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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2026-01-16
(45)【発行日】2026-01-26
(54)【発明の名称】ワゴン及びデスクシステム
(51)【国際特許分類】
   A47B 31/00 20060101AFI20260119BHJP
   A47B 7/00 20060101ALI20260119BHJP
【FI】
A47B31/00 Z
A47B7/00 Z
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2021171313
(22)【出願日】2021-10-20
(65)【公開番号】P2023061439
(43)【公開日】2023-05-02
【審査請求日】2024-10-15
(73)【特許権者】
【識別番号】000140007
【氏名又は名称】株式会社稲葉製作所
(73)【特許権者】
【識別番号】000152228
【氏名又は名称】株式会社内田洋行
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】柳澤 寿宣
(72)【発明者】
【氏名】中村 健太
(72)【発明者】
【氏名】秋田 美紀
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼澤 彩香
(72)【発明者】
【氏名】鶴 真由子
(72)【発明者】
【氏名】立川 秀樹
【審査官】神尾 寧
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-065525(JP,A)
【文献】特開2004-222874(JP,A)
【文献】特開2005-127366(JP,A)
【文献】特開2002-300927(JP,A)
【文献】特開2020-043911(JP,A)
【文献】特開平08-332121(JP,A)
【文献】特開2020-043953(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 31/00、 7/00
A47B 83/00-87/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
デスクの天板の下に収容可能なワゴンであって、
平面視において略四角形である第1の載置面と、
前記第1の載置面の周囲の隣り合う2辺に沿って鉛直上方に延在する側面と、
前記側面に支持され、前記第1の載置面の鉛直上方に設けられる第2の載置面と、
を備え
前記第2の載置面が、平面視において前記第1の載置面と同一の形状であり、
前記第1の載置面と前記第2の載置面との間は、前記側面以外の部分が開口している
ワゴン。
【請求項2】
前記第1の載置面及び前記第2の載置面は、平面視において長方形であり、
前記第2の載置面は、その周囲に鉛直上方に延在する縁部を有し、
前記縁部は、平面視における前記第2の載置面の短辺上に延在する第1の縁部の高さの方が、前記第2の載置面の長辺上に延在する第2の縁部の高さよりも高い
請求項1に記載のワゴン。
【請求項3】
前記第1の載置面は、平面視において頂点にアールが付けられた角丸四角形であり、
前記側面のうち水平方向の両端部は、それぞれ前記第1の載置面の周囲に沿ってアールが付けられ前記第1の載置面の、他の隣り合う2辺の鉛直上方へ回り込む
請求項1又は2に記載のワゴン。
【請求項4】
前記第1の載置面及び前記第2の載置面は、平面視において長方形であり、
前記側面を構成する部材は上下対称な形状であり、上下方向を逆に取付可能である
請求項1からの何れか一項に記載のワゴン。
【請求項5】
天板と、当該天板を支持する平板状の脚部材とを備えるデスクと、
前記第1の載置面の鉛直下側にキャスターを備える請求項1からの何れか一項に記載のワゴンと、
を備えるデスクシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワゴン及びデスクシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、一側面及び上面が開放されたワゴン本体と、このワゴン本体の上に配設され当該ワゴン本体の前面、他側面及び背面に沿った形状をなす持ち手とを具備するワゴンが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
また、内部に設けられ側方に開口する収容空間と、上面に設けられた物品載置部と、床面を転動可能なキャスターとを有するワゴン本体と、物品載置部の縁部から上方に延在する壁部と、壁部の上端に係止され、壁部の外面に着脱可能に設けられるとともに、被保持物を保持可能なオプション部材とを備えるワゴン装置も提案されている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2020-43953号公報
【文献】特開2021-65525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
オフィス等において、個人の座席が固定されないフリーアドレスを採用する場合、座席の周りには個人の所持品を収納するスペースが不足しがちであった。しかしながら、机上や床面に鞄を置くと、業務効率を低下させたりオフィスの美感を損ねるおそれがある。一方、座席の利用者は必要な荷物を持ち歩くことになるため、鞄は大きくなりがちであった。そこで、本発明は、荷物を出し入れし易いワゴンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るワゴンは、デスクの天板の下に収容可能であり、平面視において略四角形である第1の載置面と、第1の載置面の周囲の隣り合う2辺に沿って鉛直上方に延在する側面と、側面に支持され、第1の載置面の鉛直上方に設けられる第2の載置面とを備える。すなわち、ワゴンは、第1の載置面と第2の載置面との間は、側面以外の部分が開口していてもよい。
【0007】
このようにすれば、ワゴンの側周のうち開口する領域の幅を、平面視におけるワゴン1の対角線の長さと同程度にすることができる。すなわち、上述した側面以外の部分を広く開口させることができ、荷物を出し入れし易いワゴンを提供することができる。
【0008】
また、ワゴンの第1の載置面は、平面視において頂点にアールが付けられた角丸四角形であり、側面のうち水平方向の両端部は、それぞれ第1の載置面の周囲に沿ってアールが付けられ第1の載置面の、他の隣り合う2辺の鉛直上方へ回り込むものであってもよい。側周の四隅にアールが付けられた曲面を有するため、使用者やと接触した場合にも怪我をしにくいといえる。また、側面の水平方向の両端が、それぞれワゴンの側周のうち開口部側へ回り込むようにすれば、側面の強度が向上する。
【0009】
また、ワゴンの第2の載置面は、平面視において第1の載置面と同一の形状であってもよい。このようにすれば、ワゴンの重心がワゴンの中央に近づき、例えばワゴンを移動さ
せるために外力を受けた場合の安定性が向上する。
【0010】
また、ワゴンの第1の載置面及び第2の載置面は、平面視において長方形であり、第2の載置面は、その周囲に鉛直上方に延在する縁部を有し、縁部は、平面視における第2の載置面の短辺上に延在する第1の縁部の高さの方が、第2の載置面の長辺上に延在する第2の縁部の高さよりも高いものであってもよい。すなわち、載置面の周囲には載置物の落下を防止するための縁部が設けられている。また、縁部の高さの差は、ワゴンの使用者に対し、高さの高くなった第1の縁部に手を添え、ワゴンを主として上述した長辺の方向に移動させるように促すようデザインされている。平面視における短辺方向に移動させるよりも、平面視における長辺方向に移動させる方が、外力を受けた場合に重心のバランスを崩しにくいため安定性が高いといえる。
【0011】
また、ワゴンの第1の載置面及び第2の載置面は、平面視において長方形であり、側面を構成する部材は上下対称な形状であり、上下方向を逆に取付可能であってもよい。このようにすれば、側面を構成する部材の取り付け方向により、側面を左右の何れに設けるか選択可能なワゴンを提供できるようになる。
【0012】
また、デスクシステムは、天板と、当該天板を支持する平板状の脚部材とを備えるデスクと、第1の載置面の鉛直下側にキャスターを備える上述したワゴンとを備えるものであってもよい。平板上の脚部材をワゴンの左右のうち開口部側に沿わせて配置することにより、ワゴンに収納された荷物等がデスクの外側から見られにくくなり、外観を向上させることができると共に、使用者のプライバシーを守ることができる。
【0013】
なお、上記課題を解決するための手段の内容は、本発明の課題や技術的思想を逸脱しない範囲で可能な限り組み合わせることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、荷物を出し入れし易いワゴンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、実施形態に係るワゴンを前方斜め上から見た斜視図である。
図2図2は、ワゴンを後方斜め上から見た斜視図である。
図3図3は、ワゴンの六面図である。
図4図4は、ワゴンとデスクとを含むデスクシステムの一例を示す斜視図である。
図5図5は、ワゴンの使用例を示す図である。
図6図6は、変形例に係るワゴンの一例を示す分解斜視図である。
図7図7は、他の変形例に係るワゴンを前方斜め上から見た斜視図である。
図8図8は、他の変形例に係るワゴンの六面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
【0017】
<ワゴン>
図1は、実施形態に係るワゴンを前方斜め上から見た斜視図である。図2は、ワゴンを後方斜め上から見た斜視図である。図3は、ワゴンの六面図である。なお、図1及び図2に方向を示す通り、前後上下左右と呼ぶものとする。すなわち、図3の(A)はワゴンの正面図、図3の(B)はワゴンの右側面図、図3の(C)はワゴンの左側面図、図3の(D)はワゴンの背面図、図3の(E)はワゴンの平面図、図3の(F)はワゴンの底面図である。
【0018】
ワゴン1は、一般的なデスクの天板の下に収容可能な机下収納である。ワゴン1は、略直方体形状であり、平面視においては、正面側及び背面側が短辺に相当し、左右の側面側が長辺に相当する長方形になっている。また、ワゴン1は、下段の棚板に相当する第1の載置面11と、側面12と、上段の棚板に相当する第2の載置面13とを備えている。
【0019】
第1の載置面11は、その上面が平面状の棚板部である。第1の載置面は、平面視において、略四角形であり、図1から図3に示すように角丸四角形であってもよい。すなわち、図示した第1の載置面11は、四隅にアールが付けられた長方形になっている。また、第1の載置面11の周囲の隣り合う2辺に沿って、鉛直上方に側面12が延在している。第1の載置面11の周囲の他の隣り合う2辺には、載置面11の水平方向の周縁に沿って鉛直上方にわずかに突出した縁部111が形成されており、載置される荷物等の転落が抑制される。また、第1の載置面11の底面には、キャスター112を備え、ワゴン1は床面を容易に移動できるようになっている。なお、第1の載置面11の側周部は所定の高さを有し、第1の載置面11の強度を担保すると共にキャスター112が周囲から見え難くなっている。また、第1の載置面11には、例えばクッション性を有する板材又はマット(図示せず)を敷くようにしてもよい。
【0020】
側面12は、平面視において、第1の載置面11の隣り合う2辺に沿ってL字状に屈曲した板状の部材である。本実施形態では、側面12は、ワゴン1の正面側に形成された正面側壁面121とワゴン1の右側面側に形成された右側面側壁面122とを含む。また、第1の載置面11は角丸長方形であり、正面側壁面121と右側面側壁面122との境界には、第1の載置面11の周囲に沿ってアールが付けられた第1の曲面125が形成されている。また、側面12の水平方向の両端は、それぞれ第1の載置面11の周囲に沿ってアールが付けられ第1の載置面11の、他の隣り合う2辺の鉛直上方へわずかに回り込んでいる。具体的には、ワゴン1の正面左側に、第1の載置面11の周囲に沿ってアールが付けられた第2の曲面126が形成されると共に、ワゴン1の左側面側には比較的面積の小さい平面状の第1の端部123が形成されている。また、ワゴン1の背面右側には、第1の載置面11の周囲に沿ってアールが付けられた第3の曲面127が形成されると共に、ワゴン1の背面側には比較的面積の小さい平面状の第2の端部124が形成されている。また、正面側壁面121の上部には、何らかの物品を吊るすことができるフック1211が接続されていてもよい。フック1211は、例えばボルトを用いて、正面側壁面121に形成された貫通孔1212(図3の(D))に取り付けられるものであってもよいし、磁力により正面側壁面121又は右側面側壁面122に着脱可能に取り付けられるものであってもよい。なお、正面側壁面121及び右側面側壁面122は、例えばパンチングメタルのように、フック1211を着脱し得る複数の貫通孔備えるものであってもよい。
【0021】
第2の載置面13は、側面12に支持され、第1の載置面11の鉛直上方に形成されている。第2の載置面13も、その上面が平面状の棚板部であり、本実施形態では平面視において第1の載置面11と同じ形状である。すなわち、第2の載置面13も、平面視において四隅にアールが付けられた長方形である。また、第2の載置面13の側周部は所定の高さを有し、第2の載置面13の強度を担保すると共に、鉛直上方に突出した縁部が形成されており、載置される荷物等の転落が抑制される。第2の載置面13の縁部は、ワゴン1の正面側に形成された正面側縁部131と、ワゴン1の左右にそれぞれ形成された側面側縁部133と、ワゴン1の背面側に形成された背面側縁部135とを含む。ここで、正面側縁部131及び背面側縁部135は、側面側縁部133の中央部よりも高くなっている。そして、側面側縁部133は、その水平方向の端部のうち前側に、後方から前方に向かって高さが高くなる傾斜部132を含む。同様に、側面側縁部133は、その水平方向の端部のうち後ろ側に、前方から後方に向かって高さが高くなる傾斜部134を含む。なお、第2の載置面13の平面視における四隅には第1の載置面11と半径が同一のアール
が付けられており、正面側縁部131と側面側縁部133と背面側縁部135との間は、それぞれ曲面になった隅部136によって接続されている。なお、第2の載置面13にも、例えば第1の載置面11と同様に、板材又はマット(図示せず)を敷くようにしてもよい。また、ワゴン1を脇机のように使用する場合は、第2の載置面13にはデスクの天板と同一の板材を敷くようにしてもよく、このときは板材の上面の高さを例えば側面側縁部133の高さと面一にしてもよい。
【0022】
<デスクシステム>
図4は、ワゴンとデスクとを含むデスクシステムの一例を示す斜視図である。デスクシステム10は、上述したワゴン1及びデスク2を含む。デスク2は、例えば一般的なオフィス用デスクであり、天板21の高さは、床面から700mmから720mm程度である。また、天板21を支持する脚部22は、平板状の部材である。このような脚部22を左側面側に沿わせてワゴン1をデスク2の下に収納すれば、ワゴン1に収納された荷物等がデスク2の外側から見られにくくなる。すなわち、オフィス等の外観を向上させることができると共に、使用者のプライバシーを守ることができる。また、荷物には貴重品が含まれることもあるため、セキュリティの観点からも被収容物を隠すことができると好ましい。なお、ワゴン1は、必ずしも図4に示すようなデスク2と組み合わせなくても、オフィスの壁や柱にワゴン1の開口した側面を沿わせて配置すれば、ワゴン1の被収容物を見られにくくすることができる。
【0023】
図5は、ワゴンの使用例を示す図である。ワゴン1は、その側周のうち左側面と背面に相当する、上述した側面12以外の部分が開口しており、開口する領域の幅は、平面視におけるワゴン1の対角線の長さとほぼ同じである。特にフリーアドレスが採用されたオフィスの利用者は、必要な荷物を持ち歩くことになるため鞄が大きくなりがちであるところ、ワゴン1は、例えば側面のみや背面のみに開口を設ける形状よりも下段(第1の載置面11)への物品の出し入れが容易になっている。図5の例では、ファイル3や鞄4が下段に載置されている。また、特にワゴン1をデスクの下から引き出して使用する場合は、上段(第2の載置面13)は、脇机のように使用することができる。図5の例では、パーソナルコンピュータ6が第2の載置面13に載置されている。また、フック1211には、例えば折り畳み傘5や、図示していない買い物袋などを掛けることができる。このようなワゴン1を利用することで、机上や床面に荷物を置くよりも業務効率を向上させることができるといえる。
【0024】
また、ワゴン1は、第1の載置面11と第2の載置面13とが平面視において同一の形状であると共に、側面12は、平面視において四角形であるワゴン1の周縁の隣り合う2辺に沿って設けられている。よって、ワゴン1は、例えば左右の一方に偏って側面を形成する場合よりも重心がワゴンの中央に位置し、ワゴン1を移動させるために外力を受けた場合の安定性が向上する。また、ほぼ垂直に接続された2つの壁面(正面側壁面121及び右側面側壁面122)に荷物等の被収容物を立てかけて収容することができるため、比較的変形し易い素材の鞄等も形状を維持して収容することができる。
【0025】
また、図1から図3に示したように、第2の載置面13の縁部は、平面視における短辺上に延在する正面側縁部131及び背面側縁部135(「第1の縁部」とも呼ぶ)の高さの方が、平面視における長辺上に延在する側面側縁部133(「第2の縁部」とも呼ぶ)の高さよりも高い。すなわち、ワゴン1の使用者に対し、高さの高くなった第1の縁部に手を添え、ワゴン1を主として前後方向に移動させるように促すようデザインされている。ここで、平面視における短辺方向である左右に移動させるよりも、平面視における長辺方向である前後に移動させる方が、外力を受けた場合に重心のバランスを崩しにくいため安定性が高いといえる。よって、上述した第2の載置面13の縁部の高さの違いによれば、ワゴン1を移動させた場合の転倒を抑制することができるようになる。
【0026】
また、ワゴン1は、その側周の四隅にアールが付けられた曲面を有する。よって、使用者やと接触した場合にも怪我をしにくいといえる。また、側面12の水平方向の両端は、それぞれワゴン1の側周のうち開口部側へわずかに回り込んでいる。このようにすれば、側面12の強度が向上する。
【0027】
<変形例1>
図6は、変形例に係るワゴンの一例を示す分解斜視図である。なお、上述した実施形態と同一の部材には対応する符号を付し、説明を省略する。図6のワゴン1は、第1の載置面11と、側面12と、第2の載置面13とが異なる部材で構成されている。なお、第1の載置面11、側面12、及び第2の載置面13は、例えば図示していないボルトにより接続することができる。また、側面12は、上下方向に対称な形状になっている。よって、側面12は、上下方向を逆向きにして組み立てることができる。上下方向を反対にして側面12を取り付けることにより、ワゴン1の正面側及び左側面側に側面12を設けることができる。すなわち、例えば図4に示したようにワゴン1をデスク2と組み合わせて使用する場合に、図示していない他方の脚部22の左側に、開口した右側面を添わせて配置するのに適した形状になる。このように、上下方向に対称な形状の側面12によれば、左右兼用の製品を提供できるようになる。なお、正面側壁面121の上部と下部に、それぞれフック1211を接続するための貫通孔1212を設けるようにしてもよい。また、第1の載置面11及び第2の載置面13には、それぞれ板材又はマットであるクッション材14が載置されるようにしてもよい。また、第1の載置面11及び第2の載置面13が平面視において同一の形状である場合は、両者に載置するクッション材14を共通化することができる。また、第1の載置面11及び第2の載置面13の形状も共通化し、キャスター112を着脱可能にしてもよい。
【0028】
<変形例2>
図7は、他の変形例に係るワゴンを前方斜め上から見た斜視図である。図8は、他の変形例に係るワゴンの六面図である。なお、図8の(A)はワゴンの正面図、図8の(B)はワゴンの右側面図、図8の(C)はワゴンの左側面図、図8の(D)はワゴンの背面図、図8の(E)はワゴンの平面図、図8の(F)はワゴンの底面図である。なお、上述した実施形態及び変形例1と同一の部材には対応する符号を付し、説明を省略する。
【0029】
本変形例に係る第2の載置面13は、ワゴン1の側周のうち開口側が欠けた略五角形になっている。具体的には、第2の載置面13は、正面側の幅よりも背面側の幅が短く、第2の載置面13の背面側の左端は、第1の載置面11の背面側の左端よりも右側に位置している。また、第2の載置面13の左側面は、傾斜部132後方から背面側の左端に向けて屈曲している。このようにすれば、ワゴン1の側周に設けられる開口の面積を広くとることができ、下段への物品の出し入れが容易になる。なお、側面12のうち第2の端部124の幅は、図1から図3に示した実施形態よりも長くしてもよい。
【0030】
<その他>
上述した実施形態及び変形例の内容は、本発明の課題や技術的思想を逸脱しない範囲で可能な限り組み合わせることができる。また、第2の載置面13は、側面12の上端でなく、鉛直方向の中央寄りに固定可能であってもよい。また、ワゴン1は、3つ以上の載置面(棚板)を備えるものであってもよい。
【符号の説明】
【0031】
1: ワゴン
11: 第1の載置面
111: 縁部
112: キャスター
12: 側面
121: 正面側壁面
1211: フック
1212: 貫通孔
122: 右側面側壁面
123: 第1の端部
124: 第2の端部
125~127: 曲面
13: 第2の載置面
131: 正面側縁部(第1の縁部)
132、134: 傾斜部
133: 側面側縁部(第2の縁部)
135: 背面側縁部(第1の縁部)
136: 隅部
2: デスク
21: 天板
22: 脚部
10: デスクシステム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8