(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2026-01-23
(45)【発行日】2026-02-02
(54)【発明の名称】ヘアドライヤ
(51)【国際特許分類】
A45D 20/12 20060101AFI20260126BHJP
【FI】
A45D20/12 Z
(21)【出願番号】P 2022557023
(86)(22)【出願日】2021-10-13
(86)【国際出願番号】 JP2021037810
(87)【国際公開番号】W WO2022085524
(87)【国際公開日】2022-04-28
【審査請求日】2024-08-19
(31)【優先権主張番号】P 2020175533
(32)【優先日】2020-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000126676
【氏名又は名称】株式会社アデランス
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】中村 凌
(72)【発明者】
【氏名】下田 卓也
(72)【発明者】
【氏名】津村 佳宏
(72)【発明者】
【氏名】田中 均
(72)【発明者】
【氏名】寺岡 剛
【審査官】遠藤 邦喜
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-051017(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0197466(US,A1)
【文献】登録実用新案第3219460(JP,U)
【文献】特表2014-527432(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 20/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体部と、
前記本体部内に設けられている送風部と、
前記送風部からの風を前記本体部の正面から吹き出す吹出口と、
使用者の頭部を刺激しながら髪をかきわける頭部刺激体と、
前記本体部の正面に設けられ、光を照射する照射部と、を含み、
前記頭部刺激体は、前記吹出口から吹き出す風のうち、少なくとも前記本体部の正面から当該正面に対向する物体側に向かって吹き付ける風を遮らないように取付けられ
、
前記吹出口は、前記本体部の正面から見て左側の外周の一部に沿って円弧状に形成された第1の吹出口と、前記本体部の正面から見て右側の外周の一部に沿って円弧状に形成された第2の吹出口と、を有し、
前記頭部刺激体は、前記第1の吹出口の外側に設けられて複数の第1棒状体を有する第1棒状体部と、前記第2の吹出口の外側に設けられて複数の第2棒状体を有する第2棒状体部と、を有し、
前記照射部は、前記第1の吹出口の内側に前記第1の吹出口に沿って配置された第1の照射部と、前記第2の吹出口の内側に前記第2の吹出口に沿って配置された第2の照射部と、を有することを特徴とするヘアドライヤ。
【請求項2】
前記頭部刺激体の取付け位置は、当該頭部刺激体によって前記照射部から照射される光軸を遮らない位置であることを特徴とする請求項1に記載のヘアドライヤ。
【請求項3】
前記頭部刺激体の取付け位置は、前記本体部の正面から見て、当該頭部刺激体が前記照射部に重ならない位置であることを特徴とする請求項2に記載のヘアドライヤ。
【請求項4】
前記頭部刺激体の取付け位置は、前記本体部の正面から見て、当該頭部刺激体が前記吹出口に重ならない位置であることを特徴とする請求項2または3に記載のヘアドライヤ。
【請求項5】
前記頭部刺激体は、前記本体部に着脱自在に取付けられていることを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載のヘアドライヤ。
【請求項6】
前記本体部の下方に把持部が設けられ、
前記頭部刺激体は、頭部を両側面から挟み込む2つの刺激体を含み、
前記2つの刺激体は、前記本体部の正面における両側部に取付けられ、
前記2つの刺激体の取付け位置は、前記本体部の正面から見て前記把持部から当該本体部に延びる仮想線に対して左右対称に設けられていることを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載のヘアドライヤ。
【請求項7】
前記刺激体は、可撓性を有する部材で形成されていることを特徴とする請求項6に記載のヘアドライヤ。
【請求項8】
前記本体部に着脱自在に取付けられ、前記頭部刺激体とは別のアタッチメントを含み、
前記アタッチメントは、
ベース部と、
前記ベース部の表面から突出した複数の突起部と、を含み、
各前記突起部は、
前記ベース部側から当該突起部の先端部まで延びた透光性を有する中心部と、
前記中心部の外周に設けられた非透光性を有する外周部と、を有することを特徴とする請求項1~7の何れか1項に記載のヘアドライヤ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘアドライヤに関し、特に頭部を刺激する頭部刺激体を備えたヘアドライヤに関する。
【背景技術】
【0002】
頭部を刺激する頭部刺激体を備えたヘアドライヤとして、頭皮ケアを行う頭皮ケア用多機能ブラシが例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された頭皮ケア用多機能ブラシは、送風ファンを有し、頭皮への風の吹き付けと、頭部への刺激を同時に行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】日本国公表特許公報「特表2019-500124号公報」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に開示された頭皮ケア用多機能ブラシは、頭部に刺激を与える頭部刺激体としてのブラシが送風ファンによる送風口に着脱自在に設けられている。このため、ブラシが送風口に装着されているときには、ブラシによって頭皮ケアをしている状態では、ブラッシング中の髪が送風口から吹き出す風の一部を遮るため、頭皮に効率的に風を吹き付けることができないという問題が生じる。
【0005】
本発明の一態様は、頭部刺激体によって頭皮をケアしている状態で、送風口からの主流風を頭皮に対して効率的に吹き付けることができるヘアドライヤを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るヘアドライヤは、本体部と、前記本体部内に設けられている送風部と、前記送風部からの風を前記本体部の正面から吹き出す吹出口と、使用者の頭部を刺激しながら髪をかきわける頭部刺激体と、前記本体部の正面に設けられ、光を照射する照射部と、を含み、前記頭部刺激体は、前記吹出口から吹き出す風のうち、少なくとも前記本体部の正面から当該正面に対向する物体側に向かって吹き付ける風を遮らないように取付けられ、前記吹出口は、前記本体部の正面から見て左側の外周の一部に沿って円弧状に形成された第1の吹出口と、前記本体部の正面から見て右側の外周の一部に沿って円弧状に形成された第2の吹出口と、を有し、前記頭部刺激体は、前記第1の吹出口の外側に設けられて複数の第1棒状体を有する第1棒状体部と、前記第2の吹出口の外側に設けられて複数の第2棒状体を有する第2棒状体部と、を有し、前記照射部は、前記第1の吹出口の内側に前記第1の吹出口に沿って配置された第1の照射部と、前記第2の吹出口の内側に前記第2の吹出口に沿って配置された第2の照射部と、を有することを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、頭部刺激体によって頭皮をケアしている状態で、吹出口からの主流風を遮らないで、頭皮に対して風を効率的に吹き付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施形態にかかるヘアドライヤの外観構成を示す斜視図である。
【
図2】
図1に示すヘアドライヤの外観構成を示す側面図である。
【
図4】
図1に示すヘアドライヤの要部を拡大した正面図である。
【
図5】
図1に示すヘアドライヤに装着する頭部刺激体の斜視図である。
【
図7】
図5に示す頭部刺激体を装着したヘアドライヤの外観構成を示す斜視図である。
【
図10】
図7に示すヘアドライヤの使用例を示す図である。
【
図11】
図5に示す頭部刺激体に装着するアタッチメントの斜視図である。
【
図12】
図11に示すアタッチメントを装着した
図5に示す頭部刺激体の斜視図である。
【
図14】
図12に示す頭部刺激体を装着したヘアドライヤの外観構成を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0010】
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。なお、本実施形態では、まず、ヘアドライヤの構成について説明し、次に、頭部刺激体を装着したヘアドライヤの構成について説明する。
(ヘアドライヤの全体構成)
図1は、本実施形態にかかるヘアドライヤ10の外観構成を示す斜視図である。ヘアドライヤ10の各構成要素の形状および位置関係などを説明するにあたって、便宜上、ヘアドライヤ10を
図1などに示すようなX(X1-X2)方向(左右方向)、Y(Y1-Y2)方向(上下方向)、Z(Z1-Z2)方向(前後方向)という三方向の座標軸で規定する。
【0011】
図2は、
図1に示すヘアドライヤ10の側面側(X2側)から見たときの外観を示す。
図3は、
図1に示すヘアドライヤ10の側面側(X2側)から見たときの断面を示す。
【0012】
ヘアドライヤ10は、
図1に示すように、主として、本体部11と、把持部20とで構成されている。本体部11は、正面側(Z1側)の正面部11aに風を吹き出す吹出口12が形成され、後方側(Z2側)に空気を吸込む吸込口23が形成されている。さらに、本体部11は、内部に送風機構(送風部150(
図3)等)および風の吹き出し経路(送風経路)を有している。これにより、本体部11は、吸込口23から吸い込んだ空気を吹出口12(具体的には、第1の吹出口12aおよび第2の吹出口12b)から吹き出す。なお、ヘアドライヤ10は、冷温風以外に、帯電粒子(イオン)を発生し、頭部に吹き付けるようにしてもよい。
【0013】
送風部150は、例えば
図3に示すように、遠心ファン151、モータ153、およびモータ固定部品152を少なくとも有している。モータ153を駆動させて、遠心ファン151を回転さることによって、本体部11の吸込口23から空気を吸込み内部で加熱または冷却して吹出口12から吹き出す。
【0014】
吹出口12は、正面部11aにおいて左右(X1-X2)の端部に形成された、第1の吹出口12aと第2の吹出口12bという2つの吹出口で構成されている。すなわち、第1の吹出口12aと第2の吹出口12bは、本体部11の正面部11aの外縁側の左右(X1-X2)に形成されている。
【0015】
第1の吹出口12aは、正面部11aを正面から見て左側(X1側)の端部に沿って上下方向(Y方向)に形成されている。第2の吹出口12bは、正面部11aを正面から見て右側(X2側)の端部に沿って上下方向(Y方向)に形成されている。
【0016】
第1の吹出口12aおよび第2の吹出口12bは、上下方向(Y方向)に細長い形状(縦長形状)の開口部を有している。より具体的には、第1の吹出口12aおよび第2の吹出口12bは、略円形状の正面部11aの外周の一部に沿って円弧状に形成されている。第1の吹出口12aの開口部と、第2の吹出口12bの開口部の開口部がこのような形状となっていることで、ヘアドライヤ10を用いて髪を乾燥させるときに、施術箇所の髪の伸長方向に沿った方向に各開口部の長手方向を合わせることができる。
正面部11aには、第1の吹出口12aおよび第2の吹出口12bよりも内側に、表示部30、照射部50(第1の照射部50a、第2の照射部50b)が形成されている。なお、表示部30、第1の照射部50a、第2の照射部50bの詳細は後述する。
【0017】
把持部20は、本体部11の下方に位置している。把持部20は、ヘアドライヤ10の使用時に使用者の持ち手となる部分である。
図2に示すように、ヘアドライヤ10を側面側(例えば、X2側)から見た状態で、把持部20は、本体部11の前後方向(Z方向)の略中央部から下方(Y2側)へ延びている。
【0018】
把持部20のZ1側は、正面部20aを構成している。把持部20の正面部20aには、操作部40が設けられている。ヘアドライヤ10の使用時に、使用者が操作部40(具体的には、電源スイッチ42)を操作することで、ヘアドライヤ10が動作を開始したり停止したりする。また、操作部40(具体的には、操作ボタン41)が操作されることで、吹出口12から吹き出す風の種類(温風/冷風)および風量などが調節される。また、操作部40(具体的には、操作ボタン41)が操作されることで、ヘアドライヤ10の運転モードが切り換えられる。
【0019】
把持部20の下方には、電源コード22が取り付けられている。なお、本発明の別の態様では、ヘアドライヤ10はコードレスタイプであってもよい。この場合には、例えば、本体部11または把持部20の内部に一次電池または二次電池が備えられている。
【0020】
(ヘアドライヤの外形形状について)
続いて、ヘアドライヤ10の外形形状について説明する。
【0021】
図2に示すように、ヘアドライヤ10は、側面視において略T字状を有している。また、
図1に示すように、ヘアドライヤ10の正面側(Z1側)は、略円形状の正面部11aと、正面部11aよりも幅狭の略長方形状の正面部20aと、正面部11aから正面部20aへ向かって徐々に幅が狭くなる傾斜面20bとで構成される。
【0022】
表示部30、第1の照射部50a、第2の照射部50bおよび操作部40は何れも、ヘアドライヤ10の正面側(Z1側)に配置されている。また、操作部40を構成する複数の操作ボタン41のうちの少なくとも一つは、傾斜面20bに配置されている。
【0023】
図1に示すように、略円形状の正面部11aは、Z1側から見たときに最も左側に位置する左側端部13aと、最も右側に位置する右側端部13bと、最も上方に位置する上端部14aと、最も下方に位置する下端部14bとを有している。
【0024】
図1などに示すように、正面部11aは、湾曲した凹面形状になっている。さらに、この湾曲した凹面形状を有する正面部11aでは、左右方向(X方向)の端部(すなわち、左側端部13aおよび右側端部13b)の方が、上下方向(Y方向)の端部(すなわち、上端部14aおよび下端部14b)よりも、側面視および上面視(または下面視)において前方側(Z1側)に位置している。すなわち、本体部11の上下方向(Y方向)の端部は、本体部11の左右方向(X方向)の端部よりも、風の流れの上流側(Z2側)に凹んでいる。また、凹面形状を有する正面部11aでは、下面視において上端部14aよりも下端部14bの方が、風の流れの上流側(Z2側)に凹んでいる。
【0025】
そして、表示部30は、正面部11aにおいて第1の吹出口12aおよび第2の吹出口12bが設けられている左右方向(X方向)の端部13aおよび13bよりも凹んでいる中央部の近傍に配置されている。また、表示部30は、正面部11aの上端部14aよりも前方側(Z1側)へ突出していない下端部14b側に配置されている。
【0026】
これにより、例えば
図1に示すように、斜め前方側からヘアドライヤ10の正面部11aを使用者が見たときに、表示部30の内容を確認することができる。正面部11aが平坦な形状の場合には、光の反射などの影響で、第1の吹出口12aおよび第2の吹出口12bの間に位置する表示部30の情報が確認しにくいことがある。これに対して、本実施形態では、湾曲した凹面形状を有している正面部11aの凹みの部分に表示部30が設けられていることで、光の反射の影響が小さくなり、表示部30を確認しやすくすることができる。また、このような構成により、より広範囲の方向から(例えば、傾きの大きな斜め方向から)表示部30を確認することが可能となる。
【0027】
(ヘアドライヤの正面部の構成について)
続いて、ヘアドライヤ10の正面部分の構成について、
図4を参照しながら説明する。ヘアドライヤ10の正面部分は、主として、本体部11の正面部11a、および把持部20の正面部20a、傾斜面20bで構成されている。
【0028】
Z1側から見て正面部11aの左側には、正面部11aの外周に沿うようにして第1の吹出口12aが設けられている。また、Z1側から見て正面部11aの右側には、正面部11aの外周に沿うようにして第2の吹出口12bが設けられている。第1の吹出口12aは、左側端部13aを中心にして上下にそれぞれ延びている。第2の吹出口12bは、右側端部13bを中心にして上下にそれぞれ延びている。
【0029】
正面部11aにおける、第1の吹出口12aと第2の吹出口12bとの間は凹面形状となっている。すなわち、正面部11aにおいて、中央部(距離センサ60が形成されている位置)が最も後方側(風の送出方向の上流側)に凹んでいる。本実施形態では、中央部は、略平坦な形状となっている。
【0030】
第1の吹出口12aと中央部との間には、第1の照射部50aが設けられ、第2の吹出口12bと中央部との間には、第2の照射部50bが設けられている。すなわち、第1の照射部50aおよび第2の照射部50bは、それぞれ本体部11の正面部11aにおける第1の吹出口12aおよび第2の吹出口12bの形成位置よりも内側に形成されていることになる。
【0031】
さらに、本体部11の正面部11aにおいて、第1の照射部50aおよび第2の照射部50bの内側には、ヘアドライヤ10の動作状態を表示する表示部30が設けられている。
【0032】
正面部11aの中央部の下方、および中央部の外周部には、表示部30の一部を構成する、運転モードを表示する運転モード表示部31(31a~31f)を有し、中央部の上方には、温度表示部32を有している。このように、表示部30は、風の吹き出し経路の下流端側に位置している吹出口12よりも風の送出方向の上流側に凹んだ位置に配置されている。すなわち、表示部30は、正面部11aの窪んだ位置に配置されている。
【0033】
さらに、正面部11aの中心には、距離センサ60が形成されている。この距離センサ60によって、ヘアドライヤ10から当該ヘアドライヤ10の使用者(頭)までの距離を測定する。距離センサ60による測定値は、ヘアドライヤ10の各種動作の制御に使用される。
【0034】
正面部11aの下方に位置する傾斜面20bおよび把持部20の正面部20aには、操作部40が設けられている。操作部40は、複数の操作ボタン41と、電源スイッチ42とを有している。
【0035】
(表示部について)
続いて、表示部30のより具体的な構成について説明する。表示部30は、風の吹出経路の下流端側(すなわち、正面部11a)に配置されている。表示部30は、運転モード表示部31と、温度表示部32とで構成されている。
【0036】
運転モード表示部31は、例えば、通常モード、速乾モード、スタイリングモード、ヘアケアモード(イオン吹き出しモード)などのヘアドライヤ10が有している各種運転モードを表示するための表示部である。本実施形態では、運転モード表示部31は、6個のLEDランプ31a~31fで構成されている。
【0037】
図4に示すように、運転モード表示部31を構成する複数のLEDランプ31a・31b・31c・31d・31e・31fは、正面部11aの下方に縦方向(Y方向)に並んで配置されている。ヘアドライヤ10の使用者が、操作部40の操作ボタン41を操作することによって、ヘアドライヤ10の運転モードが切り換わる。そして、複数のLEDランプ31a・31b・31c・31d・31e・31fのうち、選択された現在の運転モードに該当するLEDランプが点灯する。
【0038】
一例では、ヘアドライヤ10の運転モードが通常モードの場合には、最も上のLEDランプ31aのみが点灯する。また、ヘアドライヤ10の運転モードが速乾モードの場合には、上から二番目のLEDランプ31bのみが点灯する。また、ヘアドライヤ10の運転モードがスタイリングモードの場合には、上から三番目のLEDランプ31cのみが点灯する。また、ヘアドライヤ10の運転モードがヘアケアモードの場合には、最も下のLEDランプ31dのみが点灯する。また、ヘアドライヤ10の運転モードが頭皮ケアモード(1)の場合にはLEDランプ31eのみが点灯する。さらに、ヘアドライヤ10の運転モードが頭皮ケアモード(2)の場合にはLEDランプ31fのみが点灯する。
【0039】
運転モード表示部31を構成する複数のLEDランプ31a・31b・31c・31d・31e・31fは、第1の吹出口12aと第2の吹出口12bとの間に位置する正面部11aの左右方向(X方向)の略中央に縦方向に並べて配置されている。また、各LEDランプ31a・31b・31c・31d・31e・31fは、正面部20aのほぼ中央を通る中央線を延長した部分に配置されている。これにより、使用者が複数のLEDランプ31a・31b・31c・31d・31e・31fの内のどのランプが点灯しているかをより確認しやすくなる。そのため、ヘアドライヤ10を使用中の使用者が、現在の運転モードを容易に確認することができる。
【0040】
温度表示部32は、温風/冷風などのように、吹出口12から吹き出される風の温度を示すものである。温度表示部32は、例えば、色によって風の温度を表示している。具体的には、温風が吹き出される場合には、温度表示部32は赤色となり、冷風が吹き出される場合には、温度表示部32は青色となる。
【0041】
この場合、温度表示部32は、赤色のLEDランプ、青色のLEDランプなどで構成される。吹出口12から温風が吹き出される場合には、赤色のLEDランプが点灯し、発色する。また、吹出口12から冷風が吹き出される場合には、青色のLEDランプが点灯し発色する。これにより、使用者は、吹き出される風が温風であるか冷風であるかを容易に識別することができる。
【0042】
(照射部)
第1の照射部50aおよび第2の照射部50bは、
図4に示すように、それぞれ赤色光を照射する2つの赤色LED51a(赤色光照射部)と2つの青色光を照射する青色LED51b(青色光照射部)を含んでいる。第1の照射部50aおよび第2の照射部50bは、それぞれの赤色LED51aと青色LED51bが、表示部30の周囲に配置されている。本実施形態では、
図4に示すように、これら赤色LED51aと青色LED51bは、表示部30を左右(X1-X2)方向から挟むように配置されているが、これに限定されるものではない。
【0043】
第1の照射部50aの赤色LED51aと青色LED51bは、第1の吹出口12aに沿って配置されている。ここでは、Y1側からY2側に向かって、赤色LED51a、青色LED51b、青色LED51b、赤色LED51aの順にほぼ等間隔で一列に配置されている。すなわち、2つの青色LED51bは互いに隣り合う位置に配置され、2つの赤色LED51aは、隣り合う2つの青色LED51bを介して、配置されている。なお、これら赤色LED51a、青色LED51bは、直線上に各LEDの中心が位置するように配置されていてもよく、円弧状の第1の吹出口12aに沿った円弧状の仮想線上に各LEDの中心が位置するように配置されていてもよい。
【0044】
同様に、第2の照射部50bの赤色LED51aと青色LED51bは、第2の吹出口12bに沿って配置されている。ここでは、Y1側からY2側に向かって、赤色LED51a、青色LED51b、青色LED51b、赤色LED51aの順にほぼ等間隔で一例に配置されている。すなわち、2つの青色LED51bは互いに隣り合う位置に配置され、2つの赤色LED51aは、隣り合う2つの青色LED51bを介して、配置されている。なお、これら赤色LED51a、青色LED51bは、直線上に各LEDの中心が位置するように配置されていてもよく、円弧状の第2の吹出口12bに沿った円弧状の仮想線上に各LEDの中心が位置するように配置されていてもよい。
【0045】
第1の照射部50aおよび第2の照射部50bは、第1の吹出口12aおよび第2の吹出口12bから吹き出す風の向きと同じ方向にLED光を照射するようになっている。これにより、第1の照射部50aおよび第2の照射部50bから照射されるLED光は、第1の吹出口12aおよび第2の吹出口12bから吹き出す風とともに、頭皮に照射することができる。
【0046】
ここで、赤色LED51aから照射される赤色LED光は、618nm~635nmの波長範囲の光であり、青色LED51bから照射される青色LED光は、405nm~415nmの波長範囲の光である。何れのLED光も頭皮に照射することで、当該頭皮の環境を整えることが期待される。
頭皮にLED光を照射するだけでなく、頭部を直接刺激することでも頭皮の環境を整えることができる。以下では、
図1に示すヘアドライヤ10に、頭部を直接刺激する頭部刺激体を装着した例について説明する。
【0047】
(頭部刺激体の概要)
図5は、頭部刺激体70の外観構成を示し、正面側(Z1側)から見たときの斜視図である。
図6は、頭部刺激体70を側面側(X2側)から見たときの側面図である。
【0048】
頭部刺激体70は、第1棒状体部(刺激体)71、第2棒状体部(刺激体)72、第1棒状体部71および第2棒状体部72が取付けられた本体部73、本体部73をヘアドライヤ10に装着する際に使用する装着部74を含み、ヘアドライヤ10に対して着脱自在に装着される。第1棒状体部(刺激体)71と第2棒状体部(刺激体)72とにより、頭部を両側面から挟み込むことができる。
本体部73は、ヘアドライヤ10の吹出口12の外径よりも少し大きい内の略円筒形状であり、前端部73a(Z1側)に第1棒状体部71および第2棒状体部72が取付けられ、後端部73b(Z2側)においてヘアドライヤ10の吹出口12の外周端に嵌合するようになっている。また、本体部73は係合部材75を有し、この係合部材75が各吹出口(第1の吹出口12a、第2の吹出口12b)の上下端に係合する。係合部材75による本体部73の吹出口12への係合の詳細は後述する。
【0049】
第1棒状体部71は、本体部73を正面側(Z1側)から見て左側(X1側)に設けられ、第2棒状体部72は、本体部73を正面側(Z1側)から見て右側(X2側)に設けられている。第1棒状体部71および第2棒状体部72は、可撓性を有する部材で設けられている。
【0050】
第1棒状体部71は、ヘアドライヤ10の吹出口12から吹き出す風と同じ方向(Z2からZ1)に延びる指を模した複数の棒状体71aを有している。複数の棒状体71aは、可撓性を有し、先端が内側(X2側)になめらかに曲がるように設けられている。
【0051】
第2棒状体部72も、第1棒状体部71と同様に、ヘアドライヤ10の吹出口12から吹き出す風と同じ方向(Z2からZ1)に延びる指を模した複数の棒状体72aを有している。複数の棒状体72aは、可撓性を有し、先端が内側(X1側)になめらかに曲がるように設けられている。
【0052】
第1棒状体部71および第2棒状体部72は、上述のように、可撓性を有する部材で設けられている。よって、第1棒状体部71と第2棒状体部72との間に頭部を挿入した場合、当該第1棒状体部71は左側(X1側)に撓み、当該第2棒状体部72は右側(X2側)に撓む。これにより、頭部刺激体70を頭部に向かって移動させること、頭部から離れる方向に移動させることを繰り返す(往復移動させる)ことで、第1棒状体部71、第2棒状体部72により頭部に刺激を与えることが可能となる。つまり、頭部刺激体70の第1棒状体部71の棒状体71aと、第2棒状体部72の棒状体72aは、頭部の頭髪をかき分けてそれぞれの先端が頭皮に接触し、頭皮を刺激する。また、頭部刺激体70は、頭部に対して往復移動させることで、髪をかきわけることができる。つまり、頭部刺激体70は、使用者の頭部を刺激しながら髪をかきわけることを可能としている。
【0053】
次に、頭部刺激体70を装着したヘアドライヤ10について説明する。
【0054】
(頭部刺激体を装着したヘアドライヤ)
図7は、頭部刺激体70を装着したヘアドライヤ10を正面側(Z1側)から見たときの外観構成を示す斜視図である。
図8は、頭部刺激体70を装着したヘアドライヤ10を側面側(X2側)から見たときの側面図である。
図9は、頭部刺激体70を装着したヘアドライヤ10を正面側(Z1側)から見たときの正面図である。
【0055】
頭部刺激体70を構成する第1棒状体部71および第2棒状体部72の取付け位置は、
図9に示すように、ヘアドライヤ10の本体部11の正面から見て把持部20から当該本体部11に延びる仮想線Xに対して左右対称に設けられている。しかしながら、これに限定されるものではない。
【0056】
頭部刺激体70をヘアドライヤ10に装着する際には、本体部73の前端部73aから装着部74および係合部材75を用いて外れないようにする。装着部74は、本体部73の前端部73aの上端に装着する第1装着部74aと、本体部73の前端部73bの下端に装着する第2装着部74bとを有する。これら第1装着部74aと第2装着部74bによって支持された係合部材75がヘアドライヤ10の吹出口12に係合することで、頭部刺激体70がヘアドライヤ10に装着される。係合部材75は、上下方向(Y方向)に延びた弾性を有する板状の部材である。係合部材75は、4隅に係合部75aが形成されており、それぞれの係合部75aは、ヘアドライヤ10の吹出口12を構成する第1の吹出口12aおよび第2の吹出口12bそれぞれの上端部および下端部それぞれに係合する形状となっている。また、係合部材75は、頭部刺激体70をヘアドライヤ10に装着した状態で、本体部73の左右(X1-X2)を塞がない形状となっている。つまり、係合部材75は、頭部刺激体70をヘアドライヤ10に装着した状態で、ヘアドライヤ10の本体部11の正面部11aにおいて左右(X1-X2)の端部に形成された、第1の吹出口12aと第2の吹出口12bを塞がない形状となっている。さらに、装着部74は、正面部11aに形成された第1の吹出口12aおよび第2の吹出口12bよりも内側に形成された照射部50(第1の照射部50a、第2の照射部50b)も塞がない形状となっている。
【0057】
図9に示すように、頭部刺激体70をヘアドライヤ10に装着した状態で、当該頭部刺激体70を構成する第1棒状体部71および第2棒状体部72は、正面側(Z1側)から見て第1の吹出口12aと第2の吹出口12bを塞がないように本体部73に取付けられている。つまり、第1棒状体部71および第2棒状体部72の取付け位置は、本体部11の正面から見て、第1棒状体部71および第2棒状体部72が第1の吹出口12aと第2の吹出口12bに重ならない位置である。
第1棒状体部71および第2棒状体部72は、第1の吹出口12aと第2の吹出口12bから吹き出す風のうち、少なくとも本体部11の正面から当該正面に対向する物体側(頭部)に向かって吹き付ける風(主流風)を遮らないように取付けられていればよい。
しかも、第1棒状体部71および第2棒状体部72の取付け位置は、本体部11の正面から見て、第1棒状体部71および第2棒状体部72が照射部50(第1の照射部50a、第2の照射部50b)に重ならない位置でもある。
なお、第1棒状体部71および第2棒状体部72の取付け位置は、少なくとも第1棒状体部71および第2棒状体部72によって照射部50(第1の照射部50a、第2の照射部50b)から照射されるLED光の光軸を遮らない位置であればよい。
(効果)
図10は、頭部刺激体70が装着されたヘアドライヤ10をユーザ101が使用する使用例を示す図である。
【0058】
ユーザ101は、頭部刺激体70の第1棒状体部71および第2棒状体部72を、自分の頭部に当てながら第1棒状体部71の棒状体71aおよび第2棒状体部72の棒状体72aによって頭皮マッサージをする。第1棒状体部71および第2棒状体部72は、ヘアドライヤ10の照射部50から照射されるLED光の光軸を遮らない位置であって、且つ、ヘアドライヤ10の吹出口12から吹き出す主流風を遮らない位置に取付けられている。これにより、頭部刺激体70によってユーザ101の頭部を刺激しながら髪をかきわけることで、頭皮マッサージをしながら、ヘアドライヤ10からの主流風およびLED光を頭皮に効果的に当てることが可能となる。これにより、頭部刺激体70が装着されたヘアドライヤ10を用いれば、ユーザ101の頭皮ケアを効果的に行うことができるという効果を奏する。なお、
図10では、頭部刺激体70が装着されたヘアドライヤ10を上方から頭部を挟み込むように使用しているが、これに限定されるものではない。例えば、頭部刺激体70が装着されたヘアドライヤ10を前後方向から側頭部を挟み込むように使用してもよいし、どの方向から頭部を挟み込むように使用してもよい。
【0059】
ユーザ101の頭皮ケアをさらに効果的に行うために、頭部刺激体70が装着されたヘアドライヤ10に対して、さらに、別の頭部刺激用のアタッチメント80を使用することが考えられる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
【0060】
本実施形態では、前記実施形態1における頭部刺激体70が装着されたヘアドライヤ10に対して、さらに、別の頭部刺激用のアタッチメントを装着した例について説明する。
【0061】
(アタッチメントの概要)
図11は、アタッチメント80の外観構成を示し、正面側(Z1側)から見たときの斜視図である。
図12は、アタッチメント80が装着された頭部刺激体70の外観構成を示し、正面側(Z1側)から見たときの斜視図である。
図13は、アタッチメント80が装着された頭部刺激体70を側面側(X2側)から見たときの側面図である。
【0062】
アタッチメント80は、ベース部81と、ベース部81を頭部刺激体70に装着するための第1装着部82および第2装着部83と、ベース部81の表面81aから突出した複数の第1突起部84および第2突起部85とを含む。ここで、ベース部81の表面81aは、頭部刺激体70に装着した際に、当該頭部刺激体70に対向する背面と反対側の面をいう。
【0063】
ベース部81は、略円板状の部材からなり、両側(X1―X2側)端部の所定の領域が透光性を有している。ベース部81の外径は、ベース部81を頭部刺激体70に装置したときに、ヘアドライヤ10の吹出口12(第1の吹出口12a、第2の吹出口12b)を塞がない大きさに設定されている。
【0064】
第1装着部82は、ベース部81の上端部側(Y1側)に設けられおり、アタッチメント80を頭部刺激体70に装着する際に、頭部刺激体70の装着部74の上端部74aに係合する係合部82aが形成されている。
【0065】
第2装着部83は、ベース部81の下端部側(Y2側)に設けられており、アタッチメント80を頭部刺激体70に装着する際に、頭部刺激体70の装着部74の下端部74bに係合する係合部83aが形成されている。
【0066】
第1突起部84は、ベース部81の表面81aの両側(X1―X2側)端部の透光性の領域に沿ってそれぞれ4個設けられている。また、第1突起部84は、ベース部81側から先端部まで延びた透光性の中心部84aと、中心部84aの外周に設けられた非透光性の外周部84bとを有する。具体的には、外周部84bは、非透光性材料を含んだ錐状を成しており、中心部84aは、第1突起部84のベース部81側から先端部まで外周部84bを窄孔して延設された貫通孔によって構成されている。要するに、外周部84bは、貫通孔である中心部84aの外周に位置する錐状体に相当する。中心部84aである貫通孔は、外周部84bの突出方向に沿って錐状体の中心位置に設けられている。
【0067】
このように透光性を有する中心部84aが、非透光性材料を含んだ外周部84bによって外周を囲まれていることにより、中心部84aのベース部81側から入った光は、外周部84bに入ることない。よって、中心部84aのベース部81側から入った光の減衰が低減される。これにより、中心部84aのベース部81側から入った光を効率よく第1突起部84(中心部84a)の先端部まで導くことができ、先端部から第1突起部84の突出方向に沿って光を放出することができる。
【0068】
第2突起部85は、ベース部81の表面81aの両側(X1―X2側)端部における第1突起部84に隣接して設けられた小突起部85a、ベース部81の表面81aの中央部に設けられた大突起部85bからなる。小突起部85aおよび大突起部85bは、何れも非透光性材料を含んだ錐状体である。なお、小突起部85aおよび大突起部85bは透光性を有してもよい。
【0069】
第1突起部84および第2突起部85は、何れも、先端部が凸状に湾曲した面を有している。第1突起部84および第2突起部85は、アタッチメント80を頭部刺激体70に装着した状態で、第1棒状体部71および第2棒状体部72が頭部両側を刺激しているときに、頭部の中央を刺激できる程度の長さであればよい。この様にして、アタッチメント80を装着した頭部刺激体70は使用者の頭部により多くの刺激を与えることが可能となる。
【0070】
次に、アタッチメント80が装着された頭部刺激体70を装着したヘアドライヤ10について説明する。
【0071】
(頭部刺激体を装着したヘアドライヤ)
図14は、アタッチメント80が装着された頭部刺激体70を装着したヘアドライヤ10を正面側(Z1側)から見たときの外観構成を示す斜視図である。
図15は、アタッチメント80が装着された頭部刺激体70を装着したヘアドライヤ10を側面側(X2側)から見たときの側面図である。
図16は、アタッチメント80が装着された頭部刺激体70を装着したヘアドライヤ10を正面側(Z1側)から見たときの正面図である。
【0072】
アタッチメント80を頭部刺激体70に装着するには、まず、アタッチメント80のベース部81の背面を頭部刺激体70の本体部73側に向けながら第1装着部82および第2装着部83を、当該本体部73に設けられた係合部に係合させる。これにより、アタッチメント80を外れないように頭部刺激体70に装着する。
【0073】
ここで、アタッチメント80のベース部81は、アタッチメント80が装着された頭部刺激体70をヘアドライヤ10に装着した状態で、本体部73の左右(X1-X2)を塞がない形状となっている。つまり、ベース部81は、アタッチメント80が装着された頭部刺激体70をヘアドライヤ10に装着した状態で、ヘアドライヤ10の本体部11の正面部11aにおいて左右(X1-X2)の端部に形成された、第1の吹出口12aと第2の吹出口12bを塞がない形状となっている。
【0074】
アタッチメント80のベース部81は、正面部11aに形成された第1の吹出口12aおよび第2の吹出口12bよりも内側に形成された照射部50(第1の照射部50a、第2の照射部50b)は塞ぐ形状となっている。しかしながら、ベース部81に形成された第1突起部84は、頭部刺激体70がヘアドライヤ10に装着された状態では、第1の照射部50aおよび第2の照射部50bそれぞれに対向する当該ベース部81上に形成されている。これにより、第1の照射部50aおよび第2の照射部50bから照射される光を第1突起部84の先端部から放出することができる。
【0075】
第1突起部84は、第1の照射部50aおよび第2の照射部50bに含まれる赤色LED51a、青色LED51bそれぞれに対応するように設けられている。このため、第1突起部84の先端部から放出されるのは、赤色LED光または青色LED光となる。従って、頭皮に対して至近距離から赤色LED光、青色LED光を照射することが可能となるので、LED光による頭皮ケアをより効果的に行うことができる。
【0076】
(効果)
アタッチメント80が装着された頭部刺激体70を装着したヘアドライヤ10によれば、頭部刺激体70の第1棒状体部71および第2棒状体部72によりユーザの頭部を挟み込むように刺激しながら、アタッチメント80の第1突起部84および第2突起部85によって頭皮をさらに刺激することができる。しかも、第1突起部84からは至近距離で頭皮に赤色LED光、青色LED光を照射できるので、LED光による頭皮ケアもより効果的に行うことができる。
【0077】
なお、前記の各実施形態において、第1の照射部50a、第2の照射部50bに含まれる赤色LED51a、青色LED51bの数は、それぞれ2個としたが、これに限定されるものではない。また、赤色LED51aと青色LED51bの配置位置についても、赤色LED51a、青色LED51b、青色LED51b、赤色LED51aの順に限定されるものではない。
【0078】
例えば、第1の照射部50aは、赤色LED51aと青色LED51bとをそれぞれ1個ずつ含み、第2の照射部50bも、赤色LED51aと青色LED51bをそれぞれ1個ずつ含むようにしてもよい。また、第1の照射部50aおよび第2の照射部50bにおいて、同じ色のLEDのみを含むようにしてもよい。例えば、第1の照射部50aは、2個以上の赤色LED51a(または青色LED51b)を含み、第2の照射部50bも、2個以上の赤色LED51a(または青色LED51b)を含むようにしてもよい。
【0079】
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るヘアドライヤは、本体部11と、前記本体部11内に設けられている送風部150と、前記送風部150からの風を前記本体部11の正面部11aから吹き出す吹出口12と、使用者(ユーザ101)の頭部を刺激しながら髪をかきわける頭部刺激体70と、を含み、前記頭部刺激体70は、前記吹出口12から吹き出す風のうち、少なくとも前記本体部11の正面部11aから当該正面部11aに対向する物体側に向かって吹き付ける風を遮らないように取付けられている。
【0080】
上記の構成によれば、頭部刺激体によって頭部を刺激しながら髪をかきわけることで、頭皮マッサージをしながら、ヘアドライヤからの主流風を頭皮に効果的に当てることができるので、ユーザの頭皮ケアを効果的に行うことができる。
【0081】
本発明の態様2に係るヘアドライヤは、上記態様1において、前記本体部11の正面部11aに、光を照射する照射部50が設けられ、前記頭部刺激体70の取付け位置は、当該頭部刺激体70によって前記照射部50から照射される光軸を遮らない位置であってもよい。
【0082】
上記の構成によれば、頭部刺激体によって頭皮マッサージをしながら、ヘアドライヤからの光を頭皮に効果的に当てることができるので、ユーザの頭皮ケアを効果的に行うことができる。
【0083】
本発明の態様3に係るヘアドライヤは、上記態様2において、頭部刺激体70の取付け位置は、前記本体部11の正面から見て、当該頭部刺激体70が前記照射部50に重ならない位置であってもよい。
【0084】
上記の構成によれば、頭部刺激体によって頭皮マッサージをしながら、ヘアドライヤからの光を頭皮により効果的に当てることができる。
【0085】
本発明の態様4に係るヘアドライヤは、上記態様2または3において、頭部刺激体70の取付け位置は、前記本体部11の正面から見て、当該頭部刺激体70が前記吹出口12に重ならない位置であってもよい。
【0086】
上記の構成によれば、頭部刺激体によって頭皮マッサージをしながら、ヘアドライヤからの主流風を頭皮により効果的に当てることができる。
【0087】
本発明の態様5に係るヘアドライヤは、上記態様1~4の何れか1態様において、頭部刺激体70は、前記本体部11に着脱自在に取付けられていてもよい。
【0088】
上記構成によれば、ユーザは、必要に応じて頭部刺激体70を着脱して好みの頭皮ケアを行うことが可能となる。
【0089】
本発明の態様6に係るヘアドライヤは、上記態様1~5の何れか1態様において、前記本体部11の下側に把持部20が設けられ、前記頭部刺激体70は、頭部を両側面から挟み込む2つの刺激体(第1棒状体部71、第2棒状体部72)を含み、前記2つの刺激体(第1棒状体部71、第2棒状体部72)は、前記本体部11の正面における両側部に取付けられ、前記2つの刺激体(第1棒状体部71、第2棒状体部72)の取付け位置は、前記本体部11の正面から見て前記把持部20から当該本体部11に延びる仮想線Xに対して左右対称に設けられていることが好ましい。
【0090】
上記構成によれば、ユーザは、把持部20を把持して頭部刺激体70を頭部に向けるだけで、第1棒状体部71と第2棒状体部72とによって頭部の両側を適切に挟み込むことができる。
【0091】
本発明の態様7に係るヘアドライヤは、上記態様6において、前記刺激体(第1棒状体部71、第2棒状体部72)は、可撓性を有する部材で形成されていることが好ましい。
【0092】
上記構成によれば、刺激体が頭部に当たる力が強くでも、刺激体自体が撓むので、頭部にかかる力を軽減できる。
【0093】
本発明の態様8に係るヘアドライヤは、上記態様1~7の何れか1態様において、前記本体部11に着脱自在に取付けられ、前記頭部刺激体70とは別のアタッチメント80を含み、前記アタッチメント80は、ベース部81と、前記ベース部81の表面81aから突出した複数の突起部(第1突起部84、第2突起部85)と、を含み、第1突起部84は、前記ベース部81側から当該第1突起部84の先端部まで延びた透光性を有する中心部84aと、前記中心部84aの外周に設けられた非透光性を有する外周部84bと、を有する。
【0094】
上記構成によれば、頭部刺激体70およびアタッチメント80による頭皮ケアをしつつ、頭皮ケア用の風および光(LED光)を頭皮に効果的に吹き付けることができる。
【0095】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
【符号の説明】
【0096】
10 ヘアドライヤ
11 本体部
11a 正面部
12 吹出口
12a 第1の吹出口
12b 第2の吹出口
13a 左側端部
13b 右側端部
14a 上端部
14b 下端部
20 把持部
20a 正面部
20b 傾斜面
22 電源コード
23 吸込口
30 表示部
31 運転モード表示部
31a~31f LEDランプ
32 温度表示部
40 操作部
41 操作ボタン
42 電源スイッチ
50 照射部
50a 第1の照射部
50b 第2の照射部
60 距離センサ
70 頭部刺激体
71 第1棒状体部
71a 棒状体
72 第2棒状体部
72a 棒状体
73 本体部
73a 前端部
73b 後端部
74 装着部
74a 上端部
74b 下端部
80 アタッチメント
81 ベース部
81a 表面
82 第1装着部
82a 係合部
83 第2装着部
83a 係合部
84 第1突起部
84a 中心部
84b 外周部
85 第2突起部
85a 小突起部
85b 大突起部
101 ユーザ
150 送風部
151 遠心ファン
152 モータ固定部品
153 モータ
X 仮想線