特許7727966IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

水系電解液及び水系電解液の製造方法、並びに、水系電解液を備える電気化学デバイス及び電気化学デバイスの製造方法に関する。さらに、非水系電解液及び非水系電解液の製造方法、並びに、非水系電解液を備える電気化学デバイス及び電気化学デバイスの製造方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、文献等に記載の水系電解液は電位窓の拡大が図られているものの、実用化の観点から水系電解液の電位窓は十分な電位領域であるとはいえず、更なる改善の余地があった。特に、非特許文献1のような濃厚水系電解液を用いた場合、溶媒に対する電解質塩の溶解度には限界があり、既に飽和濃度まで電解質の高濃度化しているため、これ以上の高濃度化による電位窓の拡大は不可能であった。 そこで、電位窓が拡大された水系電解液、特に従来の濃厚水系電解液に対し該濃厚水系電解液が示す電位窓よりもさらに電位窓が拡大された水系電解液を提供することを目的のひとつとし、またナトリウム二次電池のサイクル特性を改善し得る水系電解液及びこれを用いたナトリウム二次電池を提供することを他の目的のひとつとする。 他方、従来より、電位窓拡大、保存特性、又はサイクル特性等の各種特性を改善することにより、高エネルギー化を可能とする非水系電解液が検討され、提供されてきた。 しかし、特許文献4は、溶媒そのものが特殊な化合物を使用する電解液であり、汎用されている炭化水素系のカーボネートの代替として使用することは難しい。また、特許文献5及び6も汎用されている化合物ではなく、入手困難性や原料コストの観点から、工業的な非水系電解液への適用は困難である。 また、電解液の多種多様な用途展開を考慮すると、より優れた特性を有する非水系電解液が依然として求められている状況である。 そこで、容易に入手し得る安価な材料を使用して、非水系電解液の特性をより改善し、より高エネルギー密度化を可能とする非水系電解液を提供することを別の目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、従来から着目され広く検討されているSEIの形成による電位窓の拡大とは異なるアプローチによって、水系電解液の電位窓の拡大、及び、非水系電解液の特性改善による高エネルギー化について検討した。 二次電池等の電気化学デバイスにおける非水系電解液及び水系電解液(以下、これらをまとめて単に「電解液」ともいう。)の添加剤としては、過充電防止効果、負極被膜形成効果、あるいは正極保護効果とい・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本開示によれば、電位窓が拡大された水系電解液、特に従来の濃厚水系電解液に対し該濃厚水系電解液が示す電位窓よりもさらに電位窓が拡大された水系電解液や、サイクル特性を改善し得る水系電解液を提供することができる。更に、本開示によれば、容易に入手し得る安価な材料を使用して、非水系電解液の特性をより改善し、より高エネルギー密度化を可能とする非水系電解液を提供することができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、実施例1-3及び比較例1-5のナトリウム二次電池の充放電サイクル特性を示すグラフである。
【図2】 図2は、実施例2-1及び比較例2-1の非水マグネシウム電解液のリニアスイープボルタモグラムを示すグラフである。

代表図 図1本件の代表的な図

1 :実施例1-3 2 :比較例1-5 3 :実施例2-1 4 :比較例2-1

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