(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2026-01-07
(45)【発行日】2026-01-16
(54)【発明の名称】駆動回路、および、固体撮像素子
(51)【国際特許分類】
H04L 25/02 20060101AFI20260108BHJP
H03K 19/0175 20060101ALI20260108BHJP
【FI】
H04L25/02 S
H04L25/02 V
H03K19/0175 220
(21)【出願番号】P 2023527835
(86)(22)【出願日】2022-06-03
(86)【国際出願番号】 JP2022022599
(87)【国際公開番号】W WO2022259971
(87)【国際公開日】2022-12-15
【審査請求日】2025-04-16
(31)【優先権主張番号】P 2021096268
(32)【優先日】2021-06-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】316005926
【氏名又は名称】ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100112955
【氏名又は名称】丸島 敏一
(72)【発明者】
【氏名】川井 重明
【審査官】北村 智彦
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-165081(JP,A)
【文献】特開2016-171163(JP,A)
【文献】特開2009-111794(JP,A)
【文献】国際公開第2020/152926(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 25/02
H03K 19/0175
IEEE Xplore
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁気的に結合された複数のコイルが設けられたトランスフォーマーと、
非差動信号と差動信号とのいずれかを前記トランスフォーマーに供給する駆動部と
、
第1のコイルの両端の間の第1ノードに接続された第1のESD保護ダイオードと、
第2のコイルの両端の間の第2ノードに接続された第2のESD保護ダイオードと
を具備し、
前記複数のコイルは、磁気的に結合された
前記第1および第2のコイルを含み、
前記駆動部は、前記第1のコイルの一端と前記第2のコイルの一端と接続され、
前記第1および第2のコイルのそれぞれの前記一端に同相電流を流入させたとき、前記第1および第2のコイルのそれぞれの作る磁束が互いに弱めあ
い、
前記駆動部は、
前記差動信号を供給する差動ドライバと、
前記非差動信号を供給する非差動ドライバと
を備え、
前記非差動ドライバは、第1の非差動ドライバと第2の非差動ドライバとを含み、
前記第1の非差動ドライバの出力端子は、前記第1ノードに接続され、
前記第2の非差動ドライバの出力端子は、前記第2ノードに接続される
駆動回路。
【請求項2】
前記駆動部は前記第1のコイルの一端と前記第2のコイルの一端とに前記差動信号を供給し、前記第1および第2のコイルのそれぞれの他端から差動信号が出力される請求項1記載の駆動回路。
【請求項3】
前記駆動部は、所定の半導体チップに配置され、
前記トランスフォーマーは、前記半導体チップの外部に配置される
請求項
1記載の駆動回路。
【請求項4】
第1および第2の信号線を介して差動信号を受信する受信部をさらに具備し、
前記駆動部は、第1および第2の出力端子を備え、
前記第1のコイルの前記一端は、前記第1の出力端子に接続され、他端は、前記第1の信号線に接続され、
前記第2のコイルの前記一端は、前記第2の出力端子に接続され、他端は、前記第2の信号線に接続される
請求項1記載の駆動回路。
【請求項5】
前記第1および第2のコイルは、所定の巻回軸を共有し、
前記巻回軸の方向から見た際に前記第1のコイルの配線の出力端子に接続される一端から信号線に接続される他端までの前記巻回軸周りの巻回方向は、前記第2のコイルの配線の出力端子に接続される一端から信号線に接続される他端までの前記巻回軸周りの巻回方向と逆方向である
請求項1記載の駆動回路。
【請求項6】
磁気的に結合された複数のコイルが設けられたトランスフォーマーと、
非差動信号と差動信号とのいずれかを前記トランスフォーマーに供給する駆動部と
を具備し、
前記複数のコイルは、磁気的に結合された第1、第2および第3のコイルを含み、
前記駆動部は、前記第1のコイルの一端と前記第2のコイルの一端と前記第3のコイルの一端とに前記差動信号を供給し、
前記第1および第2のコイルのそれぞれの前記一端に同相電流を流入させたとき、前記第1および第2のコイルのそれぞれの作る磁束が互いに弱めあい、
前記第2および第3のコイルのそれぞれの前記一端に同相電流を流入させたとき、前記第2および第3のコイルのそれぞれの作る磁束が互いに弱めあう
駆動回路。
【請求項7】
磁気的に結合された複数のコイルが設けられたトランスフォーマーと、
所定の制御信号に従って非差動信号と差動信号とのいずれかを前記トランスフォーマーに供給する駆動部と
、
第1のコイルの両端の間の第1ノードに接続された第1のESD保護ダイオードと、
第2のコイルの両端の間の第2ノードに接続された第2のESD保護ダイオードと
前記制御信号により前記非差動信号および前記差動信号のいずれかを指定して前記駆動部に供給させるロジック回路と
を具備し、
前記複数のコイルは、磁気的に結合された
前記第1および第2のコイルを含み、
前記駆動部は、前記第1のコイルの一端と前記第2のコイルの一端とに接続され、
前記第1および第2のコイルのそれぞれの前記一端に同相電流を流入させたとき、前記第1および第2のコイルのそれぞれの作る磁束が互いに弱めあい、
前記駆動部は、
前記差動信号を供給する差動ドライバと、
前記非差動信号を供給する非差動ドライバと
を備え、
前記非差動ドライバは、第1の非差動ドライバと第2の非差動ドライバとを含み、
前記第1の非差動ドライバの出力端子は、前記第1のノードに接続され、
前記第2の非差動ドライバの出力端子は、前記第2のノードに接続される
固体撮像素子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、駆動回路に関する。詳しくは、差動信号や単相信号を伝送する駆動回路、および、固体撮像素子に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、MIPI(Mobile Industry Processor Interface)などのインターフェースにおいて送信側の回路には、差動ドライバなどのドライバが配置されている。この回路の出力容量が多いほど、伝送する信号の立上り時間や立下り時間が長くなり、伝送速度が低下してしまう。そこで、立上り時間や立下り時間を短くするために、差動ドライバの出力側の伝送路にコイルを挿入した電子部品が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の従来技術では、コイルを挿入することにより、伝送速度の向上を図っている。しかしながら、コイルのインダクタンスが大きいと、立上りや立下りが急峻になり、EMI(Electro Magnetic Interference)によるノイズの抑制が困難となる。このように、上述の電子部品では、伝送速度の向上と、ノイズの抑制との両立が困難である。
【0005】
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、ドライバを配置した回路において、伝送速度の向上とノイズの抑制とを両立することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、磁気的に結合された複数のコイルが設けられたトランスフォーマーと、非差動信号と差動信号とのいずれかを上記トランスフォーマーに供給する駆動部とを具備し、上記複数のコイルは、磁気的に結合された第1および第2のコイルを含み、前記駆動部は、上記第1のコイルの一端と上記第2のコイルの一端とに接続され、上記第1および第2のコイルのそれぞれの上記一端に同相電流を流入させたとき、上記第1および第2のコイルのそれぞれの作る磁束が互いに弱めあう駆動回路である。これにより、非差動信号伝送時のインダクタンスが小さくなるという作用をもたらす。
【0007】
また、この第1の側面において、上記駆動部は上記第1のコイルの一端と上記第2のコイルの一端とに上記差動信号を供給し、上記駆動部は、上記第1のコイルの一端と上記第2のコイルの一端とに上記差動信号を供給してもよい。これにより、2線を介して信号が伝送されるという作用をもたらす。
【0008】
また、この第1の側面において、上記第1のコイルの両端の間のノードに接続された第1のESD保護ダイオードと、上記第2のコイルの両端の間のノードに接続された第2のESD保護ダイオードとをさらに具備してもよい。これにより、波形が改善するという作用をもたらす。
【0009】
また、この第1の側面において、上記駆動部は、上記差動信号および上記非差動信号のいずれかを供給する共用ドライバと、上記共用ドライバの出力電圧を制御する出力電圧制御部とを備えてもよい。これにより、ドライバが削減されるという作用をもたらす。
【0010】
また、この第1の側面において、上記駆動部は、所定の半導体チップに配置され、上記トランスフォーマーは、上記半導体チップの外部に配置されてもよい。これにより、半導体チップの回路規模が削減されるという作用をもたらす。
【0011】
また、この第1の側面において、上記駆動部は、上記差動信号を供給する差動ドライバと、上記非差動信号を供給する非差動ドライバとを備えてもよい。これにより、ドライバの出力電圧の制御が不要になるという作用をもたらす。
【0012】
また、この第1の側面において、上記非差動ドライバの出力端子は、上記第1および第2のコイルのいずれかの両端の間のノードに接続されてもよい。これにより、センタータプへの接続が不要になるという作用をもたらす。
【0013】
また、この第1の側面において、上記非差動ドライバの出力端子は、上記第1および第2のコイルのいずれかの上記一端に接続されてもよい。これにより、波形が改善するという作用をもたらす。
【0014】
また、この第1の側面において、上記駆動部は、所定の半導体チップに配置され、上記トランスフォーマーは、上記半導体チップの外部に配置されてもよい。これにより、半導体チップの回路規模が削減されるという作用をもたらす。
【0015】
また、この第1の側面において、上記複数のコイルは、磁気的に結合された第1、第2および第3のコイルを含み、上記駆動部は、前記第1のコイルの一端と上記第2のコイルの一端と上記第3のコイルの一端とに上記差動信号を供給し、上記第2および第3のコイルのそれぞれの上記一端に同相電流を流入させたとき、上記第2および第3のコイルのそれぞれの作る磁束が互いに弱めあってもよい。これにより、3線を介して信号が伝送されるという作用をもたらす。
【0016】
また、この第1の側面において、第1および第2の信号線を介して差動信号を受信する受信部をさらに具備し、上記駆動部は、第1および第2の出力端子を備え、上記第1のコイルの上記一端は、上記第1の出力端子に接続され、他端は、上記第1の信号線に接続され、上記第2のコイルの上記一端は、上記第2の出力端子に接続され、他端は、上記第2の信号線に接続されてもよい。これにより、駆動部からの差動信号が第1および第2のコイルを介して受信部に入力されるという作用をもたらす。
【0017】
また、この第1の側面において、上記第1および第2のコイルは、所定の巻回軸を共有し、上記巻回軸の方向から見た際に上記第1のコイルの配線の出力端子に接続される一端から信号線に接続される他端までの上記巻回軸周りの巻回方向は、上記第2のコイルの配線の出力端子に接続される一端から信号線に接続される他端までの上記巻回軸周りの巻回方向と逆方向であってもよい。これにより、第1のコイルの駆動につながる一端と第2のコイルの駆動部につながる一端にそれぞれ同相電流を流入させたとき、各々のコイルが作る磁束が弱めあうという作用をもたらす。
【0018】
また、本技術の第2の側面は、磁気的に結合された複数のコイルが設けられたトランスフォーマーと、所定の制御信号に従って非差動信号と差動信号とのいずれかを上記トランスフォーマーに供給する駆動部と、上記制御信号により上記非差動信号および上記差動信号のいずれかを指定して上記駆動部に供給させるロジック回路とを具備し、上記複数のコイルは、磁気的に結合された第1および第2のコイルを含み、上記駆動部は、上記第1のコイルの一端と上記第2のコイルの一端とに接続され、上記第1および第2のコイルのそれぞれの上記一端に同相電流を流入させたとき、上記第1および第2のコイルのそれぞれの作る磁束が互いに弱めあう固体撮像素子である。これにより、ロジック回路が非差動信号を伝送させた際の非差動信号に対するインダクタンスが小さくなるという作用をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本技術の第1の実施の形態における撮像装置の一構成例を示すブロック図である。
【
図2】本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の一構成例を示すブロック図である。
【
図3】本技術の第1の実施の形態における駆動回路の一構成例を示す回路図である。
【
図4】本技術の第1の実施の形態におけるコイルの巻回方向を示す平面図である。
【
図5】比較例における駆動回路の一構成例を示す回路図である。
【
図6】本技術の第1の実施の形態と比較例とのインダクタンスを比較するための図である。
【
図7】本技術の第1の実施の形態と比較例とにおける駆動回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。
【
図8】本技術の第2の実施の形態における駆動回路の一構成例を示す回路図である。
【
図9】本技術の第3の実施の形態における駆動回路の一構成例を示す回路図である。
【
図10】本技術の第4の実施の形態における駆動回路の一構成例を示す回路図である。
【
図11】本技術の第5の実施の形態における駆動回路の一構成例を示す回路図である。
【
図12】本技術の第6の実施の形態における駆動回路の一構成例を示す回路図である。
【
図13】本技術の第7の実施の形態における駆動回路の一構成例を示す回路図である。
【
図14】本技術の第8の実施の形態における駆動回路の一構成例を示す回路図である。
【
図15】本技術の第9の実施の形態における駆動回路の一構成例を示す回路図である。
【
図16】車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
【
図17】撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(磁気的に結合された2つのコイルを設けた例)
2.第2の実施の形態(磁気的に結合された2つのコイルを設け、ドライバをセンタータップに接続した例)
3.第3の実施の形態(磁気的に結合された2つのコイルを設け、ダイオードを接続した例)
4.第4の実施の形態(ドライバを共用し、磁気的に結合された2つのコイルを設けた例)
5.第5の実施の形態(磁気結合された2つのコイルをチップ外に配置した例)
6.第6の実施の形態(第2の実施の形態に第3の実施の形態を適用した例)
7.第7の実施の形態(第3の実施の形態に第4の実施の形態を適用した例)
8.第8の実施の形態(第4の実施の形態に第5の実施の形態を適用した例)
9.第9の実施の形態(磁気的に結合された3つのコイルを設けた例)
10.移動体への応用例
【0021】
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の構成例]
図1は、本技術の第1の実施の形態における撮像装置100の一構成例を示すブロック図である。この撮像装置100は、画像データを撮像するための装置であり、実装基板110に設けられた固体撮像素子200および受信部130を備える。
【0022】
固体撮像素子200は、光電変換により画像データを生成するものである。この固体撮像素子200は、実装基板110上の伝送路120を介して、画像データを受信部130に供給する。固体撮像素子200と受信部130との間の通信インターフェースの規格として、例えば、MIPIが用いられる。なお、MIPI以外の通信インターフェースを用いることもできる。
【0023】
受信部130は、画像データを受信し、その画像データに対して所定の画像処理を行うものである。この受信部130として、例えば、アプリケーションプロセッサが用いられる。画像処理として、画像認識処理などが実行される。
【0024】
[固体撮像素子の構成例]
図2は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の一構成例を示すブロック図である。この固体撮像素子200は、積層された画素チップ201および回路チップ202を備える。これらのチップは、ビアなどの接続部を介して電気的に接続される。なお、ビアの他、Cu-Cu接合やバンプにより接続することもできる。これらの他の方式(磁気結合など)により接続することもできる。また、2つのチップを積層しているが、3層以上を積層することもできる。
【0025】
画素チップ201には、複数の画素210が二次元格子状に配列される。また、画素チップ201には、画素210の列毎に垂直信号線219が配線される。画素210は、光電変換素子により、アナログの画素信号を生成するものである。この画素210は、垂直信号線219を介して画素信号を回路チップ202に供給する。
【0026】
回路チップ202には、アナログデジタル変換部220、ロジック回路230、シリアライザ240および駆動回路300を備える。アナログデジタル変換部220は、画素信号のそれぞれに対して、AD(Analog to Digital)変換を行うものである。アナログデジタル変換部220には、例えば、列毎にADC(Analog to Digital Converter)が配列され、列毎に、アナログの画素信号をデジタル信号に変換する。アナログデジタル変換部220は、画素ごとのデジタル信号をロジック回路230に供給する。
【0027】
ロジック回路230は、デジタル信号に対して所定の信号処理を行うものである。信号処理として、CDS(Correlated Double Sampling)処理などが実行される。ロジック回路230は、信号処理後のデジタル信号をシリアライザ240にパラレル出力する。
【0028】
また、ロジック回路230は、駆動回路300に制御信号DIF、SCを供給する。これらの制御信号は、差動信号出力状態、非差動信号出力状態のいずれかに駆動回路300を制御するための信号である。
【0029】
差動信号出力状態は、駆動回路300が差動信号を供給する動作状態である。非差動信号出力状態は、駆動回路300が、同相遷移または単相遷移する一対の信号を供給する動作状態である。同相遷移は、一対の信号の両方が同時に、ハイレベルまたはローレベルに遷移することを意味する。単相遷移は、一対の信号の一方のみがハイレベルまたはローレベルに遷移することを意味する。以下、同相遷移する信号を「同相信号」と称し、単相遷移する信号を「単相信号」と称する。また、同相信号および単相信号をまとめて「非差動信号」と称する。なお、非差動信号出力状態において、駆動回路300は、単相信号、同相信号の両方を供給しているが、それらの一方のみを供給することもできる。
【0030】
シリアライザ240は、ロジック回路230からのデジタル信号に対して、パラレル-シリアル変換を行うものである。このシリアライザ240は、パラレル-シリアル変換後のデジタル信号を信号線241乃至244を介して駆動回路300に1ビットずつ順に供給する。ロジック回路230の制御に従って、差動信号、同相信号または単相信号が供給される。これらの4本の信号線のうち2本が差動信号の伝送に用いられ、残りの2本が非差動信号(同相信号または単相信号)の伝送に用いられる。シリアライザ240からの差動信号の伝送速度は、非差動信号よりも早いものとする。
【0031】
駆動回路300は、シリアライザ240からのデジタル信号の振幅、立下り時間や立上り時間を調整し、伝送路120及び受信回路を駆動するものである。立下り時間や立上り時間を調整する技術は、ピーキングと呼ばれる。駆動回路300は、ピーキング後のデジタル信号を、伝送路120内の信号線121および122を介して受信部130に供給する。ロジック回路230の制御に従って、差動信号、非差動信号のいずれかが供給される。また、駆動回路300からの差動信号の振幅は、非差動信号よりも小さいものとする。
【0032】
[駆動回路の構成例]
図3は、本技術の第1の実施の形態における駆動回路300の一構成例を示す回路図である。この駆動回路300は、駆動部305およびトランスフォーマー360を備える。
【0033】
駆動部305は、制御信号DIF、SCに従って、差動信号より振幅の大きな非差動信号(同相信号または単相信号)と差動信号とのいずれかをトランスフォーマー360に供給するものである。この駆動部305は、非差動ドライバ310および320と、差動ドライバ330とを備える。差動ドライバ330は、ドライバ331および332を備える。
【0034】
また、トランスフォーマー360には、磁気的に結合されたコイル361および362が設けられる。また、コイル361および362のそれぞれのインダクタンスは略同一である。
【0035】
ここで、コイル361を仮に1次側として、その両端に1次電圧を印加した際に、その1次電圧と極性が異なる2次電圧がコイル362の両端に生じるものとする。ただし、トランスフォーマー360において、コイル361および362は、1次側、2次側として使用されることはない。コイル361の一端がドライバ331の出力端子に接続され、他端は、出力側の信号線121に接続される。コイル362の一端がドライバ332の出力端子に接続され、他端は、出力側の信号線122に接続される。駆動部305は、コイル361の一端とコイル362の一端とに差動信号を供給し、そのコイル361の駆動部305につながる一端とコイル362の駆動部305につながる一端にそれぞれ同相電流を流入させたとき、各々のコイルが作る磁束が弱めあう。また、コイル361の駆動部305につながる一端とコイル362の駆動部305につながる一端とに差動電流を流入させたときは、各々のコイルの作る磁束は強め合うことになる。
【0036】
なお、コイル361は、特許請求の範囲に記載の第1のコイルの一例であり、コイル362は、特許請求の範囲に記載の第2のコイルの一例である。
【0037】
図4を参照して、コイル361および362のそれぞれの巻回方向について詳細に説明する。コイル361および362は、所定の巻回軸Wを共有し、それぞれの配線は、その軸周りに巻かれている。コイル361を構成する配線361-1の一端を361-2とし、他端を361-3とする。コイル362を構成する配線362-1の一端を362-2とし、他端を362-3とする。一端361-2および362-2は、駆動部305に接続される。また、他端361-3および362-3は、受信部130に接続される。同図は、巻回軸Wの方向から見たコイル361および362の平面図である。また、矢印は361-2及び362-2から同相電流が流入したときの電流の流れる方向を示す。コイル361の配線361-1の巻回軸W周りの巻回方向は、コイル362の配線362-1の巻回軸W周りの巻回方向と逆方向である。例えば、配線361-1は同図に例示するように時計回りに巻かれているのに対し、配線362-1は反時計回りに巻かれている。
【0038】
図3に戻り、非差動ドライバ310は、シリアライザ240からの非差動信号の振幅を調整し、コイル361の一端に供給するものである。この非差動ドライバ310は、例えば、インバータ311と、スイッチ312乃至315と、pMOS(p-channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ316と、nMOS(n-channel MOS)トランジスタ317とを備える。インバータ311は、非差動ドライバ310に入力される信号を反転するものである。スイッチ312は、インバータ311の出力端子とpMOSトランジスタ316のゲートとの間の経路を制御信号SCに従って開閉するものである。スイッチ313は、インバータ311の出力端子とnMOSトランジスタ317のゲートとの間の経路を制御信号SCに従って開閉するものである。スイッチ314は、電源端子とpMOSトランジスタ316のゲートとの間の経路を制御信号SCに従って、開閉するものである。スイッチ315は、接地端子とnMOSトランジスタ317のゲートとの間の経路を制御信号SCに従って、開閉するものである。pMOSトランジスタ316およびnMOSトランジスタ317は、電源端子と接地端子との間において直列に接続され、それらの接続ノードの電圧が非差動ドライバ310の出力信号として出力される。スイッチ312および313が閉状態の際は、スイッチ314および315は開状態であり、非差動ドライバ310が駆動した状態である。スイッチ312および313が開状態の際は、スイッチ314および315は閉状態であり、非差動ドライバ310が停止した状態である。なお、非差動ドライバ320、ドライバ331、ドライバ332の回路構成は、非差動ドライバ310と同様である。非差動ドライバ310および320には、信号線241および244を介して非差動信号が入力される。ドライバ331および332には、信号線242および243を介して差動信号が入力される。
【0039】
ロジック回路230は、差動信号出力状態で伝送させる際に、制御信号DIFによりドライバ331および332を駆動し、制御信号SCにより非差動ドライバ310および320を停止する。
【0040】
また、ロジック回路230は、非差動信号出力状態で伝送させる際に、制御信号SCにより非差動ドライバ310および320を駆動し、制御信号DIFによりドライバ331および332を停止する。
【0041】
非差動信号出力状態において、非差動ドライバ310および320は、?sc1及びDsc2からなる非差動信号Dscを供給する。
【0042】
ドライバ331は、差動信号のうち正相信号Dpの振幅を調整し、コイル361の一端に供給するものである。ドライバ332は、差動信号のうち逆相信号Dnの振幅を調整し、コイル362の一端に供給するものである。
【0043】
また、非差動ドライバ310および320のDC(Direct Current)の出力電圧は、差動ドライバ330内のドライバ331および332よりも高いものとする。これにより、低速の非差動信号の振幅は、高速の差動信号の振幅より大きくなる。
【0044】
同図に例示した回路構成により、差動信号出力状態において、差動ドライバ330が駆動して、高速で小振幅の差動信号をトランスフォーマー360を介して受信部130に供給する。非差動信号出力状態において、非差動ドライバ310および320が駆動して、低速で大振幅の同相信号または単相信号をトランスフォーマー360を介して受信部130に供給する。
【0045】
また、コイル361および362の挿入により、差動信号出力状態において、差動信号の立上り時間や立下り時間を短くすることができる。このピーキングにより、コイル361および362を挿入しない場合よりも、差動信号の伝送速度を向上させることができる。また、非差動信号出力状態においても、コイル361および362の挿入により立上り時間や立下り時間が短くなるものの、それらのコイルのインダクタンスは、それらのコイルが磁気結合していない場合よりも小さくなる。このため、磁気結合していない場合と比べて立上り時間や立下り時間の減少量が小さくなり、EMIによるノイズを十分に抑制することができる。非差動信号出力状態のインダクタンスが比較的小さい理由については後述する。
【0046】
ここで、磁気的に結合されたコイル361および362の代わりに、磁気的に結合されていない一対のコイルを挿入した駆動回路を比較例として想定する。
【0047】
図5は、比較例における駆動回路の一構成例を示す回路図である。同図に例示するように、比較例では、ドライバ331および332の出力端子と信号線121および122との間に、磁気的に結合されていない一対のコイルが挿入される。
【0048】
図6は、本技術の第1の実施の形態と比較例とのインダクタンスを比較するための図である。第1の実施の形態において、差動信号に対するトランスフォーマー360のインダクタンスは、コイル361および362の合成インダクタンスに該当する。コイル361および362のそれぞれのインダクタンスをLとすると、差動信号に対するトランスフォーマー360のインダクタンスL
diffは次の式により表される。
L
diff=2L+2M ・・・式1
上式において、Mは相互インダクタンスであり、次の式により表される。
M=kL ・・・式2
上式において、kは、結合係数であり、例えば、1未満の正の実数である。式2を式1に代入すると、次の式が得られる。
L
diff=2(1+k)L ・・・式3
【0049】
一方、比較例では、差動信号に対する一対のコイルのインダクタンスは、合計で2Lとなる。
【0050】
次に、第1の実施の形態において、同相信号に対するトランスフォーマー360の合成インダクタンスは、相互インダクタンスの極性が逆になるため、次の式により表される。
(1-k)L/2 ・・・式4
【0051】
一方、比較例では、同相信号に対する一対のコイルのインダクタンスは、L/2となる。
【0052】
同相信号に対するインダクタンスを対比するために、差動モードの第1の実施の形態と比較例とのインダクタンスを一致させてみる。例えば、第1の実施の形態のコイル361および362のインダクタンスを、次の式により表されるL'に調整する。
L'=L/(1+k) ・・・式5
【0053】
式5より、調整後の第1の実施の形態のインダクタンスLcomは、次の式により表される。
Lcom={(1-k)/(1+k)}L/2 ・・・式6
【0054】
式6より、磁気結合したコイル361および362を用いた第1の実施の形態では、同相信号に対するインダクタンスが、比較例のL/2よりも小さくなる。これにより、比較例よりも立上り時間および立下り時間が増加し、EMIによるノイズを抑制することができる。単相信号に対するインダクタンスは、L/(1+k)となるため、単相モードにおいても同様にEMIによるノイズを抑制することができる。
【0055】
一方、調整後において差動信号に対する第1の実施の形態のインダクタンスは、比較例と同一であるため、比較例と同様に、コイルの挿入により伝送速度を向上させることができる。
【0056】
上述したように、磁気結合したコイル361および362を用いることにより、ノイズの抑制と伝送速度の向上とを両立することができる。
【0057】
[駆動回路の動作例]
図7は、本技術の第1の実施の形態と比較例とにおける駆動回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。同図におけるaは、第1の実施の形態の駆動回路300の動作の一例を示すタイミングチャートである。同図におけるbは、比較例の動作の一例を示すタイミングチャートである。
【0058】
タイミングT1までの期間において差動信号出力状態が設定され、タイミングT1以降に非差動信号出力状態が設定されたものとする。同図におけるaに例示するように、差動信号出力状態において、同相信号や単相信号よりも振幅が小さく、高速な正相信号Dpおよび逆相信号Dnの差動信号が伝送される。また、非差動信号出力状態において、差動信号よりも振幅が大きく、低速な非差動信号Dscが伝送される。同図では、非差動信号として、同相信号が伝送されている。
【0059】
同図におけるbに例示するように、比較例の差動信号の立上り時間および立下り時間は、第1の実施の形態と同様である。しかし、同相信号の立上り時間dT1は、第1の実施の形態の立上り時間dT0よりも短くなる。
【0060】
同図に例示したように、低速で大振幅の信号は差動遷移が禁止され、単相遷移または同相遷移で伝送される。また、トランスフォーマー360は、前述のように差動波形にのみインダクタとして働き、出力容量の寄与を減らすことができる。このため、高速で小振幅の差動信号の立上りを急峻にしながら、低速で大振幅の単相、同相信号のピーキングを抑制し、高速動作とEMI抑制との両立が可能となる。
【0061】
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、磁気結合されたコイル361および362を設けたため、磁気結合されていないコイルを用いる場合よりも同相信号に対するインダクタンスや単相信号に対するインダクタンスを低下させることができる。これにより、同相遷移や単相遷移のピーキングを抑制して、伝送速度の向上とノイズの抑制とを両立することができる。
【0062】
<2.第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、非差動ドライバ310および320の出力端子をコイル361および362の一端に接続していた。しかし、この構成では非差動ドライバ310および320の出力容量が波形に与える影響を十分に低減することができないことがある。この第2の実施の形態の駆動回路300は、非差動ドライバ310および320の出力端子の接続先を変更した点において第1の実施の形態と異なる。
【0063】
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、非差動ドライバ321等の出力端子を、コイルの両端の間のノード(センタータップなど)に接続したため、非差動ドライバ310および320の出力容量の影響を十分に低減することができる。
【0064】
非差動ドライバ310および320の出力端子をセンタータップ365および366に接続した場合、同相信号に対するインダクタンスLcomは、次の式により表される。
Lcom=(1-k){L/4} ・・・式7
【0065】
なお、非差動ドライバ310および320の出力端子をセンタータップ365および366に接続しているが、コイル361、362の両端の間のノードであれば、接続先はセンタータップに限定されない。
【0066】
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、非差動ドライバ310等の出力端子を、コイルの両端の間のノード(センタータップなど)に接続したため、非差動ドライバ310および320の出力容量の影響を十分に低減することことができる。
【0067】
<3.第3の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、磁気結合したコイル361および362を用いて非差動信号出力状態のインダクタンスを小さくしていた。しかし、この構成では、ドライバの出力容量が波形に与える影響を十分に低減できないことがある。この第3の実施の形態の駆動回路300は、ESD(Electro-Static Discharge)保護ダイオードをコイル361および362に接続した点において第1の実施の形態と異なる。
【0068】
図9は、本技術の第3の実施の形態における駆動回路300の一構成例を示す回路図である。この第3の実施の形態の駆動回路300は、ESD保護ダイオード371乃至374をさらに備える点において第1の実施の形態と異なる。
【0069】
ESD保護ダイオード371および372は、電源端子と接地端子との間に直列に接続される。これらのESD保護ダイオード371および372の接続ノードは、コイル361のセンタータップ365に接続される。
【0070】
ESD保護ダイオード373および374は、電源端子と接地端子との間に直列に接続される。これらのESD保護ダイオード373および374の接続ノードは、コイル362のセンタータップ366に接続される。
【0071】
なお、ESD保護ダイオード371および372は、特許請求の範囲に記載の第1のESD保護ダイオードの一例である。ESD保護ダイオード373および374は、特許請求の範囲に記載の第2のESD保護ダイオードの一例である。
【0072】
ESD保護ダイオード371乃至374の接続により、ドライバの出力容量が波形に与える影響を十分に低減し、第2の実施の形態と同様に波形を改善することができる。
【0073】
なお、ESD保護ダイオード371乃至374をセンタータップに接続しているが、コイル361、362の両端の間のノードであれば、接続先はセンタータップに限定されない。
【0074】
このように、本技術の第3の実施の形態によれば、ESD保護ダイオード371乃至374をコイル361および362に接続したため、ドライバの出力容量が波形に与える影響を十分に低減することができる。
【0075】
<4.第4の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、差動信号出力状態と、非差動信号出力状態とで異なるドライバを用いていたが、それらの状態で共通のドライバを用いることもできる。この第4の実施の形態の駆動回路300は、各動作状態で共通のドライバを用いる点において第1の実施の形態と異なる。
【0076】
図10は、本技術の第4の実施の形態における駆動回路300の一構成例を示す回路図である。この第4の実施の形態の駆動回路300は、駆動部305内に、出力電圧制御部341と、スイッチ353乃至356と、共用ドライバ351および352とを配置した点において第1の実施の形態と異なる。
【0077】
出力電圧制御部341は、制御信号DIFに従って共用ドライバ351および352のDCの出力電圧を制御するものである。この出力電圧制御部341は、差動信号出力状態の出力電圧を非差動信号出力状態の場合よりも低下させる。
【0078】
共用ドライバ351は、シリアライザ240からの差動信号(正相信号など)または非差動信号をコイル361の一端に供給するものである。共用ドライバ352は、シリアライザ240からの差動信号(逆相信号など)または非差動信号をコイル362の一端に供給するものである。
【0079】
スイッチ353は、制御信号SCに従って、入力側の信号線241と共用ドライバ351の入力端子との間の経路を開閉するものである。スイッチ352は、制御信号DIFに従って、入力側の信号線242と共用ドライバ351の入力端子との間の経路を開閉するものである。スイッチ353は、制御信号DIFに従って、入力側の信号線243と共用ドライバ352の入力端子との間の経路を開閉するものである。スイッチ354は、制御信号SCに従って、入力側の信号線244と共用ドライバ352の入力端子との間の経路を開閉するものである。
【0080】
ロジック回路230は、非差動信号出力状態で伝送させる際に、制御信号SCによりスイッチ353および356を閉状態にし、制御信号DIFによりスイッチ354および355を開状態にする。また、ロジック回路230は、差動信号出力状態で伝送させる際に、制御信号DIFによりスイッチ354および355を閉状態にし、制御信号SCによりスイッチ353および356を開状態にする。
【0081】
各動作状態で共用ドライバ351および352を共通に用いることにより、第1の実施の形態と比較してドライバを削減することができる。
【0082】
このように、本技術の第4の実施の形態によれば、各動作状態で共用ドライバ351および352を共通に用いるため、各動作状態で異なるドライバを用いる場合と比較してドライバを削減することができる。
【0083】
<5.第5の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、回路チップ202に駆動部305およびトランスフォーマー360を配置していたが、この構成では、回路チップ202の回路規模をさらに削減することが困難である。この第5の実施の形態の駆動回路300は、トランスフォーマー360は、回路チップ202の外部に配置した点において第1の実施の形態と異なる。
【0084】
図11は、本技術の第5の実施の形態における駆動回路300の一構成例を示す回路図である。この第5の実施の形態の駆動回路300は、トランスフォーマー360が、回路チップ202の外部の伝送路120に配置される点において第1の実施の形態と異なる。同図における四角は、パッドを示す。トランスフォーマー360を回路チップ202の外部に配置することにより、回路チップ202の回路規模を削減することができる。なお、回路チップ202は、特許請求の範囲に記載の半導体チップの一例である。
【0085】
このように、本技術の第5の実施の形態によれば、トランスフォーマー360を回路チップ202の外部に配置したため、回路チップ202の回路規模を削減することができる。
【0086】
<6.第6の実施の形態>
上述の第2の実施の形態では、磁気結合したコイル361および362を用いて非差動信号出力状態のインダクタンスを小さくしていた。しかし、この構成では、ドライバの出力容量が波形に与える影響を十分に低減できないことがある。この第6の実施の形態の駆動回路300は、第2の実施の形態に第3の実施の形態を適用した点において第2の実施の形態と異なる。
【0087】
図12は、本技術の第6の実施の形態における駆動回路300の一構成例を示す回路図である。この第6の実施の形態の駆動回路300は、第3の実施の形態のESD保護ダイオード371乃至374をさらに備える点において第2の実施の形態と異なる。
【0088】
ESD保護ダイオード371乃至374の接続により、ドライバの出力容量が波形に与える影響を十分に低減することができる。
【0089】
なお、非差動ドライバ310および320の出力端子をセンタータップに接続しているが、コイル361、362の両端の間のノードであれば、接続先はセンタータップに限定されない。ESD保護ダイオード371乃至374についても同様である。
【0090】
このように、本技術の第6の実施の形態によれば、ESD保護ダイオード371乃至374をコイル361および362に接続したため、ドライバの出力容量が波形に与える影響を十分に低減することができる。
【0091】
<7.第7の実施の形態>
上述の第3の実施の形態では、差動信号出力状態と、非差動信号出力状態とで異なるドライバを用いていたが、それらの動作状態で共通のドライバを用いることもできる。この第7の実施の形態の駆動回路300は、第3の実施の形態に第4の実施の形態を適用した点において第3の実施の形態と異なる。
【0092】
図13は、本技術の第7の実施の形態における駆動回路300の一構成例を示す回路図である。この第7の実施の形態の駆動回路300は、駆動部305内に、第4の実施の形態の出力電圧制御部341と、スイッチ353乃至356と、共用ドライバ351および352とを配置した点において第3の実施の形態と異なる。
【0093】
各動作状態で共用ドライバ351および352を共通に用いることにより、第3の実施の形態と比較してドライバを削減することができる。
【0094】
このように、本技術の第7の実施の形態によれば、各動作状態で共用ドライバ351および352を共通に用いるため、各動作状態で異なるドライバを用いる場合と比較してドライバを削減することができる。
【0095】
<8.第8の実施の形態>
上述の第4の実施の形態では、回路チップ202に駆動部305およびトランスフォーマー360を配置していたが、この構成では、回路チップ202の回路規模をさらに削減することが困難である。この第8の実施の形態の駆動回路300は、第4の実施の形態に第5の実施の形態を適用した点において第4の実施の形態と異なる。
【0096】
図14は、本技術の第8の実施の形態における駆動回路300の一構成例を示す回路図である。この第8の実施の形態の駆動回路300は、トランスフォーマー360が、回路チップ202の外部の伝送路120に配置される点において第4の実施の形態と異なる。これにより、回路チップ202の回路規模を削減することができる。
【0097】
このように、本技術の第8の実施の形態によれば、トランスフォーマー360を回路チップ202の外部に配置したため、回路チップ202の回路規模を削減することができる。
【0098】
<9.第9の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、駆動回路300が信号線121および122の2線に信号を出力していたが、3線に信号を出力することもできる。この第9の実施の形態の駆動回路300は、3線に信号を出力する点において第1の実施の形態と異なる。
【0099】
図15は、本技術の第9の実施の形態における駆動回路300の一構成例を示す回路図である。この第9の実施の形態の駆動回路300は、非差動ドライバ321と、ドライバ333と、コイル363とをさらに備える点において第1の実施の形態と異なる。
【0100】
ドライバ333は、ドライバ331および332とともに差動ドライバを構成する。非差動ドライバ321の出力電圧は、差動ドライバより高い。ドライバ333および非差動ドライバ321は、コイル363の一端に差動信号を構成するDq、または、非差動信号を構成するDsc3を供給する。
【0101】
コイル363は、コイル362と磁気的に結合されており、その他端は信号線123を介して受信部130に接続される。また、コイル363のインダクタンスは、コイル362と略同一であり、コイル363のドライバ333から信号線123までの巻回方向は、コイル362のドライバ332から信号線122までの巻回方向と異なる。
【0102】
ロジック回路230は、差動信号出力状態で伝送させる際に、制御信号DIFによりドライバ331乃至333を駆動し、制御信号SCにより非差動ドライバ310、320、321を停止する。
【0103】
また、ロジック回路230は、非差動信号出力状態で伝送させる際に、制御信号DIFによりドライバ331乃至333を停止し、制御信号SCにより非差動ドライバ310、320、321を駆動する。
【0104】
なお、駆動回路300は、3線を介して信号を伝送しているが、4線以上を介して信号を伝送することもできる。また、第9の実施の形態に、第2乃至第8の実施の形態のそれぞれを適用することができる。
【0105】
このように、本技術の第9の実施の形態によれば、非差動ドライバ321と、ドライバ333と、コイル363とをさらに設けたため、3線で信号を伝送することができる。
【0106】
<10.移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
【0107】
図16は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
【0108】
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。
図16に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
【0109】
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
【0110】
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
【0111】
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
【0112】
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
【0113】
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
【0114】
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
【0115】
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
【0116】
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
【0117】
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。
図16の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
【0118】
図17は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
【0119】
図17では、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
【0120】
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
【0121】
なお、
図17には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
【0122】
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
【0123】
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
【0124】
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
【0125】
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
【0126】
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、例えば、撮像部12031に適用され得る。具体的には、
図1の撮像装置100は、撮像部12031に適用することができる。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、伝送速度を向上しつつ、ノイズを低減し、より見やすい撮影画像を得ることができるため、ドライバの疲労を軽減することが可能になる。
【0127】
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
【0128】
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
【0129】
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)磁気的に結合された複数のコイルが設けられたトランスフォーマーと、
非差動信号と差動信号とのいずれかを前記トランスフォーマーに供給する駆動部と
を具備し、
前記複数のコイルは、磁気的に結合された第1および第2のコイルを含み、
前記駆動部は、前記第1のコイルの一端と前記第2のコイルの一端とに接続され、
前記第1および第2のコイルのそれぞれの前記一端に同相電流を流入させたとき、前記第1および第2のコイルのそれぞれの作る磁束が互いに弱めあう
駆動回路。
(2)前記駆動部は前記第1のコイルの一端と前記第2のコイルの一端とに前記差動信号を供給し、前記駆動部は、前記第1のコイルの一端と前記第2のコイルの一端とに前記差動信号を供給する
前記(1)記載の駆動回路。
(3)前記第1のコイルの両端の間のノードに接続された第1のESD保護ダイオードと、
前記第2のコイルの両端の間のノードに接続された第2のESD保護ダイオードと
をさらに具備する前記(2)記載の駆動回路。
(4)前記駆動部は、
前記差動信号および前記非差動信号のいずれかを供給する共用ドライバと、
前記共用ドライバの出力電圧を制御する出力電圧制御部と
を備える前記(2)または(3)に記載の駆動回路。
(5)前記駆動部は、所定の半導体チップに配置され、
前記トランスフォーマーは、前記半導体チップの外部に配置される
前記(4)記載の駆動回路。
(6)前記駆動部は、
前記差動信号を供給する差動ドライバと、
前記非差動信号を供給する非差動ドライバと
を備える前記(2)記載の駆動回路。
(7)前記非差動ドライバの出力端子は、前記第1および第2のコイルのいずれかの両端の間のノードに接続される
前記(6)記載の駆動回路。
(8)前記非差動ドライバの出力端子は、前記第1および第2のコイルのいずれかの前記一端に接続される
前記(7)記載の駆動回路。
(9)前記駆動部は、所定の半導体チップに配置され、
前記トランスフォーマーは、前記半導体チップの外部に配置される
前記(8)記載の駆動回路。
(10)前記複数のコイルは、磁気的に結合された第1、第2および第3のコイルを含み、
前記駆動部は、前記第1のコイルの一端と前記第2のコイルの一端と前記第3のコイルの一端とに前記差動信号を供給し、
前記第2および第3のコイルのそれぞれの前記一端に同相電流を流入させたとき、前記第2および第3のコイルのそれぞれの作る磁束が互いに弱めあう前記(1)記載の駆動回路。
(11)第1および第2の信号線を介して差動信号を受信する受信部をさらに具備し、
前記駆動部は、第1および第2の出力端子を備え、
前記第1のコイルの前記一端は、前記第1の出力端子に接続され、他端は、前記第1の信号線に接続され、
前記第2のコイルの前記一端は、前記第2の出力端子に接続され、他端は、前記第2の信号線に接続される
前記(1)記載の駆動回路。
(12)前記第1および第2のコイルは、所定の巻回軸を共有し、
前記巻回軸の方向から見た際に前記第1のコイルの配線の出力端子に接続される一端から信号線に接続される他端までの前記巻回軸周りの巻回方向は、前記第2のコイルの配線の出力端子に接続される一端から信号線に接続される他端までの前記巻回軸周りの巻回方向と逆方向である
前記(1)記載の駆動回路。
(13)磁気的に結合された複数のコイルが設けられたトランスフォーマーと、
所定の制御信号に従って非差動信号と差動信号とのいずれかを前記トランスフォーマーに供給する駆動部と、
前記制御信号により前記非差動信号および前記差動信号のいずれかを指定して前記駆動部に供給させるロジック回路と
を具備し、
前記複数のコイルは、磁気的に結合された第1および第2のコイルを含み、
前記駆動部は、前記第1のコイルの一端と前記第2のコイルの一端とに接続され、
前記第1および第2のコイルのそれぞれの前記一端に同相電流を流入させたとき、前記第1および第2のコイルのそれぞれの作る磁束が互いに弱めあう固体撮像素子。
【符号の説明】
【0130】
100 撮像装置
110 実装基板
120 伝送路
130 受信部
200 固体撮像素子
201 画素チップ
202 回路チップ
210 画素
220 アナログデジタル変換部
230 ロジック回路
240 シリアライザ
300 駆動回路
305 駆動部
310、320、321 非差動ドライバ
311 インバータ
312~315、353~356 スイッチ
316 pMOSトランジスタ
317 nMOSトランジスタ
330 差動ドライバ
331~333 ドライバ
341 出力電圧制御部
351、352 共用ドライバ
360 トランスフォーマー
361~363 コイル
371~374 ESD保護ダイオード
12031 撮像部