(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-12-08
(45)【発行日】2025-12-16
(54)【発明の名称】車輌用灯具
(51)【国際特許分類】
F21S 43/19 20180101AFI20251209BHJP
F21S 41/19 20180101ALI20251209BHJP
F21S 41/143 20180101ALI20251209BHJP
F21S 41/151 20180101ALI20251209BHJP
F21S 43/15 20180101ALI20251209BHJP
F21S 43/14 20180101ALI20251209BHJP
F21V 19/00 20060101ALI20251209BHJP
F21W 102/00 20180101ALN20251209BHJP
F21W 103/20 20180101ALN20251209BHJP
F21W 103/10 20180101ALN20251209BHJP
F21W 103/35 20180101ALN20251209BHJP
F21W 103/55 20180101ALN20251209BHJP
F21W 102/19 20180101ALN20251209BHJP
F21W 103/30 20180101ALN20251209BHJP
F21W 103/45 20180101ALN20251209BHJP
F21W 102/30 20180101ALN20251209BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20251209BHJP
【FI】
F21S43/19
F21S41/19
F21S41/143
F21S41/151
F21S43/15
F21S43/14
F21V19/00 450
F21W102:00
F21W103:20
F21W103:10
F21W103:35
F21W103:55
F21W102:19
F21W103:30
F21W103:45
F21W102:30
F21Y115:10
(21)【出願番号】P 2021203908
(22)【出願日】2021-12-16
【審査請求日】2024-10-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000001133
【氏名又は名称】株式会社小糸製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110003410
【氏名又は名称】弁理士法人テクノピア国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100116942
【氏名又は名称】岩田 雅信
(74)【代理人】
【識別番号】100167704
【氏名又は名称】中川 裕人
(72)【発明者】
【氏名】藤田 康平
(72)【発明者】
【氏名】窪田 輝充
【審査官】下原 浩嗣
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-051850(JP,A)
【文献】特開2016-178009(JP,A)
【文献】特開2021-118042(JP,A)
【文献】特開2009-205834(JP,A)
【文献】国際公開第2014/007133(WO,A1)
【文献】国際公開第2011/132462(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 43/19
F21S 41/19
F21S 41/143
F21S 41/151
F21S 43/15
F21S 43/14
F21V 19/00
F21W 102/00
F21W 103/20
F21W 103/10
F21W 103/35
F21W 103/55
F21W 102/19
F21W 103/30
F21W 103/45
F21W 102/30
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
縦長の形状に形成され厚み方向における両面がそれぞれ第1の面と第2の面として形成された基板と、
前記基板に向けて突出され先端面が前記第1の面に押し当てられる第1の押当面として形成された複数の第1の押さえ部を有する第1の部材と、
前記基板に向けて突出され先端面が前記第2の面に押し当てられる第2の押当面として形成された複数の第2の押さえ部を有する第2の部材とを備え、
前記第1の部材と前記第2の部材が固定された状態において前記基板が前記第1の押さえ部と前記第2の押さえ部に挟まれることにより保持され
、
前記基板に縦長の位置決め孔が形成され、
前記第1の部材又は前記第2の部材の少なくとも一方に前記位置決め孔に挿入される位置決め突部が設けられ、
前記位置決め突部は、前記第1の部材と前記第2の部材を固定するための固定部と、前記固定部から縦横に突出された規制部とを有し、
前記固定部から縦方向に突出された前記規制部の突出量が前記固定部から横方向に突出された前記固定部の突出量より大きくされた
車輌用灯具。
【請求項2】
前記第1の押当面と前記第2の押当面が十字状に形成された
請求項1に記載の車輌用灯具。
【請求項3】
前記第1の押当面と前記第2の押当面が前記基板を挟んで対向した状態で位置された
請求項1又は請求項2に記載の車輌用灯具。
【請求項4】
前記第1の押当面と前記第2の押当面が十字状に形成され、
前記第1の押当面と前記第2の押当面の十字の向きが同じにされた
請求項3に記載の車輌用灯具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部空間に基板が配置された車輌用灯具についての技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
車輌用灯具においては、カバーとランプハウジングによって形成された内部空間が灯室とされ、灯室に光源等が搭載された基板が配置されている。このような車輌用灯具には、灯室に基板を熱カシメやネジ止めによって取り付ける取付部材が設けられ、基板が取り付けられた取付部材をネジ止め等によってランプハウジングに固定するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載された車輌用灯具において、ランプハウジングはケース体とカバー体が結合されて構成され、ランプハウジングとカバーレンズ(カバーに相当)によって灯具外筐が形成されている。ケース体は取付部材として機能する取付ベースを有し、ケース体とカバー体が分離した状態において取付ベースに光源基板と制御基板がそれぞれ熱カシメによって取り付けられた後に、光源基板及び制御基板が取り付けられたケース体とカバー体とがネジ止めによって結合(固定)される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、車輌用灯具においては、重量や製造コストの低減を図るために、部品点数の削減や組付工程における作業性の向上が望まれる。一方、灯室に配置される基板には光源や各種の電子部品等が搭載されるため、基板を安定した状態で灯室において保持する必要がある。
【0006】
そこで、本発明は、部品点数の削減や組付工程における作業性の向上を図った上で基板の安定した保持状態を確保することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る車輌用灯具は、縦長の形状に形成され厚み方向における両面がそれぞれ第1の面と第2の面として形成された基板と、前記基板に向けて突出され先端面が前記第1の面に押し当てられる第1の押当面として形成された複数の第1の押さえ部を有する第1の部材と、前記基板に向けて突出され先端面が前記第2の面に押し当てられる第2の押当面として形成された複数の第2の押さえ部を有する第2の部材とを備え、前記第1の部材と前記第2の部材が固定された状態において前記基板が前記第1の押さえ部と前記第2の押さえ部に挟まれることにより保持され、前記基板に縦長の位置決め孔が形成され、前記第1の部材又は前記第2の部材の少なくとも一方に前記位置決め孔に挿入される位置決め突部が設けられ、前記位置決め突部は、前記第1の部材と前記第2の部材を固定するための固定部と、前記固定部から縦横に突出された規制部とを有し、前記固定部から縦方向に突出された前記規制部の突出量が前記固定部から横方向に突出された前記固定部の突出量より大きくされたるものである。
【0008】
これにより、基板が第1の部材と第2の部材に挟まれた状態で保持される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、基板が第1の部材と第2の部材に挟まれた状態で保持されるため、車輌用灯具に予め必要とされた部材以外に基板を保持するための専用の部材を必要とせず、部品点数の削減及び組付工程における作業効率の向上を図った上で基板の安定した保持状態を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図2乃至
図6と共に本発明車輌用灯具の実施の形態を示すものであり、本図は、車輌用灯具の斜視図である。
【
図5】第1の押さえ部と第2の押さえ部を示す斜視図である。
【
図6】位置決め孔と位置決め突部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明車輌用灯具を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
【0012】
以下に示した実施の形態は、本発明車輌用灯具をテールランプに適用したものである。なお、本発明は、ヘッドランプ、ターンシグナルランプ、クリアランスランプ、ストップランプ、デイタイムランニングランプ、コーナーリングランプ、ハザードランプ、ポジションランプ、バックランプ、フォグランプ等又はこれらの組み合わせであるコンビネーションランプ等の各種の車輌用灯具に広く適用することができる。
【0013】
以下の説明にあっては、車輌用灯具からの光の照射方向を後方として前後上下左右の方向を説明する。ただし、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本発明の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
【0014】
また、以下の説明においては、ランプハウジングが第1の部材として機能し、ブラケットが第2の部材として機能する場合を例として示す。
【0015】
車輌用灯具1は、例えば、車体の左右両端部にそれぞれ取り付けられて配置されている。
【0016】
車輌用灯具1は後端に開口を有するランプハウジング2とランプハウジング2の開口を閉塞するカバー3とを備えている(
図1参照)。ランプハウジング2は第1の部材として設けられている。ランプハウジング2とカバー3によって灯具外筐4が構成され、灯具外筐4の内部空間が灯室5として形成されている(
図2参照)。
【0017】
ランプハウジング2は前後方向を向く前面部6と前面部6の外周部から後方に突出された周面部7とを有している。前面部6には後方に突出された第1の押さえ部8、8、・・・が上下左右に離隔して設けられている(
図2及び
図3参照)。前面部6には前後に貫通された挿通孔6a、6a、・・・が上下左右に離隔して形成されている。
【0018】
第1の押さえ部8は基端から先端に向かうに従って突出方向に直交する断面の面積が小さくなる形状に形成されている(
図3乃至
図5参照)。第1の押さえ部8は突出方向に直交する断面の形状が十字状にされ、第1の押さえ部8の先端面は十字状の第1の押当面9として形成されている。第1の押当面9は、後述する基板の第1の面と接した状態にされる(
図4参照)。第1の押さえ部8は、基端が先端より太い形状にされているため、第1の押当面9が後述する基板と接した状態において第1の押さえ部8に対して意図しない力が作用した場合においても変形し難く、後述する基板に対する第1の押さえ部8の良好な接触状態が確保される。
【0019】
灯室5には、基板10とブラケット11とインナーレンズ12とが前後に並んで配置されている(
図2参照)。
【0020】
基板10は、前後方向を向く、例えば、縦長の板状に形成され、厚み方向における前側の面が第1の面10aとして形成され、厚み方向における後側の面が第2の面10bとして形成されている。基板10は第1の面10aがランプハウジング2の前面部6と対向した状態で配置されている。
【0021】
第2の面10bには光源13、13、・・・が離隔した状態で、例えば、上下に並んで配置されている。光源13としては、例えば、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が用いられている。基板10には厚み方向において貫通された位置決め孔14、14が、例えば、上下に離隔して形成されている。位置決め孔14、14は、例えば、縦長の矩形状に形成されている。
【0022】
ブラケット11は、前後方向を向き、例えば、上下方向が長手方向にされた形状に形成されたベース部15と、ベース部15から前方に突出された第2の押さえ部16、16、・・・と、ベース部15から前方に突出された位置決め突部18、18とを有している。ブラケット11は第2の部材として設けられている。ブラケット11はベース部15の前面が基板10の第2の面10bと対向した状態で配置されている。ベース部15には前後に貫通された光通過孔15a、15a、・・・がそれぞれ光源13、13、・・・と対応する位置に形成されている。
【0023】
第2の押さえ部16は基端から先端に向かうに従って突出方向に直交する断面の面積が小さくなる形状に形成されている(
図3乃至
図5参照)。即ち、第2の押さえ部16は基端が先端より太い形状にされているため、意図しない力が作用した場合においても折れにくく、車輌用灯具1における破損や不具合の発生が防止されている。第2の押さえ部16は突出方向に直交する断面の形状が十字状にされ、第2の押さえ部16の先端面は十字状の第2の押当面17として形成されている。第2の押当面17は、基板10の第2の面10bと接した状態にされる。第2の押さえ部16は、基端が先端より太い形状にされているため、第2の押当面17が後述する基板と接した状態において第2の押さえ部16に対して意図しない力が作用した場合においても変形し難く、基板10に対する第2の押さえ部16の良好な接触状態が確保される。
【0024】
第2の押さえ部16、16、・・・は、基板10の面方向においてランプハウジング2の第1の押さえ部8、8、・・・と同じ位置に設けられ、第1の押当面9、9、・・・と第2の押当面17、17、・・・はそれぞれ基板10を挟んで対向して位置されている(
図5参照)。
【0025】
位置決め突部18は、円筒状に形成された固定部19と固定部19の外周面から外方に突出する規制部20、20、・・・とを有している(
図2、
図4及び
図6参照)。固定部19の先端部には螺孔19aが形成されている。規制部20、20、・・・は固定部19における基端側の部分の外周面から、例えば、それぞれ上下左右に突出して設けられている。上下に突出された規制部20a、20aは、左右に突出された規制部20b、20bより突出量が大きくされている。
【0026】
位置決め突部18はベース部15からの突出量が第2の押さえ部16のベース部15からの突出量より大きくされている(
図4参照)。第2の押当面17が基板10の第2の面10bと接した状態において、位置決め突部18は基板10の位置決め孔14に挿通される(
図4及び
図6参照)。位置決め突部18が位置決め孔14に挿通された状態において、規制部20、20、・・・の一部が位置決め孔14の開口縁と接した状態にされ、基板10のブラケット11に対する上下左右方向への変位が規制される。このとき、縦長に形成された基板10に対して位置決め孔14が縦長の形状に形成されているため、基板10の安定した位置決め状態が確保される。また、位置決め孔14が縦長の形状に形成されることにより、位置決め孔14の左右方向における両側の部分が細くなりすぎず、基板10の過度な強度の低下を防止することができる。
【0027】
インナーレンズ12は縦長の形状に形成され、例えば、光を拡散する機能を有している。インナーレンズ12はブラケット11の前方に配置され、図示しない取付部によって光通過孔15a、15a、・・・を覆う位置においてブラケット11に取り付けられている。
【0028】
車輌用灯具1において、光源13、13、・・・から出射された光は、ブラケット11に形成された光通過孔15a、15a、・・・を通過してインナーレンズ12に入射される。インナーレンズ12に入射した光はインナーレンズ12によって拡散され、カバー3を透過して後方へ向けて照射される。
【0029】
このとき、ブラケット11によって光源から出射された光の所定の方向以外の方向への漏れが抑制されると共に車輌用灯具1を外方から視認した際に基板10等が遮蔽される。即ち、車輌用灯具1において、ブラケット11はインナーレンズ12を取り付けるための部材であると共にエクステンションとしての機能も有し、車輌用灯具1の構造上重要な役割を果たす車輌用灯具1に不可欠な部材である。
【0030】
車輌用灯具1においては、前側から挿通孔6aに挿通された固定ネジ50が固定部19の螺孔19aに螺合されることにより、ランプハウジング2とブラケット11が固定される。このとき、位置決め突部18の先端面がランプハウジング2の前面部6における後面に突き当てられる。ランプハウジング2とブラケット11が固定された状態において、第1の押当面9と第2の押当面17がそれぞれ基板10の第1の面10aと第2の面10bに押し当てられ、基板10が第1の押さえ部8、8、・・・と第2の押さえ部16、16、・・・によって厚み方向における両側から挟まれた状態で保持される。
【0031】
このように、車輌用灯具1においては、灯具外筐4を構成する機能を有する第1の部材であるランプハウジング2に設けられた第1の押さえ部8と、インナーレンズ12を取り付ける等の機能を有する第2の部材であるブラケット11に設けられた第2の押さえ部16とによって、基板10が挟まれた状態で保持される。
【0032】
したがって、車輌用灯具1に予め必要とされたランプハウジング2とブラケット11によって基板10が保持されるため、基板10を保持するための専用の部材を設ける必要がなく、部品点数の削減を図った上で基板10の安定した保持状態を確保することができる。さらに、基板10を取り付けるために熱カシメ等の取付工程を必要としないため、車輌用灯具1における各部の組付工程における作業効率の向上を図ることができる。
【0033】
また、車輌用灯具1においては、基板10に位置決め孔14が形成され、第2の部材として機能するブラケット11に位置決め突部18が設けられている。これにより、位置決め突部18が位置決め孔14に挿入されることによりブラケット11に対して基板10が位置決めされる。
【0034】
したがって、基板10がブラケット11とランプハウジング2によって厚み方向における両側から挟まれて保持された状態において、ブラケット11に対する基板10の厚み方向に直交する方向への移動が規制され、簡易な構成によってブラケット11に対する基板10の位置精度の向上を図ることができる。
【0035】
なお、上記には、基板10の外周より内側の位置に位置決め孔14が形成された例を示したが、位置決め孔14に代えて基板10の外周部に外方に開口する位置決め切欠が形成され、位置決め切欠に位置決め突部18が挿入されることにより、ブラケット11に対して基板10が位置決めされてもよい。基板10の外周部に形成された位置決め切欠によって基板10の位置決めが行われることにより、基板10における回路パターンや電子部品等の配置に際して位置決め機能を有する部分の回避が容易になるため、基板10におけるレイアウト設計の自由度の向上を図ることができる。ただし、基板10に位置決め孔14と位置決め切欠の両方が形成されていてもよい。
【0036】
また、位置決め突部18は、第2の部材として機能するブラケット11に代えて第1の部材として機能するランプハウジング2に設けられていてもよく、ブラケット11とランプハウジング2の両方に設けられていてもよい。ただし、位置決め突部18がブラケット11に設けられ基板10がブラケット11に対して位置決めされることにより、光源13、13、・・・と光通過孔15a、15a、・・・の高い位置決め精度が確保され、光源13から出射される光の適正な出射状態を確保することができる。
【0037】
さらに、位置決め突部18にはランプハウジング2とブラケット11とを固定するための固定部19が設けられている。これにより、位置決め突部18が位置決め孔14に挿入されブラケット11に対して基板10が位置決めされた状態でランプハウジング2とブラケット11とが固定される。
【0038】
したがって、基板10の位置決めをするための部材とランプハウジング2とブラケット11の固定をするための部材とを各別に設ける必要がないため、構造の簡素化を図ることができる。
【0039】
また、位置決め孔14に位置決め突部18が挿入された状態でランプハウジング2とブラケット11とが固定されることにより、基板10の位置決めと保持が同時に行われるため、組付工程における作業効率の向上を図ることができる。
【0040】
さらに、車輌用灯具1においては、第1の押当面9と第2の押当面17が十字状に形成されている。これにより、第1の押さえ部8と第2の押さえ部16の過度な大型化を来すことなく第1の押当面9及び第2の押当面17と基板10との接触面積が大きくなるため、基板10の安定した保持状態を確保することができる。
【0041】
また、第1の押当面9と第2の押当面17は基板10を挟んで対向して位置されている。これにより、第1の押当面9と第2の押当面17によって基板10が面方向における同じ位置において両側から挟まれる。したがって、第1の押さえ部8と第2の押さえ部16が基板10に押し当てられた状態における互いの力を受ける受け部として機能し、第1の押さえ部8と第2の押さえ部16から基板10に対して不必要な負荷を与えることなく第1の押さえ部8と第2の押さえ部16によって基板10を安定した状態で保持することができる。
【0042】
さらにまた、第1の押当面9と第2の押当面17が十字状に形成され、第1の押当面9と第2の押当面17が基板10を挟んで対向して位置されていることにより、加工精度のバラつき等によって、第1の押さえ部8と第2の押さえ部16に基板10の面方向における位置ズレが生じた場合においても、第1の押当面9と第2の押当面17が基板10を挟んで対向した状態で位置され易くなるため、第1の押さえ部8と第2の押さえ部16による基板10の安定した保持状態を確保することができる。
【0043】
なお、上記には、ランプハウジング2が第1の部材として機能し、ブラケット11が第2の部材として機能する例を示したが、第1の部材と第2の部材の組み合わせはこれらに限られることはない。例えば、第1の部材としてリフレクタ(反射部材)が用いられ、第2の部材としてインナーレンズが用いられてもよく、第1の部材と第2の部材としてそれぞれ別のブラケットが用いられてもよい。
【符号の説明】
【0044】
1…車輌用灯具、2…ランプハウジング(第1の部材)、8…第1の押さえ部、9…第1の押当部、10…基板、10a…第1の面、10b…第2の面、11…ブラケット(第2の部材)、14…位置決め孔、16…第2の押さえ部、17…第2の押当面、18…位置決め突部、19…固定部