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特許7741985位置決め精度の高いクイックチェンジタイプツールシャンク構造
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  • 特許-位置決め精度の高いクイックチェンジタイプツールシャンク構造 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-09-09
(45)【発行日】2025-09-18
(54)【発明の名称】位置決め精度の高いクイックチェンジタイプツールシャンク構造
(51)【国際特許分類】
   B23Q 3/12 20060101AFI20250910BHJP
   B23C 5/26 20060101ALI20250910BHJP
   B23C 5/28 20060101ALI20250910BHJP
   B23Q 11/10 20060101ALI20250910BHJP
   B23B 31/11 20060101ALI20250910BHJP
【FI】
B23Q3/12 C
B23C5/26
B23C5/28
B23Q11/10 D
B23B31/11
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2024532373
(86)(22)【出願日】2022-09-19
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-13
(86)【国際出願番号】 CN2022119605
(87)【国際公開番号】W WO2023231230
(87)【国際公開日】2023-12-07
【審査請求日】2024-05-29
(31)【優先権主張番号】202221346858.X
(32)【優先日】2022-06-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519251793
【氏名又は名称】北京沃爾徳金剛石工具股▲フン▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING WORLDIA DIAMOND TOOLS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Room H-03,5/F,7-12 East,Factory building 7,Courtyard 1,Jiuxianqiao East Road,Chaoyang District,Beijing 100015 (CN)
(74)【代理人】
【識別番号】100178434
【弁理士】
【氏名又は名称】李 じゅん
(72)【発明者】
【氏名】段 佳良
(72)【発明者】
【氏名】韓 ▲き▼
(72)【発明者】
【氏名】張 宗超
【審査官】戸塚 優
(56)【参考文献】
【文献】独国特許発明第00876793(DE,C1)
【文献】特表2004-505791(JP,A)
【文献】中国実用新案第212420429(CN,U)
【文献】米国特許第04748879(US,A)
【文献】特表2009-527368(JP,A)
【文献】特開昭62-063002(JP,A)
【文献】特開2003-251540(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第101837486(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23C5/26
B23C5/28
B23C5/10
B23B31/11
B23Q 3/12
B23Q11/10
B23P15/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ツーリング構造であって、
順に連結されたヘッド部(100)、ツールホルダ(200)及びツールシャンク(300)を備え、
前記ツールホルダ(200)と前記ツールシャンク(300)の中央に互いに連通する貫通孔(400)が設けられ、前記貫通孔(400)内に両ネジボルト(500)が設けられ、前記両ネジボルト(500)の両端はそれぞれ前記ヘッド部(100)と前記ツールシャンク(300)に連結され、前記ツールホルダ(200)前記貫通孔(400)の前記ヘッド部(100)に近い端の内円筒面にヘッド部嵌合穴(210)が設けられ、前記ヘッド部嵌合穴(210)と前記ヘッド部(100)とが嵌合連結され、
前記両ネジボルト(500)の一端には、前記ヘッド部(100)と結合するための雌ネジ(510)が設けられ、前記両ネジボルト(500)の他端には前記ツールシャンク(300)と結合するための雄ネジ(520)が設けられ、
前記ヘッド部(100)、前記ツールホルダ(200)と連結する側において、軸方向に沿って段付き軸が設けられ、前記段付き軸は径の小さい細部と、径の大きい太部とを有し、前記段付き軸の太部は嵌合部(110)で、前記段付き軸の細部はネジポスト(120)であり、前記ネジポスト(120)前記両ネジボルト(500)に設けられている前記雌ネジ(510)と結合し、前記嵌合部(110)は前記ヘッド部嵌合穴(210)に係入し、
前記ヘッド部嵌合穴(210)は、軸方向において異なる位置に配置された2つのヘッド部嵌合面(211)を備え、2つの前記ヘッド部嵌合面(211)の間に逃げ溝(212)が設けられ、
前記嵌合部(110)は、軸方向において異なる位置に配置された2つの締り嵌め面(111)を備え、2つの前記締り嵌め面(111)の間にも逃げ溝(212)が設けられ、前記ヘッド部(100)と前記段付き軸との結合部にヌスミ溝(112)が設けられ、
それぞれの2つの前記締り嵌め面(111)と、それぞれの2つの前記ヘッド部嵌合面(211)とが、互いに当接して、締り嵌めすることにより、前記ヘッド部(100)と前記ツールホルダ(200)の軸が同じ直線上にあるようにし、
前記嵌合部(110)にある前記逃げ溝(212)前記ヘッド部嵌合穴(210)の前記逃げ溝(212)とは、溝同士が軸方向上の同じ位置にあって、互いに空間を共有する、
ことを特徴とする、前記ツーリング構造。
【請求項2】
前記両ネジボルト(500)の前記雄ネジ(520)に近い側には、六角穴(530)が設けられることを特徴とする、請求項1に記載のツーリング構造
【請求項3】
前記ツールホルダ(200)における、前記ヘッド部(100)連結するための端面は、位置制限面(201)となり、
前記ヘッド部(100)における、前記段付き軸と嵌合する端の端面の、外側に露出した部分が位置制限嵌合面(101)となり、
前記位置制限面(201)と前記位置制限嵌合(101)とが、互いに当接することにより、前記ツールホルダ(200)の軸方向における所定の位置に、前記ヘッド部(100)が固定されるようにすることを特徴とする、請求項1に記載のツーリング構造
【請求項4】
前記ヘッド部(100)の中央に主冷却孔(130)が設けられ、前記ヘッド部(100)の前記ツールホルダ(200)から離れた端の周方向にバイト(102)が均一に配置され、前記ヘッド部(100)の前記バイト(102)に近い側の周方向に副冷却孔(131)が均一に配置され、全ての前記副冷却孔(131)は前記主冷却孔(130)に連通され、前記両ネジボルト(500)の中央に冷却貫通孔(540)が設けられ、前記冷却貫通孔(540)は主冷却通路と前記ツールシャンク(300)前記貫通孔(400)連通することを特徴とする、請求項1に記載のツーリング構造
【請求項5】
前記ツールホルダ(200)の前記ヘッド部(100)から離れた端は、ツールホルダ嵌合面(202)として設けられ、前記ツールシャンク(300)の前記ツールホルダ(200)と連結する側の中央にはツールシャンク嵌合穴(301)が設けられ、前記ツールホルダ嵌合面(202)は前記ツールシャンク嵌合穴(301)にしまりばめで結合されることを特徴とする、請求項1に記載のツーリング構造
【請求項6】
前記ツールホルダ(200)は、硬質合金材料で作られ、前記ヘッド部(100)及び前記ツールシャンク(300)は合金鋼材料で作られることを特徴とする、請求項5に記載のツーリング構造
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、工具の技術分野に関し、特に、位置決め精度の高いクイックチェンジタイプツールシャンク構造に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、従来の工具は、溶接方法でツールシャンクに固定されているのが一般的であるが、金属表面を長時間切削した後、工具の刃先が必然的に摩耗してしまい、工具とツールシャンクが一体化した構造になっているため、長期間使用して損傷した後の工具とツールシャンクは丸ごと廃棄するしかなく、材料の無駄が生じていた。
【0003】
上記問題を解決するため、現在市場で採用されている方法は、工具のヘッド部とツールホルダを2部分に分け、ネジ部で結合し、その後ヘッド部が摩耗した後、ヘッド部を替えるだけで済む。
【0004】
ただし、上記方法を硬質合金の工具に応用する時、硬質合金材料上でのネジ加工の難易度が高すぎるため、直接ネジ部で結合することができないという問題が発生していた。
【0005】
このため、実際の使用においては、ツールシャンク本体の粗穴に設けられた取り外し可能な蓋板により、締め付けねじの軸方向移動を制限でき、すなわち、締め付けねじと蓋板を併用することで、ヘッド部が摩耗した場合でも簡単に交換することができる特許文献1に開示されている位置決め精度の高いクイックチェンジHSKツールシャンクが現れた。
【0006】
しかし、この構造では蓋板等の構造が複雑であり、蓋板と締め付けねじを組み付けることが必要となり、ツールシャンクとヘッド部の組み付けの難易度も比較的高くさせている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】中国特許第CN212420429U号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、従来技術に存在する不足に着目し、従来のツールホルダの構造が複雑になりすぎるという技術的課題を解決する位置決め精度の高いクイックチェンジタイプツールシャンク構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施形態に記載の位置決め精度の高いクイックチェンジタイプツールシャンク構造は、順に連結されたヘッド部、ツールホルダ及びツールシャンクを備え、前記ツールホルダとツールシャンクの中央に連絡用貫通孔が設けられ、前記貫通孔内に両ネジボルトが設けられ、前記両ネジボルトの両端はそれぞれヘッド部とツールシャンクに連結され、前記ツールホルダの貫通孔のヘッド部に近い端の内円筒面にヘッド部嵌合穴が設けられ、前記ヘッド部嵌合穴とヘッド部とが嵌合連結される。
【0010】
本発明の技術原理:両ネジボルトをツールホルダに挿通してツールシャンクとヘッド部を直接結合することで、ヘッド部とツールホルダとの間に嵌合穴で嵌合し、ヘッド部とツールホルダの軸方向と半径方向の位置決め精度が確保される。
【0011】
従来技術と比較して、本発明は、次の有利な効果を有する。ヘッド部とツールシャンクが両ネジボルトで結合され、ツールホルダに螺子切り必要がなくなることで、ツールホルダは硬質合金材料を用いることができ、さらに嵌合穴の構造との組み合わせにより、従来のツールシャンクの構造が複雑になりすぎるという技術的課題を解決し、構造が単純で位置決め精度の高いツールホルダ構造が得られる。
【0012】
また、前記両ネジボルトの一端には、ヘッド部と結合するための雌ネジが設けられ、前記両ネジボルトの他端にはツールシャンクと結合するための雄ネジが設けられる。
【0013】
また、前記両ネジボルトの雄ネジに近い側には、六角穴が設けられる。
【0014】
六角レンチを六角穴に係入することで、両ネジボルトをツールシャンクに簡単に結合する。
【0015】
また、前記ヘッド部の一端に段付き軸が設けられ、前記段付き軸の大端は嵌合部で、前記段付き軸の小端はネジポストであり、前記ネジポストは雌ネジと結合し、前記嵌合部はヘッド部嵌合穴に係入する。
【0016】
また、前記ヘッド部嵌合穴は、2つのヘッド部嵌合面を備え、2つの前記ヘッド部嵌合面の間に逃げ溝が設けられる。
【0017】
また、前記嵌合部は、2つの締まり嵌め面を備え、2つの前記締まり嵌め面の間にも逃げ溝が設けられ、前記ヘッド部と段付き軸との結合部にヌスミ溝が設けられ、2つの前記締まり嵌め面は2つのヘッド部嵌合面に対応して互いに適合し、前記嵌合部上の逃げ溝はヘッド部嵌合穴の逃げ溝に対応する。
【0018】
また、前記ツールホルダとヘッド部との連結端面は、規制面となり、前記ヘッド部の段付き軸と嵌合する端の外側に露出した部分が規制嵌合面となり、前記規制嵌合面は規制面に適合する。
【0019】
また、前記ヘッド部の中央に主冷却孔が設けられ、前記ヘッド部のツールホルダから離れた端の周方向にバイトが均一に配置され、前記ヘッド部のバイトに近い側の周方向に副冷却孔が均一に配置され、全ての前記副冷却孔は主冷却孔に連通され、前記両ネジボルトの中央に冷却貫通孔が設けられ、前記冷却貫通孔は主冷却通路とツールシャンクの貫通孔を連絡する。
【0020】
また、前記ツールホルダのヘッド部から離れた端は、ツールホルダ嵌合面として設けられ、前記ツールシャンクのツールホルダと連結する側の中央にはツールシャンク嵌合穴が設けられ、前記ツールホルダ嵌合面はツールシャンク嵌合穴にしまりばめで結合される。
【0021】
また、前記ツールホルダは、硬質合金材料で作られ、前記ヘッド部及びツールシャンクは合金鋼材料で作られる。
【発明の効果】
【0022】
1、合金鋼材料で作られたヘッド部及びツールシャンクに設けられたネジ部と両ネジボルト上のネジ部とを結合することで、硬質合金製ツールホルダ上のヘッド部の迅速な着脱を実現する。
【0023】
2、ヘッド部嵌合穴と嵌合部の嵌合により、ヘッド部とツールホルダの軸方向の位置決めの精度が確保され、規制面と規制嵌合面の合着により、ヘッド部とツールホルダの半径方向の位置決めの精度が確保される。
【0024】
3、冷却貫通孔で主冷却孔と副冷却孔を連絡することで、冷却媒体を直接ヘッド部の副冷却孔から流出させてヘッド部を冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の実施形態に係る位置決め精度の高いクイックチェンジツールシャンク構造の側面図である。
図2】本発明の実施形態に係る位置決め精度の高いクイックチェンジツールシャンク構造の断面図である。
図3】本発明の実施形態に係るヘッド部の断面図である。
図4図2の部位Aの部分拡大図である。
【0026】
図中において、100 ヘッド部、101 位置制限嵌合面、102 バイト、110 嵌合部、111 締り嵌め面、112 ヌスミ溝、120 ネジポスト、130 主冷却孔、131 副冷却孔、200 ツールホルダ、201 位置制限面、202 ツールホルダ嵌合面、210 ヘッド部嵌合穴、211 ヘッド部嵌合面、212 逃げ溝、300 ツールシャンク、301 ツールシャンク嵌合穴、400 貫通孔、500 両ネジボルト、510 雌ネジ、520 雄ネジ、530 六角穴、540 冷却貫通孔。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、図面及び実施形態を参照しつつ本発明の技術的手段をさらに説明する。
【0028】
図1に示すように、位置決め精度の高いクイックチェンジタイプツールシャンク300構造は、順に連結されたヘッド部100、ツールホルダ200及びツールシャンク300を備え、具体的にツールホルダ200は硬質合金材料で作られ、ツールホルダ200の耐久性を向上させ、ヘッド部100及びツールシャンク300は合金鋼材料で作られ、この材料は螺子切り加工が比較的容易であらゆる面で優れた機械的特性に優れる。
【0029】
図2に示すように、ツールホルダ200とツールシャンク300の中央に連絡用貫通孔400が設けられ、貫通孔400内に両ネジボルト500が設けられ、両ネジボルト500の両端はそれぞれヘッド部100とツールシャンク300に連結され、具体的に両ネジボルト500の一端には、ヘッド部100と結合するための雌ネジ510が設けられ、両ネジボルト500の他端にはツールシャンク300と結合するための雄ネジ520が設けられ、両ネジボルト500の雄ネジ520に近い側には六角穴530が設けられ、すなわち、ツールシャンク300の貫通孔400にはネジ部位があり、このネジ部位は雄ネジ520に適合し、六角穴530は六角レンチで雄ネジ520をツールシャンク300に固定することが容易になる。
【0030】
図2図4に示すように、ツールホルダ200の貫通孔400のヘッド部100に近い端の内円筒面にヘッド部嵌合穴210が設けられ、ヘッド部嵌合穴210とヘッド部100とが嵌合連結される。具体的にヘッド部100の一端には段付き軸が一体的に成形され、段付き軸の大端は嵌合部110で、段付き軸の小端はネジポスト120であり、ネジポスト120は雌ネジ510と結合し、両ネジボルト500を旋回させるだけで、ヘッド部100の迅速な交換と取り付けを実現することができる。嵌合部110は、ヘッド部嵌合穴210内に係入し、嵌合部110とヘッド部嵌合穴210との高精度な嵌合により、ヘッド部100とツールホルダ200の位置決め精度が確保される。
【0031】
図3図4に示すように、ヘッド部嵌合穴210は、2つのヘッド部嵌合面211を備え、2つのヘッド部嵌合面211の間に逃げ溝212が設けられ、嵌合部110は2つの締まり嵌め面111を備え、2つの締まり嵌め面111の間にも逃げ溝212が設けられ、ヘッド部100と段付き軸との結合部にヌスミ溝112が設けられ、締まり嵌め面111の寸法精度を確保し、2つの締まり嵌め面111は2つのヘッド部嵌合面211に対応して互いに適合協働し、ヘッド部100とツールホルダ200の軸方向の重ね合わせ精度を確保し、嵌合部110上の逃げ溝212はヘッド部嵌合穴210の逃げ溝212に対応する。
【0032】
図3図4に示すように、ツールホルダ200とヘッド部100との連結端面は、位置制限面201となり、ヘッド部100の段付き軸と嵌合する端の外側に露出した部分が位置制限嵌合面101となり、位置制限面201と位置制限嵌合101とが、互いに当接することにより、前記ツールホルダ(200)の軸方向における所定の位置に、前記ヘッド部(100)が固定される
以 上
【0033】
図2に示すように、ツールホルダ200のヘッド部100から離れた端には、ツールホルダ嵌合面202が設けられ、ツールシャンク300のツールホルダ200と連結する側の中央にツールシャンク嵌合穴301が設けられ、ツールホルダ嵌合面202はツールシャンク嵌合穴301にしまりばめで結合されることで、ツールシャンク300とツールホルダ200を緊結させる。
【0034】
図2図3に示すように、ヘッド部100の中央に主冷却孔130が設けられ、ヘッド部100のツールホルダ200から離れた端の周方向にバイト102が均一に配置され、ヘッド部100のバイト102に近い側の周方向に副冷却孔131が均一に配置されて冷却媒体を排出してバイト102を冷却し、切りくずを排出するために用いられ、全ての副冷却孔131は主冷却孔130に連通され、両ネジボルト500の中央に冷却貫通孔540が設けられ、冷却貫通孔540は主冷却通路とツールシャンク300の貫通孔400を連絡することで、冷却媒体はツールシャンク300の貫通孔400を通じて両ネジボルト500の冷却貫通孔540に入られてから主冷却孔130に入らせることができる。
【0035】
最後に上記実施形態は、本発明の技術的手段を説明するためにのみ使用されるものであり、本発明を限定する意図で用いられるものではないことに留意されたい。本発明は、前述の好ましい実施形態を参照して詳細に説明されたが、本発明の技術的手段の趣旨及び範囲から逸脱することなく、本発明の技術的手段を修正又は均等範囲内で置き換えることができることは、当業者によって理解されるだろう。
図1
図2
図3
図4