技術分野
肝線維化モデルマウス及びその利用
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
の通りNASH等の疾患における肝線維化のメカニズムや治療薬・治療方法等の解明において、モデル動物、特にモデルマウスの使用は非常に有用である。しかしながら、例えば非特許文献2及び3等に記載のモデルマウスは、食餌により肝線維化を生じさせるまでに24~52週間という長期間を要するため、より短期間で効率よく取得可能な肝線維化モデルマウスが望まれる。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者らは、肝線維化を発症したマウスの肝細胞において、FGF18が高発現していることを見出し、さらに肝臓特異的にFGF18を発現するトランスジェニック(Tg)マウスを構築したところ、該Tgマウスにおいて短期間に高効率で肝線維化が見られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明によれば、短期間で取得可能な肝線維化モデルマウスを提供することが可能である。
この特許の権利範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
参考例2において、マウスの肝細胞にFGF18遺伝子及びGFP遺伝子のそれぞれのcDNAを導入し、導入一週間後に摘出した肝臓について、抗Ki67抗体を用いた免疫染色を行った画像である。スケールバーは100μmを示す。
【図2】
参考例2において、マウスの肝細胞にFGF18遺伝子及びGFP遺伝子のそれぞれのcDNAを導入し、導入一週間後に摘出した肝臓について、抗Ki67抗体を用いた免疫染色を行った画像の全組織領域に占めるKi67陽性領域の割合を比較したグラフである(n=4)。図中の「*」は、対応のない両側スチューデントt検定においてp<0.05であったことを示す。
【図3】
構築したベクターが相同組換えによりROSA26遺伝子座に挿入されたTgマウス(CAG-LSL-FGF18 Tgマウス)と、CAG-LSL-FGF18 TgマウスとAlbumin-Creマウスとを交配して得られるTgマウス(FGF18 Tgマウス)のROSA26遺伝子座の構造を示す概略図である。CAG-LSL-FGF18 Tgマウスでは、FGF18遺伝子は上流に存在するストップコドンのために翻訳されない。FGF18 Tgマウスにおいて、2つのloxP配列に挟まれたストップコドンが除かれるため、FGF18遺伝子が翻訳される。
【図4】
6週齢のFGF18 Tgマウス及び野生マウスより摘出した肝臓重量が全体重に占める割合(%)を示す棒グラフである。野生型マウスでは肝臓の全体重に占める割合が約5%であったのに対して、FGF18 Tgマウスは約8%までに増加していた(n=5)。図中の「****」は、対応のない両側スチューデントt検定においてp<0.0001であったことを示す。
【図5】
6週齢のFGF18 Tgマウス及び野生マウスより摘出した肝臓の組織切片について、抗Ki67抗体を用いた免疫染色を行った結果を示す画像である。FGF18 Tgマウスの肝細胞と太い血管の内皮細胞がKi67陽性であり、これらの細胞が増殖していることが明らかとなった。スケールバーは100μmを示す。
【図6】
6週齢のFGF18 Tgマウス及び野生マウスより摘出した肝臓の組織切片について、Sirius Red染色を行った結果を示す画像である。FGF18 Tgマウスにで、染色(陽性)領域の増加が見られた。スケールバーは100μmを示す。
【図7】
6週齢のFGF18 Tgマウス及び野生マウスより摘出した肝臓の組織に含まれるヒドロキシプロリンの量を測定した結果を示すグラフである(n=5)。FGF18 Tgマウスの肝臓でヒドロキシプロリン量が増加していた。統計学的な有意差は全組織領域に占めるKi67陽性領域の割合を比較したグラフである。図中の「*」は、対応のない両側スチューデントt検定においてp<0.05であったことを示す。
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