(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2026-02-04
(45)【発行日】2026-02-13
(54)【発明の名称】模型玩具、及び模型部品
(51)【国際特許分類】
A63H 3/36 20060101AFI20260205BHJP
A63H 3/46 20060101ALI20260205BHJP
A63H 3/48 20060101ALI20260205BHJP
【FI】
A63H3/36 D
A63H3/46 B
A63H3/48
(21)【出願番号】P 2025126512
(22)【出願日】2025-07-29
【審査請求日】2025-07-29
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000135748
【氏名又は名称】株式会社バンダイ
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中元 悠太
【審査官】白形 優依
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-105689(JP,A)
【文献】特開2025-036051(JP,A)
【文献】特開2011-234984(JP,A)
【文献】特開2021-023660(JP,A)
【文献】特開2017-124235(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63H 1/00 - 37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
模型玩具であって、
第1連結部及び第2連結部を有する第1部分と、
第3連結部及び第4連結部を有する第2部分と、
前記第1連結部及び前記第3連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第1連結パーツと、
前記第2連結部及び前記第4連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第2連結パーツと
を備え、
前記第1部分及び前記第2部分は、前記第1連結部から前記第4連結部を回転軸として互いに揺動
し、
前記第2部分は、
前記第3連結部を有する第1パーツと、
前記第4連結部を有する第2パーツと、
他の部分に連結される第5連結部を有し、前記第1パーツと前記第2パーツとによって挟持され、前記第1パーツ及び前記第2パーツに対して回動可能に連結される第3パーツと
を備える、模型玩具。
【請求項2】
前記第1部分及び前記第2部分に対して、該第1部分及び第2部分との間に所定の空間を設けて背面から連結される第3部分をさらに備える、請求項1に記載の模型玩具。
【請求項3】
前記第1連結部及び前記第2連結部は、前記第1部分の正面側に設けられ、
前記第3連結部及び前記第4連結部は、前記第1部分及び前記第2部分が連結されると、前記第1部分の正面側に位置する、請求項2に記載の模型玩具。
【請求項4】
前記第1部分及び前記第2部分との揺動動作は、前記第3部分との間の前記所定の空間を確保した状態で行われる、請求項2に記載の模型玩具。
【請求項5】
前記第1連結パーツ及び前記第2連結パーツはそれぞれ、
円筒形状で形成された前記第1連結部及び前記第2連結部に連結されるリング形状の接続部と、
凸形状で形成された前記第3連結部及び前記第4連結部に連結される凹形状の接続部と
を有する、請求項2に記載の模型玩具。
【請求項6】
前記第1部分は前記模型玩具の胸部を形成し、
前記第2部分は前記模型玩具の腹部を形成する、請求項
2から5の何れか1項に記載の模型玩具。
【請求項7】
前記第3部分は、前記模型玩具の背面に装着される装飾部を形成する、請求項
6に記載の模型玩具。
【請求項8】
前記他の部分は、前記模型玩具の下体部を形成する、請求項
6に記載の模型玩具。
【請求項9】
模型玩具に組み込まれる模型部品であって、
第1連結部及び第2連結部を有する第1部分と、
第3連結部及び第4連結部を有する第2部分と、
前記第1連結部及び前記第3連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第1連結パーツと、
前記第2連結部及び前記第4連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第2連結パーツと
を備え、
前記第1部分及び前記第2部分は、前記第1連結部から前記第4連結部を回転軸として互いに揺動
し、
前記第2部分は、
前記第3連結部を有する第1パーツと、
前記第4連結部を有する第2パーツと、
他の部分に連結される第5連結部を有し、前記第1パーツと前記第2パーツとによって挟持され、前記第1パーツ及び前記第2パーツに対して回動可能に連結される第3パーツと
を備える、模型部品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、模型玩具、及び模型部品に関する。
【背景技術】
【0002】
人間や動物の動きに近い動作やポージングを実現すべく、模型玩具(人形体)には種々の関節や可動部が含まれる。これらの機構により様々なポージングを実現することができる。また、人形体には、上記動作を実現する本体に加えて更に武具や防具など(以下では、これらを総称して装飾部と称する。)が装着される。特許文献1には、肢体の動きに応じたアーマーの動きを複雑にし、該アーマーの動きに現実味を持たせるようにした人形体が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術では、脚部や腕部に沿ってアーマーが連結されている。しかし、脚部や腕部の内部に装飾部品の一部を回動可能に組み込み、外部へ露出させる構成も考えられる。また、一部のパーツを回動させるためのスペースや、デザイン的に所定の空間を確保する必要もあり得る。このような回動機構や空間の確保については、通常の人体等の構造とは異なるものである。このように、仕様やデザインを理由として、関節等の連結構成を通常の位置とは異なる位置に設けることが要求される場合もある。
【0005】
本発明は、例えば、模型玩具における連結部の新規な仕組みを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、例えば、模型玩具であって、第1連結部及び第2連結部を有する第1部分と、第3連結部及び第4連結部を有する第2部分と、前記第1連結部及び前記第3連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第1連結パーツと、前記第2連結部及び前記第4連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第2連結パーツとを備え、前記第1部分及び前記第2部分は、前記第1連結部から前記第4連結部を回転軸として互いに揺動する。
また、本発明は、例えば、模型玩具であって、第1連結部及び第2連結部を有する第1部分と、第3連結部及び第4連結部を有する第2部分と、前記第1連結部及び前記第3連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第1連結パーツと、前記第2連結部及び前記第4連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第2連結パーツとを備え、前記第1部分及び前記第2部分は、前記第1連結部から前記第4連結部を回転軸として互いに揺動し、前記第2部分は、前記第3連結部を有する第1パーツと、前記第4連結部を有する第2パーツと、他の部分に連結される第5連結部を有し、前記第1パーツと前記第2パーツとによって挟持され、前記第1パーツ及び前記第2パーツに対して回動可能に連結される第3パーツとを備える。
【0007】
また、本発明は、例えば、模型玩具に組み込まれる模型部品であって、第1連結部及び第2連結部を有する第1部分と、第3連結部及び第4連結部を有する第2部分と、前記第1連結部及び前記第3連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第1連結パーツと、前記第2連結部及び前記第4連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第2連結パーツとを備え、前記第1部分及び前記第2部分は、前記第1連結部から前記第4連結部を回転軸として互いに揺動する。
また、本発明は、例えば、模型玩具に組み込まれる模型部品であって、第1連結部及び第2連結部を有する第1部分と、第3連結部及び第4連結部を有する第2部分と、前記第1連結部及び前記第3連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第1連結パーツと、前記第2連結部及び前記第4連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第2連結パーツとを備え、前記第1部分及び前記第2部分は、前記第1連結部から前記第4連結部を回転軸として互いに揺動し、前記第2部分は、前記第3連結部を有する第1パーツと、前記第4連結部を有する第2パーツと、他の部分に連結される第5連結部を有し、前記第1パーツと前記第2パーツとによって挟持され、前記第1パーツ及び前記第2パーツに対して回動可能に連結される第3パーツとを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、模型玩具における連結部の新規な仕組みを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】一実施形態に係る模型玩具の外観正面の一例を示す図。
【
図2】一実施形態に係る上体部の(a)正面図、(b)側面図。
【
図3】一実施形態に係る上体部の(a)正面図、(b)分解斜視図。
【
図4】一実施形態に係る上体部の一部の(a)斜視図、(b)分解斜視図。
【
図5】一実施形態に係る上体部の一部の組み立て手順を示す図。
【
図8】一実施形態に係る第2部分の連結部の構成を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴うち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0011】
<模型玩具の外観>
まず
図1を参照して、本実施形態に係る模型玩具100の外観構成の一例について説明する。
図1は模型玩具100の外観正面を示す。なお、x,y,zの矢印はそれぞれ模型玩具における上、左、前方向の向きを示し、他の図面についても同様である。
【0012】
模型玩具100は、本体部を構成する頭部101、点線領域で示す上体部102、腕部103a、103b、腰部104、及び脚部105a、105bを備える。本実施形態では模型玩具の一例として人型ロボットを例に説明するが、本発明を限定する意図はなく、本発明は人、動物、ロボット、昆虫、恐竜、武具、装飾具等、様々な模型に適用することができる。
【0013】
頭部101は、上体部102に回動可能に連結される。上体部102には、さらに側部において右腕部103b及び左腕部103aが肩関節によって連結され、下部において腰部104が連結される。腰部104には股関節が含まれ、右脚部105a及び左脚部105bがそれぞれ回動可能に連結される。
【0014】
<上体部の構成>
図2及び
図3を参照して、本実施形態に係る上体部の構成例について説明する。
図2(a)は上体部102の正面をし、
図2(b)は上体部102の側面を示す。
図3(a)は
図2(a)と同様の上体部102の正面図を示す。
図3(b)は上体部102の分解斜視図を示す。
【0015】
図2(b)に示すように、上体部102には、本体部201と、装飾部202とを含んで構成される。本体部201には、第1部分及び第2部分が含まれる。装飾部202は第3部分に対応する。本体部201は、上体部102の胸部及び腹部に対応し、装飾部202は本体部201の背面側に連結される。
【0016】
本体部201と装飾部202との間には、203の矢印に示すように、所定の空間が設けられる。この所定の空間は、デザイン的に又は機能的に設けられる。機能的に設けられる場合は、例えば、装飾部202が回動するための空間として設けられるものである。このように所定の空間が設けられる場合は、設けられない場合と比較して、上体部102の中心線204付近に上体部102の胸部と腹部とを連結する軸(連結構成)を設けることが難しい。したがって、上記所定の空間を確保するためには、胸部と腹部とを連結する軸を中心線204からずらして設ける必要がある。詳細には、本発明は、所定の空間を確保した状態で動作可能とすべく、当該軸は上体部102の正面側にずらして設けられることが望ましい。
【0017】
図3(b)に示すように、上体部102は、本体部301及び装飾部303に加えて、本体部301に連結される各パーツ302~307bを含んで構成される。本体部301は複数のパーツで形成され、詳細な構成については
図4を用いて後述する。本体部301は、パーツ302と装飾部303とによって挟み込まれるように連結される。また、本体部301に対しては、左右にそれぞれ肩関節を構成するパーツ304~306が連結される。参照符号の末尾のアルファベット”a”、”b”はそれぞれ左右対称のパーツに対して付している。他の図面についても原則同様である。パーツ306a、306bには、それぞれ腕部103a、103bが回動可能に連結される。また、パーツ307a、307bは、本体部301に対して左右対称に連結される装飾パーツである。
【0018】
<上体部の一部の詳細構成>
図4を参照して、本実施形態に係る上体部102の一部である本体部301の詳細な構成について説明する。
図4(a)は本体部301の斜視図を示し、
図4(b)は本体部301の分解斜視図を示す。
【0019】
図4(b)に示すように、本体部301はパーツ401~405を含んで構成される。パーツ401は両側面からそれぞれパーツ402a、402bによって挟持されるように組み付けられ、第2部分を形成する。パーツ404は第1部分に相当する。第1部分は模型玩具100の胸部に相当し、第2部分は腹部に相当する。パーツ404の内部には、頭部への連結部を有するパーツ405が連結される。
【0020】
第1部分であるパーツ404と、第2部分であるパーツ401~402bとは、連結パーツ403a、403bによって連結される。連結パーツ403aはパーツ404の第1連結部と、パーツ402aの第3連結部にそれぞれ回動可能に連結される。連結パーツ403bはパーツ404の第2連結部と、パーツ402bの第4連結部にそれぞれ回動可能に連結される。詳細な連結構成については
図5及び
図8を用いて後述する。
【0021】
<上体部の一部の組み立て構成>
図5を参照して、本体部301の組立構成について説明する。なお、ここでは説明を容易にするためパーツ405については省略して説明する。
【0022】
図5(a)は本体部301の分解斜視図を示す。パーツ401は空洞部511と連結部512とを含む。空洞部511は貫通孔であり、左右方向からそれぞれ他のパーツを連結することができる。連結部512は第5連結部に相当し、模型玩具100の他の部分である腰部(下体部)に回動可能に連結される。
【0023】
パーツ402a、402bにはそれぞれ円筒部521a、521bと、連結部522a、522bとが形成される。円筒部521a、521bはそれぞれパーツ401の左右から空洞部511に挿入される。これにより、パーツ402a、402bがパーツ401に連結される。連結部522a、522bはそれぞれ第3連結部、第4連結部に相当する。パーツ401は、パーツ402a、402bに対して、円筒部521a、521bを回転軸として回動可能となる。この回動動作により模型玩具100において前屈動作など上体部102を正面方向へ倒す動作が可能となる。
【0024】
図5(b)はパーツ401に対してパーツ402a、402bを連結した状態を示す。パーツ401、402a、402bは、第2部分に相当する。当該第2部分に対して連結パーツ403a、403bが点線矢印に示すように回動可能に連結される。連結パーツ403a、403bはそれぞれ、接続部531a、b、532a、bを備える。接続部531a、bは凹形状で形成され、接続部532a、bはリング形状で形成される。
【0025】
ここで、
図8を参照して、接続部531bの詳細な接続構成について説明する。接続部531aは接続部531bと同様の構成であるため説明を省略する。パーツ402bの連結部522bには、内部の側壁に凸部801a、801bが凸形状で形成される。凸部801a、801bはパーツ402bの前後方向の側壁にそれぞれ対向して形成される。連結パーツ403bの接続部531bは、凹部802a、802bを含んで形成される。凹部802a、802bは連結パーツ403bの前後方向の側壁にそれぞれ背中合わせに形成される。連結パーツ403bをパーツ402bに連結する際には、点線矢印に示すように、凹部802a、802bがそれぞれ凸部801a、801bに嵌め込まれるようにそれぞれの開口部から挿入される。なお、凸部801a、801bは円盤状の突起であり、連結パーツ403bの回転軸として機能する。
【0026】
図5の説明に戻る。
図5(c)は、第2部分であるパーツ401、402a、402bに対してそれぞれ連結パーツ403a、403bを連結した状態を示す。第1部分を形成するパーツ404は、連結部541a、541b、541cと、空洞部542とを含んで構成される。連結部541cには、
図3に示すようにパーツ302が連結される。また、連結部541a、541bは第1連結部、第2連結部に対応し、円筒形状で形成される。連結部541a、541bは、それぞれ点線矢印で示すように、リング形状の接続部532a、532bが回動可能に嵌め込まれる。これにより、第2部分である腹部が第1部分である胸部に対して回動可能に連結される。
図5(d)は第1部分及び第2部分を連結した状態を示す。
【0027】
<断面図>
図6を参照して、本実施形態に係る上体部102の断面について説明する。
図6は上体部102の正断面を示す。
図6に示すR1~R4の黒丸は第1部分と第2部分とが互いに回動するための回転軸を模式的に示すものである。上述したように、本実施形態に係る上体部102では、装飾部303が背面に所定の空間を設けて連結されているため、上体部102の本体部301に中心線付近に胸部と腹部とを連結する連結軸を設けることができない。
【0028】
そこで、本実施形態に係る上体部102では、上体部102の正面側に設けた回転軸R1~R4を用いて胸部と腹部とを回動可能に連結する。連結パーツ403aは2点の回転軸R1、R3に渡って連結されている。連結パーツ403bは2点の回転軸R2、R4に渡って連結されている。これにより、本実施形態に係る上体部102ではその胸部(第1部分)と腹部(第2部分)とが揺動可能(スイング可能)に連結されている。詳細な動作については
図7を用いて後述する。
【0029】
<上体部の動作>
図7を参照して、本実施形態に係る上体部102の動作について説明する。
図7(a)~(d)は
図6の断面図を簡略した模式図を示す。
図7(e)は上体部102の側面図を示す。本実施形態に係る上体部102は揺動動作と、揺動動作とは異なる回転動作を行うことが可能である。
【0030】
図7(a)に示すように、上体部102は第1部分701と、第2部分702とを含んで構成される。
図7(a)は、第1部分701と第2部分702との位置関係が
図6の断面図と同様の状態を示す。
図7(b)は回転軸R1~R4を用いて第2部分702を矢印方向(図中右方向)にスイングさせた状態を示す。
図7(c)は回転軸R1~R4を用いて第2部分702を矢印方向(図中左方向)にスイングさせた状態を示す。これらのスイング動作は点線で示した連結パーツ403a、403bが回転軸R1~R4を軸に回動することにより実現される。
【0031】
スイング動作とは異なる動作も可能である。例えば、
図7(d)は回転軸R1~R4を用いて第2部分702を矢印方向(図中下方向)に動作させた状態を示す。また、
図7(e)はパーツ401の動作を示す。パーツ401は、上述した通り、パーツ402a、402bに対して回動可能に連結されているため、矢印方向(前後方向)に回動することができる。このように、本実施形態に係る上体部102は第1部分701及び第2部分702と、装飾部303との間に所定の空間を確保した状態で、揺動動作(スイング動作)や他の種々の動作を簡易な構成で実現することができる。
【0032】
以上説明したように、本実施形態に係る模型玩具は、第1連結部及び第2連結部を有する第1部分と、第3連結部及び第4連結部を有する第2部分と、第1連結部及び第3連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第1連結パーツと、第2連結部及び第4連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第2連結パーツとを備える。第1部分及び第2部分は、第1連結部から第4連結部を回転軸として互いに揺動する。これにより、本実施形態によれば、第1部分(胸部)と、第2部分(腹部)との垂直方向の中心付近に連結する軸を設けることができない場合であっても、揺動動作などの動作を実現することができる。
【0033】
<変形例>
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。例えば模型玩具の形状は、特に限定されるものではなく、人、動物、ロボット、昆虫、恐竜等、様々な形状を含むものである。また、上記実施形態では、第1部分及び第2部分として胸部と腹部とが連結される形態について説明した。しかし、本発明を限定する意図はなく、他の部位にこれらの機構を用いてもよい。例えば、腹部と腰部の連結構成や、肩関節、股関節などの連結構成について適用してもよい。
【0034】
<実施形態のまとめ>
上記実施形態は以下の模型玩具、及び模型部品を少なくとも開示する。
(1)
模型玩具であって、
第1連結部及び第2連結部を有する第1部分と、
第3連結部及び第4連結部を有する第2部分と、
前記第1連結部及び前記第3連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第1連結パーツと、
前記第2連結部及び前記第4連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第2連結パーツと
を備え、
前記第1部分及び前記第2部分は、前記第1連結部から前記第4連結部を回転軸として互いに揺動する、模型玩具。
(2)
前記第1部分及び前記第2部分に対して、該第1部分及び第2部分との間に所定の空間を設けて背面から連結される第3部分をさらに備える、(1)に記載の模型玩具。
(3)
前記第1連結部及び前記第2連結部は、前記第1部分の正面側に設けられ、
前記第3連結部及び前記第4連結部は、前記第1部分及び前記第2部分が連結されると、前記第1部分の正面側に位置する、(2)に記載の模型玩具。
(4)
前記第1部分及び前記第2部分との揺動動作は、前記第3部分との間の前記所定の空間を確保した状態で行われる、(2)又は(3)に記載の模型玩具。
(5)
前記第1連結パーツ及び前記第2連結パーツはそれぞれ、
円筒形状で形成された前記第1連結部及び前記第2連結部に連結されるリング形状の接続部と、
凸形状で形成された前記第3連結部及び前記第4連結部に連結される凹形状の接続部と
を有する、(2)から(4)の何れか1項に記載の模型玩具。
(6)
前記第2部分は、
前記第3連結部を有する第1パーツと、
前記第4連結部を有する第2パーツと、
他の部分に連結される第5連結部を有し、前記第1パーツと前記第2パーツとによって挟持され、前記第1パーツ及び前記第2パーツに対して回動可能に連結される第3パーツと
を備える、(2)から(5)の何れか1項に記載の模型玩具。
(7)
前記第1部分は前記模型玩具の胸部を形成し、
前記第2部分は前記模型玩具の腹部を形成する、(6)に記載の模型玩具。
(8)
前記第3部分は、前記模型玩具の背面に装着される装飾部を形成する、(7)に記載の模型玩具。
(9)
前記他の部分は、前記模型玩具の下体部を形成する、(6)から(8)の何れか1項に記載の模型玩具。
(10)
模型玩具に組み込まれる模型部品であって、
第1連結部及び第2連結部を有する第1部分と、
第3連結部及び第4連結部を有する第2部分と、
前記第1連結部及び前記第3連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第1連結パーツと、
前記第2連結部及び前記第4連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第2連結パーツと
を備え、
前記第1部分及び前記第2部分は、前記第1連結部から前記第4連結部を回転軸として互いに揺動する、模型部品。
【符号の説明】
【0035】
100:模型玩具、101:頭部、102:上体部、103a、103b:腕部、104:腰部、105a、105b:脚部
【要約】
【課題】本発明は、例えば、模型玩具における連結部の新規な仕組みを提供する。
【解決手段】本模型玩具は、第1連結部及び第2連結部を有する第1部分と、第3連結部及び第4連結部を有する第2部分と、第1連結部及び第3連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第1連結パーツと、第2連結部及び第4連結部とのそれぞれに対して回動可能に連結される第2連結パーツとを備える。第1部分及び第2部分は、第1連結部から第4連結部を回転軸として互いに揺動する。
【選択図】
図7