(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-08-05
(45)【発行日】2025-08-14
(54)【発明の名称】写真撮影の際、撮影者が同時に撮影対象を、選択した複数の位置に設置した撮影機器より撮像する手法。
(51)【国際特許分類】
H04N 23/90 20230101AFI20250806BHJP
H04N 23/66 20230101ALI20250806BHJP
G03B 15/00 20210101ALI20250806BHJP
【FI】
H04N23/90
H04N23/66
G03B15/00 F
G03B15/00 H
(21)【出願番号】P 2024061111
(22)【出願日】2024-02-26
【審査請求日】2024-05-02
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】523443319
【氏名又は名称】藤原 健志
(72)【発明者】
【氏名】藤原 健志
【審査官】廣田 健介
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2015/108071(WO,A1)
【文献】特開2002-232768(JP,A)
【文献】特開2002-374454(JP,A)
【文献】特開2007-180866(JP,A)
【文献】特開2019-186589(JP,A)
【文献】特開2012-239200(JP,A)
【文献】特開2017-97151(JP,A)
【文献】特開2021-190887(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/222-257
H04N 23/00-23/959
G03B 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
写真撮影において、撮影機を写真鑑賞者に不審の念を抱かせない、
撮影対象の背景に設け
られた際に不自然さのない器物に内蔵・秘匿し、撮影対象を正面、斜め正面、左右、上側、下側から、同時に撮影する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
撮影機を、スタジオ内、又は野外において、写真鑑賞者に不審の念を抱かせない器物に内蔵・秘匿し、これを複数個用いて、同時に撮影する。
【背景技術】
【0002】
各撮影機を同時に作動させるための、集約型シャッター起動装置。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特になし
【非特許文献】
【0004】
特になし
【発明の概要】
【発明の解決しようとする課題】
【0005】
写真撮影における、撮影者側の意図しなかった撮影効果、撮影対象の魁力の発見。
【課題を解決するための手段】
【0006】
偶然性に頼って効果を発見するための試みであり、対象が人、又はその所有物である場合、写真の発表、発行に当って、撮影者は撮影対象者、あるいは所有権者 又は著作権保有者の承認を得なければならない。
【発明の効果】
【0007】
写真撮影における意外性の発揮。発表における選択肢の多様化。
【発明を実施するための形態】
【0008】
撮影対象の前・後、上・下、左・右、斜めなど複数の位置に、不自然さのない備品類を背景に設け、内部に撮影装置を内蔵・秘匿して、撮影者によって同時起動装置を通して、写真を複数枚、撮影する。
【実施例】
【0009】
人物、動物、建築物の撮影。
【産業上の利用可能性】
【0010】
多角度から同時に撮影することにより、人物、動物の意外性を引き出し、建築物を各角度から経過時間ごとに撮影することにより、眺望の変化を記録することができる。又、工事の進捗状況の確認にも用いうる。
【要約】 (修正有)
【課題】被写体の撮影者側の意図を理解することは容易ではない。両者の意思が一致することはまずない。写真撮影においては、撮影者、モデル間の意思の疎通が、写真の出来映えを左右する。
この偶然性を自明のこととして、複数カメラによる同時撮影を行なう。
発表にあたっては、肖像権の保有者の承認に加え、法的逸脱が生じないことが前提となる。
【解決手段】写真鑑賞者が奇異の念を抱かぬように、撮影機は背景に不自然でない物の内部に、設置・秘匿する。これを複数用い、多角度、多くの位置から撮影することにより、撮影対象の姿の意外性を発見・記録できる。
また、建築物の時間経過ごとの眺望の変化の記録、工事進行中の建造物の撮影時刻ごとの状態確認にこの手法を用いることも可能である。
【選択図】なし