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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2026-01-06
(45)【発行日】2026-01-15
(54)【発明の名称】プログラム、方法、およびシステム
(51)【国際特許分類】
   H04L 67/131 20220101AFI20260107BHJP
   H04L 67/1396 20220101ALI20260107BHJP
   G06T 19/00 20110101ALI20260107BHJP
   G06F 15/00 20060101ALI20260107BHJP
【FI】
H04L67/131
H04L67/1396
G06T19/00 A
G06F15/00 440Z
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2023195234
(22)【出願日】2023-11-16
(65)【公開番号】P2025082035
(43)【公開日】2025-05-28
【審査請求日】2024-10-15
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519120525
【氏名又は名称】カバー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100142365
【弁理士】
【氏名又は名称】白井 宏紀
(74)【代理人】
【識別番号】100230961
【弁理士】
【氏名又は名称】黒澤 万希
(72)【発明者】
【氏名】下江 航
【審査官】吉田 歩
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-280409(JP,A)
【文献】国際公開第2017/068817(WO,A1)
【文献】特開2022-133148(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0185290(US,A1)
【文献】片山 哲也,無料オンラインソフトで知らない人に差を付けろ ネットライフの小粒サプリメント処方箋,iNTERNET magazine 2nd STAGE No.120 ,株式会社インプレス,2004年12月02日,第152-153頁
【文献】Tirco,Bungee Join Messages 1.11.0,Internet Archive "Wayback Machine",2022年07月07日,取得先<https://web.archive.org/web/20220707141624/https://www.spigotmc.org/resources/bungee-join-messages.87134/>
【文献】[DiscordSRV]DiscordとMinecraftでチャットができるプラグイン!|Spigot,りみのす備忘録,2020年08月04日,取得先<https://riminosu13.hatenablog.com/entry/2020/08/04/005220>
【文献】KingDutchIsBad,RankJoin (Custom Join and Leave Messages) 4.0.0,Internet Archive "Wayback Machine",2021年11月25日,取得先<https://www.spigotmc.org/resources/rankjoin-custom-join-and-leave-messages.67551/>,(最終更新日を掲載日として認める。)
【文献】anand,Invisible join in on voice channels,2019年,取得先<https://megalodon.jp/2025-1121-0841-35/https://support.discord.com/hc/en-us/community/posts/360043912491-Invisible-join-in-on-voice-channels#community_comment_360005703232>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/131
H04L 67/1396
G06T 19/00
G06F 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮想空間へのユーザの入室状況に基づいた処理をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記仮想空間に特定ユーザが入室したことを他のユーザに報知するか否かを当該特定ユーザによるユーザ個々の設定を可能とするための処理を行う設定手段と、
前記特定ユーザが前記仮想空間に入室したときであって、当該特定ユーザの設定状態が他のユーザに報知する設定状態であるときに、当該特定ユーザが前記仮想空間に入室したことを他のユーザに報知するための処理を実行可能とする報知手段として機能させ、
前記特定ユーザとは異なるユーザに対しては入室したことを他のユーザに報知するか否かの設定をさせることがなく、
前記特定ユーザが前記仮想空間に入室したことの報知対象となる他のユーザには、当該仮想空間に入室していないユーザが含まれ、
前記特定ユーザが、前記仮想空間に入室したことについて他のユーザに報知する設定状態であるときとは、前記特定ユーザが前記仮想空間に入室する際に前記他のユーザに報知する旨の選択操作を行うことであり、
前記報知手段は、前記特定ユーザが前記仮想空間に入室する際に前記他のユーザに報知する旨の選択操作を行ったことを契機として、当該他のユーザに、当該特定ユーザが前記仮想空間に入室したことを報知するための処理を行う、プログラム。
【請求項2】
前記ユーザには、当該ユーザ以外からの評価である外的評価に応じて変動する評価値が定められており、
前記特定ユーザには、前記評価値に応じて所定条件を満たしているユーザが含まれる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記所定条件は、前記評価値が予め定められた所定値であることにより満たされる条件を含む、請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記特定ユーザには、前記仮想空間を運営する運営者によって予め定められた特定ユーザが含まれる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記特定ユーザが前記仮想空間に入室したことの報知対象となる他のユーザには、当該仮想空間に入室しているユーザが含まれる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
前記特定ユーザが前記仮想空間に入室したことの報知対象となる他のユーザには、当該仮想空間に入室しているユーザが含まれない、請求項1に記載のプログラム。
【請求項7】
前記仮想空間には、提供されるコンテンツが異なる複数種類の仮想空間が含まれ、
前記報知手段は、前記複数種類の仮想空間のうちのいずれかに前記特定ユーザが入室する毎に他のユーザに報知するための処理を行う、請求項1に記載のプログラム。
【請求項8】
前記仮想空間には、提供されるコンテンツが異なる複数種類の仮想空間が含まれ、
前記特定ユーザが前記仮想空間に入室したことの報知内容は、前記複数種類の仮想空間のうち前記特定ユーザが入室した仮想空間を特定可能とする情報を含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項9】
前記報知手段は、前記特定ユーザが前記仮想空間に入室したとしても、当該仮想空間への前回の入室から所定時間経過していないときには、当該特定ユーザが入室したことを他のユーザに報知するための処理を行わない、請求項1に記載のプログラム。
【請求項10】
前記コンピュータを、
前記ユーザからの操作に応じて前記特定ユーザのうちからユーザが予め選択した選択特定ユーザをユーザ毎に記憶するための記憶手段として機能させ、
前記報知手段は、前記仮想空間に入室したユーザが、前記特定ユーザであるときには、当該特定ユーザが入室したことを、当該特定ユーザを前記選択特定ユーザとして選択しているユーザに報知するための処理を行う、請求項1に記載のプログラム。
【請求項11】
仮想空間へのユーザの入室状況に基づいた処理をコンピュータに行わせるための方法であって、
前記仮想空間に特定ユーザが入室したことを他のユーザに報知するか否かを当該特定ユーザによるユーザ個々の設定を可能とするための処理を行うステップと、
前記特定ユーザが前記仮想空間に入室したときであって、当該特定ユーザの設定状態が他のユーザに報知する設定状態であるときに、当該特定ユーザが前記仮想空間に入室したことを他のユーザに報知するための処理を実行可能とするステップとを備え、
前記特定ユーザとは異なるユーザに対しては入室したことを他のユーザに報知するか否かの設定をさせることがなく、
前記特定ユーザが前記仮想空間に入室したことの報知対象となる他のユーザには、当該仮想空間に入室していないユーザが含まれ、
前記特定ユーザが、前記仮想空間に入室したことについて他のユーザに報知する設定状態であるときとは、前記特定ユーザが前記仮想空間に入室する際に前記他のユーザに報知する旨の選択操作を行うことであり、
前記報知するための処理を実行可能とするステップでは、前記特定ユーザが前記仮想空間に入室する際に前記他のユーザに報知する旨の選択操作を行ったことを契機として、当該他のユーザに、当該特定ユーザが前記仮想空間に入室したことを報知するための処理を行う、方法。
【請求項12】
仮想空間へのユーザの入室状況に基づいた処理を行うコンピュータを備えるシステムであって、
前記仮想空間に特定ユーザが入室したことを他のユーザに報知するか否かを当該特定ユーザによるユーザ個々の設定を可能とするための処理を行う設定手段と、
前記特定ユーザが前記仮想空間に入室したときであって、当該特定ユーザの設定状態が他のユーザに報知する設定状態であるときに、当該特定ユーザが前記仮想空間に入室したことを他のユーザに報知するための処理を実行可能とする報知手段とを備え、
前記特定ユーザとは異なるユーザに対しては入室したことを他のユーザに報知するか否かの設定をさせることがなく、
前記特定ユーザが前記仮想空間に入室したことの報知対象となる他のユーザには、当該仮想空間に入室していないユーザが含まれ、
前記特定ユーザが、前記仮想空間に入室したことについて他のユーザに報知する設定状態であるときとは、前記特定ユーザが前記仮想空間に入室する際に前記他のユーザに報知する旨の選択操作を行うことであり、
前記報知手段は、前記特定ユーザが前記仮想空間に入室する際に前記他のユーザに報知する旨の選択操作を行ったことを契機として、当該他のユーザに、当該特定ユーザが前記仮想空間に入室したことを報知するための処理を行う、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、方法、およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワークを介してユーザに対し仮想空間を提供し、他のユーザと仮想空間上で交流を図ることを可能とするシステムが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
タレントなどの人やモノなど好きな応援対象(所謂推し)を応援するファン活動(所謂推し活)において、例えばSNSなどから応援対象であるタレント本人の投稿や、応援対象のタレントが所属する事務所等のアカウントからの投稿をチェックすることで、応援対象の最新情報を収集することが主流となっている(例えば、非特許文献2、および、非特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】“大人気バーチャルSNS「cluster」って何?できることや特徴を解説”、[online]、[令和5年9月22日検索]、インターネット<https://metaversefor.me/metaverse/cluster/>
【文献】“Twitter - Official Site”、[online]、[令和5年7月21日検索]、インターネット<https://twitter.com/i/flow/login?redirect_after_login=%2F>
【文献】“イマドキの若い女性の推し活に欠かせないSNS”、[online]、[令和5年7月21日検索]、インターネット<https://news.mynavi.jp/article/womansns-50/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
非特許文献1のような仮想空間に、ファン活動の応援対象であるタレントなどの特定ユーザが入室すれば、ファンも同じ仮想空間に後を追って入室を試みる傾向にある。そのため、いち早く特定ユーザが入室した情報を入手できれば、ファン活動がより充実したものとなる。
【0006】
しかしながら、特定ユーザであっても、仮想空間へ入室したことを秘密にしたい場合もある。必ずファンに入室が報知されてしまっていては、いずれは仮想空間へ入室することを躊躇するようになり、結果として仮想空間の活性化を妨げる虞がある。
【0007】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、特定ユーザが仮想空間に入室したことを他のユーザに報せるか否かを、特定ユーザ自身に選択可能とさせるプログラム、方法、およびシステムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 本発明のある局面にしたがうプログラムは、仮想空間へのユーザの入室状況に基づいた処理をコンピュータ(例えば、配信サーバ100、ユーザ端末など)に行わせるためのプログラムであって、
コンピュータを、
前記仮想空間に特定ユーザが入室したことを他のユーザに報知するか否かを当該特定ユーザによるユーザ個々の設定を可能とするための処理を行う設定手段(例えば、報知管理部135、表示制御部353による図9(B)の画面をユーザ端末に表示させるための処理など)と、
前記特定ユーザが前記仮想空間に入室したときであって、当該特定ユーザの設定状態が他のユーザに報知する設定状態であるとき(例えば、図9(B)で、「はい」アイコン22Yが選択操作されたときなど)に、当該特定ユーザが前記仮想空間に入室したことを他のユーザに報知するための処理を実行可能とする報知手段として機能させ(例えば、図12のステップS103~S106、変形例の(他のユーザに報せるかの選択について)参照)
前記特定ユーザとは異なるユーザに対しては入室したことを他のユーザに報知するか否かの設定をさせることがない
【0009】
このような構成によれば、特定ユーザが入室するときに他のユーザに報知するか否かを、特定ユーザの好みや状況などを加味して設定できるため、特定ユーザの利便性を向上させることができる。
【0010】
(2) 上記(1)において、前記ユーザには、当該ユーザ以外からの評価である外的評価に応じて変動する評価値が定められており、
前記特定ユーザには、前記評価値に応じて所定条件を満たしているユーザが含まれる。
【0011】
このような構成によれば、評価値に応じて所定条件を満たしている特定ユーザが仮想空間に入室したことを他のユーザに報知することができるため、他のユーザが特定ユーザの情報を得ることが容易となり、仮想空間の興隆を促すことができる。
【0012】
(3) 上記(2)において、前記所定条件は、前記評価値が予め定められた所定値であること(例えば、図7(A)に例示する、ユーザ属性番号がタレントや著名人などの「2」、「3」、「5」であること、評価指数が正の値であることなど)により満たされる条件を含む。
【0013】
このような構成によれば、予め定められた所定値が定められたユーザが入室したときに他のユーザに報知することができるため、他のユーザへの報知対象となる特定ユーザの管理が容易となる。
【0014】
(4) 上記(1)において、前記特定ユーザには、前記仮想空間を運営する運営者によって予め定められた特定ユーザ(例えば、図7(A)のユーザ属性番号が「2」、「3」、「5」などのタレントや著名人)が含まれる。
【0015】
このような構成によれば、運営者によって予め定められた特定ユーザが仮想空間に入室したことを他のユーザに報知することができるため、他のユーザが特定ユーザの情報を得ることが容易となり、仮想空間の興隆を促すことができる。
【0016】
(5) 上記(1)において、前記特定ユーザが、前記仮想空間に入室したことについて他のユーザに報知する設定状態であるときとは、前記特定ユーザが前記仮想空間に入室する際に前記他のユーザに報知する旨の選択操作を行うこと(例えば、図9(B)の、「はい」アイコン22Yに対する選択操作を行うことなど)であり、
前記報知手段は、前記特定ユーザが前記仮想空間に入室する際に前記他のユーザに報知する旨の選択操作を行ったことを契機として、当該他のユーザに、当該特定ユーザが前記仮想空間に入室したことを報知するための処理を行う(例えば、図12のステップS103、S104、図9(B)、変形例の(他のユーザに報せるかの選択について)など参照)。
【0017】
このような構成によれば、特定ユーザは、仮想空間に入室する際に、他のユーザに入室したことを報知する旨の選択操作を行うことができるため、特定ユーザは入室時の状況に応じて効果的に報知することができる。
【0018】
(6) 上記(1)において、前記特定ユーザが前記仮想空間に入室したことの報知対象となる他のユーザには、当該仮想空間に入室しているユーザ(例えば、図7の入室状況が入室中であるユーザ)が含まれる。
【0019】
このような構成によれば、特定ユーザが入室したことが、仮想空間に入室しているユーザにも報知されるため、仮想空間に入室していたとしても特定ユーザが入室したことに気づかないままとなることを回避させることができる。
【0020】
(7) 上記(1)において、前記特定ユーザが前記仮想空間に入室したことの報知対象となる他のユーザには、当該仮想空間に入室しているユーザ(例えば、図7の入室状況が入室中であるユーザ)を含まず、当該仮想空間に入室していないユーザ(例えば、図7の入室状況が退室中であるユーザ)が含まれる(例えば、図13のステップS105A、S105B、変形例の(入室報知処理3について)など参照)。
【0021】
このような構成によれば、特定ユーザが入室したことを仮想空間に入室しているユーザには報知しないため、報知により仮想空間への没入感を妨げてしまう虞を抑制できる。
【0022】
(8) 上記(1)において、前記仮想空間には、提供されるコンテンツが異なる複数種類の仮想空間(例えば、エリア、コンテンツ毎のルームなど)が含まれ、
前記報知手段は、前記複数種類の仮想空間のうちのいずれかに前記特定ユーザが入室する毎に他のユーザに報知するための処理を行う(例えば、変形例の(入室報知処理について)参照)。
【0023】
このような構成によれば、特定ユーザの仮想空間内における動向を他のユーザは適宜取得可能となるため、他のユーザが特定ユーザに関する情報の取得することが容易となり、仮想空間の興隆を促すことができる。
【0024】
(9) 上記(1)において、前記仮想空間には、提供されるコンテンツが異なる複数種類の仮想空間が含まれ、
前記特定ユーザが前記仮想空間に入室したことの報知内容は、前記複数種類の仮想空間のうち前記特定ユーザが入室した仮想空間を特定可能とする情報を含む(例えば、図10(A)のプッシュ通知や、図10(B)のコンテンツ見出し40、図11の掲示板オブジェクトOの内容などに、特定ユーザが入室したエリアの情報を表示させることなど)。
【0025】
このような構成によれば、特定ユーザが入室した仮想空間を特定することが可能となるため、他のユーザは同一の空間に追って入室をすることが容易となるとなり、仮想空間の興隆を促すことができる。
【0026】
(10) 上記(1)において、前記報知手段は、前記特定ユーザが前記仮想空間に入室したとしても、当該仮想空間への前回の入室から所定時間経過していないときには、当該特定ユーザが入室したことを他のユーザに報知するための処理を行わない(例えば、変形例の(入室報知処理について)参照)。
【0027】
このような構成によれば、短時間に何度も報知がされてしまうことを回避できるため、報知が多くなることによる不快感を抱かせてしまうことを抑制できる。
【0028】
(11) 上記(1)において、前記コンピュータを、
前記ユーザからの操作に応じて前記特定ユーザのうちからユーザが予め選択した選択特定ユーザをユーザ毎に記憶するための記憶手段として機能させ(例えば、仮想空間内におけるフォローや、ファンコミュニティアプリにおける推しタレントの選択など)、
前記報知手段は、前記仮想空間に入室したユーザが、前記特定ユーザであるときには、当該特定ユーザが入室したことを、当該特定ユーザを前記選択特定ユーザとして選択しているユーザに報知するための処理を行う(例えば、図10、変形例の(他のユーザに報知される対象となるユーザの他の例について)参照)。
【0029】
このような構成によれば、予め選択した好みの特定ユーザの情報が報知されるようにすることができるため、報知される情報に対する満足度を向上させることができる。
【0030】
(12) 本発明のある局面にしたがうコンピュータの制御方法は、仮想空間へのユーザの入室状況に基づいた処理をコンピュータに行わせるための方法であって、
前記仮想空間に特定ユーザが入室したことを他のユーザに報知するか否かを当該特定ユーザによるユーザ個々の設定を可能とするための処理を行うステップと、
前記特定ユーザが前記仮想空間に入室したときであって、当該特定ユーザの設定状態が他のユーザに報知する設定状態であるときに、当該特定ユーザが前記仮想空間に入室したことを他のユーザに報知するための処理を実行可能とするステップとを備え
前記特定ユーザとは異なるユーザに対しては入室したことを他のユーザに報知するか否かの設定をさせることがない
【0031】
このような構成によれば、特定ユーザが入室するときに他のユーザに報知するか否かを、特定ユーザの好みや状況などを加味して設定できるため、特定ユーザの利便性を向上させることができる。
【0032】
(13) 本発明のある局面にしたがうシステムは、仮想空間へのユーザの入室状況に基づいた処理を行うコンピュータを備えるシステムであって、
前記仮想空間に特定ユーザが入室したことを他のユーザに報知するか否かを当該特定ユーザによるユーザ個々の設定を可能とするための処理を行う設定手段と、
前記特定ユーザが前記仮想空間に入室したときであって、当該特定ユーザの設定状態が他のユーザに報知する設定状態であるときに、当該特定ユーザが前記仮想空間に入室したことを他のユーザに報知するための処理を実行可能とする報知手段とを備え
前記特定ユーザとは異なるユーザに対しては入室したことを他のユーザに報知するか否かの設定をさせることがない
【0033】
このような構成によれば、特定ユーザが入室するときに他のユーザに報知するか否かを、特定ユーザの好みや状況などを加味して設定できるため、特定ユーザの利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】通信システムのハードウェア構成例を示す図である。
図2】配信サーバにより提供される仮想空間の全体像の概念を説明する図である。
図3】配信サーバの構成を説明するための図である。
図4】管理者端末の構成を説明するための図である。
図5】特定ユーザ情報媒体管理サーバの構成を説明するための図である。
図6】ユーザ端末(ユーザ端末および配信ユーザ端末)の構成を詳細に説明するための図である。
図7】配信サーバの記憶部に記憶されるユーザ情報などの一例を示す図である。
図8】配信サーバの記憶部に記憶されるユーザの評価指数とサーバとの関係の一例を示す図である。
図9】本実施の形態における仮想空間に入室する際のユーザ端末の画面の一例を示す図である。
図10】本実施の形態におけるユーザ端末への報知画面態様の一例を示す図である。
図11】本実施の形態におけるユーザ端末への報知画面態様の別の一例を示す図である。
図12】本実施の形態における配信サーバの入室報知処理の一例のフローチャートを説明するための図である。
図13】本実施の形態における特定ユーザ情報媒体管理サーバの入室報知処理の一例のフローチャートを説明するための図である。
図14】本実施の形態における配信サーバの入室報知処理の別の一例のフローチャートを説明するための図である。
図15】本実施の形態における配信サーバの入室報知処理の別の一例のフローチャートを説明するための図である。
図16】本実施の形態における配信サーバのシステム構成の一例を示す図である。
図17】本実施の形態における配信サーバのシステム構成の一例を示す図である。
図18】本実施の形態における仮想空間提供サーバ増強処理の一例のフローチャートを説明するための図である。
図19】本実施の形態における配信情報量変動処理の一例のフローチャートを説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、本発明の概要を説明する。本実施例における仮想空間(メタバース空間)は複数のユーザによって利用される。複数のユーザには、大別して特定ユーザ(特別ユーザともいう)と、その他のユーザとに分けることができる。特定ユーザとは、例えばタレントや著名人などが含まれる。タレント等には、ファンが存在し得るものである。そのため、ファンとしては、例えば、タレント等が仮想空間に入室した情報を、いち早く入手し、後を追って同じ仮想空間に入室することなどができれば、ファン活動がより豊かなものとなる。そのため、本実施例においては、特定ユーザが仮想空間に入室したことを、他のユーザに報知するようにすることができる。これにより、特定ユーザを応援するファンユーザのファン活動がより充実したものとなる。
【0036】
また、特定ユーザが仮想空間に入室すると、他のユーザの入室が増えることが考えられるため、特定ユーザの入室行動によって仮想空間をユーザに提供する配信サーバにかかる負荷が増大することが考えられ得る。そこで、本実施例においては、特定ユーザが仮想空間に入室(ログインを含む)したことを条件として、仮想空間を提供するサーバのリソースを予め変動させることが可能である。また、特定ユーザが仮想空間に入室したことを条件として、仮想空間をユーザ端末に提供する配信サーバから配信される情報量を低減(軽減)させるための処理を行うことができる。これらのサーバのリソースを変動させる処理や、情報量を低減させる処理によって、配信サーバは、特定ユーザが仮想空間に入室したことで想定される負荷の増大に耐え得ることが可能となる。このように、配信サーバに対する負荷対策を予め行うことで、特定ユーザの後を追って仮想空間への入室を試みるユーザの入室処理や、配信処理を円滑に行うことが可能となるため、ユーザの満足度が向上する。
【0037】
以下、図面を参照しつつ本発明に係る通信システムについての実施の形態について説明する。なお、本発明は以下の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が本発明に含まれることが意図される。以下の説明では、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を繰り返さない。
【0038】
図1は、通信システム1のハードウェア構成例を示す図である。通信システム1は、配信サーバ100と、管理者端末200と、複数のユーザ端末300a、300b、300c…と、複数の配信ユーザ端末400a、400b、400c…と、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500とを含む。複数のユーザ端末300a、300b、300c…は、複数のユーザ各々が所有する端末であって、以下ではまとめてユーザ端末300ともいう。また、複数の配信ユーザ端末400a、400b、400c…は、コンテンツを主体的に配信可能なユーザである複数の配信ユーザ各々が所有する端末であって、以下ではまとめて配信ユーザ端末400ともいう。また、ユーザ端末300および配信ユーザ端末400は、いずれもユーザにより使用されるため、以下ではまとめてユーザ端末ともいう。
【0039】
配信サーバ100、管理者端末200、ユーザ端末300、配信ユーザ端末400、および特定ユーザ情報媒体管理サーバ500は、各々、ネットワーク2を介して通信接続可能であり、双方向に情報(データ)を送受信できる。ネットワーク2は、例えばインターネットであり、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、移動通信網(例えば、5G、無線ネットワークなど)、有線電話網、FTTH(Fiber To The Home)、CATV(Cable Television)網等のアクセス網などで構成される。
【0040】
配信サーバ100は、例えば、通信機能を有するワークステーションまたはパーソナルコンピュータなどのコンピュータである。配信サーバ100は、コンピュータ上に構築される仮想的な世界である仮想空間(例えば、メタバース空間ともいう)を複数管理し、ネットワーク2を介してユーザが選択した仮想空間を用いたサービス(コンテンツ)を提供する。
【0041】
本実施の形態におけるユーザは、ユーザ端末への操作に応じて、配信サーバ100により提供される仮想空間に参加し、ユーザキャラクタなどを介して活動、行動、発言等をすることができる。また、本実施の形態におけるユーザには、一般消費者であるコンシューマや、タレント、著名人などが含まれる。タレントには、例えば、サービス提供会社(運営会社)に属するタレント、芸能人、俳優・女優、お笑い芸人、マルチタレント、司会者、ニュースキャスター、歌手、ミュージシャン、モデル、その他インフルエンサーなど、様々なジャンルの有名人が含まれる。また、著名人には、例えば、有名な会社経営者あるいは社員、スポーツ選手、eスポーツ選手、有名な学者・文化人・塾講師、有名な学生など、様々なジャンルの有名人が含まれる。また、配信サーバ100により提供される仮想空間におけるフォロー機能のフォロワー数に応じてインフルエンサーと判定して処理を行う場合もある。
【0042】
仮想空間を用いて提供するコンテンツは、コンテンツの種類毎に管理・設定されている。提供可能なコンテンツには、例えば、ゲーム、ライブ、イベント、番組などを視聴・体験可能なコンテンツや、ユーザ間におけるチャットやエモートなどを利用して交流やコミュニケーションを図るコンテンツなどが含まれるが、これに限るものではない。ユーザは、ユーザ端末300や配信ユーザ端末400を用いて配信サーバ100にアクセスし、所望するコンテンツを選択することにより、当該コンテンツへシームレスに参加(回遊)して、当該コンテンツに応じた仮想空間を視聴・体験等が可能となる。
【0043】
仮想空間には、コンテンツの種類に応じて、CG(Computer Graphics)によって生成される3次元の空間(3次元データに基づき構築される空間)や、2次元の空間(2次元データに基づき構築される空間)が含まれる。また、仮想空間には、仮想キャラクタ(アバターオブジェクト)や、コンテンツの種類に応じた背景・仮想的な物体を示すオブジェクト、ユーザが選択可能なメニューオブジェクトなどが配置される。仮想空間に配置される仮想キャラクタには、当該仮想空間に参加しているユーザ各々に対応して予め設定されておりユーザからの操作等に応じて動作可能なユーザキャラクタや、プログラムに基づいて動作するノンプレイヤキャラクタなどが含まれる。
【0044】
仮想空間に配置されるオブジェクトの例として、ゲームコンテンツの場合には、ゲームフィールドに応じたフィールドオブジェクト上に、当該ゲームに応じたアイテムオブジェクトや、当該ゲームに応じたキャラクタオブジェクト、当該ゲームコンテンツをプレイしているユーザのユーザキャラクタ(以下、ユーザアバタとも称する)などが配置される。また、ライブコンテンツの場合には、例えば、舞台オブジェクト・観客席オブジェクト・照明オブジェクトなどが配置されるとともに、舞台オブジェクト上にライブを進行するタレントのユーザキャラクタなどが配置され、観客席オブジェクト上に参加するユーザのユーザキャラクタなどが配置される。また、コミュニケーションを図るコンテンツの場合には、例えば、参加する複数のユーザ各々のユーザキャラクタや、コミュニケーションに利用可能なアイテムオブジェクトなどが配置される。そのほか、街を模した空間が提供されていてもよく、ユーザ間でコミュニケーションを図ることを可能とするものに限らず、看板、掲示板等のオブジェクトを配置し、ユーザが仮想空間内外の情報を取得閲覧することを可能とすることもできる。
【0045】
配信サーバ100は、配信可能なコンテンツに応じた複数の仮想空間内の画像をユーザ端末において表示するための情報や音を出力するための音情報を記憶部120に記憶している。また、配信サーバ100は、ユーザ端末からのアクセスに応じて、対応するコンテンツの仮想空間内の画像を表示するための表示情報や音を出力するための音情報を含むコンテンツデータを配信することにより、ユーザにコンテンツ(サービス)を提供する。
【0046】
コンテンツデータには、例えば、仮想空間内に配置されるオブジェクトなどに関する情報(例えば、オブジェクトの種類、配置位置、向き、姿勢、態様など)を特定するための情報や、当該仮想空間に参加しているユーザ各々のユーザキャラクタなどに関する情報(例えば、ユーザキャラクタの種類、配置位置、向き、姿勢、態様、モーションデータ、音声データなど)、コンテンツの種類に応じた背景・仮想的な物体を示すオブジェクト、ユーザにより選択されるメニューオブジェクトなどを特定するための情報を含む。オブジェクトなどに関する情報や、ユーザキャラクタなどに関する情報は、配信サーバ100のデータ配信部132により、あるいは、ユーザ端末においてユーザから任意の設定操作がされることにより表示情報量が増減される。表示情報量の増減とは、例えば、仮想空間内に表示し得るユーザアバタの数の増減や、オブジェクトの数の増減、あるいは画像解像度の増減などが含まれ得る。
【0047】
仮想空間内のオブジェクトは、ユーザ端末からの操作等に応じて姿勢や、位置、表情などが変化したり、時間経過などに応じて配置されているオブジェクトの態様が変化したりする。このため、コンテンツデータは、所定時間毎(例えば、約60fpsとなる0.016秒毎など)に配信されることにより、時々刻々と変化する仮想空間内の画像をユーザ端末において表示可能となる。また、所定時間毎に配信されるコンテンツデータは、ユーザ端末から送信される同期を求める信号を、配信サーバ100が受信することに応じて配信されるようにしてもよく、配信サーバ100にかかる負荷状況に応じて、所定時間毎のタイミングが変動するようにすることもできる。例えば、負荷が重くなるにつれ1秒間の同期回数が6回から3回、1回などと段階を経て少なくなるようにする。なお、同期を求める信号が送信される頻度を低下させるための処理がユーザ端末においてなされるための情報(要請情報)を配信サーバ100からユーザ端末に送信してもよく、ユーザ端末からコンテンツデータを要求する要求(リクエスト)があったとしても、負荷が重くなるにつれ、配信サーバ100から要求に応答するタイミングの間隔が長くなってもよい。
【0048】
また、配信サーバ100は、ユーザ端末において例えばライブイベントや、ゲームなどのコンテンツを進行(プレイ)可能となるプログラムおよびデータを管理する。例えば、ユーザによりゲームコンテンツが選択されたときに、当該ゲームコンテンツの仮想空間を用いたサービスを提供するためのプログラムおよびデータをユーザ端末に配信する。なお、配信サーバ100からコンテンツを進行するためのプログラムおよびデータの配信タイミングは、ユーザによりコンテンツが選択されたときに限らず、配信サーバ100にログインしたときや、所定の達成条件が成立したときなどであってもよい。
【0049】
管理者端末200は、サービス提供会社の運営者などによって使用される。管理者端末200は、例えば、パーソナルコンピュータ等の操作入力機能や通信機能を有するコンピュータである。運営者は、管理者端末200を介して、配信サーバ100の記憶部120において管理するコンテンツおよび仮想空間内の画像の作成・構築・改修・更新などを行う。例えば、新たなコンテンツおよび仮想空間内の画像の生成・構築や、既に設けられているコンテンツおよび仮想空間内の画像の変更・改修などが行われる。また、運営者は、管理者端末200を介して、配信サーバ100の記憶部120において管理する情報の設定・更新などを行う。例えば、配信サーバ100の記憶部120において管理するユーザ情報のユーザ毎に関連付けられる評価指数(評価値)や属性(例えば、属性種別、属性番号)等の設定・更新を行う。なお、管理者端末200は、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500の記憶部520において管理するコンテンツの作成・構築・改修・更新なども行うものであってもよい。運営者は、管理者端末200を介して、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500の記憶部520において管理する情報の設定・更新などを行う。
【0050】
特定ユーザ情報媒体管理サーバ500は、例えば、通信機能を有するワークステーションまたはパーソナルコンピュータなどのコンピュータである。特定ユーザ情報媒体とは、特定ユーザ(例えばタレントなど)に関するファンコミュニティアプリや、特定ユーザに関する情報を閲覧可能なWEBサイトである。特定ユーザ情報媒体を運営する運営者(主体)は、配信サーバ100や管理者端末200の運営者、操作者と同一であってもよく、異なる者であってもよい。特定ユーザ情報媒体管理サーバ500は、例えば、ユーザに提供可能とするコンテンツを複数管理し、コンテンツが提供されるコミュニティを管理するものであってもよい。特定ユーザ情報媒体管理サーバ500は、ネットワーク2を介してユーザからの要求に応じて当該コンテンツを提供する。
【0051】
特定ユーザ情報媒体管理サーバ500により提供されるコンテンツは、種類毎に管理・設定されている。当該コンテンツは、閲覧者に所定の情報を知らせるものであって、動画・音声・テキストなどの情報の内容を含む。所定の情報には、特定ユーザに関する情報が含まれる。特定ユーザ情報媒体管理サーバ500が管理する特定ユーザに関する情報は、例えば運営者(管理者)によるニュース・お知らせ記事や、ユーザ投稿、Web APIを利用することで取得した外部ウェブサービスにより提供される特定ユーザと関連した配信動画などの投稿情報、特定ユーザと関連した配信動画のスケジュール情報、特定ユーザの仮想空間への入退室情報などを含む特定ユーザの動向情報などである。当該コンテンツは、ユーザ端末において、WEBブラウザあるいは、スマートフォン等の専用アプリケーションなどの媒体を介して表示させることでユーザに提供可能となる。
【0052】
特定ユーザ情報媒体管理サーバ500は、ユーザに提供可能なコンテンツに応じたテキストや画像などをユーザ端末において表示するための情報や音を出力するための音情報を記憶部520に記憶している。また、配信サーバ100は、ユーザ端末からのアクセスに応じて、対応するコンテンツのテキストや画像などを表示するための表示情報や音を出力するための音情報を含むコンテンツデータを配信することにより、ユーザにコンテンツ(サービス)を提供する。
【0053】
なお、本実施の形態では、配信サーバ100、管理者端末200、および特定ユーザ情報媒体管理サーバ500を、それぞれ独立したコンピュータ(装置)としているが、1台のコンピュータによって実現されていてもよいし、また、これらのコンピュータのうちの1つのコンピュータ(例えば、配信サーバ100、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500)の機能が、複数台のコンピュータ(例えば、複数台のサーバ)によって実現されているものであってもよい。
【0054】
ユーザ端末300は、コンテンツを視聴・体験等するユーザによって使用される。ユーザ端末300は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等の操作入力機能や通信機能を有するコンピュータであってもよい。なお、ユーザ端末300は、後述する配信ユーザ端末400と同様に、ユーザの動作をキャプチャするモーションキャプチャ機能を有するものであってもよい。
【0055】
ユーザ端末300は、当該端末への操作に応じて、配信サーバ100および特定ユーザ情報媒体管理サーバ500と通信してユーザが選択したコンテンツのコンテンツデータを受信する。ユーザ端末300は、配信サーバ100から受信したコンテンツデータに基づいて、配信サーバ100において構築されている仮想空間のうちユーザが選択したコンテンツの仮想空間をユーザ端末300の記憶領域内において構築し、当該仮想空間内の画像を表示するとともに音を出力する。これにより、ユーザ端末300を介して、コンテンツの仮想空間を視聴・体験等が可能となる。
【0056】
また、ユーザ端末300は、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500から受信したコンテンツデータに基づいて、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500において管理されているコンテンツ(例えば、記事や、スケジュール情報)のうちユーザが選択したコンテンツの情報をユーザ端末300の記憶領域内において構築し、当該コンテンツの画像やテキストを表示する。これにより、ユーザ端末300を介して、ユーザは、コンテンツの情報(特定ユーザに関する情報を含む)を特定・認識することが可能となる。
【0057】
また、ユーザ端末300は、表示される仮想空間やオブジェクトに対する操作や、各種アイコン選択操作、コンテンツの選択操作、文字入力操作などを受け付ける。ユーザ端末300は、当該端末への操作に応じた情報を配信サーバ100に送信して、参加しているコンテンツの仮想空間内において当該ユーザのユーザキャラクタを動作・移動等させることができる。前述したように所定時間毎に配信サーバ100から送信されるコンテンツデータに基づいて、同じコンテンツに参加しているユーザの各ユーザ端末300における仮想空間においても当該ユーザキャラクタの移動等を反映(同期)させることができる。
【0058】
また、ユーザ端末300は、コンテンツの仮想空間を視聴・体験等を可能にしつつ、当該端末への操作に応じて、参加しているコンテンツの仮想空間に対するアクションの一例として任意のメッセージを含むコメントを投稿することができる。コメントを投稿することにより、当該コメントを当該コンテンツに参加しているユーザが確認可能となるように各ユーザ端末300において反映させることができる。
【0059】
また、ユーザ端末300は、ユーザによりコンテンツが選択されたときに配信サーバ100から配信されるプログラムおよびデータを記憶し、当該プログラムおよびデータに基づいて、選択したコンテンツに対応した仮想空間を表示するとともに、当該コンテンツを進行(プレイ)可能となる。例えば、タイトル画面において、街を模した空間であるエリアYがユーザにより選択されれば、エリアYの空間が表示されるためのプログラムを含むデータを受信して記憶して、当該データに基づいてエリアYの空間がユーザ端末300の表示部に表示される。また、いずれかのエリアの仮想空間内において(あるいは、エリア自体がゲームコンテンツを提供する空間であってもよい)、所定のゲームコンテンツが選択されれば、当該ゲームコンテンツをプレイするためのプログラムを含むデータを受信して記憶して、ゲームコンテンツがプレイ可能となる。
【0060】
配信ユーザ端末400は、コンテンツを配信可能な配信ユーザによって使用される。配信ユーザ端末400は、操作入力機能や通信機能に加えて、配信ユーザの動作をキャプチャするモーションキャプチャ機能を有する(例えばHMD(Head-Mounted Device)、撮像装置を備え当該撮像装置によりユーザを撮像した撮像画像からユーザの動作を解析する装置など)。なお、HMDは、例えば、ユーザの頭部に装着し、当該HMDと通信可能なコントローラを手に持ったユーザが、頭部もしくは手を動かすこと、または、コントローラのボタン等を操作することにより、表示される仮想空間や仮想キャラクタに対する操作が可能となる。
【0061】
配信ユーザ端末400は、配信ユーザの頭部もしくは手の動きやコントローラへの操作などを特定するためのモーション情報と、配信ユーザの音声を特定するための音声情報とを取得して配信サーバ100に送信して、参加している仮想空間内において当該配信ユーザのユーザキャラクタの動きや音声などを反映せることができる。これにより、配信ユーザの分身のように配信ユーザのユーザキャラクタを仮想空間内で動作させることができる。前述したように所定時間毎に配信サーバ100から送信されるコンテンツデータに基づいて、当該仮想空間に参加しているユーザ(配信ユーザを含む)の各ユーザ端末における仮想空間における配信ユーザのユーザキャラクタの動きや音声などに反映(同期)させることができる。
【0062】
なお、配信ユーザは、配信ユーザ端末400と構成が同じ端末をユーザ端末300として使用して配信されるコンテンツを視聴・体験等する一般のユーザ(単なる視聴者・参加者)となる場合もあり、配信ユーザ端末400とは構成が異なる別個の端末をユーザ端末300として使用して一般のユーザとなる場合もある。配信ユーザ端末400とユーザ端末300とは、互いに構成が同じ端末である場合も異なる端末である場合もあり得る。また、配信ユーザは、コンテンツを配信する配信者の立場として仮想空間に参加する場合と、配信者の立場ではなく一般のユーザ(単なる視聴者・参加者)の立場として仮想空間に参加する場合とがある。このため、配信ユーザは、ユーザに含まれる。配信ユーザは、例えば、所定タイミング(例えば、ログインするとき、コンテンツ配信を開始するとき、配信するコンテンツにおいて配信ユーザのユーザキャラクタを表示するときなど)において、いずれの立場であるかを選択・変更等することができる。
【0063】
<仮想空間の全体像>
図2は、本実施例のシステム1によって提供される仮想空間の全体像の概念を説明する図である。本実施例の仮想空間ERは、複数種類の空間エリアER(空間エリアER1、空間エリアER2・・・)を含む。各空間エリアERにおいては、ジャンルや種類が異なるコンテンツを提供可能とする。複数種類の空間エリアERとしては、ユーザが仮想空間ERにログインした後に表示されるタイトル画面から選択されたエリアであって、例えばエントランスや、ライブ会場、ゲームコンテンツ、展示場など様々なコンテンツ各々に対応するエリアが設けられている。例えば、ライブコンテンツが開催されるイベント会場は、所定の空間エリアERの全体、あるいは、所定の空間エリアERの一部に構築される。
【0064】
各空間エリアERには、同一コンテンツが提供される複数のルームが設けられている。各ルームには、ルームに入室可能な上限人数が決まっており、例えば200人までが収容できる。各ルームは、例えばリアルタイム同期サーバによって管理される。同一ルーム内に入室しているユーザは互いのユーザアバタを視認し、コミュニケーションを図ることが可能となる。例えば、ゲームを一緒にプレイすることや、チャットなどによる会話を行うことができる。例えば、空間エリアER1が、街を模した空間であったとすれば、空間エリアER1に対応するルームER1a、ER1b・・・においては、同じ街を模した空間がユーザに提供されるが、空間内において表示され得るアバタは、同一のルームに関連付けられているユーザに対応するユーザアバタのみである。例えば、ルームER1aに関連付けられたユーザのユーザアバタ1は、ルームER1bに関連付けられたユーザのユーザ画面には表示されない。ただし、例外的に特別なユーザ(例えば、タレントなど)のユーザアバタについては、実際に入室しているルームに限らず、他のルームにおいても表示されるようにすることが可能である。
【0065】
各空間エリアER間の移動は、ユーザが仮想空間へログインしたあとに、特定のコンテンツを提供するエリア(例えば、エントランス)として定められた空間エリアERを介してからでなければ他の空間エリアERに移動できないものとしてもよく、あるいは、相互に行き来可能としてもよい。例えば、空間エリアER1を介さなければ空間エリアER2から空間エリアER3への移動ができないものとしてもよく、空間エリアER1を介さなくても空間エリアER2と空間エリアER3との間において直接行き来可能であってもよい。また、空間エリアER間を移動する際には、切替演出が行われるようにしてもよい。例えば、別の空間エリアERに移動する際には、表示画面が暗転(例えば、黒画面に「ロード中・・・」といったメッセージが表示される画面など)して切り替わるようにしてもよい。また、各空間エリアERへのユーザのアクセスについて、ログイン後にまずエントランスエリアに入るものでも、エントランスエリアを経由することなくユーザが好みの空間エリアERを選んで入室することができるものあってもよく、抽選によってランダムに決定した空間エリアERに遷移するものであってもよい。各ルームについても、ユーザが好みのルームを選んで入室するものであっても、抽選によってランダムに決定したルームに入室するものであってもよい。以下、仮想空間ERは、単に仮想空間とも称する。
【0066】
本実施例における仮想空間への入室とは、仮想空間へログインすること、および、ルームに入室することが含まれる。
【0067】
<配信サーバの構成>
次に、配信サーバ100の構成を説明する。図3に示すように、配信サーバ100は、他のコンピュータと通信を行う通信部110と、各種データを記憶する記憶部120と、コンピュータ全体の制御を行う制御部130とを備える。通信部110、記憶部120、および、制御部130は、バスラインによって相互に接続される。なお、仮想化されたサーバ上に、各々の機能をサーバ(コンテナ)として定義し、サーバとみなして実行されるものであってもよい。
【0068】
通信部110は、有線通信又は無線通信を行うためのNIC(Network Interface Card controller)を備える通信インターフェースである。通信部110は、ネットワーク2を介して、他のコンピュータと通信を行う。例えば、他のコンピュータに記憶部120に記憶する情報の一部(例えば、ユーザ毎の仮想空間の入退室状況や、評価指数、属性番号など)を取得させるためのインターフェースとして機能する。
【0069】
記憶部120は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等から構成される。記憶部120は、各種制御処理を実行するためのプログラム(例えば、仮想空間を用いたコンテンツを管理・提供するためのプログラムなど)、各種データ等を記憶する。記憶部120に記憶される各種データには、コンテンツの種類毎に設けられている仮想空間の画像を特定するための情報や、ユーザに関するユーザ情報121などが含まれる。仮想空間の画像を特定するための情報としては、例えばオブジェクトデータ122が含まれる。
【0070】
制御部130は、CPU(Central Processing Unit)等から構成される。制御部130は、記憶部120に記憶されているプログラムを実行することにより、配信サーバ100の全体の動作を制御、各種演算等をする。
【0071】
以下、制御部130の機能的な構成を説明する。制御部130は、少なくとも、コンテンツ管理部131、データ配信部132、ユーザ管理部133、入退室処理部134、報知管理部135、および、スケール管理部136として機能する。各種機能は、別のサーバによって機能していてもよく、例えば1つのサーバ上で複数の機能が実行されるようにしてもよい(例えば、仮想サーバ)。
【0072】
コンテンツ管理部131は、通信部110を介して、管理者端末200により設定されたコンテンツに応じた仮想空間内の画像を特定するための情報を記憶部120において記憶・更新する。コンテンツ管理部131は、例えば、管理者端末200により設定されたコンテンツの種類を特定するための情報や、コンテンツ毎の仮想空間内の画像を特定するための情報、予め定められた日時に配信するライブや番組などのコンテンツについては当該配信の日時を特定するための情報などを記憶部120において記憶する。また、仮想空間内の画像を特定するための情報には、当該仮想空間内に配置されているオブジェクトや、当該仮想空間に参加しているユーザに対応するユーザキャラクタなどに関する情報を含む。コンテンツの種類を特定するための情報には、ユーザに提供可能な仮想空間内のエリアを特定させるための情報や、開催されるイベント情報などが含まれる。
【0073】
また、コンテンツ管理部131は、通信部110を介して、ユーザ端末からの要求に応じて、ユーザに対してコンテンツおよびルームの提供および関連付ける処理を行う。例えば、ユーザ端末300からコンテンツ情報の取得要求があったことに応じて、コンテンツ管理部131は、ユーザに提供可能なコンテンツ情報をユーザ端末において特定する情報を送信する。例えば、仮想空間のエリアや、ルームに関係する情報である。当該コンテンツ情報に基づいて、ユーザ端末300の表示部においては図9(C)で例示するタイトル画面において、エリアX~Zや、各エリアに対応するルームを表示させることが可能となる。コンテンツ管理部131は、ユーザが選択したエリアおよびルームIDなどをユーザ情報121として関連付けて記憶させる処理を行う。
【0074】
データ配信部132は、アクセス元のユーザ端末に対して、各端末において選択されているコンテンツの仮想空間であってコンテンツ管理部131において管理されている仮想空間内の画像を表示等するためのコンテンツデータを所定時間毎に配信する。また、データ配信部132は、管理者端末200からの運営者による手動操作や、予め設定された条件が成立したときに、ユーザ端末において表示される画像のテクスチャの解像度の増減や、表示し得るオブジェクトの増減、あるいはユーザ端末との同期回数を変更させるための情報量変動処理などを行う。例えば、サーバ負荷が重くなったことにより予めコンピュータリソース使用率が予め定めた閾値を超えたとき(例えば、現在のメトリクスあるいは、過去数回分のメトリクスを参照して一定の閾値を超えたとき)や、サーバ負荷が重くなると想定して設定した条件が成立したときに(例えば、特定ユーザのログインなど)、通信部110を介してユーザ端末に配信し得る仮想空間を表示・出力させるための情報量(データ量)を低減(軽減)する処理を行う。
【0075】
データ配信部132によるユーザ端末への情報量を低減(軽減)する処理としては、データ配信部132からユーザ端末に送信される情報の量自体を低下させたうえで配信すること、データ配信部132からユーザ端末への同期を行う回数を低下すること、あるいは、ユーザ端末に対して、ユーザ端末から配信サーバ100に対して要求する情報の量自体を減らすようにさせる信号をデータ配信部132からユーザ端末に送信することなどが含まれる。例えば、仮想空間に入室しているユーザ数が増加することで仮想空間が混雑し負荷が重くなった場合に、混雑情報をユーザ端末送信することができるとする。ユーザ端末において、当該混雑情報を受け取ると、配信サーバ100に要求する情報量を低減する設定がされるようにし(例えば、ユーザ端末の記憶部に記憶されるプログラムによって)、ユーザ端末からの要求に応じて配信する情報量を低減することができるようにする。例えば、画像解像度などの情報の量自体の大きさの低減、あるいは、ユーザ端末から配信サーバ100に対して同期を求める信号の送信回数を減らすことにより全体としてユーザ端末に配信される情報量が低減するようにしてもよい。なお、混雑情報とは、仮想空間全体が混雑した場合に送られる混雑情報であってもよく、ユーザが入室しているルーム内が混雑(ルーム上限人数に達することあるいは、上限人数に達するまでの所定の人数に達したこと)したことで送信される混雑情報であってもよい。
【0076】
ユーザ管理部133は、ユーザに関するユーザ情報を記憶部120において記憶・更新する。例えば、ユーザ情報をユーザ情報121としてデータベースに記憶する。ユーザに関するユーザ情報には、例えば、ユーザを識別するためのIDや、ユーザ名、ユーザ毎の評価指数や属性番号、ユーザ毎の仮想空間の入退室状況の情報などを含む。評価指数や属性番号などは、予め運営者が定めた値であってもよく、ユーザの行動や、SNSや仮想空間内のフォロワー数等によって変動し得るものであってもよい。ユーザ毎の仮想空間の入退室状況の情報には、仮想空間へのログイン、ログアウトの入退室情報や、入室しているエリアおよびルームを特定する入退室情報が含まれる。例えば、エリアXが提供されるルームID001に入室中であることなどを特定できる。また、ユーザの仮想空間における行動履歴を取得して記憶部120に記憶する。行動履歴には、例えば仮想空間における位置情報や、参加コンテンツ履歴(参加イベント履歴)などが含まれる。ユーザ管理部133は、行動履歴に応じて、他のユーザとの関係度合(例えば、親密度合や、他のユーザに対する投げ銭金額など)を算出し、他のユーザとの関連付けなどを行うことができる。
【0077】
入退室処理部134は、通信部110を介し、ユーザ端末からのアクセスに応じて、ユーザの仮想空間への入室・退室の処理を行う。入退室処理部134によって検出されるユーザの入室とは、仮想空間へのログインや、ログイン後の仮想空間内のルームへの入室が含まれる。例えば、ログイン認証APIサーバによるユーザのログインを検出する機能や、リアルタイム同期サーバのユーザ認証部によるユーザのルームの入退室情報を管理する機能が含まれる。なお、ログイン認証APIサーバは、他の認証システムにおいて正常にログインされた情報を配信サーバ100が受信したことをもって、ユーザがログインしたと認証してもよい。(例えば、シングルサインオンシステム)入退室処理部134によって、ユーザの仮想空間への入室(ログインを含む)を検出すると、制御部130では、サーバ設定の変更や他のユーザに対する報知(通知)に関する処理が行われる場合がある。
【0078】
報知管理部135は、入退室処理部134によりユーザが仮想空間へ入室(ログイン)したことが検出されると、入室したユーザが予め定めた条件を満たした特定ユーザであったときに、運営者を含む他のユーザに入室したことが報知されるように、通信部110を介して報知(通知)を行う。また、他のユーザなどに入室したことを報知するか否かの選択をユーザ端末において選択可能であった場合に、他のユーザに報知されないようにする選択がされた(他のユーザに報知する選択がされなかった)ときに、予め定めた条件を満たした特定ユーザが入室したとしても、他のユーザに報知されないように制御をする。
【0079】
通信部110を介して報知される報知態様としては、例えば、運営者が操作する管理者端末200に報知(通知)されることや、配信サーバ100によって提供される仮想空間を表示させるためのアプリや特定ユーザ情報媒体管理サーバ500によって管理されるコミュニティアプリなどの通知機能(プッシュ通知など)を介してユーザ端末に報知されること、あるいは、ユーザからの求め(閲覧要求)に応じて入室状況に関する情報(例えば、特定ユーザに関する情報として)をダウンロード可能な状態にすることにより他のユーザに報知されることなどが含まれる。ユーザからの求め(閲覧要求)に応じて入室状況に関する情報をダウンロード可能な状態にすることによって、例えば、ユーザの入室状況の一覧を表示可能なWEBページ(アプリ内の所定のページであってもよい)に、APIを用いて特定のユーザの入室状況を他のコンピュータなどに取得させるようにして、取得できる情報があったときに表示されること、あるいは、仮想空間内のユーザの入室状況を確認可能な掲示板オブジェクト等に、ユーザの入室状況を表示させるようにすることができる。
【0080】
なお、閲覧要求とは、ユーザ端末から配信サーバ100あるいは特定ユーザ情報媒体管理サーバ500に対して、WEBページ(あるいは、アプリ(例えばコミュニティアプリなど)内の所定のページであってもよい)や、仮想空間内の所定の画像(例えば、掲示板オブジェクト等に表示される情報)を、ユーザ端末に表示させるための情報を要求することである。例えば、所定のWEBページへのアクセスや、アプリ内の所定のアイコンの選択操作、仮想空間内の所定オブジェクトへの選択操作(あるいは、所定場所への移動など)がされることにより、ユーザ端末からサーバに閲覧要求がなされる(送信される)。また、ユーザからの求めに応じて、ユーザの入室状況に関する情報をダウンロード可能となるように、記憶部120に更新・記憶することもできるようにしてもよい。例えば、特定ユーザの情報として更新する。なお、以下においては、ユーザからの閲覧要求行為があったか否かにかかわらず、サーバから自発的にユーザに報知されること(例えば、プッシュ通知)を通知と称することもある。
【0081】
スケール管理部136は、配信サーバ100のリソースの増減処理(スケーリング)を行う。リソースの増減処理は、リソースを水平スケーリングしてサーバを増加させる(リソースの数を増加させるともいう)スケールアウトや、リソースを垂直スケーリングしてサーバのCPUやメモリの性能をアップさせるスケールアップ、あるいは、サーバを減らすスケールインや、サーバの性能をダウンさせるスケールダウンが含まれる。リソースの増減処理は、管理者端末200からの運営者による手動操作や、予め設定された条件が成立したときに実行される。例えば、サーバ負荷が重くなったことによりコンピュータリソース使用率が予め定めた一定の閾値を超えたとき(例えば、現在のメトリクスあるいは、過去数回分のメトリクスを参照して閾値を超えたとき)や、サーバ負荷が重くなると想定して設定した条件が成立したときに(例えば、特定ユーザのログインなど)、リソースの増減処理が実行される。
【0082】
また、リソースの増減処理は、ルーム内に上限人数(1つのルームに対して関連付けが可能なユーザ数)を定めていた場合に、ユーザの入室によってルーム内上限人数に達する場合(例えば、上限人数に達したとき、あるいは、上限人数に達する手前の所定の人数に達したとき)に、ルームの数を増加させるためにリソースを増大させるようにしてもよい。例えば、1サーバに対し1ルームが定義されていれば、サーバの数を増加させることや、1サーバに対し複数のルームが定義されるようにし、1サーバの処理性能をアップさせる処理を行ってルームの増加に対応できるリソースの状態にしてもよい。なお、配信サーバ100のサーバは、スケーリングと併せて、随時負荷分散処理が実行されるようにしてもよい。
【0083】
スケール管理部136によってスケール管理されるサーバは、例えば、入退室処理部134として機能するログイン認証APIサーバや、ユーザにエリアやルームの一覧などの情報を取得させるコンテンツ管理部131として機能するロビーAPIサーバ、あるいは、ルームに対応するサーバなどが含まれる。なお、1サーバに対してルームは1つであってもよく、複数のルームが定義されていてもよい。
【0084】
<管理者端末の構成>
次に、管理者端末200の構成を説明する。図4に示すように、管理者端末200は、他のコンピュータと通信を行う通信部210と、各種データを記憶する記憶部220と、操作などを入力するための入力部230と、画像・音声などを出力するための出力部240と、コンピュータ全体の制御を行う制御部250とを備える。通信部210、記憶部220、入力部230、出力部240、および、制御部250は、バスラインによって相互に接続される。
【0085】
通信部210は、有線通信又は無線通信を行うためのNICを備える通信インターフェースである。通信部210は、ネットワーク2を介して、主に配信サーバ100や、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500と通信を行う。記憶部220は、RAM、ROM等から構成される。記憶部220は、各種制御処理を実行するためのプログラム(例えば、仮想空間を用いたコンテンツを管理するためのプログラムなど)、各種データ等を記憶する。
【0086】
入力部230は、管理者からの入力操作を受け付けるための入力装置(例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等)を含む。出力部240は、管理者に対して情報を提示するための出力装置(ディスプレイ、スピーカ等)を含む。
【0087】
制御部250は、CPU等から構成される。制御部250は、記憶部220に記憶されているプログラムを実行することにより、管理者端末200の全体の動作を制御する。
【0088】
以下、制御部250の機能的な構成を説明する。制御部250は、少なくとも、コンテンツ設定部251、ユーザ設定部252、および、配信サーバ管理部253として機能する。
【0089】
コンテンツ設定部251は、管理者端末200への操作に応じて、配信サーバ100のコンテンツ管理部131により管理されるコンテンツ・仮想空間に関する情報を記憶・更新する。これにより、例えば、コンテンツを特定するための情報や、コンテンツ毎の仮想空間内の画像を特定するための情報、配信の日時を特定するための情報を設定・特定するための情報などを記憶部120において記憶・更新させることができる。また、コンテンツ設定部251が記憶部120において記憶・更新させることができる情報は、エリア・ルーム毎に設定することができる。
【0090】
また、コンテンツ設定部251は、管理者端末200への操作に応じて、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500のコンテンツ管理部531により管理されるコンテンツに関する情報を記憶・更新する。これにより、例えば、コンテンツを特定するための情報(例えば、特定ユーザに関する記事や、動向情報など)を設定・特定するための情報などを記憶部520において記憶・更新させることができる。
【0091】
ユーザ設定部252は、管理者端末200への操作に応じて、配信サーバ100のユーザ管理部134や、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500のユーザ管理部533により管理されるユーザに関するユーザ情報を設定する。ユーザ情報の設定には、例えば、ユーザ毎の評価指数の設定が含まれる。評価指数の設定には、後述する図7に示すユーザ毎の評価指数の設定や、評価指数の算定(算出)基準の設定、ユーザ毎の属性番号や種別の設定などが含まれる。例えば、管理者端末200を操作する運営者は、一般ユーザと、一般ユーザとは異なる特定ユーザとが識別できるように、特定ユーザに対して予め属性番号を付与、変更することができる。特定ユーザとは、例えば、タレントや著名人である。例えば、ファンコミュニティアプリにおける応援対象となるタレントを特定ユーザとし、コミュニティにおいて特定ユーザを応援するファンユーザを一般ユーザとする。
【0092】
配信サーバ管理部253は、配信サーバ100のスケーリングに関する設定や、配信サーバ100からユーザ端末へ配信される情報量に関する設定を行うための処理をする。例えば、スケール管理部136においてリソースの増減処理(スケーリング)がされるためのプログラム、配信サーバ100のデータ配信部132によって配信される仮想空間を表示させるための解像度やオブジェクトの数の増減が行われるための情報量変動処理のプログラムなどを記憶部120に記憶・更新する。また、配信サーバ100の情報量変動処理やスケールに関する設定を変動させる条件に含まれる特定ユーザの条件が記憶部120に記憶・更新されるようにする。
【0093】
<特定ユーザ情報媒体管理サーバの構成>
次に、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500の構成を説明する。図5に示すように、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500は、他のコンピュータと通信を行う通信部510と、各種データを記憶する記憶部520と、コンピュータ全体の制御を行う制御部530とを備える。通信部510、記憶部520、および、制御部530は、バスラインによって相互に接続される。なお、仮想化されたサーバ上に、各々の機能をサーバ(コンテナ)として定義し、サーバとみなして実行されるものであってもよい。
【0094】
通信部510は、有線通信又は無線通信を行うためのNIC(Network Interface Card controller)を備える通信インターフェースである。通信部510は、ネットワーク2を介して、他のコンピュータと通信を行う。
【0095】
記憶部520は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等から構成される。記憶部520は、各種制御処理を実行するためのプログラム(例えば、コンテンツを管理・提供するためのプログラムなど)、各種データ等を記憶する。記憶部520に記憶される各種データには、コンテンツの種類毎に設けられている投稿情報や動向情報、ユーザに関するユーザ情報などが含まれる。ユーザに関する情報には、特定ユーザ情報媒体におけるユーザのIDや、ユーザ毎の属性番号や、評価指数、ユーザ毎にユーザが予め選択した(推しに選択したともいう)特定ユーザを特定するための情報、配信サーバ100の記憶部120に記憶されるユーザ情報122のユーザIDなどが記憶される。例えば、記憶部520に記憶されるユーザに関する情報に基づいて、配信サーバ100におけるユーザIDと、同一ユーザについての特定ユーザ情報媒体管理サーバ500におけるユーザIDとを関連付けることができる。なお、配信サーバ100におけるユーザIDと、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500におけるユーザIDとは、同じIDが使用されるようにしてもよい。
【0096】
制御部530は、CPU(Central Processing Unit)等から構成される。制御部530は、記憶部520に記憶されているプログラムを実行することにより、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500の全体の動作を制御する。
【0097】
以下、制御部530の機能的な構成を説明する。制御部530は、少なくとも、コンテンツ管理部531、データ送受信部532、ユーザ管理部533、および、入退室状況取得管理部534として機能する。
【0098】
コンテンツ管理部531は、通信部510を介して、管理者端末200あるいはユーザ端末により投稿されたコンテンツに応じたテキストや画像等を特定するための情報を記憶部520において記憶・更新する。コンテンツ管理部531は、例えば、ユーザに提供するコンテンツに関連付けることができる属性(例えば、特定ユーザの所属グループや、特定ユーザ自体)に関する情報を記憶部520に記憶する。コンテンツ管理部531は、管理者端末200あるいはユーザ端末により投稿されたコンテンツのカテゴリや投稿者、コンテンツ毎に関連付けられた属性などの情報を特定するための情報を記憶部520に記憶・更新する。
【0099】
データ送受信部532は、通信部510を介して、ユーザ端末から送信される各種情報の受信や、ユーザ端末に対して各種情報の送信(配信)を行う。データ送受信部532は、記憶部520に格納されている各種管理テーブルを参照してユーザ端末への配信を行う。あるいは、入退室状況取得部534などにより通信部510を介してAPIを呼び出した結果として他のコンピュータに記憶されているデータをユーザ端末において閲覧可能するように配信する。データ送受信部532が送受信を行う各種情報には、例えば、コンテンツ管理部531において管理されているコンテンツに関する情報や、各種通知情報、配信サーバ100の記憶部120において記憶されるユーザ情報122に基づく情報などが含まれる。各種情報の送信には、例えばプッシュ通知(デスクトップ通知を含む)やアプリ内通知、あるいは、ユーザ端末からの要求に応じて特定ユーザに関する情報として、特定ユーザの配信サーバ100により提供される仮想空間への入退室情報を配信することなどが含まれる。プッシュ通知等は、ユーザ端末により事前に許可(ONの設定)がされている場合に通知されるようにしてもよい。
【0100】
入退室状況取得管理部534は、通信部510を介して配信サーバ100により提供される仮想空間に入室しているユーザの情報を取得して、特定ユーザの仮想空間への入退室情報がデータ送受信部532によりユーザ端末に配信されるようにする。配信サーバ100からユーザ情報を受信して特定ユーザ情報媒体管理サーバ500の記憶部520に記憶させてもよく、配信サーバ100のユーザ入退室状況のAPIを呼び出した結果を取得するようにしてもよい。また、入退室状況取得管理部534により取得されたユーザ情報と、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500の記憶部520に記憶されるユーザ情報(特定ユーザを判定するための情報を含む)とに基づき、仮想空間に特定ユーザが入室していれば、データ送受信部532によってユーザ端末に、特定ユーザが仮想空間に入室した情報を報知可能とする。
【0101】
<ユーザ端末の構成>
次に、ユーザ端末(ユーザ端末300および配信ユーザ端末400)の構成を詳細に説明する。図6に示すように、ユーザ端末は、配信サーバ100を含む他のコンピュータと通信を行う通信部310と、各種データを記憶する記憶部320と、操作などを入力するための入力部330と、画像などを出力するための出力部340と、コンピュータ全体の制御を行う制御部350とを備える。通信部310、記憶部320、入力部330、出力部340、および、制御部350は、バスラインによって相互に接続される。
【0102】
通信部310は、有線通信又は無線通信を行うためのNICを備える通信インターフェースである。通信部310は、ネットワーク2を介して、配信サーバ100や、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500を含む他のコンピュータと通信を行う。記憶部320は、RAM、ROM等から構成される。記憶部320は、各種制御処理を実行するためのプログラム(例えば、仮想空間を用いたコンテンツを視聴等するためのプログラム、配信ユーザ端末においては仮想空間を用いたコンテンツを、配信サーバ100を介して配信するためのプログラムなど)、各種データ等を記憶する。
【0103】
入力部330は、ユーザからの入力操作・音声を受け付けるための入力装置(例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード、マイクロフォン等)を含む。配信ユーザ端末400は、モーションキャプチャ機能を有するHMDなどの入力装置を備え、入力部330としてユーザの動作をモーション情報として取得する動作入力部を含む。このように、コンテンツ配信のために配信ユーザが用いる配信ユーザ端末400は、一般のユーザとして参加するために用いるユーザ端末300と異なるハードウェアや機能を有している。本実施形態におけるユーザ操作とは、これらの入力部330に対するユーザからの操作をいう。例えば、タッチパネルに対するタッチ操作、スライド操作、フリック操作、あるいは、ボタン操作や、ドラッグ(スワイプ)操作、ユーザ端末300の表示部に表示されるアイコンに対する操作や、ポインティングデバイス、キーボードに対する操作、マイクロフォンに対する音声入力などが含まれる。
【0104】
出力部340は、ユーザに対し情報(テキスト、画像、音声等)を提示・出力するための出力装置(ディスプレイなどの表示部、スピーカ等)を含む。制御部350は、CPU等から構成される。制御部350は、記憶部320に記憶されているプログラムを実行することにより、ユーザ端末300の全体の動作を制御する。
【0105】
以下、制御部350の機能的な構成を説明する。制御部350は、情報取得部351、仮想カメラ制御部352、表示制御部353、音声出力制御部354、入力情報送信部355として機能する。
【0106】
情報取得部351は、通信部310を介して配信サーバ100からのコンテンツデータおよびコメント情報などを取得し、コンテンツデータに基づいて各種オブジェクトが配置された仮想空間内の画像を表示するための情報を記憶部320に記憶するとともに、コメント情報に基づいて投稿されたコメントを表示するための情報を記憶部320に記憶する。また、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500からのコンテンツデータなどを取得し、コンテンツデータに基づいてコンテンツに関するテキストや画像(投稿情報、動向情報など)を表示するための情報を記憶部320に記憶する。
【0107】
仮想カメラ制御部352は、記憶部320に記憶した仮想空間内に配置されて、当該仮想空間内の画像のうちユーザ端末300に表示する領域(視界領域)を特定するための仮想カメラを制御する。仮想カメラ制御部352は、入力部330への操作に応じて、仮想カメラの位置や、向き、傾きなどを制御する。
【0108】
表示制御部353は、情報取得部351が取得したコンテンツデータに基づいて記憶部320に記憶されている仮想空間のうち、仮想カメラからの視界である視界領域に対応する画像を表示部(ディスプレイなど)に表示させる。つまり、ユーザは、入力部330への操作に応じて仮想空間内に配置されている仮想カメラの位置や、向き、傾きなどを変更することにより、仮想空間内の画像のうち仮想カメラの視界領域内の画像をユーザ端末300に表示させて視認することができる。また、表示制御部353によって表示される画像データは、入力部330に対するユーザ任意の設定により、解像度の設定やオブジェクトデータの表示量を変更可能である。また、情報取得部351が特定ユーザ情報媒体管理サーバ500から取得したコンテンツデータに基づいて記憶部320に記憶されているコンテンツに関するコンテンツ情報(例えば、コンテンツの記事の見出しなど)をユーザが特定可能となるように表示させる。例えば、タレントなどの特定ユーザの配信スケジュールなどの見出しをユーザ端末300に表示することで、ユーザはタレントに関する配信スケジュールのコンテンツであること認識し得る。
【0109】
本実施の形態においては、コンテンツデータに基づいて仮想空間内の画像を表示するための情報を記憶部320に記憶し、当該記憶部320に記憶した仮想空間内に仮想カメラを配置して、当該仮想カメラを制御することによりユーザ端末300に表示する視界領域を変動させる例を示したが、これに限らず、例えば、配信サーバ100の記憶部120に記憶した仮想空間内に当該ユーザの仮想カメラを配置して、仮想カメラ制御部352により当該仮想カメラを制御して当該仮想カメラの視界領域を変動させて、当該視界領域内の画像を特定するためのデータを受信してユーザ端末300に表示するようにしてもよい。
【0110】
また、表示制御部353は、情報取得部351が取得したコメント情報に基づいて記憶部320に記憶されている投稿されたコメント履歴を表示部(ディスプレイなど)に表示させる。音声出力制御部354は、情報取得部351が取得したコンテンツデータに基づいて音声出力部(スピーカなど)から音声を出力させる。
【0111】
また、表示制御部353は、記憶部320に記憶されているプログラムに基づいて配信されているコンテンツに応じた態様のUI(User Interface)画像(例えば、ユーザが選択可能なメニュー画像や操作を受け付ける操作画像を含む)を表示する。本実施の形態では、一般のユーザとして参加するために用いるユーザ端末300と、コンテンツ配信のために配信ユーザが用いる配信ユーザ端末400とで異なるUI画像を表示してもよい。例えば、コメントを投稿するためのUI画像は、ユーザ端末300(視聴・体験時のプログラム実行時)に表示される一方で、主に音声によりコミュニケーションを図る配信ユーザ端末400(コンテンツ配信時のプログラム実行時)に表示されないものであってもよい。また、視聴・体験時とコンテンツ配信時とで必要なメニュー項目も異なるため、メニューを選択するためのUI画像は、ユーザ端末300(視聴・体験時のプログラム実行時)と配信ユーザ端末400(コンテンツ配信時のプログラム実行時)とで異なるものであってもよい。
【0112】
入力情報送信部355は、入力部330において取得した音声情報や、操作入力情報などを配信サーバ100に送信する。操作入力情報には、ユーザの仮想空間の入退室情報や、表示される仮想空間内のオブジェクトや当該仮想空間内に配置されているユーザキャラクタに対する操作を特定するための操作情報(例えば、動作入力部260(HMDなど)により取得されるモーション情報を含む)など、各種の情報を含む。ユーザの仮想空間の入退室情報には、ユーザのログイン情報(仮想空間へのログイン要求)や、ログアウト情報、各仮想空間のエリア、ルームの移動などの情報が含まれる。
【0113】
<特定ユーザとサーバの処理との関係の概要>
本実施例において、配信サーバ100は、特定ユーザが仮想空間に入室したことに応じて、他のユーザに特定ユーザが仮想空間に入室したことを報知するための入室報知処理を行う。また、配信サーバ100は、特定ユーザが仮想空間に入室したことに応じて配信サーバ100(仮想空間提供部ともいう)のリソースの設定や、ユーザ端末に配信される仮想空間を提供するための情報の量の設定を変動させるための設定変動処理を行う。
【0114】
<仮想空間におけるユーザの種別について>
(ユーザに関するデータテーブル例)
図7を参照して、本実施例における仮想空間が提供されるユーザ、および、他のユーザの行動に影響を及ぼし得る特定ユーザについて説明する。図7(A)は、配信サーバ100のユーザ情報121に記憶されるユーザに関するデータテーブルの一例である。各ユーザには、「ユーザID」(u1、u2、u3・・・など)と、「ユーザ属性番号」と、「評価指数」と、「入室状況」とが関連付けられている。本実施例における配信サーバ100は、ユーザの「ユーザ属性番号」あるいは「評価指数」に応じて、特定ユーザであるか否かの判定を行い、配信サーバ100の設定変動処理、および、他のユーザへ入室した情報の報知するための処理がされる。
【0115】
「入室状況」は、ユーザ毎の仮想空間への入室状況が関連付けられている。例えば、仮想空間にログインしていれば入室中が関連付けられ、ログアウトしていれば退室中が関連付けられる。また、さらにいずれのルームに入室中であるか(エリア、ルームIDなど)も関連付けられていてもよい。
【0116】
図7(B)は、「ユーザ属性番号」の種類の一例を説明するための図である。「ユーザ属性」とは、ユーザを属性種別に応じて振り分けるための識別IDである。例えば、一般ユーザであるユーザには、ユーザ属性番号「1」が付与される。ユーザがタレントである場合には、さらにタレントが所属するグループで区分けすることができる。グループAに所属するタレントには、ユーザ属性番号「2」が付与され、グループBに所属するタレントには、ユーザ属性番号「3」が付与される。仮想空間を管理・運営を行う運営者は、ユーザ属性番号「4」が付与される。その他の著名人として、仮想空間における影響力があると考えられる人物などには、ユーザ属性番号「5」が付与される。これらの属性種別の項目は、例えば管理者端末200において管理され、管理者端末200を操作する運営者によって適宜追加変更等を行うことができる。ユーザの属性種別に応じて、仮想空間内において特別な権限が付与され得るようにすることができる。
【0117】
本実施例における特定ユーザは、ユーザ属性種別が、タレント、あるいは著名人のユーザである。タレント、あるいは著名人であるユーザはユーザ属性番号が「2」、「3」あるいは「5」が付与されている。そのため、ユーザ属性番号が「2」、「3」、あるいは「5」が関連付けられたユーザが仮想空間に入室したときには、特定ユーザが仮想空間へ入室したものとみなされる。
【0118】
例えば、図7(A)のユーザID「u1」、「u5」、「u6」は属性番号「1」であり、属性種別が一般ユーザであることから、特定ユーザとはみなされない。ユーザID「u4」は、属性番号「4」であり、属性種別が運営者であることから、特定ユーザとはみなされない。一方、ユーザID「u2」、「u7」は属性番号が「2」であり、属性種別がグループAのタレントであるため、特定ユーザとみなされる。ユーザID「u3」、「u8」は、属性番号「3」であり、属性種別がグループBのタレントであるため、特定ユーザとみなされる。ユーザID「u10」は、属性番号が「5」であり、属性種別が著名人であるため、特定ユーザとみなされる。
【0119】
図7(C)は、「評価指数」の設定に用いられる数値の例である。評価指数は、ユーザ本人以外からの評価である外的評価に応じて変動する値である。例えば、運営者によって予め数値が設定されていてもよく、仮想空間とは異なるSNSなどのフォロワー数に応じた値であってもよく、本実施例における仮想空間(メタバース空間)内に相互フォロー機能を設け、メタバース空間内フォロワー数に応じた値であってもよい。例えば、仮想空間内において、ゲームコンテンツが提供される場合、ゲームコンテンツ用のフォロー機能を設け、仮想空間内のゲームフォロワー数としてもよい。なお、フォロワー数とは、お気に入りに登録されている数など、人気度の指標となる値を用いることができる。フォロワー数が所定数以上のユーザは、他のユーザに影響力のある特定ユーザ(インフルエンサーなど)とみなして処理を行う。例えば、フォロワー数そのものの数に応じて異なる処理がなされるようにしてもよい。
【0120】
あるいは、「評価指数」には、フォロワー数などの所定の人気度の指標となる値に、所定の式を用いて算出した値を用いることもできる。例えば、フォロワー数を基に所定の算出式を用いて評価指数として定め、当該算出式を用いて、正の値になったユーザを特定ユーザとしてみなしてもよい。所定の算出式とは、例えば、“[フォロワー数-1000000]÷規定値=評価指数(小数点第一位を切り上げてもよい)”を用いることができるが、これに限るものではない。
【0121】
図7(A)の評価指数は、人気の指標となる値に所定の算出式を用いて評価指数を定めた場合の例である。ユーザID「u1」、「u4」、「u5」は、評価指数がマイナスであるため、特定ユーザとはみなされない。ユーザID「u2」、「u3」などは、評価指数が正の値であるため、特定ユーザとみなされる。ここで、上述のユーザ属性番号と、当該評価指数とのいずかで特定ユーザとみなされるユーザでなくとも、いずれかで特定ユーザとしてみなされる場合には、配信サーバ100は、特定ユーザであるとみなして処理を行う。例えば、ユーザID「u6」は、ユーザ属性番号が「1」の一般ユーザであるが、メタバースにおけるゲーム内人気が高いことから評価指数が正の値となり、特定ユーザとみなして処理が行われる。
【0122】
(評価指数とサーバ増強の関係)
本実施例においては、配信サーバ100の設定変動処理について、特定ユーザ毎に異なる処理が実行されるようにすることができる。図8は、配信サーバ100の設定変動処理として、特定ユーザが仮想空間に入室したことに応じてサーバの数を増加させるスケールアウトを行う場合の、評価指数毎に応じたサーバ増加台数を示す一例である。図8に示すように、サーバには処理能力が異なる複数種類のサーバがある。ノーマルサーバと、ノーマルサーバよりも性能が高い高スペックサーバと、高スペックサーバよりもさらに性能が高い最高スペックサーバとが設けられている。これらのサーバは、評価指数に応じて、増加台数が予め定められている。例えば、図7(A)のユーザID「u2」がログインすれば、評価指数が5であるため、ノーマルサーバ1台と、高スペックサーバ1台が増加する。ユーザID「u7」がログインすれば、評価指数が20であるため、高スペックサーバ5台と、最高スペックサーバ4台が増加する。なお、設定変動処理としてスケールアップを行う場合は、ユーザ毎の評価指数に応じて、リソースの性能(CPUやメモリのスペックの値)をアップさせるスケールアップの段階が異なるようにしてもよい。
【0123】
また、属性番号ごとに、リソース量(サーバ台数、あるいは、CPUやメモリの値)が定められていてもよい。この場合、予め定められた属性番号ごとのリソース量に応じて設定変動処理が行われる。例えば、ユーザの属性番号が「2」であれば5台増加、「5」であれば、3台増加などとしてもよい。また、同じ属性種別であっても変動させたいリソース量に応じて複数属性番号が設けられるようにしてもよい。例えば、図7(B)で例示す種別が同じ「グループAのタレント」であっても、増加させたいサーバ台数に応じて「2」、「6」、「7」などの属性番号を設けておき、属性番号が「2」のグループAのタレントが入室すれば、サーバを3台増加させ、属性番号が「6」のグループAのタレントが入室すれば、サーバを5台増加させ、属性番号が「7」のグループAのタレントが入室すれば、サーバを10台増加させるようにしてもよい。
【0124】
<ユーザ端末における表示画面例>
図9図11を参照して、本実施例におけるユーザ端末の表示画面の例を説明する。図9は、ユーザ端末において表示される仮想空間への入室時の画面例である。図9(A)は、配信サーバ100によって提供される仮想空間を表示させるためのアプリケーション等を起動したあとのログイン画面である。仮想空間を表示させるためのアプリケーション等としては、WEBブラウザ上で動作させるWEBアプリ、デスクトップアプリ、スマホアプリなどが含まれる。以下では、これらをアプリ、各種アプリと称することもある。図9(A)のSTARTアイコン21が選択操作されることにより、ユーザ端末から配信サーバ100にログイン要求情報が送信される。ログイン要求情報を送信したユーザが特定ユーザであった場合には、配信サーバ100においてログイン要求情報に基づいて、ログイン要求したユーザが特定ユーザであると判定され、図9(B)の画面を表示させるための処理が行われる。
【0125】
図9(B)は、ログインしたことを他のユーザに報せるか否かの選択をすることができる画面である。例えば、「ログインしたことをお知らせしますか?」とのメッセージとともに表示される「はい」アイコン22Y、あるいは「いいえ」アイコン22Nを選択することにより、配信サーバ100に報知可否情報が送信される。例えば、「はい」アイコン22Yを選択操作した場合には、報知管理部135は報知可否情報に基づいて他のユーザへログインしたことを報知するための処理を行う。「いいえ」アイコン22Nが選択操作された場合には、仮想空間へログインしたとしても、報知管理部135は報知可否情報に基づいて他のユーザへログインしたことが報知されないようにする。
【0126】
図9(C)は、仮想空間へのログイン認証処理がされたあとに表示されるタイトル画面の例である。入退室処理部134によって仮想空間へのログイン認証処理がされたユーザのユーザ端末の画面には、コンテンツ管理部131によって提供可能であるコンテンツ毎に対応したエリアリストが表示されている。タイトル画面には、エリアバー23、ルームアイコン表示領域24、ルーム一覧表示アイコン25、更新アイコン26、ルームID入力領域27などが表示される。
【0127】
エリアバー23は、コンテンツ管理部131によって、現在ユーザに提供可能なエリア(コンテンツ)を示すために表示するものである。図9(C)では、エリアバー23a~23cは、エリアX~エリアZが各々提供可能であることを示している。
【0128】
ルームアイコン表示領域24は、エリアバー23によって表示される各種提供可能なエリアに入室するためのルームを表示するアイコンを表示する領域である。各種ルームアイコン表示領域24に表示されるルームアイコンがユーザにより選択操作されることにより、ユーザはルームに入室することができ、ルーム内において各エリアが提供されるようになる。図9(C)では、エリアXが提供されるルームのルームアイコン表示領域24a、エリアYが提供されるルームのルームアイコン表示領域24b、エリアZが提供されるルームのルームアイコン表示領域24cが表示される。このように、ユーザは任意のルームのルームアイコンを選択操作することにより、各ルームに入室することが可能となる。
【0129】
また、ルームアイコン表示領域24に表示される各ルームアイコンには、ルームIDが表示され、ユーザの混雑具合(例えば、入室しているユーザ数など)に応じて「快適」、「混雑」、あるいは「満員」などの状況が認識できる態様の表示がされるようにしてもよく、特定ユーザ、フォローユーザ、お友達ユーザの入室状況(入室の有無)などが表示されるようにしてもよい。例えば、文字情報や、フェイスマークのアイコン(にっこりであれば快適、悲しい顔であれば混雑など)、色態様などの変化によりユーザが混雑状況などを認識できるようにしてもよい。また、特定ユーザ、フォローユーザ、お友達ユーザ等の入室状況は、ユーザが誰かを特定できる態様で表示されていてもよく、これに替えてあるいは加えて、誰かの特定ができるまで表示されずともお友達等が入室しているアイコンが表示されるようにしてもよい。
【0130】
図9(C)では、エリアXのルームが表示されるルームアイコン表示領域24aには、ルームID001のルームと、ルームID002のルームと、ルームID003のルームとが表示されている。ルームID001の混雑状況は「快適」であるが、ルームID002の混雑状況は「混雑」であることが示されている。快適とは、ルームの上限人数まで余裕がある状態であり、混雑とは、ルームの上限人数に達するまでの余裕があまりない(例えば残り10人で上限人数に達するなど)状態であり、満員とは上限人数に達してしまい新たにユーザを入室させることができない状態である。
【0131】
なお、ルームアイコンを選択操作することにより、入室前の確認ポップアップ画面が表示され、例えば「入室しますか?」とのメッセージとともに、入室する、あるいは、キャンセルするなどの選択ができるようになっていてもよい。例えば、ルームアイコン表示領域24には、ルームIDのみ表示されるようにし、ポップアップ画面に、混雑情報等他の情報が表示されるようにしてもよい。
【0132】
ルーム一覧表示アイコン25は、選択操作がされることにより、エリアバー23によって表示される各種提供可能なエリアに入室するためのルームを表示するアイコンをすべて表示させるためのアイコンである。ルームアイコン表示領域24に表示されていないルームがあったとしてもすべて表示させることができる。例えば、エリアXが提供されるルームは、6ルームあるが、表示画面のレイアウトの都合(表示するルームを少なくし、1画面において表示されるエリアを多くするためなど)で1画面に表示されるルーム数が少なくなっている場合や、満員になって入室できないルームや混雑しているルームの表示優先順位を低くし、混雑状況が快適なルームを優先させてルームアイコン表示領域24に表示させていたとしても、すべてのルームを表示させることができるようになる。図9(C)では、エリアバー23a~23cに対応するように、ルーム一覧表示アイコン25a~25cが表示されている。
【0133】
更新アイコン26は、選択操作がされることにより配信サーバ100に入室可能なエリアおよびルームの一覧データの再取得要求を送りタイトル画面を更新(リロード)させるためのアイコンである。これにより、例えばルームアイコン表示領域24に表示されるルームが更新される。
【0134】
ルームID入力領域27は、ルームIDを直接入力して指定することでルームを表示させるもの検索領域である。例えば、お友達のユーザが入っているルームのIDをユーザが知っている場合、ルームID入力領域27に直接ルームIDを入力することにより、直接ルームを指定して入室を試みることができる。例えば、ルームIDを入力することにより、ルームアイコンを選択した際に表示される入室前の確認ポップアップ画面を表示させることができるようにしてもよい。
【0135】
図10は、ユーザ端末の表示画面の一例であり、ユーザ端末にダウンロードされたアプリによるプッシュ通知やアプリ内の所定のページの表示画面の一例である。なお、スマートフォンの画面例を例示するが、他のコンピュータデバイスの画面であってもよい。ユーザ端末にダウンロードされたアプリとは、配信サーバ100により提供される仮想空間を、ユーザ端末において提供可能とさせるためのアプリ(当該アプリを開くことにより、仮想空間へ入室できるもの)や、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500によって管理されるアプリである。以下、タレントBBBは、図7(A)のユーザID「u2」に対応するタレントである場合の例について説明する。
【0136】
図10(A)は、ユーザ端末において特定ユーザが入室したことを報知するプッシュ通知がされた場合の画面例である。プッシュ通知画面30には、「BBBちゃんがメタバースにログインしました!」などのメッセージが表示され、タレントのBBBちゃんが仮想空間にログインしたことが通知されている。なお、プッシュ通知の画面において特定ユーザが入室したエリアやルームID(例えば「BBBちゃんがルームID0001に入ったよ!」など)も通知されるようにしてもよい。また、プッシュ通知は、ユーザ側で通知のオンオフの設定ができるようになっていてもよい。そのため、プッシュ通知をオフにする設定をユーザ側でしていれば(許可をしていない状態)、プッシュ通知画面はユーザ端末で表示されない。
【0137】
図10(B)は、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500によってユーザに提供されるアプリであって、タレントBBBが応援対象のタレントに含まれるタレントのファンコミュニティアプリの表示画面の例である。図10(B)は、特定ユーザに関する情報を閲覧可能なページである。例えば、タレントに関するスケジュールを閲覧可能なページであり、タレントの動画配信の過去(直近など)、現在、今後の配信や動向などを閲覧可能なページである。タレントに関するスケジュールを閲覧可能なページには、期間選択領域41、グループ選択領域42、日時表示43、コンテンツ見出し40、アカウント48、関連タレント44、推しフィルター45などが表示されている。また、画面下部には、スケジュールアイコン18、通知アイコン15などが表示されている。当該コミュニティアプリにおいては、スケジュールアイコン18が選択操作されることなどにより、タレントスケジュール画面を表示可能としてもよい。また、通知アイコン15が選択操作されることにより、図10(A)においてプッシュ通知された通知の一覧などが確認できてもよい。
【0138】
推しフィルター45は、ファンコミュニティにおいて、予めユーザが好みのタレントを選択して記憶していた場合(例えば記憶部520や記憶部320)に、選択操作がされることによって、予め選択して記憶させていた好みのタレント(推し)の情報のみが表示されるように抽出して表示させることができるアイコンである。
【0139】
期間選択領域41には、「過去」、「現在」、「今後の予定」などの期間のアイコンが表示されている。「過去」のアイコンを選択することにより、例えば、タレントの直近の動画配信履歴や、仮想空間への入室履歴(ログアウト済みの履歴)が表示される。「現在」のアイコンが選択されると、現在配信中の動画や、現在の仮想空間への入室状況などの情報が表示されるようになる。「今後の予定」が選択操作されると、今後の配信や、仮想空間への入室予定などが表示される。なお、特定ユーザに関連する仮想空間内でのイベント(ライブなど)のスケジュールが表示されていてもよく、特定ユーザが入室したエリアやルームIDが表示されていてもよい。例えば、「現在」のアイコンが選択されていれば、現在仮想空間で開催中のタレントが出演するライブイベントの情報が表示される。
【0140】
グループ選択領域42は、例えばタレントが所属グループで区分けすることができた場合に、選択操作がされることにより所属グループ毎の情報を表示させるアイコンを表示する。コンテンツ見出し40は、各コンテンツ(配信や、仮想空間への入室情報など)個別に、表示領域を区分けするものである。コンテンツ見出し40内に表示されるアカウント48には、動画の配信チャンネルアカウントや、仮想空間におけるユーザアカウントなどのアイコンが表示される。コンテンツ見出し40内に表示される関連タレント44は、各種コンテンツ見出し40内に表示されるコンテンツに関連するタレントを、コンテンツ見出し40に関連付けて表示するものである。例えば、配信動画に出演する(例えばコラボ相手)のタレントのアイコンや、仮想空間に入室したタレントのアイコンが表示される。このように、コンテンツ毎に関連タレントが関連付けられているため、推しフィルター45を選択操作することにより、予め選択したタレントが関連タレントとして関連付けられているコンテンツのみが表示されるように抽出させて表示させることができる。なお、関連タレントは、例えば、コンテンツの投稿時、コンテンツ見出し40の作成時に、投稿者の操作に基づいて、あるいはAPIで取得した情報などに基づいて自動で関連付けられる。
【0141】
また、図10(A)で例示したプッシュ通知においても、ユーザが予め選択して記憶させた好みのタレントの入室情報のみがプッシュ通知されるようにしてもよい。なお、ユーザが予め選択して記憶させた特定ユーザ(タレント)を特定するための情報は、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500の記憶部520等において記憶される。特定ユーザ情報媒体管理サーバ500は、ユーザが予め選択したユーザを特定する情報(選択しているか否かを特定する情報)を他の特定ユーザの情報を含む情報とともに、ユーザ毎に配信する。ユーザ端末において、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500から配信された情報を受信して、予め選択した特定ユーザを抽出する処理が行われることで、予め選択したユーザに関する情報(推しフィルター45オンで抽出される好みのタレントの情報など)を表示することが可能となる。
【0142】
図10(B)では、期間選択領域41において、「現在」アイコンが選択されており、グループ選択領域42では、グループAが選択され、推しフィルター45がオンになっている。そのため、現在のグループAに関する情報であって、ユーザが予め選択して記憶しているタレントが関連タレントとして関連付けられた情報が抽出して表示されている。例えば図10(B)は、タレントBBBを好みのタレントとして予め選択して記憶しているユーザの画面例であるため、タレントBBBが関連付けられている配信動画のコンテンツが表示されるコンテンツ見出し40aと、タレントBBBの仮想空間への入室情報であるコンテンツ見出し40bなどが表示されている。各コンテンツ見出し40の例えば、画像部分を選択操作することにより別の画面に遷移できるようにしてもよい。例えば、コンテンツ見出し40aの画像が選択操作されると、配信している動画(外部ウェブサービスにおける動画配信など)に遷移し、コンテンツ見出し40bの画像が選択操作されると、仮想空間に遷移することができるようにしてもよい。例えば、仮想空間のアプリが起動し、ログイン画面が立ち上がってもよく、あるいは、タレントが入室しているルームに遷移できるようにしてもよい。なお、タレントがログアウトしたときには、ログアウトを示す情報を、現在タブではなく過去の情報が閲覧できる過去アイコンによって表示される履歴情報内に過去の配信履歴とともに表示させるものであってもよい。あるいは、リストから表示自体が削除されるようにしてもよい。つまり、コンテンツ見出し40自体を削除するようにしてもよい。
【0143】
図11は、ユーザ端末において表示される配信サーバ100によって提供される仮想空間の画像の一例である。例えば、デスクトップアプリ、スマホアプリ、WEBブラウザなどを立ち上げて表示される画面例である。図11は、エントランス空間(エントランスのコンテンツ)が提供される空間エリアER1に対応するルーム内の表示画像である。当該エントランスには、仮想空間(メタバース)内の情報を閲覧可能な掲示板オブジェクトOが表示されている。当該掲示板オブジェクトOには、記憶部120に記憶される情報に基づいて、特定ユーザに関する情報、イベント情報、その他各種ニュース、速報などが表示される。特定ユーザに関する情報の例として、仮想空間に入室(ログインなど)した特定ユーザの名前と、時間、入室したエリアの情報などが表示される。
【0144】
図11の掲示板オブジェクトOには、速報や、現在イベント情報が表示されている。速報には、10時に、「BBBちゃんがメタバースにログインしたよ!」とのメッセージや、10時1分に、「BBBちゃんがエリアYに入ったよ!」とのメッセージが表示されている。これにより、特定ユーザであるタレントのBBBちゃんが仮想空間にログインしたこと、および、仮想空間のうちいずれのエリアに入室したかの情報が表示されている。そのほか、仮想空間内においてユーザの特別な行動があった情報の例として、速報の8時15分に「エリアYのお立ち台にPさんが登ったよ!」が表示され、現在イベント情報として「ただいまエリアZでミニライブ中!」が表示されている。
【0145】
ルーム内に入室しているユーザは、ユーザアバタUとして表示され、ユーザアバタUを動作させることにより、仮想空間内の移動や視点の変更などができる。仮想空間の画像は、図11に例示するようにユーザアバタUを俯瞰した画像であってもよく、ユーザ自身が操作するユーザアバタUを表示させず、当該ユーザアバタUの視点から見た画像であってもよい。また、掲示板オブジェクトOは、ユーザアバタUを近づけて掲示板オブジェクトOを選択操作することにより、掲示板内の画像をユーザ端末の画面に大きくポップアップ表示させる、あるいは、画面全体に表示させるようにしてもよい。
【0146】
これにより、ユーザは、特定ユーザに関する情報を取得したいときには、例えば、仮想空間内の掲示板などが存在する場所まで移動し、掲示板の表示情報を配信サーバ100から取得することによって特定ユーザに関する情報を閲覧可能となる。すなわち、ユーザの求めに応じて特定ユーザの情報を取得できる。なお、図10(B)などのファンコミュニティアプリの応援対象となるタレントに関する情報(スケジュール等)を表示させるページなどであっても、所定条件を満たしているユーザ(例えば、図7(B)の著名人など)であれば、タレントではないユーザが入室したことや仮想空間内において行う行動の情報が表示されるようにしてもよい。
【0147】
また、特定ユーザに関する情報は、仮想空間内の画像として表示させるものに限らず、図11のアプリ内通知バー50のように、アプリ内で報知(通知)を行うものであってもよい。アプリ内通知バー50には、お知らせとして「BBBちゃんがメタバースにログインしたよ!」とのメッセージが表示されている。当該アプリ内通知バー50、および、掲示板オブジェクトO内のBBBちゃんがログインしたことの情報は、入退室処理部134によってBBBちゃん(例えば、ユーザ「u2」の特定ユーザ)のログイン認証処理がされることで、報知管理部135によって配信する処理がなされることにより表示可能となる。
【0148】
<入室報知処理について>
以下、図12図15などを参照して、配信サーバ100によってユーザに提供される仮想空間に特定ユーザがログインしたことを、他のユーザに報せるための報知処理について説明する。本実施例において、特定ユーザ(例えば、タレントなど)に関する情報が報知される態様として、特定ユーザに関する情報についてプッシュ通知を受け取ること、あるいは、ユーザ端末からの閲覧要求があること(要求信号(リクエスト)が送信されること)に応じて特定ユーザに関する情報をユーザに閲覧可能とさせるサーバに対し、ユーザ端末からの閲覧要求(ユーザ端末から送信された要求信号)に基づいてユーザ端末に配信(送信)された応答情報をユーザ端末が受け取って表示することなどが含まれる。特定ユーザに関する情報をユーザに閲覧可能とさせるサーバは、例えば、特定ユーザに関連したスマホアプリを管理するサーバや特定ユーザに関する情報を表示させるWEBサイトを管理するサーバ(特定ユーザ情報媒体管理サーバ500)、あるいは、特定ユーザがログインした仮想空間を提供する配信サーバ100などが含まれる。特定ユーザ情報媒体管理サーバ500(スマホアプリを管理するサーバ、WEBサイトを管理するサーバなど)は、配信サーバ100の記憶部120に記憶されるユーザの入室状況など(例えば、図7(A)のユーザ情報データテーブル)を通信部110を介して取得可能とさせる入室状況APIによって、特定ユーザが仮想空間にログインしているか否かの情報を取得する。
【0149】
(入室報知処理1)
入室報知処理1は、特定ユーザが仮想空間に入室(ログイン)したことに応じて、他のユーザに対して当該特定ユーザが入室した情報を報知(例えば、プッシュ通知や、ユーザからの閲覧要求に応じてユーザ端末に入室した情報を表示させることなど)するための処理である。以下、図12のフローチャートを参照して、入室報知処理1を説明する。入室報知処理1は、ユーザが仮想空間にログインしたときに配信サーバ100において制御部130により所定時間毎に繰り返し実行される。配信サーバ100は、記憶部120に記憶されているプログラムに基づいて入室報知処理1を含む各種処理を行う。なお、特定ユーザであるか否かの判定は、図7(A)のユーザ属性番号に基づいて行われる例について説明する。
【0150】
まず、ステップS101において、仮想空間にユーザのログインがあったか否かの判定がされる。ユーザのログインがあったと判定されなかったときにはステップS107に進む。一方、ユーザのログインがあったと判定されたときには、ステップS102に進み、ログインしたユーザは、特定ユーザであるか否かの判定がされる。例えば、入退室処理部134(例えば、図16を参照して後述するログイン認証装置101)は、ユーザのログイン要求に基づいてログイン認証処理を行った際に、ログインをしたユーザが特定ユーザであるか否かの判定をする。ユーザのログイン要求は、例えば、図9(A)のSTARTアイコン21が選択操作されることにより、配信サーバ100に送信される。例えば、ログインをしたユーザが例えば図7(A)のユーザID「u1」であれば、ユーザ属性番号は1の一般ユーザであるため、特定ユーザであると判定されない。一方、ログインをしたユーザが、例えばユーザID「u2」であれば、ユーザ属性番号が2のグループAのタレントであるため、特定ユーザと判定される。ステップS102において特定ユーザであると判定されなかったときには、ステップS107に進む。
【0151】
一方、ステップS102において特定ユーザであると判定されたときには、ステップS103に進む。ステップS103では、他のユーザにログインした旨を報せるか否かの選択画面を表示させるための表示情報を、ログインした特定ユーザのユーザ端末に配信(送信)する。このときに配信サーバ100は、ログインしたユーザのユーザ端末に図9(C)に例示したログイン後のタイトル画面を表示させるための処理を行う。例えば、ログインしたユーザが、特定ユーザであるユーザID「u2」であれば、制御部130は、図9(B)の選択画面を「u2」のユーザ端末に表示させるための表示情報を、ログインした特定ユーザのユーザ端末に送信する。これにより、特定ユーザある「u2」は、図9(B)の「はい」アイコン22Yもしくは「いいえ」アイコン22Nが選択操作をして、ログインした旨を他のユーザに報せるか否かの選択ができる。「はい」アイコン22Yもしくは「いいえ」アイコン22Nのいずれかが選択されると、報知可否情報が、配信サーバ100に送信される。
【0152】
ステップS104では、ステップS101およびステップS102でログインしたと判定された当該特定ユーザがログインをした旨が報知されることを許可したか否かが、特定ユーザのユーザ端末から送信された報知可否情報に基づいて判定される。許可をしたと判定されなかったときには、ステップS107に進む。例えば、特定ユーザが、図9(B)に例示する画面において、「いいえ」アイコン22Nを選択操作してログインした場合、報知管理部135(例えば、図16を参照して後述する報知装置104)は受信した報知可否情報に基づいて、当該特定ユーザがログインした旨を報知するための処理を行わないように規制する。
【0153】
一方、ステップS104において許可をしたと判定されたときには、ステップS105に進み、当該特定ユーザがログインした旨をユーザ端末において通知させる通知情報を配信する。配信サーバ100から通知情報が配信される先は、ユーザ端末、および、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500である。例えば、図9(B)の画面において、「はい」アイコン22Yを選択操作してログインがされたことにより、報知管理部135において受信した報知可否情報に基づいて他のユーザに報知されることを許可したと判定される。配信サーバ100から通知情報が配信されると、ユーザ端末において、配信サーバ100から受信した情報に基づいて、例えば、図10(A)で例示するようなプッシュ通知や、図11のアプリ内通知50で例示するようなアプリ内通知がされる。
【0154】
なお、管理者端末200にも報知(通知)がされるようにしてもよく、特定ユーザが他のユーザに報知されることを許可していなかったとしても、管理者端末200には報知(通知)されるようにしてもよい。例えば、図9(B)の画面において「いいえ」アイコン22Nが選択されていたとしても、他のユーザ端末には報知されないが、運営者が操作する管理者端末200には報知されるようにしてもよい。
【0155】
ステップS106では、ステップS104において報知されることを許可したと判定された当該特定ユーザがログインした旨を示す情報が、ユーザからの求め(閲覧要求)に応じて特定ユーザに関する情報として閲覧可能となるようにユーザ入室状況の情報を更新する処理が行われる。例えば、報知管理部135によって、ユーザの入室状況が更新され、記憶部120(ユーザ情報121であってもよい)に記憶される。これにより、ユーザの入退室状況APIにより、ユーザの入室状況を取得する他のサーバ(例えば、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500)が、ステップS101~S104における当該特定ユーザがログインした情報を取得することができ、図10(B)のアプリや、特定ユーザに関する情報を表示させるWEBブラウザなどに、ステップS101~S104における当該特定ユーザを含めた特定ユーザがログインした旨が表示されるようになる。また、当該入室状況が更新されることにより、仮想空間内において特定ユーザに関する情報を表示可能とすることができ、図11に例示する掲示板オブジェクトO内に特定ユーザがログインした旨を表示させることができる。なお、報知可否情報を受信した後において、配信サーバ100は、ログインしたユーザのユーザ端末に図9(C)に例示したログイン後のタイトル画面を表示させるための処理を行う。
【0156】
ステップS107では、特定ユーザに関する情報の閲覧要求(ユーザからの求め)があったか否かが判定される。閲覧要求がなかったときには処理を終了する。ステップS107で閲覧要求があったと判定されたときには、ステップS108に進み、特定ユーザがログインした旨を示す情報が含まれる特定ユーザに関する情報をユーザ端末に配信して処理を終了する。例えば、閲覧要求として、ユーザ端末から、図11に例示する仮想空間内の掲示板オブジェクトOを表示させる要求(例えば、掲示板オブジェクトOが配置される空間を表示させるための情報を取得する要求、あるいは、掲示板オブジェクトOが選択操作されることによる掲示板オブジェクトOの情報の取得要求など)があったことにより、ユーザ端末のユーザ画面において特定ユーザがログインした旨が表示される。例えば、直近の所定期間内(例えば、過去3時間分など)が表示されるようにしてもよい。
【0157】
(入室報知処理2)
入室報知処理2は、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500において実行される処理であって、図12で説明した入室報知処理1における配信サーバ100から受信した情報に基づいて特定ユーザが仮想空間に入室した情報をユーザ端末に報知(例えば、プッシュ通知や、ユーザからの閲覧要求に応じてユーザ端末に入室した情報を表示させることなど)するための処理である。以下、図13のフローチャートを参照して、入室報知処理2を説明する。入室報知処理2は、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500の制御部530により所定時間毎に繰り返し実行される。特定ユーザ情報媒体管理サーバ500は、記憶部520に記憶されているプログラムに基づいて入室報知処理2を含む各種処理を行う。
【0158】
まず、ステップS201において、特定ユーザがログインした旨をユーザ端末において通知させる通知情報を受信したか否かの判定がされる。通知情報を受信したと判定されなかったときには、ステップS203に進む。一方、ステップS201において、通知情報を受信したと判定されたときには、ステップS202において、受信した通知情報に基づいて、特定ユーザがログインした情報をユーザ端末に通知(報知)する処理を行う。例えば、タレントBBBちゃんがログインしたことにより、図12のステップS105において、配信サーバ100から通知情報が送信され、当該通知情報を特定ユーザ情報媒体管理サーバ500が受信したときに、ユーザ端末において、図10(A)で例示するタレントBBBちゃんが仮想空間にログインした旨のプッシュ通知がされる。
【0159】
ステップS203では、配信サーバ100からユーザ入室状況を取得する。例えば、配信サーバ100のユーザ入室状況APIを利用して、図12のステップS106によって更新された記憶部120に記憶されるユーザの入室状況一覧を取得する。取得したユーザの入室状況の情報は、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500の記憶部520に記憶されてもよい。
【0160】
ステップS204では、ユーザ端末から特定ユーザに関する情報の閲覧要求(ユーザからの求め)があったか否かの判定がされる。特定ユーザに関する情報の閲覧要求があったと判定されなかったときには処理を終了する。一方、特定ユーザに関する情報の閲覧要求があったと判定されたときには、ステップS205で、ステップS203において取得した特定ユーザのログイン情報が含まれる特定ユーザに関する情報をユーザ端末に配信して処理を終了する。例えば、閲覧要求として図10(B)の特定ユーザに関するスケジュールを表示する画面の表示要求などがされたときに、特定ユーザの動画配信情報であるコンテンツ見出し40aや、特定ユーザの仮想空間へのログイン情報であるコンテンツ見出し40bがユーザ画面に表示されるようになる。
【0161】
(入室報知処理3)
入室報知処理3は、仮想空間に入室していないユーザのユーザ端末に対して、特定ユーザが入室(ログイン)した旨を通知(報知)させる通知情報を配信する処理である。図12を参照して説明した入室報知処理1とは通知情報が配信される対象のユーザ端末が異なる。入室報知処理1においては仮想空間に入室しているユーザであるか否かにかかわらず(図7(A)の入室状況が「入室中」であるユーザのユーザ端末も通知先の対象に含まれる)ユーザに通知されるのに対し、入室報知処理3においては、入室していないユーザに対して通知される。以下、図14のフローチャートを参照して、入室報知処理3を説明する。入室報知処理1とは、点線で囲われたステップS105Aおよび、ステップS105Bにおいて相違する。以下、入室報知処理1と重複する処理については説明を省略する。入室報知処理3は、配信サーバ100の制御部130により所定時間毎に繰り返し実行される。配信サーバ100は、記憶部120に記憶されているプログラムに基づいて入室報知処理3を含む各種処理を行う。
【0162】
ステップS104で、特定ユーザがログインした旨が他のユーザに報知されることを特定ユーザが許可したと判定されたときには、ステップS105Aに進み、仮想空間に入室していないユーザを抽出する。ステップS105Bでは、当該特定ユーザがログインした旨をユーザ端末において通知させる通知情報を、仮想空間に入室してないユーザのユーザ端末に配信する。例えば、報知管理部135は、ユーザ情報122を参照し、現在仮想空間に入室しておらずログアウト状態であるユーザを抽出する。ステップS105Bにおいて、ステップS105Aで抽出したユーザのユーザ端末に通知情報を配信(プッシュ通知等)する。例えば、図7(A)の入室状況が「退室中」である、ユーザID「u3」、「u5」、「u7」などに配信される。なお、例えば一般ユーザの端末にのみ、プッシュ通知がされるようにしてもよい。
【0163】
これにより、図12のステップS105においては通知先のユーザが仮想空間に入室しているか否かにかかわらず通知されるが、図14の入室報知処理3においては、仮想空間に入室しておらず、特定ユーザが入室したことを知らない可能性が高いユーザを抽出して通知を送ることが可能となる。また、すでに仮想空間に入室しており、特定ユーザが仮想空間に入室したことを知っているユーザにわざわざ通知がされないようにすることができる。
【0164】
(入室報知処理4)
入室報知処理4は、仮想空間に所定状況下で入室しているユーザを除いたユーザのユーザ端末に対して、特定ユーザが入室(ログイン)した旨を通知(報知)させる通知情報を配信する処理である。図12を参照して説明した入室報知処理1とは通知情報が配信される対象のユーザ端末が異なり、ユーザが仮想空間における入室状況にかかわらず(例えば、イベントに参加中、イベントに予め参加予定である状況での入室であるかにかかわらず)ユーザに通知されるのに対し、入室報知処理4においては、所定状況下で仮想空間に入室しているユーザを除くユーザ(仮想空間に入室していないユーザを含む)に対して通知される。以下、図15のフローチャートを参照して、入室報知処理4を説明する。入室報知処理1とは、点線で囲われたステップS105Cおよび、ステップS105Dにおいて相違する。以下、入室報知処理1と重複する処理については説明を省略する。入室報知処理4は、配信サーバ100の制御部130により所定時間毎に繰り返し実行される。配信サーバ100は、記憶部120に記憶されているプログラムに基づいて入室報知処理4を含む各種処理を行う。
【0165】
ステップS104で、特定ユーザがログインした旨が他のユーザに報知されることを特定ユーザが許可したと判定されたときには、ステップS105Cに進み、仮想空間に所定状況下で入室しているユーザを除くユーザを抽出する。ステップS105Dでは、ステップS104の当該ユーザがログインした旨をユーザ端末において通知させる通知情報を、仮想空間に所定状況下で入室しているユーザを除くユーザのユーザ端末に配信する。
【0166】
所定状況下とは、例えば、仮想空間内で所定のコンテンツに参加している状況であり、仮想空間内で開催されるライブイベントに参加中である場合や、ファンミーティングに参加中、あるいは、ゲームに参加中である場合など、没入度が高いコンテンツに参加している場合などが含まれる。例えば、ゲームのうち、バトルゲーム中などの即座に操作することを要するゲームにおいては通知されないが、建築ゲーム中などの操作に急を要されることが比較的少ないゲームにおいては通知されるようにしてもよい。このように、通知に気が取られることによってユーザにとって不利益となる場合や、没入感が薄れてしまう虞のあるような状況下であれば、通知されないようにすることができる。
【0167】
その他にも所定状況下には、ユーザが予め参加予定にしているイベントの開催前の所定期間、あるいは、仮想空間で予め開催予定のイベントの開催前の所定期間(例えば、イベント開始時間の1時間前)であることが含まれていてもよい。予め決まったイベントが開催される場合、特定ユーザが仮想空間に入室する情報をすでに知っている場合もあるためである。
【0168】
以上のように、特定ユーザが仮想空間に入室した情報をユーザ端末に報知することができる。このため、例えば、特定ユーザをよりいち早く身近に感じることが可能となりファン活動が充実することや、特定ユーザと仮想空間を通じて種々のコンテンツ(アクティビティ)等を楽しむこと、特定ユーザが仮想空間に入室したことによりイベントが開催される可能性(例えば、タレント等によるゲリラライブの開催など)を予期することが可能となり、仮想空間を通じたユーザ体験の興趣が向上する。
【0169】
<設定変動処理について>
図16~19を参照して、仮想空間への入室を含むユーザの行動に応じて変動し得る配信サーバ100の継続提供状態への設定変動処理について説明する。本実施例における配信サーバ100の制御部130では、管理者端末200からの運営者による手動操作、あるいは、予め設定された条件が成立したときに、配信サーバ100を、仮想空間をユーザに継続して提供可能とするための継続提供状態にするための配信サーバ100の設定変動処理を行うことができる。継続して提供できない状態(継続提供状態ではない状態)とは、配信サーバ100によりユーザに仮想空間を提供する際に、配信サーバ100の処理能力(起動台数やスペックなど)によって処理の待ち時間や障害が発生することにより、円滑に継続して仮想空間を提供することが困難あるいは一時的に中断されてしまう虞がある状態であるのに対して、継続提供状態とはそのような虞がないか極めて低い状態である。
【0170】
以下は、配信サーバ100によりユーザに仮想空間を円滑に継続して提供すること(継続提供状態の維持)が困難あるいは一時的に中断されると想定されるユーザ行動の態様の例である。
(1)短期間(集中的)に多数のユーザから仮想空間へのログイン(入室)要求がされることにより、配信サーバ100にかかる負荷が増大する状況(配信サーバ100のCPU使用率が高使用率となった状態が所定時間継続する状況など)。
(2)予め定めた1ルームに関連付け(入室)が可能な許容人数の上限(例えば、1サーバに関連付けが可能なユーザ数の上限など)を超える数のユーザからの入室要求がされることにより、新たなルームを起動させるために待ち時間が発生してしまう状況。
(3)仮想空間内に既に入室しているユーザの動作アクションが増加することで、配信サーバ100にかかる負荷が増大する状況。
なお、動作アクションとは、例えば、仮想空間内におけるユーザの移動や、アイテム使用、チャットなどのユーザ端末と配信サーバ100との通信量が増加すると考えられるアクションである。例えば、ユーザアバタの位置情報同期、アイテム使用による演出情報の同期など、他のユーザ端末と同期させる情報量や回数が増加するため、配信サーバ100の処理負担が増大する。
【0171】
従来のシステムにおいては、上記の継続提供状態の維持が困難等になると想定されるユーザ行動があったことで、配信サーバ100にかかる負荷の増大や、許容人数を超えてしまったときに、配信サーバ100を継続提供状態にするための設定変動処理として、配信サーバ100のサーバのリソースを増大させる処理(サーバ増強処理)や、ユーザ端末に配信される情報低減(軽減)する処理を行っていた。しかし、負荷の増大などがあってから処理を行うのでは、負荷が増大した分、配信サーバ100の処理に時間を要してしまい、負荷が増大していないときと比べてユーザに待ち時間が発生してしまう。つまり、配信サーバ100に対する負荷が増大すると、配信サーバ100の処理が通常よりも遅れるようになり、ユーザの仮想空間への入室処理や、ユーザ端末へのデータの配信に時間を要する。とくに、本実施例においては、特定ユーザが仮想空間に入室することで、他のユーザの行動に影響を及ぼし、配信サーバ100に係る負荷が増大し得る。さらに、特定ユーザが仮想空間に入室したことが他のユーザに報知されることで、より他のユーザの行動に影響を及ぼすことが考えられるため、処理の待ち時間が長くなることや、サーバに障害が発生しやすくなる虞がある。そこで、本実施例においては、特定ユーザが仮想空間に入室したことをトリガーとし、配信サーバ100にかかる負荷を予め軽減させるための処理を行う。これにより、上記の継続提供状態の維持が困難等になると想定されるユーザ行動があったとしても、継続提供状態を維持することが可能となる。
【0172】
本実施例における配信サーバ100のリソースを増大させる(サーバの処理能力を上げる)処理には、以下態様が含まれる。
(1)仮想空間を提供するためのサーバの数を増加させるための処理(スケールアウト)。
(2)仮想空間を提供するためのサーバの性能をアップさせるための処理(スケールアップ)。
【0173】
また、本実施例における、配信サーバ100からユーザ端末に配信する情報量を低減(軽減)させる処理には、以下の態様が含まれる。
(1)配信サーバ100とユーザ端末との同期回数を減少させることによる全体的な情報量の軽減。
(2)配信サーバ100からユーザ端末に配信される際の情報の量自体を低下させる。
これらの処理は、配信サーバ100からユーザ端末に対して、ユーザ端末からの同期リクエスト回数の減少、あるいは、ユーザ端末から要求する情報量を低下させるための信号を送ることにより実現されてもよく、配信ユーザ100側からユーザ端末への同期を行う回数や、送信する情報量を抑制するようにしてもよい。例えば、配信サーバ100から、定期的にサーバの混雑情報に関する信号をユーザに配信し、サーバ負荷が高まった場合に生成されるサーバの混雑情報の信号をユーザ端末に対して送信することで、混雑情報の信号を受信したユーザ端末において、同期を求める信号の送信回数の減少や、ユーザ端末から要求する情報量を低下する処理を行う。要求する情報量とは、例えば、描画情報であって、仮想空間内のオブジェクト(ユーザアバタを含む)の表示量や、画像解像度などが含まれる。これにより、ユーザ端末に配信される情報を読み出すために、配信サーバ100において頻繁にデータの入出力が繰り返されることや、重いデータを読み出すことによる処理負担が低減される。
【0174】
(システム構成およびプロセスの例)
図16は、配信サーバ100のシステム構成および処理プロセスの一例である。配信サーバ100は構成の一例として、ログイン認証装置101、ロビー管理装置102、リアルタイム同期装置103、報知管理装置104、および、サーバ管理装置105などで構成されている。各種装置は、1つあるいは複数のサーバ(通信基盤)で構成されていてもよい。例えば、ログイン認証装置101は、ログイン認証をするためのAPIサーバであってもよく、ロビー管理装置102は、ユーザ端末に仮想空間のエリアやルーム等に関する情報を提供するためのロビーAPIサーバであってもよい。例えば、ログイン認証装置101は、サーバ101a、サーバ101b・・・などの複数のサーバによって構成され、ロビー管理装置102は、サーバ102a、サーバ102b・・・などの複数のサーバによって構成される。
【0175】
ログイン認証装置101は、入退室処理部134などによって実行される、ユーザのログイン認証をするための処理を行う機能を有するコンピュータである。ログイン認証装置101は、ユーザ端末からログイン情報を受信してログインの可否を判定し、認証が完了するとユーザをログイン状態に遷移させる。例えば、ログイン情報に含まれるユーザ情報とユーザ情報121に記憶されるユーザデータテーブルを参照して認証を行う。
【0176】
ログイン認証装置101においてログイン認証処理を行ったユーザが特定ユーザであったときには、ログイン認証装置101から、報知装置104およびサーバ管理装置105に対して所定の情報が送信される。報知装置104に対しては、特定ユーザがログインしたことを特定する情報を送信する。サーバ管理装置105に対しては、サーバのリソースを増大させる処理のリクエストを送信する。
【0177】
報知管理装置104は、報知管理部135などによって実行される、特定ユーザがログインしたことをユーザ端末等に報知(通知)するための処理を行うコンピュータである。報知管理装置104は、例えば、ログイン認証装置101より特定ユーザがログインした情報(入室報知可否情報が含まれるようにしてもよい)を受信すると、ユーザ端末や、管理者端末200に、プッシュ通知が送信されるようにする処理を行う。特定ユーザがログインした情報には、特定ユーザのユーザ端末から送信された入室報知可否情報が含まれるようにしてもよい。あるいは、報知管理装置104は、他のサーバからの要求に応じてユーザの仮想空間への入室状況を取得させる入室状況APIサーバであってもよい。なお、ログイン認証装置101は、管理者端末200自体やユーザ端末自体に特定ユーザがログインした情報を報知(通知)する処理を行うようにしてもよい。
【0178】
サーバ管理装置105は、スケール管理部136などによって実行されるサーバのリソースの設定を変動させるための処理を行うコンピュータである。ログイン認証装置101およびロビー管理装置102は、サーバ管理装置105がリソースを増大させる対象のサーバの一例である。サーバ管理装置105が、リソースを増大させる処理として、サーバの数を増やす処理を行った場合、図17に例示するように、ログイン認証装置101のサーバとして、サーバ101c、101dが増加し、ロビー管理装置102のサーバとして、サーバ102c、102dが増加する。
【0179】
ログイン認証装置101のサーバが増加することで、短期間に多数のユーザからログイン要求(アクセス)があることによる負荷にログイン認証装置101が耐え得るようになるため、ユーザに待ち時間が発生する虞などを抑制でき、ユーザに継続して仮想空間を提供可能な状態にできる。また、ロビー管理装置102のサーバが増加することで、短期間に多数のユーザからエリアやルームの情報などの仮想空間の情報を要求があることによる負荷にロビー管理装置102が耐え得るようになり、ユーザに待ち時間が発生する虞などを抑制でき、ユーザに継続して仮想空間を提供可能な状態にできる。
【0180】
ロビー管理装置102は、コンテンツ管理部131によって実行されるユーザに対し仮想空間のエリアに関する情報や、エリアに関連する入室可能なルームの一覧などを提供するための機能を有するコンピュータである。ログイン認証装置101によってログイン状態となったユーザのユーザ端末は、ロビー管理装置102にエリアやルームに関する情報を要求し、要求に応じて取得した情報に基づいて、例えば図9(C)に例示する入室可能な仮想空間のエリアや各種ルームの情報が表示される画面をユーザ端末の表示部に表示する。
【0181】
リアルタイム同期装置103は、コンテンツ管理部131やスケール管理部136によって実行される、ルーム内や各ルーム間でのリアルタイム同期通信を行うコンピュータである。また、各ルームに対して関連付けが可能な(入室が可能な)ユーザ数の上限を定めておくことが可能である(例えば、上限200人など)。リアルタイム同期装置103は、例えば、ルーム管理装置1031、ルームサーバ103a、ルームサーバ103b・・・などで構成される。ルーム管理装置1031は、ルームに関する通信制御を行う。通信制御としては、ユーザ端末からの通信要求に応じて、ルームの割り当てを行う。例えば、ユーザ端末から、ロビー管理装置105によって取得した情報に基づき、リアルタイム同期装置103に対していずれかのルームへの入室要求があったことに応じて、ルーム管理装置1031からルームへの接続情報を取得し、ルームに入室が可能となる。
【0182】
また、ルーム管理装置1031は、ルームサーバにかかる負荷あるいは、ルームへの入室人数に応じてルームサーバのリソースを変動させることができる。例えばルームサーバのスケールアウトやスケールアップである。ルーム管理装置1031は、ルームに入室したユーザが特定ユーザであったときには、特定ユーザが入室したルームに対応するコンテンツ(例えば、所定のエリア、エリア内の特定コンテンツなど)が提供されるルームの数を増加させることができるようにしてもよい。例えば、各エリアに対応する複数のルームは、同一ルームに入室しているユーザのユーザアバタのみが原則表示されるようになるが、特定ユーザのユーザアバタについては特定ユーザが同一ルームに入室していなくても、同種のルームである同じコンテンツが提供されるルームにおいてミラーリングさせて反映されるようにすることができる。そのため、特定ユーザと同じルームに入室しているような体験を他のルームのユーザに対して提供可能となる。そのため、同じコンテンツが提供される同種のルームに入室しようとするユーザが増加することが考えられるため、予めルームの数を増やしておく処理を行う。
【0183】
また、本実施例においてはルーム管理装置1031は、ルームサーバによってユーザに提供される仮想空間の情報量を変動させることができるようにしてもよい。例えば、特定ユーザが入室したルームに対応するコンテンツが提供されるルーム内の描画情報の量などを減少させる。なお、サーバ管理装置105が、ルーム内の描画情報の量などを低減させる処理を行うようにしてもよい。
【0184】
なお、ルーム管理装置1031は、ログイン認証装置101によって特定ユーザのログイン認証がされたときに、ルームサーバのリソースの変更や、ユーザに提供する情報量の変更などを行ってもよい。例えば、特定ユーザのログイン認証がされたときに、ルームを複数起動し待機させておき、特定ユーザがルームに入室したあとに、待機させたルームサーバによって特定ユーザが入室したコンテンツに対応したコンテンツが提供されるようにしてもよい。また、特定ユーザが入室したルームのみ、情報量の減少を行うようにしてもよい。なお、これに限らず、ルームサーバのリソースの変更などは、特定ユーザが入室するエリア(コンテンツ)にかかわらず行われるようにしてもよい。
【0185】
(仮想空間提供サーバ増強処理)
図18は、配信サーバ100において実行される配信サーバ100の設定変動処理のうち、サーバのリソースを変動させるための仮想空間提供サーバ増強処理を説明するフローチャートである。仮想空間提供サーバ増強処理は、配信サーバ100の制御部130により所定時間毎に繰り返し実行される。配信サーバ100は、記憶部120に記憶されているプログラムに基づいて仮想空間提供サーバ増強処理を含む各種処理を行う。なお、特定ユーザであるか否かの判定は、図7(A)の評価指数に基づいて行われる例について説明する。仮想空間提供サーバ増強処理においては、サーバ負荷が重くなったとき、あるいは、サーバ負荷が重くなる直前(手前)のときのことを、所定状況という。
【0186】
まず、ステップS301では、所定状況となったか否かが判定される。ステップS301において所定状況と判定されたときには、ステップS302に進み、所定状況に応じてサーバのリソースの増大処理を行い、サーバを継続提供状態とし、処理を終了する。例えば、ユーザの行動(例えば、ログインによる入室、ルームへの入室、動作アクション)を含む要因により、サーバ負荷が重くなるなどの所定状況となれば、スケール管理部136は、サーバのリソースを増大させる処理としてサーバの台数を増加させる処理を行う。
【0187】
一方、ステップS301において所定状況になったと判定されなかったときには、ステップS303で、特定ユーザのログインがあったか否かが判定される。特定ユーザがログインしたと判定されなかったときには、処理を終了する。一方、特定ユーザがログインしたと判定されたときには、ステップS304に進む。例えば、入退室処理部134(例えば、ログイン認証装置101)は、ユーザのログイン要求に基づいてログイン認証処理を行った際に、ログインをしたユーザが特定ユーザであるか否かの判定をする。例えば、ログインをしたユーザが図7(A)のユーザID「u1」であれば、評価指数はマイナスであるため、特定ユーザがログインしたと判定されず、処理を終了する。一方、ログインをしたユーザがユーザID「u2」であれば、評価指数は正の値であるため、特定ユーザがログインしたと判定される。
【0188】
ステップS304では、ログインした特定ユーザに応じてサーバのリソース増大処理を行い、サーバを継続提供状態にして処理を終了する。例えば、評価指数に応じて増加させるサーバの種類および台数が定められている場合、ログインをしたユーザがユーザID「u2」であれば、評価指数が5であるため、ノーマルサーバおよび高スペックサーバを各1台ずつ増加させる処理をスケール管理部136(例えば、サーバ管理装置105)において実行する。ログインをしたユーザがユーザID「u3」であれば、評価指数が18であるため、高スペックサーバを4台、最高スペックサーバを3台増加させる処理をスケール管理部136において実行する。これにより、特定ユーザ各々の影響力に応じてサーバを増加させるため、配信サーバ100の処理能力が向上する。
【0189】
これにより、所定状況とはなっておらず、サーバ負荷が増大等していない状況下においても、所定状況になってしまう前に、特定ユーザがログインしたことを契機として予めサーバを増強させておくことができる。
【0190】
なお、サーバのリソースを増大させる処理とは、サーバの性能をアップさせるスケールアップであってもよい。また、所定状況に、ルームの上限人数を超えるとき(満員になったとき、あるいは、満員になる手前の所定の人数に達したとき)が含まれてもよい。ルームの上限人数を超えるときにサーバの台数を増加させてルームを増やすこと、あるいは、サーバの性能をアップさせて1サーバ内に設けられる複数のルームの数を増やしてもよい。
【0191】
(配信情報量変動処理)
図19は、配信サーバ100において実行される配信サーバ100の設定変動処理のうち、配信サーバ100からユーザ端末へ配信される情報の量を変動させるための配信情報量変動処理を説明するフローチャートである。配信情報量変動処理は、配信サーバ100の制御部130により所定時間毎に繰り返し実行される。配信サーバ100は、記憶部120に記憶されているプログラムに基づいて配信情報量変動処理を含む各種処理を行う。なお、特定ユーザであるか否かの判定は、図7(A)の評価指数に基づいて行われる例について説明する。配信情報量変動処理においては、サーバ負荷が重くなったとき、あるいは、サーバ負荷が重くなる直前(手前)のときのことを、所定状況という。
【0192】
まず、ステップS401では、所定状況となったか否かが判定される。ステップS401において所定状況と判定されたときには、ステップS402に進み、所定状況(負荷状況)に応じて同期信号送信回数を減らすための情報をユーザ端末に送信することでサーバを継続提供状態とする。例えば、ユーザの行動(例えば、ログインによる入室、ルームへの入室、動作アクション)を含む要因により、サーバ負荷が重くなるなどの所定状況となれば、データ配信部132からユーザ端末にサーバが混雑状態である情報を送信してユーザ端末からの同期回数を減少させることで、配信サーバ100からユーザ端末に配信される情報量が低減する。
【0193】
ステップS403では、配信サーバ100からユーザ端末に配信される情報量(情報の量自体)を所定状況に応じて減設定してサーバを継続提供状態として処理を終了する。例えば、データ配信部132からユーザ端末に配信される仮想空間の描画情報(描画負荷量)を減少させた上でユーザ端末に配信されるように設定変更をする処理が行われる。例えば、ユーザの行動を含む要因により、サーバ負荷が重くなるなどの所定状況となれば、サーバから配信されるオブジェクト(ユーザアバタを含む)の表示量や、画像解像度などの描画情報などの量を減らすための処理が行われる。
【0194】
一方、ステップS401において所定状況になったと判定されなかったときには、ステップS404で、特定ユーザがログインしたか否かの判定がされる。特定ユーザがログインしたと判定されなかったときには、処理を終了する。一方、特定ユーザがログインしたと判定されたときには、ステップS405に進む。例えば、入退室処理部134(例えば、ログイン認証装置101)は、ユーザのログイン要求に基づいてログイン認証処理を行った際に、ログインをしたユーザが特定ユーザであるか否かの判定をする。例えば、ルームにログインしたユーザが図7(A)のユーザID「u1」であれば、評価指数がマイナスであるため、特定ユーザがログインしたとは判定されず処理を終了する。一方、ログインしたユーザがユーザID「u2」であれば、評価指数が正の値であるため、特定ユーザがログインしたと判定される。
【0195】
ステップS405では、特定ユーザに応じて同期信号送信回数を減らすための情報をユーザ端末に送信することでサーバを継続提供状態とする。例えば、データ配信部132からユーザ端末にサーバが混雑状態である情報を送信してユーザ端末からの同期回数を低下させることで、配信サーバ100からユーザ端末に配信される情報量が低減する。例えば、評価指数に応じて同期回数を変更し、評価指数1~5のユーザの場合は、通常1秒間に6回同期されるところ、3回になるよう制御し、評価指数が6以上のユーザの場合は、同期回数が1秒間に1回となるようにする。
【0196】
ステップS406では、配信サーバ100からユーザ端末に配信される情報量を特定ユーザに応じて減設定してサーバを継続提供状態として処理を終了する。例えば、データ配信部132からユーザ端末に配信される仮想空間の描画情報(描画負荷量)を低下させた上でユーザ端末に配信されるように設定変更をする処理が行われる。また、特定ユーザに応じて異なる処理がされてもよく、例えば、評価指数1~10のユーザが入室したときよりも、評価指数11以上のユーザが入室したときの方が、仮想空間に表示されるオブジェクトの数が減るように情報量が減設定されるようにしてもよい。
【0197】
これにより、所定状況とはなっておらずサーバ負荷が増大等していない状況下においても、所定状況となってしまう前に、特定ユーザがログインしたことを契機として予め配信サーバ100からユーザ端末に配信される情報量を減ずる処理をしておくことができる。
【0198】
なお、ステップS402およびステップS405における処理は、同期信号送信回数を減らすための情報をユーザ端末に送信することに限らず、データ配信部132からユーザ端末への同期を行う回数を低下する設定変更(同期回数減設定)を行い、配信サーバ100とユーザ端末との同期回数を減らす処理によりサーバを継続提供状態としてもよい。また、ステップS403およびステップS406における処理は、例えば、データ配信部132からユーザ端末にサーバが混雑状態である情報を送信することで、ユーザ端末から要求される仮想空間の描画情報量が減少することによりサーバを継続提供状態としてもよい。
【0199】
また、所定状況に、ルームの上限人数を超えるとき(満員になったとき、あるいは、満員になる手前の所定の人数に達したとき)が含まれてもよい。ルームの上限人数を超えるときに、配信サーバ100とユーザ端末に配信する情報の量を低減させる処理を行うようにしてもよい。これにより、ルーム内の人数が増えることで、例えば、ユーザの動作アクションが多くなり仮想空間内の情報を更新(同期)する際の情報量が増大するとサーバ負荷が増大する虞があるため、予めサーバを継続提供状態とする処理を行っておくことができる。
【0200】
<具体的構成および効果の例>
【0201】
(1-1) 上述した実施の形態では、ユーザからの複数種類の行動(例えば、ログインによる入室、ルームへの入室、仮想空間内における動作アクションなど)を含む要因に応じて、配信サーバ100へかかる負荷が閾値を超えたとき、あるいは、ルームに関連付けが可能な上限人数に達するときなどの、所定状況となった場合に、図18のステップS301~S302のサーバ増強処理や、図19のステップS401~S403などの配信情報量変動処理を実行して、仮想空間をユーザに継続して提供可能とするための継続提供状態にする処理を行う。しかし、配信サーバ100へかかる負荷が閾値を超えていない状況、あるいは、ルームに関連付けが可能な上限人数に達するときではない状況などの所定状況とはならない状況であっても、図7(A)のユーザ属性番号が「2」、「3」、「5」のタレントや著名人や、評価指数が正の値などの特定ユーザが仮想空間へ入室したときには、図18のステップS303~S304のサーバ増強処理や、図19のステップS404~S406などの配信情報量変動処理を実行して、配信サーバ100の設定を継続提供状態にするための処理を行う。これにより、特定ユーザが仮想空間に入室したときに、仮想空間提供部の設定を継続提供状態の設定に予め変動させておくことができる。これにより、特定ユーザが入室したことにより生じ得る負荷の対策を予め行っておくことができるようになる。
【0202】
(1-2) 上述した実施の形態では、仮想空間提供部の設定を継続提供状態にする処理として、図18のステップS302およびステップS304の配信サーバ100のサーバ増強処理(リソースを増大させる処理)を行う。サーバ増強処理として、図16および図17におけるサーバ管理装置105がログイン認証装置101のサーバ101c、101dを増加させる処理など配信サーバ100のスケールアウト(サーバの数の増加)や、配信サーバのスケールアップ(サーバのCPUやメモリのスペックをアップ)を行う。これにより、配信サーバ100として機能するリソースが増大することにより、配信サーバ100の処理能力が向上して負荷に耐え得るため、仮想空間をユーザに継続して提供可能となる。
【0203】
(1-3) 上述した実施の形態では、配信サーバ100の設定を継続提供状態にする処理として、図19のステップS402、S403、S405およびS406などの、配信サーバ100からユーザ端末に配信される情報量全体を減らすための配信情報量変動処理を行う。配信情報量変動処理として、図19のステップS402、S405などのユーザ端末からの同期信号送信回数を減らさせるための情報を送信する処理、要求する描画情報量を低下させるための情報を送信する処理を行うことによる配信サーバ100とユーザ端末との同期回数減、あるいは、図19のステップS403、S406などの配信サーバ100からユーザ端末へ配信される情報量の減設定処理、配信サーバ100からユーザ端末への同期回数減設定処理を行うことによる配信サーバ100からユーザ端末に配信される際の情報量自体を減ずる処理が実行される。これにより、配信サーバ100からユーザ端末に配信される情報の量が低減するため、配信サーバ100における処理負担が軽減して負荷に耐え得るようになり、仮想空間をユーザに継続して提供可能となる。
【0204】
(1-4) 上述した実施の形態では、所定状況となったときや、特定ユーザが仮想空間に入室したことに応じて所定状況となる虞に備えて配信サーバ100の設定を継続提供状態にするための設定変動処理が行われる。所定状況とは、仮想空間へのユーザの入室や、仮想空間内におけるユーザの移動、アイテム使用などの動作アクションによって配信サーバ100にかかる負荷が予め定められた閾値を超える状況や、ルームに入室が可能な人数を超える数のユーザからの入室要求がされることによる待ち時間が発生する状況が含まれる。本実施の形態において設定変動処理が行われることにより、配信サーバ100に予め定められた閾値を超える負荷がかかることで、仮想空間を継続してユーザに提供できなくなる虞があったとしても、継続提供状態に配信サーバ100の設定を変動させることが可能となる。これにより、仮想空間をユーザに継続して提供可能となる。
【0205】
(1-5) 上述した実施の形態では、図7のユーザ属性種別が「2」、「3」、「5」のタレントや著名人、評価指数が正の値になるユーザなどの特定ユーザが仮想空間に入室したことに応じて、図18図19における配信サーバ100の設定変動処理が、当該特定ユーザの評価指数等に応じた処理となるように実行される。これにより、仮想空間に入室したことが他のユーザの行動に影響力を及ぼすと考えられるユーザが仮想空間へ入室したことに応じて配信サーバ100の設定を予め所定状況となった場合の継続提供状態に変動させることが可能となる。
【0206】
(1-6) 上述した実施の形態では、仮想空間への入室には、仮想空間へのログインによる入室が含まれ、特定ユーザがログインしたことに応じて配信サーバ100の設定変動処理が行われる。また、図18のサーバ増強処理のステップS304では、ユーザのログインが成功したかの認証(処理)を行うためのログイン認証APIサーバ、図16のログイン認証装置101、入退室処理部134などに相当するサーバのリソースを増大させることができる。これにより、特定ユーザがログインしたあとに、他のユーザがログインすることにより、ログインの認証処理を行うサーバに対して負荷がかかる状況となったとしても、負荷に耐え得る状況にしておくことができる。
【0207】
(2-1) 上述した実施の形態では、図7(A)の、ユーザ以外からの評価である外的評価に応じて変動する評価指数が正の値の特定ユーザや、ユーザ属性番号が「2」、「3」、「5」のタレントや著名人などの特定ユーザが仮想空間へ入室したときには、図12図15の当該特定ユーザが入室したことを他のユーザに報知(通知)するための入室報知処理を実行する。これにより、特定ユーザが仮想空間に入室したことを他のユーザに報知することができるため、他のユーザが特定ユーザの情報を得ることが容易となり、仮想空間の興隆を促すことができる。
【0208】
(2-2) 上述した実施の形態では、図12のステップS105で通知情報が配信される対象となるユーザ端末のユーザには、図7の入室状況が入室中であるユーザが含まれる。これにより、特定ユーザが入室したことを、仮想空間に入室していても報知されるため、仮想空間に入室していたとしても特定ユーザが入室したことに気づかないままとなることを回避させることができる。
【0209】
(2-3) 上述した実施の形態では、図14の入室報知処理3のステップS105A、S105Bにおいて、特定ユーザが入室したことが報知(通知)される対象となるユーザ端末のユーザには、図7の入室状況が入室中であるユーザが含まれず、図7の入室状況が退室中である仮想空間に入室していないユーザが含まれる。これにより、特定ユーザが入室したことを仮想空間に入室しているユーザには報知しないため、通知により仮想空間への没入感を妨げてしまう虞を抑制できる。
【0210】
(2-4) 上述した実施の形態では、図10(A)のプッシュ通知や、図10(B)の特定ユーザに関する情報を表示するページ、図11の掲示板オブジェクトOの内容には、特定ユーザが入室したエリア(例えば、「エリアXに入室!」)やルーム(例えば、「ルームID0001に入室」)の情報を含むことができる。これにより、プッシュ通知を受けた他のユーザや、掲示板オブジェクトOの情報などを閲覧した他のユーザは、特定ユーザが入室した仮想空間を特定することが可能となる。そのため、他のユーザは同一の空間(例えば、同一のエリアや同一のルーム)に追って入室をすることが容易となり、仮想空間の興隆を促すことができる。
【0211】
(2-5) 上述した実施の形態では、図10(B)で例示したようなファンコミュニティアプリなどにおいて、特定ユーザであるタレントなどのうちから、ユーザが好みのユーザを推しタレントなどとして予め選択して記憶しておくことができる。また、予め選択したタレントなど(特定ユーザ)が仮想空間に入室したときには、当該タレントが仮想空間に入室したことを、図10(A)のようにプッシュ通知されるようにすることができる。また、図10(B)の特定ユーザに関する情報を表示するアプリ内の所定のページなどにおいて推しフィルター45が選択操作されることによって、予め選択したタレントが仮想空間に入室した情報を抽出して表示させることができる。これにより、報知される特定ユーザの情報を好みのユーザにすることができるため、報知される情報に対する満足度を向上させることができる。
【0212】
(3-1) 上述した実施の形態では、特定ユーザに関する情報をユーザに閲覧可能とする図10(B)などのコミュニティアプリのタレントのスケジュール情報や、図11などの仮想空間内に配置される掲示板オブジェクトOに、特定ユーザが仮想空間に入室したときに、図12のステップS105~S107、図13のステップS203~S205などにより、ユーザからの閲覧要求に応じて特定ユーザが入室した情報を表示可能とする。これにより、特定ユーザが仮想空間に入室したことを特定ユーザに関する情報として他のユーザに閲覧させることができるため、特定ユーザに関する情報を求めるユーザにとっての利便性を向上させることができる。
【0213】
(3-2) 上述した実施の形態では、図11の掲示板オブジェクトOなどの仮想空間内の特定領域において特定ユーザに関する情報を表示可能である。これにより、ユーザは、仮想空間内に入室している状況であっても、特定ユーザに関する情報を閲覧することが可能となり、特定ユーザに関する情報を求めるユーザにとって利便性が増す。
【0214】
(4-1) 上述した実施の形態では、図12のステップS102、S103により、特定ユーザがログインすると、特定ユーザのユーザ端末の画面において図9(B)の他のユーザにログインした旨を報せるか否かの選択を可能とする画面を表示できる。図9(B)の「はい」アイコン22Yが選択操作されることなどにより、他のユーザにログインしたことを許可する設定状態であるときに、ステップS105、S106によって他のユーザに入室したことが報知可能となる。これにより、特定ユーザが入室するときに他のユーザに報知するか否かを、特定ユーザの好みや状況などを加味して設定できるため、特定ユーザの利便性を向上させることができる。
【0215】
(4-2) 上述した実施の形態では、特定ユーザが仮想空間に入室する際に、図9(B)の他のユーザにログインした旨を報せるか否かの選択を可能とする画面で、「はい」アイコン22Yが選択操作されることなどの許可をする選択があったことを契機として、図12のステップS105、S106によって入室したことが他のユーザに報知可能となる。これにより、特定ユーザは、仮想空間に入室する際に、入室したことを他のユーザに報知する旨の選択操作を行うことができるため、特定ユーザは入室時の状況に応じて効果的に報知することができる。
【0216】
(5-1) 上述した実施の形態では、図15の入室報知処理4ステップS105C、S105Dにおいて、仮想空間にライブイベントなど所定のコンテンツに参加している状況など、所定状況下で入室しているユーザを除いたユーザのユーザ端末に対して、特定ユーザが入室したことが報知(通知)されるようになる。これにより、所定状況下でユーザが入室していることで、特定ユーザが入室したことを知らせる必要性が低いときにまで報知されてしまうことを回避できる。また、ユーザが所定のイベントに参加している状況においては報知されないため、イベントへの没入感が妨げられないようにすることができる。
【0217】
<変形例>
以上説明した実施の形態に対する変形例などを以下に列挙する。
【0218】
<特定ユーザと設定変動処理に関する他の例>
(属性番号とサーバ増強処理について)
上述した実施の形態では、図18を参照して説明したサーバ増強処理を実行する際に、ステップS303において評価指数が正の値のユーザがログインすれば、特定ユーザがログインしたものと判定される例について説明した。しかし、これに限らず、属性番号が「2」、「3」、「5」などのタレントや著名人であるユーザがログインすれば、特定ユーザがログインしたものと判定し、属性番号に応じてリソースを増大させるようにしてもよい。
【0219】
(評価指数および属性番号と配信情報量の関係)
上述した実施の形態では、図8を参照して、評価指数ごとに変動させるサーバのリソース(台数や、CPUやメモリのスペックの値)を定め、特定ユーザの評価指数に応じて、サーバのリソースを変動させる例について説明した。配信情報量についても同様に、評価指数に応じて、配信サーバ100とユーザ端末との同期回数の変更や、配信サーバ100から配信される減じられる対象となる情報量の調整がされてもよい。例えば、評価指数1~5のユーザが入室したときには、同期回数を3回とし、評価指数6以上のユーザが入室したときには、同期回数を1回とするようにしてもよい。そのほか、評価指数1~10のユーザが入室したときよりも、評価指数11以上のユーザが入室したときのほうが、仮想空間に表示されるオブジェクトの数が減るようにしてもよい。
【0220】
なお、属性番号ごとに配信情報量の調整がされてもよい。例えば、図7(B)の属性番号に「2」が関連付けられている特定ユーザが入室したときには、1秒間の同期回数を1回とするようにし、属性番号に「5」が関連付けられている特定ユーザが入室したときには、1秒間の同期回数を3回とするようにしてもよい。
【0221】
(評価指数と入室報知処理について)
上述した実施の形態では、図12のステップS102における特定ユーザであるか否かの判定は、ユーザに関連付けられた属性番号に応じて判定する例について説明したが、評価指数に応じて特定ユーザであるか否かの判定がされてもよい。例えば、評価指数が正の値のユーザであれば、特定ユーザと判定されるため、当該ユーザが仮想空間に入室したことを他のユーザに報知するための処理が実行され、評価指数がマイナスのユーザであれば、特定ユーザとは判定されないため、当該ユーザが仮想空間に入室したことを他のユーザに報知するための処理は実行されないようにしてもよい。
【0222】
(ユーザ属性番号と評価指数について)
上述の実施の形態では、図7を参照してユーザ毎にユーザ属性番号とユーザ評価指数とが関連付けられている例について説明した。しかし、これに限らず、「ユーザ属性番号」と、「評価指数」とは、一方のみが定められているものであってもよい。
【0223】
また、ユーザアカウント作成時(ユーザID作成時)におけるデフォルトの属性番号は一般ユーザである「1」が予め付与されるようにしてもよい。また、すでに作成されたユーザアカウントの属性番号を運営者が任意で変更して記憶してもよい。あるいは、予め運営者が属性番号を付与した上で、ユーザ情報121のデータテーブルにユーザが追加されるようにしてもよい。また、属性番号は、デフォルト、あるいは、運営者の任意によって付与されるものに限らず、他の要因によって変動するものであってもよい。例えば「評価指数」に応じて、「評価指数」が所定値を超えたユーザについては、著名人として、ユーザ属性番号「5」が付与されるようにしてもよい。
【0224】
上述の実施の形態では、図8などを参照して、評価指数あるいは属性番号ごとに配信サーバ100の設定変動処理の変動具合(リソース量や、配信量など)が予め定められている例について説明したが、これに加えて、ユーザID毎に予め定められたサーバ台数が関連付けられていてもよい。例えばユーザID「u2」であれば3台、ユーザID「u7」であれば10台などと定めることができ、「u2」がログインすれば、サーバを3台増加させ、「u7」がログインすれば、サーバを10台増加させる。
【0225】
あるいは、ユーザ毎に、所望のサーバ台数等となるように、ユーザに対して、所望のサーバ台数等に対応した評価指数を運営者によって予め定めていてもよい。例えば、ユーザID「u2」が入室したときに、ノーマルサーバと高スペックサーバとを1台ずつ増加させたい場合、運営者が予め、ユーザID「u2」の評価指数を「5」と定めるようにしてもよい。
【0226】
(特定ユーザ(特別ユーザ)の判定の他の例)
上述の実施の形態では、属性番号あるいは評価指数に基づいて特定ユーザであるか否かの判定を行う例について説明した。しかし、また、図7(A)のユーザID「u6」に例示するように、属性番号と評価指数とがいずれも定められている場合に、いずれかで特定ユーザとなっていれば特定ユーザと判定して処理を行ってもよい例について説明した。しかし、これに限らず、属性番号と評価指数とがいずれも定められている場合に、ユーザ属性番号と評価指数とがいずれにおいても特定ユーザとみなされなければ、特定ユーザとしての処理が行われないものであってもよい。例えば、特定ユーザの属性番号(例えば、図7(B)の2、3、5)であるか否かにかかわらず、評価指数が正の値でなければ特定ユーザと判定されないものであってもよい。
【0227】
あるいは、属性番号と評価指数とがいずれも定められている場合に、入室報知処理か、配信サーバ100の設定変動処理かなどの処理内容に応じて特定ユーザと判定する際に参照する基準について、属性番号とするか評価指数とするかが予め定められており、処理内容に応じて特定ユーザと判定する際に参照する基準が異なるものであってもよい。例えば、他のユーザに仮想空間に入室したことを報知する入室報知処理を行う際は、入室したユーザの属性番号を参照して特定ユーザであると判定されたときに報知処理を実行し、配信サーバ100の設定変動処理については、入室したユーザの評価指数を参照し、特定ユーザであると判定されたかに応じて処理を行うようにしてもよい。
【0228】
<入室報知処理関連について>
(他のユーザに報せるかの選択について)
上述した実施の形態では、図12のステップS104において、例えば、図9(B)の「いいえ」アイコン22Nが選択されたことにより、特定ユーザがログインする際に他のユーザに報知されることを許可していなかったときには、当該特定ユーザがログインしたことが報知されない例について説明した。報知の許可方法は、ログインの都度、図9(B)の画面が表示されるものに限らず、図9(B)の画面が表示される場合に替えてあるいは加えて、予め設定画面で報知のオンオフを選択できるようにしてもよい。あるいは、デフォルトで、報知オン、あるいは、報知オフのいずれかが定められており、ログインの都度、オン、あるいはオフの選択ができるようになっていてもよい。また、ルームへの入室を報知するか否かや、ルームIDを報知するか否かなど報知される情報の内容を特定ユーザにより選択ができるようにしてもよい。
【0229】
上述した実施の形態では、図12のステップS101において、図9(A)でログイン要求を配信サーバ100に送信した後に、ステップS102において特定ユーザであると判定されたときに、図9(B)の他のユーザに報せるか否かの選択ができる画面が表示される例について説明した。しかし、これに限らず、例えば、ユーザ端末を特定ユーザの専用端末とし、配信サーバ100にログイン要求が送信される前に図9(B)の選択画面が表示されるようにして、図9(B)で、「はい」アイコン22Yあるいは、「いいえ」アイコン22Nが選択操作されたときに、他のユーザへ報せることを許可する情報あるいは不許可の報知可否情報とともに、ログイン要求が配信サーバ100に送信されるようにしてもよい。
【0230】
(プッシュ通知について)
上述した実施の形態においては、特定ユーザが入室したことを他のユーザに報知(通知)する態様として、図10(A)などを参照してプッシュ通知を例示した。当該プッシュ通知を、ユーザ端末において表示されたプッシュ通知に対する選択操作がされることにより、特定ユーザが入室した仮想空間へ遷移できるようにしてもよい。例えば、プッシュ通知に対する操作により仮想空間へのログイン画面が立ち上がってもよい。もしくは、特定ユーザが入室しているルーム、あるいは、特定ユーザが入室しているルームに対応したエリアが提供されるルームへ入室できるようにしてもよい。
【0231】
また、プッシュ通知に、特典を付与するための特典付与情報を含めて通知するようにしてもよい。例えば、プッシュ通知のメッセージ内に、特定ユーザのログイン情報とともに、シリアルコードが表示されるようにし、仮想空間へ入室するときに当該シリアルコードを入力することによりユーザに特典が付与されるようにしてもよい。これにより、プッシュ通知を介して、ユーザの仮想空間への入室をさらに促すことができる。また、当該シリアルコードに有効期限を定め、シリアルコードが通知されてから、所定期間内(例えば、3時間以内など)に入力しなければ特典が付与されないものとしてもよい。また、シリアルコードの入力は、仮想空間へ入室するタイミングに限らず、仮想空間内の所定エリアや、アイテムショップ等で入力するものであってもよい。
【0232】
(特定ユーザに関する情報の表示場所例について)
上述の実施の形態では、図10(B)を参照して、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500によって提供される特定ユーザに関する情報を閲覧可能なページについて、ファンコミュニティアプリにおける表示を例示して説明した。これに限らず、ユーザ端末の表示画面において表示可能な特定ユーザに関する情報は、WEBブラウザを介してユーザに閲覧可能にするWEBサイトの画面に報知されるようにしてもよい。例えば、特定ユーザがタレントであれば、動画配信サイトにおけるタレントの動画配信情報や、仮想空間への入室状況などが表示されるものであってもよい。当該WEBサイトの情報ページは、APIを利用して、動画配信サイトにおいてタレントのアカウントによる配信や、概要欄のハンドルなどを取得して出演情報などを表示する。また、仮想空間のユーザの入室状況APIを利用し、仮想空間に入室しているユーザ内に特定ユーザであるタレントのアカウントが含まれていた場合に、例えば図10(B)で例示したように、当該タレントのアイコンとともに、WEBページに入室情報を表示させる。なお、タレントがログアウトしたときには、入室情報を削除、あるいは、退室済みの表示に変更されるようにしてもよい。当該WEBサイトにユーザ端末からのアクセスがあったことにより、ユーザ端末のWEBブラウザに当該WEBページを表示させ、タレントの情報を得ることができるようにする。また、当該入室情報から、仮想空間へ遷移させることができるようにしてもよい。
【0233】
(他のユーザに報知される対象となるユーザの他の例について)
上述の実施の形態では、図10(B)を参照して説明したように、例えばファンコミュニティアプリにおいて、推しフィルターアイコン45が選択操作されることにより。ユーザが予め推しとして選択しているタレント等の情報を抽出して表示(あるいは、プッシュ通知)させることが可能であるため、特定ユーザのうちユーザが予め選択している特定ユーザが仮想空間に入室した情報を報知可能とする例を説明した。入室報知処理において、ファンコミュニティアプリにおいて予め推しとして選択していた場合に限らず、ユーザが予め選択している特定ユーザであれば、特定ユーザの入室した情報のうち、予め選択したユーザが入室した情報についてのみ報知されるようにしてもよい。例えば、仮想空間において予め選択したユーザについて行われてもよく、ユーザが仮想空間においてフォローしている特定ユーザや、特定ユーザ一覧(例えば、タレント一覧など)からユーザが予め選択した特定ユーザの入室した情報のみが報知されるようにしてもよい。これらは、ユーザが予め選択したユーザを配信サーバ100の記憶部120、あるいは、ユーザ端末の320に記憶しておくことで、特定ユーザがログインしたことが検出されれば、当該特定ユーザを予め選択していたユーザのユーザ端末において報知されるようにすることができる。
【0234】
また、上述の実施の形態では、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500の記憶部520において記憶させた、ユーザが予め選択したユーザを特定する情報(選択しているか否かを特定する情報)が、他の特定ユーザの情報を含む情報とともに、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500からユーザ毎に送信され、送信された情報を受け取ったユーザ端末において、予め選択した特定ユーザを抽出する処理が行われる例について説明したが、配信サーバ100においても同様の処理が行われてもよい。例えば、配信サーバ100の記憶部120において記憶させた、ユーザが予め選択したユーザを特定する情報(選択しているか否かを特定する情報)を他の特定ユーザの情報とともに、配信サーバ100からユーザ毎に送信し、ユーザ端末において、予め選択した特定ユーザを抽出する処理が行われてもよい。あるいは、配信サーバ100あるいは特定ユーザ情報媒体管理サーバ500の記憶部120、520で記憶している情報に基づいて、ユーザが予め選択した特定ユーザを抽出した上で、当該抽出した特定ユーザの入室した情報のみがユーザ端末へ配信されるようにしてもよい。
【0235】
また、仮想空間内におけるユーザの行動履歴に基づき、ユーザ間で関与指数を算出することを可能とし、仮想空間に入室した特定ユーザとの関与指数が所定値以上であるユーザに対して、当該特定ユーザが入室したことを報知するようにしてもよい。関与指数は、例えば、特定ユーザに関するイベントへの参加回数や、特定ユーザに関連した課金金額(例えば、投げ銭、グッズ購入など)、あるいは、特定ユーザと同一ルーム(同一エリアであってもよい)にいた回数などの行動履歴に応じて、制御部130によって算出される。また、関与指数の算出は、算出する期間が限られていなくてもよく、もしくは、算出する期間を限り所定期間中の課金金額等に基づいて算出されるものであってもよい。
【0236】
上述の実施の形態では、他のユーザに報知される対象は、特定ユーザの入室に関する情報である例について説明した。しかし、これに加えて、仮想空間内において所定行動を行ったユーザがいれば、当該ユーザが特定ユーザでなくても、他のユーザに所定行動をおこなったユーザの存在を報知するようにしてもよい。例えば、仮想空間内の所定領域に対応する位置にユーザが移動したことが検出されることが含まれる。所定領域とは、例えば、イベントを行うためのお立ち台の上などであり、当該所定領域に移動したユーザがいたことでイベントが始まることが示唆される領域である。お立ち台に登ったユーザが検出されると、図11の掲示板オブジェクトOに例示したように、「エリアYのお立ち台にPさんが登ったよ!」などが報知される。
【0237】
(特定ユーザに関する情報について)
上記実施の形態では、図10(B)や図11を参照して例示したように、ユーザからの閲覧要求に応じて閲覧できる特定ユーザに関する情報について、特定ユーザに関する仮想空間への入室情報以外の情報(例えば、動画の配信情報や、仮想空間内でのイベント情報など)が含まれるものである場合を例示した。しかし、これに限らず、特定ユーザの仮想空間への入室に関する情報のみが閲覧可能なアプリ内のページや、仮想空間内のオブジェクト等であってもよい。
【0238】
(入室報知処理について)
上述した実施の形態では、図12図15においては、特定ユーザが仮想空間にログインしたことに応じて入室報知処理が行われる例について説明した。しかし、これに替えて、あるいは加えて、例えば図12のステップS101で、特定ユーザが仮想空間のルームに入室したか否かを判定するようにし、いずれかのルームに入室したことをもって、他のユーザに報知されるようにしてもよい。また、いずれのルームに入室したかとともに、他のユーザに報知するようにしてもよい。例えば、特定ユーザがエリアYに入ったことに応じて、入室したエリアの情報とともに、プッシュ通知等がされるようにしてもよい。
【0239】
あるいは、図11の掲示板オブジェクトOに例示するように、特定ユーザがログインしたタイミングと、特定ユーザが所定のエリアに入室したことを段階的に報知するようにしてもよい。また、エリアの情報に替えて、あるいは加えて、特定ユーザが入室したルームのルームIDが報知されるようにしてもよい。
【0240】
また、特定ユーザが入室していたルームと異なるルームに移動したときも、移動する毎に特定ユーザが移動したことを報知するための処理が行われるようにしてもよい。
【0241】
また、特定ユーザが仮想空間に入室したとしても、前回の入室から所定時間経過していないときには、報知されないようにしてもよい。例えば、所定時間を10分とし、特定ユーザがログインしたとしても、前回ログインから10分経過していないときには、後(今回)のログインは報知されないようにする。また、前回の特定のルームへの入室から、同じルームへの入室が所定時間内に再度あったときなども同様に報知されないようにしてもよい。これにより、特定ユーザがたまたまログアウトしてしまったことなどにより、何度もプッシュ通知などがされてしまうことを抑制することができる。
【0242】
(入室報知処理2について)
上述の実施の形態では、図13のステップS201において、図12のステップS105で配信サーバ100から配信された通知情報を特定ユーザ情報媒体管理サーバ500が受信したときに、特定ユーザがログインした情報がユーザ端末に通知される例について説明した。つまり、他のユーザに通知される対象となる新規にログインした特定ユーザの特定は、配信サーバ100によって行われる例について説明した。しかし、これに限らず、ステップS203において取得するユーザ入室状況に基づいて、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500において新規にログインした特定ユーザを特定するようにしてもよく、ステップS203で取得したユーザ入室状況の中に、新規にログインした特定ユーザが含まれるか否かの判定を行い、新規にログインした特定ユーザが含まれていたときに、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500から自発的に送信されるユーザ端末へのプッシュ通知等がされるようにしてもよい。
【0243】
上述の実施の形態では、図13のステップS203において、配信サーバ100のユーザ入室状況APIを利用して、入室状況を取得する例について説明した。しかし、これに限らず、特定ユーザがログインしたときに、配信サーバ100により特定ユーザ情報媒体管理サーバ500に、ユーザ入室状況に関する最新の情報が配信(送信)されるようにしてもよい。
【0244】
(入室報知処理3について)
上述の実施の形態では、配信サーバ100において、図14のステップS105A、およびステップS105Bにより、仮想空間に入室(ログイン)していないユーザに対して、特定ユーザが仮想空間に入室(ログイン)したことが報知(通知)される例について説明したが、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500においても、同様の処理が行われてもよい。例えば、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500の記憶部520に、特定ユーザ情報媒体管理サーバにおけるユーザIDと、配信サーバ100により提供される仮想空間におけるユーザIDとを予め関連付けておく、あるいは、いずれのユーザIDも同じIDを用いる。これにより、図13で、ステップS203で取得したユーザ入室状況に含まれないユーザのユーザ端末に対して報知が行われるようにしてもよい。
【0245】
上述の実施の形態では、図14のステップS105A、およびステップS105Bでは、仮想空間に入室(ログイン)していないユーザに対して、特定ユーザが仮想空間に入室(ログイン)したことが報知(通知)される例について説明したが、仮想空間にログインしていたとしても、特定ユーザが入室したエリアと同じエリアのルーム(あるいは特定ユーザと同じルーム)に入室していないユーザに対しては報知されるようにしてもよい。
【0246】
なお、入室報知処理3において、ステップS105Aで抽出された仮想空間にログインしていないユーザには、ステップS108において配信される特定ユーザに関する情報の中に特定ユーザがログインした旨を示す情報が含まれるようにし、仮想空間にログインしているユーザに配信する情報の中には特定ユーザがログインした旨を示す情報が含まれないようにしてもよい。
【0247】
(入室報知処理4について)
上述の実施の形態では、配信サーバ100において、図15のステップS105C、およびステップS105Dにより、仮想空間に所定状況下で入室しているユーザを除くユーザに対して、特定ユーザが仮想空間に入室(ログイン)したことが報知(通知)される例について説明したが、上記(入室報知処理3について)における説明と同様に、特定ユーザ情報媒体管理サーバ500においても、同様の処理が行われてもよい。例えば、図12のステップS203で取得するユーザ入室状況の中に、ユーザ毎の参加中のコンテンツの情報が含まれるようにし、取得したユーザ入室状況に基づいて、所定状況下で仮想空間に入室しているユーザのユーザ端末には報知がされないようにしてもよい。
【0248】
上述の実施の形態では、所定状況下で入室しているユーザに対して、特定ユーザが入室(ログイン)したことが報知(通知)されないようにできる例について説明した。しかし、これに限らず、特定ユーザが所定状況下で入室する場合に、特定ユーザが入室したことが報知されないようにしてもよい。例えば、所定状況下に仮想空間内における予め予定されていたイベントを開催・遂行するために入室する場合などを含めてもよい。特定ユーザがタレントであり、当該タレントが主役となる予め予定されていたライブイベントのために入室するのであれば、他のユーザに入室したことが報知されないようにしてもよい。この場合、配信サーバ100において、特定ユーザがログインしたときに、予め定められた特定のイベント期間中であると判定されたときには、他のユーザに報知される処理を行わないものとしてもよい。
【0249】
また、特定ユーザのログインが所定状況下でのログインであったときには、図12のステップS107、および、図13のステップS204におけるユーザから閲覧要求があったことに応じて配信される特定ユーザに関する情報の中に、当該所定状況下でログインをした特定ユーザのログインした情報が含まれないようにしてもよい。例えば、ユーザとしても予め特定ユーザがログインすることや、ログイン時期などが予想可能であるときや、ユーザが事前に特定ユーザが入室することを知っている場合などに報知されないようにすることができる。例えば、図10(B)や図11で例示した特定ユーザに関する情報として、予め予定されている入室情報やイベント情報を報知しておくことで、ユーザは事前に特定ユーザが入室し得る情報を取得可能である。また、大規模のイベントが予定されており、特定ユーザが多数参加することが予定されていた場合などに、報知される情報量が多くなりすぎてしまうことを抑制できる。このように、特定ユーザの入室が予め予定されている入室であるか否かに応じて、予め予定されている入室である場合には、他のユーザに報知されないようにすることができる。
【0250】
なお、入室報知処理4において、ステップS105Cで抽出された仮想空間に所定状況下で入室しているユーザを除くユーザには、ステップS108において配信される特定ユーザに関する情報の中に特定ユーザがログインした旨を示す情報が含まれるようにし、仮想空間に所定状況下でログインしているユーザに配信する情報の中には特定ユーザがログインした旨を示す情報が含まれないようにしてもよい。
【0251】
<配信サーバ100の設定変動処理について>
(仮想空間への入室について)
上述した実施の形態では、図18のステップS303および図19のステップS404において、特定ユーザがログインしたか否かの判定がされる例について説明した。しかし、これに限らず、仮想空間へのログインによる入室でなく、ルームへの入室時のタイミングで、特定ユーザが仮想空間に入室したか否かを判定し、処理を行うものとしてもよい。例えば、図18のステップS303、図19のステップS404で、特定ユーザが仮想空間の所定のルームに入室したと判定されれば、ステップS304でサーバのリソース増大処理や、ステップS405、S406の情報量を低減する処理が行われるようにしてもよい。なお、リソースが変動するサーバは、ログイン認証を行う入退室処理部134に相当するサーバ(例えば、ログイン認証APIサーバ)であってもよく、ユーザに対し仮想空間のエリアに関する情報や、エリアに関連する入室可能なルームの一覧などを提供するための機能を有するサーバであってもよく、ルームに相当するサーバであってもよい。また、図19のステップS405、S406の処理は、仮想空間に入室しているユーザ全体のユーザ端末に対して行われてもよく、一部のユーザのユーザ端末に対して実行されるようにしてもよい。一部とは、例えば、特定ユーザが入室したエリアと同一エリアのルームに入室しているユーザや、特定ユーザが入室したルームと同じルームに入室するユーザなどが含まれる。
【0252】
(変動させない場合の例について)
上述の実施の形態では、図18のステップS303および、図19のステップS404で、入室したユーザが特定ユーザであれば、設定変動処理を行う例について説明した。しかし、すでに所望のリソースの度合いや、情報量の度合いとなっていれば、特定ユーザが入室しても処理を行わないようにしてもよい。例えば、図8においてはサーバの増加稼働数を定めていたが、最大稼働数を定めておき、特定ユーザがログインしたとしても既にサーバの数が最大稼働数となっているときには、増加させないものとしてもよい。
【0253】
(設定変動処理における設定変動度合いについて)
上述の実施の形態では、図8図18のステップS304、図19のステップS405、およびステップS406などで例示したように、特定ユーザに応じて予め定められた設定の変動度合いにする例として、リソースの度合い(サーバの数など)や、情報量の度合い(同期回数など)を変動させる例について説明した。しかし、これに限らず、特定ユーザが入室したときに行われる設定の変動度合いを一律にしてもよい。つまり、特定ユーザであれば、関連付けられた評価指数や属性番号にかかわらず、一定の処理が行われるようにしてもよい。例えば、図7(A)のユーザID「u2」がログインしたときであっても、ユーザID「u7」がログインしたときであっても、増加させるサーバの台数は3台であってもよい。あるいは、「u2」、「u7」のいずれがログインしたとしても、同期回数は3回にするものであってもよい。
【0254】
あるいは、特定ユーザが入室する都度、特定ユーザに応じた設定の変動度合いが算出さされるようにしてもよい。例えば、入室した時点の特定ユーザの評価指数と、現リソースの使用率などを変数として定める所定の式を用いて、都度変動度合いを算出してもよい。
【0255】
(複数の特定ユーザがログインした場合について)
上述の実施の形態における設定変動処理は、複数の特定ユーザが入室したときに、既に入室している特定ユーザによる設定の変動度合いと、後で入室した特定ユーザの設定変動度合いとに基づいて、リソースや情報量の変動度合いを算出し、算出結果に応じた処理を特定ユーザの入室に応じて制御部130により行うようにしてもよい。例えば、図7のユーザID「u2」が仮想空間に入室しており、その後、ユーザID「u8」が入室してきたとすると、各々の評価指数である「5」と、「3」を組合せた基準を用いて変動度合いを算出してもよい。例えば、評価指数を足し合わせた結果の評価指数に応じたリソースの度合いや、情報量の度合いとなるようにしてもよく、高い方の評価指数に応じたリソースの度合いや、情報量の度合いとなるようにしてもよい。例えば、評価指数が「3」のユーザが既に入室しており、その後評価指数が「5」のユーザが入室したときには、既に評価指数「3」に応じて設定変動処理が行われているが、評価指数「5」に応じた設定変動処理(例えば、評価指数「3」に応じた最大稼働サーバ数から、評価指数「5」に応じた最大稼働サーバ数まで、サーバ台数を増加するなど)が実行されるようにしてもよい。また、例えば、評価指数が「5」のユーザが既に入室しており、その後評価指数が「5」よりも低い「3」のユーザが入室したときには、既に評価指数「5」に応じて設定変動処理が行われているため、新たに設定を変動しないようにしてもよい。あるいは、高い方の評価指数に低い方の評価指数の半分を足し合わせた結果の評価指数に応じたリソースの度合いや、情報量の度合いとなるようにしてもよく、所定の算出式に各々の評価指数を変数として変動度合いを算出するようにしてもよい。
【0256】
(コンテンツ負荷に応じた設定変動処理について)
上述の実施の形態における設定変動処理は、配信サーバ100により提供されるコンテンツ毎の負荷に応じて行われるようにしてもよい。例えば、特定ユーザが比較的負荷が軽いチャット専用コンテンツが提供されるルームに入室したときよりも、負荷が大きいと考えられるゲームコンテンツが提供されるルームに入室したときのほうが、リソースの増大度合いや、配信量の低下度合いが大きくなるようにしてもよい。
【0257】
また、仮想空間内において、特定ユーザのルームの移動に応じて設定を変動させてもよい。例えば、サーバ増強処理であれば、特定ユーザが、チャット専用コンテンツが提供されるルーム(当該チャット専用コンテンツが提供されるルームに応じてサーバのリソースが増大済みであってもよい)から、ゲームコンテンツが提供されるルームに移動したことに応じて、ゲームコンテンツに対応したサーバのリソースが増大されるように処理を行ってもよい。また、移動前に入室していたチャット専用コンテンツが提供されるルームのサーバのリソースが減じられてもよい。あるいは、ゲームコンテンツが提供されるルームからチャット専用コンテンツが提供されるルームに移動したときに、移動前に入室していたゲームコンテンツが提供されるルームのサーバのリソースが減じられてもよい。なお、当該ルームは、エリアに対応したルームや、エリア内からコンテンツ等が選択されることにより遷移できるルーム、エリア内からポータルを介して遷移できるルーム、エリアにかかわらず設けられるルームなどルームが含まれる。
【0258】
また、配信情報量変動処理であれば、例えば、特定ユーザが、チャット専用コンテンツが提供されるルームから、ゲームコンテンツが提供される負荷が重いルームに移動したことに応じて、配信サーバ100からユーザ端末へ配信される情報量を低減するための処理が行われてもよい。例えば、チャット専用コンテンツが提供されるルームでは、比較的処理負担が軽いため、設定変動処理を行わず、負荷が重たいコンテンツのルームに移動すれば、設定変動処理が行われるものであってもよい。
【0259】
(エリアとルームの関係について)
上述の実施の形態における仮想空間内のエリアとルームの関係について、エリアに対して1種類のルームが定義されるものに限らず、エリアの中に提供されるコンテンツが異なる複数種類のルームが定義されていてもよい。例えば、街を模したエリアにおいて、街を模したルームと、当該ルーム内に設けられたポータルを介して、あるいはゲームコンテンツを選択する操作などにより、別のコンテンツが提供されるルームに遷移できるようにしてもよい。
【0260】
上述した実施の形態において、図18を参照して、ステップS302および、ステップS304でサーバの台数を増加させてルームを増やしてもよい例について説明した。当該増加させる対象となるルームは、例えば、ユーザがルームに入室する際に、負荷分散機能により各ルームにユーザが自動割り当てで関連付けられるようにし(例えば、図9(C)の画面において、ユーザはエリアのみ選択すれば、入室するルームは自動で決定されるようにする)、各ルーム内の人数が1ルームに偏らず分散されるように入室処理がされるようにしてもよい。その上で、ルーム内の人数が上限人数を超えるとき(満員になったとき、あるいは、満員になる手前の所定の人数に達したとき)に、サーバの台数を増加させてルームを増やせるようにしてもよい。また、ルームが自動で割り当てられるようにしたとしても、ルームID入力領域27にルームIDを入力すれば、当該ルームIDのルームに入室することができるようにしてもよい。
【0261】
(サーバの例について)
上述の実施の形態におけるサーバとは、サーバとしての機能を有するものであればよく、例えば、物理的なサーバ、仮想化技術によって構成されたサーバなどが含まれる。仮想化技術によって構成されたサーバとしては、例えばホストOS型仮想化、ハイパーバイザー型仮想化、コンテナ型仮想化などが含まれる。また、各種サーバのすべて、あるいは一部が、仮想化技術によって構成されたインフラであるクラウドサービス上(クラウドシステム上)に構成されていてもよい。例えば、機能やコンテンツ毎に異なるサーバが定義されていてもよい。
【0262】
例えば、コンテナ型仮想化サーバであれば、1のコンテナあるいは、複数のコンテナを1サーバとして定義し、実行されるサーバの数を増やすように制御する。例えば、ログイン認証装置101が、特定ユーザであるタレントがログインしたことを検知すれば、サーバ管理装置105に、ログイン認証装置101実行するコンテナを増やすコマンドを送信する。これにより、ログイン認証装置101として機能するコンテナ(サーバ)の数が増加し(コンピュータのリソースであるCPUやメモリの割り当て量の増加)、サーバの処理性能がアップする。
【0263】
(配信情報量変動処理について)
上述した実施の形態では、図19のステップS403、ステップS404などにおいて説明した、配信サーバ100からユーザ端末に配信される際の情報量自体の低下に関して、仮想空間の描画情報を減少させる例を説明した。当該減少させる描画情報は、例えばユーザアバタの数を減少させることが含まれる。例えば、ルーム内において、操作するユーザアバタから所定距離に位置するユーザアバタに関しては表示させるが、所定距離よりも離れて位置するユーザアバタは表示させないようにする。しかし、タレント等の特定ユーザや、お友達などのユーザアバタ(例えば、フォローしているユーザなど)については、所定距離よりも離れていたとしても表示させるようにしてもよい。
【0264】
なお、配信サーバ100からユーザ端末に対して、配信サーバ100において記憶させたユーザが予め選択したフォローしているユーザを特定するユーザ毎の情報(選択しているか否かを特定する情報)および、特定ユーザを特定するための情報を含む同一ルーム内に入室しているユーザの一覧リストが送信され、ユーザ端末において、当該フォローしているユーザおよび特定ユーザのID等を抽出して、抽出したユーザのアバタのみが、他のユーザアバタとして表示されるよう配信サーバ100にユーザ端末から要求されるようにしてもよい。これにより、配信サーバ100およびユーザ端末双方における処理負担が軽減する。
【0265】
また、配信情報量変動処理は、ユーザ端末から要求される情報を低減するための処理(図19のステップS402、ステップS405の同期信号送信回数を減らすための情報を送信する処理など)と、ユーザ端末に配信される情報の量自体を減設定(図19のステップS403、ステップS406など)とは、いずれが先に実行されてもよく、同時に実行されるようにしてもよい。またいずれも実行されるものに限らず、負荷状況、あるいは、特定ユーザに応じて段階的に実行されるようにしてもよい。例えば、負荷が重くなった状態の中でも比較的軽い段階、あるいは、特定ユーザの中でも評価指数が比較的低いユーザのログインであれば、同期回数が減らされる処理を実行し、負荷が重くなった状態の中でも所定閾値を超える重い段階、あるいは、特定ユーザの中でも評価指数が高いユーザのログインであれば、同期回数が減らされる処理に加え、さらに、配信サーバ100からユーザ端末へ配信される情報の量自体が減設定されるようにしてもよい。
【0266】
<ユーザ端末について>
上述した実施の形態における特定ユーザが操作するユーザ端末は、ユーザ端末300であってもよく、配信ユーザ端末400であってもよい。また、特定ユーザについては、他のユーザのユーザ端末にインストールするアプリケーションとは異なる専用アプリケーションから仮想空間に入室するものとしてもよい。
【0267】
<入室するルームについて>
上述した実施の形態では、ユーザは、例えば図9(A)、(B)の画面などから仮想空間にログインした後に、図9(C)の画面などから各エリアに対応したルームを選択することで、ルームに入室することができる例について説明した。しかし、これに限らず、仮想空間へログインすれば、自動的にルームが割り当てられる(関連付けられる)ようにしてもよい。あるいは、図9(C)では、エリアを選択すればルームが負荷分散機能により自動的に割り当てられるようにしてもよい。
【0268】
<入室報知処理と設定変動処理の実行順序例>
上述した実施の形態における図12などの入室報知処理、および、図18図19の配信サーバ100の設定変動処理は、いずれかが先に行われてもよく、あるいは、同時に実行されるものであってもよい。例えば、図16で例示するログイン認証装置101が、特定ユーザのログイン認証処理を行ったときに、ログイン認証装置101から、まずサーバ管理装置105への処理の実行命令を送信した後に、報知管理装置104に特定ユーザがログインしたことが報知されるための情報を送信するようにしてもよい。
【0269】
また、設定変動処理である仮想空間提供サーバ増強処理と、配信情報量変動処理とは、いずれかのみが実行されるものであってもよく、負荷状況や、入室した特定ユーザに応じて両方実行されるようにしてもよい。あるいは、いずれかを優先的に実行し、負荷状況や、入室した特定ユーザに応じて両方実行されるようにしてもよい。例えば、特定ユーザがログインしたときに配信サーバ100の設定変動処理を実行し、特定ユーザがいずれかのルームに入室したときに、入室報知処理が行われるようにしてもよい。
【0270】
〔ソフトウェアによる実現例〕
前述した実施の形態におけるサーバ、端末などのコンピュータが備える制御部の各種の制御ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。CPUを用いてソフトウェアによって実現している場合、制御部を備えたコンピュータは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
【0271】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0272】
1 通信システム、2 ネットワーク、100 配信サーバ、200 管理者端末、300 ユーザ端末、400 配信ユーザ端末、500 特定ユーザ情報媒体管理サーバ

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