IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ フリー株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-プログラム、情報処理装置及び方法 図1
  • 特許-プログラム、情報処理装置及び方法 図2
  • 特許-プログラム、情報処理装置及び方法 図3
  • 特許-プログラム、情報処理装置及び方法 図4
  • 特許-プログラム、情報処理装置及び方法 図5
  • 特許-プログラム、情報処理装置及び方法 図6
  • 特許-プログラム、情報処理装置及び方法 図7
  • 特許-プログラム、情報処理装置及び方法 図8
  • 特許-プログラム、情報処理装置及び方法 図9
  • 特許-プログラム、情報処理装置及び方法 図10
  • 特許-プログラム、情報処理装置及び方法 図11
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-09-18
(45)【発行日】2025-09-29
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/12 20230101AFI20250919BHJP
【FI】
G06Q40/12
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2024103576
(22)【出願日】2024-06-27
【審査請求日】2024-06-27
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513056101
【氏名又は名称】フリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】IPTech弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】花井 一寛
(72)【発明者】
【氏名】五百崎 太郎
【審査官】牧 裕子
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-187562(JP,A)
【文献】特開2024-005093(JP,A)
【文献】特開2024-067985(JP,A)
【文献】株式会社Layer X,バクラクビジネスカード、法人カード利用”後”の「証憑の回収」「稟議との紐付け」「仕訳」をバクラクにする機能を公開,2023年03月15日,インターネット<URL: http://web.archive.org/web/20230321032227/https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000036528.html>
【文献】株式会社Layer X,バクラクビジネスカードの領収書と利用明細を、AIが自動で紐付けする機能を公開しました,2023年05月31日,インターネット<URL:http://web.archive.org/web/20230531060801/https://bakuraku.jp/news/20230531/>
【文献】財務会計システム 勘定奉行クラウド,Bridge for Innovation 2023 Tokyo ,2023年06月13日,p.17-18, 24
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させ、事業に係る購入の申請に対して支払いの精算処理を行うためのプログラムであって、
前記メモリは、前記購入に関する購入申請データを記憶し、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
前記購入に関する支払いを行った支払者からの入力により、クレジットカードを利用した前記支払いに係る証憑データを受け付けるステップと、
前記クレジットカードの決済事業者から前記クレジットカードを利用した利用明細データを取得するステップと、
前記購入申請データと、前記証憑データと、前記利用明細データとの関係を推測して対応するものを出力する機械学習モデルに基づき、前記購入申請データと、前記証憑データと、前記利用明細データとをそれぞれ突合して対応付けを行うステップと、
前記対応付けがされた前記購入申請データ、前記証憑データ、及び前記利用明細データをユーザに提示するステップと、
前記提示されたユーザからの指示入力により、前記提示された前記購入申請データの精算処理を行うステップと、を実行させ、
前記対応付けを行うステップにおいて、前記購入申請データ、前記証憑データ、前記利用明細データのうち対応付けがされなかったデータがある場合、
前記対応付けがされたデータをユーザに提示するステップにおいて、前記対応付けがされなかった前記購入申請データ、前記証憑データ、前記利用明細データのうちのいずれかを除いて、前記対応付けがされた前記購入申請データ、前記証憑データ、前記利用明細データをユーザに提示し、
前記プログラムは、さらに、
前記対応付けがされなかった前記購入申請データ、前記証憑データ、前記利用明細データの一覧をユーザに提示するステップと、
ユーザから、一覧として提示された前記購入申請データ、前記証憑データ、前記利用明細データのうちのいずれかについての対応付けの入力を受け付けるステップと、を実行させる、プログラム。
【請求項2】
前記対応付けを行うステップにおいて、対応付けがされなかった前記購入申請データまたは前記証憑データがある場合、
前記プログラムは、さらに、
ユーザからの入力により、前記購入申請データまたは前記証憑データを受け付けるステップを実行させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記プログラムは、さらに、
前記提示されたユーザから、前記対応付けがされた前記購入申請データ、前記証憑データ、前記利用明細データのいずれかについて修正する入力を受け付けるステップを実行させる、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記メモリは、前記購入についての予算を管理する予算データを記憶し、
前記プログラムは、さらに、
前記精算処理が行なわれた前記購入申請データに係る支払金額を、前記購入についての予算の金額から減額して管理するステップを実行させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記プログラムは、さらに、
前記購入についての予算の金額をユーザに提示するステップを実行させる、請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
制御部と、メモリとを備え、事業に係る購入の申請に対して支払いの精算処理を行う情報処理装置であって、
前記メモリは、前記購入に関する購入申請データを記憶し、
前記制御部は、
前記購入に関する支払いを行った支払者からの入力により、クレジットカードを利用した前記支払いに係る証憑データを受け付けるステップと、
前記クレジットカードの決済事業者から前記クレジットカードを利用した利用明細データを取得するステップと、
前記購入申請データと、前記証憑データと、前記利用明細データとの関係を推測して対応するものを出力する機械学習モデルに基づき、前記購入申請データと、前記証憑データと、前記利用明細データとをそれぞれ突合して対応付けを行うステップと、
前記対応付けがされた前記購入申請データ、前記証憑データ、及び前記利用明細データをユーザに提示するステップと、
前記提示されたユーザからの指示入力により、前記提示された前記購入申請データの精算処理を行うステップと、を実行し、
前記対応付けを行うステップにおいて、前記購入申請データ、前記証憑データ、前記利用明細データのうち対応付けがされなかったデータがある場合、
前記対応付けがされたデータをユーザに提示するステップにおいて、前記対応付けがされなかった前記購入申請データ、前記証憑データ、前記利用明細データのうちのいずれかを除いて、前記対応付けがされた前記購入申請データ、前記証憑データ、前記利用明細データをユーザに提示し、
前記情報処理装置は、さらに、
前記対応付けがされなかった前記購入申請データ、前記証憑データ、前記利用明細データの一覧をユーザに提示するステップと、
ユーザから、一覧として提示された前記購入申請データ、前記証憑データ、前記利用明細データのうちのいずれかについての対応付けの入力を受け付けるステップと、を実行する、情報処理装置。
【請求項7】
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータにより実行され、事業に係る購入の申請に対して支払いの精算処理を行うための方法であって、
前記メモリは、前記購入に関する購入申請データを記憶し、
前記方法は、前記プロセッサが、
前記購入に関する支払いを行った支払者からの入力により、クレジットカードを利用した前記支払いに係る証憑データを受け付けるステップと、
前記クレジットカードの決済事業者から前記クレジットカードを利用した利用明細データを取得するステップと、
前記購入申請データと、前記証憑データと、前記利用明細データとの関係を推測して対応するものを出力する機械学習モデルに基づき、前記購入申請データと、前記証憑データと、前記利用明細データとをそれぞれ突合して対応付けを行うステップと、
前記対応付けがされた前記購入申請データ、前記証憑データ、及び前記利用明細データをユーザに提示するステップと、
前記提示されたユーザからの指示入力により、前記提示された前記購入申請データの精算処理を行うステップと、を実行し、
前記対応付けを行うステップにおいて、前記購入申請データ、前記証憑データ、前記利用明細データのうち対応付けがされなかったデータがある場合、
前記対応付けがされたデータをユーザに提示するステップにおいて、前記対応付けがされなかった前記購入申請データ、前記証憑データ、前記利用明細データのうちのいずれかを除いて、前記対応付けがされた前記購入申請データ、前記証憑データ、前記利用明細データをユーザに提示し、
前記方法は、さらに、
前記対応付けがされなかった前記購入申請データ、前記証憑データ、前記利用明細データの一覧をユーザに提示するステップと、
ユーザから、一覧として提示された前記購入申請データ、前記証憑データ、前記利用明細データのうちのいずれかについての対応付けの入力を受け付けるステップと、を実行する、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、情報処理装置、及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
企業等では、事業の遂行に必要な資材、備品等を購入する際、または出張等にて交通費が発生する場合、従業者等から経費申請等の各種申請を受け付け、購入後に経費の精算を行っている。このような経費について、従業者等から申請を受け付けて承認されてから実際に購入する、という手続きにすると、迅速な購入手続きが出来ないことになる。そのため、いったん従業者にて自費で購入してもらい、経費申請が承認された後に経費の精算を行い、当該従業者へ購入分の金額を支払う、という経費精算の手続きを行うことが多くなっている。
【0003】
このような企業における、小口の経費処理を行うためのシステムの技術として、特許文献1には、従業者から出張、接待、交際等の仮払の申請(精算データ)を受け付けると、ユーザがクレジットカードを利用して経費についての決済を行い、クレジットカード利用明細データを取得して利用明細テーブルに登録し、従業者が申請した精算データと、クレジットカード会社から送られるクレジットカード利用明細とを突合し、精算処理を行うシステムについての技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2000-348099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、企業等では、上記のような経費等が発生する場合、事前に経費申請等の各種申請を受け付けることが行われている。これは、経費の精算は後日行うとしても、接待のように経費として認められるか判然としない場合もあるため、事前に申請を受け付けるようにしているためである。また、従業者による不正な経費の仕様を防止するとともに、あらかじめ決められた予算内で経費を管理する場合もあるためである。
【0006】
そのため、上記のような経費等が発生する場合において、クレジットカードのようなポストペイ(後払い)方式で、例えば会社名義の法人カードの利用により決済を行った場合、事前の経費等の購入申請と、クレジットカード決済による証憑と、クレジットカード会社から連携されるクレジットカード利用明細とを突合して確認する必要があり、経費の申請を受け付ける、企業等における経理担当者にとって、検索、入力の作業が必要となり、手間であった。
【0007】
そこで、本開示では、購入の申請に対して支払いの精算処理を行う購入申請管理システムにおいて、事前の購入申請について確認することを容易にする技術について説明する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一実施の形態によると、プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させ、事業に係る購入の申請に対して支払いの精算処理を行うためのプログラムが提供される。メモリは、購入に関する購入申請データを記憶する。プログラムは、プロセッサに、購入に関する支払いを行った支払者からの入力により、クレジットカードを利用した支払いに係る証憑データを受け付けるステップと、クレジットカードの決済事業者からクレジットカードを利用した利用明細データを取得するステップと、購入申請データと、証憑データと、利用明細データとをそれぞれ突合して対応付けを行うステップと、対応付けがされた購入申請データ、証憑データ、利用明細データのうち2以上のデータをユーザに提示するステップと、提示されたユーザからの指示入力により、提示された購入申請データの精算処理を行うステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、事業に係る購入に関する購入申請データと、購入に際してクレジットカードを利用した支払いに係る証憑データと、クレジットカードを利用した利用明細データと、をそれぞれ突合して対応付けを行ってユーザに提示し、ユーザからの指示入力により購入申請データの精算処理を行う。そのため、企業等における経理担当者による検索、入力の作業の手間を削減することが可能になる。これにより、企業における購入についての状況を把握することを容易にし、購入についての管理を容易にすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施の形態1に係る購入申請管理システム1の全体構成を示すブロック図である。
図2図1の端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。
図3図1のサーバ20の機能的な構成を示すブロック図である。
図4図3の購入申請データベース2021のデータ構造の例を示す図である。
図5図3の証憑データベース2022のデータ構造の例を示す図である。
図6図3の利用明細データベース2023のデータ構造の例を示す図である。
図7】購入申請管理システム1による購入申請受付処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
図8】購入申請管理システム1による証憑データ受付処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
図9】購入申請管理システム1による突合処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
図10】購入申請管理システム1による精算処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
図11】端末装置10に表示する購入申請一覧の画面例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態について説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。以下の説明では、同一の構成には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0012】
本明細書中に記載されている構成要素により実現される機能は、当該記載された機能を実現するようにプログラムされた、汎用プロセッサ、特定用途プロセッサ、集積回路、ASICs(Application Specific Integrated Circuits)、CPU(a Central Processing Unit)、従来型の回路、および/又はそれらの組合せを含む、circuitry又はprocessing circuitryにおいて実装されてもよい。プロセッサは、トランジスタやその他の回路を含み、circuitry又はprocessing circuitryとみなされる。プロセッサは、メモリに格納されたプログラムを実行する、programmed processorであってもよい。
【0013】
本明細書において、circuitry、ユニット、手段は、記載された機能を実現するようにプログラムされたハードウェア、又は実行するハードウェアである。当該ハードウェアは、本明細書に開示されているあらゆるハードウェア、又は、当該記載された機能を実現するようにプログラムされた、又は、実行するものとして知られているあらゆるハードウェアであってもよい。
【0014】
当該ハードウェアがcircuitryのタイプであるとみなされるプロセッサである場合、当該circuitry、手段、又はユニットは、ハードウェアと、当該ハードウェア及び又はプロセッサを構成するために用いられるソフトウェアの組合せである。
【0015】
<概要>
以下、本開示に係る購入申請管理システムについて説明する。本開示に係る購入申請管理システムは、企業や個人事業主等の事業者に対して、従業者等から各種の購入、経費について申請を受け付けて管理し、精算を行うためのシステムである。企業や個人事業主で行われる各種の申請とは、例えば、資材や備品等の購入、出張等による交通費についての経費等の申請であり、企業等における上長に承認を求めるために行われる手続きである。本開示に係る購入申請管理システムは、従業者等の申請者からの申請に係る申請データが登録されており、クレジットカードを利用して決済した際の証憑データと、クレジットカードの決済事業者から取得した利用明細データを対応付けて管理するコンピュータシステムである。また、本開示に係る購入申請管理システムは、例えばクラウドサーバ等によりWebサービスとして、いわゆるSaaS(Software as a Service)によって提供されるシステムである。
【0016】
ところで、上記のように経費等が発生する場合、企業等における手続として、事前に経費申請等の各種申請を受け付けることが行われている。また、企業等では、経費等による支払いが発生する場合、クレジットカードのようなポストペイ(後払い)方式で、会社名義のクレジットカードを利用して従業者に決済させ、当該クレジットカード会社に対して支払いを行うことで精算処理が行われている。この場合、事前の経費等の購入申請についての購入申請データと、クレジットカード決済による証憑データと、クレジットカード会社から連携されるクレジットカード利用明細データとを突合して確認する必要があり、このような経費の申請を受け付ける、企業等における経理担当者にとって、検索、入力の作業が必要となり、手間であった。
【0017】
そこで、本開示に係る購入申請管理システムは、従業者等の申請者からの申請に係る購入申請データが登録されており、クレジットカードを利用して決済した際の証憑データと、クレジットカードの決済事業者から取得した利用明細データを対応付けて管理し、ユーザに提示してユーザからの指示により購入申請データの精算処理を行う。
【0018】
また、本開示に係る購入申請管理システムは、一覧として提示された購入申請データ、証憑データ、利用明細データの対応付けについて、例えば対応付けが誤っているような場合に、ユーザから対応付けの入力を受け付ける。
【0019】
上記のような構成により、購入申請データ、証憑データ、利用明細データの対応付けを把握することが容易になるので、企業等における経理担当者による検索、入力の作業の手間を削減することが可能になる。これにより、企業における購入についての状況を把握することを容易にし、購入についての管理を容易にしている。
【0020】
<実施の形態1>
以下、購入申請管理システム1について説明する。以下の説明では、例えば、端末装置10がサーバ20へアクセスすることにより、サーバ20が、端末装置10で画面を生成するための情報を応答する。端末装置10は、サーバ20から受信した情報に基づいて画面を生成し表示する。
【0021】
<1 購入申請管理システム1の全体構成>
図1は、実施の形態1に係る購入申請管理システム1の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、購入申請管理システム1は、複数の端末装置(図1では、端末装置10A及び端末装置10Bを示している。以下、総称して「端末装置10」ということもある)と、サーバ20とを含む。端末装置10とサーバ20とは、ネットワーク80を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク80は、有線または無線ネットワークにより構成される。本実施の形態では、サーバ20はWebサーバ(クラウドサーバを含む)であり、端末装置10との間でWebページにより情報のやり取りを行う。また、端末装置10にはWebページを閲覧するためのWebページブラウザがインストールされているが、サーバ20のサービスを提供するための専用アプリケーションがインストールされ、専用アプリケーションにより閲覧可能に構成してもよい。
【0022】
端末装置10は、各ユーザが操作する装置である。ここで、ユーザとは、端末装置10を使用して購入申請管理システム1の機能である、各種の購入、経費についての申請をする者であり、例えば事業者である企業の従業者等である。端末装置10は、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPC等により実現される。この他、端末装置10は、例えば移動体通信システムに対応したタブレットや、スマートフォン等の携帯端末であるとしてもよい。
【0023】
端末装置10は、ネットワーク80を介してサーバ20と通信可能に接続される。端末装置10は、4G、5G、LTE(Long Term Evolution)等の通信規格に対応した無線基地局81、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11等の無線LAN(Local Area Network)規格に対応した無線LANルータ82等の通信機器と通信することにより、ネットワーク80に接続される。図1に端末装置10Bとして示すように、端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、記憶部16と、プロセッサ19とを備える。
【0024】
通信IF12は、端末装置10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置(例えば、キーボードや、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス等)である。出力装置14は、ユーザに対し情報を提示するための出力装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。メモリ15は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。記憶部16は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0025】
サーバ20は、企業や個人事業主等の事業者に対して、従業者等から各種の購入、経費について申請を受け付けて管理し、精算を行うサービスを提供する装置である。サーバ20は、従業者等の申請者からの申請に係る購入申請データが登録されており、ユーザからクレジットカードを利用して決済した際の証憑データを受け付け、クレジットカードの決済事業者から利用明細データを取得する。サーバ20は、購入申請データ、証憑データ、利用明細データの対応付けを行い、対応付けがされたこれらのデータをユーザに提示し、ユーザから対応付けの入力を受け付ける。また、サーバ20は、ユーザからの指示入力により、提示された購入申請データの精算処理を行う。
【0026】
サーバ20は、ネットワーク80に接続されたコンピュータである。サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
【0027】
通信IF22は、サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、及び、ユーザに対し情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。メモリ25は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。ストレージ26は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0028】
<1.1 端末装置10の構成>
図2は、図1の端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、複数のアンテナ(アンテナ111、アンテナ112)と、各アンテナに対応する無線通信部(第1無線通信部121、第2無線通信部122)と、操作受付部130(キーボード131及びマウス132を含む)と、音声処理部140と、マイク141と、スピーカ142と、ディスプレイ150と、記憶部170と、制御部180とを含む。端末装置10は、図2では特に図示していない機能及び構成(例えば、電力を保持するためのバッテリー、バッテリーから各回路への電力の供給を制御する電力供給回路等)も有している。図2に示すように、端末装置10に含まれる各ブロックは、バス等により電気的に接続される。図2に示す端末装置10は、移動体通信システムに対応したタブレットや、スマートフォン等の携帯端末として説明するが、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよい。
【0029】
アンテナ111は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ111は、空間から電波を受信して受信信号を第1無線通信部121へ与える。
【0030】
アンテナ112は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ112は、空間から電波を受信して受信信号を第2無線通信部122へ与える。
【0031】
第1無線通信部121は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ111を介して信号を送受信するための変復調処理等を行う。第2無線通信部122は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ112を介して信号を送受信するための変復調処理等を行う。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、チューナー、RSSI(Received Signal Strength Indicator)算出回路、CRC(Cyclic Redundancy Check)算出回路、高周波回路等を含む通信モジュールである。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、端末装置10が送受信する無線信号の変復調や周波数変換を行い、受信信号を制御部180へ与える。
【0032】
操作受付部130は、ユーザの入力操作を受け付けるための機構を有する。具体的には、操作受付部130は、キーボード131と、マウス132とを含む。なお、操作受付部130は、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、タッチパネルに対するユーザの接触位置を検出する、タッチスクリーンとして構成してもよい。
【0033】
キーボード131は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。キーボード131は、文字入力を行う装置であり、入力された文字情報を入力信号として制御部180へ出力する。
【0034】
マウス132は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。マウス132は、ディスプレイ150に表示されている表示物を選択等するためのポインティングデバイスであり、画面上で選択された位置情報と、ボタン押下されていることを示す情報とを入力信号として制御部180へ出力する。
【0035】
音声処理部140は、音声信号の変復調を行う。音声処理部140は、マイク141から与えられる信号を変調して、変調後の信号を制御部180へ与える。また、音声処理部140は、音声信号をスピーカ142へ与える。音声処理部140は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク141は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部140へ与える。スピーカ142は、音声処理部140から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
【0036】
ディスプレイ150は、制御部180の制御に応じて、画像、動画、テキスト等のデータを表示する。ディスプレイ150は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現される。
【0037】
カメラ160は、制御部180の制御に応じて、受光素子により光を受光して、撮影画像として出力するためのデバイスである。カメラ160は、例えば、デジタルカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置により構成されてもよい。
【0038】
記憶部170は、例えばフラッシュメモリ等のメモリ15及び記憶部16により構成され、端末装置10が使用するデータ及びプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部170は、ユーザ情報171を記憶する。
【0039】
ユーザ情報171は、端末装置10を使用して、購入申請管理システム1の機能である、各種の購入、経費についての申請をするユーザの情報である。ユーザ情報としては、ユーザを識別する情報(ユーザID)、従業者の氏名等の情報が含まれる。
【0040】
制御部180は、例えばプロセッサ19により構成され、記憶部170に記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、端末装置10の動作を制御する。制御部180は、例えば予め端末装置10の記憶部170に格納され、インストールされているアプリケーションである図示しないプログラムに従って動作することにより、入力操作受付部181と、送受信部182と、通知制御部183と、データ処理部184としての機能を発揮する。
【0041】
入力操作受付部181は、キーボード131、マウス132等の入力装置に対するユーザの入力操作を受け付ける処理を行う。
【0042】
送受信部182は、端末装置10が、サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
【0043】
通知制御部183は、ユーザに対し情報を提示する処理を行う。通知制御部183は、表示画像をディスプレイ150に表示させる処理、音声をスピーカ142に出力させる処理等を行う。
【0044】
データ処理部184は、端末装置10が入力を受け付けたデータに対し、プログラムに従って演算を行い、演算結果をメモリ等に出力する処理を行う。
【0045】
<1.2 サーバ20の機能的な構成>
図3は、図1のサーバ20の機能的な構成を示すブロック図である。図3に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
【0046】
通信部201は、例えば通信IF22から構成され、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
【0047】
記憶部202は、例えばメモリ25、ストレージ26から構成され、サーバ20が使用するデータ及びプログラムを記憶する。記憶部202は、購入申請データベース2021と、証憑データベース2022と、利用明細データベース2023等を記憶する。
【0048】
購入申請データベース2021は、購入申請管理システム1の管理対象である、資材や備品等の購入、出張等による交通費についての経費等、事業に係る購入の申請に関する購入申請データを保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0049】
証憑データベース2022は、購入申請管理システム1の管理対象である、資材や備品等の購入、交通費等の経費について、クレジットカードを利用して決済した際の証憑データを保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0050】
利用明細データベース2023は、購入申請管理システム1の管理対象である、各種購入、交通費等の経費についてクレジットカードを利用して決済した後に、クレジットカードの決済事業者から連携される利用明細データを保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0051】
制御部203は、サーバ20のプロセッサ29がプログラムに従って処理を行うことにより、各種モジュールとして受信制御モジュール2031、送信制御モジュール2032、購入申請データ受付モジュール2033、証憑データ受付モジュール2034、利用明細データ取得モジュール2035、データ突合モジュール2036、突合結果提示モジュール2037、突合データ入力受付モジュール2038、及び精算モジュール2039に示す機能を発揮する。
【0052】
受信制御モジュール2031は、サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
【0053】
送信制御モジュール2032は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
【0054】
購入申請データ受付モジュール2033は、購入申請管理システム1のユーザによる端末装置10の操作入力により、各種の購入に関する購入申請データを受け付ける処理を制御する。購入申請データ受付モジュール2033がユーザから受け付ける購入申請データとは、例えば、資材や備品等の購入、出張等による交通費についての経費等のような購入について、事業者に対して事前に提出する申請についてのデータである。この購入申請データは、ユーザが所属する企業に対して行う申請についてのものである。
【0055】
購入申請データ受付モジュール2033は、例えば、端末装置10に購入申請データの入力を受け付けるための所定の入力フォーマットを表示し、ユーザが端末装置10を操作して、当該入力フォーマットに各種の購入に関する必要項目を入力してサーバ20へ送信することにより受け付ける。
【0056】
購入申請データは、例えば、申請を行ったユーザの所属する企業における識別番号(社員番号等)、氏名、購入日、申請対象の購入品目、金額等の情報を含む。この時の金額は、実際に購入する際の金額(例えば、購入する店舗等から受領した見積書等に記載された金額)でもよく、一般の小売店等における販売価格でもよく、インターネット上で検索して表示された参考価格でもよい。
【0057】
購入申請データ受付モジュール2033は、受け付けた購入申請データを、例えば購入申請データベース2021に格納して記憶させる。
【0058】
証憑データ受付モジュール2034は、購入申請管理システム1のユーザによる端末装置10の操作入力により、各種の購入についてクレジットカードを利用した支払いに係る証憑データを受け付ける処理を制御する。ここで、証憑データ受付モジュール2034がユーザから受け付ける証憑データとは、例えば、ユーザが各種の購入についてクレジットカードを利用して支払いをした際に、購入先の店舗等から受領した利用明細(レシート)等を端末装置10のカメラ160で撮影した撮影画像データでもよい。また、証憑データ受付モジュール2034がユーザから受け付ける証憑データとは、例えば、ユーザが各種の購入についてクレジットカードを利用して支払いをした際に、購入先のECサイトから受領した利用明細(領収書)等の電子データでもよい。証憑データ受付モジュール2034は、証憑データを、PDF(Portable Document Format)、Word、XML(eXtensible Markup Language)、jpeg、png、bmp、tiff、gif、eps、svg等の任意のデータフォーマットで受け付けてもよい。
【0059】
証憑データ受付モジュール2034は、例えば、端末装置10に証憑データの入力を受け付けるための所定の入力フォーマットを表示し、ユーザが端末装置10を操作して、当該入力フォーマットに証憑データ(のリンク等でもよい)を入力してサーバ20へ送信することにより受け付ける。
【0060】
なお、証憑データ受付モジュール2034に証憑データの入力を行うユーザは、購入申請データ受付モジュール2033が購入申請データを受け付けたユーザと同一人物であることを要しない。これは、購入申請データを入力した従業者等のユーザと、店舗等で購入した従業者等のユーザとが同一人物とは限らないからである。
【0061】
証憑データ受付モジュール2034は、受け付けた証憑データを、例えば証憑データベース2022に格納して記憶させる。
【0062】
利用明細データ取得モジュール2035は、証憑データ受付モジュール2034が受け付けた証憑データについて、利用したクレジットカードの決済事業者からクレジットカードを利用した利用明細データを取得する処理を制御する。利用明細データ取得モジュール2035が取得する利用明細データとは、例えば、金融機関、クレジットカード会社等から会計データとの同期の際に連携されるデータである。利用明細データ取得モジュール2035は、例えば、購入申請管理システム1のユーザの同意の下、金融機関、クレジットカード会社のサーバにアクセスし、当該ユーザが保有している金融機関の口座情報、当該ユーザが使用しているクレジットカードの使用情報をAPI連携等により取得する。利用明細データ取得モジュール2035による利用明細データを取得する処理は、上記のように金融機関、クレジットカード会社のサーバにアクセスするプル型の情報取得処理でもよく、金融機関、クレジットカード会社のサーバから情報送信を受け付けるプッシュ型の情報取得処理でもよい。
【0063】
利用明細データ取得モジュール2035は、取得した利用明細データを、例えば利用明細データベース2023に格納して記憶させる。
【0064】
データ突合モジュール2036は、購入申請データ受付モジュール2033が受け付けた購入申請データと、証憑データ受付モジュール2034が受け付けた証憑データと、利用明細データ取得モジュール2035が取得した利用明細データとをそれぞれ突合して対応付けを行う処理を制御する。データ突合モジュール2036は、例えば、購入申請データ、証憑データ、利用明細データをそれぞれ読取り、購入申請データに含まれる申請対象の購入日、購入品目、金額等の情報に基づき、対応する証憑データ、利用明細データを決定する。このとき、データ突合モジュール2036は、例えば申請データをOCR処理にて読み取ってもよい。
【0065】
データ突合モジュール2036は、例えば、購入申請データ、証憑データ、及び利用明細データをそれぞれ解析し、対応付けを行う。データ突合モジュール2036は、具体的には、購入申請データ、証憑データ、及び利用明細データに含まれる文字列についてテキストマイニング等の手法により文言解析を行い、購入申請データと、証憑データと、利用明細データとの関係を推測し、対応付けを行ってもよい。また、データ突合モジュール2036は、例えば、購入申請データと、証憑データと、利用明細データとの関係を推測して対応するものを出力する機械学習モデルに基づいて対応付けを行ってもよい。この機械学習モデルは、例えば、OCRモデル、物体検出モデル(Object detection Model)、R CNN、Fast R CNN、Faster R CNN等が含まれてもよい。
【0066】
データ突合モジュール2036は、購入申請データ、証憑データ、利用明細データのうち、対応するデータが存在しないと判断された場合、存在するデータ同士で対応付けを行ってもよい。
【0067】
突合結果提示モジュール2037は、データ突合モジュール2036により対応付けがされた購入申請データ、証憑データ、利用明細データのうち2以上のデータをユーザに提示する処理を制御する。突合結果提示モジュール2037は、購入申請データ、証憑データ、利用明細データ、及びこれらのデータの対応関係を示すデータを、端末装置10へ送信してディスプレイ150に表示させることによりユーザに提示する。
【0068】
このとき、突合結果提示モジュール2037は、後述する突合データ入力受付モジュール2038及び精算モジュール2039の機能により、購入申請データ、証憑データ、及び利用明細データをユーザが選択可能に提示する。
【0069】
突合結果提示モジュール2037は、データ突合モジュール2036により購入申請データ、証憑データ、利用明細データのうち、対応するデータが存在しないと判断され、対応付けがされなかったデータがある場合、対応付けがされなかった購入申請データ、証憑データ、利用明細データのうちのいずれかを除いて、対応付けがされた購入申請データ、証憑データ、利用明細データのうちの一部のデータについて、ユーザに提示してもよい。また、突合結果提示モジュール2037は、データ突合モジュール2036により対応付けがされなかった購入申請データ、証憑データ、利用明細データがある場合、対応付けがされなかった購入申請データ、証憑データ、利用明細データの一覧をユーザに提示してもよい。
【0070】
突合データ入力受付モジュール2038は、データ突合モジュール2036により対応付けがされなかった購入申請データ、証憑データ、利用明細データがある場合、購入申請管理システム1のユーザによる端末装置10の操作入力により、対応付けの入力を受け付ける処理を制御する。このとき、突合データ入力受付モジュール2038は、突合結果提示モジュール2037により一覧として提示された購入申請データ、証憑データ、利用明細データのうちのいずれか2以上についての対応付けの入力を受け付けてもよい。また、突合データ入力受付モジュール2038は、購入申請データ、または証憑データのうちのいずれかまたは両方について、ユーザによる端末装置10の操作入力により受け付けてもよい。
【0071】
また、突合データ入力受付モジュール2038は、突合結果提示モジュール2037により提示された、対応付けがされた購入申請データ、証憑データ、利用明細データのいずれかについて修正する入力を受け付ける処理を制御する。突合データ入力受付モジュール2038は、データ突合モジュール2036による対応付けが誤っていることもあるため、ユーザから修正する入力を受け付ける。そのため、突合データ入力受付モジュール2038は、購入申請管理システム1のユーザによる端末装置10の操作入力により、購入申請データ、証憑データ、利用明細データのいずれかについて、正しい対応付けの入力を受け付ける。
【0072】
精算モジュール2039は、突合結果提示モジュール2037により提示された、対応付けがされた購入申請データ、証憑データ、利用明細データについて、購入申請管理システム1のユーザによる端末装置10の操作入力により、購入申請データの精算処理を行う処理を制御する。精算モジュール2039は、具体的には、ユーザによる端末装置10の操作入力により、精算処理を行う購入申請データの選択を受け付け、決済が完了していることを示すステータスを登録し、いわゆる消込処理を行うことで精算処理を行う。
【0073】
また、精算モジュール2039は、各種の購入に関する予算が管理されている場合、精算処理が行なわれた購入申請データに係る支払金額を、予算の金額から減額する処理を行ってもよい。例えば、突合結果提示モジュール2037により購入申請データ、証憑データ、利用明細データを提示する際、各種の購入に関する予算の金額を端末装置10へ送信してディスプレイ150に表示させることにより提示してもよく、減額された場合、減額後の予算の金額を提示してもよい。
【0074】
<2 データ構造>
図4は、図3の購入申請データベース2021のデータ構造の例を示す図である。図5は、図3の証憑データベース2022のデータ構造の例を示す図である。また、図6は、図3の利用明細データベース2023のデータ構造の例を示す図である。
【0075】
図4に示すように、購入申請データベース2021のレコードのそれぞれは、項目「申請ID」と、項目「申請者ID」と、項目「申請者名」と、項目「申請日」と、項目「購入申請内容詳細」等を含む。
【0076】
項目「申請ID」は、購入申請管理システム1の管理対象である、各種の購入に関する購入申請データそれぞれを識別する情報である。
【0077】
項目「申請者ID」は、購入申請管理システム1の管理対象である、購入申請データを入力した従業者であるユーザそれぞれを識別する情報である。
【0078】
項目「申請者名」は、購入申請管理システム1の管理対象である、購入申請データを入力した従業者であるユーザの氏名である。
【0079】
項目「申請日」は、購入申請管理システム1の管理対象である、購入申請データを入力した日付の情報である。
【0080】
項目「購入申請内容詳細」は、購入申請管理システム1の管理対象である、購入申請データの内容についての項目のデータであり、具体的には、項目「購入品目」と、項目「金額」等を含む。
【0081】
項目「購入品目」は、購入申請管理システム1の管理対象である、購入申請データの入力の際にユーザが入力した、申請に係る購入を希望する品目の情報である。例えば、図4に示すように、項目「購入品目」には、「出張交通費」、「備品購入費」等の情報が格納されている。
【0082】
項目「金額」は、購入申請管理システム1の管理対象である、購入申請データの入力の際にユーザが入力した、申請に係る購入を希望する品目等の金額の情報である。
【0083】
サーバ20の購入申請データ受付モジュール2033は、購入申請管理システム1のユーザから購入申請データを受け付けることに伴って、購入申請データベース2021のレコードを増減させる。
【0084】
図5に示すように、証憑データベース2022のレコードのそれぞれは、項目「証憑ID」と、項目「申請者ID」と、項目「申請者名」と、項目「申請ID」と、項目「証憑送信日」と、項目「証憑画像データ」等を含む。
【0085】
項目「証憑ID」は、購入申請管理システム1の管理対象である、各種の購入における支払いに係る証憑データそれぞれを識別する情報である。
【0086】
項目「申請者ID」は、購入申請管理システム1の管理対象である、証憑データを入力した従業者であるユーザそれぞれを識別する情報であり、購入申請データベース2021の項目「申請者ID」に対応する。
【0087】
項目「申請者名」は、購入申請管理システム1の管理対象である、証憑データを入力した従業者であるユーザの氏名であり、購入申請データベース2021の項目「申請者ID」に対応する。
【0088】
項目「申請ID」は、購入申請管理システム1の管理対象である、各種の購入に関する購入申請データそれぞれを識別する情報であり、購入申請データベース2021の項目「申請ID」に対応する。当該項目は、サーバ20のデータ突合モジュール2036により対応付けがされた際に、購入申請データと証憑データとの対応関係を示すために格納される項目である。
【0089】
項目「証憑送信日」は、購入申請管理システム1の管理対象である、証憑データを送信した日付の情報である。
【0090】
項目「証憑画像データ」は、購入申請管理システム1の管理対象である、証憑データである。項目「証憑画像データ」には、PDF等のデータフォーマットの証憑データがそのまま格納されてもよく、別の格納先へのリンクが格納されてもよい。
【0091】
サーバ20の証憑データ受付モジュール2034は、購入申請管理システム1のユーザから証憑データを受け付けることに伴って、証憑データベース2022のレコードを追加する。
【0092】
図6に示すように、利用明細データベース2023のレコードのそれぞれは、項目「明細ID」と、項目「申請者ID」と、項目「申請者名」と、項目「申請ID」と、項目「取引日」と、項目「利用内容詳細」等を含む。
【0093】
項目「明細ID」は、購入申請管理システム1の管理対象である、クレジットカードの利用に係る利用明細データそれぞれを識別する情報である。
【0094】
項目「申請者ID」は、購入申請管理システム1の管理対象である、クレジットカードの利用に係る従業者であるユーザそれぞれを識別する情報であり、購入申請データベース2021の項目「申請者ID」に対応する。
【0095】
項目「申請者名」は、購入申請管理システム1の管理対象である、クレジットカードの利用に係る従業者であるユーザの氏名であり、購入申請データベース2021の項目「申請者ID」に対応する。
【0096】
項目「申請ID」は、購入申請管理システム1の管理対象である、各種の購入に関する購入申請データそれぞれを識別する情報であり、購入申請データベース2021の項目「申請ID」に対応する。当該項目は、サーバ20のデータ突合モジュール2036により対応付けがされた際に、購入申請データと利用明細データとの対応関係を示すために格納される項目である。
【0097】
項目「取引日」は、購入申請管理システム1の管理対象である、クレジットカードの利用に係る購入をした日付の情報である。
【0098】
項目「利用内容詳細」は、購入申請管理システム1の管理対象である、利用明細データの内容についての項目のデータであり、具体的には、項目「利用店舗」と、項目「金額」等を含む。
【0099】
項目「利用店舗」は、購入申請管理システム1の管理対象である、クレジットカードの利用に係る購入をした店舗(クレジットカードの加盟店)の情報である。
【0100】
項目「金額」は、購入申請管理システム1の管理対象である、クレジットカードの利用に係る購入をした際の金額の情報である。
【0101】
サーバ20の利用明細データ取得モジュール2035は、クレジットカードの決済事業者からクレジットカードを利用した利用明細データを取得することに伴って、利用明細データベース2023のレコードを増減させる。
【0102】
<3 動作>
以下、図7ないし図10を参照しながら、実施の形態1における購入申請管理システム1による購入申請受付処理、証憑データ受付処理、突合処理、及び経費精算処理について説明する。
【0103】
図7は、購入申請管理システム1による購入申請受付処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
【0104】
ステップS121において、サーバ20の購入申請データ受付モジュール2033は、端末装置10から送信された、資材や備品等の購入、出張等による交通費についての申請を行うユーザから入力された各種の購入に関する購入申請データを、通信部201を介して受け付ける。
【0105】
ステップS122において、サーバ20の購入申請データ受付モジュール2033は、ユーザから受け付けた購入申請データを、購入申請データベース2021に格納して記憶させる。
【0106】
以上のように、購入申請管理システム1では、購入申請データが受け付けられ、記憶される。
【0107】
図8は、購入申請管理システム1による証憑データ受付処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
【0108】
ステップS221において、サーバ20の証憑データ受付モジュール2034は、端末装置10から送信された、ユーザが各種の購入についてクレジットカードを利用して支払いをした際に受領した証憑データを、通信部201を介して受け付ける。
【0109】
ステップS222において、サーバ20の証憑データ受付モジュール2034は、ユーザから受け付けた証憑データを、証憑データベース2022に格納して記憶させる。
【0110】
以上のように、購入申請管理システム1では、証憑データが受け付けられ、記憶される。
【0111】
図9は、購入申請管理システム1による突合処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
【0112】
ステップS321において、サーバ20の利用明細データ取得モジュール2035は、クレジットカードの決済事業者から連携されて取得した、ユーザが各種の購入についてクレジットカードを利用して支払いをした利用明細データを、通信部201を介して受け付ける。
【0113】
ステップS322において、サーバ20の利用明細データ取得モジュール2035は、クレジットカードの決済事業者から取得した利用明細データを、利用明細データベース2023に格納して記憶させる。
【0114】
ステップS323において、サーバ20のデータ突合モジュール2036は、ステップS121で受け付けた購入申請データと、ステップS221で受け付けた証憑データと、ステップS321で取得した利用明細データとをそれぞれ突合して、対応付けを行う。ステップS323では、購入申請データ、証憑データ、利用明細データをそれぞれ読取り、購入申請データに含まれる申請対象の購入日、購入品目、金額等の情報に基づき、対応する証憑データ、利用明細データを決定する。
【0115】
ステップS324において、サーバ20の突合結果提示モジュール2037は、ステップS323で対応付けがされた購入申請データ、証憑データ、利用明細データのうち2以上のデータをユーザに提示する。ステップS324では、例えば、購入申請データ、証憑データ、利用明細データ、及びこれらのデータの対応関係を示すデータを、端末装置10へ送信してディスプレイ150に表示させることによりユーザに提示する。
【0116】
ステップS325において、サーバ20の突合データ入力受付モジュール2038は、ステップS324で提示された、対応付けがされた購入申請データ、証憑データ、利用明細データのいずれかについて修正する入力を受け付ける。また、ステップS325では、対応付けがされなかった購入申請データ、証憑データ、利用明細データについて、購入申請データ、証憑データ、利用明細データのうちのいずれか2以上についての対応付けの入力を受け付けてもよい。
【0117】
以上のように、購入申請管理システム1では、利用明細データが受け付けられ、記憶される。また、購入申請データ、証憑データ、利用明細データについて対応付けが行われ、ユーザに提示される。
【0118】
図10は、購入申請管理システム1による精算処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
【0119】
ステップS421において、サーバ20の精算モジュール2039は、対応付けがされた購入申請データ、証憑データ、利用明細データについて、購入申請管理システム1のユーザによる端末装置10の操作入力により、購入申請データの精算処理を行う。ステップS421では、端末装置10から送信された、精算処理を行う購入申請データの選択に基づいて、決済が完了していることを示すステータスを登録し、いわゆる消込処理を行うことで精算処理を行う。
【0120】
以上のように、購入申請管理システム1では、購入申請データについて、精算処理がされる。
【0121】
<4 画面例>
以下、図11を参照しながら、購入申請管理システム1による購入申請データ、証憑データ、利用明細データの対応付けがされてユーザに提示された状態の画面例について説明する。
【0122】
図11は、端末装置10に表示する購入申請一覧の画面例を示す図である。図11の画面例は、購入申請データ、証憑データ、利用明細データの対応付けがされた状態を、端末装置10のディスプレイ150に表示した画面例を示す。図9のステップS324に相当する。
【0123】
図11に示すように、端末装置10のディスプレイ150には、ウィンドウ1031が表示されている。このウィンドウ1031には、各種の購入に関する購入申請データの一覧である購入申請一覧画面1031aが表示されている。
【0124】
購入申請一覧画面1031aには、購入申請の内容を示す購入申請データ表示欄1031bと、利用したクレジットカードの決済事業者から連携されて取得した利用明細データ表示欄1031cと、各種の購入についてクレジットカードを利用した支払いに係る証憑データ表示欄1031dとが表示されている。
【0125】
図11に示すように、購入申請データ表示欄1031bと、利用明細データ表示欄1031cと、証憑データ表示欄1031dとが横方向に並んで表示されるので、購入申請データ、証憑データ、利用明細データの対応付けを一目で見て把握することが可能である。また、対応付けがされなかったデータがある場合や、対応付けが誤っている場合には、当該画面上でユーザが操作することにより、容易に修正が可能である。
【0126】
なお、図11に示す画面例は例示であり、その他の画面例として、明細一覧に表示させるように構成してもよい。例えば、明細一覧として、上記の利用明細データと、購入申請データと、証憑データとを、対応付けがされた状態で表示するように構成してもよい。
【0127】
<小括>
以上のように、本実施の形態によると、購入申請の内容を示す購入申請データがユーザから受け付けられ、各種の購入についてクレジットカードを利用した支払いに係る証憑データがユーザから受け付けられ、利用したクレジットカードの決済事業者から連携されて利用明細データが取得される。これらの購入申請データ、証憑データ、利用明細データについて対応付けが行われ、ユーザに提示される。ユーザからの指示入力により、購入申請データの精算処理が行われる。そのため、購入申請データ、証憑データ、利用明細データの対応付けを把握することが容易になるので、企業等における経理担当者による検索、入力の作業の手間を削減することが可能になる。これにより、企業における購入についての状況を把握することを容易にし、購入についての管理を容易にすることが可能になる。
【0128】
また、本実施の形態によると、対応付けがされなかったデータがある場合、または対応付けが誤っている場合、ユーザから対応付けの入力を受け付ける。そのため、各データの対応付けについて、容易に修正が可能である。
【0129】
以上、開示に係る実施の形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換及び変更を行なって実施することができる。これらの実施の形態及び変形例ならびに省略、置換及び変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
【0130】
<付記>
以上の各実施の形態で説明した事項を、以下に付記する。
【0131】
(付記1)プロセッサ29と、メモリ25とを備えるコンピュータに実行させ、事業に係る購入の申請に対して支払いの精算処理を行うためのプログラムであって、メモリ25は、購入に関する購入申請データを記憶し(S122)、プログラムは、プロセッサ29に、購入に関する支払いを行った支払者からの入力により、クレジットカードを利用した支払いに係る証憑データを受け付けるステップ(S221)と、クレジットカードの決済事業者からクレジットカードを利用した利用明細データを取得するステップ(S321)と、購入申請データと、証憑データと、利用明細データとをそれぞれ突合して対応付けを行うステップ(S323)と、対応付けがされた購入申請データ、証憑データ、利用明細データのうち2以上のデータをユーザに提示するステップ(S324)と、提示されたユーザからの指示入力により、提示された購入申請データの精算処理を行うステップ(S421)と、を実行させる、プログラム。
【0132】
(付記2)対応付けを行うステップにおいて、購入申請データ、証憑データ、利用明細データのうち対応付けがされなかったデータがある場合、2以上のデータをユーザに提示するステップにおいて、対応付けがされなかった購入申請データ、証憑データ、利用明細データのうちのいずれかを除いて、対応付けがされた購入申請データ、証憑データ、利用明細データをユーザに提示する、(付記1)に記載のプログラム。
【0133】
(付記3)対応付けを行うステップにおいて、購入申請データ、証憑データ、利用明細データのうち対応付けがされなかったデータがある場合、プログラムは、さらに、対応付けがされなかった購入申請データ、証憑データ、利用明細データの一覧をユーザに提示するステップを実行させる、(付記1)または(付記2)に記載のプログラム。
【0134】
(付記4)プログラムは、さらに、ユーザから、一覧として提示された購入申請データ、証憑データ、利用明細データのうちのいずれか2以上についての対応付けの入力を受け付けるステップ(S325)を実行させる、(付記3)に記載のプログラム。
【0135】
(付記5)対応付けを行うステップにおいて、対応付けがされなかった購入申請データまたは証憑データがある場合、プログラムは、さらに、ユーザからの入力により、購入申請データまたは証憑データを受け付けるステップを実行させる、(付記2)に記載のプログラム。
【0136】
(付記6)プログラムは、さらに、提示されたユーザから、対応付けがされた購入申請データ、証憑データ、利用明細データのいずれかについて修正する入力を受け付けるステップ(S325)を実行させる、(付記1)または(付記2)に記載のプログラム。
【0137】
(付記7)メモリは、購入についての予算を管理する予算データを記憶し、プログラムは、さらに、精算処理が行なわれた購入申請データに係る支払金額を、購入についての予算の金額から減額して管理するステップを実行させる、(付記1)に記載のプログラム。
【0138】
(付記8)プログラムは、さらに、購入についての予算の金額をユーザに提示するステップを実行させる、(付記7)に記載のプログラム。
【0139】
(付記9)制御部203と、メモリ25(記憶部202)とを備え、事業に係る購入の申請に対して支払いの精算処理を行う情報処理装置であって、メモリ25は、購入に関する購入申請データを記憶し(S122)、制御部203は、購入に関する支払いを行った支払者からの入力により、クレジットカードを利用した支払いに係る証憑データを受け付けるステップ(S221)と、クレジットカードの決済事業者からクレジットカードを利用した利用明細データを取得するステップ(S321)と、購入申請データと、証憑データと、利用明細データとをそれぞれ突合して対応付けを行うステップ(S323)と、対応付けがされた購入申請データ、証憑データ、利用明細データのうち2以上のデータをユーザに提示するステップ(S324)と、提示されたユーザからの指示入力により、提示された購入申請データの精算処理を行うステップ(S421)と、を実行する、情報処理装置。
【0140】
(付記10)プロセッサ29と、メモリ25とを備えるコンピュータにより実行され、事業に係る購入の申請に対して支払いの精算処理を行うための方法であって、方法は、プロセッサ29が、購入に関する支払いを行った支払者からの入力により、クレジットカードを利用した支払いに係る証憑データを受け付けるステップ(S221)と、クレジットカードの決済事業者からクレジットカードを利用した利用明細データを取得するステップ(S321)と、購入申請データと、証憑データと、利用明細データとをそれぞれ突合して対応付けを行うステップ(S323)と、対応付けがされた購入申請データ、証憑データ、利用明細データのうち2以上のデータをユーザに提示するステップ(S324)と、提示されたユーザからの指示入力により、提示された購入申請データの精算処理を行うステップ(S421)と、を実行する、方法。
【符号の説明】
【0141】
1 :購入申請管理システム
10 :端末装置
10A :端末装置
10B :端末装置
13 :入力装置
14 :出力装置
15 :メモリ
16 :記憶部
19 :プロセッサ
20 :サーバ
25 :メモリ
26 :ストレージ
29 :プロセッサ
80 :ネットワーク
81 :無線基地局
82 :無線LANルータ
111 :アンテナ
112 :アンテナ
121 :第1無線通信部
122 :第2無線通信部
130 :操作受付部
131 :キーボード
132 :マウス
140 :音声処理部
141 :マイク
142 :スピーカ
150 :ディスプレイ
160 :カメラ
170 :記憶部
171 :ユーザ情報
180 :制御部
181 :入力操作受付部
182 :送受信部
183 :通知制御部
184 :データ処理部
201 :通信部
202 :記憶部
203 :制御部
2021 :購入申請データベース
2022 :証憑データベース
2023 :利用明細データベース
2031 :受信制御モジュール
2032 :送信制御モジュール
2033 :購入申請データ受付モジュール
2034 :証憑データ受付モジュール
2035 :利用明細データ取得モジュール
2036 :データ突合モジュール
2037 :突合結果提示モジュール
2038 :突合データ入力受付モジュール
2039 :精算モジュール
【要約】      (修正有)
【課題】事前の購入申請について確認することを容易にするプログラム、情報処理装置及び方法を提供する。
【解決手段】購入の申請に対して支払いの精算処理を行う購入申請管理システムにおいて、サーバは、購入に関する購入申請データを記憶し、その機能として、購入に関する支払いを行った支払者からの入力により、クレジットカードを利用した支払いに係る証憑データを受け付けるステップと、クレジットカードの決済事業者からクレジットカードを利用した利用明細データを取得するステップS321と、購入申請データと、証憑データと、利用明細データとをそれぞれ突合して対応付けを行うステップS323と、対応付けがされた購入申請データ、証憑データ、利用明細データのうち2以上のデータをユーザに提示するステップS324と、提示されたユーザからの指示入力により、提示された購入申請データの精算処理を行うステップと、を実行させる。
【選択図】図9
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11