(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-12-15
(45)【発行日】2025-12-23
(54)【発明の名称】情報処理装置およびその制御方法、プログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 1/00 20060101AFI20251216BHJP
【FI】
H04N1/00 127A
(21)【出願番号】P 2021134623
(22)【出願日】2021-08-20
【審査請求日】2024-08-01
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126240
【氏名又は名称】阿部 琢磨
(74)【代理人】
【識別番号】100223941
【氏名又は名称】高橋 佳子
(74)【代理人】
【識別番号】100159695
【氏名又は名称】中辻 七朗
(74)【代理人】
【識別番号】100172476
【氏名又は名称】冨田 一史
(74)【代理人】
【識別番号】100126974
【氏名又は名称】大朋 靖尚
(72)【発明者】
【氏名】牛之▲濱▼ 宅哉
【審査官】橋爪 正樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-156199(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/00
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、
前記画像処理装置が原稿の画像を読み取って生成した画像データを受信する通信手段と、
前記通信手段が受信した前記画像データを格納する格納先を特定するための情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記情報に基づく格納先に前記通信手段が受信した前記画像データを格納する格納手段と、
前記通信手段が受信した画像データが2つ以上の画像データである場合、前記取得手段が取得した前記情報
に基づくフォルダを表示するためのオブジェクトがトークルームに表示されるように
し、
前記通信手段が受信した画像データが1つの画像データである場合、前記画像データを表示するためのオブジェクトが前記トークルームに表示されるようにする制御手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記トークルームに表示された前記
フォルダを表示するためのオブジェクトが選択されることに基づいて、前記画像データを含むデータであって、前記格納先に格納されているデータがユーザによって選択可能なように表示されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示されたデータから前記画像データが選択されることによって、前記ユーザによって選択された前記画像データに基づく画像が表示されることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記トークルームは、前記格納手段が前記格納先に前記画像データを格納する前にユーザによって設定されたトークルームであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記トークルームは、前記情報処理装置によって提供されるチャットサービスのトークルームであり、前記格納先は前記チャットサービスによって提供されるフォルダであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記トークルームでは複数のユーザによってメッセージのやりとりが行われていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記情報は、前記格納先のURLであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
画像処理装置と通信可能な情報処理装置によって実行されるプログラムであって、
前記画像処理装置が原稿の画像を読み取って生成した画像データを受信する通信工程と、
前記通信工程で受信した前記画像データを格納する格納先を特定するための情報を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した前記情報に基づく格納先に前記通信工程で受信した前記画像データを格納する格納工程と、
前記通信工程で受信した画像データが2つ以上の画像データである場合、前記取得工程で取得した前記情報
に基づくフォルダを表示するためのオブジェクトがトークルームに表示されるように
し、
前記通信工程で受信した画像データが1つの画像データである場合、前記画像データを表示するためのオブジェクトが前記トークルームに表示されるようにする制御工程とを有することを特徴とするプログラム。
【請求項9】
前記トークルームに表示された前記
フォルダを表示するためのオブジェクトが選択されることに基づいて、前記画像データを含むデータであって、前記格納先に格納されているデータがユーザによって選択可能なように表示されることを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記表示されたデータから前記画像データが選択されることによって、前記ユーザによって選択された前記画像データに基づく画像が表示されることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
【請求項11】
前記トークルームは、前記格納工程で前記格納先に前記画像データを格納する前にユーザによって設定されたトークルームであることを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載のプログラム。
【請求項12】
前記トークルームは、前記情報処理装置によって提供されるチャットサービスのトークルームであり、前記格納先は前記チャットサービスによって提供されるフォルダであることを特徴とする請求項8乃至11の何れか1項に記載のプログラム。
【請求項13】
前記トークルームでは複数のユーザによってメッセージのやりとりが行われていることを特徴とする請求項8乃至12の何れか1項に記載のプログラム。
【請求項14】
前記情報は、前記格納先のURLであることを特徴とする請求項8乃至13の何れか1項に記載のプログラム。
【請求項15】
画像処理装置と通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
前記画像処理装置が原稿の画像を読み取って生成した画像データを受信する通信工程と、
前記通信工程で受信した前記画像データを格納する格納先を特定するための情報を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した前記情報に基づく格納先に前記通信工程で受信した前記画像データを格納する格納工程と、
前記通信工程で受信した画像データが2つ以上の画像データである場合、前記取得工程で取得した前記情報
に基づくフォルダを表示するためのオブジェクトがトークルームに表示されるように
し、
前記通信工程で受信した画像データが1つの画像データである場合、前記画像データを表示するためのオブジェクトが前記トークルームに表示されるようにする制御工程とを有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置およびその制御方法、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、画像処理装置が原稿の画像をスキャンし、生成した画像データを、チャットサービスを提供しているチャットサーバに送信することが開示されている。それにより、チャットサービスのトークルーム上で画像データがアップロードされ、共有される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、画像処理装置から送信された画像データはトークルームにアップロードされるが、チャットサービスで管理されるフォルダなどのフォルダに格納することが考えられる。なお、このフォルダに画像データが格納されてもトークルームでは格納されたことを確認することはできない。そのため、画像処理装置から送信された画像データをフォルダに格納する場合、トークルームを参照しているユーザはどのフォルダに所望の画像データが格納されているかを知ることができない。
【0005】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、画像処理装置から送信された画像データがフォルダに格納される場合に、その画像データが格納されたフォルダをユーザが簡単に参照できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の情報処理装置は、画画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、前記画像処理装置が原稿の画像を読み取って生成した画像データを受信する通信手段と、前記通信手段が受信した前記画像データを格納する格納先を特定するための情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記情報に基づく格納先に前記通信手段が受信した前記画像データを格納する格納手段と、前記通信手段が受信した画像データが2つ以上の画像データである場合、前記取得手段が取得した前記情報に基づくフォルダを表示するためのオブジェクトがトークルームに表示されるようにし、前記通信手段が受信した画像データが1つの画像データである場合、前記画像データを表示するためのオブジェクトが前記トークルームに表示されるようにする制御手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
画像処理装置から送信された画像データがフォルダに格納される場合に、その画像データが格納されたフォルダをユーザが簡単に参照できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明におけるメッセージアプリケーションサービスの全体構成の一例を示す図
【
図2】MFP10のハードウェア構成の一例を示す図
【
図3】ユーザ端末20のハードウェア構成の一例を示す図
【
図4】メッセージアプリケーションサーバ30のハードウェア構成の一例を示す図
【
図5】テナントサーバ40のハードウェア構成の一例を示す図
【
図6】テナントサーバ40内のHDD405に格納されるテナント情報601の一例を示す図
【
図7】チャットボットアプリケーション307と連携したメッセージアプリケーション306がユーザ端末20の操作パネル201に表示する画面の一例を示す図
【
図8】操作部116に表示されるホーム画面808の一例を示す図
【
図9】スキャン処理及びパスの通知処理の一例を示すシーケンス図
【
図10】フォルダパスの通知処理の一例を示すフローチャート
【
図11】URLの通知が行われた際にメッセージアプリケーション306がユーザ端末20の操作パネル201に表示する画面を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【0010】
本発明の第1の実施形態について説明する。画像処理装置として、プリントやスキャン、FAX機能を有する複合機であるMFP10(Multi Function Peripheral)を例に説明する。
【0011】
図1は、本発明におけるメッセージアプリケーションサービスの全体構成の一例を示す図である。メッセージアプリケーションサービスは、画像処理装置であるMFP10、11、ユーザ端末20~22、メッセージアプリケーションサーバ30、テナントサーバ40から構成される。それぞれはネットワーク70を介して接続されており通信可能である。ネットワーク70はWANやLANで構成される無線、または有線のネットワークである。
【0012】
MFP10、11は、メッセージアプリケーションサーバ30より通知された画像を印刷する機能、もしくは原稿を読み取って、生成した画像データを情報処理装置の一例であるメッセージアプリケーションサーバに送信する機能を持つ。図中ではMFP10、11に示される2台のMFPが接続されていることを例に挙げているが、接続数は任意である。MFP10、11は同一の構成であり、以降はMFP10について説明する。
【0013】
ユーザ端末20~22は、メッセージアプリケーションサービスのユーザが利用する、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ等の情報端末を指す。図中ではユーザ端末20~22に示される3台の端末が接続されていることを例に挙げているが、接続数は任意である。ユーザは、ユーザ端末20~22のいずれかを操作してクラウド上のメッセージアプリケーションサーバ30にアクセスし、他ユーザとのメッセージのやり取りやインストールされているアプリケーションの実行を行う。ユーザ端末20~22とメッセージアプリケーションサーバ30は有線あるいは無線の通信ネットワークに接続されており、各々でデータ送受信が可能となっている。本実施形態では通信ネットワークの一例としてインターネット上の公衆回線を想定しているが、専用回線を用いても良い。ユーザ端末20~22は同一の構成とすることが可能であり、以降はユーザ端末20について説明する。
【0014】
メッセージアプリケーションサーバ30は、クラウド60上に配置されたクラウドサーバであり、メッセージアプリケーション306を用いたサービスを提供する情報処理装置である。メッセージアプリケーションサーバ30は、ユーザ端末20~22に対するメッセージ等の送受信処理、及びメッセージ送受信の表示画面表示等、メッセージのやり取りに関する処理全般を実行する。メッセージアプリケーション306におけるメッセージやり取りのしくみに関しては、
図7説明の項目にて説明する。
【0015】
テナントサーバ40は、クラウド60上に配置されたクラウドサーバであり、各テナント情報を保存、提供するサーバである。テナントサーバ40に格納されるテナント情報の詳細に関しては、
図6説明の項目にて説明する。
【0016】
図2は、MFP10のハードウェア構成の一例を示す図である。CPU111を含む制御部110は、MFP10全体の動作を制御する。CPU111は、ROM112又はストレージ114に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出して、読取制御や印刷制御などの各種制御を行う。ROM112は、CPU111で実行可能な制御プログラムを格納する。また、ROM112は、ブートプログラムやフォントデータなども格納する。RAM113は、主記憶メモリであり、ワークエリア、ROM112及びストレージ114に格納された各種制御プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。ストレージ114は、画像データ、印刷データ、各種プログラム、各種アドレス、及び各種設定情報を記憶する。ストレージ114として用いる媒体の候補として、SSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disc Drive)などの補助記憶装置、eMMC(embedded Multi Media Card)などが挙げられる。
【0017】
なお、本実施例のMFP10は、1つのCPU111が1つのメモリ(RAM113)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、これに限るものではない。例えば複数のCPU、RAM、ROM、及びストレージを協働させて各処理を実行することもできる。また、ASICやFPGA等のハードウェア回路を用いて一部の処理を実行するようにしてもよい。
【0018】
操作部I/F115は、例えばタッチパネルのような表示部やハードキーを含む操作部116と制御部110を接続する。操作部116は、ユーザに対して情報を表示する表示部でもあり、ユーザからの入力を検出する操作部でもある。
【0019】
読取部I/F117は、例えばスキャナのような読取部118と制御部110を接続する。読取部118は原稿の画像を読み取って、CPU111がその画像をバイナリーデータなどの画像データに変換する。読取部118によって読み取られた画像に基づき生成された画像データは、外部装置に送信されたり、記録紙上に印刷されたりする。
【0020】
印刷部I/F119は、例えばプリンタのような印刷部120と制御部110を接続する。CPU111は、RAM113に記憶された画像データ(印刷データ)を印刷部I/F119を介して印刷部120に転送する。印刷部120は、転送された画像データに基づく画像を給紙カセットから給送された記録紙に印刷する。
【0021】
無線通信部I/F121は、無線通信部122を制御する為のI/Fで制御部110と無線経由で外部の無線機器と接続する。外部の無線機器としてユーザ端末20~22を使用する構成としてもよい。
【0022】
通信部I/F123は、制御部110とネットワーク100を接続する。通信部I/F123は、通信部124がネットワーク100上の外部装置に画像データや装置内部の各種情報を送信したり、ネットワーク100上の情報処理装置から印刷データやネットワーク100上の情報を受信したりする。ネットワーク100を介した送受信の方法としては、電子メール(Eメール)を用いての送受信や、その他のプロトコル(例えば、FTPやSMB、WEBDAV等)を用いたファイル送信を行うことができる。さらに、ユーザ端末20、メッセージアプリケーションサーバ30からのHTTP通信によるアクセスで、画像データや各種設定データをネットワーク100で送受信する事もできる。
【0023】
図3はユーザ端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、本実施例のユーザ端末20はスマートフォンやタブレットPC等の装置を想定しているが、Wi-Fi通信などを用いてネットワーク100に接続が可能な情報処理装置であれば他の装置であってもよい。
【0024】
CPU207はROM208が記憶している制御プログラムを読み出して、ユーザ端末20の動作を制御するための様々な処理を実行する。ROM208は、制御プログラムを記憶している。RAM209は、CPU207の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD210は、写真や電子文書等の様々なデータを記憶する。
【0025】
操作パネル201は、ユーザのタッチ操作を検出可能なタッチパネル機能を備え、OSや電子メール送信アプリケーションが提供する各種画面を表示する。また、操作パネル201は、メッセージアプリケーションサーバ30に記憶されている情報を確認するために使用される。ユーザは操作パネル201にタッチ操作を入力することで、ユーザ端末20に所望の操作指示を入力することができる。なお、ユーザ端末20は不図示のハードウェアキーを備えていて、ユーザはこのハードウェアキーを用いてユーザ端末20に操作指示を入力することもできる。
【0026】
カメラ204はユーザの撮像指示に応じて撮像する。カメラ204で撮像された写真は、HDD210の所定の領域に記憶される。また、QRコード(登録商標)解析が可能なプログラムを用いて、カメラ204で読み取ったQRコードから情報を取得することも可能である。
【0027】
ユーザ端末20はNFC通信部205、Bluetooth(登録商標)通信部206、無線LAN通信部211を介して各種周辺機器とデータの送受信を行うことができる。ユーザ端末20のBluetooth通信部206はBluetooth Low Energyに対応していてもよい。
【0028】
図4はメッセージアプリケーションサーバ30のハードウェア構成の一例を示す図である。CPU301はROM302が記憶している制御プログラムやHDD305が記憶しているメッセージアプリケーション306を読み出して、メッセージアプリケーションサーバ30の動作を制御するための様々な処理を実行する。
【0029】
ROM302は、制御プログラムを記憶している。RAM303は、CPU301の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD305は、メッセージ、画像、チャンネル情報、アプリケーション等の様々なデータを記憶する。通信部304を介してユーザ端末20、MFP10など各種機器とデータの送受信を行うことができる。なお、通信部304はEthernet(登録商標)を用いた有線の通信を行ってもいいし、Wi-Fiのような無線通信を行ってもよい。HDD305にはメッセージアプリケーション306がインストールされ、CPU301上で動作する。また、HDD305には、チャットボットアプリケーション307がインストールされている。
【0030】
図5はテナントサーバ40のハードウェア構成の一例を示す図である。CPU401はROM402が記憶している制御プログラムを読み出して、テナント情報601を制御するための様々な処理を実行する。保存されるテナント情報601についての説明は後述する。ROM402は、制御プログラムを記憶している。RAM403は、CPU401の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD405は、テナント情報601などを記憶する。通信部404を介してメッセージアプリケーションサーバ30など各機種とデータの送受信を行うことができる。
【0031】
図6はテナントサーバ40内のHDD405に格納されるテナント情報601の一例を示す図である。テナント情報601は1つ以上のグループを持ち、
図6の例では2つのグループ602、610が存在する。メッセージアプリケーション306の構成によっては、1つのテナント情報の中に1つのグループ情報しか持たない場合があり、その際はテナント情報601とグループ情報が同等のものとなる。
【0032】
各グループ602、610はそれぞれグループを構成する情報を持っている。具体的には、グループ602を例に挙げるとユーザ情報603、チャンネル情報604、プリンタ情報606、連携アプリケーション情報607、ファイル情報608が紐づけられている。
【0033】
ユーザ情報603はグループに所属する各ユーザの情報を示す。チャンネル情報604はユーザ情報603をグルーピングするための情報であり、チャンネルごとに該当するユーザ情報をまとめたリスト605を保持している。なおチャンネルとは対応づけられている複数のユーザがメッセージをやりとりするためのトークルームである。
【0034】
プリンタ情報606はMFP10を識別するための情報である。グループ情報602を用いるアプリケーションはプリンタ情報を参照することで、任意のMFPに印刷命令などのコマンドを送付することができるようになる。このプリンタ情報606はMFPのIPアドレスやMACアドレスであってもよいし、一意に識別可能なIDであってもよい。またそのIDはメッセージアプリケーションサーバ30にMFP10の情報を登録したときに、MFP10によって発行されたIDであってもよい。なお、プリンタ情報606はグループに対応づけられているが、チャンネルに対応付けられていてもよいし、後述の連携アプリケーション情報に対応づけられていてもよい。例えば、アプリケーション1にはMFP10、アプリケーション2にはMFP10、11が対応付けられているように構成になっていてもよい。また、プリンタ情報606はテナント情報601に対応付けられていてもよい。つまり、
図6のテナント1の場合、テナント1で共通して対応付けられたプリンタ情報606が示すプリンタが使用される。
【0035】
連携アプリケーション情報607は、グループ602に対応したメッセージアプリケーション306と連携する連携アプリケーションの情報である。連携アプリケーションとしてチャットボットアプリケーション307をグループ602に連携させている場合、連携アプリケーション情報607にチャットボットアプリケーション307の情報が記憶される。
【0036】
ファイル情報608はグループ602に対応づけて保持されるフォルダおよびファイルの情報である。フォルダにはフォルダまたはファイルを格納することができる。例えば、「フォルダU1_1」内には、「ファイルU1_1_1」と「ファイルU1_1_2」の2つのファイルが格納されている。
【0037】
また、ファイル情報608は、グループ602に存在する全てのユーザおよびチャンネル専用の専用フォルダ609を保持している。専用フォルダはユーザの追加やチャンネルの作成をトリガーにメッセージアプリケーション306が作成する。ユーザ専用フォルダには、ユーザ自身がアップロードしたファイルや作成したフォルダ、他ユーザに対して個人宛で送信したファイルなどが格納されている。チャンネル専用フォルダには、チャンネルに所属するユーザがチャンネルに対してアップロードしたファイルや作成したフォルダなどが格納されている。
【0038】
例えば、専用フォルダ609には、ユーザ1が個人で利用するフォルダおよびファイルを格納した「フォルダ_ユーザ1」フォルダや、チャンネル1に所属するユーザ間で共有するフォルダである「フォルダ_チャンネル1」フォルダなどが存在する。また、ユーザは記憶されているファイルをそのチャンネル内で確認したり、ユーザ端末20にダウンロードしたりすることができる。
【0039】
テナント情報601に対応したユーザ一覧をメッセージアプリケーション306が参照する場合、メッセージアプリケーション306は通信部304を介してテナントサーバ40のHDD405が持つグループ情報602を参照し、ユーザ情報603がリストされる。チャンネル情報604、プリンタ情報606、連携アプリケーション情報607、ファイル情報608に関しても同様である。
【0040】
図7は、チャットボットアプリケーション307と連携したメッセージアプリケーション306がユーザ端末20の操作パネル201に表示する画面の一例を示す図である。
【0041】
画面701は、グループ602に対応したメッセージアプリケーション306が、ユーザ端末20の操作パネル201に表示するメッセージ画面の一例を示す図である。本画面例では、グループ602と紐づいたメッセージアプリケーション306に、ユーザ603がアクセスした場合を示している。
【0042】
領域702にはメッセージアプリケーションサーバ30にアクセスし、画面701に表示されるデータを受信したユーザのユーザ情報603と、そのユーザが所属するグループ情報602が表示されている。
【0043】
領域703にはメッセージアプリケーションサーバ30にアクセスしたユーザ1に対応するグループ情報602に対応する他のユーザ情報603、チャンネル情報604が表示されている。ユーザは領域703から任意の相手を選択することで、選択した相手と個別のメッセージのやり取りを行うことが可能となる。ここでチャンネル情報604を選択した場合、画面705のようにチャンネルに所属するメンバー全員とメッセージのやり取りが可能になる。領域719にはメッセージアプリケーションサーバ30にアクセスしたユーザ1に対応するフォルダやそのユーザが所属するチャンネルに対応するフォルダおよびファイルを表示している。
【0044】
ボタン704は連携アプリケーションを追加するためのオブジェクトであり、本ボタンが押下されることで連携アプリケーションのインストールが行われる。
【0045】
画面705はトークルームの画面であり、現在メッセージのやり取りをしている相手から受信したメッセージの履歴が表示されている。すなわち、703にて選んだ相手から通知されたメッセージが705に表示される。
【0046】
メッセージ706はユーザ1が送信したメッセージの履歴が表示されている。メッセージは文字だけでもよく、ファイル情報608が付与されていてもよい。つまりファイルのリンク等が付与されていてもよい。
【0047】
メッセージ707は連携アプリケーションを起動する為のメッセージである。本実施例では連携アプリケーション情報607にチャットボットアプリケーション307がインストールされている例で説明する。「スキャンしたい」という文言をトリガーにしてチャットボットアプリケーション307が起動し画面711が表示される。本実施例では文言をトリガーとしてチャットボットアプリケーション307を起動したが、画面705等でチャットボットアプリケーション307を選択して起動させる形にしてもよい。
【0048】
画面711はチャットボットアプリケーション307がユーザ端末20の操作パネル201に表示するスキャンボタン生成画面の一例を示す図である。
【0049】
ウインドウ712は原稿を読み取って、画像データを生成する読取処理(スキャン処理)で使用される読取設定(スキャン設定)を行うためのウインドウである。
【0050】
プルダウン713では原稿の読取サイズの設定を行うことができる。ウインドウ712では、そのほかにファイル形式や濃度、両面設定などの読取設定を行うことができる。
【0051】
プルダウン714では読取処理を実行するMFPを指定する為の設定項目である。このプルダウンには、テナント情報601で、ボットアプリケーションが起動されたチャンネルもしくはグループに対応するプリンタ情報がリストとして表示される。なお、ボットアプリケーションを起動したユーザに対応するプリンタ情報がリストとして表示される。ここではMFP10(プリンタ1)が選択されている。
【0052】
設定欄715はボタンの名称を設定する為の設定欄である。ユーザが手入力で文字列を入力したり、チャンネル名などから選択できるようになっている。このボタンについては後述する。
【0053】
設定欄716はボタンの削除条件を指定する為の設定欄である。この設定欄716ではボタンを削除(表示しないように)する条件を、「時間経過で削除」、「実行回数で削除」、「ボタンの数で削除」などの条件から選択することができる。「時間経過で削除」が選択された場合は、ウインドウ712で設定されMFP10で登録されたボタンが、登録されてから所定の期間が経過することによって登録されたボタンが削除される(表示されないようになる)。この所定の期間はユーザが任意に入力して、決定してもよい。「実行回数で削除」が選択された場合は、ウインドウ712で設定されMFP10で登録されたボタンが、登録されてから所定の回数選択され、所定の回数読取処理を実行することによって、登録されたボタンが削除される(表示されないようになる)。この所定の回数はユーザが任意に入力して、決定してもよい。「ボタンの数で削除」が選択された場合、MFP10に登録されたボタンの数が所定の数になったことによって、登録されたボタンが削除される(表示されないようになる)。なお、この所定の数はユーザが任意に入力して、決定してもよい。
【0054】
ボタン717はMFP10にボタン登録要求を行うためのオブジェクトである。ボタン717が選択されると、ウインドウ712で設定された各設定の情報とボタンの登録要求がMFP10に送信される。
【0055】
このように、ボタンを削除(表示しないように)することによって、MFP10の操作部116に表示されるボタンの数を調整することができ、ボタンが増えてユーザが選択しづらくなるという課題を解決することができる。
【0056】
ボタン718はキャンセルするためのオブジェクトである。ボタン718が選択されると、ウインドウ712で設定された各設定を破棄して、画面701に戻る。
【0057】
画面720はユーザがチャンネル1に対してアップロードされたファイルである「doc.pdf」を領域723から選択したときにメッセージアプリケーション306がユーザ端末20の操作パネル201に表示する画面を示す図である。
【0058】
領域721には、ユーザが選択したファイルのファイル名が表示されている。なお、本実施例ではファイル名を表示しているが、ファイルが格納されているパスを表示しても良い。
【0059】
ウインドウ722は、ファイルを表示するためのファイル表示ウインドウであり、ユーザが選択した「doc.pdf」を表示している。なお、ウインドウ722は選択されたファイルの形式に適した表示方法や機能の提供を行うことができる。例えば、選択されたファイルがテキストであれば、テキストの表示に加えて文字の挿入や削除が可能な機能を持ったウインドウとしてファイルを表示する。また、ユーザが領域723でファイルではなくフォルダを選択した場合、ファイル表示ウインドウ722には選択したフォルダに格納されているフォルダおよびファイルの一覧がリスト表示される。
【0060】
図8は操作部116に表示されるホーム画面808の一例を示す図である。操作部116は、操作画面を表示するタッチパネル801とLED809、LED810からなる。タッチパネル801は、タッチパネルとしてユーザからの指示を受け付ける受付手段としても機能する。ユーザは、タッチパネル801上に表示される画面を指やスタイラス等のオブジェクトで直接タッチし、表示された画面に基づく各機能の実行を指示する。
図8に示すタッチパネル801の画面は、HOME画面808を表示している。HOME画面808は、MFP10の各機能の実行を指示する為の最初の画面で、コピー、ファクス、スキャン、メディアプリント、などMFP10が実行する各機能の為の各種設定を行う画面表示を選択する為の画面である。
【0061】
状況確認ボタン805は、MFP10の状態を確認する画面(状況確認画面)を表示するためのボタンである。状況確認画面より送信履歴等を表示する事が可能となる。尚、ここでボタンとして説明しているが、タッチパネルにおけるボタンは、表示エリアの区切られた領域をタッチする事で押下された事を検出する事を意味する。
【0062】
ボタン802は、ボタン717が押下されることにより作成されるチャンネル1への送信実行ボタンである。設定欄716の条件を満たした場合、このボタンは削除される。つまり、このホーム画面808にボタン802が表示されなくなる。また、ボタンに対応づけて記憶された設定情報なども削除される。
【0063】
ボタン803は、MFP10からスキャン選択画面(不図示)を表示するためのスキャンボタンである。スキャン選択画面は、電子メール送信(Eメール)、SMB、FTP、HTTPによるファイル送信、インターネットファクス(Iファクス)送信、などの送信手段の選択表示を行う。表示された選択表示画面にタッチする事で各送信設定画面を表示する。
【0064】
ボタン804は、MFP10のアドレス帳画面を表示する為のアドレス帳ボタンである。
【0065】
LED809及びLED810はMFP10の状態をユーザに通知するLEDである。LED809は、電子メールや印刷ジョブの受信中や実行中に点灯し、LED810はMFP10に何らかのエラーが発生した際に点灯する。
【0066】
ボタン806は、各種操作のキャンセルを実行するときに押下するストップボタンで、操作部116では、常時表示される常駐キーである。
【0067】
ボタン807は、HOME画面808を表示するために押下するHOMEボタンで、操作部116では、常時表示される常駐キーである。
【0068】
ボタン811は使用言語などの環境設定や各機能の設定を行う為の画面を表示するメニューボタンである。
【0069】
図9はスキャン処理及びパスの通知処理の一例を示すシーケンス図である。尚、本実施例のシーケンス図のMFP10の各動作(ステップ)は、CPU111がROM112またはストレージ114に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出して実行する。
【0070】
S901にて、ユーザはスキャン実行指示を実行し、実行指示を受け付けたユーザ端末20はメッセージアプリケーションサーバ30にスキャン実行指示を送信する。スキャン実行指示は707で記載したようにチャットの文言をトリガーにしてチャットボットアプリケーション307が起動しても良いし、チャットボットアプリケーション307を選択して起動させる形にしてもよい。
【0071】
S902にて、メッセージアプリケーションサーバ30のCPU301はテナントサーバ40へプリンタ情報取得要求を実施する。
【0072】
S903にて、テナントサーバ40のCPU401はプリンタ情報606をメッセージアプリケーションサーバ30に送信する。
【0073】
S904にて、メッセージアプリケーションサーバ30のCPU301はチャットボットアプリケーション307を起動し、ウインドウ712をユーザ端末20に表示させるように制御する。
【0074】
S905にて、ユーザ端末20はウインドウ712に表示されたスキャン設定の入力を受け付ける。S906にて、ユーザ端末20は生成ボタン717の押下を受け付けると、入力されたスキャン設定をメッセージアプリケーションサーバ30に送信する。
【0075】
S907にて、メッセージアプリケーションサーバ30のCPU301はS906で受信されたデータからスキャンボタン生成情報を生成し、MFP10へ送信する。スキャンボタン生成情報には、スキャンによって生成された画像データの送信先のURLが含まれる。つまり、MFP30がメッセージアプリケーションサーバ30にアクセスするためのURLが含まれている。
【0076】
S908にて、CPU111は受信したスキャンボタン生成情報からスキャン実行ボタン802を生成する。
【0077】
S909にて、ユーザはスキャン実行ボタン802を押下する。ユーザのスキャン実行ボタン802の押下をトリガーにチャットボットアプリケーション307は、MFP10のスキャンジョブ状況の監視を開始する。S910にて、CPU111はS907で受信したスキャン設定に基づいて、原稿のスキャンを実行する。
【0078】
S911にて、MFP10のCPU111はS907で受信した送信先のURLに基づいて、メッセージアプリケーションサーバ30にスキャン画像を送信する。
【0079】
S912にて、メッセージアプリケーションサーバ30はチャットボットアプリケーション307を実行することで、受信した画像データをHDD305に保存するとともに、送信されたスキャン画像のファイル数をカウントする。本実施例ではメッセージアプリケーションサーバ30に画像を保存するが、連携しているストレージサーバに保存するなどしてもよい。なお、スキャン画像のファイル名は予めユーザがMFP10に設定していた名前としても良いし、「20210520_0001.pdf」などの日付と他のファイルと重複しない数字の組み合わせのような自動付与による名前としても良い。
【0080】
S913にて、メッセージアプリケーションサーバ30はチャットボットアプリケーション307を実行することで、スキャンジョブの完了を検知するとMFP10から送信された画像データの数を取得する。画像データの数はS912にて受信した画像データの数をカウントすることで取得しても良いし、MFP10のスキャンジョブ状況から取得しても良い。さらにチャットボットアプリケーション307を実行することで、送信された画像データが複数あると判断した場合、フォルダを新規で作成し、画像データを作成されたフォルダ内に格納する。作成するフォルダの名前は「SCAN0001」といった機能名称と他のフォルダと重複しない数字の組み合わせとしても良いし、「20210520_0001」といった日付と重複しない数字の組み合わせなどをフォルダ名としても良い。また、ユーザが任意に決定できてもよい。その時は、MFP10でユーザがフォルダ名を入力してもよいし、ウインドウ712で入力してもよい。
【0081】
S914にて、メッセージアプリケーションサーバ30がチャットボットアプリケーション307を実行し、画像データを格納したフォルダのURLやリンクをメッセージでユーザに通知する。
【0082】
なお、本実施例では、S913のフォルダ作成の判断およびフォルダ作成と、S914のユーザ通知をチャットボットアプリケーション307が行っているが、MFP10が実施しても良い。
【0083】
図10は、フォルダパスの通知処理の一例を示すフローチャートである。本フローチャートは、メッセージアプリケーションサーバ30がチャットボットアプリケーション307を実行することで、MFP10のスキャンジョブ完了を検知した時点から開始される。
【0084】
S1001にて、メッセージアプリケーションサーバ30がチャットボットアプリケーション307を実行することで、メッセージアプリケーションサーバ30がMFP10から受信した画像データが複数であるかを判断する。受信した画像データが複数あると判断した場合S1002に、1つのみであると判断した場合S1004に遷移する。なお、この判定をせずに常にS1002に進むようにしてもよい。つまり、MFP10から受信した画像データの数にかかわらずフォルダを作成するようにしてもよい。
【0085】
S1002にて、メッセージアプリケーションサーバ30がチャットボットアプリケーション307を実行することで、メッセージアプリケーション上にフォルダを作成する。具体的には、領域719に表示されるフォルダであり、メッセージアプリケーションサーバ30によって管理、提供されるフォルダであり、メッセージアプリケーション上で参照可能なフォルダを作成する。なお、作成されるフォルダの名称は、ウインドウ712で設定されてもよいし、MFP10の操作部116で設定されてもよい。MFP10の操作部でフォルダ名が設定された場合、メッセージアプリケーションサーバ30はMFP10からフォルダ名を示す情報を受信する。
【0086】
なお、本実施例では受信した画像データを新たに生成したフォルダに格納する例を説明するが、これに限るものではない。例えば、ユーザによって指定されたフォルダ名を持つフォルダが既にある場合は新たにフォルダを生成することなく既存のフォルダに画像データを格納し、指定されたフォルダ名を持つフォルダがない場合は、新たにフォルダを生成し、格納してもよい。
【0087】
S1003にて、メッセージアプリケーションサーバ30がチャットボットアプリケーション307を実行することで、S1002で作成したフォルダにMFP10から受信した画像データを格納する。
【0088】
S1004にて、メッセージアプリケーションサーバ30がチャットボットアプリケーション307を実行することで、通知するURLを取得する。具体的には、MFP10から受信した画像データが複数ある場合は、複数の画像データを格納したフォルダを参照するためのURLを取得する。なお、ここで取得するのは、格納先であるフォルダを特定するための情報であれば、フォルダを参照するためのパスなどであってもよい。MFP10から受信した画像データが1つである場合は、その画像データを参照するためのURLが取得される。なお、ここで取得される情報も画像データを特定し、参照するための情報であればファイルパスのような情報でもよい。
【0089】
S1005にて、メッセージアプリケーションサーバ30がチャットボットアプリケーション307を実行することで、S1004で取得したURLを含むメッセージを送信先となっているチャンネルに対して通知する。なお、メッセージの送信先は、スキャンボタンの生成指示を行ったユーザ個人宛としても良い。
【0090】
図11は、URLの通知が行われた際にメッセージアプリケーション306がユーザ端末20の操作パネル201に表示する画面を示す図である。
【0091】
メッセージ1101は、S1001にて画像データが1つのみであると判断された場合に通知されるメッセージである。メッセージ1101には、MFP10から送信された画像データが保存されたことを示すメッセージとともに、保存された画像データのファイル名1102が表示される。ファイル名1102は画像データを参照するためのURLに紐づいたリンクとなっている。リンクはユーザのクリックやタップといった操作によって選択することができる。なお、ファイル名1102のみではなく、メッセージ1101のメッセージ領域内の任意の場所を選択することで画像データを表示するようにしても良い。また、メッセージ1101のリンクの表示文字列はファイル名ではなく、URLであっても良い。
【0092】
画像1103は、ユーザがファイル名1102を選択した場合に、ファイル名1102に紐づいたURLにアクセスすることによって表示される画像であり、MFP10から受信した画像データに基づく画像である。なお、画像の表示はユーザ端末20にインストールされている画像表示アプリケーションなどによってされてもいいし、メッセージアプリケーションが表示してもいい。
【0093】
このように、画像データがアップロードされるとトークルームに画像データごとにアイコンやメッセージが表示される。トークルームを参照するユーザはそのアイコンやリンクを選択することで、選択されたアイコンやリンクに対応する画像が表示、もしくはダウンロードされる。
【0094】
画像処理装置が複数の画像データをチャットサーバに送信して、トークルームにアップロードすると、複数の画像データのそれぞれに対応する複数のアイコンやリンクがトークルームに表示される。そのため、共有される画像データの数が多くなるにつれて表示されるアイコンやリンクの数が多くなり、ユーザがそのトークルームでやりとりされているメッセージを参照しづらくなる。
【0095】
上記課題を解決するために、S1004では複数の画像データを受信した場合には、その複数の画像データはフォルダに格納され、トークルーム(チャンネル)に表示されるのは複数の画像データが格納されたフォルダのアイコンやリンクだけを表示する。これによって、ユーザがそのトークルームでやりとりされているメッセージを参照しづらくなることを防ぐことができる。
【0096】
メッセージ1104は、S1001にて画像データが複数あると判断された場合に通知されるメッセージである。メッセージ1104には、MFP10から受信した複数の画像データがフォルダに格納されたことを示すメッセージとともに、複数の画像データが格納されているフォルダのフォルダ名1105が表示される。フォルダ名1105はフォルダにアクセスするためのURLに紐づいたリンクとなっている。なお、フォルダ名1105のみではなく、メッセージ1104のメッセージ領域内の任意の場所を選択することでフォルダ内のスキャン画像一覧を表示するようにしても良い。また、メッセージ1104のリンクの表示文字列はフォルダ名ではなく、URLとしても良い。
【0097】
リスト1106は、ユーザがフォルダ名1105を選択した場合に、フォルダ名1105に紐づいたURLのフォルダに格納されているデータの一覧をメッセージアプリケーション306がリスト表示したものである。リストには、データのファイル名やファイルサイズなどが表示され、ユーザがリスト内のデータを選択することで、選択されたデータの参照を行うことができる。例えば、リストに含まれている画像データを選択すると、画像1103のような選択された画像データに基づく画像が表示される。なお、データのリスト表示は、ユーザ端末20にインストールされているファイル管理アプリケーションなどによって表示するようにしても良い。このように、URLが選択されることにより、格納先に格納されているデータがユーザによって選択可能なように表示される。
【0098】
上記のような処理を実行することにより、画像処理装置から送信された画像データがフォルダに格納される場合に、その画像データが格納されたフォルダをユーザが簡単に参照できるようにすることができる。
【0099】
<その他の実施の形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
【符号の説明】
【0100】
10 MFP
20 ユーザ端末
30 メッセージアプリケーションサーバ