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特許7711276情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-07-11
(45)【発行日】2025-07-22
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0241 20230101AFI20250714BHJP
   G06Q 30/0207 20230101ALI20250714BHJP
【FI】
G06Q30/0241
G06Q30/0207 350
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2024108818
(22)【出願日】2024-07-05
【審査請求日】2024-07-05
(73)【特許権者】
【識別番号】399037405
【氏名又は名称】楽天グループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100207837
【弁理士】
【氏名又は名称】小松原 寿美
(72)【発明者】
【氏名】アリ トゥバ
【審査官】野口 俊明
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-214195(JP,A)
【文献】特開2024-013676(JP,A)
【文献】特開2020-166903(JP,A)
【文献】特開2010-039898(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得する連絡先データ取得部と、
前記ユーザと前記連絡先との決済履歴を取得する決済履歴取得部と、
ユーザ端末装置を用いて前記ユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、前記連絡先データに基づいて前記ユーザに付与する報酬付与部と、
を備え、
前記報酬付与部は、前記ユーザと前記連絡先との前記決済履歴に基づいて、前記報酬を前記ユーザに付与する、
情報処理装置。
【請求項2】
請求項に記載の情報処理装置において、
前記報酬付与部は、前記ユーザと前記連絡先との前記連絡履歴があり、かつ、前記ユーザと前記連絡先との前記決済履歴がない場合に、前記報酬として第1報酬を前記ユーザに付与する、
情報処理装置。
【請求項3】
請求項に記載の情報処理装置において、
前記報酬付与部は、前記ユーザと前記連絡先との前記連絡履歴があり、かつ、前記ユーザと前記連絡先との前記決済履歴がある場合に、前記報酬として前記第1報酬とは価値が異なる第2報酬を前記ユーザに付与する、
情報処理装置。
【請求項4】
請求項に記載の情報処理装置において、
前記報酬付与部は、前記ユーザと前記連絡先との最新の連絡履歴を基準として所定期間内における前記ユーザと前記連絡先との前記決済履歴に基づいて、前記報酬を前記ユーザに付与する、
情報処理装置。
【請求項5】
ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得する連絡先データ取得部と、
前記連絡先の種別を取得する連絡先種別取得部と、
前記連絡先としての第1連絡先の種別に基づいて、前記第1連絡先と関連する第2連絡先を取得する関連連絡先取得部と、
ユーザ端末装置を用いて前記ユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、前記連絡先データに基づいて前記ユーザに付与する報酬付与部と、
を備え、
前記報酬付与部は、前記ユーザと前記第1連絡先との前記連絡履歴に基づいて、前記ユーザが前記第2連絡先と決済を行う際に利用可能な前記報酬を前記ユーザに付与する、
情報処理装置。
【請求項6】
請求項1~請求項5のうち何れか一項に記載の情報処理装置において、
前記連絡履歴は、電話の発信履歴及び電話の受信履歴の少なくとも何れかを含み、
前記連絡先データは、前記連絡先の電話番号である、
情報処理装置。
【請求項7】
請求項1~請求項のうち何れか一項に記載の情報処理装置において、
前記報酬付与部は、前記ユーザと前記連絡先との前記連絡履歴に基づいて、前記ユーザが前記連絡先と決済を行う際に利用可能な前記報酬を前記ユーザに付与する、
情報処理装置。
【請求項8】
請求項1~請求項のうち何れか一項に記載の情報処理装置において、
前記連絡先データから前記連絡先の位置データを取得する位置データ取得部を更に備え、
前記報酬付与部は、前記連絡先の位置データに基づいて、前記報酬を前記ユーザに付与する、
情報処理装置。
【請求項9】
ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得する連絡先データ取得部と、
前記ユーザと前記連絡先との決済履歴を取得する決済履歴取得部と、
ユーザ端末装置を用いて前記ユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、前記連絡先データに基づいて前記ユーザに付与する報酬付与部と、
を備え、
前記報酬付与部は、前記ユーザと前記連絡先との前記決済履歴に基づいて、前記報酬を前記ユーザに付与する、
情報処理システム。
【請求項10】
ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得する連絡先データ取得部と、
前記連絡先の種別を取得する連絡先種別取得部と、
前記連絡先としての第1連絡先の種別に基づいて、前記第1連絡先と関連する第2連絡先を取得する関連連絡先取得部と、
ユーザ端末装置を用いて前記ユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、前記連絡先データに基づいて前記ユーザに付与する報酬付与部と、
を備え、
前記報酬付与部は、前記ユーザと前記第1連絡先との前記連絡履歴に基づいて、前記ユーザが前記第2連絡先と決済を行う際に利用可能な前記報酬を前記ユーザに付与する、
情報処理システム。
【請求項11】
少なくとも1つのコンピュータが、
ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得することと、
前記ユーザと前記連絡先との決済履歴を取得することと、
ユーザ端末装置を用いて前記ユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、前記連絡先データに基づいて前記ユーザに付与することと、
を実行
前記報酬を前記ユーザに付与することは、前記ユーザと前記連絡先との前記決済履歴に基づいて、前記報酬を前記ユーザに付与することを含む、
情報処理方法。
【請求項12】
少なくとも1つのコンピュータが、
ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得することと、
前記連絡先の種別を取得することと、
前記連絡先としての第1連絡先の種別に基づいて、前記第1連絡先と関連する第2連絡先を取得することと、
ユーザ端末装置を用いて前記ユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、前記連絡先データに基づいて前記ユーザに付与することと、
を実行
前記報酬を前記ユーザに付与することは、前記ユーザと前記第1連絡先との前記連絡履歴に基づいて、前記ユーザが前記第2連絡先と決済を行う際に利用可能な前記報酬を前記ユーザに付与することを含む、
情報処理方法。
【請求項13】
少なくとも1つのコンピュータに、
ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得することと、
前記ユーザと前記連絡先との決済履歴を取得することと、
ユーザ端末装置を用いて前記ユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、前記連絡先データに基づいて前記ユーザに付与することと、
を実行させ、
前記報酬を前記ユーザに付与することは、前記ユーザと前記連絡先との前記決済履歴に基づいて、前記報酬を前記ユーザに付与することを含む、
プログラム。
【請求項14】
少なくとも1つのコンピュータに、
ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得することと、
前記連絡先の種別を取得することと、
前記連絡先としての第1連絡先の種別に基づいて、前記第1連絡先と関連する第2連絡先を取得することと、
ユーザ端末装置を用いて前記ユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、前記連絡先データに基づいて前記ユーザに付与することと、
を実行させ、
前記報酬を前記ユーザに付与することは、前記ユーザと前記第1連絡先との前記連絡履歴に基づいて、前記ユーザが前記第2連絡先と決済を行う際に利用可能な前記報酬を前記ユーザに付与することを含む、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば、特許文献1に示すように、ユーザの連絡履歴から取得した電話番号に応じて、ユーザに適した地域及び業種の取引対象の広告をユーザに提供する情報処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2008-292598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような情報処理装置では、ユーザに適した広告を提供するものの、ユーザによる取引対象に対する取引に繋がる可能性が高くはなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する情報処理装置は、ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得する連絡先データ取得部と、ユーザ端末装置を用いて前記ユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、前記連絡先データに基づいて前記ユーザに付与する報酬付与部と、を備える。
【0006】
上記課題を解決する情報処理システムは、ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得する連絡先データ取得部と、ユーザ端末装置を用いて前記ユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、前記連絡先データに基づいて前記ユーザに付与する報酬付与部と、を備える。
【0007】
上記課題を解決する情報処理方法は、少なくとも1つのコンピュータが、ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得することと、ユーザ端末装置を用いて前記ユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、前記連絡先データに基づいて前記ユーザに付与することと、を実行する。
【0008】
上記課題を解決するプログラムは、少なくとも1つのコンピュータに、ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得することと、ユーザ端末装置を用いて前記ユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、前記連絡先データに基づいて前記ユーザに付与することと、を実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザによる取引対象に対する取引意識を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、第1実施形態の情報処理システムの全体構成を示す図である。
図2図2は、第1実施形態のユーザ端末装置の電気的構成を示す図である。
図3図3は、第1実施形態の情報処理装置の電気的構成を示す図である。
図4図4は、第1実施形態の連絡履歴データベースを示す図である。
図5図5は、第1実施形態の連絡先管理データベースを示す図である。
図6図6は、第1実施形態の決済履歴データベースを示す図である。
図7図7は、第1実施形態の報酬管理データベースを示す図である。
図8図8は、第1実施形態の連絡履歴登録処理を示すフローチャートである。
図9図9は、第1実施形態の決済履歴登録処理を示すフローチャートである。
図10図10は、第1実施形態の報酬付与制御処理を示すフローチャートである。
図11図11は、第1実施形態のユーザ端末装置の表示画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[第1実施形態]
情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムの一実施形態を説明する。
【0012】
<情報処理システム10の構成>
図1に示すように、情報処理システム10は、連絡サービスを提供するように構成される。連絡サービスは、ユーザと連絡先との連絡を行う。連絡サービスは、電話による通話サービスであるが、電話番号を用いたメールによる通信サービスであってもよく、メールアドレスを用いたメールによる通信サービスであってもよい。連絡先は、ユーザとの連絡相手であればよく、発信先であっても受信先であってもよい。
【0013】
情報処理システム10は、決済サービスを提供するように構成される。決済サービスは、取引対象の決済を行う。取引対象は、例えば商品及び役務を含む。取引は、例えば購入、売却、貸与、利用及び予約を含む。
【0014】
情報処理システム10は、情報処理装置11を備える。情報処理装置11は、連絡サービスを提供する連絡管理サーバである。情報処理装置11は、ユーザに報酬を付与するように構成される。
【0015】
報酬は、各種サービスで利用することができるクーポンであるが、各種サービスで利用することができるポイントであってもよい。クーポンは、割引クーポンであってもよく、無料クーポンであってもよい。報酬価値は、クーポンの割引金額及び割引率のうち少なくとも何れかであってもよく、ポイント数であってもよい。
【0016】
報酬は、決済サービスにおいて取引対象の決済を行う際に用いることができる。報酬は、管理者が同じ複数のサービス間において消費可能であってもよく、管理者が異なる複数のサービス間において消費可能であってもよい。報酬は、ユーザに対する特典であってもよい。
【0017】
情報処理システム10は、決済サーバ12を備える。決済サーバ12は、取引対象の決済を行うように構成される。決済サーバ12は、実際の店舗においてユーザが取引対象に対する取引を行う際に、決済を行うように構成されてもよい。決済サーバ12は、各種サービスにおいてユーザが取引対象に対する取引を行う際に、決済を行うように構成されてもよい。
【0018】
情報処理システム10は、EC(Electronic Commerce)サーバ13を備えてもよい。ECサーバ13は、電子商取引サービスを提供するサーバである。ECサーバ13は、電子商取引に関するデータを管理するサーバである。
【0019】
情報処理システム10は、予約サーバ14を備えてもよい。予約サーバ14は、予約サービスを提供するサーバである。予約サーバ14は、例えば、旅行、飲食店、美容院、医院及び娯楽施設のうち少なくとも何れかに関するデータを管理するサーバであってもよい。
【0020】
情報処理システム10は、少なくとも1つのユーザ端末装置18を備えてもよい。情報処理システム10は、複数のユーザ端末装置18A,18Bを備えてもよい。ユーザ端末装置18は、ユーザにより利用される。ユーザ端末装置18は、携帯端末装置であってもよい。
【0021】
情報処理装置11、決済サーバ12、ECサーバ13、予約サーバ14及び少なくとも1つのユーザ端末装置18は、ネットワーク19を介して互いに通信可能あってもよい。以降、複数の各装置間の通信について、ネットワーク19を介することの説明を省略する。
【0022】
<ユーザ端末装置18の構成>
図2に示すように、ユーザ端末装置18は、少なくとも1つのコンピュータにより実現されてもよい。ユーザ端末装置18は、端末制御部20、端末記憶部21、端末通信部22、端末入力部23及び端末表示部24を備える。
【0023】
端末制御部20は、ユーザ端末装置18を制御するプロセッサを含んでもよい。端末制御部20は、演算装置及び主記憶媒体を含む。演算装置は、OS(Operating System)及びプログラムを端末記憶部21から主記憶媒体にロードし、主記憶媒体から取り出した命令を実行する。演算装置は、少なくとも1つの回路(circuitry)である。回路は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)又はNPU(Neural network Processing Unit)であってもよい。端末記憶部21は、副記憶媒体であって、プログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体である。
【0024】
端末記憶部21には、各種サービスのアプリケーションがインストールされていてもよい。端末記憶部21には、連絡アプリケーションがインストールされていてもよい。連絡アプリケーションは、ユーザと連絡先との連絡を行うためのアプリケーションである。
【0025】
端末通信部22は、ハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして実装される。端末通信部22は、情報処理装置11との間でデータを送受信する。端末入力部23は、利用者の操作に応じてデータを入力するように構成される。端末入力部23は、端末表示部24と一体化されたタッチパネルであってもよい。端末入力部23は、操作ボタンのポインティングデバイスであってもよい。端末表示部24は、端末制御部20の出力指示に応じて画像を表示する。
【0026】
<情報処理装置11の構成>
図3に示すように、情報処理装置11は、少なくとも1つのコンピュータにより実現されてもよい。情報処理装置11は、制御部30、記憶部31及び通信部32を備える。制御部30は、情報処理装置11を制御するプロセッサを含んでもよい。制御部30は、演算装置及び主記憶媒体を含む。制御部30は、端末制御部20と同じような構成であり、演算装置及び主記憶媒体の説明を省略する。演算装置は、ハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして実装されてもよい。記憶部31は、副記憶媒体であって、情報処理装置11を管理するための情報を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体である。
【0027】
通信部32は、ハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして実装される。情報処理装置11は、管理者がデータの入力操作を行うための操作部を備えてもよく、画像を表示する表示部を備えてもよい。
【0028】
決済サーバ12、ECサーバ13及び予約サーバ14は、情報処理装置11と同じように構成される。つまり、決済サーバ12、ECサーバ13及び予約サーバ14は、情報処理装置11における制御部30、記憶部31及び通信部32と同じような構成を備える。決済サーバ12、ECサーバ13及び予約サーバ14の構成について説明を省略する。
【0029】
<情報処理装置11の機能>
情報処理装置11において、制御部30は、プログラムを実行することにより各種の機能を実現する。制御部30は、連絡先データ取得部30A、連絡先種別取得部30B、位置データ取得部30C、決済履歴取得部30D、関連連絡先取得部30E及び報酬付与部30Fを備える。
【0030】
連絡先データ取得部30Aは、ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得する。連絡履歴は、電話の発信履歴及び電話の受信履歴の少なくとも何れかを含むが、メールの送信履歴及びメールの受信履歴の少なくとも何れかを含んでもよい。連絡先データは、連絡先の電話番号であるが、連絡先のメールアドレスであってもよい。
【0031】
連絡先種別取得部30Bは、連絡先の種別を取得する。連絡先の種別は、連絡先において取り引きされる取引対象の種別であってもよい。連絡先の種別は、例えば、旅行代理店、宿泊先、交通機関、飲食店、喫茶店、居酒屋、宅配店、美容院、床屋、医院、歯医者、スポーツ用品販売店及びカラオケ店のうち少なくとも何れかを含んでもよい。
【0032】
位置データ取得部30Cは、連絡先の位置データを取得する。特に、位置データ取得部30Cは、連絡先データから連絡先の位置データを取得してもよい。詳しくは、位置データ取得部30Cは、電話番号の市外局番から連絡先の位置データを取得してもよい。位置データ取得部30Cは、メールのドメインから連絡先の位置データを取得してもよい。
【0033】
決済履歴取得部30Dは、ユーザと取引先との決済履歴を取得する。取引先は、ユーザと決済を行った連絡先であってもよい。つまり、決済履歴取得部30Dは、ユーザと連絡先との決済履歴を取得する。決済履歴取得部30Dは、決済サーバ12からユーザと連絡先との決済履歴を取得してもよい。
【0034】
関連連絡先取得部30Eは、関連する連絡先を取得する。特に、関連連絡先取得部30Eは、連絡先としての第1連絡先の種別に基づいて、第1連絡先と関連する第2連絡先を取得する。例えば、関連連絡先取得部30Eは、ユーザと第1飲食店との連絡履歴に基づいて、第1飲食店と関連する第2飲食店の連絡先を取得する。以降、関連する連絡先を関連連絡先と示す場合がある。
【0035】
報酬付与部30Fは、連絡先データに基づいて、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う際に利用可能な報酬をユーザに付与する。報酬付与部30Fは、決済履歴に基づいて報酬をユーザに付与してもよい。報酬付与部30Fは、連絡先の位置データに基づいて、報酬をユーザに付与してもよい。報酬付与部30Fは、第1連絡先との関連する第2連絡先と決済を行う際に利用可能な報酬をユーザに付与してもよい。
【0036】
<連絡履歴データベース31A>
図4に示すように、記憶部31には、連絡履歴データベース31Aが記憶されている。連絡履歴データベース31Aは、発信者と受信者との連絡履歴を管理する。連絡履歴データベース31Aは、少なくとも1つの連絡履歴データ41を含む。連絡履歴データ41において、連絡履歴識別データと、発信者識別データと、受信者識別データと、連絡日時とが対応付けられている。図中において、識別データを「ID」と示す場合がある。連絡履歴識別データは、連絡履歴の識別子である。発信者識別データは、発信者の識別子である。受信者識別データは、受信者の識別子である。発信者識別データ及び受信者識別データは、ユーザとなる場合と連絡先となる場合とがある。
【0037】
<連絡先管理データベース31B>
図5に示すように、記憶部31には、連絡先管理データベース31Bが記憶されている。連絡先管理データベース31Bは、少なくとも1つの連絡先管理データ42を管理する。連絡先管理データ42において、連絡先識別データと、連絡先名称と、連絡先の種別と、連絡先データと、連絡先の位置データとが対応付けられている。連絡先の位置データは、連絡先データに基づいて予め定められてもよく、連絡先の管理者により予め定められてもよい。
【0038】
<決済履歴データベース31C>
図6に示すように、記憶部31には、決済履歴データベース31Cが記憶されている。決済履歴データベース31Cは、少なくとも1つの決済履歴データ43を管理する。決済履歴データ43において、決済管理識別データと、ユーザ識別データと、連絡先識別データと、決済日時と、決済金額とが対応付けられている。決済管理識別データは、決済履歴を管理するための識別子である。連絡先識別データは、決済を行った取引先の識別子であり、決済を行った連絡先の識別子を含んでもよい。
【0039】
<報酬管理データベース31D>
図7に示すように、記憶部31には、報酬管理データベース31Dが記憶されている。報酬管理データベース31Dは、少なくとも1つの報酬管理データ44を管理する。報酬管理データ44において、連絡先識別データと、決済履歴の有無と、報酬価値とが対応付けられている。
【0040】
報酬管理データ44は、連絡先識別データに対して、第1報酬管理データ44Aと、第2報酬管理データ44Bとを含んでもよい。報酬管理データ44は、連絡先識別データに対して、第3報酬管理データ44Cと、第4報酬管理データ44Dとを含んでもよい。
【0041】
第1報酬管理データ44Aは、ユーザと連絡先との連絡履歴があり、かつ、ユーザと連絡先との決済履歴がないときの報酬価値を示す。第1報酬管理データ44Aにおいて、報酬価値として第1報酬が対応付けられてもよい。
【0042】
第2報酬管理データ44Bは、ユーザと連絡先との連絡履歴があり、かつ、ユーザと連絡先との決済履歴があるときの報酬価値を示す。第2報酬管理データ44Bにおいて、報酬価値として第2報酬が対応付けられてもよい。第2報酬は、第1報酬よりも価値が高い。
【0043】
第3報酬管理データ44Cは、ユーザと連絡先との連絡履歴がなく、かつ、ユーザと連絡先との決済履歴がないときの報酬価値を示す。第3報酬管理データ44Cは、ユーザとの連絡履歴がない関連連絡先を対象とした報酬価値を示す。第3報酬管理データ44Cにおいて、報酬価値として第3報酬が対応付けられてもよい。第3報酬は、第1報酬及び第2報酬よりも価値が低い。
【0044】
第4報酬管理データ44Dは、ユーザと連絡先との連絡履歴がなく、かつ、ユーザと連絡先との決済履歴があるときの報酬価値を示す。第4報酬管理データ44Dは、ユーザとの連絡履歴がない関連連絡先を対象とした報酬価値を示す。第4報酬管理データ44Dにおいて、報酬価値として第4報酬が対応付けられてもよい。第4報酬は、第1報酬及び第2報酬よりも価値が低く、第3報酬よりも価値が高い。
【0045】
<連絡履歴登録処理>
ここで、図8を参照して連絡履歴登録処理について説明する。連絡履歴登録処理は、所定周期毎に制御部30によって実行される処理である。
【0046】
図8に示すように、ステップS10において、制御部30は、連絡条件が成立したか否かを判定する。連絡条件は、発信先と受信先との連絡が開始されたときに成立する。連絡条件は、発信先と受信先との連絡が終了したときに成立してもよい。制御部30は、連絡条件が成立していないと判定した場合、連絡履歴登録処理を終了する。制御部30は、連絡条件が成立したと判定した場合、ステップS11に処理を移行する。
【0047】
ステップS11において、制御部30は、連絡履歴登録処理を実行する。この処理において、制御部30は、連絡履歴識別データを生成する。制御部30は、発信先識別データと受信先識別データとを取得する。制御部30は、現在の日時を連絡日時として取得する。制御部30は、連絡履歴識別データと、発信先識別データと、受信先識別データと、連絡日時とを対応付けた連絡履歴データ41を連絡履歴データベース31Aに登録する。
【0048】
<決済履歴登録処理>
次に、図9を参照して決済履歴登録処理について説明する。決済履歴登録処理は、所定周期毎に制御部30によって実行される処理である。
【0049】
図9に示すように、ステップS20において、制御部30は、決済条件が成立したか否かを判定する。決済条件は、決済サーバ12においてユーザと取引先との決済が正常に行われたときに成立する。決済条件は、予め定めた時刻において成立してもよい。制御部30は、決済履歴データ43を決済サーバ12から受信する。制御部30は、決済条件が成立していないと判定した場合、決済履歴登録処理を終了する。制御部30は、決済条件が成立したと判定した場合、ステップS21に処理を移行する。
【0050】
ステップS21において、制御部30は、決済履歴登録処理を実行する。この処理において、制御部30は、決済サーバ12からの決済履歴データ43を取得する。制御部30は、決済履歴データ43を決済履歴データベース31Cに登録する。
【0051】
<報酬付与制御処理>
次に、図10を参照して報酬付与制御処理について説明する。報酬付与制御処理は、所定周期毎に制御部30によって実行される処理である。
【0052】
図10に示すように、ステップS30において、制御部30は、所定条件が成立したか否かを判定する。所定条件は、連絡条件が成立した後であってもよい。所定条件は、決済条件が成立した後であってもよい。所定条件は、予め定めた時刻に成立してもよい。所定条件は、キャンペーン期間における予め定めた時刻に成立してもよい。制御部30は、所定条件が成立していないと判定した場合、報酬付与制御処理を終了する。制御部30は、所定条件が成立したと判定した場合、ステップS31に処理を移行する。
【0053】
ステップS31において、制御部30は、連絡履歴取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、連絡履歴データベース31Aを参照し、ユーザ識別データに対応する連絡履歴を取得する。詳しくは、制御部30は、現在から過去に対して予め定めた期間内における連絡履歴データ41を取得してもよい。制御部30は、現在から過去に対して予め定めた規定数の連絡履歴データ41を取得してもよい。
【0054】
ステップS32において、制御部30は、連絡先データ取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、取得した連絡履歴データ41に含まれる連絡先データを取得する。このように、制御部30は、連絡履歴から連絡先データを取得する。
【0055】
ステップS33において、制御部30は、連絡先種別取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、連絡先の種別を取得する。詳しくは、制御部30は、連絡履歴データ41に含まれる連絡先の種別を取得する。
【0056】
ステップS34において、制御部30は、位置データ取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、連絡先の位置データを取得する。詳しくは、制御部30は、取得した連絡履歴データ41に含まれる連絡先の位置データを取得する。制御部30は、取得した連絡履歴に含まれる連絡先データから連絡先の位置データを取得してもよい。この場合、連絡先データは、電話番号の市外局番であるが、メールアドレスのドメインであってもよい。
【0057】
ステップS35において、制御部30は、決済履歴取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、ユーザと連絡先との決済履歴を取得する。詳しくは、制御部30は、決済履歴データベース31Cを参照し、取得した連絡先毎に、取得した連絡先に対応付けられた決済履歴データ43を取得する。制御部30は、取得した連絡先毎に、取得した連絡先に対する最新の連絡履歴を基準として所定期間内における決済履歴データ43を取得してもよい。所定期間は、最新の連絡履歴から過去に対する期間であってもよく、最新の連絡履歴から未来に対する期間であってもよく、これらの組み合わせであってもよい。
【0058】
ステップS36において、制御部30は、関連連絡先取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、連絡先管理データベース31Bを参照し、連絡履歴から取得した連絡先の種別、連絡先の位置データに基づいて、関連する連絡先を取得する。
【0059】
これにより、制御部30は、連絡先としての第1連絡先の種別に基づいて、第1連絡先と関連する第2連絡先を取得してもよい。例えば、制御部30は、第1連絡先の種別が中華料理屋である場合、中華料理屋である第2連絡先データを関連連絡先データとして取得してもよい。
【0060】
制御部30は、連絡先としての第1連絡先の位置データに基づいて、第1連絡先と関連する第2連絡先を取得してもよい。例えば、制御部30は、第1連絡先の位置データが東京都23区である場合、東京都23区内における第2連絡先データを関連連絡先データとして取得してもよい。
【0061】
ステップS37において、制御部30は、報酬内容決定処理を実行する。この処理において、制御部30は、報酬管理データベース31Dを参照し、取得した連絡先データ及び関連連絡先データのうち、報酬を付与するか否か、付与する報酬の種類を決定する。
【0062】
特に、制御部30は、連絡先の連絡履歴があり、かつ、連絡先の決済履歴がない場合に、第1報酬の付与を決定可能である。制御部30は、連絡先の連絡履歴があり、かつ、連絡先の決済履歴がある場合に、第2報酬の付与を決定可能である。制御部30は、連絡先の連絡履歴がなく、かつ、連絡先の決済履歴がない場合に、第3報酬の付与を決定可能である。制御部30は、連絡先の連絡履歴がなく、かつ、連絡先の決済履歴がある場合に、第4報酬の付与を決定可能である。
【0063】
ステップS38において、制御部30は、報酬条件が成立したか否かを判定する。報酬条件は、報酬を付与すると決定されたときに成立する。制御部30は、報酬条件が成立していないと判定した場合、報酬付与制御処理を終了する。制御部30は、報酬条件が成立したと判定した場合、ステップS39に処理を移行する。
【0064】
ステップS39において、制御部30は、報酬付与処理を実行する。この処理において、制御部30は、決定した報酬価値をユーザに付与する。これにより、制御部30は、連絡先データに基づいて、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う際に利用可能な報酬をユーザに付与する。制御部30は、現在から過去に対して予め定めた期間内におけるユーザの連絡履歴に基づいて、報酬をユーザに付与する。
【0065】
制御部30は、決済履歴に基づいて報酬をユーザに付与する。特に、制御部30は、最新の連絡履歴を基準として所定期間内における決済履歴に基づいて、報酬をユーザに付与する。制御部30は、連絡履歴があり、かつ、決済履歴がない場合に、報酬として第1報酬をユーザに付与する。制御部30は、連絡履歴があり、かつ、決済履歴がある場合に、報酬として第2報酬をユーザに付与する。制御部30は、連絡履歴がなく、かつ、決済履歴がない場合に、報酬として第3報酬をユーザに付与する。制御部30は、連絡履歴がなく、かつ、決済履歴がある場合に、報酬として第4報酬をユーザに付与する。
【0066】
制御部30は、連絡先の種別に基づいて、報酬をユーザに付与する。制御部30は、連絡先の位置データに基づいて、報酬をユーザに付与する。制御部30は、ユーザと第1連絡先との連絡履歴に基づいて、第1連絡先と関連する第2連絡先とユーザが決済を行う際に利用可能な報酬をユーザに付与する。つまり、制御部30は、連絡履歴に基づいて、ユーザが連絡先又は関連連絡先と決済を行う際に利用可能な報酬をユーザに付与する。
【0067】
<ユーザ端末装置18の表示画面>
図11に示すように、ユーザ端末装置18の端末表示部24に連絡画面24Aが表示される場合がある。連絡画面24Aは、連絡アプリケーションの起動により表示されるホーム画面である。連絡画面24Aは、ユーザ端末装置18を用いて連絡先への連絡を発信するための画面である。連絡画面24Aは、ユーザ端末装置18を用いて連絡先からの連絡を受信するための画面である。
【0068】
連絡画面24Aには、連絡履歴画像が表示されている。連絡履歴画像は、ユーザと連絡先との連絡履歴を示す。連絡画面24Aには、複数のアイコンが表示されている。複数のアイコンは、ホームアイコンと、メッセージアイコンと、通話アイコンと、メールアイコンと、クーポンアイコンとを含んでもよい。
【0069】
ホームアイコンは、連絡画面24Aを表示させるためのアイコンである。メッセージアイコンは、電話番号を用いたメールを送受信するためのアイコンである。通話アイコンは、電話番号を用いた通話を行うためのアイコンである。メールアイコンは、メールアドレスを用いたメールを送受信するためのアイコンである。クーポンアイコンは、報酬としての割引クーポンに関するアイコンである。
【0070】
クーポンアイコンがユーザにより指定されると、クーポン画面が表示される。クーポン画面には、ユーザの連絡履歴により取得された連絡先データに基づいて、情報処理装置11により付与されたクーポンが表示される。このクーポンは、連絡先又は関連連絡先との決済の際にユーザが利用することができる。このように、ユーザの連絡先又は関連連絡先との決済を促進することにより、ユーザの連絡先又は関連連絡先との取引を促進することができる。
【0071】
<第1実施形態の作用及び効果>
第1実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)制御部30は、ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得する。制御部30は、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、連絡先データに基づいてユーザに付与する。このため、制御部30は、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を連絡先データに基づいてユーザに付与することができる。これにより、ユーザと連絡先とが連絡することを促進することができるとともに、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う意識を向上させることができる。したがって、ユーザによる取引対象に対する取引意識を向上させることができる。
【0072】
(2)連絡履歴は、電話の発信履歴及び電話の受信履歴の少なくとも何れかを含み、連絡先データは、連絡先の電話番号である。これにより、ユーザと連絡先とが電話で連絡することを促進することができるとともに、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う意識を向上させることができる。したがって、ユーザによる取引対象に対する取引意識を向上させることができる。
【0073】
(3)制御部30は、ユーザと連絡先との決済履歴に基づいて、報酬をユーザに付与する。このため、制御部30は、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、ユーザと連絡先との決済履歴に基づいてユーザに付与することができる。これにより、ユーザと連絡先とが連絡することを促進することができるとともに、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う意識を向上させることができる。したがって、ユーザによる取引対象に対する取引意識を向上させることができる。
【0074】
(4)制御部30は、ユーザと連絡先との連絡履歴があり、かつ、ユーザと連絡先との決済履歴がない場合に、報酬として第1報酬をユーザに付与する。制御部30は、ユーザと連絡先との連絡履歴があり、かつ、ユーザと連絡先との決済履歴がある場合に、報酬として第1報酬よりも価値が高い第2報酬をユーザに付与する。このため、制御部30は、ユーザと連絡先との決済履歴がある場合のほうが、ユーザと連絡先との決済履歴がない場合よりも高い価値の報酬をユーザに付与することができる。これにより、ユーザと連絡先とが連絡することを促進することができるとともに、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う意識を向上させることができる。したがって、ユーザによる取引対象に対する取引意識を向上させることができる。
【0075】
(5)制御部30は、ユーザと連絡先との連絡履歴がなく、かつ、ユーザと連絡先との決済履歴がない場合に、報酬として第3報酬をユーザに付与する。制御部30は、ユーザと連絡先との連絡履歴がなく、かつ、ユーザと連絡先との決済履歴がある場合に、報酬として第3報酬よりも価値が高い第4報酬をユーザに付与する。このため、制御部30は、ユーザと連絡先との決済履歴がある場合のほうが、ユーザと連絡先との決済履歴がない場合よりも高い価値の報酬をユーザに付与することができる。これにより、ユーザと連絡先とが連絡することを促進することができるとともに、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う意識を向上させることができる。したがって、ユーザによる取引対象に対する取引意識を向上させることができる。
【0076】
(6)制御部30は、ユーザと連絡先との連絡履歴があり、かつ、ユーザと連絡先との決済履歴がない場合に、報酬として第3報酬よりも価値が高い第1報酬をユーザに付与する。このため、制御部30は、ユーザと連絡先との連絡履歴がある場合のほうが、ユーザと連絡先との連絡履歴がない場合よりも高い価値の報酬をユーザに付与することができる。これにより、ユーザと連絡先とが連絡することを促進することができるとともに、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う意識を向上させることができる。したがって、ユーザによる取引対象に対する取引意識を向上させることができる。
【0077】
(7)制御部30は、ユーザと連絡先との連絡履歴があり、かつ、ユーザと連絡先との決済履歴がある場合に、報酬として第4報酬よりも価値が高い第2報酬をユーザに付与する。このため、制御部30は、ユーザと連絡先との連絡履歴がある場合のほうが、ユーザと連絡先との連絡履歴がない場合よりも高い価値の報酬をユーザに付与することができる。これにより、ユーザと連絡先とが連絡することを促進することができるとともに、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う意識を向上させることができる。したがって、ユーザによる取引対象に対する取引意識を向上させることができる。
【0078】
(8)制御部30は、ユーザと連絡先との最新の連絡履歴を基準として所定期間内におけるユーザと連絡先との決済履歴に基づいて、報酬をユーザに付与する。このため、制御部30は、最新の連絡履歴に近い所定期間内における決済履歴に基づいて、報酬をユーザに付与することができる。これにより、ユーザと連絡先とが連絡することを促進することができるとともに、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う意識を向上させることができる。したがって、ユーザによる取引対象に対する取引意識を向上させることができる。
【0079】
(9)制御部30は、ユーザと連絡先との最新の連絡履歴よりも所定期間だけ前までの決済履歴に基づいて、報酬をユーザに付与する。このため、制御部30は、ユーザと連絡先との最新の連絡履歴から著しく古い決済履歴を除外して、報酬をユーザに付与することができる。これにより、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う意識を向上させることができる。したがって、ユーザによる取引対象に対する取引意識を向上させることができる。
【0080】
(10)制御部30は、ユーザと連絡先との最新の連絡履歴よりも所定期間だけ後の決済履歴に基づいて、報酬をユーザに付与する。このため、制御部30は、ユーザと連絡先との最新の連絡履歴から、ユーザと連絡先との決済履歴までの期間が所定期間内である場合に、報酬をユーザに付与することができる。これにより、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う意識を向上させることができる。したがって、ユーザによる取引対象に対する取引意識を向上させることができる。
【0081】
(11)制御部30は、ユーザと連絡先との連絡履歴に基づいて、ユーザが連絡先と決済を行う際に利用可能な報酬をユーザに付与する。このため、制御部30は、ユーザが連絡先と連絡した場合に、ユーザ端末装置18を用いてユーザが連絡先と決済を行う際に利用可能な報酬を付与することができる。これにより、ユーザと連絡先とが連絡することを促進することができるとともに、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う意識を向上させることができる。したがって、ユーザによる取引対象に対する取引意識を向上させることができる。
【0082】
(12)制御部30は、連絡先として取得した第1連絡先の種別に基づいて、第1連絡先と関連する第2連絡先を取得する。制御部30は、ユーザと第1連絡先との連絡履歴に基づいて、ユーザが第2連絡先と決済を行う際に利用可能な報酬をユーザに付与する。このため、制御部30は、連絡先として取得した第1連絡先だけではなく、第1連絡先の種別に基づいて第1連絡先と関連する第2連絡先と決済を行う際に利用可能な報酬をユーザに付与することができる。これにより、報酬の多様性を持たせつつも、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う意識を向上させることができる。したがって、ユーザによる取引対象に対する取引意識を向上させることができる。
【0083】
(13)制御部30は、連絡先データから連絡先の位置データを取得する。制御部30は、連絡先の位置データに基づいて、報酬をユーザに付与する。このため、制御部30は、連絡先の位置データに基づいてユーザに適した報酬をユーザに付与することができる。これにより、ユーザと連絡先とが連絡することを促進することができるとともに、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う意識を向上させることができる。したがって、ユーザによる取引対象に対する取引意識を向上させることができる。
【0084】
[変更例]
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
【0085】
・報酬は、連絡アプリケーションとは別のアプリケーションからユーザが確認できるように表示されてもよい。報酬は、決済アプリケーションからユーザが確認できるように表示されてもよい。報酬は、ECアプリケーションからユーザが確認できるように表示されてもよい。報酬は、予約アプリケーションからユーザが確認できるように表示されてもよい。報酬は、ウォレットアプリケーションからユーザが確認できるように表示されてもよい。ウォレットアプリケーションは、クーポン及びポイントといった報酬を管理できるアプリケーションである。
【0086】
・報酬は、連絡アプリケーションとは別のアプリケーションからユーザが利用できるように表示されてもよい。報酬は、決済アプリケーションからユーザが利用できるように表示されてもよい。報酬は、ECアプリケーションからユーザが利用できるように表示されてもよい。報酬は、予約アプリケーションからユーザが利用できるように表示されてもよい。報酬は、ウォレットアプリケーションからユーザが利用できるように表示されてもよい。
【0087】
・制御部30は、連絡先データに基づいて連絡先の種別を取得してもよい。例えば、制御部30は、連絡先のメールアドレスのドメインに基づいて連絡先の種別を取得してもよい。例えば、制御部30は、連絡先のメールアドレスに基づいて、各種サーバから連絡先の種別を取得してもよい。例えば、制御部30は、連絡先のメールアドレスに基づいて、ウェブサイトから連絡先の種別を取得してもよい。例えば、制御部30は、連絡先の電話番号に基づいて、各種サーバから連絡先の種別を取得してもよい。例えば、制御部30は、連絡先の電話番号に基づいて、ウェブサイトから連絡先の種別を取得してもよい。これらの場合、連絡先管理データ42において、連絡先識別データに連絡先の種別が対応付けられていなくてもよい。
【0088】
・例えば、制御部30は、連絡先の電話番号に基づいて、各種サーバから連絡先の位置データを取得してもよい。例えば、制御部30は、連絡先の電話番号に基づいて、ウェブサイトから連絡先の位置データを取得してもよい。例えば、制御部30は、連絡先のメールアドレスに基づいて、各種サーバから連絡先の位置データを取得してもよい。例えば、制御部30は、連絡先のメールアドレスに基づいて、ウェブサイトから連絡先の位置データを取得してもよい。これらの場合、連絡先管理データ42において、連絡先識別データに連絡先の位置データが対応付けられていなくてもよい。
【0089】
・決済履歴は、ユーザと連絡先とが対面で電子決済を行った履歴であるが、ユーザと連絡先とが各種サーバを介して電子決済を行った履歴であってもよい。つまり、決済履歴は、ユーザと連絡先とが非対面で電子決済を行った履歴であってもよい。決済履歴は、ユーザと連絡先とが対面でカード決済を行った履歴であってもよい。この場合、制御部30は、決済サーバ12から決済履歴を受信することにより、カード決済の決済履歴を取得することができる。
【0090】
・報酬は、ユーザ端末装置18を用いてユーザと連絡先とが対面で決済を行う際に利用することができるものであるが、ユーザ端末装置18を用いてユーザと連絡先とが各種サーバを介して決済を行う際に利用することができるものであってもよい。つまり、報酬は、ユーザ端末装置18を用いてユーザと連絡先とが非対面で決済を行う際に利用することができるものであってもよい。
【0091】
・制御部30は、ユーザの操作に応じてはじめて報酬をユーザに提供してもよい。制御部30は、ユーザの操作に関係なく自動的に報酬をユーザに提供してもよい。制御部30は、ユーザの操作に応じてはじめて報酬をユーザに提供するか、ユーザの操作に関係なく報酬をユーザに提供するかを設定できてもよい。
【0092】
・制御部30は、情報処理装置11以外の各種サーバにおいて管理されているユーザの連絡履歴を受信することにより、ユーザの連絡履歴を取得してもよい。例えば、制御部30は、不図示のメールサーバにおいて管理されているユーザの連絡履歴を受信することにより、ユーザの連絡履歴を取得してもよい。
【0093】
・制御部30は、送受信したメール内容をユーザの連絡履歴として取得してもよい。このような場合、制御部30は、送受信したメール内容に基づいて連絡先データを取得してもよい。
【0094】
・制御部30は、連絡先の種別が一致する関連連絡先を取得する以外に、連絡先の種別と類似する関連連絡先を取得してもよい。つまり、制御部30は、連絡先の種別と関連する関連連絡先を取得すればよい。
【0095】
・制御部30は、連絡先の位置データが同じ地域に含まれる関連連絡先を取得する以外に、連絡先の位置データが近い地域に含まれる関連連絡先を取得してもよい。つまり、制御部30は、連絡先の位置データと関連する関連連絡先を取得すればよい。
【0096】
・第1報酬、第2報酬、第3報酬及び第4報酬の価値のうち少なくとも何れかは、任意に定められてもよい。第1報酬、第2報酬、第3報酬及び第4報酬のうち何れかの組み合わせは、報酬の価値が同じであるか異なるかが任意であってもよい。第1報酬、第2報酬、第3報酬及び第4報酬のうち何れかの組み合わせは、報酬の価値の高低が異なってもよい。
【0097】
・例えば、第2報酬は、第1報酬よりも価値が低くてもよい。このため、制御部30は、ユーザと連絡先との決済履歴がない場合のほうが、ユーザと連絡先との決済履歴がある場合よりも高い価値の報酬をユーザに付与することができる。これにより、ユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行ったことがない場合であっても、新たにユーザ端末装置18を用いてユーザが決済を行う意識を向上させることができる。したがって、ユーザによる取引対象に対する取引意識を向上させることができる。
【0098】
・例えば、第2報酬は、第4報酬よりも価値が低くてもよい。このため、制御部30は、ユーザと連絡先との連絡履歴がない場合のほうが、ユーザと連絡先との連絡履歴がある場合よりも高い価値の報酬をユーザに付与することができる。これにより、ユーザと連絡先とが連絡していない場合であっても、新たにユーザと連絡先とが連絡することを促進することができる。したがって、ユーザによる取引対象に対する取引意識を向上させることができる。
【0099】
・第1報酬、第2報酬、第3報酬及び第4報酬の価値のうち少なくとも何れかを、連絡先と決済を行う際に利用可能な報酬とするかは、任意に定められてもよい。第1報酬、第2報酬、第3報酬及び第4報酬の価値のうち少なくとも何れかを、関連連絡先と決済を行う際に利用可能な報酬とするかは、任意に定められてもよい。
【0100】
・制御部30は、予め定めた確率でユーザに報酬を付与すると決定してもよい。制御部30は、予め定めた複数の確率から何れかの確率でユーザに報酬を付与すると決定してもよい。
【0101】
・制御部30は、取得した連絡先の連絡履歴がない場合よりも、取得した連絡先の連絡履歴がある場合のほうが高い確率で、ユーザに報酬を付与すると決定してもよい。制御部30は、取得した連絡先の決済履歴がない場合よりも、取得した連絡先の決済履歴がある場合のほうが高い確率で、ユーザに報酬を付与すると決定してもよい。
【0102】
・制御部30は、連絡履歴に基づいて連絡頻度を取得し、連絡頻度に対応する確率でユーザに報酬を付与すると決定してもよい。制御部30は、連絡頻度が低いユーザよりも連絡頻度が高いユーザのほうが高い確率で、報酬を付与すると決定してもよい。
【0103】
・制御部30は、決済履歴に基づいて決済頻度を取得し、決済頻度に対応する確率でユーザに報酬を付与すると決定してもよい。制御部30は、決済頻度が低いユーザよりも決済頻度が高いユーザのほうが高い確率で、報酬を付与すると決定してもよい。
【0104】
・制御部30は、決済履歴に基づいて、決済金額が小さい連絡先と決済する際に利用可能な報酬よりも、決済金額が大きい連絡先と決済する際に利用可能な報酬を優先して、ユーザに提供する報酬を決定してもよい。制御部30は、連絡先の種別が同じ又は類似している場合に、決済履歴に基づいて、決済金額が小さい連絡先と決済する際に利用可能な報酬よりも、決済金額が大きい連絡先と決済する際に利用可能な報酬を優先して、ユーザに提供する報酬を決定してもよい。
【0105】
・制御部30は、ユーザ属性に基づいても、報酬内容を決定してもよい。ユーザ属性は、ユーザのセグメントデータを含んでもよい。ユーザ属性は、ユーザの年齢、性別及び住所を含んでもよい。ユーザ属性は、ユーザの行動履歴を含んでもよい。制御部30は、各種サービスにおけるユーザの行動履歴に基づいて、ユーザ属性を取得してもよい。ユーザの行動履歴は、ユーザの購入履歴、ユーザの予約履歴及びユーザの検索履歴のうち少なくとも何れかを含んでもよい。
【0106】
・制御部30は、連絡先に関するデータに対応する補正値に基づいて、ユーザに提供する報酬を決定してもよい。例えば、制御部30は、連絡履歴においてユーザが受信者である連絡先との決済において利用可能な報酬よりも、連絡履歴においてユーザが発信者である連絡先との決済において利用可能な報酬を優先して、ユーザに提供する報酬を決定してもよい。例えば、制御部30は、連絡履歴に含まれない関連連絡先との決済において利用可能な報酬よりも、連絡履歴に含まれる連絡先との決済において利用可能な報酬を優先して、ユーザに提供する報酬を決定してもよい。例えば、制御部30は、位置データに基づく連絡先との決済において利用可能な報酬よりも、連絡先の種別に基づく連絡先との決済において利用可能な報酬を優先して、ユーザに提供する報酬を決定してもよい。
【0107】
・制御部30は、広告提供者から入稿される広告を取得してもよい。制御部30は、広告提供者から入稿される広告に対する広告料を取得してもよい。制御部30は、広告の入稿に応じた優先度で、ユーザに提供する報酬を決定してもよい。制御部30は、広告の入稿に対応する補正値に基づいて、ユーザに提供する報酬を決定してもよい。例えば、制御部30は、広告料金が低い連絡先の決済において利用可能な報酬よりも、広告料金が高い連絡先の決済において利用可能な報酬を優先してユーザに提供してもよい。例えば、制御部30は、広告料金が低い関連連絡先の決済において利用可能な報酬よりも、広告料金が高い関連連絡先の決済において利用可能な報酬を優先してユーザに提供してもよい。例えば、制御部30は、広告料金が低い連絡先の決済において利用可能な報酬よりも、広告料金が高い関連連絡先の決済において利用可能な報酬を優先してユーザに提供してもよい。広告料金が低いとは、広告が入稿されていないことを含んでもよい。
【0108】
・制御部30は、連絡先管理データ42として連絡先の信用度を連絡先識別データに対応付けてもよい。連絡先の信用度は、ユーザにとって適当であるか否かを示す度合いである。例えば、連絡先の信用度は、ユーザにとって適当ではない営業電話を受信した場合に低下する。例えば、連絡先の信用度は、ユーザにとって適当ではない迷惑メールを受信した場合に低下する。制御部30は、連絡先の信用度に基づく優先度で、ユーザが利用可能な報酬を決定してもよい。制御部30は、ユーザからの信用データに基づいて、連絡先の信用度を更新してもよい。
【0109】
・決済サーバ12は、ユーザ端末装置18と通信可能である不図示の店舗端末装置から決済に関するデータを取得してもよい。決済サーバ12は、ユーザ端末装置18から決済に関するデータを取得してもよい。
【0110】
・情報処理装置11は、別のサーバの構成を備えてもよい。情報処理装置11は、例えば、決済サーバ12の一部又は全部の機能を備えてもよい。情報処理装置11は、例えば、ECサーバ13の一部又は全部の機能を備えてもよい。情報処理装置11は、例えば、予約サーバ14の一部又は全部の機能を備えてもよい。
【0111】
・情報処理装置11は、複数のサーバから構成されてもよい。複数のサーバは、例えば、ユーザに報酬を付与するといったユーザに関するデータを管理するユーザ管理サーバと、連絡サービスを提供する連絡管理サーバとを備えてもよい。複数のサーバは、管理者が異なってもよいし、管理者が同じであってもよい。情報処理システム10は、ユーザ端末装置18を備えなくてもよい。
【0112】
・本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、所望の選択肢の1つ以上を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、選択肢の数が2つであれば1つの選択肢のみ又は2つの選択肢の双方を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば1つの選択肢のみ又は2つ以上の任意の選択肢の組み合わせを意味する。
【0113】
[付記]
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想を記載する。
[1]情報処理装置は、ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得する連絡先データ取得部と、ユーザ端末装置を用いて前記ユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、前記連絡先データに基づいて前記ユーザに付与する報酬付与部と、を備える。
【0114】
[2]上記情報処理装置において、前記連絡履歴は、電話の発信履歴及び電話の受信履歴の少なくとも何れかを含み、前記連絡先データは、前記連絡先の電話番号である。
[3]上記記情報処理装置は、前記ユーザと前記連絡先との決済履歴を取得する決済履歴取得部を更に備え、前記報酬付与部は、前記ユーザと前記連絡先との前記決済履歴に基づいて、前記報酬を前記ユーザに付与する。
【0115】
[4]上記情報処理装置において、前記報酬付与部は、前記ユーザと前記連絡先との前記連絡履歴があり、かつ、前記ユーザと前記連絡先との前記決済履歴がない場合に、前記報酬として第1報酬を前記ユーザに付与する。
【0116】
[5]上記情報処理装置において、前記報酬付与部は、前記ユーザと前記連絡先との前記連絡履歴があり、かつ、前記ユーザと前記連絡先との前記決済履歴がある場合に、前記報酬として前記第1報酬とは価値が異なる第2報酬を前記ユーザに付与する。
【0117】
[6]上記情報処理装置において、前記報酬付与部は、前記ユーザと前記連絡先との最新の連絡履歴を基準として所定期間内における前記ユーザと前記連絡先との前記決済履歴に基づいて、前記報酬を前記ユーザに付与する。
【0118】
[7]上記情報処理装置において、前記報酬付与部は、前記ユーザと前記連絡先との前記連絡履歴に基づいて、前記ユーザが前記連絡先と決済を行う際に利用可能な前記報酬を前記ユーザに付与する。
【0119】
[8]上記情報処理装置は、前記連絡先の種別を取得する連絡先種別取得部と、前記連絡先としての第1連絡先の種別に基づいて、前記第1連絡先と関連する第2連絡先を取得する関連連絡先取得部と、を更に備え、前記報酬付与部は、前記ユーザと前記第1連絡先との前記連絡履歴に基づいて、前記ユーザが前記第2連絡先と決済を行う際に利用可能な前記報酬を前記ユーザに付与する。
【0120】
[9]上記情報処理装置は、前記連絡先データから前記連絡先の位置データを取得する位置データ取得部を更に備え、前記報酬付与部は、前記連絡先の位置データに基づいて、前記報酬を前記ユーザに付与する。
【0121】
[10]情報処理システムは、ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得する連絡先データ取得部と、ユーザ端末装置を用いて前記ユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、前記連絡先データに基づいて前記ユーザに付与する報酬付与部と、を備える。
【0122】
[11]情報処理方法は、少なくとも1つのコンピュータが、ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得することと、ユーザ端末装置を用いて前記ユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、前記連絡先データに基づいて前記ユーザに付与することと、を実行する。
【0123】
[12]プログラムは、少なくとも1つのコンピュータに、ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得することと、ユーザ端末装置を用いて前記ユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、前記連絡先データに基づいて前記ユーザに付与することと、を実行させる。
【符号の説明】
【0124】
10…情報処理システム、11…情報処理装置、12…決済サーバ、13…ECサーバ、14…予約サーバ、18…ユーザ端末装置、30…制御部、30A…連絡先データ取得部、30B…連絡先種別取得部、30C…位置データ取得部、30D…決済履歴取得部、30E…関連連絡先取得部、30F…報酬付与部、31…記憶部、31A…連絡履歴データベース、31B…連絡先管理データベース、31C…決済履歴データベース、31D…報酬管理データベース、41…連絡履歴データ、42…連絡先管理データ、43…決済履歴データ、44…報酬管理データ、44A…第1報酬管理データ、44B…第2報酬管理データ。
【要約】
【課題】ユーザによる取引対象に対する取引意識を向上させることができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、ユーザと連絡先との連絡履歴から連絡先データを取得する連絡先データ取得部と、ユーザ端末装置を用いてユーザが決済を行う際に利用可能な報酬を、連絡先データに基づいて前記ユーザに付与する報酬付与部と、を備える。
【選択図】図10
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11