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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-09-10
(45)【発行日】2025-09-19
(54)【発明の名称】強磁力発電型車載動力機器
(51)【国際特許分類】
   B60K 1/00 20060101AFI20250911BHJP
   B60L 15/00 20060101ALI20250911BHJP
【FI】
B60K1/00
B60L15/00 Z
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2023199790
(22)【出願日】2023-11-27
(65)【公開番号】P2025086022
(43)【公開日】2025-06-06
【審査請求日】2023-12-05
(73)【特許権者】
【識別番号】523446974
【氏名又は名称】華翔(深▲せん▼)高新技術服務有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100188776
【弁理士】
【氏名又は名称】岩崎 吉男
(72)【発明者】
【氏名】潘進中
【審査官】大野 明良
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第216331378(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第114274756(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60K 1/00- 6/12
6/20
7/00- 8/00
16/00
B60L 15/00
F16F 9/02
11/00-13/30
15/02
15/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
強磁力発電型車載動力機器であって、強磁力発電装置(1)と車体取付座(3)を備え、
強磁力発電装置(1)に固定して接続され、強磁力発電装置(1)を支持して固定するための支持板(2)と、
支持板(2)に開けられる挿入穴(16)と、
挿入穴(16)内に挿入接続される支持ロッド(4)と、
車体取付座(3)に設けられる底板(10)と、をさらに備え、
前記底板(10)と支持板(2)との間にバネ(5)が固定して接続され
前記車体取付座(3)に挟持板(13)が設けられ、前記挟持板(13)内にシール筒(7)が設けられ、前記シール筒(7)内にピストンブロック(14)が摺動して接続され、前記ピストンブロック(14)は前記支持ロッド(4)の底端に固定して接続され、前記シール筒(7)にそれぞれ第1のガス管(8)と第2のガス管(9)が連通され、前記強磁力発電装置(1)が上下に振動すると、前記支持ロッド(4)が前記ピストンブロック(14)を前記シール筒(7)内で往復移動させることによって、前記ピストンブロック(14)は前記シール筒(7)の上下両端の空気を往復圧縮することを特徴とする強磁力発電型車載動力機器。
【請求項2】
記底板(10)は挟持板(13)の上方に設けられることを特徴とする請求項1に記載の強磁力発電型車載動力機器。
【請求項3】
前記挿入穴(16)は楕円形であり、前記支持ロッド(4)も楕円形であり、前記支持ロッド(4)の頂端は挿入穴(16)から伸び出すことを特徴とする請求項1に記載の強磁力発電型車載動力機器。
【請求項4】
前記支持ロッド(4)の頂端にねじ部(15)が固定して接続され、前記ねじ部(15)にナット(6)が螺着され、前記ナット(6)にサイドリング(17)が設けられ、前記サイドリング(17)は支持板(2)に当接されることを特徴とする請求項1に記載の強磁力発電型車載動力機器。
【請求項5】
前記第1のガス管(8)とシール筒(7)との接続部をシール筒(7)の底部に置き、前記第2のガス管(9)とシール筒(7)との接続部をシール筒(7)の頂部に置くことを特徴とする請求項に記載の強磁力発電型車載動力機器。
【請求項6】
前記底板(10)にそれぞれ第1の排気口(11)と第2の排気口(12)が開けられ、前記第1の排気口(11)と第2の排気口(12)はそれぞれ第1のガス管(8)と第2のガス管(9)に連通されることを特徴とする請求項に記載の強磁力発電型車載動力機器。
【請求項7】
前記ナット(6)の頂面に歯車(19)が設けられ、前記底板(10)にリミット板(18)が設けられ、前記リミット板(18)は支持板(2)の縁部に密接し、前記リミット板(18)に開口(23)が開けられ、前記開口(23)の上下両面を円弧面(24)に設定し、前記開口(23)内に斜板(20)が摺動して接続され、前記斜板(20)にシュート(21)が開けられ、前記斜板(20)に前記歯車(19)と連動するプッシュロッド(22)が固定して接続され、前記プッシュロッド(22)に複数の固定歯が設けられ、前記斜板(20)の両辺はいずれも前記円弧面(24)に当接されるため、前記斜板(20)が前記強磁力発電装置(1)に追従して下へ同期揺動する場合、前記円弧面(24)は前記斜板(20)の両辺を押圧することで、前記斜板(20)の先端が前記開口(23)内に位置するように前記斜板(20)を前記ナット(6)の方向に移動させ、前記斜板(20)は前記プッシュロッド(22)が前記ナット(6)の方向へ移動するように押し、前記固定歯は前記歯車(19)に当接され、前記プッシュロッド(22)が前記ナット(6)へ移動することに伴い、前記プッシュロッド(22)上の前記固定歯が前記歯車(19)を回転させることで、前記ナット(6)が締め付け方向へ回転するようにし、前記ナット(6)の緩みを防止することを特徴とする請求項4に記載の強磁力発電型車載動力機器。
【請求項8】
前記支持板(2)にスライドレール(26)が設けられ、前記スライドレール(26)に位置決め板(27)が取り付けられ、前記位置決め板(27)にねじ孔(29)が開けられ、前記ねじ孔(29)に挿入ロッド(28)が螺着され、前記斜板(20)は位置決め板(27)内で摺動し、前記挿入ロッド(28)はシュート(21)内で摺動し、前記リミット板(18)に駆動部(25)が設けられ、前記位置決め板(27)は駆動部(25)の出力端に固定して接続され、前記斜板(20)が前記強磁力発電装置(1)に追従して上へ同期揺動する場合、前記駆動部(25)は、前記位置決め板(27)を内側へ摺動させ、前記プッシュロッド(22)が前記歯車(19)から離れるようにし、上下の2つの前記円弧面(24)が押すことで、前記斜板(20)が復帰し、このとき、前記駆動部(25)は、前記プッシュロッド(22)を再度前記歯車(19)に密接させるように制御し、常にいずれか1つの固定歯が前記歯車(19)の歯に噛み合うようになり、前記プッシュロッド(22)が前記歯車(19)から離れるようにすることによって、前記斜板(20)の復帰時に前記歯車(19)を連動して前記ナット(6)を緩めることを防止することを特徴とする請求項に記載の強磁力発電型車載動力機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車載発電設備の技術分野に関し、特に強磁力発電型車載動力機器に関する。
【背景技術】
【0002】
強磁力車載動力発電機器は、強磁石によって生成された磁界を利用して発電する装置であり、そのコア部分は磁界源、発電機構、機械動力伝達システム、制御システム、蓄電及び配電システム及びその他の付属機器を備え、該機器は車両の運動を発電機シャフトの回転に変換し、発電機シャフトとコイルとの間の相対運動を通じて誘導電流を生成することができ、制御システムは磁界源の電流を調整して発電機出力の安定を維持し、強磁力車載動力発電機器は、電気自動車、ハイブリッド自動車、電動自転車、電動オートバイなど、電源を必要とする様々な機器に広く適用でき、車載機器に電力を供給し、車両の航続能力と性能を向上させる。
【0003】
特許開示番号がCN217002056U、公開日が2022-07-19で、名称が車載発電システムの実用新案特許のように、車載発電システムを開示しており、該車載発電システムは底板を備え、前記底板に制震装置が設けられ、前記制震装置に整流装置、放熱装置、制御装置、電池、消音装置、エンジン及び発電機が設けられ、前記エンジンと発電機との間に伝動アセンブリが設けられ、前記消音装置はエンジンに接続され、前記底板に磁気吸着部材が設けられ、制震装置と底板との間に制震部材が設けられ、底板に外殻体が設けられ、整流装置、発電機、放熱装置、電池及び制震装置は外殻体内に設けられ、外殻体に放熱部が設けられる。本考案はシステム全体の構造がコンパクトで、合理的であり、車載発電システムの携帯性の需要を十分に満たし、優れた制震と放熱効果を備える。
【0004】
しかし、上記の考案では、制震緩衝構造が設けられていないが、強磁力発電機器の運転により、大きな振動が発生し、運転時の快適性や安全性に影響を及ぼす可能性があるため、強磁力発電機器に制震機構を設ける必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来の技術における問題を解決するために、強磁力発電型車載動力機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような技術的解決手段を採用する。
【0007】
強磁力発電型車載動力機器であって、強磁力発電装置と車体取付座を備え、強磁力発電装置に固定して接続され、強磁力発電装置を支持して固定するための支持板と、支持板に開けられる挿入穴と、挿入穴内に挿入接続される支持ロッドと、車体取付座に設けられる底板と、をさらに備え、前記底板と支持板との間にバネが固定して接続される。
【0008】
好ましくは、前記車体取付座に挟持板が設けられ、前記底板は挟持板の上方に設けられる。
【0009】
好ましくは、前記挿入穴は楕円形であり、前記支持ロッドも楕円形であり、前記支持ロッドの頂端が挿入穴から伸び出す。
【0010】
好ましくは、前記支持ロッドの頂端にねじ部が固定して接続され、前記ねじ部にナットが螺着され、前記ナットにサイドリングが設けられ、前記サイドリングは支持板に当接される。
【0011】
好ましくは、前記挟持板内にシール筒が設けられ、前記シール筒内にピストンブロックが摺動して接続され、前記ピストンブロックは支持ロッドの底端に固定して接続される。
【0012】
さらに、前記シール筒内にそれぞれ第1のガス管と第2のガス管が連通される。
【0013】
さらに、前記第1のガス管とシール筒との接続部はシール筒の底部に置かれ、前記第2のガス管とシール筒との接続部はシール筒の頂部に置かれる。
【0014】
さらに、前記底板にそれぞれ第1の排気口と第2の排気口が開けられ、前記第1の排気口と第2の排気口はそれぞれ第1のガス管と第2のガス管に連通される。
【0015】
好ましくは、前記ナットの頂面に歯車が設けられ、前記底板にリミット板が設けられ、前記リミット板は支持板の縁部に密接し、前記リミット板に開口が開けられ、前記開口の上下の両面をいずれも円弧面に設定し、前記開口内に斜板が摺動して接続され、前記斜板にシュートが開けられる。
【0016】
さらに、前記支持板にスライドレールが設けられ、前記スライドレールに位置決め板が取り付けられ、前記位置決め板にねじ孔が開けられ、前記ねじ孔に挿入ロッドが螺着され、前記斜板は位置決め板内で摺動し、前記挿入ロッドはシュート内で摺動し、前記リミット板に駆動部が設けられ、前記位置決め板は駆動部の出力端に固定して接続され、前記斜板に歯車と合わせるプッシュロッドが固定して接続される。
【発明の効果】
【0017】
従来の技術と比べて、本発明は、強磁力発電型車載動力機器を提供し、以下の有益な効果を有する。
【0018】
1、該強磁力発電型車載動力機器は、楕円形の挿入穴と支持ロッドの合わせにより、強磁力発電装置が上下にしか振動できないようになっており、バネと合わせて、強磁力発電装置から発生する振動や外力を受けた振動を効果的にエネルギー吸収を行って緩衝することができ、運転の快適性を高めるのに役に立つ。
【0019】
2、該強磁力発電型車載動力機器は、ピストンブロックによってシール筒の上下両端の空気を圧縮することによって、第1の排気口と第2の排気口が強磁力発電装置の放熱部位を絶えずに送風することができ、強磁力発電装置の放熱効果を向上させることができる。
【0020】
3、該強磁力発電型車載動力機器は、斜板とリミット板との相互合わせにより、強磁力発電装置が上下に揺れたとき、プッシュロッドが歯車を回転させ、さらにナットを締め付けることができ、ナットの緩みを防止し、強磁力発電装置の作動の安定性を高める。
【0021】
該強磁力発電型車載動力機器のうちの関与しない部分は従来の技術と同様であるか、従来の技術を用いて実現することができ、本発明は、強磁力発電装置から発生する振動を低減することができ、且つ放熱効果が良く、ナットの緩みを防止し、強磁力発電装置の連続作動の安定性を確保する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明による強磁力発電型車載動力機器全体を示す構造模式図である。
図2】本発明による強磁力発電型車載動力機器を示す側面図である。
図3】本発明による強磁力発電型車載動力機器の挟持板内部を示す構造模式図である。
図4】本発明による強磁力発電型車載動力機器の図3中のA部分を拡大する構造模式図である。
図5】本発明による強磁力発電型車載動力機器を示す分解図1である。
図6】本発明による強磁力発電型車載動力機器の図5中のB部分を拡大する構造模式図である。
図7】本発明による強磁力発電型車載動力機器を示す分解図2である。
図8】本発明による強磁力発電型車載動力機器の図7中のC部分を拡大する構造模式図である。
図9】本発明による強磁力発電型車載動力機器を示す分解図3である。
図10】本発明による強磁力発電型車載動力機器の図9中のD部分を拡大する構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施例における図面を組み合わせて、本願の実施例における技術的解決手段を明らかで、完全に説明し、明らかで、説明した実施例は全部の実施例ではなく、本願の一部の実施例である。
【0024】
本発明の説明では、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「頂」、「底」、「内」、「外」など方向および位置関係を示す用語は図面に示す方向または位置関係に基づき、本発明の説明をしやすくするとともに記述を簡素化するためのものにすぎず、指している装置または素子が特定の方向、特定の方向での構成および操作を有しなければならないことを示すまたは暗に示すものではなく、本発明を限定するものとみなすことはできないということを理解できる。
【0025】
実施例1
【0026】
図1図10を参照し、強磁力発電型車載動力機器であって、強磁力発電装置1と車体取付座3を備え、強磁力発電装置1に固定して接続され、強磁力発電装置1を支持して固定するための支持板2と、支持板2に開けられる挿入穴16と、挿入穴16内に挿入接続される支持ロッド4と、車体取付座3に設けられる底板10と、をさらに備え、底板10と支持板2との間にバネ5が固定して接続される。
【0027】
本発明において、使用者が使用する際に、強磁力発電装置1は車体取付座3に取り付けられ、強磁力発電装置1上の支持板2は支持ロッド4によって取り付けられ、支持ロッド4は支持板2上の挿入穴16内に挿入接続され、挿入穴16と支持ロッド4の断面形状は楕円形であり、強磁力発電装置1が振動を受けて運転する過程で振動が発生すると、強磁力発電装置1が回転することなく、左右に揺れることなく、支持ロッド4に追従して上下に振動しかなく、強磁力発電装置1が支持ロッド4に追従して上下に振動すると、バネ5は強磁力発電装置1にエネルギー吸収を行って緩衝し、強磁力発電装置1を緩衝して保護する。
【0028】
実施例2
【0029】
図1図10を参照し、強磁力発電装置1と車体取付座3を備え、強磁力発電装置1に固定して接続され、強磁力発電装置1を支持して固定するための支持板2と、支持板2に開けられる挿入穴16と、挿入穴16内に挿入接続される支持ロッド4と、車体取付座3に設けられる底板10と、をさらに備え、底板10と支持板2との間にバネ5が固定して接続され、車体取付座3に挟持板13が設けられ、底板10は挟持板13の上方に設けられ、挿入穴16は楕円形であり、支持ロッド4も楕円形であり、支持ロッド4の頂端は挿入穴16から伸びだし、支持ロッド4の頂端にねじ部15が固定して接続され、ねじ部15にナット6が螺着され、ナット6にサイドリング17が設けられ、サイドリング17は支持板2に当接され、挟持板13内にシール筒7が設けられ、シール筒7内にピストンブロック14が摺動して接続され、ピストンブロック14は支持ロッド4の底端に固定して接続され、シール筒7内にそれぞれ第1のガス管8と第2のガス管9が連通され、第1のガス管8とシール筒7との接続部がシール筒7の底部に置かれ、第2のガス管9とシール筒7との接続部はシール筒7の頂部に置かれ、底板10にそれぞれ第1の排気口11と第2の排気口12が開けられ、第1の排気口11と第2の排気口12はそれぞれ第1のガス管8と第2のガス管9に連通される。
【0030】
本発明において、強磁力発電装置1は車体取付座3に取り付けられ、強磁力発電装置1上の支持板2は支持ロッド4によって取り付けられ、ナット6とねじ部15の合わせにより、支持ロッド4の頂部と支持板2を固定して接続し、サイドリング17を支持板2に密着し、支持板2と支持ロッド4の接続強度をさらに強化し、支持ロッド4は支持板2上の挿入穴16内に挿入接続され、挿入穴16と支持ロッド4の断面形状は楕円形であり、強磁力発電装置1が振動を受けて運転する過程で振動が発生すると、強磁力発電装置1が回転することなく、支持ロッド4に追従して上下にしか振動しなく、
強磁力発電装置1が支持ロッド4に追従して上下に振動すると、バネ5は強磁力発電装置1にエネルギー吸収を行って緩衝する。
【0031】
一実施例において、強磁力発電装置1が上下に振動すると、支持ロッド4がピストンブロック14をシール筒7内で往復移動させることによって、ピストンブロック14はシール筒7の上下両端の空気を往復圧縮し、第1のガス管8と第2のガス管9の直径はシール筒7よりはるかに小さいため、ピストンブロック14がシール筒7内で往復移動する際に、シール筒7はダンパのようなものとなり、強磁力発電装置1が受ける振動を緩衝することができ、
それと同時に、ピストンブロック14はシール筒7の上下両端の空気を往復圧縮し、シール筒7の上下両端の空気は第1のガス管8と第2のガス管9を介して排出し、第1の排気口11と第2の排気口12から強磁力発電装置1の放熱箇所に排出し、強磁力発電装置1の放熱を強化することができ、同時に、ピストンブロック14はシール筒7の上端の空気を圧縮する際に、シール筒7の下端は外部から空気を吸収し、逆もまた同様であり、強磁力発電装置1付近の空気が循環流動となり、放熱効果が高い。
【0032】
実施例3
【0033】
図1図10を参照し、ナット6の頂面に歯車19が設けられ、底板10にリミット板18が設けられ、リミット板18は支持板2の縁部に密接し、リミット板18に開口23が開けられ、開口23の上下両面をいずれも円弧面24に設定し、開口23内に斜板20が摺動して接続され、斜板20にシュート21が開けられ、支持板2にスライドレール26が設けられ、スライドレール26に位置決め板27が取り付けられ、位置決め板27にねじ孔29が開けられ、ねじ孔29に挿入ロッド28が螺着され、斜板20は位置決め板27内で摺動し、挿入ロッド28はシュート21内で摺動し、リミット板18に駆動部25が設けられ、位置決め板27は駆動部25の出力端に固定して接続され、斜板20に歯車19と合わせるプッシュロッド22が固定して接続される。
【0034】
本発明において、強磁力発電装置1が支持ロッド4に追従して上下に振動すると、位置決め板27は挿入ロッド28を介して斜板20と強磁力発電装置1を上下に同期揺動させ、バネ5とシール筒7の緩衝とエネルギー吸収により、強磁力発電装置1の上下に振動の幅度が小さく、斜板20の形状は三角板に似ており、斜板20の両辺はいずれも円弧面24に当接され、
斜板20が強磁力発電装置1に追従して上下に同期揺動する際に、リミット板18が運動することなく、斜板20の両辺はいずれも円弧面24に当接されるため、斜板20が下へ移動すると、円弧面24は斜板20の両辺を押圧することで、斜板20の先端が開口23内に位置するように斜板20をナット6の方向に移動させ、斜板20はプッシュロッド22がナット6の方向へ移動するように押し、プッシュロッド22に複数の固定歯が設けられ、固定歯は歯車19に当接され、プッシュロッド22がナット6へ移動するに伴い、プッシュロッド22上の固定歯が歯車19を回転することで、ナット6が締め方向へ回転し、ナット6の緩みを防止し、強磁力発電装置1が動作する時の安定性を更に向上させる。
【0035】
駆動部25は電動プッシュロッドであり、斜板20が上へ移動すると、駆動部25は位置決め板27が内へ摺動することを押すことで、プッシュロッド22が歯車19から離れ、歯車19と合わせることなく、上下の2つの円弧面24が押すことで、斜板20が復帰し、このとき、駆動部25はプッシュロッド22が再度歯車19に密接するように制御し、プッシュロッド22上の固定歯は複数設けられ、駆動部25はプッシュロッド22が歯車19に密接するように制御すると、1つの固定歯が常に歯車19上の歯に当接され、プッシュロッド22が歯車19から離れるように制御することによって、斜板20の復帰時に歯車19を連動してナット6を緩めることを防止でき、
リミット板18が支持板2に密接することで、強磁力発電装置1に対してリミット役割を果たし、挿入穴16と支持ロッド4とを合わせて、強磁力発電装置1が振動するときに、左右にずれることを防止し、強磁力発電装置1が上下にしか揺動しないことを確保し、
位置決め板27上のねじ孔29は2つ設けられ、一方は位置決め板27の一端を貫通し、他方は位置決め板27の内側に開けられ、挿入ロッド28の頭部と尾部にいずれもねじ溝が設けられ、2つのねじ溝はそれぞれ2つのねじ孔29に合わせ、挿入ロッド28の中部が滑らかであり、斜板20がシュート21を介して挿入ロッド28上を摺動しやすく、
一実施例において、強磁力発電装置1を取り付ける場合、ナット6を締めた後、プッシュロッド22とナット6上の歯車19を密接させ、スライドレール26のポートは取り外し可能であり、スライドレール26内に位置決め板27を取り付けする場合、斜板20を位置決め板27内に置き、車体取付座3と底板10に取り付けガイドレールが設けられ、取り付けガイドレールによってリミット板18を取り付け、次に、ネジでリミット板18を固定し、リミット板18を取り付ける場合、斜板20を開口23内に置き、取り付けた後、ねじ孔29内に挿入ロッド28を挿入し、挿入ロッド28をシュート21内に挿入すればよい。
【0036】
以上は、本発明の好ましい具体的な実施形態であるが、本発明の保護範囲はこれに限定されず、当業者の誰でも、本発明が開示した技術範囲内で、本発明の技術的解決手段及びその発明構想に基づいて行った等価置換又は変化は、本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0037】
1 強磁力発電装置
2 支持板
3 車体取付座
4 支持ロッド
5 バネ
6 ナット
7 シール筒
8 第1のガス管
9 第2のガス管
10 底板
11 第1の排気口
12 第2の排気口
13 挟持板
14 ピストンブロック
15 ねじ部
16 挿入穴
17 サイドリング
18 リミット板
19 歯車
20 斜板
21 シュート
22 プッシュロッド
23 開口
24 円弧面
25 駆動部
26 スライドレール
27 位置決め板
28 挿入ロッド
29 ねじ孔。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10