常、請求情報が有する金額の支払いの処理である。
【0073】
請求書処理部133は、例えば、請求元識別子に対応する請求元コードと請求書画像または請求書画像から取得された請求書情報をサーバ3に送信する請求書処理を行う。
【0074】
請求情報取得手段1331は、請求元識別子が支払先マスタデータベース31に存在すると判断部132が判断した場合に、請求元識別子に対応する請求情報を取得する。
【0075】
請求情報とは、請求書処理を行うために必要な情報である。請求情報は、例えば、請求元識別子、請求元の口座情報、請求先識別子、金額を有する。請求情報は、例えば、請求書画像を有する。
【0076】
請求情報取得手段1331は、支払先マスタデータベース31に存在する支払先情報であり、請求元識別子と口座情報とを有する支払先情報を取得する。つまり、請求情報は支払先情報と同じ情報でも良い。
【0077】
口座情報取得手段1332は、判断部132が、請求元取得部131が取得した請求元識別子が支払先マスタデータベース31に2以上存在すると判断した場合、請求書画像から支払先の口座情報を取得する。
【0078】
問合手段1333は、請求元識別子が支払先マスタデータベース31に存在しないと判断部132が判断した場合に、請求元識別子を含む支払先情報を支払先マスタデータベース31に登録するか否かの問合せであり、請求元識別子を含む問合せを端末装置2に送信する。
【0079】
回答受信手段1334は、問合手段1333の問合せに対する回答を受信する。回答は、例えば、「蓄積する」または「蓄積しない」を特定するフラグを有する。回答は、例えば、支払先情報の全部または一部の情報を有する。
【0080】
回答受信手段1334は、例えば、請求元識別子を有する支払先情報を含む回答を受信する。
【0081】
蓄積手段1335は、回答が支払先マスタデータベース31に蓄積する旨の回答である場合のみ、請求元識別子を含む支払先情報を支払先マスタデータベース31に蓄積する。
【0082】
蓄積手段1335は、例えば、回答受信手段1334が受信した支払先情報を支払先マスタデータベース31に蓄積する。回答受信手段1334が受信した支払先情報は、例えば、ユーザにより追記または変更された情報を含む。
【0083】
請求書処理手段1336は、請求情報取得手段1331が取得した請求情報を用いた、請求書画像に関する請求書処理を行う。
【0084】
請求書蓄積部134は、請求元識別子または請求先識別子に対応付けて、請求書情報を蓄積する。請求書情報とは、請求書画像または請求書画像を用いて取得された情報を含む。請求書情報は、請求書画像、および請求書画像を用いて取得された情報を含むことは好適である。請求書情報は、請求書画像を含むことは好適である。なお、請求書画像を用いて取得された情報は、1以上の請求書属性値である。請求書蓄積部134は、通常、請求書の情報の管理のために請求書情報を蓄積する。
【0085】
送信部14は、各種の情報を送信する。送信部14は、例えば、受信した領収書画像に対する処理の結果を端末装置2に送信する。
【0086】
端末装置2を構成する端末格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、ユーザ識別子、請求書画像である。
【0087】
端末受付部22は、各種の情報や指示等を受け付ける。各種の情報や指示等とは、例えば、請求書画像、請求書処理指示である。
【0088】
各種の情報や指示等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0089】
端末処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、受け付けられた情報や指示等を、送信する構造の情報や指示等にする処理である。各種の処理は、例えば、受信された情報を出力する構造の情報にする処理である。
【0090】
端末送信部24は、各種の情報や指示等を請求書処理装置1に送信する。各種の情報や指示等は、例えば、請求書画像、請求書処理指示である。
【0091】
端末受信部25は、各種の情報を請求書処理装置1から受信する。各種の情報は、例えば、領収書画像の送信結果である。
【0092】
端末出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、領収書画像の送信結果である。
【0093】
出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0094】
サーバ3を構成する支払先マスタデータベース31には、1または2以上の支払先情報が格納されている。支払先情報とは、請求先の支払いが発生する請求元の情報である。支払先情報は、1または2以上の支払先情報を有する。各支払先情報は、請求先識別子が対応付いている。支払先情報は、請求元識別子を有する。支払先情報は、例えば、請求元の住所、電話番号、担当者名、口座情報を有する。支払先マスタデータベース31は、例えば、RDBであるが、表計算ファイル等でも良く、そのデータ構造は問わない。
【0095】
格納部11、端末格納部21、および支払先マスタデータベース31は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0096】
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0097】
受信部12、請求書受信部121、および端末受信部25は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0098】
処理部13、請求元取得部131、判断部132、請求書処理部133、請求書蓄積部134、請求情報取得手段1331、口座情報取得手段1332、問合手段1333、回答受信手段1334、蓄積手段1335、請求書処理手段1336、および端末処理部23は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサは、CPU、MPU、GPU等であり、その種類は問わない。
【0099】
送信部14、および端末送信部24は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0100】
端末受付部22は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0101】
端末出力部26は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0102】
次に、請求書処理装置1の動作例について、図4のフローチャートを用いて説明する。
【0103】
(ステップS401)請求書受信部121は、請求書画像を含む請求書処理指示を受信したか否かを判断する。請求書処理指示を受信した場合はステップS402に行き、受診しなかった場合はステップS401に戻る。
【0104】
(ステップS402)請求元取得部131は、ステップS401で受信された請求書処理指示に含まれる請求書画像を取得する。
【0105】
(ステップS403)請求元取得部131は、請求書画像から1または2以上の請求書属性値を取得する。請求元取得部131は、例えば、請求書画像に対して文字認識処理を行い1以上の請求書属性値を取得する。
【0106】
(ステップS404)判断部132は、ステップS403で取得された1以上の請求書属性値が有する請求元識別子を取得する。また、判断部132は、ステップS403で取得された1以上の請求書属性値が有する請求先識別子、またはステップS401で受信された請求書処理指示に対応付く請求先識別子を取得する。次に、判断部132は、取得した請求先識別子と取得した請求元識別子とをキーとして支払先マスタデータベース31を検索し、支払先マスタデータベース31に当該請求先識別子に対応し、当該請求元識別子を含む支払先情報が存在するか否かを判断する。当該支払先情報が存在する場合はステップS405に行き、存在しない場合はステップS406に行く。なお、支払先情報が存在する場合は、請求書画像に対応する請求元が存在する場合である。
【0107】
(ステップS405)請求書処理部133は、存在時処理を行う。上位処理にリターンする。存在時処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。存在時処理とは、ステップS404において支払先情報が存在すると判断された場合の処理である。
【0108】
(ステップS406)請求書処理部133等は、不存在時処理を行う。上位処理にリターンする。不存在時処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。不存在時処理とは、ステップS404において支払先情報が存在しないと判断された場合の処理である。
【0109】
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0110】
次に、ステップS405の存在時処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0111】
(ステップS501)ステップS504における検索結果が、請求元識別子を含む支払先情報が一つだけ存在することを示す検索結果である場合はステップS502に行き、支払先情報が2以上存在することを示す検索結果である場合はステップS504に行く。
【0112】
(ステップS502)請求情報取得手段1331は、ステップS403で取得された請求書属性値またはステップS404で検索された支払先情報のうちの1種類以上の情報を用いて、請求情報を取得する。請求情報は、例えば、請求元識別子、請求元の口座情報、請求先識別子、金額を有する。請求情報は、例えば、請求書画像を有する。
【0113】
(ステップS503)請求書処理手段1336は、ステップS502で取得された請求情報を用いた処理であり、請求書画像に関する処理である請求書処理を行う。上位処理にリターンする。請求書処理手段1336は、例えば、請求書画像に対する支払いのための処理である請求書処理を行う。請求書処理手段1336は、例えば、請求情報を図示しない決済サーバに送信する。
【0114】
(ステップS504)口座情報取得手段1332は、ステップS502で取得された請求書属性値に含まれる支払先の口座情報を取得する。
【0115】
(ステップS505)請求情報取得手段1331は、請求先識別子と請求元識別子と口座情報とをキーとして、支払先マスタデータベース31を検索する。
【0116】
(ステップS506)請求情報取得手段1331は、ステップS505での検索結果が、請求先識別子と対になり、請求元識別子と口座情報とを有する支払先情報が支払先マスタデータベース31に存在するとの検索結果である場合は、ステップS502に行き、存在しないとの検索結果である場合はステップS507に行く。
【0117】
(ステップS507)請求書処理部133等は、不存在時処理を行う。上位処理にリターンする。不存在時処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0118】
次に、ステップS406、ステップS507の不存在時処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0119】
(ステップS601)請求書処理部133は、請求先識別子を取得する。請求書処理部133は、当該請求先識別子と対になる処理識別子が格納部11に存在するか否かを判断する。請求先識別子と対になる処理識別子が存在する場合はステップS602に行き、存在しない場合はステップS608に行く。
【0120】
(ステップS602)請求書処理部133は、処理識別子が「自動蓄積処理」であるか否かを判断する。処理識別子が「自動蓄積処理」であればステップS603に行き、処理識別子が「自動蓄積処理」でなければステップS607に行く。
【0121】
(ステップS603)請求書処理部133は、支払先情報を取得する。なお、支払先情報は、ステップS403で取得された1または2以上の請求書属性値である。1以上の請求書属性値は、例えば、請求元識別子、請求元の口座情報を有する。
【0122】
(ステップS604)蓄積手段1335は、請求元識別子に対応付けて、支払先情報を支払先マスタデータベース31に蓄積する。なお、ここで蓄積される支払先情報は、支払先マスタデータベース31の支払先情報の一部の情報(例えば、住所、電話番号、および担当者名が無い情報)でも良い。
【0123】
(ステップS605)請求情報取得手段1331は、請求情報を取得する。なお、請求情報は、例えば、ステップS403で取得された1または2以上の請求書属性値であり、例えば、請求元識別子、請求元の口座情報、および金額を有する。
【0124】
(ステップS606)請求書処理手段1336は、請求情報を用いて、請求書処理を行う。上位処理にリターンする。
【0125】
(ステップS607)請求書処理部133は、処理識別子が「問合処理」であるか否かを判断する。処理識別子が「問合処理」であればステップS608に行き、処理識別子が「問合処理」でなければステップS615に行く。
【0126】
(ステップS608)問合手段1333は、問合情報を取得する。なお、問合情報は、例えば、ステップS403で取得された1または2以上の請求書属性値、および「蓄積する」または「蓄積しない」を選択するためのユーザインターフェイスの部品(例えば、ボタン)を有する。
【0127】
(ステップS609)問合手段1333は、ステップS608で取得した問合情報を端末装置2に送信する。
【0128】
(ステップS610)回答受信手段1334は、問合情報の送信に応じた回答を端末装置2から受信したか否かを判断する。回答を受信した場合はステップS611に行き、受信しなかった場合はステップS610に戻る。
【0129】
(ステップS611)蓄積手段1335は、回答が「蓄積する」旨の回答であるか、「蓄積しない」旨の回答であるかを判断する。「蓄積する」旨の回答であるか場合はステップS612に行き、「蓄積しない」旨の回答である場合はステップS614に行く。
【0130】
(ステップS612)蓄積手段1335は、支払先情報を取得する。蓄積手段1335は、請求先識別子を取得する。
【0131】
(ステップS613)蓄積手段1335は、取得した請求先識別子に対応付けて、取得した支払先情報を支払先マスタデータベース31に蓄積する。
【0132】
(ステップS614)請求情報取得手段1331は、請求情報を取得する。ステップS606に行く。請求情報取得手段1331は、例えば、受信された回答から請求情報を構成する情報を取得し、当該情報を含む請求情報を構成する。請求情報取得手段1331は、例えば、ステップS403で取得された1以上の請求書属性値から請求情報を構成する情報を取得し、当該情報を含む請求情報を構成する。
【0133】
(ステップS615)請求書処理部133は、処理識別子が「デフォルトコード処理」であるか否かを判断する。処理識別子が「デフォルトコード処理」であればステップS616に行き、処理識別子が「デフォルトコード処理」でなければステップS608に行く。
【0134】
(ステップS616)請求書処理部133は、受信された請求書処理指示に対応する請求先識別子を取得する。請求書処理部133は、当該請求先識別子と対になるデフォルトの請求元コードを格納部11から取得する。
【0135】
(ステップS617)請求情報取得手段1331は、デフォルトの請求元コードを用いて、請求情報を構成する。ステップS606に行く。
【0136】
次に、端末装置2の動作例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0137】
(ステップS701)端末受付部22は、請求書画像を受け付けたか否かを判断する。請求書画像を受け付けた場合はステップS702に行き、受け付けなかった場合はステップS704に行く。
【0138】
(ステップS702)端末処理部23は、端末格納部21から請求先識別子を取得する。端末処理部23は、請求書画像と請求先識別子とを有する請求書処理指示を構成する。
【0139】
(ステップS703)端末送信部24は、ステップS702で構成された請求書処理指示を請求書処理装置1に送信する。ステップS701に戻る。
【0140】
(ステップS704)端末受信部25は、請求書処理装置1から問合情報を受信したか否かを判断する。問合情報を受信した場合はステップS705に行き、受信しなかった場合はステップS701に戻る。
【0141】
(ステップS705)端末処理部23は、受信された問合情報に基づいて、出力する問合情報を構成する。端末出力部26は、当該問合情報を出力する。
【0142】
(ステップS706)端末受付部22は、ユーザから回答を受け付けたか否かを判断する。回答を受け付けた場合はステップS707に行き、受け付けなかった場合はステップS706に戻る.
【0143】
(ステップS707)端末処理部23は、受け付けられた回答に基づいて、出力する回答を構成する。端末送信部24は、当該回答を請求書処理装置1に送信する。ステップS701に戻る。
【0144】
なお、図7のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0145】
以下、本実施の形態における請求書処理システムAの具体的な動作例について説明する。
【0146】
支払先マスタデータベース31は、図8に示す支払先管理表である、とする。支払先管理表は、「ID」「請求先識別子」「支払先情報」を有する1または2以上のレコードを有する。「請求先識別子」は「請求先ID」「請求先名」を有する。「支払先情報」は、「請求元識別子」「住所」「電話番号」「担当者名」「口座情報」を有する。「請求元識別子」は、「請求元ID」「請求元名」を有する。「口座情報」は、銀行名の他、支店名、口座番号等を有する、とする。「ID」は、レコードを識別する情報である。請求先識別子として、ここでは「請求先ID」または「請求先名」が採用される。
【0147】
また、請求書処理装置1の格納部11には、図9に示す処理管理表が格納されている。処理管理表とは、取得された請求元識別子が支払先マスタデータベース31に存在しない場合に行われる処理を管理する表である。処理管理表は、「ID」「請求先識別子」「処理識別子」「請求元コード」を有するレコードを1以上管理する。「請求先識別子」は、「請求元ID」「請求元名」を有する。請求先識別子として、ここでは「請求先ID」または「請求先名」が採用される。請求元コードは、ここでは請求元IDである、とする。
【0148】
以上の状況において、以下の2つの具体例について説明する。具体例1は、取得された請求元識別子が支払先マスタデータベース31に存在する場合である。具体例2は、取得された請求元識別子が支払先マスタデータベース31に存在しない場合である。
【0149】
(具体例1)
株式会社Dの担当者Pは、株式会社Aから郵送されてきた請求書をPDF化し、当該PDF化した請求書画像を含む請求書処理指示を端末装置2に入力した、とする。かかるPDF化した請求書画像は図10である、とする。
【0150】
すると、端末装置2は、請求書画像(図10)と端末格納部21の請求先識別子「D01」とを有する請求書処理指示を構成し、当該請求書処理指示を請求書処理装置1に送信する。
【0151】
次に、請求書処理装置1の請求書受信部121は、請求書画像を含む請求書処理指示を受信する。
【0152】
次に、請求元取得部131は、受信された請求書処理指示に含まれる請求書画像(図10)を取得し、当該請求書画像に対して文字認識処理を行い、1以上の請求書属性値を取得する。ここで、請求元取得部131は、請求書属性値の集合「<請求先識別子>株式会社D <請求元識別子>株式会社A <請求元代表>代表取締役 AAAA BBBB <郵便番号>110-0008 <住所>東京都・・・・・・ <金額>132,000 <口座情報>XY銀行 XXX支店 普通:1234567 名義:株式会社A </口座情報>」を取得する。
【0153】
次に、判断部132は、取得された請求書属性値の集合から請求元識別子「株式会社A」を取得する。また、判断部132は、請求書処理指示が有する請求先識別子「D01」を取得する。次に、判断部132は、取得した請求先識別子「D01」と取得した請求元識別子「株式会社A」とをキーとして支払先マスタデータベース31を検索し、支払先マスタデータベース31(図8)の「ID=1」の中に、請求先識別子「D01」と取得した請求元識別子「株式会社A」とを有する支払先情報が存在する、と判断する。
【0154】
次に、請求書処理部133は、以下のように存在時処理を行う。つまり、請求情報取得手段1331は、取得された請求書属性値または検索された支払先情報のうちの1種類以上の情報を用いて、請求情報「<請求先識別子>株式会社D <請求元識別子>株式会社A <請求元代表>代表取締役 AAAA BBBB <郵便番号>110-0008 <住所>東京都・・・・・・ <金額>132,000 <口座情報>XY銀行 XXX支店 普通:1234567 名義:株式会社A </口座情報> <請求書画像>img1」を構成する。なお、img1は、請求書画像(図10)のファイル名である。
【0155】
次に、請求書処理手段1336は、当該請求情報を図示しない決済サーバまたはサーバ3に送信し、132,000円の決済を完了する。なお、図示しない決済サーバまたはサーバ3において、請求先識別子「株式会社D」で識別される銀行口座から「<口座情報>XY銀行 XXX支店 普通:1234567 名義:株式会社A </口座情報>」で識別される銀行口座に132,000円を振り込まれるための処理が行われる、とする。
【0156】
以上、具体例1によれば、支払先マスタデータベース31を有効に使用し、誤りなく、確実に請求書の処理ができる。
【0157】
(具体例2)
株式会社Dの担当者Pは、Y株式会社の担当者からから送信されてきた請求書画像を含む請求書処理指示を端末装置2に入力した、とする。かかる請求書画像は図11である、とする。
【0158】
すると、端末装置2は、請求書画像(図11)と端末格納部21の請求先識別子「D01」とを有する請求書処理指示を構成し、当該請求書処理指示を請求書処理装置1に送信する。
【0159】
次に、請求書処理装置1の請求書受信部121は、請求書画像を含む請求書処理指示を受信する。
【0160】
次に、請求元取得部131は、受信された請求書処理指示に含まれる請求書画像(図11)を取得し、当該請求書画像に対して文字認識処理を行い、請求書属性値の集合を取得する。ここで、請求元取得部131は、請求書属性値の集合「<請求先識別子>株式会社D <請求元識別子>Y株式会社 <郵便番号>110-0008 <住所>東京都・・・・・・ <金額>33,000 <口座情報>ZZ銀行 AB支店 普通:7654321 名義:Y株式会社 </口座情報>」を取得した、とする。
【0161】
次に、判断部132は、取得された請求書属性値の集合から請求元識別子「Y株式会社」を取得する。また、判断部132は、請求書処理指示が有する請求先識別子「D01」を取得する。次に、判断部132は、取得した請求先識別子「D01」と取得した請求元識別子「Y株式会社」とをキーとして支払先マスタデータベース31を検索し、支払先マスタデータベース31(図8)の中に、請求先識別子「D01」と取得した請求元識別子「Y株式会社」とを有する支払先情報が存在しない、と判断する。
【0162】
次に、請求書処理部133は、請求先識別子「D01」を取得する。請求書処理部133は、請求先識別子「D01」と対になる処理識別子「問合処理」を処理管理表(図9)から取得する。
【0163】
次に、問合手段1333は、取得されている請求書属性値の集合を用いて、問合情報を取得する。次に、問合手段1333は、当該問合情報を端末装置2に送信する。
なお、ここでは、問合情報は、請求元取得部131が取得した請求書属性値の集合「<請求先識別子>株式会社D <請求元識別子>Y株式会社 <住所>東京都・・・・・・ <口座情報>ZZ銀行 AB支店 普通:7654321 名義:Y株式会社 </口座情報>」を含む、とする。
【0164】
次に、端末受信部25は、請求書処理装置1から問合情報を受信する。次に、端末処理部23は、受信された問合情報に基づいて、出力する問合情報を構成する。次に、端末出力部26は、当該問合情報を出力する。かかる問合情報の例は、図12である。
【0165】
次に、ユーザPは、図12の画面を確認し、新しい取引先である「Y株式会社」の電話番号と担当者名を、各々、図12の「電話番号」と「担当者名」のフィールドに入力し(1301)、「蓄積する」ボタン1302を指示する(図13参照)。
【0166】
次に、端末装置2の端末受付部22は、「蓄積する」ボタン1302の指示を受け付ける。次に、端末処理部23は、受け付けられた回答に基づいて、送信する回答「<処理>蓄積する <請求先識別子>株式会社D <請求元識別子>Y株式会社 <住所>東京都・・・・・・ <電話番号>03-5555-6666 <担当者名>井上 K子 <口座情報>ZZ銀行 AB支店 普通:7654321 名義:Y株式会社 </口座情報>」を構成する。次に、端末送信部24は、当該回答を請求書処理装置1に送信する。
【0167】
次に、請求書処理装置1の回答受信手段1334は、当該回答を端末装置2から受信する。
【0168】
次に、蓄積手段1335は、回答が有する「<処理>蓄積する」に基づき、回答が有する情報から支払先情報「<請求元識別子>Y株式会社 <住所>東京都・・・・・・ <電話番号>03-5555-6666 <担当者名>井上 K子 <口座情報>ZZ銀行 AB支店 普通:7654321 名義:Y株式会社 </口座情報>」を取得する。次に、蓄積手段1335は、請求先識別子「D01」を取得する。
【0169】
次に、蓄積手段1335は、請求先識別子「D01」に対応付けて、支払先情報「<請求元識別子>Y株式会社 <住所>東京都・・・・・・ <電話番号>03-5555-6666 <担当者名>井上 K子 <口座情報>ZZ銀行 AB支店 普通:7654321 名義:Y株式会社 </口座情報>」を支払先マスタデータベース31に蓄積する。以上により、支払先マスタデータベース31(図8)には、請求先識別子「D01」に対応付く一つの新しい支払先情報が追記された。
【0170】
以上、具体例2によれば、支払先マスタデータベース31を適切に自動更新できる。
【0171】
以上、本実施の形態によれば、支払先マスタデータベース31を用いた適切な請求書の処理が行える。
【0172】
また、本実施の形態によれば、支払先マスタデータベースを適切に更新できる。
【0173】
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における請求書処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、~。
【0174】
また、図14は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の請求書処理装置1等を実現するコンピュータシステム300のブロック図である。
【0175】
図14において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0176】
図14において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0177】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の請求書処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0178】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の請求書処理装置等1の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0179】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0180】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0181】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0182】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0183】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0184】
以上のように、本発明にかかる請求書処理装置1は、支払先マスタデータベースを用いた適切な請求書の処理が行えるという効果を有し、請求書の処理を支援するサーバ等として有用である。
【符号の説明】
【0185】
A 請求書処理システム
1 請求書処理装置
2 端末装置
3 サーバ
11 格納部
12 受信部
13 処理部
14 送信部
21 端末格納部
22 端末受付部
23 端末処理部
24 端末送信部
25 端末受信部
26 端末出力部
31 支払先マスタデータベース
121 請求書受信部
131 請求元取得部
132 判断部
133 請求書処理部
134 請求書蓄積部
1331 請求情報取得手段
1332 口座情報取得手段
1333 問合手段
1334 回答受信手段
1335 蓄積手段
1336 請求書処理手段
【要約】
【課題】従来、支払先マスタデータベースを用いた適切な請求書の処理が行えなかった。
【解決手段】受信した請求書画像から請求元識別子を取得する請求元取得部131と、請求元取得部131が取得した請求元識別子が、請求元識別子を有する2以上の支払先情報が格納される支払先マスタデータベース31に存在するか否かを判断する判断部132と、判断部132の判断結果に応じて、請求書画像に関する異なる処理を行う請求書処理部133とを具備し、請求書処理部133は、請求元識別子が存在すると判断部132が判断した場合に、請求書処理を行うために必要な情報である請求情報を取得する請求情報取得手段1331と、当該請求情報を用いた処理であり、請求書画像に関する処理である請求書処理を行う請求書処理手段1336とを具備する請求書処理装置1により、支払先マスタデータベースを用いた適切な請求書の処理が行える。
【選択図】図3
図1
図2
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図14