(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-09-19
(45)【発行日】2025-09-30
(54)【発明の名称】冷却構造付き導体部材
(51)【国際特許分類】
H05K 7/20 20060101AFI20250922BHJP
F28D 1/06 20060101ALI20250922BHJP
H02G 5/10 20060101ALI20250922BHJP
H05K 7/06 20060101ALI20250922BHJP
H01L 23/473 20060101ALI20250922BHJP
【FI】
H05K7/20 M
F28D1/06 B
H02G5/10 301
H05K7/06 C
H01L23/46 Z
(21)【出願番号】P 2023152095
(22)【出願日】2023-09-20
【審査請求日】2024-11-15
(73)【特許権者】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134832
【氏名又は名称】瀧野 文雄
(74)【代理人】
【識別番号】100165308
【氏名又は名称】津田 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100115048
【氏名又は名称】福田 康弘
(72)【発明者】
【氏名】東 純也
(72)【発明者】
【氏名】田中 宏侑
(72)【発明者】
【氏名】城阪 和輝
【審査官】八板 直人
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-029103(JP,A)
【文献】特開平04-145820(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0182984(US,A1)
【文献】中国実用新案第205017772(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 7/06;7/20
F28D 1/00-13/00
H02G 5/00-5/10
H01L 23/34-23/473
H01M 10/613;50/50-50/598
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部を冷媒が流れる冷却配管と、
導電性金属で帯状に形成され、一端側が所定の電気電子部品の部品端子に接続され、他端側が前記電気電子部品の電気的接続対象に接続されて通電するとともに、前記部品端子との接続部に接するように前記冷却配管が固定される導体部材と、
を備え
、
前記冷媒が、導電性を有する流体であり、
前記冷却配管が、導電性を有する金属配管であって、
前記導体部材において前記冷却配管に接触する導体側接触面と、前記冷却配管において前記導体部材に接触する配管側接触面と、のうちの少なくとも一方に絶縁処理が施され、
前記導体部材は、各々が帯板状で互いに重ね合わされる2枚の導体板を有し、当該2枚の導体板で前記冷却配管を挟み付けて固定するものであり、
前記2枚の導体板それぞれには、前記導体部材における前記接続部を幅方向に横切るように、前記冷却配管を、その太さ方向の一部について内側に収める配管保持溝が、重ね合わせ時の対向面に形成され、
前記電気電子部品には、前記部品端子が一対設けられ、
前記導体部材が、一対の前記部品端子に一対一に接続されるとともに、各々が前記部品端子の配列方向に延在するように一対設けられ、
前記冷却配管が、一対の前記導体部材それぞれに一部が固定された1本の配管であって、一方の前記導体部材における前記配管保持溝と他方の前記導体部材における前記配管保持溝との相互間でU字状に曲げられていることを特徴とする冷却構造付き導体部材。
【請求項2】
前記導体部材における前記接続部が、前記部品端子にネジ締結されるものであり、
前記2枚の導体板それぞれは、前記接続部に対応する端部部分にネジ締結用のネジ貫通孔が形成され、当該ネジ貫通孔の隣で前記端部部分を横切るように前記配管保持溝が形成されていることを特徴とする請求項
1に記載の冷却構造付き導体部材。
【請求項3】
内部を冷媒が流れる冷却配管と、
導電性金属で帯状に形成され、一端側が所定の電気電子部品の部品端子に接続され、他端側が前記電気電子部品の電気的接続対象に接続されて通電するとともに、前記部品端子との接続部に接するように前記冷却配管が固定される導体部材と、
を備え
、
前記冷媒が、導電性を有する流体であり、
前記冷却配管が、導電性を有する金属配管であって、
前記導体部材において前記冷却配管に接触する導体側接触面と、前記冷却配管において前記導体部材に接触する配管側接触面と、のうちの少なくとも一方に絶縁処理が施され、
前記導体部材が、一端に前記接続部が設けられた帯板部と、当該帯板部における一対の側辺に立設された一対の側壁リブと、を有するものであり、
前記一対の側壁リブそれぞれに、前記帯板部の前記接続部を幅方向に横切って接触するように前記冷却配管を通過させて保持する貫通孔状、又は端縁から切り込まれた切欠き状の形状を有する配管保持部が形成されていることを特徴とする冷却構造付き導体部材。
【請求項4】
前記帯板部の前記接続部は、表裏面のうち前記一対の側壁リブの突出側と反対側が前記部品端子に接触する端子接触面で、前記一対の側壁リブの突出側が、前記冷却配管が接触する配管接触面となっており、
前記配管接触面には、前記冷却配管が、その太さ方向の一部が内側に収められた状態で通過する配管通過溝が前記幅方向に形成されており、
前記一対の側壁リブそれぞれには、前記配管保持部が、リブ高さ方向について、前記冷却配管の前記一部が前記配管通過溝に収まる位置に形成されていることを特徴とする請求項
3に記載の冷却構造付き導体部材。
【請求項5】
前記電気電子部品には、前記部品端子が一対設けられ、
前記導体部材が、一対の前記部品端子に一対一に接続されるとともに、各々が前記部品端子の配列方向に延在するように一対設けられ、
前記冷却配管が、一対の
前記導体部材それぞれに一部が固定された1本の配管であって、一方の前記導体部材における前記配管保持部と他方の前記導体部材における前記配管保持部との相互間でU字状に曲げられていることを特徴とする請求項
3に記載の冷却構造付き導体部材。
【請求項6】
内部を冷媒が流れる冷却配管と、
導電性金属で帯状に形成され、一端側が所定の電気電子部品の部品端子に接続され、他端側が前記電気電子部品の電気的接続対象に接続されて通電するとともに、前記部品端子との接続部に接するように前記冷却配管が固定される導体部材と、
を備え
、
前記冷媒が、導電性を有する流体であり、
前記冷却配管が、導電性を有する金属配管であって、
前記導体部材において前記冷却配管に接触する導体側接触面と、前記冷却配管において前記導体部材に接触する配管側接触面と、のうちの少なくとも一方に絶縁処理が施され、
前記冷却配管は、前記接続部に接しつつ、前記導体部材の長さ方向に少なくとも一部が延在するように当該導体部材に固定されるものであり、
前記導体部材は、
一端に前記接続部が設けられた帯板部と、
前記帯板部における一対の側辺のうちの少なくとも一方に立設されるとともに前記帯板部の幅方向の中央側へと曲げられて、前記帯板部との間に前記冷却配管における前記長さ方向の延在部分を挟んで保持する曲げ保持部と、
を備えていることを特徴とする冷却構造付き導体部材。
【請求項7】
前記導体部材は、前記接続部にネジ止め用のネジが貫通するネジ貫通孔が形成されて前記部品端子にネジ止めによって前記接続部が締結固定されるとともに、前記曲げ保持部が前記一対の側辺それぞれに設けられており、
前記冷却配管が、
一対の前記曲げ保持部で保持される一対の前記延在部分と、
一対の前記延在部分それぞれの前記接続部側を、前記ネジ貫通孔の周囲をU字状に囲むように繋ぎつつ前記接続部に接するU字曲げ部分と、
を備えていることを特徴とする請求項
6に記載の冷却構造付き導体部材。
【請求項8】
前記導体部材は、前記接続部にネジ止め用のネジが貫通するネジ貫通孔が形成されて前記部品端子にネジ止めによって前記接続部が締結固定されるとともに、前記曲げ保持部が前記一対の側辺それぞれに設けられており、
前記冷却配管が、一対の前記曲げ保持部に一対一に前記延在部分が保持されるとともに前記ネジ貫通孔の隣を直進して前記接続部に接するように前記導体部材に一対固定されていることを特徴とする請求項
6に記載の冷却構造付き導体部材。
【請求項9】
前記電気電子部品には、前記部品端子が一対設けられ、
前記導体部材が、一対の前記部品端子に一対一に接続されるとともに、各々が前記部品端子の配列方向に延在するように一対設けられ、
前記冷却配管が、一方の前記導体部材における前記曲げ保持部を出て、一対の前記接続部に接しつつ前記配列方向に直進して他方の前記導体部材における前記曲げ保持部に至るように一対の前記曲げ保持部で保持されることを特徴とする請求項
6に記載の冷却構造付き導体部材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気電子部品の部品端子を電気的接続対象に、自身の冷却を行いつつ接続する冷却構造付き導体部材に関するものとなっている。
【背景技術】
【0002】
従来、電気電子部品の部品端子を電気的接続対象に接続する導体部材に、自身の冷却機能を付加した冷却構造付き導体部材が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1の冷却構造付き導体部材は、導電性のパイプを導体部材として利用し、その両端を潰して電気電子部品の部品端子及び電気的接続対象との接続部とした構成を有している。電気的な接続は、導電性のパイプ自体によって行われ、冷却は、パイプ内に流される冷媒によって行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上述の導電性のパイプを用いた冷却構造付き導体部材では、端部を潰して形成された接続部が、中空部分を流れる冷媒から離れがちとなる。他方で、この冷却構造付き導体部材では、電気電子部品の部品端子との接続部における発熱が他の部分に比べて高くなる。しかしながら、上記のように接続部が冷媒から離れがちであるために、上述の冷却構造付き導体部材では、この接続部に対する冷却効率が低いという問題がある。
【0005】
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、電気電子部品の部品端子との接続部を効率良く冷却することができる冷却構造付き導体部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、冷却構造付き導体部材は、内部を冷媒が流れる冷却配管と、導電性金属で帯状に形成され、一端側が所定の電気電子部品の部品端子に接続され、他端側が前記電気電子部品の電気的接続対象に接続されて通電するとともに、前記部品端子との接続部に接するように前記冷却配管が固定される導体部材と、を備え、前記冷媒が、導電性を有する流体であり、前記冷却配管が、導電性を有する金属配管であって、前記導体部材において前記冷却配管に接触する導体側接触面と、前記冷却配管において前記導体部材に接触する配管側接触面と、のうちの少なくとも一方に絶縁処理が施され、前記導体部材は、各々が帯板状で互いに重ね合わされる2枚の導体板を有し、当該2枚の導体板で前記冷却配管を挟み付けて固定するものであり、前記2枚の導体板それぞれには、前記導体部材における前記接続部を幅方向に横切るように、前記冷却配管を、その太さ方向の一部について内側に収める配管保持溝が、重ね合わせ時の対向面に形成され、前記電気電子部品には、前記部品端子が一対設けられ、前記導体部材が、一対の前記部品端子に一対一に接続されるとともに、各々が前記部品端子の配列方向に延在するように一対設けられ、前記冷却配管が、一対の前記導体部材それぞれに一部が固定された1本の配管であって、一方の前記導体部材における前記配管保持溝と他方の前記導体部材における前記配管保持溝との相互間でU字状に曲げられていることを特徴とする。
また、冷却構造付き導体部材は、内部を冷媒が流れる冷却配管と、導電性金属で帯状に形成され、一端側が所定の電気電子部品の部品端子に接続され、他端側が前記電気電子部品の電気的接続対象に接続されて通電するとともに、前記部品端子との接続部に接するように前記冷却配管が固定される導体部材と、を備え、前記冷媒が、導電性を有する流体であり、前記冷却配管が、導電性を有する金属配管であって、前記導体部材において前記冷却配管に接触する導体側接触面と、前記冷却配管において前記導体部材に接触する配管側接触面と、のうちの少なくとも一方に絶縁処理が施され、前記導体部材が、一端に前記接続部が設けられた帯板部と、当該帯板部における一対の側辺に立設された一対の側壁リブと、を有するものであり、前記一対の側壁リブそれぞれに、前記帯板部の前記接続部を幅方向に横切って接触するように前記冷却配管を通過させて保持する貫通孔状、又は端縁から切り込まれた切欠き状の形状を有する配管保持部が形成されていることを特徴とする。
また、冷却構造付き導体部材は、内部を冷媒が流れる冷却配管と、導電性金属で帯状に形成され、一端側が所定の電気電子部品の部品端子に接続され、他端側が前記電気電子部品の電気的接続対象に接続されて通電するとともに、前記部品端子との接続部に接するように前記冷却配管が固定される導体部材と、を備え、前記冷媒が、導電性を有する流体であり、前記冷却配管が、導電性を有する金属配管であって、前記導体部材において前記冷却配管に接触する導体側接触面と、前記冷却配管において前記導体部材に接触する配管側接触面と、のうちの少なくとも一方に絶縁処理が施され、前記冷却配管は、前記接続部に接しつつ、前記導体部材の長さ方向に少なくとも一部が延在するように当該導体部材に固定されるものであり、前記導体部材は、一端に前記接続部が設けられた帯板部と、前記帯板部における一対の側辺のうちの少なくとも一方に立設されるとともに前記帯板部の幅方向の中央側へと曲げられて、前記帯板部との間に前記冷却配管における前記長さ方向の延在部分を挟んで保持する曲げ保持部と、を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
上述の冷却構造付き導体部材によれば、電気電子部品の部品端子との接続部を効率良く冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】第1実施形態に係る冷却構造付き導体部材を示す斜視図である。
【
図2】
図1に示されている冷却構造付き導体部材について、電気電子部品の部品端子と導体部材との接続箇所を、
図1中の矢印V11方向から見た平面図である。
【
図3】
図3は、
図2に示されている電気電子部品の部品端子と導体部材との接続箇所を、
図1中のV12-V12線に沿った断面図で示した図である。
【
図4】
図1~
図3に示されている導体部材を構成する2枚の導体板を並べて示した斜視図である。
【
図5】第2実施形態に係る冷却構造付き導体部材を示す斜視図である。
【
図6】
図5に示されている導体部材を、表裏それぞれの側から見た斜視図である。
【
図7】第3実施形態に係る導体部材を、表裏それぞれの側から見た斜視図である。
【
図8】第4実施形態に係る冷却構造付き導体部材を示す斜視図である。
【
図9】
図8に示されている冷却構造付き導体部材を、
図8中の矢印V13方向から見た平面図である。
【
図10】
図8に示されている導体部材を示す斜視図である。
【
図11】
図10に示されている導体部材で冷却配管が保持される様子を示す模式図である。
【
図12】第5実施形態に係る冷却構造付き導体部材を、
図9と同等の平面図で示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、冷却構造付き導体部材の一実施形態について説明する。まず、第1実施形態について説明する。
【0010】
図1は、第1実施形態に係る冷却構造付き導体部材を示す斜視図であり、
図2は、
図1に示されている冷却構造付き導体部材について、電気電子部品の部品端子と導体部材との接続箇所を、
図1中の矢印V11方向から見た平面図である。また、
図3は、
図2に示されている電気電子部品の部品端子と導体部材との接続箇所を、
図1中のV12-V12線に沿った断面図で示した図である。そして、
図4は、
図1~
図3に示されている導体部材を構成する2枚の導体板を並べて示した斜視図である。
【0011】
本実施形態における冷却構造付き導体部材1は、電気電子部品E1であるリレーにおける一対の部品端子E11それぞれを、当該電気電子部品E1の電気的接続対象に接続するための部材である。この冷却構造付き導体部材1は、1本の冷却配管11と、一対の部品端子E11に一対一に接続されて冷却配管11が固定される一対の導体部材12とを備えている。
【0012】
冷却配管11は、1本の丸型配管が途中でU字状に曲げられたものであり、内部を冷媒が流れる。本実施形態では、冷媒として、導電性を有する流体である水が用いられている。また、この冷却配管11としては、導電性を有する金属配管が用いられている。この金属配管の一例としては銅配管等が挙げられる。
【0013】
一対の導体部材12は、導電性金属で帯状に形成され、一端側が電気電子部品E1の部品端子E11に接続され、他端側が電気的接続対象に接続されて通電する部材である。また、各導体部材12には、部品端子E11との接続部12aに接するように、次のような構造によって冷却配管11が固定される。即ち、本実施形態では、導体部材12は、各々が帯板状で互いに重ね合わされる2枚の導体板121を有し、当該2枚の導体板121で冷却配管11を挟み付けて固定する構造となっている。2枚の導体板121それぞれには、導体部材12における接続部12aを幅方向D11に横切るように、冷却配管11を、その太さ方向D12の一部、具体的には半分ずつを内側に収める配管保持溝121aが、重ね合わせ時の対向面121bに形成されている。
【0014】
また、本実施形態では、導体部材12における接続部12aは、部品端子E11にネジE12によってネジ締結されるものとなっている。2枚の導体板121それぞれは、接続部12aに対応する端部部分121cにネジ締結用のネジ貫通孔121dが形成され、当該ネジ貫通孔121dの隣で端部部分121cを横切るように配管保持溝121aが形成されている。配管保持溝121aは、冷却配管11が丸型配管であることを受けて、溝断面が半円状の丸溝となっている。そして、配管保持溝121aにおいて冷却配管11に接触する溝内面である導体側接触面121a-1と、冷却配管11においてこの導体側接触面121a-1に接触する配管側接触面111との両方に絶縁塗装等による絶縁処理が施されている。その上で、冷却配管11が、配管保持溝121aに接着等によって固定されるとともに、2枚の導体板121が、導電性の接着剤や溶接等によって互いに接合されている。尚、2枚の導体板121の接合については、絶縁性の接着剤を用いた接着接合等であってもよい。この場合、2枚の導体板121のうち部品端子E11に直に接する1つの導体板121が、電気的接続対象との導通に寄与することとなる。
【0015】
また、本実施形態では、導体部材12における他端側での電気的接続対象との接続もネジ締結によって行われ、各導体板121におけるこの他端側にもネジ締結用のネジ貫通孔121eが形成されている。
【0016】
また、本実施形態では、一対の導体部材12は、各々が、一対の部品端子E11の配列方向D13に延在するように配置される。冷却配管11は、一方の導体部材12における配管保持溝121aと他方の導体部材12における配管保持溝121aとの相互間でU字状に曲げられている。
【0017】
以上に説明した第1実施形態の冷却構造付き導体部材1によれば、導体部材12において、電気電子部品E1の部品端子E11との接続部12aに接するように冷却配管11が固定される。このような位置での冷却配管11の固定により、部品端子E11との接続部12aに生じた熱が冷却配管11の冷媒に伝わり易く、接続部12aを効率良く冷却することができる。
【0018】
ここで、本実施形態では、冷媒が、導電性を有する流体である水であり、冷却配管11が、導電性を有する金属配管となっている。そして、導体部材12における導体側接触面121a-1と、冷却配管11における配管側接触面111との両方に絶縁処理が施されている。この構成によれば、電気電子部品E1の部品端子E11との接続部12aが冷媒や冷却配管11を介して意図しない箇所に短絡されることを回避しつつ、導電性を有する冷媒や冷却配管11として、一般的な水や銅配管等を利用することができる。
【0019】
また、本実施形態では、導体部材12は、2枚の導体板121で冷却配管11を挟み付けて固定するものであり、各導体板121には冷却配管11の一部について内側に収める配管保持溝121aが形成されている。この構成によれば、2枚の導体板121で配管保持溝121aに収まるように冷却配管11を挟み付けることで、冷却配管11と導体部材12との接触面積を増やして冷却効率を一層高めることができる。また、2枚の導体板121で挟むことで、導体部材12に対する冷却配管11の固定強度を高めることもできる。
【0020】
また、本実施形態では、各導体板121において、ネジ締結用のネジ貫通孔121dの隣を横切るように配管保持溝121aが形成されている。この構成によれば、ネジ締結によって電気電子部品E1の部品端子E11に接続される接続部12aに冷却配管11を効果的に接触させることができる。
【0021】
また、本実施形態では、冷却配管11が、一対の導体部材12それぞれに一部が固定された1本の配管であって、一方の導体部材12の配管保持溝121aと他方の導体部材12の配管保持溝121aとの相互間でU字状に曲げられている。この構成によれば、電気電子部品E1における一対の部品端子E11に接続される一対の接続部12aを、1本の冷却配管11によって効率的に冷却することができる。
【0022】
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、導体部材の構成が第1実施形態と異なっている。以下では、この第2実施形態について、第1実施形態との相違点に注目した説明を行う。
【0023】
図5は、第2実施形態に係る冷却構造付き導体部材を示す斜視図であり、
図6は、
図5に示されている導体部材を、表裏それぞれの側から見た斜視図である。尚、
図5では、
図1の斜視図に示されている第1実施形態の構成要素と同等の構成要素については、説明に必要な要素についてのみ
図1と同じ符号が付されており、以下では、それらの構成要素については重複説明を割愛する。
【0024】
この第2実施形態の冷却構造付き導体部材2は、1本の冷却配管11と、電気電子部品E1の一対の部品端子E11に一対一に接続されて冷却配管11が固定される一対の導体部材22とを備えている点は、上述の第1実施形態と同様である。ただし、本実施形態では、導体部材22が、帯板部221と一対の側壁リブ222とを有する一の板金部材となっている点が第1実施形態と異なっている。
【0025】
帯板部221は、一端に部品端子E11との接続部22aが設けられ帯板状の部位であり、接続部22aにはネジ締結用のネジ貫通孔221cが形成され、他端側にも、電気的接続対象に対するネジ締結用のネジ貫通孔221eが形成されている。一対の側壁リブ222は、帯板部221における一対の側辺に立設された部位であり、本実施形態では、各側壁リブ222は、帯板部221よりも幅広の金属帯板における側縁部を直角に折り曲げる板金加工によって形成される。そして、これら一対の側壁リブ222それぞれに、帯板部221の接続部22aを幅方向D11に横切って接触するように冷却配管11を通過させて保持する配管保持部222aが形成されている。この配管保持部222aは、一対の側壁リブ222それぞれの端縁から円弧状に切り込まれた切欠き状の形状を有する部位となっている。一対の側壁リブ222それぞれの配管保持部222aは、幅方向D11について互いに同軸となる位置に形成されており、これら一対の配管保持部222aを貫通するように冷却配管11の一部が固定される。
【0026】
ここで、帯板部221の接続部22aは、表裏面のうち側壁リブ222の突出側と反対側が部品端子E11に接触する端子接触面221aで、側壁リブ222の突出側が、冷却配管11が接触する配管接触面221bとなっている。そして、この配管接触面221bに、冷却配管11が、その太さ方向D12の一部が内側に収められた状態で通過する配管通過溝221dが幅方向D11に形成されている。一対の側壁リブ222それぞれには、配管保持部222aが、リブ高さ方向D14について、冷却配管11の一部が配管通過溝221dに収まる位置に形成されている。配管通過溝221dは、丸型の冷却配管11の一部を受け入れる、溝断面が、配管保持部222aにおける円弧状の形状の一部をなす円弧状の丸溝となっている。この配管通過溝221d及び一対の配管保持部222aは、所定の工具で配管接触面221bを削りながら一対の側壁リブ222を打抜く打抜き加工によって形成される。
【0027】
本実施形態の導体部材22では、側壁リブ222における切欠き状の形状を有する配管保持部222aの内縁と、帯板部221における配管通過溝221dの内面とで、冷却配管11に接触する導体側接触面22bが構成される。この導体側接触面22bと、冷却配管11における配管側接触面111とのそれぞれに、絶縁塗料を塗布する絶縁処理が施されている。その上で、導体部材22と冷却配管11との固定が接着等によって行われる。
【0028】
以上に説明した第2実施形態の冷却構造付き導体部材2によっても、上述の第1実施形態と同様に、電気電子部品E1の部品端子E11との接続部22aを効率良く冷却することができることは言うまでもない。
【0029】
また、本実施形態では、導体部材22が、帯板部221と一対の側壁リブ222とを有する部位であり、一対の側壁リブ222それぞれに切欠き状の形状を有する配管保持部222aが形成されている。この構成によれば、導体部材22を帯板部221と一対の側壁リブ222という薄肉構造とすることができる。この薄肉構造により、導体部材22を厚板状に形成することに比べて、導体部材22の材料費を抑え、且つ導体部材22を軽量化することができる。
【0030】
また、本実施形態では、帯板部221の接続部22aにおける配管接触面221bに配管通過溝221dが形成されている。そして、各側壁リブ222における配管保持部222aは、リブ高さ方向D14について、冷却配管11の一部が配管通過溝221dに収まる位置に形成されている。この構成によれば、配管保持部222aで保持した冷却配管11を、配管通過溝221dに収まるように帯板部221の配管接触面221bに接触させることで、冷却配管11と導体部材22との接触面積を増やして冷却効率を一層高めることができる。
【0031】
また、本実施形態では、一対の部品端子E11に一対一に接続される一対の導体部材22のうちの一方における配管保持部222aと他方における配管保持部222aとの相互間で冷却配管11がU字状に曲げられた構成となっている。この構成によれば、電気電子部品E1における一対の部品端子E11に接続される一対の接続部22aを、1本の冷却配管11によって効率的に冷却することができる。
【0032】
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、上述の第2実施形態の変形例であり、導体部材における配管保持部が第2実施形態と異なっている。以下では、この第3実施形態について、第2実施形態との相違点に注目した説明を行う。
【0033】
図7は、第3実施形態に係る導体部材を、表裏それぞれの側から見た斜視図である。尚、
図7では、
図6の斜視図に示されている第2実施形態の構成要素と同等の構成要素については、説明に必要な要素についてのみ
図6と同じ符号が付されており、以下では、それらの構成要素については重複説明を割愛する。
【0034】
この第3実施形態における導体部材32は、一対の側壁リブ222に設けられる配管保持部322a、及び帯板部221の接続部22aの配管接触面221bに設けられる配管通過溝321dの形状が第2実施形態と異なっている。本実施形態では、配管保持部322aは、切欠き状ではなく、一対の側壁リブ222を同軸状に貫通する貫通孔状の形状を有している。この配管保持部322aとしての貫通孔は、側壁リブ222の端縁側で半円状の孔部分と、帯板部221側で矩形状となった孔部分とが、リブ高さ方向D14に繋がった形状を有している。接続部22aの配管接触面221bに設けられる配管通過溝321dは、幅方向D11の両端部で配管保持部322aにおける矩形状の孔部分と繋がった部分であり、溝断面が矩形状となった矩形溝となっている。本実施形態における配管通過溝321d及び一対の配管保持部322aも、第2実施形態と同様に、所定の工具で配管接触面221bを削りながら一対の側壁リブ222を打抜く打抜き加工によって形成される。
【0035】
そして、本実施形態でも、配管保持部322aの内縁と、帯板部221における配管通過溝321dの内面とで、冷却配管11に接触する導体側接触面32bが構成される。この導体側接触面32bと、冷却配管11における配管側接触面111とのそれぞれに、絶縁塗料を塗布する絶縁処理が施されている。その上で、導体部材32と冷却配管11との固定が接着等によって行われる。
【0036】
以上に説明した第3実施形態によっても、上述の第2実施形態と同様に、つまりは第1実施形態と同様に、電気電子部品E1の部品端子E11との接続部22aを効率良く冷却することができることは言うまでもない。
【0037】
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、導体部材に対する冷却配管の取付構造が第1実施形態と異なっている。以下では、この第4実施形態について、第1実施形態との相違点に注目した説明を行う。
【0038】
図8は、第4実施形態に係る冷却構造付き導体部材を示す斜視図であり、
図9は、
図8に示されている冷却構造付き導体部材を、
図8中の矢印V13方向から見た平面図であり、
図10は、
図8に示されている導体部材を示す斜視図である。また、
図11は、
図10に示されている導体部材で冷却配管が保持される様子を示す模式図である。尚、
図8~
図10では、
図1~
図4に示されている第1実施形態の構成要素と同等の構成要素については、説明に必要な要素についてのみ
図1~
図4と同じ符号が付されており、以下では、それらの構成要素については重複説明を割愛する。
【0039】
この第4実施形態の冷却構造付き導体部材4は、電気電子部品E1であるリレーにおける一対の部品端子E11それぞれを、当該電気電子部品E1の電気的接続対象に接続するための部材である点は、上述の第1実施形態と同様である。ただし、本実施形態では、一対の部品端子E11に一対一に接続される一対の導体部材42それぞれに、冷却配管41が1本ずつ取り付けられている。
【0040】
各冷却配管41は、各導体部材42の接続部42aに接しつつ、導体部材42の長さ方向D41に少なくとも一部が延在するように当該導体部材42に1本ずつ固定される。
【0041】
各導体部材42は、一端に部品端子E11との接続部42aが設けられ、当該接続部42aと他端側にネジ締結用のネジ貫通孔421a,421eが形成された帯板部421と、冷却配管41の固定用の曲げ保持部422とを備えている。曲げ保持部422は、帯板部421における一対の側辺の両方に立設されるとともに帯板部421の幅方向D11の中央側へと曲げられて、帯板部421との間に冷却配管41における長さ方向D41の延在部分411を挟んで保持する部位である。
【0042】
そして、各冷却配管41が、一対の曲げ保持部422で保持される一対の延在部分411と、U字曲げ部分412とを備えている。U字曲げ部分412は、一対の延在部分411それぞれの接続部42a側を、ネジ貫通孔421aの周囲をU字状に囲むように繋ぎつつ接続部42aに接する部位となっている。
【0043】
本実施形態では、冷却配管41は、一対の延在部分41が帯板部421と一対の曲げ保持部422の内面に接触し、U字曲げ部分412が接続部42aに接する。このため、これら一対の延在部分41及びU字曲げ部分412の全てについて絶縁塗装による絶縁処理が施されている。また、導体部材42側でも、帯板部421の表裏面における曲げ保持部422の突出側の面と、一対の曲げ保持部422の内面とに絶縁塗装による絶縁処理が施されている。これらの絶縁処理により、本実施形態でも、冷却配管41として、銅配管等の導電性の金属配管を用い、冷媒として、導電性の流体である水を用いることとなっている。
【0044】
また、本実施形態では、
図11に示されているように、曲げ保持部422の曲げ構造に由来するバネ力F41で冷却配管41が帯板部421に強く押し付けられる。冷却配管41は、曲げ保持部422でのバネ力F41を利用することで、接着等に依らずに導体部材42に固定されている。
【0045】
以上に説明した第4実施形態によっても、上述の第1実施形態と同様に、電気電子部品E1の部品端子E11との接続部42aを効率良く冷却することができることは言うまでもない。
【0046】
また、本実施形態では、導体部材42は、帯板部421と、その両側辺に設けられて帯板部421との間に冷却配管41における長さ方向D41の延在部分411を挟んで保持する曲げ保持部422と、を備えている。この構成によれば、導体部材42と冷却配管41の接触面積を大きくして効率良く冷却を行うことができる。また、
図11に示されているように、曲げ保持部422の曲げ構造に由来するバネ力F41で冷却配管41が帯板部421に強く押し付けられることから、この点においても、冷却配管41による冷却効率を向上させることができる。
【0047】
また、本実施形態では、冷却配管41が、一対の延在部分411と、ネジ貫通孔421cの周囲をU字状に囲むように延在部分411を繋ぎつつ接続部42aに接するU字曲げ部分412とを備えている。この構成によれば、冷却配管41のU字曲げ部分412が、ネジ締結用のネジ貫通孔421cの周囲をU字状に囲んで接続部42aに接することから、冷却配管41と接続部42aとの接触面積を増やして冷却効率を一層高めることができる。
【0048】
次に、第5実施形態について説明する。第5実施形態は、上述の第4実施形態の変形例であり、導体部材に取り付けられる冷却配管の形状が第4実施形態と異なっている。以下では、この第5実施形態について、第4実施形態との相違点に注目した説明を行う。
【0049】
図12は、第5実施形態に係る冷却構造付き導体部材を、
図9と同等の平面図で示した図である。尚、
図12では、
図8~
図9に示されている第5実施形態の構成要素と同等の構成要素については、説明に必要な要素についてのみ
図8~
図9と同じ符号が付されており、以下では、それらの構成要素については重複説明を割愛する。
【0050】
この第5実施形態の冷却構造付き導体部材5では、電気電子部品E1の一対の部品端子E11に一対一に接続される上述の第4実施形態と同様の一対の導体部材42それぞれに、2本の冷却配管51が幅方向D11に平行に並ぶように取り付けられている。取り付けられた各冷却配管51は、一対の導体部材42の一方から他方へと亘って直線状に延在して次のように取り付けられている。即ち、各冷却配管51は、一方の導体部材42の曲げ保持部422を出て、一対の接続部42aに接しつつ一対の部品端子E11の配列方向D51に直進して他方の導体部材42における曲げ保持部422に至る。各冷却配管51は、このように配置されて一対の曲げ保持部422で保持されている。
【0051】
以上に説明した第5実施形態によっても、上述の第1実施形態と同様に、電気電子部品E1の部品端子E11との接続部42aを効率良く冷却することができることは言うまでもない。
【0052】
また、本実施形態では、冷却配管51が、一方の導体部材42の曲げ保持部422から他方の導体部材42の曲げ保持部422に掛けて、途中で一対の接続部42aに接しつつ直進するものとなっている。この構成によれば、電気電子部品E1における一対の部品端子E11に接続される一対の接続部42aをまとめて効率的に冷却することができる。
【0053】
また、本実施形態では、直進する冷却配管51が、幅方向D11に2本平行に配列されて一対の接続部42aに接している。この構成によれば、2本の冷却配管51で協働して一対の接続部42aを冷却することで、冷却効率を向上させることができる。
【0054】
尚、以上に説明した第1~第5実施形態は冷却構造付き導体部材の代表的な形態を示したに過ぎない。冷却構造付き導体部材は、これに限定されるものではなく種々変形して実施することができる。
【0055】
例えば、上述した実施形態では、冷却構造付き導体部材の一例として、電気電子部品E1であるリレーにおける一対の部品端子E11それぞれを電気的接続対象に接続するための冷却構造付き導体部材1,・・・,5が例示されている。しかしながら、冷却構造付き導体部材はこれに限るものではなく、接続される電気電子部品は、リレー以外の電気部品であってもよく、その他の電子部品であってもよい。
【0056】
また、上述した実施形態では、冷却構造付き導体部材の一例として、冷媒として導電性の液体である水が冷却配管11,41,51に流される液冷式の冷却構造付き導体部材1,・・・,5が例示されている。しかしながら、冷却構造付き導体部材はこれに限るものではなく、冷媒は、非導電性の液体であってもよく、空冷用の気体であってもよい。
【0057】
また、上述した実施形態では、冷却構造付き導体部材の一例として、一対の導体部材12,・・・,42を備えた冷却構造付き導体部材1,・・・,5が例示されている。しかしながら、冷却構造付き導体部材はこれに限るものではなく、導体部材を1つだけ備えるものや、3つ以上備えるもの等であってもよい。
【0058】
また、上述した実施形態では、冷却配管の一例として、銅配管等といった導電性を有する金属配管で構成される丸型の冷却配管11,41,51が例示されている。しかしながら、冷却配管は、これに限るものではなく、非導電性の金属や樹脂等で形成されたものであってもよく、その形状についても、丸型以外の角型やその他の多角形型の配管であってもよい。尚、冷却配管が、非導電性の金属や樹脂等で形成されている場合、冷却配管と導体部材との間の絶縁処理は不要となる。
【0059】
また、上述した実施形態では、冷却構造付き導体部材の一例として、絶縁処理が次のように施された冷却構造付き導体部材1・・・,5が例示されている。即ち、ここでの絶縁処理は、導体部材12,・・・,42における導体側接触面22b,121a-1と、冷却配管11,41,51における配管側接触面111との両方に施されている。しかしながら、冷却構造付き導体部材は、これに限るものではなく、絶縁処理は、導体部材の導体側接触面と、冷却配管の配管側接触面とのうちの何れか一方にのみ施されることとしてもよい。
【0060】
また、上述した実施形態のうちの第4及び第5実施形態では、冷却構造付き導体部材の一例として、導体部材42における帯板部421の一対の側辺の両方の曲げ保持部422で冷却配管41,51を保持した冷却構造付き導体部材4,5が例示されている。しかしながら、冷却構造付き導体部材は、これに限るものではない。導体部材に曲げ保持部を設ける場合でも、帯板部における一対の側辺の一方にのみ曲げ保持部を設けることとしてもよい。
【符号の説明】
【0061】
1,2,4,5 冷却構造付き導体部材
11,41,51 冷却配管
12,22,32,42 導体部材
12a,22a,42a 接続部
22b,121a-1 導体側接触面
111 配管側接触面
121 導体板
121a 配管保持溝
121b 対向面
121c 端部部分
121d,121e,221c,221e,421a,421e ネジ貫通孔
221,421 帯板部
221a 端子接触面
221b 配管接触面
221d,321d 配管通過溝
222 側壁リブ
222a,322a 配管保持部
411 延在部分
412 U字曲げ部分
422 曲げ保持部
D11 幅方向
D12 太さ方向
D13,D51 配列方向
D14 リブ高さ方向
D41 長さ方向
E1 電気電子部品
E11 部品端子
E12 ネジ
F41 バネ力