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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-11-20
(45)【発行日】2025-12-01
(54)【発明の名称】計量容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 47/20 20060101AFI20251121BHJP
【FI】
B65D47/20 210
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2022054840
(22)【出願日】2022-03-30
(65)【公開番号】P2023147380
(43)【公開日】2023-10-13
【審査請求日】2024-10-01
(73)【特許権者】
【識別番号】000006909
【氏名又は名称】株式会社吉野工業所
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100140718
【弁理士】
【氏名又は名称】仁内 宏紀
(74)【代理人】
【識別番号】100140774
【弁理士】
【氏名又は名称】大浪 一徳
(74)【代理人】
【識別番号】100188592
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 洋
(72)【発明者】
【氏名】山本 学
(72)【発明者】
【氏名】桑原 和仁
【審査官】杉田 剛謙
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-236510(JP,A)
【文献】特開2005-075357(JP,A)
【文献】特開2016-129871(JP,A)
【文献】特開2016-120938(JP,A)
【文献】実開昭64-023473(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2014/0231462(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 47/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性変形可能に形成され、かつ上下方向に延びる胴部を有する容器本体と、
有頂筒状に形成され、前記容器本体の口部に装着されるとともに、頂壁に内容液の吐出孔が形成されたキャップ本体と、
前記キャップ本体の内側に設けられた有底筒状の計量筒部材と、
前記計量筒部材の内側に設けられ、前記キャップ本体の頂壁から下方に向けて延びるパイプと、を備え、
前記計量筒部材に、前記容器本体内と前記計量筒部材内とを連通する連通孔が形成され、
前記連通孔は、前記計量筒部材内において、前記計量筒部材の底壁の上面より上方に位置する部分に開口し、
前記パイプは、パイプ軸回りに分割された第1割筒部および第2割筒部により構成され、
前記第1割筒部は、前記キャップ本体の頂壁と一体に形成され、
前記第2割筒部は、前記計量筒部材の底壁と一体に形成され、
前記第1割筒部の下端開口縁は、前記計量筒部材の底壁の上面に近接している、計量容器。
【請求項2】
前記キャップ本体の頂壁に、前記吐出孔と前記パイプの上端開口との間に位置する気液混合室と、前記気液混合室と前記計量筒部材内とを連通する空気供給通路と、が設けられている、請求項1に記載の計量容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、計量容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば下記特許文献1に示されるように、弾性変形可能に形成された胴部を有する容器本体と、容器本体の口部に装着されるとともに、内容液の吐出孔が形成されたキャップ本体と、キャップ本体の内側に設けられた有底筒状の計量筒部材と、計量筒部材の内側に設けられ、キャップ本体の頂壁から下方に向けて延びるパイプと、を備え、計量筒部材に、容器本体内と計量筒部材内とを連通する連通孔が形成された計量容器が知られている。
この計量容器では、容器本体内の内容液を、連通孔を通して計量筒部材内に供給して計量し、その後、胴部を径方向の内側に向けて弾性変形させ、胴部の内圧を上昇させることで、連通孔を通して計量筒部材内を加圧し、計量筒部材内の内容液を、パイプ内を通過させて吐出孔から吐出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2012-232777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の計量容器では、計量筒部材内の内容液を残量少なく吐出することが困難であるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、計量筒部材内の内容液を残量少なく吐出することができる計量容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の計量容器は、弾性変形可能に形成され、かつ上下方向に延びる胴部を有する容器本体と、有頂筒状に形成され、前記容器本体の口部に装着されるとともに、頂壁に内容液の吐出孔が形成されたキャップ本体と、前記キャップ本体の内側に設けられた有底筒状の計量筒部材と、前記計量筒部材の内側に設けられ、前記キャップ本体の頂壁から下方に向けて延びるパイプと、を備え、前記計量筒部材に、前記容器本体内と前記計量筒部材内とを連通する連通孔が形成され、前記連通孔は、前記計量筒部材内において、前記計量筒部材の底壁の上面より上方に位置する部分に開口し、前記パイプは、パイプ軸回りに分割された第1割筒部および第2割筒部により構成され、前記第1割筒部は、前記キャップ本体の頂壁と一体に形成され、前記第2割筒部は、前記計量筒部材の底壁と一体に形成され、前記第1割筒部の下端開口縁は、前記計量筒部材の底壁の上面に近接している
【0007】
計量筒部材の連通孔が、計量筒部材内において、計量筒部材の底壁の上面より上方に位置する部分に開口しているので、計量容器を例えば倒立姿勢にして、容器本体内の内容液を連通孔を通して計量筒部材内に供給した後に、計量容器を成立姿勢に戻すと、内容液が、計量筒部材内において、連通孔より下方に位置する部分に溜められることで計量される。この際、パイプの下端開口が内容液中に浸漬される。そして、胴部を径方向の内側に向けて弾性変形させ、胴部の内圧を上昇させることで、連通孔を通して計量筒部材内を加圧し、計量筒部材内の内容液を、パイプの下端開口縁のうちの残部と、計量筒部材の底壁の上面と、の間のわずかな隙間を通して、パイプ内にその下端開口から進入させて吐出孔から吐出する。
パイプの下端開口縁のうちの一部が、計量筒部材の底壁の上面に対して当接、若しくは一体に形成されているので、例えば、計量容器の組み立てに際し、計量筒部材およびパイプの上下方向の相対位置を高精度に決める等しなくても、パイプの下端開口縁のうちの残部を、計量筒部材の底壁の上面に容易に近接させることができるとともに、各部品の製造誤差を考慮して、パイプの下端開口と、計量筒部材の底壁の上面と、の間の隙間を、設計上大きく確保しなくても、計量容器の組み立て時に、パイプ内と計量筒部材内とを確実に連通させることができる。
以上より、製造コストの増大を抑えつつ、計量筒部材内の内容液を残量少なく吐出することができる。
【0011】
パイプが、キャップ本体の頂壁と一体に形成された第1割筒部と、計量筒部材の底壁と一体に形成された第2割筒部と、により構成されているので、第1割筒部の下端開口縁と、計量筒部材の底壁の上面と、の間の隙間の大きさを容易かつ高精度に決めることができる。
【0012】
前記キャップ本体の頂壁に、前記吐出孔と前記パイプの上端開口との間に位置する気液混合室と、前記気液混合室と前記計量筒部材内とを連通する空気供給通路と、が設けられてもよい。
【0013】
キャップ本体の頂壁に、気液混合室および空気供給通路が設けられているので、パイプ内にその下端開口から前述のように進入させた計量筒部材内の内容液が、気液混合室に到達するとともに、連通孔より上方に位置する、計量筒部材内のヘッドスペースの空気が、空気供給通路内を通して気液混合室に到達することとなり、気液混合室において内容液と空気とを混合して吐出孔から霧状に吐出することができる。
【発明の効果】
【0014】
この発明によれば、計量筒部材内の内容液を残量少なく吐出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】第1実施形態として示した計量容器の一部縦断面図である。
図2図1の計量筒部材の下面図である。
図3】第2実施形態として示した計量容器の一部縦断面図である。
図4図3のIV-IV線矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係る計量容器を説明する。
本実施形態に係る計量容器1は、図1に示されるように、容器本体11と、キャップ本体12と、計量筒部材13と、パイプ14と、を備えている。
【0017】
容器本体11は有底筒状に形成され、キャップ本体12は有頂筒状に形成され、容器本体11およびキャップ本体12は、共通軸Oと同軸に配設されている。
以下、共通軸Oに沿う方向を上下方向といい、共通軸Oに沿ってキャップ本体12の頂壁15側を上側といい、容器本体11の底部側を下側という。上下方向から見て、共通軸Oに交差する方向を径方向といい、共通軸O回りに周回する方向を周方向という。
【0018】
容器本体11は、上下方向に延びる口部11aおよび胴部11bを有している。胴部11bは、径方向に弾性変形可能に形成されている。容器本体11内には、例えば化粧用オイル等の化粧料、若しくは調味料等が収容される。
【0019】
キャップ本体12は、頂壁15および周壁16を有し、口部11aに装着されている。周壁16は、口部11aに外装されている。頂壁15は、口部11aの上端開口を閉塞している。頂壁15に下方に向けて突出した装着筒15aが形成されている。装着筒15aは、共通軸Oと同軸に配設されている。頂壁15に内容液の吐出孔17が形成されている。吐出孔17は、装着筒15aの径方向の内側に設けられている。
【0020】
図示の例では、頂壁15に、上方に向けて突出した有頂筒状の吐出筒18が形成されている。吐出筒18は、共通軸Oと同軸に配設されている。吐出筒18の頂壁に、吐出孔17が形成されている。吐出孔17は、斜め上方に向けて開口している。
以下、径方向のうち、吐出孔17が開口している向きを前側といい、その反対側を後側といい、前後方向に直交する方向を左右方向という。
【0021】
キャップ本体12には、ヒンジ部26を介して蓋体27が連結されている。蓋体27は有頂筒状に形成され、キャップ本体12の頂壁15の上面を開放可能に覆っている。ヒンジ部26は、キャップ本体12および蓋体27それぞれの後端部同士を連結している。キャップ本体12、ヒンジ部26、および蓋体27は一体に形成されている。蓋体27の頂壁には、下方に向けて突出し、吐出筒18に着脱可能に嵌合されたシール筒27aが形成されている。
【0022】
計量筒部材13は、有底筒状に形成され、キャップ本体12の内側に設けられている。計量筒部材13の上部は、キャップ本体12の装着筒15a内に嵌合されている。計量筒部材13の上端部の後端部に、上方に向けて開口し、かつ径方向に貫くスリット13aが形成されている。スリット13aに、装着筒15aの内周面に形成された縦突部15bが嵌合されている。縦突部15bは、装着筒15aの内周面の後端部に形成され、前方に向けて突出し、上下方向に延びている。
【0023】
計量筒部材13に、容器本体11内と計量筒部材13内とを連通する連通孔21が形成されている。連通孔21は、計量筒部材13内において、計量筒部材13の底壁22の上面より上方に位置する部分に開口している。
図1および図2に示されるように、計量筒部材13の下部の前端部は、上下方向および左右方向それぞれの全長にわたって後方に向けて窪んでいる。計量筒部材13の上部と下部との接続部分における前端部は、上下方向を向く段部となっている。この段部に、連通孔21が形成されている。連通孔21は、前記段部の全域にわたって設けられている。連通孔21は、上下方向に開口している。
【0024】
パイプ14は、計量筒部材13の内側に設けられ、キャップ本体12の頂壁15から下方に向けて延びている。パイプ14は、キャップ本体12および計量筒部材13と別体となっている。パイプ14は、キャップ本体12および計量筒部材13より軟らかい材質で形成されている。なお、パイプ14は、キャップ本体12と一体に形成されてもよい。
パイプ14の上端部は、キャップ本体12の頂壁15に取付けられている。図示の例では、パイプ14の中心軸(以下、パイプ軸という)Lは、共通軸Oから前方に離れている。パイプ軸Lおよび共通軸Oそれぞれの左右方向の位置は同じになっている。パイプ14の上端部は、吐出筒18内に嵌合されている。
【0025】
ここで、キャップ本体12の頂壁15に、吐出孔17とパイプ14の上端開口との間に位置する気液混合室23と、気液混合室23と計量筒部材13内とを連通する空気供給通路24と、が設けられている。気液混合室23および空気供給通路24は、吐出筒18内に設けられている。吐出筒18内において、前部にパイプ14の上端部が嵌合され、後部に空気供給通路24が設けられている。空気供給通路24は上下方向に延びている。気液混合室23を通して、パイプ14の上端開口と吐出孔17とが上下方向で対向している。
【0026】
パイプ14の下端開口縁のうち、一部は、計量筒部材13の底壁22の上面に対して当接、若しくは一体に形成され、かつ残部は、計量筒部材13の底壁22の上面に近接している。パイプ14の下端開口縁のうちの残部と、計量筒部材13の底壁22の上面と、の間には、内容液が通過可能な程度のわずかな上下方向の隙間が設けられている。
【0027】
本実施形態では、計量筒部材13の底壁22の上面に、パイプ14の下端開口縁に当接する複数の突部25が形成されている。パイプ14の下端開口縁のうち、一部は、複数の突部25に当接し、かつ残部は、計量筒部材13の底壁22の上面に近接している。突部25は、前後方向に沿って複数設けられている。突部25は、底壁22の上面における左右方向の全長にわたって設けられている。突部25は、左右方向に連続して延びている。突部25は、左右方向から見て、底辺が底壁22の上面に位置し、頂点が上端に位置する三角形状を呈する。複数の突部25の頂点が、パイプ14の下端開口縁に当接している。
【0028】
次に、計量容器1の作用について説明する。
【0029】
まず、計量容器1を例えば倒立姿勢にして、容器本体11内の内容液を連通孔21を通して計量筒部材13内に供給した後に、計量容器1を成立姿勢に戻すと、内容液が、計量筒部材13内において、連通孔21より下方に位置する部分に溜められることで計量される。この際、パイプ14の下端開口が内容液中に浸漬される。そして、蓋体27をヒンジ部26回りに上方に向けて回転させ、吐出孔17を開放し、容器本体11の胴部11bを径方向の内側に向けて弾性変形させ、胴部11bの内圧を上昇させることで、連通孔21を通して計量筒部材13内を加圧し、計量筒部材13内の内容液を、パイプ14の下端開口縁のうちの前記残部と、計量筒部材13の底壁22の上面と、の間のわずかな隙間を通して、パイプ14内にその下端開口から進入させ、気液混合室23に到達させるとともに、連通孔21より上方に位置する、計量筒部材13内のヘッドスペースの空気を、空気供給通路24内を通して気液混合室23に到達させる。これにより、気液混合室23において内容液と空気とが混合されて吐出孔17から霧状に吐出される。
【0030】
以上説明したように、本実施形態による計量容器1によれば、パイプ14の下端開口縁のうちの一部が、計量筒部材13の底壁22の上面に対して当接しているので、例えば、計量容器1の組み立てに際し、計量筒部材13およびパイプ14の上下方向の相対位置を高精度に決める等しなくても、パイプ14の下端開口縁のうちの残部を、計量筒部材13の底壁22の上面に容易に近接させることができるとともに、各部品の製造誤差を考慮して、パイプ14の下端開口と、計量筒部材13の底壁22の上面と、の間の隙間を、設計上大きく確保しなくても、計量容器1の組み立て時に、パイプ14内と計量筒部材13内とを確実に連通させることができる。
以上より、製造コストの増大を抑えつつ、計量筒部材13内の内容液を残量少なく吐出することができる。
【0031】
計量筒部材13の底壁22の上面に、パイプ14の下端開口縁に当接する複数の突部25が形成されているので、計量筒部材13内の内容液を残量少なく吐出することができる計量容器1を容易に得ることができる。
【0032】
キャップ本体12の頂壁15に、気液混合室23および空気供給通路24が設けられているので、パイプ14内にその下端開口から前述のように進入させた計量筒部材13内の内容液が、気液混合室23に到達するとともに、連通孔21より上方に位置する、計量筒部材13内のヘッドスペースの空気が、空気供給通路24内を通して気液混合室23に到達することとなり、気液混合室23において内容液と空気とを混合して吐出孔17から霧状に吐出することができる。
【0033】
次に、第2実施形態に係る計量容器2を、図3および図4を参照しながら説明する。
なお、第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
【0034】
本実施形態では、パイプ31が、パイプ軸L回りに分割された第1割筒部32および第2割筒部33により構成されている。
【0035】
第1割筒部32は、キャップ本体12の頂壁15と一体に形成されている。頂壁15の下面における吐出筒18の下端開口の周縁部のうちの前部から下方に向けて延びている。第1割筒部32の下端開口縁は、底壁22の上面に近接している。第1割筒部32の左右方向の両端部に、上下方向の全長にわたって連続して延びる第1係止突起32aが形成されている。第1係止突起32aは、表裏面が前後方向を向く板状に形成されている。
【0036】
第2割筒部33は、計量筒部材13の底壁22と一体に形成されている。第2割筒部33は、底壁22の上面から上方に向けて延び、吐出筒18内に嵌合されている。第2割筒部33の左右方向の両端部に、上下方向の全長にわたって連続して延びる第2係止突起33aが形成されている。第2係止突起33aは、上下方向から見てフック形状を呈し、第1係止突起32aを前後方向に挟んでいる。
【0037】
以上説明したように、本実施形態による計量容器2によれば、パイプ31の下端開口縁のうちの一部が、計量筒部材13の底壁22の上面に対して一体に形成されているので、前記実施形態と同様に、製造コストの増大を抑えつつ、計量筒部材13内の内容液を残量少なく吐出することができる。
パイプ31が、キャップ本体12の頂壁15と一体に形成された第1割筒部32と、計量筒部材13の底壁22と一体に形成された第2割筒部33と、により構成されているので、第1割筒部32の下端開口縁と、計量筒部材13の底壁22の上面と、の間の隙間の大きさを容易かつ高精度に決めることができる。
【0038】
なお、本発明の技術範囲は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
【0039】
例えば、計量筒部材13の下部の前端部を、後方に向けて窪ませなくてもよい。
計量筒部材13にスリット13aを、装着筒15aに縦突部15bを、それぞれ形成しなくてもよい。
キャップ本体12の頂壁15に、気液混合室23および空気供給通路24を設けなくてもよい。
【0040】
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記実施形態および前記変形例を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0041】
1、2 計量容器
11 容器本体
11a 口部
11b 胴部
12 キャップ本体
13 計量筒部材
14、31パイプ
15 頂壁
17 吐出孔
21 連通孔
22 底壁
23 気液混合室
24 空気供給通路
25 突部
32 第1割筒部
33 第2割筒部
L パイプ軸
図1
図2
図3
図4