(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-10-24
(45)【発行日】2025-11-04
(54)【発明の名称】情報処理方法、プログラム、及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/1053 20230101AFI20251027BHJP
【FI】
G06Q10/1053
(21)【出願番号】P 2024205218
(22)【出願日】2024-11-26
【審査請求日】2025-04-18
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514053169
【氏名又は名称】株式会社メルカリ
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】宮 偉
(72)【発明者】
【氏名】豊田 鈴
【審査官】深津 始
(56)【参考文献】
【文献】ギグワーク案件で良く見かける「待機要員」って何ですか?,[online],2024年10月08日,[取得日2025年6月4日],取得先<https://web.archive.org/web/20241008025324/https://www.e-nextlevel.jp/sukimabaito/2022/01/taikiyouin/>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 -G06Q 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置が、
正規求人情報に含まれる各設定情報のうち、少なくとも勤務日に関する条件を含む所定条件に基づいて各正規求人を各求人グループに分類すること、
分類される求人グループに含まれる各正規求人に基づき当該求人グループに割り当てる待機求人の募集内容を設定することであって、当該求人グループに含まれる各正規求人の募集人数に基づいて、前記待機求人の募集人数を設定することを含み、前記待機求人は、当該求人グループに含まれる各正規求人に欠員が生じた場合に備えて予め募集する求人である、設定すること、
を実行する情報処理方法。
【請求項2】
前記所定条件は、
前記各正規求人
の勤務地に関する条件を含む、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記所定条件は、
前記各正規求人の職種に関する条件を含む、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記設定することは、
前記求人グループに含まれる前記各正規求人のキャンセル率に基づいて、前記待機求人の募集人数を設定することを含む、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記キャンセル率は、
前記各正規求人の労働時間帯、労働日の曜日、及び、前記労働日の天気予報のうち少なくともいずれか1つに基づいて設定される、
請求項4に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記設定することは、
更新に関する所定タイミングが到来する度に、前記待機求人の募集人数を更新することを含む、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記設定することは、
前記求人グループに含まれる前記各正規求人の勤務開始時間及び/又は労働時間に基づいて、時間帯ごとに前記待機求人の募集人数を設定することを含む、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記情報処理装置が、
前記待機求人に関する待機求人情報であって、前記待機求人の募集人数を含む待機求人情報をユーザの情報処理装置に出力すること、を実行する、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項9】
前記出力することは、
前記求人グループに含まれる前記各正規求人に応募するユーザのマッチング率が所定閾値以上である場合に、前記待機求人情報をユーザの情報処理装置に出力することを含む、
請求項8に記載の情報処理方法。
【請求項10】
前記情報処理装置が、
前記求人グループに含まれる第1の正規求人にキャンセルが発生した場合に、前記待機求人に応募した1以上のユーザのうち前記第1の正規求人に派遣するユーザを選択すること、
を実行する、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項11】
前記選択することは、
前記1以上のユーザの過去の勤務経験、前記第1の正規求人の企業までの移動時間、及び、前記第1の正規求人にキャンセルが発生した時刻までの待機時間のうち少なくともいずれか1つに基づいて、前記第1の正規求人に派遣するユーザを選択することを含む、
請求項10に記載の情報処理方法。
【請求項12】
正規求人情報に含まれる各設定情報のうち、少なくとも勤務日に関する条件を含む所定条件に基づいて各正規求人を各求人グループに分類する分類部と、
分類される求人グループに含まれる各正規求人に基づき当該求人グループに割り当てる待機求人の募集内容を設定する設定部であって、当該求人グループに含まれる各正規求人の募集人数に基づいて、前記待機求人の募集人数を設定することを含み、前記待機求人は、当該求人グループに含まれる各正規求人に欠員が生じた場合に備えて予め募集する求人である、前記設定部と、
を有する情報処理装置。
【請求項13】
コンピュータに、
正規求人情報に含まれる各設定情報のうち、少なくとも勤務日に関する条件を含む所定条件に基づいて各正規求人を各求人グループに分類すること、
分類される求人グループに含まれる各正規求人に基づき当該求人グループに割り当てる待機求人の募集内容を設定することであって、当該求人グループに含まれる各正規求人の募集人数に基づいて、前記待機求人の募集人数を設定することを含み、前記待機求人は、当該求人グループに含まれる各正規求人に欠員が生じた場合に備えて予め募集する求人である、設定すること、
を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理方法、プログラム、及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、求人を支援するシステムがあり、例えば、求職者と求人者との間で円滑に情報を送受信し合うことができる求職求人マッチング方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、例えば、一時的な勤務の求人を提供する求人情報提供プラットフォームにおいて、ワーカーはスポット利用的な勤務であることが多く、キャンセルが容易に行えるため、欠員が出る可能性がある。欠員が出ると事業の運営に支障が出る可能性がある。そのため、事業者は、急遽欠員が生じた場合、その都度求人情報を設定しなければならない。
【0005】
そこで、本開示は、欠員が生じた場合に備える求人(例えば、「待機求人」とも称する。)の募集内容の設定を簡便に行うことが可能な情報処理方法、プログラム、及び情報処理装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る情報処理方法は、所定条件に基づいて各正規求人を各求人グループに分類すること、分類される求人グループに含まれる各正規求人の募集人数に基づいて、前記求人グループに割り当てる、当該各正規求人に対する待機求人の募集人数を設定すること、又は、前記各正規求人の勤務地に基づいて、前記求人グループに割り当てる前記待機求人のエリアを設定することを実行する。
【発明の効果】
【0007】
開示の技術によれば、待機求人の募集内容の設定を簡便に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施形態における情報処理システムの各構成例を示す図である。
【
図2】実施形態に係る情報処理装置の一例を示すブロック図である。
【
図3】実施形態に係るサーバの一例を示すブロック図である。
【
図4】実施形態に係るユーザ情報の一例を示す図である。
【
図5】実施形態に係る正規求人情報の一例を示す図である。
【
図6】実施形態に係る待機求人情報の一例を示す図である。
【
図7】実施形態に係るキャンセル率情報の一例を示す図である。
【
図8】実施形態に係るマッチング率情報の一例を示す図である。
【
図9】実施形態に係る待機求人に関する処理の一例を示すシーケンス図である。
【
図10】実施形態に係る求人一覧画面の一例を示す図である。
【
図11】実施形態に係る待機求人の詳細を示す画面の一例を示す図である。
【
図12】実施形態に係る欠員通知画面の一例を示す図である。
【
図13】実施形態に係るマッチングした正規求人の詳細を示す画面の一例を示す図である。
【
図14】実施形態に係る待機求人情報を生成する際の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【
図15】実施形態に係る欠員が生じた場合の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0010】
[実施形態]
まず、本実施形態で用いられる「待機求人」について説明する。待機求人とは、一般的な求人とは異なり、当日待機、又は待機要員等(以下、総称して「待機求人」とも称する。)と呼ばれる求人形式を含む。待機求人の仕事は、指定された場所で指定された時間だけ待機する仕事であり、ある職場において欠員が生じた場合に、その現場に行き、勤務を行う仕事でもある。本実施形態では、求人情報を提供するプラットフォーム(「求人情報提供プラットフォーム」ともいう。)は、事業者が正規の求人情報(「正規求人情報」)を設定するとき、正規求人情報に基づいて、待機の求人情報(「待機求人情報」)を生成する。待機求人を事前に募集することで、正規求人のワーカー(「正規ワーカー」ともいう。)の欠員時に、すぐに待機求人のワーカー(「待機ワーカー」ともいう。)から欠員を埋めることができる。
【0011】
また、待機求人は必ず発生するものではないことから、1つの正規求人に対し1つの待機求人を募集することは効率的ではない可能性が高い。そこで、求人情報提供プラットフォームは、待機求人の求人情報を生成する際、複数の正規求人に対して1つの待機求人を生成するとともに、待機求人の募集内容(例えば募集する人数や募集するエリア)を、複数の正規求人情報等に基づいて設定する。これにより、待機求人情報を生成する際、待機求人の募集内容の設定を簡便に行うことができる。
【0012】
また、待機求人は、正規求人に欠員が生じた場合に備えて予め募集しておくものであるが、人員を待機させることから、仮に欠員が出なかった場合であっても、待機時間に合わせて報酬を支払うことになる。つまり、待機求人を多く募集し過ぎるとコストが増大するが、待機求人が少なすぎると欠員を補充することができなくなる。そのため、コストバランスを考慮しながら、待機求人の募集内容を適切に設定することが必要である。本実施形態では、待機求人の募集人数や募集エリアを自動的又は最終的な確認作業等を含む半自動に設定することで、待機求人の募集内容の設定を容易に行うことが可能になる。
【0013】
以下、ワーカーを「ワーカー側のユーザ」と表記し、事業者を「事業者側のユーザ」と表記する場合がある。また、本実施形態では、求人情報提供プラットフォーム上で提供される求人情報の閲覧、応募等が可能なサービス(以下、「求人サービス」ともいう。)を提供する。また、正規求人と待機求人とを区別しない場合は「求人」とも表記し、同様に、正規求人情報と待機求人情報とを区別しない場合は「求人情報」とも表記する場合がある。
【0014】
<システム構成例>
図1は、実施形態における情報処理システム1の各構成例を示す図である。
図1に示す例では、各ユーザが利用する各情報処理装置10A、10B、10C、求人情報提供プラットフォームを管理する情報処理装置又はサーバ20、例えばユーザ情報、正規求人情報、待機求人情報、キャンセル率情報及びマッチング率情報等を管理するデータベース30がネットワークNを介して接続される。なお、情報処理装置10A、10B、10Cについては、任意の数がネットワークNに接続され、個々に区別しない場合は、情報処理装置10とも表記する。
【0015】
情報処理装置10は、例えば、スマートフォン、コンピュータ、タブレット端末などである。情報処理装置10は、実施形態において開示する求人サービスを実行するアプリケーション(以下、「求人アプリ」ともいう。)をインストールすることで、求人サービスをユーザに提供することが可能になる。また、求人サービスがウェブページ上で実装される場合、情報処理装置10は、ウェブブラウザを用いて求人サービスを利用することも可能である。
【0016】
情報処理装置20は、例えばサーバであり、1又は複数の装置により構成されてもよい。また、情報処理装置20は、求人情報提供プラットフォームを管理し、求人情報を提供したり、ユーザの登録を行ったり、求人の閲覧、応募等を処理したり、正規求人情報から待機求人情報を生成したり、待機求人の募集内容を設定したりする。以下、情報処理装置20は、サーバ20とも表記する。
【0017】
データベース30は、求人サービスに登録した各ワーカーのユーザ情報、各事業者の正規求人情報、各事業者のうちの所定事業者の待機求人情報、キャンセル率情報、マッチング率情報等を記憶又は管理する記憶部を有する。
【0018】
<ユーザ側装置の構成の一例>
図2は、実施形態に係る情報処理装置10の一例を示すブロック図である。情報処理装置10は、1つ又は複数の処理装置(CPU)110、1つ又は複数のネットワーク又は他の通信インタフェース120、メモリ130、ユーザインタフェース150、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ又は複数の通信バス170を含む。
【0019】
ユーザインタフェース150は、例えば、ディスプレイ151及び入力装置(キーボード及び/又はマウス又は他の何らかのポインティングデバイス等)152を備えるユーザインタフェースである。また、ユーザインタフェース150は、タッチパネルでもよい。
【0020】
メモリ130は、例えば、DRAM、SRAM、DDR RAM又は他のランダムアクセス固体記憶装置などの高速ランダムアクセスメモリであり、また、1つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体記憶装置などの不揮発性メモリでもよい。また、メモリ130は、コンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体でもよい。
【0021】
また、メモリ130の他の例として、CPU110から遠隔に設置される1つ又は複数の記憶装置でもよい。ある実施形態において、メモリ130は次の求人アプリに関するプログラム、モジュール及びデータ構造、又はそれらのサブセットを格納する。
【0022】
オペレーティングシステム131は、例えば、様々な基本的なシステムサービスを処理するとともにハードウェアを用いてタスクを実行するためのプロシージャを含む。
【0023】
ネットワーク通信モジュール132は、例えば、情報処理装置10を他のコンピュータに、1つ又は複数のネットワーク通信インタフェース120及び、インターネット、他の広域ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、メトロポリタンエリアネットワークなどの1つ又は複数の通信ネットワークを介して接続するために使用される。
【0024】
アプリデータ133は、ユーザが求人サービスを利用する際に処理されるデータを含む。例えば、アプリデータ133は、ユーザ情報や、サーバ20から取得された情報を含む。具体的には、求人に関する求人情報がアプリデータ133に含まれる。
【0025】
サービス処理モジュール134は、サーバ20が提供する求人情報提供プラットフォームにおける各処理を実行する。例えば、サービス処理モジュール134は、後述する取得モジュール135、出力モジュール136、処理モジュール137を有する。また、サービス処理モジュール134は、求人情報提供プラットフォームにログインしたユーザが、事業者なのか、ワーカーなのかで処理内容を変更してもよい。また、サービス処理モジュール134は、上述の求人アプリ又はウェブブラウザに相当する。
【0026】
例えば、情報処理装置10Aは、事業者側のユーザが利用する装置であり、情報処理装置10Bは、ワーカー側のユーザが利用する装置である。以下では、事業者側の情報処理装置10Aの符号にはAを付し、ワーカー側の情報処理装置10Bの符号にはBを付す。以下では、求人アプリについて、ログインユーザに応じて処理を分ける例について説明するが、事業者用のアプリケーションと、ワーカー用のアプリケーションとを分けて実装してもよい。なお、情報処理装置10Cもワーカーが利用する装置であるとするが、情報処理装置10Bと同様であるため説明を省略する。
【0027】
≪事業者側≫
まず、事業者側の情報処理装置10Aにおける各処理について説明する。取得モジュール135Aは、ディスプレイ151Aに表示される表示画面内のボタン(UI部品の一例)に対するユーザ操作を取得する。例えば、取得モジュール135Aは、ウェブページ、又はアプリケーション画面内の求人募集の設定ボタンに対するクリック操作に対応するコマンドを、ユーザインタフェース150Aを介して取得する。設定ボタンは、事業者が、求人を募集する際に、募集条件等を設定するためのボタンである。
【0028】
また、取得モジュール135Aは、ウェブページ、又はアプリケーション画面内の求人設定ボタンに対するクリック操作に対応するコマンドを、ユーザインタフェース150Aを介して取得してもよい。求人設定ボタンは、事業者が、求人情報を設定して公開したい場合に使用されるボタンである。
【0029】
求人情報は、求人サービスに登録したワーカー側のユーザに一般的に公開される一般公開の正規求人情報を含む。
【0030】
出力モジュール136Aは、事業者側のユーザにより設定された正規求人情報、及び正規求人の設定リクエストをサーバ20に出力する。
【0031】
処理モジュール137Aは、上述した正規求人情報の設定、求人情報に応募してきたワーカー(「応募ワーカー」とも称する。)の確認及び/又は承認などの処理を行う。例えば、処理モジュール137Aは、事業者による操作を受け付け、サーバ20と連携し、正規求人情報に含まれる個別の条件情報の設定処理、応募ワーカーの確認及び/又は承認処理等を行う。
【0032】
表示制御モジュール138Aは、求人アプリやウェブページの一画面を表示制御する。例えば、表示制御モジュール138Aは、求人設定画面、応募ワーカーの確認画面等をディスプレイ151Aに表示するよう制御する。
【0033】
≪ワーカー側≫
次に、ワーカー側の情報処理装置10Bにおける各処理について説明する。オペレーティングシステム131Bは、ワーカーの操作に基づいて所定のウェブサイト等にアクセスすることで、求人アプリのプログラムをダウンロードし、インストールする。これにより、サービス処理モジュール134Bが実行可能になる。
【0034】
また、サービス処理モジュール134Bは、上述のように求人アプリでもよいが、ウェブブラウザでもよい。サービス処理モジュール134Bは、求人情報提供プラットフォームを提供するURLにアクセスしたり、求人アプリを介して、サーバ20から求人サービスに関する画面情報を取得したり、サーバ20に情報を送信したりする。
【0035】
取得モジュール135Bは、ディスプレイ151Bに表示される表示画面内の各ボタンに対するユーザ操作を取得する。例えば、取得モジュール135Bは、ユーザ登録画面において、ワーカーのユーザ操作により設定される登録情報を取得する。
【0036】
ユーザ操作に基づく新規ユーザの登録情報が設定されると、出力モジュール136Bは、登録情報と新規登録リクエストとをサーバ20に送信する。登録情報は、例えば、ワーカーにより入力されたユーザの氏名、住所、電話番号等を含む。サーバ20は、新規登録リクエストを受信すると、登録情報に基づき新規ユーザの登録処理を行う。
【0037】
また、ワーカーが求人情報の閲覧を希望する操作を行った場合、出力モジュール136Bは、閲覧リクエストをサーバ20に出力する。また、ワーカーが求人情報の閲覧画面から求人に応募する操作を行った場合、出力モジュール136Bは、応募リクエストをサーバ20に出力する。
【0038】
処理モジュール137Bは、求人サービスに関する処理を行う。例えば、ワーカー側では、お気に入り求人の通知機能や、事業者とのメッセージ機能などの各機能を有する。
【0039】
表示制御モジュール138Bは、求人アプリやウェブページの画面を表示制御する。例えば、表示制御モジュール138Bは、ユーザ登録画面、求人情報閲覧画面、求人応募画面等をディスプレイ151Bに表示するよう制御する。
【0040】
なお、1つ又は複数の処理装置(CPU)110は、メモリ130から、必要に応じて各モジュールを読み出して実行する。例えば、1つ又は複数の処理装置(CPU)110は、メモリ130に格納されているネットワーク通信モジュール132を実行することで、通信部を構成してもよい。また、1つ又は複数の処理装置(CPU)110は、メモリ130に格納されているサービス処理モジュール134、取得モジュール135、出力モジュール136、処理モジュール137、及び表示制御モジュール138をそれぞれ実行することで、サービス処理部、取得部、出力部、処理部、表示制御部を構成してもよい。また、サービス処理モジュール134、取得モジュール135、出力モジュール136、処理モジュール137、及び表示制御モジュール138のそれぞれの処理を1つ又は複数の処理装置(CPU)110で実行してもよい。
【0041】
他の実施形態において、サービス処理モジュール134、取得モジュール135、出力モジュール136、処理モジュール137、及び表示制御モジュール138は、情報処理装置10のメモリ130に格納されるスタンドアロンアプリケーションであってもよい。スタンドアロンアプリケーションとしては、限定はされないが、取得アプリケーション、出力アプリケーション、処理アプリケーション、及び表示制御アプリケーションが挙げられる。さらに他の実施形態において、サービス処理モジュール134、取得モジュール135、出力モジュール136、処理モジュール137、及び表示制御モジュール138は別のアプリケーションへのアドオン又はプラグインであってもよい。
【0042】
上記に示した要素の各々は、先述の記憶装置の1つ又は複数に格納され得る。上記に示したモジュールの各々は、上述される機能を実行するための命令のセットに対応する。上記に示したモジュール又はプログラム(すなわち、命令のセット)は別個のソフトウェアプログラム、プロシージャ又はモジュールとして実装される必要はないとともに、従ってこれらのモジュールの様々なサブセットは様々な実施形態で組み合わされるか、或いは再構成されてもよい。ある実施形態において、メモリ130は上記に示されるモジュール及びデータ構造のサブセットを格納し得る。さらには、メモリ130は上述されない追加的なモジュール及びデータ構造を格納し得る。
【0043】
なお、上述したとおり、事業者側のアプリケーションと、ワーカー側のアプリケーションとは、それぞれ別のアプリケーションとして実装されてもよい。この場合、ワーカーは、ワーカー用の求人アプリのプログラムを所定のウェブサイト等から自身の情報処理装置10Bにダウンロードしてインストールし、事業者は、事業者用の求人アプリのプログラムを所定のウェブサイト等から自身の情報処理装置10Aにダウンロードしてインストールすることにより、それぞれ上述の求人アプリが利用可能になる。
【0044】
<サーバ側装置の構成の一例>
図3は、実施形態に係るサーバ20の一例を示すブロック図である。サーバ20は、1つ又は複数の処理装置(CPU)210、1つ又は複数のネットワーク又は他の通信インタフェース220、メモリ230、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ又は複数の通信バス270を含む。
【0045】
サーバ20は、場合によりユーザインタフェース250を含んでもよく、これとしては、ディスプレイ装置(図示せず)、及びキーボード及び/又はマウス(又は他の何らかのポインティングデバイス等の入力装置。図示せず)を挙げることができる。
【0046】
メモリ230は、例えば、DRAM、SRAM、DDR RAM又は他のランダムアクセス固体記憶装置などの高速ランダムアクセスメモリであり、また、1つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体記憶装置などの不揮発性メモリでもよい。また、メモリ230は、コンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体でもよい。
【0047】
また、メモリ230の他の例は、CPU210から遠隔に設置される1つ又は複数の記憶装置を挙げることができる。ある実施形態において、メモリ230は次のプログラム、モジュール及びデータ構造、又はそれらのサブセットを格納する。
【0048】
オペレーティングシステム231は、例えば、様々な基本的なシステムサービスを処理するとともにハードウェアを用いてタスクを実行するためのプロシージャを含む。
【0049】
ネットワーク通信モジュール232は、例えば、サーバ20を他のコンピュータに、1つ又は複数のネットワーク通信インタフェース220及びインターネット、他の広域ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、メトロポリタンエリアネットワークなどの1つ又は複数の通信ネットワークを介して接続するために使用される。
【0050】
ユーザ情報233は、求人情報提供プラットフォームを利用するユーザの情報を含む。例えば、ユーザ情報233は、各ユーザIDに関連付けて、ユーザ情報、応募済みの求人情報等を含む。ユーザ情報233については、
図4を用いて後述する。
【0051】
正規求人情報234は、求人情報提供プラットフォーム又は求人サービスに登録された1又は複数の正規求人情報を含む。例えば、正規求人情報234は、正規求人ID、求人日、勤務時間、職種、仕事の内容、募集人数、事業者、勤務場所、時給、キャンセル率などの情報を含む。正規求人情報234については、
図5を用いて後述する。
【0052】
待機求人情報235は、正規求人情報に基づいて生成される待機求人情報を含む。例えば、待機求人情報235は、待機求人ID、正規求人ID、待機募集人数、職種、勤務場所、勤務場所ID、待機日時、待機時給等を含む。待機求人情報235については、
図6を用いて後述する。
【0053】
キャンセル率情報236は、職種ごとのキャンセル率に関する情報を含む。キャンセル率情報236には、過去の統計データ等に基づいて決定された値が登録されていてもよい。例えば、キャンセル率情報236は、時間帯ごとのキャンセル率、職種ごとのキャンセル率等を含む。キャンセル率情報236については、
図7を用いて後述する。
【0054】
マッチング率情報237は、勤務場所ごとの正規求人のマッチング率に関する情報を含む。例えば、マッチング率情報237は、勤務場所IDごとの正規求人のマッチング率等を含む。マッチングとは、求人とワーカーが対応づけられる(応募が成立する)ことを言う。具体的には、ワーカーが正規求人に応募し、正規求人の事業者が応募を受け入れることでマッチングすることとしてもよい。マッチング率情報237については、
図8を用いて後述する。
【0055】
サービス制御モジュール238は、求人情報提供プラットフォームにおける求人及び特典に関する処理を管理する。例えば、サービス制御モジュール238は、求人に関する処理として、分類モジュール239、設定モジュール240、出力モジュール241、選択モジュール242を有する。
【0056】
分類モジュール239は、所定条件に基づいて各正規求人を各求人グループに分類する。具体的には、分類モジュール239は、正規求人情報234に含まれる複数の正規求人の中から所定条件に合致する正規求人を抽出し、抽出された1以上の正規求人を1つのグループに分類することを繰り返す。
【0057】
設定モジュール240は、求人グループに含まれる各正規求人の募集人数に基づいて、求人グループに割り当てる、当該各正規求人に対する待機求人の募集人数を設定する。具体的には、設定モジュール240は、分類モジュール239により分類された求人グループに含まれる1以上の正規求人の募集人数の合計人数に基づいて、待機求人の募集人数を設定する。例えば、正規求人の募集人数の合計人数が10人であり、正規求人に応募したワーカーにキャンセルが発生する確率(以下、「キャンセル率」ともいう。)が10%である場合、待機求人の募集人数を1人と設定することが考えられる。又は、設定モジュール240は、各正規求人の勤務地に基づいて、求人グループに割り当てる待機求人のエリアを設定する。ここで、「勤務地」は、例えば東京都渋谷区ABC店というように、正規求人に応募した場合に勤務する場所を示す。また、「エリア」は、正規求人の勤務地が存在する範囲を示す。つまり、待機求人のエリアは、正規求人に欠員が生じた場合にそのエリア内のどこかで勤務することになることを示す。例えば、待機求人のエリアが「北海道札幌市」であった場合、その待機求人は、北海道札幌市内の正規求人に生じた欠員を埋めるための待機求人であることを意味する。例えば、設定モジュール240は、分類モジュール239により分類された求人グループに含まれる1以上の正規求人の勤務地が全て含まれるエリアになるように、待機求人のエリアを設定してもよい。もし、求人グループに含まれる正規求人Aの勤務地が東京都渋谷区であり、求人グループに含まれる正規求人Bの勤務地が東京都港区である場合、設定モジュール240は、待機求人のエリアを、東京都渋谷区及び港区に設定するようにしてもよい。
【0058】
以上の処理により、待機求人の募集内容の設定を簡便に行うことが可能になる。例えば、事業者側では、正規求人を設定する際に、待機求人の募集内容を設定する必要がない。また、事業者が設定した正規求人情報に基づくため、待機求人の募集内容が適切に設定される。
【0059】
また、所定条件は、各正規求人の勤務地に関する条件を含んでもよい。すなわち、分類モジュール239は、各正規求人の勤務地に関する条件に基づいて、各正規求人を各求人グループに分類してもよい。例えば、分類モジュール239は、正規求人情報234に含まれる複数の正規求人を、勤務地がA区である求人グループ、勤務地がB区である求人グループというように、市区町村単位で各求人グループにグループ化することが考えられる。また、分類モジュール239は、ワーカー側のユーザの位置の位置情報に基づいて当該ユーザの位置情報から所定範囲内に勤務地がある1又は正規求人を1つのグループとしてもよい。すなわち、ワーカー側のユーザ専用の待機求人を動的に設定するために、当該ユーザの位置情報に基づいて求人グループを作成してもよい。
【0060】
以上の処理により、正規求人の勤務地に応じて各求人グループに分類することで、待機求人の勤務地をまとめることが可能になり、待機求人の募集内容をより適切に設定することが可能になる。
【0061】
また、所定条件は、各正規求人の職種に関する条件を含んでもよい。すなわち、分類モジュール239は、各正規求人の職種に関する条件に基づいて、各正規求人を各求人グループに分類してもよい。例えば、分類モジュール239は、正規求人情報234に含まれる複数の正規求人を、職種がAである求人グループ、職種がBである求人グループというように、職種単位で各求人グループにグループ化することが考えられる。
【0062】
以上の処理により、正規求人の職種に応じて各求人グループに分類することで、待機求人の職種内容をまとめることが可能になり、その結果、待機求人の募集内容をより適切に設定することが可能になる。
【0063】
また、設定モジュール240は、求人グループに含まれる各正規求人のキャンセル率に基づいて、待機求人の募集人数を設定することを含んでもよい。キャンセル率は過去の統計データに基づいて算出されてもよい。例えば店舗Aにおいて1ヵ月に募集した25人の正規求人に対し、20人の応募があったが、勤務開始時間までに2人がキャンセルしたとする。この場合、キャンセル率は、2/20=10%になる。例えば、設定モジュール240は、求人グループAに含まれる各正規求人の平均キャンセル率A%よりも、求人グループBに含まれる各正規求人の平均キャンセル率B(A>B)%が低い場合、グループBよりもグループAの待機求人の募集人数を多くするようにしてもよい。
【0064】
以上の処理により、正規求人のキャンセル率に応じて待機求人の募集人数を設定することで、待機求人の募集人数を客観的なデータに基づき適正化することが可能になり、その結果、待機求人の募集内容をより適切に設定することが可能になる。
【0065】
また、キャンセル率は、各正規求人の労働時間帯、労働日の曜日、及び、労働日の天気予報のうち少なくともいずれか1つに基づいて設定されてもよい。例えば、キャンセル率は、労働時間帯ごとに区分されて定められてもよいし、曜日ごとに区分されてもよいし、天気ごとに区分されてもよい。また、労働時間ごと及び曜日ごとに区分されてもよいし、労働時間ごと及び天気ごとに区分されてもよいし、曜日ごと及び天気ごとに区分されてもよいし、労働時間ごと、曜日ごと及び天気ごとに区分されてもよい。
【0066】
例えば雨の日は、晴れの日よりもキャンセル率が高くなったり、深夜勤務は昼間の勤務よりもキャンセル率が高くなったりすることが想定される。以上の処理により、正規求人のキャンセル率をより正確に反映することで、より正確なキャンセル率に基づく待機求人の募集人数を設定することが可能になり、その結果、待機求人の募集内容をより適切に設定することが可能になる。
【0067】
また、設定モジュール240は、更新に関する所定タイミングが到来する度に、待機求人の募集人数を更新するようにしてもよい。例えば、更新に関する所定タイミングは、1日ごとや1週間ごとに設定されていてもよいがこれらに限られない。
【0068】
正規求人の数や募集人数等は常に変化することから、当該変化に伴い、適切な待機求人の募集人数も変化することが考えられる。以上の処理により、待機求人の募集内容を所定のタイミングで更新することで、新しい求人情報に基づく待機求人を設定することが可能になり、その結果、待機求人の募集内容をより適切に設定することが可能になる。
【0069】
また、設定モジュール240は、求人グループに含まれる各正規求人の勤務開始時間及び/又は労働時間に基づいて、時間帯ごとに待機求人の募集人数を設定するようにしてもよい。時間帯は、例えば、早朝(例えば午前3時から7時)、午前中(例えば7時から12時)、午後(例えば12時から午後8時)、深夜(例えば午後8時から午前3時)等のように複数に区分されてもよい。求人グループに含まれる各正規求人の勤務開始時間及び/又は労働時間は、正規求人ごとに異なることが想定される。そのため、設定モジュール240は、同一の求人グループであっても、早朝はA人、午前中はB人というように、時間帯ごとに待機求人の募集人数を設定するようにしてもよい。
【0070】
以上の処理により、待機求人の募集内容を時間帯ごとに分けて設定することで、待機求人における待機時間の削減を図ることが可能になり、その結果、待機求人の募集内容をより適切に設定することが可能になる。
【0071】
図3の出力モジュール241は、待機求人に関する待機求人情報であって、待機求人の募集人数又は待機求人のエリアを含む待機求人情報をユーザ端末に出力する。例えば、出力モジュール241は、ワーカーが求人情報の閲覧を希望する操作を行った場合、待機求人情報をワーカーの情報処理装置10Bに出力する。なお、情報処理装置10Bに出力される求人情報には、正規求人情報に加え、待機求人情報が含まれてもよい。
【0072】
以上の処理により、ワーカーは、待機求人情報を参照することが可能になる。また、ワーカーに対し、正規求人情報とともに待機求人情報を参照することを可能にしてもよい。
【0073】
出力モジュール241は、求人グループに含まれる各正規求人に応募するワーカーのマッチング率が所定閾値以上である場合に、待機求人情報をユーザ端末に出力するようにしてもよい。ここで、マッチング率とは、正規求人の募集人数に対し応募があった割合を示す。例えば、店舗Aにおいて1ヵ月に募集した25人の正規求人に対し、20人の応募があった場合、マッチング率は、20/25=80%になる。
【0074】
基本的に、待機求人は、正規求人に欠員が生じた場合の補助的な求人である。よって、正規求人に対してマッチング率が低い場合は、待機求人で募集するよりも、正規求人で募集を継続し、正規のワーカーを募集することが優先された方がよいとも考えられる。したがって、以上の処理により、待機求人よりも正規求人を優先して募集することができる。
【0075】
選択モジュール242は、求人グループに含まれる第1の正規求人にキャンセルが発生した場合に、待機求人に応募した1以上のワーカーのうち第1の正規求人に派遣するワーカーを選択する。例えば、選択モジュール242は、待機求人に応募したワーカーが複数いる場合、任意の1人のワーカーを選択するようにしてもよい。
【0076】
以上の処理により、正規求人に欠員が生じた場合、待機求人に応募し、待機中のワーカーを迅速に割り当てることが可能になる。
【0077】
選択モジュール242は、1以上のワーカーの過去の勤務経験、キャンセルが発生した第1の正規求人の企業までの移動時間、及び、当該第1の正規求人にキャンセルが発生した時刻までの待機時間のうち少なくともいずれか1つに基づいて、当該第1の正規求人に派遣するワーカーを選択してもよい。待機求人に応募したワーカーが複数いる場合、例えば勤務地に近い場所にいるワーカーの方が、すぐに勤務を開始できる可能性が高い。又は、過去の同一又は類似の勤務地で勤務した経験を有するワーカーの方が、勤務をスムーズに開始できる可能性が高い。又は、待機時間が長いワーカーを、待機時間が短いワーカーよりも優先して選択することも考えられる。
【0078】
以上の処理により、正規求人に欠員が生じた場合、待機求人に応募し、待機中のワーカーのうち、より適切なワーカーを割り当てることが可能になる。
【0079】
上記に示した要素の各々は先述される記憶装置の1つ又は複数に格納され得る。上記に示したモジュールの各々は、上述される機能を実行するための命令のセットに対応する。上記に示したモジュール又はプログラム(すなわち、命令のセット)は別個のソフトウェアプログラム、プロシージャ又はモジュールとして実装される必要はないとともに、従ってこれらのモジュールの様々なサブセットが様々な実施形態で組み合わされるか、或いは再構成され得る。ある実施形態において、メモリ230は上記に示されるモジュール及びデータ構造のサブセットを格納し得る。さらには、メモリ230は上述されない追加的なモジュール及びデータ構造を格納し得る。
【0080】
なお、1つ又は複数の処理装置(CPU)210は、メモリ230から、必要に応じて各モジュールを読み出して実行する。例えば、1つ又は複数の処理装置(CPU)210は、メモリ230に格納されているネットワーク通信モジュール232を実行することで、通信部を構成してもよい。また、1つ又は複数の処理装置(CPU)210は、メモリ230に格納されているサービス制御モジュール238、分類モジュール239、設定モジュール240、出力モジュール241、選択モジュール242をそれぞれ実行することで、サービス制御部、分類部、設定部、出力部及び選択部を構成してもよい。また、サービス制御モジュール238、分類モジュール239、設定モジュール240、出力モジュール241及び選択モジュール242のそれぞれの処理を1つ又は複数の処理装置(CPU)210で実行しても良い。
【0081】
図3は「サーバ」を示すが、
図3は、本明細書に記載される実施形態の構造的な概略としてよりも、サーバのセットに存在し得る様々な特徴についての説明が意図されている。実際には、当業者により認識されるとおり、別個に示される項目が組み合わされ得るであろうとともに、ある項目が別個に構成され得るであろう。例えば、
図3において別個に示される項目は単一サーバ上に実装され得るであろうとともに、単一の項目が1台又は複数のサーバにより実装され得るであろう。
【0082】
データベース30は、
図3に示す構成と同様の構成を有してもよい。なお、
図3に示すユーザ情報233、正規求人情報234、待機求人情報235、キャンセル率情報236及びマッチング率情報237の少なくとも1つが、データベース30の記憶部に記憶されてもよい。
【0083】
<データ構造の一例>
図4は、実施形態に係るユーザ情報233の一例を示す図である。ユーザ情報233には、求人サービスを利用するユーザにより作成された各会員ユーザに関する情報が管理される。「ユーザID」には、サーバ20がユーザを一意に識別するためのユーザ識別情報(ユーザID:Identifier)が含められる。ユーザIDには、「ユーザ情報」が関連付けられる。「応募求人」には、ユーザが過去に応募した求人の求人ID(正規求人ID又は待機求人ID)が含められる。
【0084】
「ユーザ情報」には、ユーザ(例、ワーカー)のパーソナルな情報である「氏名」、「住所」、「電話番号」、「メールアドレス」などが含められる。なお、ユーザIDは、ユーザ情報の一つに含められてもよい。また、ユーザ情報には、メールアドレス、パスワードなどが含められてもよい。
【0085】
図5は、実施形態に係る正規求人情報の一例を示す図である。「正規求人ID」には、正規求人情報の識別情報が含められる。正規求人情報は、正規求人IDに関連付けて、「勤務日」、「勤務時間」、「職種」、仕事内容」、「募集人数」、「事業者」、「勤務地」、「時給」、「キャンセル率」などの各情報が含められる。なお、
図5に示す例では、「時給」が用いられるが、時給×勤務時間の「給与」が用いられてもよい。
【0086】
「勤務日」には、事業者にとってワーカーが必要となる日(期間指定でもよい)が含められる。「勤務時間」には、勤務日におけるワーカーの勤務開始時刻と勤務終了時刻とが含められる。「職種:仕事内容」には、職種と仕事の内容が含められる。職種の一例として、配達、接客、倉庫(仕分け作業)、調理などが挙げられる。「募集人数」には、正規求人の募集人数が含められる。「事業者」には、求人情報を設定し、求人を求める事業者名が含められる。「勤務地」には、ワーカーが勤務する店舗名、場所、地名、施設名等の少なくとも1つが含められる。「勤務地ID」は、勤務地を一意に識別するIDが含められる。なお、同一の勤務地(店舗や倉庫など)には同一の勤務地IDが割り当てられる。「時給」には、その求人の時給が含められる。「キャンセル率」は、正規求人のキャンセル率が含められる。なお、キャンセル率は、過去の統計データから自動的に算出してもよいし、事業者が正規求人を登録する際に設定してもよい。
【0087】
図6は、実施形態に係る待機求人情報の一例を示す図である。「待機求人ID」には、待機求人情報の識別情報が含められる。「正規求人ID」には、待機求人情報に関連づけられる正規求人情報の識別情報が含められる。待機求人情報は、待機求人IDに関連付けて、「待機募集人数」、「職種」、「エリア」、「待機日時」、「待機時給」などの各情報が含められる。なお、
図6に示す例では、「待機時給」が用いられるが、待機時給×待機時間の「待機給与」が用いられてもよい。
【0088】
「正規求人ID」には、待機求人に関連づけられる正規求人、すなわち、分類モジュール239で同一の求人グループに分類された正規求人が含められる。「待機募集人数」には、設定モジュール240で設定された、待機するワーカーの人数が含められる。「エリア」は、待機求人のエリアが含められる。「待機日時」は、待機ワーカーが待機する待機開始日及び時刻と待機終了日及び時刻とが含められる。待機開始時刻は、待機求人に関連づけられる1以上の正規求人の勤務開始時刻に応じて設定されてもよく、例えば、各正規求人の勤務開始時刻のうち最も早い時刻よりも所定時間前(例えば1時間前など)の時刻が設定されてもよい。待機終了時刻は、待機求人に関連づけられる1以上の正規求人の勤務開始時刻に応じて設定されてもよく、待機求人に関連づけられる1以上の正規求人の勤務開始時刻のうち最も遅い時刻から所定時間後(例えば1時間後など)に設定されてもよい。「待機時給」には、待機ワーカーの時給が含められる。「待機時給」は、例えば、正規求人の時給と同じ、又は、正規求人の時給にオフセット値を減算又は加算して算出されてもよい。
【0089】
図7は、実施形態に係るキャンセル率情報の一例を示す図である。「時間帯」には、キャンセル率に対応する時間帯が含められる。例えば時間帯は、0~6時、6時~12時、12時~18及び18~24時の4つに区分されていてもよい。また、これに限られず、早朝(例えば午前3時から7時)、午前中(例えば7時から12時)、午後(例えば12時から午後8時)、深夜(例えば午後8時から午前3時)のように区分されていてもよい。また、これらに限定されず、時間帯は、異なる時間長で区切られていてもよい。「職種」は、例えば、調理、倉庫作業、配達、接客等に区分されていてもよい。キャンセル率は、例えば、過去の統計データ等に基づいて決定されてもよい。
【0090】
図8は、実施形態に係るマッチング率情報の一例を示す図である。「勤務地ID」には、勤務地を一意に識別するIDが含められる。なお、勤務地IDは、
図5で説明した勤務地IDと同一である。「正規求人マッチング率」は、勤務地IDに対応する勤務地でのマッチング率が含められる。マッチング率は、例えば、当該勤務地における過去の統計データ(例えば何人の募集に対し何人の応募があったのかを示すデータ等)に基づいて算出されてもよい。
【0091】
<動作説明>
次に、実施形態に係る情報処理システム1の動作について説明する。
図9は、実施形態に係る待機求人に関する処理の一例を示すシーケンス図である。
図9に示す例では、情報処理装置10Aは、事業者が利用する装置であり、情報処理装置10B及び情報処理装置10Cは、待機ワーカーが利用する装置であるとする。
【0092】
ステップS10において、事業者の情報処理装置10Aは、求人の募集画面に対する事業者の操作に応じて、正規求人情報についての各設定情報をサーバ20に送信する。正規求人情報の各設定情報は、勤務日、勤務時間、勤務地、募集人数、時給などを含む(例えば
図5参照)。このとき、サーバ20は、設定される職種、勤務時間等に基づき、過去同様の求人情報のキャンセル率に基づいて、想定されるキャンセル率を設定するようにしてもよい。
【0093】
ステップS11において、サーバ20の設定モジュール240は、情報処理装置10Aから正規求人情報についての各設定情報を取得し、これらの各設定情報に基づいて正規求人情報234を設定する。
【0094】
ステップS12において、サーバ20の分類モジュール239及び設定モジュール240は、正規求人情報234に基づいて、待機求人情報235を生成する。ステップS12の処理手順の詳細については
図14を用いて後述する。
【0095】
ステップS13において、サーバ20の出力モジュール241は、情報処理装置10B又は情報処理装置10Cからの求人情報の閲覧要求に基づいて、情報処理装置10B及び情報処理装置10Cに公開する正規求人及び待機求人を、正規求人情報234及び待機求人情報235から取得する。
【0096】
なお、サーバ20の出力モジュール241は、待機求人を生成後すぐに公開するのではなく、正規求人の応募状況に基づいて公開タイミングを変更するようにしてもよい。例えば、出力モジュール241は、待機求人に対応づけられる各正規求人のマッチング率(応募率)が所定率以上になったことを条件として、待機求人を公開するようにしてもよい。例えば、所定率が90%に設定されている場合、出力モジュール241は、待機求人に対応づけられる各正規求人のマッチング率の全部又は一部が90%に達したタイミングで、待機求人を公開するようにしてもよい。また、サーバ20の出力モジュール241は、求人グループに対応する正規求人のうち、マッチング率(応募率)が所定率以上である正規求人を抽出し、抽出した所定率以上である正規求人に基づいて、待機求人の募集人数を再計算するようにしてもよい(つまり、マッチング率が低い正規求人については待機求人の対象から外してもよい)。
【0097】
待機求人を公開するタイミングは、正規求人の公開よりも後であってもよい。出力モジュール241は、直前のキャンセルが多い正規求人を含む求人グループAの待機求人については、求人グループAよりも直前のキャンセルが少ない正規求人を含む求人グループBの待機求人よりも早いタイミングで待機求人を公開するようにしてもよい。
【0098】
ステップS14において、サーバ20の出力モジュール241は、正規求人及び待機求人を含む求人情報を情報処理装置10Bの画面に出力する。
【0099】
ステップS15において、サーバ20の出力モジュール241は、正規求人及び待機求人を含む求人情報を情報処理装置10Cの画面に出力する。
【0100】
図10は、実施形態に係る求人一覧画面の一例を示す図である。
図10は、正規求人の募集一覧の中に待機求人も含まれる例を示している。
図10の右上が待機求人であり、他の求人は正規求人である。
図10の画面で待機求人が選択されると、
図11に示す待機求人の詳細を示す画面に遷移する。
【0101】
図11は、実施形態に係る待機求人の詳細を示す画面の一例を示す図である。
図11には、
図14のステップS125で設定された待機求人のエリアとして「東京都渋谷区」が表示されている。また、待機日時は6月20日の13時~18時までの5時間であり、報酬は時給1,100円であることが表示されている。また、「募集人数 2/5人」との表示は、募集人数は5人であり、現時点で2人が応募済みであることを示している。ユーザは、
図11の画面の下に表示されている「応募する」を押下すると、待機ワーカーとして待機求人に応募することができる。
【0102】
図9に戻り、ステップS16において、ユーザが待機求人に応募すると、情報処理装置10Bは、ユーザが待機求人に応募することをサーバ20に通知する。
【0103】
ステップS20において、正規求人に欠員が生じた場合、事業者の操作に基づき、情報処理装置10Aは欠員通知をサーバ20に送信する。欠員通知には、正規求人ID及び欠員が生じた人数が含まれる。
【0104】
ステップS21において、選択モジュール242は、正規求人に欠員が生じた場合、欠員が生じた正規求人にマッチングさせる(割り当てる)待機ワーカーを選択する。選択方法については
図15を用いて後述する。ここでは、情報処理装置10Bの待機ワーカーが選択されたものとする。
【0105】
ステップS22において、サーバ20の出力モジュール241は、待機ワーカーの情報処理装置10Bに対し、正規求人にマッチングしたため、出勤すべきことを示す情報を出力する。情報処理装置10Bは、当該情報を画面に表示する。
図12は、実施形態に係る欠員通知画面の一例を示す図である。
図12は待機ワーカーの情報処理装置10に表示される画面であり、欠員が生じた正規求人にマッチングしたことを待機ワーカーに通知する。欠員が生じたとの通知を受信した待機ワーカーは、正規求人の勤務開始時間までに、又は、当該通知を受けてから所定時間(例えば30分以内や1時間以内など)のいずれか遅い時間までに勤務地に移動し、勤務を開始する必要がある。
【0106】
図9に戻り、ステップS23において、情報処理装置10Bは、マッチングした正規求人(つまり欠員が生じた正規求人)に関する詳細情報をサーバ20に要求する。
【0107】
ステップS24において、サーバ20は、マッチングした正規求人に関する詳細情報を情報処理装置10Bに出力する。
【0108】
図13は、実施形態に係るマッチングした正規求人の詳細を示す画面の一例を示す図である。
図13には、待機ワーカーにマッチングした正規求人の詳細情報が表示される。なお、正規求人にマッチングした待機ワーカーは、原則勤務を開始しなければならないため、当該画面には、キャンセルボタンは表示されなくてもよい。
【0109】
図14は、実施形態に係る待機求人情報を生成する際の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図14を用いて、
図9のステップS12の処理手順の詳細を説明する。
【0110】
ステップS120において、サーバ20の分類モジュール239は、正規求人情報234を参照し、各正規求人の所定条件(勤務地及び/又は職種)を取得する。
【0111】
ステップS121において、サーバ20の分類モジュール239は、所定条件に基づいて、正規求人情報234に含まれる1以上の正規求人を複数の求人グループに分類する。なお、分類モジュール239は、正規求人の勤務地に基づいて、求人グループを設定するようにしてもよい。例えば、分類モジュール239は、勤務地が存在するエリア別に正規求人を分類することで、求人グループを、エリアごとの求人グループに分類するようにしてもよい。エリアは、例えば都道府県単位であってもよいし、市区町村単位であってもよいし、所定のメッシュ単位であってもよい。例えば、分類モジュール239は、地図上を一定の間隔で分割することで、日本全体を複数のメッシュに分割し、勤務地が同一のメッシュに存在する正規求人を同一の求人グループに分類することで、求人グループを、メッシュごとの求人グループに分類するようにしてもよい。メッシュの大きさは等間隔であってもよいし、その地域で主に利用される交通手段(例えば電車、バス、タクシー等)の所要時間に基づいて予め定められたものであってもよい。
【0112】
また、分類モジュール239は、正規求人の職種に基づいて、求人グループを設定するようにしてもよい。例えば、分類モジュール239は、調理、倉庫作業、配達及び接客といった単位で正規求人を求人グループに分類するようにしてもよい。また、分類モジュール239は、キャンセル率が所定値の範囲である複数の職種をまとめた単位で、正規求人を求人グループに分類するようにしてもよい。例えば、倉庫作業と配達のキャンセル率が所定値の範囲である場合(例えば類似している場合)、分類モジュール239は、倉庫作業の正規求人と配達の正規求人とをまとめて1つの求人グループに分類するようにしてもよい。
【0113】
また、分類モジュール239は、正規求人の勤務地及び職種の両方に基づいて、求人グループを設定するようにしてもよい。例えば、分類モジュール239は、正規求人の勤務地に基づいて、市区町村ごと(又はメッシュごと)に求人グループを分類した後、更に、調理、倉庫作業、配達及び接客といった単位で正規求人を分類するようにしてもよい。例えば、分類モジュール239は、東京都渋谷区内の接客、東京都渋谷区内の配達といった単位で求人グループを設定するようにしてもよい。
【0114】
なお、正規求人には、待機求人の対象とするか否かを示すフラグが含まれていてもよい。当該フラグは、事業者によって設定されたフラグであってもよい。分類モジュール239は、当該フラグが、待機求人の対象とすることを示す正規求人をいずれかの求人グループに分類し、当該フラグが、待機求人の対象としないことを示す正規求人については、いずれの求人グループにも分類しないようにしてもよい。
【0115】
ステップS122において、設定モジュール240は、求人グループに含まれる各正規求人の正規求人情報234を参照することで、各正規求人の募集人数を取得する。
【0116】
ステップS123において、サーバ20の設定モジュール240は、各求人グループに含まれる各正規求人の募集人数の合計人数に基づいて、待機募集の募集人数を設定する。設定モジュール240は、各正規求人の募集人数の合計人数に対し所定係数を乗算した値を、待機募集の募集人数としてもよい。所定係数は、予め設定された固定値(例えば10%など)であってもよいし、キャンセル率であってもよい。例えば、各正規求人の募集人数の合計人数が15名であり、キャンセル率が5%である場合、15×0.05=0.75である。この場合、設定モジュール240は、待機募集の募集人数は1人であるとしてもよい。
【0117】
当該キャンセル率は、求人グループに含まれる正規求人に対するキャンセル率であってもよい。例えば設定モジュール240は、正規求人情報234から求人グループに含まれる特定企業の正規求人のキャンセル率を取得し、取得したキャンセル率を、求人グループに含まれる正規求人に対するキャンセル率としてもよい。
【0118】
また、求人グループに含まれる各正規求人の募集人数とキャンセル率とに基づいて、求人グループ全体としてのキャンセル率を推定するようにしてもよい。例えば、求人グループに含まれる募集人数が20人である正規求人のキャンセル率が10%であり、求人グループに含まれる募集人数が5人である正規求人のキャンセル率が5%である場合、求人グループ全体としてのキャンセル率は、(20人×10%+10人×5%)÷(20人+10人)=8.3%であると推定してもよい。
【0119】
また、設定モジュール240は、マッチング率情報237と正規求人情報234とを比較することで、求人グループ内の各正規求人のマッチング率を取得するようにしてもよい。例えば正規求人IDがJ001である募集の場合、職種は配達であることから、12:00~18:00の時間のキャンセル率は3%であることがわかる。
【0120】
また、設定モジュール240は、各正規求人の労働時間帯、労働日の曜日、及び、労働日の天気予報のうち少なくともいずれか1つに基づいてキャンセル率を変化させてもよい。例えば雨の日は、キャンセル率を2%増加させるようにしてもよいし、雪の日はキャンセル率を10%増加させるようにしてもよいし、年末年始の繁忙期はキャンセル率を4%増加させるようにしてもよい。
【0121】
ステップS124で、設定モジュール240は、求人グループに含まれる各正規求人の正規求人情報234を参照することで、各正規求人の勤務地を取得する。
【0122】
ステップS125で、設定モジュール240は、ステップS124で取得した各正規求人の勤務地に基づいて、求人グループに割り当てる待機求人のエリアを設定する。設定モジュール240は、各正規求人の勤務地が全て含まれるように待機求人のエリアを設定してもよい。例えば、ステップS121の処理手順で、求人グループが市区町村単位で分類されていた場合、1つの求人グループに含まれる各正規求人の勤務地は、同一の市区町村になる。この場合、設定モジュール240は、当該同一の市区町村を、待機求人のエリアとして設定してもよい。例えば、1つの求人グループに含まれる各正規求人の勤務地が全て「東京都渋谷区」である場合、設定モジュール240は、東京都渋谷区を、待機求人のエリアとして設定してもよい。
【0123】
サーバ20は、ステップS122~ステップS125の処理手順を繰り返すことで、全ての求人グループについて募集人数の算出及びエリアの設定を行う。
【0124】
図15は、実施形態に係る欠員が生じた場合の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図15を用いて、
図9のステップS21の処理手順の詳細を説明する。
【0125】
ステップS200において、選択モジュール242は、待機求人情報235を参照することで、欠員が生じた正規求人に関連づけられる待機求人を特定する。
【0126】
ステップS201において、選択モジュール242は、ユーザ情報233の「応募求人」を参照することで、特定した待機求人に応募している待機ワーカーを特定する。
【0127】
ステップS202において、選択モジュール242は、特定した待機ワーカーの中から、欠員が生じた正規求人にマッチングさせる(割り当てる)待機ワーカーを選択する。例えば、選択モジュール242は、待機ワーカーの中から、正規求人の勤務地に住所が一番近い待機ワーカーを選択するようにしてもよい。また、選択モジュール242は、待機ワーカーの中から、正規求人の職種の勤務経験がある待機ワーカーを選択するようにしてもよい。また、選択モジュール242は、待機ワーカーの中から、待機ワーカーの住所から正規求人の勤務地までの移動時間が一番短い待機ワーカーを選択するようにしてもよい。また、選択モジュール242は、待機ワーカーの中から、正規求人の勤務地で過去に勤務したことがある待機ワーカーを選択するようにしてもよい。例えば、欠員が生じた正規求人がコンビニXのAA店である場合、選択モジュール242は、待機ワーカーの中から、過去にコンビニXのAA店で勤務した経験のある待機ワーカーを選択するようにしてもよい。
【0128】
≪補足事項≫
待機求人に設定する報酬は、待機ワーカーが待機した時間長に時給を乗算することで支払われてもよい。例えば、朝9時~朝12時までの待機求人で、時給1100円である場合、欠員が出なかった場合は3300円が支払われる。なお、欠員が生じた場合、待機求人の給与と正規求人の給与の両方がワーカーに支払われる。また、待機求人の時給は、待機求人の曜日、天気、季節、時間帯及び/又は職種に応じて変動してもよい。
【0129】
なお、開示技術は、上述した実施形態に限定されるものではなく、開示技術の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。
【0130】
本開示の実施形態のプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、限定でなく例として、ソフトウェアプログラムやコンピュータプログラムを含む。
【符号の説明】
【0131】
1 情報処理システム
10、10A、10B 情報処理装置
20 情報処理装置(サーバ)
110、210 処理装置(CPU)
120、220 ネットワーク通信インタフェース
130、230 メモリ
131、231 オペレーティングシステム
132、232 ネットワーク通信モジュール
133 アプリデータ
134 サービス処理モジュール
135 取得モジュール
136 出力モジュール
137 処理モジュール
138 表示制御モジュール
150 ユーザインタフェース
170、270 通信バス
233 ユーザ情報
234 正規求人情報
235 待機求人情報
236 キャンセル率情報
237 マッチング率情報
238 サービス制御モジュール
239 分類モジュール
240 設定モジュール
241 出力モジュール
242 選択モジュール
【要約】
【課題】待機求人の募集内容の設定を簡便に行うこと。
【解決手段】情報処理方法は、所定条件に基づいて各正規求人を各求人グループに分類すること、分類される求人グループに含まれる各正規求人の募集人数に基づいて、前記求人グループに割り当てる、当該各正規求人に対する待機求人の募集人数を設定すること、又は、前記各正規求人の勤務地に基づいて、前記求人グループに割り当てる前記待機求人のエリアを設定することを実行する。
【選択図】
図9