(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-09-05
(45)【発行日】2025-09-16
(54)【発明の名称】包装箱
(51)【国際特許分類】
B65D 5/54 20060101AFI20250908BHJP
B65D 5/66 20060101ALI20250908BHJP
【FI】
B65D5/54 301E
B65D5/66 301H
(21)【出願番号】P 2021113898
(22)【出願日】2021-07-09
【審査請求日】2024-06-13
(73)【特許権者】
【識別番号】391019500
【氏名又は名称】朝日印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100144886
【氏名又は名称】大坪 賢吾
(72)【発明者】
【氏名】広川 園恵
【審査官】矢澤 周一郎
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3224236(JP,U)
【文献】登録実用新案第3224237(JP,U)
【文献】特開2014-210612(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0180537(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第102556464(CN,A)
【文献】登録実用新案第3206842(JP,U)
【文献】登録実用新案第3185840(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 5/54
B65D 5/66
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
対向配置された第1側面板および第2側面板と、前記第1側面板および前記第2側面板を繋ぐ第3側面板および第4側面板を備える筒体と、
前記第1側面板の一端部と前記第2側面板の一端部に接続され、前記筒体の一端側の開口を塞ぐ蓋部と、
前記第1側面板に形成された第1破断線と、
前記第3側面板の一端部に延設された第1フラップと、を有し、
前記第1破断線を破断することによって前記蓋部を前記第2側面板と繋がった状態で開封することができ、
さらに、
開封された前記蓋部の自由端部に形成された第1係止片と、
前記第1フラップに形成された第1係合片および前記第1係合片から連続する第1切り込みと、を有し、
前記第1フラップ上から前記蓋部を被せ、
前記蓋部の前記自由端部を前記筒体内に折り曲げることなく、前記第1係止片を前記第1係合片の裏側に入れ込むことにより前記蓋部を再封することを特徴とする再封可能な包装箱。
【請求項2】
前記第4側面板の一端部に延設された第2フラップを有する請求項1に記載の包装箱。
【請求項3】
前記第1係止片は、開封された前記蓋部の自由端部の両側に対をなして形成され、
前記
第1係合片および前記第1切り込みは、前記第1フラップおよび前記第2フラップに対をなして形成されている請求項2に記載の包装箱。
【請求項4】
前記第1係止片は、開封された前記蓋部の自由端部の前記第1フラップ側の端部にだけ形成されている請求項1に記載の包装箱。
【請求項5】
貼りあがり状態では、前記第1側面板と前記第3側面板の間および前記第2側面板と前記第4側面板の間で正折りされて潰れており、
前記筒体には、前記貼りあがり状態に戻ろうとする復元力が残存し、
前記復元力によって、前記第1係止片が前記第1係合片側に付勢される請求項4に記載の包装箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装箱に関する。
【背景技術】
【0002】
商品を収容して搬送し、店頭に陳列するための包装箱として、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片を筒状に組み立てたものが知られている。
【0003】
特許文献1に記載されている包装箱は、前面板および背面板と、これらを繋ぐ2枚の側面板とを備える筒体を有する。また、全面板の上端部には主蓋板が延設され、背面板の上端部には従蓋板が延設され、左右の側面板の上端部には左右のフラップが延設されている。そして、左右のフラップを先に折り曲げ、その上で主蓋板と従蓋板を折り曲げて接合することにより、筒体の上端側開口を塞ぐ蓋部が形成されている。また、蓋部を一旦開封した後は、蓋部の自由端部の左右に形成された係止片を左右のフラップに形成された係合片の裏側に潜り込ませることにより再封が可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の包装箱では、蓋部の係止片を左右のフラップの係合片の裏側に潜り込ませるための工夫がされておらず、スムーズな再封作業を行うことができないという問題を有する。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、スムーズな再封作業を行うことができる包装箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような目的は、以下(1)~(7)の本発明により達成される。
【0008】
(1) 対向配置された第1側面板および第2側面板と、前記第1側面板および前記第2側面板を繋ぐ第3側面板および第4側面板を備える筒体と、
前記第1側面板の一端部と前記第2側面板の一端部に接続され、前記筒体の一端側の開口を塞ぐ蓋部と、
前記第1側面板に形成された第1破断線と、
前記第3側面板の一端部に延設された第1フラップと、を有し、
前記第1破断線を破断することによって前記蓋部を前記第2側面板と繋がった状態で開封することができ、
さらに、
開封された前記蓋部の自由端部に形成された第1係止片と、
前記第1フラップに形成された第1係合片および前記第1係合片から連続する第1切り込みと、を有し、
前記第1フラップ上から前記蓋部を被せ、前記第1係止片を前記第1係合片の裏側に入れ込むことにより前記蓋部を再封することを特徴とする再封可能な包装箱。
【0009】
(2) 前記第4側面板の一端部に延設された第2フラップを有する上記(1)に記載の包装箱。
【0010】
(3) 前記第1係止片は、開封された前記蓋部の自由端部の両側に対をなして形成され、
前記第1係止片および前記第1切り込みは、前記第1フラップおよび前記第2フラップに対をなして形成されている上記(2)に記載の包装箱。
【0011】
(4) 前記第2側面板に形成された第2破断線を有し、
前記第2破断線を破断することによって前記蓋部を前記第1側面板と繋がった状態で開封することができ、
さらに、
開封された前記蓋部の自由端部に形成された第2係止片と、
前記第1フラップまたは前記第2フラップに形成された第2係合片および前記第2係合片から連続する第2切り込みと、を有し、
前記第1フラップおよび前記第2フラップ上から前記蓋部を被せ、前記第2係止片を前記第2係合片の裏側に入れ込むことにより前記蓋部を再封する上記(2)または(3)に記載の包装箱。
【0012】
(5) 前記第2係止片は、前記蓋部の自由端部の両側に対をなして形成され、
前記第2係止片および前記第2切り込みは、前記第1フラップおよび前記第2フラップに対をなして形成されている上記(4)に記載の包装箱。
【0013】
(6) 対向配置された第1側面板および第2側面板と、前記第1側面板および前記第2側面板を繋ぐ第3側面板および第4側面板とからなる4枚の側面板を備える筒体と、
前記第1側面板の一端部と前記第2側面板の一端部に接続され、前記筒体の一端側の開口を塞ぐ蓋部と、
前記第1側面板に形成された第1破断線と、
前記第3側面板の一端部に延設された第1フラップと、を有し、
前記第1破断線を破断することによって前記蓋部を前記第2側面板と繋がった状態で開封することができ、
さらに、
開封された前記蓋部の自由端部に形成された第1係止片と、
前記第1フラップに形成された第1係合片と、
前記開口から隣り合う前記側面板の境界に沿って形成された切り込みと、を有し、
前記第1フラップ上から前記蓋部を被せ、前記第1係止片を前記第1係合片の裏側に入れもむことにより前記蓋部を再封することを特徴とする再封可能な包装箱。
【0014】
(7) 前記第1側面板が糊代板を介して前記第3側面板または前記第4側面板と接続され、前記第2側面板と前記第3側面板または前記第4側面板の境界に前記切り込みが形成されているか、
前記第2側面板が糊代板を介して前記第3側面板または前記第4側面板と接続され、前記第1側面板と前記第3側面板または前記第4側面板の境界に前記切り込みが形成されている上記(6)に記載の包装箱。
【発明の効果】
【0015】
このような本発明によれば、第1フラップに第1切り込みが形成されているため、再封時に加わる力によって第1切り込みが開くように第1フラップが変形し、より少ない力(押し込み量)で第1係止片を第1係合片に係合させることができる。また、別の発明によれば、筒体の開口から隣り合う側面板の境界に沿って切り込みが形成されているため、再封時に加わる力によって開口が広がり易くなり、より少ない力(押し込み量)で第1係止片を第1係合片に係合させることができる。したがって、本発明によれば、スムーズな再封作業を行うことができる包装箱となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図10】第2実施形態に係る包装箱の展開図である。
【
図20】第3実施形態に係る包装箱の展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
<第1実施形態>
本実施形態の包装箱1は、紙製等の一枚のブランクシートを打ち抜いて一体的に形成された箱体形成片10を組み立てて形成される。なお、以下では、説明の便宜上、箱体形成片10の表面が凸になる折り方を「正折り」とも言い、反対に、裏面が凸になる折り方を「逆折り」とも言う。また、
図1中の上側を「上」とし、下側を「下」とする。
【0018】
図1は、箱体形成片10を表面から見た展開図である。同図に示すように、箱体形成片10は、横方向に連接する糊代板20、側面板21、側面板22、側面板23および側面板24を有する。また、これらの連接方向(横方向)がブランクシートの紙目に一致する。なお、これら4枚の側面板21,22,23,24のうち、側面板21,23の一方が第1側面板、他方が第2側面板であり、側面板22,24の一方が第3側面板、他方が第4側面板である。以下では、説明の便宜上、側面板23を第1側面板とし、側面板21を第2側面板とし、側面板24を第3側面板とし、側面板22を第4側面板とする。
【0019】
また、糊代板20、側面板21、側面板22、側面板23および側面板24は、それぞれ、縦方向に延びる折罫線31,32,33,34で区切られている。具体的には、糊代板20と側面板21が折罫線31で区切られ、側面板21と側面板22が折罫線32で区切られ、側面板22と側面板23が折罫線33で区切られ、側面板23と側面板24が折罫線34で区切られている。
【0020】
箱体形成片10では、側面板21,23が互いに同じ幅であり、側面板22,24が互いに同じ幅である。また、側面板21,23の幅は、側面板22,24の幅よりも大きい。ただし、側面板21,23の幅と側面板22,24の幅の関係は、これに限定されない。また、箱体形成片10では、側面板21,23が側面板22,24よりも若干長く、上端部および下端部において、側面板23と側面板22,24の間にブランクシート2枚分の厚さ程度の段差が形成され、側面板21と側面板22の間にブランクシート1枚分の厚さ程度の段差が形成されている。
【0021】
また、側面板23の上端部には蓋片43Aが延設されている。側面板23と蓋片43Aは、横方向に延びるミシン目入りの折罫線53Aで区切られている。同様に、側面板23の下端部には蓋片43Bが延設されている。側面板23と蓋片43Bは、横方向に延びる折罫線53Bで区切られている。
【0022】
また、側面板23の上端部には、破断線63A(第1破断線)が形成されている。破断線63Aは、側面板23と蓋片43Aを分割するようにこれらの境界部に形成され、折罫線53Aに沿った両端部と、折罫線53Aから側面板23内に侵入したU字状の中央部を有する。そして、U字部分と折罫線53Aに囲まれた部分が開封部230Aとなっている。開封部230Aは、矩形である。ただし、開封部230Aの形状は、特に限定されない。
【0023】
同様に、側面板23の下端部には、破断線63Bが形成されている。破断線63Bは、側面板23と蓋片43Bを分割するようにこれらの境界部に形成され、折罫線53Bに沿った両端部と、折罫線53Bから側面板23内に侵入したU字状の中央部を有する。そして、U字部分と折罫線53Bに囲まれた部分が開封部230Bとなっている。開封部230Bは、矩形である。ただし、開封部230Bの形状は、特に限定されない。
【0024】
また、側面板21の上端部には、蓋片41Aが延設されている。側面板21と蓋片41Aは、横方向に延びるミシン目入りの折罫線51Aで区切られている。同様に、側面板21の下端部には、蓋片41Bが延設されている。側面板21と蓋片41Bは、横方向に延びる折罫線51Bで区切られている。包装箱1を組み立てた状態では、蓋片43A,41Aが糊付けされることにより、包装箱1の上端側開口を塞ぐ蓋部7Aが形成され、蓋片43B,41Bが糊付けされることにより、包装箱1の下端側開口を塞ぐ蓋部7Bが形成される。
【0025】
また、側面板21の上端部には、破断線61A(第2破断線)が形成されている。破断線61Aは、側面板21と蓋片41Aを分割するようにこれらの境界部に形成され、折罫線51Aに沿った両端部と、折罫線51Aから側面板21内に侵入したU字状の中央部を有する。そして、U字部分と折罫線51Aに囲まれた部分が開封部210Aとなっている。開封部210Aは、矩形である。ただし、開封部210Aの形状は、特に限定されない。
【0026】
同様に、側面板21の下端部には、破断線61Bが形成されている。破断線61Bは、側面板21と蓋片41Bを分割するようにこれらの境界部に形成され、折罫線51Bに沿った両端部と、折罫線51Bから側面板21内に侵入したU字状の中央部を有する。そして、U字部分と折罫線51Bに囲まれた部分が開封部210Bとなっている。開封部210Bは、矩形である。ただし、開封部210Bの形状は、特に限定されない。
【0027】
また、側面板22の上端部には、フラップ42A(第2フラップ)が延設されている。側面板22とフラップ42Aは、横方向に延びるミシン目入りの折罫線52Aで区切られている。また、側面板24の上端部にはフラップ44A(第1フラップ)が延設されている。側面板24とフラップ44Aは、横方向に延びるミシン目入りの折罫線54Aで区切られている。包装箱1を組み立てた状態では、フラップ42A,44Aは、蓋部7Aの内側に位置し、蓋部7Aが包装箱1内に潜り込むのを防ぐ。
【0028】
同様に、側面板22の下端部には、フラップ42Bが延設されている。側面板22とフラップ42Bは、横方向に延びるミシン目入りの折罫線52Bで区切られている。また、側面板24の下端部には、フラップ44Bが延設されている。側面板24とフラップ44Bは、横方向に沿うミシン目入りの折罫線54Bで区切られている。包装箱1を組み立てた状態では、フラップ42B,44Bは、蓋部7Bの内側に位置し、蓋部7Bが包装箱1内に潜り込むのを防ぐ。
【0029】
以上、包装箱1の全体構成について簡単に説明した。次に、包装箱1の特に特徴的な部分について詳細に説明する。
【0030】
蓋片43Aは、略台形である。また、蓋片43Aは、左右非対称の形状であり、その片側(右側)だけにV字状の切り欠き433Aが形成されている。そして、破断線63Aを破断することにより、切り欠き433Aよりも根元側の部分が、蓋部7Aの自由端部から横方向に突出する係止片435A(第1係止片)となって現れる(
図4参照)。また、係止片435Aの輪郭線L1A(箱体形成片10の輪郭に沿う線)は、V字に屈曲している。ただし、輪郭線L1Aの形状は、特に限定されず、例えば、円弧形状であってもよい。
【0031】
同様に、蓋片43Bは、略台形である。また、蓋片43Bは、左右非対称の形状であり、その片側(左側)だけにV字状の切り欠き433Bが形成されている。そして、破断線63Bを破断することにより、切り欠き433Bよりも根元側の部分が、蓋部7Bの自由端部から横方向に突出する係止片435Bとなって現れる。また、係止片435Bの輪郭線L1B(箱体形成片10の輪郭に沿う線)は、V字に屈曲している。ただし、輪郭線L1Bの形状は、特に限定されず、例えば、円弧形状であってもよい。
【0032】
これら蓋片43A,43Bは、互いに同じ形状である。
【0033】
また、蓋片41Aは、左右対称の形状である。また、蓋片41Aは、その延出方向の途中に、自由端側に向けて幅が漸減するテーパー部を有しており、テーパー部よりも自由端側の部分が根元側の部分よりも狭幅となっている。そのため、蓋片41Aの根元部分には、左右両側に突出する係止片415A,416A(第2係止片)が形成される。係止片415A,416Aは、破断線61Aを破断することにより、蓋部7Aの自由端部から横方向に突出して現れる(
図7参照)。また、係止片415A,416Aの輪郭線L2A(箱体形成片10の輪郭に沿う線)は、V字に屈曲している。ただし、輪郭線L2Aの形状は、特に限定されず、例えば、円弧形状であってもよい。
【0034】
同様に、蓋片41Bは、左右対称の形状である。また、蓋片41Bは、その延出方向の途中に、自由端側に向けて幅が漸減するテーパー部を有しており、テーパー部よりも自由端側の部分が根元側の部分よりも狭幅となっている。そのため、蓋片41Bの根元部分には、左右両側に突出する係止片415B,416Bが形成される。係止片415B,416Bは、破断線61Bを破断することにより、蓋部7Bの自由端部から横方向に突出して現れる。また、係止片415B,416Bの輪郭線L2B(箱体形成片10の輪郭に沿う線)は、V字に屈曲している。ただし、輪郭線L2Bの形状は、特に限定されず、例えば、円弧形状であってもよい。
【0035】
これら蓋片41A,41Bは、互いに同じ形状である。
【0036】
また、フラップ44Aは、左右対称の形状である。また、フラップ44Aには、左右両側にV字の切り欠き443A,444Aが形成されている。そして、切り欠き443Aよりも根元側の部分が係止片435Aと係合する係合片445A(第1係合片)となり、切り欠き444Aよりも根元側の部分が係止片415Aと係合する係合片446A(第2係合片)となる。また、係合片445A,446Aの輪郭線L3A(箱体形成片10の輪郭に沿う線)は、V字に屈曲している。ただし、輪郭線L3Aの形状は、特に限定されず、例えば、円弧形状であってもよい。
【0037】
また、フラップ44Aは、係合片445Aに連続するようにして、切り欠き443Aの頂点(頂部)から内側に向けて切り込まれた切り込み447A(第1切り込み)と、係合片446Aに連続するようにして、切り欠き444Aの頂点(頂部)から内側に向けて切り込まれた切り込み448A(第2切り込み)を有する。切り込み447A,448Aは、切り欠き443A,444Aの頂点から斜め横方向に延出した後、自由端側に向けて湾曲または屈曲している。切り込み447A,448Aを形成することにより、切り込み447Aと切り欠き443Aの間の部分Qが係止片435Aに対して厚さ方向に撓み易くなり、切り込み448Aと切り欠き444Aの間の部分が係止片415Aに対して厚さ方向に撓み易くなる。
【0038】
同様に、フラップ42Bは、左右対称の形状である。フラップ42Bには、左右両側にV字の切り欠き423B,424Bが形成されている。そして、切り欠き423Bよりも根元側の部分が係止片435Bと係合する係合片425Bとなり、切り欠き424Bよりも根元側の部分が係止片415Bと係合する係合片426Bとなる。また、係合片426B,425Bの輪郭線L3B(箱体形成片10の輪郭に沿う線)は、V字に屈曲している。ただし、輪郭線L3Bの形状は、特に限定されず、例えば、円弧形状であってもよい。
【0039】
また、フラップ42Bは、係合片425Bに連続するようにして、切り欠き423Bの頂点(頂部)から内側に向けて切り込まれた切り込み427Bと、係合片426Bに連続するようにして、切り欠き424Bの頂点(頂部)から内側に向けて切り込まれた切り込み428Bを有する。切り込み427B,428Bは、切り欠き423B,424Bの頂点から斜め横方向に延出した後、自由端側に向けて湾曲または屈曲している。このような切り込み427B,428Bを形成することにより、切り込み427Bと切り欠き423Bの間の部分Qが係合片425Bに対して厚さ方向に撓み易くなり、切り込み428Bと切り欠き424Bの間の部分が係止片415Bに対して厚さ方向に撓み易くなる。
【0040】
これらフラップ44A,42Bは、互いに同じ形状である。
【0041】
また、側面板22,23の間には、折罫線33に沿った切り込み8Aが上端側から形成されており、側面板23,24の間には、折罫線34に沿った切り込み8Bが下端側から形成されている。切り込み8A,8Bを形成することにより、包装箱1の上下開口が広がり易くなって再封止が容易となる。ただし、切り込み8A,8Bの形成位置や形成数は、特に限定されない。
【0042】
なお、切り込み8A,8Bの長さは、特に限定されないが、例えば、0.1mm~1.0mm程度であることが好ましく、0.5mm程度であるのがより好ましい。このような長さとすることにより、包装箱1の強度低下を防ぎつつ、上述の効果を十分に発揮することができる。
【0043】
以上、包装箱1の特徴的な部分について詳細に説明した。次に、包装箱1の組立方法および使用方法の一例について説明する。
【0044】
まず、
図2に示すように、折罫線32を180°に正折りし、糊代板20の表面に糊B1を塗布する。次に、
図3に示すように、折罫線34を180°に正折りし、糊代板20の表面と側面板24の裏面を糊付けする。以上により、貼りあがり状態(組み立て直前の状態)となる。
【0045】
次に、収容物を収容し包装する工場において、折罫線31,32,33,34をそれぞれ90°に正折りして四角形の筒体にする。次に、フラップ42B,44Bを折罫線52B,54Bで90°に正折りする。次に、蓋片41Bを折罫線51Bで90°に正折りしてフラップ42B,44B上に重ねる。次に、蓋片41Bの表面に糊を塗布し、蓋片43Bを折罫線53Bで90°に正折りし、その裏面を蓋片41Bの表面に糊付けする。
【0046】
このような工程により、蓋片43B,41Bの接合体である蓋部7Bが形成される。そして、この蓋部7Bによって包装箱1の下端側の開口が塞がれ、包装箱1の底面が完成する。蓋部7Bでは、係止片415B,416Bが蓋片43Bの外側に露出した状態となっている。なお、これとは反対に、蓋片43B上に蓋片41Bを重ねてもよい。この場合は、係止片435Bが蓋片41Bの外側に露出した状態となる。
【0047】
次に、この状態で、包装箱1の上端側の開口から図示しない収容物を包装箱1内に収容する。包装箱1への収容物の収容が完了した後、底面と同様に頂面を形成する。まず、フラップ42A,44Aを折罫線52A,54Aでそれぞれ90°に正折りする。次に、蓋片41Aを折罫線51Aで90°に正折りしてフラップ42A,44A上に重ねる。次に、蓋片41Aの表面に糊を塗布し、蓋片43Aを折罫線53Aで90°に正折りし、その裏面を蓋片41Aの表面に糊付けする。
【0048】
このような工程により、蓋片43A,41Aの接合体である蓋部7Aが形成される。そして、この蓋部7Aによって包装箱1の上端側の開口が塞がれ、包装箱1の頂面が完成する。以上より、包装箱1が組み立てられ、収容物の包装が完了する。蓋部7Aでは、係止片415A,416Aが蓋片43Aの外側に露出した状態となっている。なお、これとは反対に、蓋片43A上に蓋片41Aを重ねてもよい。この場合、係止片435Aが蓋片41Aの外側に露出した状態となる。
【0049】
包装箱1から収容物を取り出す時は、側面板23の開封部230Aを指で押して破断線63Aを破断し、側面板23から開封部230Aを切り離す。そして、そのまま、指を蓋部7Aの内側に引っ掛けて蓋部7Aを引き起こすことにより、
図4に示すように、包装箱1を開封する。さらに、フラップ42A,44Aを開いて上端側開口を開口し、包装箱1内の収容物を取り出す。
【0050】
開封後、包装箱1の中に収容物を戻して再封するときは、
図5に示すように、フラップ42A,44Aを閉じ、その上から蓋部7Aを閉じる。この状態では、係止片435Aが係合片445A上に位置している。次に、蓋部7Aの自由端部を指で押し、当該部分を包装箱1内に潜り込ませるように凹没変形させることにより、
図6に示すように、係止片435Aを係合片445Aの裏面側に入れ込み、これらを係合させる。これにより、包装箱1の上端側の開口が蓋部7Aで閉鎖される。
【0051】
特に、包装箱1によれば、蓋部7Aの自由端部を指で押した際、切り込み447Aが開くようにしてフラップ44Aが変形する(部分Qが係合片445Aに対して下方に変位する)ため、少ない押し込み量(力)で係止片435Aを係合片445Aの裏面側に潜り込ませることができる。そのため再封作業がよりスムーズとなる。また、再封後は、部分Qの復元力によって、部分Qと係合片445Aで蓋部7Aが挟持されるため、再封状態がより確実に維持される。
【0052】
さらには、蓋部7Aの自由端部を指で押した際、切り込み8Aが開いて上端側開口が広がると共にフラップ42Aが外側に広がるため、少ない押し込み量(力)で係止片435Aを係合片445Aの裏面側に潜り込ませることができる。特に、切り込み8Aが蓋部7Aの自由端側に形成されているため、蓋部7Aの自由端側において開口が広がり易くなる。そのため、上述した効果がより顕著となる。さらには、係合片445Aを有するフラップ44A側ではなく、その反対側のフラップ42A側に切り込み8Aを形成したことにより、切り込み8Aの広がりに起因する係合片445Aの意図しない変位(係合状態を解除する方向への変位)を効果的に防ぐことができ、再封状態をより強固に維持することができる。
【0053】
また、係止片435Aが係合片445Aの裏面側に潜り込むことにより、蓋部7Aの自由端部が包装箱1内に僅かに潜り込み、その結果、開封部230Aがその破断によって側面板23に形成された開口に挿通され、開封部230Aと側面板23が係合する。つまり、包装箱1によれば、係止片435Aと係合片445Aの係合をメインとしつつ、開封部230Aと側面板23の係合を補助的に用いることにより、再封状態をより確実に維持することができる。
【0054】
また、前述したように、貼りあがり状態では、折罫線32,34が180°に正折りされており、折罫線31,33は、折り曲げられていない(
図3参照)。したがって、工場において折罫線31,32,33,34をそれぞれ90°に正折りして筒体を形成しても、筒体には貼りあがり状態に戻ろうとする復元力Fが残存する。そのため、係止片435Aをフラップ42A側ではなく、フラップ44A側に形成することにより、復元力Fによって係止片435Aと係合片445Aとの噛み合い強度が増し、再封状態がより強固なものとなる。
【0055】
以上の手順とは別に、包装箱1から収容物を取り出す時は、側面板21の開封部210Aを指で押して破断線61Aを破断し、側面板21から開封部210Aを切り離してもよい。そして、そのまま、指を蓋部7Aの内側に引っ掛けて蓋部7Aを引き起こすことにより、
図7に示すように、包装箱1を開封する。そして、フラップ42A,44Aを開いて開口させ、包装箱1内の収容物を取り出す。
【0056】
開封後、包装箱1の中に収容物を戻して再封するときは、
図8に示すように、フラップ42A,44Aを閉じ、その上から蓋部7Aを閉じる。この状態では、係止片415Aが係合片446A上に位置している。次に、蓋部7Aの自由端部を指で押し、当該部分を包装箱1内に潜り込ませるように凹没変形させることにより、
図9に示すように、係止片415Aを係合片446Aの裏面側に入れ込み、これらを係合させる。これにより、包装箱1の上端側の開口が蓋部7Aで閉鎖される。
【0057】
特に、包装箱1によれば、蓋部7Aの自由端部を指で押した際、切り込み448Aが開くようにしてフラップ44Aが変形する(部分Qが係合片446Aに対して下方に変位する)ため、少ない押し込み量(力)で係止片415Aを係合片446Aの裏面側に潜り込ませることができる。また、再封後は、部分Qの復元力によって、部分Qと係合片446Aで蓋部7Aが挟持されるため、再封状態がより確実に維持される。
【0058】
さらには、側面板24の角部E24は、糊代板20と糊付けされていないため(
図3参照)、蓋部7Aの自由端部を指で押した際、角部E24が糊代板20から捲れるようにして外側に撓み、上端側開口が広がると共にフラップ44Aが外側に広がる。そのため、少ない押し込み量(力)で係止片415Aを係合片446Aの裏面側に潜り込ませることができる。特に、角部E24が蓋部7Aの自由端側に位置しているため、蓋部7Aの自由端側において開口が広がり易くなる。そのため、上述した効果がより顕著となる。
【0059】
また、本実施形態では、係止片415Aおよび係合片446AがそれぞれV字状の屈曲形状となっているため、両者の重なり幅が大きくなり、再封状態がより確実に維持される。
【0060】
また、係止片415Aが係合片446Aの裏面側に潜り込むことにより、蓋部7Aの自由端部が包装箱1内に僅かに潜り込み、その結果、開封部210Aがその破断によって側面板21に形成された開口に挿通され、開封部210Aが側面板21に係合する。つまり、包装箱1によれば、係止片415Aと係合片446Aの係合をメインとしつつ、開封部210Aと側面板21の係合を補助的に用いることにより、再封状態をより確実に維持することができる。
【0061】
包装箱1を廃棄するために分解するときは、開封時と同様にして蓋部7Bを開封し、貼りあがり状態と同じように包装箱1を薄く折り畳む。これにより、コンパクトな形で廃棄することができる。
【0062】
なお、上述の説明では、包装箱1の上端側の開口を開封/再封止しているが、これに限定されず、筒体の下端側の開口を開封/再封止してもよい。その場合も、上端側の開口を開封/再封止するのと同様の効果を発揮することができる。
【0063】
また、本実施形態では、フラップ44Aに係合片445A,446Aが共に形成されているが、これに限定されず、例えば、係合片446Aがフラップ42Aに形成され、係止片416Aと係合するように構成されていてもよい。
【0064】
<第2実施形態>
以下の説明では、本実施形態の包装箱1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、本実施形態の各図において前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
【0065】
図10は、本実施形態の箱体形成片10を表面から見た展開図である。同図に示すように、蓋片43Aは、左右対称な略台形である。また、蓋片43Aには、左右両側にV字状の切り欠き433A,434Aが形成されている。そして、破断線63A(第1破断線)を破断することにより、切り欠き433A,434Aよりも根元側の部分が、蓋部7Aの自由端部から横方向に突出する係止片435A,436A(第1係止片)となって現れる。
【0066】
同様に、蓋片43Bは、左右対称な略台形である。また、蓋片43Bには、左右両側にV字状の切り欠き433B,434Bが形成されている。そして、破断線63Bを破断することにより、切り欠き433B,434Bよりも根元側の部分が、蓋部7Bの自由端部から横方向に突出する係止片435B,436Bとなって現れる。
【0067】
また、蓋片41A,41B,43A,43Bの根元部分には、開封部210A,210B,230A,230Bの両端部から蓋片41A,41B,43A,43Aの延在方向に沿って互いに平行に延びる一対の折罫線9が形成されている。
【0068】
また、フラップ42A,44Bは、フラップ42B,44Aと同じ形状である。フラップ42Aには、左右両側にV字の切り欠き423A,424Aが形成されている。そして、切り欠き423Aよりも根元側の部分が係止片436Aと係合する係合片425A(第1係合片)となり、切り欠き424Aよりも根元側の部分が係止片416Aと係合する係合片426A(第2係合片)となる。さらに、フラップ42Aは、切り欠き423Aの頂点(頂部)から内側に向けて切り込まれた切り込み427A(第1切り込み)と、切り欠き424Aの頂点(頂部)から内側に向けて切り込まれた切り込み428A(第2切り込み)とを有する。
【0069】
同様に、フラップ44Bには、左右両側にV字の切り欠き443B,444Bが形成されている。そして、切り欠き443Bよりも根元側の部分が係止片436Bと係合する係合片445Bとなり、切り欠き444Bよりも根元側の部分が係止片416Bと係合する係合片446Bとなる。さらに、フラップ44Bは、切り欠き443B,444Bの頂点から内側に向けて切り込まれた切り込み447B,448Bを有する。
【0070】
このような箱体形成片10を前述した第1実施形態と同様に組み立てることにより包装箱1が得られる。包装箱1から収容物を取り出す時は、
図11に示すように、側面板23の開封部230Aを指で押して破断線63Aを破断し、側面板23から開封部230Aを切り離せばよい。
【0071】
開封後、包装箱1の中に収容物を戻して再封するときは、
図12に示すように、フラップ42A,44Aを閉じ、その上から蓋部7Aを閉じる。この状態では、係止片435A,436Aが係合片445A,425A上に位置している。次に、蓋部7Aの自由端部を指で押し、当該部分を包装箱1内に潜り込ませるように凹没変形させることにより、
図13に示すように、係止片435A,436Aを係合片445A,425Aの裏面側に入れ込み、これらを係合させる。これにより、包装箱1の上端側の開口が蓋部7Aで閉鎖される。
【0072】
特に、本実施形態では、蓋部7Aの自由端部に、折罫線9が形成されているため、蓋部7Aの自由端部を指で押し込むと、折罫線9で蓋部7Aがより大きく撓み、より少ない押し込み量(力)で係止片435A,436Aを係合片445A,425Aの裏面側に潜り込ませることができる。そのため、再封作業がよりスムーズとなる。
【0073】
以上の手順とは別に、包装箱1から収容物を取り出す時は、
図14に示すように、側面板21の開封部210Aを指で押して破断線61Aを破断し、側面板21から開封部210Aを切り離してもよい。
【0074】
開封後、包装箱1の中に収容物を戻して再封するときは、
図15に示すように、フラップ42A,44Aを閉じ、その上から蓋部7Aを閉じる。この状態では、係止片415A,416Aが係合片446A,426A上に位置している。次に、蓋部7Aの自由端部を指で押し、当該部分を包装箱1内に潜り込ませるように凹没変形させることにより、
図16に示すように、係止片415A,416Aを係合片446A,426Aの裏面側に入れ込み、これらを係合させる。これにより、包装箱1の上端側の開口が蓋部7Aで閉鎖される。
【0075】
以上のような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。なお、上述の説明では、包装箱1の上端側の開口を開封/再封止しているが、これに限定されず、筒体の下端側の開口を開封/再封止してもよい。その場合も、上端側の開口を開封/再封止するのと同様の効果を発揮することができる。
【0076】
なお、蓋部7Aに形成された罫線の変形例として、例えば、
図17に示すように、一対の折罫線9が開封部210Aの両端部を起点として自由端に向けて互いの離間距離が漸増する「ハ」の字状に配置されていてもよい。蓋片41B,43A,43Bについても同様である。また、
図18に示すように、蓋片41Aの根元部分の中央部に、その延在方向に沿った1本の折罫線9が形成されていてもよい。蓋片41B,43A,43Bについても同様である。また、
図19に示すように、1本の折罫線9が切り欠き433A,434Aの頂点同士を繋ぎ、両端部に対して中央部が根元側に位置する略円弧状に配置されていてもよい。蓋片43Bについても同様である。これら各折罫線9によっても、本実施形態と同様の効果を発揮することができる。
【0077】
<第3実施形態>
以下の説明では、本実施形態の包装箱1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、本実施形態の各図において前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
【0078】
図20は、本実施形態の箱体形成片10を表面から見た展開図である。同図に示すように、本実施形態の箱体形成片10では、前述した第2実施形態に対し、側面板21から破断線61Bが省略されており、側面板23から破断線63Aが省略されている。また、フラップ42Aから切り欠き423A、係合片425Aおよび切り込み427Aが省略され、フラップ42Bから切り欠き424B、係合片426Bおよび切り込み428Bが省略されている。また、フラップ44Aから切り欠き443A、係合片445Aおよび切り込み447Aが省略され、フラップ44Bから切り欠き444B、係合片446Bおよび切り込み448Bが省略されている。
【0079】
このような箱体形成片10を前述した第1実施形態と同様に組み立てることにより包装箱1が得られる。包装箱1から収容物を取り出す時や再封する時は、前述した第2実施形態の
図14~
図16と同様にすればよい。
【0080】
なお、本実施形態の場合は、側面板21が第1側面板、破断線61Aが第1破断線、係止片415A,416Aが第1係止片、係合片426A,446Aが第1係合片、切り込み428A,448Aが第1切り込みとなる。
【0081】
以上のような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
【0082】
なお、この発明の包装箱は、前記実施の形態に限定されるものではなく、箱体の大きさ、素材、各部材の形状等は適宜変更可能である。また、前述した各実施形態を適宜組み合わせることもできる。また、前述した実施形態では、上端側と下端側とで同じ構成となっているが、これに限定されず、少なくとも一方側において、上述した構成となっていればよい。つまり、一方の開口側の構成については、特に限定されず、例えば、シールエンドカートン(A式カートン)型以外の構成であってもよい。
【符号の説明】
【0083】
1…包装箱、10…箱体形成片、20…糊代板、21,22,23,24…側面板、210A,210B,230A,230B…開封部、31,32,33,34…折罫線、41A,41B…蓋片、415A,415B,416A,416B…係止片、42A,42B…フラップ、423A,423B,424A,424B…切り欠き、425A,425B,426A,426B…係合片、427A,427B,428A,428B…切り込み、43A,43B…蓋片、433A,433B,434A,434B…切り欠き、435A,435B,436A,436B…係止片、44A,44B…フラップ、443A,443B,444A,444B…切り欠き、445A,445B,446A,446B…係合片、447A,447B,448A,448B…切り込み、51A,51B,52A,52B,53A,53B,54A,54B…折罫線、61A,61B,63A,63B…破断線、7A,7B…蓋部、8A,8B…切り込み、9…折罫線、B1…糊、E24…角部、F…復元力、L1A,L1B,L2A,L2B,L3A,L3B…輪郭線、Q…部分