特許7790485IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

リチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1及び特許文献2にあるように、正極活物質は共沈反応によって、合成した遷移金属の水酸化物粒子にLi源を反応させて製造される。前記共沈反応では硫酸ニッケルなどの水溶液が原料として用いられるが、これらは不純物を回避するため高純度に精製したニッケル地金を酸溶解することにより生成される。硫酸ニッケルは、鉱山から採掘されたニッケル鉱石からニッケルを精製して酸溶解などの加工を経るため、加工費が高いと言う問題があった。また、硫酸ニッケルは六水和物であるため、Niの質量%は約20~25%で嵩比重が小さく、これを補うには正極材の製造工程において取り扱う体積が大きくなってしまう。同時に輸送コストも嵩む。このようなことから輸送や製造に必要なエネルギーが多くなるし、製造工程が煩雑で長くなる。その結果、排出される温室効果ガス(GHG)も嵩んでしまうと言う問題があった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明のリチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法は、金属ニッケル粉末と、リチウムを含む化合物と、前記リチウム及びニッケル以外の金属元素Mを含む化合物と、を混合し混合粉とする混合工程と、前記混合粉の金属ニッケル粉末を酸化率50%以上に酸化させ、酸化した金属ニッケル粉末を含む酸化粉を得る酸化工程と、前記酸化粉をアトライター又はメディアミルにより粉砕し、粉砕混合粉とする粉砕混合工程と、前記粉砕・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、金属ニッケル粉末を用いて製造することで、輸送や製造に使用するエネルギーを低減し、製造工程の煩雑さを解消できる。その結果、GHGの排出量を抑えたリチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法を提供することができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明のリチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法の一例を示すフローチャートである。
【図2】 水アトマイズ法による金属ニッケル粉末の製造の一例を示す模式図である。
【図3】 本発明のリチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法の他の例を示すフローチャートである。
【図4】 本発明のリチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法の他の例を示すフローチャートである。
【図5】 実施例2の正極活物質の走査型電子顕微鏡(SEM)像である。
【図6】 実施例3の正極活物質のSEM像である。
【図7】 実施例4の正極活物質のSEM像である。
【図8】 実施例2のX線回折(XRD)パターンである。
【図9】 実施例3のXRDパターンである。
【図10】 実施例4のXRDパターンである。

代表図 図1本件の代表的な図

1:溶融炉 2:溶融ニッケル 3:高圧水噴射 4:金属ニッケル粉末

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