(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-07-25
(45)【発行日】2025-08-04
(54)【発明の名称】ジアミド殺虫剤組成物
(51)【国際特許分類】
A01N 57/12 20060101AFI20250728BHJP
A01N 25/02 20060101ALI20250728BHJP
A01N 43/56 20060101ALI20250728BHJP
A01P 7/02 20060101ALI20250728BHJP
A01P 7/04 20060101ALI20250728BHJP
【FI】
A01N57/12 B
A01N25/02
A01N43/56 D
A01P7/02
A01P7/04
(21)【出願番号】P 2022520426
(86)(22)【出願日】2020-10-02
(86)【国際出願番号】 US2020053915
(87)【国際公開番号】W WO2021067678
(87)【国際公開日】2021-04-08
【審査請求日】2023-09-25
(32)【優先日】2019-10-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】391022452
【氏名又は名称】エフ エム シー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】FMC CORPORATION
(73)【特許権者】
【識別番号】518259165
【氏名又は名称】エフエムシー アグロ シンガポール プライベート リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100127926
【氏名又は名称】結田 純次
(74)【代理人】
【識別番号】100216105
【氏名又は名称】守安 智
(72)【発明者】
【氏名】ウビラタン・エフ・デュスザ
(72)【発明者】
【氏名】フォレスト・ダーギン
(72)【発明者】
【氏名】ロバート・ケネディ
(72)【発明者】
【氏名】セルギエ・ペレシャンコ
(72)【発明者】
【氏名】サフカ・ストエヴァ
(72)【発明者】
【氏名】ルイス・テイシェイラ
(72)【発明者】
【氏名】グォヂィ・ワン
(72)【発明者】
【氏名】ラビン・ブルース・ヤン
【審査官】▲来▼田 優来
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第107467026(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第109452267(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第107624802(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第107306961(CN,A)
【文献】国際公開第2009/021717(WO,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01N,A01P
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
殺虫性油濃縮物組成物であって、
(1
)2重量%
~50重量%の、クロラントラニリプロール及びシアントラニリプロールからなる群から選択される少なくとも1種のジアミド殺虫剤活性成分;並びに
(2)トリス-(2-エチルヘキシル)ホスフェート、トリ-n-オクチルホスフェート及びトリ-イソ-ブチルホスフェートから選択されるリン酸エステルを含み、
前記リン酸エステルとジアミド殺虫剤の重量比は、前記ジアミド殺虫剤がシアントラニリプロールのとき以外
は0.1:1
~20:1であり、前記リン酸エステルとシアントラニリプロールの重量比は
、0.4:1
~20:1である、殺虫性油濃縮物組成物。
【請求項2】
前記濃縮物が、油分散組成物、乳化性濃縮物組成物、分散性濃縮物組成物、懸濁液濃縮物組成物、及びサスポエマルジョンから選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
少なくとも1種のさらなる有害生物防除剤をさらに含む、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記さらなる有害生物防除剤が、殺虫剤、除草剤、殺菌剤、殺真菌剤、殺線虫剤、及びこれらの組み合わせから選択される、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
前記殺虫剤が、アバメクチン、アセフェート、アセキノシル、アセタミプリド、アクリナトリン、アシノナピル、アフィドピロペン([(3S,4R,4aR,6S,6aS,12R,12aS,12bS)-3-[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]-1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b-デカヒドロ-6,12-ジヒドロキシ-4,6a,12b-トリメチル-11-オキソ-9-(3-ピリジニル)-2H,11H-ナフト[2,1-b]ピラノ[3,4-e]ピラン-4-イル]メチルシクロプロ
パンカルボキシレート)、アミドフルメット、アミトラズ、エバーメクチン、アザジラクチン、アジンホスメチル、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベンツピリモキサン、ビフェントリン、カッパ-ビフェントリン、ビフェナゼート、ビストリフルロン、ホウ酸塩、ブロフラニリド、ブプロフェジン、カズサホス、カルバリル、カルボフラン、カルタップ、カルゾル、クロルフェナピル、クロルフルアズロン、クロロプラレトリン、クロルピリホス、クロルピリホス-e、クロルピリホス-メチル、クロマフェノジド、クロフェンテジン、クロロプラレトリン、クロチアニジン、シクロプロトリン、シクロキサプリド((5S,8R)-1-[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル]-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-9-ニトロ-5,8-エポキシ-1H-イミダゾ[1,2-a]アゼピン)、シエノピラフェン、シフルメトフェン、シフルトリン、ベータ-シフルトリン、シハロトリン、ガンマ-シハロトリン、ラムダシハロトリン、シペルメトリン、アルファ-シペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、シロマジン、デルタメトリン、ジアフェンチウロン、ダイアジノン、ジクロロメゾチアズ、ジエルドリン、ジフルベンズロン、ジメフルトリン、ジメヒポ、ジメトエート、ジンプロピリダズ、ジノテフラン、ジオフェノラン、エマメクチン、エマメクチンベンゾエート、エンドスルファン、エスフェンバレレート、エチプロール、エトフェンプロックス、イプシロン-メトフルトリン、エトキザゾール、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、フェノチオカルブ、フェノキシカルプ、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フィプロニル、フロメトキン(2-エチル-3,7-ジメチル-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-4-キノリニルメチルカーボネート)、フロニカミド、フルアザインドリジン、フルシトリネート、フルフェネリム、フルフェノクスロン、フルフェンオキシストロビン(メチル(αE)-2-[[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、フルエンスルホン(5-クロロ-2-[(3,4,4-トリフルオロ-3-ブテン-1-イル)スルホニル]チアゾール)、フルヘキサフォン、フルオピラム、フルピプロル(1-[2,6-ジクロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-5-[(2-メチル-2-プロペン-1-イル)アミノ]-4-[(トリフルオロメチル)スルフィニル]-1H-ピラゾール-3-カルボニトリル)、フルピラジフロン(4-[[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル](2,2-ジフルオロエチル)アミノ]-2(5H)-フラノン)、フルピリミン、フルバリネート、タウフルバリネート、フルキサメタミド、フォノホス、ホルメタネート、フォスチアゼート、ガンマ-シハロトリン、ハロフェノジド、ヘプタフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル 2,2-ジメチル-3-[(1Z)-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン-1-イル]シクロプロパンカルボキシレート)、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾクス、ヒドラメチルノン、イミダクロプリド、インドキサカルブ、殺虫性石鹸、イソフェンホス、イソシクロセラム、カッパ-テフルトリン、ラムダシハロトリン、ルフェヌロン、マラチオン、メペルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル(1R,3S)-3-(2,2-ジクロロエテニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、メタフルミゾン、メタアルデヒド、メタミドホス、メチダチオン、メチオカルブ、メソミル、メトプレン、メトキシクロル、メトフルトリン、メトキシフェノジド、イプシロン-メトフルトリン、イプシロン-モンフルオロトリン、モノクロトホス、モノフルオロトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル 3-(2-シアノ-1-プロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、ニコチン、ニテンピラム、ニチアジン、ノバルロン、ノビフルムロン、オキサミル、オキサゾスルフィル、パラチオン、パラチオンメチル、ペルメトリン、ホレート、ホサロン、ホスメット、ホスファミドン、ピリミカーブ、プロフェノホス、プロフルトリン、プロパルガイト、プロトリフェンブテ、ピフルブミド(1,3,5-トリメチル-N-(2-メチル-1-オキソプロピル)-N-[3-(2-メチルプロピル)-4-[2,2,2-トリフルオロ-1-メトキシ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド)、ピメトロジン、ピラフルプロール、ピレトリン、
ピリダベン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、ピリミノストロビン(メチル(αE)-2-[[[2-[(2,4-ジクロロフェニル)アミノ]-6-(トリフルオロメチル)-4-ピリミジニル]オキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、ピリプロール、ピリプロキシフェン、ロテノン、リアノジン、シラフルオフェン、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロピジオン、スピロテトラマト、スルプロホス、スルホキサフロール(N-[メチルオキシド[1-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジニル]エチル]-λ
4-スルファニリデン]シアナミド)、テブフェノジド、テブフェンピラド、テフルベンズロン、テフルトリン、カッパ-テフルトリン、ターブホス、テトラクロルビンホス、テトラメトリン、テトラメチルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル 2,2,3,3-テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート)、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、チオスルタップ-ナトリウム、チオキサザフェン(3-フェニル-5-(2-チエニル)-1,2,4-オキサジアゾール)、トルフェンピラド、トラロメトリン、トリアザメート、トリクロルホン、トリフルメゾピリム(2,4-ジオキソ-1-(5-ピリミジニルメチル)-3-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2H-ピリド[1,2-a]ピリミジニウム分子内塩)、トリフルムロン、チクロピラゾフロル、ゼータ-シペルメトリン、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)デルタ-エンドトキシン、昆虫病原性細菌、昆虫病原性ウィルス、又は昆虫病原性真菌、並びにこれらの組み合わせから選択される、請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
前記リン酸エステルが、トリス-(2-エチルヘキシル)ホスフェートである、請求項1~5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項7】
リン酸エステルとジアミド殺虫剤の重量比が
、0.5:1
~15:1
、0.75:1
~10:1
、1:1
~5:1、又
は1.5:1
~3:1である、請求項1~6のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項8】
界面活性剤をさらに含み、前記界面活性剤が、ポリエーテル変性ポリシロキサン;ポリオレフィンのコポリマー;ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル;アルキルベンゼンスルホン酸塩;アルコールエトキシレート;アルコール混合エトキシレート及びプロポキシレート;オキシラン界面活性剤;ポリグリセロールエステル及び脂肪酸エステル;油;並びにこれらの組み合わせから選択される、請求項1~7のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項9】
前記ジアミド殺虫剤が、クロラントラニリプロールである、請求項1~8のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項10】
前記ジアミド殺虫剤が、シアントラニリプロールである、請求項1~8のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項11】
油をさらに含み、総油含量が
、10重量%
~40重量%
、10重量%~
30重量%、又
は10重量%
~20重量%である、請求項1~10のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項12】
請求項1~11のいずれか1項に記載の組成物及び賦形剤を含むタンクミックス配合物であって、ジアミド殺虫剤濃度が、5重量%未満
、0.005重量%
~4重量%
、0.01重量%
~1重量%
、0.01重量%
~0.1重量%、又
は0.01重量%
~0.05重量%である、タンクミックス配合物。
【請求項13】
タンクミックス配合物であって、
(1)5重量%未満の、クロラントラニリプロール及びシアントラニリプロールからなる群から選択されるジアミド殺虫剤活性成分;
(2)トリス-(2-エチルヘキシル)ホスフェート、トリ-n-オクチルホスフェート及びトリ-イソ-ブチルホスフェートから選択されるリン酸エステル;並びに
(3)賦形剤
を含み、
前記リン酸エステルとジアミド殺虫剤の重量比は、前記ジアミド殺虫剤がシアントラニリプロールのとき以外
は0.1:1
~100:1であり、前記リン酸エステルとシアントラニリプロールの重量比は
、0.4:1
~100:1である、タンクミックス配合物。
【請求項14】
植物上の植食性有害生物を防除する方法であって、請求項13に記載のタンクミックスを複数種の前記植物に施用することを含み、
前記タンクミックスを、1ヘクタール当た
り50グラムから1ヘクタール当た
り500グラムの施用されたジアミド殺虫剤の総量を達成するのに十分な割合で前記植物へと施用し、
複数種の吸汁有害生物の死亡率は、活性成分への曝露の3日後において評価して少なくとも75%である、方法。
【請求項15】
前記植食性有害生物が、半翅類(Hemiptera)、総翅類(Thysanoptera)、直翅類(Orthoptera)、鱗翅類(Lepidoptera)、甲虫類(Coleoptera)、異翅類(Heteroptera)、膜翅類(Hymenoptera)、及び双翅類(Diptera)を含めた昆虫目から選択される、請求項14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年10月3日に出願された米国仮特許出願第62/910300号明細書の利益を主張するものである。
【0002】
本開示は、農業作物の保護のためのジアミド殺虫剤組成物及びその使用に関する。具体的には、殺虫剤油分散組成物、乳化性濃縮物組成物、分散性濃縮物組成物、懸濁液濃縮物組成物、及びサスポエマルジョン組成物を開示する。
【背景技術】
【0003】
植食性無脊椎有害生物の駆除は、高い作物効率を達成するのに極めて重要である。成長中の及び貯蔵される農作物への無脊椎有害生物による損害は、生産性の著しい低下を引き起こし、それによって消費者へのコストの増加をもたらし得る。
【0004】
ジアミド殺虫剤は、植食性有害生物に対して効果的であることが公知である。ジアミド殺虫剤は、筋肉麻痺をもたらすリアノジン受容体(RyR)の調節されない活性化によって昆虫を死滅させるRyRモジュレーターである。シアントラニリプロールに曝露された昆虫は、昏睡状態及び麻痺状態となり、最終的に死亡する。ジアミド殺虫剤は全身性であり、経口摂取及び接触経路の両方を介して活性である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
高い添加を実現し、それによってパッケージ化の低減、運送及び取扱コストの低減、並びに材料の廃棄の低減を可能とするために、改善されたジアミド殺虫剤濃縮物組成物が望ましい。同様に、ジアミド殺虫剤の有効性を改善させ、それによって最適化された送達、より低い施用量及び環境負荷の低減などを実現する補助剤が望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のいくつかの態様において、殺虫性油濃縮物組成物を提供する。組成物は、(1)約2重量%~約50重量%の少なくとも1種のジアミド殺虫剤活性成分;及び(2)式(I)のリン酸エステル
【化1】
(式中、R
1は、4~12個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分岐状アルキル、又は1~3個のC
1~4直鎖状若しくは分岐状アルキル基で任意選択で置換されているフェニル基であり、R
2及びR
3は、それぞれ独立に、2~8個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分岐状アルキル、又は1~3個のC
1~4直鎖状若しくは分岐状アルキル基で任意選択で置換されているフェニル基である)を含む。リン酸エステルとジアミド殺虫剤の重量比は、ジアミド殺虫剤がシアントラニリプロールのとき以外は約0.1:1~約20:1であり、リン酸エステルとシアントラニリプロールの重量比は、約0.4:1~約20:1である。
【0007】
本開示のいくつかの態様において、上記の殺虫性油濃縮物組成物及び賦形剤を含むタンクミックス配合物を提供し、ここで、ジアミド殺虫剤濃度は、5重量%未満、約0.005重量%~約4重量%、約0.01重量%~約1重量%、約0.01重量%~約0.1重量%、又は約0.01重量%~約0.05重量%である。
【0008】
本開示のいくつかの態様において、植物上の植食性有害生物を防除する方法を提供する。この方法は、上記で列挙したタンクミックスを複数種の植物に施用することを含み、ここで、タンクミックスを、1ヘクタール当たり約50グラムから1ヘクタール当たり約500グラムの施用されたジアミド殺虫剤の総量を達成するのに十分な割合で植物へと施用し、複数種の吸汁有害生物の死亡率は、活性成分への曝露の3日後において評価して少なくとも75%である。
【0009】
本開示のいくつかの態様において、タンクミックス配合物を提供する。タンクミックスは、(1)5重量%未満のジアミド殺虫剤活性成分;(2)式(I)のリン酸エステル
【化2】
(式中、R
1は、4~12個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分岐状アルキル、又は1~3個のC
1~4直鎖状若しくは分岐状アルキル基で任意選択で置換されているフェニル基であり、R
2及びR
3は、それぞれ独立に、2~8個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分岐状アルキル、又は1~3個のC
1~4直鎖状若しくは分岐状アルキル基で任意選択で置換されているフェニル基である);並びに(3)賦形剤を含む。リン酸エステルとジアミド殺虫剤の重量比は、ジアミド殺虫剤がシアントラニリプロールのとき以外は約0.1:1~約100:1であり、リン酸エステルとシアントラニリプロールの重量比は、約0.4:1~約100:1である。
【0010】
本開示のいくつかの態様において、植物上の植食性有害生物を防除する方法を提供する。この方法は、上記で列挙したタンクミックスを複数種の植物へと施用することを含み、ここで、タンクミックスを、1ヘクタール当たり約50グラムから1ヘクタール当たり約500グラムの施用されたジアミド殺虫剤の総量を達成するのに十分な割合で植物へと施用し、複数種の吸汁有害生物の死亡率は、活性成分への曝露の3日後において評価して少なくとも75%である。
【0011】
本開示のいくつかの態様において、植物上の植食性有害生物を防除する方法を提供する。この方法は、本明細書において列挙した組成物を複数種の植物へと施用することを含み、ここで、組成物を、無人飛行機(「UAV」)によって1ヘクタール当たり約10グラムから1ヘクタール当たり約500グラムの施用されたジアミド殺虫剤の総量を達成するのに十分な割合で植物へと施用し、複数種の吸汁有害生物の死亡率は、活性成分への曝露の3日後において評価して少なくとも75%である。本明細書において使用する場合、UAVは一般に、任意の無人又は遠隔操縦の飛行機又はシステムを指す。
【0012】
本開示のいくつかの態様において、植物上の植食性有害生物を防除する方法を提供する。この方法は、本明細書において列挙した組成物を複数種の植物へと施用することを含み、ここで、組成物を、無人飛行機によって1ヘクタール当たり約10グラムから1ヘクタール当たり約50グラムの施用されたジアミド殺虫剤の総量を達成するのに十分な割合で植物へと施用し、複数種の吸汁有害生物の死亡率は、活性成分への曝露の3日後において評価して少なくとも75%である。
【0013】
本開示のいくつかの態様において、植物上の植食性有害生物を防除する方法を提供する。この方法は、本明細書において列挙した組成物を複数種の植物へと施用することを含み、ここで、組成物を、無人飛行機によって1ヘクタール当たり約15グラムから1ヘクタール当たり約30グラムの施用されたジアミド殺虫剤の総量を達成するのに十分な割合で植物へと施用し、複数種の吸汁有害生物の死亡率は、活性成分への曝露の3日後において評価して少なくとも75%である。
【0014】
本開示のいくつかの態様において、植物上の植食性有害生物を防除する方法を提供する。この方法は、本明細書において列挙した組成物を複数種の植物へと施用することを含み、ここで、組成物を、無人飛行機によって1ヘクタール当たり約2グラムから1ヘクタール当たり約150グラムの施用されたジアミド殺虫剤の総量を達成するのに十分な割合で植物へと施用し、複数種の吸汁有害生物の死亡率は、活性成分への曝露の3日後において評価して少なくとも75%である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本開示は一般に、約2重量%~約50重量%のジアミド殺虫剤、及びリン酸エステルを含む殺虫性組成物を対象とし、ここで、リン酸エステルとジアミド殺虫剤の重量比は、ジアミド殺虫剤がシアントラニリプロールのとき以外は約0.1:1~約20:1であり、リン酸エステルとシアントラニリプロールの重量比は、約0.4:1~約20:1である。分散濃縮物組成物は、湿潤剤、分散剤、乳化剤、消泡剤、賦形剤、油、並びにこれらの組み合わせを含めた非排他的なリストから選択される1種若しくは複数の補助剤をさらに含み得る。
【0016】
本開示はさらに一般に、5重量%未満のジアミド殺虫剤、水、及びリン酸エステルを含む、殺虫性組成物、例えば、タンクミックスを対象とし、ここで、リン酸エステルとジアミド殺虫剤の重量比は、ジアミド殺虫剤がシアントラニリプロールのとき以外は約0.1:1~約100:1であり、リン酸エステルとシアントラニリプロールの重量比は、約0.4:1~約20:1である。タンクミックス組成物は、湿潤剤、分散剤、乳化剤、消泡剤、賦形剤、作物油、及びこれらの組み合わせを含めた非排他的なリストから選択される1種若しくは複数の補助剤をさらに含み得る。いくつかのこのような態様において、タンクミックス組成物は、本開示の分散濃縮物組成物を水に希釈し、1種若しくは複数の補助剤、例えば、作物油を任意選択で加えることによって調製し得る。いくつかの他のこのような態様において、タンクミックス組成物は、ジアミド殺虫剤の源、リン酸エステルの源、水、及び1種若しくは複数の補助剤、例えば、湿潤剤、分散剤、乳化剤、消泡剤、賦形剤、作物油、及びこれらの組み合わせを合わせることによって直接的に調製し得る。
【0017】
本開示はさらに、有害生物を防除するために、生物学的有効量の本開示の組成物又は本開示の希釈された組成物を複数種の植物へと施用することによって植食性植物有害生物を防除する方法を対象とする。
【0018】
本明細書で用いるところでは、用語「含む(comprises)」、「含む(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」、「含有する(contains)」、「含有する(containing)」、「で特徴付けられる(characterized by)」、又はそれらの任意の他の変形は、明確に示される任意の制限を受けて、非排他的な包含をカバーすることを意図する。例えば、要素のリストを含む組成物、混合物、プロセス若しくは方法は、それらの要素のみに必ずしも限定されず、明確にリストされないか、又はそのような組成物、混合物、プロセス若しくは方法に固有の他の要素を含んでもよい。
【0019】
移行句「からなる(consisting of)」は、明記されないいかなる要素、工程、又は原料をも排除する。特許請求の範囲における場合、そのようなものは、それらと通常関係がある不純物を除いて列挙されるもの以外の材料の包含をクレームから締め出す。語句「からなる」が、前文の直後よりもむしろ、クレームの本体の条項に現れる場合、それは、当該条項に記述される要素のみを限定し;他の要素は、全体としてクレームから排除されない。
【0020】
移行句「から本質的になる(consisting essentially of)」は、文字通り開示されるものに加えて、材料、工程、特徴、成分、又は要素を含む組成物又は方法を定義するために用いられ、ただし、これらの追加の材料、工程、特徴、成分、又は要素は、特許請求の範囲の基本的な及び新規な特性に実質的に影響を及ぼさない。用語「から本質的になる」は、「含む(comprising)」と、「からなる(consisting of)」との中間領域を占める。
【0021】
出願人らが、実施形態又はその一部を、「含む(comprising)」などの開放端用語を使って定義している場合、(特に明記しない限り)この記載が、用語「から本質的になる」又は「からなる」を用いてそのような実施形態をまた記載していると解釈されるべきであることが容易に理解されるはずである。
【0022】
さらに、明確にそれとは反対を述べられない限り、「又は(or)」は、包括的な「又は」を意味し、排他的な「又は」を意味しない。例えば、条件A又はBは、以下のいずれか1つによって満たされる:Aが真であり(又は存在し)且つBが偽である(又は存在しない)、Aが偽であり(又は存在せず)且つBが真である(又は存在する)、並びにA及びBの両方ともが真である(又は存在する)。
【0023】
また、本開示の要素又は成分に先行する不定冠詞「a」及び「an」は、要素又は成分の場合(すなわち、出現)の数に関して非限定的であることを意図する。それ故「a」又は「an」は、1つ若しくは少なくとも1つを含むと読まれるべきであり、要素又は成分の単数語形はまた、特に数が明らかに単数形であることを意図しない限り複数形を含む。
【0024】
本明細書において列挙した任意の数値範囲は、より低い値からより高い値までのすべての値を含むことがまた理解される。例えば、重量比範囲が1:50と記述されている場合、例えば、2:40、10:30、又は1:3などの値は、本明細書において明確に列挙されることが意図される。これらは特に意図するものの単に例であり、列挙した最も低い値及び最も高い値を含めたそれらの間の数値のすべての可能な組み合わせは、本出願において明確に記述されていると考えられる。
【0025】
本明細書において使用する場合、用語「生物学的有効量」は、無脊椎有害生物による傷害から植物を保護するために、防除される無脊椎有害生物若しくはその環境、又は植物、そこから植物が成長する種子、又は植物の生息地(例えば、成長培地)に施用(すなわち、接触)したときに、望ましい生物学的効果を生じさせるのに十分なジアミド殺虫剤の量を指す。
【0026】
本開示に言及されるように、用語「無脊椎有害生物」には、有害生物として経済的に重要な節足動物、腹足類、線形動物及び蠕虫が含まれる。用語「節足動物」には、昆虫、ダニ(mite)、クモ、サソリ、ムカデ類、ヤスデ、ダンゴムシ及びコムカデが含まれる。用語「腹足類」には、カタツムリ、ナメクジ及び他の柄眼目が含まれる。用語「線形動物」には、植食性線形動物及び動物に寄生する蠕虫線形動物などの、線形動物門のメンバーが含まれる。用語「蠕虫」には、回虫(線形動物門)、犬糸状虫(線形動物門、双腺綱)、吸虫(扇形動物門、吸虫綱)、こう頭虫(こう頭虫門)、及び条虫(扇形動物門、条虫綱)などの、寄生蠕虫のすべてが含まれる。
【0027】
本明細書において使用する場合、用語「植食性昆虫」及び「植食性有害生物」は、植物を餌にすることによって、例えば、茎葉、茎、葉、果物若しくは種子の組織を摂食することによって、又は植物の維管束液を吸うことによって、植物に対して傷害をもたらす無脊椎有害生物を指す。
【0028】
本明細書において使用する場合、「タンクミックス」は、施用の直前に使用者によってタンクにおいて市販の形態の少なくとも1種の殺有害生物性成分と補助剤及び任意選択である量の水とを混合することによって調製された組成物を指す。
【0029】
本明細書において使用する場合、「プレミックス」は、市販の形態の少なくとも1種の殺有害生物性成分と補助剤及び任意選択である量の水とを混合することによって調製された組成物を指す。本明細書に開示されているようなプレミックスは、2種若しくはそれより多い生物活性のある薬剤(殺有害生物剤)の混合物として定義される。一態様において、プレミックスは、1つのパッケージで販売し得る。一態様において、プレミックスは、本明細書の他の場所において記載するようなさらなる1種の補助剤、例えば、界面活性剤、乳化剤、石油をベースとする作物油、作物に由来する種油、pH調整剤、増粘剤、展着固着剤及び/又は消泡剤をさらに含み得る。
【0030】
本明細書に開示されているような噴霧希釈物は、水、又はこれらに限定されないが、石油及び野菜由来の油などの噴霧に適した別の担体に希釈された1種若しくは複数の生物活性のある薬剤を含む組成物と定義される。
【0031】
本明細書において使用する場合、用語「防除する」及び「防除すること」は、植食性有害生物を死滅させるか、又は複数種の植物に寄生しているこのような有害生物の植食性有害生物の発生を阻害すること(死亡率、摂食の低減、及び/又は交尾阻害を含めた)を指す。「防除する」及び「防除すること」はまた、複数種の植物における植食性有害生物の寄生を防止することを指し得る。
【0032】
用語「農学的」は、食品及び繊維のためなどの農作物の生産を言い、これらに限定されないが、トウモロコシ又はコーン、大豆及び他のマメ科植物、米、穀物(例えば、小麦、オート麦、大麦、ライ麦及び米)、葉物野菜(例えば、レタス、キャベツ、及び他のアブラナ科作物)、結果野菜(例えば、トマト、コショウ、ナス、十字花植物及びウリ科植物)、ジャガイモ、サツマイモ、ブドウ、綿、果樹(例えば、ナシ状果、核果及び柑橘類)、小果(例えば、ベリー及びサクランボ)並びに他のスペシャルティ作物(例えば、キャノーラ、ヒマワリ及びオリーブ)の成長を含む。
【0033】
用語「非農学的」は、例えば園芸作物(例えば、田畑で成長させられない温室植物、苗床植物又は観賞植物)以外の農作物、居住の、農業の、商業の及び工業構造物、芝生(例えば、芝農場、牧場、ゴルフコース、芝土、スポーツフィールドなど)、木製品、貯蔵製品、農森林管理及び植物管理、公衆衛生(すなわち、ヒト)及び動物の健康(例えば、家畜化された動物、例えばペット、家畜及び家禽など、家畜化されていない動物、例えば野生生物など)用途を言う。
【0034】
用語「これらの組み合わせ」及び「これらの混合物」は、本明細書において使用するように、この用語に先行する列挙されたアイテムのすべての並べ替え及び組み合わせを指す。例えば、「A、B、C、又はそれらの組み合わせ」には、A、B、C、AB、AC、BC、又はABCの少なくとも一つが含まれていることを意味し、そして特定の文脈において、順序が重要な場合には、BA、CA、CB、CBA、BCA、ACB、BAC、又はCABも意味している。この例に続ければ、一つ又は複数の項目又は用語、例えばBB、AAA、AB、BBC、AAABCCCC、CBBAAA、CABABBなどの繰り返しも含めた組み合わせも、明白に含まれている。当業者のよく理解するところであろうが、文脈から明らかに別である場合を除き、典型的には、各種の組み合わせにおいて、その項目又は用語の数には何の制限もない。
【0035】
用語「乳化性濃縮物」(EC)は、水への希釈の後、乳濁液として施用される均一な液体配合物を指す。EC配合物は、噴霧タンクにおいて水でさらに希釈し、自然発生的乳濁液を形成することができる。
【0036】
用語「分散性濃縮物」(DC)は、水による希釈の後に固体分散物として施用される均一な液体配合物を指す。DC配合物は、噴霧タンクにおいて水で希釈して、懸濁液濃縮物(SC)を形成することができる。
【0037】
用語「油分散性」(OD)配合物は、油に分散した固体活性成分を含む配合物を指す。
【0038】
用語「サスポエマルジョン」(SE)は、非常に異なる物理的特性を有する2つの活性成分を1つの配合物へと合わせる配合物を指す。
【0039】
第1の実施形態は、殺虫性油濃縮物組成物について記載し、組成物は、
(1)約2重量%~約50重量%の少なくとも1種のジアミド殺虫剤活性成分;並びに
(2)式(I)のリン酸エステル
【化3】
(式中、
R
1は、4~12個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分岐状アルキル、又は1~3個のC
1~4直鎖状若しくは分岐状アルキル基で任意選択で置換されているフェニル基であり、
R
2及びR
3は、それぞれ独立に、2~8個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分岐状アルキル、又は1~3個のC
1~4直鎖状若しくは分岐状アルキル基で任意選択で置換されているフェニル基である)
を含み、ここで、リン酸エステルとジアミド殺虫剤の重量比は、ジアミド殺虫剤がシアントラニリプロールのとき以外は約0.1:1~約20:1であり、リン酸エステルとシアントラニリプロールの重量比は、約0.4:1~約20:1である。
【0040】
第2の実施形態は、第1の実施形態の組成物について記載し、ここで、ジアミド殺虫剤は、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール、テトラクロラントラニリプロール、ブロモアントラニリプロール、ジクロラントラニリプロール、テトラニリプロール、シクラニリプロール、シハロジアミド及びフルベンジアミドからなる群から選択される。
【0041】
第3の実施形態は、第1又は第2の実施形態のいずれか1つの組成物について記載し、ここで、濃縮物は、油分散組成物、乳化性濃縮物組成物、分散性濃縮物組成物、懸濁液濃縮物組成物、及びサスポエマルジョンから選択される。
【0042】
第4の実施形態は、少なくとも1種のさらなる有害生物防除剤をさらに含む、第1~第3の実施形態のいずれか1つの組成物について記載する。
【0043】
第5の実施形態は、第4の実施形態の組成物について記載し、ここで、さらなる有害生物防除剤は、殺虫剤、除草剤、殺菌剤、殺真菌剤、殺線虫剤、及びこれらの組み合わせから選択される。
【0044】
第6の実施形態は、第5の実施形態の組成物について記載し、ここで、殺虫剤は、アバメクチン、アセフェート、アセキノシル、アセタミプリド、アクリナトリン、アシノナピル、アフィドピロペン([(3S,4R,4aR,6S,6aS,12R,12aS,12bS)-3-[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]-1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b-デカヒドロ-6,12-ジヒドロキシ-4,6a,12b-トリメチル-11-オキソ-9-(3-ピリジニル)-2H,11H-ナフト[2,1-b]ピラノ[3,4-e]ピラン-4-イル]メチルシクロプロパンカルボキシレート)、アミドフルメト、アミトラズ、アベルメクチン、アザジラクチン、アジンホスメチル、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベンズピリモキサン、ビフェントリン、カッパ-ビフェントリン、ビフェナゼート、ビストリフルロン、ボレート、ブロフラニリド、ブプロフェジン、カズサホス、カルバリル、カルボフラン、カルタップ、カルゾル(carzol)、クロルフェナピル、クロルフルアズロン、クロロプラレトリン、クロルピリホス、クロルピリホス-e、クロルピリホス-メチル、クロマフェノジド、クロフェンテジン、クロロプラレトリン、クロチアニジン、シクロプロトリン、シクロキサプリド((5S,8R)-1-[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル]-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-9-ニトロ-5,8-エポキシ-1H-イミダゾ[1,2-a]アゼピン)、シエノピラフェン、シフルメトフェン、シフルトリン、ベータ-シフルトリン、シハロトリン、ガンマ-シハロトリン、ラムダ-シハロトリン、シペルメトリン、アルファシペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、シロマジン、デルタメトリン、ジアフェンチウロン、ダイアジノン、ジクロロメゾチアズ、ジエルドリン、ジフルベンズロン、ジメフルトリン、ジメヒポ、ジメトエート、ジンプロピリダズ、ジノテフラン、ジオフェノラン、エマメクチン、エマメクチン安息香酸塩、エンドスルファン、エスフェンバレレ-ト、エチプロール、エトフェンプロックス、イプシロン-メトフルトリン、エトキサゾール、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、フェノチオカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フィプロニル、フロメトキン(2-エチル-3,7-ジメチル-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-4-キノリニルメチルカーボネート)、フロニカミド、フルアザインドリジン、フルシトリネート、フルフェネリム、フルフェノクスロン、フルフェンオキシストロビン(メチル(αE)-2-[[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、フルエンスルホン(5-クロロ-2-[(3,4,4-トリフルオロ-3-ブテン-1-イル)スルホニル]チアゾール)、フルヘキサホン、フルオピラム、フルピプロル(1-[2,6-ジクロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-5-[(2-メチル-2-プロペン-1-イル)アミノ]-4-[(トリフルオロメチル)スルフィニル]-1H-ピラゾール-3-カルボニトリル)、フルピラジフロン(4-[[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル](2,2-ジフルオロエチル)アミノ]-2(5H)-フラノン)、フルピリミン、フルバリネート、タウ-フルバリネート、フルキサメタミド、フォノホス、ホルメタネート、ホスチアゼート、ガンマ-シハロトリン、ハロフェノジド、ヘプタフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2-ジメチル-3-[(1Z)-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン-1-イル]シクロプロパンカルボキシレート)、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾックス、ハイドラメチルノン、イミダクロプリド、インドキサカルブ、殺虫性セッケン、イソフェンホス、イソシクロセラム、カッパ-テフルトリン、ラムダ-シハロトリン、ルフェヌロン、マラチオン、メペルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル(1R,3S)-3-(2,2-ジクロロエテニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、メタフルミゾン、メタアルデヒド、メタミドホス、メチダチオン、メチオカルブ、メソミル、メトプレン、メトキシクロール、メトフルトリン、メトキシフェノジド、イプシロン-メトフルトリン、イプシロン-モンフルオロトリン、モノクロトホス、モノフルオロトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル3-(2-シアノ-1-プロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、ニコチン、ニテンピラム、ニチアジン、ノバルロン、ノビフルムロン、オキサミル、オキサゾスルフィル、パラチオン、パラチオンメチル、ペルメトリン、ホレート、ホサロン、ホスメト、ホスファミドン、ピリミカーブ、プロフェノホス、プロフルトリン、プロパルギット、プロトリフェンブテ、ピフルブミド(1,3,5-トリメチル-N-(2-メチル-1-オキソプロピル)-N-[3-(2-メチルプロピル)-4-[2,2,2-トリフルオロ-1-メトキシ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド)、ピメトロジン、ピラフルプロール、ピレトリン、ピリダベン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、ピリミノストロビン(メチル(αE)-2-[[[2-[(2,4-ジクロロフェニル)アミノ]-6-(トリフルオロメチル)-4-ピリミジニル]オキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、ピリプロール、ピリプロキシフェン、ロテノン、リアノジン、シラフルオフェン、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロピジオン、スピロテトラマト、スルプロホス、スルホキサフロル(N-[メチルオキシド[1-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジニル]エチル]-λ4-スルファニリデン]シアナミド)、テブフェノジド、テブフェンピラド、テフルベンズロン、テフルトリン、カッパ-テフルトリン、テルブホス、テトラクロルビンホス、テトラメトリン、テトラメチルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2,3,3-テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート)、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、チオスルタップ-ナトリウム、チオキサザフェン(3-フェニル-5-(2-チエニル)-1,2,4-オキサジアゾール)、トルフェンピラド、トラロメトリン、トリアザメエート、トリクロルホン、トリフルメゾピリム(2,4-ジオキソ-1-(5-ピリミジニルメチル)-3-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2H-ピリド[1,2-a]ピリミジニウム分子内塩)、トリフルムロン、チクロピラゾフロル、ゼータ-シペルメトリン、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)デルタ内毒素、昆虫病原菌、昆虫病原性ウィルス又は昆虫病原性真菌、並びにこれらの組み合わせから選択される。
【0045】
第7の実施形態は、第1~第6の実施形態のいずれか1つの組成物について記載し、ここで、リン酸エステルは、リン酸トリキシレニル、ブチル化フェノールホスフェート、トリス(イソプロピルフェニル)ホスフェート、リン酸クレシルジフェニル、イソプロピルフェニルジフェニルホスフェート、t-ブチルフェニルジフェニルホスフェート、2-エチルヘキシル、ジフェニルホスフェート、イソデシルジフェニルホスフェート、トリ-n-ブチルホスフェート、トリ-n-ペンチルホスフェート、トリ-n-ヘキシルホスフェート、トリ-n-ヘプチルホスフェート、トリ-n-オクチルホスフェート、ノニルジオクチルホスフェート、ブチルジオクチルホスフェート、ジブチルノニルホスフェート、ブタン-2-イルジブチルホスフェート、ブタン-2-イルジエチルホスフェート、ブタン-2-イルビス(2-メチルプロピル)ホスフェート、3-メチルブチルジプロパン-2-イルホスフェート、トリス-(2-エチルヘキシル)ホスフェート、トリ-イソ-ブチルホスフェート、トリブトキシルエチルホスフェート、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。
【0046】
第8の実施形態は、第7の実施形態の組成物について記載し、ここで、リン酸エステルは、トリス-(2-エチルヘキシル)ホスフェート、トリ-n-オクチルホスフェート、及びトリ-イソ-ブチルホスフェートから選択される。
【0047】
第9の実施形態は、第8の実施形態の組成物について記載し、ここで、リン酸エステルは、トリス-(2-エチルヘキシル)ホスフェートである。
【0048】
第10の実施形態は、第1~第9の実施形態のいずれか1つの組成物について記載し、ここで、リン酸エステルとジアミド殺虫剤の重量比は、約0.5:1~約15:1、約0.75:1~約10:1、約1:1~約5:1、又は約1.5:1~約3:1である。
【0049】
第11の実施形態は、第1~第10の実施形態のいずれか1つの組成物について記載し、ここで、ジアミド殺虫剤活性成分の濃度は、約10重量%~約40重量%、約15重量%~約40重量%、約20重量%~約35重量%、約25重量%~約35重量%であるか、又は約30重量%である。
【0050】
第12の実施形態は、約5重量%~約65重量%、約5重量%~約40重量%、約5重量%~約35重量%、又は約10重量%~約30重量%の少なくとも1種の界面活性剤をさらに含む、第1~第11の実施形態のいずれか1つの組成物について記載する。
【0051】
第13の実施形態は、第1~第12の実施形態のいずれか1つの組成物について記載し、ここで、界面活性剤は、ポリエーテル変性ポリシロキサン;ポリオレフィンのコポリマー;ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル;アルキルベンゼンスルホン酸塩;アルコールエトキシレート;アルコール混合エトキシレート及びプロポキシレート;オキシラン界面活性剤;ポリグリセロールエステル及び脂肪酸エステル;油;並びにこれらの組み合わせから選択される。
【0052】
第14の実施形態は、第1~第11の実施形態のいずれか1つの組成物について記載し、ここで、ジアミド殺虫剤は、クロラントラニリプロールである。
【0053】
第15の実施形態は、少なくとも1種の非イオン性界面活性剤及び少なくとも1種のアニオン性界面活性剤をさらに含む、第14の実施形態の組成物について記載し、ここで、総界面活性剤含量は、約5重量%~約60重量%、約5重量%~約50重量%、約5重量%~約40重量%、約5重量%~約35重量%、約10重量%~約35重量%、約5重量%~約35重量%、約15重量%~約35重量%、約15重量%~約30重量%、約20重量%~約25重量%である。
【0054】
第16の実施形態は、第15の実施形態の組成物について記載し、ここで、
非イオン性界面活性剤含量は、約2重量%~約35重量%、約5重量%~約30重量%、約10重量%~約25重量%、約12.5重量%~約20重量%、又は約12.5重量%~約17.5重量%であり;
アニオン性界面活性剤含量は、約2重量%~約25重量%、約2.5重量%~約20重量%、約2.5重量%~約15重量%、約2.5重量%~約10重量%、又は約5重量%~約10重量%である。
【0055】
第17の実施形態は、第15又は第16の実施形態のいずれか1つの組成物について記載し、ここで、
非イオン性界面活性剤は、(i)ポリオレフィン及びポリエチレングリコールのランダムコポリマー、(ii)ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、並びに(iii)ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリアルキレンオキシドシラン/アルコールエトキシレート、アルキル混合エトキシレート/プロポキシレート、エチルヘキサノール混合エトキシレート/プロポキシレート、及びアルコールエトキシレートの少なくとも1つを含み、
アニオン性界面活性剤は、アルキルベンゼンスルホネートを含み、
非イオン性界面活性剤含量は、約12.5重量%~約17.5重量%であり、アニオン性界面活性剤含量は、約5重量%~約10重量%である。
【0056】
第18の実施形態は、第1~第11の実施形態のいずれか1つの組成物について記載し、ここで、ジアミド殺虫剤は、シアントラニリプロールである。
【0057】
第19の実施形態は、少なくとも1種の非イオン性界面活性剤及び少なくとも1種のアニオン性界面活性剤をさらに含む、第18の実施形態の組成物について記載し、ここで、総界面活性剤含量は、約10重量%~約65重量%、約15重量%~約60重量%、又は約20重量%~約40重量%である。
【0058】
第20の実施形態は、油をさらに含む、第18又は第19の実施形態のいずれか1つの組成物について記載し、ここで、総油含量は、約10重量%~約40重量%、約10重量%~約30重量%、又は約10重量%~約20重量%である。
【0059】
第21の実施形態は、第19又は第20の実施形態のいずれか1つの組成物について記載し、ここで、
非イオン性界面活性剤含量は、約10重量%~約60重量%、約15重量%~約55重量%、約15重量%~約35重量%、又は約15重量%~約30重量%であり;
アニオン性界面活性剤含量は、約2重量%~約20重量%、又は約4重量%~約15重量%である。
【0060】
第22の実施形態は、第19~第21の実施形態のいずれか1つの組成物について記載し、ここで、
非イオン性界面活性剤は、(i)ブチルブロックコポリマー、(ii)ポリグリセロールエステル及び(iii)脂肪酸エステルを含み;
アニオン性界面活性剤は、(i)ドデシルベンゼンスルホン酸、カルシウム塩、(ii)ポリ(12-ヒドロキシステアリン酸)及び(iii)ジオクチルスルホコハク酸ナトリウムを含み、
非イオン性界面活性剤含量は、約15重量%~約55重量%であり、アニオン性界面活性剤含量は、約2重量%~約15重量%である。
【0061】
第23の実施形態は、
約16.8重量%のシアントラニリプロール;
約42重量%のTEHP;
約12.2重量%のPEG-30ヒマシ油界面活性剤;
約6.2重量%の直鎖状ドデシルベンゼンスルホン酸界面活性剤;
約1.6重量%のポリ(12-ヒドロキシステアリン酸)界面活性剤;並びに
約21.1重量%のイソパラフィン油
を含む、第1の実施形態の組成物について記載する。
【0062】
第24の実施形態は、
約17.3重量%のシアントラニリプロール;
約43重量%のTEHP;
約12.6重量%のPEG-30ヒマシ油界面活性剤;
約6.4重量%の直鎖状ドデシルベンゼンスルホン酸界面活性剤;
約1.7重量%のポリ(12-ヒドロキシステアリン酸)界面活性剤;
約5.3重量%の炭酸プロピレン;及び
約13.7重量%のイソパラフィン油
を含む、第1の実施形態の組成物について記載する。
【0063】
第25の実施形態は、
約20.6重量%のシアントラニリプロール;
約43.6重量%のTEHP;
約15重量%のPEG-30ヒマシ油界面活性剤;
約10重量%の直鎖状ドデシルベンゼンスルホン酸界面活性剤;
約3重量%のポリ(12-ヒドロキシステアリン酸)界面活性剤;並びに
約8重量%のセトステアリルアルコールをベースとするエトキシ化アルコール
を含む、第1の実施形態の組成物について記載する。
【0064】
第26の実施形態は、
約20.6重量%のシアントラニリプロール;
約46重量%のTEHP;
約15重量%のPEG-30ヒマシ油界面活性剤;
約10重量%の直鎖状ドデシルベンゼンスルホン酸界面活性剤;
約3重量%のポリ(12-ヒドロキシステアリン酸)界面活性剤;並びに
約5重量%のポリエーテル変性ポリシロキサン界面活性剤
を含む、第1の実施形態の組成物について記載する。
【0065】
第27の実施形態は、
約30重量%のクロラントラニリプロール;
約45重量%のTEHP;
約2重量%のポリオレフィン及びポリエチレンオキシドのランダムコポリマー界面活性剤;
約8重量%のアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤;
約10重量%のポリオキシエチレン(50)ソルビトールヘキサオレエート界面活性剤;並びに
約5重量%のポリエーテル変性ポリシロキサン界面活性剤
を含む、第1の実施形態の組成物について記載する。
【0066】
第28の実施形態は、
約30重量%のクロラントラニリプロール;
約45重量%のTEHP;
約2重量%のポリオレフィン及びポリエチレンオキシドのランダムコポリマー界面活性剤;
約8重量%のアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤;
約10重量%のポリオキシエチレン(50)ソルビトールヘキサオレエート界面活性剤;並びに
約5重量%のC12~14第二級エトキシ化アルコール界面活性剤
を含む、第1の実施形態の組成物について記載する。
【0067】
第29の実施形態は、
約30重量%のクロラントラニリプロール;
約45重量%のTEHP;
約2重量%のポリオレフィン及びポリエチレンオキシドのランダムコポリマー界面活性剤;
約8重量%のアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤;
約10重量%のポリオキシエチレン(50)ソルビトールヘキサオレエート界面活性剤;並びに
約5重量%の2-エチルヘキサノールEO-PO界面活性剤
を含む、第1の実施形態の組成物について記載する。
【0068】
第30の実施形態は、
約30重量%のクロラントラニリプロール;
約45重量%のTEHP;
約2重量%のポリオレフィン及びポリエチレンオキシドのランダムコポリマー界面活性剤;
約8重量%のアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤;
約10重量%のポリオキシエチレン(50)ソルビトールヘキサオレエート界面活性剤;並びに
約5重量%のポリアルキレンオキシドシラン及びアルコールエトキシレート界面活性剤
を含む、第1の実施形態の組成物について記載する。
【0069】
第31の実施形態は、
約30重量%のクロラントラニリプロール;
約45重量%のTEHP;
約2重量%のポリオレフィン及びポリエチレンオキシドのランダムコポリマー界面活性剤;
約8重量%のアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤;
約10重量%のポリオキシエチレン(50)ソルビトールヘキサオレエート界面活性剤;並びに
約5重量%のオキシラン、2-メチル-、オキシランを有するポリマー、モノ(2-プロピルヘプチル)エーテル界面活性剤
を含む、第1の実施形態の組成物について記載する。
【0070】
第32の実施形態は、第1~第31の実施形態のいずれか1つに記載の組成物及び賦形剤を含むタンクミックス配合物について記載し、ここで、ジアミド殺虫剤濃度は、5重量%未満、約0.005重量%~約4重量%、約0.01重量%~約1重量%、約0.01重量%~約0.1重量%、又は約0.01重量%~約0.05重量%である。
【0071】
第33の実施形態は、第32の実施形態のタンクミックス配合物について記載し、ここで、賦形剤は、水を含む。
【0072】
第34の実施形態は、少なくとも1種のタンクミックス補助剤をさらに含む、第32又は第33の実施形態のいずれか1つに記載のタンクミックス配合物について記載する。
【0073】
第35の実施形態は、第34の実施形態のタンクミックス配合物について記載し、ここで、少なくとも1種の補助剤は、作物油である。
【0074】
第36の実施形態は、
(1)5重量%未満のジアミド殺虫剤活性成分;
(2)式(I)のリン酸エステル
【化4】
(式中、
R
1は、4~12個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分岐状アルキル、又は1~3個のC
1~4直鎖状若しくは分岐状アルキル基で任意選択で置換されているフェニル基であり、
R
2及びR
3は、それぞれ独立に、2~8個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分岐状アルキル、又は1~3個のC
1~4直鎖状若しくは分岐状アルキル基で任意選択で置換されているフェニル基である);並びに
(3)賦形剤
を含む、タンクミックス配合物について記載し、
ここで、リン酸エステルとジアミド殺虫剤の重量比は、ジアミド殺虫剤がシアントラニリプロールのとき以外は約0.1:1~約100:1であり、リン酸エステルとシアントラニリプロールの重量比は、約0.4:1~約100:1である。
【0075】
第37の実施形態は、第36の実施形態のタンクミックス配合物について記載し、ここで、賦形剤は、水を含む。
【0076】
第38の実施形態は、第36又は第37の実施形態のいずれか1つに記載のタンクミックス配合物について記載し、ここで、ジアミド殺虫剤は、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール及びフルベンジアミドからなる群から選択される。
【0077】
第38の実施形態は、第36~第38の実施形態のいずれか1つに記載のタンクミックス配合物について記載し、ここで、リン酸エステルは、リン酸トリキシレニル、ブチル化フェノールホスフェート、トリス(イソプロピルフェニル)ホスフェート、リン酸クレシルジフェニル、イソプロピルフェニルジフェニルホスフェート、t-ブチルフェニルジフェニルホスフェート、2-エチルヘキシル、ジフェニルホスフェート、イソデシルジフェニルホスフェート、トリ-n-ブチルホスフェート、トリ-n-ペンチルホスフェート、トリ-n-ヘキシルホスフェート、トリ-n-ヘプチルホスフェート、トリ-n-オクチルホスフェート、ノニルジオクチルホスフェート、ブチルジオクチルホスフェート、ジブチルノニルホスフェート、ブタン-2-イルジブチルホスフェート、ブタン-2-イルジエチルホスフェート、ブタン-2-イルビス(2-メチルプロピル)ホスフェート、3-メチルブチルジプロパン-2-イルホスフェート、トリス-(2-エチルヘキシル)ホスフェート、トリ-イソ-ブチルホスフェート、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。
【0078】
第40の実施形態は、第39の実施形態のタンクミックス配合物について記載し、ここで、リン酸エステルは、トリス-(2-エチルヘキシル)ホスフェート、トリ-n-オクチルホスフェート、及びトリ-イソ-ブチルホスフェートから選択される。
【0079】
第41の実施形態は、第40の実施形態のタンクミックス配合物について記載し、ここで、リン酸エステルは、トリス-(2-エチルヘキシル)ホスフェートである。
【0080】
第42の実施形態は、第36~第41の実施形態のいずれか1つに記載のタンクミックス配合物について記載し、ここで、リン酸エステルとジアミド殺虫剤の比は、約0.5:1~約20:1、約0.5:1~約15:1、約0.75:1~約10:1、約1:1~約5:1、又は約1.5:1~約3:1である。
【0081】
第43の実施形態は、第36~第42の実施形態のいずれか1つに記載のタンクミックス配合物について記載し、ここで、ジアミド殺虫剤活性成分の濃度は、約0.005重量%~約4重量%、約0.01重量%~約1重量%、約0.01重量%~約0.1重量%、又は約0.01重量%~約0.05重量%である。
【0082】
第44の実施形態は、少なくとも1種の界面活性剤をさらに含む、第36~第43の実施形態のいずれか1つに記載のタンクミックス配合物について記載する。
【0083】
第45の実施形態は、少なくとも1種のタンクミックス補助剤をさらに含む、第36~第44の実施形態のいずれか1つに記載のタンクミックス配合物について記載する。
【0084】
第46の実施形態は、第45の実施形態のタンクミックス配合物について記載し、ここで、少なくとも1種の補助剤は、作物油である。
【0085】
第47の実施形態は、第36~第46の実施形態のいずれか1つに記載のタンクミックス配合物について記載し、ここで、ジアミド殺虫剤は、クロラントラニリプロールである。
【0086】
第48の実施形態は、第36~第46の実施形態のいずれか1つに記載のタンクミックス配合物について記載し、ここで、ジアミド殺虫剤は、シアントラニリプロールである。
【0087】
第49の実施形態は、少なくとも1種のさらなる有害生物防除剤をさらに含む、第36~第48の実施形態のいずれか1つに記載のタンクミックス配合物について記載する。
【0088】
第50の実施形態は、第49の実施形態のタンクミックス配合物について記載し、ここで、さらなる有害生物防除剤は、殺虫剤、除草剤、殺菌剤、殺線虫剤、殺真菌剤、及びこれらの組み合わせから選択される。
【0089】
第51の実施形態は、第50の実施形態のタンクミックス配合物について記載し、ここで、殺虫剤は、アバメクチン、アセフェート、アセキノシル、アセタミプリド、アクリナトリン、アシノナピル、アフィドピロペン([(3S,4R,4aR,6S,6aS,12R,12aS,12bS)-3-[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]-1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b-デカヒドロ-6,12-ジヒドロキシ-4,6a,12b-トリメチル-11-オキソ-9-(3-ピリジニル)-2H,11H-ナフト[2,1-b]ピラノ[3,4-e]ピラン-4-イル]メチルシクロプロパンカルボキシレート)、アミドフルメト、アミトラズ、アベルメクチン、アザジラクチン、アジンホスメチル、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベンズピリモキサン、ビフェントリン、カッパ-ビフェントリン、ビフェナゼート、ビストリフルロン、ボレート、ブロフラニリド、ブプロフェジン、カズサホス、カルバリル、カルボフラン、カルタップ、カルゾル、クロルフェナピル、クロルフルアズロン、クロロプラレトリン、クロルピリホス、クロルピリホス-e、クロルピリホス-メチル、クロマフェノジド、クロフェンテジン、クロロプラレトリン、クロチアニジン、シクロプロトリン、シクロキサプリド((5S,8R)-1-[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル]-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-9-ニトロ-5,8-エポキシ-1H-イミダゾ[1,2-a]アゼピン)、シエノピラフェン、シフルメトフェン、シフルトリン、ベータ-シフルトリン、シハロトリン、ガンマ-シハロトリン、ラムダ-シハロトリン、シペルメトリン、アルファシペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、シロマジン、デルタメトリン、ジアフェンチウロン、ダイアジノン、ジクロロメゾチアズ、ジエルドリン、ジフルベンズロン、ジメフルトリン、ジメヒポ、ジメトエート、ジンプロピリダズ、ジノテフラン、ジオフェノラン、エマメクチン、エマメクチン安息香酸塩、エンドスルファン、エスフェンバレレ-ト、エチプロール、エトフェンプロックス、イプシロン-メトフルトリン、エトキサゾール、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、フェノチオカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フィプロニル、フロメトキン(2-エチル-3,7-ジメチル-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-4-キノリニルメチルカーボネート)、フロニカミド、フルアザインドリジン、フルシトリネート、フルフェネリム、フルフェノクスロン、フルフェンオキシストロビン(メチル(αE)-2-[[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、フルエンスルホン(5-クロロ-2-[(3,4,4-トリフルオロ-3-ブテン-1-イル)スルホニル]チアゾール)、フルヘキサホン、フルオピラム、フルピプロル(1-[2,6-ジクロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-5-[(2-メチル-2-プロペン-1-イル)アミノ]-4-[(トリフルオロメチル)スルフィニル]-1H-ピラゾール-3-カルボニトリル)、フルピラジフロン(4-[[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル](2,2-ジフルオロエチル)アミノ]-2(5H)-フラノン)、フルピリミン、フルバリネート、タウ-フルバリネート、フルキサメタミド、フォノホス、ホルメタネート、ホスチアゼート、ガンマ-シハロトリン、ハロフェノジド、ヘプタフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2-ジメチル-3-[(1Z)-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン-1-イル]シクロプロパンカルボキシレート)、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾックス、ハイドラメチルノン、イミダクロプリド、インドキサカルブ、殺虫性セッケン、イソフェンホス、イソシクロセラム、カッパ-テフルトリン、ラムダ-シハロトリン、ルフェヌロン、マラチオン、メペルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル(1R,3S)-3-(2,2-ジクロロエテニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、メタフルミゾン、メタアルデヒド、メタミドホス、メチダチオン、メチオカルブ、メソミル、メトプレン、メトキシクロール、メトフルトリン、メトキシフェノジド、イプシロン-メトフルトリン、イプシロン-モンフルオロトリン、モノクロトホス、モノフルオロトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル3-(2-シアノ-1-プロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、ニコチン、ニテンピラム、ニチアジン、ノバルロン、ノビフルムロン、オキサミル、オキサゾスルフィル、パラチオン、パラチオンメチル、ペルメトリン、ホレート、ホサロン、ホスメト、ホスファミドン、ピリミカーブ、プロフェノホス、プロフルトリン、プロパルギット、プロトリフェンブテ、ピフルブミド(1,3,5-トリメチル-N-(2-メチル-1-オキソプロピル)-N-[3-(2-メチルプロピル)-4-[2,2,2-トリフルオロ-1-メトキシ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド)、ピメトロジン、ピラフルプロール、ピレトリン、ピリダベン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、ピリミノストロビン(メチル(αE)-2-[[[2-[(2,4-ジクロロフェニル)アミノ]-6-(トリフルオロメチル)-4-ピリミジニル]オキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、ピリプロール、ピリプロキシフェン、ロテノン、リアノジン、シラフルオフェン、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロピジオン、スピロテトラマト、スルプロホス、スルホキサフロル(N-[メチルオキシド[1-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジニル]エチル]-λ4-スルファニリデン]シアナミド)、テブフェノジド、テブフェンピラド、テフルベンズロン、テフルトリン、カッパ-テフルトリン、テルブホス、テトラクロルビンホス、テトラメトリン、テトラメチルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2,3,3-テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート)、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、チオスルタップ-ナトリウム、チオキサザフェン(3-フェニル-5-(2-チエニル)-1,2,4-オキサジアゾール)、トルフェンピラド、トラロメトリン、トリアザメエート、トリクロルホン、トリフルメゾピリム(2,4-ジオキソ-1-(5-ピリミジニルメチル)-3-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2H-ピリド[1,2-a]ピリミジニウム分子内塩)、トリフルムロン、チクロピラゾフロル、ゼータ-シペルメトリン、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)デルタ内毒素、昆虫病原菌、昆虫病原性ウィルス又は昆虫病原性真菌、並びにこれらの組み合わせから選択される。
【0090】
第52の実施形態は、植物上の植食性有害生物を防除する方法について記載し、この方法は、第36~第51の実施形態のいずれか1つに記載のタンクミックスを複数種の植物へと施用することを含み、
ここで、タンクミックスを、1ヘクタール当たり約50グラムから1ヘクタール当たり約500グラムの施用されたジアミド殺虫剤の総量を達成するのに十分な割合で植物へと施用し、
複数種の吸汁有害生物の死亡率は、活性成分への曝露の3日後において評価して少なくとも75%である。
【0091】
第53の実施形態は、第52の実施形態の方法について記載し、ここで、植物は、食用作物、芝草、又は観賞用である。
【0092】
第54の実施形態は、第52又は第53の実施形態のいずれか1つに記載の方法について記載し、ここで、植食性有害生物は、半翅類(Hemiptera)、総翅類(Thysanoptera)、直翅類(Orthoptera)、鱗翅類(Lepidoptera)、甲虫類(Coleoptera)、異翅類(Heteroptera)、膜翅類(Hymenoptera)、及び双翅類(Diptera)を含めた昆虫目から選択される。
【0093】
第55の実施形態は、第52~第54の実施形態のいずれか1つに記載の方法について記載し、ここで、複数種の植物は、アミド殺虫剤の施用の前に植食性有害生物に寄生されている。
【0094】
第56の実施形態は、第52~第54の実施形態のいずれか1つに記載の方法について記載し、ここで、複数種の植物は、アミド殺虫剤の施用の前に植食性有害生物に寄生されていない。
【0095】
第57の実施形態は、植物上の植食性有害生物を防除する方法について記載し、この方法は、生物学的有効量の第36~第51の実施形態のいずれか1つに記載のタンクミックスを複数種の植物へと施用することを含み、
ここで、タンクミックスを、1ヘクタール当たり約50グラムから1ヘクタール当たり約500グラムの施用されたジアミド殺虫剤の総量を達成するのに十分な割合で植物へと施用し、
複数種の吸汁有害生物の死亡率は、活性成分への曝露の3日後において評価して少なくとも75%である。
【0096】
第58の実施形態は、第57の実施形態の方法について記載し、ここで、植物は、食用作物、芝草、又は観賞用である。
【0097】
第59の実施形態は、第57又は第58の実施形態のいずれか1つに記載の方法について記載し、ここで、植食性有害生物は、半翅類(Hemiptera)、総翅類(Thysanoptera)、直翅類(Orthoptera)、鱗翅類(Lepidoptera)、甲虫類(Coleoptera)、異翅類(Heteroptera)、膜翅類(Hymenoptera)、及び双翅類(Diptera)を含めた昆虫目から選択される。
【0098】
第60の実施形態は、第57~第59の実施形態のいずれか1つに記載の方法について記載し、ここで、複数種の植物は、アミド殺虫剤の施用の前に植食性有害生物に寄生されている。
【0099】
第61の実施形態は、第57~第59の実施形態のいずれか1つに記載の方法について記載し、ここで、複数種の植物は、アミド殺虫剤の施用の前に植食性有害生物に寄生されていない。
【0100】
第62の実施形態は、:
約30重量%のクロラントラニリプロール;
約45.5重量%のTEHP;
約2重量%のポリオレフィン及びポリエチレンオキシドのランダムコポリマー界面活性剤;
約6重量%のアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤;
約10重量%のポリオキシエチレン(50)ソルビトールヘキサオレエート界面活性剤;
約5重量%のオキシラン、2-メチル-、オキシランを有するポリマー、モノ(2-プロピルヘプチル)エーテル界面活性剤;
約1重量%の二酸化シリコーン、及び約0.5重量%のポリマー分散剤
を含む、第1の実施形態の組成物について記載する。
【0101】
殺虫性活性剤
本開示の組成物の活性剤は、ジアミド殺虫剤である。このようなジアミドの非限定的例は、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール、テトラクロラントラニリプロール、ブロモアントラニリプロール、ジクロラントラニリプロール、テトラニリプロール、シクラニリプロール、シハロジアミド及びフルベンジアミドを含む。
【0102】
ある理論の元で、及び任意の特定な理論に束縛されることを伴わずに、ジアミド殺虫剤は、影響されやすい植食性昆虫(すなわち、咀嚼有害生物)の筋細胞の筋小胞体からのカルシウム貯蔵物の放出の刺激によってリアノジン受容体(RyR)を活性化すると考えられ、これは、レギュレーションの障害、麻痺及び死亡をもたらす。植食性昆虫におけるジアミド殺虫剤の効率的な全身的濃度が、第1に経口摂取によって、第2に接触によってもたらされる。
【0103】
いくつかの態様において、ジアミド殺虫剤は、クロラントラニリプロールである。いくつかの他の態様において、ジアミド殺虫剤は、シアントラニリプロールである。いくつかの他の態様において、ジアミド殺虫剤は、テトラニリプロールである。いくつかの他の態様において、ジアミド殺虫剤は、フルベンジアミドである。
【0104】
本開示の殺虫性濃縮物組成物中のジアミド殺虫剤濃度は、活性成分ベースで、約4重量%、約5重量%、約10重量%、約15重量%、約20重量%、約25重量%、約30重量%、約35重量%、約40重量%、約45重量%又は約50重量%、及びそこから構築される範囲、例えば、約4重量%~約50重量%、約4重量%~約40重量%、約10重量%~約50重量%、約10重量%~約40重量%、約15重量%~約40重量%、約20重量%~約35重量%、又は約25重量%~約35重量%であり得る。
【0105】
いくつかの特定のクロラントラニリプロールの態様において、濃縮物組成物は、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、又は約40重量%のクロラントラニリプロールを含み得る。
【0106】
いくつかの他のクロラントラニリプロールの態様において、濃縮物組成物は、20.0重量%、20.1重量%、20.2重量%、20.3重量%、20.4重量%、20.5重量%、20.6重量%、20.7重量%、20.8重量%、20.9重量%、21.0重量%、21.1重量%、21.2重量%、21.3重量%、21.4重量%、21.5重量%、21.6重量%、21.7重量%、21.8重量%、21.9重量%、22.0重量%、22.1重量%、22.2重量%、22.3重量%、22.4重量%、22.5重量%、22.6重量%、22.7重量%、22.8重量%、22.9重量%、23.0重量%、23.1重量%、23.2重量%、23.3重量%、23.4重量%、23.5重量%、23.6重量%、23.7重量%、23.8重量%、23.9重量%、24.0重量%、24.1重量%、24.2重量%、24.3重量%、24.4重量%、24.5重量%、24.6重量%、24.7重量%、24.8重量%、24.9重量%、25.0重量%、25.1重量%、25.2重量%、25.3重量%、25.4重量%、25.5重量%、25.6重量%、25.7重量%、25.8重量%、25.9重量%、26.0重量%、26.1重量%、26.2重量%、26.3重量%、26.4重量%、26.5重量%、26.6重量%、26.7重量%、26.8重量%、26.9重量%、27.0重量%、27.1重量%、27.2重量%、27.3重量%、27.4重量%、27.5重量%、27.6重量%、27.7重量%、27.8重量%、27.9重量%、28.0重量%、28.1重量%、28.2重量%、28.3重量%、28.4重量%、28.5重量%、28.6重量%、28.7重量%、28.8重量%、28.9重量%、29.0重量%、29.1重量%、29.2重量%、29.3重量%、29.4重量%、29.5重量%、29.6重量%、29.7重量%、29.8重量%、29.9重量%、又は30.0重量%のクロラントラニリプロール濃度を含み得る。
【0107】
いくつかの特定のシアントラニリプロールの態様において、濃縮物組成物は、約4重量%、約10重量%、約15重量%、約20重量%、約25重量%、約30重量%、約35重量%、約40重量%、約45重量%、又は約50重量%の活性剤、及びそこから構築される範囲、例えば、約4重量%~約50重量%、約4重量%~約40重量%、約10重量%~約50重量%、約10重量%~約40重量%、約15重量%~約40重量%、約15重量%~約35重量%、又は約20重量%~約30重量%のシアントラニリプロール濃度を任意選択で含有し得る。
【0108】
本開示の水性タンクミックス組成物中のジアミド殺虫剤濃度は適切に、5重量%未満、例えば、約0.005重量%(50ppm)、約0.01重量%(100ppm)、約0.02重量%(200ppm)、約0.03重量%(300ppm)、約0.04重量%(400ppm)、約0.05重量%(500ppm)、約0.1重量%(1000ppm)、約0.5重量%(5000ppm)、約1重量%、約2重量%、約3重量%、又は約4重量%、及びそこから構築される範囲、例えば、約0.005重量%~約3重量%、約0.01重量%~約1重量%、約0.01重量%~約0.1重量%、又は約0.01重量%~約0.05重量%である。
【0109】
リン酸エステル
今日までの実験的証拠に基づいて、リン酸エステルは、5重量パーセント(「wt.」)若しくはそれより多い活性剤含量を有する安定なジアミド殺虫剤油分散濃縮物組成物の調製を可能とすることが発見されてきた。このような態様において、リン酸エステルは、油構成要素として機能する。より特定すると、リン酸エステルは、高い殺虫剤の添加、及び水と合わせたときの自発性の油分散ブルームを可能とする一方で、油分散濃縮物組成物中のジアミド殺虫剤の分散性を改善させることが発見されてきた。
【0110】
今日までの実験的証拠にさらに基づいて、リン酸エステルは、植食性昆虫に対する改善された有効性を実現し、それによって、ジアミド殺虫剤の希釈された又はタンクミックス配合物の施用量を低減させることを可能としたことが発見されてきた。ある理論の元で、任意の特定な理論に束縛されることを伴わずに、リン酸エステルは、透過成分として機能し、植物への浸透移行的な葉面施用されたジアミド殺虫剤の層移行を改善させると考えられる。
【0111】
リン酸エステルは、施用されたジアミド殺虫剤の耐雨性を改善させることがさらに考えられる。
【0112】
本開示の範囲内のリン酸エステル(リン酸エステルとまた称される)は、下記の式I
【化5】
(式中、R
1は、4~12個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分岐状アルキル、又は1~3個のC
1~4直鎖状若しくは分岐状アルキル基で任意選択で置換されているフェニルであり、R
2及びR
3は、それぞれ独立に、2~8個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分岐状アルキル、又は1~3個のC
1~4直鎖状若しくは分岐状アルキル基で任意選択で置換されているフェニルである)として示される。
【0113】
いくつかの態様において、R1は、n-ブチル;i-ブチル;sec-ブチル;t-ブチル;n-ペンチル;n-ヘキシル;2-エチル-ヘキシル;n-ヘプチル;n-オクチル;i-オクチル;n-ノニル;i-ノニル;n-デシル;n-ドデシル;i-ドデシル;フェニル;3-メチルフェニル;2,4-ジメチルフェニル;イソプロピルフェニル;又はt-ブチルフェニルである。
【0114】
いくつかの態様において、R2及びR3は、独立に:n-ブチル;i-ブチル;sec-ブチル;t-ブチル;n-ペンチル;n-ヘキシル;2-エチル-ヘキシル;n-ヘプチル;n-オクチル;i-オクチル;フェニル;3-メチルフェニル;2,4-ジメチルフェニル;イソプロピルフェニル;又はt-ブチルフェニルである。
【0115】
本開示の範囲内のリン酸エステルの非限定的例は、リン酸トリキシレニル、ブチル化フェノールホスフェート、トリス(イソプロピルフェニル)ホスフェート、リン酸クレシルジフェニル、イソプロピルフェニルジフェニルホスフェート、t-ブチルフェニルジフェニルホスフェート、2-エチルヘキシル、ジフェニルホスフェート、イソデシルジフェニルホスフェート、トリ-n-ブチルホスフェート、トリ-n-ペンチルホスフェート、トリ-n-ヘキシルホスフェート、トリ-n-ヘプチルホスフェート、トリ-n-オクチルホスフェート、ノニルジオクチルホスフェート、ブチルジオクチルホスフェート、ジブチルノニルホスフェート、ブタン-2-イルジブチルホスフェート、ブタン-2-イルジエチルホスフェート、ブタン-2-イルビス(2-メチルプロピル)ホスフェート、3-メチルブチルジプロパン-2-イルホスフェート、トリス-(2-エチルヘキシル)ホスフェート(「TEHP」)、及びトリ-イソ-ブチルホスフェート(「TIBP」)、トリブトキシエチルホスフェート、並びにこれらの組み合わせを含む。いくつかの態様において、リン酸エステルは、TEHP、トリ-n-オクチルホスフェート、及びTIPBから選択される。いくつかの特定の態様において、リン酸エステルは、TEHPである。
【0116】
本開示の範囲内のリン酸エステルは、0.1g/L未満、0.05g/L未満又は0.01g/L未満の水溶解度を有して水中で不溶性であると考えられる。したがって、リン酸エステルは、本開示のジアミド油分散組成物中で連続油相として機能する。
【0117】
本開示の濃縮物組成物中のリン酸エステルとジアミド殺虫剤の重量比は、ジアミド殺虫剤がシアントラニリプロールのとき以外は、適切に、約0.1:1、約0.2:1、約0.3:1、約0.4:1、約0.5:1、約0.75:1、約1:1、約1.25:1、約1.5:1、約2:1、約3:1、約4:1、約5:1、約7.5:1、約10:1、約12.5:1、約15:1、約17.5:1又は約20:1、及びそこから構築される範囲、例えば、約0.1:1~約20:1、約0.4:1~約20:1、約0.5:1~約15:1、約0.75:1~約10:1、約1:1~約5:1、又は約1.5:1~約3:1である。いくつかの態様において、リン酸エステルとジアミド殺虫剤の重量比は、約0.5:1~約15:1、約0.75:1~約10:1、約1:1~約5:1、又は約1.5:1~約3:1である。
【0118】
本開示のタンクミックス組成物中のリン酸エステルとジアミド殺虫剤の重量比は、ジアミド殺虫剤がシアントラニリプロールのとき以外は、適切に、約0.1:1、約0.2:1、約0.3:1、約0.4:1、約0.5:1、約0.75:1、約1:1、約1.25:1、約1.5:1、約2:1、約3:1、約4:1、約5:1、約7.5:1、約10:1、約12.5:1、約15:1、約17.5:1、約20:1、約25:1、約30:1、約35:1、約40:1、約45:1、約50:1、約55:1、約60:1、約65:1、約70:1、約75:1、約80:1、約85:1、約90:1、約95:1又は約100:1、及びそこから構築される範囲、例えば、約0.1:1~約100:1、約0.1:1~約50:1、約0.1:1~約20:1、約0.4:1~約20:1、約0.5:1~約15:1、約0.75:1~約10:1、約1:1~約5:1、又は約1.5:1~約3:1である。いくつかの態様において、リン酸エステルとジアミド殺虫剤の重量比は、約0.5:1~約15:1、約0.75:1~約10:1、約1:1~約5:1、又は約1.5:1~約3:1である。
【0119】
ジアミド殺虫剤がシアントラニリプロールである場合、本開示の濃縮物組成物中のリン酸エステルとシアントラニリプロールの重量比は適切に、約0.4:1、約0.5:1、約0.75:1、約1:1、約1.25:1、約1.5:1、約2:1、約3:1、約4:1、約5:1、約7.5:1、約10:1、約12.5:1、約15:1、約17.5:1又は約20:1、及びそこから構築される範囲、例えば、約0.4:1~約20:1、約0.5:1~約15:1、約0.75:1~約10:1、約1:1~約5:1、又は約1.5:1~約3:1である。
【0120】
ジアミド殺虫剤がシアントラニリプロールである場合、本開示のタンクミックス組成物中のリン酸エステルとジアミド殺虫剤の重量比は適切に、約0.4:1、約0.5:1、約0.75:1、約1:1、約1.25:1、約1.5:1、約2:1、約3:1、約4:1、約5:1、約7.5:1、約10:1、約12.5:1、約15:1、約17.5:1、約20:1、約25:1、約30:1、約35:1、約40:1、約45:1、約50:1、約55:1、約60:1、約65:1、約70:1、約75:1、約80:1、約85:1、約90:1、約95:1又は約100:1、及びそこから構築される範囲、例えば、約0.4:1~約100:1、約0.4:1~約50:1、約0.4:1~約20:1、約0.5:1~約15:1、約0.75:1~約10:1、約1:1~約5:1、又は約1.5:1~約3:1である。いくつかの態様において、リン酸エステルとジアミド殺虫剤の重量比は、約0.5:1~約15:1、約0.75:1~約10:1、約1:1~約5:1、又は約1.5:1~約3:1である。
【0121】
本開示の殺虫性濃縮物組成物中のリン酸エステル濃度は、約2重量%、約5重量%、約10重量%、約15重量%、約20重量%、約25重量%、約30重量%、約35重量%、約40重量%、約45重量%、約50重量%、約55重量%、約60重量%、約65重量%、約70重量%、約75重量%、又は約80重量%、及びそこから構築される範囲、例えば、約2重量%~約80重量%、約5重量%~約75重量%、約5重量%~約40重量%、約5重量%~約20重量%、約10重量%~約70重量%、約10重量%~約35重量%、約15重量%~約70重量%、約20重量%~約40重量%、約20重量%~約65重量%、約25重量%~約60重量%、約25重量%~約65重量%、約30重量%~約60重量%、約35重量%~約55重量%、約50重量%~約60重量%、又は約40重量%~約50重量%であり得る。いくつかの態様において、リン酸エステル濃度は、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、約40重量%、約41重量%、約42重量%、約43重量%、約44重量%、約45重量%、約46重量%、約47重量%、約48重量%、約49重量%、又は約50重量%である。
【0122】
本開示の水性タンクミックス組成物中のリン酸エステル濃度は適切に、約0.002重量%(20ppm)約0.005重量%(50ppm)、約0.01重量%(100ppm)、約0.025重量%(250ppm)約0.05重量%(500ppm)、約0.1重量%(1000ppm)、約0.5重量%(5000ppm)、約1重量%、約2.5重量%、約5重量%、約7.5重量%、又は約10重量%、及びそこから構築される範囲、例えば、約0.002重量%~約10重量%、約0.01重量%~約5重量%、約0.01重量%~約1重量%、又は約0.01重量%~約0.5重量%である。
【0123】
界面活性剤
本開示の組成物は、1種若しくは複数の界面活性剤を含み得る。界面活性剤は一般に、液体の表面張力を修正し、最もしばしば低減させる。界面活性剤分子における親水性及び親油性基の性質によって、界面活性剤は、湿潤剤、分散剤、乳化剤及び/又は消泡剤として有用であり得る。本開示の範囲内の界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、双性イオン性(両性)界面活性剤、及びこれらの組み合わせを含む。いくつかの態様において、本開示の組成物は、少なくとも1種の非イオン性界面活性剤を含む非イオン性界面活性剤構成要素、及び少なくとも1種のアニオン性界面活性剤を含むアニオン性界面活性剤構成要素を含む。
【0124】
非イオン性界面活性剤構成要素
本開示の組成物は、1種若しくは複数の非イオン性界面活性剤を含み得る。非イオン性界面活性剤の非限定的例は、アルコキシレート、脂肪アルコールアルコキシレート、シロキサン/シリコーン、アルキルフェノールアルコキシレート、脂肪酸アルコキシレート、アルコキシル化アミン、アルコキシル化脂肪酸アミド、末端ブロックされたアルコキシレート、ポリヒドロキシ化合物の脂肪酸エステル、グリセロールの脂肪酸エステル、ソルビトールの脂肪酸エステル、スクロースの脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、アミンオキシド、並びにこれらの組み合わせを含む。アルコキシ基は適切に、ランダム又はブロック立体構造のエトキシ、プロポキシ、又はエトキシ及びプロポキシ基の組み合わせであり得る。
【0125】
より詳細には、非イオン性界面活性剤の非限定的例は、アルコールアルコキシレート(例えば、天然及び合成のアルコール(分岐状又は直鎖状であり得る)をベースとし、且つアルコール及びエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はこれらの混合物から調製されるアルコールアルコキシレート);アミンエトキシレート、アルカノールアミド及びエトキシ化アルカノールアミド;アルコキシル化トリグリセリド(例えば、エトキシ化ダイズ油、ヒマシ油及びナタネ油);アルキルフェノールアルコキシレート(例えば、オクチル-(例えば、Triton(登録商標)Xシリーズ)、ノニル-(例えば、Tergitol(登録商標)HPシリーズ)、ジノニル-、又はドデシル-));エトキシ化脂肪酸;エトキシ化脂肪エステル及び油(例えば、Break Thru(登録商標)SP133);エトキシ化メチルエステル;エトキシ化トリスチリルフェノール(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はこれらの混合物から調製したものを含めて);脂肪酸エステル、グリセロールエステル、ラノリンをベースとする誘導体、ポリエトキシレートエステル、例えば、ポリエトキシ化ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエトキシ化ソルビトール脂肪酸エステル及びポリエトキシ化グリセロール脂肪酸エステル;他のソルビタン誘導体、例えば、ソルビタンエステル;ポリマー界面活性剤、例えば、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー(例えば、エチレンオキシド又はプロピレンオキシドから調製されるブロックポリマー、及びリバースブロックポリマー(末端ブロックは、プロピレンオキシドから調製される);エトキシ化脂肪酸)、アルキドPEG(ポリエチレングリコール)樹脂、アルキドタイプコポリエステル、グラフト又は櫛型ポリマー、及び星形ポリマー;ポリエチレングリコール(PEG);ポリエチレングリコール脂肪酸エステル;シリコーンをベースとする界面活性剤;糖誘導体、例えば、スクロースエステル、アルキルポリグリコシド及びアルキル多糖類;並びにこれらの組み合わせを含む。
【0126】
いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエトキシ化ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトールエトキシレートエステル、アルキルピロリドン、並びにこれらの組み合わせから選択される少なくとも1種の非イオン性界面活性剤を含む。ソルビタン脂肪酸エステルの非限定的例には、モノラウリン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)20)、モノパルミチン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)40)、モノステアリン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)60)、トリステアリン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)65)、モノオレイン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)80)、トリオレイン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)85)、並びにこれらの組み合わせが含まれる。ポリエトキシ化ソルビタン脂肪酸エステルの非限定的例には、Tween(登録商標)20、Tween(登録商標)21、Tween(登録商標)40、Tween(登録商標)60、Tween(登録商標)80、及びSurfonic(登録商標)L24-4が含まれる。アルキルピロリドンの非限定的例には、Surfadone(商標)LP-100(N-オクチル-2-ピロリジノン)及びSurfadone(商標)LP-300(N-ドデシル-2-ピロリジノン)が含まれる。本明細書に記載されているバイオ殺有害生物剤に適していてもよいソルビトールエトキシレートエステルの非限定的例は、ポリオキシエチレンソルビトールオレエート(例えば、Arlatone(登録商標)TV)、ポリオキシエチレンソルビトールヘキサオレエート(例えば、Cirrasol(登録商標)G-1086)、ポリオキシエチレンソルビトールヘキサオレエート(例えば、Cirrasol(登録商標)G-1096)、ポリオキシエチレンオレエート-ラウレート(例えば、Atlox1045AR(登録商標))、並びにこれらの組み合わせを含む。20、30、40、50、60、70又は80のエトキシ化の程度を有するポリエトキシ化ソルビタン脂肪酸エステル及びソルビトールエトキシレートエステルが一般に適している。1つのこのような態様において、非イオン性界面活性剤は、Cirrasol(登録商標)G-1086(ポリオキシエチレン(40)ソルビトールヘキサオレエート)である。別のこのような態様において、非イオン性界面活性剤は、Cirrasol(登録商標)G-1096(ポリオキシエチレン(50)ソルビトールヘキサオレエート)である。
【0127】
いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、オルガノシリコーン界面活性剤を含み得る。本開示の範囲内のオルガノシリコーン界面活性剤の非限定的例には、ポリエーテルシロキサン(例えば、Break Thru(登録商標)OE441);ポリエーテルトリシロキサン(例えば、Break Thru(登録商標)S240、Break Thru(登録商標)S233);ポリオキシエチレンジメチルシロキサン(例えば、Dyne-Amic(登録商標)(メチル化種油との混合物));ポリオキシエチレンメチルポリシロキサン(例えば、信越化学工業株式会社によって製造されたKF-640);ポリアルキレンオキシド変性ポリメチルシロキサン(例えば、Helena Chemicalによって製造されたKinetic);ポリオキシエチレンプロピルヘプタメチルトリシロキサン(例えば、Masil(登録商標)SF19);ポリエーテル変性ポリシロキサン(例えば、Quark(アルキルフェノールエトキシレートとの混合物));ヒドロキシプロピルヘプタメチルトリシロキサン(例えば、Silflow(登録商標)(エトキシ化アセテート、ポリエチレングリコールモノアリルエーテルアセテート及びポリエチレングリコールジアセテートとの混合物);ポリアルキレンオキシド変性ヘプタメチルトリシロキサン(例えば、Silwet(登録商標)L77);ポリエーテル/ポリメチルシロキサンコポリマー(例えば、Syl-Coat(登録商標));ポリオキシエチレン変性ポリジメチルシロキサン(例えば、Xiameter(登録商標));ポリオキシアルキレンオキシプロピルヘプタメチルトリシロキサン;シロキサン/ポリアルキレンオキシドコポリマー(例えば、Vestis(商標)(ポリアルキレンオキシドとの混合物))が含まれる。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤であるオルガノシリコーン界面活性剤は、ポリエーテルトリシロキサン、例えば、Break Thru(登録商標)S240(ポリエーテルトリシロキサン及びアルコールエトキシレートの混合物(CAS9043-30-5))、Break Thru(登録商標)S321、Break Thru(登録商標)S200、Break Thru(登録商標)S279、Break Thru(登録商標)S301、Break Thru(登録商標)OE 441、Break Thru(登録商標)S278、Break Thru(登録商標)S243、Break Thru(登録商標)S233、Break Thru(登録商標)SD260、Silwet(登録商標)L-77、Silwet(登録商標)408、Silwet(登録商標)HS 429、Silwet(登録商標)HS 312、Silwet(登録商標)Y-12808、Silwet(登録商標)L-7607、Silwet(登録商標)L-7602、Silwet(登録商標)L-7210、Silwet(登録商標)L-7002、Silwet(登録商標)L-720、及びSilwet(登録商標)L-7200、Sylgard(登録商標)309、及びSilibase(登録商標)2848、並びにこれらの組み合わせである。いくつかの態様において、オルガノシリコーン界面活性剤は、Break Thru(登録商標)S240である。いくつかの態様において、オルガノシリコーン界面活性剤は、Silwet(登録商標)HS312である。
【0128】
いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、少なくとも1種のアルコールアルコキシレート界面活性剤、少なくとも1種のアルキルフェノールアルコキシレート界面活性剤、少なくとも種油アルコキシレート界面活性剤(例えば、Ecosurf(登録商標)SA-4、Ecosurf(登録商標)SA-7、Ecosurf(登録商標)SA-9、及びEcosurf(登録商標)SA-15)、少なくとも1種のアルキルアミンアルコキシレート界面活性剤、少なくとも1種の獣脂アミンアルコキシレート界面活性剤、少なくとも1種の脂肪酸アルコキシレート界面活性剤、並びにこれらの組み合わせを含み得る。いくつかの態様において、アルコキシレートは、エンドキャップし得る。アルコールアルコキシレートは一般に、親水性アルコキシ鎖へのエーテル連結によって付着している疎水性アルキル鎖を含み、一般式R-(OC2~4)n-OHを有する。Rは、C6~18直鎖又は分岐鎖アルキルであり得る。アルコキシ部分(OC2~4)は、エトキシ、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、i-ブチル又はtert-ブチルであり得る。いくつかの態様において、アルコキシ部分は、ポリマーエトキシ及びポリマープロポキシ又はポリマーブトキシのブロックコポリマーであり得、nは適切に、2~100の整数であり得る。適切なアルコールアルコキシレートは、直鎖状アルコールアルコキシレート、分岐状アルコールアルコキシレート、第二級アルコールアルコキシレート、及びこれらの混合物を含む。アルコールアルコキシレートの非限定的例には、Plurafac(登録商標)SL-42(C6~10-(PO)3(EO)6);Plurafac(登録商標)SL-62(C6~10-(PO)3(EO)8);これらに限定されないが、Lutensol(登録商標)XL-40、Lutensol(登録商標)XL-50、Lutensol(登録商標)XL-60、Lutensol(登録商標)XL-70、Lutensol(登録商標)XL-79、Lutensol(登録商標)XL-80、Lutensol(登録商標)XL-89、Lutensol(登録商標)XL-90、Lutensol(登録商標)XL-99、Lutensol(登録商標)XL-100、及びLutensol(登録商標)XL-140を含めた、一般構造C10-(PO)a(EO)b(式中、aは、1.0~1.5であり、bは、4~14である)のLutensol(登録商標)XLシリーズ;Ecosurf(登録商標)EH-3、Ecosurf(登録商標)EH-6、及びEcosurf(登録商標)EH-9を含めた、一般構造2-エチルヘキシル(PO)m(EO)nのEcosurf(登録商標)EHシリーズ;Ecosurf(登録商標)SA-4(C6~12-(PO)3~4(EO)4)、Ecosurf(登録商標)SA-7(C6~12-(PO)3~4(EO)7、及びEcosurf(登録商標)SA-9(C6~12-(PO)3~4(EO)9)を含めた、Ecosurf(登録商標)SAシリーズ;Tergitol(登録商標)15-S-3、Tergitol(登録商標)15-S-5、Tergitol(登録商標)15-S-7、Tergitol(登録商標)15-S-9、Tergitol(登録商標)15-S-12、Tergitol(登録商標)15-S-15、Tergitol(登録商標)15-S-20、Tergitol(登録商標)15-S-30、及びTergitol(登録商標)15-S-40;Tergitol(登録商標)L-61、Tergitol(登録商標)L-62、Tergitol(登録商標)L-64、Tergitol(登録商標)L-81、及びTergitol(登録商標)L-101;Tergitol(登録商標)TMN-3、Tergitol(登録商標)TMN-6、及びTergitol(登録商標)TMN-10)、並びにこれらの組み合わせを含む。いくつかの態様において、アルコールアルコキシレートは、Lutensol(登録商標)XL50である。いくつかの態様において、アルコールアルコキシレートは、Ecosurf(登録商標)EH-6である。いくつかの態様において、アルコールアルコキシレートは、Tergitol(登録商標)15-S-7である。
【0129】
いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、少なくとも1種のポリマー界面活性剤を含み得る。ポリマー界面活性剤は、これらに限定されないが、ブロックコポリマー、ランダムコポリマー、グラフトコポリマー及び星形ポリマーを含めたいくつかのカテゴリーに分類される。ポリマーのモノマー単位の非限定的例には、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、アクリル、スチレン、メタクリル、ヒドロキシステアレート、及びエステル(例えば、アルキド)が含まれる。例には、これらに限定されないが、EO/POブロックコポリマー、アクリル/スチレンコポリマー、メタクリルコポリマー、ポリヒドロキシステアレート誘導体、アルキドPEG樹脂誘導体、並びにこれらの組み合わせが含まれる。ランダムコポリマーの非限定的例には、Atlox(登録商標)4914(アルキド-PEGランダムコポリマー)及びHypermer(登録商標)A70及びHypermer(登録商標)A394(ポリオキシアルキレン変性ランダムポリエステル)が含まれる。ブロックコポリマーの非限定的例には、Atlox(登録商標)4912(12ポリヒドロキシステアリン酸及びPEGをベースとするA-B-A立体構造を有するブロックコポリマー)、ポロキサマー(ポリオキシエチレンの2個の親水性鎖が隣接したポリオキシプロピレンの中央の疎水性鎖から構成されるトリブロックコポリマー)、Atlas(商標)G-5000及びAtlas(商標)G-5002L(ブチルブロックコポリマー)、及びHypermer(登録商標)B246及びHypermer(登録商標)B261(ポリオキシアルキレン変性ブロックコポリマー)が含まれる。グラフトコポリマーの非限定的例は、Atlox(登録商標)4913(そこから伸長したPEGを有するメタクリル酸メチルグラフトコポリマー骨格)である。星型ポリマーの非限定的例は、Atlox(登録商標)4916(EOと反応し、次いで、重合された脂肪酸とさらに反応するソルビトールベース)である。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Atlox(登録商標)4914を含む。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Cirrasol(登録商標)G1086を含む。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Cirrasol(登録商標)G1096を含む。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Break Thru(登録商標)S240を含む。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Silwet(登録商標)HS312を含む。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Lutensol(登録商標)XL50を含む。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Ecosurf(登録商標)EH-6を含む。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Tergitol(登録商標)15-S-7を含む。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Atlas(商標)G-5002Lを含む。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Break Thru(登録商標)SP133を含む。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Atlox(登録商標)4914、Cirrasol(登録商標)G1096及びBreak Thru(登録商標)S240を含む。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Atlox(登録商標)4914、Cirrasol(登録商標)G1096及びTergitol(登録商標)15-S-7を含む。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Atlox(登録商標)4914、Cirrasol(登録商標)G1096及びEcosurf(登録商標)EH-6を含む。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Atlox(登録商標)4914、Cirrasol(登録商標)G1096及びSilwet(登録商標)HS312を含む。
【0130】
アニオン性界面活性剤構成要素
本開示の組成物は、1種若しくは複数のアニオン性界面活性剤を含み得る。アニオン性界面活性剤の非限定的例には、アルキルアリールスルホン酸及びそれらの塩;カルボキシル化アルコール;アルキルフェノールエトキシレート;ジフェニルスルホネート誘導体;リグニン及びリグニン誘導体、例えば、リグノスルホネート;マレイン酸若しくはコハク酸又はそれらの無水物;オレフィンスルホネート;リン酸エステル、例えば、アルコールアルコキシレートのリン酸エステル、アルキルフェノールアルコキシレートのリン酸エステル及びスチリルフェノールエトキシレートのリン酸エステル;タンパク質をベースとする界面活性剤;サルコシン誘導体;スチリルフェノールエーテルスルフェート;油及び脂肪酸の硫酸塩及びスルホン酸塩;エトキシ化アルキルフェノールの硫酸塩及びスルホン酸塩;アルコールの硫酸塩;エトキシ化アルコールの硫酸塩;アミン及びアミドのスルホン酸塩、例えば、N,N-アルキルタウレート;ベンゼン、クメン、トルエン、キシレン、及びドデシル及びトリデシルベンゼンのスルホン酸塩;縮合ナフタレンのスルホン酸塩;ナフタレン及びアルキルナフタレンのスルホン酸塩;分留された石油のスルホン酸塩;スルホスクシンアメート;スルホスクシネート及びそれらの誘導体、例えば、ジアルキルスルホスクシネート塩;並びにこれらの組み合わせが含まれる。塩の形態のアニオン性界面活性剤のカチオン性対イオンの非限定的例には、これらに限定されないが、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、又は(C1~6)アルキルアンモニウムカチオンが含まれてもよい。
【0131】
本開示の範囲内のアニオン性界面活性剤の非限定的例には、ラウリル硫酸アンモニウム;ラウリル硫酸マグネシウム;2-エチル-ヘキシル硫酸ナトリウム;オクチル硫酸ナトリウム;オレイル硫酸ナトリウム;トリデシル硫酸ナトリウム;トリエタノールアミンラウリルスルフェート;アンモニウム直鎖状アルコール;硫酸エーテル;アンモニウムノニルフェノールエーテルスルフェート;アンモニウムモノキシノール-4-スルフェートスルホスクシンアメート;テトラソジウムN-(1,2-ジカルボキシエチル)-N-オクタデシルスルホ-スクシンアメート;スルホコハク酸ナトリウムのジアミルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジヘキシルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジオクチルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジヘキシルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジオクチルエステル(Stepwet(登録商標)DOS70);ポリカルボン酸ナトリウム(Geropon(登録商標)TA/72);ナフタレンスルホネート縮合物のナトリウム塩(Morwet(登録商標)D425、D809、D390、及びEFW);ナフタレンスルホン酸カルシウム(DAXAD(登録商標)19LCAD);リグノスルホン酸ナトリウム及び変性リグノスルホン酸ナトリウム;メチルオレイルタウリン酸ナトリウム(Geropon(登録商標)T-77);ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム;N-オレイルN-メチルタウレート;1,4-ジオクトキシ-1,4-ジオキソ-ブタン-2-スルホン酸;ラウリル硫酸ナトリウム;ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム;ポリマー脂肪酸誘導体(例えば、Afcona(登録商標)6226、Atlox(登録商標)LP1及びDecal(登録商標)FD)(ここで、Atlox(登録商標)LP1は、ポリ(ヒドロキシステアリン)酸である);C10~16、1~2.5EOラウリルエーテル硫酸ナトリウム(Agniqud(登録商標)SLES-270);C6~10、3EO、硫酸アンモニウム(Witcolate(登録商標)1247H);C6~10、3EO、硫酸ナトリウム(Witcolate(登録商標)7093);C8~10硫酸ナトリウム(Witcolate(登録商標)7259);C10~12、5EO、硫酸アンモニウム(Witcolate(登録商標)1276);C12~14、3EO、硫酸アンモニウム(Witcolate(登録商標)LES-60A);C12~14、3EO、硫酸ナトリウム(Witcolate(登録商標)LES-60C);C12~15、10EO、硫酸ナトリウム(Witcolate(登録商標)1050);C12~16硫酸ナトリウム(Witcolate(登録商標)WAQ);ノニルフェノール4EO、硫酸ナトリウム(Witcolate(登録商標)D-51-51);ノニルフェノール10EO、硫酸ナトリウム(Witcolate(登録商標)D-51-53);ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム(Rhodacal(登録商標)60BE及び70B);イソプロピルアンモニウムドデシルベンゼンスルホネート(Atlox(登録商標)3300B);ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム(Morwet(登録商標)IP)及び2-エチルヘキサノール中の60%ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム(Agnique(登録商標)ABS60C EH)が含まれる。いくつかの態様において、アニオン性界面活性剤は、Agnique(登録商標)ABS60C EHである。いくつかの態様において、アニオン性界面活性剤は、Atlox(登録商標)LP-1である。いくつかの態様において、アニオン性界面活性剤は、Rhodacal(登録商標)60BEである。いくつかの態様において、アニオン性界面活性剤は、Stepwet(登録商標)DOS70、Stepwet(登録商標)DOS70PG、Stepwet(登録商標)DOS70DG、Stepwet(登録商標)DOS70EA、Stepwet(登録商標)DOS64、Stepwet(登録商標)DOS60ROE、Stepwet(登録商標)DOS60OE、又はこれらの組み合わせである。
【0132】
本開示のいくつかの態様において、界面活性剤構成要素は、少なくとも1種の非イオン性界面活性剤及び少なくとも1種のアニオン性界面活性剤の混合物を含むことができる。
【0133】
他の界面活性剤
本開示のいくつかの態様において、界面活性剤構成要素は、少なくとも1種のカチオン性界面活性剤を任意選択で含み得る。カチオン性界面活性剤の非限定的例には、アミド及びエトキシ化アミド;アミン(例えば、N-アルキルプロパンジアミン、トリプロピレントリアミン及びジプロピレンテトラミン);エトキシ化アミン、エトキシ化ジアミン及びプロポキシル化アミン(アミン及びエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はこれらの混合物から調製);アミン塩、例えば、酢酸アミン及びジアミン塩;第四級アンモニウム塩、例えば、第四級塩、エトキシ化第四級塩及びジ第四級塩;アミンオキシド、例えば、アルキルジメチルアミンオキシド及びビス-(2-ヒドロキシエチル)-アルキルアミンオキシド;並びにこれらの組み合わせが含まれる。
【0134】
本開示のいくつかの態様において、界面活性剤構成要素は、少なくとも1種の双性イオン性(両性)界面活性剤を任意選択で含み得る。双性イオン性(両性)界面活性剤の非限定的例には、ベタイン、N-アルキルグリシン、N-アルキルプロピオン酸、N-アルキルアミノ酪酸、N-アルキルイミノジプロピオン酸、N-ヒドロキシエチル-N-アルキルアミドプロピルグリシン、N-アルキルタウリン、N-アルキルサルコシン、2-アルキルアミノプロピオン酸、C8~18アルキル基を含有するアルキルアミノ酢酸、並びにこれらの組み合わせが含まれる。
【0135】
本開示の濃縮物組成物中の総界面活性剤含量は適切に、約5重量%、約10重量%、約15重量%、約20重量%、約25重量%、約30重量%、約35重量%、約40重量%、約50重量%、約60重量%、又は約65重量%、及びそこから構築される範囲、例えば、約5重量%~約65重量%、約5重量%~約40重量%、約5重量%~約35重量%、約10重量%~約35重量%、約5重量%~約35重量%、約15重量%~約35重量%、約20重量%~約30重量%、約20重量%~約25重量%であり得る。界面活性剤とジアミド殺虫剤の重量比は適切に、約10:1、約7.5:1、約5:1、約2.5:1、約2:1、約1.5:1、約1.25:1、約1.1:1、約1:1、約1:1.1、約1:1.25、約1:1.5、約1:2、約1:2.5、約1:5、約1:7.5又は約1:10、及びそこから構築される範囲、例えば、約10:1~約1:10、約5:1~約1:5、約2.5:1~約1:2.5、約1.1:1~約1:1.1、約1:1~約1:1.25、約1:1~約1:1.2、約1:1~約1:1.5、又は約1:1~約1:1.1である。界面活性剤とリン酸エステルの重量比は適切に、約20:1、約10:1、約5:1、2.5:1、約1:1、約1:1.5、約1:2、約1:2.5、約1:5、約1:10、約1:15、又は1:20、及びそこから構築される範囲、例えば、約20:1~約1:20、約10:1~約1:10、約5:1~約1:5、約2.5:1~約1:2.5、約1:1~約1:2.5、又は約1:1.5~約1:2.5である。いくつかの特定のこのような態様において、ジアミド殺虫剤は、クロラントラニリプロールである。
【0136】
界面活性剤構成要素が1種若しくは複数の非イオン性界面活性剤及び1種若しくは複数のアニオン性界面活性剤を含む態様において、総非イオン性界面活性剤と総アニオン性界面活性剤の重量比は適切に、約5:1、約4:1、約3.5:1、約3.25:1、約3:1、約2.75:1、約2.5:1、約2.25:1、約2:1、約1.75:1、約1.5:1、約1.25:1、又は約1:1、及びそこから構築される範囲、例えば、約5:1~約1:1、約3.5:1~約1:1、約3.5:1~約1.5:1、約3.25:1~約1.75:1、約3:1~約1.75:1、約2.75:1~約1.75:1、又は約2.75:1~約1.5:1である。このような態様において、濃縮物組成物中の総非イオン性界面活性剤含量は適切に、約2重量%、約5重量%、約10重量%、約12.5重量%、約15重量%、約17.5重量%、約20重量%、約22.5重量%、約25重量%、約30重量%、又は約35重量%、及びそこから構築される範囲、例えば、約2重量%~約35重量%、約5重量%~約30重量%、約10重量%~約25重量%、約12.5重量%~約20重量%、又は約12.5重量%~約17.5重量%である。このような態様において、濃縮物組成物中の総アニオン性界面活性剤含量は適切に、約2重量%、約2.5重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約12.5重量%、約15重量%、約20重量%、又は約25重量%、及びそこから構築される範囲、例えば、約2重量%~約25重量%、約2.5重量%~約20重量%、約2.5重量%~約15重量%、約2.5重量%~約10重量%、又は約5重量%~約10重量%である。いくつかの特定のこのような態様において、ジアミド殺虫剤は、クロラントラニリプロールである。
【0137】
ジアミド殺虫剤がシアントラニリプロールであるいくつかの特定の態様において、濃縮物組成物中の総界面活性剤含量は任意選択で、約10重量%、約20重量%、約30重量%、約40重量%、約50重量%、約60重量%、又は約65重量%、及びそこから構築される範囲、例えば、約10重量%~約65重量%、約10重量%~約30重量%、約15重量%~約60重量%、約20重量%~約55重量%、約20重量%~約40重量%、又は約40重量%~約65重量%であり得る。このような態様において、界面活性剤構成要素は、少なくとも1種の非イオン性界面活性剤及び少なくとも1種のアニオン性界面活性剤を任意選択で含み得る。このような態様において、総非イオン性界面活性剤と総アニオン性界面活性剤の重量比は任意選択で、約10:1、約7.5:1、約5:1、約2.5:1、約1.25:1又は約1:1、及びそこから構築される範囲、例えば、約10:1~約1:1、約7.5:1~約1.25:1、又は約5:1~約2.5:1であり得る。このような態様において、濃縮物組成物中の総非イオン性界面活性剤含量は任意選択で、約5重量%、約10重量%、約15重量%、約20重量%、約25重量%、約30重量%、約35重量%、約40重量%、約45重量%、約50重量%、又は約60重量%、及びそこから構築される範囲、例えば、約5重量%~約60重量%、約10重量%~約60重量%、約15重量%~約55重量%、約15重量%~約35重量%、又は約15重量%~約30重量%であり得る。このような態様において、濃縮物組成物中の総アニオン性界面活性剤含量は任意選択で、約2重量%、約5重量%、約10重量%、約15重量%、又は約20重量%、及びそこから構築される範囲、例えば、約2重量%~約20重量%、又は約4重量%~約15重量%であり得る。
【0138】
本開示の様々な油分散濃縮物の態様のいずれかにおいて、濃縮物は、約5重量%、約10重量%、約15重量%、約20重量%、約25重量%、約30重量%、約35重量%、約40重量%、約45重量%、又は約50重量%、及びそこから構築される範囲、例えば、約5重量%~約50重量%、約5重量%~約40重量%、約5重量%~約20重量%、約10重量%~約50重量%、約10重量%~約40重量%、約10重量%~約30重量%、約10重量%~約20重量%、又は約25重量%~約50重量%の濃度で、本明細書に記載のような油構成要素をさらに任意選択で含み得る。油を含む態様において、総界面活性剤及び油含量は、任意選択で、約20重量%、約25重量%、約30重量%、約40重量%、約50重量%、約60重量%、約70重量%又は約75重量%、及びそこから構築される範囲、例えば、約20重量%~約75重量%、約25重量%~約65重量%、又は約25重量%~約50重量%であり得る。
【0139】
他の有害生物防除剤
本開示の組成物は、殺虫剤、除草剤、殺菌剤、殺線虫剤、及び殺真菌剤から選択される1種若しくは複数の有害生物防除剤を任意選択で含み得る。これらの有害生物防除剤(すなわち、殺虫剤、殺真菌剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、除草剤及び生物剤)についての一般の参考文献は、The Pesticide Manual, 13th Edition, C. D. S. Tomlin, Ed., British Crop Protection Council, Farnham, Surrey, U.K., 2003及びThe BioPesticide Manual, 2nd Edition, L. G. Copping, Ed., British Crop Protection Council, Farnham, Surrey, U.K., 2001を含む。
【0140】
殺虫剤の非限定的例には、アバメクチン、アセフェート、アセキノシル、アセタミプリド、アクリナトリン、アシノナピル、アフィドピロペン([(3S,4R,4aR,6S,6aS,12R,12aS,12bS)-3-[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]-1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b-デカヒドロ-6,12-ジヒドロキシ-4,6a,12b-トリメチル-11-オキソ-9-(3-ピリジニル)-2H,11H-ナフト[2,1-b]ピラノ[3,4-e]ピラン-4-イル]メチルシクロプロパンカルボキシレート)、アミドフルメト、アミトラズ、アベルメクチン、アザジラクチン、アジンホスメチル、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベンズピリモキサン、ビフェントリン、カッパ-ビフェントリン、ビフェナゼート、ビストリフルロン、ボレート、ブロフラニリド、ブプロフェジン、カズサホス、カルバリル、カルボフラン、カルタップ、カルゾル、クロルフェナピル、クロルフルアズロン、クロロプラレトリン、クロルピリホス、クロルピリホス-e、クロルピリホス-メチル、クロマフェノジド、クロフェンテジン、クロロプラレトリン、クロチアニジン、シクロプロトリン、シクロキサプリド((5S,8R)-1-[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル]-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-9-ニトロ-5,8-エポキシ-1H-イミダゾ[1,2-a]アゼピン)、シエノピラフェン、シフルメトフェン、シフルトリン、ベータ-シフルトリン、シハロトリン、ガンマ-シハロトリン、ラムダ-シハロトリン、シペルメトリン、アルファシペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、シロマジン、デルタメトリン、ジアフェンチウロン、ダイアジノン、ジクロロメゾチアズ、ジエルドリン、ジフルベンズロン、ジメフルトリン、ジメヒポ、ジメトエート、ジンプロピリダズ、ジノテフラン、ジオフェノラン、エマメクチン、エマメクチン安息香酸塩、エンドスルファン、エスフェンバレレ-ト、エチプロール、エトフェンプロックス、イプシロン-メトフルトリン、エトキサゾール、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、フェノチオカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フィプロニル、フロメトキン(2-エチル-3,7-ジメチル-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-4-キノリニルメチルカーボネート)、フロニカミド、フルアザインドリジン、フルシトリネート、フルフェネリム、フルフェノクスロン、フルフェンオキシストロビン(メチル(αE)-2-[[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、フルエンスルホン(5-クロロ-2-[(3,4,4-トリフルオロ-3-ブテン-1-イル)スルホニル]チアゾール)、フルヘキサホン、フルオピラム、フルピプロル(1-[2,6-ジクロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-5-[(2-メチル-2-プロペン-1-イル)アミノ]-4-[(トリフルオロメチル)スルフィニル]-1H-ピラゾール-3-カルボニトリル)、フルピラジフロン(4-[[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル](2,2-ジフルオロエチル)アミノ]-2(5H)-フラノン)、フルピリミン、フルバリネート、タウ-フルバリネート、フルキサメタミド、フォノホス、ホルメタネート、ホスチアゼート、ガンマ-シハロトリン、ハロフェノジド、ヘプタフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2-ジメチル-3-[(1Z)-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン-1-イル]シクロプロパンカルボキシレート)、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾックス、ハイドラメチルノン、イミダクロプリド、インドキサカルブ、殺虫性セッケン、イソフェンホス、イソシクロセラム、カッパ-テフルトリン、ラムダ-シハロトリン、ルフェヌロン、マラチオン、メペルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル(1R,3S)-3-(2,2-ジクロロエテニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、メタフルミゾン、メタアルデヒド、メタミドホス、メチダチオン、メチオカルブ、メソミル、メトプレン、メトキシクロール、メトフルトリン、メトキシフェノジド、イプシロン-メトフルトリン、イプシロン-モンフルオロトリン、モノクロトホス、モノフルオロトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル3-(2-シアノ-1-プロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、ニコチン、ニテンピラム、ニチアジン、ノバルロン、ノビフルムロン、オキサミル、オキサゾスルフィル、パラチオン、パラチオンメチル、ペルメトリン、ホレート、ホサロン、ホスメト、ホスファミドン、ピリミカーブ、プロフェノホス、プロフルトリン、プロパルギット、プロトリフェンブテ、ピフルブミド(1,3,5-トリメチル-N-(2-メチル-1-オキソプロピル)-N-[3-(2-メチルプロピル)-4-[2,2,2-トリフルオロ-1-メトキシ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド)、ピメトロジン、ピラフルプロール、ピレトリン、ピリダベン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、ピリミノストロビン(メチル(αE)-2-[[[2-[(2,4-ジクロロフェニル)アミノ]-6-(トリフルオロメチル)-4-ピリミジニル]オキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、ピリプロール、ピリプロキシフェン、ロテノン、リアノジン、シラフルオフェン、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロピジオン、スピロテトラマト、スルプロホス、スルホキサフロル(N-[メチルオキシド[1-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジニル]エチル]-λ4-スルファニリデン]シアナミド)、テブフェノジド、テブフェンピラド、テフルベンズロン、テフルトリン、カッパ-テフルトリン、テルブホス、テトラクロルビンホス、テトラメトリン、テトラメチルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2,3,3-テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート)、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、チオスルタップ-ナトリウム、チオキサザフェン(3-フェニル-5-(2-チエニル)-1,2,4-オキサジアゾール)、トルフェンピラド、トラロメトリン、トリアザメエート、トリクロルホン、トリフルメゾピリム(2,4-ジオキソ-1-(5-ピリミジニルメチル)-3-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2H-ピリド[1,2-a]ピリミジニウム分子内塩)、トリフルムロン、チクロピラゾフロル、ゼータ-シペルメトリン、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)デルタ内毒素、昆虫病原菌、昆虫病原性ウィルス又は昆虫病原性真菌、並びにこれらの組み合わせが含まれる。
【0141】
殺真菌剤の非限定的例には、殺真菌剤、例えば、アシベンゾラル-S-メチル、アルジモルフ、アメトクトラジン、アミノピリフェン、アミスルブロム、アリラジン、アザコナゾール、アゾキシストロビン、ベナラキシル(ベナラキシル-Mを含めた)、ベンダニル、ベノミル、ベンチアバリカルブ(ベンチアバリカルブ-イソプロピルを含めた)、ベンゾビンジフルピル、ベトキサジン、ビナプアクリル、ビフェニル、ビテルタノール、ビキサフェン、ブラストサイジン-S、ボスカリド、ブロムコナゾール、ブピリメート、ブチオベート、カルボキシン、カルプロパミド、カプタホール、キャプタン、カルベンダジム、クロロネブ、クロロタロニル、クロゾリネート、水酸化銅、オキシ塩化銅、硫酸銅、コウモキシストロビン、シアゾファミド、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、ジクロベンチアゾクス、ジクロフルアニド、ジクロシメット、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジフルメトリム、ジメチリモール、ジメトモルフ、ジモキシストロビン、ジニコナゾール(ジニコナゾール-Mを含めた)、ジノカップ、ジピメチトロン、ジチアノン、ジチオラン、ドデモルフ、ドジン、エコナゾール、エタコナゾール、エディフェンホス、エノクサストロビン(エネストロブリンとしてまた知られている)、エポキシコナゾール、エタボキサム、エチリモール、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェナミドン、フェナミンストロビン、フェナリモル、フェンブコナゾール、フェンフラム、フェンヘキサミド、フェノキサニル、フェンピクロニル、フェンピコキサミド、フェンプロピディン、フェンプロピモルフ、フェンピラザミン、フェンチン酢酸塩、フェンチンヒドロキシド、ファーバム、フェリムゾン、フロメトキン、フロリルピコキサミド、フルオピモミド、フルアジナム、フルジオキソニル、フルフェンオキシストロビン、フルインダピル、フルモルフ、フルオピコリド、フルオピラム、フルオキサピプロリン、フルオキサストロビン、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルスルファミド、フルチアニル、フルトラニル、フルトリアホール、フルキサピロキサド、ホルペット、フサライド(フタリドとしてまた知られている)、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル、ヘキサコナゾール、ヒメキサゾール、グアザチン、イマザリル、イミベンコナゾール、イミノクタジンアルベシル酸塩、イミノクタジン三酢酸塩、インピルフルキサム、ヨージカルブ、イプコナゾール、イプフェントリフルコナゾール、イプフルフェノキン、イソフェタミド、イプロベンホス、イプロジオン、イプロバリカルブ、イソフルシプラム、イソプロチオラン、イソピラザム、イソチアニル、カスガマイシン、クレソキシムメチル、ランコトリオン、マンコゼブ、マンジプロパミド、マンデストロビン、マネブ、マパニピリン、メフェントリフルコナゾール、メプロニル、メプチルジノカップ、メタラキシル(メタラキシル-M/メフェノキサムを含めた)、メトコナゾール、メタスルホカルブ、メチラム、メトミノストロビン、メチルテトラプロール、メトラフェノン、ミクロブタニル、ナフチチン、ネオ-アソジン(メタンアルソン酸第二鉄)、ヌアリモール、オクチリノン、オフレース、オリサストロビン、オキサジキシル、オキサチアピプロリン、オキソリン酸、オキスポコナゾール、オキシカルボキシン、オキシテトラサイクリン、ペンコナゾール、ペンシクロン、ペンフルフェン、ペンチオピラド、ペルフルアゾレート、亜リン酸(その塩、例えば、ホセチル-アルミナムを含めた)、ピコキシストロビン、ピペラリン、ポリオキシン、プロベナゾール、プロクロラズ、プロシミドン、プロパモカルブ、プロピコナゾール、プロビネブ、プロキナジド、プロチオカルブ、プロチオコナゾール、ピジフルメトフェン(Adepidyn(登録商標))、ピラクロストロビン、ピラメトストロビン、ピラプロポイン、ピラオキシストロビン、ピラジフルミド、ピラゾホス、ピリベンカルブ、ピリブタカルブ、ピリダクロメチル、ピリフェノックス、ピリオフェノン、ペリソクサゾール、ピリメタニル、ピリフェノックス、ピロールニトリン、ピロキロン、キンコナゾール、キンメチオネート、キノフメリン、キノキシフェン、キントゼン、シルチオファム、セダキサン、シメコナゾール、スピロキサミン、ストレプトマイシン、硫黄、テブコナゾール、テブフロキン、テレクロサラム、テクロフタラム、テクナゼン、テルビナフィン、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チフルザミド、チオファネート、チオファネート-メチル、チラム、チアジニル、トルクロホスメチル、トルプロカルブ、トリフルアニド、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアリモル、トリアゾキシド、三塩基性硫酸銅、トリクロピリカルブ、トリデモルフ、トリフロキシストロビン、トリフルミゾール、トリモフラミドトリシクラゾール、トリフロキシストロビン、トリフォリン、トリチコナゾール、ウニコナゾール、バリダマイシン、バリフェナレート(バリフェナールとしてまた知られている)、ビンクロゾリン、ジネブ、ジラム、ゾキサミド、1-[4-[4-[5-(2,6-ジフルオロフェニル)-4,5-ジヒドロ-3-イソオキサゾリル]-2-チアゾリル]-1-ピペリジニル]-2-[5-メチル-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル]エタノン、並びにこれらの組み合わせが含まれる。
【0142】
殺線虫剤の非限定的例には、フルオピラム、スピロテトラマト、チオジカルブ、ホスチアゼート、アバメクチン、イプロジオン、フルエンスルホン、二硫化ジメチル、チオキサザフェン、1,3-ジクロロプロペン(1,3-D)、メタム(ナトリウム及びカリウム)、ダゾメット、クロロピクリン、フェナミホス、エトプロホス、カズサフォス、テルブホス、イミシアホス、オキサミル、カルボフラン、チオキサザフェン、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、パスツリア・ニシザワエ(Pasteuria nishizawae)、並びにこれらの組み合わせが含まれる。殺菌剤の非限定的例は、ストレプトマイシンである。殺ダニ剤の非限定的例には、アミトラズ、チノメチオナート、クロロベンジレート、シヘキサチン、ジコホール、ジエノクロール、エトキサゾール、フェナザキン、フェンブタチンオキシド、フェンプロパトリン、フェンピロキシメート、ヘキシチアゾックス、プロパルギット、ピリダベン、テブフェンピラド、並びにこれらの組み合わせが含まれる。
【0143】
賦形剤
本開示の組成物は、1種若しくは複数の賦形剤又は溶媒を任意選択で含み得る。適切なこのような賦形剤の非限定的例には、水、N,N-ジメチルアルカンアミド(例えば、N,Nジメチルホルムアミド)、リモネン、ジメチルスルホキシド、Nアルキルピロリドン(例えば、Nメチルピロリジノン)、アルキルホスフェート(例えば、トリエチルホスフェート)、エチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、炭酸プロピレン、ブチレンカーボネート、パラフィン(例えば、白色鉱油、ノルマルパラフィン、イソパラフィン)、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、グリセリン、グリセロールトリアセテート、ソルビトール、芳香族炭化水素、脱芳香族化脂肪族化合物、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、ケトン、例えば、シクロヘキサノン、2ヘプタノン、イソホロン及び4-ヒドロキシ-4-メチル-2-ペンタノン、アセテート、例えば、酢酸イソアミル、酢酸ヘキシル、酢酸ヘプチル、酢酸オクチル、酢酸ノニル、酢酸トリデシル及び酢酸イソボルニル、他のエステル、例えば、アルキル化乳酸エステル、二塩基性エステル、安息香酸アルキル及び安息香酸アリール、γ-ブチロラクトン、及び直鎖状、分岐状、飽和若しくは不飽和であり得るアルコール、例えば、メタノール、エタノール、n-プロパノール、i-プロパノール、n-ブタノール、i-ブタノール、n-ヘキサノール、2-エチルヘキサノール、n-オクタノール、デカノール、i-デシルアルコール、i-オクタデカノール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、トリデシルアルコール、オレイルアルコール、シクロヘキサノール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ジアセトンアルコール、クレゾール、ベンジルアルコール、並びにこれらの組み合わせが含まれる。賦形剤はまた、飽和及び不飽和脂肪酸(典型的には、C6~22)のグリセロールエステル、例えば、植物種子及び果実油、例えば、オリーブ、ヒマシ、亜麻仁、ゴマ、コーン(トウモロコシ)、ピーナッツ、ヒマワリ、グレープシード、ベニバナ、綿実、ダイズ、ナタネ(キャノーラ)の油(例えば、ナタネ油及び乳化剤を含有するCodacide(登録商標)油)、ココナツ及びパーム核油、動物を源とする脂肪(例えば、牛脂、豚脂、ラード、肝油、魚油)、並びにこれらの混合物を含む。賦形剤はまた、アルキル化脂肪酸(例えば、メチル化、エチル化、ブチル化)を含み、ここで、脂肪酸は、植物及び動物源からのグリセロールエステルの加水分解によって得てもよく、蒸留によって精製することができる。いくつかの態様において、賦形剤は、アルコールを含む。いくつかのこのような態様において、賦形剤は、2-エチルヘキサノールを含む。いくつかの態様において、賦形剤は、水を含む。いくつかの態様において、賦形剤は、キャノーラ油を含む。いくつかの態様において、賦形剤は、アルコール及び水を含む。様々な賦形剤の態様のいずれかにおいて、総賦形剤含量(存在するとき)は、約0.5重量%、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、又は約10重量%、及びそこから構築される範囲、例えば、約0.5重量%~約10重量%、約2重量%~約8重量%、約2重量%~約6重量%、又は約3重量%~約5重量%である。本開示の濃縮物の総水含量は、0重量%、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、又は約10重量%であり得る。
【0144】
植食性昆虫
植食性昆虫は、植物を餌にすることによって、例えば、茎葉、茎、葉、果物若しくは種子の組織を摂食することによって、又は植物の維管束液を吸うことによって、植物に対して傷害をもたらす無脊椎有害生物を指す。葉を餌とする昆虫は、外部(表面寄生性)であり得るか、又はそれらは、時には特定の細胞型に特化して組織に穴を開け得る。半翅類(Hemiptera)、総翅類(Thysanoptera)、直翅類(Orthoptera)、鱗翅類(Lepidoptera)、甲虫類(Coleoptera)、異翅類(Heteroptera)、膜翅類(Hymenoptera)、及び双翅類(Diptera)を含めた昆虫目の大部分において植食性昆虫種が存在する。
【0145】
農学的又は非農学的無脊椎有害生物の例としては、ヤガ科のアワヨトウ、ヨトウムシ、シャクトリムシ、及びタバコガ(例えば、ピンクステムボーラー(セサミア・インフェレンス(Sesamia inferens)Walker)、コーンスタークボーラー(セサミア・ノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides)Lefebvre)、ヨトウガ(スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania)Cramer)、ツマジロクサヨトウ(スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)J.E.Smith)、シロイチモンジョトウ(スポドプテラ・エグジグア(Spodoptera exigua)Huebner)、コットンリーフワーム(スポドプテラ・リトラリス(Spodoptera littoralis)Boisduval)、イエローストリップトアーミーワーム(スポドプテラ・オルニトガーリ(Spodoptera ornithogalli)Guenee)、タマナヤガ(アグロチス・イプシロン(Agrotis ipsilon)Hufnagel)、ムクナいも虫(アンチカルシア・ゲムマタリス(Anticarsia gemmatalis)Huebner)、グリーンフルーツワーム(リトファン・アンテンナタ(Lithophane antennata)Walker)、ヨトウガ(バラトラ・ブラシカエ(Barathra brassicae)Linnaeus)、ダイズシャクトリムシ(プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)Walker)、キャベツシャクトリムシ(トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)Huebner)、ニセアメリカタバコガ(ヘリオチス・ビレセンス(Heliothis virescens)Fabricius))などの、鱗翅目の卵、幼虫及び成虫;メイガ科からのボーラー(穴を開ける虫)、ケースベアラー(繭を作る昆虫)、ウェブワーム(食葉にクモの巣のような巣を作る蝶や蛾の幼虫)、コーンワーム(コーン毛虫)、キャベッジワーム(アオムシ)及びスケレトナイザー(葉を食い荒らす虫)(例えば、ヨーロッパコーンボーラー(オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)Huebner)、ネーブルオレンジワーム(アミエロイス・トランシテラ(Amyelois transitella)Walker)、コーンルートウェブワーム(クランブス・カリギノセルス(Crambus caliginosellus)Clemens)、芝蠕虫(ヘルペトグランマ・リカルシサリス(Herpetogramma licarsisalis)Walker)、シュガーケーンステムボーラー(チロ・インフスカテルラス(Chilo infuscatellus)Snellen)、トマトスモールボーラー(ネオロイシノデス・エレガンタリス(Neoleucinodes elegantalis)Guenee)、グリーンリーフホルダー(クナファロクロシス・メジナリス(Cnaphalocrocis medinalis))、グレープリーフホルダー(デスミア・フネラリス(Desmia funeralis)Huebner)、メロンワーム(ディアファニア・ニチダリス(Diaphania nitidalis)Stoll)、キャベッジセンターグラブ(ヘルアラ・ヒダラリス(Helluala hydralis)Guenee)、イエローステムボーラー(スシルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)Walker)、アーリーシュートボーラー(スシルポファガ・インフスカテラス(Scirpophaga infuscatellus)Snellen)、ホワイトステムボーラー(スシルポファガ・インノタタ(Scirpophaga innotata)Walker)、トップシュートボーラー(スシルポファガ・ニベラ(Scirpophaga nivella)Fabricius)、暗頭ダークヘッドのライスボーラー(チロ・ポリクリスス(Chilo polychrysus)Meyrick)、ストライプドライスボーラー(チロ・スプレッサリス(Chilo suppressalis)Walker)、キャベツクラスターいも虫(クロシドロミア・ビノタリス(Crocidolomia binotalis)English)などのソッドウェブワーム(メイガ科:蠕ツトガ科(Crambinae)));ハマキガ科のリーフローラー、ブッドワーム(植物の芽を貪り食う毛虫)、シードワーム、及びフルーツワーム(例えば、コドリンガ(シディア・ポモネラ(Cydia pomonella)Linnaeus)、グレープベリー蛾(エンドピザ・ビテアナ(Endopiza viteana)Clemens)、ナシノヒメシンクイ(グラホリタ・モレスタ(Grapholita molesta)Busck)、ミカンニセコドリンガ(クリプトフレビア・ロイコトレタ(Cryptophlebia leucotreta)Meyrick)、シトラスボーラー(エクジトロファ・アウランチアナ(Ecdytolopha aurantiana)Lima)、赤色縞リーフローラー(アルギロテニア・ベルチナナ(Argyrotaenia velutinana)Walker)、斜め縞リーフローラー(コリストネウラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)Harris)、薄茶リンゴ蛾(エピフィアス・ポスティフィッタナ(Epiphyas postvittana)Walker)、ヨーロッパグレープベリー蛾(エウポエシリア・アムビグエラ(Eupoecilia ambiguella)Huebner)、リンゴ芽蛾(パンデミス・ピルサナ(Pandemis pyrusana)Kearfott)、雑食性リーフローラー(プラチノタ・スツルタナ(Platynota stultana)Walsingham)、縞のある果樹ハマキガ(パンデミス・セラサナ(Pandemis cerasana)Huebner)、リンゴ茶色ハマキガ(パンデミス・ヘパラナ(Pandemis heparana)Denis & Schiffermueller));並びに多くの他の経済的に重要な鱗翅目(例えば、コナガ(プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)Linnaeus)、ワタアカミムシガの幼虫(ペクチノホラ・ゴッシピエラ(Pectinophora gossypiella)Saunders)、マイマイガ(リマントリア・ジスパー(Lymantria dispar)Linnaeus)、モモ果実ボーラー(カルポシナ・ニポネンシス(Carposina niponensis)Walsingham)、モモ小枝ボーラー(アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)Zeller)、ジャガイモキバガの幼虫(フトリマエア・オペルキュレラ(Phthorimaea operculella)Zeller)、スポテッドテニフォームリーフマイナー(リトコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis blancardella)Fabricius)、アジアリンゴハモグリバエ(リソコレティス・リンゴニエラ(Lithocolletis ringoniella)Matsumura)、ライスリーフフォルダー(レロデア・エウファラ(Lerodea eufala)Edwards)、リンゴハモグリバエ(ロイコプテラ・シテラ(Leucoptera scitella)Zeller));チャバネゴキブリ科及びゴキブリ科からのゴキブリ(例えば、トウヨウゴキブリ(ブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)Linnaeus)、アジアゴキブリ(ブラッテラ・アサヒナイ(Blatella asahinai)Mizukubo)、チャバネゴキブリ(ブラッテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)Linnaeus)、褐色縞ゴキブリ(スペラ・ロンギパルパ(Supella longipalpa)Fabricius)、ワモンゴキブリ(ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)Linnaeus)、トビイロゴキブリ(ペリプラネタ・ブルネア(Periplaneta brunnea)Burmeister)、マデイラゴキブリ(ロイコファエア・マデラエ(Leucophaea maderae)Fabricius))、くすんだ茶色のゴキブリ(ペリプラネタ・フリギノサ(Periplaneta fuliginosa)Service)、オーストラリアゴキブリ(ペリプラネタ・オーストララシアエ(Periplaneta australasiae)Fabr.)、ロブスターコックローチ(ナウホエタ・シネレア(Nauphoeta cinerea)Olivier)及びスムースコッローチ(シムプロセ・パレンス(Symploce pallens)Stephens))を含むゴキブリ目の卵、若虫及び成虫;ヒゲナガゾウムシ科、マメゾウムシ科、及びゾウムシ科からのゾウムシ(例えば、ワタミゾウムシ(アントノムス・グランディス(Anthonomus grandis)Boheman)、イネミズゾウムシ(リソルホプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)Kuschel)、穀物倉ゾウムシ(シトフィラス・グラナリウス(Sitophilus granarius)Linnaeus)、穀象虫(シトフィラス・オリザエ(Sitophilus oryzae)Linnaeus))、スズメノカラビラゾウムシ(リストロノツス・マキュリコリス(Listronotus maculicollis)Dietz)、ブルーグラスゾウムシ(スフェノフォルス・パルウルス(Sphenophorus parvulus)Gyllenhal)、シバオサゾウムシ(スフェノフォルス・ベナタス・ベスチタス(Sphenophorus venatus vestitus))、デンバービルバグ(スフェノフォルス・シカトリストリツス(Sphenophorus cicatristriatus Fahraeus))を含む甲虫目の卵、葉面摂食、果実摂食、根摂食、種子摂食及び小胞状組織摂食幼虫並びに成虫;
ハムシ科のミノハムシ、キューカンバービートル、根切り虫、ハムシ、ポテトビートル、及びハモグリバエ(例えば、コロラドハムシ(レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)Say)、ウェスタンコーンルートワーム(ジアブロチカ・ビルギフェラ(Diabrotica virgifera)LeConte));コガネムシ科からのコガネムシ及び他のカブトムシ(例えば、マメコガネ(ポリリア・ヤポニカ(Popillia japonica)Newman)、セマダラコガネ(アノマラ・オリエンタリス(Anomala orientalis)Waterhouse、エクソマラ・オリエンタリス(Exomala orientalis)(Waterhouse)Baraud)、北部コガネカブト(シクロセファラ・ボレアリス(Cyclocephala borealis)Arrow)、南部コガネカブト(シクロセファラ・イマキュラタ(Cyclocephala immaculata)Olivier又はC.ルリダ(C.lurida)Bland)、フンコロガシ及び地虫(コガネムシ種)、クソコガネの一種(アタエニウス・スプレツルス(Ataenius spretulus)Haldeman)、緑がかったコフキコガネ(コチニス・ニチダ(Cotinis nitida)Linnaeus)、アカビロウドコガネ(マラデラ・カスタネア(Maladera castanea)Arrow)、メイ/ジューンビートル(フィロファガ種(Phyllophaga spp.))並びにヨーロッパコガネムシ(リゾトログス・マジャリス(Rhizotrogus majalis)Razoumowsky));カツオブシムシ科からのカツオブシムシ;コメツキムシ科からのコメツキムシの幼虫;キクイムシ科からのキクイムシ並びにゴミムシダマシ科からのコクヌストモドキが挙げられる。
【0146】
さらに、農学的及び非農学的有害生物には、クギヌキハサミムシ科からのハサミムシ(例えば、ヨーロッパハサミムシ(フォルフィキュラ・オーリキュラリア(Forficula auricularia)Linnaeus)、クロハサミムシ(チェリソチェス・モリオ(Chelisoches morio)Fabricius))を含む革翅目の卵、成虫及び幼虫;カスミカメムシ科からのカスミカメムシ、セミ科からのセミ、オオヨコバイ科からのヨコバイ(例えば、エムポアスカ種(Empoasca spp.))、トコジラミ科からのポテトリーフホッパー、トコジラミ(例えば、シメックス・レクチュラリウス(Cimex lectularius)Linnaeus)、ビワハゴロモ上科及びウンカ科からのウンカ、ツノゼミ科からのツノゼミ、キジラミ科からのキジラミ、コナジラミ科からのコナジラミ、アブラムシ科からのアブラムシ、ネアブラムシ科からのネアブラムシ属昆虫、コナカイガラムシ科からのコナカイガラムシ、カタカイガラムシ科、マルカイガラムシ科及びワタフキカイガラムシ科からのカイガラムシ、グンバイムシ科からのグンバイムシ、カメムシ科からのカメムシ、ナガカメムシ科からのアメリカコバネナガカメムシ(例えば、毛深いアメリカコバネナガカメムシ(ブリサス・ロイコプテルス・ヒルツス(Blissus leucopterus hirtus)Montandon)及び南部アメリカコバネナガカメムシ(ブリサス・インスラリス(Blissus insularis)Barber))並びにナガカメムシ科からの他の種子害虫、アワフキムシ科からのアワフキムシ、ヘリカメムシ科からのヘリカメムシ、並びにホシカメムシ科からのツツガムシの幼虫及びコットンステイナーなどの半翅目及びヨゴバイ亜目の卵、未熟虫、成虫及び幼虫が含まれる。
【0147】
農学的及び非農学的有害生物にはまた、ハダニ科のクモダニ及びアカダニ(例えば、リンゴハダニ(パノニカス・ウルミ(Panonychus ulmi)Koch)、ナミハダニ(テトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae)Koch)、McDanielダニ(テトラニクス・マクダニエリ(Tetranychus mcdanieli)McGregor))などのダニ目(ダニ)の卵、幼虫、若虫及び成虫;ヒメハダニ科のフラットマイト(例えば、シトラスフラットマイト(ブレビパルパス・ルイシ(Brevipalpus lewisi)McGregor));フシダニ科のサビダニ及び芽ダニ並びに他の葉面摂食ダニ、及びヒト及び動物の健康に重要なダニ、すなわち、ヒョウヒダニ科のイエダニ、ニキビダニ科のニキビダニ、ニクダニ科のコナダニ;カタダニとして一般に知られる、マダニ科のマダニ(例えば、シカダニ(イクソデス・スカプラリス(Ixodes scapularis)Say)、オーストラリアまひダニ(イクソデス・ホロシクラス(Ixodes holocyclus)Neumann)、アメリカイヌダニ(デルマセンター・バリアビリス(Dermacentor variabilis)Say)、ローンスターチック(アンブリオマ・アメリカナム(Amblyomma americanum)Linnaeus))及び軟ダニとして一般に知られる、ヒメダニ科のマダニ(例えば、回帰熱マダニ(オルニトドロス・ツリカタ(Ornithodoros turicata)、一般家禽マダニ(アルガス・ラジアツス(Argas radiatus));キュウセンダニ、シラミダニ、及びヒゼンダニ科のヒゼンダニ及び疥癬虫;グラスホッパー、バッタ及びコオロギ(例えば、移住性グラスホッパー(例えば、メラノプラス・サングイニペス(Melanoplus sanguinipes)Fabricius、M.ディファレンシャリス(M. differentialis)Thomas)、アメリカグラスホッパー(例えば、シストセルカ・アメリカーナ(Schistocerca americana)Drury)、砂漠バッタ(シストセルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria)Forskal)、トノサマバッタ(ロクスタ・ミグラトリア(Locusta migratoria)Linnaeus)、ブッシュローカスト(ゾノセラス種(Zonocerus spp.)、イエコオロギ(アセタ・ドメスチクス(Acheta domesticus)Linnaeus)、ケラ(例えば、黄褐色ケラ(スカプテリスクス・ビシナス(Scapteriscus vicinus)Scudder)及び南部ケラ(スカプテリスクス・ボレリイ(Scapteriscus borellii)Giglio-Tos))を含む直翅目の卵、成虫及び若虫;ハモグリバエ(例えば、マメ野菜ハモグリバエ(リリオミザ・サチバエ(Liriomyza sativae)Blanchard)などのリリオミザ属種(Liriomyza spp.))、小昆虫、ミバエ(ミバエ科)、フリットフライ(例えば、オスシネラ・フリット(Oscinella frit)Linnaeus)、ソイルマゴット、イエバエ(例えば、ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)Linnaeus)、小イエバエ(例えば、ファンニア・カニクラリス(Fannia canicularis)Linnaeus、F.フェモラリス(F.femoralis)Stein)、サシバエ(例えば、ストモキシズ・カルシトランス(Stomoxys calcitrans)Linnaeus)、フェースフライ、ノサシバエ、クロバエ(例えば、クリソミア種(Chrysomya spp.)、ホルミア種(Phormia spp.))、及び他のキンバエ有害生物、ウマバエ(例えば、タバヌス種(Tabanus spp.)、ウマバエの幼虫(例えば、ガストロフィルス種(Gastrophilus spp.)、オエストルス種(Oestrus spp.)、ウシバエ(例えば、ハイポデルマ種(Hypoderma spp.))、メクラアブ(例えば、クリソップス種(Chrysops spp.))、ヒツジシラミバエ(例えば、メロファグス・オビヌス(Melophagus ovinus)Linnaeus)及び他の短角類、蚊(例えば、アエデス種(Aedes spp.)、アノフェレス種(Anopheles spp.)、クレックス種(Culex spp.)、ブヨ(例えば、プロシムリウム種(Prosimulium spp.))、シムリウム種(Simulium spp.))、ヌカカ、サンドフライ、クロバネキノコバエ類、並びに他の長角亜目を含む双翅目の卵、成虫及び若虫;ネギアザミウマ(トリプス・タバシ(Thrips tabaci)Lindeman)、ヒラズハナアザミウマ(フランクリニエラ種(Frankliniella spp.))、及び他の葉面摂食アザミウマを含む総翅目の卵、成虫及び若虫;フロリダオオアリ(カムポノツス・フロリダヌス(Camponotus floridanus)Buckley)、アカオオアリ(カムポノツス・フェルギネウス(Camponotus ferrugineus)Fabricius)、クロオオアリ(カムポノツス・ペンシルバニクス(Camponotus pennsylvanicus)De Geer)、シロアシアリ(テクノミルメックス・アルビペス(Technomyrmex albipes)fr. Smith)、オオアタマアリ(フェイドール種(Pheidole sp.))、ゴーストアント(タピノマ・メラノセファルム(Tapinoma melanocephalum)Fabricius);ファラオ(Pharaoh)アリ(モノモリウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)Linnaeus)、チビヒアリ(ワスマニア・アウロプンクタータ(Wasmannia auropunctata)Roger)、カミアリ(ソレノプシス・ゲミナタ(Solenopsis geminata)Fabricius)、ヒアリ(ソレノプシス・インビクタ(Solenopsis invicta)Buren)、アルゼンチンアリ(イリドミルメックス・フミリス(Iridomyrmex humilis)Mayr)、クレイジー・アント(パラトレキナ・ロンギコルニス(Paratrechina longicornis)Latreille)、ペイブメントアント(テトラモリウム・カエスピツム(Tetramorium caespitum)Linnaeus)、トウモロコシ畑蟻(ラシウス・アリエヌス(Lasius alienus)Foerster)及び臭いのあるイエアリ(タピノマ・セシル(Tapinoma sessile)Say)を含むアリ類科のアリを含む膜翅目の害虫が含まれる。ハナバチ(クマバチを含む)、スズメバチ、イエロー・ジャケット、カリバチ、及びハバチ(ネオジプリオン(Neodiprion)種;セフス(Cephus)種) を含む他の膜翅目;シロアリ科(例えば、マクロテルメス属種(Macrotermes sp.)、オドントテルメス・オベサス(Odontotermes obesus)Rambur)、レイビシロアリ科(例えば、クリプトテルメス属種(Cryptotermes sp.)、及びミゾガシラシロアリ科(例えば、レチクリテルミス種(Reticulitermes sp.)、コプトテルメス種(Coptotermes sp.)、ヘテロテルメス・テヌイス(Heterotermes tenuis)Hagen)科のシロアリ、東部地下シロアリ(レチクリテルメス・フラビペス(Reticulitermes flavipes)Kollar)、西部地下シロアリ(レチクリテルメス・ヘスペルス(Reticulitermes hesperus)Banks)、イエシロアリ(コプトテルメス・ホルモサヌス(Coptotermes formosanus)Shiraki)、ウエストインディアンドライウッドシロアリ(インシシテルメス・イミグランス(Incisitermes immigrans)Snyder)、パウダーポストシロアリ(クリプトテルメス・ブレビス(Cryptotermes brevis)Walker)、ドライウッドシロアリ(インシシテルメス・スナイデリ(Incisitermes snyderi)Light)、南東部地下シロアリ(レチクリテルメス・バージニカス(Reticulitermes virginicus)Banks)、ウェスタンドライウッドシロアリ(インシシテルメス・ミノル(Incisitermes minor)Hagen)、ナスティテルメス属種(Nasutitermes sp.)などの樹上シロアリ並びに経済的に重要な他のシロアリを含む他の等翅目の害虫;セイヨウシミ(レピスマ・サッカリナ(Lepisma saccharina)Linnaeus)及びマダラシミ(テルモビア・ドメスチカ(Thermobia domestica)Packard)などのシミ目の害虫;食毛目の、そしてアタマジラミ(ペジクルス・フマヌス・カピチス(Pediculus humanus capitis)De Geer)、ヒトジラミ(ペジクルス・フマヌス(Pediculus humanus)Linnaeus)、ニワトリジラミ(メナカンタス・ストラミネウス(Menacanthus stramineus)Nitszch)、犬刺咬シラミ(トリコデクテス・カニス(Trichodectes canis)De Geer)、綿毛状シラミ(ゴニオコテス・ガリナエ(Goniocotes gallinae)De Geer)、ヒツジジラミ(ボビコラ・オビス(Bovicola ovis)Schrank)、ウシジラミ(ヘマトピナス・ユーリステルナス(Haematopinus eurysternus)Nitzsch)、ハナナガウシジラミ(リノグナツス・ビツリ(Linognathus vituli)Linnaeus)並びにヒト及び動物を攻撃する他の吸血及び刺咬寄生性シラミを含む害虫;オリエンタルラットノミ(キセノプシラ・チェオピス(Xenopsylla cheopis)Rothschild)、ネコノミ(シテノセファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis)Bouche)、イヌノミ(シテノセファリデス・カニス(Ctenocephalides canis)Curtis)、ニワトリノミ(セラトフィラス・ガリナエ(Ceratophyllus gallinae)Schrank)、吸着蚤(エキドノファガ・ガリナセア(Echidnophaga gallinacea)Westwood)、ヒトノミ(プレックス・イリタンス(Pulex irritans)Linnaeus)並びに哺乳類及び鳥類に影響を及ぼす他のノミを含むノミ目の害虫。カバーされる追加の節足動物有害生物には、ドクイトグモ(ロクソスセレス・レクルーサ(Loxosceles reclusa)Gertsch & Mulaik)及びクロゴケグモ(ラトロデクツス・マクタンス(Latrodectus mactans)Fabricius)などの真正クモ目のクモ、並びにゲジゲジ(スクチゲラ・コレオプトラタ(Scutigera coleoptrata)Linnaeus)などのゲジ目のムカデ類が含まれる。
【0148】
貯蔵穀物の無脊椎有害生物の例としては、ナガシンクイムシ(プロステファヌス・トルンカツス(Prostephanus truncatus))、コナガシンクイムシ(リゾペルタ・ドミニカ(Rhyzopertha dominica))、穀象虫(スチオフィラス・オリザエ(Stiophilus oryzae))、コクゾウムシ(スチオフィラス・ジーマイス(Stiophilus zeamais))、ササゲゾウムシ(カロソブルーカス・マキュラタス(Callosobruchus maculatus))、コクヌストモドキ(トリボリウム・カスタネウム(Tribolium castaneum))、穀物倉ゾウムシ(スチオフィラス・グラナリウス(Stiophilus granarius))、ノシメマダラメイガ(プロディア・インタープンクテラ(Plodia interpunctella))、地中海コクヌストモドキ(エフェスチア・クーニエラ(Ephestia kuhniella))及びカクムネヒラタムシ又はコクゾウムシ(rusty grain beetle)(クリプトレスティス・フェルギネウス(Cryptolestis ferrugineus)が挙げられる。
【0149】
本開示の組成物は、経済的に重要な農業有害生物(すなわち、メロイドギネ属(Meloidogyne)の根瘤線形動物、プラチレンクス属(Pratylenchus)のネグサレセンチュウ(lesion nematodes)、トリコドルス属(Trichodorus)のユミハリセンチュウ(stubby root nematodes)など)並びに動物及びヒト健康有害生物(すなわち、馬における普通円虫(Strongylus vulgaris)、犬におけるイヌ回虫(Toxocara canis)、羊における捻転胃虫(Haemonchus contortus)、犬における犬糸状虫(Dirofilaria immitis Leidy)、馬における寄生蠕虫類(Anoplocephala perfoliata)、反すう動物における肝テツ(Fasciola hepatica Linnaeus)などの、すべての経済的に重要な吸虫、条虫、及び回虫など)などの、しかしそれらに限定されない円虫目、カイチュウ目、蟯虫、桿線虫目、旋尾線虫目、及びエノプルス目の商業的に重要なメンバーを含む線虫綱、条虫綱、吸虫綱、及びこう頭虫鋼のメンバーへの活性を有する可能性がある。
【0150】
本開示の組成物は、鱗翅目の有害生物(例えば、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)Huebner(コットンリーフワーム)、アルキプス・アルギロスピラ(Archips argyrospila)Walker(フルーツツリーリーフローラー)、A.ロサナ(A.rosan)Linnaeus(ヨーロッパリーフローラー)及び他のアルキプス種、チロ・スプレッサリス(Chilo suppressalis)Walker(ライスステムボーラー)、クナファロクロシス・メジナリス(Cnaphalocrosis medinalis)Guenee(ライスリーフローラー)、クランブス・カリギノセルラス(Crambus caliginosellus)Clemens(コーンルートウェブワーム)、クランブス・テテレルス(Crambus teterrellus)Zincken(ブルーグラスウェブワーム)、シディア・ポモネラ(Cydia pomonella)Linnaeus(コドリンガ)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)Boisduval(スパイニーボウルワーム)、エアリアス・ビッテラ(Earias vittella)Fabricius(スポテッドボウルワーム)、ヘリコヴェルパ・アルミゲラ(Helicoverpa armigera)Huebner(アメリカボウルワーム)、ヘリコヴェルパ・ゼア(Helicoverpa zea)Boddie(アメリカタバコガの幼虫)、ヘリオティス・ビレスセンス(Heliothis virescens)Fabricius(ニセアメリカタバコガ)、ヘルペトグランマ・リカルシサリス(Herpetogramma licarsisalis)Walker(ソッドウェブワーム)、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)Denis & Schiffermueller(グレープベリー蛾)、ペクチノホラ・ゴッシピエラ(Pectinophora gossypiella)Saunders(ワタアカミムシガの幼虫)、フィロクニスティス・シトレラ(Phyllocnistis citrella)Stainton(ミカンハモグリバエ)、ピエリス・ブラシカエ(Pieris brassicae)Linnaeus(ラージホワイトバタフライ)、ピエリス・ラパエ(Pieris rapae)Linnaeus(スモールホワイトバタフライ)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)Linnaeus(コナガ)、スポドプテラ・エグジグア(Spodoptera exigua)Huebner(シロイチモンジョトウ)、スポドプテラ・リツラ(Spodoptera litura)Fabricius(ハスモンヨトウ、クラスターいも虫)、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)J.E.Smith(ツマジロクサヨトウ)、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)Huebner(キャベツシャクトリムシ)及びツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)Meyrick(トマトハモグリバエ))に対して活性を有する可能性がある。
【0151】
本開示の組成物は、アシルトシホン・ピスム(Acyrthosiphon pisum)Harris(エンドウピゲナガアブラムシ)、アフィス・クラシボラ(Aphis craccivora)Koch(ササゲアブラムシ)、アフィス・ファバエ(Aphis fabae)Scopoli(黒豆アブラムシ)、アフィス・ゴシッピー(Aphis gossypii)Glover(ワタアブラムシ、メロンアブラムシ)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)De Geer(リンゴアブラムシ)、アフィス・スピラエコラ(Aphis spiraecola)Patch(スピレアエイフィッド)、アウラコルサム・ソラニ(Aulacorthum solani)Kaltenbach(フォックスグローブエイフィッド)、カエトシホン・フラガエホリイ(Chaetosiphon fragaefolii)Cockerell(イチゴアブラムシ)、ジウラフィス・ノキシア(Diuraphis noxia)Kurdjumov/Mordvilko(ロシアコムギアブラムシ)、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)Paaserini(バラ色リンゴアブラムシ)、エリオソマ・ラニゲラム(Eriosoma lanigerum)Hausmann(リンゴワタムシ)、ハイアロプテラス・プルニ(Hyalopterus pruni)Geoffroy(ミーリープラムエイフィッド)、リパフィス・エリシミ(Lipaphis erysimi)Kaltenbach(ニセダイコンアブラムシ)、メトポロフィウム・ジルホズム(Metopolophium dirrhodum)Walker(穀物アブラムシ)、マクロシフム・エウホルビアエ(Macrosiphum euphorbiae)Thomas(ジャガイモアブラムシ)、ミズス・ペルシカエ(Myzus persicae)Sulzer(ピーチ-ポテトエイフィッド、モモアカアブラムシ)、ナソノビア・リビスニグリ(Nasonovia ribisnigri)Mosley(レタスアブラムシ)、天疱瘡種(Pemphigus spp.)(根アブラムシ及びこぶアブラムシ)、ロパロシフム・マイジス(Rhopalosiphum maidis)Fitch(トウモロコシアブラムシ)、ロパロシフム・パジ(Rhopalosiphum padi)Linnaeus(バードチェリー-オートエイフィッド)、シザフィス・グラミナム(Schizaphis graminum)Rondani(ムギミドリアブラムシ)、シトビオン・アベナエ(Sitobion avenae)Fabricius(イングリッシュグレインアフィド)、テリオアフィス・マクラタ(Therioaphis maculata)Buckton(スポテッドアルファルファエイフィッド)、トキソプテラ・オーランチイ(Toxoptera aurantii)Boyer de Fonscolombe(黒ミカンアブラムシ)、及びトキソプテラ・シトリシダ(Toxoptera citricida)Kirkaldy(茶ミカンアブラムシ);アデルゲス属(Adelges)種(カサアブラムシ);フィロキセラ・デバスタトリクス(Phylloxera devastatrix)Pergande(ペカンフィロキセラ);ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)Gennadius(タバココナジラミ、ワタコナジラミ)、ベミシア・アルゲンチフォリ(Bemisia argentifolii)Bellows & Perring(シルバーリーフコナジラミ)、ディアレウロデス・シトリ(Dialeurodes citri)Ashmead(ミカンコナジラミ)及びトリアロイロデス・バポラリオラム(Trialeurodes vaporariorum)Westwood(オンシツコナジラミ);エンポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae)Harris(ポテトリーフホッパー)、ラオデルファックス・ストリアテルス(Laodelphax striatellus)Fallen(スモーラーブラウンプラントホッパー)、マクロレステス・クアドリリネアツス(Macrolestes quadrilineatus)Forbes(アスターリーフホッパー)、ネフォテティクス・シンチセプス(Nephotettix cinticeps)Uhler(グリーンリーフホッパー)、ネフォテティクス・ニグロピクツス(Nephotettix nigropictus)Stal(ライスリーフホッパー)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)Stal(トビイロウンカ)、ペレグリヌス・マイディス(Peregrinus maidis)Ashmead(コーンプラントホッパー)、ソガテラ・フルシフェラ(Sogatella furcifera)Horvath(ホワイトバックドプラントホッパー)、ソガトデス・オリジコラ(Sogatodes orizicola)Muir(ライスデルファシッド)、ティフロシバ・ポマリア(Typhlocyba pomaria)McAtee(ホワイトアップルリーフホッパー)、エリスロネオウラ属(Erythroneoura)種(グレープリーフホッパー);マギシダダ・セプテンデシム(Magicidada septendecim)Linnaeus(周期ゼミ);イセルヤ・プルチャシ(Icerya purchasi)Maskell(ワタフキカイガラムシ)、クアドラスピディオツス・ペルニシオサス(Quadraspidiotus perniciosus)Comstock(サンホセカイガラムシ);プラノコッカス・シトリ(Planococcus citri)Risso(ミカンコナカイガラムシ);シュードコッカス属(Pseudococcus)種(他のコナカイガラムシ複合体);カコプシラ・ピリコラ(Cacopsylla pyricola)Foerster(ホタホシナシキジラミ)、トリオザ・ジオスピリ(Trioza diospyri)Ashmead(柿キジラミ)を含む同翅目からのメンバーへの著しい活性を有し得る。
【0152】
本開示の組成物はまた、アクロステルナム・ヒラレ(Acrosternum hilare)Say(ミナミアオカメムシ)、アナサ・トリスチス(Anasa tristis)De Geer(スカッシュ・バグ)、ブリサス・ロイコプテラス(Blissus leucopterus)Say(アメリカコバネナガカメムシ)、シメックス・レクチュラリウス(Cimex lectularius)Linnaeus(トコジラミ)、コリツカ・ゴシッピー(Corythuca gossypii)Fabricius(コットンレースバグ)、シルトペルチス・モデスタ(Cyrtopeltis modesta)Distant(トマトバグ)、ディスデルカス・スツレルス(Dysdercus suturellus)Herrich-Schaeffer(コットンステイナー)、オイチスタス・セルバス(Euchistus servus)Say(ブラウンスティンクバグ)、オイチスタス・バリオラリウス(Euchistus variolarius)Palisot de Beauvois(ワンスポッテッドスティンクバグ)、ヒメマダラカメムシ(Graptosthetus)種(シードバグの複合体)、ハリモルファ・ハリス(Halymorpha halys)Stal(褐色大理石様スティンクバグ)、レプトグロッスス・コルクルス(Leptoglossus corculus)Say(リーフフーティッドパインシードバグ)、リグス・リネオラリス(Lygus lineolaris)Palisot de Beauvois(ミドリメクラガメ)、ネザラ・ビリデュラ(Nezara viridula)Linnaeus(サザーングリーンスティンクバグ)、オエバラス・プグナクス(Oebalus pugnax)Fabricius(ライススティンクバグ)、オンコペルタス・ファシアタス(Oncopeltus fasciatus)Dallas(ラージミルクウィードバグ)、シューダトモスセリス・セリアツス(Pseudatomoscelis seriatus)Reuter(コットンフリーホッパー)を含む半翅目からのメンバーへの活性を有し得る。本開示の化合物によって駆除される他の昆虫目には、総翅目(例えば、フランクリニエラ・オクシデンタリス(Frankliniella occidentalis)Pergande)(ミカンキイロアザミウマ)、シルトトリップス・シトリ(Scirthothrips citri)Moulton(ミカンアザミウマ)、セリコスリップス・バリアビリス(Sericothrips variabilis)Beach(大豆アザミウマ)、及びスリップス・タバシ(Thrips tabaci)Lindeman(ネギアザミウマ);並びに甲虫目(例えば、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)Say(コロラドハムシ)、エピラクナ・バリベスチス(Epilachna varivestis)Mulsant(インゲンテントウ)及びアグリオテス(Agriotes)属、アトウス(Athous)属又はリモニウス(Limonius)属のハリガネムシ)が含まれる。
【0153】
いくつかの態様において、本開示の組成物は、ミカンキイロアザミウマ(フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)を防除するのに有用である。いくつかの態様において、本開示の組成物は、ポテトリーフホッパー(エンポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae))を防除するのに有用である。いくつかの態様において、本開示の組成物は、ワタアブラムシ(アフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii))を防除するのに有用である。いくつかの態様において、本開示の組成物は、コナガ(プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella L.))を防除するのに有用である。いくつかの態様において、本開示の組成物は、シルバーリーフコナジラミ(シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii Bellows & Perring))を防除するのに有用である。
【0154】
本開示のシアントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、甲虫類(Coleoptera)、ハムシ科(Chrysomelidae)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifurcata)ビーンリーフビートル、テンサイトビハムシ(Chaetocnema concinna)テンサイトビハムシ、エピラクナ・バリベスチス(Epilachna varivestis)インゲンテントウ、エピトリキス・ククメリス(Epitrix cucumeris)ポテトトビハムシ、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)コロラドハムシ、オウレマ・メラノプス(Oulema melanopus)シリアルリーフビートル、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)イネドロオイムシ、フィロトレタ・クルシイフェラ(Phyllotreta cruciiferae)キャベツノミビートル、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)キスジノミハムシ、ナガスネトビハムシ属(Psylliodes)の種であるノミハムシ、ゾウムシ科(Curculionidae)、アントノムス・オイゲニイ(Anthonomus eugenii)トウガラシゾウムシ、コイトリンクス・ナピ(Ceutorhynchus napi)キャベツステムゾウムシ、コイトリンクス・クアドリデンス(Ceutorhynchus quadridens)キャベツ薹シギゾウムシ、コノトラケルス・ネヌファル(Conotrachelus nenuphar)プラムゾウムシ、ヒペラ・ブルネイペンニス(Hypera bruneipennis)エジプトアルファルファゾウムシ、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)アルファルファゾウムシ、リッソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)ライスウォーターゾウムシ、ケシキスイムシ科(Nitidulidae)、メリゲテス・アエノイス(Meligethes aeneus)花粉カブトムシ、ブロッサムカブトムシ、コガネムシ科(Scarabaeidae)、コチニス・ニチダ(Cotinis nitida)アオコフキコガネ、フィロファガ属(Phyllophaga)の種であるコフキコガネ、ウジ、マメコガネ(Popillia japonica)マメコガネ、双翅類(Diptera)、ハモグリバエ科(Agromyzidae)、リロミザ・キネンシス(Liromyza chinensis)冬葱リーフマイナー、リロミザ・フイドブレンシス(Liromyza huidobrensis)エンドウマメリーフマイナー、トマトモグリバエ(Liriomyza sativae)セルペンチン/野菜リーフマイナー、リロミザ・トリホリイ(Liromyza trifolii)アメリカセルペンチンリーフマイナー、ハナバエ科(Anthomyiidae)、タマネギバエ(Delia antiqua)タマネギハエ、タネバエ(Delia platura)種トウモロコシウジ、イエバエ科(Muscidae)、アテリゴナ・オリザ(Atherigona oryzae)ライス実生ハエ、ハネオレバエ科(Psilidae)、プシラ・ロサ(Psila rosae)キャロットハエ、ミバエ科(Tephritidae)、アナストレファ・フラテルクルス(Anastrepha fraterculus)サウスアメリカショウジョウバエ、アナストレファ・ルデンス(Anastrepha ludens)メキシコショウジョウバエ、アナステルファ・ストリアタ(Anasterpha striata)グアバショウジョウバエ、バクトロセラ・ククルビタ(Bactrocera cucurbitae)メロンハエ、ミカンコミバエ(Bactrocera dorsalis)オリエンタルショウジョウバエ、バクトロセラ・オレア(Bactrocera oleae)オリーブハエ、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)地中海ショウジョウバエ、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)ガーデンエンドウマメリーフマイナー、ラゴレチス・セラシ(Rhagoletis cerasi)サクランボショウジョウバエ、ラゴレチス・シングラタ(Rhagoletis cingulata)サクランボショウジョウバエ、ラゴレチス・インジフェレンス(Rhagoletis indifferens)ウエスタンチェリーショウジョウバエ、ラゴレチス・ポモネラ(Rhagoletis pomonella)アップルウジ、半翅類(Hemiptera)、コナジラミ科(Aleyrodidae)、アレイロデス・プロレテラ(Aleyrodes proletella)キャベツコナジラミ、ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)サツマイモコナジラミ、ワタコナジラミ、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)シトラスコナジラミ、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、
温室コナジラミ、アブラムシ科(Aphididae)、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)エンドウマメアブラムシ、マメアブラムシ(Aphis craccivora)ササゲアブラムシ、アフィス・ファバ(Aphis fabae)黒豆アブラムシ、ダイズアブラムシ(Aphis glycines)ダイズアブラムシ、アフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii)ワタアブラムシ、メロンアブラムシ、アフィス・ナスツルチイ(Aphis nasturtii)クロウメモドキアブラムシ、アフィス・ポミ(Aphis pomi)グリーンアップルアブラムシ、アフィス・スピラセオラ(Aphis spiraceola)スピラエアブラムシ、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)キツネノテブクロアブラムシ、ブラキカウズス・ペルシカ(Brachycaudus persicae)ブラックモモアブラムシ、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)キャベツアブラムシ、クロマフィス・ジュグランジコラ(Chromaphis juglandicola)ヨーロッパクルミアブラムシ、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)ロージーアップルアブラムシ、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)ミーリープラムアブラムシ、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)マスタードアブラムシ、カブラアブラムシ、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)ジャガイモアブラムシ、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)モモアカアブラムシ、モモジャガイモアブラムシ、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)ウワミズザクラオートムギアブラムシ、ハスクビレアブラムシ(Rhopalosiphum nymphaeae)プラムアブラムシ、スキザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)ムギミドリアブラムシ、シトビオン・アベナ(Sitobion avenae)イングリッシュグレインアブラムシ、テリオアフィス・マクラタ(Therioaphis maculata)スポテッドアルファルファアブラムシ、トキソプテラ・シトリシダ(Toxoptera citricida)ブラウンシトラスアブラムシ、オリエンタルシトラスアブラムシ、オオヨコバイ科(Cicadellidae)、エンポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae)リーフホッパー/ヨコバイ複合体、エンポアスカ・ビチス(Empoasca vitis)グリーンフロッグフライ、ホルテンシア・シミリス(Hortensia similis)一般のグリーンリーフホッパー、イジオスコプス属(Idioscopus)の種であるマンゴーリーフホッパー、ジャコビアスカ・リビカ(Jacobiasca lybica)ワタヨコバイ、ツマグロリーフホッパー属(Nephotettix)の種であるライスグリーンリーフホッパー複合体、チフロシバ・ロサ(Typhlocyba rosae)ローズリーフホッパー、チフロシバ・ポマリア(Typhlocyba pomaria)ホワイトアップルリーフホッパー、ヘリカメムシ科(Coreidae)レプトコリサ・オラトリウス(Leptocorisa oratorius)ライスバグ、ライスイヤーバグ、パディーバグ、ウンカ科(Delphacidae)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)ライスブラウンウンカ、マルカイガラムシ科(Diaspididae)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)シトラスカイガラムシ、アオバハゴロモ科(Flatidae)、メトカルファ・プルイノサ(Metcalfa pruinosa)シトラスアオバハゴロモ、カメムシ科(Pentatomidae)、オイスキスツス属(Euschistus)の種であるブラウンカメムシ、エデッサ属(Edessa)の種であるカメムシ、キジラミ科(Psyllidae)、ジアホリナ・シトリ(Diaphorina citri)アジアシトラスキジラミ、パラトリオザ・コッケレリ(Paratrioza cockerelli)ジャガイモキジラミ、トマトキジラミ、トリオザ・オイゲニア(Trioza eugeniae)ユージェニアキジラミ、リリーピリーキジラミ、膜翅類(Hymenoptera)ハバチ科(Tenthredinidae)、ホプロカンパ・テスツジネア(Hoplocampa testudinea)ヨーロッパアップルハバチ、鱗翅類(Lepidoptera)、ツトガ科(Crambidae)、シルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)イエロー(ライス)ステムボーラー、キバガ科(Gelechiidae)、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)トマトギョウチュウ、ペクチノホラ・ゴッシピエラ(Pectinophora gossypiella)ピンクボウルワーム、ツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)トマトリーフマイナー、ホソガ科(Gracillariidae)、グラシラリア・テイボラ(Gracillaria theivora)チャハマキムシ、フィロノリクテル・ブランカルデラ(Phyllonorycter blancardella)スポテッドテンチフォームリーフマイナー、フィロノリクテル・コリホリエラ(Phyllonorycter coryfoliella)ナッツリーフブリスターガ、フィロノリクテル・クラタエゲラ(Phyllonorycter crataegella)アップルブロッチリーフマイナー、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoniella)アップルリーフマイナー、フィロノリクテル・エルマエラ(Phyllonorycter elmaella)ウエスタンテンチフォームリーフマイナー、セセリチョウ科(Hesperiidae)、ボルボ・シナラ(Borbo cinara)ライスハマキムシ、ハモグリガ科(Lyonetiidae)、ロイコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)ホワイトコーヒーリーフマイナー、ロイコプテラ・シテラ(Leucoptera scitella)ナシノハブリスターガ、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)モモ、リーフマイナー、
ヤガ科(Noctuidae)、アグロチス・セゲツム(Agrotis segetum)ハスモンヨトウ、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)ワタリーフワーム、オートグラファカリフォルニアアルファルファシャクトリムシ、バラトラ・ブラッシカ(Barathra brassicae)キャベツヨトウムシ、クリソデイキシス・カルシテス(Chrysodeixis chalcites)グリーンガーデンシャクトリムシ、クリソデイキシス・エリオソマ(Chrysodeixis eriosoma)グリーンセミルーパー、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)エジプトボウルワーム、エアリアス・ビッテラ(Earias vittella)ノーザンラフボウルワーム、フェルチア・スブテラネア(Feltia subterranea)グラニュレイトネキリムシ、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)アメリカボウルワーム、ワタボウルワーム、ヘリコベルパ・プンクチゲラ(Helicoverpa punctigera)クライミングネキリムシ、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)アメリカタバコガの幼虫、プロデニア・オルニトガリ(Prodenia ornithogalli)イエローストリップトヨトウムシ、プソイダレチア・ウニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)真のヨトウムシ、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、イネヨトウ(Sesamia inferens)ピンク(ライス)ステムボーラー、スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania)サザンヨトウムシ、スポドプテラ・エキシグア(Spodoptera exigua)ビートヨトウムシ、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)エジプトヨトウ、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)クラスターイモムシ、テルメシア・ゲンマタリス(Thermesia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ、コハモグリガ科(Phyllocnistidae)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、シロチョウ科(Pieridae)、コリアス・オイリテム(Colias eurytheme)アルファルファイモムシ、レプトホビア・アリパ(Leptophobia aripa)緑目白色、ピエリス・ブラッシカ(Pieris brassicae)キャベツチョウ、オオモンシロショウ、モンシロチョウ(Pieris rapae)ナノアオムシ、モンシロチョウ、コナガ科(Plutellidae)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、メイガ科(Pyralidae)、ニカメイガ(Chilo suppressalis)ニカメイガ、クナファロセルス・メジナリス(Cnaphalocerus medinalis)ライスリーフフォルダー、クロシドロミア・ビノタリス(Crocidolomia binotalis)キャベツイモムシ、デスミア・フネラリス(Desmia funeralis)グレープリーフフォルダー、ワタヘリクロノメイガ(Diaphania indica)ワタイモムシ、ジアファニア・ニチダルチス(Diaphania nitidaltis)メロンワーム、ヘルラ・ヒドラリス(Hellula hydralis)キャベツセンターウジ、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)キャベツウェブワーム、レロデア・オイファラ(Lerodea eufala)ライスリーフフォルダー、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)ナスフルーツボーラー、マルカ・テスツラリス(Maruca testulalis)ビーンポッドボーラー、ネオロイシノデス・エレガンタリス(Neoleucinodes elegantalis)スモールトマトボーラー、ニンフラ・デプンクタリス(Nymphula depunctalis)ライス毛翅目幼虫、オストリニア・フルニカリス(Ostrinia furnicalis)アジアコーンボーラー、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、スズメガ科(Sphingidae)、マンズカ・セキスタ(Manduca sexta)トマトイモムシ、タバコイモムシ、スメリンツス属(Smerinthus)の種であるスズメガ、ハマキガ科(Tortricidae)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)サマーフルーツハマキガ、アルギロタエニア・プルケラナ(Argyrotaenia pulchellana)グレープハマキガ、アルギロタエニア・ベルチナナ(Argyrotaenia velutinana)赤色縞ハマキムシ、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)グレープベリーガ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、シジア・プルニボラ(Cydia prunivora)小アップルワーム、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)グレープバインモス、パンデミス・ヘパラナ(Pandemis heparana)アップルブラウンハマキガ、パンデミス・リミタタ(Pandemis limitata)3本線ハマキムシ、パラミエロイス・トランスイテラ(Paramyelois transitella)ネーブルオレンジワーム、プラチノタ・イダオイサリス(Platynota idaeusalis)タフテッドアップルバッドガ、プラチノタ・スツルタナ(Platynota stultana)雑食性ハマキムシ、総翅類(Thysanoptera)、アザミウマ科(Thripidae)、エンネオトリプス・フラベンス(Enneothrips flavens)、フランクリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)タバコアザミウマ、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)ヨーロッパフラワーアザミウマ、フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)ミカンキイロアザミウマ、フランクリニエラ・スクルトゼイ(Frankliniella schultzei)一般のブロッサムアザミウマ、フランクリニエラ・トリチシ(Frankliniella tritici)イースタンフラワーアザミウマ、メガルロトリプス・スジョステドチ(Megalurothrips sjostedti)ササゲアザミウマ、メガルロトリプス・ウシタツス(Megalurothrips usitatus)ビーンブロッサムアザミウマ、シルトトリプス・シトリ(Scirthothrips citri)シトラスアザミウマ、シルトトリプス・ドルサリス(Scirthothrips dorsalis)イエローティーアザミウマ、チリアザミウマ、セリコトリプス・バリアビリス(Sericothrips variabilis)ダイズアザミウマ、イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)オリエンタルライスアザミウマ、アザミウマアリゾネンシス(Thrips arizonensis)ワタアザミウマ、アザミウマメリジオナリス(Thrips meridionalis)モモアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)メロンアザミウマ、及びネギアザミウマ(Thrips tabaci)ネギアザミウマ、一般のワタアザミウマに対して有効である。
【0155】
本開示のいくつかのシアントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)コロラドハムシ、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)イネドロオイムシ、フィロトレタ・クルシイフェラ(Phyllotreta cruciiferae)キャベツノミビートル、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)キスジノミハムシ、ナガスネトビハムシ属(Psylliodes)の種であるノミハムシ、アントノムス・オイゲニイ(Anthonomus eugenii)トウガラシゾウムシ、コノトラケルス・ネヌファル(Conotrachelus nenuphar)プラムゾウムシ、リッソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)ライスウォーターゾウムシ、メリゲテス・アエノイス(Meligethes aeneus)花粉カブトムシ、ブロッサムカブトムシ、リロミザ・キネンシス(Liromyza chinensis)冬葱リーフマイナー、リロミザ・フイドブレンシス(Liromyza huidobrensis)エンドウマメリーフマイナー、トマトモグリバエ(Liriomyza sativae)セルペンチン/野菜リーフマイナー、リロミザ・トリホリイ(Liromyza trifolii)アメリカセルペンチンリーフマイナー、タマネギバエ(Delia antiqua)タマネギハエ、タネバエ(Delia platura)種トウモロコシウジ、プシラ・ロサ(Psila rosae)キャロットハエ、ミカンコミバエ(Bactrocera dorsalis)オリエンタルショウジョウバエ、バクトロセラ・オレア(Bactrocera oleae)オリーブハエ、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)地中海ショウジョウバエ、ラゴレチス・インジフェレンス(Rhagoletis indifferens)ウエスタンチェリーショウジョウバエ、ラゴレチス・ポモネラ(Rhagoletis pomonella)アップルウジ、ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)サツマイモコナジラミ、ワタコナジラミ、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、温室コナジラミ、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)エンドウマメアブラムシ、マメアブラムシ(Aphis craccivora)ササゲアブラムシ、アフィス・ファバ(Aphis fabae)黒豆アブラムシ、アフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii)ワタアブラムシ、メロンアブラムシ、アフィス・ポミ(Aphis pomi)グリーンアップルアブラムシ、アフィス・スピラセオラ(Aphis spiraceola)スピラエアブラムシ、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)キツネノテブクロアブラムシ、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)キャベツアブラムシ、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)ロージーアップルアブラムシ、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)マスタードアブラムシ、カブラアブラムシ、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)ジャガイモアブラムシ、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)モモアカアブラムシ、モモジャガイモアブラムシ、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)ウワミズザクラオートムギアブラムシ、スキザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)ムギミドリアブラムシ、シトビオン・アベナ(Sitobion avenae)イングリッシュグレインアブラムシ、トキソプテラ・シトリシダ(Toxoptera citricida)ブラウンシトラスアブラムシ、オリエンタルシトラスアブラムシ、エンポアスカ・ビチス(Empoasca vitis)グリーンフロッグフライ、イジオスコプス属(Idioscopus)の種であるマンゴーリーフホッパー、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)ライスブラウンウンカ、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)シトラスカイガラムシ、オイスキスツス属(Euschistus)の種であるブラウンカメムシ、ジアホリナ・シトリ(Diaphorina citri)アジアシトラスキジラミ、パラトリオザ・コッケレリ(Paratrioza cockerelli)ジャガイモキジラミ、トマトキジラミ、シルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)イエロー(ライス)ステムボーラー、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、ツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)トマトリーフマイナー、ロイコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)ホワイトコーヒーリーフマイナー、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)ワタリーフワーム、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)アメリカボウルワーム、ワタボウルワーム、ヘリコベルパ・プンクチゲラ(Helicoverpa punctigera)クライミングネキリムシ、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)アメリカタバコガの幼虫、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、イネヨトウ(Sesamia inferens)ピンク(ライス)ステムボーラー、スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania)サザンヨトウムシ、スポドプテラ・エキシグア(Spodoptera exigua)ビートヨトウムシ、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)エジプトヨトウ、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)クラスターイモムシ、テルメシア・ゲンマタリス(Thermesia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、ピエリス・ブラッシカ(Pieris brassicae)キャベツチョウ、オオモンシロショウ、モンシロチョウ(Pieris rapae)ナノアオムシ、モンシロチョウ、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、ニカメイガ(Chilo suppressalis)ニカメイガ、クナファロセルス・メジナリス(Cnaphalocerus medinalis)ライスリーフフォルダー、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)ナスフルーツボーラー、オストリニア・フルニカリス(Ostrinia furnicalis)アジアコーンボーラー、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)グレープベリーガ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)グレープバインモス、フランクリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)タバコアザミウマ、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)ヨーロッパフラワーアザミウマ、フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)ミカンキイロアザミウマ、シルトトリプス・シトリ(Scirthothrips citri)シトラスアザミウマ、シルトトリプス・ドルサリス(Scirthothrips dorsalis)イエローティーアザミウマ、チリアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)メロンアザミウマ、及びネギアザミウマ(Thrips tabaci)ネギアザミウマ、一般のワタアザミウマに対して有効である。
【0156】
本開示のいくつかのシアントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、コノトラケルス・ネヌファル(Conotrachelus nenuphar)プラムゾウムシ、リロミザ・フイドブレンシス(Liromyza huidobrensis)エンドウマメリーフマイナー、トマトモグリバエ(Liriomyza sativae)セルペンチン/野菜リーフマイナー、リロミザ・トリホリイ(Liromyza trifolii)アメリカセルペンチンリーフマイナー、ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)サツマイモコナジラミ、ワタコナジラミ、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、温室コナジラミ、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)エンドウマメアブラムシ、マメアブラムシ(Aphis craccivora)ササゲアブラムシ、アフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii)ワタアブラムシ、メロンアブラムシ、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)キャベツアブラムシ、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)ロージーアップルアブラムシ、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)モモアカアブラムシ、モモジャガイモアブラムシ、ジアホリナ・シトリ(Diaphorina citri)アジアシトラスキジラミ、パラトリオザ・コッケレリ(Paratrioza cockerelli)ジャガイモキジラミ、トマトキジラミ、シルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)イエロー(ライス)ステムボーラー、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、トマトキバガ(Tuta absoluta)トマトリーフマイナー、ロイコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)ホワイトコーヒーリーフマイナー、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)ワタリーフワーム、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)アメリカボウルワーム、ワタボウルワーム、ヘリコベルパ・プンクチゲラ(Helicoverpa punctigera)クライミングネキリムシ、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)アメリカタバコガの幼虫、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、イネヨトウ(Sesamia inferens)ピンク(ライス)ステムボーラー、スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania)サザンヨトウムシ、スポドプテラ・エキシグア(Spodoptera exigua)ビートヨトウムシ、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)エジプトヨトウ、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)クラスターイモムシ、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、ニカメイガ(Chilo suppressalis)ニカメイガ、クナファロセルス・メジナリス(Cnaphalocerus medinalis)ライスリーフフォルダー、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)グレープベリーガ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)グレープバインモス、フランクリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)タバコアザミウマ、フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)ミカンキイロアザミウマ、シルトトリプス・ドルサリス(Scirthothrips dorsalis)イエローティーアザミウマ、チリアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)メロンアザミウマ、及びネギアザミウマ(Thrips tabaci)ネギアザミウマ、一般のワタアザミウマに対して有効である。
【0157】
本開示のクロラントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、:甲虫類(Coleoptera)(ハムシ科(Chrysomelida)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)コロラドハムシ、ゾウムシ科(Curculionidae)、リッソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)ライスウォーターゾウムシ、リストロノツス・マクリコリス(Listronotus maculicollis)スズメノカタビラゾウムシ、オリゾファグス・オリザ(Oryzophagus oryzae)ライスウォーターゾウムシ、スフェノホルス属(Sphenophorus)の種であるゾウムシ、コガネムシ科(Scarabaeidae)アタエニウス・スプレツルス(Ataenius spretulus)クソコガネの一種、アホジウス属(Aphodius)の種であるオオタマオシコガネ、コチニス・ニチダ(Cotinis nitida)アオコフキコガネ、シクロセファラ属(Cyclocephala)の種であるコガネカブト、エキソマラ・オリエンタリス(Exomala orientalis)オリエンタルカブトムシウジ、アカビロウドコガネ(Maladera castanea)アジアガーデンカブトムシ、フィロファガ属(Phyllophaga)の種であるコフキコガネ、マメコガネ(Popillia japonica)マメコガネ、及びリゾトログス・マジャリス(Rhizotrogus majalis)ヨーロッパコガネムシ);双翅類(Diptera)(ハモグリバエ科(Agromyzidae)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)ガーデンエンドウマメリーフマイナー、及びリリオミザ属(Liriomyza)の種であるリーフマイナー);半翅類(Hemiptera)(コナジラミ科(Aleyrodidae)、ベミシア属(Bemisia)の種であるコナジラミ、トリアロイロデス・アブチロノイス(Trialeurodes abutiloneus)バンデッドウイングドコナジラミ、オオヨコバイ科(Cicadellidae)、及びチフロシバ・ポマリア(Typhlocyba pomaria)ホワイトアップルリーフホッパー);等翅目(Isoptera)(ミゾガシラシロアリ科(Rhinotermitidae)、ヘテロテルメス・テヌイス(Heterotermes tenuis)サトウキビシロアリ、シロアリ科(Termitidae)、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)サトウキビシロアリ、及びオドントテルメス・オベスス(Odontotermes obesus)サトウキビシロアリ);並びに鱗翅類(Lepidoptera)(ヒトリガ科(Arctiidae)、エスチグメン・アクレア(Estigmene acrea)アメリカヒトリガの幼虫、ツトガ科(Crambidae)、アキラ・ランタリス(Achyra rantalis)ガーデンウェブワーム、デスミア・フネラリス(Desmia funeralis)グレープリーフフォルダー、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、キバガ科(Gelechiidae)、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)トマトギョウチュウ、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)ジャガイモキバガの幼虫、トマトキバガ(Tuta absoluta S.)アメリカトマトギョウチュウ、シャクガ科(Geometridae)、オペロフテラ・ブルマタ(Operophthera brumata)ナミスジフユナミシャク、ホソガ科(Gracilaridae)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、リトコレチス・リンゴニエラ(Lithocolletis ringoniella)アップルリーフマイナー、フィロノリクテル・ブランカルデラ(Phyllonorycter blancardella)スポテッドテンチフォームリーフマイナー、ハモグリガ科(Lyonetidae)、ロイコプテラ属(Leucoptera)の種(すなわち、マリホリエラ(malifoliella)、コフェエラ(coffeella))であるコーヒーリーフマイナー、ナシノハブリスターガ、ヤガ科(Noctuidae)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)ブラックネキリムシ、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)エジプトヨトウ、アンフィピラ・ピルアミドイデス(Amphipyra pyramidoides)コブグリーンフルーツワーム、アンチカルシア・ゲンマタリス(Anticarsia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、アウトグラファ・ガンマ(Autographa gamma)一般のガンマキンウワバ、バラトラ・ブラッシカ(Barathra brassicae)キャベツヨトウムシ、エアリアス属(Earias)の種(すなわち、フエゲリアナ(huegeliana)、インスラナ(insulana)、ビテラ(vitella))ラフ、とげのある、ノーザンラフボウルワーム、ヘリコベルパ属(Helicoverpa)の種(すなわち、アルミゲラ(armigera)、プンクチゲラ(punctigera)、ゼア(zea))であるボウルワーム/バッドワーム/フルーツワーム、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、リトファン・アンテンナタ(Lithophane antennata)グリーンフルーツワーム、ヨトウガ(Mamestra brassicae)キャベツガ、オルトシア・ヒビスシ(Orthosia hibisci)グリーンフルーツワーム、ファラエノイデス・グリシナ(Phalaenoides glycinae)グレープバインモス、フィトメトラ・アクタ(Phytometra acuta)トマトセミルーパー、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、スポドプテラ属(Spodoptera)の種(すなわち、エキシグア(exigua)、フルギペルダ(frugiperda)、リットラリス(littoralis))ビートヨトウムシ、ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ、シロチョウ科(Pieridae)、ピエリス属(Pieris)の種(すなわち、ブラッシカ(brassica)、ラパ(rapae))であるオオモンシロショウ、ナノアオムシ、コナガ科(Plutellidae)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、メイガ科(Pyralidae)、アミエロイス・トランスイテラ(Amyelois transitella)ネーブルオレンジワーム、キロ属(Chilo)の種(すなわち、インフスカテルス(infuscatellus)、ポリクリスス(polychrysus)、スップレッサリス(suppressalis))であるサトウキビ/ライスステムボーラー、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)ライスハマキムシ、クランブス属(Crambus)の種である切芝ウェブワーム、クロシドロミア・ビノタリス(Crocidolomia binotalis)キャベツクラスターイモムシ、ジアファニア属(Diaphania)の種(すなわち、ヒアリナタ(hyalinata)、ニチダリス(nitidalis))であるメロンワーム、ピクルスワーム、ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、ブラジルサトウキビボーラー、エラスモパルプス・リグノセルス(Elasmopalpus lignosellus)小ストークボーラー、エベルゲスチス・リモサリス(Evergestis rimosalis)クロスストリップトアオムシ、ヘジルエプタ・インジカタ(Hedylepta indicata)ダイズリーフフォルダー、ヘルラ属(Hellula)の種(すなわち、ヒドラリス(hydralis)、ウンダリス(undalis))であるキャベツセンターウジ、キャベツウェブワーム、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)ナスシュート及びフルーツボーラー、マルカ属(Maruca)の種であるポッドボーラー、ネオロイシノデス・エレガンタリス(Neoleucinodes elegantalis)トマトスモールボーラー、シルポファガ属(Scirpophaga)の種であるサトウキビ/ライスステムボーラー、セサミア属(Sesamia)の種(すなわち、インフェレンス(inferens)、ノナグリオイデス(nonagrioides))であるピンクステムボーラー/コーンスタークボーラー、スズメガ科(Sphingidae)、スズメガ属(Manduca)の種(すなわち、キンクマクラタ(quinquemaculata)、セキスタ(sexta))であるトマト/タバコイモムシ、ハマキガ科(Tortricidae)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)サマーフルーツハマキガ、アルギロタエニア属(Argyrotaenia)の種(すなわち、プルケラナ(pulchellana)、ベルチナナ(velutinana))であるグレープハマキガ、赤色縞ハマキムシ、ボナゴタ・クラナオデス(Bonagota cranaodes)ブラジルアップルハマキムシ、カルポシナ属(Carposina)の種(すなわち、ニポネンシス(niponensis)、ササキ(sasaki))であるモモ果実ボーラー、モモフルーツガ、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、クリプトフレビア・ロイコトレタ(Cryptophlebia leucotreta)ニセコドリンガ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、エクジトロファ・アウランチアナ(Ecdytolopha aurantiana)シトラスボーラー、エンドピザ・ビタナ(Endopiza vitana)グレープベリーガ、エピフィアス・ポストビッタナ(Epiphyas postvittana)ライトブラウンアップルガ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)ヨーロッパグレープベリーガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)ヨーロッパグレープバインガ、パンデミス属(Pandemis)の種(すなわち、セラサナ(cerasana)、ヘパラナ(heparana)、縞のある果樹ハマキガ、リミタタ(limitata)、ピルサナ(pyrusana))であるアップルブラウンハマキガ、3本線ハマキムシ、アップルパンデミック、プラチノタ属(Platynota)の種(すなわち、イダオイサリス(idaeusalis)、スツルタナ(stultana))であるタフテッドアップルバッドガ、雑食性ハマキムシ、マダラガ科(Zygaenidae)、及びハリシナ属(Harrisina)の種(すなわち、アメリカナ(americana)、ブリリアンス(brillians))であるグレープリーフ/ウエスタングレープリー葉を食い荒らす幼虫)に対して有効である。
【0158】
本開示のいくつかのクロラントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)コロラドハムシ、リリオミザ属(Liriomyza)の種であるリーフマイナー、ベミシア属(Bemisia)の種であるコナジラミ、トリアロイロデス・アブチロノイス(Trialeurodes abutiloneus)バンデッドウイングドコナジラミ、ヘテロテルメス・テヌイス(Heterotermes tenuis)サトウキビシロアリ、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)サトウキビシロアリ、及びオドントテルメス・オベスス(Odontotermes obesus)サトウキビシロアリ)、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)ジャガイモキバガの幼虫、トマトキバガ(Tuta absoluta S.)アメリカトマトギョウチュウ、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、フィロノリクテル・ブランカルデラ(Phyllonorycter blancardella)スポテッドテンチフォームリーフマイナー、ロイコプテラ属(Leucoptera)の種(すなわち、マリホリエラ(malifoliella)、コフェエラ(coffeella))であるコーヒーリーフマイナー、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)ブラックネキリムシ、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)エジプトヨトウ、アンチカルシア・ゲンマタリス(Anticarsia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、ヘリコベルパ属(Helicoverpa)の種(すなわち、アルミゲラ(armigera)、プンクチゲラ(punctigera)、ゼア(zea))であるボウルワーム/バッドワーム/フルーツワーム、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、スポドプテラ属(Spodoptera)の種(すなわち、エキシグア(exigua)、フルギペルダ(frugiperda)、リットラリス(littoralis))ビートヨトウムシ、ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ、ピエリス属(Pieris)の種(すなわち、ブラッシカ(brassica)、ラパ(rapae))であるオオモンシロショウ、ナノアオムシ、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、アミエロイス・トランスイテラ(Amyelois transitella)ネーブルオレンジワーム、キロ属(Chilo)の種(すなわち、インフスカテルス(infuscatellus)、ポリクリスス(polychrysus)、スップレッサリス(suppressalis))であるサトウキビ/ライスステムボーラー、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)ライスハマキムシ、ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、ブラジルサトウキビボーラー、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)ナスシュート及びフルーツボーラー、シルポファガ属(Scirpophaga)の種であるサトウキビ/ライスステムボーラー、セサミア属(Sesamia)の種(すなわち、インフェレンス(inferens)、ノナグリオイデス(nonagrioides))であるピンクステムボーラー/コーンスタークボーラー、カルポシナ属(Carposina)の種(すなわち、ニポネンシス(niponensis)、ササキ(sasaki))であるモモ果実ボーラー、モモフルーツガ、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)ヨーロッパグレープベリーガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、及びロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)ヨーロッパグレープバインガに対して有効である。
【0159】
本開示のいくつかのクロラントラニリプロールの態様において、本開示の組成物は、リリオミザ属(Liriomyza)の種であるリーフマイナー、ベミシア属(Bemisia)の種であるコナジラミ、トリアロイロデス・アブチロノイス(Trialeurodes abutiloneus)バンデッドウイングドコナジラミ、ヘテロテルメス・テヌイス(Heterotermes tenuis)サトウキビシロアリ、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)サトウキビシロアリ、及びオドントテルメス・オベスス(Odontotermes obesus)サトウキビシロアリ)、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、トマトキバガ(Tuta absoluta S.)アメリカトマトギョウチュウ、アンチカルシア・ゲンマタリス(Anticarsia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、ヘリコベルパ属(Helicoverpa)の種(すなわち、アルミゲラ(armigera)、プンクチゲラ(punctigera)、ゼア(zea))であるボウルワーム/バッドワーム/フルーツワーム、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、スポドプテラ属(Spodoptera)の種(すなわち、エキシグア(exigua)、フルギペルダ(frugiperda)、リットラリス(littoralis))ビートヨトウムシ、ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、アミエロイス・トランスイテラ(Amyelois transitella)ネーブルオレンジワーム、キロ属(Chilo)の種(すなわち、インフスカテルス(infuscatellus)、ポリクリスス(polychrysus)、スップレッサリス(suppressalis))であるサトウキビ/ライスステムボーラー、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)ライスハマキムシ、ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、ブラジルサトウキビボーラー、シルポファガ属(Scirpophaga)の種であるサトウキビ/ライスステムボーラー、セサミア属(Sesamia)の種(すなわち、インフェレンス(inferens)、ノナグリオイデス(nonagrioides))であるピンクステムボーラー/コーンスタークボーラー、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、及びロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)ヨーロッパグレープバインガに対して有効である。
【0160】
植物
このように、これらの本組成物は、農学的農作物、他の非農学的園芸作物及び植物を植食性の無脊椎有害生物から保護するのに有用である。この有用性は、遺伝子工学(すなわち、遺伝子組換え)によって導入されたか、又は有利な形質を提供するために突然変異誘発によって改変された遺伝物質を含有する作物及び他の植物(すなわち、農学的及び非農学的の両方)を保護することを含む。このような形質の例には、除草剤への耐性、植食性有害生物(例えば、昆虫、ダニ、アブラムシ、クモ、線虫、カタツムリ、植物病原性真菌、細菌及びウィルス)への抵抗性、改善された植物成長、不利な成長条件、例えば、高温若しくは低温、低い若しくは高い土壌湿気、及び高塩分への耐性の増加、開花若しくは結果の増加、収穫収量の増加、より急速な成熟、収穫産物のより高い質及び/若しくは栄養価、又は収穫産物の改善された貯蔵若しくは加工特性が含まれる。トランスジェニック植物は、複数の形質を発現するように改変することができる。遺伝子工学又は突然変異誘発によって実現される形質を含有する植物の例には、殺虫性バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)毒素を発現しているコーン、綿、ダイズ及びジャガイモの変種、例えば、YIELD GARD(登録商標)、KNOCKOUT(登録商標)、STARLINK(登録商標)、BOLLGARD(登録商標)、NuCOTN(登録商標)及びNEWLEAF(登録商標)、INVICTA RR2PRO(商標)、並びにコーン、綿、ダイズ及びナタネの除草剤耐性変種、例えば、ROUNDUP READY(登録商標)、LIBERTY LINK(登録商標)、IMI(登録商標)、STS(登録商標)及びCLEARFIELD(登録商標)、並びにグリホサート除草剤に対する抵抗性を実現するN-アセチルトランスフェラーゼ(GAT)を発現している作物、又はアセト乳酸シンターゼ(ALS)を阻害する除草剤に対する抵抗性を実現するHRA遺伝子を含有する作物が含まれる。本組成物は、遺伝子工学によって導入されたか、又は突然変異誘発によって改変された形質と相乗的に相互作用し、このように、形質の表現型発現若しくは有効性を増進し得るか、又は本化合物及び組成物の無脊椎有害生物防除の有効性を増加させ得る。特に、本組成物は、無脊椎有害生物に対して毒性であるタンパク質又は他の天然物の形質発現と相乗的に作用して、これらの有害生物の相加的を超える防除を実現し、すなわち、それら個別の効果を合計したより大きな複合効果を生じさせ得る。
【0161】
本開示の範囲内の植物は、作物、野菜、果物、果樹以外の樹木、芝生、及び他の使用(花、バイオ燃料植物及び観賞用茎葉)を含む。作物は、コーン、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、オートムギ、ソルガム、綿、ダイズ、ピーナッツ、ソバ、ビート、ナタネ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ、及び当技術分野において公知の他のものを含む。野菜は、ナス科の野菜(例えば、ナス、トマト、ピーマン、コショウ及びジャガイモ);ウリ科の野菜(例えば、キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、及びメロン);アブラナ科の野菜(例えば、ダイコン、カブラ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、及びカリフラワー);キク科の野菜(例えば、ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク及びレタス);ユリ科の野菜(例えば、ネギ、タマネギ、ニンニク及びアスパラガス);セリ科の野菜(例えば、ニンジン、パセリ、セロリ及びパースニップ);アカザ科の野菜(例えば、ホウレンソウ及びスイスチャード);並びにシソ科の野菜(例えば、エゴマ(Perilla frutescens)、ミント及びバジル)を含む。果物は、仁果類(例えば、リンゴ、セイヨウナシ、ニホンヤマナシ、カリン及びマルメロ);核果類(例えば、モモ、セイヨウスモモ、ネクタリン、ウメ(Prunus mume)、桜桃、アンズ及びプルーン);柑橘類果実(例えば、ウンシュウミカン(Citrus unshiu)、オレンジ、レモン、ライム及びグレープフルーツ);木の実(例えば、クリ、クルミ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ及びマカデミアナッツ);液果類(例えば、ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、イチゴ、及びラズベリー);ブドウ;カキ;カキの木;オリーブ;スモモ;バナナ;コーヒー;ナツメヤシ;ココナツ;並びに油ヤシを含む。果樹以外の樹木は、茶;マルベリー;並びに他の樹木(例えば、セイヨウトネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ(Ginkgo biloba)、ライラック、カエデ、カシ属(Quercus)、ポプラ、ユダの木、フウ(Liquidambar formosana)、スズカケノキ、ケヤキ、クロベ、モミの木、ツガ、ビャクシン、マツ属(Pinus)、トウヒ属(Picea)、イチイ(Taxus cuspidate)、ニレ及びトチノキ)、サンゴジュ、イヌマキ(Podocarpus macrophyllus)、スギ、ヒノキ、クロトン、マサキ、及びカナメモチ(Photinia glabra))を含む。芝生使用は、芝(例えば、シバ(Zoysia japonica)、コウシュンシバ(Zoysia matrella));ギョウギシバ;ベントグラス;フェスツカ(festucae);ドクムギを含む。花使用は、バラ、カーネーション、キク、ユーストマ、カスミソウ、ガーベラ、マリーゴールド、サルビア、ペチュニア、バーベナ、チューリップ、アスター、ゲンチアナ、ユリ、パンジー、シクラメン、ラン、スズラン、ラベンダー、ストック、ハボタン、プリムラ、ポインセチア、グラジオラス、カトレア、デイジー、シンビジウム及びベゴニアを含む。バイオ燃料植物は、ジャトロファ属(jatropha)、ベニバナ、カメリナ、スイッチグラス、ジャイアントミスカンサス(Miscanthus giganteus)、クサヨシ(Phalaris arundinacea)、ダンチク(Arundo donax)、ケナフ、キャッサバ、及びヤナギを含む。
【0162】
非農学的使用
非農学的使用は、作物の田畑以外の領域における無脊椎有害生物の防除を指す。本組成物の非農学的使用は、貯蔵された穀物、マメ及び他の食料品における、並びに繊維製品、例えば、衣類及びカーペットにおける無脊椎有害生物の防除を含む。本組成物の非農学的使用はまた、観賞植物、森林、庭、道路脇及び鉄道路、並びに芝地上、例えば、芝生、ゴルフコース及び牧草地における無脊椎有害生物の防除を含む。本組成物の非農学的使用はまた、ヒト及び/又はペット、家畜、牧場の動物、動物園の動物若しくは他の動物が占有し得る家及び他の建物における無脊椎有害生物の防除を指す。本組成物の非農学的使用はまた、建物において使用される木材又は他の構造材料を損傷し得る有害生物、例えば、シロアリの防除を含む。
【0163】
本組成物の非農学的使用はまた、寄生性であるか、又は感染症をうつす、無脊椎有害生物を防除することによってヒト及び動物の健康を保護することを含む。動物寄生生物の防除は、宿主動物の体の表面(例えば、肩、腋窩、腹部、大腿部の内側部)に寄生する外部寄生生物、及び宿主動物の体の内部(例えば、胃、腸、肺、静脈、皮下、リンパ組織)に寄生する内部寄生生物を防除することを含む。外部寄生性又は疾患媒介有害生物には、例えば、ツツガムシ、マダニ、シラミ、カ、ハエ、ダニ及びノミが含まれる。内部寄生生物には、犬糸状虫、十二指腸虫及び蠕虫が含まれる。本開示のは、動物上の寄生生物による寄生又は感染の全身的及び/又は非全身的防除に適している。本開示の組成物は、外部寄生性又は疾患媒介有害生物と闘うのに特に適している。本開示の組成物は、農作業動物、例えば、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ブタ、ロバ、ラクダ、バッファロー、ウサギ、めんどり、シチメンチョウ、アヒル、ガチョウ及びハチ;ペット動物及び家畜、例えば、イヌ、ネコ、ペットの鳥及び観賞魚;並びにいわゆる実験動物、例えば、ハムスター、モルモット、ラット及びマウスに寄生する寄生生物と闘うのに適している。これらの寄生生物と闘うことによって、致死率及びパフォーマンスの低減(肉、乳、羊毛、皮、卵、はちみつなどに関して)が低減し、その結果、本開示の組成物を施用することは、動物のより経済的で単純な畜産を可能とする。
【0164】
濃縮物組成物
本開示のOD濃縮物組成物を調製するためのプロセスは、下記の3つのステップを含み得る。
【0165】
第1のステップにおいて、ジアミド殺虫剤は、任意選択で分散剤の存在下でリン酸エステルに分散している。さらなる殺有害生物剤を、リン酸エステルに任意選択で加え得る。一態様において、ジアミド及び/又はさらなる殺有害生物剤は、組成物のすべての生物活性がない薬剤の混合物に加えることができる。本開示によると、リン酸エステルは、本開示の濃縮物組成物中の油相として機能する。さらなる油、例えば、作物油(例えば、メチル化種油)又はパラフィン系油(例えば、Isopar M)を、第1のステップにおいて任意選択で加え得る。存在するとき、さらなる油濃度は適切に、約2重量%、約5重量%、約10重量%、約15重量%、約20重量%、約25重量%、約30重量%、約35重量%、約40重量%、約45重量%、約50重量%、約60重量%、約70重量%、又は約80重量%、及びそこから構築される範囲であり得る。分散剤は、本明細書の他の場所において記載するようなポリマー非イオン性界面活性剤又はポリマーアニオン性界面活性剤であり得る。例えば、いくつかの態様において、分散剤は、ポリオレフィン及びポリアルキレンオキシドの非イオン性ランダムコポリマー(例えば、Atlox(登録商標)4914)又はアニオン性ポリマーカルボン酸(例えば、Atlox(登録商標)LP-1)であり得る。分散剤濃度は適切に、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%。約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、若しくは約11重量%、若しくは約12重量%、若しくは約13重量%、若しくは約14重量%、若しくは約15重量%、若しくは約16重量%、若しくは約17重量%、若しくは約18重量%、若しくは約19重量%、若しくは約20重量%又はそれらの値のいずれかから構築される範囲中であり得る。一態様において、1種若しくは複数の分散剤を加え得る。存在するとき、さらなる分散剤濃度は適切に、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%。約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%若しくは約10重量%、若しくは約11重量%、若しくは約12重量%、若しくは約13重量%、若しくは約14重量%、若しくは約15重量%、若しくは約16重量%、若しくは約17重量%、若しくは約18重量%、若しくは約19重量%、若しくは約20重量%、又はそれらの値のいずれかから構築される範囲中であり得る。例えば、いくつかの態様において、さらなる分散剤は、ブチルブロックコポリマー(例えば、Atlas(登録商標)G5002L)又は両性ポリマー分散剤(例えば、Atlox(登録商標)4915)であり得る。第1のステップは、当業者には公知のプロセス用機器、例えば、オーバーヘッド撹拌機、高剪断ミキサー、高剪断ミル(例えば、コロイドミル)又はホモジナイザーにおいて行い得る。下記の第3のステップにおいて記載する1種若しくは複数の添加物は、第1のステップにおいて任意選択で加え得る。
【0166】
任意選択の第2のステップにおいて、ステップ1からの分散物を湿式粉砕して、平均メジアン粒径D50(累積粒度分布の50パーセンタイル)を約10μm未満へと、及び平均粒径D90(累積粒度分布の90パーセンタイル)を約30μm未満へと低減し得る。粒径Dxは、粒子のx%が示される数より小さな粒径を有することを意味する。粒径は、当業者には公知のレーザー回折装置によって測定することができる。湿式粉砕は、当技術分野において公知のプロセス用機器、例えば、ボールミル又はコロイドミルにおいて行い得る。
【0167】
第3のステップにおいて、他の添加物、例えば、界面活性剤、pH調整剤、レオロジー調節剤、殺生物剤、及び/又は消泡剤。適切なレオロジー調節剤及び他の添加物は、例えば、MC Publishing Companyによって毎年出版されているMcCutcheon’s, Volume 2: Functional Materialsにおいて記載されている。一態様において、適切な市販のレオロジー調節剤は、二酸化シリコーンを含む。一態様において、適切な市販のレオロジー調節剤には、例えば、Acti-gel208、Rhodapol23、Aerosil、AEROSIL(登録商標)R202、AEROSIL(登録商標)R805、AEROSIL(登録商標)R812S、AEROSIL(登録商標)R816、AEROSIL(登録商標)R972、AEROSIL(登録商標)R974、AEROSIL(登録商標)200、AEROSIL(登録商標)300、AEROSIL(登録商標)380、ベントナイト、水、並びにこれらの組み合わせが含まれる。レオロジー調節剤は、存在するとき、適切に、約1重量%、約2重量%、約3重量%、又は約4重量%であり得る。一態様において、レオロジー調節剤は、2重量%以下であり得る。レオロジー調節剤が加えられるとき、配合物の密度は変化し得、他の配合物構成要素、例えば、活性成分、乳化剤及び/又は湿潤剤、及び/又は賦形剤の1つ若しくは複数の量は、それに合うように変化させなければならないことを当業者は理解する。適切な殺生物剤には、これらに限定されないが、殺菌剤、例えば、Legend(商標)MK(5-クロロ-2-メチル-3(2H)-イソチアゾロン及び2-メチル-3(2H)-イソチアゾロンの混合物)、EDTA(エチレンジアミン四酢酸)、ホルムアルデヒド、安息香酸、又は1,2-ベンゾイソチアゾール-3(2H)-オン又はその塩、例えば、Proxel(登録商標)BD又はProxel(登録商標)GXL(Arch)、Actcide LA11029、Acticide SPX、Proxel GXL、KathonCG/ICP及びKathonCG/ICPIIが含まれる。適切なPH調整剤には、例えば、クエン酸、酒石酸、マンデル酸、酢酸、コハク酸、塩酸、リン酸、硫酸、及び硫酸水素ナトリウムが含まれる。
【0168】
本開示によると、望ましいレオロジー特性を有する本開示の安定なジアミド殺虫剤油分散濃縮物は、レオロジー調節剤、例えば、クレイ又はシリカを伴わずに調製することができることが発見されてきた。驚いたことに、水はレオロジー調節剤として作用することが発見されてきた。一態様において、水は、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、及びそこから構築される範囲で配合物中に存在し得る。
【0169】
ジアミド殺虫剤油分散濃縮物は、下記のように特性決定し得る。6rpmでの約200cps~約8、000cpsの粘度を、スピンドルL2を有するBrookfield機器によって測定した。レーザー回折技術によって測定した約2μmの粒径D50。水中での配合物の分散性は、ガラス製バイアル中で約0.5mlの一定分量の濃縮物を約15mlの水、例えば、標準的なCipac D水(342ppmの硬度)に加えることによって視覚的に評価される。試料が完全に分散するまで、混合物を約15秒間ボルテックスにかけるか、又は振盪させ、次いで、視覚的にアセスメントする。安定な分散物は、水溶媒中で均一に分散しているままであり、且つ連続相中で目に見える浮動する集塊物を形成しないはずである。場合によって、集塊は、ガラス製バイアルの壁上の集塊物形成した粒子の薄膜の視覚的形成によって顕在化する。沈降が時間と共に起こる場合、沈降物は一般に、撹拌又は反転又はボルテックスにかけることによって再分散される。アセスメントをする間の時間は通常、概ね濃縮物及び水を混合した後の最初の30分から濃縮物及び水を混合した後の約24時間まで以内である。水中の分散性試験の結果は、「安定」又は「安定でない」である。水中の配合物のブルームの自発性は、約2cmの平均直径を有する狭いガラス管中で、約0.5mlの一定分量の濃縮物を約50mlの水、例えば、Cipac Dに加えることによって視覚的に評価される。ガラス管は試験の間はかき乱されない。ゴールは、任意の外部の補助、例えば、反転又は振盪又は撹拌の助けを伴わずに水中の濃縮物の乳化の質を評価することである。ブルームの自発性は、良好、境界線上又は乏しいとしてアセスメントされる。「良好」は、濃縮物の大部分が自己乳化するときであり、「境界線上」は、濃縮物が部分的に乳化されるときであり、「乏しい」は、乳化が観察されないときである。
【0170】
本開示のSE組成物を調製するためのプロセスは、下記のステップを含む。
【0171】
第1のステップは一般に、活性成分の濃縮された懸濁液濃縮物(SC)の調製が関与し、それは、当業者には公知のプロセス用機器、例えば、オーバーヘッド撹拌機、高剪断ミキサー、高剪断ミル(例えば、コロイドミル)又はホモジナイザーにおいて行い得る。ジアミド殺虫剤は、任意選択で分散剤の存在下で水に分散している。さらなる殺有害生物剤は、水相に任意選択で加え得る。一態様において、ジアミド及び/又はさらなる殺有害生物剤は、組成物のすべての生物活性のない薬剤の混合物に加えることができる。分散剤は、ポリマー非イオン性界面活性剤又はアニオン性界面活性剤であり得る。例えば、いくつかの態様において、分散剤は、非イオン性メタクリル酸メチルエトキシ化グラフトコポリマー(例えば、Atlox(登録商標)4913)又はアニオン性変性スチレンアクリルポリマー(例えば、Metasperse(商標)550s)又はアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ホルムアルデヒド凝縮物(例えば、Morwet D425)又はリグノスルホネートの塩(例えば、Reax 88B若しくはBorresperse NA)であり得る。分散剤濃度は適切に、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%。約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、若しくは約15重量%又はそれらの値のいずれかから構築される範囲中であり得る。一態様において、1種若しくは複数の分散剤を加え得る。存在するとき、さらなる分散剤濃度は適切に、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%。約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%若しくは約10重量%、若しくは約11重量%、若しくは約12重量%、若しくは約13重量%、若しくは約14重量%、若しくは約15重量%又はそれらの値のいずれかから構築される範囲中であり得る。例えば、いくつかの態様において、さらなる分散剤は、ブチルブロックコポリマー(例えば、Atlas(登録商標)G5002L)又は両性ポリマー分散剤(例えば、Atlox(登録商標)4915)であり得る。他の添加物、例えば、界面活性剤、pH調整剤、レオロジー調節剤、凍結防止剤、殺生物剤、及び/又は消泡剤を加え得る。一態様において、界面活性剤は、アルコキシル化アルコール(例えば、Agnique BP420)でよい。下記の第3のステップに記載されている1種若しくは複数の添加物は、第1のステップにおいて任意選択で加え得る。
【0172】
任意選択の第2のステップにおいて、ステップ1からの懸濁液を湿式粉砕して、平均メジアン粒径D50を約10μm未満へと、及び平均粒径D90を約30μm未満へと低減し得る。粒径は、当業者には公知のレーザー回折装置によって測定することができる。湿式粉砕は、当技術分野において公知のプロセス用機器、例えば、ボールミル又はコロイドミルにおいて行い得る。
【0173】
第3のステップにおいて、従前に記載したようなTEHP及び/又はさらなる油からなる油相を、濃縮されたSCに加える。油相は、1種若しくは複数の界面活性剤を任意選択で含有し得る。一態様において、界面活性剤は、アニオン性アルキルベンゼンスルホネート(例えば、Agnique ABS60C EH)又はジオクチルスルホスクシネート(例えば、Stepwet DOS70)又はリン酸エステル界面活性剤(例えば、Dextrol OC180)又はトリデシルエーテル硫酸ナトリウム(例えば、CEDEPAL TD-407)でよい。別の態様において、界面活性剤は、非イオン性植物性油エトキシレート、例えば、ヒマシ油エトキシレート(例えば、Agnique CSO40)又はダイズ油エトキシレート(例えば、Agnique SBO30)又はポリエーテルソルビトールヘキサオレエート(例えば、Cirrasol G1086)又はポリオキシプロピレン-ポリオキシエチレンブロックコポリマー(例えば、Pluronic F98)でよい。任意選択で、油相は、EW配合物として加えることができる。EW配合物は、界面活性剤及び水の存在下で油相を均質化することによって得ることができる。一態様において、ジアミドSC配合物は、撹拌しながらTEHP EW配合物と混合し、最終的なSE配合物をもたらすことができる。
【0174】
シアントラニリプロールSE配合物は、下記のように調製し得る。撹拌されたタンク、例えば、ビーカー又は他のタイプの容器において、不活性な配合物成分、すなわち、担体油及び界面活性剤を秤量し、シアントラニリプロール活性成分と混合した。次いで、よく混合したスラリーを、ビーズ粉砕装置、例えば、Eigerミル、アトリターミルなどへと供給した。冷却下で、シアントラニリプロールを望ましい粒径、典型的には、10um未満、好ましくは、2.5um未満のd50へと粉砕した。配合物を、任意選択で、増粘剤の添加によって完成させた。
【0175】
本開示の油分散濃縮物の非限定的例を、下記の表Aにおいて示す。
【0176】
【0177】
タンクミックス
いくつかの態様において、タンクミックスは、1種若しくは複数の生物活性のある組成物及び/又は補助剤の混合物として定義される。タンクミックスは、水又は噴霧に適した他の担体でさらに希釈し得る。これらの追加の補助剤は、「噴霧補助剤」又は「タンクミックス補助剤」として一般に知られ、殺有害生物剤の性能を向上させる、又はタンクミックスの物理的特性を変えるためにタンクミックスに添加される任意の物質を含む。補助剤は、本明細書の他の場所において記載するような界面活性剤、乳化剤、石油ベースの作物油、作物由来種油、pH調節剤、増粘剤、展着固着剤、及び/又は消泡剤であり得る。補助剤は、効能(例えば、生物学的利用率、付着性、浸透性、カバレージの一様性及び保護の耐久性)を高めるために、又は不適合性、発泡、ドリフト、蒸発、気化及び分解に関連した噴霧適用問題を最小限にするか若しくは排除するために使用され得る。最適性能を得るために、補助剤は、活性成分、調合物及び標的(例えば、作物、害虫)の特性に関して選択される。代表的な例示的な界面活性剤には、Silwet(登録商標)(Helena Chemical Company)ポリアルキレンオキシド変性ヘプタメチルトリシロキサン、及び83%パラフィンをベースとする鉱油中のAssist(登録商標)(BASF)17%界面活性剤ブレンドが含まれる。
【0178】
タンクミックス補助剤の中で、作物油を含む油、作物油濃縮物、植物油濃縮物及びメチル化種油濃縮物が、場合によりより均一な及び一様な噴霧沈着物を促進することによって、殺有害生物剤の効能を向上させるために最も一般的に使用される。油又は他の水と混ざらない液体によって潜在的に引き起こされる植物毒性が懸念される状況では、本開示の組成物から調製されるタンクミックス組成物は一般に、油ベースの補助剤を含有しないであろう。しかしながら、油ベースの補助剤によって引き起こされる植物毒性が商業的に重要でない状況では、本発明の組成物から調製されるタンクミックス組成物は、無脊椎有害生物の駆除、並びに雨堅牢性を潜在的にさらに高めることができる、油ベースの補助剤をまた含有することができる。
【0179】
「作物油」と特定される製品は典型的には、95~98%パラフィン又はナフサベースの石油と、乳化剤として機能する1~2%の1つ若しくは複数の界面活性剤とを含有する。「作物油濃縮物」と特定される製品は典型的には、80~85%の乳化性石油ベースの油と、15~20%の非イオン界面活性剤とからなる。「植物油濃縮物」と正しく特定される製品は典型的には、80~85%の植物油(すなわち、最も一般的には綿、亜麻仁、大豆又はヒマワリからの、種油又は果実油)と、15~20%の非イオン界面活性剤とからなる。いくつかの態様において、補助剤性能は、植物油を、植物油に典型的には誘導される脂肪酸のメチルエステルで置き換えることによって向上させることができる。メチル化種油濃縮物の例には、MSO(登録商標)濃縮物(UAP-Loveland Products,Inc.)、Premium MSO Methylated Spray Oil(Helena Chemical Company)、及び液体炭化水素中のAdigor(登録商標)(Syngenta)47%メチル化ナタネ油が含まれる。
【0180】
タンクミックスに添加される補助剤の量は一般に、約2.5容積%を越えず、より典型的にはその量は、約0.1~約1容積%である。タンクミックスに添加される補助剤の散布率は典型的には、1ヘクタール当たり約1~5Lである。
【0181】
空中施用のために、いくつかの実施形態では、タンクミックスへと加える補助剤の量は一般に、約2.5容量%を超えず、典型的には、その量は、約0.25~約1容量%であり、より典型的には、その量は、約0.125~約0.5容量%である。タンクミックスに加える補助剤の施用量は典型的には、1ヘクタール当たり約1~5Lである。
【0182】
施用
植食性有害生物の接触及び防除を達成するために、本開示のタンクミックスは、植物の茎葉(例えば、葉、茎、花及び/又は果物)へと施用し得る。特定の施用において、配合物は、植物の根(例えば、土壌潅注によって、又は移植された植物の育苗箱処理若しくは浸漬によって)及び/或いは種子へと施用し得る。本開示の化合物はまた、寄生の部位への局在的施用によって効率的であり得る。
【0183】
効率的な防除のために必要とされる施用の割合(すなわち、「生物学的有効量」)は、防除される無脊椎動物の種、有害生物の生活環、ライフステージ、そのサイズ、場所、時節、宿主作物又は動物、摂食行動、交尾行動、周囲湿気、温度などの要因によって決まる。通常の状況下で、1ヘクタール当たり約0.01、0.025、0.05、0.1、0.2、0.3、0.4又は0.5kgのジアミド殺虫剤の施用量は、植食性有害生物を防除するのに十分である。
【0184】
いくつかの態様において、タンクミックス配合物は、空中又は地上施用による葉面使用に適していてもよい。噴霧容量は、1ヘクタール当たり約1~数千リットルの範囲でよいが、より典型的には、1ヘクタール当たり約10~数百リットルの範囲である。いくつかの態様において、タンクミックス配合物は、点滴潅漑システムへと直接計量しながら供給するか、又は植え付けの間に畝間へと計量しながら供給することができる。いくつかの態様において、タンクミックス配合物は、全身的取込みによって生育中の根及び他の植物地下部及び/又は茎葉を保護するために、植え付けの前に種子処理として作物及び他の望ましい植生の種子上へと施用することができる。
【0185】
一態様において、本明細書において開示する液体配合物組成物は、点滴潅漑システム、植え付けの間の畝間、手持ち式噴霧器、背負い式噴霧器、ブーム噴霧器、土壌噴霧器、空中施用、及び無人飛行機における使用に適している。
【0186】
いくつかの態様において、タンクミックス補助剤は、空中送達系によって植物に施用されたとき、本明細書において開示する組成物の液滴密度及び/又は噴霧被覆に影響を与え得る。これらの態様において、適切なタンクミックス補助剤には、これらに限定されないが、オルガノシリコーン、例えば、Y-20079(Momentive Trading Co.Ltd.、Shanghai、Chinaが製造)が含まれる。他の例には、これらに限定されないが、Grand AgroChem Co.、Ltd.、Beijing、Chinaによって製造された植物性油であるMaifeiが含まれる。他の例には、これらに限定されないが、Hebei Mingshun Agricultural Technology Co.Ltd.、Shijiazhuang、Chinaによって製造された植物性油であるBeidatongが含まれる。他の例には、これらに限定されないが、Guilin Jiqi Group Co.Ltd.、Guilin、Chinaによって製造された高分子量ポリマーであるNongjianfeiが含まれる。他の例には、これらに限定されないが、Solvay Chemical Shanhai Co.,Ltd.、Shanghai、Chinaによって製造された高分子量ポリマーであるStar Guar Xが含まれる。
【0187】
空中送達系における使用に適したタンクミックス補助剤の他の例には、付着増進剤、水質調節剤、pH調節剤、作物油、石油又はパラフィン系油、植物性油、メチル化種油、蒸発を低減させる薬剤、並びにこれらの組み合わせが含まれる。
【0188】
無人飛行機によって明らかにされる液体配合物組成物を送達するのに適した方法の例は、Wang et al, Int. J. Precis. Agric. Aviat., Vol 3, No.2 pg 65-72 (2020)において見出し得る。
【0189】
無人飛行機によって明らかにされる液体配合物組成物を送達するのに適した方法の別の例は、Li et al., Pest Management Science, 19 Aug 2020において見出し得る。
【0190】
本開示のいくつかの態様において、植物は、アミド殺虫剤の施用の前に植食性有害生物に寄生されている。いくつかの他の態様において、植物は、アミド殺虫剤の施用の前に植食性有害生物に寄生されていない。
【実施例】
【0191】
有効性評価方法
方法1(ダイズ層貫通)。ダイズ植物は、成長チャンバー中で成長させた。第1の三つ葉が伸長したとき、頂芽を取り出した。2.4cm直径の外周を第1の三つ葉の頂小葉上に描き、5つの0.002ml液滴をサークル内に付着させた。小葉への施用はまた、溶液を噴霧することによって行うことができる。100ppmへと希釈された活性成分を有する配合物を施用した。液滴を施用した3日後、4匹の初齢トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ幼虫を、クリップケージにおけるサークルの下側上に置いた。この設定を5つの植物において再現する。結果を24時間後に評価し、幼虫の死亡率を決定する。
【0192】
方法2(植物毒性)。目的の作物の植物を、適切なサイズに達するまで温室において成長させた。植物に、ベルト噴霧器を使用して50gal/acで、又は必要に応じて、他の割合で噴霧した。7日及び14日後、損傷された領域及び強度を考慮に入れた植物全体のアセスメントに基づいて植物毒性(%)を評価した。
【0193】
方法3(ダイズ移行綿棒)。ダイズ植物を、第2の三つ葉が伸長するまで成長チャンバー中で成長させる。綿棒の助けで三つ葉の間の茎に処理を行う。1000ppmへと希釈された活性成分を有する配合物を施用した。施用の3日後、第2の三つ葉(施用において伸長)及び第3の三つ葉(施用において小さな芽)をバイオアッセイのために集めた。葉片を新たに生まれたツマジロクサヨトウ・スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)幼虫に曝露させ、幼虫の死亡率を設定の4日後に決定した。
【0194】
方法4(綿層貫通)。綿植物を、第1の本葉が伸長するまで成長チャンバーにおいて成長させた。試験植物を、多数の成体ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)シルバーリーフコナジラミが生息する他の植物を含有するケージ中に入れた。コナジラミは試験植物の葉の下側上に産卵し、望ましい数の卵を産んだとき、植物をケースから取り出した。卵が孵化し、はいまわる虫が葉の下側に付着した。寄生の10日後、葉の上面に50gal/acでオーバーヘッドノズルによって噴霧した。死亡率を4~6日後に決定した。
【0195】
方法5(葉への浸透及び耐雨性)。ダイズ植物を、最初の三つ葉が伸長するまで成長チャンバーにおいて成長させた。次いで、頂芽を取り出した。2.4cm直径の外周を第1の三つ葉の頂小葉上に描き、サークル内に5つの0.002ml液滴を付着させた。100ppmへと希釈された活性成分を有する配合物を施用した。2時間後、植物を75mmの人工降雨に1時間曝露させた。人工降雨の3日後、4匹の初齢トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ幼虫をクリップケージ中のサークルの下側上に置いた。この設定を5つの植物で再現した。結果を24時間後に評価し、幼虫の死亡率を決定した。
【0196】
方法6(ダイズ芽保持)。ダイズ植物を、第2の三つ葉が伸長し、第3の三つ葉が小さな芽を形成するまで成長チャンバーにおいて成長させた。配合物に100l/haで100ppmへと希釈された活性成分を噴霧した。植物を7日間保持し、伸長した第3の三つ葉をバイオアッセイのために集めた。葉片を新たに生まれたスポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)ツマジロクサヨトウ幼虫に曝露させ、幼虫の死亡率を設定の3日後に決定した。
【0197】
方法7(葉における移行)。ダイズ植物を、第1の三つ葉が伸長するまで成長チャンバーにおいて成長させた。配合物を、葉の末端の2.4cmのサークル内に施用した(5つの2μl液滴、250ppm濃度)。処理に続いて、植物を成長チャンバー中に保持した。処理の3日後、処理した葉を植物から切除した。それぞれの葉の処理領域を切断し、葉の未処理領域から取り出した。次いで、処理された葉片及び未処理の葉片を湿った濾紙を有する16セルトレイの別個のそれぞれのトレイセル中に置いた。4匹の2日齢トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)を切除した葉の処理部分及び切除した葉の未処理部分のそれぞれ上に置いた。昆虫死亡率パーセント及び摂食レベルパーセントを、昆虫寄生の4日後に評価した。結果を実施例11において示す。
【0198】
方法8(葉柄又は茎からの移行)。ダイズ植物を、第1の三つ葉が伸長するまで成長チャンバーにおいて成長させた。配合物を、第1の三つ葉の葉柄に施用した(5つの2μl液滴、250ppmの濃度)。処理した植物を配合物が乾燥するまで横たえた。処理に続いて、植物を成長チャンバー中に保持した。処理の3日後、植物を取り出し、第1の三つ葉の最も新しく成長した小葉を取り出し、半分に切断した。各半分を湿った濾紙を有する16セルトレイの別々のウェル中に置いた。4匹の2日齢トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)を各セル中に入れた。昆虫死亡率パーセント及び摂食レベルパーセントを昆虫寄生の4日後に評価した。結果を実施例12において示す(n=5、処理毎)。
【0199】
並行して、ダイズ植物を、第1の三つ葉が伸長するまで成長チャンバーにおいて成長させた。配合物を、第1及び第2の三つ葉の葉柄へと施用した(5つの2μl液滴、250ppmの濃度)。配合物が乾燥するまで処理された植物を横たえた。処理に続いて、植物を成長チャンバー中に保持した。処理の3日後、植物を取り出し、第2の三つ葉の最も新しく成長した小葉を取り出し、半分に切断した。各半分を湿った濾紙を有する16セルトレイの別々のウェル中に置いた。4匹の2日齢トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)を各セル中に入れた。昆虫死亡率パーセント及び摂食レベルパーセントを、昆虫寄生の4日後に評価した。結果を実施例13において示す(n=5、処理毎)。
【0200】
方法9(無人ドローンによるコメへのOD配合物の施用)。本明細書に記載されているOD配合物を、シルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)サンカメイチュウ寄生の間に、インドネシア西ジャワにおいて移植されたインディカ同系交配イネ品種に施用した。施用のタイミングは孵化ピークにおいて行い、DJIメーカーからの無人ドローン飛行機モデルAgras MG1-Pを使用して行った。ドローンは、OD配合物、及びPrevathon(登録商標)昆虫防除の対照処理を示した割合で施用した。無人ドローンは1.5mの高さで25.1km/時間のスピードで飛行し、4mの帯状の場所内に1.04L/分の流量で生成物を施用した。水及びそれぞれに同定した生成物のタンクミックスを含んだ概ね30.3L/haの噴霧容量を使用して1回のみの施用を行った。タンクには他に何も加えなかった。実験は、単一の150m2の大プロット設計を使用した。処理の有効性の評価を施用の3日後、7日後、10日後、14日後、21日後、及び28日後に行った。それぞれの評価日において、「芯枯れ*」ダメージ(生長力のある段階において中心の葉の輪生体の死をもたらす幼虫の食害)の%を、未処理チェック(UTC)を含めたすべての処理においてアセスメントした。結果を実施例13において報告する。
【0201】
実施例において提供した組成物中で使用した配合物成分を下記の表Bにおいて示す。
【0202】
【0203】
【0204】
【0205】
実施例1
実施例1A
トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)に対するクロラントラニリプロール及びTEHPのタンクミックス組み合わせの有効性は、方法1によって、TEHPの非存在下でのクロラントラニリプロール、及び未処理の対照(「UTC」)に対して評価した。クロラントラニリプロールを、TEHPを含有しない市販の懸濁液濃縮物(SC)によって送達した。結果を下記の表1Aにおいて提供し、ここで、「CTPR」は、クロラントラニリプロールを指し、「タンクミックスComp」は、タンクミックス組成物を指す。
【0206】
【0207】
TEHP:クロラントラニリプロールのすべての比が、クロラントラニリプロールの層貫通活性を改善させ、未処理の対照を超えた、TEHPのみを含有したタンクミックスを超えた、及びTEHPを伴わずにクロラントラニリプロールのみを含有するタンクミックスを超えた、改善された昆虫死亡率をもたらしたことを結果は示す。
【0208】
実施例1B
トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)に対するクロラントラニリプロール及びTEHPのタンクミックス組み合わせの有効性を、クロラントラニリプロールを100ppmで一定に維持する一方でさらなるより低い濃度のTEHPを伴って実施例1Aにおけるように繰り返したが、評価は方法1によって行った。クロラントラニリプロールを、TEHPを含有しない市販のSC配合物によって送達した。結果を下記の表1Bにおいて提供する。
【0209】
【0210】
表1BにおけるTEHP:クロラントラニリプロールのすべての比は、クロラントラニリプロールの層貫通活性を改善させ、未処理の対照を超えた、TEHPのみを含有したタンクミックスを超えた、及びTEHPを伴わずにクロラントラニリプロールのみを含有するタンクミックスを超えた、改善された昆虫死亡率をもたらしたことを結果は示す。これらの結果は、タンクミックス中で低濃度でのTEHPの葉への浸透力が、配合物の約50%までのより高い活性成分の添加を可能とすることを示す。それとは反対に、MSOを有する高い活性成分強度の配合物は、生物学的有効性を維持するのに十分なMSOを含有しない。
【0211】
実施例1C
トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)に対するクロラントラニリプロール及び様々な添加剤のタンクミックス組み合わせの有効性は、方法1によって、TEHPの非存在下でのクロラントラニリプロールに対して、及び未処理の対照に対して評価した。クロラントラニリプロールを、TEHPを含有しない市販のSC配合物によって送達した。結果を下記の表1Cにおいて提供し、ここで、「CTPR」は、クロラントラニリプロールを指し、「タンクミックスComp」は、タンクミックス組成物を指し、「MSO」は、Agnique ME18SD U-AO(メチル化ダイズ油)を指す。
【0212】
【0213】
クロラントラニリプロール、TEHP、及びMSO:TEHPの50/50ブレンドの組み合わせは、MSO単独と比較してクロラントラニリプロールの葉への浸透を改善させたことを結果は示す。300ppmのTEHPは、300及び600ppmのMSOのそれぞれと比較して、より高い死亡率をもたらした。
【0214】
実施例1D
クロラントラニリプロールを含む油分散(OD)組成物を、下記の表1D~1Fにおいて要約したように調製したが、ここで、すべての量は、総配合物のパーセント(w/w%)として報告する。「C」という接頭部と共に示される組成物は、本開示の範囲に入らない比較組成物であり、本開示の組成物の利点を示すために使用される。組成物1は、中に組み込まれたTEHPを含有した。組成物2は、中に組み込まれたTEHP及びメチル化ダイズ油(MSO)の両方を含有した。組成物3及び4は、中に組み込まれたMSOを含有する比較例である。組成物5は、TEHPもMSOも含有しない市販のSC配合物の比較例である。結果を、方法1によって評価した。
【0215】
【0216】
【0217】
【0218】
中に組み込まれたTEHPを含有する組成物1(表1D)は、油とクロラントラニリプロールの同じ比(7:1)で中に組み込まれたMSOを含有する比較組成物C3と比較して増進された生物学的有効性を示した。TEHPとクロラントラニリプロールの2分の1より低い比(3.6:1)で、組成物2は、組成物C3と比較して増進された生物活性を示した。組成物1は、油とクロラントラニリプロールのより低い比にも関わらず、組成物C4と同様の有効性を示した。表1Dにおける結果は、MSOを有する比較組成物と比較して、TEHPがクロラントラニリプロールの生物学的有効性を増進させることを示す。方法1によって試験されなかった表1E及び1Fにおける組成物は、表1Dにおける組成物1と同様の成績を示すと予想される。
【0219】
実施例2
実施例1の組成物1、2のクロラントラニリプロール組成物及びC3~C5に対するダイズ及びコメの応答を、方法2によって評価した。ダイズ及びコメの両方の場合において7DAT又は14DAT後に、植物毒性は観察されなかった。
【0220】
実施例3
スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)に対する中に組み込まれたTEHPを含有する組成物1(表1D)の有効性を、中に組み込まれたTEHPを含有しない市販のSC配合物としてのクロラントラニリプロールに対して方法3によって評価した。両方の配合物は、1000ppmのクロラントラニリプロールの割合で施用した。結果を下記の表3において提供し、ここで、「CTPR」は、クロラントラニリプロールを指す。
【0221】
【0222】
中に組み込まれたTEHPを含有し、1000ppmのクロラントラニリプロールの割合で施用したクロラントラニリプロール組成物1は、ダイズ移行綿棒試験においてTEHPを含有しないSC組成物と比較して100%死亡率を示すことを結果は示す。
【0223】
実施例4
実施例4A
コナジラミに対する、本発明によって中に組み込まれたTEHPを含有する組成物1の有効性(表1D)を、中に組み込まれたTEHPを含有しない市販のSC配合物としてのクロラントラニリプロールに対して方法4によって評価した。両方の配合物を、300ppmのクロラントラニリプロールの割合で施用した。結果を下記の表4Aにおいて提供し、ここで、「CTPR」は、クロラントラニリプロールを指し、「Comp」は、組成物を指す。
【0224】
【0225】
実施例4B
コナジラミに対する中に組み込まれたTEHPを含有する本開示の組成物1(表1D)及び7(表1E)の有効性を、中に組み込まれたTEHPを含有しない市販のSC配合物としてのクロラントラニリプロールに対して方法4によって評価した。クロラントラニリプロールを、300ppmの割合で施用した。結果を下記の表4Bにおいて提供し、ここで、「比」は、TEHPと活性剤の重量比を指し、「Comp」は、組成物を指す。
【0226】
【0227】
300ppmのクロラントラニリプロールで、中に組み込まれたTEHPを含有する組成物1及び7の両方は、ワタコナジラミの層貫通試験においてTEHPを含有しない比較SC組成物と比較してより高い死亡率を示すことを結果は示す。これは、タンクミックス中で使用されるとき、加えられた補助剤を伴わない葉面用クロラントラニリプロール配合物について驚くべき結果である。
【0228】
実施例4C(方法1)
下記の表4Cにおける配合物組成物1(表1D)及び7(表1E)並びにタンクミックス組成物3、4、5及び6のトリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)に対する有効性を、方法1によって評価した。下記のタンクミックス組成物3~6は、TEHPを含有しない市販のクロラントラニリプロールSC配合物であった。下記の表4Cにおいて、「タンクミックスComp」は、タンクミックス組成物を指し、「MSO」は、Agnique ME18SD U-AO(メチル化ダイズ油)を指す。タンクミックス組成物3は、100ppmのクロラントラニリプロール及び150ppmのTEHPを含有した。タンクミックス組成物4は、100ppmのクロラントラニリプロール及び100ppmのTEHPを含有した。タンクミックス組成物5は、100ppmのクロラントラニリプロール及び150ppmのMSOを含有した。タンクミックス組成物は、加えられたTEHP又はMSOを伴わずに100ppmのクロラントラニリプロールを含有した。
【0229】
【0230】
中に組み込まれたTEHPを含有するOD組成物1及び7の両方は、TEHPを含有しないSC配合物から送達されるクロラントラニリプロールを含有するタンクミックス組成物6より高い昆虫死亡率を示すことを結果は示す。組成物7は、10重量%のクロラントラニリプロールを含有する組成物1と比較して、30重量%のクロラントラニリプロール、及びより低い量の中に組み込まれたTEHPを含有する。より低い量の中に組み込まれたTEHPにも関わらず、組成物7は、組成物1と同様の昆虫死亡率を示す。重要なことに、タンクミックス中に150ppmの加えられたTEHPを有する組成物3は、タンクミックスにおいて中に組み込まれたTEHP及び同様のレベルのTEHPを含有する組成物7と同様の昆虫死亡率を示す。タンクミックス中に同じレベルのMSOを含有するタンクミックス組成物5は、昆虫防除を実現しなかった。表4Cにおける結果は、MSOと比較して低濃度でTEHPの葉への浸透力を顕在化させ、これは、TEHPを含有する配合物中のより高い活性成分の添加を可能とする。一方、MSOを有する高い活性成分強度の配合物は、生物学的有効性を維持するのに十分なMSOを含有しないと考えられる。
【0231】
実施例5
実施例5A
クロラントラニリプロールを含む油分散(OD)組成物は、下記の表5Aにおいて要約するように調製したが、ここで、すべての量は、総配合物のパーセント(w/w%)として報告する。
【0232】
【0233】
組成物16~20はまた、水中の良好な分散性及びブルームの良好な自発性を示した。Break Thru S240、Tergitol15-S-7、Ecosurf EH-6、Silwet HS312、及びLutensol XL50から選択される下記の構成要素の少なくとも1つの添加は、分散性及びブルームの自発性の両方を改善させる。
【0234】
実施例5B
トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)に対する中に組み込まれたTEHPを含有する実施例5Aの配合物組成物16~20の有効性を、中に組み込まれたTEHPを含有しない市販のSC配合物としてのクロラントラニリプロールに対して方法1によって評価した。すべての配合物を、100ppmのクロラントラニリプロールの割合で施用した。結果を下記の表5Bにおいて提供し、ここで、「CTPR」は、クロラントラニリプロールを指し、「Comp」は、組成物を指す。
【0235】
【0236】
100ppmのクロラントラニリプロールで、中に組み込まれたTEHPを含有する組成物16~20は、TEHPを含有しないSC組成物と比較して、ダイズ層貫通試験においてより高い昆虫死亡率を示すことを結果は示す。
【0237】
実施例5C
実施例5Aのクロラントラニリプロール組成物16~20に対するダイズ応答を、方法2によって評価した。7DAT後に植物毒性は観察されなかった。
【0238】
実施例6
実施例6A
クロラントラニリプロールを含む油分散(OD)組成物は、下記の表6Aにおいて要約するように調製したが、ここで、すべての量は、総配合物のパーセント(w/w%)として報告する。
【0239】
【0240】
実施例6B
トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)に対する本発明によって中に組み込まれたTEHPを含有する配合物組成物16、21及び22の有効性を、中に組み込まれたTEHPを含有しない市販のSC配合物としてのクロラントラニリプロールに対して方法1によって評価した。すべての配合物を、100ppmのクロラントラニリプロールの割合で施用した。結果を下記の表6Bにおいて提供し、ここで、「CTPR」は、クロラントラニリプロールを指し、「Eval」は、評価を指す。
【0241】
【0242】
100ppmのクロラントラニリプロールで、中に組み込まれたTEHPを含有する組成物16、21及び22は、ダイズ層貫通試験においてTEHPを含有しないSC組成物と比較してより高い昆虫死亡率を示すことを結果は示す。方法1によって試験しなかった表6Aにおける組成物は、表6Bにおける組成物21及び22と同様の成績を示すことが予想される。組成物21~31はまた、水中の良好な分散性及びブルームの良好な自発性を示した。
【0243】
実施例7
組成物8及び9(表1E)並びに組成物11及び13(表1F)の耐雨性を、中に組み込まれたTEHPを含有しない市販のSC配合物としてのクロラントラニリプロールに対して方法5によって評価した。結果を下記の表7において提供し、ここで、「CTPR」は、クロラントラニリプロールを指し、「Comp」は、組成物を指す。
【0244】
【0245】
TEHPを含有するすべての組成物は、TEHPを含有しない比較SC組成物と比較して昆虫死亡率の増進を示したことを結果は示す。人工降雨の後、中に組み込まれたTEHPを有する組成物は、比較SC組成物と比較して昆虫死亡率の増進を保持する。結果は、中に組み込まれたTEHPを有する配合物の良好な耐雨性を示す。
【0246】
実施例8
実施例8A:クロラントラニリプロールのSE配合物
クロラントラニリプロールを含むサスポエマルジョン組成物(SE)を、下記の表8Aにおいて要約したように調製したが、ここで、すべての量は、総配合物のパーセント(w/w%)として報告する。
【0247】
【0248】
実施例8B
トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)に対する中に組み込まれたTEHPを含有する本開示の配合物SE組成物27、28及び29の有効性を、中に組み込まれたTEHPを含有しない市販のSC配合物としての組成物C5に対して、及び中に組み込まれたTEHPを含有するOD組成物1に対して、方法1によって評価した。すべての配合物を、100ppmのクロラントラニリプロールの割合で施用した。結果を下記の表8Bにおいて提供し、ここで、「CTPR」は、クロラントラニリプロールを指す。
【0249】
【0250】
100ppmのクロラントラニリプロールで、中に組み込まれたTEHPを含有するSE組成物27~29及びOD組成物1の両方は、ダイズ層貫通試験においてTEHPを含有しないSC組成物と比較してより高い昆虫死亡率を示すことを結果は示す。
【0251】
実施例9
実施例9A
シアントラニリプロール及びTEHPを含有する組成物は、方法4によって、TEHPの非存在下でのシアントラニリプロールに対して、コナジラミに対する有効性について評価した。結果を下記の表9Aにおいて報告するが、ここで、「AI」は、施用された配合物中のppmでのシアントラニリプロールの濃度を指し、「TEHP/シアントラニリプロール」は、TEHPとシアントラニリプロールの重量比を指し、C1は、比較組成物を指す。シアントラニリプロールの有効性は、表9AにおけるTEHP/シアントラニリプロールの比に対して明らかな用量応答を示した。
【0252】
【0253】
実施例9B
シアントラニリプロール及びTEHP及び他の配合物構成要素を含有するさらなる組成物を、方法4によってさらに評価し、実施例9Aの比較組成物C1と比較した。それぞれの評価において、シアントラニリプロールを250、125及び62.5ppmのシアントラニリプロールの濃度で施用した。結果を下記の表9Bにおいて報告する。シアントラニリプロールの有効性は、他の成分によってマイナスの影響を受けなかったが、有効性は、TEHPを有さない比較OD配合物C1より良好である。
【0254】
【0255】
実施例10:シアントラニリプロールのサスポエマルジョン(SE)配合物
以下の通りに補助剤としてTEHPを含有する、シアントラニリプロールのサスポエマルジョン配合物をまた調製した。シアントラニリプロールの46%SC配合物は、例えば、Atlox4913、Destrol OC-180、Agnique PG9116、プロピレングリコール、クエン酸及び水の存在下で、シアントラニリプロールを粉砕することによって得た(組成物1)。TEHPの43%EW配合物は、水中のAtlox4914、Atlas G5000Lの存在下でTEHPを均質化することによって得た。撹拌によって、シアントラニリプロールSC配合物をTEHP EW配合物と混合し、最終的なSE配合物がもたらされた。SE配合物はまた、撹拌又は乳化しながら、乳化剤、例えば、Atlox4914及びAtlas G5002Lを含有するTEHP EC配合物をSC配合物に加えることによって作製することができる。SE組成物1は、コナジラミは3齢若虫であり、植物に寄生の10日後に噴霧し、死亡率を4DATにおいて評価したことを除いては上記の方法4によって、TEHP(C1)の非存在下でのシアントラニリプロールに対して、コナジラミに対する有効性について評価した。結果を下記の表10において報告するが、ここで、「AI」は、施用された配合物中のppmでのシアントラニリプロールの濃度を指し、「TEHP/シアントラニリプロール」は、TEHPとシアントラニリプロールの重量比を指す。SE配合物組成物は、上記のOD配合物において記載した方法でさらに修飾することができる。
【0256】
【0257】
TEHPを含有するシアントラニリプロールSE配合物は、TEHPを有さない比較OD配合物を越えて改善された有効性を示したことを結果は示す。
【0258】
実施例11:葉における本明細書に記載されている液体配合物の移行。
クロラントラニリプロールを含む油分散(OD)組成物を、表6Aにおいて要約したように調製したが、ここで、すべての量は、総配合物のパーセント(w/w%)として報告する。ダイズ葉を、方法7によって処理した。Coragen(登録商標)昆虫防除を含む対照処理をまた研究に含めた。結果を下記の表11において報告する。
【0259】
【0260】
対照処理と比較して、組成物26で処理された葉の未処理領域において有意により高い死亡率及びより少ない摂食が観察されたことを結果は示す。さらに、対照処理と比較して、組成物26で処理された葉の処理された領域において有意により少ない摂食がまた観察された。任意の特定な理論に限定されることを意図せずに、本開示の組成物は、有意により高い幼虫の死亡率及び低減した摂食をもたらす、改善された層貫通移行を示す。さらに、層貫通移行は、葉への乏しい被覆を補い得る。
【0261】
実施例12:葉柄における本明細書に記載されている液体配合物の移行。
クロラントラニリプロールを含む油分散(OD)組成物を6Aにおいて要約するように調製したが、ここで、すべての量は、総配合物のパーセント(w/w%)として報告する。ダイズ葉を、方法8によって処理した。Coragen(登録商標)昆虫防除を含む対照処理をまた研究に含めた。結果を下記の表12及び13において報告する。
【0262】
【0263】
対照処理と比較して、有意により高い死亡率及びより少ない摂食が、組成物26で処理された葉上で観察されたことを結果は示す。
【0264】
【0265】
対照処理と比較して、組成物26で処理された葉上で有意により少ない摂食が観察されたことを結果は示す。死亡率はまた、対照処理と比較して、組成物26で処理された葉上でより高かった。
【0266】
任意の特定な理論に限定されることを意図せずに、総合すれば、これらのデータは、本開示の組成物が茎又は葉柄から植物の小葉中への改善された移行を示し、有意により高い幼虫の死亡率及び低減した摂食をもたらすことを示唆する。さらに、移行は、葉への乏しい被覆を補い得る。
【0267】
実施例13:無人ドローンによるコメへのOD配合物の施用。
クロラントラニリプロールを含む油分散(OD)組成物を、6Aにおいて要約するように調製したが、ここで、すべての量は、総配合物のパーセント(w/w%)として報告する。移植したコメ作物は、方法9によって処理した。Prevathon(登録商標)50SC昆虫防除を含む対照処理をまた研究に含めた。結果を下記の表14及び15において報告する。
【0268】
【0269】
【0270】
対照処理と比較して、1ヘクタール当たり30グラムの活性剤で施用された、組成物26の処理の有効性において有意差は存在しなかったことを結果は示す。
【0271】
本明細書は、最良の態様を含めた本発明を開示し、また当業者が任意の装置又はシステムを作製及び使用し、任意の組み込まれた方法を行うことを含めて本発明を実行することを可能とする実施例を使用する。本発明の特許性のある範囲は特許請求の範囲によって定義され、当業者が思いつく他の実施例を含み得る。このような他の実施例は、これらが特許請求の範囲の文字通りの言葉と異ならない構造要素を有する場合、又はこれらが特許請求の範囲の文字通りの言葉から実体のない差異を有する同等の構造要素を含む場合、特許請求の範囲内であることを意図する。