(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-09-19
(45)【発行日】2025-09-30
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q  30/018       20230101AFI20250922BHJP        
   G06Q  30/0601      20230101ALI20250922BHJP        
   G06Q  10/0635      20230101ALI20250922BHJP        
【FI】
G06Q30/018 
G06Q30/0601 308 
G06Q10/0635 
(21)【出願番号】P 2024196652
(22)【出願日】2024-11-11
【審査請求日】2024-11-11
【早期審査対象出願】
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】519110124
【氏名又は名称】PayPay株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【氏名又は名称】松沼  泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100181124
【氏名又は名称】沖田  壮男
(74)【代理人】
【識別番号】100194087
【氏名又は名称】渡辺  伸一
(72)【発明者】
【氏名】古山  純平
【審査官】貝塚  涼
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-146017(JP,A)      
【文献】特開2005-266975(JP,A)      
【文献】特開2023-147907(JP,A)      
【文献】特開2004-206173(JP,A)      
【文献】特開2021-043683(JP,A)      
【文献】特許第7474533(JP,B1)    
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q    10/00  -  99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
  事業者に関する事業者情報を取得する取得部と、
  前記事業者情報と反社会的勢力に関する反社情報を比較した結果に基づいて、前記事業者を取引先と承認する条件となる承認条件の成否を判定する判定部と、
  前記承認条件の成立を条件として、前記承認を申請する申請情報を生成する申請部と、を備え、
  前記申請部は、前記承認条件が成立したときに前記申請情報を生成し、
            
  前記判定部は、定期的に反社チェック処理の時期となった場合、すべての取引先のリストの事業者の取引先情報と、前記反社情報とを比較した結果に基づいて、前記取引先のリストから除外条件が成立した取引先を除外し、
            
              更に、表示部に、前記取引先の事業者の反社情報に関するチェックの対象の数と、前記判定部が自動で判定して確認したチェックの対象の数と、チェック担当者による手動チェックの数とを含むインタフェース画面を表示させる、
            
  情報処理装置。
【請求項2】
  前記事業者情報は、前記事業者の代表者の個人情報である代表者情報を含み、
  前記判定部は、前記代表者が前記反社会的勢力に関連する場合に、前記承認条件を不成立とすると判定する、
  請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
  前記代表者情報は、前記代表者の氏名、生年月日、年齢、出身校、住所、またはメールアドレスのうち少なくともいずれか1つを含む、
  請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
  前記承認条件の成立を条件として、承認された前記事業者を取引先リストに登録する登録部をさらに備える、
  請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
  前記判定部は、前記取引先リストに新規の事業者の登録が要請された場合に、前記判定をする、
  請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
  前記取引先リストに含まれる前記取引先の取引先情報を更新する更新部をさらに備え、
  前記更新部は、
  前記取引先リストに含まれる前記取引先情報と前記反社情報を比較して、前記承認条件が不成立となっている前記取引先を前記取引先リストから除外して、前記取引先リストを更新する、
  請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
  前記更新部は、所定期間ごとに前記取引先リストを更新する、
  請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
  前記更新部は、前記取引先に関する情報に変更があった場合に、前記取引先リストを更新する、
  請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項9】
  前記更新部は、前記事業者情報に含まれる法人情報に基づいて、前記取引先に関する情報を取得する、
  請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
  前記更新部は、前記反社情報が更新されたときに、前記取引先リストに含まれる前記取引先情報と前記反社情報を比較する、
  請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項11】
  前記反社情報は、公的機関または反社情報提供事業者により提供される反社リストに含まれる情報である、
  請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項12】
  コンピュータが、
  事業者に関する事業者情報を取得し、
  前記事業者情報と反社会的勢力に関する反社情報を比較した結果に基づいて、前記事業者を取引先と承認する条件となる承認条件の成否を判定し、
  前記承認条件の成立を条件として、前記承認を申請する申請情報を生成し、
  前記承認条件が成立したときに前記申請情報を生成し、
            
  定期的に反社チェック処理の時期となった場合、すべての取引先のリストの事業者の取引先情報と、前記反社情報とを比較した結果に基づいて、前記取引先のリストから除外条件が成立した取引先を除外し、
            
              更に、表示部に、前記取引先の事業者の反社情報に関するチェックの対象の数と、自動で判定して確認したチェックの対象の数と、チェック担当者による手動チェックの数とを含むインタフェース画面を表示させる、
            
  情報処理方法。
【請求項13】
  コンピュータに、
  事業者に関する事業者情報を取得する処理と、
  前記事業者情報と反社会的勢力に関する反社情報を比較した結果に基づいて、前記事業者を取引先と承認する条件となる承認条件の成否を判定する処理と、
  前記承認条件の成立を条件として、前記承認を申請する申請情報を生成する処理と、
  前記承認条件が成立したときに前記申請情報を生成する処理と、
            
  定期的に反社チェック処理の時期となった場合、すべての取引先のリストの事業者の取引先情報と、前記反社情報とを比較した結果に基づいて、前記取引先のリストから除外条件が成立した取引先を除外する処理と、
            
              更に、表示部に、前記取引先の事業者の反社情報に関するチェックの対象の数と、自動で判定して確認したチェックの対象の数と、チェック担当者による手動チェックの数とを含むインタフェース画面を表示させる処理と、
            
  を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
  本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
  従来、会社における取引先に関する情報を管理する技術が知られている。いわゆる反社会的勢力(以下、反社と略すことがある)は、取引先となる企業として適さないことが多いので、取引先が反社との関係があるかを調べることが重要となる。例えば、特許文献1には、名刺に関する名刺情報を取得し、名刺情報に関する識別子を用いて、反社チェックデータベースを検索して、検索結果に基づく反社情報を取得する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
  上記の従来技術では、反社情報を取得できるが、名刺情報に関する識別子を利用するので、取引先の反社情報を確認するのに手間がかかる。
【0005】
  本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、取引先の反社情報を容易に確認できる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
  本発明の一態様は、事業者に関する事業者情報を取得する取得部と、前記事業者情報と反社会的勢力に関する反社情報を比較した結果に基づいて、前記事業者を取引先と承認する条件となる承認条件の成否を判定する判定部と、を備える、情報処理装置である。
【発明の効果】
【0007】
  本発明の一態様によれば、取引先の反社情報を容易に確認できる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
            【
図1】情報処理システム10の構成の一例を示す図である。
 
            
            【
図3】取引先リスト172の内容の一例を示す図である。
 
            【
図4】事業者情報の入力画面GA10の一例を示す図である。
 
            【
図5】反社情報管理装置200の処理の一例を示すフローチャートである。
 
            【
図6】情報処理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
 
            【
図7】反社チェック履歴画面GA20の一例を示す図である。
 
            【
図8】反社チェック履歴詳細画面GA30の一例を示す図である。
 
          
【発明を実施するための形態】
【0009】
  以下、図面を参照し、本発明の情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。以下に登場する各種装置、サーバなどの、ユーザに情報を提供したり処理を行ったりするための各種装置は、分散化された装置群によって実現されてよく、それぞれの装置を運用する事業者は異なってもよい。また装置のハードウェアの保有者(クラウドサーバの提供者)と実質的な運用を行う事業者も異なってよい。
【0010】
  [情報処理システム10]
  図1は、情報処理システム10の構成の一例を示す図である。情報処理システム10は、例えば、情報処理装置100、反社情報管理装置200、及び承認情報処理装置300を備える。これらの装置は、例えばネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。
 
【0011】
  情報処理システム10は、ネットワークNWを介して、暴対センター端末400、警察端末500、反社情報提供事業者端末600、及び商工会議所端末700と通信可能である。暴対センター端末400は、例えば暴対センターの管理施設に設置される端末である。警察端末500は、例えば警察の管理施設に設置される端末である。反社情報提供事業者端末600は、例えば反社情報提供事業者の管理施設に設置される端末である。暴対センター、警察は、公的機関の一例である。
【0012】
  暴対センター端末400、警察端末500、及び反社情報提供事業者端末600は、いずれも反社会的勢力に関する反社情報を記憶する記憶装置を備える。暴対センター端末400、警察端末500、及び反社情報提供事業者端末600は、記憶装置に記憶された反社情報を反社情報管理装置200に送信して提供可能である。
【0013】
  商工会議所端末700は、例えば商工会議所の管理施設に設置される端末である。商工会議所端末700は、商工会議所を構成する事業者の事業者情報を記憶する記憶装置を備える。商工会議所端末700は、記憶装置に記憶された事業者情報を情報処理装置100に送信して提供可能である。事業者は、企業(法人)でもよいし、個人でもよい。
【0014】
  情報処理システム10に含まれる機能構成の一部または全部は、任意の形態で複数の装置に分散されてもよいし、任意の装置に統合されてもよい。例えば、反社情報管理装置200や承認情報処理装置300の機能構成の一部または全部は、情報処理装置100の構成に含まれていてもよいし、情報処理装置100の機能構成の一部または全部は、反社情報管理装置200や承認情報処理装置300の機能構成に含まれていてもよい。
【0015】
  反社情報管理装置200は、反社会的勢力に関する様々な情報を管理するサーバである。反社情報管理装置200は、記憶部210を備える。記憶部210は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)などである。記憶部210は、反社情報管理装置200がネットワークNWを介してアクセス可能なNAS(Network Attached Storage)装置であってもよい。記憶部210には、反社リスト212などの情報が格納される。
【0016】
  反社リスト212に含まれる反社情報は、反社会的勢力に関する情報(反社会的勢力の構成員の氏名、生年月日、役職、身体的特徴など)である。反社情報管理装置200は、例えば、暴対センター端末400、警察端末500、及び反社情報提供事業者端末600により送信される反社情報を受信して取得する。反社情報管理装置200は、取得した反社情報に基づいて、反社リスト212を更新する。反社情報管理装置200は、例えば、所定期間を置いた定期的または情報処理装置100から送信される反社リストを要求する反社リスト要求情報に応じて、情報処理装置100に反社リストを送信して提供する。
【0017】
  反社情報管理装置200は、オペレータの操作に応じて反社情報を取得してもよい。この場合、反社情報管理装置200は、キーボードなどの入力装置を備え、オペレータによる入力装置の操作に応じて反社情報管理装置200が反社情報を取得してもよい。反社情報管理装置200は、入力された反社情報に基づいて、反社リスト212を更新する。
【0018】
  情報処理装置100は、例えば、会社の取引先を管理するサーバである。例えば、情報処理装置100は、反社会的勢力と関わり合いがある事業者を取引先から除外して取引先を感知する。反社会的勢力と関わり合いがある事業者は、例えば、事業者自体、あるいは代表者が反社会的勢力と関わり合いがある事業者である。情報処理装置100は、複数の取引先の取引先情報を含む取引先リスト172を記憶する記憶部170を備える。取引先リスト172については後にさらに説明する。
【0019】
  承認情報処理装置300は、情報処理装置100により管理される事業者を承認するサーバである。承認情報処理装置300は、例えば、情報処理装置100により送信される申請情報を受信する。申請情報は、新たに取引先リストに追加する事業者の申請に関する情報である。承認情報処理装置300は、申請情報に示される事業者が承認された場合に、承認情報を情報処理装置100に送信する。承認情報を受信した情報処理装置100は、申請情報に関する事業者を取引先リスト172に登録したり、登録を維持したりする。
【0020】
  [情報処理装置100]
  図2は、情報処理装置100の構成図である。情報処理装置100は、例えば、通信部110と、入力部120と、表示部130と、処理部140と、記憶部170とを備える。処理部140は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)、SOC(System On Chip)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
 
【0021】
  通信部110は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部110は、例えばネットワークインターフェースカードである。情報処理システム10は、通信部110を利用して、反社情報管理装置200、承認情報処理装置300、ネットワークNWを介して、暴対センター端末400、警察端末500、反社情報提供事業者端末600、及び商工会議所端末700などの外部装置との間で信号を送受信する。通信部110は、外部装置により送信された情報を受信して処理部140に出力する。通信部110は、処理部140の制御に応じて、外部装置に情報を送信する。
【0022】
  入力部120は、ユーザが情報処理装置100に対して情報を入力するために用いられる装置である。入力部120は、例えば、キーボードやマウスである。入力部120は、ユーザの入力操作に応じた入力情報を生成する。入力部120は、生成した入力情報を処理部140に出力する。
【0023】
  入力情報は、例えば、事業者情報、取引先リスト参照要求情報(以下、参照要求情報)、及び取引先更新情報を含む。事業者情報は、例えば、取引先として登録しようとする事業者の事業者情報を含む。事業者情報は、例えば、事業者の代表者の個人情報である代表者情報を含む。代表者情報は、例えば、代表者の氏名、生年月日、年齢、出身校、住所、またはメールアドレスを含む。代表者情報は、これらの一部を含むものでもよい。事業者情報は、企業コードや法人番号等の情報を含む。
【0024】
  参照要求情報は、記憶部170に格納された取引先リスト172の参照を要求する情報である。参照要求情報は、例えば、特定の取引先(以下、参照要求取引先)を指定して入力部120に入力される。処理部140は、取引先リスト172に含まれる取引先情報のうち、指定された取引先の取引先情報を提供し、例えば表示部130に表示させる。ユーザは、表示部130に表示された取引先情報を見ることができる。
【0025】
  取引先更新情報は、取引先情報に含まれる各項目を更新する情報である。表示部130に取引先情報が表示された状態で、ユーザにより入力部120に対して取引先情報の一部または全部を更新する入力操作が行われた場合に、入力部120は、入力操作に応じた取引先情報を生成して処理部140に出力する。
【0026】
  表示部130は、情報処理装置100により生成される各種の情報を表示するために用いられる装置である。表示部130は、例えば、液晶表示装置やCRTである。表示部130は、例えば、処理部140の処理に基づいて、各種の情報を表示する。表示部130は、入力部120と一体となったタッチパネルでもよい。
【0027】
  記憶部170は、HDDやフラッシュメモリ、RAMなどである。記憶部170は、情報処理装置100がネットワークNWを介してアクセス可能なNAS装置であってもよい。記憶部170には、取引先リスト172などの情報が格納される。
【0028】
  [取引先リスト172の具体例]
  図3は、取引先リスト172の内容の一例を示す図である。取引先リスト172は、例えば、取引先IDと、取引先名と、所在地(住所)、会社と、代表者名と、メールアドレスとを含む。取引先IDは、取引先を識別するための識別情報である。取引先IDは、事業者情報に含まれる法人番号に対応付けられる。取引先名は、取引先の名称を示す情報である。住所は、取引際の所在地を示す情報である。代表者名は、取引先の代表者の氏名を示す情報である。取引先に代表者が複数名いる場合には、複数名の中の1人の氏名を示す。メールアドレスは、取引先のメールアドレスを示す情報である。
 
【0029】
  [事業者情報の入力画面]
  ユーザは、新たに事業者を取引先として登録したい場合に、入力部120の入力操作により、新規の取引先としての登録を要請する登録要請情報を生成して処理部140に出力する。登録要請情報には、取引先として新規に取引先リストに登録したい事業者(以下、対象事業者)の事業者情報が含まれる。対象事業者の事業者情報を入力する際に、処理部140は、表示部130に入力画面を表示させる。
【0030】
  図4は、事業者情報の入力画面GA10の一例を示す図である。事業者情報の入力画面GA10には、「企業コード」「法人番号」「取引先名」「法人格」「郵便番号」「住所1」「住所2」「電話番号」「代表者氏名」「代表者カナ名」「代表者英名」「代表者生年月日」「代表者郵便番号」「代表者住所」「共同代表者情報」の入力領域が設定されている。
 
【0031】
  「企業コード」の欄には、対象事業者に割り当てられた企業コードが入力される。「法人番号」の欄には、対象事業者に割り当てられた法人番号が入力される。「取引先名」の欄には、対象事業者の名称が入力される。「法人格」の欄には、対象事業者の法人格の有無が入力される。「郵便番号」の欄には、対象事業者の郵便番号が入力される。「住所1」の欄には、対象事業者の1つ目の住所が入力される。「住所2」の欄には、対象事業者の2つ目の住所が入力される。「電話番号」の欄には、対象事業者の電話番号が入力される。
【0032】
  「代表者氏名」の欄には、対象事業者の代表者の氏名が入力される。「代表者カナ名」の欄には、対象事業者の代表者の氏名のフリガナが入力される。「代表者英名」の欄には、「代表者生年月日」の欄には、対象事業者の代表者の生年月日が入力される。「代表者郵便番号」の欄には、対象事業者の代表者の郵便番号が入力される。「代表者住所」の欄には、対象事業者の代表者の住所が入力される。「共同代表者情報」の欄には、対象事業者の共同代表者のランダムな情報が入力される。
【0033】
  事業者情報は、商工会議所端末700に記憶されているものもある。ユーザは、入力部120を操作することにより、登録要請情報を処理部140に出力する代わりに、事業者情報の提供を要求する事業者情報要求情報を商工会議所端末700に向けて通信部110に送信させてもよい。この場合、新規の登録が要請される事業者の事業者情報が、入力部120を介することなく通信部110により処理部140に出力される。
【0034】
  処理部140は、例えば、取得部141と、判定部142と、申請部143と、登録部144と、更新部145とを備える。取得部141は、例えば、事業者情報取得部151と、取引先リスト取得部152と、反社リスト取得部153とを備える。
【0035】
  事業者情報取得部151は、ユーザの入力部120に対する入力操作に応じて生成され入力部120により出力される登録要請情報及び参照要求情報を取得する。登録要請情報に含まれる事業者情報は、対象事業者の事業者情報である。事業者情報取得部151は、入力部120以外、例えば外部装置から送信された情報を受信した通信部110により出力される事業者情報及び参照要求情報を取得してもよい。
【0036】
  取引先リスト取得部152は、事業者情報取得部151により登録要請情報、事業者情報、または参照要求情報が取得された場合に、記憶部170に格納された取引先リスト172を読み出して取得する。取引先リスト取得部152は、参照要求情報を取得した場合には、参照要求取引先の取引先情報のみを取得してもよい。
【0037】
  反社リスト取得部153は、反社チェック処理の時期となったときに、反社情報管理装置200に対する反社リスト要求情報を通信部110に送信させる。反社チェックは、例えば、事業者情報取得部151が事業者情報や参照要求情報を取得したときや、所定のリスト更新時期となったときとする。リスト更新時期は適宜決定してよく、例えば1日ごとでもよいし1週間ごと、1か月ごと、1年ごとなどでもよい。あるいは、取引先リスト172を更新してから一定期間が経過するごとなどとしてもよい。
【0038】
  反社情報管理装置200は、反社リスト要求情報を受けて、あるいは定期的に反社リストを情報処理装置100に送信する。通信部110は、反社情報管理装置200により送信される反社リストを受信して処理部140に出力し、反社リスト取得部153は、通信部110により出力される反社リストを取得する。
【0039】
  判定部142は、事業者情報取得部151により取得された事業者情報と反社リスト取得部153により取得された反社リストに含まれる反社情報を比較した結果に基づいて、事業者を取引先と承認する条件となる承認条件の成否を判定する。判定部142は、例えば、反社チェック処理の時期となり、反社リストが取得された場合に、承認条件の成否の判定として反社チェック処理を行う。
【0040】
  反社チェック処理の時期は、例えば、事業者情報取得部151は登録要請情報または参照要求情報を取得した時期及び所定期間が経過して定期的に到来する時期を含む。反社チェックの処理の時期は、その他の時期でもよい。反社チェック処理の時期は、例えば、反社情報管理装置200が反社情報を更新したことに応じて、情報処理装置100が反社リスト要求情報を送信することなく情報処理装置100に反社リストが送信された時期でもよい。
【0041】
  反社チェック処理は対象事業者が反社会的勢力であるか否か、及び対象事業者の中に反社会的勢力に属するなど、反社会的勢力に関連する人物が存在するか否かを判定するための処理である。反社会的勢力に関連する態様は、反社会的勢力に属するほか、過去に反社会的勢力に属していたり、反社会的勢力との取引があったり、反社会的勢力との取引の数量的または期間的な度合いが大きかったりする場合でもよい。
【0042】
  判定部142は、対象事業者が反社会的勢力でなく、対象事業者の中に反社会的勢力に関連する人物が存在しない場合に、承認条件を成立させる。判定部142は、対象事業者が反社会的勢力であるか、対象事業者の中に反社会的勢力に関連する人物が存在する場合には、承認条件を不成立とする。
【0043】
  判定部142は、事業者情報取得部151により取得された参照要求取引先の取引先情報と反社リスト取得部153により取得された反社リストに含まれる反社情報を比較する。判定部142は、取引先情報と反社情報の比較結果に基づいて、取引先リストに含まれる取引先について、取引先リストへの登録を除外する除外条件の成否を判定する。
【0044】
  判定部142は、例えば、反社リスト取得部153により反社リストが取得された場合(参照要求情報を取得したときに反社リストが取得された場合を含む)に、取引先リストに含まれる取引先を反社チェックの対象(以下、対象取引先)として反社チェック処理を行う。判定部142は、反社リスト取得部153により反社リストが取得された場合以外の場合に反社チェック処理を行ってもよい。判定部142は、例えば、定期的に反社チェック処理を行ってもよいし、登録要請情報を受けたときに反社リスト取得部153により反社リストが取得されていないときでも反社チェック処理を行ってもよい。
【0045】
  対象取引先は、取引先リストに登録されたすべての取引先でもよいし、取引先リストに登録された取引先の一部でもよいし、参照要求情報を取得した場合には、参照要求取引先でもよい。判定部142は、対象取引先が反社会的勢力であるか、対象取引先の中に反社会的勢力に関連する人物が存在する場合に、除外条件を成立させる。
【0046】
  申請部143は、承認条件の成立を条件として、承認を申請する申請情報を生成する。申請部143は、例えば、判定部142において承認条件が成立した場合に、対象事業者の取引先としての登録を承認情報処理装置300に申請するワークフローを作成する。申請部143は、作成したワークフローに沿って対象事業者の登録の承認を申請する申請情報を生成して承認情報処理装置300に送信する。
【0047】
  登録部144は、承認情報処理装置300により承認された事業者を取引先リストに登録する。登録部144は、例えば、事業者の登録の承認を申請した申請情報を承認情報処理装置300により送信され、通信部110により出力された承認情報を取得した場合に、申請に関する事業者を取引先リスト172に登録する。
【0048】
  更新部145は、取引先リスト172に含まれる取引先の取引先情報を更新する。更新部145は、例えば、入力部120により参照要求情報が出力され、取引先リスト取得部152が記憶部170に格納された取引先リストを読み出した場合に参照要求情報により指定される取引先の取引先情報を表示部130に表示させる。更新部145は、表示部130を見るユーザが入力部120に対して取引先情報を更新する入力操作を行い、入力部120が取引先更新情報を出力した場合に、取引先更新情報に基づいて、取引先リスト172の取引先情報を更新する。
【0049】
  更新部145は、取引先リスト172に含まれる取引先の取引先情報を更新する前に、判定部142において除外条件の成否が判定される。更新部145は、判定部142により除外条件が成立した場合には、除外条件が成立した取引先の取引先情報を記憶部170に格納された取引先リスト172から除外して取引先リスト172を更新する。
【0050】
  更新部145は、例えば、所定期間ごとに取引先リスト172を更新してもよいし、取引先に関する情報に変更があった場合に取引先リスト172を更新してもよい。所定期間は、例えば1か月である。所定期間はその他の期間、例えば1週間や2週間、3ヵ月や6か月などの期間でもよい。
【0051】
  取引先に関する情報に変更があった否かはどのように判定してもよいが、例えば、法人番号に基づいて判定してよい。法人番号は、国税庁により公開されており、更新部145は、法人番号を参照することで法人名称や所在地に変更があった場合や破産、倒産などがあった場合は変更履歴を確認できる。更新部145は、この変更履歴により、変更があったことという情報を取得した場合に、取引先リスト172を更新してもよい。
【0052】
  [反社情報管理装置200のフローチャート]
  次に、情報処理システム10で実行される処理のうち、反社情報管理装置200及び情報処理装置100の処理について説明する。まず、反社情報管理装置200の処理について説明する。
図5は、反社情報管理装置200の処理の一例を示すフローチャートである。反社情報管理装置200は、反社リストを更新するタイミングが到来したか否かを判定する(S101)。反社リストを更新するタイミングは適宜決定されていてよく、例えば、1週間や1か月などの一定期間でもよいし、ランダムに設定された期間でもよい。
 
【0053】
  反社リストを更新するタイミングが到来したと判定した場合、反社情報管理装置200は、暴対センター端末400、警察端末500、及び反社情報提供事業者端末600に反社リスト要求情報を送信して反社リストを取得し、反社リストに含まれる反社情報を取得する(S103)。続いて、反社情報管理装置200は、取得した反社情報と、記憶部210に格納された反社リスト212を比較し、取得した反社情報と反社リストに含まれる反社情報に相違があるか否かを判定する(S105)。
【0054】
  相違があると判定した場合、反社情報管理装置200は、取得した反社情報に基づいて反社リスト212を更新し(S107)、
図5に示す処理を終了する。相違がないと判定した場合、反社情報管理装置200は、ステップS107の処理をスキップしてそのまま
図5に示す処理を終了する。
 
【0055】
  ステップS101において、反社リストを更新するタイミングが到来していないと判定した場合、反社情報管理装置200は、反社情報が更新されたことを知らせる反社更新情報を取得したか否かを判定する(S109)。反社更新情報は、例えば、暴対センター端末400、警察端末500、または反社情報提供事業者端末600により送信される。
【0056】
  反社更新情報を取得していないと判定した場合、反社情報管理装置200は、処理をステップS101に戻して、更新タイミングの到来を待つ。反社更新情報を取得したと判定した場合、反社情報管理装置200は、処理をステップS103に進めて、反社情報を取得する。反社情報管理装置200は、その後、更新タイミングが到来した場合と同様の処理を進めて、
図5に示す処理を終了する。
 
【0057】
  [情報処理装置100のフローチャート]
  続いて、情報処理装置100の処理について説明する。
図6は、情報処理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
図6に示す処理は、取引先リスト172を更新するために実行される。情報処理装置100は、まず、反社チェック処理の時期となったか否かを判定する(S201)。情報処理装置100は、反社チェック処理の時期となっていないと判定した場合には、ステップS101の処理を繰り返す。
 
【0058】
  情報処理装置100が反社チェック処理の時期となったと判定した場合、反社リスト取得部153は、反社情報管理装置200に対して反社リスト要求情報を通信部110に対して送信させ、反社リストに含まれる反社情報を取得する(S203)。続いて、事業者情報取得部151は、登録要請情報を取得して、登録要請情報に含まれる事業者情報を取得しているか否かを判定する(S205)。言い換えると、事業者情報取得部151が事業者情報を取得したことで反社チェック処理の時期となったか否かを判定する。
【0059】
  事業者情報取得部151が事業者情報を取得していると判定した場合、判定部142は、事業者情報取得部151により取得された事業者情報と反社リスト取得部153により取得された反社情報を比較する(S207)。判定部142は、事業者情報と反社情報を比較した結果、承認条件が成立するか否かを判定する(S209)。
【0060】
  事業者情報と反社情報の比較は、例えば、自動チェックと手動チェックで行われる。判定部142は、事業者情報と反社情報の比較経過及び比較結果を例えば、表示部130に反社チェック履歴として表示させる。
図7は、反社チェック履歴画面GA20の一例を示す図である。反社チェック履歴画面GA20には、例えば、「id」「審査ステータス」「チェック対象」「自動チェックOK」「手動チェックOK」「チェックコメント」の各項目が表示される。
 
【0061】
  「id」に示される情報は、対象事業者ごとに付与される識別番号(ID)の情報である。「審査ステータス」に示される情報は、対象事業者の審査の進行状況の情報である。例えば「エスカレーション中」に示される情報は、複数の審査段階での審査が進行中であることを示す情報である。「通知済」に示される情報は、チェック結果をユーザに通知済であることを示す情報である。反社チェック処理の結果は、例えば、表示部130に表示されることにより通知される。
【0062】
  「チェック対象」に示される情報は、対象事業者に含まれるチェック対象の数の情報である。例えば、チェック対象の数には、例えば、代表者及び事業者の数などの総数が含まれる。「自動チェックOK」に示される情報は、自動チェックにおいて、反社でないとの結果が得られたチェック対象の数の情報である。自動チェックは、例えば、過去の反社チェックの処理に利用されたデータを教師データとして生成された学習済モデルを用いて行われる。自動チェックは、ルールベースで作成された規則に基づいて行われてもよい。
【0063】
  「手動チェックOK」に示される情報は、手動チェックにおいて、反社でないとの結果が得られたチェック対象の数の情報である。手動チェックは、例えば、表示部130に表示された情報見ながら、チェック担当者が目視により行われる。「チェックコメント」に示される情報は、エスカレーション中のチェック対象の内容を特定する情報であり、例えば、「代表者」「法人」などと表示される。
【0064】
  図8は、反社チェック履歴詳細画面GA30の詳細の一例を示す図である。反社チェック履歴詳細画面GA30は、例えば、
図7に示す各idのいずれかを指定することにより表示され、反社履歴の詳細を示す画面である。対象事業者ごとの個々の反社チェック履歴詳細画面GA30には、例えば、「id」「管理番号」「自動チェック結果」「手動チェック結果」「ステータス」の各項目が表示される。
 
【0065】
  「id」に示される情報は、反社チェック処理の対象となる代表者等毎に付与される識別番号である。「管理番号」に示される情報は、事業者に含まれるチェック対象を管理するために付与される番号の情報である。「自動チェック結果」に示される情報は、反社チェックの対象者の自動チェックのチェック結果を示す情報である。例えば、「自動チェック結果」には、例えば、「一致」「不一致」「部分一致」などの結果が表示され、チェック中である場合には空欄となる。
【0066】
  「手動チェック結果」に示される情報は、反社チェック処理の対象者の手動チェックのチェック結果を示す情報であり、「自動チェック結果」と同様に、例えば、「一致」「不一致」「部分一致」などの結果が表示され、チェック中である場合には空欄となる。「ステータス」に示される情報は、チェックの進行段階を示す情報であり、例えば、「手動審査中」「通知済」などの情報が表示される。
【0067】
  図6に戻り、ステップS209において、承認条件が成立しないと判定した場合、判定部142は、対象事業者が反社会的勢力と関連があると判定し、対象事業者を取引先として否認する(承認しない)。続いて、判定部142は、対象事業者の事業者情報を取引先リスト172に追加して登録することなく、そのまま
図6に示す処理を終了する。
 
【0068】
  承認条件が成立すると判定した場合、判定部142は、対象事業者が反社会的勢力と関連がない判定する。続いて、申請部143は、対象事業者の取引先としての登録を申請するワークフローを作成する(S211)。申請部143は、ワークフローに沿って申請情報を生成して承認情報処理装置300に送信する(S213)。
【0069】
  承認情報処理装置300は、送信された申請情報に示される対象事業者の取引先としての適性を確認して申請を承認した場合に、承認情報を情報処理装置100に送信する。情報処理装置100において、登録部144は、承認情報を取得して、対象事業者の申請が承認されたか否かを判定する(S215)。
【0070】
  対象事業者の申請が承認されたと判定した場合、登録部144は、対象事業者の事業者情報を取引先情報として取引先リスト172に追加して登録する(S217)。こうして、情報処理装置100は、
図6に示す処理を終了する。対象事業者の申請が否認された(承認されていない)と登録部144が判定した場合、情報処理装置100は、そのまま
図6に示す処理を終了する。
 
【0071】
  ステップS205において、事業者情報を取得していないと判定した場合、事業者情報取得部151は、入力部120により出力される参照要求情報を取得したか否かを判定する(S219)。言い換えると、事業者情報取得部151が参照要求情報を取得したことで反社チェック処理の時期となったか否かを判定する。
【0072】
  参照要求情報を取得していると判定した場合、判定部142は、参照要求情報に含まれる取引先の取引先情報と反社リスト取得部153により取得された反社情報とを比較する(S221)。参照要求情報を取得していないと判定した場合、判定部142は、今回の反社チェック処理は、新規に登録したい事業者があったり、取引先の反社チェック処理の要請があったりしたものではなく、定期的に反社チェック処理の時期となったと判定する。この場合、判定部142は、取引先リスト172に含まれるすべての取引先情報を対象取引先の取引先情報として反社リスト取得部153により取得された反社情報と比較する(S223)。
【0073】
  判定部142は、取引先情報と反社情報を比較した結果、除外条件が成立しているか否かを判定する(S225)。除外情報が成立していると判定した場合、更新部145は、除外条件が成立した取引先情報を取引先リスト172から除外する(S227)。除外情報が成立していないと判定した場合、更新部145は、取引先リスト172を維持する(S229)。こうして、情報処理装置100は、
図6に示す処理を終了する。
 
【0074】
  実施形態の情報処理システム10は、事業者と取引を開始するにあたって、事業者情報を取引先情報として取引先リストに登録する際に、暴対センターや警察などの公的機関、あるいは反社情報提供事業者により反社情報が情報処理装置100に提供される。情報処理装置100は、提供された反社情報と事業者情報を比較することで反社チェックを行うことができ。このため、情報処理装置100は、取引先の反社情報を容易に確認することができる。
【0075】
  以上説明した実施形態によれば、情報処理装置100は、取得部141と、判定部142とを備える。取得部と、事業者に関する事業者情報を取得する。判定部は、前記事業者情報と反社会的勢力に関する反社情報を比較した結果に基づいて、前記事業者を取引先と承認する条件となる承認条件の成否を判定する。これによって、情報処理装置100は、取引先の反社情報を容易に確認することができる。
【0076】
  上記の説明では、情報処理装置100と反社情報管理装置200と承認情報処理装置300が別々のサーバであることとしたが、これに限らない。例えば、情報処理装置100と反社情報管理装置200と承認情報処理装置300とが同一の会社またはグループ会社で運営されるような場合には、情報処理装置100と反社情報管理装置200と承認情報処理装置300とを一体化した一つのサーバを、情報処理装置として設けてもよい。また、情報処理装置100は、新規の事業者の登録要請と反社チェックを行うが、新規事業者の登録要請と反社チェックを別のサーバ(装置)で行ってもよい。
【0077】
  以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
【符号の説明】
【0078】
10  情報処理システム
100  情報処理装置
110  通信部
120  入力部
130  表示部
140  処理部
141  取得部
142  判定部
143  申請部
144  登録部
145  更新部
151  事業者情報取得部
152  取引先リスト取得部
153  反社リスト取得部
170  記憶部
172  取引先リスト
200  反社情報管理装置
210  記憶部
212  反社リスト
300  承認情報処理装置
400  暴対センター端末
500  警察端末
600  反社情報提供事業者端末
700  商工会議所端末
GA10  入力画面
GA20  反社チェック履歴画面
GA30  反社チェック履歴詳細画面
NW  ネットワーク
【要約】
【課題】取引先の反社情報を容易に確認できる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供すること。
【解決手段】事業者に関する事業者情報を取得する取得部と、前記事業者情報と反社会的勢力に関する反社情報を比較した結果に基づいて、前記事業者を取引先と承認する条件となる承認条件の成否を判定する判定部と、を備える、情報処理装置。
【選択図】
図2