(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2026-01-20
(45)【発行日】2026-01-28
(54)【発明の名称】遊技システム
(51)【国際特許分類】
A63F 7/02 20060101AFI20260121BHJP
A63F 5/04 20060101ALI20260121BHJP
【FI】
A63F7/02 328
A63F7/02 352L
A63F5/04 682
A63F5/04 691A
A63F5/04 691B
(21)【出願番号】P 2025161438
(22)【出願日】2025-09-29
(62)【分割の表示】P 2025083313の分割
【原出願日】2025-01-16
【審査請求日】2025-09-29
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】591085972
【氏名又は名称】日本ゲームカード株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095337
【氏名又は名称】福田 伸一
(74)【代理人】
【識別番号】100174425
【氏名又は名称】水崎 慎
(74)【代理人】
【識別番号】100203932
【氏名又は名称】高橋 克宗
(72)【発明者】
【氏名】小田 直樹
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 義之
【審査官】辻野 安人
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-000619(JP,A)
【文献】特許第7465029(JP,B1)
【文献】特開2007-037801(JP,A)
【文献】特開2019-005334(JP,A)
【文献】特開2006-198263(JP,A)
【文献】特許第7475102(JP,B1)
【文献】特開2006-163702(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
A63F 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
金銭的価値を有する有価価値を変換して借り受けた遊技価値を使用して遊技が可能な遊技機と、遊技者が使用可能な前記有価価値を記憶する有価価値記憶手段の取り扱いが可能な遊技用装置と、前記遊技用装置との通信が可能な管理機能部と、を含む遊技システムであって、
前記遊技用装置および/または前記遊技者が所持する携帯端末は、前記遊技者の操作に基づいて、前記有価価値記憶手段への前記有価価値のチャージを要求するチャージ要求を前記管理機能部へ送信するチャージ要求手段を備え、
前記遊技用装置は、前記管理機能部からのチャージ指示に基づいて、前記有価価値記憶手段への前記有価価値のチャージを実行するチャージ実行手段を備え、
前記管理機能部は、
前記チャージ要求を受け付け、前記遊技者が利用可能な決済手段により決済されたチャージ額分の前記有価価値をチャージさせる前記チャージ指示を、前記有価価値記憶手段を取り扱い中の前記遊技用装置へ送信するチャージ指示手段と、
前記チャージ指示に基づくチャージ額を含むチャージ履歴を、少なくとも遊技者単位で管理するチャージ履歴管理手段と、
前記チャージ履歴から、所定のチャージ制限条件が成立したと判定した場合には、当該チャージ制限条件が成立した前記チャージ履歴に対応する前記遊技者からのチャージを制限するチャージ制限手段と、
前記チャージ制限手段によりチャージが制限されている前記遊技者の前記チャージ履歴から、所定のチャージ制限解除条件が成立したと判定した場合には、当該遊技者に対するチャージの制限を解除するチャージ制限解除手段と、
を備え、
前記管理機能部は、さらに、
前記遊技者がチャージに利用した前記決済手段の種別である決済種別を特定する決済種別特定手段、
を備え、
前記チャージ履歴管理手段は、前記遊技者単位で管理する前記チャージ履歴を、前記決済種別特定手段が特定した前記決済種別毎に管理し、
前記チャージ制限手段は、前記遊技者における前記決済種別毎の前記チャージ履歴から、所定決済種別の前記決済手段による決済で複数日に跨る所定期間内にチャージしたチャージ額の合計が所定上限額に達することを前記チャージ制限条件として判定し、当該チャージ制限条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限条件の判定対象である前記所定決済種別の前記決済手段による決済を用いる前記チャージ要求に対する前記チャージ指示を前記チャージ指示手段に送信させないことで、当該遊技者によるチャージを制限し、
前記チャージ制限解除手段は、
前記チャージ制限手段が前記遊技者によるチャージを制限した後、前記所定期間が経過することを前記チャージ制限解除条件として判定し、当該チャージ制限解除条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限解除条件が成立した前記チャージ履歴に対応する前記所定決済種別の前記決済手段による決済を用いる前記チャージ要求に対する前記チャージ指示を前記チャージ指示手段が送信できるようにすることで、当該遊技者に対するチャージの制限を解除し、
前記決済種別は後払い決済、前払い決済及び即時払い決済を含み、少なくとも前記後払い決済に対応する前記所定上限額が、前記即時払い決済に対応する前記所定上限額よりも低く設定された、
ことを特徴とする遊技システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金銭的価値を有する有価価値を変換して借り受けた遊技価値を使用して遊技が可能な遊技機と、遊技者が使用可能な有価価値を記憶する有価価値記憶手段の取り扱いが可能な遊技用装置と、遊技用装置との通信が可能な管理機能部と、を含む遊技システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、遊技媒体として遊技球を使用する「ぱちんこ遊技機」(以下、「ぱちんこ遊技機」を「パチンコ機」という。)や、遊技媒体として遊技メダルを使用する「回胴式遊技機」(以下、「回胴式遊技機」を「パチスロ機」という。)による遊技では、各遊技機のそれぞれに対応付けて遊技用装置が設置されている。遊技媒体貸出機能を備えた遊技用装置(遊技媒体貸出装置)は、取り扱い中の有価価値記憶手段(例えば、プリペイド式の有価価値記憶媒体やメモリ上の有価価値記憶領域など)に直接あるいは間接的に記憶されている有価価値の引き落としと引き換えに、遊技媒体を遊技者に貸し出し、遊技者はこの遊技媒体を用いて遊技機での遊技が可能となる。
【0003】
また、遊技媒体貸出機能を備えた遊技用装置(遊技媒体貸出装置)、プリペイド式の有価価値記憶媒体を発行する機能を備えた遊技用装置(券売機)によって、遊技者が利用可能な決済手段(例えば、現金や携帯端末を用いたキャッシュレス決済)により決済されたチャージ額分の有価価値を、有価価値記憶手段に加算する「チャージ」処理を実行できれば、遊技者にとっての利便性が高い。キャッシュレス決済を使って、遊技者が必要に応じて有価価値記憶手段に有価価値をチャージすれば、より多くの遊技媒体を借り受けることが可能となり、遊技機での遊技を長時間にわたって楽しむことができる。
【0004】
一方、遊技機による遊技では、遊技者が遊技へ過度にのめり込み、日常生活や社会生活に支障をきたすいわゆるギャンブル等依存症の問題に社会的関心が高まっている。そのため、我が国では、ギャンブル等依存症への対策として「ギャンブル等依存症対策基本法」が施行され、遊技を提供する遊技店等の関係事業者により、ギャンブル等依存症の問題を取り扱う相談機関への支援や、ポスターやステッカー等の掲示物による啓発活動など、依存症の発症予防や再発防止のための種々の取り組みが行われている。
【0005】
ところで、近年、我が国では、クレジットカードやデビットカードによる決済の他、Suica(登録商標)等のICカードに記録されたプリペイド式の電子マネーによる決済や、スマートフォン等の携帯端末を用いたバーコード又はQRコード(登録商標)等の二次元コードによる決済など、現金を使用せずに支払いを行ういわゆるキャッシュレス決済の利用が推し進められている。このような政策は今後産業界全体に普及すると考えられ、プリペイド式の有価価値記憶手段にチャージするための決済手段として、キャッシュレス決済が広く普及すると考えられる。そして、遊技店において、キャッシュレス決済が有価価値記憶手段へのチャージに使える簡易な決済手段として普及した場合、ギャンブル依存の傾向がある遊技者が、遊技中に離席することなく過度な入金をして長時間にわたって遊技を継続してしまう虞があるため、遊技へののめり込み防止という時流に逆行してしまう可能性がある。
【0006】
そこで、特許文献1では、電子マネーとしての機能を有する携帯電話等の無線通信装置による決済が可能であり、遊技媒体の利用金額に関する情報である利用金額情報と、電子マネーの利用限度額に関する情報であって遊技媒体の利用限度額に関する利用限度額情報とを比較した結果に基づいて決済を行う遊技媒体貸出装置(遊技用装置)が提案されている。この遊技媒体貸出装置は、利用金額情報及び利用限度額情報を、無線通信装置又は店舗サーバから取得するため、遊技者が同一店舗内で遊技を行う遊技機を変えたり、異なる店舗で遊技を行ったりした場合でも、無線通信装置による遊技媒体の貸し出しを適切に制限することができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載の遊技媒体貸出装置(遊技用装置)のように、例えば、利用限度額として入金額の上限、例えば、1日に入金できる金額を3万円までとする上限を設けることは一般的であり、遊技へののめり込みを防止するという観点では十分な対策とは言えなかった。特に、遊技者は、遊技を開始する前は冷静でも遊技中は興奮状態になるため、一旦遊技を開始した後は冷静な判断ができなくなり、利用制限のかかった会員としての遊技を止めて、利用制限のかかっていない非会員として現金による遊技を継続してしまうことが考えられる。このように、キャッシュレス決済による金額制限を遊技者に課すだけでは、必ずしも有効なのめり込み防止策とはならないのである。
【0009】
そこで、本発明は、遊技中の行動から遊技者が遊技にのめり込んでいるとみなし得る状態を判定し、その判定結果に基づいて遊技者が耐えられる程度の一時的な制限を行うことで、より効果的なのめり込み防止策を実現できる遊技システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するために、本発明に係る遊技システムは、金銭的価値を有する有価価値を変換して借り受けた遊技価値を使用して遊技が可能な遊技機と、遊技者が使用可能な前記有価価値を記憶する有価価値記憶手段の取り扱いが可能な遊技用装置と、前記遊技用装置との通信が可能な管理機能部と、を含む遊技システムであって、前記遊技用装置および/または前記遊技者が所持する携帯端末は、前記遊技者の操作に基づいて、前記有価価値記憶手段への前記有価価値のチャージを要求するチャージ要求を前記管理機能部へ送信するチャージ要求手段を備え、前記遊技用装置は、前記管理機能部からのチャージ指示に基づいて、前記有価価値記憶手段への前記有価価値のチャージを実行するチャージ実行手段を備え、前記管理機能部は、前記チャージ要求を受け付け、前記遊技者が利用可能な決済手段により決済されたチャージ額分の前記有価価値をチャージさせる前記チャージ指示を、前記有価価値記憶手段を取り扱い中の前記遊技用装置へ送信するチャージ指示手段と、前記チャージ指示に基づくチャージ額を含むチャージ履歴を、少なくとも遊技者単位で管理するチャージ履歴管理手段と、前記チャージ履歴から、所定のチャージ制限条件が成立したと判定した場合には、当該チャージ制限条件が成立した前記チャージ履歴に対応する前記遊技者からのチャージを制限するチャージ制限手段と、前記チャージ制限手段によりチャージが制限されている前記遊技者の前記チャージ履歴から、所定のチャージ制限解除条件が成立したと判定した場合には、当該遊技者に対するチャージの制限を解除するチャージ制限解除手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
また、前記構成において、前記チャージ制限手段は、所定時間内におけるチャージ額の合計が所定上限額に達することを前記チャージ制限条件として判定し、当該チャージ制限条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限条件が成立した前記チャージ履歴に対応する前記遊技者からの前記チャージ要求に対する前記チャージ指示を前記チャージ指示手段に送信させないことで、当該遊技者によるチャージを制限し、前記チャージ制限解除手段は、前記チャージ制限手段が前記遊技者によるチャージを制限した後、所定制限時間が経過することを前記チャージ制限解除条件として判定し、当該チャージ制限解除条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限解除条件が成立した前記チャージ履歴に対応する前記遊技者からの前記チャージ要求に対する前記チャージ指示を前記チャージ指示手段が送信できるようにすることで、当該遊技者に対するチャージの制限を解除してもよい。
【0012】
また、前記構成において、前記管理機能部は、さらに、前記遊技用装置に対応付けて設置されている前記遊技機が属する遊技機属性を特定する遊技機属性特定手段、を備え、前記チャージ履歴管理手段は、前記遊技者単位で管理する前記チャージ履歴を、前記遊技機属性特定手段が特定した前記遊技機属性毎に管理し、前記チャージ制限手段は、前記遊技者における前記遊技機属性毎の前記チャージ履歴から、所定時間内における前記遊技機属性毎のチャージ額の合計が所定上限額に達することを前記チャージ制限条件として判定し、当該チャージ制限条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限条件が成立した前記チャージ履歴に対応する前記遊技者からの前記チャージ要求に対する前記チャージ指示を前記チャージ指示手段に送信させないことで、当該遊技者によるチャージを制限し、前記チャージ制限解除手段は、前記チャージ制限手段が前記遊技者によるチャージを制限した後、所定制限時間が経過することを前記チャージ制限解除条件として判定し、当該チャージ制限解除条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限解除条件が成立した前記チャージ履歴に対応する前記遊技者からの前記チャージ要求に対する前記チャージ指示を前記チャージ指示手段が送信できるようにすることで、当該遊技者に対するチャージの制限を解除してもよい。
【0013】
また、前記構成において、前記管理機能部は、さらに、前記遊技用装置に対応付けて設置されている前記遊技機で使える前記遊技価値の料金である遊技料金を特定する遊技料金特定手段、を備え、前記チャージ履歴管理手段は、前記遊技者単位で管理する前記チャージ履歴を、前記遊技料金特定手段が特定した前記遊技料金毎に管理し、前記チャージ制限手段は、前記遊技者における前記遊技料金毎の前記チャージ履歴から、所定時間内における前記遊技料金毎のチャージ額の合計が所定上限額に達することを前記チャージ制限条件として判定し、当該チャージ制限条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限条件が成立した前記チャージ履歴に対応する前記遊技者からの前記チャージ要求に対する前記チャージ指示を前記チャージ指示手段に送信させないことで、当該遊技者によるチャージを制限し、前記チャージ制限解除手段は、前記チャージ制限手段が前記遊技者によるチャージを制限した後、所定制限時間が経過することを前記チャージ制限解除条件として判定し、当該チャージ制限解除条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限解除条件が成立した前記チャージ履歴に対応する前記遊技者からの前記チャージ要求に対する前記チャージ指示を前記チャージ指示手段が送信できるようにすることで、当該遊技者に対するチャージの制限を解除してもよい。
【0014】
また、前記構成において、前記チャージ制限手段が前記チャージ制限条件の判定に用いる前記所定時間、前記チャージ制限手段が前記チャージ制限条件の判定に用いる前記所定上限額および前記チャージ制限解除手段が前記チャージ制限解除条件の判定に用いる前記所定制限時間、の一部もしくは全てを任意に設定できる設定手段を備えるものであってもよい。
【0015】
また、前記構成において、前記チャージ制限手段は、前記遊技者の前記チャージ履歴から、所定の制限判定開始タイミング以降のチャージ実行回数が所定上限回数に達することを前記チャージ制限条件として判定し、当該チャージ制限条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限条件が成立した前記チャージ履歴に対応する前記遊技者からの前記チャージ要求に対する前記チャージ指示を前記チャージ指示手段に送信させないことで、当該遊技者によるチャージを制限し、前記チャージ制限解除手段は、前記チャージ制限手段が前記遊技者によるチャージを制限した後、所定制限時間が経過することを前記チャージ制限解除条件として判定し、当該チャージ制限解除条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限解除条件が成立した前記チャージ履歴に対応する前記遊技者からの前記チャージ要求に対する前記チャージ指示を前記チャージ指示手段が送信できるようにすると共に、前記所定上限回数を+1更新することで、当該遊技者に対するチャージの制限を解除してもよい。
【0016】
また、前記構成において、前記管理機能部は、さらに、前記遊技者がチャージに利用した前記決済手段の種別である決済種別を特定する決済種別特定手段、を備え、前記チャージ履歴管理手段は、前記遊技者単位で管理する前記チャージ履歴を、前記決済種別特定手段が特定した前記決済種別毎に管理し、前記チャージ制限手段は、前記遊技者における前記決済種別毎の前記チャージ履歴から、所定決済種別の前記決済手段による決済で所定期間内にチャージしたチャージ額の合計が所定上限額に達することを前記チャージ制限条件として判定し、当該チャージ制限条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限条件の判定対象である前記所定決済種別の前記決済手段による決済を用いる前記チャージ要求に対する前記チャージ指示を前記チャージ指示手段に送信させないことで、当該遊技者によるチャージを制限し、前記チャージ制限解除手段は、前記チャージ制限手段が前記遊技者によるチャージを制限した後、所定制限期間が経過することを前記チャージ制限解除条件として判定し、当該チャージ制限解除条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限解除条件が成立した前記チャージ履歴に対応する前記所定決済種別の前記決済手段による決済を用いる前記チャージ要求に対する前記チャージ指示を前記チャージ指示手段が送信できるようにすることで、当該遊技者に対するチャージの制限を解除してもよい。
【発明の効果】
【0017】
本発明の遊技システムによれば、管理機能部が、遊技者が有価価値記憶手段へのチャージを行ったチャージ履歴からチャージ制限条件が成立したと判定した場合、チャージを制限して、遊技者が冷静な判断を行えるようにクールダウンさせ易くなる。しかも、管理機能部は、チャージを制限した後にチャージ制限解除条件が成立したと判定した場合には、その遊技者に対するチャージの制限を解除するので、チャージを制限された遊技者はチャージ制限が解除されるという安心感からそのチャージ制限を受容してクールダウンされ易くなる。よって、チャージ制限が解除された後の遊技者はクールダウンにより冷静な判断を行えるので、有価価値記憶手段へのチャージができるようになっても遊技者は冷静にチャージの可否を判断できることから、過度な遊技へののめり込みを効果的に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本実施形態に係る遊技システムの概略構成図である。
【
図2】遊技機と遊技用装置(遊技媒体貸出装置)と管理機能部とキャッシュレス決済事業者センタと管理装置と携帯端末の概略機能を示す機能ブロック図である。
【
図3】遊技機と遊技用装置(券売機)と管理機能部とキャッシュレス決済事業者センタと管理装置と携帯端末の概略機能を示す機能ブロック図である。
【
図4】管理機能部で管理している遊技者制限管理テーブルの一例を示すイメージ図である。
【
図5】チャージ制限条件およびチャージ制限解除条件が異なる制限種別を例示した制限内容説明図である。
【
図6】管理機能部で管理している決済利用情報管理テーブルの一例を示すイメージ図である。
【
図7】管理機能部で管理している遊技機属性情報管理テーブルの一例を示すイメージ図である。
【
図8】制限種別Aによるチャージ制限制御を行える管理機能部で管理しているチャージ履歴管理テーブルの一例を示すイメージ図である。
【
図9】制限種別B1によるチャージ制限制御を行える管理機能部で管理しているチャージ履歴管理テーブルの一例を示すイメージ図である。
【
図10】遊技媒体貸出装置が取り扱い中の有価価値記憶手段にチャージする過程の一例を示す遊技用装置(遊技媒体貸出装置)と携帯端末と管理機能部との間の通信シーケンス図である。
【
図11】券売機が取り扱い中の有価価値記憶手段にチャージする過程の一例を示す遊技用装置(券売機)と携帯端末と管理機能部との間の通信シーケンス図である。
【
図12】制限種別Aによるチャージ制限条件(基準チャージから1時間以内にチャージ額の合計が3万円)とチャージ制限解除条件(制限開始時刻から30分を経過)でのチャージ制限制御を行える管理機能部を含む遊技システムにて、遊技用装置(遊技媒体貸出装置)が取り扱い中の有価価値記憶手段へのチャージによりチャージ制限が課され、その後にチャージ制限が解除される過程の一例を示す遊技用装置(遊技媒体貸出装置)と携帯端末と管理機能部との間の通信シーケンス図である。
【
図13】制限種別Aによるチャージ制限条件(基準チャージから1時間以内にチャージ額の合計が3万円)とチャージ制限解除条件(制限開始時刻から30分を経過)でのチャージ制限制御を行える管理機能部を含む遊技システムにて、遊技者のチャージ履歴が更新される過程の一例を示すチャージ履歴更新過程説明図である。
【
図14】制限種別D1によるチャージ制限条件(3回目以降のチャージ)とチャージ制限解除条件(制限開始時刻から30分を経過)でのチャージ制限制御を行える管理機能部を含む遊技システムにて、遊技者が使用可能な有価価値記憶手段を取り扱い中の遊技用装置(遊技媒体貸出装置)でチャージが制限され、その後にチャージ制限が解除される過程の一例を示す遊技用装置(遊技媒体貸出装置)と携帯端末と管理機能部との間の通信シーケンス図である。
【
図15】制限種別D2によるチャージ制限条件(毎回のチャージ)とチャージ制限解除条件(初回制限開始時刻から30分を経過、2回以降制限開始時刻から60分を経過)でのチャージ制限制御を行える管理機能部を含む遊技システムにて、遊技者が使用可能な有価価値記憶手段を取り扱い中の遊技用装置(遊技媒体貸出装置)でチャージが制限され、その後にチャージ制限が解除される過程の一例を示す遊技用装置(遊技媒体貸出装置)と携帯端末と管理機能部との間の通信シーケンス図である。
【
図16】制限種別E1によるチャージ制限条件(後払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計が10万円)とチャージ制限解除条件(制限開始月の末日を経過)でのチャージ制限制御を行える管理機能部を含む遊技システムにおいて、遊技者が使用可能な有価価値記憶手段を取り扱い中の遊技用装置(遊技媒体貸出装置)でチャージが制限され、その後にチャージ制限が解除される過程の一例を示す遊技用装置(遊技媒体貸出装置)と携帯端末と管理機能部との間の通信シーケンス図である。
【
図17】制限種別E1によるチャージ制限条件(後払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計が10万円)とチャージ制限解除条件(制限開始月の末日を経過)および制限種別E2によるチャージ制限条件(即時払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計が50万円)とチャージ制限解除条件(制限開始月の末日を経過)でのチャージ制限制御を行える管理機能部を含む遊技システムにおいて、遊技者が使用可能な有価価値記憶手段を取り扱い中の遊技用装置(遊技媒体貸出装置)にて制限種別毎にチャージが制限され、その後にチャージ制限が解除される過程の一例を示す遊技用装置(遊技媒体貸出装置)と携帯端末と管理機能部との間の通信シーケンス図である。
【
図18】制限種別E1によるチャージ制限条件(後払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計が10万円)とチャージ制限解除条件(制限開始月の末日を経過)または制限種別E2によるチャージ制限条件(即時払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計が50万円)とチャージ制限解除条件(制限開始月の末日を経過)でのチャージ制限制御を行える管理機能部を含む遊技システムにおいて、遊技者が使用可能な有価価値記憶手段を取り扱い中の遊技用装置(遊技媒体貸出装置)にて何れか一方の制限種別のチャージ制限条件成立によりチャージが制限され、その後にチャージ制限が解除される過程の一例を示す遊技用装置(遊技媒体貸出装置)と携帯端末と管理機能部との間の通信シーケンス図である。
【
図19】制限種別E4によるチャージ制限条件(後払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計と即時払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計との合算値が20万円)とチャージ制限解除条件(制限開始月の末日を経過)でのチャージ制限制御を行える管理機能部を含む遊技システムにおいて、遊技者が使用可能な有価価値記憶手段を取り扱い中の遊技用装置(遊技媒体貸出装置)でチャージが制限され、その後にチャージ制限が解除される過程の一例を示す遊技用装置(遊技媒体貸出装置)と携帯端末と管理機能部との間の通信シーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、添付図面に基づいて、本発明に係る遊技システム1の実施形態を詳細に説明する。
図1に示すように、遊技システム1は、複数の遊技店10とチャージ管理センタ20が接続されることで、利用可能となる。また、各遊技店10は、前もってチャージ(プリペイド)された有価価値(金銭的価値を有する電子的な価値情報)を用いて遊技媒体を貸し出すプリペイドシステムを導入するためにプリペイド決済センタ30とも接続されており、遊技者が利用可能な決済手段により決済された金額分の有価価値を有価価値記憶手段(後に詳述)にチャージできる。決済手段としては、現金払いのほかに、様々なキャッシュレス決済も含まれ、例えば、遊技者が所持する携帯端末40にて遊技用アプリケーションプログラム(以下、単に「遊技用アプリ」という)を立ち上げて所定手順によるチャージ要求を行うことに基づいて、キャッシュレス決済で有価価値記憶手段に有価価値をチャージすることが可能となる。なお、遊技用アプリは、携帯端末40にインストールされるアプリケーションプログラムに限らず、携帯端末40のWebブラウザ上で動作するWebアプリ(Webの仕組みを活用したアプリケーションソフトウェア)であっても良い。また、携帯端末40は、遊技者が通信キャリアと契約して所有しているもの等に限らず、遊技店10内でのサービスを利用しようとする遊技者がその遊技店10内で所持しているものであれば、遊技店10から借り受けたもの等であっても構わない。
【0020】
各遊技店10には、複数の遊技機11が設置され、各遊技機11と対応させて遊技用装置12としての遊技媒体貸出装置13が設置され、遊技媒体貸出装置13が備える遊技価値付与機能により、有価価値記憶手段(有価価値が直接書き込まれるプリペイド媒体50、あるいはプリペイド決済センタ30や後述する管理装置などで管理されているプリペイド口座(プリペイド媒体50毎の有価価値を記憶する電子的な記憶領域)の有価価値を遊技用装置12内で取り扱うためにプリペイド口座から取得した有価価値を記憶するメモリ上の有価価値記憶領域)に記憶されている有価価値を消費した対価である遊技価値としての遊技媒体を遊技機11に付与し、付与された遊技媒体を用いて遊技機11で遊技を行うことができる。また、各遊技店10には、遊技用装置12としての券売機14が設置され、有価価値を直接書き込んで管理する有価価値記憶手段としてのプリペイド媒体50、あるいはプリペイド決済センタ30や管理装置にてプリペイド口座が管理されるプリペイド媒体50を新規に発行したり、遊技者の所有するプリペイド媒体50に有価価値をチャージしたりできる。なお、遊技用装置12としての遊技媒体貸出装置13においても、プリペイド媒体50や有価価値記憶領域に有価価値をチャージできる。
【0021】
有価価値記憶手段として用いるプリペイド媒体50の有価価値を管理する方法としては、有価価値をプリペイド媒体50に直接書き込んで管理するものと、プリペイド媒体50のカードIDに紐付いたプリペイド口座をプリペイド決済センタ30や遊技店10内の管理装置にて管理するものがある。また、プリペイド媒体50には、有価価値の管理方式の違いだけでなく、利用対象の遊技機11に応じて異なるもの、例えば、パチンコ機に接続された遊技用装置12に挿入して使用できるICカード51や、パチスロ機に接続された遊技用装置12に挿入して使用できるICコイン52がある。さらに、プリペイド媒体50としては、特定の遊技店10やその系列店において共通する遊技者ID(個人情報が特定されている遊技者を特定するユニーク情報)の付与された遊技者が所有する会員カード(以下、単に「会員用のプリペイド媒体50」という)と、その遊技店10で当日中の使用に限定されて不特定の遊技者に発行される一般カード(以下、単に「非会員用のプリペイド媒体50」という)がある。また、プリペイド媒体50であるICカード51やICコイン52には、それぞれカードID(プリペイド媒体50を一意に特定できるユニーク情報)が付与されており、有価価値記憶手段としてのプリペイド媒体50や有価価値記憶領域における有価価値のチャージ履歴を、後述する管理機能部100にて管理できる。
【0022】
なお、有価価値記憶手段としてのプリペイド媒体50にチャージした有価価値を使い切らずに遊技機11での遊技を終了する場合、残った有価価値(以下、単に「残有価価値」という)が書き込まれたプリペイド媒体50を遊技用装置12から排出して遊技者に返却する。一方、有価価値記憶手段としての有価価値記憶領域にチャージした有価価値を使い切らずに遊技機11での遊技を終了する場合、プリペイド媒体50のカードIDに紐付いたプリペイド口座と残有価価値を同期させ、有価価値記憶領域の残有価価値をクリアした後、プリペイド媒体50を遊技用装置12から排出して遊技者に返却する。
【0023】
また、携帯端末40で利用できるキャッシュレス決済の支払い機能を用いれば、キャッシュレスで遊技用装置12が取り扱い中の有価価値記憶手段に有価価値をチャージできる。なお、キャッシュレス決済によるチャージ(以下、単に「キャッシュレスチャージ」という)を可能にするためには、チャージ管理センタ20と中継装置16によって実現される管理機能部100の処理動作、および、チャージ管理センタ20とキャッシュレス決済事業者センタ60との決済処理動作が重要となる。
【0024】
遊技店10内では、HUB15を介して中継装置16(後に詳述)や管理装置17(遊技店10内の遊技機11や遊技用装置12を統括的に管理する装置)が接続されている。なお、管理装置17は、遊技店10内の諸情報を統括的に管理できるよう、会員管理装置や売上管理装置などの機能を一体に備えるものとしたが、管理装置17とは別に会員管理装置や売上管理装置などを設けても良い。会員管理装置は、会員登録された遊技者の個人情報を含む会員情報(例えば、会員番号)を、遊技者が所持するプリペイド媒体50のカードIDや遊技者が所持する携帯端末40の携帯ID等と紐付けて管理するものである。売上管理装置は、遊技者が遊技している遊技機11に対応して設置された遊技用装置12が取り扱い中の有価価値記憶手段に記憶されている有価価値を遊技に使用可能な遊技価値(実体のある遊技球や遊技メダル等の遊技媒体のほか、遊技球や遊技メダルの数量として取り扱われる電子データを含む)に変換したとき、変換分の有価価値を店の売上として管理するものである。また、遊技者が使用可能な有価価値記憶手段に有価価値がチャージされたチャージ額は、管理装置17からプリペイド決済センタ30へ送信され、この遊技店10におけるチャージ額として管理される。
【0025】
遊技店10に設置される遊技機11には、遊技に用いる遊技媒体の違いから、パチンコ機やパチスロ機がある。パチンコ機では、遊技球を遊技媒体として用い、遊技球を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う。遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、遊技進行によって遊技球が入賞領域を通過すると、所定個数の遊技球が賞遊技媒体として遊技者に付与され、獲得遊技媒体数として計数される。一方、パチスロ機では、遊技メダルを遊技媒体として用い、遊技メダルの投入により回胴リールを回転させ、停止ボタンの操作あるいは時間経過によりリールが停止するような遊技進行となる。そして、リール図柄の停止状況が賞に該当していれば、所定枚数の遊技メダルが賞遊技媒体として遊技者に付与され、獲得遊技媒体数として計数される。遊技球を遊技媒体とするパチンコ機には、遊技媒体として遊技球を貸し出す制御が可能な遊技用装置12が接続され、遊技メダルを遊技媒体とするパチスロ機には、遊技媒体として遊技メダルを貸し出す制御が可能な遊技用装置12が接続される。
【0026】
なお、遊技機11において、遊技に消費した消費遊技媒体数と遊技結果として獲得した獲得遊技媒体数は、実体のある遊技球や遊技メダルを実際に計数して管理する手法に限定されるものではなく、消費遊技媒体数や獲得遊技媒体数を電子情報として扱い、演算により計数管理する手法でも構わない。
【0027】
遊技店10にて各遊技機11に対応させて設置されている遊技用装置12としての遊技媒体貸出装置13が、遊技者が所持するプリペイド媒体50に有価価値を直接書き込んで有価価値を管理するように有価価値記憶手段を取り扱うか、プリペイド媒体50のカードIDに紐付いたプリペイド口座の有価価値をプリペイド決済センタ30や管理装置17から取得し、メモリ上の有価価値記憶領域にて有価価値を管理するように有価価値記憶手段を取り扱うかは、遊技店10が導入しているプリペイドシステムによって異なる。また、プリペイド媒体50の新規発行や遊技者が既に所有しているプリペイド媒体50へのチャージに特化した遊技用装置12としての券売機14が設置された遊技店10で、プリペイド媒体50に有価価値を直接書き込んで有価価値を管理するプリペイドシステムを導入している場合、券売機14は、決済されたチャージ額分の有価価値を新規に発行するプリペイド媒体50または遊技者が既に所有しているプリペイド媒体50に直接書き込んでチャージするように有価価値記憶手段を取り扱う。一方、プリペイド媒体50のカードIDに紐付いたプリペイド口座にて有価価値を管理するプリペイドシステムが導入されている遊技店10に設置された券売機14においては、有価価値を管理するような有価価値記憶手段の取り扱いは行わず、プリペイド決済センタ30や管理装置17で管理されるプリペイド媒体50のカードIDに紐付いたプリペイド口座に対して有価価値のチャージを要求する。なお、券売機14においては、会員登録をしていない遊技者が現金RMを投入することで、投入金額分の有価価値をチャージした非会員用のプリペイド媒体50を発行することもできる。また、遊技店10が発行した会員カードを遊技者が所持しているなど、この遊技者の会員番号が特定できる場合には、遊技者IDと紐付けた会員用のプリペイド媒体50を新規に発行できるようにしても良い。
【0028】
上述したように、遊技用装置12としての遊技媒体貸出装置13や券売機14は、遊技者が使用可能な有価価値記憶手段(プリペイド媒体50や有価価値記憶領域)を取り扱うことが出来るので、取り扱い中の有価価値記憶手段へのチャージを実行可能である。そのためには、チャージ実行のサービスに対する対価の支払いとして決済が必要であり、本遊技システム1では、有価価値記憶手段へのチャージ実行に対する決済手段として、現金支払いによる決済だけでなく、現金を使わないキャッシュレス決済を利用できる。
【0029】
キャッシュレス決済の決済種別は、後払い決済、即時払い決済、前払い決済の三種類に大別される。後払い決済は、クレジットカードに代表され、カード会社が支払いを立て替えることでサービスの提供を受け、一定期間の後にサービス利用者がカード会社に支払う決済方法である。なお、二次元コードや一次元コードを使ったコード決済のうち、クレジットによる支払いが設定されているものは後払い決済に該当する。即時払い決済は、銀行系のデビットカードに代表され、サービスの提供と同時に銀行口座の残高から支払う決済方法である。前払い決済は、プリペイドカードやチャージ式の電子マネーに代表され、既に支払った金額分から利用額が差し引かれる決済方法である。なお、二次元コードや一次元コードを使ったコード決済のうち、決済用口座への入金が事前に必要なものは前払い決済に該当する。
【0030】
携帯端末40で利用可能な決済手段によるキャッシュレス決済は、管理機能部100のチャージ管理センタ20がキャッシュレス決済事業者センタ60と決済情報をやり取りすることで成立し、遊技用装置12が取り扱い中の有価価値記憶手段に、決済されたチャージ額分の有価価値をチャージできる。なお、携帯端末40によって利用可能な決済手段は、管理装置17が管理する会員情報やチャージ管理センタ20が管理する決済手段管理情報などに予め設定しておくことで、その決済手段が自動的に使用されるようにしても良いし、携帯端末40に立ち上げた遊技用アプリから利用する決済手段を選択出来るようにしても良い。
【0031】
また、携帯端末40から要求されたチャージの対象である有価価値記憶手段を取り扱い中の遊技用装置12は、管理機能部100が携帯端末40と紐付けて管理しても良いが、複数の遊技店10から頻繁に送信される携帯端末40と遊技用装置12との対応情報を管理機能部100が管理し続けると、その処理負担が大きい。そこで、本遊技システム1では、携帯端末40からのチャージ要求に遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13)を一意に特定できるユニーク情報(例えば、遊技店10を特定できる店舗IDと、店舗内の各遊技機11を特定できる台番号)を含ませて、管理機能部100に知らせるようにした。
【0032】
先ず、チャージの対象である遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13あるいは券売機14)を遊技者が操作することで、遊技用装置12は、自装置に設定された固有の遊技用装置特定情報(例えば、台番号)と自装置が設置された遊技店10の遊技店特定情報(例えば、店舗ID)を含む光学的に読取可能なコード(例えば、二次元コード2DC)を生成して表示パネル等の表示部に表示する。なお、光学的に読取可能なコードの種類は特に限定されず、例えば、一次元コードであるバーコード、このバーコードを縦に積み重ねたようなスタック型二次元コード、QRコード(登録商標)に代表されるマトリクス型二次元コード等、必要なデータ容量に応じて、適切なコードを使えば良い。遊技用装置特定情報は、本遊技システム1を利用する各遊技店10内で管理されている全ての遊技用装置12を一意に特定できる情報であれば、各遊技店10において任意に割り振られた英数字等の管理番号でも良いし、メーカーからの出荷時に付された個体識別番号などでも良いが、遊技用装置12が接続されている遊技機11の台番号に対応させておけば、遊技用装置特定情報を遊技店10における各遊技機11の台番号として扱えるので、利便性が高い。なお、遊技用装置12に付された遊技用装置特定情報が、全ての遊技店10において重複しない固有の情報であれば、遊技店特定情報を敢えて送信する必要は無いが、その場合、特定の遊技用装置12が設置されている遊技店10の中継装置16を特定できる管理情報がチャージ管理センタ20に必要である。
【0033】
続いて、遊技者が携帯端末40の遊技用アプリを操作することに基づいて、遊技用装置12の表示部に表示された光学的に読取可能なコード(以下では、二次元コード2DCとして説明する)から遊技用装置特定情報および遊技店特定情報を取得する。二次元コード2DCを読み取って解析する機能は、標準的な携帯端末40に備わっており、遊技用アプリから利用できる。また、携帯端末40は、遊技用装置特定情報および遊技店特定情報に加えて、携帯端末40を特定する情報(例えば、端末ID)、チャージ額、利用する決済手段等を含めたチャージ要求情報を管理機能部100のチャージ管理センタ20へ送信する。なお、チャージ額や利用する決済手段等の情報は、必ずしも携帯端末40で入力する必要は無く、遊技用装置12にて入力しておき、二次元コード2DCに含ませて携帯端末40が取得できるようにしても良い。
【0034】
このように、遊技用装置12と遊技者が所持する携帯端末40とが協働することで、「遊技者の操作に基づいて、有価価値記憶手段への有価価値のチャージを要求するチャージ要求を管理機能部100へ送信するチャージ要求手段」としての機能を実現できる。なお、現金RMによる決済が可能な券売機14である遊技用装置12にプリペイド媒体50を挿入し、携帯端末40によるキャッシュレス決済を使わずに現金RMで決済する場合、遊技用装置12が単独でチャージ要求手段として機能する。また、チャージの対象である有価価値記憶手段を取り扱い中の遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13)を特定できる情報が既に携帯端末40に保存されている場合、携帯端末40を単独でチャージ要求手段として機能させても良い。
【0035】
携帯端末40から送信されたチャージ要求を受け付けた管理機能部100は、遊技者が利用可能な決済手段として指示した決済手段に応じたキャッシュレス決済事業者センタ60と決済情報のやり取りを行い、決済が成立すると、決済されたチャージ額分の有価価値を有価価値記憶手段にチャージさせるチャージ指示を、チャージ要求にて指示された遊技用装置12(チャージ対象の有価価値記憶手段を取り扱い中の遊技用装置12)へ送信する。すなわち、管理機能部100は、「チャージ要求を受け付け、遊技者が利用可能な決済手段により決済されたチャージ額分の有価価値をチャージさせるチャージ指示を、有価価値記憶手段を取り扱い中の遊技用装置12へ送信するチャージ指示手段」としての機能を備える。
【0036】
管理機能部100からチャージ指示を受けた遊技用装置12は、チャージ指示に基づいて、取り扱い中の有価価値記憶手段(プリペイド媒体50あるいは有価価値記憶領域)への有価価値のチャージを実行する。すなわち、遊技用装置12は、「管理機能部100からのチャージ指示に基づいて、有価価値記憶手段への有価価値のチャージを実行するチャージ実行手段」としての機能を備える。ここで、チャージの実行とは、ICカード51やICコイン52に書き込まれている有価価値を書き替える動作、あるいは遊技用装置12が自装置内で管理している有価価値記憶領域の有価価値を更新する動作である。
【0037】
また、チャージを実行した遊技用装置12は、プリペイド決済センタ30が必要な情報として、取り扱い中の有価価値記憶手段に対するチャージ情報(例えば、有価価値記憶手段を特定できるカードID、チャージ額、チャージ実行日時など)を管理装置17へ送信する。なお、遊技用装置12における有価価値記憶領域の有価価値は、遊技機11での遊技終了時に管理装置17へ送信して、プリペイド媒体50のカードIDに紐付いたプリペイド口座に管理を委ね、そのプリペイド媒体50を排出して遊技者に返却する。また、有価価値をプリペイド媒体50に直接書き込む遊技用装置12では、遊技機11での遊技終了時に、有価価値の書き込まれたプリペイド媒体50を排出して遊技者に返却する。
【0038】
上述したように、本遊技システム1では、キャッシュレス決済を含む多様な決済手段を用いて有価価値記憶手段へのチャージを行えるので、遊技者の利便性が高い反面、遊技者が過剰に遊技にのめり込んでしまう危険性もある。そこで、本遊技システム1の管理機能部100は、「チャージ指示に基づくチャージ額を含むチャージ履歴を、少なくとも遊技者単位で管理するチャージ履歴管理手段」と、「チャージ履歴から、所定のチャージ制限条件が成立したと判定した場合には、当該チャージ制限条件が成立したチャージ履歴に対応する遊技者からのチャージを制限するチャージ制限手段」と、「チャージ制限手段によりチャージが制限されている遊技者のチャージ履歴から、所定のチャージ制限解除条件が成立したと判定した場合には、当該遊技者に対するチャージの制限を解除するチャージ制限解除手段」と、を備えるものとした。
【0039】
すなわち、管理機能部100においては、チャージ履歴管理手段が各遊技者のチャージ履歴を管理し、遊技者が有価価値記憶手段へのチャージを行ったチャージ履歴からチャージ制限手段がチャージ制限条件の成立を判定した場合、当該遊技者に対してチャージを制限して、遊技者が冷静な判断を行えるようにクールダウンさせ易くなる。しかも、チャージ制限手段がチャージを制限した後に、チャージ制限解除手段がチャージ制限解除条件の成立を判定した場合には、その遊技者に対するチャージの制限を解除するので、チャージを制限された遊技者はチャージ制限が解除されるという安心感からそのチャージ制限を受容してクールダウンされ易くなる。よって、チャージ制限が解除された後の遊技者はクールダウンにより冷静な判断を行えるので、有価価値記憶手段へのチャージができるようになっても遊技者は冷静にチャージの可否を判断できることから、過度な遊技へののめり込みを効果的に抑制できる。
【0040】
次に、
図2を参照して、遊技機11と遊技用装置12(各遊技機11に対応して設置される遊技媒体貸出装置13)と管理機能部100(中継装置16およびチャージ管理センタ20)とキャッシュレス決済事業者センタ60と遊技店10内の管理装置17と遊技者が所持する携帯端末40の概略構成を説明する。
【0041】
遊技機11は、遊技制御を行うための制御部11aと、遊技用装置12との通信を行うための遊技用装置通信部11bを備える。遊技機11から遊技用装置12へは、遊技進行に伴って発生あるいは変化する各種の遊技情報が出力され、遊技用装置12から遊技機11へは、遊技に使用できる遊技媒体を貸し出すための貸出情報が出力される。
【0042】
上述した遊技機11より遊技情報を受信する遊技用装置12は、遊技媒体の貸出などの主要機能を制御する制御部12aと、遊技機11との通信を行う遊技機通信部12bと、管理機能部100(具体的には、遊技店10内の中継装置16)との通信を制御する管理機能部通信部12cと、管理装置17との通信を制御する管理装置通信部12dとを備え、遊技機11での遊技を行う遊技者が使用する有価価値記憶手段12e(有価価値が書き込まれているプリペイド媒体50、あるいはプリペイド媒体50のカードIDに紐付けてプリペイド決済センタ30や管理装置17などで管理されているプリペイド口座の有価価値を遊技用装置12で取り扱うためにプリペイド口座から取得した有価価値を記憶するメモリ上の有価価値記憶領域12e1)を取り扱う。例えば、遊技者による遊技媒体貸出要求に基づいて、取り扱い中の有価価値記憶手段12eから有価価値の一部または全部を消費して遊技価値に変換し、遊技機11に付与する。また、遊技者が表示画面のメニュー操作でチャージを選択すると二次元コード2DCが表示され、遊技者の所持する携帯端末40によるコード読取を促し、携帯端末40にて適正なチャージ要求が行われると、管理機能部100から決済情報としてチャージ指示やチャージ額を受けるので、指示されたチャージ額に相当する有価価値を有価価値記憶手段12eに加算して、チャージを実行する。遊技用装置12は、チャージを実行すると、決済情報としてチャージが完了した旨を管理機能部100へ送信すると共に、管理装置17へ決済情報としてチャージ額等のプリペイド情報を送信する。
【0043】
管理装置17は、遊技店10内に設置された全ての遊技機11や遊技用装置12を管理したり売上を管理したりする機能を備え、その管理機能を制御する制御部17aと、管理対象の遊技用装置12との通信を制御する遊技用装置通信部17bを備える。また、管理装置17は、各遊技用装置12から送信されたプリペイド情報をプリペイド決済センタ30へ送信する機能も備える。
【0044】
携帯端末40は、通信機能やアプリケーションプログラムの動作機能を統括的に制御する制御部40aと、無線LANやキャリア通信などの通信を制御する通信部40bと、任意のキャッシュレス決済手段(少なくとも、後払い決済、即時払い決済および前払い決済の内、1種類以上の決済手段)を利用するための決済利用情報やセキュリティ機能を含む決済利用部40cを備える。また、携帯端末40は、遊技用装置12の表示部に表示された二次元コード2DCを復号して台番号や店舗IDを取得し、管理機能部100へチャージ要求を送信する。
【0045】
管理機能部100は、管理対象の遊技店10における遊技用装置12や遊技者が所持する携帯端末40からの有価価値の消費及びチャージに関する決済情報を受けて処理する制御部100aと、制御部100aにおける制御処理に必要な種々の情報を記憶・更新して適切に管理する情報管理部100bと、キャッシュレス決済事業者センタ60との通信を行う決済事業者センタ通信部100cと、遊技用装置12との通信を制御する遊技用装置通信部100dと、携帯端末40との通信を制御する携帯端末通信部100eとを備える。管理機能部100は、遊技用装置12あるいは携帯端末40からのチャージ要求を受けると、要求されたチャージの可否を判定して、チャージ可能であればチャージを指示し、チャージ不可であればチャージ制限をかけ、その後にチャージ制限解除条件が成立すればチャージ制限を解除する。管理機能部100にて各遊技者に対するチャージ管理を行うことで、過剰な遊技へののめり込みを抑制するのである。また、管理機能部100は、チャージ要求にて指定された決済手段による決済を行うために、キャッシュレス決済事業者センタ60と決済情報のやり取りを行う。また、制御部100aによって、前述したチャージ制限手段100a1の機能およびチャージ制限解除手段100a2の機能を実現し、情報管理部100bによって、チャージ履歴管理手段100b1の機能を実現する。
【0046】
キャッシュレス決済事業者センタ60は、クレジットカード会社、銀行、コード決済会社、電子マネー提供会社などがネットワークを介してキャッシュレス決済を行うために用いる管理サーバ等であり、カード番号と暗証番号などでキャッシュレス決済を行うための制御を行う制御部60aと、個々の会員情報などを管理する情報管理部60bと、管理機能部100との通信を制御するための管理機能部通信部60cとを備える。
【0047】
一方、遊技用装置12が、遊技機11に接続されない券売機14の場合には、
図3に示すように、有価価値記憶手段12eへ有価価値を加算するチャージのみを行い、遊技媒体の貸出は行わない。また、決済手段として現金RMによる支払いが可能な券売機14の場合には、遊技店10に会員登録されていない非会員でも有価価値のチャージされたプリペイド媒体50を発行することが出来る。例えば、非会員である遊技者が券売機14における表示画面のメニュー操作で新規発行および発行額を選択すると、現金の投入が促される。入金を確認した券売機14は、管理機能部100へ決済情報として入金額とプリペイド媒体50のカードIDを送信し、管理機能部100からチャージ指示を受けると、入金額相当の有価価値をチャージしたプリペイド媒体50を排出し、このプリペイド媒体50を有価価値記憶手段12eとして遊技者が利用可能となる。このように、現金による決済で発行された非会員の有価価値記憶手段12eに対してもカードIDが付されており、管理機能部100がそのカードIDが付されたプリペイド媒体50をチャージ制限の管理対象とすれば、キャッシュレスチャージを利用しない非会員の遊技者に対しても過剰な遊技へののめり込みを抑制できる。
【0048】
無論、会員が所持するプリペイド媒体50を券売機14に挿入すれば、プリペイド媒体50へのチャージが可能である。なお、プリペイド媒体50を所持する遊技者が会員情報として携帯端末40の携帯IDを登録していた場合には、その携帯IDに紐付いたキャッシュレス決済手段を使ってチャージを行うことができる。例えば、遊技者が券売機14における表示画面のメニュー操作でキャッシュレスチャージを選択すると二次元コード2DCが表示され、遊技者の所持する携帯端末40によるコード読取を促し、携帯端末40にて適正なチャージ要求が行われると、管理機能部100から決済情報としてチャージ指示やチャージ額を受けるので、指示されたチャージ額に相当する有価価値を有価価値記憶手段12eにチャージして、チャージ済みのプリペイド媒体50を遊技者に返却する。券売機14は、チャージを実行すると、決済情報としてチャージが完了した旨を管理機能部100へ送信すると共に、管理装置17へ決済情報としてチャージ額等のプリペイド情報を送信する。
【0049】
上述したように構成される遊技システム1では、キャッシュレス決済による有価価値のチャージを可能にして、遊技者の利便性を高めると共に、管理機能部100によるチャージ管理によって、遊技者が過剰に遊技にのめり込むことを抑制できる。そのために、管理機能部100では、各遊技者のチャージ履歴を適切に管理する必要がある。以下、様々な情報を管理するための管理テーブルの一例について説明する。
【0050】
図4に示すのは、管理機能部100で管理している遊技者制限管理テーブルの一例を示すイメージ図である。この遊技者制限管理テーブルでは、遊技者の遊技者IDに紐付いた会員番号と生体認証情報とカードIDと携帯IDとチャージ制限の有無を管理する。本遊技システム1では、遊技者ののめり込みを抑制するためのチャージ制限を行うために、遊技者全てに割り振られた遊技者IDに紐付いた諸情報から遊技者個人を特定してチャージ制限の管理を行う。この遊技者IDに対して、遊技店などで登録された会員カードの会員番号、遊技者個人を特定できる生体認証情報、プリペイド媒体50のカードID、携帯端末40を特定できる携帯IDを紐付けるように登録しておくことで、後述するように、有価価値のチャージに関して様々なサービスの利用が可能となる。また、遊技者制限管理テーブルで遊技者IDごとに、その遊技者がチャージ制限の適用対象であるか否かを設定しておくことで、遊技へののめり込みが懸念される遊技者はチャージ制限の適用対象とし、優良の遊技者であってのめり込み抑制のためのチャージ制限を行う必要がないと想定される遊技者はチャージ制限の対象外に設定することで、監視対象から除外する運用も可能である。また、当日に限って利用できるプリペイド媒体50を有価価値記憶手段12eとして使う非会員で携帯端末40の携帯IDを登録しない遊技者であっても、遊技者IDが付されるので、この遊技者制限管理テーブルにてチャージ制限の管理を行うことができる。
【0051】
本遊技システム1にてチャージ制限を行う遊技店10にて遊技を行う遊技者には、全て遊技者IDが付与され、遊技者が使用するチャージ方法に応じた情報から遊技者IDを特定できれば、そのチャージ方法による有価価値のチャージが可能となる。
【0052】
例えば、遊技者IDと携帯端末40の携帯IDが紐付けられている遊技者が、会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1に携帯端末40を用いたキャッシュレスチャージを行う場合、その携帯端末40の携帯IDから遊技者IDを特定できるので、携帯端末40を用いたキャッシュレスチャージにより、会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1にチャージできる。また、この遊技者IDの遊技者が、会員用のプリペイド媒体50を使わずに、非会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1に携帯端末40を用いたキャッシュレスチャージを行う場合、その携帯端末40の携帯IDから遊技者IDを特定できるので、携帯端末40を用いたキャッシュレスチャージにより、非会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1にチャージできる。また、この遊技者IDの遊技者が、携帯端末40を用いたキャッシュレスチャージを使わずに、会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1に現金RMによる決済でチャージを行う場合、その会員用のプリペイド媒体50に記録されている会員番号から遊技者IDを特定できるので、現金RMによる決済により、会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1にチャージできる。さらに、この遊技者IDの遊技者が、会員用のプリペイド媒体50や携帯端末40を用いたキャッシュレスチャージを使わずに、非会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1に現金RMによる決済でチャージを行う場合、チャージ要求操作時などに生体認証情報を登録すれば、登録した生体認証情報から遊技者IDを特定できるので、現金RMによる決済により、非会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1にチャージできる。
【0053】
また、遊技者IDと携帯端末40の携帯IDが紐付けられているが会員登録していない非会員の遊技者が、非会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1に携帯端末40を用いたキャッシュレスチャージを行う場合、その携帯端末40の携帯IDから遊技者IDを特定できるので、携帯端末40を用いたキャッシュレスチャージにより、非会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1にチャージできる。また、この遊技者IDの遊技者が、携帯端末40を用いたキャッシュレスチャージを使わずに、非会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1に現金RMによる決済でチャージを行う場合、チャージ要求操作時などに生体認証情報を登録すれば、登録した生体認証情報から遊技者IDを特定できるので、現金RMによる決済により、非会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1にチャージできる。
【0054】
なお、携帯端末40の携帯IDが紐付けられていない遊技者IDの遊技者は、携帯端末40を用いたキャッシュレス決済は使えないが、現金RMによる決済でのチャージは可能である。遊技者IDと会員番号が紐付けられている遊技者が、会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1に現金RMによる決済でチャージを行う場合、その会員用のプリペイド媒体50に記録されている会員番号から遊技者IDを特定できるので、現金RMによる決済により、会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1にチャージできる。また、この遊技者IDの遊技者が、会員用のプリペイド媒体50を使わずに、非会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1に現金RMによる決済でチャージを行う場合、チャージ要求操作時などに生体認証情報を登録すれば、登録した生体認証情報から遊技者IDを特定できるので、現金RMによる決済により、非会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1にチャージできる。同様に、会員登録していない非会員の遊技者が、非会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1に現金RMによる決済でチャージを行う場合、チャージ要求操作時などに生体認証情報を登録すれば、登録した生体認証情報から遊技者IDを特定できるので、現金RMによる決済により、非会員用のプリペイド媒体50または有価価値記憶領域12e1にチャージできる。
【0055】
図5に示すのは、管理機能部100がチャージ制限に利用できる制限種別の制限内容(チャージ制限条件およびチャージ制限解除条件)を例示した説明図である。
【0056】
例えば、制限種別Aによるチャージ制限を行える遊技システム1では、管理機能部100が、チャージ制限条件(基準チャージから1時間以内にチャージ額の合計が3万円)とチャージ制限解除条件(制限開始時刻から30分を経過)でのチャージ制限制御を行う。
【0057】
制限種別B1によるチャージ制限を行える遊技システム1では、管理機能部100が、チャージ制限条件(パチンコ機でのチャージ額の合計が1時間以内に2万円、又はパチスロ機でのチャージ額の合計が1時間以内に3万円)とチャージ制限解除条件(制限開始時刻から30分を経過)でのチャージ制限制御を行う。また、制限種別B2によるチャージ制限を行える遊技システム1では、管理機能部100が、チャージ制限条件(パチンコ機でのチャージ額の合計が40分以内に3万円、又はパチスロ機でのチャージ額の合計が1時間以内に3万円)とチャージ制限解除条件(制限開始時刻から30分を経過)でのチャージ制限制御を行う。また、制限種別B3によるチャージ制限を行える遊技システム1では、管理機能部100が、チャージ制限条件(遊パチ(約1/99)でのチャージ額の合計が1時間以内に1万円、又はライトミドルタイプ(約1/200)でのチャージ額の合計が1時間以内に3万円、又はミドルタイプ(約1/349)でのチャージ額の合計が1時間以内に5万円)とチャージ制限解除条件(制限開始時刻から30分を経過)でのチャージ制限制御を行う。
【0058】
制限種別C1によるチャージ制限を行える遊技システム1では、管理機能部100が、チャージ制限条件(1円/球のパチンコ機でのチャージ額の合計が1時間以内に1万円、又は4円/球のパチンコ機でのチャージ額の合計が1時間以内に3万円)とチャージ制限解除条件(制限開始時刻から30分を経過)でのチャージ制限制御を行う。また、制限種別C2によるチャージ制限を行える遊技システム1では、管理機能部100が、チャージ制限条件(5円/枚のパチスロ機でのチャージ額の合計が1時間以内に1万円、又は20円/枚のパチスロ機でのチャージ額の合計が1時間以内に3万円)とチャージ制限解除条件(制限開始時刻から30分を経過)でのチャージ制限制御を行う。
【0059】
制限種別D1によるチャージ制限を行える遊技システム1では、管理機能部100が、チャージ制限条件(当日の3回目以降のチャージ)とチャージ制限解除条件(制限開始時刻から30分を経過)でのチャージ制限制御を行う。また、制限種別D2によるチャージ制限を行える遊技システム1では、管理機能部100が、チャージ制限条件(回のチャージ)とチャージ制限解除条件(制限開始時刻から30分を経過)でのチャージ制限制御を行う。
【0060】
制限種別E1によるチャージ制限を行える遊技システム1では、管理機能部100が、チャージ制限条件(後払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計が10万円)とチャージ制限解除条件(制限開始月の末日を経過)でチャージ制限制御を行う。また、制限種別E2によるチャージ制限を行える遊技システム1では、管理機能部100が、チャージ制限条件(即時払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計が50万円)とチャージ制限解除条件(制限開始月の末日を経過)でチャージ制限制御を行う。また、制限種別E3によるチャージ制限を行える遊技システム1では、管理機能部100が、チャージ制限条件(前払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計が10万円)とチャージ制限解除条件(制限開始月の末日を経過)でチャージ制限制御を行う。また、制限種別E4によるチャージ制限を行える遊技システム1では、管理機能部100が、チャージ制限条件(後払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計と即時払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計との合算額が20万円)とチャージ制限解除条件(制限開始月の末日を経過)でチャージ制限制御を行う。
【0061】
なお、遊技システム1によるチャージ制限制御は、単一の制限種別の制限内容に基づいて行う場合に限定されず、複数の制限種別によるチャージ制限を行える遊技システム1となるように、管理機能部100が、複数の制限種別に対応したチャージ制限条件とチャージ制限解除条件を同時並行的に判定処理できるようにしても良い。ただし、時間による制限がある制限種別同士の組み合わせは望ましくない。例えば、制限種別Aと制限種別B1を組み合わせた場合、パチンコ機で1万円チャージした10分後に再度1万円チャージすると、制限種別B1のチャージ制限条件に引っかかってチャージ制限が課せられ、チャージ制限解除条件である30分のクールダウンを経てチャージ可能となるので、そこで再度1万円チャージした場合、1時間以内に3万円となって制限種別Aのチャージ制限条件に引っかかることとなるが、2万円チャージ時点でいったんクールダウンしているため、続けてチャージ制限をかける必要性がない。制限種別Aと制限種別B2を組み合わせた場合、制限種別Aと制限種別B3を組み合わせた場合も同様である。
【0062】
一方、時間による制限と回数による制限の組み合わせは有効である。例えば、制限種別Aと制限種別D1を組み合わせた場合、3回のチャージ(1万円チャージ→1時間後に1万円チャージ→1時間後に1万円チャージ)では判定種別Aのチャージ制限条件にはかからないが、判定種別D1のチャージ制限条件に引っかかるためにチャージ制限が課され、4回目以降のチャージでは、チャージ実行の都度、制限種別D1のチャージ制限条件に引っかかることとなる。また、制限種別Aと制限種別D1を組み合わせた場合、3回のチャージ(1万円チャージ→20分後に1万円チャージ→30分後に1万円チャージ)で、判定種別Aおよび判定種別D1両方のチャージ制限条件に引っかかるためにチャージ制限が課され、4回目以降のチャージでは、チャージ実行の都度、制限種別D1のチャージ制限条件に引っかかることとなる。制限種別Aと制限種別D2を組み合わせた場合、制限種別B1~B3と制限種別D1,D2を組み合わせた場合、制限種別C1,C2と制限種別D1,D2を組み合わせた場合も同様である。
【0063】
また、制限種別E1~E4は、決済手段によるチャージ額の制限であり、時間による制限や回数による制限で短期間のクールダウンを行う制限種別A~Dとは異なり、その決済手段による決済が当月内はできなくなるといった制限であるから、制限種別A~Dと組み合わせることができる。例えば、制限種別Aと制限種別E1~E4の組み合わせ、制限種別B1~B3と制限種別E1~E4の組み合わせ、制限種別C1,C2と制限種別E1~E4の組み合わせ、制限種別D1,D2と制限種別E1~E4の組み合わせ、制限種別Aと制限種別D1,D2と制限種別E1~E4の組み合わせ、制限種別B1~B3と制限種別D1,D2と制限種別E1~E4の組み合わせ、制限種別C1,C2と制限種別D1,D2と制限種別E1~E4の組み合わせが有効である。
【0064】
図6に示すのは、制限種別E1,E2,E3,E4でのチャージ制限制御を行う管理機能部100で管理している決済利用情報管理テーブルの一例を示すイメージ図である。この決済利用情報管理テーブルでは、遊技者IDで特定される遊技者が行ったチャージを時系列に記録して管理するもので、例えば、チャージを利用した遊技店10の店舗ID、その遊技店10における遊技用装置12の台番号、チャージに利用した決済種別、チャージ額、チャージを利用した日時(例えば、遊技用装置12からチャージ完了報告を受けた時のタイムスタンプ)を決済ごとに記録してゆく。
【0065】
図7に示すのは、制限種別B1,B2,B3でのチャージ制限制御を行う管理機能部100で管理している遊技機属性情報管理テーブルの一例を示すイメージ図である。遊技機属性とは、遊技機11をカテゴライズする様々な要素の総称であり、例えば、パチンコ機あるいはパチスロ機といった遊技機種別、大当りの発生確率に基づくスペック区分(遊パチ:約1/99、ライトミドルタイプ:約1/200、ミドルタイプ:約1/349)、遊技媒体の貸出料金である遊技料金などであり、これらを遊技店10毎の遊技機11に対応付けて管理する。なお、遊技機種別はこれらに限定されるものではなく、例えば、遊技媒体の現物を使用する既存のCR遊技機と、遊技媒体の現物を使わずに電子的な処理を行うスマート遊技機とで異なる遊技機属性を設定しても良い。
【0066】
図8に示すのは、制限種別Aのチャージ制限制御を行う管理機能部100で管理しているチャージ履歴管理テーブルの一例を示すイメージ図である。チャージ履歴管理テーブルとしては、前述した複数種類の制限種別を組み合わせたチャージ制限制御に対応できるように、遊技者が遊技中の遊技機11における遊技機属性情報なども含めて一括管理することも出来るが、ここでは、制限種別Aのチャージ制限条件(例えば、判定開始の基準となる基準チャージから1時間以内にチャージ額の合計が3万円)を判定するのに必要十分な管理項目に絞って管理テーブルを生成した場合を示す。このチャージ履歴管理テーブル(制限種別A)では、遊技者を特定できる遊技者ID毎に、基準チャージ日時、制限条件判定期限、対象チャージ合計額、チャージ制限状況、制限判定日時、制限解除日時の各項目を更新しながら履歴管理する。ここで、基準チャージ日時とは、制限条件判定期間である1時間の計時を開始する基準となるチャージが行われた日時であり、この基準チャージ日時から制限条件判定期間が経過した日時が制限条件判定期限である。対象チャージ合計額とは、制限条件の判定対象とする決済手段で行われたチャージ額の合計であり、制限種別Aでは、特に決済種別についての制限が無いので、現金支払いによるチャージもキャッシュレス決済によるチャージも全て対象となるが、付加条件として決済種別が設定されている場合には、その決済種別を用いたチャージのみを対象チャージとすれば良い。チャージ制限状況とは、チャージ制限条件が成立していない「チャージ可」か、チャージ制限条件が既に成立している「チャージ不可」か、の現状況を示すもので、チャージ不可の場合には、そのチャージ制限条件の成立が判定された日時を制限判定日時として記録し、チャージ制限解除条件(例えば、制限開始時刻から30分を経過)が成立する日時を制限解除日時として記録する。
【0067】
図9に示すのは、制限種別B1のチャージ制限制御を行う管理機能部100で管理しているチャージ履歴管理テーブルの一例を示すイメージ図である。
図5に例示した制限種別B1は「パチンコ機でのチャージ額の合計が1時間以内に2万円、又はパチスロ機でのチャージ額の合計が1時間以内に3万円」であるから、遊技機種別ごとにチャージを管理する。なお、
図5に例示した制限種別B2は「パチンコ機でのチャージ額の合計が40分以内に3万円、又はパチスロ機でのチャージ額の合計が1時間以内に3万円」であり、遊技機種別で判定金額を変えた制限種別B1とは、遊技機種別で判定時間を変えた点が異なる。
【0068】
以上、制限種別Aあるいは制限種別B1にてチャージ制限制御を行う管理機能部100が管理するチャージ履歴管理テーブルを例示した。このほかの制限種別でチャージ制限制御を行う管理機能部100においても、チャージ制限条件やチャージ制限解除条件に応じた適切な管理項目を含めて適宜なチャージ履歴管理テーブルを生成すれば良い。
【0069】
次に、
図10を参照して、本遊技システム1におけるチャージ処理の概要を説明する。
図10は、遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13)が取り扱い中の有価価値記憶手段12eにキャッシュレス決済を使ってチャージする過程の一例を示す遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13)と携帯端末40と管理機能部100との間の通信シーケンス図である。遊技用装置12は、有価価値の書き込まれたプリペイド媒体50またはメモリ上の有価価値記憶領域12e1である有価価値記憶手段12eを取り扱い中であり、有価価値を消費して遊技機11に遊技媒体を付与することで、遊技機11での遊技を行うことができる。有価価値記憶手段12eの有価価値を増やしたい場合、遊技者は遊技用装置12の表示パネルからチャージ要求操作を行うことで、店舗IDや台番号の情報を含む二次元コードが生成され、表示パネルに表示される。
【0070】
遊技者は、携帯端末40の二次元コード読取機能を使って遊技用装置12の表示パネルに表示された二次元コードを読み取り、決済手段の種別やチャージ額を指定してチャージ実行操作を行うと、管理機能部100に対してチャージ要求が送信される。なお、携帯端末40にて遊技用アプリを立ち上げていない場合には、遊技用装置12の二次元コードを読み取るために遊技用アプリを立ち上げて(
図10中、破線で示す)、遊技用アプリの二次元コード読取機能を使えば、チャージ実行操作を簡易に行うことができる。無論、携帯端末40に予めインストールしておく必要のある遊技用アプリを使用しないでチャージ要求を行えるようにしても良い。例えば、遊技用装置12の二次元コードを読み取って提示されたURL(管理機能部100が管理するWebアプリ動作用サーバのアドレス)にアクセスし、携帯端末40のWebブラウザ上で動作するWebアプリからチャージ要求を行うようにしても良い。
【0071】
携帯端末40からのチャージ要求を受けた管理機能部100は、チャージ履歴管理テーブルから該当遊技者がチャージ可能であることを確認した場合、チャージ要求に基づくキャッシュレス決済を実行する。ここでは、遊技者の指定した決済手段に対応するキャッシュレス決済事業者センタ60と管理機能部100が決済情報をやり取りし、決済情報が認証されると、携帯端末40からのチャージ要求にて指定された遊技店10の遊技用装置12へ決済額に応じたチャージ額分のチャージを指示するチャージ指示を送信する。
【0072】
管理機能部100からのチャージ指示を受けた遊技用装置12は、取り扱い中の有価価値記憶手段12eにチャージ額分の有価価値を加算するチャージを実行する。チャージを実行した遊技用装置12は、チャージ完了の報告を管理機能部100に送信する。また、遊技用装置12は、チャージによるプリペイド情報を管理装置17へ送信する。
【0073】
遊技用装置12からチャージ完了を受信した管理機能部100は、チャージ履歴管理テーブルのチャージ履歴を更新する。なお、管理機能部100が、チャージ要求の送信元である携帯端末40へチャージ実行完了の報告を送信することで、有価価値記憶手段12eへのチャージが完了したことを知らせても良い。
【0074】
上述した一連のチャージ処理が完了した後、管理機能部100は、チャージを要求した遊技者のチャージ履歴管理テーブルからチャージ制限条件の判定を行う。直前のチャージによってチャージ制限条件が成立した場合には、チャージ制限状況を「チャージ不可」に変え、制限判定日時と制限解除日時を入力する。直前のチャージによってもチャージ制限条件が不成立であれば、チャージ制限状況を「チャージ可」のままにして、次回のチャージ要求を受容する。
【0075】
次に、
図11を参照して、本遊技システム1における現金支払いでのチャージ処理の概要を説明する。
図11は、遊技用装置12(券売機14)が取り扱い中の有価価値記憶手段12e(プリペイド媒体50)に現金支払いでチャージする過程の一例を示す遊技用装置12(券売機14)と管理機能部100との間の通信シーケンス図である。なお、現金RMによる支払いを決済手段とする場合、携帯端末40は不要である。
【0076】
プリペイド媒体50の有価価値を増やしたい場合、遊技者は、先ずプリペイド媒体50を遊技用装置12(券売機14)に挿入し、続いて遊技用装置12(券売機14)に現金を投入し、遊技用装置12の表示パネルから投入額の範囲内でチャージ額を指定してチャージ要求操作を行うと、管理機能部100に対してチャージ要求が送信される。このチャージ要求には、遊技者を特定できる遊技者特定情報(たとえば、プリペイド媒体50に保存されているカードIDや会員番号、携帯端末40の携帯ID、あるいはチャージ時などに登録した指紋、虹彩、網膜、静脈パターン、声紋、顔画像等の生体認証情報など)が含まれ、管理機能部100は遊技者特定情報からチャージ要求を行った遊技者の遊技者IDを特定できる。遊技用装置12からのチャージ要求を受けた管理機能部100は、プリペイド媒体50の持ち主である遊技者(遊技者特定情報から特定した遊技者IDの遊技者)のチャージ履歴管理テーブルから該当遊技者がチャージ可能であることを確認した場合、チャージ要求にて指定された遊技店10の遊技用装置12へ決済額に応じたチャージ額分のチャージを指示するチャージ指示を送信する。
【0077】
管理機能部100からのチャージ指示を受けた遊技用装置12は、取り扱い中の有価価値記憶手段12eにチャージ額分の有価価値を加算するチャージを実行する。チャージを実行した遊技用装置12は、チャージ完了の報告を管理機能部100に送信する。また、遊技用装置12は、チャージによるプリペイド情報を管理装置17へ送信する。遊技用装置12からチャージ完了を受信した管理機能部100は、チャージ履歴管理テーブルのチャージ履歴を更新する。チャージ処理が完了した後、チャージを要求した遊技者のチャージ履歴管理テーブルからチャージ制限条件の判定を行い、直前のチャージによってチャージ制限条件が成立した場合には、チャージ制限状況を「チャージ不可」に変え、制限判定日時と制限解除日時を入力する。直前のチャージによってもチャージ制限条件が不成立であれば、チャージ制限状況を「チャージ可」のままにして、次回のチャージ要求を受容する。
【0078】
上述したように、本遊技システム1では、キャッシュレス決済でも現金支払いでもチャージを行うことができると共に、遊技者毎のチャージ履歴を管理して、チャージ制限をかけたりチャージ制限を解除したりすることで、遊技者が過剰に遊技にのめり込むことを抑制できる。
【0079】
次に、対応する制限種別でのチャージ制限およびチャージ制限解除を行う管理機能部100を含む遊技システム1において、そのチャージ制限内容に応じたチャージ制限やチャージ制限解除の具体例を説明する。
【0080】
〈制限種別Aによるチャージ制限およびチャージ制限解除〉
【0081】
図12に示すのは、制限種別Aでのチャージ制限およびチャージ制限解除を行う管理機能部100を含む遊技システム1において、遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13)が取り扱い中の有価価値記憶手段12eへのチャージによりチャージが制限され、その後にチャージ制限が解除される過程の一例を示す遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13)と携帯端末40と管理機能部100との間の通信シーケンス図である。
【0082】
また、
図13は制限種別Aによるチャージ制限条件(基準チャージから1時間以内にチャージ額の合計が3万円)とチャージ制限解除条件(制限開始時刻から30分を経過)を判定する遊技システム1において、遊技者(例えば、遊技者ID:1234)のチャージ履歴が更新される過程の一例を示すチャージ履歴更新過程説明図である。なお、制限種別Aは、管理機能部100のチャージ制限手段100a1が、「所定時間(1時間)内におけるチャージ額の合計が所定上限額(3万円)に達することをチャージ制限条件として判定し、当該チャージ制限条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限条件が成立したチャージ履歴に対応する遊技者からのチャージ要求に対するチャージ指示をチャージ指示手段に送信させないことで、当該遊技者によるチャージを制限」し、チャージ制限解除手段100a2が、「チャージ制限手段100a1が遊技者によるチャージを制限した後、所定制限時間(30分)が経過することをチャージ制限解除条件として判定し、当該チャージ制限解除条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限解除条件が成立したチャージ履歴に対応する遊技者からのチャージ要求に対するチャージ指示をチャージ指示手段が送信できるようにすることで、当該遊技者に対するチャージの制限を解除」することで実現できる。なお、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定時間、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額およびチャージ制限解除手段100a2がチャージ制限解除条件の判定に用いる所定制限時間、の一部もしくは全てを任意に設定できる設定手段を、管理機能部100が備えていれば、一層柔軟なチャージ制限やチャージ制限解除を行うことができる。
【0083】
図12において、先ず、遊技用装置12に対応した遊技機11で遊技を行っている遊技者が、遊技用装置12が取り扱い中の有価価値記憶手段12eへのチャージ要求を行うことで、1回目のチャージ処理が行われる(
図13における1回目チャージを参照)。この1回目のチャージが基準チャージとなり、基準チャージ日時が設定されると共に、この基準日時から1時間経過後の制限条件判定期限が設定される。すなわち、制限種別Aにおいては、制限条件判定期限となる前に対象チャージ(例えば、現金および全てのキャッシュレス決済によるチャージ)によるチャージ額の合計が3万円に達すると、チャージ制限条件が成立したと判定されるのである。管理機能部100のチャージ制限手段100a1は、チャージ処理の完了後にチャージ制限条件の判定を行い、1回目のチャージでは対象チャージの合計額が1万円であるから、チャージ制限条件は成立していないと判定し、チャージ制限状況は「チャージ可」のままである。
【0084】
図12において、次に、同じ遊技者が、制限条件判定期限となる前に、同じ遊技用装置12または同じ遊技店10内の他の遊技用装置12において有価価値記憶手段12eへのチャージ要求を行うことで、2回目のチャージ処理を行う(
図13における2回目チャージを参照)。この2回目のチャージでは対象チャージの合計額が2万円であるから、管理機能部100のチャージ制限手段100a1はチャージ制限条件が成立していないと判定し、チャージ制限状況を「チャージ可」のままにしておく。
【0085】
図12において、引き続き、同じ遊技者が、制限条件判定期限となる前に、同じ遊技用装置12または同じ遊技店10内の他の遊技用装置12において有価価値記憶手段12eへのチャージ要求を行うことで、3回目のチャージ処理を行う(
図13における3回目チャージを参照)。この3回目のチャージでは対象チャージの合計額が3万円に達しているので、管理機能部100のチャージ制限手段100a1はチャージ制限条件が成立していると判定し、チャージ制限状況を「チャージ不可」にする。そして、管理機能部100のチャージ制限解除手段100a2は、3回目のチャージ日時を制限判定日時に設定し、この制限判定日時から30分経過したときを制限解除日時に設定する。このようにしてチャージ制限が開始された後は、遊技者が遊技用装置12を操作して携帯端末40から管理機能部100へチャージ要求を送信しても、管理機能部100はこの遊技者のチャージ履歴管理テーブルを参照することで、チャージ制限中であることを確認できるので、遊技用装置12に対してチャージ指示を送信せず、チャージ要求元の携帯端末40に対してチャージ実行不可である旨を知らせる。なお、チャージ制限中である遊技者が無駄なチャージ要求を行うことがないように、チャージ制限の開始に合わせてチャージ制御中である旨や、どのような内容でチャージが制限されているかの理由などを該当遊技者の携帯端末40へ知らせるようにしても良い(
図12中、破線矢印で示す)。
【0086】
上記のようにしてチャージ制限が開始されると、制限対象の遊技者は一切のチャージが出来なくなり、新たに遊技媒体を借り受けられないため、遊技機11での遊技を継続できなくなり、遊技者は遊技にのめり込む気持ちがクールダウンされる。また、遊技者に課されたチャージ制限の継続時間は、30分という比較的短い時間であることから、そのチャージ制限を受容してクールダウンされ易くなる。
【0087】
チャージ履歴管理テーブルに設定された制限解除日時となり、チャージ制限を解除した後は、再びチャージ要求が可能となるので、遊技機11による遊技を再開できる。このとき、チャージ制限が解除された旨を当該遊技者の携帯端末40へ知らせるようにしても良い(
図12中、破線矢印で示す)。なお、チャージ制限を解除するにあたって、当該遊技者のチャージ履歴管理テーブルを一旦クリアし、チャージ制限解除後に行った最初のチャージを基準チャージとし、改めてチャージ条件判定期限を設定しても良いし、チャージ制限解除前に行ったチャージを新たな基準チャージに設定しても良い。例えば、
図13において、制限期間(30分)が経過した時点(制限解除日時)では、2回目チャージの実行日時から未だ1時間を経過していないので、2回目チャージを新たな基準チャージとして制限条件判定期限を設定する。そして、2回目チャージを基準チャージとした場合、2回目チャージと3回目チャージが制限条件判定の対象チャージとなるので、対象チャージ額の合計が2万円となり、新たな制限条件判定期限になるまでに追加で1万円のチャージを行うと、チャージ制限条件が成立し、再びチャージ制限が開始されるのである。無論、チャージ制限解除後に何れの制限条件判定手法を採用するかは任意である。
【0088】
〈制限種別B1~B3によるチャージ制限およびチャージ制限解除〉
【0089】
図5に例示した制限種別B1は「パチンコ機でのチャージ額の合計が1時間以内に2万円、又はパチスロ機でのチャージ額の合計が1時間以内に3万円」であり、制限種別B2は「パチンコ機でのチャージ額の合計が40分以内に3万円、又はパチスロ機でのチャージ額の合計が1時間以内に3万円」であり、制限種別B3は「遊パチ(約1/99)でのチャージ額の合計が1時間以内に1万円、又はライトミドルタイプ(約1/200)でのチャージ額の合計が1時間以内に3万円、又はミドルタイプ(約1/349)でのチャージ額の合計が1時間以内に5万円」であり、何れも複数のチャージ制限条件のうち最先のチャージ制限条件が成立したと判定した時点でチャージ制限を開始する。これら制限種別B1~B3でのチャージ制限およびチャージ制限解除を行う管理機能部100を含む遊技システム1においては、遊技機属性情報によってチャージ履歴を判定する必要があるので、管理機能部100には「遊技用装置12に対応付けて設置されている遊技機11が属する遊技機属性を特定する遊技機属性特定手段」の機能が必要であり、前述した遊技機属性情報管理テーブルから対象の遊技者が遊技を行っている遊技機11の遊技機属性を特定できる。また、管理機能部100のチャージ履歴管理手段100b1は「遊技者単位で管理するチャージ履歴を、遊技機属性特定手段が特定した遊技機属性毎に管理」する。
【0090】
そして、管理機能部100のチャージ制限手段100a1は「遊技者における遊技機属性毎のチャージ履歴から、所定時間内における遊技機属性毎のチャージ額の合計が所定上限額に達することをチャージ制限条件として判定し、チャージ制限条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限条件が成立したチャージ履歴に対応する遊技者からのチャージ要求に対するチャージ指示をチャージ指示手段に送信させないことで、当該遊技者によるチャージを制限」し、管理機能部100のチャージ制限解除手段100a2は「チャージ制限手段100a1が遊技者によるチャージを制限した後、所定制限時間が経過することをチャージ制限解除条件として判定し、当該チャージ制限解除条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限解除条件が成立したチャージ履歴に対応する遊技者からのチャージ要求に対するチャージ指示をチャージ指示手段が送信できるようにすることで、当該遊技者に対するチャージの制限を解除する」ことで、制限種別B1~B3のチャージ制限を実現できる。なお、チャージ履歴管理手段100b1が管理対象とする遊技機属性、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定時間、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額およびチャージ制限解除手段100a2がチャージ制限解除条件の判定に用いる所定制限時間、の一部もしくは全てを任意に設定できる設定手段を、管理機能部100が備えていれば、一層柔軟なチャージ制限やチャージ制限解除を行うことができる。また、制限種別B1~B3のチャージ制限条件の判定においては、遊技者が複数の遊技機11を利用している場合、それらの遊技機11における遊技機属性(遊技機種別やスペック区分)ごとのチャージ額で個別にチャージ制限条件を判定してもよいし、遊技機11ごとのチャージ額の合計を全て合算したチャージ額でチャージ制限条件を判定してもよい。
【0091】
制限種別B1のチャージ制限を行う管理機能部100を含む遊技システム1の場合、遊技機種別がパチンコ機においては、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定時間を1時間、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額を2万円に設定し、遊技機種別がパチスロ機においては、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定時間を1時間、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額を3万円に設定し、チャージ制限解除手段100a2がチャージ制限解除条件の判定に用いる所定制限時間はパチンコ機とパチスロ機の両方で30分を設定すれば良い。すなわち、パチンコ機とパチスロ機で制限条件判定期間は同じにしておき、パチンコ機とパチスロ機でチャージ上限額を変えることにより、チャージ制限条件の成立し易さを任意に調整できるのである。
【0092】
また、制限種別B2のチャージ制限を行う管理機能部100を含む遊技システム1の場合、遊技機種別がパチンコ機においては、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定時間を40分、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額を3万円に設定し、遊技機種別がパチスロ機においては、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定時間を1時間、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額を3万円に設定し、チャージ制限解除手段100a2がチャージ制限解除条件の判定に用いる所定制限時間はパチンコ機とパチスロ機の両方で30分を設定すれば良い。すなわち、パチンコ機とパチスロ機でチャージ上限額は同じにしておき、パチンコ機とパチスロ機で制限条件判定期間を変えることにより、チャージ制限条件の成立し易さを任意に調整できるのである。
【0093】
また、制限種別B3は、遊技者がパチンコ機で遊技を行う場合にのみ適用でき、遊技機11のスペック区分(大当たり確率の区分)に応じてチャージ制限条件の判定を行う。制限種別B3のチャージ制限を行う管理機能部100を含む遊技システム1の場合、遊技機種別が大当たり確率の高い遊パチにおいては、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定時間を1時間、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額を1万円に設定し、遊技機種別が中程度の大当たり確率であるライトミドルタイプにおいては、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定時間を1時間、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額を3万円に設定し、遊技機種別が大当たり確率の低いミドルタイプにおいては、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定時間を1時間、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額を5万円に設定し、チャージ制限解除手段100a2がチャージ制限解除条件の判定に用いる所定制限時間は遊パチ、ライトミドルタイプ、ミドルタイプの何れも30分を設定すれば良い。すなわち、遊パチ、ライトミドルタイプ、ミドルタイプで制限条件判定期間は同じにしておき、遊パチ、ライトミドルタイプ、ミドルタイプでチャージ上限額を変えることにより、チャージ制限条件の成立し易さを任意に調整できるのである。
【0094】
〈制限種別C1,C2によるチャージ制限およびチャージ制限解除〉
【0095】
図5に例示した制限種別C1は「1円/球のパチンコ機でのチャージ額の合計が1時間以内に1万円、又は4円/球のパチンコ機でのチャージ額の合計が1時間以内に3万円」であり、制限種別C2は「5円/枚のパチスロ機でのチャージ額の合計が1時間以内に1万円、又は20円/枚のパチスロ機でのチャージ額の合計が1時間以内に3万円」であり、複数のチャージ制限条件のうち最先のチャージ制限条件が成立したと判定した時点でチャージ制限を開始する。これら制限種別C1,C2では、遊技機毎の遊技料金(貸出レート)によってチャージ履歴を判定する必要があるので、管理機能部100には「遊技用装置12に対応付けて設置されている遊技機11で使える遊技価値の料金である遊技料金を特定する遊技料金特定手段」の機能が必要であり、前述した遊技機属性情報管理テーブルから対象の遊技者が遊技を行っている遊技機11の遊技機属性として遊技料金を特定できる。また、管理機能部100のチャージ履歴管理手段100b1は「遊技者単位で管理するチャージ履歴を、遊技料金特定手段が特定した遊技料金毎に管理」する。
【0096】
そして、管理機能部100のチャージ制限手段100a1は「遊技者における遊技料金毎のチャージ履歴から、所定時間内における遊技料金毎のチャージ額の合計が所定上限額に達することをチャージ制限条件として判定し、当該チャージ制限条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限条件が成立したチャージ履歴に対応する遊技者からのチャージ要求に対するチャージ指示をチャージ指示手段に送信させないことで、当該遊技者によるチャージを制限」し、管理機能部100のチャージ制限解除手段100a2は「チャージ制限手段100a1が遊技者によるチャージを制限した後、所定制限時間が経過することをチャージ制限解除条件として判定し、当該チャージ制限解除条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限解除条件が成立したチャージ履歴に対応する遊技者からのチャージ要求に対するチャージ指示をチャージ指示手段が送信できるようにすることで、当該遊技者に対するチャージの制限を解除する」ことで、制限種別C1,C2のチャージ制限を実現できる。なお、チャージ履歴管理手段100b1が管理対象とする遊技料金、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定時間、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額およびチャージ制限解除手段100a2がチャージ制限解除条件の判定に用いる所定制限時間、の一部もしくは全てを任意に設定できる設定手段を、管理機能部100が備えていれば、一層柔軟なチャージ制限やチャージ制限解除を行うことができる。また、制限種別C1,C2のチャージ制限条件の判定においては、遊技者が複数の遊技機11を利用している場合、それらの遊技機11における遊技料金ごとのチャージ額で個別にチャージ制限条件を判定してもよいし、遊技機11ごとのチャージ額の合計を全て合算したチャージ額でチャージ制限条件を判定してもよい。
【0097】
制限種別C1のチャージ制限を行う管理機能部100を含む遊技システム1の場合、遊技料金が1円/球のパチンコ機においては、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定時間を1時間、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額を1万円に設定し、遊技料金が4円/球のパチンコ機においては、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定時間を1時間、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額を3万円に設定し、チャージ制限解除手段100a2がチャージ制限解除条件の判定に用いる所定制限時間は何れの遊技料金でも30分を設定すれば良い。すなわち、1円/球のパチンコ機と4円/球のパチンコ機で制限条件判定期間は同じにしておき、1円/球のパチンコ機と4円/球のパチンコ機でチャージ上限額を変えることにより、チャージ制限条件の成立し易さを任意に調整できるのである。
【0098】
制限種別C2のチャージ制限を行う管理機能部100を含む遊技システム1の場合、遊技料金が5円/枚のパチスロ機においては、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定時間を1時間、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額を1万円に設定し、遊技料金が20円/枚のパチスロ機においては、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定時間を1時間、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額を3万円に設定し、チャージ制限解除手段100a2がチャージ制限解除条件の判定に用いる所定制限時間は何れの遊技料金でも30分を設定すれば良い。すなわち、5円/枚のパチスロ機と20円/枚のパチスロ機で制限条件判定期間は同じにしておき、5円/枚のパチスロ機と20円/枚のパチスロ機でチャージ上限額を変えることにより、チャージ制限条件の成立し易さを任意に調整できるのである。
【0099】
〈制限種別D1,D2によるチャージ制限およびチャージ制限解除〉
【0100】
図5に例示した制限種別D1は「当日の3回目以降のチャージ」であり、制限種別D2は「毎回のチャージ」である。これら制限種別D1,D2では、現金支払いおよびキャッシュレス決済によるチャージを実行した履歴のみでチャージ制限条件を判定する。例えば、管理機能部100のチャージ制限手段100a1は「遊技者のチャージ履歴から、所定の制限判定開始タイミング以降のチャージ実行回数が所定上限回数に達することをチャージ制限条件として判定し、当該チャージ制限条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限条件が成立したチャージ履歴に対応する遊技者からのチャージ要求に対するチャージ指示をチャージ指示手段に送信させないことで、当該遊技者によるチャージを制限」し、管理機能部100のチャージ制限解除手段100a2は「チャージ制限手段100a1が遊技者によるチャージを制限した後、所定制限時間が経過することをチャージ制限解除条件として判定し、当該チャージ制限解除条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限解除条件が成立したチャージ履歴に対応する遊技者からのチャージ要求に対するチャージ指示をチャージ指示手段が送信できるようにすると共に、所定上限回数を+1更新することで、当該遊技者に対するチャージの制限を解除する」ことで、制限種別D1,D2のチャージ制限を実現できる。
【0101】
制限種別D1のチャージ制限を行う管理機能部100を含む遊技システム1の場合、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定の制限判定開始タイミングを当日の最初のチャージ時刻、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限回数を3回に設定し、チャージ制限解除手段100a2がチャージ制限解除条件の判定に用いる所定制限時間を30分に設定すれば良い。
図14は制限種別D1によるチャージ制限条件(3回目以降のチャージ)とチャージ制限解除条件(制限開始時刻から30分を経過)の判定を行う管理機能部100を含む遊技システム1において、遊技者が使用可能な有価価値記憶手段12eを取り扱い中の遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13)でチャージが制限され、その後にチャージ制限が解除される過程の一例を示す遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13)と携帯端末40と管理機能部100との間の通信シーケンス図である。
図14において、1回目のチャージと2回目のチャージでは、チャージ制限条件が成立していないと判定される。しかしながら、3回目のチャージを行うとチャージ制限条件が成立してしまうので、以後、30分のチャージ制限が開始される。ここで、チャージ制限回数が+1更新されることにより、チャージ上限回数が4回に変更される。チャージ制限が解除されて4回目のチャージを行うとチャージ制限条件が成立してしまうので、以後、30分のチャージ制限が開始される。ここで、チャージ制限回数が+1更新されることにより、チャージ上限回数が5回に変更される。以降も同様に、チャージする毎にチャージ上限回数に達したと判定されるので、3回目以降のチャージでは全て30分のチャージが制限されるのである。
【0102】
制限種別D2のチャージ制限を行う管理機能部100を含む遊技システム1の場合、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定の制限判定開始タイミングを当日の最初のチャージ時刻、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限回数を1回に設定し、チャージ制限解除手段100a2がチャージ制限解除条件の判定に用いる所定制限時間を60分、例外として初回制限時のみ所定制限時間を30分に設定すれば良い。
図15は制限種別D2によるチャージ制限条件(毎回のチャージ)とチャージ制限解除条件(初回制限開始時刻から30分を経過、2回以降制限開始時刻から60分を経過)の判定を行える管理機能部100を含む遊技システム1において、遊技者が使用可能な有価価値記憶手段12eを取り扱い中の遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13)でチャージが制限され、その後にチャージ制限が解除される過程の一例を示す遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13)と携帯端末40と管理機能部100との間の通信シーケンス図である。
図15において、1回目のチャージを行うとチャージ制限条件が成立してしまうので、初回制限として30分のチャージ制限が開始される。ここで、チャージ制限回数が+1更新されることにより、チャージ上限回数が2回に変更される。チャージ制限が解除されて2回目のチャージを行うとチャージ制限条件が成立してしまうので、60分のチャージ制限が開始される。以降も同様に、チャージする毎にチャージ上限回数に達したと判定されるので、チャージする毎に60分のチャージが制限されるのである。
【0103】
なお、制限種別D1,D2のチャージ制限を行う場合、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定の制限判定開始タイミング、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限回数およびチャージ制限解除手段100a2がチャージ制限解除条件の判定に用いる所定制限時間、の一部もしくは全てを任意に設定できる設定手段を、管理機能部100が備えていれば、一層柔軟なチャージ制限やチャージ制限解除を行うことができる。また、遊技機11の遊技機属性に応じてチャージの上限回数やチャージ制限時間を変更できるようにしても良い。また、チャージの回数が増えるにつれて段階的にチャージ制限時間を長くするような設定を行ってもよい。
【0104】
〈制限種別E1~E4によるチャージ制限およびチャージ制限解除〉
【0105】
図5に例示した制限種別E1は「後払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計が10万円」であり、制限種別E2は「即時払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計が50万円」であり、制限種別E3は「前払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計が10万円」であり、制限種別E4は「後払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計と即時払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計との合算額が20万円」である。これら制限種別E1~E4では、一ヶ月という長いスパンで、決済種別に応じたチャージ額に基づくチャージ制限条件を判定する必要があるので、管理機能部100には「遊技者がチャージに利用した決済手段の種別である決済種別を特定する決済種別特定手段」の機能が必要であり、管理機能部100のチャージ履歴管理手段100b1は「遊技者単位で管理するチャージ履歴を、決済種別特定手段が特定した決済種別毎に管理」する。
【0106】
そして、管理機能部100のチャージ制限手段100a1は「遊技者における決済種別毎のチャージ履歴から、所定決済種別の決済手段による決済で所定期間内にチャージしたチャージ額の合計が所定上限額に達することをチャージ制限条件として判定し、当該チャージ制限条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限条件の判定対象である所定決済種別の決済手段による決済を用いるチャージ要求に対するチャージ指示をチャージ指示手段に送信させないことで、当該遊技者によるチャージを制限」し、管理機能部100のチャージ制限解除手段100a2は「チャージ制限手段100a1が遊技者によるチャージを制限した後、所定制限期間が経過することをチャージ制限解除条件として判定し、当該チャージ制限解除条件の成立を判定したことに基づいて、当該チャージ制限解除条件が成立したチャージ履歴に対応する所定決済種別の決済手段による決済を用いるチャージ要求に対するチャージ指示をチャージ指示手段が送信できるようにすることで、当該遊技者に対するチャージの制限を解除する」ことで、制限種別E1~E4のチャージ制限を実現できる。なお、チャージ履歴管理手段100b1が管理対象とする決済種別、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定期間、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額およびチャージ制限解除手段100a2がチャージ制限解除条件の判定に用いる所定制限期間、の一部もしくは全てを任意に設定できる設定手段を、管理機能部100が備えていれば、一層柔軟なチャージ制限やチャージ制限解除を行うことができる。また、制限種別E1~E4では、一ヶ月という長いスパンで、遊技者のチャージ履歴を管理するので、特定の遊技店10における遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13あるいは券売機14)に制限せず、管理機能部100と接続されている全ての遊技店10に設置されている全ての遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13あるいは券売機14)でのチャージをチャージ制限条件の判定対象とすることが望ましい。
【0107】
制限種別E1のチャージ制限を行う管理機能部100を含む遊技システム1の場合、チャージ履歴管理手段100b1が管理対象とする決済種別を後払い決済、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定期間を暦上の1ヶ月、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額を10万円、チャージ制限解除手段100a2がチャージ制限解除条件の判定に用いる所定制限期間を制限開始月の末日に設定すれば良い。
図16は、制限種別E1によるチャージ制限条件(後払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計が10万円)とチャージ制限解除条件(制限開始月の末日を経過)の判定を行える管理機能部100を含む遊技システム1において、遊技者が使用可能な有価価値記憶手段12eを取り扱い中の遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13あるいは券売機14)でチャージが制限され、その後にチャージ制限が解除される過程の一例を示す遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13あるいは券売機14)と携帯端末40と管理機能部100との間の通信シーケンス図である。
【0108】
図16に示すように、暦上の月を跨ぐことで、判定対象である後払い決済による前月分のチャージ合計額がクリアされ、当月はチャージ合計額ゼロからチャージ制限条件の判定が行われる。当月の月末を迎える前に後払い決済によるチャージ額の合計が10万円に達すると、チャージ制限条件が成立したと判定されるので、制限開始月である当月の月末を過ぎて翌月になるまで後払い決済によるチャージが制限される。なお、後払い決済ではない他の決済についてのチャージ制限は課されていないので、後払い決済によるチャージ制限中であっても、現金決済、即時払い決済、前払い決済によるチャージを可能としても良いし、のめり込み防止の観点から他の決済でのチャージも一律に制限しても良い。
【0109】
また、制限種別E2のチャージ制限を行う管理機能部100を含む遊技システム1の場合、チャージ履歴管理手段100b1が管理対象とする決済種別を即時払い決済、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定期間を暦上の1ヶ月、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額を50万円、チャージ制限解除手段100a2がチャージ制限解除条件の判定に用いる所定制限期間を制限開始月の末日に設定すれば良い。また、制限種別E3のチャージ制限を行う管理機能部100を含む遊技システム1の場合、チャージ履歴管理手段100b1が管理対象とする決済種別を前払い決済、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定期間を暦上の1ヶ月、チャージ制限手段100a1がチャージ制限条件の判定に用いる所定上限額を10万円、チャージ制限解除手段100a2がチャージ制限解除条件の判定に用いる所定制限期間を制限開始月の末日に設定すれば良い。
【0110】
これら制限種別E1~E3は、制限条件の判定内容が排他的ではないので、管理機能部100を含む遊技システム1では、複数組み合わせてチャージ制限制御を行える。
図17は、制限種別E1によるチャージ制限条件(後払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計が10万円)とチャージ制限解除条件(制限開始月の末日を経過)および制限種別E2によるチャージ制限条件(即時払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計が50万円)とチャージ制限解除条件(制限開始月の末日を経過)の判定を行える管理機能部100を含む遊技システム1において、遊技者が使用可能な有価価値記憶手段12eを取り扱い中の遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13あるいは券売機14)にて制限種別毎にチャージ制限(E1、E2の個別適用制限)が課され、その後にチャージ制限が解除される過程の一例を示す遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13あるいは券売機14)と携帯端末40と管理機能部100との間の通信シーケンス図である。
【0111】
図17に示すように、暦上の月を跨ぐことで、制限種別E1の判定対象である後払い決済による前月分のチャージ合計額と、制限種別E2の判定対象である即時払い決済による前月分のチャージ合計額とがクリアされ、当月は後払い決済と即時払い決済のどちらもチャージ合計額ゼロからチャージ制限条件の判定が行われる。当月の月末を迎える前に後払い決済によるチャージ額の合計が10万円に達すると、制限種別E1のチャージ制限条件が成立したと判定されるので、制限開始月である当月の月末を過ぎて翌月になるまで後払い決済によるチャージが制限される。しかしながら、即時払い決済によるチャージ額の合計は未だ上限に達していないので、引き続き即時払い決済によるチャージを行う事が出来る。その後、当月の月末を迎える前に即時払い決済によるチャージ額の合計が50万円に達すると、制限種別E2のチャージ制限条件が成立したと判定されるので、制限開始月である当月の月末を過ぎて翌月になるまで即時払い決済によるチャージも制限される。なお、後払い決済と即時払い決済を除く他の決済について制限が課されていないので、後払い決済および即時払い決済によるチャージ制限中であっても、現金決済および前払い決済によるチャージを可能としても良いし、のめり込み防止の観点から、制限種別E1,E2両方のチャージ制限条件が成立した後(
図17においては、即時払い決済の制限条件が判定された後)は、全ての決済でのチャージを一律に制限するようにしても良い。
【0112】
また、制限種別E1,E2の制限条件の成立を個別に判定せず、制限種別E1もしくは制限種別E2の何れか最先のチャージ制限条件が成立した時点で、全てのキャッシュレスチャージを制限するようにしても良い。
図18は、制限種別E1によるチャージ制限条件(後払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計が10万円)とチャージ制限解除条件(制限開始月の末日を経過)または制限種別E2によるチャージ制限条件(即時払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計が50万円)とチャージ制限解除条件(制限開始月の末日を経過)の判定を行える管理機能部100を含む遊技システム1において、遊技者が使用可能な有価価値記憶手段12eを取り扱い中の遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13あるいは券売機14)にて何れか一方の制限種別のチャージ制限条件成立によりチャージ制限(E1 or E2)が課され、その後にチャージ制限が解除される過程の一例を示す遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13あるいは券売機14)と携帯端末40と管理機能部100との間の通信シーケンス図である。
【0113】
図18に示すように、暦上の月を跨ぐことで、制限種別E1の判定対象である後払い決済による前月分のチャージ合計額と、制限種別E2の判定対象である即時払い決済による前月分のチャージ合計額とがクリアされ、当月は後払い決済と即時払い決済のどちらもチャージ合計額ゼロからチャージ制限条件の判定が行われる。当月の月末を迎える前に即時払い決済によるチャージ額の合計が50万円に達すると、制限種別E2のチャージ制限条件が成立したと判定されるので、制限開始月である当月の月末を過ぎて翌月になるまで全てのキャッシュレス決済によるチャージが制限される。無論、即時払い決済によるチャージ額の合計が50万円に達する前に、後払い決済によるチャージ額の合計が10万円に達した場合でも、制限種別E1のチャージ制限条件が成立したと判定された時点で、制限開始月である当月の月末を過ぎて翌月になるまで全てのキャッシュレス決済によるチャージが制限される。なお、キャッシュレス決済ではない現金決済についてチャージ制限は課されていないので、全てのキャッシュレス決済によるチャージ制限中であっても、現金決済によるチャージは可能としたが、のめり込み防止の観点から現金決済でのチャージも使えないように制限して良い。
【0114】
また、
図19は、制限種別E4によるチャージ制限条件(後払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計と即時払い決済によるチャージ額の一ヶ月の合計との合算値が20万円)とチャージ制限解除条件(制限開始月の末日を経過)の判定を行える管理機能部100を含む遊技システム1において、遊技者が使用可能な有価価値記憶手段12eを取り扱い中の遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13あるいは券売機14)でチャージが制限され、その後にチャージ制限が解除される過程の一例を示す遊技用装置12(遊技媒体貸出装置13あるいは券売機14)と携帯端末40と管理機能部100との間の通信シーケンス図である。
【0115】
図19に示すように、暦上の月を跨ぐことで、制限種別E1の判定対象である後払い決済による前月分のチャージ合計額と、制限種別E4の判定対象である即時払い決済による前月分のチャージ合計額とがクリアされ、当月は後払い決済と即時払い決済のどちらもチャージ合計額ゼロからチャージ制限条件の判定が行われる。当月の月末を迎える前に後払い決済によるチャージ額の合計と即時払い決済によるチャージ額の合計との合算値が20万円に達すると、制限種別E4のチャージ制限条件が成立したと判定されるので、制限開始月である当月の月末を過ぎて翌月になるまで後払い決済と即時払い決済によるチャージが制限される。なお、制限種別E4では、後払い決済によるチャージ額が10万円を超えても即時払い決済によるチャージ額の合計との合算値が20万円に満たなければ、チャージ制限条件が成立したと判定されない。そこで、例えば、制限種別E1と制限種別E4の何れか最先の成立を判定できる管理機能部100を含む遊技システム1とすれば、後払い決済によるチャージ額が10万円に達した場合には、制限種別E1のチャージ制限条件が成立したと判定され、その後の後払い決済と即時払い決済によるチャージが制限されるので、遊技者が比較的利用し易い後払い決済の利用額が10万円を超えることを防げる。また、この制限種別E4においても、チャージ制限条件が成立した後は、全ての決済でのチャージを一律に制限するようにしても良い。
【0116】
なお、遊技システム1の管理機能部100が制御できる制限種別の内容は、上述したもの(A,B1,B2,B3,C1,C2,D1,D2,E1,E2,E3,E4…)に限定されず、遊技者の遊技への過剰なのめり込みが疑われるチャージ状況を適切に判定して、抑制できる条件であれば、如何様な内容に設定しても構わない。
【0117】
以上、本発明に係る遊技システムを実施形態に基づき説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限りにおいて実現可能な全ての遊技システムを権利範囲として包摂するものである。
【符号の説明】
【0118】
1 遊技システム
10 遊技店
11 遊技機
12 遊技用装置
13 遊技媒体貸出装置
14 券売機
16 中継装置
20 チャージ管理センタ
40 携帯端末
50 プリペイド媒体
60 キャッシュレス決済事業者センタ
100 管理機能部
【要約】
【課題】遊技中の行動から遊技者が遊技にのめり込んでいる状態を判定し、その判定結果に基づいて遊技者が耐えられる程度の一時的な制限を行うことで、より効果的なのめり込み防止策を実現できる遊技システムを提供する。
【解決手段】遊技システム1では、遊技者が遊技用装置12の有価価値記憶手段12e1にチャージした履歴からチャージ制限条件が成立したことを管理機能部100のチャージ制限手段100a1が判定すると、遊技者が冷静な判断を行えるようにクールダウンさせるため、その遊技者のチャージを制限し、その後にチャージ制限解除条件が成立したことを管理機能部100のチャージ制限解除手段100a2が判定すると、クールダウンした遊技者が冷静な判断を行えるように回復したとみなし、その遊技者のチャージ制限を解除するようにする。
【選択図】
図2