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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-09-02
(45)【発行日】2025-09-10
(54)【発明の名称】常服乾燥装置
(51)【国際特許分類】
   F26B 9/00 20060101AFI20250903BHJP
   F26B 21/00 20060101ALI20250903BHJP
   D06F 58/00 20200101ALI20250903BHJP
   D06F 59/02 20060101ALI20250903BHJP
   D06F 57/02 20060101ALI20250903BHJP
   D06F 57/12 20060101ALI20250903BHJP
【FI】
F26B9/00 A
F26B21/00 B
D06F58/00 A
D06F59/02
D06F57/02 Z
D06F57/12 D
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2024032170
(22)【出願日】2024-03-04
【審査請求日】2024-03-04
(73)【特許権者】
【識別番号】524082627
【氏名又は名称】王 偉建
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(74)【代理人】
【識別番号】100146374
【弁理士】
【氏名又は名称】有馬 百子
(72)【発明者】
【氏名】王 偉建
【審査官】杉山 健一
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第208379265(CN,U)
【文献】中国実用新案第219972754(CN,U)
【文献】中国実用新案第214142950(CN,U)
【文献】特開2009-034411(JP,A)
【文献】実開昭63-025989(JP,U)
【文献】登録実用新案第3171353(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F26B 9/00
F26B 21/00
D06F 58/00
D06F 59/02
D06F 57/02
D06F 57/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
底板を備え、前記底板1の下側壁に均一に配列されたインサートロッドが固設され、前記底板の上側壁の両端に対称的にサポートロッドが固設され、対称的な前記サポートロッドの上端に天板が固設され、前記天板側壁に第1収納ボックスが固設され、前記第1収納ボックスの内部に昇降機構が設けられ、前記第1収納ボックスの下に第2収納ボックスが設けられ、前記昇降機構の下端と前記第2収納ボックスの上側壁とが固定的に接続され、前記第2収納ボックスの内部に回転機構が固設され、前記回転機構の下端に干しボードが固設され、前記干しボードの下側壁に均一に配列された干しロッドが固設され、前記回転機構によって前記干しボード(7)と前記干しロッド(8)が回転し、
前記天板の内部に第1キャビティが設けられ、前記第1キャビティの両端に対称的な第2キャビティが設けられ、2つの前記第2キャビティの内部にベアリングを介して巻き取りローラが回転可能に設置され、2つの前記巻き取りローラの外部に前記天板(4)の前端と後端を防護する遮蔽層10が巻き取られ、2つの前記巻き取りローラの両端にトーションスプリング11が嵌設され、つの前記トーションスプリング11の片端がいずれも前記巻き取りローラの側壁に固定的に接続され、つの前記トーションスプリング11の他端がいずれも前記第2キャビティの内壁に固定的に接続され、2つの前記遮蔽層10の離れた片端にいずれも帯状ボード12が固設され、前記第1キャビティの内部に前記遮蔽層(10)を押し引くための押し引き機構が設けられ、
前記底板の上端に乾燥ケース13が固設され、前記乾燥ケース13の後側壁に加熱ケース14が固設され、前記加熱ケース14の後側壁に取付パイプ15が固設され、前記取付パイプ15の内部に送風ファン16が固設され、前記加熱ケース14の内部に電気加熱ワイヤー17が固設され、前記乾燥ケース13の内部に環状パイプ18が固設され、前記環状パイプ18の後側壁に吸気ダクト19が固設され、前記吸気ダクト19の後端が加熱ケース14の内部に延び、前記環状パイプ18の内壁に均一に配列された排気ダクト36が固設されており、
前記昇降機構によって干しボード(7)と干しロッド(8)が下へ移動し、常服を乾燥ケース(13)の内部に移動させることを特徴とする常服乾燥装置。
【請求項2】
前記昇降機構が第1二軸モータ20を備え、前記第1二軸モータ20が第1取付フレームを介して第1収納ボックスの内壁の上端に固定的に接続され、前記第1二軸モータ20の両端にトランスミッションロッド21が固設され、2つの前記トランスミッションロッド21の両端に巻線ローラ22が固設され、2つの前記巻線ローラ22の外部に接続ロープ23が巻き付けられ、前記第2収納ボックスの上側壁に固定リング24が固設され、2つの前記接続ロープ23の下端がいずれも前記固定リング24に固定的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の常服乾燥装置。
【請求項3】
前記回転機構が2つのストッパーロッド25を備え、前記第2収納ボックスの外壁にストッパー環状溝が設けられ、2つの前記ストッパーロッド25の上端がいずれも前記ストッパー環状溝に摺接され、2つの前記ストッパーロッド(25)の下端が前記干しボード(7)に接続され、モータ26が第2取付フレームを介して前記第2収納ボックスの内部に固設され、前記モータ26の出力端に回転ロッド27が固設され、前記回転ロッド27の下端が前記干しボードの上側壁に固定的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の常服乾燥装置。
【請求項4】
前記押し引き機構が第2二軸モータ28を備え、前記第2二軸モータ28が第3取付フレームを介して第1キャビティの内部に固設され、前記第2二軸モータ28の左端と右端にスクリュー29回転可能に設けられ、2つの前記スクリュー29の他端が前記第1キャビティの内壁に回転可能に接続され、2つの前記スクリュー29のロッド壁に移動ボード30が螺設され、2つの前記移動ボード30の両側壁に第1U型ブロック31が固設され、前記帯状ボード12の左側壁と右側壁に第2U型ブロック32が固設され、2つの前記第1U型ブロック31と2つの前記第2U型ブロック32の間に接続ボード33が回転可能に設置されており、
前記第2二軸モータ(28)によって2つの前記スクリュー(29)が回転する際に、前記移動ボード(30)が対向移動し両端の前記第1U型ブロック(31)を移動させることにより、前記接続ボード(33)が前記第2U型ブロック(32)と前記帯状ボード(12)を移動させることを特徴とする請求項1に記載の常服乾燥装置。
【請求項5】
前記第1収納ボックスの下側壁に対称的な係合シート34が固設され、前記第2収納ボックスの上側壁に対称的な係合ボード35が固設され、2つの前記係合ボード35が前記係合シート34に差し込まれていることを特徴とする請求項1に記載の常服乾燥装置。
【請求項6】
前記電気加熱ワイヤー17が外部電源に電気的に接続され、前記取付パイプ15の内部の送風ファン16の後端に防塵ネットが固設されていることを特徴とする請求項1に記載の常服乾燥装置。
【請求項7】
前記干しボードの下側壁が前記乾燥ケース13の上側壁に係合可能であることを特徴とする請求項1に記載の常服乾燥装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、日用品の技術分野に関し、特に常服乾燥装置に関する。
【背景技術】
【0002】
常服とは、軍人が平日または一般的な儀礼の場で着用する服装を指し、普段着用する軍服を意味し、その主な特徴が荘重で威武で、伝統的な習慣と精神を反映することができ、日常の着用に適しており、普段常服を干す過程において、常に乾燥装置を使う必要がある。
【0003】
ただし、従来の乾燥装置には、使用時に依然として下記の技術的問題がある。
従来の乾燥装置は、晴れた環境でしか使用できないため、雨や曇りが続いた場合、常服を正常に干すことができず、且つ干している過程において、天気が急に変わった場合、乾いた衣類に対してタイムリーに雨よけをすることができず、常服が再び濡れてしまうことを招く。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、上記の問題を解決するための常服乾燥装置を提案している。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の問題を解決するための常服乾燥装置を提供することを目的としている。
上記の目的を実現するため、本発明は、底板を備え、前記底板の下側壁に均一に配列されたインサートロッドが固設され、前記底板の上側壁の両端に対称的にサポートロッドが固設され、対称的な前記サポートロッドの上端に天板が固設され、前記天板の下側壁に第1収納ボックスが固設され、前記第1収納ボックスの内部に昇降機構が設けられ、前記第1収納ボックスの下端に第2収納ボックスが設けられ、前記昇降機構の下端と前記第2収納ボックスの上側壁とが固定的に接続され、前記第2収納ボックスの内部に回転機構が固設され、前記回転機構の下端に干しボードが固設され、前記干しボードの下側壁に均一に配列された干しロッドが固設され、前記天板の内部に第1キャビティが設けられ、
【0006】
前記第1キャビティの両端に対称的な第2キャビティが設けられ、2つの前記第2キャビティの内部にベアリングを介して巻き取りローラが回転可能に設置され、2つの前記巻き取りローラの外部に遮蔽層が巻き取られ、2つの前記巻き取りローラの両端にトーションスプリングが嵌設され、2つの前記トーションスプリングの片端がいずれも前記巻き取りローラの側壁に固定的に接続され、2つの前記トーションスプリングの他端がいずれも前記第2キャビティの内壁に固定的に接続され、2つの前記遮蔽層の離れた片端にいずれも帯状ボードが固設され、前記第1キャビティの内部に押し引き機構が設けられ、前記底板の上端に乾燥ケースが固設され、前記乾燥ケースの後側壁に加熱ケースが固設され、前記加熱ケースの後側壁に取付パイプが固設され、前記取付パイプの内部に送風ファンが固設され、前記加熱ケースの内部に電気加熱ワイヤーが固設され、前記乾燥ケースの内部に環状パイプが固設され、前記環状パイプの後側壁に吸気ダクトが固設され、前記吸気ダクトの後端が加熱ケースの内部に延び、前記環状パイプの内壁に均一に配列された排気ダクトが固設されていることを特徴とする常服乾燥装置を提供する。
【0007】
好ましくは、前記昇降機構が第1二軸モータを備え、前記第1二軸モータが第1取付フレームを介して第1収納ボックスの内壁の上端に固定的に接続され、前記第1二軸モータの両端にトランスミッションロッドが固設され、2つの前記トランスミッションロッドの両端に巻線ローラが固設され、2つの前記巻線ローラの外部に接続ロープが巻き付けられ、前記第2収納ボックスの上側壁に固定リングが固設され、2つの前記接続ロープの下端がいずれも前記固定リングに固定的に接続されている。
【0008】
好ましくは、前記回転機構が2つのストッパーロッドを備え、前記第2収納ボックスの外壁にストッパー環状溝が設けられ、2つの前記ストッパーロッドの上端がいずれも前記ストッパー環状溝に摺接され、モータが第2取付フレームを介して前記第2収納ボックスの内部に固設され、前記モータの出力端に回転ロッドが固設され、前記回転ロッドの下端が前記干しボードの上側壁に固定的に接続されている。
【0009】
好ましくは、前記押し引き機構が第2二軸モータを備え、前記第2二軸モータが第3取付フレームを介して第1キャビティの内部に固設され、前記第2二軸モータの左端と右端にスクリューが固設され、2つの前記スクリューの他端が前記第1キャビティの内壁に回転可能に接続され、2つの前記スクリューのロッド壁に移動ボードが螺設され、2つの前記移動ボードの両側壁に第1U型ブロックが固設され、前記帯状ボードの左側壁と右側壁に第2U型ブロックが固設され、2つの前記第1U型ブロックと2つの前記第2U型ブロックの間に接続ボードが回転可能に設置されている。
【0010】
好ましくは、前記第1収納ボックスの下側壁に対称的な係合シートが固設され、前記第2収納ボックスの上側壁に対称的な係合ボードが固設され、2つの前記係合ボードが前記係合シートに差し込まれている。
好ましくは、前記電気加熱ワイヤーが外部電源に電気的に接続され、前記取付パイプの内部の送風ファンの後端に防塵ネットが固設されている。
好ましくは、前記干しボードの下側壁が前記乾燥ケースの上側壁に係合されている。
【0011】
従来の技術に比べて、本発明の有益な効果は、天候不良のときに常服を干している場合、本乾燥装置の回転機構によって下端の干しボードと干しロッドを回転させることで、吊り下げられた常服の周りの空気の流れを速め、常服内部の水分の揮発を速めることができ、さらに、押し引き機構によって天板内部の遮蔽層を両端に押し出し、効果的に常服を雨から守ることができ、また、雨天が連続して発生した場合、昇降機構によって干しボードと干しロッドを乾燥ケースの内部に下げ、送風ファンと電気加熱ワイヤーの組み合わせによって、効果的に常服を乾燥させ、乾燥装置の使用多様性を増やすことができることである。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】は、本発明の構造模式図である。
図2】は、図1の正面構造模式図である。
図3】は、天板の断面構造模式図である。
図4】は、第1収納ボックスと第2収納ボックスの正面断面構造模式図である。
図5】は、乾燥ケースの上面構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術案を明確かつ完全に述べるが、述べられた実施例が本発明の一部の実施例のみにすぎず、全部の実施例ではないことは明らかである。当業者が創造的な労働をせずに、本発明における実施例に基づいて得たすべての実施例は、本発明の請求の範囲に属する。
【0014】
なお、本発明の説明において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「頂」、「底」、「内」、「外」などの用語が示す方向または位置関係は、図面に基づく方向または位置関係であり、本発明の説明を簡単にしたり、説明を簡略化したりするためのものであり、関係する装置または部品が特定の方向を持ったり、特定の方向で構成したり、操作したりしなければならないことを指示したり、示唆したりするものではない。したがって、これらは本発明に対する制限であると理解できない。
【実施例
【0015】
図1~5に示すように、本発明は、底板1を備え、前記底板1の下側壁に均一に配列されたインサートロッド2が固設され、底板1の上側壁の両端に対称的にサポートロッド3が固設され、対称的なサポートロッド3の上端に天板4が固設され、天板4の側壁に第1収納ボックス5が固設され、第1収納ボックス5の内部に昇降機構が設けられ、第1収納ボックス5の下端に第2収納ボックス6が設けられ、昇降機構の下端と第2収納ボックス6の上側壁とが固定的に接続され、第2収納ボックス6の内部に回転機構が固設され、回転機構の下端に干しボード7が固設され、干しボード7の下側壁に均一に配列された干しロッド8が固設され、天板4の内部に第1キャビティが設けられ、第1キャビティの両端に対称的な第2キャビティが設けられ、2つの第2キャビティの内部にベアリングを介して巻き取りローラ9が回転可能に設置され、2つの巻き取りローラ9の外部に遮蔽層10が巻き取られ、2つの巻き取りローラ9の両端にトーションスプリング11が嵌設され、つのトーションスプリング11の片端がいずれも巻き取りローラ9の側壁に固定的に接続され、つのトーションスプリング11の他端がいずれも第2キャビティの内壁に固定的に接続され、2つの遮蔽層10の離れた片端にいずれも帯状ボード12が固設され、第1キャビティの内部に押し引き機構が設けられ、底板1の上端に乾燥ケース13が固設され、乾燥ケース13の後側壁に加熱ケース14が固設され、加熱ケース14の後側壁に取付パイプ15が固設され、取付パイプ15の内部に送風ファン16が固設され、加熱ケース14の内部に電気加熱ワイヤー17が固設され、乾燥ケース13の内部に環状パイプ18が固設され、環状パイプ18の後側壁に吸気ダクト19が固設され、吸気ダクト19の後端が加熱ケース14の内部に延び、環状パイプ18の内壁に均一に配列された排気ダクトが固設されていることを特徴とする常服乾燥装置を提供する。
【0016】
昇降機構が第1二軸モータ20を備え、第1二軸モータ20が第1取付フレームを介して第1収納ボックス5の内壁の上端に固定的に接続され、第1二軸モータ20の両端にトランスミッションロッド21が固設され、2つのトランスミッションロッド21の両端に巻線ローラ22が固設され、2つの巻線ローラ22の外部に接続ロープ23が巻き付けられ、第2収納ボックス6の上側壁に固定リング24が固設され、2つの接続ロープ23の下端がいずれも固定リング24に固定的に接続されている。
【0017】
回転機構が2つのストッパーロッド25を備え、第2収納ボックス6の外壁にストッパー環状溝が設けられ、2つのストッパーロッド25の上端がいずれもストッパー環状溝に摺接され、モータ26が第2取付フレームを介して第2収納ボックス6の内部に固設され、モータ26の出力端に回転ロッド27が固設され、回転ロッド27の下端が干しボード7の上側壁に固定的に接続されている。
【0018】
押し引き機構が第2二軸モータ28を備え、第2二軸モータ28が第3取付フレームを介して第1キャビティの内部に固設され、第2二軸モータ28の左端と右端にスクリュー29が固設され、2つのスクリュー29の他端が第1キャビティの内壁に回転可能に接続され、2つのスクリュー29のロッド壁に移動ボード30が螺設され、2つの移動ボード30の両側壁に第1U型ブロック31が固設され、帯状ボード12の左側壁と右側壁に第2U型ブロック32が固設され、2つの第1U型ブロック31と2つの第2U型ブロック32の間に接続ボード33が回転可能に設置され、第2二軸モータ28によって両端のスクリュー29が回転し、2つのスクリュー29によってロッド壁に螺合された移動ボード30が対向移動し、2つの移動板30によって両端の第1U型ブロック31が移動し、2つの第1U型ブロック31によって側壁の接続ボード33が第2U型ブロック32と帯状ボード12を移動させ、帯状ボード12が巻取ローラ9の外側に巻き付けられた遮蔽層10を押し出して、天板4の前端と後端に防護する。
【0019】
第1収納ボックス5の下側壁に対称的な係合シート34が固設され、第2収納ボックス6の上側壁に対称的な係合ボード35が固設され、2つの係合ボード35が係合シート34に差し込まれ、正常に衣類を干すとき、係合ボード35を係合シート34に差し込むことで第2収納ボックス6を位置決めし、回転機構によって下端の干しボード7と干しロッド8が回転しても、係合ボード35と係合シート34の位置決めによって第2収納ボックス6のガタツキを回避する。
【0020】
電気加熱ワイヤー17が外部電源に電気的に接続され、取付パイプ15の内部の送風ファン16の後端に防塵ネットが固設され、送風ファン16によって内部に送風するとき、防塵ネットによって気流中のほこりをろ過することができる。
【0021】
干しボード7の下側壁が乾燥ケース13の上側壁に係合され、衣類を乾燥させる必要がある場合、干しボード7が下へ移動し、乾燥ケース13の上端に移動して係合固定する。
[作動原理]
【0022】
使用時に、常服を干しロッド8の下端に置き、天気が正常である場合、そのまま衣類を干し、天気が悪い場合、回転機構を起動し、回転機構によって下端の干しボード7と干しロッド8が回転し、常服の周りの空気の流れを速め、衣類の乾燥を速めることができ、干す過程において雨に遭遇した場合、第2二軸モータ28を起動し、第2二軸モータ28によって両端のスクリュー29が回転し、スクリュー29によってロッド壁の2つの移動ボード30が対向移動し、2つの移動ボード30の両端の接続ボード33が2つの帯状ボード12を両端に移動させることで、巻き取りローラ9の外部に巻き取られた遮蔽層10を押し出して、天板4の前端と後端に防護し、衣類に対して効果的に雨よけをすることができ、雨天が連続して発生した場合、昇降機構によって干しボード7と干しロッド8が下へ移動し、常服を乾燥ケース13の内部に移動させ、送風ファン16と電気加熱ワイヤー17を起動し、その内部の衣類を速やかに乾燥させる。
【0023】
以上、本発明の基本原理、主要な特徴および本発明の利点を説明したが、明らかなように、本発明が上述の例示的な実施例の詳細に限定されるものではなく、当業者にとって、本発明の精神または基本的な特徴を逸脱せず、その他の実施形態で本発明を実現できる。したがって、どのような視点で考えても、実施例は、例示的なものであり、且つ非限定的なものである。本発明の範囲は、上記の説明ではなく、特許請求の範囲によって限定される。このゆえに、特許請求の範囲の同等要件に属する意味および範囲内のすべての変化は、いずれも本発明に含まれる。特許請求の範囲におけるいずれかの図面および符号は、特許請求の範囲を制限するものと見なされるべきではない。
【0024】
以上、本発明の実施例を説明したが、当業者が本発明の原理および精神を逸脱せず、様々な変更、修正、置換および変形を行うことができることも理解できよう。本発明の範囲は、特許請求の範囲およびその同等物によって限定される。
【符号の説明】
【0025】
1 底板
2 インサートロッド
3 サポートロッド
4 天板
5 第1収納ボックス
6 第2収納ボックス
7 干しボード
8 干しロッド
9 巻取ローラ
10 遮蔽層
11 トーションスプリング
12 帯状ボード
13 乾燥ケース
14 加熱ケース
15 取付パイプ
16 送風ファン
17 電気加熱ワイヤー
18 環状パイプ
19 吸気ダクト
20 第1二軸モータ
21 トランスミッションロッド
22 巻線ローラ
23 接続ロープ
24 固定リング
25 ストッパーロッド
26 モータ
27 回転ロッド
28 第2二軸モータ
29 スクリュー
30 移動ボード
31 第1U型ブロック
32 第2U型ブロック
33 接続ボード
34 係合シート
35 係合ボード
36 排気ダクト

【要約】      (修正有)
【課題】送風ファンと電気加熱ワイヤーを組み合わせる常服乾燥装置を提供する。
【解決手段】底板を備えた常服乾燥装置であって、前記底板の下側壁に均一に配列されたインサートロッドが固設され、前記底板の上側壁の両端には対称的なサポートロッドが固設され、対称的な前記サポートロッドの上端に天板が固設され、天候不良のときに常服を干している場合、本乾燥装置の回転機構によって下端の干しボードと干しロッドを回転させることで、吊り下げられた常服の周りの空気の流れを速め、常服内部の水分の揮発を速めることができ、さらに、押し引き機構によって天板内部の遮蔽層を両端に押し出し、効果的に常服を雨から守ることができ、また、雨天の連続する時節には、昇降機構によって干しボードと干しロッドを乾燥ケースの内部に下げ、送風ファンと電気加熱ワイヤーの組み合わせによって、効果的に常服を乾燥させ、乾燥装置の使用多様性を増やすことができる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5