(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-12-15
(45)【発行日】2025-12-23
(54)【発明の名称】撮像装置
(51)【国際特許分類】
H04N 23/667 20230101AFI20251216BHJP
H04N 23/63 20230101ALI20251216BHJP
G10L 15/00 20130101ALI20251216BHJP
【FI】
H04N23/667
H04N23/63 310
G10L15/00 200Z
(21)【出願番号】P 2021072812
(22)【出願日】2021-04-22
【審査請求日】2024-04-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126240
【氏名又は名称】阿部 琢磨
(74)【代理人】
【識別番号】100223941
【氏名又は名称】高橋 佳子
(74)【代理人】
【識別番号】100159695
【氏名又は名称】中辻 七朗
(74)【代理人】
【識別番号】100172476
【氏名又は名称】冨田 一史
(74)【代理人】
【識別番号】100126974
【氏名又は名称】大朋 靖尚
(72)【発明者】
【氏名】森 智和
(72)【発明者】
【氏名】松野 太郎
【審査官】岡田 弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-191023(JP,A)
【文献】特開2016-085420(JP,A)
【文献】特開2020-120294(JP,A)
【文献】特開2021-035049(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/222-5/257
H04N 23/00
H04N 23/40-23/76
H04N 23/90―23/959
H04R 1/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像装置であって、
音声出力手段と、
前記音声出力手段からの音声の出力を制限する静音モードの利用を選択する選択手段と、
音声入力手段と、
通知手段と、
前記音声入力手段を介して入力される音声に基づき撮像装置を制御する制御手段と、
を備え、
前記静音モードを利用することが選択された場合、前記制御手段は、前記音声入力手段の音声検知レベルを高くするように制御し、
前記静音モードを利用することが選択された場合、前記通知手段は、前記静音モードを利用しないことが選択されている場合に比べて小さい音声であっても入力を受け付ける旨をユーザに通知することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
ファインダと、
前記ファインダへの接眼を検知する検知手段とをさらに備え、
前記静音モードを利用することが選択された場合であっても、前記ファインダへの接眼が検知されていない状態では、前記制御手段は、前記音声入力手段の音声検知レベルを高くするように制御しないことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
ファインダと、
前記ファインダへの接眼を検知する検知手段と、
外部の音声入力装置と接続する接続手段をさらに備え、
前記静音モードを利用することが選択された場合であり、かつ前記外部の音声入力装置と接続している状態であり、かつ、前記ファインダへの接眼が検知された状態では、前記制御手段は、前記音声入力手段の音声検知レベルを高くするように制御する
ことを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記静音モードを利用することが選択された場合であり、かつ前記外部の音声入力装置と接続している状態であり、かつ、前記ファインダへの接眼が検知されていない状態では、前記制御手段は、前記外部の音声入力手段の音声検知レベルを高くするように制御する
ことを特徴とする、請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記静音モードを利用することが選択された場合、かつ前記音声入力手段に入力された音声が所定の閾値を超えた大きさであった場合、入力された音声が所定の閾値を超えた大きさであることに基づく警告をユーザに通知する
ことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項6】
電子シャッター音を発生する音声出力手段と、
前記音声出力手段による電子シャッター音を出力するか否かの選択を受け付ける音声出力選択手段と、
をさらに備え、
前記音声出力選択手段は、前記静音モードを利用することが選択されている場合は、電子シャッター音を出力しないよう制御する
ことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項7】
メカシャッター又は電子シャッターのいずれを用いて撮影するかの選択を受け付けるシャッターモード選択手段と、
をさらに備え、
前記シャッターモード選択手段は、前記静音モードを利用することが選択されている場合は、電子シャッターモードを選択する、
ことを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項8】
音声出力手段と音声入力手段を有する撮像装置の制御方法であって、
前記音声出力手段からの音声の出力を制限する静音モードの利用を選択する選択工程と、
通知工程と、
前記音声入力手段を介して入力される音声に基づき撮像装置を制御する制御工程と、
を有し、
前記静音モードを利用することが選択された場合、前記制御工程では、前記音声入力手段の音声検知レベルを高くするように制御し
前記静音モードを利用することが選択された場合、前記通知工程では、前記静音モードを利用しないことが選択されている場合に比べて小さい音声であっても入力を受け付ける旨をユーザに通知することを特徴とする撮像装置の制御方法。
【請求項9】
音声出力手段と音声入力手段を有するコンピュータに請求項8に記載の制御方法を実行させるための、前記コンピュータが読み取り可能なプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は音声による入力が可能な撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、被写体から発せられる音声を認識して撮影アシストを行う技術や、撮影者が発する声を音声認識によって解読して撮影を実行するような、音声入力機能を搭載した撮像装置が提案されている。
【0003】
特許文献1では、発話した人物の方向と音量を検出し、撮影方向を検出した方向に合わせるとともに、検出した音量が小さい場合は警告報知を行う技術が提案されている。
【0004】
また、特許文献2では、イヤホンマイクを介して入力された音声を認識して音声内に含まれる録画指示を把握し、録画を実行する技術が提案されている。
【0005】
一方、一般的なデジタルカメラの多くは、デジタルカメラ本体にスピーカーを内蔵し、電子シャッター音、警告音、操作音等の電子音をスピーカーから出力する事で、撮影者或いは周辺の人々にデジタルカメラの操作状況が分かるように構成されている。これらデジタルカメラから発せられる電子音或いは、撮影時のメカシャッターの開閉音等は、静寂な環境下で開催されるコンサート或いは、スポーツシーンの撮影においては、被写体となるアーティスト或いは周辺の人々に迷惑をかける場合がある。そこで、撮影時のシャッターをメカシャッターから電子シャッターに変更し、さらに電子シャッター音を含む一切の電子音をスピーカーから出力しない静音モードを搭載し、これを利用することで適切に撮像の出力を抑えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2017-034645公報
【文献】特開2003-219243公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の撮像装置における静音モードでは、音声入力機能について何ら考慮されていなかった。
【0008】
そこで本発明では、静音モードを搭載した撮像装置においてより適切な音声入力を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的のため、本発明の撮像装置は、撮像装置であって、音声出力手段と、前記音声出力手段からの音声の出力を制限する静音モードの利用を選択する選択手段と、音声入力手段と、通知手段と、前記音声入力手段を介して入力される音声に基づき撮像装置を制御する制御手段と、を備え、前記静音モードを利用することが選択された場合、前記制御手段は、前記音声入力手段の音声検知レベルを高くするように制御し、前記静音モードを利用することが選択された場合、前記通知手段は、前記静音モードを利用しないことが選択されている場合に比べて小さい音声であっても入力を受け付ける旨をユーザに通知することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、静音モードを搭載した撮像装置においてより適切な音声入力を可能とすることを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】第1の実施形態に係る撮像装置の、構成図およびブロック図である。
【
図2】第1の実施形態に係る撮像装置の外観図である。
【
図3】第1の実施形態に係る撮像装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【
図4】第1の実施形態に係る撮像装置に表示されるメッセージ表示の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明を実施するための形態について、添付の図面を用いて詳細に説明する。
【0013】
なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されてもよい。また、各実施の形態を適宜組み合せることも可能である。
【0014】
[第1の実施形態]
<デジタルカメラの構成>
以下、第1の実施形態に係る撮像装置について説明する。
【0015】
図1(A)は、第1の実施形態の撮像装置の構成図である。撮影光学系100は、絞り11、手振れ補正レンズ群12、フォーカスレンズ群13を備えており、光学像をカメラ本体200へ導くことができる。カメラ本体200は、撮影光学系100の光学像を光電変換する撮像素子21と露光時間を調整するメカシャッター22を備えている。
【0016】
カメラ本体200は、背面部に背面液晶23を、ファインダー部には小型液晶24と光学系25を備え撮像素子21で撮像された画像を表示することができる。
【0017】
なお、電子シャッター機能を備えた撮像素子であればメカシャッターは不要であり、メカシャッターを備えた場合であっても電子シャッターで露光時間を調整する場合はメカシャッターが全開したままである。撮影時には、図示されていないシャッターボタンを一段目まで浅く押す、いわゆる「半押し」することで、自動合焦と自動露出機構によるシャッター速度、絞り値などの撮影条件の設定が行われる。更にシャッターボタンを半押しから二段目まで深く押す、いわゆる「全押し」することでメカシャッター22又は撮像素子21の電子シャッター機能が動作して撮像が行われる。
【0018】
以上説明したメカシャッター又は電子シャッターが、撮像素子を用いて露光を行う露光手段である。
【0019】
図1(B)は第1の実施形態の撮影装置のブロック図である。カメラ本体200は、電気回路20を備えており、電気回路20にはCPU、画像処理回路、制御回路、接続検知回路等が実装されている。
【0020】
絞り11、手振れ補正レンズ群12、フォーカスレンズ群13、メカシャッター22はそれぞれ図示されていない駆動手段を介して制御回路から制御される。
【0021】
撮像素子21で光電変換された信号は画像処理回路を経由してデジタルデータに変換して図示されていない記録媒体へ保存することができる。
【0022】
ファインダー部には接眼センサ26を備え、撮影者がファインダー部に接眼しているか否かを検出することができる。
【0023】
音声出力部27は本体に実装されたスピーカーで、直接音声を出力できる。
【0024】
音声入力部28は本体に実装されたマイクで、音声を集音し音声入力による制御を可能とする。
【0025】
外部音声出力接続部29はイヤホン等の外部音声出力手段への接続手段で音声を外部音声出力手段経由で出力できる。外部音声再生手段への接続は有線であっても、無線であってもよい。
【0026】
外部音声入力接続部30はマイク等の外部音声入力手段への接続手段で、音声を集音することが出来る。
【0027】
外部音声入力接続部30はカメラ本体200と物理的なコネクタ等で外部音声入力手段を接続する構成でも、カメラ本体200内に通信部を実装し無線等で電気的に接続する構成でもよい。
【0028】
電気回路20に実装される接続検知回路は、イヤホン等の外部音声出力手段と外部音声出力接続部29との接続を検知する接続検知手段である。また電気回路20に実装される接続検知回路は、外部マイクなどの外部音声入力手段と外部音声入力接続部30との接続をも検知する接続検知手段である。
【0029】
電気回路20には不図示の音声検知レベル設定回路が実装され、前述したカメラ本体200の各種設定変更が実行可能となる音声検知のレベルをカメラ本体200に設定するための回路である。音声検知レベルをより高く設定すると、より小さな音声でカメラ本体200の各種設定変更が可能となり、逆に、音声検知レベルをより低く設定すると、カメラ本体200の各種設定変更のためにはより大きな音声が必要となる。
【0030】
CPUは、音声入力手段から入力される音声により設定変更を行う設定変更手段であり、音声入力部28もしくは外部音声入力接続部30から入力される音声により、カメラ本体200の各種設定変更を行うことが出来る。また、CPUは、カメラ本体200の構成要素を電気的にコントロールすることができる処理装置である。
【0031】
なお、
図1において制御信号線は省略されており、各要素間の情報の流れのみを矢印で示している。
【0032】
図2は、撮像装置10の外観図であり、
図2(A)は前面、
図2(B)は背面の外観図である。
【0033】
撮像装置10には、撮影者が操作する操作部として電源スイッチ31、ダイヤルキー32、シャッターボタン33、ダイレクトボタン34、選択ボタン35、MENUボタン36を備えている。
【0034】
撮影者は、電源スイッチ31を操作することで、撮像装置10の電源ON、OFFを切り替える。
【0035】
また、ダイヤルキー32、ダイレクトボタン34、選択ボタン35、MENUボタン36を操作することで、撮影モードの変更など撮像装置10の設定操作を行う。
【0036】
さらに、シャッターボタン33を半押しすることで合焦指示を行い、シャッターボタン33を全押しすることで撮像指示を行う。
【0037】
本実施例に係る撮像装置10は、シャッターモードとして2つのモードを備え、撮影者の選択に応じて当該モード選択を行うシャッターモード選択手段を備えている。
【0038】
一つのシャッターモードはメカシャッターモードである。このモードではメカシャッター22をCPUによって制御し、撮像素子21の露光時間を調整する。
【0039】
もう一つのシャッターモードは電子シャッターモードである。このモードでは、 メカシャッター22をメカシャッター制御手段によって、常に撮像素子への入光を遮らない方向に制御し、CPUによって電荷の蓄積開始と蓄積終了を制御し、撮像素子21の露光時間を調整する。
【0040】
なお、電子シャッターモードではメカシャッター音が発生しないため、メカシャッター音を模擬した疑似的な電子シャッター音を音声再生回路によって発生し、音声出力部27から出力可能な構成としている。
【0041】
電子シャッター音はメカシャッター音と異なる電子音であっても良く、露光が開始されたことと露光が終了したことを認識できればどのような音でも良い。
【0042】
また、撮影者によっては電子シャッター音を出力したくない場合もあるため、CPUの不図示の音声出力選択手段で電子シャッター音出力のON/OFFが選択できる。電子シャッター音出力の設定がONに設定されている場合、電子シャッター音が出力される状態になる。電子シャッター音出力の設定がOFFに設定されている場合、電子シャッター音が出力されない状態になる。
【0043】
メカシャッターモードと電子シャッターモードにそれぞれメリットがある。例えば、メカシャッターのメリットとしてはローリングシャッターひずみが少ない、画像ノイズが少ないなどがあり、電子シャッターのメリットとしてはシャッタースピードが速い、振動が少ないなどがある。
【0044】
また、本実施例に係る撮像装置10は、撮影モードとして静音モードを備え、撮影者によってON、OFF選択を行う撮影モード選択手段を備えている。
【0045】
本実施例における静音モードとは、撮像装置から出力される音を制限するモードである。静音モードにおいては、前述したメカシャッター音を発生させないために、メカシャッターモードではなく電子シャッターモードで動作し、さらに、電子シャッター音出力もONしない。このような、静音モードは例えば、静寂さを求める野鳥撮影や、緊張感が高まるスポーツ撮影のような撮影シーンにおいて必要となる。
【0046】
なお、本明細書においては、背面液晶23もしくは小型液晶24を表示手段と称する。
【0047】
また、音声入力部28を本体マイクと称する。
【0048】
また、外部音声入力接続部30に接続される外部音声入力手段を外部マイクと称する。
【0049】
また、接続検知回路によって外部マイクが接続されているか否かを検知する事を外部マイク検知と称する。
【0050】
また、接眼センサ26を接眼検知手段と称し、撮影者がファインダー部に接眼しているか否かを接眼センサ26が検知する事を接眼検知と称する。接眼センサ26は静電容量を利用したセンサであってもよいし、赤外線を利用したセンサであってもよい。
【0051】
<撮像装置の動作>
次に、本実施例に係る撮像装置10の動作について、
図3のフローチャートを用いて説明する。
【0052】
図3は、静音モード、外部マイク検知、および接眼検知に応じた本体マイクおよび外部マイクの音声検知レベルの変更動作を説明するためのフローチャートである。本フローチャートに示す処理は、電気回路20のCPUが入力信号やプログラムに従い、撮像装置の各部を制御することにより実現される。
【0053】
ステップS301で、CPUは撮影者から静音モードのON/OFFの選択を受け付ける。
【0054】
ステップS302で、CPUは、静音モードがON/OFFのどちらに選択されているかどうか判別する。静音モードがOFFである場合は、ステップS303へ進む。
【0055】
ステップS303では、CPUは、後述するような本体マイクおよび外部マイクの音声検知レベルの設定変更は行わず、設定を維持して処理を終了する。
【0056】
一方、ステップS302で静音モードがONであると判別された場合は、ステップS304へ進み、外部マイク検知および接眼検知の有無の判別が行われる。
【0057】
まず、ステップS304では、CPUは、「外部マイク検知:なし」且つ「接眼検知:あり」であるかどうかを判別する。
【0058】
ステップS304でYesと判別された場合はステップS305に進み、CPUは、撮影者が本体マイク経由でより小さな声でも音声入力が可能となるように、本体マイクの音声検知レベルを静音モードOFF時より高くなるように制御する。
【0059】
そして、ステップS305の処理を終えるとステップS306へ進み、CPUは、「本体マイクからは静音モード:OFF時より小さい音声で認識可能」である旨をユーザに通知する。ここでは、例えばメッセージを表示手段に表示することで、ユーザに通知する。ステップS306で表示手段に表示されるメッセージの一例は、
図4を用いて後述する。
【0060】
以上のように、静音モードON時に「外部マイク検知:なし」且つ「接眼検知:あり」の場合は、撮影者の意図は本体マイクから小声で音声入力を行うことであるため、ステップS305のように本体マイクの音声検知レベルを高くする。
【0061】
これにより、静音モードON時に周囲に対して静寂性への配慮を高めることが可能となる。
【0062】
ステップS304でNoと判別された場合、ステップS307に進み、「CPUは、外部マイク検知:あり」且つ「接眼検知:なし」であるかどうかの判別を行う。
【0063】
ステップS307でYesと判別された場合、ステップS308に進み、CPUは、撮影者が外部マイク経由でより小さな声でも音声入力が可能となるように、外部マイクの音声検知レベルを静音モードOFF時より高くなるように制御する。
【0064】
そして、ステップS308の処理を終えるとステップS309へ進み、CPUは、「外部マイクからは静音モード:OFF時より小さい音声で認識可能」である旨のメッセージを表示手段に表示する。これによりユーザに「外部マイクからは静音モード:OFF時より小さい音声で認識可能」である旨を通知する。
【0065】
ステップS309で表示手段に表示されるメッセージの一例は、
図4を用いて後述する。
【0066】
以上のように、静音モードON時に「外部マイク検知:あり」且つ「接眼検知:なし」の場合は、撮影者の意図は外部マイクから小声で音声入力を行うことであるため、ステップS308のように外部マイクの音声検知レベルを高くする。
【0067】
これにより、静音モードON時に周囲に対して静寂性への配慮を高めることが可能となる。
【0068】
ステップS307でNoと判別された場合、ステップS310に進み、CPUは、「外部マイク検知:あり」且つ「接眼検知:あり」であるかどうか判別する。
【0069】
ステップS310でYesと判別された場合、ステップS311に進み、CPUは、撮影者が本体もしくは外部マイクでより小さな声でも音声入力可能なように、いずれかのマイクの音声検知レベルを静音モードOFF時より高くなるように制御する。
【0070】
ステップS311では、CPUは、撮影者の口元に対して外部マイクと本体マイクのどちらが近いかどうかを判別する。さらに、近いと判別されたマイクの音声検知レベルを上げる。
【0071】
そして、ステップS311の処理を終えると、ステップS312へ進み、CPUは、「本体マイクもしくは外部マイクから静音モード:OFF時より小さい音声で認識可能」である旨のメッセージを表示手段に表示する。これによりユーザに「本体マイクもしくは外部マイクから静音モード:OFF時より小さい音声で認識可能」である旨を通知する。
【0072】
ステップS312で表示手段に表示されるメッセージの一例は、
図4を用いて後述する。
【0073】
以上のように、静音モードON時に「外部マイク検知:あり」且つ「接眼検知:あり」の場合は、撮影者の意図は本体マイクもしくは外部マイクのいずれかから小声で音声入力を行うことである。したがって、ステップS311のように本体マイクもしくは外部マイクの音声検知レベルを高くする。
【0074】
これにより、静音モードON時に周囲に対して静寂性への配慮を高めることが可能となる。
【0075】
ステップS310でNoと判別された場合は、CPUは、前述のような本体マイクおよび外部マイクの音声検知レベルの変更は行わず、処理を終了する。
【0076】
図4は、本体マイクもしくは外部マイクのどちらのマイクによって小声での音声認識が可能であるかを撮影者に対して知らせるためのメッセージ表示の一例を示す図である。
【0077】
前述の通り、本実施例では静音モードON時にメッセージ表示を行うため、
図4(a)から
図4(c)においては静音モードONである事を示す「SILENT」のアイコン400を表示している。
【0078】
図4(a)は、
図3のステップS304で「外部マイク検知:なし」且つ「接眼検知:なし」と判別された場合に、ステップS306で表示手段に表示されるメッセージの一例である。ここでは、本体マイクに「Small」が併記されたアイコン401を表示した例を示している。
【0079】
図4(b)は、
図3のステップS307で「外部マイク検知:あり」且つ「接眼検知:なし」と判別された場合に、ステップS309で表示手段に表示されるメッセージの一例である。ここでは、外部マイクに「Small」が併記されたアイコン402を表示した例を示している。
【0080】
なお、
図3のステップS312においては、前述のように本体マイクもしくは外部マイクのどちらの音声検知レベルを上げるかに応じて、
図4(a)もしくは
図4(b)のいずれかが表示される。
【0081】
図4(c)は、静音モードがONの時に音声入力の大きさが所定の閾値を超えた場合に、さらに小さい声でも音声入力を受け付けることが可能な旨を示すメッセージの一例である。
【0082】
図4(c)では、
図4(a)に示す表示に加えて、「more small」が併記されたアイコン403を表示した例を示している。
【0083】
これにより、撮影者に更に小さい音声での発声を促すことが可能となる。
【0084】
以上説明したように、本実施例によれば、静音モード撮影時に外部マイク接続状態および接眼状態に応じて本体マイクもしくは外部マイクの音声検知レベルを自動調整することで、撮影者がより小声で音声入力可能で周囲への迷惑を低減することができる。
【0085】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
【0086】
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。