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  • 特許-極薄炭層を採掘するための採炭方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-09-10
(45)【発行日】2025-09-19
(54)【発明の名称】極薄炭層を採掘するための採炭方法
(51)【国際特許分類】
   E21C 41/18 20060101AFI20250911BHJP
【FI】
E21C41/18
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2023542677
(86)(22)【出願日】2023-06-28
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2025-04-17
(86)【国際出願番号】 CN2023103000
(87)【国際公開番号】W WO2024198119
(87)【国際公開日】2024-10-03
【審査請求日】2023-07-13
(31)【優先権主張番号】202310308233.7
(32)【優先日】2023-03-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522061811
【氏名又は名称】中煤科工集団沈陽研究院有限公司
【氏名又は名称原語表記】CCTEG SHENYANG RESEARCH INSTITUTE
【住所又は居所原語表記】No.11,Binhe Road,Shenfu Demonstration Zone,Shenyang,Liaoning 113122,China
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】劉 子文
(72)【発明者】
【氏名】劉 欽徳
(72)【発明者】
【氏名】曹 ▲ヤオ▼林
【審査官】七字 ひろみ
(56)【参考文献】
【文献】特開昭59-088591(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第116025355(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第115822589(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第103195428(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E21C 41/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
極薄炭層を採掘するための採炭方法であって、
2台のフロントエンジン採炭機及びロングアームボックスを主要な採炭設備として用いて、前記採炭機は、ドラム半径の小さな横軸ドラムシェアラーを用いて採炭作業を行うことにより、採炭により極薄炭層の岩壁を破壊することなく、極薄炭層について長壁式採炭を行い、採掘帯を互いに平行するものとして、一方の採炭機を用いて1本の採掘帯に対する採炭作業を完了した後、他方の採炭機を用いて隣接する石炭に施工を行い、別の新しい採掘帯を開放し、新しい採掘帯の掘進作業が進むに伴い、前の採掘帯からロングアームボックスを同期して撤去させ、撤去させたロングアームボックスを新しい採掘帯内の採炭機にドッキングし、
具体的には、
坑道のレーン金網に開口処理を行うステップ1と、
採炭作業前の準備作業を行うステップ2と、
第1採掘帯の掘進作業を行い、採炭機が最大ストロークまで進むと、第1採掘帯の掘進作業を終了するステップ3と、
第1採掘帯の掘進作業を終了した後、第2採掘帯の掘進作業を行うステップ4と、
第1採炭機、移動トラック搬送設備を撤去させて、次の採掘帯の採炭作業の準備を行い、第1採掘帯の採掘跡を処置するステップ5と、
該極薄炭層のすべての採掘作業が完了するまで、ステップ4とステップ5を繰り返すステップ6と、を含む、ことを特徴とする採炭方法。
【請求項2】
ステップ2では、採炭作業前の準備作業は、具体的には、トラック搬送設備を開口部に移動させて、坑道内の採掘レーンに近い側で、坑道に従ってローダを敷設し、吊り下げツーリングによって第1採炭機を前記開口に吊り下げ、採炭機の角度を調整することである、ことを特徴とする請求項1に記載の極薄炭層を採掘するための採炭方法。
【請求項3】
ステップ3では、第1採掘帯の掘進作業の流れは、具体的には、第1採炭機を起動させて、第1採炭機を現在の採掘帯に沿って推進させるとともに、ロングアームボックスを坑道内に搬送し、第1採炭機が進むに伴い、第1採炭機の尾部に節ごとにロングアームボックスをドッキングすることである、ことを特徴とする請求項1に記載の極薄炭層を採掘するための採炭方法。
【請求項4】
ステップ4では、第2採掘帯の掘進作業の流れは、具体的には、
第1採掘帯の掘進を完了した後、ステップ1の開口処理を再度行い、第2採炭機を調達して第2採掘帯の掘進作業を行い、
第2採炭機を起動させて、第2採炭機を現在の採掘帯に沿って推進させ、
それとともに、第1採掘帯内のロングアームボックスを撤去させ、撤去させたロングアームボックスを第2採炭機の尾部にドッキングすることである、ことを特徴とする請求項1に記載の極薄炭層を採掘するための採炭方法。
【請求項5】
ステップ4では、第2採掘帯の掘進作業の開始前に、第1採掘帯内のロングアームボックスを1節撤去させて使用に備える、ことを特徴とする請求項1に記載の極薄炭層を採掘するための採炭方法。
【請求項6】
ステップ5では、グラウト注入により採掘跡を処置する、ことを特徴とする請求項1に記載の極薄炭層を採掘するための採炭方法。
【請求項7】
ステップ6では、極薄炭層の採掘作業が完了すると、採炭機及びロングアームボックスをすべて坑道から撤去させ、最後に、採掘跡の処置作業を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の極薄炭層を採掘するための採炭方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薄炭層採掘の技術分野に属し、特に極薄炭層を採掘するための採炭方法を提供する。
【背景技術】
【0002】
中国の工業生産では、石炭は主なエネルギー源として利用されており、坑道作業で採掘される炭層については、厚さが1.3m未満のものを薄炭層とし、厚さが0.9m未満のものを極薄炭層と呼ぶことが多い。
【0003】
業界内の基準によると、坑道作業で採掘される炭層は、厚さが1.3m未満のものは薄炭層であり、厚さが0.9m未満のものは極薄炭層である。
【0004】
現在、薄炭層の採掘に対して、炭層には軟岩炭層ルーフ又は軟岩炭層床が存在する場合、多数の鉱山では、トップの採掘深さ及びボトムの採掘深さを大きくする総合採掘技術及び設備を利用して採掘を行い、設備の摩耗、材料の消費及び原炭の洗浄選別費用を増大したが、プロセスが全体として成熟しており、コストが予測できるので、多くの企業はこの採掘手段を受け入れやすい。
【0005】
一般的な採炭機には、ドラムシェアラー、ホーベル、オーガドリル式採炭機がある。
【0006】
その中で、ドラムシェアラーとホーベルを使用して薄炭層の採掘を行う場合、薄炭層の厚さが採掘設備の採掘規模より小さく、採掘過程で炭層の硬い炭層ルーフと炭層床が破壊され、大量の脈石が発生し、採掘石炭の脈石含有率が高くなり、設備の損耗が深刻になり、洗浄選別コストが大幅に増加するなどの問題が発生する。
【0007】
オーガドリル式採炭機は極薄炭層の採掘を可能にする採炭設備である。しかし、掘進中に地質条件、ドリルやボーリングロッドの重力と不均衡モーメントの影響を受けやすく、掘進中にドリルとボーリングロッドのズレがよく発生し、掘進深さが制限される。ボーリングロッドの着脱に時間がかかるので、採炭効率に深刻な影響を与える。掘進時にボーリングルームが炭層ルーフの状况に依存しており、小さな石炭柱が残っていて、採掘幅が小さく、採掘効率と資源の採掘率が低い。特に掘進プロセスでは、ガスなどの災害対策が不十分なため、現在は安全基準が取り消される。
【0008】
そのため、現在使用されている薄炭層総合機械化採掘設備は、採掘高さが0.9mより大きい炭層の採掘にしか適用できず、しかも作業条件が厳しく、スマート化採掘制御技術を採用しても、人員が作業面に入って保守メンテナンスや事故処理を行う必要があり、採掘事故率が高く、材料の消耗が増大し、採掘コストと洗浄選別コストが大幅に増加し、経済効果が低い。炭層ルーフと炭層床が硬くて厚さが0.85m未満の炭層に対しては、まだ総合機械化採掘を採用することができず、たとえ高度な従来型マイニングプロセスを採用しても0.7m以上の炭層に適用することしかできない。石炭不足地区や希少な石炭種を採掘する小型鉱山では、採掘高さが0.7m未満の石炭層を採掘する場合、石炭を爆破して落下させ、石炭を人工的に収集する従来の方法しか採用できない。
【0009】
以上から、炭層ルーフ及び炭層床が硬い炭層や極薄炭層の採掘、特に炭層の炭層ルーフ及び炭層床が硬い条件での保護層の採掘の問題を解決するために、薄・極薄炭層のスマート化採掘技術と設備のセットの開発が急務となっている。
【0010】
上記課題を解決するために、本発明は極薄炭層を採掘するための採炭方法を提供する。
【発明の概要】
【0011】
上記の目的を達成させるために本発明が採用する技術的解決手段は以下の通りである。極薄炭層を採掘するための採炭方法であって、2台のフロントエンジン採炭機及びロングアームボックスを主要な採炭設備として用いて、極薄炭層について長壁式採炭を行い、採掘帯を互いに平行するものとして、一方の採炭機を用いて1本の採掘帯に対する採炭作業を完了した後、他方の採炭機を用いて隣接する石炭に施工を行い、別の新しい採掘帯を開放し、新しい採掘帯の掘進作業が進むに伴い、前の採掘帯からロングアームボックスを同期して撤去させ、撤去させたロングアームボックスを新しい採掘帯内の採炭機にドッキングし、
具体的には、
坑道のレーン金網に開口処理を行うステップ1と、
採炭作業前の準備作業を行うステップ2と、
第1採掘帯の掘進作業を行い、採炭機が最大ストロークまで進むと、第1採掘帯の掘進作業を終了するステップ3と、
第1採掘帯の掘進作業を終了した後、第2採掘帯の掘進作業を行うステップ4と、
第1採炭機、移動トラック搬送設備を撤去させて、次の採掘帯の採炭作業の準備を行い、第1採掘帯の採掘跡を処置するステップ5と、
該極薄炭層のすべての採掘作業が完了するまでステップ4とステップ5を繰り返すステップ6と、を含む。
【0012】
さらに、ステップ1では、坑道のレーン金網に開口処理を行うときに、具体的には、坑道のレーン金網で開口を切る。
【0013】
さらに、ステップ2では、採炭作業前の準備作業は、具体的には、トラック搬送設備を開口部に移動させて、坑道内の採掘レーンに近い側で、坑道に従ってローダを敷設し、吊り下げツーリングによって第1採炭機を該開口位置に吊り下げ、採炭機の角度を調整することである。
【0014】
さらに、ステップ3では、第1採掘帯の掘進作業の流れは、具体的には、第1採炭機を起動させて、第1採炭機を現在の採掘帯に沿って推進させるとともに、ロングアームボックスを坑道内に搬送し、第1採炭機が進むに伴い、第1採炭機の尾部に節ごとにロングアームボックスをドッキングすることである。
【0015】
さらに、ステップ4では、第2採掘帯の掘進作業の流れは、具体的には、
第1採掘帯の掘進を完了した後、ステップ1の開口処理を再度行い、第2採炭機を調達して第2採掘帯の掘進作業を行い、
第2採炭機を起動させて、第2採炭機を現在の採掘帯に沿って推進させ、
それとともに、第1採掘帯内のロングアームボックスを撤去させ、撤去させたロングアームボックスを第2採炭機の尾部にドッキングすることである。
【0016】
さらに、ステップ4では、第2採掘帯の掘進作業の開始前に、第1採掘帯内のロングアームボックスを1節撤去させて使用に備える。
【0017】
さらに、ステップ5では、グラウト注入により採掘跡を処置する。
【0018】
さらに、ステップ6では、極薄炭層の採掘作業が完了すると、採炭機及びロングアームボックスをすべて坑道から撤去させ、最後に、採掘跡の処置作業を行う。
【0019】
本発明を使用することによる有益な効果は以下の通りである。
【0020】
本方法では、ドラム半径の小さな横軸ドラムシェアラーを用いて採炭作業を行うことにより、採炭により極薄炭層の岩壁を破壊することがなく、これにより、大量の脈石が発生し、採掘石炭の脈石含有率が高くなり、設備の損耗が深刻になり、洗浄選別コストが大幅に増加するなどの問題を回避する。
【0021】
隣接する2つの採掘帯内でロングアームボックスを交互に使用するため、採炭作業に使用される多くのロングアームボックスが坑道内に集中して滞留することを回避し、ロングアームボックスが坑道内の空間を多く占めて、他の作業の展開が悪影響を受け、さらに安全上のリスクが生じるという問題を回避する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の軸方向の概略図である。
図2図1におけるA-A方向のレーン及びレーン金網の概略図である。
図3図1におけるB-B方向の交互採炭作業の状態の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下では、図面を参照して本発明について詳細に説明する。
【0024】
図1図3に示すように、坑道1は施工用の作業空間であり、極薄炭層3は掘進対象の炭鉱貯留層であり、極薄炭層3の上方にも下方にも岩体2が存在し、坑道1を建設するときに、そのレーンには支保用のレーン金網101が配置される。
【0025】
採掘帯301は採炭作業を実施するプロセスにおいて石炭に残った帯状空間であり、現在の採掘帯301の採炭作業が完了すると、採炭機が採掘帯301から撤去され、この採掘帯301は採掘跡となる。
【0026】
採掘設備は、主に、トラック搬送設備401、ロングアームボックス402、及び2台の採炭機を含み、坑道1内には、トラック搬送設備401が走行するためのトラックが敷設されている。
【0027】
トラック搬送設備401は、主に、軌道台車と2つの推進機構とから構成される。
【0028】
ロングアームボックス402は、主に2本のオーガロッドとスチールボックスとで構成され、複数節のロングアームボックス402はエンドツーエンドで接続されてもよい。
【0029】
採炭機は、主に、ヘッド、胴体及び走行機構で構成され、ヘッドは切削設備、胴体は搬送設備であり、走行機構はヘッドと胴体との底部に装備されて、採炭機を駆動して推進させる動力を供給し、胴体はロングアームボックス402にドッキングされて、連続搬送機構を構成することができる。
【0030】
好ましくは、採炭機は、横軸ドラム構造を採用しており、ヘッド幅が2400mm、切削ビットの直径が500mmで、切削ビットには、調整可能な範囲を500mm~1200mmとする高さ調整液圧シリンダが設けられる。
【0031】
極薄炭層を採掘するための採炭方法は、具体的には、ステップ1~ステップ4を含む。
【0032】
ステップ1:坑道1のレーン金網101で開口を切り、該開口は採掘帯301の開口となる。
【0033】
レーン金網101の切り高さを炭層厚さよりも大きくし、切り幅を採炭機のヘッドの幅よりも大きくする。
【0034】
ステップ2:トラック搬送設備401を開口に移動させて、坑道1内の採掘レーンに近い側で、坑道に従ってローダを敷設し、吊り下げツーリングによって第1採炭機403を該開口位置に吊り下げる。
【0035】
第1採炭機403が運行するときに推進方向が炭層傾斜方向Pと一致するように、胴体の角度を調整する。
【0036】
ステップ3:第1採炭機403を起動させて、第1採掘帯の掘進作業を行う。
【0037】
掘進において、第1採炭機403が進むに伴い、吊り下げツーリングによって坑道1内にロングアームボックス402を1つずつ搬送し、推進機構を使用してロングアームボックス402を第1採炭機403の胴体の尾部にドッキングする(ロングアームボックス402をドッキングするときに、第1採炭機403の運行を一時的に停止する)。
【0038】
第1採炭機403によって極薄炭層3から切削した石炭を第1採炭機403の胴体やロングアームボックス402によって採掘帯301の開口に搬入し、石炭をローダに落として、ローダで石炭を坑道内に敷設されたベルトコンベアに搬入し、採掘区域の石炭ビン内に搬送する。
【0039】
掘進深さは炭層及び周辺の地質環境に応じて決定され、第1採炭機403が所定の深さまで掘進すると停止し、第1採掘帯301の掘進作業が完了する。
【0040】
ステップ4:第2採掘帯の掘進作業を行う。
【0041】
ステップ1を繰り返して、第1採掘帯の坑道に沿う側に第2採掘帯の開口を切り、次に、吊り下げツーリングによって第2採炭機404を該開口位置に吊り下げる。
【0042】
第2採炭機404を起動させて、第2採掘帯の掘進を行う。
【0043】
第2採掘帯の掘進速度に応じて、第1採掘帯内のロングアームボックス402を同期して撤去させ、撤去させたロングアームボックス402を第2採炭機404の尾部にドッキングする。
【0044】
第2採掘帯の掘進作業が終了すると、第1採掘帯内のロングアームボックス402をすべて撤去させて、第2採掘帯に配置する。
【0045】
第2採掘帯の掘進作業の開始前に、ロングアームボックス402のドッキング操作をスムーズに行うことを可能にするために、第1採掘帯内のロングアームボックス402を1節撤去させる。
【0046】
ステップ5:第1採炭機403、移動トラック搬送設備401を撤去させて、採掘跡を処置する。
【0047】
第2採掘帯の掘進作業が終了した後、第1採掘帯内の第1採炭機403を撤去させ、坑道方向に沿って次の採炭機だけの距離分トラック搬送設備401を移動させ、次に、吊り下げツーリングによって第1採炭機403を第2採掘帯の一方の側から第2採掘帯の他方の側に移動させ、ステップ4における第2採掘帯の採炭操作の工程及ロングアームボックス402をドッキングする工程を繰り返して、第3採掘帯の掘進作業を実施する。
【0048】
グラウト注入により採掘跡を処置する。
【0049】
ステップ6:ステップ5の操作を繰り返して、該極薄炭層3のすべての採掘作業が完了するまで、複数の採掘帯301の掘進を行う。
【0050】
極薄炭層3の採掘作業が完了すると、2つの採炭機及びすべてのロングアームボックス402を撤去させ、吊り下げツーリング及び軌道台車と組み合わせて、採炭機及びロングアームボックス402を坑道の外へ搬送する。
【0051】
採炭操作においては、隣接する2つの採掘帯301の間に石炭柱302を残すことに注意する必要があり、石炭柱の幅は500mm以上とされる。
【0052】
以上は本発明の好適な実施例に過ぎず、当業者であれば、本発明の構想に基づいて、特定実施形態及び適用範囲についてさまざまな変化を加えることができ、これらの変化は本発明の構想を逸脱しない限り、すべて本発明の特許範囲に属する。
【符号の説明】
【0053】
1 坑道
101 レーン金網
2 岩体
3 極薄炭層
301 採掘帯
302 石炭柱
401 搬送機構
402 ロングアームボックス
403 第1採炭機
404 第2採炭機
P 炭層傾斜方向
Q 坑道方向
図1
図2
図3