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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-10-06
(45)【発行日】2025-10-15
(54)【発明の名称】高信頼性光源モジュールの製造方法
(51)【国際特許分類】
   F21V 19/00 20060101AFI20251007BHJP
   H10H 20/01 20250101ALI20251007BHJP
   F21Y 113/13 20160101ALN20251007BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20251007BHJP
【FI】
F21V19/00 150
F21V19/00 170
H10H20/01 Z
F21Y113:13
F21Y115:10
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2024104205
(22)【出願日】2024-06-27
(65)【公開番号】P2025074928
(43)【公開日】2025-05-14
【審査請求日】2024-06-27
(31)【優先権主張番号】202311422214.3
(32)【優先日】2023-10-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】317016394
【氏名又は名称】厦門普為光電科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100185694
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 隆志
(72)【発明者】
【氏名】盧福星
(72)【発明者】
【氏名】▲羅▼会保
【審査官】松本 泰典
(56)【参考文献】
【文献】特開2024-143978(JP,A)
【文献】特表2009-516913(JP,A)
【文献】特開2009-111346(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21V 19/00
H10H 20/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
回路基板を第1サブ回路基板と第2サブ回路基板に分割するステップと、
前記第1サブ回路基板と前記第2サブ回路基板に複数の光源を取り付けるステップと、
前記第1サブ回路基板と前記第2サブ回路基板をプロファイル上に配置するステップと、
前記第1サブ回路基板と前記第2サブ回路基板とを互いに接合し、前記第1サブ回路基板の正極パッド及び負極パッドを前記第2サブ回路基板の正極パッド及び負極パッドと位置合わせするステップと、
第1接続部材の一端を前記第1サブ回路基板の正極パッドに溶接するステップと、
前記第1接続部材の他端を前記第2サブ回路基板の正極パッドに溶接するステップと、
第2接続部材の一端を前記第1サブ回路基板の負極パッドに溶接するステップと、
第2接続部材の他端を前記第2サブ回路基板の負極パッドに溶接するステップと、
を含む、ことを特徴とする高信頼性光源モジュールの製造方法。
【請求項2】
前記第1接続部材を曲げて第1曲げ領域を形成し、前記第1曲げ領域は、複数の第1屈曲部を含むステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の高信頼性光源モジュールの製造方法。
【請求項3】
前記複数の第1屈曲部は、前記第1サブ回路基板の正極パッドの上方、又は前記第2サブ回路基板の正極パッドの上方に位置することを特徴とする請求項2に記載の高信頼性光源モジュールの製造方法。
【請求項4】
前記第2接続部材を曲げて第2曲げ領域を形成し、前記第2曲げ領域は、複数の第2屈曲部を含むステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の高信頼性光源モジュールの製造方法。
【請求項5】
前記複数の第2屈曲部は、前記第1サブ回路基板の負極パッドの上方又は前記第2サブ回路基板の負極パッドの上方に位置することを特徴とする請求項4に記載の高信頼性光源モジュールの製造方法。
【請求項6】
前記第1接続部材を曲げて第1突出部を形成するステップと、
前記第2接続部材を曲げて第2突出部を形成するステップと、
を更に含み、前記第1突出部の上端は、前記第2突出部の上端と対向することを特徴とする請求項1に記載の高信頼性光源モジュールの製造方法。
【請求項7】
前記回路基板を切断して、第1溝及び第2溝を形成するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の高信頼性光源モジュールの製造方法。
【請求項8】
前記第1溝は、前記第1接続部材と前記プロファイルの第1側壁との間に位置することを特徴とする請求項7に記載の高信頼性光源モジュールの製造方法。
【請求項9】
前記第2溝は、前記第2接続部材と前記プロファイルの第2側壁との間に位置することを特徴とする請求項7に記載の高信頼性光源モジュールの製造方法。
【請求項10】
前記第1接続部材及び前記第2接続部材は、溶接リボン、溶接棒又は銅線であることを特徴とする請求項1に記載の高信頼性光源モジュールの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源モジュールの製造方法、特に高信頼性の光源モジュールの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の照明器具に使用される光源基板は、通常、プロファイルに固定されており、光源基板の長さはさまざまな仕様(0.6メートル、1.2メートル、1.5メートル、1.8メートル、2.4メートルなど)がある。従来の光源基板は、リジッド回路基板(RPCB)とフレキシブル回路基板(FPCB)の2つのタイプに分けられ、フレキシブル回路基板は、通常、大きな原材料基板を用いて分割して形成される。しかし、現在市場で主流となっている光源基板の長さは、0.6メートル、1.2メートル、1.5メートルに限られており、1.8メートルや2.4メートルの光源基板は、カスタマイズ製造のために高価な大型の設備が必要となる。また、ほとんどのサプライヤーはこの長さの光源基板を製造することができない。したがって、1.8メートルや2.4メートルの光源基板の製造コストが大幅に増加し、照明器具の製造コストも増加することになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、高信頼性光源モジュールの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一実施形態に基づき、回路基板を第1サブ回路基板と第2サブ回路基板に分割するステップと、第1サブ回路基板と第2サブ回路基板に複数の光源を取り付けるステップと、第1サブ回路基板と第2サブ回路基板をプロファイル上に配置するステップと、第1サブ回路基板と第2サブ回路基板とを互いに接合し、第1サブ回路基板の正極パッド及び負極パッドを第2サブ回路基板の正極パッド及び負極パッドと位置合わせするステップと、第1接続部材の一端を第1サブ回路基板の正極パッドに溶接するステップと、第1接続部材の他端を第2サブ回路基板の正極パッドに溶接するステップと、第2接続部材の一端を第1サブ回路基板の負極パッドに溶接するステップと、第2接続部材の他端を第2サブ回路基板の負極パッドに溶接するステップと、を含む、高信頼性光源モジュールの製造方法を提供する。
【0005】
一実施形態において、本製造方法は、第1接続部材を曲げて第1曲げ領域を形成し、第1曲げ領域は、複数の第1屈曲部を含むステップを更に含む。
ことを特徴とする請求項1に記載の高信頼性光源モジュールの製造方法。
【0006】
一実施形態において、上記複数の第1屈曲部は、第1サブ回路基板の正極パッドの上方、又は第2サブ回路基板の正極パッドの上方に位置する。
【0007】
一実施形態において、本製造方法は、第2接続部材を曲げて第2曲げ領域を形成し、第2曲げ領域は、複数の第2屈曲部を含むステップを更に含む。
【0008】
一実施形態において、上記複数の第2屈曲部は、第1サブ回路基板の負極パッドの上方又は第2サブ回路基板の負極パッドの上方に位置する。
【0009】
一実施形態において、本製造方法は、第1接続部材を曲げて第1突出部を形成するステップと、第2接続部材を曲げて第2突出部を形成するステップと、を更に含み、第1突出部の上端は、第2突出部の上端と対向する。
【0010】
一実施形態において、本製造方法は、回路基板を切断して、第1溝及び第2溝を形成するステップを更に含む。
【0011】
一実施形態において、第1溝は、第1接続部材とプロファイルの第1側壁との間に位置する。
【0012】
一実施形態において、第2溝は、第2接続部材とプロファイルの第2側壁との間に位置する。
【0013】
一実施形態において、第1接続部材及び第2接続部材は、溶接ストリップ、溶接棒又は銅線である。
【発明の効果】
【0014】
上記に基づいて、本発明の実施形態による高信頼性光源モジュールの製造方法は、以下の利点のうちの1つ以上を有することができる。
(1)本発明の一実施形態では、光源モジュールの製造方法は、回路基板を第1サブ回路基板と第2サブ回路基板に分割するステップと、第1サブ回路基板と第2サブ回路基板に複数の光源を取り付けるステップと、第1サブ回路基板と第2サブ回路基板をプロファイル上に配置するステップと、第1サブ回路基板と第2サブ回路基板とを互いに接合し、第1サブ回路基板の正極パッド及び負極パッドを第2サブ回路基板の正極パッド及び負極パッドと位置合わせするステップと、第1接続部材の一端を第1サブ回路基板の正極パッドに溶接するステップと、第1接続部材の他端を第2サブ回路基板の正極パッドに溶接するステップと、第2接続部材の一端を第1サブ回路基板の負極パッドに溶接するステップと、第2接続部材の他端を第2サブ回路基板の負極パッドに溶接するステップと、を含む。
上述の光源モジュールの製造方法は、大型の設備を必要とせず、簡単なステップで実際の必要に応じて異なる長さの光源基板(例えば0.6メートル、1.2メートル、1.5メートル、1.8メートル、2.4メートルなど)を製造することができ、光源基板の製造コストを大幅に削減する。したがって、照明装置の製造コストを大幅に削減して市場の要求を満たすことができる。
(2)本発明の一実施形態では、光源モジュールの第1接続部材は、複数の第1屈曲部の第1曲げ領域を有し、上記複数の第1屈曲部は、互いに積層される。光源モジュールの第2接続部材は、複数の第2屈曲部の第2曲げ領域を有し、複数の第2屈曲部は、互いに積層される。上記の構造設計により、第1曲げ領域と第2曲げ領域を緩衝構造として使用することができ、輸送中の外部応力や熱膨張収縮による第1接続部材と第2接続部材の破損を効果的に防止できる。したがって、光源モジュールの信頼性が大幅に向上し、照明装置の使用寿命を延ばすことができる。
(3)本発明の一実施形態では、光源モジュールの第1接続部材は、第1突出部を有し、光源モジュールの第2接続部材は、第2突出部を有し、第1突出部の上端は、第2突出部の上端と対向する。上記の構造設計により、第1突出部と第2突出部を緩衝構造として使用でき、輸送中の外部応力や熱膨張収縮による第1接続部材と第2接続部材の破損を効果的に防止できる。したがって、光源モジュールの信頼性が大幅に向上し、照明装置の寿命を延ばすことができる。
(4)本発明の一実施形態では、光源モジュールの回路基板は、第1溝と第2溝を有する。第1溝は、第1接続部材とプロファイルの第1側壁との間にあり、第2溝は、第2接続部材とプロファイルの第2側壁との間にある。上記の構造設計により、光源モジュールの複数のパッドとプロファイルとの間の沿面距離を効果的に増加させることができる。したがって、光源モジュールの品質を効果的に向上させて実際の応用の必要を満たすことができる。
(5)本発明の一実施形態では、光源モジュールの複数の光源は、上記複数のサブ回路基板上に均等に分布することができる。したがって、上記の構造設計を通じて、光源モジュールによって生成される光をより均一にすることができ、その結果、照明装置の全体的な性能を向上させることができる。したがって、照明装置は、ユーザにより良い使用感を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の第1説明図である。
図2】本発明の一実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の第2説明図である。
図3】本発明の一実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の第3説明図である。
図4】本発明の一実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の第4説明図である。
図5】本発明の一実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の第5説明図である。
図6】本発明の一実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の第6説明図である。
図7】本発明の一実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の第7説明図である。
図8】本発明の一実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の第8説明図である。
図9】本発明の一実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の第9説明図である。
図10】本発明の一実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法のフローチャートである。
図11】本発明の別の実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の説明図である。
図12】本発明の別の実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法のフローチャートである。
図13】本発明のまた別の実施形態の第1接続部材の説明図である。
図14】本発明のまた別の実施形態の第2接続部材の説明図である。
図15】本発明のまた別の実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法のフローチャートである。
図16】本発明の更に別の実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の第1説明図である。
図17】本発明の更に別の実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の第2説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下の実施形態では、本発明の詳細な特徴及び利点を説明し、その内容は、当業者に本発明の技術内容を理解し、それに応じて実施可能にさせるのに十分であり、且つ本明細書の開示内容、特許請求の範囲及び図面により、当業者が本発明に関する目的及び利点を容易に理解できるようにする。
【0017】
以下では、関連する図面を参照し、本発明の高信頼性光源モジュールの製造方法の実施形態について説明するが、分かり易く且つ図面で説明し易くするために、図面内の各部材は、寸法及び比率を誇張又は縮小して示し得る。以下の説明及び/又は特許請求の範囲において、部材が別の部材に「接続」又は「結合」すると述べる場合、それは、当該別の部材に直接的な接続又は結合してもよく、仲介する部材が存在してもよい。部材が別の部材に「直接接続」又は「直接結合」すると述べる場合、仲介する部材が存在せず、部材又は層間の関係を説明するための他の用語についても同様に解釈されるべきである。理解し易くするため、以下の実施形態における同じ部材は、同じ符号で示して説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の第1説明図である。同図に示すように、まず、回路基板1を切断して、第1溝G1及び第2溝G2を形成する。一実施形態では、回路基板1は、フレキシブル回路基板(FPCB)であってよい。別の実施形態では、回路基板1は、リジッド回路基板(RPCB)であってよい。
【0019】
当然ながら、本実施形態は、例示説明に用いるのみであって本発明の範囲を制限するものではなく、本実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法に基づいて行う均等の修正又は変更は、依然として本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【0020】
図2は、本発明の一実施形態高信頼性光源モジュールの製造方法の第2説明図である。同図に示すように、回路基板1を第1サブ回路基板11と第2サブ回路基板12とに分割する。それから、第1サブ回路基板11及び第2サブ回路基板12に複数の光源LDを取り付ける。一実施形態では、複数の光源LDは発光ダイオードであってよい。別の実施形態では、上記複数の光源LDは、発光ダイオードアレイであってよい。一実施形態では、第1サブ回路基板11と第2サブ回路基板12のサイズは、等しくてよい。別の実施形態では、第1サブ回路基板11と第2サブ回路基板12のサイズは、異なっていてよい。また別の実施形態では、回路基板1を3つ以上のサブ回路基板に分割することができる。
【0021】
当然ながら、本実施形態は、例示説明に用いるのみであって本発明の範囲を制限するものではなく、本実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法に基づいて行う均等の修正又は変更は、依然として本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【0022】
図3は、本発明の一実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の第3説明図である。同図に示すように、プロファイルMF上に第1サブ回路基板11と第2サブ回路基板12を配置する。次に、第1サブ回路基板11と第2サブ回路基板12とを互いに接合し、第1サブ回路基板11の正極パッドP1+及び負極パッドP1-を第2サブ回路基板12の正極パッドP2+及び負極パッドP2-と位置合わせする(溶接又は他の類似の方式によって第1サブ回路基板11及び第2サブ回路基板12を互いに固定する)。第1サブ回路基板11の正極パッドP1+と負極パッドP1-は、2つの光源LDの間に位置してもよい(上記2つの光源LDは互いに隣接し、一方の光源LDは、第2サブ回路基板12に隣接する)。同様に、第2サブ回路基板12の正極パッドP2+及び負極パッドP2-は、2つの光源LDの間に位置することができる(上記2つの光源LDは、隣接しており、一方の光源LDは、第1サブ回路基板11に隣接する)。このようにして、第1サブ回路基板11と第2サブ回路基板12とは、完全な光源基板を形成することができる。
【0023】
当然ながら、本実施形態は、例示説明に用いるのみであって本発明の範囲を制限するものではなく、本実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法に基づいて行う均等の修正又は変更は、依然として本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【0024】
図4及び図5は、本発明の一実施形態高信頼性光源モジュールの製造方法の第4説明図及び第5説明図である。図4に示すように、第1接続部材C1の一端を第1サブ回路基板11の正極パッドP1+に溶接する。次に、図5に示すように、第1接続部材C1を曲げて第1曲げ領域B1を形成する。第1曲げ領域B1は、2つの第1屈曲部BP1を含み、2つの第1屈曲部BP1が互いに積層されて第1曲げ領域B1はS字状となる。このように、上記複数の第1屈曲部BP1は、第1サブ回路基板11の正極パッドP1+の上方に位置する。他の実施形態では、複数の第1屈曲部BP1は、第2サブ回路基板12の正極パッドP2+の上方に位置してもよい。他の実施形態では、第1曲げ領域B1は3つ以上の第1屈曲部BP1を含み、上記複数の第1屈曲部BP1が互いに積層される。本実施形態では、第1接続部材C1は、溶接ストリップである。別の実施形態では、第1接続部材C1は溶接棒、銅線、又は他の類似の部材であってもよい。
【0025】
当然ながら、本実施形態は、例示説明に用いるのみであって本発明の範囲を制限するものではなく、本実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法に基づいて行う均等の修正又は変更は、依然として本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【0026】
図6は、本発明の一実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の第6説明図である。同図に示すように、続いて、第1接続部材C1の他端を第2サブ回路基板12の正極パッドP2+に溶接する。このように、第1溝G1は、第1接続部材C1とプロファイルMFの第1側壁W1との間に位置する。
【0027】
当然ながら、本実施形態は、例示説明に用いるのみであって本発明の範囲を制限するものではなく、本実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法に基づいて行う均等の修正又は変更は、依然として本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【0028】
図7及び図8は、本発明の一実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の第7説明図及び第8説明図である。図7に示すように、同様に、第2接続部材C2の一端を第1サブ回路基板11の負極パッドP1-に溶接する。図8に示すように、第2接続部材C2を曲げて第2曲げ領域B2を形成する。第2曲げ領域B2は2つの第2屈曲部BP2を含み、2つの第2屈曲部BP2が互いに積層されて第2曲げ領域B2はS字状となる。このように、複数の第2屈曲部BP2は、第1サブ回路基板11の負極パッドP1-の上方に位置する。別の実施形態において、上記複数の第2屈曲部BP2は、第2サブ回路基板12の負極パッドP2-の上方に位置してもよい。他の実施形態では、第2曲げ領域B2は3つ以上の第2屈曲部BP2を含み、上記複数の第2屈曲部BP2が互いに積層される。本実施形態では、第2接続部材C1も溶接ストリップである。別の実施形態では、第2接続部材C2は、溶接棒、銅線、又は他の類似の部材であってもよい。
【0029】
当然ながら、本実施形態は、例示説明に用いるのみであって本発明の範囲を制限するものではなく、本実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法に基づいて行う均等の修正又は変更は、依然として本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【0030】
図9は、本発明の一実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の第9説明図である。図に示すように、続いて、第2接続部材C2の他端を第2サブ回路基板12の負極パッドP2-に溶接する。このように、第2溝G2は、第2接続部材C2とプロファイルMFの第2側壁W2との間に位置する。
【0031】
以上の製造方法により、完全な光源モジュール2を製造することができる。同じ方法で3つ以上のサブ回路基板を互いに接合して、光源モジュール2の光源基板の長さを増加することができる。次に、電源モジュール、グローブ及びランプホルダの取り付けプロセスに進むことができる。
【0032】
上述の光源モジュールの製造方法は、大型の設備を必要とせず、簡単なステップで実際の必要に応じて異なる長さの光源基板(例えば0.6メートル、1.2メートル、1.5メートル、1.8メートル、2.4メートルなど)を製造することができ、光源基板の製造コストを大幅に削減する。したがって、照明装置の製造コストを大幅に削減して市場の要求を満たすことができる。
【0033】
上述したように、光源モジュール2の第1接続部材C1は、複数の第1屈曲部BP1の第1曲げ領域B1を有し、複数の第1屈曲部BP1が互いに積層される。光源モジュール2の第2接続部材C2は、複数の第2屈曲部BP2の第2曲げ領域B2を有し、複数の第2屈曲部BP2が互いに積層される。上記の構造設計により、第1曲げ領域B1と第2曲げ領域B2を緩衝構造として使用することができ、輸送時の外部応力や熱膨張収縮によって第1接続部材C1と第2接続部材C2が破損する事態を効果的に防止できる。したがって、光源モジュール2の信頼性が大幅に向上し、照明装置の寿命を延ばすことができる。
【0034】
また、光源モジュール2の回路基板1は、第1溝G1及び第2溝G2を有する。第1溝G1は、第1接続部材C1とプロファイルMFの第1側壁W1との間に位置し、第2溝G2は、第2接続部材C2とプロファイルMFの第2側壁W2との間に位置する。上記の構造設計により、光源モジュール2の複数のパッドとプロファイルとの間の沿面距離を効果的に増加させることができる。したがって、光源モジュール2の品質を効果的に向上させて実際の応用の必要を満たすことができる。
【0035】
当然ながら、本実施形態は、例示説明に用いるのみであって本発明の範囲を制限するものではなく、本実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法に基づいて行う均等の修正又は変更は、依然として本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【0036】
図10は、本発明の一実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法のフローチャートである。図に示すように、本実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法は、以下のステップを含む。
ステップS101:回路基板を第1サブ回路基板と第2サブ回路基板に分割する。
ステップS102:第1サブ回路基板と第2サブ回路基板に複数の光源を取り付ける。
ステップS103:第1サブ回路基板と第2サブ回路基板をプロファイル上に配置する。
ステップS104:第1サブ回路基板と第2サブ回路基板を接合し、第1サブ回路基板の正極パッド及び負極パッドと第2サブ回路基板の正極パッド及び負極パッドを位置合わせする。
ステップS105:第1接続部材の一端を第1サブ回路基板の正極パッドに溶接し、第1接続部材を曲げて、複数の第1屈曲部分を含む第1曲げ領域を形成する。
ステップS106:第1接続部材の他端を第2サブ回路基板の正極パッドに溶接する。
ステップS107:第2接続部材の一端を第1サブ回路基板の負極パッドに溶接し、第2接続部材を折り曲げて、複数の第2屈曲部を含む第2曲げ領域を形成する。
ステップS108:第2接続部材の他端を第2サブ回路基板の負極パッドに溶接する。
【0037】
当然ながら、本実施形態は、例示説明に用いるのみであって本発明の範囲を制限するものではなく、本実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法に基づいて行う均等の修正又は変更は、依然として本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【0038】
本発明に記載する方法のステップは、特定の順序で示され説明されているが、各方法の操作の順序は変更されてもよく、一部のステップを逆の順序で実行しても、他のステップと同時に実行してもよい。別の実施形態では、異なるステップを間歇的に及び/又は交互に実施してもよい。
【0039】
なお、現在市場で主流となっている光源基板の長さは、0.6メートル、1.2メートル、1.5メートルに限られており、1.8メートルや2.4メートルの光源基板は、カスタマイズ製造のために高価な大型の設備が必要となる。また、ほとんどのサプライヤーはこの長さの光源基板を製造することができない。したがって、1.8メートルや2.4メートルの光源基板の製造コストが大幅に増加し、照明器具の製造コストも増加することになる。これに対し、本発明の実施形態によれば、光源モジュールの製造方法は、回路基板を第1サブ回路基板と第2サブ回路基板に分割するステップと、第1サブ回路基板と第2サブ回路基板に複数の光源を取り付けるステップと、第1サブ回路基板と第2サブ回路基板をプロファイル上に配置するステップと、第1サブ回路基板と第2サブ回路基板とを互いに接合し、第1サブ回路基板の正極パッド及び負極パッドを第2サブ回路基板の正極パッド及び負極パッドと位置合わせするステップと、第1接続部材の一端を第1サブ回路基板の正極パッドに溶接するステップと、第1接続部材の他端を第2サブ回路基板の正極パッドに溶接するステップと、第2接続部材の一端を第1サブ回路基板の負極パッドに溶接するステップと、第2接続部材の他端を第2サブ回路基板の負極パッドに溶接するステップと、を含む。上述の光源モジュールの製造方法は、大型の設備を必要とせず、簡単なステップで実際の必要に応じて異なる長さの光源基板(例えば0.6メートル、1.2メートル、1.5メートル、1.8メートル、2.4メートルなど)を製造することができ、光源基板の製造コストを大幅に削減する。したがって、照明装置の製造コストを大幅に削減して市場の要求を満たすことができる。
【0040】
また、本発明の実施形態によれば、光源モジュールの第1接続部材は、複数の第1屈曲部の第1曲げ領域を有し、上記複数の第1屈曲部は、互いに積層される。光源モジュールの第2接続部材は、複数の第2屈曲部の第2曲げ領域を有し、複数の第2屈曲部は、互いに積層される。上記の構造設計により、第1曲げ領域と第2曲げ領域を緩衝構造として使用することができ、輸送中の外部応力や熱膨張収縮による第1接続部材と第2接続部材の破損を効果的に防止できる。したがって、光源モジュールの信頼性が大幅に向上し、照明装置の使用寿命を延ばすことができる。
【0041】
また、本発明の実施形態によれば、光源モジュールの回路基板は、第1溝と第2溝を有する。第1溝は、第1接続部材とプロファイルの第1側壁との間にあり、第2溝は、第2接続部材とプロファイルの第2側壁との間にある。上記の構造設計により、光源モジュールの複数のパッドとプロファイルとの間の沿面距離を効果的に増加させることができる。したがって、光源モジュールの品質を効果的に向上させて実際の応用の必要を満たすことができる。
【0042】
更に、本発明の実施形態によれば、光源モジュールの複数の光源は、上記複数のサブ回路基板上に均等に分布することができる。したがって、上記の構造設計を通じて、光源モジュールによって生成される光をより均一にすることができ、その結果、照明装置の全体的な性能を向上させることができる。したがって、照明装置は、ユーザにより良い使用感を提供することができる。
【0043】
図11は、本発明の別の実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の説明図である。図に示すように、本実施形態は、前述の実施形態と異なる点は、第1接続部材C1と第2接続部材C2の構造が変更されている点である。
【0044】
図1図3のステップを完了した後、第1接続部材C1の一端を第1サブ回路基板11の正極パッドP1+に溶接する。次に、第1接続部材C1を曲げて第1突出部T1を形成する。第1突出部T1と第1サブ回路基板11の正極パッドP1+との間の距離は、第1突出部T1と第2サブ回路基板12の正極パッドP2+との間の距離と略等しくてよい。第1突出部T1は、三角形であってよい。別の実施形態では、第1突出部T1は半円形又は他の形状であってよい。第1突出部T1の形状は、実際の必要に応じて変更することができる。本実施形態では、第1接続部材C1は銅線である。次に、第1接続部材C1の他端を第2サブ回路基板12の正極パッドP2+に溶接する。
【0045】
同様に、第2接続部材C2の一端を第1サブ回路基板11の負極パッドP1-に溶接する。次に、第2接続部材C2を曲げて第2突出部T2を形成し、第1突出部T1の上端A1と第2突出部T2の上端A2とを対向させる。第2突出部T2と第1サブ回路基板11の負極パッドP1-との間の距離は、第2突出部T2と第2サブ回路基板12の負極パッドP2-との間の距離と略等しくてよい。第1突出部T1と第2突出部T2は同一形状であってよい。第2突出部T2は、三角形であってよい。別の実施形態では、第2突出部T2は、半円形又は他の形状であってよい。第2突出部T2の形状は、実際の必要に応じて変更することができる。本実施形態では、第2接続部材C2は銅線である。次に、第2接続部材C2の他端を第2サブ回路基板12の負極パッドP2-に溶接する。
【0046】
上記の製造方法により、完全な光源モジュール2を製造することができる。3つ以上のサブ回路基板を同じ方法で互いに接合して、光源モジュール2の光源基板の長さを増加することができる。次に、電源モジュール、グローブ、ランプホルダの取り付けプロセスに進むことができる。
【0047】
上述の光源モジュールの製造方法は、大型の設備を必要とせず、簡単なステップで実際の必要に応じて異なる長さの光源基板(0.6メートル、1.2メートル、1.5メートル、1.8メートル、2.4メートル、など)を製造することができ、光源基板の製造コストを大幅に削減する。したがって、照明装置の製造コストを大幅に削減して市場の要求を満たすことができる。
【0048】
上述したように、光源モジュール2の第1接続部材C1は、第1突出部T1を有し、光源モジュール2の第2接続部材C2は、第2突出部T2を有し、第1突出部T1の上端A1は、第2突出部T2の上端A2と対向する。上記の構造設計により、第1突出部T1と第2突出部T2は、緩衝構造としても使用でき、輸送中の外部応力や熱膨張収縮による第1接続部材C1と第2接続部材C2の破損を効果的に防止できる。したがって、光源モジュール2の信頼性が大幅に向上し、照明装置の寿命を延ばすことができる。
【0049】
同様に、光源モジュール2の回路基板1は、第1溝G1及び第2溝G2を有する。第1溝G1は、第1接続部材C1とプロファイルMFの第1側壁W1との間に位置し、第2溝G2は、第2接続部材C2とプロファイルMFの第2側壁W2との間に位置する。上記の構造設計により、光源モジュール2の複数のパッドとプロファイルとの間の沿面距離を効果的に増加させることができる。したがって、光源モジュール2の品質を効果的に向上させて実際の応用の必要を満たすことができる。
【0050】
また、第1突出部T1の上端A1と第2突出部T2の上端A2とが対向する構造設計により、第1突出部T1をプロファイルから遠ざかる第1側壁W1方向に延在させ、第2突出部T2をプロファイルMFから離れる側に延びる第2側壁W2方向に延在させることができる。したがって、上記の構造設計により、上記2つの部材の沿面距離をさらに長くすることができる。したがって、光源モジュールの品質をさらに向上させ、実際の応用の必要を満たすことができる。
【0051】
当然ながら、本実施形態は、例示説明に用いるのみであって本発明の範囲を制限するものではなく、本実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法に基づいて行う均等の修正又は変更は、依然として本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【0052】
図12は、本発明の別の実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法のフローチャートである。図に示すように、本実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法は、以下のステップを含む。
ステップS121:回路基板を第1サブ回路基板と第2サブ回路基板に分割する。
ステップS122:第1サブ回路基板と第2サブ回路基板に複数の光源を取り付ける。
ステップS123:第1サブ回路基板と第2サブ回路基板をプロファイル上に配置する。
ステップS124:第1サブ回路基板と第2サブ回路基板を互いに接合し、第1サブ回路基板の正極パッド及び負極パッドを第2サブ回路基板の正極パッド及び負極パッドと位置合わせする。
ステップS125:第1接続部材の一端を第1サブ回路基板の正極パッドに溶接し、第1接続部材を曲げて第1突出部を形成する。
ステップS126:第1接続部材の他端を第2サブ回路基板の正極パッドに溶接する。
ステップS127:第2接続部材の一端を第1サブ回路基板の負のパッドに溶接し、第2接続部材を曲げて複数の第2突出部を形成し、第1突出部の上端は、第2突出部の上端と対向する。
ステップS128:第2接続部材の他端を第2サブ回路基板の負極パッドに溶接する。
【0053】
当然ながら、本実施形態は、例示説明に用いるのみであって本発明の範囲を制限するものではなく、本実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法に基づいて行う均等の修正又は変更は、依然として本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【0054】
本発明に記載する方法のステップは、特定の順序で示され説明されているが、各方法の操作の順序は変更されてもよく、一部のステップを逆の順序で実行しても、他のステップと同時に実行してもよい。別の実施形態では、異なるステップを間歇的に及び/又は交互に実施してもよい。
【0055】
図13図14及び図15を参照する。図13は、本発明のまた別の実施形態の第1接続部材の説明図である。図14は、本発明のまた別の実施形態の第2接続部材の説明図である。図15は、本発明のまた別の実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法のフローチャートである。図に示すように、前述の実施形態と異なる点は、本実施形態の第1接続部材C1と第2接続部材C2の構造が変更されている点である。
【0056】
図1図3のステップを完了した後、第1接続部材C1を曲げ、第1接続部材C1の両端に2つの第1接続ピンUP1を形成させ、各第1接続ピンUP1と第1接続部材C1との挟み角は、90°になる。第1サブ回路基板11の正極パッドP1+は、第1正極パッド孔K1+を有し、第2サブ回路基板12の正極パッドP2+は、第2正極パッド孔K2+を有する。第1接続部材C1の上記2本の第1接続ピンUP1をそれぞれ第1正極パッド孔K1+と第2正極パッド孔K2+に挿入して溶接することにより、第1接続部材C1に第1サブ回路基板11の正極パッドP1+と第2サブ回路基板12の正極パッドP2+を接続させることができる。
【0057】
同様に、第2接続部材C2を曲げて、第2接続部材C2の両端に2つの第2接続ピンUP2を形成することができ、各第2接続ピンUP2と第2接続部材C2との挟み角は90°である。第1サブ回路基板11の負極パッドP1-は第1負極パッド孔K1-を有し、第2サブ回路基板12の負極パッドP2-は、第2負極パッド孔K2-を有する。第2接続部材C2の上記2つの第2接続ピンUP2を、それぞれ第1負極パッド孔K1-と第2負極パッド孔K2-に挿入して溶接することにより、第2接続部材C2に第1サブ回路基板11の負極パッドP1-と第2サブ回路基板12の負極パッドP2-を接続させることができる。
【0058】
上記の製造方法により、完全な光源モジュール2を製造することができる。3つ以上のサブ回路基板を同じ方法で互いに接合して、光源モジュール2の光源基板の長さを増加することができる。次に、電源モジュール、グローブ、ランプホルダの取り付けプロセスに進むことができる。
【0059】
上述の光源モジュールの製造方法は、大型の設備を必要とせず、簡単なステップで実際の必要に応じて異なる長さの光源基板(0.6メートル、1.2メートル、1.5メートル、1.8メートル、2.4メートル、など)を製造することができ、光源基板の製造コストを大幅に削減する。したがって、照明装置の製造コストを大幅に削減して市場の要求を満たすことができる。
【0060】
当然ながら、本実施形態は、例示説明に用いるのみであって本発明の範囲を制限するものではなく、本実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法に基づいて行う均等の修正又は変更は、依然として本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【0061】
図16及び図17は、本発明の更に別の実施形態の高信頼性光源モジュールの製造方法の第1説明図及び第2説明図である。図に示すように、前述の実施形態と異なる点は、本実施形態は、第1接続部材C1と第2接続部材C2の代わりにシリコーンワイヤが使用されている点である。また、第1サブ回路基板11は、パッドP1x(第1サブ回路基板11のパッド数が2を超える)を更に有し、第2サブ回路基板12は、パッドP2x(第1サブ回路基板11のパッド数が2を超える)を更に有する。パッドP1xは、パッド孔K1xを有し、パッドP2xは、パッド孔K2xを有する。
【0062】
図1図2のステップを完了した後、第1シリコーンワイヤWr1の一端を第1サブ回路基板11の第1正極パッド孔K1+に溶接し、第1シリコーンワイヤWr1の他端を第2サブ回路基板12の第2正極パッド孔K2+に溶接することができる。それから、2本のシリコーンワイヤWr2の一端を第1サブ回路基板11の第1負極パッド孔K1-に溶接し、第2シリコーンワイヤWr2の他端を第2サブ回路基板12の第2負極パッド孔K2-に溶接することができる。同様に、3本のシリコーンワイヤWr3の一端を第1サブ回路基板11のパッド孔K1xに溶接し、第3シリコーンワイヤWr1の他端を第2サブ回路基板12のパッド孔K2xに溶接することができる。
【0063】
第1サブ回路基板11と第2サブ回路基板12をプロファイルMF上に配置する。次に、第1サブ回路基板11と第2サブ回路基板12とを接合し、第1サブ回路基板11の正極パッドP1+及び負極パッドP1-を第2サブ回路基板12の正極パッドP2+及び負極パッドP2-と位置合わせする(第1サブ回路基板11と第2サブ回路基板12はリベット止め等の方法で固定できる)。第1サブ回路基板11の正極パッドP1+及び負極パッドP1-は、2つの光源LDの間に位置することができる(上記2つの光源LDは互いに隣接し、一方の光源LDは、第2サブ回路基板12に隣接する)。同様に、第2サブ回路基板12の正極パッドP2+と負極パッドP2-は、2つの光源LDの間に位置することができる(上記2つの光源LDは互いに隣接しており、一方の光源LDは、第1サブ回路基板11に隣接する)。このようにして、第1サブ回路基板11と第2サブ回路基板12とは、完全な光源基板を形成することができる。第1シリコーンワイヤWr1、第2シリコーンワイヤWr2及び第3シリコーンワイヤWr3をプロファイルMFと光源板との間に配置することで、プロファイルMFと光源基板との間の空間を有効利用することができる。
【0064】
上記の製造方法により、完全な光源モジュール2を製造することができる。同じ方法で3つ以上のサブ回路基板を互いに接合して、光源モジュール2の光源基板の長さを増加することができる。次に、電源モジュール、グローブ、ランプホルダの取り付けプロセスに進むことができる。
【0065】
第1サブ回路基板11のパッド数は、3つ以上であるため、第2サブ回路基板12のパッド数も3つ以上であってよい。したがって、第1接続部材C1と第2接続部材C2の構造を採用すると、ショート現象が発生し易くなる。
【0066】
これに対し、第1シリコーンワイヤWr1、第2シリコーンワイヤWr2、第3シリコーンワイヤWr3は弾性があり、曲げることができるため、プロファイルMFと光源基板の間に配置することができ、外部応力や熱膨張収縮による各種問題を防ぐことができる。上記の構造は、プロファイルMFと光源基板との間の空間を有効利用できるだけでなく、ショートの発生を防止することができる。また、上記構成により、コストを効果的に削減することもできる。
【0067】
まとめると、本発明の実施形態によれば、光源モジュールの製造方法は、回路基板を第1サブ回路基板と第2サブ回路基板に分割するステップと、第1サブ回路基板と第2サブ回路基板に複数の光源を取り付けるステップと、第1サブ回路基板と第2サブ回路基板をプロファイル上に配置するステップと、第1サブ回路基板と第2サブ回路基板とを互いに接合し、第1サブ回路基板の正極パッド及び負極パッドを第2サブ回路基板の正極パッド及び負極パッドと位置合わせするステップと、第1接続部材の一端を第1サブ回路基板の正極パッドに溶接するステップと、第1接続部材の他端を第2サブ回路基板の正極パッドに溶接するステップと、第2接続部材の一端を第1サブ回路基板の負極パッドに溶接するステップと、第2接続部材の他端を第2サブ回路基板の負極パッドに溶接するステップと、を含む。上述の光源モジュールの製造方法は、大型の設備を必要とせず、簡単なステップで実際の必要に応じて異なる長さの光源基板(例えば0.6メートル、1.2メートル、1.5メートル、1.8メートル、2.4メートルなど)を製造することができ、光源基板の製造コストを大幅に削減する。したがって、照明装置の製造コストを大幅に削減して市場の要求を満たすことができる。
【0068】
また、本発明の実施形態によれば、光源モジュールの第1接続部材は、複数の第1屈曲部の第1曲げ領域を有し、上記複数の第1屈曲部は、互いに積層される。光源モジュールの第2接続部材は、複数の第2屈曲部の第2曲げ領域を有し、複数の第2屈曲部は、互いに積層される。上記の構造設計により、第1曲げ領域と第2曲げ領域を緩衝構造として使用することができ、輸送中の外部応力や熱膨張収縮による第1接続部材と第2接続部材の破損を効果的に防止できる。したがって、光源モジュールの信頼性が大幅に向上し、照明装置の使用寿命を延ばすことができる。
【0069】
また、本発明の実施形態によれば、光源モジュールの第1接続部材は、第1突出部を有し、光源モジュールの第2接続部材は、第2突出部を有し、第1突出部の上端は、第2突出部の上端と対向する。上記の構造設計により、第1突出部と第2突出部を緩衝構造として使用でき、輸送中の外部応力や熱膨張収縮による第1接続部材と第2接続部材の破損を効果的に防止できる。したがって、光源モジュールの信頼性が大幅に向上し、照明装置の寿命を延ばすことができる。
【0070】
また、本発明の実施形態によれば、光源モジュールの回路基板は、第1溝と第2溝を有する。第1溝は、第1接続部材とプロファイルの第1側壁との間にあり、第2溝は、第2接続部材とプロファイルの第2側壁との間にある。上記の構造設計により、光源モジュールの複数のパッドとプロファイルとの間の沿面距離を効果的に増加させることができる。したがって、光源モジュールの品質を効果的に向上させて実際の応用の必要を満たすことができる。
【0071】
更に、本発明の実施形態によれば、光源モジュールの複数の光源は、上記複数のサブ回路基板上に均等に分布することができる。したがって、上記の構造設計を通じて、光源モジュールによって生成される光をより均一にすることができ、その結果、照明装置の全体的な性能を向上させることができる。したがって、照明装置は、ユーザにより良い使用感を提供することができる。
【0072】
本明細書では上記各実施形態につき説明を行っているが、本発明の特許請求の範囲を制限するものではないことに留意すべきである。従って、本発明の革新的理念に基づく、本明細書に記載の実施形態への変更及び修正、又は本発明の明細書及び図面の内容を用いて行われる均等の構造又は均等の過程の置換、直接的又は間接的に上記技術案をその他の関連する技術分野に適用することは、何れも本発明の特許請求の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0073】
1 回路基板
11 第1サブ回路基板
12 第2サブ回路基板
2 光源モジュール
LD 光源
MF プロファイル
P1+ 第1サブ回路基板の正極パッド
K1+ 第1正極パッド孔
P1- 第1サブ回路基板の負極パッド
K1- 第1負極パッド孔
P1x 第1サブ回路基板のパッド
K1x パッド孔
P2+ 第2サブ回路基板の正極パッド
K2+ 第2正極パッド孔
P2- 第2サブ回路基板の負極パッド
K2- 第1負極パッド孔
P2x 第2サブ回路基板のパッド
K2x パッド孔
C1 第1接続部材
UP1 第1接続ピン
C2 第2接続部材
UP2 第2接続ピン
B1 第1曲げ領域
B2 第2曲げ領域
BP1 第1屈曲部
BP2 第2屈曲部
T1 第1突出部
A1 第1突出部の上端
T2 第2突出部
A2 第2突出部の上端
Wr1 第1シリコーンワイヤ
Wr2 第2シリコーンワイヤ
Wr3 第3シリコーンワイヤ
W1 プロファイルの第1側壁
W2 プロファイルの第2側壁
G1 第1溝
G2 第2溝
S101 ステップ
S102 ステップ
S103 ステップ
S104 ステップ
S105 ステップ
S106 ステップ
S107 ステップ
S108 ステップ
S121 ステップ
S122 ステップ
S123 ステップ
S124 ステップ
S125 ステップ
S126 ステップ
S127 ステップ
S128 ステップ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17