(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2026-02-20
(45)【発行日】2026-03-03
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
A63F 7/02 20060101AFI20260224BHJP
【FI】
A63F7/02 320
(21)【出願番号】P 2023218277
(22)【出願日】2023-12-25
【審査請求日】2025-04-04
(73)【特許権者】
【識別番号】391010943
【氏名又は名称】株式会社藤商事
(74)【代理人】
【識別番号】110004495
【氏名又は名称】弁理士法人テイクオフ
(72)【発明者】
【氏名】北 俊和
(72)【発明者】
【氏名】瀬戸 佑一
(72)【発明者】
【氏名】遠渡 英志
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼岡 駿
【審査官】上田 正樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-113629(JP,A)
【文献】特開2023-115797(JP,A)
【文献】特開2023-155826(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定事象の出現に関する信頼度を示唆する信頼度示唆情報を出力する特定演出を実行可能であり、
前記信頼度示唆情報は文字情報を有する
遊技機において、
前記特定演出は、
前記信頼度に関する特別文字情報を含む第1文字情報の表示と該第1文字情報に対応する第1音声の出力とを実行可能な第1特定演出と、
前記特別文字情報を含まない第2文字情報の表示と該第2文字情報に対応する第2音声の出力とを実行する第2特定演出と、を含み、
前記第1特定演出では、前記第1文字情報の表示期間から前記第1音声の出力期間を除いた第1表示期間の長さを第1時間とし、
前記第2特定演出では、前記第2文字情報の表示期間から前記第2音声の出力期間を除いた第2表示期間の長さを第2時間とし、
前記第1時間が前記第2時間よりも長くなるように構成した
ことを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
パチンコ機等の遊技機では、遊技状態に応じて、液晶表示手段等の画像表示手段への画像表示を中心とする各種演出を実行可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の遊技機においては、画像表示手段に任意のアニメーション、その他の画像を表示するだけでなく、これにLED発光や音声出力を組み合わせることで、演出効果を高め、演出を多様化しているが、画像表示演出そのものについても、或いは他の演出手段との組み合わせについても、演出効果の更なる向上を目指して改善の余地はあるものと考えられる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、画像表示演出を中心とする演出制御の改善によってより効果的な演出を実行することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、所定事象の出現に関する信頼度を示唆する信頼度示唆情報を出力する特定演出を実行可能であり、前記信頼度示唆情報は文字情報を有する遊技機において、前記特定演出は、前記信頼度に関する特別文字情報を含む第1文字情報の表示と該第1文字情報に対応する第1音声の出力とを実行可能な第1特定演出と、前記特別文字情報を含まない第2文字情報の表示と該第2文字情報に対応する第2音声の出力とを実行する第2特定演出と、を含み、前記第1特定演出では、前記第1文字情報の表示期間から前記第1音声の出力期間を除いた第1表示期間の長さを第1時間とし、前記第2特定演出では、前記第2文字情報の表示期間から前記第2音声の出力期間を除いた第2表示期間の長さを第2時間とし、前記第1時間が前記第2時間よりも長くなるように構成したものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、画像表示演出を中心とする演出制御が改善され、より効果的な演出を実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】第1実施例のパチンコ機を示す斜視図である。
【
図2】
図1の遊技機の遊技領域を示す正面図である。
【
図3】
図1の遊技機の全体回路構成を示すブロック図である。
【
図4】演出インタフェイス基板と、演出制御基板と、液晶インタフェイス基板の内部構成を図示したものである。
【
図5】複合チップについて、これに関連する回路素子も含めて図示した回路ブロック図である。
【
図6】インデックス空間と、仮想描画空間を説明する図面である。
【
図8】データ転送回路の内部構成を説明する図面である。
【
図9】ディスプレイリストや音声コマンドリストの転送動作を説明する図面である。
【
図10】ディスプレイリストに基づくフィルタ処理を説明する図面である。
【
図11】IPBストリーム動画の再生手順を説明する図面である。
【
図12】音声処理部の内部構成と、制御手順を説明する図面である。
【
図13】描画回路の描画パイプライン処理を説明する図面である。
【
図14】描画パイプライン工程の全部又は一部を利用する各種の描画モードを説明する工程図である。
【
図15】プリロード動作を含まない演出制御CPUの制御動作を説明するフローチャートである。
【
図17】プリロード動作を含む演出制御CPUの制御動作を説明するフローチャートである。
【
図18】表示装置による演出表示の一例を示す図である。
【
図20】予告演出の種類と大当り信頼度の設定内容を示す図である。
【
図21】ステップアップ予告演出の全体構成を示す図である。
【
図22】ステップアップ予告演出の第3後半演出及び第5後半演出の種類を示す図である。
【
図23】ステップアップ予告演出の具体例の概要を示す図である。
【
図24】ステップアップ予告演出の具体例のうち、高明度演出WO11の開始時点から高明度演出WO12が終了して装飾図柄の変動画面に移行するまでの期間における画像変化の詳細を示す図(その1)である。
【
図25】ステップアップ予告演出の具体例のうち、高明度演出WO11の開始時点から高明度演出WO12が終了して装飾図柄の変動画面に移行するまでの期間における画像変化の詳細を示す図(その2)である。
【
図26】ステップアップ予告演出の具体例のうち、高明度演出WO11の開始時点から高明度演出WO12が終了して装飾図柄の変動画面に移行するまでの期間における画像変化の詳細を示す図(その3)である。
【
図27】リーチ予告演出の演出態様の種類を示す図である。
【
図28】リーチ予告演出の具体例の概要を示す図である。
【
図29】リーチ予告演出の具体例のうち、高明度演出WO21の開始時点から装飾図柄の変動画面に移行するまでの期間における画像変化の詳細を示す図(その1)である。
【
図30】リーチ予告演出の具体例のうち、高明度演出WO21の開始時点から装飾図柄の変動画面に移行するまでの期間における画像変化の詳細を示す図(その2)である。
【
図31】リーチ予告演出の具体例のうち、高明度演出WO21の開始時点から装飾図柄の変動画面に移行するまでの期間における画像変化の詳細を示す図(その3)である。
【
図32】ボタン予告演出1の具体例の概要を示す図である。
【
図33】ボタン予告演出1の具体例のうち、ボタン導入演出BA0における画像変化の詳細を示す図である。
【
図34】ボタン予告演出1の具体例のうち、高明度演出WO31における画像変化の詳細を示す図である。
【
図35】ボタン予告演出1の具体例のうち、高明度演出WO32から高明度演出WO33における画像変化の詳細を示す図である。
【
図36】セリフ予告演出1の種類とその内容、セリフ内容と表示色、キャラクタの種類を示す図である。
【
図37】セリフ予告演出1の具体例の概要を示す図である。
【
図38】セリフ予告演出1の具体例のうち、高明度演出WO41の開始時点から高明度演出WO42の終了時点までの期間における画像変化の詳細を示す図(その1)である。
【
図39】セリフ予告演出1の具体例のうち、高明度演出WO41の開始時点から高明度演出WO42の終了時点までの期間における画像変化の詳細を示す図(その2)である。
【
図40】セリフ予告演出1の具体例のうち、高明度演出WO41の開始時点から高明度演出WO42の終了時点までの期間における画像変化の詳細を示す図(その3)である。
【
図41】疑似連予告演出の具体例の概要を示す図である。
【
図42】疑似連予告演出の具体例のうち、第1疑似連前半演出PF1Aから高明度演出WO51を経て第1疑似連後半演出PF1Bが開始するまでの期間における画像変化の詳細を示す図である。
【
図43】疑似連予告演出の具体例のうち、第2疑似連前半演出PF2Aから高明度演出WO52を経て第2疑似連後半演出PF2Bが開始するまでの期間における画像変化の詳細を示す図である。
【
図44】ボタン予告演出2の具体例の概要を示す図である。
【
図45】ボタン予告演出2の具体例のうち、ボタン煽り演出BB1における画像変化の詳細を示す図(その1)である。
【
図46】ボタン予告演出2の具体例のうち、ボタン煽り演出BB1における画像変化の詳細を示す図(その2)である。
【
図47】ボタン予告演出2の具体例のうち、ボタン煽り演出BB1における画像変化の詳細を示す図(その3)である。
【
図48】割込み予告演出の演出態様の種類を示す図である。
【
図49】割込み予告演出の具体例の概要を示す図である。
【
図50】割込み予告演出の具体例のうち、高明度演出WO71の開始時点から高明度演出WO73の終了時点までの期間における画像変化の詳細を示す図(その1)である。
【
図51】割込み予告演出の具体例のうち、高明度演出WO71の開始時点から高明度演出WO73の終了時点までの期間における画像変化の詳細を示す図(その2)である。
【
図52】割込み予告演出の具体例のうち、高明度演出WO71の開始時点から高明度演出WO73の終了時点までの期間における画像変化の詳細を示す図(その3)である。
【
図53】セリフ予告演出2の具体例の概要を示す図である。
【
図54】セリフ予告演出2の具体例のうち、キャラクタ登場演出SB1からセリフ出力演出SB3までの期間における画像変化の詳細を示す図(その1)である。
【
図55】セリフ予告演出2の具体例のうち、キャラクタ登場演出SB1からセリフ出力演出SB3までの期間における画像変化の詳細を示す図(その2)である。
【
図56】セリフ予告演出3の演出態様の種類を示す図である。
【
図57】セリフ予告演出3の具体例の概要を示す図である。
【
図58】セリフ予告演出3の具体例のうち、導入演出SC1の終盤からセリフ演出SC2を経て図柄変動画面に至る期間における画像変化の詳細を示す図(その1)である。
【
図59】セリフ予告演出3の具体例のうち、導入演出SC1の終盤からセリフ演出SC2を経て図柄変動画面に至る期間における画像変化の詳細を示す図(その2)である。
【
図60】セリフ予告演出4の演出態様の種類を示す図である。
【
図61】セリフ予告演出4の具体例の概要を示す図である。
【
図62】セリフ予告演出4の具体例のうち、導入演出SD1の終盤からセリフ演出SD2を経て図柄変動画面に至る期間における画像変化の詳細を示す図(その1)である。
【
図63】セリフ予告演出4の具体例のうち、導入演出SD1の終盤からセリフ演出SD2を経て図柄変動画面に至る期間における画像変化の詳細を示す図(その2)である。
【
図64】告知予告演出の演出態様の種類を示す図である。
【
図65】告知予告演出の具体例の概要を示す図である。
【
図66】告知予告演出の具体例のうち、告知表示演出AN2の期間における画像変化の詳細を示す図(通常遊技状態中に実行される場合)である。
【
図67】告知予告演出の具体例のうち、告知表示演出AN2の期間における画像変化の詳細を示す図(特別遊技状態中(高確率状態中等)に実行される場合)である。
【
図68】レベルアップ予告演出のレベル表示画像の種類を示す図である。
【
図69】レベルアップ予告演出におけるレベル表示画像の出現パターンを示す図である。
【
図70】レベルアップ予告演出の具体例の概要を示す図である。
【
図71】告知予告演出の具体例のうち、第1レベル演出LV1から第3レベル演出LV3の期間における画像変化の詳細を示す図(その1)である。
【
図72】告知予告演出の具体例のうち、第1レベル演出LV1から第3レベル演出LV3の期間における画像変化の詳細を示す図(その2)である。
【
図73】信頼度示唆演出の具体例の概要を示す図である。
【
図74】信頼度示唆演出の具体例のうち、第1文字列開始演出PR1から第2セリフ出力演出PR4までの期間における画像変化の詳細を示す図(その1)である。
【
図75】信頼度示唆演出の具体例のうち、第1文字列開始演出PR1から第2セリフ出力演出PR4までの期間における画像変化の詳細を示す図(その2)である。
【
図76】リーチタイトル表示演出の具体例の概要を示す図である。
【
図77】リーチタイトル表示演出の具体例のうち、タイトル表示開始演出TS1からタイトル報知演出TSまでの期間における画像変化の詳細を示す図である。
【
図79】操作演出の具体例のうち、操作表示開始演出BC1から操作促進演出BC2までの期間における画像変化の詳細を示す図である。
【
図80】リーチ発展演出の具体例の概要を示す図である。
【
図81】リーチ発展演出の具体例のうち、高明度演出WOB1の期間における画像変化の詳細を示す図(その1)である。
【
図82】リーチ発展演出の具体例のうち、高明度演出WOB1の期間における画像変化の詳細を示す図(その2)である。
【
図83】リーチ発展演出の具体例のうち、高明度演出WOB1の期間における画像変化の詳細を示す図(その3)である。
【
図84】セリフ予告演出3、セリフ予告演出4、告知予告演出のタイムチャートを比較した図(前半)である。
【
図85】セリフ予告演出3、セリフ予告演出4、告知予告演出のタイムチャートを比較した図(後半)である。
【
図86】セリフ予告演出4と告知予告演出との比較において、赤色に対応する表示画像の各出現率と、金色に対応する表示画像の各出現率の関係を示す図である。
【
図87】リーチ前に実行するセリフ予告演出1,告知予告演出とリーチ後に実行するセリフ予告演出4,セリフ予告演出3の比較において、金色に対応する表示画像の各大当り信頼度の関係を示す図である。
【
図88】第2実施例において、リーチ前のセリフ予告演出1とリーチ後のセリフ予告演出4との間で青色に対応するバリエーションと赤色に対応するバリエーションを比較した図である。
【
図89】第3実施例において、リーチ前に実行可能な全ての予告演出と、リーチ後に実行可能な全ての予告演出との間で出現可能なバリエーションの種類を比較した図である。
【
図90】第4実施例において、出現可能な全ての予告演出における信頼度色毎のバリエーション数を示す図である。
【
図91】高明度画像のその他の例を示す説明図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、第1実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は、本実施例のパチンコ機GMを示す斜視図である。このパチンコ機GMは、島構造体に着脱可能に装着される矩形枠状の木製外枠1と、外枠1に固着されたヒンジ2を介して開閉可能に枢着される内枠3とで構成されている。この内枠3には、遊技盤5が、裏側からではなく、表側から着脱自在に装着され、その前側には、ガラス扉6と前面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。なお、本明細書では、ガラス扉6と前面板7を総称して前扉部材と称する。そして、前扉部材(ガラス扉6や前面板7)が枢着された状態の内枠3を遊技枠と称することがある。
【0009】
ガラス扉6の外周には、LEDランプなどによる電飾ランプが配置されている。一方、ガラス扉6の上部左右位置と下側には、全3個のスピーカが配置されている。上部に配置された2個のスピーカは、各々、左右チャンネルR,Lの音声を出力し、下側のスピーカは低音を出力するよう構成されている。
【0010】
前面板7には、発射用の遊技球を貯留する上皿8が装着され、内枠3の下部には、上皿8から溢れ出し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射ハンドル10とが設けられている。発射ハンドル10は発射モータと連動しており、発射ハンドル10の回動角度に応じて動作する打撃槌によって遊技球が発射される。
【0011】
上皿8の外周面には、チャンスボタン11が設けられている。このチャンスボタン11は、遊技者の左手で操作できる位置に設けられており、遊技者は、発射ハンドル10から右手を離すことなくチャンスボタン11を操作できる。このチャンスボタン11は、通常時には機能していないが、ゲーム状態がボタンチャンス状態となると内蔵ランプが点灯されて操作可能となる。なお、ボタンチャンス状態は、必要に応じて設けられるゲーム状態である。
【0012】
また、チャンスボタン11の下方には、ロータリースイッチ型の音量スイッチVLSWが配置されており、遊技者が音量スイッチVLSWを操作することで、無音レベル(=0)から最高レベル(=7)まで、スピーカ音量を8段階に調整できるようになっている。なお、スピーカの音量は、係員だけが操作可能な設定スイッチ(不図示)によって初期設定されており、遊技者が音量スイッチVLSWを操作しない限り、初期設定音量が維持される。また、異常事態が発生したことを報知する異常報知音は、係員による初期設定音量や、遊技者の設定音量に拘らず最高音量で放音される。
【0013】
上皿8の右部には、カード式球貸し機に対する球貸し操作用の操作パネル12が設けられ、カード残額を3桁の数字で表示する度数表示部と、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチと、ゲーム終了時にカードの返却を指令する返却スイッチとが設けられている。
【0014】
図2に示すように、遊技盤5の表面には、金属製の外レールと内レールとからなるガイドレール13が環状に設けられ、その略中央には、中央開口HOが設けられている。そして、中央開口HOの下方には、不図示の可動演出体が隠蔽状態で収納されており、可動予告演出時には、その可動演出体が上昇して露出状態となることで、所定の信頼度の予告演出を実現している。ここで、予告演出とは、遊技者に有利な大当り状態が招来することを不確定に報知する演出であり、予告演出の信頼度とは、大当り状態が招来する確率を意味している。
【0015】
中央開口HOには、大型(例えば、横1280×縦1024ピクセル)の液晶カラーディスプレイで構成された表示装置(画像表示手段)DSが配置されている。表示装置DSは、メイン液晶表示部MONIと、LEDバックライト部BLとで構成され、大当り状態に係わる特定図柄(後述する装飾図柄164)を変動表示すると共に背景画像や各種のキャラクタなどをアニメーション的に表示する装置である。この表示装置DSは、中央部に特別図柄表示部Da~Dcと右上部に普通図柄表示部19とを有している。そして、特別図柄表示部Da~Dcでは、大当り状態の招来を期待させるリーチ演出が実行されることがあり、特別図柄表示部Da~Dc及びその周りでは、適宜な予告演出などが実行される。
【0016】
ところで、遊技球が落下移動する遊技領域には、第1図柄始動口15a、第2図柄始動口15b、第1大入賞口16a、第2大入賞口16b、普通入賞口17、及び、ゲート18が配設されている。これらの入賞口15~18は、それぞれ内部に検出スイッチを有しており、遊技球の通過を検出できるようになっている。
【0017】
第1図柄始動口15aの上部には、導入口INから進入した遊技球がシーソー状又はルーレット状に移動した後に、第1図柄始動口15に入賞可能に構成された演出ステージ14が配置されている。そして、第1図柄始動口15aに遊技球が入賞すると、特別図柄表示部Da~Dcの変動動作が開始されるよう構成されている。
【0018】
第2図柄始動口15bは、左右一対の開閉爪を備えた電動式チューリップで開閉されるように構成され、普通図柄表示部19の変動後の停止図柄が当り図柄を表示した場合には、所定時間だけ、若しくは、所定個数の遊技球を検出するまで、開閉爪が開放されるようになっている。
【0019】
なお、普通図柄表示部19は、普通図柄を表示するものであり、ゲート18を通過した遊技球が検出されると、普通図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のゲート18の通過時点において抽出された抽選用乱数値により決定される停止図柄を表示して停止する。
【0020】
第1大入賞口16aは、前後方向に進退するスライド盤を有して構成され、第2大入賞口16bは、下端が軸支されて前方に開放する開閉板を有して構成されている。第1大入賞口16aや第2大入賞口16bの動作は、特に限定されないが、この実施例では、第1大入賞口16aは、第1図柄始動口15aに対応し、第2大入賞口16bは、第2図柄始動口15bに対応するよう構成されている。
【0021】
すなわち、第1図柄始動口15aに遊技球が入賞すると、特別図柄表示部Da~Dcの変動動作が開始され、その後、所定の大当り図柄が特別図柄表示部Da~Dcに整列すると、第1大当りたる特別遊技(特別利益状態)が開始され、第1大入賞口16aのスライド盤が、前方に開放されて遊技球の入賞が容易化される。
【0022】
一方、第2図柄始動口15bへの遊技球の入賞によって開始された変動動作の結果、所定の大当り図柄が特別図柄表示部Da~Dcに整列すると、第2大当りたる特別遊技(特別利益状態)が開始され、第2大入賞口16bの開閉板が開放されて遊技球の入賞が容易化される。特別遊技(大当り状態、特別利益状態)の遊技価値は、整列する大当り図柄などに対応して種々相違するが、何れの遊技価値が付与されるかは、遊技球の入賞タイミングに応じて行われる抽選手段による抽選結果に基づいて予め決定される。
【0023】
典型的な大当り状態では、大入賞口16の開閉板が開放された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すると開閉板が閉じる。このような動作は、最大で例えば15回まで継続され、遊技者に有利な状態に制御される。なお、特別図柄表示部Da~Dcの変動後の停止図柄が特別図柄のうちの特定図柄であった場合には(所定開始条件の成立)、特別遊技(特別利益状態)の終了後のゲームが高確率状態(確変状態)となるという特典が付与される。この高確率状態が、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技状態の一例であり、特別遊技状態発生手段により発生制御されるものとする。なお、この特別遊技状態は、次の特別遊技(特別利益状態)の発生や所定回数の図柄変動等、所定終了条件が成立するまで継続される。
【0024】
図3(a)は、上記した各動作を実現するパチンコ機GMの全体回路構成を示すブロック図である。また、
図3(b)は、払出制御基板25に配置された電源モニタ部MNTの回路構成を示す回路図である。
図3(a)に示す通り、このパチンコ機GMは、AC24Vを受けて各種の直流電圧(35V,12V,5V)をAC24Vと共に出力する電源基板20と、遊技制御動作を中心統括的に担う主制御基板21と、音声演出用のデジタルアンプ29などを搭載した演出インタフェイス基板22と、主制御基板21から受けた制御コマンドCMDに基づいてランプ演出、音声演出、及び画像演出を統一的に実行する演出制御基板23と、演出制御基板23と表示装置DSの間に位置する液晶インタフェイス基板24と、主制御基板21から受けた制御コマンドCMD’に基づいて払出モータMを制御して遊技球を払い出す払出制御基板25と、遊技者の操作に応答して遊技球を発射させる発射制御基板26と、を中心に構成されている。
【0025】
図4は、
図3(a)の一部をやや詳細に図示したものであり、演出インタフェイス基板22と、演出制御基板23と、液晶インタフェイス基板24の内部構成を概略的に示している。
図4や
図3(a)に示す通り、演出インタフェイス基板22と、演出制御基板23と、液晶インタフェイス基板24とは、配線ケーブルを経由することなく、雄型コネクタと雌型コネクタとを直結されている。そのため、各電子回路の回路構成を複雑高度化しても基板全体の収納空間を最小化できると共に、接続ラインを最短化することで耐ノイズ性を高めることができる。
【0026】
図3(a)に示す通り、主制御基板21が出力する制御コマンドCMD’は、払出制御基板25に伝送される。一方、主制御基板21が出力する制御コマンドCMDは、演出インタフェイス基板22を経由して演出制御基板23に伝送される。ここで、制御コマンドCMD,CMD’は、何れも16bit長であるが、8bit長毎に2回に分けてパラレル送信される。
【0027】
主制御基板21と払出制御基板25には、ワンチップマイコンを含むコンピュータ回路が搭載されている。また、演出制御基板23には、総合演出回路(画像生成手段)52や内蔵CPU回路(画像制御手段)51などのコンピュータ回路が内蔵された複合チップ50が搭載されている。そこで、これらの制御基板21、25、23と、演出インタフェイス基板22や液晶インタフェイス基板24に搭載された回路、及びその回路によって実現される動作を機能的に総称して、本明細書では、主制御部21、演出制御部23、及び払出制御部25と言うことがある。なお、主制御部21に対して、演出制御部23と、払出制御部25がサブ制御部となる。
【0028】
また、このパチンコ機GMは、
図3(a)の破線で囲む枠側部材GM1と、遊技盤5の背面に固定された盤側部材GM2とに大別されている。枠側部材GM1には、ガラス扉6や前面板7が枢着された内枠3と、その外側の木製外枠1とが含まれており、機種の変更に拘わらず、長期間にわたって遊技ホールに固定的に設置される。一方、盤側部材GM2は、機種変更に対応して交換され、新たな盤側部材GM2が、元の盤側部材の代わりに枠側部材GM1に取り付けられる。なお、枠側部材GM1を除く全てが、盤側部材GM2である。
【0029】
図3(a)の破線枠に示す通り、枠側部材GM1には、電源基板20と、バックアップ電源基板33と、払出制御基板25と、発射制御基板26と、枠中継基板36と、モータ/ランプ駆動基板37と、が含まれており、これらの回路基板が、内枠3の適所に各々固定されている。一方、遊技盤5の背面には、主制御基板21、演出制御基板23が、表示装置DSやその他の回路基板と共に固定されている。そして、枠側部材GM1と盤側部材GM2とは、一箇所に集中配置された集中接続コネクタC1~C3によって電気的に接続されている。
【0030】
電源基板20は、遊技ホールから配電される交流電圧AC24Vに基づいて、三種類の直流電圧(35V,12V,5V)を生成し、各直流電圧を、集中接続コネクタC2を経由して、演出インタフェイス基板22に配電している。また、三種類の直流電圧(35V,12V,5V)は、交流電圧AC24Vと共に、払出制御基板25に配電される。そして、払出制御基板25に配電された直流電圧(35V,12V,5V)は、バックアップ電源BAKと共に、集中接続コネクタC1を経由して、主制御基板21に配電されるよう構成されている。
【0031】
直流35Vは、遊技球の発射動作に関し、球送りソレノイドや発射ソレノイドの駆動電源、及び、電動式チューリップ(可変入賞装置)や大入賞口16を開閉駆動する電磁ソレノイドの駆動電源として使用される。また、直流12Vは、各制御基板から制御されるLEDランプやモータの駆動電源、及びデジタルアンプの電源電圧として使用され、一方、直流5Vは、払出制御基板25や主制御基板21のワンチップマイコンの電源電圧、及び、各制御基板に搭載された論理素子の電源電圧として使用される。また、直流5Vは、演出インタフェイス基板22や演出制御基板23のDC/DCコンバータでレベル降下された後、レベル降下された各種レベルの電圧が、各種コンピュータ回路(複合チップ50など)の電源電圧として使用される。
【0032】
バックアップ電源BAKは、電源遮断後、主制御部21と払出制御部25のワンチップマイコンの内蔵RAMのデータを保持するためのDC5Vの直流電源であり、例えば、電気二重層コンデンサで実現される。この実施例では、専用のバックアップ電源基板33が設けられており、バックアップ電源基板33に配置された電気二重層コンデンサは、払出制御基板25から受ける直流電圧5Vによって遊技動作中に充電されるよう構成されている。
【0033】
一方、電源遮断後は、バックアップ電源BAKが、主制御部21と払出制御部25のワンチップマイコンの内蔵RAMのデータを保持するので、主制御部21と払出制御部25は、電源遮断前の遊技動作を電源投入後に再開できることになる。なお、バックアップ電源基板33には、少なくとも数日は、各ワンチップマイコンの内蔵RAMの記憶内容を保持可能な電気二重層コンデンサが配置されている。
【0034】
ところで、本実施例では、交流電圧AC24Vの異常低下を示す電源異常信号ABNは、電源基板20ではなく、払出制御基板25の電源モニタ部MNTにおいて生成されるよう構成されている。電源モニタ部MNTは、
図3(b)に示す通り、電源基板20から受けるAC24Vを整流する全波整流回路と、全波整流回路の出力を受けて通電発光するフォトダイオードDと、電源基板20から受ける直流電圧5Vを電源とし、フォトダイオードDの発光に基づいてON動作するフォトトランジスタTRと、フォトトランジスタTRのON動作に基づいてHレベルの検出信号ABN(電源異常信号)を出力する出力部と、を有して構成されている。なお、フォトダイオードDと、フォトトランジスタTRとで、フォトカプラPHを構成している。
【0035】
上記の構成において、電源投入後、フォトカプラPHが速やかにON状態になることで、電源異常信号ABNが正常レベル(H)となる。しかし、その後、交流電源が何らかの理由(正常には電源遮断)で異常降下すると、フォトカプラPHがOFF状態に変化することで、電源異常信号ABNが異常レベル(L)に変化する。この電源異常信号ABNは、払出制御基板25のワンチップマイコンに伝送されると共に、集中接続コネクタC1を経由して、主制御基板21のワンチップマイコンにも伝送されるよう構成されている。したがって、異常レベルの電源異常信号ABNを受けた各ワンチップマイコンは、必要な情報を、各々の内蔵RAMに記憶するバックアップ処理を実行することになる。先に説明した通り、内蔵RAMの情報は、バックアップ電源BAKによって維持されるので、電源遮断前の遊技動作が電源投入後に再開可能となる。
【0036】
図3(a)や
図4に示す通り、演出インタフェイス基板22には、リセット回路RST3と、デジタルアンプ29(AMP)とが搭載され、演出制御基板23には、総合演出回路52や内蔵CPU回路51などのコンピュータ回路が内蔵された複合チップ50が搭載され、液晶インタフェイス基板24には、時計回路38(RTC)と、演出データを記憶する演出データメモリ39(SRAM)と、給電制御回路SPYとが搭載されている。
【0037】
本実施例の場合、複合チップ50に内蔵された総合演出回路52には、映像処理部VDP(Video Display Processor )と、音声処理部SND(Audio Processor )と、モータ制御部MT_CTLと、ランプ制御部L_CTL と、が含まれている。そして、総合演出回路52は、内蔵CPU回路51からの制御に基づき、動作周期δ(=1/30 秒)の間欠的な動作をして、表示装置DSを使用した画像演出、デジタルアンプ29を経由してスピーカを駆動する音声演出、演出モータM1~Mnを回転させて役物を移動させるモータ演出、及び、LEDランプなどを点滅させるランプ演出を実行するようになっている。なお、以下の説明では、内蔵CPU回路51をCPU回路51と略称することがある。
【0038】
リセット回路RST3は、電源投入時、電源回路20から受ける電源電圧5Vの上昇に基づいて電源リセット信号を生成して、複合チップ50の内部回路や、その他の電子素子を電源リセットしている。先に説明した通り、複合チップ50の内部回路には、映像処理部VDP(Video Display Processor )や、音声処理部SND(Audio Processor )が含まれるが、電源リセット信号は、複合チップ50のシステムリセット信号SYSに他ならず、CPU回路51や総合演出回路52を、同期的に電源リセットしている。
【0039】
本実施例では、システムリセット信号SYSのLアサート期間中に、全ての内部回路が一様に初期化され、複合チップ50の演出制御レジスタRGijにデフォルト値が設定される。その後、システムリセット信号SYSがHレベルに移行すると、ブートプログラムが起動して、演出制御レジスタRGijに対して、必要な初期設定動作が実行される。一方、直流電圧5Vが降下した場合(通常は電源遮断時)には、システムリセット信号SYSがLレベルに降下するので、演出制御基板23のCPU回路51と総合演出回路52は、動作停止状態となる。
【0040】
後述するように、本実施例では、WDT(Watch Dog Timer )回路58が起動しても、システムリセット信号SYSが変化しないよう構成されており、WDT58が起動する異常時であっても、全ての内部回路が一様に初期化されることはない。すなわち、本実施例では、任意に選択された所定の内部回路が、初期化されるよう構成されている。
【0041】
次に、液晶インタフェイス基板24に搭載された時計回路38と、演出データメモリ39は、不図示の二次電池で駆動されており、この二次電池は、遊技動作中、電源基板20からの給電電圧によって適宜に充電される。そのため、電源遮断後も、時計回路38の計時動作が継続され、また、演出データメモリ39に記憶された遊技実績情報が、永続的に記憶保持されることになる(不揮発性を付与)。
【0042】
なお、時計回路38は、CPU回路51に対して、割込み信号を出力可能に構成されている(RTC割込み)。このRTC割込みには、日、曜日、時、分、秒が特定可能なアラーム割込みと、所定時間経過後に起動されるタイマ割込みが存在するが、本実施例では、毎日の営業終了時に、日々の遊技実績情報を更新するアラーム割込みIRQ_RTC を活用している。
【0043】
図3(a)に示す通り、主制御部21と払出制御基板25には、各々、リセット回路RST1,RST2が搭載されており、電源投入時に電源リセット信号が生成され、各コンピュータ回路が電源リセットされるよう構成されている。このように、本実施例では、主制御部21と、払出制御部25と、演出インタフェイス基板22に、各々、リセット回路RST1~RST3を配置しており、例えば、電源基板20で生成されたシステムリセット信号が、回路基板間で伝送されることがない。すなわち、システムリセット信号を伝送する配線ケーブルが存在しないので、配線ケーブルに重畳するノイズによって、コンピュータ回路が異常リセットされるおそれが解消される。
【0044】
但し、主制御部21や払出制御部25に設けられたリセット回路RST1,RST2は、各々、ウォッチドッグタイマを内蔵しており、各制御部21,25のCPUから、定時的なクリアパルスを受けない場合には、各CPUは強制的にリセットされる。また、主制御部21には、係員が操作可能な初期化スイッチSWが配置されており、電源投入時、初期化スイッチSWがON操作されたか否かを示すRAMクリア信号CLRが出力されるよう構成されている。このRAMクリア信号CLRは、主制御部21と払出制御部25のワンチップマイコンに伝送され、各制御部21,25のワンチップマイコンの内蔵RAMの全領域を初期設定するか否かを決定している。
【0045】
図3(a)に示す通り、主制御部21は、払出制御部25から、遊技球の払出動作を示す賞球計数信号や、払出動作の異常に係わるステイタス信号CONや、動作開始信号BGNを受信している。ステイタス信号CONには、例えば、補給切れ信号、払出不足エラー信号、下皿満杯信号が含まれる。動作開始信号BGNは、電源投入後、払出制御部25の初期動作が完了したことを主制御部21に通知する信号である。
【0046】
また、主制御部21は、遊技盤上の各入賞口16~18に内蔵された検出スイッチのスイッチ信号を受ける一方、電動式チューリップなどのソレノイド類を駆動している。ソレノイド類や検出スイッチは、主制御部21から配電された電源電圧VB(12V)で動作するよう構成されている。また、図柄始動口15への入賞状態などを示す各スイッチ信号は、電源電圧VB(12V)と電源電圧Vcc(5V)とで動作するインタフェイスICで、TTLレベル又はCMOSレベルのスイッチ信号に変換された上で、主制御部21に伝送される。
【0047】
先に説明した通り、演出インタフェイス基板22は、集中接続コネクタC2を経由して、電源基板20から各レベルの直流電圧(5V,12V,35V)を受けている(
図3(a)及び
図4参照)。直流電圧12Vは、デジタルアンプ29の電源電圧であると共に、LEDランプなどの駆動電圧として使用される。また、直流電圧35Vは、遊技枠の適所に配電されて可動物を往復移動させるソレノイドの駆動電圧として使用される。
【0048】
一方、直流電圧5Vは、演出インタフェイス基板22各所の回路素子の電源電圧として供給されると共に、DC/DCコンバータDCに供給されて3.3Vが生成される(
図4参照)。そして、生成された直流電圧3.3Vは、リセット回路RST3が生成する電源リセット信号(システムリセット信号)SYSの基礎電圧となる。また、演出インタフェイス基板22に配電された直流電圧5Vは、DC/DCコンバータDCで生成された3.3Vと共に、演出制御基板23に配電される。そして、演出制御基板23に配電された直流電圧3.3Vは、電源電圧として、複合チップ50や外部ROM55に供給される。
【0049】
図4に示す通り、演出制御基板23には、2つのDC/DCコンバータDC1,DC2が配置されており、各々に供給される直流電圧5Vに基づいて、1.5Vと1.05Vを生成している。ここで、直流電圧1.05Vは、複合チップ50のチップコア用の電源電圧であり、直流電圧1.5Vは、VRAM53や拡張RAM54とのI/O(入出力)用の電源電圧である。したがって、直流電圧1.5Vは、電源電圧として、VRAM53や拡張RAM54にも供給される。
【0050】
図3(a)に示す通り、演出インタフェイス基板22は、主制御部21から制御コマンドCMDとストローブ信号STBとを受けて、演出制御基板23に転送している。より詳細には、
図4に示す通りであり、制御コマンドCMDとストローブ信号STBは、入力バッファ40を経由して、演出制御基板23の複合チップ50(CPU回路51)に転送される。ここで、ストローブ信号STBは、受信割込み信号IRQ_CMD であり、演出制御CPU57は、受信割込み信号IRQ_CMD を受けて起動される割込み処理プログラム(割込みハンドラ)に基づいて、制御コマンドCMDを取得している。
【0051】
図4に示す通り、演出インタフェイス基板22の入力バッファ44は、枠中継基板36からチャンスボタン11や音量スイッチVLSWのスイッチ信号を受け、各スイッチ信号を演出制御基板23のCPU回路51に伝送している。具体的には、音量スイッチVLSWの接点位置(0~7)を示すエンコーダ出力の3bit長と、チャンスボタン11のON/OFF状態を示す1bit長をCPU回路51に伝送している。
【0052】
また、演出インタフェイス基板22には、ランプ駆動基板30やモータランプ駆動基板31が接続されると共に、枠中継基板36を経由して、ランプ駆動基板37にも接続されている。図示の通り、ランプ駆動基板30に対応して、出力バッファ42が配置され、モータランプ駆動基板31に対応して、入力バッファ43aと出力バッファ43bが配置されている。なお、
図4では、便宜上、入力バッファ43aと出力バッファ43bを総称して、入出力バッファ43と記載している。入力バッファ43aは、可動演出体たる役物の現在位置(演出モータM1~Mnの回転位置)を把握する原点センサの出力SN0~SNnを受けて、これを演出制御基板23のモータ制御部MT_CTLに伝送している。
【0053】
ランプ駆動基板30、モータランプ駆動基板31、及び、ランプ駆動基板37には、同種のドライバICが搭載されており、演出インタフェイス基板22は、演出制御基板23のランプ制御部L_CTL やモータ制御部MT_CTLから受けるシリアル信号を、各ドライバICに転送している。シリアル信号は、具体的には、ランプ(モータ)駆動信号SDATA とクロック信号CKであり、駆動信号SDATA がクロック同期方式で各ドライバICに伝送され、多数のLEDランプや電飾ランプによるランプ演出や、演出モータM1~Mnによる役物演出が実行される。
【0054】
本実施例の場合、ランプ演出は、三系統のランプ群CH0~CH2によって実行されており、ランプ駆動基板37のドライバICは、ランプ制御部L_CTL が出力するCH0のランプ駆動信号SDATA0を、クロック信号CK0に同期して、枠中継基板36を経由して受けている。なお、シリアル信号として伝送される一連のランプ駆動信号SDATA0は、CPU回路51(PIO62)から出力される動作制御信号ENABLE0 がアクティブレベルに変化したタイミングで、ドライバICからランプ群CH0に出力されることで、ランプ群CH0の点灯状態が、一斉に更新される。
【0055】
以上の点は、ランプ駆動基板30についても同様であり、ランプ駆動基板30のドライバICは、ランプ制御部L_CTL が出力するランプ群CH1のランプ駆動信号SDATA1を、クロック信号CK1に同期して受ける。そして、CPU回路51(実際にはPIO62)から出力される動作制御信号ENABLE1 がアクティブレベルに変化したタイミングで、ランプ群CH1の点灯状態が一斉に更新される。
【0056】
一方、モータランプ駆動基板31に搭載されたドライバICは、モータ制御部MT_CTLから、クロック同期式で伝送されるランプ駆動信号を受けてランプ群CH2を駆動すると共に、クロック同期式で伝送されるモータ駆動信号を受けて、複数のステッピングモータで構成された演出モータ群M1~Mnを駆動している。ランプ駆動信号とモータ駆動信号は、同種のシリアル信号であるので、一連の複合シリアル信号SDATA2が、クロック信号CK2に同期してモータ制御部MT_CTLから出力され、これを受けたドライバICは、動作制御信号ENABLE2 がアクティブレベルに変化するタイミングで、ランプ群CH2やモータ群M1~Mnの駆動状態を更新する。
【0057】
このように、本実施例では、モータランプ駆動基板31については、便宜上、モータ制御部MT_CTLが、モータ演出とランプ演出を担当するので、動作制御信号ENABLE2 についても、モータ制御部MT_CTLから出力される。なお、ランプ駆動基板37やランプ駆動基板30に対するランプ駆動信号SDATA0,SDATA1についても、モータ制御部MT_CTLから出力する構成を採っても良い。
【0058】
図4に示す通り、演出制御部23のCPU回路51のデータバスとアドレスバスは、液晶インタフェイス基板24に搭載された時計回路(Real Time Clock )38と演出データメモリ39にも及んでいる。時計回路38は、CPU回路51のアドレスバスの下位4bitと、データバスの下位4bitに接続されており、チップセレクト信号で時計回路38がチップ選択された状態では、CPU回路51が、(4bit長アドレス値を有する)内部レジスタを任意にアクセスできるよう構成されている。
【0059】
また、演出データメモリ39は、高速アクセス可能なメモリ素子SRAM(Static Random Access Memory )であって、CPU回路51のアドレスバスの16bitと、データバスの下位16bitに接続されており、チップ選択された状態では、SRAM(演出データメモリ)39に記憶されている遊技実績情報その他が、CPU回路51から適宜にR/Wアクセスされるようになっている。
【0060】
また、液晶インタフェイス基板24には、表示装置DSやバックライト基板BLへの給電を制御する給電制御回路SPYが搭載されている。給電制御回路SPYは、具体的には、表示装置DSやバックライト基板BLに、電源電圧12V,5Vを給電する開始タイミングを制御信号STBYで制御し、バックライト光の輝度や発光開始タイミングを制御信号PWMで制御している。
【0061】
図4の右側に示す通り、演出制御基板23には、CPU回路51や総合演出回路52を内蔵する複合チップ50と、CPU回路51や総合演出回路52から高速にR/WアクセスされるVRAM53と、大量のデータを記憶可能な拡張RAM54と、CGデータやその他のデータを不揮発的に記憶する外部ROM55と、が搭載されている。
【0062】
VRAM53は、転送速度が理論値102Gバイト/秒程度の高速アクセスが可能であって、48Mバイト程度の記憶容量を有している。VRAM53は、主として、(1) 表示回路71、描画回路74、及び、GDEC回路73の参照データを格納する用途で使用される(
図5(a)参照)。また、(2) 外部ROM55のデータのコピーを格納すること、及び、(3) CPU回路51のワーク領域として使用することもできる。
【0063】
拡張RAM54は、理論値17.0Gバイト/秒程度の転送速度で動作可能であり、1Gバイト程度の記憶容量を有して、VRAM53と同種の利用が可能となっている。すなわち、拡張RAM54は、(1) 表示回路71、描画回路74、及び、GDEC回路73の参照データを格納すること、(2) 外部ROM55のデータのコピーを格納すること、及び、(3) CPU回路51のワーク領域として使用することが可能である。
【0064】
本実施例の外部ROM55は、電源投入時に起動するブートプログラムと、演出制御を実現するCPU回路51の制御プログラム及びランプ駆動データを含む制御データと、画像演出用のCG圧縮データと、音声演出用の音声圧縮データと、を格納した不揮発性の記憶デバイスである。外部ROM55の記憶容量は、最高256Gバイト程度であるが、高速アクセスができないので、本実施例では、電源投入時に、外部ROM55のデータの一部を、拡張RAM54に転送するようになっている。具体的には、CPU回路51を機能させる制御プログラム及び制御データは、外部ROM55に記憶されているブートプログラムによって、電源投入時、外部ROM55から拡張RAM54に転送コピーされる。
【0065】
図5(a)は、演出制御部23を構成する複合チップ50について、これに関連する回路素子も含めて図示した回路ブロック図である。図示の通り、実施例の複合チップ50には、ディスプレイリストDLや音声コマンドリストVCを発行するCPU回路51と、ディスプレイリストDLに基づいて画像演出を実行し、音声コマンドリストVCに基づいて音声演出を実行する他、ランプ演出やモータ演出を実行する総合演出回路52と、が内蔵されている。そして、CPU回路51と総合演出回路52とは、互いの送受信データを中継するCPUバス部56を通して接続されている。
【0066】
先ず、CPU回路51と総合演出回路52の間に位置するCPUバス部56について説明する。
図5(a)に示す通り、CPUバス部56は、VRAMIF部53a、拡張RAMIF部54a、及び、CGバスIF部55aを経由して、VRAM53と、拡張RAM54と、外部ROM55とに接続されている。そのため、本実施例では、VRAM53、拡張RAM54、及び、外部ROM55は、総合演出回路52だけでなく、CPU回路51からもアクセスできることになる。
【0067】
なお、VRAMIF部53a、拡張RAMIF部54a、及び、CGバスIF部55aは、不図示の調停回路ICM(Inter Connect Module)を経由して、VRAM53、拡張RAM54、及び、外部ROM55に接続されている。調停回路ICMは、総合演出回路52の各機能ブロックと、VRAMI/F部53a、拡張RAMI/F部54a、CGバスI/F部55aの間に位置し、各機能ブロックが発行するデータ要求を適宜に調停して、必要な接続関係を成立させている。
【0068】
何れにしても、本実施例のCPU回路51は、VRAM53、拡張RAM54、及び、外部ROM55をアクセス可能である。但し、CPU回路51は、電源投入時に、外部ROM55から拡張RAM54に、制御プログラムと制御データを転送コピーした後は、外部ROM55をアクセスすることはない。すなわち、コピー動作後のCPU回路51は、拡張RAM54にコピーされた制御プログラムや制御データに基づいて、制御動作を実行する。
【0069】
このCPU回路51は、総合演出回路52の内部動作を制御するため、各種の演出制御レジスタRGijを、R/Wアクセスすることができる。また、データ転送回路70は、CPUバス部56を経由して、CPU回路51と総合演出回路52とのデータ送受信をすることもできる。なお、CPU回路51から総合演出回路52へのデータ送信には、ディスプレイリストDLの発行や、音声コマンドリストVCの発行が含まれる。
【0070】
図5(a)の右側に示す通り、総合演出回路52には、(1) データ転送回路70と、(2) 表示回路71と、(3) プリローダ72と、(4) GDEC(Graphic Decoder )回路73と、(5) 描画回路74と、(6) 画像フィルタ回路75と、(7) インデックステーブルIDXTBLと、(8) モータ制御部MT_CTLと、(9) ランプ制御部L_CTL と、(10)音声処理部SNDなどが含まれるが、演出制御レジスタRGijは、これら総合演出回路52の内部回路を、CPU回路51が適宜に制御する用途で使用される。
【0071】
したがって、演出制御レジスタRGijは、上記の各回路(1) ~(10)に対応して、(1) データ転送レジスタ、(2) 表示レジスタ、(3) プリロードレジスタ、(4) GDECレジスタ、(5) 描画レジスタ、(6) 画像フィルタレジスタ、(7) インデックステーブルレジスタ、(8)MT_CTL レジスタ、(9)L_CTLレジスタ、(10)サウンドレジスタなどに大別され、全体的なシステム制御用に、システム制御レジスタが設けられている(
図5(b)参照)。なお、システム制御レジスタや、個別回路用の各レジスタ(1) ~(10)は、実際には、更に細分された複数のレジスタ群で構成されている。
【0072】
以上を踏まえてCPU回路51について説明する。CPU回路51は、汎用のワンチップマイコンと同等の性能を有する回路であり、
図5(a)の左側に示す通り、制御プログラムに基づき画像/音声/ランプ/モータ演出を統括的に制御する演出制御CPU57と、プログラムが暴走状態になるとCPUを強制リセットするウォッチドッグタイマ(WDT)58と、2Mバイト程度の記憶容量を有して演出制御CPU57の作業領域として使用される内蔵RAM59と、演出制御CPU57を経由しないでデータ転送を実現するDMAC(Direct Memory Access Controller )60と、複数の入力ポートSi及び出力ポートSoを有するシリアル入出力ポート(SIO)61と、複数の入力ポートPi及び出力ポートPoを有するパラレル入出力ポート(PIO)62と、CPU回路51の内部構成を制御するべく設定値が設定される動作制御レジスタREGなどを有して構成されている。
【0073】
なお、本明細書では、便宜上、入出力ポートとの表現を使用するが、演出制御部23において、入出力ポートには、独立して動作する入力ポートと出力ポートとが含まれている。この点は、以下に説明する、パラレル入出力ポート62に対応する入出力回路64pや、シリアル入出力ポート63に対応する入出力回路63sについても同様である。
【0074】
パラレル入出力ポート(PIO)62は、入出力回路64pを通して外部機器(演出インタフェイス基板22)に接続されており、演出制御CPU57は、入力回路64pを経由して、音量スイッチVLSWのエンコーダ出力3bitと、チャンスボタン11のスイッチ信号と、制御コマンドCMDと、割込み信号STBと、を受信するようになっている。なお、エンコーダ出力3bitと、スイッチ信号1bitは、入出力回路64pを経由して、パラレル入出力ポート62に供給される。
【0075】
同様に、受信した制御コマンドCMDは、入出力回路64pを経由して、パラレル入出力ポート62に供給されている。また、ストローブ信号STBは、入出力回路64pを経由して、演出制御CPU57の割込み端子に供給されることで、受信割込み処理を起動させている。したがって、受信割込み処理に基づいて、制御コマンドCMDを把握した演出制御CPU57は、演出抽選などを経て、この制御コマンドCMDに対応する音声演出、ランプ演出、モータ演出、及び画像演出を統一的に制御することになる。なお、パラレル入出力ポート62は、入出力回路64pを経由して、ランプ演出用の動作制御信号ENABLE0 ~ENABLE1 を出力している。
【0076】
また、シリアル入出力ポート(SIO)61は、入出力回路63sを経由してシリアル信号を送受信可能に構成されている。したがって、
図5(a)の破線に示す通り、シリアル入出力ポートSIO61に内部接続されている入出力回路63sを経由して、同期方式のシリアル伝送を実現するクロック信号CKや、駆動シリアル信号SDATA を出力することもできる。但し、本実施例では、シリアル入出力ポート61を使用することなく、総合演出回路52のランプ制御部L_CTL やモータ制御部MT_CTLを使用してランプ/モータ演出を実現している。
【0077】
ところで、CPU回路51の内蔵RAM59には、表示装置DSの一フレームを特定する一連の指示コマンドが列記されたディスプレイリストDLを、順次更新して記憶するDLバッファBUFが確保されている。また、このDLバッファBUFは、領域を区画して構成されており、音声演出の演出内容を特定する音声コマンドリストVCも順次更新して記憶される。
【0078】
本実施例の場合、表示画面一フレームを規定するディスプレイリストDLの指示コマンドには、(1) インデックス空間を管理するインデックステーブルIDXTBLに関するインデックステーブル制御系コマンド(第1コマンド)と、(2) 外部ROM55から画像素材(テクスチャ)を読み出してデコード(解凍/展開)するためのLOADTXコマンドなどのテクスチャロード系コマンド(第1コマンド)と、(3) 解凍後の画像データに対するフィルタ処理を特定するフィルタ実行系コマンド(第2コマンド)と、(4) デコード(展開)後の画像素材を仮想描画空間の所定位置に配置するためのSPRITEコマンドなどの描画系コマンドと、(5) 描画パイプライン動作に関するパイプライン系コマンドと、(6) 総合演出回路52の全体的な動作を規定する全体制御系コマンドと、が含まれており、何れも、32bitの整数倍(>0)で構成されている。そして、ディスプレイリストDLは、適宜個数の指示コマンドを列記した後、所定の終了コマンドEODL(32bit長)で終結するよう構成されている。
【0079】
また、音声演出を実行する音声処理部SNDの動作内容を規定する音声コマンドリストVCも、適宜個数の音声コマンドを列記した後、所定の終結コマンドEOSC(32bit長)で完結している。ここで、音声コマンドは、
図12(a)に示す前処理部FTの動作を規定するトラック系コマンドと、
図12(a)に示す後処理部BKの動作を規定するマスタエフェクト系コマンドと、その他のシステム系コマンドとに大別されるが、何れの音声コマンドも、32bitの整数倍(>0)で構成されている。
【0080】
後述するように、本実施例の描画パイプライン動作は、描画回路74に内蔵された頂点バッファVBや、インデックス空間として確保されているフレームバッファFBや深度・ステンシルバッファを使用して実行され、入力アセンブラ工程IAと、ジオメトリエンジン工程TLと、ラスタライザ工程RSと、テクスチャサンプラ工程TXと、テクスチャ工程PSと、ピクセル描画工程PXと、レンダー工程ROとを有して構成されている。そして、上記した(5) パイプライン系コマンドは、各工程(IA,TL,RS,TX,PS,PX,RO)の具体的な動作内容や、頂点バッファVBのR/W位置を指定する設定コマンドとして機能する。
【0081】
ところで、テクスチャ(texture )とは、一般的には、物の表面の質感・手触りなどを指す概念であるが、本明細書では、デコード前後の画像データを総称して、テクスチャと表現しており、例えば、静止画を構成するスプライト画像データや、動画一フレームを構成するフレーム画像データや、三角形ポリゴンや四角形ポリゴンなどの描画プリミティブ(primitive )に貼り付ける貼付け画像データについてもテクスチャと称呼している。
【0082】
そして、(2) テクスチャロード系コマンドのLOADTXコマンドで、外部ROM55から読み出されてデコードされたテクスチャは、(5) パイプライン系コマンドに含まれるテクスチャサンプラ工程TXのコマンドであるSETTXINDEXコマンドによって、移動元の画像データは、テクスチャであると設定した上で、(4) 描画系コマンドのSPRITEコマンドによって、
図6(c)に示す仮想描画空間に仮想的に描画される。なお、仮想描画空間への描画内容は、後述するフレームバッファFBを経由して、表示装置DSに出力される。
【0083】
また、上記した(1) インデックステーブル制御系コマンドが管理するインデックス空間とは、総合演出回路52が描画動作時などに使用される一次元又は二次元のメモリ作業領域(論理アドレス空間)を意味する。このインデックス空間は、一次元又は二次元の論理アドレス空間として、ディスプレイリストDLの指示コマンドに記載されたインデックス番号によって特定される。
【0084】
すなわち、本実施例では、メモリ作業領域としてアクセス可能なメモリ(VRAM53及び拡張RAM54)の適所に、インデックス空間を確保し、これをインデックス番号で特定するようにしている。また、VRAM53及び拡張RAM54を、仮想作業領域(AAC領域、ページ領域、任意領域)に区分して、各々に、インデックス空間を確保できるようにしている(
図6(a)及び
図6(b)参照)。そのため、インデックス番号は、仮想作業領域ごとの一意の値となり、テクスチャロード系コマンド、フィルタ実行系コマンド、描画系コマンド、パイプライン系コマンドなどが簡素化される。
【0085】
また、仮想作業領域(AAC領域、ページ領域、任意領域)ごとの個性的な動作を可能にしている。例えば、AAC領域では、デコードデータの展開領域としてインデックス空間が自動的に確保され、自動的に開放される。したがって、インデックス番号は、ACC領域では不要となる。
【0086】
具体的な制御動作としては、仮想作業領域(AAC領域、ページ領域、任意領域)は、電源投入後の初期処理において定義され、その後の必要なタイミングで、必要な仮想作業領域に、必要なインデックス空間が確保される。そして、確保されたインデックス空間が、インデックス番号と紐付けてインデックステーブルIDXTBLによって管理されることで、その後のインデックス番号に基づく動作を実現している。
【0087】
以下、仮想作業領域と、VRAM53及び拡張RAM54である実作業領域と、の関係を説明する。先ず、VRAM53は、AAC領域としてもページ領域としても使用可能な共用領域と、その他の任意領域と、に区分される。具体的には、電源投入後の初期処理において、VRAM53に関して、適宜な先頭アドレスと領域データサイズを、これらに対応する演出制御レジスタRGijで設定することで、VRAM53の共用領域が確保される。そして、VRAM53に確保された共用領域以外の領域は、自動的にVRAM53の任意領域となる(
図6(a))。
【0088】
VRAM53に確保される共用領域は、インデックス番号の管理が不要であるACC領域としても、インデックス番号によるインデックス空間の管理が必要なページ領域としても使用可能である。そのため、共用領域を使用する場合には、SETTXINDEXコマンドで、AAC領域にインデックス空間を確保すると規定した上で、LOADTXコマンドによって、テクスチャ(画像素材)のサイズと格納アドレスを特定するだけで、ACC領域に自動的に確保されたインデックス空間に、読み出されたテクスチャの伸長データが展開できることになる。
【0089】
そこで、本実施例では、以上の簡便さを考慮して、静止画とIストリーム動画(後述するIピクチャのみで構成されたSストリーム動画)については、VRAM53のAAC領域にデコードデータを展開することにしている。すなわち、本実施例では、VRAM53の共用領域は、もっぱらAAC領域として使用している。
【0090】
次に、拡張RAM54は、電源投入後の初期処理において、拡張RAM54上の先頭アドレスと領域データサイズを、これらに対応する演出制御レジスタRGijで設定することで、拡張RAM54のページ領域が確保され、それ以外の領域が拡張RAM54の任意領域となる(
図6(b))。ここで、任意領域とは、拡張RAM54及びVRAM53において、任意な使用が許容される領域を意味し、インデックス空間を確保できるだけでなく、その他の使用も可能である。そこで、本実施例では、外部ROM55から取得したCGデータを事前転送(プリロード)するためのプリロード領域が、拡張RAM54の任意領域に確保され(
図6(b)参照)、プリローダ72がディスプレイリストDLを書換えた書換えリストDL’を保存するプリロードバッファは、VRAM53の任意領域に確保される(
図6(a)参照)。
【0091】
また、本実施例では、外部ROM55に記憶されている制御プログラムと制御データを、電源投入時に、拡張RAM54の任意領域に転送コピーするようにしている(
図6(b)参照)。なお、拡張RAM54に代えて、制御プログラム及び制御データの全部又は一部を、VRAM53に転送コピーしても良いのは勿論である。また、制御プログラムと制御データに限定されず、CG圧縮データや音声圧縮データについても、それらの全部又は一部をRAM53,54に転送コピーする構成を採っても良い。
【0092】
何れにしても、インデックス空間については、拡張RAM54及びVRAM53に関し、(1) ACC領域、(2) VRAMページ領域、(3) VRAM任意領域、(4) 拡張RAMページ領域、(5) 拡張RAM任意領域に、適宜に確保できるが、本実施例では、VRAM53の共用領域は、AAC領域として専用的に使用している。もっとも、VRAM53に共用領域として確保された領域は、ページ領域としてもAAC領域としても使用できるので、以下では、この点を踏まえて説明を続ける。
【0093】
VRAM53のページ領域に、インデックス空間を確保する場合は、VRAM用の所定の演出制御レジスタRGijに、インデックス番号と空間サイズとを設定する必要がある。また、拡張RAM54のページ領域のインデックス空間は、拡張RAM用の所定の演出制御レジスタRGijに、インデックス番号と空間サイズを設定することで確保される。本実施例の場合、拡張RAM54のページ領域は、動画フレームを展開する用途で使用される。なお、ページ領域では、インデックス空間の先頭アドレスは、内部処理に基づいて適宜に決定されるので、先頭アドレスの管理が不要となる利便性がある。すなわち、ページ領域においては、インデックス空間の確保時に、現存するインデックス空間との重複を気にする必要がない。
【0094】
一方、VRAM53の任意領域や拡張RAM54の任意領域に、二次元のインデックス空間を確保する場合は、対応する所定の演出制御レジスタRGijに、インデックス番号と、インデックス空間の先頭アドレスと、インデックス空間の水平サイズ及び垂直サイズと、を設定する必要がある。なお、一次元のインデックス空間の場合には、垂直サイズは不要である。
【0095】
このように、任意領域にインデックス空間を確保する場合には、先頭アドレスとサイズを細かく設定でき、メモリを効率的に使用できる利点がある。そこで、本実施例では、表示装置DS一フレーム分の画像データを完成させるフレームバッファFBを、VRAM53の任意領域の二次元のインデックス空間として確保している(
図6(a)参照)。なお、拡張RAM54の任意領域にフレームバッファFBを確保しても良いのは勿論である。
【0096】
VRAM53の任意領域に確保したフレームバッファFBは、SPRITEコマンドなどの描画系コマンドが描画対象とする、仮想的な仮想描画空間の描画領域に対応する。
図6(c)には、仮想描画空間(水平X方向±8192:垂直Y方向±8192)と、仮想描画空間の中で任意に設定可能な描画領域と、表示装置DSに出力する画像データを保存するフレームバッファFBと、の関係が図示されている。
【0097】
なお、フレームバッファFBは、描画回路74によって、表示画面一フレーム分の画像データが書込まれる一方で、表示回路71よって、表示画面一フレーム分の画像データが読み出される。このフレームバッファFBは、一対のインデックス空間で構成されたダブルバッファ構造であり、インデックス番号N1の第1バッファと、インデックス番号N2の第2バッファとで構成されている。
【0098】
表示回路71にとって、第1バッファと第2バッファは、画像データの読出し領域であり、所定の表示レジスタRGijへの埋め込み情報に基づいて、インデックス番号N1/N2をトグル的に変化させることで、第1バッファと第2バッファの画像データを、動作周期δごとに順番に読み出している。
【0099】
一方、描画回路74にとって第1バッファと第2バッファは、画像データの書込み領域であって、ディスプレイリストDL上の指示コマンドに基づいて、インデックス番号N1/N2を、動作周期δごとにトグル的に変化させることで、第1バッファと第2バッファに交互に画像データを書込んでいる。
【0100】
描画回路74の書込み動作と、表示回路71の読出し動作は対応しており、ある動作周期で第1バッファに書込まれた画像データは、次の動作周期で、表示回路71によって読み出され、この第1バッファの画像データが読み出される動作周期では、描画回路74が第2バッファに画像データを書込んでいる。その後の動作も同じであり、第1バッファと第2バッファが、「書込み領域」又は「読出し領域」として、交互に使用される。
【0101】
このフレームバッファFBや、圧縮データの展開空間を除く、それ以外の一般的な作業空間として、本実施例では、VRAM53や拡張RAM54の任意領域に確保したインデックス空間を使用している。これら各種のインデックス空間は、必要時に確保することができ、不必要時に開放することもできるが、インデックス空間が確保/開放されると、インデックス空間とインデックス番号とを紐付けて記憶するインデックステーブルIDXTBLの内容が更新されることで、その後の整合的な動作が可能となる。
【0102】
以上、インデックス空間と、CPU回路51について説明したので、次に、総合演出回路52について説明する。
【0103】
総合演出回路52は、(1)内部動作を規定する設定値が、演出制御CPU57によって設定される各種の演出制御レジスタRGijと、(2)チップ内部回路間及びチップ内外の回路間でデータ送受信を実行するデータ転送回路70と、(3)VRAM53や拡張RAM54に確保された作業領域であるインデックス空間を管理するインデックステーブルIDXTBLと、(4)描画動作に先行して外部ROM55をREADアクセスするプリロード動作が実行可能なプリローダ72と、(5)外部ROM55から読み出した画像演出用の圧縮データをデコードするGDEC回路(Graphic Decoder )73と、(6)デコード後の静止画データや動画データを適宜に組み合わせて表示装置DSの一フレーム分の画像データをフレームバッファFBに生成する描画回路74と、(7)描画回路74が生成したフレームバッファFBの画像データを読み出して、適宜な画像処理をして出力する複数系列の表示回路71と、(8)複数系統の表示回路71の出力を適宜に選択出力する出力選択部76と、(9)出力選択部76が出力する画像データをLVDS信号などに変換して出力する出力部77と、(10)音声コマンドリストVCに基づいて音声演出を実行する音声処理部SNDと、(11)モータ演出を実行するモータ制御部MT_CTLと、(12)ランプ演出を実行するランプ制御部L_CTL と、を有して構成されている(
図5(a)参照)。なお、音声処理部SNDには、外部ROM55から読み出した音声演出用の圧縮データをデコードする音声デコーダが含まれている。
【0104】
モータ演出は、演出制御CPU57の制御動作に基づいて実行され、具体的には、モータ演出用の所定の演出制御レジスタRGijへの設定値と、拡張RAM54にコピーされた制御データ(モータ駆動データ)と、に基づいて実行される。ランプ演出も同様であり、演出制御CPU57の制御動作に基づいて実行され、具体的には、ランプ演出用の所定の演出制御レジスタRGijへの設定値と、拡張RAM54にコピーされた制御データ(ランプ駆動データ)と、に基づいて実行される。
【0105】
図5(b)には、CPUバス部56、CGバスIF部55a、拡張RAMIF部54a、及び、VRAMIF部53aと、演出制御レジスタRGij、外部ROM55、拡張RAM54、及びVRAM53と、の関係などが図示されている。図示の通り、外部ROM55から取得したCG圧縮データは、CGバスIF部55a及びデータ転送回路70を経由して、GDEC回路73に供給され、解凍後の伸長(デコード)データは、拡張RAM54又はVRAM53に確保された所定のインデックス空間に展開される。
【0106】
先に説明した通り、本実施例では、VRAM53に、静止画を展開するためのACC領域が確保され、拡張RAM54に、動画フレームを展開するためのページ領域が確保されている。そして、ACC領域/ページ領域の所定のインデックス空間に、静止画や動画のデコードデータが展開される。なお、外部ROM55から取得した圧縮CGデータの伸長データは、プリロードデータとして、拡張RAM54のプリロード領域に転送される場合もある。
【0107】
次に、
図7に基づいて、表示回路71について説明する。表示回路71は、フレームバッファFBの画像データをドットクロックDCKに同期して読み出して、最終的な画像処理を施した上で出力する回路である。最終的な画像処理には、例えば、画像を相似形に拡大/縮小するスケーラのスケーリング処理、微妙なカラー補正処理、画像全体の量子化誤差が最小化するディザリング処理が含まれている。これらの画像処理は、演出制御レジスタRGij(表示レジスタ)への設定値に基づいて画一的に実行される。そして、画一的な画像処理を経たデジタルRGB信号は、水平同期信号や垂直同期信号などと共に出力される。
【0108】
図7に示す通り、上記の動作を並列的に実行する3系統の表示回路A/B/Cが設けられているが、本実施例では、表示装置は1個であるので、表示回路AのためのフレームバッファFB(=FBa)だけが確保されている。但し、フレームバッファFBa~FBcを確保した場合には、独立した画像演出を実行可能な他の2つの表示装置を駆動することもできる。
【0109】
続いて、
図5(a)に戻ってデータ転送回路70について説明する。データ転送回路70は、総合演出回路52の内部リソース、及び外部記憶媒体を、転送元又は転送先として、これらの間でDMA(Direct Memory Access)的にデータ転送動作を実行する回路である。
図8は、このデータ転送回路70の内部構成を、関連する回路構成と共に記載したブロック図である。
【0110】
本実施例のデータ転送回路70の転送元としては、CPUバス部56を経由するCPUアドレス空間、外部ROM55、拡張RAM54、及びVRAM53の他、CPUレジスタポートPORTが該当する。一方、データ転送回路70の転送先としては、CPUレジスタポートPORTの他、CPUアドレス空間、拡張RAM54、VRAM53、チェックサム回路、描画回路74、プリローダ72、及び、音声処理部SNDが該当する。
【0111】
ここで、CPUアドレス空間とは、演出制御CPU57がアクセス可能な記憶領域を意味する。また、CPUレジスタポートPORTは、32bit長のレジスタであって、CPUバス部56に接続されており、演出制御CPU57は、任意にR/Wアクセスすることができる。
【0112】
また、拡張RAM54とVRAM53には、ページ領域や任意領域など仮想作業領域が定義され、これら仮想作業領域の内部には、インデックス番号で特定されるインデックス空間が確保/開放されるので、データ転送回路70の動作は、インデックス空間と実アドレス空間との関係を記憶するインデックステーブルIDXTBLを参照して実行される。そして、データ転送回路70のデータ転送元、又はデータ転送先として、拡張RAM54やVRAM53に確保されたインデックス空間を設定することもできる。したがって、VRAM53の任意領域に確保されたフレームバッファFBのデータを、拡張RAM54に転送することもできる。
【0113】
ところで、
図8に示す回路構成において、データ転送回路70が転送可能な転送サイズは、データ中継部CH0~CH1を経由する場合は、32bit×(01h~4000_0000h)であり、データ中継部CH2~CH4を経由する場合は、32bit×(01h~100_0000h)である。すなわち、本実施例のデータ転送回路70は、所定の上限値はあるものの、32bitの整数倍の任意サイズのデータを転送可能である。ここで、hは16進数を意味し、転送サイズの上限値は、具体的には、データ中継部CH0~CH1を経由する場合は、32×1,073,741,824bit、データ中継部CH2~CH4を経由する場合は、32×16,777,216bitである。
【0114】
図8に示す通り、データ転送回路70は、ルータ機能を有してアクセス経路を調停する調停回路ICMを経由して、外部ROM55から必要なデータを受信し、また、VRAM53、及び、拡張RAM54と、必要なデータを送受信するよう構成されている。なお、外部ROM55、VRAM53、及び、拡張RAM54は、CGバスIF部55a、VRAMIF部53a、及び拡張RAMIF部54aを経由してアクセスされる。
【0115】
このデータ転送回路70は、32bit長のCPUレジスタポートPORTに接続された、32bit×130段のCPUデータFIFO(First In First Out)回路と、5チャンネルのデータ中継部CH0~CH4と、で構成されている。先に説明した通り、CPUレジスタポートPORTは、演出制御CPU57からR/Wアクセス可能に構成されている。
【0116】
データ中継部CH0は、1024bit×18段のCH0データFIFO回路と、チェックサム回路とで構成されている。また、データ中継部CH1~CH4は、各々、1024bit×18段のCH0データFIFO回路で構成されている。そして、データ中継部CH2~CH4は、描画回路74、プリローダ72、音声処理部SNDに一方向に接続されている。
【0117】
一方、CPUデータFIFO回路と、データ中継部CH0~CH1は、双方向通信可能に構成されている。そのため、データ転送レジスタに設定された所定の転送元から、データ転送レジスタに設定された所定の転送先に対して、CPUデータFIFO回路又はデータ中継部CH0~CH1を経由して、データ転送レジスタに設定された所定の転送データ量のデータが送受信される。
【0118】
データ中継部CH0~CH4の何れの経路を採る場合でも、転送データ量(転送データサイズ)は、前記した通り、32bit単位で設定する必要があり、また、転送元と転送先の開始アドレスにも所定の制限がある。具体的には、CPUアドレス空間では8bit単位で、また、VRAM53や拡張RAM54では32bit単位で、転送元と転送先の開始アドレスを設定する必要がある。また、外部ROM55における転送元開始アドレスも、32bit単位で設定される。
【0119】
データ中継部CH0~CH1を経由する場合は、転送元及び/又は転送先が、外部ROM55、VRAM53、又は、拡張RAM54となり、CPUレジスタポートPORTに接続されたCPUデータFIFO回路を経由する場合は、転送元又は転送先が、CPUアドレス空間となる。なお、CPUアドレス空間には、当然、内蔵RAM59が含まれる。
【0120】
以上、双方向通信可能なデータ中継部CH0~CH1について説明したが、データ中継部CH2~CH4は、一方向の通信路を形成している。そして、演出制御CPU57は、CPUバス部56を経由して、CPUレジスタポートPORTを、32bit単位でWrite アクセスすることで、内蔵RAM59のDLバッファBUFのディスプレイリストDLや音声コマンドリストVCを、データ中継部CH2~CH4に一方向に送信することができる。
【0121】
また、内蔵RAM59をデータ転送元に選択することもできるので、DLバッファBUFをデータ転送元とし、描画回路74、プリローダ72、又は音声処理部SNDをデータ転送先として、(CPUレジスタポートPORTを経由することなく)、データ中継部CH2~CH4を経由して、データ転送することもできる。
【0122】
この場合は、データ転送元の内蔵RAM59の開始アドレスは、8bit単位で規定されるので、DLバッファBUFの開始アドレスの下位7bitはゼロである必要がある。また、CPUレジスタポートPORTを経由するか否かに拘わらず、転送データ量(データ転送サイズ)は、32bit単位で設定する必要がある。
【0123】
何れにしても、データ中継部CH2、データ中継部CH3、及びデータ中継部CH4は、各々、描画回路74、プリローダ72、及び音声処理部SNDに一方向に接続されている。したがって、所定のデータ転送サイズのディスプレイリストDLは、データ中継部CH2を経由して、描画回路74に転送され、データ中継部CH3を経由して、プリローダ72に転送される。また、所定のデータ転送サイズの音声コマンドリストVCは、データ中継部CH4を経由して音声処理部SNDに転送される。
【0124】
以上の通り、本実施例では、ディスプレイリストDLと音声コマンドリストVCの転送経路は、各々、(1)CPUレジスタポートPORTを経由する第1経路と、(2)CPUレジスタポートPORTを経由しない第2経路と、が用意されており、その何れを使用することもできる。なお、この点は、他のデータについても同様であり、(1)CPUレジスタポートPORT及びデータ中継部CH0~CH4を経由する第1経路と、(2)データ中継部CH0~CH4のみを経由する第2経路が存在する。第1経路は、演出制御CPU57が直接関与するデータ転送に使用され、第2経路は、演出制御CPU57が直接には関与しないデータ転送(DMA動作)に活用される。
【0125】
ところで、
図8に示す通り、CPUデータFIFO回路は、32bit単位でデータを受けるのに対して、データ中継部CH0~CH4は、1024bit単位でデータを受ける構成となっている。したがって、第1経路が活用される場合には、CPUデータFIFO回路に、1024bitのデータが溜まった時点で、データ中継部CH0~CH4の何れか(以下、チャンネルデータFIFOと称す)に、蓄積データが転送されることになる。
【0126】
すなわち、CPUデータFIFO回路に、32段未満のデータが書き込まれただけでは、チャンネルデータFIFOへのデータの転送は発生せず、32段目のデータが書き込まれた時点で、32段の蓄積データが、チャンネルデータFIFOに転送され、更にその先の転送先にデータが転送される。一方、データ転送サイズは、32bitの整数倍の任意値であるので、CPUデータFIFO回路のデータが32段未満で終了する場合もあり得るが、書き込まれたデータの累計サイズが、予めデータ転送レジスタに設定した転送サイズに達した時点で、32段未満の蓄積データが、チャンネルデータFIFOや、その先の転送先に転送することになる。
【0127】
このように本実施例では、データ転送回路70の転送サイズは、第1経路を経由するか第2経路を経由するかに拘わらず、32bitの整数倍の任意値である。そして、ディスプレイリストDLを構成する指示コマンドと、音声コマンドリストVCを構成する音声コマンドは、全て32bitの整数倍で構成されている。そのため、本実施例では、ディスプレイリストDLや音声コマンドリストVCのコマンド個数に、何の制限もないことになり、自由なリスト構成を採ることができ、また、ダミーコマンドなどを付加して、総データサイズを調整する必要もない。
【0128】
図9は、CPUレジスタポートPORT及びデータ中継部CH2を経由するディスプレイリストDLの描画回路74への転送動作(
図9(a))と、内蔵RAM59からデータ中継部CH2を経由して、描画回路74にディスプレイリストDLを転送する動作(
図9(b))と、VRAM53からからデータ中継部CH2を経由して、描画回路74に修正ディスプレイリストである書換えリストDL’を転送する動作(
図9(c))とを示している。
【0129】
図9(d)と
図9(e)は、CPUレジスタポートPORTとデータ中継部CH3を経由して、プリローダ72にディスプレイリストDLを転送する動作と、内蔵RAM59からデータ中継部CH3を経由して、プリローダ72にディスプレイリストDLを転送する動作を示している。
【0130】
また、
図9(f)と
図9(g)は、CPUレジスタポートPORT及びデータ中継部CH4を経由する音声コマンドリストVCの音声処理部SNDへの転送動作と、内蔵RAM59からデータ中継部CH4を経由して、音声処理部SNDに音声コマンドリストVCを転送する動作を示している。
【0131】
CPU回路51は、データ転送回路70の動作開始に先行して、描画回路74やプリローダ72や音声処理部SNDの動作を開始させるので、描画回路74は、転送されたディスプレイリストDLに基づいた描画動作を開始する。一方、プリローダ72は、転送されたディスプレイリストDLに基づき、必要なプリロード動作を実行する。なお、転送されたディスプレイリストDLは、描画回路74やプリローダ72に内蔵されたディスプレイリストアナライザによって判定され、指示コマンドの種類に応じた処理が実行される。また、音声処理部SNDは、転送された音声コマンドリストVCに基づいて音声演出を開始又は進行させる。
【0132】
なお、ディスプレイリストDLや音声コマンドリストVCを除く、CPUアドレス空間の他のデータは、CPUバス部56を経由した後、CPUレジスタポートPORTを更に経由するか、或いは、直接的に、データ中継部CH0~CH4に伝送可能である。そして、データ中継部CH0~CH1は、伝送されたデータを、VRAM53又は拡張RAM54の所定の転送先に、調停回路ICMを経由して転送する。逆方向の転送動作も同様であり、調停回路ICMを経由してテータを受信したデータ中継部CH0~CH1は、CPUレジスタポートPORTを経由するか、或いは、直接的に、CPUアドレス空間の所定の転送先に転送する。
【0133】
次に、プリローダ72について説明するが、プリローダ72を活用するか否かは任意である。プリローダ72は、データ転送回路70のデータ中継部CH3から転送されたディスプレイリストDLを、ディスプレイリストアナライザが解釈して、LOADTXコマンドを検出した場合には、LOADTXコマンドが参照している外部ROM55上のCGデータを、拡張RAM54のプリロード領域(
図6(b)参照)に事前転送(プリロード)する。
【0134】
また、プリローダ72は、前記したLOADTXコマンドに関し、CGデータの参照先を、転送後のアドレスに書換えた書換えリストDL’を、VRAM53のDLバッファBUF’(
図6(a)参照)に記憶する。なお、DLバッファBUF’や、プリロード領域は、CPUリセット後の初期処理時に、予め確保されている。
【0135】
そして、書換えリストDL’は、描画回路74の描画動作の開始時に、データ転送回路70の調停回路ICMや、データ中継部CH2を経由して、描画回路74に転送される(
図9(c)参照)。そして、描画回路74は、書換えリストDL’に基づいて、描画動作を実行する。したがって、LOADTXコマンドなどに基づき、本来は、外部ROM55から取得すべきCGデータが、プリロード領域に先読みされているプリロードデータとして、拡張RAM54のプリロード領域から迅速に取得されることになる。この点を考慮して、通常の機器構成では、プリローダ72を機能させることになる。
【0136】
本実施例では、十分な記憶容量を有する外付け拡張RAM54にプリロード領域を設定しているので、例えば、複数フレーム分のCGデータを一気にプリロードする多重プリロードも可能である。すなわち、プリローダ72の動作期間に関し、CGデータの先読み動作を含んだ一連のプリロード動作の動作期間を、総合演出回路52の間欠動作時の動作周期δの整数倍の範囲内で、適宜に設定することで多重プリロードが実現される。
【0137】
但し、以下の説明では、便宜上、多重プリロードのない実施例について説明するので、実施例のプリローダ72は、一動作周期δの間に、一フレーム分のプリロード動作を完了することにする。なお、本実施例では、総合演出回路52の間欠動作時の動作周期δは、表示装置DSの垂直同期信号の2倍周期である1/30秒である。
【0138】
次に、描画回路74は、データ転送回路70を経由して転送されたディスプレイリストDLや書換えリストDL’の指示コマンド列を順番に解析して、GDEC回路73やジオメトリエンジンなどと協働して、VRAM53に確保しているフレームバッファFBに、表示装置DSの一フレーム分の画像を描画する。
【0139】
上記の通り、プリローダ72を機能させる場合には、書換えリストDL’のCGデータの参照先は、外部ROM55ではなく、拡張RAM54に設定されたプリロード領域である。そのため、描画回路74による描画の実行中に生じるCGデータへのシーケンシャルアクセスを迅速に実行することができ、動きの激しい高解像度の動画についても問題なく描画することができる。
【0140】
ところで、プリローダ72を機能させるか否かに拘らず、ディスプレイリストDLや書換えリストDL’の転送時に、仮にデータのビット化けが発生しても、描画回路74は、これを検出することはできない。そこで、本実施例では、ウォッチドックタイマと同様の構成を有するタイムアウト監視回路を設けて、描画回路74の動作開始後、一定時間を超えてメモリアクセスがされない異常を検出するようにしている。
【0141】
描画回路74の動作異常を検出するため、本実施例では、タイムアウト時間(異常判定時間)を任意に設定可能な時間設定レジスタ(所定のレジスタ)TOが設けられている。なお、時間設定レジスタTOは、描画レジスタの一種であり、また、描画回路74の動作は、所定の描画レジスタ(描画動作許否レジスタ)への設定値に基づいて開始されるよう構成されている。
【0142】
時間設定レジスタTOに所定のタイムアウト時間を設定した状態で、描画動作許否レジスタに開始情報を設定すると描画回路74が動作を開始し、これに対応して、タイムアウト監視回路(監視手段)は、メモリアクセス周期(メモリアクセス時間間隔)を監視する。そして、タイムアウト時間を超えてもメモリアクセスがされない場合には、所定の描画レジスタの異常フラグがONセットされて異常割込みが起動される。
【0143】
この異常割込みに対応して、割込み処理プログラムを起動させて対処することもできるが、本実施例では、異常フラグのON/OFF状態を、総合演出回路52の動作周期δ毎にチェックすることで、異常画面の出現を防止している。具体的には、異常フラグがON状態の場合には、例え、描画回路74の動作が完了していても、その動作周期での画面更新をスキップすることで対処している。
【0144】
ここで、特許文献1~2の構成のように、WDT58を起動させる対策や、描画回路74をリセットする対策を採ると、不自然な画面表示が出現するおそれがあるが、本実施例では、最小限の対応で異常画面の出現を簡易に防止している。また、監視するタイムアウト時間は、ディスプレイリストDLにおけるLOADTXコマンドなどの配置状況や、外部ROM55などのアクセスタイムなどを考慮して任意に設定できるので、最適な監視動作を実現できる。
【0145】
ところで、上記の構成では、描画回路74の動作開始から動作終了までメモリアクセス周期を監視したが、この構成に代え、又は、この構成に加えて、GDEC回路73の動作開始から終了までの動作時間を監視する構成を採るのも好適である。この場合も、時間設定レジスタTO’には、テクスチャのデータ容量を考慮した最適値が設定できるので、最適な監視動作を実現できる。
【0146】
後者の構成の場合には、タイムアウト監視回路は、CG圧縮データについてGDEC回路73のデコード動作開始毎に、毎回の監視動作を開始し、デコード終了時に、その回の監視動作を終える。なお、タイムアウト時に、所定の描画レジスタの異常フラグがONセットされ、異常割込みが起動されること、及び、異常検出時には、その動作周期での画面更新をスキップすることは、前者の構成の場合と同じである。なお、本実施例では、異常フラグのON/OFF状態を、総合演出回路52の動作周期δ毎にチェックするフラグポーリング方式を採っているが、異常割込み処理プログラムを起動させて、問題が生じた動作周期での画面更新をスキップする構成を採っても良い。
【0147】
次に、画像フィルタ回路75は、ディスプレイリストDLに記載された指示コマンド(フィルタ実行系コマンド)に基づいて機能して、VRAM53、または拡張RAM54に一時保存されたテクスチャに対して、適宜なフィルタ処理を実行する回路である。すなわち、実施例の画像フィルタ回路75は、演出制御レジスタRGijへの設定値に基づく画一的なフィルタ動作でなく、適宜な指示コマンドを、ディスプレイリストDLに任意に記載することで、必要な画像データに対する自由なフィルタ処理が可能となる。
【0148】
フィルタ処理の内容は、フィルタ実行系コマンドの選択と、選択されたコマンドの設定パラメータによって規定されるが、実行可能なフィルタ処理には、(1) FIR(Finite Impulse Response )フィルタ処理、(2) ダウンサンプリング処理、(3) 線形補間処理と、が含まれる。ここで、ダウンサンプリング処理は、演出制御レジスタRGij(表示レジスタ)への設定値に基づいて動作する表示回路71におけるスケーリング処理とは異なる処理である。
【0149】
すなわち、ダウンサンプリング処理は、スケーリング処理のように相似形状に縮小するのではなく、縦方向だけ、または横方向だけを縮小する動作を含んでいる。特に限定されないが、ダウンサンプリングでは、対象ピクセルを囲む所定範囲のピクセルの画像情報の平均値を求めて、移動平均処理などの間引き処理を施すことでテクスチャを縮小する。
【0150】
図10(a)は、フィルタ実行系コマンドによって、FIRフィルタ処理が連続二回実行される動作例を説明する図面である。先ず、SETFTINDEXコマンドによって、フィルタ処理の対象となる参照テクスチャを保存すべき、保存先インデックス空間を設定し(コマンド処理L20)、続く、LOADTXコマンドによって、そのコマンドの設定パラメータが指示する外部ROM55から、参照テクスチャを取得し、デコード後の画像データを、保存先インデックス空間に保存する(コマンド処理L21)。
【0151】
そして、続くSETFTINDEXコマンドで、結果テクスチャの保存先となるインデックス空間を設定すると共に(コマンド処理L22)、SETFTSAMP コマンドや、SETFTCOEF コマンドで、フィルタ係数や、その他の情報を設定した上で(コマンド処理L23)、FTEXECFIR コマンドによってFIRフィルタ処理を実行する(コマンド処理L24)。なお、SETFTINDEXコマンドは、そのコマンドの設定パラメータによって、参照テクスチャ用のインデックス空間を特定するか、或いは、結果テクスチャ用のインデックス空間を特定するかが区別される。
【0152】
図10(b)に示す通り、指示コマンドL20が規定する参照テクスチャ用のインデックス空間に展開された画像データは、指示コマンドL23が指示するFIRフィルタ処理がされた後に、指示コマンドL22が指定する結果テクスチャ用のインデックス空間に保存されることになる。
【0153】
続いて、SETFTINDEXコマンドで、参照テクスチャのインデックス空間を設定すると共に(コマンド処理L25)、SETTXINDEXコマンドで結果テクスチャの保存先となるインデックス空間を設定する(コマンド処理L26)。指示コマンドL25では、フィルタ処理後の画像データが参照テクスチャとされるので、指示コマンドL22で指示された結果テクスチャは、指示コマンドL25によって参照テクスチャに変わることになる。
【0154】
その後は、SETFTSAMP コマンドやSETFTCOEF コマンドで、必要なフィルタ係数を設定し、その他の情報を設定した上で(コマンド処理L27)、FTEXECFIR コマンドによって必要なFIRフィルタ処理を実行する(コマンド処理L28)。すると、フィルタ処理後の画像データは、指示コマンドL26が指示したインデックス空間に保存されているので、SETTXMODE コマンドを機能させた後、SPRITEコマンドを実行することで(コマンド処理L29)、FIRフィルタ処理を経た画像データが、仮想描画空間の適宜な矩形区画に描画されることになる。
【0155】
図10(c)は、フィルタ実行系コマンドによって、スケーリング処理が実行される動作例を説明する図面である。先ず、SETFTINDEXコマンドによって、スケーリング処理の対象となる参照テクスチャを保存すべき、保存先インデックス空間を設定し(コマンド処理L30)、続く、LOADTXコマンドによって、そのコマンドの設定パラメータが指示する外部ROM55から、参照テクスチャを取得する(コマンド処理L31)。
【0156】
次に、SETTXINDEXコマンドによって、拡大/縮小に必要な補助データを保存するインデックス空間を設定する(コマンド処理L32)。ここで、補助データは、参照テクスチャから注出されるプレーン情報であって、参照テクスチャを特徴付ける情報である。このような補助データを問題にするのは、実施例のスケーリング処理は、相似形状ではない非相似形の変形も含まれるので、変形後の画像の不自然さを解消するための適宜な補完処理を実行するためである。
【0157】
そのため、本実施例のスケーリング処理では、コマンドL32に続いて、FTEXECGRD コマンドを記載して、補助情報(プレーン情報)をコマンドL32が規定するインデックス空間に生成する(コマンド処理L33)。ここまでのコマンドで必要な準備が完了するので、次に、SETTXINDEXコマンドで、テクスチャとして使用するインデックス空間を設定し(コマンド処理L34)、SETTXSAMP コマンドで、必要な情報を設定した上で、SETTXMODE コマンドでスケーリング処理を実行する(コマンド処理L35)。
【0158】
以上の結果、スケーリング処理後の画像データは、指示コマンドL34が指示したインデックス空間に保存されているので、SETTXMODE コマンドを機能させた後、SPRITEコマンドを実行することで(コマンド処理L36)、スケーリング処理後の画像データが、仮想描画空間の適宜な矩形区画に描画されることになる。
【0159】
以上、画像フィルタ回路75を説明したが、GDEC回路73は、ストリーム動画、静止画、その他α値などの圧縮データについて、各圧縮アルゴリズムに対応するソフトウェア処理によってデコード処理を実行している。本実施例の場合、ストリーム動画には、Sストリームと、IPストリームと、IPBストリームに区分され、ストリーム動画を構成するフレームは、Iピクチャ、Sピクチャ、Pピクチャ、又はBピクチャを適宜に組み合わせて構成されている。
【0160】
I(Intra coded )ピクチャは、イントラ(画面内)符号化の画面を意味し、他画面とは独立して、入力画像をそのまま圧縮した画像データを意味する。一方、Sピクチャは、直近前後のIピクチャを参照して予測符号化を行う画像データであり、Iピクチャより圧縮率が高い利点がある。本実施例のSストリーム動画は、このIピクチャとSピクチャを組み合わせた動画であり、Iピクチャを一定の周期に従って配置することで、Iピクチャを起点とするランダムアクセスや逆再生を実行することができ、効果的な画像演出を実現することができる。なお、Sピクチャを含まないSストリーム動画も可能であり、Sピクチャ無しのSストリーム動画は、Iストリーム動画と実質的に同一となる。
【0161】
次に、Pピクチャ(Predictive coded)は、時間的に過去のフレームから現フレームに対する予測する前方向予測符号化を行う画像データであり、時間的に過去に位置するIピクチャまたはPピクチャから予測符号化を行う。一方、Bピクチャ(Bidirectional coded )は、前方予測に加えて、未来フレームから現フレームを予測する後方予測を実行する双方向予測符号化を行う画像データであり、時間的に過去と未来に位置するIピクチャまたはPピクチャから予測符号化を行う。
【0162】
一般に、フレーム間予測技術には、時間的に過去のフレームから現フレームに対する予測する前方予測(順方向予測)と、未来フレームから現フレームに対する予測をする後方予測(逆方向予測)と、前方予測に加えて後方予測を実行する双方向予測があるが、Bピクチャでは、双方向予測を行うので、予測精度を向上させることができる。
【0163】
そこで、本実施例では、IピクチャとSピクチャと組み合わせるSストリーム動画に加えて、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャを適宜に組み合わせたIPストリーム動画やIPBストリーム動画も再生できるよう構成されている。なお、IPストリーム動画は、IピクチャとPピクチャを組み合わせて構成され、IPBストリーム動画は、IピクチャとPピクチャとBピクチャを組み合わせて構成される。
【0164】
以上の関係から明らかなように、Sピクチャを含むSストリーム動画や、IPBストリーム動画では、後方予測符号化の必要性から、SピクチャやBピクチャの取得に先行して、時間的に後で再生されるべきIピクチャやPピクチャを取得してデコードする必要が生じる。
【0165】
そこで、本実施例では、一のLOADTXコマンドで、複数のテクスチャ、つまり、メインフレームのCGデータと、サブフレームのCGデータ、を特定できるよう構成されている。ここで、メインフレームは、現タイミングで再生させるべきCGフレームデータを意味し、サブフレームは、時間的に異なるタイミングで再生されるべきCGフレームデータを意味する。
【0166】
例えば、Sピクチャでは、直近(一つ前又は一つ後)のIピクチャを参照して予測符号化を行うので、IピクチャとSピクチャとを連続させるSストリーム動画においては、メインフレームとしてのSピクチャと、サブフレームとしてのIピクチャの各CGデータが、一のLOADTXコマンドで取得されデコードされることがある。
【0167】
また、Bピクチャ(Bidirectional coded )では、双方向予測符号化を行うので、Bピクチャのデコード処理に先行して、過去フレームのCGデータと、未来フレームのCGデータがデコード状態で確保されている必要がある。そこで、本実施例では、IPBストリーム動画を再生する場合には、この再生動作に先行して、過去フレームを保存する第1参照バッファと、未来フレームを保存する第2参照バッファと、を確保する必要がある。なお、参照バッファは、参照画像を保存するに十分な容量を有するインデックス空間であり、VRAM53又は拡張RAM54の任意領域に確保され、一意のインデックス番号で特定される。
【0168】
図11は、IPBストリーム動画の再生手順を説明する図面であり、再生動作は、紙面の上方から下方に向けて移行する。そして、
図11は、横方向に6区分されており、左から順番に、(1) ディスプレイリストDL上のLOADTXコマンド、(2) IPBストリーム動画を構成するピクチャ、(3) メインフレーム及びサブフレームのデコード処理、(4) 参照画像のデコード処理、(5) 参照画像が保存される参照バッファ、(6) 表示画面に表示されるデコード画像を保存するインデックス空間(展開空間)を示している。
【0169】
第1欄の下方矢印は、間欠的に動作する総合演出回路52(GDEC回路73)の動作周期の推移を示しており、第6欄の下方矢印は、表示装置DSに表示される画像の表示順を示している。以下の説明では、便宜上、タイミングT1~タイミングT7で再生される一群の動画フレームをGOP(Group Of Picture)としているが、動画再生用の一連のディスプレイリスト上のLOADTXコマンドの埋め込みパラメータに基づいてGOPは適宜に変更可能である。
【0170】
先ず、Iピクチャを再生すべきタイミングT1のLOADTXコマンドは、そのコマンドの埋め込みパラメータによって、メインフレームとしてのIピクチャ(I1)と、サブフレームとしてのPピクチャ(P1)のアドレスが特定される。なお、デコードデータを格納すべき展開空間のインデックス番号も特定される。
【0171】
そのため、タイミングT1のLOADTXコマンドの指示に基づき取得されたIピクチャ(I1)は、デコード後、本来の展開空間と共に、過去フレームを保存する第1参照バッファにも保存される。また、タイミングT1のLOADTXコマンドの指示により、Pピクチャ(P1)が取得され、そのデコードデータは、参照画像として、未来フレームを保存する第2参照バッファに保存される。特に限定されないが、参照画像は、特殊な手法で圧縮した状態で記憶される。
【0172】
次に、タイミングT2のLOADTXコマンドは、メインフレームとしてのBピクチャ(B1)だけを指示している。そして、双方向予測動作として、第1参照バッファのIピクチャ(I1)と、第2参照バッファのPピクチャ(P1)と、Bピクチャ(B1)とに基づいて現フレームの画像データB1を再生して展開空間に保存する。続くタイミングT3のLOADTXコマンドについても同様であり、第1参照バッファのIピクチャ(I1)と、第2参照バッファのPピクチャ(P1)と、Bピクチャ(B2)とに基づいて現フレームの画像データB2を再生して展開空間に保存する。
【0173】
次に、Pピクチャを再生すべきタイミングT4のLOADTXコマンドでは、そのコマンドの埋め込みパラメータによって、メインフレームとしてのPピクチャ(P1)を、第2参照バッファから取得すべきことが指示される。また、サブフレームであるPピクチャ(P2)のアドレスが特定される。
【0174】
そのため、タイミングT4では、特殊手法で圧縮されている第2参照バッファのPピクチャ(P1)を解凍して、展開空間に保存する共に、その後の処理における過去フレーム画像として、Pピクチャ(P1)を第1参照バッファに記憶する。また、タイミングT4のLOADTXコマンドの指示により、将来のPピクチャ(P2)が取得され、そのデコードデータは、未来フレームの参照画像として、第2参照バッファに保存される。
【0175】
その後のタイミングT5及びT6の動作は、タイミングT2及びT3の動作と実質的に同じである。すなわち、タイミングT5では、双方向予測に基づき、第1参照バッファのPピクチャ(P1)と、第2参照バッファのPピクチャ(P2)と、Bピクチャ(B3)とに基づくB3ピクチャ画像が展開空間に展開される。また、タイミングT6では、第1参照バッファのPピクチャ(P1)と、第2参照バッファのPピクチャ(P2)と、Bピクチャ(B4)とに基づくB4ピクチャ画像が展開空間に展開される。
【0176】
次に、タイミングT7のLOADコマンドでは、メインフレームとしてのPピクチャ(P2)を、第2参照バッファから取得すべきことが指示される。また、サブフレームであるIピクチャ(I2)のアドレスが特定される。そのため、タイミングT7では、第2参照バッファのPピクチャ(P2)を解凍して、展開空間に保存する共に、タイミングT7のLOADTXコマンドの指示により、Iピクチャ(I2)が取得され、そのデコードデータは、未来フレームの参照画像として、第2参照バッファに保存される。
【0177】
その次のタイミングT9では、メインフレームとしてのIピクチャ(I2)を、第2参照バッファから取得すべきことが指示される。そのため、第2参照バッファのIピクチャ(I2)を解凍して、展開空間に保存する共に、その後の処理における過去フレーム画像として、Iピクチャ(I2)を第1参照バッファに記憶する。なお、タイミングT9のLOADコマンドでは、サブフレームであるPピクチャ(P3)のアドレスが特定されているので、Pピクチャ(P3)が取得され、そのデコードデータは、未来フレームの参照画像として、第2参照バッファに保存される。
【0178】
図12(a)は、音声処理部SNDの内部構成を示すブロック図である。図示の通り、音声処理部SNDは、64トラックの処理ブロックが並列動作可能に配置された前処理部FTと、マスタエフェクト部、マスタボリューム部、出力保護部、及びシリアライザから構成された後処理部BKと、前処理部FTの出力を後処理部BKに伝えるミキサMXと、に区分される。
【0179】
図示の通り、前処理部FTには、外部メモリ55から、音声圧縮データ(圧縮フレーズデータ)を受ける64個のデコーダが配置されている。一方、後処理部BKは、シリアライザを経由することで、クロック信号SBCLK 及び制御信号SLRCLKと共に、4経路A/B/C/Dの音声信号SDOUTA~SDOUTDをシリアルデータとして出力可能に構成されている。4経路A/B/C/DのシリアルデータSDOUTA~SDOUTDは、各1本のデータ線に右データRと左データLとを含んでおり、制御信号SLRCLKが、Hレベル期間であるか、Lレベル期間であるかに応じて、そのタイミングのシリアルデータSDOUTAが、左データLであるか、右データRであるかが特定される。
【0180】
続いて、前処理部FTの内部動作について説明すると、デコーダで解凍されたフレーズデータは、一次ボリューム、二次ボリューム、及びパンポット部において適宜に音量が調整される。ここで、一次ボリュームと、二次ボリュームは、二段階の音量調整を担当し、パンポット部では、左右スピーカの音量比が調整される。なお、一次ボリューム、二次ボリューム、及びパンポット部の具体的な動作内容は、音声コマンドリストVCに記載された音声コマンドによって各々規定される。
【0181】
ところで、フレーズデータとは、一単位の音声演出を実現する音声データであって、背景音の一曲分や、効果音や掛け声などの音声演出の一単位が含まれる。そして、前処理部FTのパンポット部からは、一のフレーズデータが、8経路に出力される。図示の通り、本実施例では、64トラックの処理ブロック(前処理部FT)が、並列動作可能に配置されており、最大では、64個のフレーズデータが、ミキサMXに対して出力可能となり、4経路A/B/C/Dの左右音声R/Lとなる8経路に纏めた音声データが後処理部BKに伝送される。
【0182】
パンポット部では、左右スピーカの音量比を調整できるので、例えば、第1トラックのパンポット部では、左右音量比を、最高値:ゼロとして、ミキサMXの第1ラインにだけ出力する一方で、第2トラックのパンポット部で、左右音量比をゼロ:最高値として、ミキサMXの第2ラインにだけ出力することもできる。そのため、例えば、左音声である第1フレーズデータは、第1ラインにだけ出力され、また、右音声である第2フレーズデータは、第2ラインにだけ出力されることになり、A系統の左右スピーカでのステレオ再生が可能となる。
【0183】
次に、後処理部BKの内部動作について説明すると、マスタエフェクトは、音声フィルタ処理を実行し、マスタボリュームでは、音量を最終決定する。そして、これらの具体的な動作内容は、音声コマンドリストVCに記載された音声コマンドによって規定される。マスタボリュームは、例えば、音量演出を一気に無音化する無音予告などの用途で使用され、マスタエフェクトは、例えば、音質を極端に変更する変音予告などの用途で使用される。
【0184】
図12(b)は、音声コマンドリストVCと、音声コマンドリストVCに記載された音声コマンドによって実現される音声演出の関係を図示している。ここでは、特定のフレーズデータの再生開始を指示するSTART コマンドと、特定のフレーズデータの再生停止を指示するPAUSE コマンドと、特定のフレーズデータの再生再開を指示するRESUMEコマンドと、特定のフレーズデータの再生終了を指示するSTOPコマンドと、が例示的に示されている。なお、音声コマンドリストVCは、一又は複数の音声コマンドを記載して構成されるが、所定の終了コマンドEOSCで終結させる必要がある。
【0185】
先ず、音声コマンドリストVC1には、音声コマンドSTART1~ START64によって64種類のフレーズデータの再生開始が指示される。そのため、64種類の圧縮フレーズデータのデコード処理が終わると、64種類のフレーズデータの再生動作が開始される。
【0186】
次に、音声コマンドリストVC2には、音声コマンドPAUSE1、PAUSE2、及びSTOP64が記載されているので、フレーズデータ1,2,64の再生が一時停止又は終了する。その後、音声コマンドリストVC3には、音声コマンドRESUME1 と、RESUME2 が記載されるので、一時停止されているフレーズデータ1,2の再生が再開される。
【0187】
なお、音声コマンドリストVCは、フレーズデータの再生開始時や再生終了時だけでなく、総合演出回路52の動作周期δ(=1/30 秒)における必要なタイミングで出力可能である。すなわち、ディスプレイリストDLは、総合演出回路52の動作周期δ毎に出力されるが、音声コマンドリストVCは一般に不定期に出力される。
【0188】
続いて、描画回路74において実行可能な描画パイプライン処理について説明する。
図13(a)は、描画回路74のうち、描画パイプライン処理に関連する部分を注出して図示したものである。ディスプレイリストアナライザは、ディスプレイリストDLに記載された指示コマンドを順番に解析して、その種類に応じて、適宜な内部回路に指示コマンドを転送している。なお、
図13(a)では、指示コマンドを、特に、描画コマンドと表記しており、以下の説明では、指示コマンドを描画コマンドと称呼することがある。
【0189】
描画コマンドを受ける内部回路は、各々が並列的に動作するよう構成されており、ディスプレイリストアナライザは、ディスプレイリストDLに記載された描画コマンドを記載順に解析して、描画コマンドを、これに対応する内部回路に次々と転送する(
図13(a)参照)。
【0190】
ところで、描画回路74の内部回路は、ディスプレイリストDLを発行するCPU回路51や、ディスプレイリストDLの構成データを順番に転送するデータ転送回路70とは非同期的に動作し、一般に、ディスプレイリストDLの構成データの転送速度より、描画回路74の内部回路の動作速度の方が各段に遅い。
【0191】
そこで、描画コマンドを受ける内部回路には、処理開始前の描画コマンドを蓄積する待機キューが設けられており、ディスプレイリストアナライザは、待機キューに空きがあることを条件に、描画コマンドを、待機キューに投入する。すなわち、待機キューが空くまで、ディスプレイリストアナライザは、投入動作をストール(一時停止stall )するので、描画コマンドが失われるおそれはない。なお、待機キューに表記した数値は、キューの段数を例示的に示したものである。
【0192】
先に説明した通り、ディスプレイリストDLに記載される指示コマンドには、(1) インデックス空間を管理するインデックステーブルIDXTBLに関するインデックステーブル制御系コマンドと、(2) 外部ROM55から画像素材(テクスチャ)を読み出してデコード(解凍/展開)するためのLOADTXコマンドなどのテクスチャロード系コマンドと、(3) 解凍後の画像データに対するフィルタ処理を特定するフィルタ実行系コマンドと、(4) デコード(展開)後の画像素材を仮想描画空間の所定位置に配置するためのSPRITEコマンドなどの描画系コマンドと、(5) 描画パイプライン動作に関するパイプライン系コマンドと、が含まれている。
【0193】
図13(a)に示す通り、インデックステーブル制御系コマンド(1) は、インデックステーブルIDXTBLの制御回路に転送され、テクスチャロード系コマンド(2) は、GDEC回路73に転送され、フィルタ実行系コマンド(3) は、画像フィルタ回路75に転送され、各々、転送先の回路で適宜に処理される。具体的には、GDEC回路73は、転送された描画コマンド(テクスチャロード系コマンド)に基づいて動作して、必要なテクスチャを取得し、解凍データをデコード空間に展開する。
【0194】
また、インデックステーブルIDXTBLの制御回路が機能することで、インデックステーブルIDXTBLは、適宜に更新される。画像フィルタ回路75は、所定の参照テクスチャに、指定されたフィルタ処理を施して、フィルタ処理結果を、所定のインデックス空間に保存する(
図10参照)。なお、所定の描画コマンド(高速転送コマンド)を受けると高速転送回路TRNSが機能して、VRAM53と拡張RAM54との間で、高速度でデータ送受信をすることもできる。高速転送回路TRNSは、描画回路74の内部回路であって、データ転送回路70とは別個の回路である。
【0195】
データ転送回路70を使用する場合には、CPU回路51が、所定の演出制御レジスタRGij(データ転送レジスタ)に、転送元媒体の種類と転送開始アドレス、転送先媒体の種類と受け取り開始アドレス、及び転送サイズなどを設定する必要があるが、高速転送回路TRNSは、必要時に、ディスプレイリストDLの指示コマンド(転送実行コマンド)によって機能させることができる簡易性があり、しかも、インデックス空間を単位とした二次元データの高速転送ができる利点がある。なお、定常的に機能している制御プログラムにおいて、必要時に限り、データ転送回路70を使用することは、プログラム構成上容易ではない。
【0196】
先に説明した通り、描画パイプライン動作は、描画回路74に内蔵された頂点バッファVBや、インデックス空間として確保されているフレームバッファFBや、ポリゴンの前後関係やピクセル表示有無を管理する深度・ステンシルバッファを使用して実行され、入力アセンブラ工程(取得工程)IAと、ジオメトリエンジン工程TLと、ラスタライザ工程(プリミティブ工程)RSと、テクスチャサンプラ工程TXと、テクスチャ工程PSと、ピクセル描画工程PXと、レンダー工程(画像生成工程)ROと、が必要時応じて実行されるよう構成されている。
【0197】
すなわち、工程IA→工程TL(工程VB)→工程RS→工程TX→工程PS→工程PX→工程ROの順番で、全工程を経るか、或いは、一部の工程を経て、上流から下流に向けて描画パイプライン処理が実行される。各工程は、各々、並列的に動作するが、下流ほど描画コマンドの実行完了が遅くなるので、各工程に投入される描画コマンドを蓄積する待機キューの段数は、上流側の待機キューの段数を下回らないよう構成されている。
【0198】
図13(a)に例示する通り、待機キューの段数は、工程IA→工程TL→工程RS→工程TX→工程PS→工程PX→工程ROに対応して、1段→5段→14段→18段→18段→23段となっており、各工程の段数は、上流側の待機キューの段数と同じか、それ以上となっている。
【0199】
ところで、先に説明したパイプライン系コマンドは、パイプライン各工程(IA,TL,VB,RS,TX,PS,PX,RO)の動作内容を規定する設定コマンドであり、取得されたパイプライン系コマンドは、パラメータ設定部SETに転送され、パラメータ設定部SETは、ジオメトリエンジンなど、必要な内部回路に必要な動作パラメータを設定する。
【0200】
本実施例の場合、
図13(b)に示す通り、描画パイプラインは、工程IAと、工程TLと、工程RSと、工程TXと、工程PSと、工程PXと、工程ROとで構成されているが、先ず、入力アセンブラ工程IAでは、通常ローカル座標で定義されている三次元の3D描画オブジェクトの頂点ストリームを取得し、その後の処理に必要な情報を記憶し、所定の頂点情報を有する頂点データを出力する。
【0201】
この工程IAでは、工程IA用の設定コマンド(パイプライン系コマンド)の他に、描画系コマンドのDRAWコマンドやDRAWD コマンドが使用される。DRAWコマンドでは、一連の頂点ストリームが格納されたメモリ(本実施例では外部ROM55)の先頭アドレスと、頂点数とが指定される。
【0202】
一方、DRAWD コマンドでは、コマンドに一連の頂点ストリームが埋め込まれている。そして、DRAWコマンドやDRAWD コマンドの具体的な動作内容は、各コマンドの埋め込み情報や、工程IA用の設定コマンドで規定される。なお、頂点ストリームには、頂点毎に頂点カラー(RGBAの色情報)が規定可能であるが、頂点カラーが規定されていない場合には、入力アセンブラ工程IAにおいて、デフォルト値が、頂点情報として設定される。ここで、RBGは、R=Red ,B=Blue,G=Green の色情報を意味するが、Aは、不透明度を示すアルファ値αであって、画像を重複させる合成時のαブレンディング処理で利用される。
【0203】
続く、ジオメトリエンジン工程TLでは、入力アセンブラ工程IAから出力される頂点データについて、3D描画オブジェクトの頂点座標を座標変換する行列演算や、光源などに関するライティング処理が実行される。座標変換処理では、ローカル座標をビュー座標に変換するビュー行列演算や、射影変換(透視投影)の行列演算が実行される。
【0204】
ここで、ビュー座標は、視点を原点とし、無限遠点(0,0,-∞)を視線の先にとる座標系である。そして、射影変換では、3D描画オブジェクトの配置位置に対応する遠近感を実現するため、3D描画オブジェクトの形状を拡大/縮小することで、ビュー座標系からクリップ座標系への変換が実現される。
【0205】
行列演算の具体的な内容は、TL工程用の設定コマンド(パイプライン系コマンド)で規定され、DRAWコマンド又はDRAWD コマンドによって所定のジオメトリ行列演算の実行が指示される。そのため、工程IAと工程TLを、一の描画系コマンド(DRAW/DRAWD )で、まとめて実行することができる。但し、何れの場合も、描画系コマンド(DRAW/DRAWD )によるジオメトリ行列演算の実行結果は、頂点バッファVBに保存される。
【0206】
なお、ジオメトリエンジン工程TLは、必須ではなく、クリップ座標で定義された頂点ストリームを外部ROM55から取得する場合は、その情報は、入力アセンブラ工程IAを経て、そのまま頂点バッファVBに記憶される。また、複数の3D描画オブジェクトについて、入力アセンブラ工程IAやジオメトリエンジン工程TLを繰り返しても良く、頂点バッファVBは、最大256頂点を格納できるよう構成されている。
【0207】
次に、ラスタライザ工程RSでは、頂点バッファVBの頂点情報に基づいてプリミティブ(primitive )を生成描画し、クリップ座標系からウィンドウ座標系への変換、クリッピング、カリング、シザリング等によって描画不要ポリゴンを排除した上で、3D描画オブジェクトのピクセルデータが生成される。すなわち、三次元の3D画像オブジェクトが、仮想描画空間に対応するウィンドウ座標系(ワールド座標)の所定位置に、所定姿勢に配置された状態で確定される。
【0208】
なお、プリミティブを生成するには、トライアングルリスト、トライアングルストリップ、又はトライアングルファンなどのトライアングル描画手法と、ラインリスト、ラインストリップ、ラインファンなどのライン描画手法が、適宜に選択して使用可能である。
【0209】
また、このラスタライザ工程RSでは、処理内容を具体的に規定するRS工程用の設定コマンド(パイプライン系コマンド)の他に、描画系コマンドのDRAWコマンド、DRAWD コマンド、DRAWI コマンド、SPRITEコマンドが適宜に使用される。
【0210】
ここで、DRAWI コマンドは、頂点バッファVBから取得した頂点データに基づいて、プリミティブを生成して描画する。一方、DRAWコマンドでは、外部ROM55から取得した頂点ストリームに基づき、一方、DRAWD コマンドでは、そのコマンドに埋め込まれた頂点ストリームに基づいてプリミティブを生成して描画する。
【0211】
したがって、ジオメトリエンジン工程TLを経ることなく、ラスタライザ工程RSを実行することもできる。例えば、二次元の2D描画オブジェクトの場合は、ジオメトリエンジン工程TLは特に不要である。なお、何れの場合も、ラスタライザ工程RSを経て生成される各ポリゴンは、頂点毎の頂点カラーに基づく、ピクセル毎のRGBA色情報を持っている。
【0212】
次に、テクスチャサンプラ工程TXでは、テクスチャとして使用するインデックス空間が特定され、また、ピクセルごとのテクスチャ座標が特定される。そして、テクスチャ工程PSでは、ラスタライザ工程RSで得られたピクセルカラーと、テクスチャカラーを適宜に演算する。
【0213】
これらの工程TX,PSと、以下の工程PXでは、各工程における設定コマンド(パイプライン系コマンド)の他に、描画系コマンドのDRAWコマンド、DRAWD コマンド、DRAWI コマンド、又はSPRITEコマンドが適宜に使用される。DRAWコマンド、DRAWD コマンド、又は、DRAWI コマンドでは、指定された頂点で囲まれた領域にテクスチャが貼り付けられ、SPRITEコマンドでは、指定された矩形領域にテクスチャが貼り付けられる。
【0214】
そして、続く、ピクセル描画工程PXでは、描画カラーと背景カラーの合成や、コントラストを調整するためのトーンマッピング、及び、逆トーンマッピングなどを行う。このPX工程では、テクスチャ工程PSから、所定の情報を具備するピクセルデータがピクセルごとに入力され、フレームバッファFBからは、ピクセルの描画位置に格納されたデータ(背景カラー)がピクセルごとに入力される。
【0215】
最後のレンダー工程ROでは、深度・ステンシルバッファなどを参照し、ピクセルの深度情報やステンシル情報に基づいて、ピクセルを表示するか否かのピクセルテストをし、複数の描画オブジェクトの重複に関するαブレンディング処理などを経て、完成した描画オブジェクトをフレームバッファFBに書き込む。フレームバッファFBへの書き込みは、
図6に示す仮想描画空間への描画に他ならず、通常は、SPRITEコマンドが使用される。
【0216】
なお、レンダー工程ROでは、DRAWコマンド、DRAWD コマンド、DRAWI コマンド、SPRITEコマンドの他に、フレームバッファFBを単色で塗りつぶすCLEAR コマンドや、深度・ステンシルバッファを単色で塗りつぶすCLEARZコマンドが使用可能である。CLEAR コマンドは、描画動作の開始に先行して、フレームバッファFBをクリアする用途で使用され、CLEARZコマンドは、深度情報やステンシル情報が不要な場合に使用される。
【0217】
このように本発明では、一連の描画パイプライン工程の全部又は一部の工程が機能して、二次元又は三次元の描画オブジェクトが、次々と、フレームバッファFBに書き込まれることで、最終的に、表示装置一フレーム分の画像データが完成される。
【0218】
図14は、描画パイプライン工程の全部又は一部を利用する各種の描画モードを示す工程図である。先ず、
図14(a)の描画モードは、上記したCLEAR コマンドやCLEARZコマンドを使用する動作モードであり、レンダー工程ROだけが機能する。
【0219】
図14(b)のスプライト描画モードは、ラスタライザ工程RSと、テクスチャサンプラ工程TXと、テクスチャ工程PSと、ピクセル描画工程PXと、レンダー工程ROが機能する。なお、ラスタライザ工程RSでは、ウィンドウ座標の頂点のX,Y座標について、オフセット値の加算処理をしているに過ぎないが、このオフセット値は、SPRITEコマンドの貼付け矩形領域に関連する。
【0220】
実質的な動作としては、SETTXINDEXコマンドで、展開先のインデックス空間を設定し、 LOADTX コマンドで、所定のテクスチャを取得して、上記のインデックス空間に展開し、SPRITEコマンドによって、この展開テクチャを所定位置に確保する。そして、展開テクスチャの情報が参照されて、最終的にフレームバッファFBに書込まれる。動画再生や、単純形状の静止画の再生は、原則として、このスプライト描画モードで実現される。
【0221】
図14(c)に示す描画モードは、描画パイプラインの全工程を使用してトライアングル描画やライン描画をする動作例である。なお、トライアングル描画とライン描画の違いは、プリミティブの生成手法の違いだけであり、何れの場合も、入力アセンブラ工程IAに供給される3D描画オブジェクトの頂点ストリームに基づいて、プリミティブを特定して描画する。
【0222】
図14(d)は、DRAWコマンド、DRAWD コマンドなどを使用する描画動作であって、座標変換処理を実行することなく、ラスタライザ工程RSで描画オブジェクトのピクセルデータを生成している。この動作は、頂点ストリームによって輪郭線を特定可能な二次元の2D描画オブジェクトを、表示画面に画面表示する場合に典型的に使用される。
【0223】
図14(e)と(f)は、頂点バッファVBに、頂点データを蓄積する場合の動作モードであり、座標変換処理を施す場合(e)と、座標変換処理を施さない場合(f)に区分される。なお、これらの動作はDRAWコマンドや、DRAWD コマンドによって実行される。次に、
図14(g)は、頂点バッファVBに蓄積された頂点データを使用する動作モードであり、DRAWI コマンドによって実行される。
【0224】
以上の通り、本実施例の描画パイプラインには、種々の使用方法があるが、例えば、2D静止画の再生や、ストリーム動画(Sストリーム、IPBストリーム、IPストリーム)の再生は、単なるスプライト描画で足りるので、再生動作は、
図14(b)の動作モードで実現されることは、前記の通りである。
【0225】
以上説明した通り、ディスプレイリストアナライザは、ディスプレイリストDLの描画コマンドを判定して、各々、描画コマンドに対応するパイプライン工程の処理ブロックに転送している。そして、転送された描画コマンドは、先ず、各パイプライン工程の待機キューに投入され、投入順に、描画コマンドに対応する処理が実行される。
【0226】
しかし、この描画パイプラインの進行より、ディスプレイリストDLを転送するデータ転送回路70の動作の方が格段に速いので、例えば、3D描画オブジェクトを、複数個、画面表示し、更に、その他の2D描画オブジェクトも画面表示したいような場合は、例えば、レンダー工程ROにおけるSPRITEコマンドの実行は、長く待たされることになる。
【0227】
すなわち、3D描画オブジェクトについての座標変換行列の処理には、それなりの時間を要するので、例えば、RO工程などの待機キューには、多数のSPRITEコマンドが蓄積されることになる。しかし、本実施例では、先に説明したように、待機キューが空になるまで描画コマンドの投入が待機され(ストール状態)、しかも、下流側工程の待機キューの段数は、上流側工程の待機キューの段数と同じか、それ以上となっているので、ディスプレイリストDLに記載されたコマンドの記載順の動作が円滑に実現される。
【0228】
なお、待機キューから移行された描画コマンドも、必要な開始条件を満たすまでは、その実行が待機されるので(ストール状態)、インデックス空間の書換えなど不整合な描画動作は発生しない。
【0229】
以上、回路構成について説明したので、続いて、CPU回路51による制御動作について説明する。先に説明した通り、電源が投入されと、制御動作の開始に先行して、システムリセット信号SYSが所定時間だけLレベルを維持するリセット期間が発生する。
【0230】
このリセット期間では、先ず、総合演出回路52や内蔵CPU回路51の動作を制御する一又は二個の発振回路が発振動作を開始し、各システムクロックの発振周波数が安定するのを待つ。次に、複合チップ50の内部回路が、各システムクロックに同期して初期化され、演出制御レジスタRGijや動作制御レジスタREGには、所定のデフォルト値が設定される。以下、本明細書では、この動作を、後述するソフトウェアリセットと区別して、ハードウェアリセットと称する。
【0231】
このハードウェアリセット期間が終了すると、内蔵CPU回路51の演出制御CPU57は、外部ROM55に記憶されたブートプログラムを実行して、制御プログラムと制御データを、外部ROM55から拡張RAM54に転送する。そして、その後の演出制御CPU57は、拡張RAM54に転送された制御プログラムに基づいて制御動作を続ける。
【0232】
演出制御CPU57が実行する制御動作は、
図15に示す通りであって、初期処理及びその後の定常処理で構成されるメイン処理(a)と、1mS毎に起動されるタイマ割込み処理(b)と、表示装置DSの垂直帰線期間の開始タイミングに、総合演出回路52から出力されるVBLANK信号を受けて起動するVBLANK割込み処理(c)と、制御コマンドCMDを受信するための受信割込み処理(不図示)と、を含んで構成されている。なお、VBLANK信号は1/60秒毎に発生する。
【0233】
図15(b)に示す通り、タイマ割込み処理では、モータ位置などを把握するためのセンサ信号を取得し(ST20)、必要時には、ランプ演出やモータ演出を、開始又は進行させる(ST21)。本実施例では、ランプ演出は、制御データたるランプ駆動データに基づき、演出制御CPU57と、ランプ制御部L_CTL の動作によって実現される。モータ演出は、制御データたるランプ駆動データに基づき、演出制御CPU57と、モータ制御部MT_CTLの動作によって実現される。また、VBLANK信号を受けて起動するVBLANK割込み処理では、
図15(c)に示す通り、割込みカウンタVCNTをインクリメントして処理を終える(ST22)。
【0234】
最初に、プリローダ72を活用しない場合について、メイン処理を説明する。
図15(a)に示す通り、先ず、初期設定処理(ST1)が実行され、総合演出回路52の演出制御レジスタRGijや、CPU回路51の動作制御レジスタREGに適宜な設定値が設定される。
【0235】
演出制御レジスタRGijへの設定処理には、VRAM53及び拡張RAM54に、適宜な仮想作業領域(AAC領域、ページ領域、任意領域)を確保すること(
図6(a)及び
図6(b)参照)、及び、フレームバッファFBなど、遊技制御動作に必須のインデックス空間を確保する処理が含まれている。先に説明した通り、フレームバッファFBは、インデックス番号N1の第1バッファと、インデックス番号N2の第2バッファとで構成されている。
【0236】
なお、VRAM53に確保される共用領域(本実施例ではAAC領域として使用)の先頭アドレスは、4kバイト単位で設定され(下位15ビットがゼロ)、4kバイトの整数倍に領域サイズが確保される。また、拡張RAM54に確保されるページ領域は、32kバイト単位で設定され(下位18ビットがゼロ)、32kバイトの整数倍に領域サイズが確保される。
【0237】
また、動作制御レジスタREGへの設定値には、ウォッチドッグタイマWDT58に関する動作パラメータが含まれ、この動作パラメータには、動作開始指示と、カウンタ値とが含まれる。実施例のWDT58は、初期値(カウンタ値)をダウンカウントするよう構成され、計数値がゼロとなるアンダーフローに至るまでに、カウンタ値をリロードすることで、WDT58の起動が阻止される。
【0238】
一方、計数値がアンダーフローすると、WDTのリセット要求が発生して、WDT58が起動することで、ソフトウェアリセット状態となる。そして、標準動作としては、全ての内部回路の初期化されて、所定のレジスタを除く全てのレジスタRGij,REGの値が、初期値(デフォルト値)に戻ると共に、WDT58が、その動作を停止する。なお、例外的にレジスタ値が維持されるのは、WDTの動作状態を示すレジスタである。
【0239】
但し、本実施例では、上記した標準動作以外の動作も可能であり、(1) 内部回路を初期化するか否か、また、(2) 初期化する場合でもシステムクロック用の回路を初期化するか否かは、ハードウェアリセット後の初期設定処理において、所定の動作制御レジスタREGに、対応値を設定することで、任意に選択できるよう構成されている。そこで、本実施例では、所定の動作制御レジスタREGへの設定値に基づいて、ソフトウェアリセット時には、内部回路を初期化することなく、ステップST1の処理から遊技動作を再開している。
【0240】
このように、本実施例では、先行文献1~2の構成とは異なり、WDT58がアンダーフローしても、ハードウェアリセット状態とはならないので、迅速に遊技動作を再開できる利点がある。なお、ソフトウェアリセット後は、WDTが動作を停止するので、ソフトウェアリセット動作が繰り返し起動されるおそれはない。
【0241】
以上の処理を含んだ初期設定処理(ST1)が終わると、間欠的に実行される定常処理(ST2~ST10)が開始される。
図15(a)のステップST2として示すように、定常処理は、割込みカウンタVCNTが、VCNT≧2となったタイミングで開始されるので、定常処理の動作周期(動作サイクル)δは、VBLANK信号の動作周期(1/60秒)に対応して1/30秒となる。
【0242】
そして、ステップST3の処理では、割込みカウンタVCNTをリセットした後、定常動作を開始すべき動作開始条件を満たしているか否かを判定する。具体的には、描画回路74の動作状態を示す所定の演出制御レジスタRGijをREADアクセスして、このタイミングで、描画回路74が前動作サイクルのディスプレイリストDLに基づく描画動作を終えているか否かを判定する。また、前動作サイクルの描画動作において、描画回路74のメモリアクセス周期が、時間設定レジスタTOに設定したタイムアウト時間を超えていないかを、所定の異常フラグのON/OFF状態で判定する。
【0243】
そして、描画回路74のメモリアクセスが異常に長引いたため、異常フラグがON状態であれば、例え、描画回路74が描画動作を終えていたとしても、動作開始条件を満たしていないと判定して、ステップST9の演出コマンド解析処理に移行する。
【0244】
ステップST4~ST8の処理をスキップするのは、描画回路74のメモリアクセスが異常に長引いている以上、指示コマンドのビット化けも含め、正常な画像データが生成されていない可能性があり、不合理な画面表示を回避するためである。
【0245】
演出コマンド解析処理(ST9)では、主制御基板21から制御コマンドCMDを受けているか否かを判定し、制御コマンドCMDを受けた場合には、その制御コマンドCMDを解析して必要な処理を実行する。ここで、必要な処理には、変動演出の開始を指示する制御コマンドCMDに基づく新規の変動演出の開始準備処理や、エラー発生を示す制御コマンドCMDに基づくエラー報知の開始処理が含まれる。
【0246】
続いて、ウォッチドッグタイマWDT58に、カウンタ値をリロードすることで、ウォッチドッグタイマ58の起動を阻止する(ST10)。なお、ウォッチドッグタイマ58が起動する異常時にも、本実施例の複合チップ50は、ハードウェアリセットとは異なるソフトウェアリセット状態となることは先に説明した通りである。以上で、今回の動作サイクルの動作が終わるので、ステップST2の処理に移行して、次回のVBLANK割込みを待つ。
【0247】
以上、動作開始条件を満たしていない場合を説明したが、通常は、ステップST3の判定処理の後、所定の表示レジスタRGijへの設定値に基づき、表示回路71が読み出すべき画像データを特定して表示回路の動作を開始させる(ST4)。先に説明した通り、フレームバッファFBは、ダブルバッファ構造になっており、第1バッファと第2バッファが、トグル的に切り替わるよう、所定の表示レジスタRGijへの設定値で制御する。
【0248】
具体的には、前動作サイクルのディスプレイリストDLが、「書込み領域」として特定した第1バッファ又は第2バッファのインデックス番号N1/N2が設定される。このステップST4が実行されることで、前動作サイクルの「書込み領域」が、今回の動作サイクルの「読出し領域」に変わるので、表示回路71は、直前の動作サイクルで描画回路74が完成させた画像データを、表示装置DSに出力することになる。すなわち、ステップST4の処理には、表示回路71の読出し動作の開始指示も含まれている。
【0249】
以上のような意義を有するステップST4の処理が終われば、演出制御CPU57は、続いて、次の動作サイクルで表示回路71が表示装置DSに出力するべき画像データを特定したディスプレイリストDLを完成させる(ST5)。特に限定されないが、この実施例では、内蔵RAM59のリストバッファ領域(DLバッファBUF)を、予め確保しており、そこにディスプレイリストDLを完成させている(
図8参照)。
【0250】
ディスプレイリストDLは、原則として、動作サイクル毎に内容を変えて毎回作成されるが、ディスプレイリストDLの先頭領域には、フレームバッファFBのインデックス番号を規定するコマンドが含まれている。先に説明した通り、フレームバッファFBは、インデックス番号がN1とN2であるダブルバッファ構造のインデックス空間である。そして、ダブルバッファをトグル的に使用するため、各ディスプレイリストDLでは、インデックス番号N1のフレームバッファFBと、インデックス番号N2のフレームバッファFBを、交互に指定して「書込み領域」を循環させている。
【0251】
このようにして完成されるディスプレイリストDLを、演出制御CPU57は、総合演出回路52に発行する(ST6)。次に、演出制御CPU57は、画像演出、音声演出、ランプ演出、及びモータ演出を、一元管理する演出シナリオENを更新し(ST7)、必要な演出タイミングであれば、音声コマンドリストVCを音声処理部SNDに発行することで、音声演出を開始又は進行させる(ST8)。
【0252】
なお、モータ演出やランプ演出に関し、演出シナリオENが管理する演出開始時に達した場合は、タイマ割込み処理(
図15(b))では、該当するモータ駆動データやランプ駆動データに基づいて、モータ演出やランプ演出を実行する。なお、これらステップST8に続く、ステップST9~ST10の処理については前記した通りである。
【0253】
図16(a)~
図16(b)は、ディスプレイリストDLの発行処理(ST6)の具体的内容を示すフローチャート、
図16(c)は、DL発行処理(ST6)の動作内容を示す概略図である。
図9に関して説明した通り、ディスプレイリストDLの発行処理には、CPUレジスタポートPORTを、32bit単位でWrite アクセスする場合(
図9(a))と、CPUレジスタポートPORTを経由しない場合(
図9(b))とがあるが、各動作内容が
図16に示されている。
【0254】
先ず、
図16(a)について説明すると、演出制御CPU57は、データ中継部CH2(データ転送チャンネルCH2)を使用することを転送レジスタRGijに設定すると共に、転送データの総サイズを、所定の転送レジスタRGijに設定する(ST30)。
【0255】
ここで、ディスプレイリストDLは、動作サイクル毎に、その内容が異なるが、所定の終了コマンドEODLで終端させて発行される。なお、本実施例では、ディスプレイリストDLに使用する指示コマンドを、終了コマンドEODLも含め、一ワード又は複数ワード(=N*32bit)としているので、データ量の調整処理は不要である。すなわち、転送レジスタRGijに設定する転送データの総サイズは、32bitの整数倍の任意値である。
【0256】
次に、演出制御CPU57は、転送データの総サイズに対応するWrite 回数を管理カウンタCNに設定し(ST31)、描画回路74の動作を開始させ(ST32)、次にデータ転送回路70の動作を開始させる(ST33)。ここで、描画回路74やデータ転送回路70の動作開始の指示は、各々、所定の描画レジスタRGijや転送レジスタRGijへの設定処理によって実現される。
【0257】
次に、演出制御CPU57は、130段のCPUデータFIFO回路が満杯でないことを確認しつつ、CPUレジスタポートPORTに、ディスプレイリストDLの構成データを32bit単位で書込む(ST35)。そして、管理カウンタCNをデクリメントしつつ、書込み動作を続ける(ST36,ST37)。
【0258】
先に説明した通り、CPUデータFIFO回路は、32bit単位でデータを受けるのに対して、データ中継部CH0~CH4は、1024bit単位でデータを受ける構成となっている。したがって、原則として、CPUデータFIFO回路に1024bitのデータが溜まった時点で、データ中継部CH2に、蓄積データが転送されるが、転送レジスタRGijへの設定値(転送データの総サイズ)に達すると、その時点におけるCPUデータFIFO回路の蓄積データが、データ中継部CH2に転送される。
【0259】
以上の処理によって、CPUレジスタポートPORTを経由するDL発行処理(ST6)が終わるが、次に、
図16(b)は、CPUレジスタポートPORTを経由しない場合であって、データ転送回路70が、リストバッファ(DLバッファBUF)からディスプレイリストを読み出す実施例を示している。この場合には、演出制御CPU57は、データ中継部CH2を使用することを転送レジスタRGijに設定すると共に(ST40)、転送データの総サイズと、リストバッファBUFの先頭アドレスと、を所定の転送レジスタRGijに設定する(ST41)。
【0260】
ここで、内蔵RAM59に設定されているリストバッファBUFについては、その先頭アドレスは、8bit単位で設定する必要があるので、DLバッファBUFの開始アドレスは、下位7bitがゼロであることは先に説明した通りである。なお、このアドレス条件は、ディスプレイリストDLを格納するリストバッファBUFの先頭アドレスだけでなく、音声コマンドリストVCを格納するリストバッファBUFの先頭アドレスについても同様である。
【0261】
次に、演出制御CPU57は、描画回路74の動作を開始させ(ST42)、次にデータ転送回路70の動作を開始させる(ST43)。なお、これらの動作指示も、各々、所定の描画レジスタRGijや転送レジスタRGijへの設定処理によって実現される。そして、この動作指示によりデータ転送処理が開始され、所定サイズのデータ転送の完了により、データ転送回路70は、その動作を終える。したがって、演出制御CPU57は、ステップST43の処理の後、直ちに、ディスプレイリスト発行処理(ST6)に続く別の処理に移行することができる。
【0262】
なお、この場合も、転送データ量が、転送レジスタRGijへの設定値(転送データの総サイズ)に達すると、その時点におけるCPUデータFIFO回路の蓄積データが、データ中継部CH2に転送される。
【0263】
以上、
図16(a)と
図16(b)に基づいて、ディスプレイリストDLの発行処理について説明したが、音声処理部SNDに対して、音声コマンドリストVCを発行する場合も、処理内容は、実質的に、
図16(a)や
図16(b)と同じである(
図9(f)、
図9(g)参照)。
【0264】
すなわち、音声コマンドを列記した音声コマンドリストVCは、所定の終了コマンドEOSCで終端させて発行される。なお、音声コマンドは、終了コマンドEOSCも含め、一ワード又は複数ワード(=N*32bit)であるので、データ量の調整処理は不要である。
【0265】
以上、プリローダ72を活用しない場合について説明したが、プリローダ72を活用する場合のメイン処理は、
図17(a)に示す通りである。
図17(a)に示す処理内容は、
図15(a)の処理内容と類似している。
【0266】
但し、
図17(a)に示す通り、(a) 次の動作サイクル用のディスプレイリストDLを作成した後(ST5)、そのディスプレイリストDLを、描画回路74ではなく、プリローダ72に発行する点(ST60)、及び、(b) このディスプレイリストDLは、プリローダ72によって書換えられて書換えリストDL’となるが、前動作サイクルで書き換えられた書換えリストDL’を、ステップST5の処理に先行して、描画回路74に取得させる点(ST41)において、
図15(a)の処理とは相違する。
【0267】
なお、
図17(a)の処理において、ディスプレイリストDLをプリローダ72に発行する発行処理(ST60)は、発行先がプリローダ72に変わるだけであり、
図16(a)(b)と動作内容はほぼ同じである。概略動作は、
図9(d)と
図9(e)に示す通りであり、発行先がプリローダ72に変わることに対応して、データ中継部CH2が、データ中継部CH3(データ転送チャンネルCH3)に変わるが、それ以外は、
図16(a)や
図16(b)の動作と同じであり、これらに対応する動作が、
図17(b)と
図17(c)に示されている。
【0268】
一方、書換えリストDL’を描画回路74に取得させる処理(
図17のST41)は、
図17(d)に示されている。
図9(c)に示す通り、本実施例では、書換えリストDL’は、VRAM53のプリロードバッファ(
図6(a)参照)に格納されている。
【0269】
図17のステップST41の処理では、演出制御CPU57は、データ中継部CH2(転送チャンネルCH2)を使用することを転送レジスタRGijに設定する(
図17(d)のST50)。次に、転送データである書換えリストDL’の総サイズと、書換えリストDL’が格納されているプリロードバッファの先頭アドレスを所定の転送レジスタRGijに設定する(ST51)。
【0270】
VRAM53における先頭アドレスは、32bit単位で設定する必要があるので、書換えリストDL’を保存するプリロードバッファの開始アドレスは、その下位31bitがゼロである必要があり、本実施例では、その条件を満たす位置に、プリロードバッファを確保している。
【0271】
次に、演出制御CPU57は、描画回路74の動作を開始させ(ST52)、データ転送回路70の動作を開始させる(ST53)。なお、これらの動作指示は、各々、所定の描画レジスタRGijや転送レジスタRGijへの設定処理によって実現される。そして、この動作指示によりデータ転送処理が開始され、データ転送の完了により、データ転送回路70は、その動作を終える。
【0272】
続いて、表示装置DSへの画像表示を中心とする演出について説明する。この演出に使用される演出手段には、表示装置DSの他、枠側(即ちガラス扉6、前面板7側)の枠側LEDランプ、盤側(即ち遊技盤5側)の盤側LEDランプ等の発光手段(電飾ランプ)、スピーカ等よりなる音声出力手段、可動演出体等があり、それらが演出制御基板(演出実行手段)23により制御されることによって各種演出が実行される。
【0273】
表示装置DSは、各種演出画像、報知画像等を表示するもので、
図18に示すように、装飾図柄表示手段161、ミニ図柄表示手段162、保留画像表示手段163等を構成しており、装飾図柄表示手段161により装飾図柄164を、ミニ図柄表示手段162によりミニ図柄165を夫々変動表示可能である他、保留画像表示手段163により、第1,第2特別保留個数を示す第1,第2保留画像X1~X4,Y1~Y4等の各種画像を表示可能となっている。
【0274】
装飾図柄表示手段161は、第1,第2図柄始動口15a,15bへの遊技球の入球(所定の図柄始動条件の成立)に基づいて表示装置DSにより装飾図柄164を変動表示可能に構成されている。装飾図柄164は、特別図柄表示部Da(
図2参照)で変動表示される左装飾図柄(第1装飾図柄)164aと,特別図柄表示部Dc(
図2参照)で変動表示される右装飾図柄(第2装飾図柄)164bと,特別図柄表示部Db(
図2参照)で変動表示される中装飾図柄(第3装飾図柄)164cとを備えており、各装飾図柄164a~164cは、夫々複数個の図柄を無端状に配列した図柄列で構成されている。また、各装飾図柄164a~164cは、「1」~「8」等の数字、その他で構成される本体部(数字部)166と、この本体部166に付随するキャラクタその他の装飾部167とを有し、本体部166を表示し装飾部167を表示しない非装飾表示態様と、本体部166と装飾部167とを共に表示する装飾表示態様とを含む複数種類の表示態様に変更可能であるとともに、拡大、縮小、表示位置の変更等を行うことが可能となっている。
【0275】
装飾図柄164a~164cは、第1,第2図柄始動口15a,15bに遊技球が入球した場合(図柄始動条件が成立した場合)に、所定の変動パターンに従って所定時間変動表示して、第1図柄始動口15aへの遊技球入球時に取得された第1特別乱数情報(乱数情報)に含まれる大当り判定乱数値が予め定められた大当り判定値と一致する場合には大当り演出態様で、それ以外の場合にははずれ演出態様で夫々停止し、第2図柄始動口15bへの遊技球入球時に取得された第2特別乱数情報(乱数情報)に含まれる大当り判定乱数値が予め定められた大当り判定値と一致する場合には大当り演出態様で、それ以外の場合にははずれ演出態様で夫々停止する。装飾図柄164a~164cでは、「2・2・2」,「7・7・7」等、全て同じ図柄となる組み合わせ(所定の組み合わせ)が大当り演出態様、それ以外がはずれ演出態様等となっている。
【0276】
第1図柄始動口15aへの遊技球の入球に基づく図柄変動において装飾図柄164a~164cが大当り演出態様となった場合には第1大当りたる特別遊技が開始され、第1大入賞口16aのスライド板が開放される。また、第2図柄始動口15bへの遊技球の入球に基づく図柄変動において装飾図柄164a~164cが大当り演出態様となった場合には、第2大当りたる特別遊技が開始され、第2大入賞口16bの開閉板が開放される。なお装飾図柄表示手段161は、装飾図柄164a~164cを左右方向に配置して縦スクロール等により変動させるものに限られるものではなく、例えば装飾図柄164a~164cを上下方向に配置して横スクロール等により変動させる場合があってもよい。
【0277】
装飾図柄164の変動パターンは、装飾図柄164a~164cの各図柄列が変動する通常変動で始まり、その通常変動で「2・↓・2」、「7・↓・7」等のリーチ状態が成立した場合には、一又は複数段階のリーチ演出(Nリーチ,Sリーチ,SPリーチ等)を経て最終停止するように構成されており、通常変動からリーチ演出に発展して大当り演出態様又ははずれ演出態様となるのがリーチ変動パターン、通常変動からリーチ演出に発展することなくはずれ演出態様となるのが通常変動パターンである。
【0278】
ミニ図柄表示手段162は、第1,第2図柄始動口15a,15bへの遊技球の入球に基づいて、装飾図柄164の変動表示に対応して表示装置DSによりミニ図柄165を変動表示可能に構成されている。装飾図柄164は、第1,第2図柄始動口15a,15bへの遊技球の入球に基づいて図柄の変動が開始されてからその変動が停止するまでの図柄変動中(以下、単に図柄変動中という)であっても常に表示されるとは限らず、リーチ演出等の演出内容に応じてその一部又は全部が画面から消える場合があるのに対し、ミニ図柄165は、図柄変動中は常に表示装置DSに表示されるようになっている。なお、図柄変動中の一部期間でミニ図柄165が画面から消える場合があってもよい。また、可動演出体(不図示)が移動する際の一部期間でミニ図柄165が視認困難又は視認不能となる場合があってもよい。
【0279】
ミニ図柄165は、図柄列の数(ここでは3つ)や各図柄列を構成する図柄の種類(ここでは「1」~「8」の数字図柄)は装飾図柄164と共通であるが、例えば「1」~「8」等の数字による本体部のみで装飾部は備えておらず、
図18に示すように、装飾図柄164よりも小さなサイズで表示装置DSの表示画面DSaの周辺部近傍等に表示される。また、ミニ図柄165の表示状態は「変動停止状態」と「高速変動状態」のみで、装飾図柄164のような変動中の速度変化(減速、コマ送り等)はなく、図柄変動開始時に、所定の変動開始出目による変動停止状態から、又は前回の停止出目から所定の変動開始出目に瞬時に切り替えてから、各図柄列が所定速度で循環変動する高速変動状態に移行し、図柄変動停止時に、高速変動状態から所定の変動停止出目による変動停止状態に切り替わるようになっている。なお、ミニ図柄165の高速変動状態での変動速度は常に一定で、
図19に示すように、所定のフレームレート(60fps等)で動画表示が行われる表示装置DSにおいてNフレーム毎に図柄列が一巡する速度でミニ図柄165の高速変動表示が行われる。
【0280】
また装飾図柄164では、変動停止出目がそのまま次の変動における変動開始出目となるが、ミニ図柄165は予め定められた変動開始出目が常に用いられるようになっており、変動開始時に、前回変動の変動停止出目から所定の変動開始出目に瞬時に切り替えた後、その変動開始出目から高速変動を開始するようになっている。これは、前回変動がリーチはずれ変動や大当り変動であった場合、その変動停止出目をそのまま変動開始出目としてミニ図柄165の変動を開始すると、左右の図柄又は全図柄が揃ったままで高速変動が行われるため、再びリーチ或いは大当りになるとの誤解を遊技者に与えてしまう可能性があるからである。従って、ミニ図柄165の変動開始出目は、「1・3・5」等、リーチや大当りとは無関係の出目に設定する必要がある。なお、ミニ図柄165の変動停止出目は装飾図柄164の変動停止出目と同一である。
【0281】
保留画像表示手段163は、保留記憶手段に記憶されている乱数情報の数を示す保留画像を表示する保留表示演出を実行するものである。ここで、装飾図柄表示手段161の図柄変動中及び大当り(特別遊技)中を含む特別保留期間中に第1,第2図柄始動口15a,15bに遊技球が入球した場合には、それによって取得された第1,第2特別乱数情報が夫々予め定められた上限保留個数、例えば各4個を限度として、所定の保留記憶手段に保留記憶され、その後に特別保留期間が終了した時点でその保留記憶が消化されて装飾図柄表示手段161による新たな図柄変動が開始される。保留画像表示手段163は、この第1,第2特別乱数情報の記憶個数(第1,第2特別保留個数)を、保留画像の表示数で報知するようになっている。
【0282】
図18に示すように、第1,第2特別保留個数を示す第1,第2保留画像X1~X4,Y1~Y4等を、所定の保留台座画像168の前側に重ねた状態で表示装置DSに表示可能に構成されている。保留画像表示手段163は、第1,第2図柄始動口15a,15bに遊技球が入球することに基づいて第1,第2特別保留個数が増加した場合に、第1,第2保留画像X1~,Y1~を保留台座画像168上に1個追加表示し、また装飾図柄表示手段161による装飾図柄164の新たな変動が開始することに基づいて第1,第2特別保留個数が減少した場合に、第1,第2保留画像X1~,Y1~を待ち行列の前側(例えば画面右側)に向けて1個分ずつシフトするようになっている。なお、保留台座画像168は、表示画面DSaの周辺部又はその近傍に表示されるようになっており、本実施例では表示画面DSaの下縁部に沿って横長状に表示される。
【0283】
続いて、装飾図柄164の変動中(装飾図柄164の少なくとも一部が非表示となる期間があってもよい)における演出の具体例について、表示装置DSによる画像演出、枠側LEDランプ,盤側LEDランプ等の発光手段(電飾ランプ)による発光演出、音声出力手段による音声出力演出の内容を中心に説明する。なお以下の説明では、発光演出を行う発光手段に関し、枠側LEDランプを「枠側ランプLa」、盤側LEDランプを「盤側ランプLb」、それらをまとめて「演出ランプL」と表現する。また以下の説明で使用する図面においては、
図18に示すように、盤側ランプLb及び枠側ランプLaを、前者が表示装置DSの上側及び左右両側に配置され、後者がそれらの更に左右両側に配置されている状態を示す略図で表現する。もちろん、それら盤側ランプLb及び枠側ランプLaの配置はこれに限られるものではない。
【0284】
以下、図柄変動中に実行される予告演出の具体例として、ステップアップ予告演出、リーチ予告演出、ボタン予告演出1、セリフ予告演出1、疑似連予告演出、ボタン予告演出2、割込み予告演出、セリフ予告演出2、セリフ予告演出3、セリフ予告演出4、告知予告演出、レベルアップ予告演出の12種類について順次説明する。なお、これら12種類の予告演出は、
図20に示すような大当り信頼度の設定に基づいて選択され、実行されるものとする。ここで、「大当り信頼度」は、所定事象の出現に関する信頼度の一例であり、ここでは装飾図柄164が大当り演出態様となる信頼度をいう。また、それら12種類の予告演出について説明した後、それら各種予告演出等の一部に採用することが可能な各種演出(以下、部分演出という)について、幾つかの例(信頼度示唆演出、リーチタイトル表示演出、操作演出、リーチ発展演出)を説明する。
【0285】
また以下の各演出では、大当り信頼度を示唆する信頼度示唆情報を有する複数のバリエーションが用意されており、それら複数のバリエーション毎に大当り信頼度等が異なっている。信頼度示唆情報としては、文字情報や画像の色情報等、各種存在する。以下の各種演出では、画像の色情報を信頼度示唆情報として採用する場合、「白色」、「緑色」、「青色」、「赤色」、「金色」、「デンジャー色」、「虹色(レインボー)」の順に大当り信頼度が高くなるものとするが、それら全ての色を採用する必要はなく、それらのうちの複数色を採用すればよい。またこれらの色情報は、一の演出で出現可能な複数のバリエーションにおける大当り信頼度の高低関係を示唆するものであって、異なる演出間においては、同一の色情報を使用するバリエーション同士であっても、当然ながら大当り信頼度が同一であるとは限らない。
【0286】
また、以下に演出毎に説明する内容は、各演出に限定されるものではなく、その他の演出に採用してもよい。例えばステップアップ予告演出に登場する高明度演出の構成を、リーチ予告演出、セリフ予告演出等の他の予告演出や、信頼度示唆演出等の部分演出で採用してもよい。
【0287】
[ステップアップ予告演出]
図21~
図26は、リーチ変動パターン又は通常変動パターンにおける通常変動中に実行されるステップアップ予告演出の一例を示している。ステップアップ予告演出(特定予告演出)は、大当り信頼度に応じて、複数段階(ここでは5段階)の演出ステップのうちの所定段階まで実行する演出であり、演出ステップの段階が進むほど大当り信頼度が高くなるように設定されている。
【0288】
このステップアップ予告演出は、
図21に示すように、第1~第5の5段階の演出ステップに対応するゾウ、ライオン、キツネ、リス、クマの5種類のキャラクタが夫々風船を狙って順番に矢を発射する内容となっており、何れかのキャラクタが発射した矢が命中して風船が破裂するまで演出ステップが進行するが、まずはステップアップ予告演出が開始することを示すステップアップ導入演出ST0が行われる(
図21(a))。このステップアップ導入演出ST0では、夫々に風船を狙う5種類のキャラクタが一斉に登場することにより、当該ステップアップ予告演出の内容を示唆するようになっている。もちろん、各キャラクタが、対応する演出ステップの順序に従って、ゾウ→ライオン→キツネ→リス→クマの順に登場するようにしてもよいし、その他の任意の順序で登場するようにしてもよい。
【0289】
ステップアップ導入演出ST0(
図21(a))に続いては、第1段階として第1ステップ演出ST1が開始される。第1ステップ演出ST1は、第1前半演出ST1Aと第1後半演出ST1Bとで構成されており、まずは第1前半演出ST1Aが実行される。この第1前半演出ST1Aでは、第1キャラクタであるゾウが矢を発射するシーンが行われ(
図21(b1))、その矢が風船に命中した場合には(
図21(d1))、演出ステップはその第1段階で終了することが確定し、第1後半演出ST1Bが行われる。この第1後半演出ST1Bを含む後半演出については後述する。
【0290】
一方、ゾウが発射した矢が風船に命中しなかった場合には(
図21(c1))、第1後半演出ST1Bは実行されず、続いて第2段階として第2ステップ演出ST2の第2前半演出ST2Aが開始される。この第2前半演出ST2Aでは、第2キャラクタであるライオンが矢を発射するシーンが行われ(
図21(b2))、その矢が風船に命中した場合には(
図21(d2))、演出ステップはその第2段階で終了することが確定し、第2後半演出ST2Bが行われる。このように、何れかのキャラクタが発射した矢が風船に命中するまで、ゾウ、ライオン、キツネ、リス、クマの順に矢を発射し(
図21(b1)~(b5))、その矢が風船に命中したとき(
図21(d1)~(d5))、その段階で演出ステップが終了することが確定するとともに、その段階に対応する後半演出ST1B~ST5Bが実行される。なお、本実施例のステップアップ予告演出は第5段階までしか存在しないため、少なくとも第5前半演出ST5Aでクマが放った矢は必ず風船に命中する(
図21(d5))。
【0291】
また本実施例のステップアップ予告演出では、第1~第5後半演出ST1B~ST5Bが夫々複数種類(ここでは各5種類)設けられており、所定事象の出現に関する信頼度(ここでは大当り信頼度)に応じてそれら複数種類の何れかが選択されるようになっている。
【0292】
図22は、第1~第5後半演出ST1B~ST5Bのうちの第3後半演出ST3Bと第5後半演出ST5Bについて、各5種類の態様(バリエーション)を例示している。もちろん、その他の第1,第2,第4後半演出ST1B,ST2B,ST4Bについても、夫々のキャラクタを用いた同様のバリエーションが用意されているが、ここでは省略している。なお、第1~第5後半演出ST1B~ST5Bでは、表示画面DSaの下部側に保留台座画像168が、表示画面DSaの上部側にミニ図柄165が夫々表示され、保留台座画像168の前側に第1,第2保留画像X1~X4,Y1~Y4等が表示され、それら保留台座画像168及びミニ図柄165の後側にステップアップ予告演出画像169が表示されるようになっているが、前半演出では、保留台座画像168を表示して、後半演出中は保留台座画像168を表示しないように構成してもよい。これにより、大当り信頼度に関する表示を行うための後半演出の表示領域を大きくすることができ、よりインパクトある表示演出を実行することが可能となる。第1~第5後半演出ST1B~ST5Bでは変動中の装飾図柄164は非表示となっている。
【0293】
図22(a1)~(e1)に示す5種類の第3後半演出ST3Ba~ST3Beは、ステップアップ予告演出画像169に関し、第3ステップ演出ST3のキャラクタであるキツネが登場する点、及びそのキツネと所定の文字画像とを中心とする基本的な画面レイアウトについては共通しているが、表示される文字画像の内容、その文字画像の表示態様(ここでは表示色)、ステップアップ予告演出画像169の少なくとも一部の表示色(基調色)等が異なっている。
【0294】
即ち、
図22(a1)~(e1)に示す第3後半演出ST3Ba~ST3Beのステップアップ予告演出画像169は、キツネのキャラクタ画像がその背景画像を左背景画像と右背景画像とに二分するような位置関係で大きく表示されるとともに、キャラクタ画像(キツネ)とその背景画像とに跨がるように、それらの前側に所定のセリフ文字列(一文字のみで構成される場合があってもよい)よりなる文字画像が横書きで表示されている点で共通している。一方、そのセリフ文字列の内容は5種類全てで異なっており、第3後半演出ST3Ba~ST3Beに対応するセリフ文字列の内容は夫々「いいことありそう」、「よし、がんばろう」、「もっといいことありそう」、「きっと大丈夫」、「最高の気分だね」となっている。また、セリフ文字列の表示色(表示態様)も5種類全てで異なっており、第3後半演出ST3Ba~ST3Beに対応するセリフ文字列の表示色(文字の内部色)は夫々「青色」、「赤色」、「金色」、「デンジャー色」、「虹色(レインボー)」となっている。ここで、「デンジャー色」とは、虹色とは異なる複数色による縞状の配色で、本実施例では黄色、黒色、赤色の3色を斜めの縞状に配色したものとなっている。
【0295】
更に、第3後半演出ST3Be(
図22(e1))以外の第3後半演出ST3Ba~ST3Bd(
図22(a1)~(d1))のステップアップ予告演出画像169については、基調色がセリフ文字列の表示色に対応しており、夫々の文字色である「青色」、「赤色」、「金色」、「デンジャー色」に対応して「青色」、「赤色」、「金色」、「デンジャー色」の各色がステップアップ予告演出画像169の少なくとも一部(右背景画像等)に使用されている。ここで、基調色としての「デンジャー色」は、黄色、黒色、赤色の3色で構成されている点では文字色としての「デンジャー色」と同じであるが、縞状の配色は黄色と黒色のみで、その黒色ライン上に赤色で「DANGER」の文字列が連続的に配置されている点で文字色としての「デンジャー色」とは異なっており、「デンジャー柄」と言い換えた方が実体に近い。なお、この「デンジャー柄」については、メーカー毎に独自のパターンが用いられており、本実施例で用いるパターンはその一例に過ぎない。もちろん、デンジャー色の構成はこれに限られるものではなく、他の文字色/基調色と異なっていればよい。
【0296】
また
図22(a2)~(e2)に示す5種類の第5後半演出ST5Ba~ST5Beは、ステップアップ予告演出画像169に関し、第5ステップ演出ST5のキャラクタであるクマが登場する点、及びそのクマと所定の文字画像とを中心とする基本的な画面レイアウトについては共通しているが、画面に表示される文字画像の内容、その文字画像の表示態様(ここでは表示色)、ステップアップ予告演出画像169の少なくとも一部の表示色(基調色)等が異なっている。
【0297】
即ち、
図22(a2)~(e2)に示す第5後半演出ST5Ba~ST5Beのステップアップ予告演出画像169は、クマのキャラクタ画像がその背景画像を左背景画像と右背景画像とに二分するような位置関係で大きく表示されるとともに、キャラクタ画像(クマ)とその背景画像とに跨がるように、それらの前側に所定のセリフ文字列(一文字のみで構成される場合があってもよい)よりなる文字画像が横書きで表示されている点で共通している。一方、そのセリフ文字列の内容は5種類全てで異なっており、第5後半演出ST5Ba~ST5Beに対応するセリフ文字列の内容は夫々「いけるかも」、「あと少し」、「気分は爽快」、「わくわくしてきた」、「大満足!」となっている。また、セリフ文字列の表示色も5種類全てで異なっており、第5後半演出ST5Ba~ST5Beに対応するセリフ文字列の表示色(文字の内部色)は夫々「青色」、「赤色」、「金色」、「デンジャー色」、「虹色(レインボー)」となっている。以上のように、第5後半演出ST5Ba~ST5Beのセリフ文字列の内容は第3後半演出ST3Ba~ST3Beのセリフ文字列の内容と全て異なっているが、少なくとも一部のセリフ文字列の内容を共通にしてもよい。
【0298】
更に、第5後半演出ST5Be(
図22(e2))以外の第5後半演出ST5Ba~ST5Bd(
図22(a2)~(d2))のステップアップ予告演出画像169については、画面の基調色がセリフ文字列の表示色に対応しており、夫々の文字色である「青色」、「赤色」、「金色」、「デンジャー色」に対応して「青色」、「赤色」、「金色」、「デンジャー色」の各色が画面の少なくとも一部(背景画像の一部等)に使用されている。
【0299】
ここで、大当り信頼度は、第3後半演出ST3BaからST3Beにかけて、また第5後半演出ST5BaからST5Beにかけて、徐々に大きくなるように設定される。即ち、セリフ文字列の表示色と大当り信頼度との関係は、「青色」、「赤色」、「金色」、「デンジャー色」、「虹色(レインボー)」の順に大当り信頼度が上昇する。なお、「虹色(レインボー)」については、大当り信頼度100%、即ち大当り確定であることを示している。このように、第3後半演出ST3Ba~ST3Be及び第5後半演出ST5Ba~ST5Beは、セリフ文字列の表示色等に応じて大当り信頼度が異なっているから、文字画像(特定文字情報)、或いはその文字画像を有するステップアップ予告演出画像169については、大当りに関する信頼度情報を有する特定画像であると言える。その他の第1,第2,第4後半演出についても同様である。
【0300】
このように、例えば第3後半演出ST3Ba(
図22(a1))、第5後半演出ST5Ba(
図22(a2))が甲第1信頼度に対応する甲第1信頼度特定画像の一例であり、第3後半演出ST3Bb(
図22(b1))、第5後半演出ST5Bb(
図22(b2))が甲第2信頼度に対応する甲第2信頼度特定画像の一例である。本実施例では、このステップアップ予告演出で採用した「青色」、「赤色」、「金色」、「デンジャー色」、「虹色(レインボー)」の5種類の表示色が、大当りに関する信頼度情報(所定事象の出現に関する信頼度情報)のフルラインナップとなっており、その順に大当り信頼度が高くなるように設定されているが、他の予告演出等においては、信頼度情報としてそれら5種類の表示色の全てを採用する必要はなく、「赤色」、「金色」等の一部のみを採用してもよい。但しその場合でも、大当り信頼度の高低関係(例えば「赤色」よりも「金色」の方が高い)は変わらないものとする。
【0301】
なお、ステップアップ予告演出画像169の基調色は文字色と完全に同一である必要はなく、同系色であればよい。また、文字色が「虹色(レインボー)」の第3後半演出ST3Be、第5後半演出ST5Be等についても、セリフ文字列以外の少なくとも一部の表示色を「虹色(レインボー)」とすることによって画面の基調色を文字色に対応させてもよい。また本実施例では、セリフ文字列のフォント(書体)や大きさ等、セリフ文字列に関する表示色以外の表示態様については5種類の第3後半演出ST3Ba~ST3Be、第5後半演出ST5Ba~ST5Be等で略共通としているが、文字色とともに他の表示態様(フォント等)を異ならせてもよいし、文字色は略同じにしてその他の特定表示態様(フォント等)を異ならせることにより、その特定表示態様を信頼度情報としてもよい。
【0302】
続いて、当該ステップアップ予告演出の具体例を、演出ステップが第3段階まで進行し、第3後半演出としてST3Bc(
図22(c1))が選択される場合を例に挙げて説明するが、まずは
図23を参照しつつ概要を説明する。リーチ変動パターンにおける通常変動中にステップアップ予告演出が開始されると、スピーカから、BGMとしてこのステップアップ予告演出に係るBGM1の出力が開始されるとともに、表示画面DSaでは高速変動中の装飾図柄164が非表示となり、下端部側に保留台座画像168が、上端部側にミニ図柄165が夫々表示された状態で、それらの後側にステップアップ導入演出ST0に係る演出画像が表示される(
図23(a))。
【0303】
このステップアップ導入演出ST0では、5段階の演出ステップに対応するゾウ、ライオン、キツネ、リス、クマの5種類のキャラクタが勢揃いし、各々が風船に向けて矢を発射する準備をしているステップアップ予告演出画像169が表示されるようになっており、これを見た遊技者は、何れかのキャラクタが風船を割るまで演出ステップが進行する内容のステップアップ予告演出であることを認識することが可能である。また、このステップアップ導入演出ST0(
図23(a))では、例えばその開始時に、スピーカから効果音として所定の導入音が出力される。更に、このステップアップ導入演出ST0(
図23(a))中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、このステップアップ導入演出ST0に対応する導入時発光態様、例えばオレンジ色で発光する。なお、「演出ランプLの少なくとも一部」とは、枠側ランプLaと盤側ランプLbの何れか一方のみでもよいし、両方でもよいし、枠側ランプLaの一部と盤側ランプLbの一部の少なくとも一方でもよい。これは以下の全ての説明において同様である。
【0304】
ステップアップ導入演出ST0(
図23(a))に続いては、第1段階から所定段階までの一又は複数段階のステップ演出、ここでは第1ステップ演出ST1~第3ステップ演出ST3が順次実行される。即ち、まず第1段階として第1ステップ演出ST1の第1前半演出ST1Aが開始される(
図23(b))。この第1前半演出ST1Aでは、第1キャラクタであるゾウが風船を狙って矢を発射するが、ここでは風船に命中させることはできない。
【0305】
また、この第1前半演出ST1A(
図23(b))中は、例えばその開始時に、スピーカから効果音として所定の第1開始音が出力され、更にその第1開始音に続いて、セリフ音として「行くぜ」等の第1前半ボイスが出力される。なお、第1前半ボイスの出力は第1開始音の出力終了後に開始してもよいし、第1開始音の出力中に開始してもよい。更に、この第1前半演出ST1A(
図23(b))中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、前半演出に対応する前半発光態様(前半演出に対応した第1発光態様)、例えば緑色で発光する。
【0306】
ゾウが発射した矢が風船を外れると、そこで第1前半演出ST1Aは終了し、続いて第2ステップ演出ST2の第2前半演出ST2Aが開始される(
図23(c))。この第2前半演出ST2Aでは、第2キャラクタであるライオンが風船を狙って矢を発射するが、第1ステップ演出ST1と同様、ここでは風船に命中させることはできない。
【0307】
また、この第2前半演出ST2A(
図23(c))中は、例えばその開始時に、スピーカから効果音として所定の第2開始音が出力され、更にその第2開始音に続いて、セリフ音として「今度こそ」等の第2前半ボイスが出力される。第2開始音は第1開始音と同じでもよいし異なっていてもよい。また、第2前半ボイスの出力は第2開始音の出力終了後に開始してもよいし、第2開始音の出力中に開始してもよい。更に、この第2前半演出ST2A(
図23(c))中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、引き続き前半演出に対応する前半発光態様、例えば緑色で発光する。
【0308】
ライオンが発射した矢が風船を外れると、そこで第2前半演出ST2Aは終了し、続いて第3ステップ演出ST3の第3前半演出ST3Aが開始される(
図23(d))。この第3前半演出ST3Aでは、第3キャラクタであるキツネが風船を狙って矢を発射するが、
図23の例ではその矢は見事風船に命中する(
図23(d))。
【0309】
また、この第3前半演出ST3A(
図23(d))中は、例えばその開始時に、スピーカから効果音として所定の第3開始音が出力され、更にその第3開始音に続いて、セリフ音として「どうだ」等の第3前半ボイスが出力される。第3開始音は第1,第2開始音と同じでもよいし異なっていてもよい。また、第3前半ボイスの出力は第3開始音の出力終了後に開始してもよいし、第3開始音の出力中に開始してもよい。更に、この第3前半演出ST2A(
図23(d))中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、矢が風船に命中する直前まで引き続き前半演出に対応する前半発光態様、例えば緑色で発光した後、矢が風船に命中する時又はその直前に、前半終了発光態様、例えば短時間の消灯状態に移行する。
【0310】
なお、前半発光態様は、前半演出ST1A~ST5A毎に異ならせてもよい。この場合、例えば第2開始音、第3開始音等を契機に発光態様を変更するように構成してもよい。このように構成することにより、ステップアップの段階を遊技者が感得し易いように構成することができる。また、第2開始音、第3開始音等を契機に、一時的に発光態様を変更するようにしてもよい。この場合、第1~第5前半演出ST1A~ST5Aで発光態様は変わらないが、少なくとも第2開始音、第3開始音等が出力されるタイミングの前後では、異なる発光態様(例:白色)で発光されることとなる。このように構成することで、ステップアップの段階が変化したことを遊技者が感得し易いように構成することができる。
【0311】
矢が風船に命中すると(
図23(d))、演出ステップはその第3段階で終了することが確定し、そのタイミング(第1タイミング)で高明度演出WO11(甲第1高明度演出)(
図23(e))が行われるとともに、その高明度演出WO11の実行中(又は実行後)に複数種類(ここでは5種類)の第3後半演出ST3Ba~ST3Beの何れか、ここでは第3後半演出ST3Bcが実行される(
図23(f))。即ち、高明度演出WO11は、前半演出に係る第1シーン画像から後半演出に係る第2シーン画像へと切り替わるタイミング(第1タイミング)で実行される。
【0312】
ここで高明度演出とは、高明度画像170を表示することにより、その高明度画像170の後側の画像(ここではステップアップ予告演出画像169)の視認性を低下させる演出である。本実施例の高明度演出は何れも、いわゆるホワイトアウトと呼ばれるもので、白色の高明度画像170を用いるものとするが、高明度画像の色は白色以外の任意色、例えば灰色、黄色、青色、赤色等でもよいし、複数色で構成してもよい。また、高明度画像170の後側に何の画像も表示されない場合があってもよい。
【0313】
高明度演出WO11では、ステップアップ予告演出画像(特定画像)169よりも前側で、且つミニ図柄165、保留台座画像168及びその前側の保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に高明度画像170aが表示されるため、保留画像X1~X4,Y1~Y4やミニ図柄165の視認性を変化させることなく、ステップアップ予告演出画像(特定画像)169の視認性を変化させることができる。これは後述する他の高明度演出についても同様である。なお、高明度演出WO11では、第3後半演出ST3Ba~ST3Beの何れが選択された場合であっても共通の高明度画像170aを表示するものとする。その他の第1,第2、第4,第5後半演出の場合も同様である。
【0314】
但しこれに限らず、ミニ図柄165、保留画像X1~,Y1~、保留台座画像168の少なくとも一つの前側に高明度画像170を表示することにより、それらの視認性も低下させるように構成してもよい。この場合、保留台座画像168の前側で且つ保留画像X1~,Y1~よりも後側に高明度画像170を表示するようにしてもよい。これにより、少なくとも保留画像X1~,Y1~の視認性は低下させることなく、より広範囲でインパクトのある高明度演出を実行することが可能となる。また、高明度画像170と重ならない表示領域は、高明度画像170が表示されている領域よりも小さくなるように構成することが望ましい。これにより、高明度画像170により後側の画像が隠蔽されている感覚をより強く印象付けることが可能となる。また、高明度画像170と重ならない表示領域は、その後に表示されることとなる第3後半演出ST3Bの画像のうち、信頼度を示唆する情報(文字情報やキャラクタ画像、信頼度色で表示されるその他の画像)が位置しない領域としておくことが望ましい。これにより、表示画面の全領域を高明度画像170により隠蔽せずとも、高明度画像170による隠蔽効果を発揮させることができる。
【0315】
高明度画像170は、画面上の所定範囲に白色で表示されるとともに、その範囲内は任意の透過率に設定される。高明度画像170の透過率は、その表示範囲内で均一であってもよいし、不均一であってもよい。高明度画像170の透過率を不均一とする場合、信頼度を示唆する情報(文字情報やキャラクタ画像、信頼度色で表示されるその他の画像)が位置する領域と、それ以外の領域とで高明度画像170の透過率及び/又は透過率の変化率を異ならせるように構成してもよい。この場合、信頼度を示唆する情報(文字情報やキャラクタ画像、信頼度色で表示されるその他の画像)が位置する領域の方が、透過率及び/又は透過率の変化率が低くなるように構成することが望ましい。また、信頼度を示唆する情報のうち、特に重要な文字情報や信頼度色で表示されるその他の画像が位置する領域の方が、キャラクタ画像が位置する領域よりも透過率及び/又は透過率の変化率が低くなるように構成してもよいし、その逆でもよい。このように、高明度画像の透過率や透過率の変化率を表示位置に応じて異ならせることにより、高明度演出が単調なものになってしまうことを防止することができる。また、透過率や透過率の変化率の高低から、例えば第3後半演出ST3Bの画像の表示内容を会得させることが可能となり、高明度演出をより複雑で面白みのあるものとすることが可能となる。
【0316】
また高明度画像の大きさ(表示範囲)は時間経過とともに変化させることが可能であり、透過率の値や透過率の分布についても時間経過とともに変化させることが可能である。なお、高明度画像170の透過率が0%であれば、その高明度画像170の後側の画像は完全に視認不能となり、高明度画像170の透過率が100%であれば、その高明度画像170自体が完全に視認不能となる。従って、高明度画像170の所定部分の透過率が100%であるとすれば、そもそもその所定部分は高明度画像170を構成する部分ではないと考えることができる。また、高明度画像170の所定部分の透過率が100%未満の値から100%に変化した場合は、100%に達した時点でその所定部分は高明度画像170の範囲から外れたと考えることができる。
【0317】
高明度演出WO11(
図23(e))中は、引き続きステップアップ予告演出に係るBGM1の出力が継続される。また高明度演出WO11中は、効果音として所定強調音が出力されるが、この所定強調音は、後半演出における大当りに関する信頼度情報に応じて(例えば第3後半演出の場合にはST3Ba~ST3Beの何れが選択されるかに応じて)、第1~第5所定強調音の何れかが選択されるようになっている。即ち、高明度画像170aの表示中に例えば第3後半演出ST3Ba(
図22(a1))に係る画像(甲第1信頼度特定画像)を表示する場合、高明度画像170aの表示中にその第3後半演出ST3Baに係る画像(甲第1信頼度特定画像)に対応する第1所定強調音を出力可能であり(第1音演出)、高明度画像170aの表示中に例えば第3後半演出ST3Bc(
図22(c1))に係る画像(甲第2信頼度特定画像)を表示する場合、高明度画像170aの表示中にその第3後半演出ST3Bcに係る画像(甲第2信頼度特定画像)に対応する第3所定強調音を出力可能(第2音演出)となっている。これにより、未だセリフ文字列(文字情報)が視認不可能又は視認困難な高明度演出WO11中に、先行して信頼度情報を音声により遊技者に報知することができ、演出効果が向上する利点がある。
【0318】
また、後半演出における大当り信頼度毎に共通の所定強調音を出力可能に構成してもよい。例えば、第3後半演出ST3Ba(
図22(a1))に係る画像(甲第1信頼度特定画像)を表示する場合と、第3後半演出ST3Bb(
図22(b1))に係る画像(乙第1信頼度特定画像)を表示する場合と、第3後半演出ST3Bc(
図22(c1))に係る画像(乙第1信頼度特定画像)を表示する場合とで、共通の第1所定強調音を出力し、第3後半演出ST3Bd(
図22(d1))に係る画像(甲第1信頼度特定画像)を表示する場合と、第3後半演出ST3Be(
図22(e1))に係る画像(乙第1信頼度特定画像)を表示する場合とで、共通の第2強調音を出力するように構成してもよい。これにより、所定強調音の内容によって先行的に信頼度情報の期待度を遊技者に対して報知することができ、演出効果が向上する利点が生じる。
【0319】
なお、第1~第5所定強調音は、後半演出における大当りに関する信頼度情報に基づいて、大当り信頼度が高いほど、出力音量及び/又は出力時間が大となるように構成してもよい。この場合、第3後半演出ST3Ba(
図22(a1))中に高明度演出WO11を実行する場合(乙第2高明度演出)に出力される第1所定強調音(第2特定音)よりも、第3後半演出ST3Bc(
図22(c1))中に高明度演出WO11を実行する場合(乙第1高明度演出)に出力される第3所定強調音(第1特定音)の方が出力音量及び/又は出力時間が大となる。
【0320】
また、第1~第5所定強調音は、後半演出における大当りに関する信頼度情報に基づいて、大当り信頼度が高いほど、振動手段を作動させることによる振動演出を伴うように構成してもよい。例えば、第1~第3所定強調音は振動演出を伴わず、第4~第5所定強調音は振動演出を伴うように構成してもよい。また、第5所定強調音のみ振動演出を伴うように構成してもよい。ここで、振動手段はチャンスボタン11等の所定部位を振動させるように構成することができる。また、前述した第1所定強調音と第2所定強調音の2種類の所定強調音を用いる場合には、一方の第2所定強調音のみ振動演出を伴うように構成してもよい。また、必ず振動演出を伴わなければいけないわけでなく、所定強調音の実行とともに振動演出を行う場合と行わない場合があってもよい。より好適には、大当りとなる期待度が高いときに限って、振動演出が伴うように構成することが望ましい。
【0321】
また高明度演出WO11(第1高明度演出)中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が第1高明度中発光態様(高明度演出に対応した第1発光態様)で発光する(第1発光態様で発光手段を発光させる第1発光演出、第1発光演出)。本実施例では、高明度演出WO11中の第1高明度中発光態様は、第3後半演出ST3Bの文字色(例えば金色)を含む複数色(例えば金色、緑色、白色の3色)に循環的に変化する循環変化態様となっている。なお、第1高明度中発光態様は、第3後半演出ST3Bの文字色(例えば金色)に対応する色が含まれていればよく、金色等の一色でもよい。これにより、未だセリフ文字列(文字情報)が視認不可能又は視認困難な高明度演出WO11中に、先行して信頼度情報を発光により遊技者に報知することができ、演出効果が向上する利点がある。なお、画像に対応する色で演出ランプLを発光させる場合、その発光色は画像の色と全く同じでなくても同系色(例えば金色の画像に対する発光色を黄色とする)であればよい。
【0322】
高明度演出WO11終了後の第3後半演出ST3Bc(
図23(f))中は、上述したように、ステップアップ予告演出画像169として、キツネのキャラクタ画像がその背景画像を左背景画像と右背景画像とに二分するような位置関係で大きく表示されるとともに、キャラクタ画像(キツネ)とその背景画像とに跨がるように、それらの前側に「もっといいことありそう」という内容のセリフ文字列が「金色」で表示される。
【0323】
また、この第3後半演出ST3Bc(
図23(f))中は、引き続きステップアップ予告演出に係るBGM1の出力が継続されるとともに、セリフ音として所定の第3後半ボイスが出力される。この第3後半ボイスは、画面に表示されるセリフ文字列(文字情報)に対応しており、ここでは「もっといいことありそう」と出力される。なお、このセリフ音を出力する際には、キャラクタ画像にいわゆる口パク動作(発語動作)を行わせることが望ましい。
【0324】
更に、第3後半演出ST3Bc(
図23(f))中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、第3後半演出ST3Bcに対応する後半発光態様(特定画像に対応した第3発光態様)、例えばその第3後半演出ST3Bcの文字色(ここでは金色)を含む複数色(ここでは金色、緑色、白色の3色)に循環的に変化する循環変化態様で発光する。このように、後半発光態様はその前の第1高明度中発光態様と同じであってもよいし、異なっていてもよいが、第3後半演出ST3Bcの文字色(ここでは金色)を含むように構成することが望ましい。これにより、第3後半演出ST3Bcの画像演出の表示が終了した後も、期待度を示す文字色(ここでは金色)に対応した発光態様による発光演出が可能となり、画像演出を見逃した遊技者に対しても、可能な限り大当り信頼度を示す文字色(ここでは金色)による報知を実行することが可能となる。また、この後半発光態様の発光色は、その他の後半演出に対応する色(ここでは青色、赤色、デンジャー色、虹色)を含まないことが望ましい。また、後半発光態様は文字色に対応する発光色(例えば金色)のみで構成してもよい。また、第3後半演出ST3Bcの文字色(ここでは金色)を含まないように構成してもよく、これにより、第3後半演出ST3Bcの演出期間が終了したことを視覚的に感得させることが可能となる。
【0325】
第3後半演出ST3Bcの実行後は、そのタイミング(第2タイミング)で高明度演出WO12(甲第2高明度演出)が行われる(
図23(g))とともに、その高明度演出WO12の実行中に、第3後半演出ST3Bcに係るステップアップ予告演出画像169が装飾図柄164の変動画面に切り替えられる(特定画像終了演出)(
図23(h))。ここで、高明度演出WO12は、高明度演出WO11とは高明度画像の表示領域、及び透過率の変化率を異ならせている。これにより、後半演出の開始と終了を明確に表現することが可能となる。なお、高明度演出WO12は、高明度演出WO11と高明度画像の透過率の最小値を同一(0%)としているが、これも異ならせてもよい。また、高明度演出WO12は、高明度演出WO11と、高明度画像の表示領域を同じにしてもよい。また、透過率(の最小値)及び/又は透過率の変化率を同じにしてもよい。これにより、後半演出がまだ継続するかもしれないという期待感を遊技者に与えることが可能となる。また、高明度演出WO12は、少なくとも、後半演出における信頼度を示唆する情報(文字情報やキャラクタ画像、信頼度色で表示されるその他の画像)が位置する領域を高明度画像により隠蔽するように表示することが望ましい。これにより、違和感なく後半演出を終了させるとともに、図柄変動画面へと遷移させることが可能となる。また、少なくとも、後半演出における信頼度を示唆する情報(文字情報やキャラクタ画像、信頼度色で表示されるその他の画像)のうち、いずれか1つが位置する領域を高明度画像により隠蔽するように構成してもよい。
【0326】
高明度演出WO12(
図23(g))中は、例えばBGMの出力が停止される。また高明度演出WO12中は、効果音として特定強調音が出力されるが、この特定強調音は、後半演出における大当りに関する信頼度情報に応じて(例えば第3後半演出の場合にはST3Ba~ST3Beの何れが選択されるかに応じて)、第1~第5特定強調音の何れかが選択されるようになっている。また、高明度演出WO12中は、効果音として共通の特定強調音が出力されるように構成してもよい。すなわち、後半演出における大当りに関する信頼度情報の内容にかかわらず、共通の特定強調音を出力するように構成してもよい。これにより、例えば高明度演出WO11中は、後半演出における大当りに関する信頼度情報に応じて異なる所定強調音を出力する一方、高明度演出WO12中は、大当りに関する信頼度情報に拘わらず共通の特定強調音を出力することができ、高明度演出WO11と高明度演出WO12とで夫々異なる演出効果による表現を行うことが可能となる。また、高明度演出WO11中の所定強調音は大当りに関する信頼度情報に拘わらず共通とし、高明度演出WO12中の特定強調音は大当りに関する信頼度情報に応じて異なるものとなるように構成してもよい。
【0327】
なお、第1~第5特定強調音は、後半演出における大当りに関する信頼度情報に基づいて、大当り信頼度が高いほど、出力音量及び/又は出力時間が大となるように構成してもよい。この場合、第3後半演出ST3Ba(
図22(a1))中に高明度演出WO12を実行する場合(乙第2高明度演出)に出力される第1特定強調音(第2特定音)よりも、第3後半演出ST3Bc(
図22(c1))中に高明度演出WO12を実行する場合(乙第1高明度演出)に出力される第3特定強調音(第1特定音)の方が出力音量及び/又は出力時間が大となる。また、高明度演出WO12中の第1~第5特定強調音は、高明度演出WO11中の第1~第5所定強調音とは異ならせてもよいし、同じであってもよい。
【0328】
更に、高明度演出WO12(第2高明度演出)中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が第2高明度中発光態様(第2発光態様)、例えば第3後半演出ST3Bcの文字色(ここでは金色)を含む複数色(ここでは金色、緑色、白色の3色)に循環的に変化する循環変化態様で発光する(特定画像に応じた特定発光態様で発光手段を発光させる特定発光演出)。このように、後半発光態様は、第1高明度中発光態様、後半発光態様と同じであってもよいし、異なっていてもよいが、第3後半演出ST3Bcの文字色(ここでは金色)を含むように構成することが望ましい。また、後半発光態様は、文字色(ここでは金色)を含まないように構成してもよい。また、第1高明度中発光態様は文字色を含み、後半発光態様は文字色を含まないように構成することで、演出表現が単調となってしまうのを避け、演出効果の低下を防止することが可能となる。
【0329】
高明度演出WO12の後に図柄変動画面が開始されると、効果音として、装飾図柄164a~164cの停止に合わせて図柄停止音が出力される。
【0330】
続いて、以上のような
図23に示すステップアップ予告演出に関し、高明度演出WO11,WO12を中心とする演出期間についてより詳細に説明する。
図24~
図26は、
図23(e)~(h)の期間、即ち高明度演出WO11の開始時点から高明度演出WO12が終了して装飾図柄164の変動画面に移行するまでの期間について、
図23よりも更に微小な時間間隔で表示画面及び発光手段の変化を示したものである。なお、
図24~
図26に示す22コマ(フレーム)の表示画像は、
図23(e)~(h)の期間における全フレームを示したものではなく、その全フレームから一定ピッチで抜き出したものである。従って、
図24~
図26においては、隣り合うフレーム間の時間間隔は全て同じ(ここではAミリ秒とする)である。このように、
図24~
図26では、コマ数が倍になれば時間も倍になる関係となっており、例えば
図24(a)~(c)間と
図24(d)~(f)間の経過時間は同じであり、
図24(a)~(c)間と
図24(d)~(g)間の経過時間は前者よりも後者の方が長くなっている。
【0331】
まず、高明度演出WO11の詳細について説明する。
図24(a)~
図25(j)に示す高明度演出WO11では、その開始時に、ステップアップ予告演出画像(特定画像)169よりも前側で、且つミニ図柄165、保留台座画像168及びその前側の保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に高明度画像170aが表示され(
図24(a))(高明度画像表示処理)、その高明度画像170aの大きさ(範囲)及び透過率が徐々に変化して最終的に消滅する(
図24(j))ようになっている。
【0332】
また高明度画像170aについては、その大きさ(範囲)は表示開始時(
図24(a))が最大で、時間経過とともに徐々に小さくなるように構成されている。即ち、高明度演出WO11は、高明度画像170aの大きさ(範囲)を拡大方向に変化させる拡大変化演出と、同じく縮小方向に変化させる縮小変化演出とで構成されるとともに、前者(
図24(a))よりも後者(
図24(a)~
図25(j))の方が実行時間が長くなっている。なお高明度演出WO11では、ステップアップ予告演出画像169全体に対する高明度画像170aのカバー率は100%未満であり、高明度画像170aの大きさ(範囲)が最大のときでも(
図24(a))、ステップアップ予告演出画像169の一部分は前側から視認可能となっている。もちろん、高明度画像170aの大きさ(範囲)が最大のとき、ステップアップ予告演出画像169全体に対する高明度画像170aのカバー率が100%となるようにしてもよい。また、ステップアップ予告演出画像のうち、所定情報(文字情報、キャラクタ画像、信頼度色表示画像など)の一部が高明度画像170aにより隠蔽されることで、感得困難及び/又は視認困難になっていればよく、所定情報の全てが隠蔽されている必要はない。
【0333】
また高明度画像170aは、その範囲内で透過率が略均一となるように設定されている。また高明度画像170aは、その大きさ(範囲)だけでなく透過率についても時間経過とともに変化し(透過率変化処理、透過率変化演出)、表示開始時(
図24(a))の透過率が最小(例えば0%)で、時間経過とともに例えば一定の変化率で徐々に大きくなる(上昇する)ように構成されている。即ち、高明度演出WO11は、高明度画像170aの透過率を低下方向に変化させる低透過率変化演出と、高明度画像170aの透過率を上昇方向に変化させる高透過率変化演出とで構成されるとともに、前者(
図24(a))よりも後者(
図24(a)~
図25(j))の方が実行時間が長くなっている。
【0334】
なお、高明度画像170aの最小透過率は0%よりも大であってもよい。また、高明度画像170aの透過率は、変化率(単位時間当たりの変化量)が一定でなくてもよい。また、高明度画像170aの透過率を不均一とし、その不均一な透過率を時間経過とともに変化させるように構成してもよい。また、高明度画像170aの透過率を変化させることなく大きさ(範囲)を変化させてもよいし、高明度画像170aの大きさ(範囲)を変化させることなく透過率を変化させてもよい。但し、高明度画像170aの大きさ(範囲)が小さくなるということは、高明度画像170aの一部分の透過率が上昇して100%に達することにより、その部分が実質的に消滅したと考えることができるから、高明度画像170aの大きさ(範囲)を変化させることは即ち高明度画像170aの透過率を実質的に変化させているとも言える。
【0335】
また高明度演出WO11では、高明度画像170aの後側に表示されるステップアップ予告演出画像169については、例えば高明度画像170aの表示開始時(
図24(a))に、その前の第3前半演出ST3Aの画像(
図23(d)参照)から第3後半演出ST3Bcの画像(
図22(c1)参照)に切り替えられるようになっている。これにより、高明度演出WO11の開始後、高明度画像170aの大きさ(範囲)が徐々に小さくなり、同じく透過率が徐々に上昇するに従って、ステップアップ予告演出画像169の視認性が向上し、やがて高明度画像170aが消滅したとき(
図25(j))、ステップアップ予告演出画像169全体(ミニ図柄165等の後側に隠れている部分を除く)が完全に視認可能となる。
【0336】
また、高明度演出WO11中は、演出ランプLが第1高明度中発光態様で発光する。第1高明度中発光態様は、第3後半演出ST3Bcの文字色(例えば金色)を含む複数色(例えば金色、緑色、白色の3色)に循環的に変化する循環変化態様となっており、例えば文字色に対応する金色での発光が高明度演出WO11の後半或いは終盤に出現するように、緑色(
図24(a)~(c))、白色(
図24(d)~(f))、金色(
図24(g)~(i))の順に発光色が変化するようになっている。但しこれに限らず、高明度画像170aの透過率の変化に応じて、演出ランプLの発光態様、例えば輝度及び/又は発光色を変化させるように構成してもよい。これにより、高明度画像170aの透過率の変化と発光態様の変化とがより関連付けられ、演出効果を高めることができる。また、高明度画像170aの透過率の変化に応じて、段階的に演出ランプLの発光態様(例えば輝度や発光色)が変化するように構成してもよい。例えば、高明度画像170aの透過率0%~30%の場合は第1発光態様、31%~70%の場合は第2発光態様、71%~99%の場合は第3発光態様といった具合である。
【0337】
以上のように、高明度演出WO11中は、高明度画像170aの大きさ(範囲)及び/又は透過率の変化によってその後側のステップアップ予告演出画像169の視認性は時間経過とともに変化し、ステップアップ予告演出画像169を構成する文字情報は、所定時点(例えば
図24(d))で、視認不可能(又は視認困難)な状態から視認可能(又は視認容易)な状態に移行する。即ち、高明度演出WO11中は、文字情報を視認不可能(又は視認困難)な状態で高明度画像170aの透過率を変化させる第1透過率変化処理と、文字情報の全部を視認可能(又は視認容易)な状態で高明度画像170aの透過率を変化させる第2透過率変化処理とを実行可能であり、前者(例えば
図24(a)~(d))と後者(例えば
図24(d)~
図25(j))で実行時間が異なり、前者よりも後者の実行時間が長くなっている。このように、前者よりも後者の実行時間を長くすることで、遊技者に対して、遊技者が最も興味のある文字情報に関しては早期に開示ができるとともに、高明度画像の表示時間も充分に設けることができ、高明度演出自体の演出効果を高めることができる。
【0338】
なお、第2透過率変化処理よりも第1透過率変化処理の実行時間を長くしてもよいし、前者と後者の実行時間を略同じにしてもよい。第2透過率変化処理よりも第1透過率変化処理の実行時間を長くすることで、文字情報の開示を遅らせることができ、これにより遊技者の期待感や緊張感を煽ることが可能となる。また、一旦文字情報が開示された状態となってからは、より早期に全体を開示(より早期に文字情報を見やすくするために視認性を高める)することが望ましいので、第1透過率変化処理の実行時間を長く設けた場合には、第2透過率変化処理の実行時間がより短いことが望ましい。
【0339】
なお、文字情報が視認不可能(又は視認困難)な状態と視認可能(又は視認容易)な状態との境界については、例えば文字情報の少なくとも一部が高明度画像と重ならない状態となったタイミングで、その文字情報が視認可能(又は視認容易)となったものと定義してもよい。また、文字情報の全部(全体)が高明度画像と重ならない状態となったタイミングで、その文字情報が視認可能(又は視認容易)となったものと定義してもよい。
【0340】
また、高明度演出WO11中は、文字情報を視認不可能(又は視認困難)な状態で高明度画像170aの大きさ(範囲)を変化させる第1範囲変化処理と、文字情報の全部を視認可能(又は視認容易)な状態で高明度画像170aの大きさ(範囲)を変化させる第2範囲変化処理とを実行可能であり、前者(例えば
図24(a)~(d))と後者(例えば
図24(d)~
図25(j))で実行時間が異なり、前者よりも後者の実行時間が長くなっている。なお、第2範囲変化処理よりも第1範囲変化処理の実行時間を長くしてもよいし、前者と後者の実行時間を略同じにしてもよい。
【0341】
高明度演出WO11が終了し、第3後半演出ST3Bcに関するステップアップ予告演出画像169全体が視認可能になると(
図25(j))、画面に表示されているセリフ文字列(文字情報)に対応する「もっといいことありそう」のセリフ音(第3後半ボイス)が出力されるが、ステップアップ予告演出画像169に対しては、そのセリフ音の出力に対応して次のような動的表示が行われる(実行後動的表示処理、実行後変化処理)。即ち、
図25(j)~(o)に示すように、セリフ音(第3後半ボイス)の出力中、キツネのキャラクタ画像がセリフ音に合わせていわゆる口パク動作を行うとともに、セリフ文字列が所定動作(ここでは各文字の揺動)を行う。また、出力中のセリフ音に対応する文字の表示色が一時的に変化(例えば金色から白色)する。これにより、金色で表示された「もっといいことありそう」の文字列上を、白色の部分が例えば左から右に移動するように認識される。なお、キャラクタの口パク動作を伴うことなくセリフ音を出力してもよい。
【0342】
第3後半演出ST3Bcにおける実行後動的表示処理(
図25(j)~(o))が終了すると、続いて高明度演出WO12が開始される。
図25(o)~
図26(v)に示す高明度演出WO12では、高明度演出WO11と同様、ステップアップ予告演出画像169よりも前側で、且つミニ図柄165、保留台座画像168及びその前側の保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に高明度画像170bが出現してやがて消滅するようになっているが、この高明度演出WO12(第2高明度演出)における高明度画像170bの表示パターンは、高明度演出WO11(第1高明度演出)における高明度画像170aの表示パターンとは異なっており、その実行時間の長さも異なっている。なお、高明度演出WO12(第2高明度演出)についても、高明度演出WO11(第1高明度演出)と同様に、透過率が低い(例:0%)高明度画像を短時間で表示した後、その時間よりも長い時間をかけて、高明度画像の透過率を上げていくことで、図柄変動画面へと遷移するように構成してもよい。
【0343】
即ち高明度画像170bは、その大きさ(範囲)が時間経過とともに徐々に大きくなって所定時点で最大となり(
図25(o)~
図26(s))、その後、時間経過とともに徐々に小さくなって最終的に消滅する(
図26(s)~(v))ように構成されている。このように高明度演出WO12は、高明度画像170bの大きさ(範囲)を拡大方向に変化させる拡大変化演出と、同じく縮小方向に変化させる縮小変化演出とで構成されるとともに、前者(
図25(o)~
図26(s))よりも後者(
図26(s)~(v))の方が実行時間が短くなっている。なお高明度演出WO12では、ステップアップ予告演出画像169全体に対する高明度画像170bのカバー率は100%未満で、高明度画像170bの大きさ(範囲)が最大のときでも(
図26(s))、ステップアップ予告演出画像169の一部分は高明度画像170bの範囲から外れている。もちろん、高明度画像170bの大きさ(範囲)が最大のとき、ステップアップ予告演出画像169全体に対する高明度画像170のカバー率が100%となるようにしてもよい。
【0344】
なお、高明度演出WO12(第2高明度演出)と高明度演出WO11(第1高明度演出)とで、ステップアップ予告演出画像全体に対する高明度画像のカバー率を異ならせるように構成してもよく、この場合に、少なくとも信頼度を示唆する情報(文字情報、キャラクタ情報、信頼度色を示唆する表示)については、高明度演出WO12(第2高明度演出)と、高明度演出WO11(第1高明度演出)のいずれにおいても、高明度画像によりカバーしていることが望ましい。また、高明度演出WO12(第2高明度演出)を実行するタイミングにおいては、すでに信頼度を示唆する情報を開示済みであるので、これらの情報が高明度画像により隠蔽されていない領域/範囲が存在していてもよい。
【0345】
また高明度画像170bは、その範囲内で透過率が略均一となるように設定されている。また高明度画像170bは、その大きさ(範囲)だけでなく透過率も変化するようになっており(透過率変化処理、透過率変化演出)、時間経過とともに透過率が例えば一定の変化率で徐々に小さくなって所定時点で最小(ここでは0%)となり(
図25(o)~
図26(s))、その後、時間経過とともに例えば一定の変化率で徐々に大きくなる(
図26(s)~(v))ように構成されている。即ち、高明度演出WO12は、高明度画像170bの透過率を低下方向に変化させる低透過率変化演出と、高明度画像170bの透過率を上昇方向に変化させる高透過率変化演出とで構成されるとともに、前者(
図25(o)~
図26(s))よりも後者(
図26(s)~(v))の方が実行時間が短くなっている。なお、高明度画像170bの最小透過率は0%としているが(
図26(s))、0%よりも大であってもよい。もちろん、高明度画像170bの透過率を不均一とし、その不均一な透過率を時間経過とともに変化させるように構成してもよい。また、低透過率変化演出よりも高透過率変化演出の実行時間を長くしてもよいし、両者の実行時間を略同じにしてもよい。
【0346】
また、高明度画像170bの透過率を変化させることなく大きさ(範囲)を変化させてもよいし、高明度画像170bの大きさ(範囲)を変化させることなく透過率を変化させてもよい。但し、高明度画像170bの大きさ(範囲)が小さくなるということは、高明度画像170bの一部分の透過率が上昇して100%に達することにより、その部分が実質的に消滅したと考えることができるから、高明度画像170bの大きさ(範囲)を変化させることは即ち高明度画像170bの透過率を実質的に変化させているとも言える。
【0347】
また高明度演出WO12では、高明度画像170bの後側に表示されるステップアップ予告演出画像169については、例えば高明度画像170bの大きさ(範囲)が最大、透過率が最小となったとき(
図26(s))、又はその近傍のタイミングで、装飾図柄164の変動画面(
図23(h)参照)に切り替えられるようになっている。これにより、高明度演出WO12の開始後、高明度画像170bの大きさ(範囲)が徐々に大きくなり、同じく透過率が徐々に低下するに従って第3後半演出ST3Bに関するステップアップ予告演出画像169の視認性が低下し、ステップアップ予告演出画像169の視認性が最も低下した時点(
図26(s))、又はその近傍のタイミングで装飾図柄164の変動画面に切り替えられる。そして、その後に高明度画像170bの大きさ(範囲)が徐々に小さくなり、同じく透過率が徐々に上昇するに従って装飾図柄164の変動画面の視認性が向上し、やがて高明度画像170bが消滅したとき(
図26(v))、装飾図柄164の変動画面全体(ミニ図柄165等の後側に隠れている部分を除く)が完全に視認可能となる。このように、高明度演出WO12の実行中に、ステップアップ予告演出画像(特定画像)169の表示を終了させる特定画像終了演出を実行するようになっている。
【0348】
なお、高明度演出WO11終了後の第3後半演出ST3Bc中(実行後動的表示処理中)は演出ランプLが後半発光態様で発光し、その後の高明度演出WO12中は演出ランプLが第2高明度中発光態様で発光する。本実施例では、後半発光態様と第2高明度中発光態様は何れも第1高明度中発光態様と共通で、第3後半演出ST3Bcの文字色(例えば金色)を含む複数色(例えば金色、緑色、白色の3色)に循環的に変化する循環変化態様となっており、緑色(
図25(j)~(l))、白色(
図25(m)~(o))、金色(
図25(p)~(r))、緑色(
図26(s)~(u))の順に発光色が変化するようになっている。なお、後半発光態様と第2高明度中発光態様の少なくとも一方を第1高明度中発光態様と異ならせてもよい。但しその場合であっても、何れの発光態様にも文字色(例えば金色)に対応する色が含まれるようにすることが望ましい。
【0349】
以上のように、ステップアップ予告演出は、大当りに関する信頼度情報(即ち、大当り信頼度に応じて表示色及び内容が異なる文字情報)を有するステップアップ予告演出画像169(特定画像)を表示する前の前半演出と、その大当りに関する信頼度情報を有するステップアップ予告演出画像169(特定画像)を表示する後半演出とを有し、前半演出の実行後、後半演出の開始前又は開始時に、特定画像の前側で高明度演出WO11を実行するようになっている。また、演出ランプ(発光手段)Lは、前半演出ではこの前半演出に対応した前半発光態様(第1発光態様)で発光し、高明度演出WO11ではこの高明度演出WO11に対応した第1高明度中発光態様(第2発光態様)で発光する。
【0350】
また、ステップアップ予告演出の高明度演出WO11,WO12では、高明度画像170a,170bは、ステップアップ予告演出画像169(特定画像)よりも前側且つ第1,第2保留画像(保留画像)X1~,Y1~、ミニ図柄165よりも後側に表示することで、ステップアップ予告演出画像169の視認性を変化させる一方、第1,第2保留画像X1~,Y1~、ミニ図柄165の視認性を変化させないようになっている。そして、高明度演出WO11は、高明度画像170aの透過率を低下方向に変化させる低透過率変化演出と、高明度画像170aの透過率を上昇方向に変化させる高透過率変化演出とで構成されるとともに、前者(
図24(a))よりも後者(
図24(a)~
図25(j))の方が実行時間が長くなっている。一方、高明度演出WO12では、低透過率変化演出(
図25(o)~
図26(s))よりも高透過率変化演出(
図26(s)~(v))の方が実行時間が短くなっている。
【0351】
また、ステップアップ予告演出の高明度演出WO11では、高明度画像170aを表示する高明度画像表示処理(
図24(a))と、高明度画像表示処理により表示された高明度画像170aの透過率を変化させる透過率変化処理(
図24(a)~
図25(j))とを実行可能であり、透過率変化処理により高明度画像170aの透過率を上昇させることにより、その後側のステップアップ予告演出画像169の視認性を徐々に向上させるようになっている。また、ステップアップ予告演出画像169は、信頼度情報を有する文字画像(特定文字情報)を備え、高明度演出WO11中は、文字情報を視認不可能(又は視認困難)な状態で高明度画像170aの透過率を変化させる第1透過率変化処理と、文字情報の全部を視認可能(又は視認容易)な状態で高明度画像170aの透過率を変化させる第2透過率変化処理とを実行可能であり、前者(例えば
図24(a)~(d))と後者(例えば
図24(d)~
図25(j))で実行時間が異なり、前者よりも後者の実行時間が長くなっている。
【0352】
また、ステップアップ予告演出では、第3後半演出ST3Ba(
図22(a1))で表示されるステップアップ予告演出画像(甲第1信頼度に対応する甲第1信頼度情報を有する甲第1信頼度特定画像)と、第3後半演出ST3Bc(
図22(c1))で表示されるステップアップ予告演出画像(甲第1信頼度よりも高い甲第2信頼度に対応する甲第2信頼度情報を有する甲第2信頼度特定画像)とを含む複数種類の特定画像の何れかを表示可能であり、高明度演出WO11における高明度画像170aの表示中、第3後半演出ST3Baの場合と第3後半演出ST3Bbの場合とで高明度画像170aを共通とし、第3後半演出ST3Baの場合、高明度画像170aの表示中に第3後半演出ST3Baに係る画像(甲第1信頼度特定画像)に対応する第1所定強調音を出力可能であり(第1音演出)、第3後半演出ST3Bcの場合、高明度画像170aの表示中に第3後半演出ST3Bcに係る画像(甲第2信頼度特定画像)に対応する第3所定強調音を出力可能(第2音演出)となっている。
【0353】
また、ステップアップ予告演出では、高明度演出WO12の実行中に、第3後半演出ST3Bcに係るステップアップ予告演出画像169が装飾図柄164の変動画面に切り替えられることにより、文字画像を含むステップアップ予告演出画像169の表示を終了させる特定画像終了演出を実行可能となっている。また、高明度演出WO12の実行中に特定画像終了演出を実行する際、演出ランプ(発光手段)Lが、後半演出の文字色を含む第2高明度中発光態様(特定画像に応じた特定発光態様)で発光する(特定発光態様)ようになっている。
【0354】
またステップアップ予告演出においては、大当りに関する信頼度情報を有するステップアップ予告演出画像(特定画像)169を高明度演出WO11(第1高明度演出)の実行中に表示した後、高明度演出WO12(第2高明度演出)(特定画像終了時演出)の実行中にその表示を終了するようになっている。そして高明度演出WO11と高明度演出WO12とは実行時間の長さが異なっており、
図24~
図26の例では高明度演出WO12よりも高明度演出WO11の方が実行時間が長くなっている。
【0355】
またステップアップ予告演出においては、高明度演出WO11の実行中に大当り信頼度情報を有するステップアップ予告演出画像169の表示を行い、高明度演出WO11の終了後に、ステップアップ予告演出画像169の少なくとも一部を動的表示する実行後動的表示処理、同じくステップアップ予告演出画像169の少なくとも一部に対して所定変化(色変化)を行わせる実行後変化処理(
図25(j)~(o))を実行するようになっている。
【0356】
またステップアップ予告演出では、高明度画像(甲第1高明度画像)170aを表示する高明度演出(甲第1高明度演出)WO11と、高明度画像(甲第2高明度画像)170bを表示する高明度演出(甲第2高明度演出)WO12とを実行可能であり、前半演出に係る第1シーン画像から後半演出に係る第2シーン画像へと切り替わる第1タイミングで高明度演出(甲第1高明度演出)WO11を実行し、その後の第2タイミングで高明度演出(甲第2高明度演出)WO12を実行するようになっている。
【0357】
またステップアップ予告演出では、高明度演出WO11中に、大当り信頼度情報を有する文字画像の表示を開始し、その文字画像の表示を終了する際に高明度演出WO12(特定画像終了時演出)を実行可能となっている。また、高明度演出WO11中は、文字画像における信頼度情報(例えば表示色)に対応する第1高明度中発光態様(第1発光態様)で演出ランプ(発光手段)Lを発光させる第1発光演出を実行し、高明度演出WO12(特定画像終了時演出)中は、第2高明度中発光態様(第2発光態様)で演出ランプ(発光手段)Lを発光させる第2発光演出を実行するようになっている。なお、第2高明度中発光態様(第2発光態様)は第1高明度中発光態様(第1発光態様)と異ならせてもよい。
【0358】
またステップアップ予告演出では、第3後半演出ST3Ba(
図22(a1))中に高明度演出WO11を実行する場合(乙第2高明度演出)に出力される第1所定強調音(乙第2特定音)よりも、第3後半演出ST3Bc(
図22(c1))中に高明度演出WO11を実行する場合(乙第1高明度演出)に出力される第3所定強調音(乙第1特定音)の方が出力音量及び/又は出力時間が大となっている。第3所定強調音と略同時に振動演出を実行するように構成してもよい。また、第3所定強調音に代えて振動演出を実行するように構成してもよい。
【0359】
またステップアップ予告演出は、文字情報を表示する文字情報表示演出の一例であって、文字情報の表示を開始する際に行う文字情報表示開始演出(第1特定演出)としての高明度演出WO11と、文字情報の表示を終了する際に行う文字情報表示終了演出(第2特定演出)としての高明度演出WO12とを実行可能であり、高明度演出WO11(文字情報表示開始演出)の実行後に、文字情報の表示態様を変化させる表示態様変化処理(文字情報を特定表示態様で表示する特定表示処理)(
図25(j)~(o))を実行し、高明度演出WO12(文字情報表示終了演出)の実行中は表示態様変化処理(特定表示処理)を実行しないように構成されている。
【0360】
なお、以上のステップアップ予告演出では、第1~第5後半演出ST1B~ST5Bにおいて実行可能な信頼度表示のバリエーション数を一律5種類(
図22)としたが、第1~第5前半演出ST1A~ST5Aの内容に応じて、その後に実行する第1~第5後半演出ST1B~ST5Bにおいて実行可能な信頼度示唆のバリエーション数を異ならせてもよい。具体的には、第1~第3後半演出ST1B~ST3Bの場合は信頼度が低い方から3種類、第4,第5後半演出ST4B~ST5Bの場合は5種類の信頼度示唆を実行可能としてもよい。また、第4,第5後半演出ST4B~ST5Bの場合は、第1~第3後半演出ST1B~ST3Bでは実行されることがない信頼度示唆(信頼度が高い2種類)を実行可能としてもよい。また、第1後半演出ST1Bは3種類、第2後半演出ST2Bは3種類、第3後半演出ST3Bは3種類、第4後半演出ST4Bは5種類、第5後半演出ST5Bは4種類のように、キャラクタや段階に応じて、実行可能な信頼度示唆のバリエーション数を異ならせてもよい。
【0361】
また、各キャラクタの選択率に応じて、選択率が高いキャラクタの信頼度示唆のバリエーション数を多くし、選択率の低いキャラクタの信頼度示唆のバリエーション数を少なくしてもよい。このように構成することで、遊技者に対してより多くの演出バリエーションを見せることができ、遊技者を飽きさせない演出構成とすることができる。また、選択率が高いキャラクタよりも選択率が低いキャラクタの方が信頼度示唆のバリエーション数を多くしてもよい。また、選択率の高い順にゾウ、ライオン、キツネ、リス、クマと設定されている場合に、ゾウ、ライオンよりもキツネ、リスの方が信頼度示唆のバリエーション数を多くしてもよい。更にこの場合、クマはキツネ、リスよりも信頼度示唆のバリエーション数を少なくしてもよい。この場合、クマが選択された場合に実行される信頼度示唆のバリエーションとしては、低信頼度のものは用意されておらず、高信頼度のものだけが用意されるように構成することが望ましい。
【0362】
以上のステップアップ予告演出における各種構成は、このステップアップ予告演出に限定して採用されるものではなく、その他の各種演出(予告演出や部分演出)にも同様に採用することが可能である。例えば、ステップアップ予告演出における高明度演出WO11,WO12等の各種構成を、後述するリーチ予告演出、セリフ予告演出等で採用してもよい。
【0363】
[リーチ予告演出]
図27~
図31は、リーチ変動パターン又は通常変動パターンにおける通常変動中に実行されるリーチ予告演出の一例を示している。このリーチ予告演出(特定予告演出)は、リーチ状態の成立に関する予告を行うもので、リーチ予告前半演出RC1とリーチ予告後半演出RC2とで構成されており、選択された変動パターンの種類に応じて、リーチ予告後半演出RC2の演出態様が複数種類(ここでは
図27に示す4種類)の中から選択されるように設定されている。なお、大当り信頼度は、第1演出態様RC2a(
図27(a))から第4演出態様RC2d(
図27(d))にかけて徐々に高くなるように設定される。このように、例えば第1演出態様RC2a(
図27(a))による演出画像が乙第1信頼度に対応する乙第1信頼度特定画像の一例であり、第2演出態様RC2b(
図27(b))による演出画像が乙第2信頼度に対応する乙第2信頼度特定画像の一例である。
【0364】
このリーチ予告後半演出RC2の複数種類(4種類)の演出態様RC2a~RC2dは、演出画像に登場するキャラクタやその動作については略共通しており、キャラクタ画像等の前側に表示されるセリフ文字列とそれに対応して音声出力されるセリフ音、及び演出画像の基調色が異なっている。即ち
図27に示すように、第1~第4演出態様RC2a~RC2dでは全て同じカッパのキャラクタ画像が表示されるが、そのキャラクタ画像の前側に表示されるセリフ文字列及びそれに対応するセリフ音の内容は4種類全てで異なっており、夫々「リーチだ!」、「SPリーチだ!」、「大チャンス!!」、「激アツ!!」となっている。
【0365】
また、セリフ文字列の表示色、及び演出画像の基調色も4種類全てで異なっており、第1~第4演出態様RC2a~RC2dに対応するセリフ文字列の表示色(内部色)及び基調色は夫々「青色」、「赤色」、「金色」、「デンジャー色」となっている。なお、デンジャー色に関しては上述したとおりである。このように、第1~第4演出態様RC2a~RC2dは、文字列の表示色等に応じて大当り信頼度が異なっているから、文字画像(特定文字情報)、或いはその文字画像を有するリーチ予告演出画像については、大当りに関する信頼度情報を有していると言える。なお、共通の文字列に対して複数の表示態様(ここでは表示色)を設けてもよい。「激アツ」等、文字列自体が信頼度を示しているような場合には、例えば金色の「激アツ」よりも、デンジャー色の「激アツ」の方がより高い信頼度を示すように構成する等、信頼度が異なる複数の表示態様(表示色)による演出表現を可能とすることが望ましい。またこの場合、表示色(文字色)以外の表示態様、例えば文字の輪郭の大小等を複数種類設けてもよい。
【0366】
続いて、当該リーチ予告演出の具体例を、第1~第4演出態様RC2a~RC2dのうちの第1演出態様RC2a(
図27(a))が選択される場合を例に挙げて説明するが、まずは
図28を参照しつつ概要を説明する。リーチ変動パターンにおける通常変動中にリーチ予告演出が開始されると、スピーカから、BGMとしてこのリーチ予告演出に係るBGM2の出力が開始されるとともに、表示画面DSaでは高速変動中の装飾図柄164が非表示となり、下端部側に保留台座画像168が、上端部側にミニ図柄165が夫々表示された状態で、それらの後側にリーチ予告前半演出RC1に係るリーチ予告演出画像171が表示される(
図28(a))。このリーチ予告前半演出RC1に係るリーチ予告演出画像171は、カッパのキャラクタが空を飛ぶシーンで構成されている。
【0367】
また、このリーチ予告前半演出RC1(
図28(a))中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、リーチ予告前半演出に対応する前半発光態様、例えばオレンジ色で発光する。なお、リーチ予告演出の開始時に、効果音として所定の開始音を出力してもよい。
【0368】
その後、リーチ予告前半演出RC1からリーチ予告後半演出RC2(ここでは第1演出態様RC2a)に移行し、リーチ予告演出画像171は、カッパのキャラクタが上半身アップとなるシーンに切り替わる(
図28(b)~)。またこのリーチ予告前半演出RC1からリーチ予告後半演出RC2への移行に伴うシーン変更(第1シーン画像から第2シーン画像への切り替え)の際には(第1タイミング)、高明度画像170cを表示することにより、その高明度画像170cの後側の画像(ここではリーチ予告演出画像171)の視認性を低下させる高明度演出(甲第1高明度演出)WO21が実行される(
図28(b))。このように、高明度演出WO21が行われる第1タイミングでは、画面上には大当りに関する信頼度情報を有するセリフ文字列(文字画像)は未だ表示されていない。なお、この高明度演出WO21では高明度画像の最小透過率を0%よりも大とするが、高明度画像の最小透過率を0%とし、その後側のキャラクタ画像が完全に視認不能となるように構成してもよい。
【0369】
高明度演出WO21(
図28(b))中は、引き続きリーチ予告演出に係るBGM2の出力が継続される。また高明度演出WO21の開始時には、効果音として所定の第1強調音が出力される。また高明度演出WO21中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が高明度中発光態様で発光する。この高明度中発光態様は、リーチ予告後半演出RC2の文字色に対応する特定色(例えば青色)を含んでおり、例えば所定色(ここでは白色)から特定色(ここでは青色)へと変化するように構成されている。なお、この高明度中発光態様は、文字色に対応する特定色を含まないように構成してもよい。これにより、その後表示する文字情報の内容が先バレしてしまうことを防止できる。
【0370】
高明度演出WO21が終了し、リーチ予告演出画像171が完全に視認可能な状態になると(
図28(c))、キャラクタ画像の前側で「リーチだ!」のセリフ文字列(文字情報)の表示が開始される(文字情報表示開始演出)。このとき、セリフ文字列は第1動的表示演出を伴って登場する(
図28(c)→(d))。即ち、第1動的表示演出が実行される第1動的表示期間に、文字情報の表示を開始する際に行う文字情報表示開始演出(第1特定演出)が実行される。この第1動的表示演出では、セリフ文字列は所定の表示位置に向けて第1変化速度で動作(ここでは回転を伴う動作)する。
【0371】
文字情報表示開始演出中は、引き続きリーチ予告演出に係るBGM2の出力が継続される。またセリフ文字列の表示開始時(文字情報表示開始演出の開始時)には、効果音として所定の文字登場音が出力される。また、文字情報表示開始演出中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が文字登場発光態様で発光する。この文字登場発光態様は、画面上に表示されるセリフ文字列の文字色(ここでは青色)を含む複数色(例えば青色と白色)に循環的に変化する循環変化態様となっている。なお、この循環変化態様に用いる発光色には、セリフ文字列の文字色(ここでは青色)よりも高信頼度を示す色(ここでは赤色、金色等)を用いないことが望ましく、この場合、セリフ文字列の文字色に比べて低信頼度を示す色や、信頼度の示唆に用いることのない発光色(ここでは白色等)を用いることが望ましい。また、セリフ文字列の文字色のみに対応する発光態様を採用してもよいし、連続点灯以外の例えば点滅発光としてもよい。また、特定の発光箇所のみセリフ文字列の文字色に対応した発光色とし、その他の発光箇所については、それ以外の発光態様(例えば白色や消灯)で発光するように構成してもよい。またこの時、それ以外の発光態様については、セリフ文字列の文字色に対応した発光色(ここでは青色)よりも高信頼度を示す色(ここでは赤色、金色等)を用いないことが望ましく、セリフ文字列の文字色に比べて低信頼度を示す色や、信頼度の示唆に用いることのない発光色(ここでは白色等)を用いることが望ましい。
【0372】
セリフ文字列が第1動的表示演出を経て所定の表示位置に表示されると(第2タイミング)、高明度画像170dを表示することにより、その高明度画像170dの後側の画像(ここではリーチ予告演出画像171)の視認性を低下させる高明度演出(甲第2高明度演出)WO22が実行される(
図28(d))。このように、高明度演出WO22が行われる第2タイミングでは、大当りに関する信頼度情報を有するセリフ文字列(文字画像)は既に画面上に表示されている。この高明度演出WO22中は、引き続きリーチ予告演出に係るBGM2の出力が継続されるとともに、効果音として所定の第2強調音が出力される。また高明度演出WO22中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が引き続き文字登場発光態様で発光する。
【0373】
高明度演出WO22が終了し、セリフ文字列を含むリーチ予告演出画像171が完全に視認可能な状態になると(
図28(e))、セリフ音として所定のリーチ予告ボイスが出力される(セリフ出力演出)。このリーチ予告ボイスは、画面に表示されるセリフ文字列に対応しており、ここでは「リーチだ」と出力される。但しこれに限らず、高明度演出WO22の実行中から「リーチだ」のセリフ出力演出を実行するように構成してもよいし、高明度演出WO22の実行前にセリフ文字列が出現したタイミングからセリフ出力演出を実行するように構成してもよい。また、セリフ出力演出中は、引き続きリーチ予告演出に係るBGM2の出力が継続されるとともに、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、セリフ文字列の文字色(即ち信頼度情報)に対応するセリフ出力発光態様(ここでは青色)で発光する。
【0374】
セリフ出力演出が終了すると、リーチ予告演出に係るリーチ予告演出画像171の表示を終了して図柄変動画面に切り替えるための終了時演出(特定画像終了時演出)が実行される(
図28(f))。この終了時演出中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、その前のセリフ出力発光態様(ここでは青色)や文字登場発光態様(ここでは青色と白色の循環変化態様)とは異なる終了時発光態様(例えばオレンジ色)で発光するものとするが、この終了時発光態様を、セリフ出力発光態様や文字登場発光態様のいずれかと同じ発光態様となるように構成してもよい。終了時演出の後に図柄変動画面が開始されると(
図28(g))、効果音として、装飾図柄164a~164cの停止に合わせて図柄停止音が出力される。なお、この
図28に示すリーチ予告演出は、
図23に示すステップアップ予告演出とは大当り信頼度が異なっており、ここでは前者よりも後者の方が大当り信頼度が高くなっている(
図20)。
【0375】
なお、高明度演出(甲第2高明度演出)WO22は、高明度演出(甲第1高明度演出)WO21とは異なる実行時間となるように構成してもよいし、同じ実行時間となるように構成してもよい。また両者は、高明度画像の透過率についても異なる透過率としてもよいし同一の透過率となるように構成してもよい。また両者は、高明度画像の表示範囲についても異なる表示範囲としてもよいし、同一の表示範囲としてもよい。また、高明度演出(甲第1高明度演出)WO21の実行中は文字列の表示がなく、高明度演出(甲第2高明度演出)WO22の実行中は文字列の表示を伴うため、高明度演出(甲第2高明度演出)WO22は少なくとも文字列を視認困難にするように高明度画像が表示されればよく、例えばキャラクタ(カッパ)部分と文字列部分とで、高明度画像の透過率が異なるように構成してもよい。また、キャラクタ(カッパ)部分には高明度画像が重ならない又は一部しか重ならないように実行し、文字列部分には高明度画像が重なるように実行してもよい。また、キャラクタ(カッパ)及び/又は文字列を動的に表示する場合には、常に高明度画像の表示範囲内で動的表示されることが望ましい。但しこれに限らず、キャラクタ(カッパ)及び/又は文字列の動的表示中にそれらが高明度画像の表示範囲に重なるタイミングと重ならないタイミングとがあるように構成してもよい。これにより、動的表示中にキャラクタ(カッパ)及び/又は文字列の視認性を変化させることができ、演出効果を向上させることができる。また、高明度演出の実行中にキャラクタ(カッパ)及び/又は文字列を動的表示する際の動的パターンと、高明度演出の実行終了後にキャラクタ(カッパ)及び/又は文字列を動的表示する際の動的パターンとが異なるように構成してもよい。
【0376】
続いて、以上のような
図28に示すリーチ予告演出に関し、高明度演出WO21,WO22を中心とする演出期間についてより詳細に説明する。
図29~
図31は、
図28(b)~(g)の期間、即ち高明度演出WO21の開始時点からリーチ予告演出が終了して装飾図柄164の変動画面に移行するまでの期間について、
図28よりも更に微小な時間間隔で表示画面及び発光手段の変化を示したものである。なお、
図29~
図31に示す20コマ(フレーム)の表示画像は、
図28(b)~(g)の期間における全フレームから一定ピッチで抜き出したものである。従って、
図29~
図31においては、隣り合うフレーム間の時間間隔は全て同じで、ステップアップ予告演出における
図24~
図26と同じAミリ秒とする。
【0377】
まず、高明度演出WO21の詳細について説明する。
図29(a)~(f)に示す高明度演出WO21では、その開始時に、リーチ予告演出画像171よりも前側で、且つミニ図柄165、保留台座画像168及びその前側の保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に高明度画像170cが表示され(
図29(a))、その高明度画像170cの透過率が徐々に変化して最終的に消滅する(
図29(f))ようになっている。
【0378】
ここで、高明度画像170cは、リーチ予告演出画像171全体をカバーする範囲(大きさ)に表示されるとともに、透過率はその表示範囲内で均一となっており、表示範囲は時間経過とともに変化せず、透過率は時間経過とともに変化するようになっている(透過率変化処理、透過率変化演出)。高明度画像170cの透過率は、表示開始時(
図29(a))が最小(ここでは25%)で、時間経過とともに例えば一定変化率で徐々に大きくなる(上昇する)ように構成されている(第1表示パターン)。即ち、高明度演出WO21では、高明度画像170cの透過率を低下方向に変化させる低透過率変化演出と、高明度画像170cの透過率を上昇方向に変化させる高透過率変化演出とで構成されるとともに、前者(
図29(a))よりも後者(
図29(a)~(f))の方が実行時間が長くなっている。なお高明度画像170cでは、最小透過率は0%よりも大(ここでは25%)であり、この最小透過率となる表示開始時(
図29(a))においてもリーチ予告演出画像171は僅かながら視認可能な状態となっている。高明度画像170cの表示開始時の透過率を0%とし、高明度画像170cの表示開始時における後側の表示内容が視認できないように構成してもよい。
【0379】
もちろん、高明度画像170cは、リーチ予告演出画像171のカバー率が100%未満となる表示範囲(大きさ)に設定してもよいし、表示範囲内の透過率を不均一としてもよい。また、透過率を変化させつつ、或いは透過率を変化させることなく、時間経過とともに表示範囲(大きさ)を変化させてもよい。また、高明度画像170cの最小透過率を0%としてもよい。また、低透過率変化演出よりも高透過率変化演出の実行時間を短くしてもよいし、両者の実行時間を略同じにしてもよい。
【0380】
また高明度演出WO21中における所定時点、例えばその開始時に(
図29(a))、演出シナリオが切り替えられ、それによって高明度画像170cの後側のリーチ予告演出画像171が、その前のリーチ予告前半演出RC1の画像からリーチ予告後半演出RC2の画像に切り替えられるようになっている。即ち、高明度演出WO21は、第1画像から第2画像に変更する画像変更処理を行う場合に実行可能な画像変更時高明度演出の一例であり、演出シナリオの切り替えを行うタイミングで実行するシナリオ切替時高明度演出の一例である。これにより、高明度演出WO21の開始後、高明度画像170cの透過率が徐々に上昇するに従って、リーチ予告演出画像171の視認性が向上し、やがて高明度画像170cが消滅したとき(
図29(f))、リーチ予告演出画像171全体(ミニ図柄165等の後側に隠れている部分を除く)が完全に視認可能となる。
【0381】
なお、高明度演出WO21の実行中、ミニ図柄165は「3・5・7」と「4・6・8」の間(
図29(a))から一巡して「8・2・4」(
図29(f))に達している。即ち、高明度演出WO21の実行時間(
図29(a)~(f))は、ミニ図柄165が一巡する期間よりも長くなっている。
【0382】
また、高明度演出WO21中は、演出ランプLが高明度中発光態様で発光する。高明度中発光態様は、高明度演出WO21中の所定時点まで(
図29(a)~(b))は所定色(ここでは白色)で、それ以降(
図29(c)~(e))は特定色(ここでは青色)へと変化するように構成されている。
【0383】
高明度演出WO21が終了し、リーチ予告演出画像171が完全に視認可能な状態になると(
図29(f))、それと同時、或いはその後の所定のタイミングで文字情報表示開始演出(
図29(f)~(h))が行われる。この文字情報表示開始演出では、「リーチだ!」のセリフ文字列(文字情報)が、キャラクタ画像等の前側に第1動的表示演出を伴って登場する(第1動的表示期間)。この第1動的表示演出では、セリフ文字列は所定の表示位置に向けて第1変化速度で動作(ここでは回転と縮小変化を伴う動作)するようになっている。この回転及び縮小変化を伴う第1動的表示演出により、遊技者はセリフ文字列が例えば時計廻りに回転しつつ画面の奥に向かって移動しているように認識される。なお、この「リーチだ!」のセリフ文字列は「青色」で表示されるが(
図27(a))、第1動的表示演出中、セリフ文字列の表示態様(表示色や形状)は変化しない(文字情報を特定表示態様で表示する特定表示処理を実行しない)。
【0384】
セリフ文字列が第1動的表示演出を経て所定の表示位置に達すると(
図29(h))、高明度画像170dを表示することにより、その高明度画像170dの後側の画像(ここではリーチ予告演出画像171)の視認性を低下させる高明度演出WO22(
図29(h)~
図30(l))が実行される。なお、この高明度演出WO22は、高明度演出WO21とは異なり、演出シナリオの切り替えを行わない場合、即ちリーチ予告演出画像171の変更を行わないタイミングで実行される。このように、高明度演出WO22は、所定画像の変更(画像変更)を行わない場合に実行可能な画像非変更時高明度演出の一例であり、演出シナリオの切り替えを行わないタイミングで実行するシナリオ非切替時高明度演出の一例である。
【0385】
この高明度演出WO22では、高明度演出WO21と同様、リーチ予告演出画像171よりも前側で、且つミニ図柄165、保留台座画像168及びその前側の保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に高明度画像170dが出現してやがて消滅するようになっているが、その高明度画像170dの変化(表示パターン)は高明度演出WO21における高明度画像170bとは異なっている。なお、保留台座画像168及びその前側の保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも前側に高明度画像が出現するように構成してもよく、これは他の演出においても同様である。
【0386】
即ち、高明度画像170dは、リーチ予告演出画像171全体をカバーする範囲(大きさ)に表示されるとともに、透過率はその表示範囲内で均一となっており、表示範囲は時間経過とともに変化せず、透過率は時間経過とともに変化する(透過率変化処理、透過率変化演出)という点では高明度画像170cと共通であるが、その透過率が、時間経過とともに徐々に小さくなって所定時点で最小(ここでは40%)となり(
図29(h)~
図30(j))、その後、時間経過とともに徐々に大きくなる(
図30(j)~(l))点で異なっている(第2表示パターン)。このように高明度演出WO22では、高明度画像170dの透過率を低下方向に変化させる低透過率変化演出と、高明度画像170dの透過率を上昇方向に変化させる高透過率変化演出とで構成されるとともに、前者(
図29(h)~
図30(j))と後者(
図30(j)~(l))とで実行時間が略同じになっている。もちろん、低透過率変化演出よりも高透過率変化演出の実行時間を長くしてもよいし、その逆でもよい。なお高明度画像170dでは、最小透過率は0%よりも大(ここでは40%)であり、この最小透過率となる所定時点(
図30(j))においてもリーチ予告演出画像171は視認可能な状態となっている。
【0387】
なお、高明度演出WO22の実行中、ミニ図柄165は「5・7・1」(
図29(h))から一巡して「7・1・3」(
図30(l))に達している。即ち、高明度演出WO22の実行時間(
図29(h)~
図30(l))は、ミニ図柄165が一巡する期間よりも長くなっている。また、低透過率変化演出よりも高透過率変化演出の実行時間を長くしてもよいし、その逆であってもよい。
【0388】
また、この高明度演出WO22中、セリフ文字列が所定の表示位置に到達したことを強調するための到達強調動作、ここではセリフ文字列の膨張収縮動作(拡大縮小動作)が行われるようになっている(
図29(h)~
図30(l))。なお、この到達強調動作の種類は任意であり、セリフ文字列のバウンド動作、拡大縮小以外の変形動作等、どのようなものでもよい。また、高明度演出WO22は、セリフ文字列の到達強調動作が完了したタイミングで実行するように構成してもよい。即ち、高明度演出WO22中は、セリフ文字列の変形動作等を実行しないように構成してもよい。或いは、高明度演出WO22中は、セリフ文字列に対して、高明度演出WO22の実行前に行うセリフ文字列の到達強調動作よりも微小な変形動作等しか行わないように構成してもよい。
【0389】
また、文字情報表示開始演出から高明度演出WO22にわたる期間中は、演出ランプLが文字登場発光態様で発光する。文字登場発光態様は、画面上に表示されるセリフ文字列の文字色(ここでは青色)を含む複数色(例えば青色と白色)に循環的に変化する循環変化態様となっており、白色(
図29(f)~(g))→青色(
図29(h)~(i))→白色(
図30(j)~(k))のように発光色が変化するようになっている。
【0390】
高明度演出WO22が終了し、セリフ文字列を含むリーチ予告演出画像171全体が視認可能になると(
図30(l))、セリフ出力演出が行われ、画面に表示されているセリフ文字列(文字情報)に対応する「リーチだ」のセリフ音(リーチ予告ボイス)が出力されるが、そのセリフ出力演出中(第2動的表示期間)、セリフ文字列に対して第2動的表示演出が行われる(
図30(l)~(p))。この第2動的表示演出では、セリフ文字列は第1動的表示演出時の変化速度(第1変化速度)とは異なる第2変化速度(ここでは第1変化速度よりも低速)で、例えばゆっくりと縮小表示される。この縮小表示により、遊技者はセリフ文字列が画面の奥に向かって移動しているように認識される。
【0391】
なお、セリフ文字列に対して第2動的表示演出が行われる第2動的表示期間中、ミニ図柄165は「7・1・3」(
図30(l))から一巡して「1・3・5」(
図30(p))に達している。即ち、第2動的表示期間(
図30(l)~(p))は、ミニ図柄165が一巡する期間よりも長く、しかも第1動的表示期間(
図29(f)~(h))よりも長くなっている。なお、
図29の例では、第1動的表示期間(
図29(f)~(h))はミニ図柄が一巡するよりも短くなっている。
【0392】
また、この第2動的表示演出(
図30(l)~(p))中、セリフ文字列の表示態様(ここでは表示色)を変化させる表示態様変化処理(文字情報を特定表示態様で表示する特定表示処理)が行われる。この表示態様変化処理は、セリフ文字列(文字情報)の輪郭内で実行されるようになっており、例えば出力中のセリフ音に対応する文字の表示色が一時的に変化(例えば青色から白色)する。これにより、青色で表示された「リーチだ!」の文字列上を、白色の部分が例えば左から右に移動するように認識される。このようにセリフ文字列の輪郭内で所定の変化演出を実行する際、セリフ文字列を動的に表示するように構成してもよいし、静止させた状態でエフェクト画像を表示するように構成してもよい。なお、このセリフ音を出力する際には、キャラクタ画像にいわゆる口パク動作(発語動作)を行わせることが望ましい。また、セリフ文字列上を白色部分が移動する表示態様変化処理(文字情報を特定表示態様で表示する特定表示処理)は、セリフ音の出力に応じて実行することが望ましい。このようにセリフ音の出力タイミングとセリフ文字列上の表示色の変化(移動)動作を同期させることにより、仮に口パク動作(発語動作)を伴わない場合であっても、セリフ音の出力と出力中のセリフ文字との関係をより明確に表現することが可能となる。口パク動作は、高明度画像の表示中から実行するようにしてもよいし、高明度画像の表示が終了した後に実行するように構成してもよい。高明度画像の表示中から口パク動作を実行する場合には、少なくともセリフ文字列の表示中又はセリフ文字列の第1動的表示が終了した後から口パク動作が実行されるように構成することが望ましいが、これに限らず、第1動的表示中から口パク動作を実行するように構成してもよい。
【0393】
また、セリフ出力演出中は、演出ランプLが、セリフ文字列の文字色(ここでは青色)に対応するセリフ出力発光態様、即ち青色で発光する(
図30(l)~(p))。
【0394】
セリフ出力演出(
図30(l)~(p))が終了すると(即ち、第2動的表示期間後)、リーチ予告演出に係るリーチ予告演出画像171の表示を終了して図柄変動画面に切り替えるための終了時演出(特定画像終了時演出、文字情報表示終了演出)が行われる(
図30(q)~
図31(t))。この終了時演出では、リーチ予告演出画像171の前側にこのリーチ予告演出画像171を隠蔽する隠蔽画像172を表示し、その隠蔽画像172の表示を終了したときに図柄変動画面が登場するように構成されている。本実施例の終了時演出では、隠蔽画像172は、引き幕とそれを引くキャラクタとで構成されており、キャラクタが引き幕を閉じてリーチ予告演出画像171を隠蔽し(
図30(q)~(r))、その後にキャラクタが引き幕を開くことで装飾図柄164の変動画面(ミニ図柄165等の後側に隠れている部分を除く)が徐々に視認可能となる(
図30(r)→
図31(t))。なお、この終了時演出の実行中はセリフ文字列の表示態様(表示色や形状)は変化しない(文字情報を特定表示態様で表示する特定表示処理は実行しない)。またここでは、隠蔽画像172として白色画像を採用しているが、これに限らず、例えば信頼度を示唆する表示色を用いてもよいし、その他の色を用いてもよい。また、隠蔽画像172の透過率は0%よりも大であってもよい。また、隠蔽画像172をその他の色にする場合には、少なくとも高明度画像とは異なる色や模様による画像を採用することが望ましい。また隠蔽画像172は、保留台座画像168や保留画像X1~X4,Y1~Y4に重なるようにそれらの前側を含む領域に表示するように構成してもよい。また、隠蔽画像172の表示期間は高明度画像の表示期間と異なるように構成してもよいし、同一の期間としてもよいが、異なる期間とする場合には、隠蔽画像172の表示期間の方が高明度画像の表示期間よりも長くなるように構成してもよいし、逆に短くなるように構成してもよい。
【0395】
また、終了時演出中は、演出ランプLが、終了時発光態様、例えばオレンジ色で発光する(
図30(q)~
図31(s))。
【0396】
なお、リーチ予告演出において、高明度演出WO21,WO22及び終了時演出の実行時間を比較すると、高明度演出WO21(
図29(a)~(f))が約5Aミリ秒、高明度演出WO22(
図29(h)~
図30(l))が約4Aミリ秒、終了時演出が約4Aミリ秒となっているが、終了時演出の実行時間を高明度演出WO22の実行時間よりも短くしてもよいし、逆に長くしてもよい。
【0397】
以上のように、リーチ予告演出では、高明度画像(甲第1高明度画像)170cを表示する高明度演出(甲第1高明度演出)WO21と、高明度画像(甲第2高明度画像)170dを表示する高明度演出(甲第2高明度演出)WO22とを実行可能であり、リーチ予告前半演出RC1からリーチ予告後半演出RC2への移行に伴うシーン変更(第1シーン画像から第2シーン画像への切り替え)が行われる第1タイミングで高明度演出WO21を実行し、その後の第2タイミングで高明度演出WO22を実行するようになっている。なお、高明度演出WO21が行われる第1タイミングでは、画面上には大当りに関する信頼度情報を有するセリフ文字列(文字画像)は未だ表示されておらず、その後の第2タイミングでは表示されるようになっている。
【0398】
またリーチ予告演出では、高明度演出WO22よりも前に、大当り信頼度情報を有する文字画像の表示を開始し、その文字画像の表示を終了する際に終了時演出(特定画像終了時演出)を実行可能となっている(
図30(q)~
図31(t))。また、高明度演出WO22中は、文字画像における信頼度情報(例えば表示色)に対応する文字登場発光態様(第1発光態様)で演出ランプ(発光手段)Lを発光させる第1発光演出を実行し、終了時演出(特定画像終了時演出)中は、文字登場発光態様(第1発光態様)とは異なる終了時発光態様(第2発光態様)で演出ランプ(発光手段)Lを発光させる第2発光演出を実行するようになっている。
【0399】
またリーチ予告演出では、リーチ予告前半演出RC1の画像(第1画像)からリーチ予告後半演出RC2の画像(第2画像)に切り替える画像変更処理を行う場合に実行可能な高明度演出(画像変更時高明度演出)WO21と、画像変更処理を行わない場合に実行可能な高明度演出(画像非変更時高明度演出)WO22とを実行可能であり、高明度演出WO21と高明度演出WO22とで高明度画像の最小透過率(透過性能)を異ならせている。なおここでは、高明度画像の透過性能の一例として最小透過率を異ならせたが、その他の透過性能、例えば高明度画像の範囲(大きさ)や透過率の分布等を異ならせてもよい。また、画像変更処理は、リーチ予告前半演出RC1の画像(第1画像)からリーチ予告後半演出RC2の画像(第2画像)に切り替えるものに限らず、所定の第1画像から所定の第2画像に切り替えるものであればよい。即ち、高明度演出の実行前に表示しているが、実行後には表示されていない画像が第1画像に相当し、高明度演出の実行前に表示していないが、実行後に表示されている画像が第2画像に相当する。このように、高明度演出の前後で、表示が切り替えられる画像(第1画像及び第2画像)があれば、画像変更処理が実行されているものとしてもよい。
【0400】
またリーチ予告演出は、文字情報を表示(ここでは動的表示)する文字情報表示演出の一例であって、文字情報の表示を開始する文字情報表示開始演出(文字情報の表示を開始する際に行う第1特定演出)と、文字情報の表示を終了する終了時演出(文字情報の表示を終了する際に行う第2特定演出)とを実行可能であり、文字情報表示開始演出の実行後(第1特定演出中)に、文字情報の表示態様を変化させる表示態様変化処理(文字情報を特定表示態様で表示する特定表示処理)(
図30(l)~(p))を実行し、終了時演出(第2特定演出)の実行中は表示態様変化処理(特定表示処理)を実行しないように構成されている。但しこれに限らず、終了時演出(第2特定演出)の実行中も表示態様変化処理(特定表示処理)を実行するように構成してもよい。この場合、文字情報表示開始演出の実行後(第1特定演出中)に開始した表示態様変化演出を、終了時演出(第2特定演出)の実行中も継続して実行することとなる。また、文字情報表示開始演出の実行後(第1特定演出中)に開始した表示態様変化演出とは異なる別の表示態様変化演出を終了時演出(第2特定演出)の実行中に実行するように構成してもよい。
【0401】
また、リーチ予告演出では、演出シナリオの切り替えを行うタイミングで実行する高明度演出(シナリオ切替時高明度演出)WO21と、演出シナリオの切り替えを行わないタイミングで実行する高明度演出(シナリオ非切替時高明度演出)WO22とがあり、高明度演出WO21では第1表示パターンで高明度画像170cを表示し、高明度演出WO22では第1表示パターンとは異なる第2表示パターンで高明度画像170dを表示するようになっており、高明度演出WO22(
図29(h)~
図30(l))よりも高明度演出WO21(
図29(a)~(f))の方が実行時間が長くなっている。また上述したように、高明度演出WO21と高明度演出WO22とでは高明度画像の最小透過率(透過性能)が異なっており、高明度演出WO21の高明度画像170cよりも高明度演出WO22の高明度画像170dの方が最小透過率が大きくなっている。なお、高明度演出WO21の高明度画像170cよりも高明度演出WO22の高明度画像170dの最小透過率を小さくしてもよいし、略同じであってもよい。また、その他の透過性能、例えば高明度画像の最大範囲(大きさ)や透過率分布等を高明度演出WO21と高明度演出WO22とで異ならせてもよい。この場合、高明度演出WO21が大で高明度演出WO22が小でもよいし、高明度演出WO21が小で高明度演出WO22が大でもよい。
【0402】
また、リーチ予告演出では、セリフ文字列が所定の表示位置に向けて第1変化速度で動作(ここでは回転と縮小変化を伴う動作)する第1動的表示演出と、セリフ文字列が第1動的表示演出時の変化速度(第1変化速度)とは異なる第2変化速度(ここでは第1変化速度よりも低速)で、例えばゆっくりと縮小表示される第2動的表示演出とを実行可能であり、第2動的表示演出中に、セリフ文字列(文字情報)の表示態様(ここでは表示色)を変化させる表示態様変化処理(文字情報を特定表示態様で表示する特定表示処理)を実行し、第1動的表示演出中は表示態様変化処理(特定表示処理)を実行しないようになっている。なお、表示態様変化処理(特定表示処理)はセリフ文字列(文字情報)の輪郭内で実行される。また、第1動的表示演出中に、セリフ文字列(文字情報)の表示を開始する文字情報表示開始演出(文字情報の表示を開始する際に行う第1特定演出)が行われる。セリフ文字列(文字情報)の表示を終了する終了時演出(文字情報の表示を終了する際に行う第2特定演出)の実行中はセリフ文字列の表示態様(表示色や形状)は変化しない(特定表示処理は実行しない)。
【0403】
また、リーチ予告演出では、セリフ文字列が所定の表示位置に向けて第1変化速度で動的表示する第1動的表示期間と、セリフ文字列が第1変化速度よりも遅い第2変化速度で動的表示する第2動的表示期間とがあり、第1動的表示期間(
図29(f)~(h))よりも第2動的表示期間(
図30(l)~(p))の方が長くなっている。また、第1動的表示期間中に、セリフ文字列(文字情報)の表示を開始する際に行う文字情報表示開始演出(第1特定演出)を実行し、第2動的表示期間後に、セリフ文字列(文字情報)の表示を終了する際に行う終了時演出(第2特定演出)を実行するようになっている。なお、第2動的表示期間はミニ図柄165の変動が一巡するよりも長くなっている。また、第1動的表示期間もミニ図柄165の変動が一巡するよりも長くなっている。
【0404】
またリーチ予告演出は、文字情報を表示する文字情報表示演出の一例であって、文字情報の表示を開始する際に行う文字情報表示開始演出(第1特定演出)と、文字情報の表示を終了する際に行う終了時演出(第2特定演出)とを実行可能であり、文字情報表示開始演出の実行後に、文字情報の表示態様を変化させる表示態様変化処理(文字情報を特定表示態様で表示する特定表示処理)(
図30(l)~(p))を実行し、終了時演出の実行中は表示態様変化処理(特定表示処理)を実行しないように構成されている。
【0405】
また、リーチ予告演出では、リーチ予告演出画像171を第1画像から第2画像に変更する画像変更処理を行う場合に実行可能な高明度演出(画像変更時高明度演出)WO21と、リーチ予告演出画像(所定画像)171の変更を行わない(画像変更処理を行わない)場合に実行可能な高明度演出(画像非変更時高明度演出)WO22とがあり、高明度演出WO22と高明度演出WO21とは実行時間が略同じとなっており、その高明度演出WO21,WO22の実行時間は、ミニ図柄165の変動が一巡するよりも長くなっている。なお、高明度演出(画像変更時高明度演出)WO21の実行時間を高明度演出(画像非変更時高明度演出)WO22の実行時間よりも長くしてもよいし、その逆でもよい。
【0406】
また、高明度演出(画像変更時高明度演出)WO21と高明度演出(画像非変更時高明度演出)WO22とでは高明度画像の最小透過率が異なっている。即ち、高明度演出WO21の高明度画像170cは最小透過率が25%であるのに対し、高明度演出WO22の高明度画像170dは最小透過率が40%であり、高明度演出WO21の高明度画像170cよりも高明度演出WO22の高明度画像170dの方が最小透過率が大きくなっている。
【0407】
以上のリーチ予告演出における各種構成は、このリーチ予告演出に限定して採用されるものではなく、その他の各種演出(予告演出や部分演出)にも同様に採用することが可能である。例えば、リーチ予告演出における高明度演出WO21,WO22、終了時演出等の各種構成を、前述のステップアップ予告演出、後述するボタン予告演出1,2、セリフ予告演出等で採用してもよい。即ち、高明度演出や終了時演出の実行を伴う(予告)演出であれば、本予告演出における高明度演出WO21,WO22、終了時演出等の内容を別の演出で採用するように構成してもよい。また、これに伴い実行される文字情報表示開始演出や、表示態様変化処理などに関しても、同様に採用可能であるのは言うまでもない。
【0408】
[ボタン予告演出1]
図32~
図35は、リーチ変動パターンにおけるリーチ変動中に実行されるボタン予告演出1の一例を示している。このボタン予告演出(操作演出)1は、遊技者にチャンスボタン(操作手段)11の操作を要求する(遊技者による操作手段の操作に関連する)演出で、操作有効期間中にチャンスボタン11が操作された場合を含む一又は複数の条件の何れかの成立に基づいて所定の操作後演出を実行することにより、大当り信頼度等を示唆するようになっている。操作後演出には複数種類、例えば操作後成功演出と操作後失敗演出の2種類があり、操作後失敗演出よりも操作後成功演出の方が大当たり信頼度が高くなっている。
【0409】
続いて、当該ボタン予告演出1の具体例を、操作後演出として操作後成功演出が選択される場合を例に挙げて説明するが、まずは
図32を参照しつつ概要を説明する。リーチ変動パターンにおけるリーチ成立後にボタン予告演出1が開始されると、スピーカから、BGMとしてこのボタン予告演出1に係るBGM3の出力が開始されるとともに、表示画面DSaでは、リーチを構成する左装飾図柄164a及び右装飾図柄164bを残して高速変動中の中装飾図柄164cが非表示となり、下端部側に保留台座画像168が、上端部側にミニ図柄165が夫々表示された状態で、それらの後側にボタン導入演出BA0に係るボタン予告演出画像173が表示される(
図32(a),(b))。
【0410】
このボタン導入演出BA0のボタン予告演出画像173では、例えばすまし顔をしたキャラクタ画像174と、「キャラを笑わせろ」等の文字列画像175とが例えばその順番で画面に表示されるようになっており、これを見た遊技者は、キャラクタが笑うか笑わないかで大当りとなる可能性を示唆する演出であることを認識することが可能である。また、このボタン導入演出BA0(
図32(a),(b))では、例えばその開始時に、スピーカから効果音として所定の導入音が出力されるとともに、文字列画像175の表示に合わせて、その文字列画像175に対応するセリフ音、即ち「キャラを笑わせろ」のボタン導入ボイスが出力される。更に、このボタン導入演出BA0(
図32(a),(b))中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、このボタン導入演出BA0に対応する導入時発光態様(所定発光態様)、例えば水色で発光する。
【0411】
ボタン導入演出BA0(
図32(a),(b))に続いては、操作手段の操作を促す操作促進画像176を表示する操作促進演出BA1(
図32(c)~(d))が行われる。ここで、操作促進画像176は、操作対象を示すボタン画像(操作対象画像)176aと、操作対象に対する操作態様を示す操作態様報知画像176bとで構成されており、例えば「キャラを笑わせろ」の文字列画像175に代えて画面の略中央に表示されるようになっている。なお、操作態様報知画像176bは、操作対象の押圧方向を示す矢印と「PUSH」の文字列とで構成されている。
【0412】
ここで、本実施例における操作対象はチャンスボタン11であるが、パチンコ機GMに搭載されているチャンスボタン11は、
図1に示すように、正面視略矩形状で後向きに押圧操作するように構成されており、一般的であるとは言い難い。そこで、
図32及びそれ以降の図面では、画像演出の内容をより理解しやすいように、敢えてより一般的なチャンスボタン(ここでは平面視略円形で略下向きに押圧操作されるもの)を想定した操作促進画像176を使用している。後述する操作促進画像206(
図44等)、ボタン画像251(
図78等)についても同様である。但し以下の説明では、あくまでも操作促進画像176,206、ボタン画像251がチャンスボタン11に対応するものであるという前提で説明する。もちろん、実際のパチンコ機では、そのパチンコ機に搭載されたチャンスボタン(操作手段)の形状及び操作態様に対応するボタン画像176a及び操作態様報知画像176bを用いるべきである。
【0413】
また、操作促進演出BA1の実行中には、高明度画像170eを表示することにより、その高明度画像170eの後側の画像(ここでは操作促進画像176)の視認性を低下させる高明度演出WO31が実行される(
図32(c))。この高明度演出WO31により、操作促進画像176の出現、即ち操作有効期間の開始を強調することができる。この高明度演出WO31中は、引き続きボタン予告演出1に係るBGM3の出力が継続される。また高明度演出WO31の開始時には、効果音として所定の第1強調音が出力される。また高明度演出WO31中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が第1高明度中発光態様、例えば青色で発光する。また図示しないが、操作有効期間の経過状況を示すゲージ部を表示するように構成してもよい。この場合、ゲージ部は、高明度画像170eの表示が終わったタイミング(
図32(d))で表示が開始され、操作有効期間の経過に応じてゲージ部の表示態様が変化するように表示される。また、高明度画像170eの表示範囲については、その後にゲージ部が表示される予定の領域に重なる範囲で表示されるように構成してもよいし、ゲージ部が表示される予定の領域とは重ならない範囲で、操作促進画像のみと重なる領域に表示されるように構成してもよい。また、キャラクタ画像に重なるように高明度画像を表示してもよい。また、高明度演出WO31の実行時間は、高明度演出WO21,WO22の実行時間と異ならせるように構成してもよい。その場合、後者よりも前者の方が長くてもよいし、短くてもよい。
【0414】
操作促進演出BA1中は、高明度演出WO31の終了後も引き続きボタン予告演出1に係るBGM3の出力が継続される。また高明度演出WO31の終了後は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が操作待ち発光態様、例えば青色点滅で発光する。
【0415】
操作促進演出BA1中、即ち操作有効期間中にチャンスボタン11が操作されると、高明度画像170fを表示することにより、その高明度画像170fの後側の画像(ここでは操作促進画像176)の視認性を低下させる高明度演出WO32が行われる(
図32(e))とともに、その高明度演出WO32中に、操作後演出BA2として操作後成功演出BA2Aが開始される。ここで、高明度演出WO32では、操作促進画像176に対応する範囲で高明度画像170fの表示が開始され(
図32(e))、その高明度画像170fの表示中(高明度演出WO32中)に操作促進画像176は画面から消去され、例えばすまし顔のキャラクタ画像174が所定動作を開始する(
図32(f))。その場合、高明度演出WO32における高明度画像170fの透過率を低下させ、操作促進画像176を視認不能とした状態で、画面から消去するように構成してもよい。
【0416】
そして、高明度画像170gを表示することにより、その高明度画像170gの後側の画像(ここではキャラクタ画像174)の視認性を低下させる高明度演出WO33が行われ(
図32(g))、その高明度演出WO33中に、キャラクタ画像174はすまし顔から笑顔に変化するようになっている。その場合、高明度演出BA33における高明度画像170gの透過率を向上させ、キャラクタ画像174が視認可能な状態(視認性は低下した状態)で、キャラクタ画像174を変化させるように構成してもよい。
【0417】
操作後成功演出BA2Aの実行中も、引き続きボタン予告演出1に係るBGM3の出力が継続される。また高明度演出WO32,WO33の開始時には、効果音として夫々第2,第3強調音が出力される。また高明度演出WO32中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が第2高明度中発光態様、例えば白色で発光し、その後の高明度演出WO33中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が成功時発光態様、例えば赤色で発光する。また、高明度演出WO32の終了後、高明度演出WO33の開始までの間は、演出ランプLは一時消灯する。なお、操作後失敗演出の場合には、高明度演出WO33中は成功時発光態様とは異なる失敗時発光態様、例えば緑色で発光する。
【0418】
以上の操作後成功演出BA2Aが終了すると、大当りの変動結果演出が行われ、中装飾図柄164cが停止して「7・7・7」等の大当り演出態様が成立する(
図32(h))。この大当りの変動結果演出では、効果音として大当り停止音が出力されるとともに、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が大当り停止時発光態様、例えば赤色点滅で発光する。
【0419】
続いて、以上のような
図32に示すボタン予告演出1に関し、ボタン導入演出BA0、高明度演出WO31~33を中心とする演出期間についてより詳細に説明する。
図33は
図32(a)~(b)の期間について、
図34は
図32(c)~(d)の期間について、また
図35は
図32(e)~(g)の期間について、夫々
図32よりも更に微小な時間間隔で表示画面及び発光手段の変化を示したものである。なお、
図33~
図35においては、隣り合うフレーム間の時間間隔は全て同じで、ステップアップ予告演出における
図24~
図26と同じAミリ秒とする。
【0420】
まず、ボタン導入演出BA0の詳細について説明する。ボタン導入演出BA0では、
図33(a)~(e)に示すように、「キャラを笑わせろ」の文字列画像175が、例えばその文字列の先頭から末尾にかけて所定速度で順番に出現するように画面上に表示される。この文字列画像175は、操作後演出として操作後成功演出と操作後失敗演出の何れが選択された場合であっても共通の表示態様で表示される。即ち、文字列画像175は、所定事象の出現に関する信頼度(大当り信頼度等)に応じた表示態様よりなる信頼度情報が付加されない非特定文字情報の一例である。なお、文字列画像175の表示開始から表示完了(即ち文字列画像175が認識容易になる)まで(
図33(a)~
図33(e))に要する時間は4Aミリ秒である。
【0421】
ここで、文字列画像175は、文字色として赤色(特定色)と白色(非特定色)が用いられ、各行の先頭文字、即ち一列目の「キャラを」のうちの「キ」と二列目の「笑わせろ」のうちの「笑」が赤色で、それ以外の文字が白色(非特定色)で表示されており、赤色(特定色)を付した文字の数よりも赤色(特定色)を付さない文字の数の方が多くなっている。また、文字列画像175が表示されるボタン導入演出BA0(
図32(a),(b))中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、導入時発光態様で発光するが(
図32(a),(b))、この導入時発光態様における発光色は特定色(赤色)に対応しない例えば水色となっている(
図33(a)~(e))。なお、文字列画像175を表示する際、演出ランプLが特定色に対応する色で発光する場合があってもよい。
【0422】
なお、文字列画像175の文字色を全て赤色(特定色)とし、演出ランプLが赤色(特定色)とは異なる色で発光するように構成してもよい。また、文字列画像175の文字色を全て赤色(特定色)とするが、信頼度を示唆する色として用いない場合においては、文字列画像175の輪郭を、信頼度を示唆する色として赤色(特定色)を用いた時の文字列の輪郭と異ならせることが望ましい。この場合、信頼度を示唆する色として赤色(特定色)を用いた文字列の輪郭として赤色(特定色)を採用するようにしてもよいし、それ以外の色を採用してもよい。それ以外の色を採用する場合には、少なくとも信頼度を示唆する色として表現しない場合には使用されない色を採用することが望ましい。また、輪郭の色に限らず、輪郭の太さや形を異ならせてもよい。また、文字列画像を表示する際の効果音を異ならせるように構成してもよい。例えば、信頼度を示唆する色として用いない場合には効果音は出力せず、信頼度を示唆する色として用いる場合には効果音を出力するように構成してもよい。また、文字列画像175の文字色を全て赤色(特定色)とするが、信頼度を示唆する色としては用いない場合においては、文字列画像175の輪郭を赤色(特定色)以外の色で構成することが望ましい。この場合、文字の輪郭の太さや形を拡張することで、文字の赤色(特定色)の部分よりも輪郭部分の方が表示範囲が多くなるように構成してもよい。また、文字列画像175のうち、特定の文字のみ輪郭部分の太さや形を異ならせるようにしてもよい。このような輪郭表現が行われる際には、文字色が赤色(特定色)であっても信頼度を示唆する色としては用いないように構成してもよい。またこの場合、特定の文字以外の文字色については赤色(特定色)としてもよいし、赤色(特定色)以外の色としてもよい。また逆に、このような演出表現が行われるのは、信頼度を示唆する色として表現する時のみとし、信頼度を示唆しない色として表現する際には、このような演出表現を行わないように構成してもよい。
【0423】
以上のとおり、文字列画像175では、文字色として赤色(特定色)が用いられているが、上述したように文字列画像175は信頼度情報が付加されない非特定文字情報であり、この赤色(特定色)は所定事象の出現に関する信頼度(大当り信頼度等)を示唆するものではない。このように文字列画像175では、各文字の表示色として特定色を含む複数色を用いることにより、文字列の外観を多様化し見栄えをよくすることができ、しかも特定色は一部の文字にのみ用いられており、演出ランプLは特定色に対応しない色(水色)で発光するようになっているため、この特定色が信頼度を示唆するものであると誤解される可能性を低くすることができる。また、演出ランプLを特定色に対応しない色で発光させる場合、文字列画像175のうち、特定色以外の色で構成された文字色に対応する色で、演出ランプLを発光させるようにしてもよい。例えば、文字列画像175のうち、特定の文字の文字色として赤色(特定色)を用いて表示し、それ以外の文字の文字色を白色(非特定色)を用いて表示している場合、演出ランプLを白色(非特定色)で発光させるように構成してもよい。また、文字の輪郭色で演出ランプLを発光させるように構成してもよい。例えば、文字の輪郭色が黄色(非特定色)の場合、演出ランプLを黄色(非特定色)で発光させるように構成してもよい。
【0424】
但し、これに限らず文字列画像175を所定事象の出現に関する信頼度(大当り信頼度や、ボタン予告演出の成功期待度)を示す表示態様で表示するように構成してもよい。またその場合、異なる信頼度を示す複数の表示態様の何れかにより文字列画像175を表示可能に構成した場合であっても、その後に実行する高明度演出は共通とすることが望ましい。またこれに限らず、異なる信頼度を示す複数の表示態様の何れかにより文字列画像175を表示可能に構成した場合には、低信頼度の文字列画像175を表示する場合と、高信頼度の文字列画像175を表示する場合とで、異なる高明度演出を実行するように構成してもよい。例えば、高信頼度の文字列画像175を表示する場合の方が、より広範囲に高明度画像を表示するように構成してもよい。即ち、低信頼度の文字列画像175を表示する場合には、操作促進画像に重なる範囲で高明度画像を表示する一方、高信頼度の文字列画像175を表示する場合には、操作促進画像のみならず、図柄やボタン予告演出、キャラクタ画像、背景演出など、その他の表示物の全て又は少なくともいずれか一つと重なる領域に高明度画像を表示するように構成してもよい。その逆に、低信頼度の文字列画像175を表示する場合の方が、より広範囲に高明度画像を表示するように構成してもよい。
【0425】
続いて、高明度演出WO31の詳細について説明する。
図34(a)~(e)に示す高明度演出(第1範囲高明度演出)WO31では、その開始時に、ボタン予告演出画像173よりも前側で、且つミニ図柄165、保留台座画像168及びその前側の保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に高明度画像170eが表示され(
図34(a))、その高明度画像170eの大きさ及び透過率が徐々に変化して最終的に消滅する(
図34(e))ようになっている。ここで、高明度画像170eは、ボタン予告演出画像173の一部、ここでは左右の装飾図柄164a,164bの間の領域に対応する大きさ(範囲)に表示されるとともに、透過率はその表示範囲内で均一であり、大きさ(範囲)及び透過率は時間経過とともに変化するようになっている。
【0426】
高明度画像170eの表示が開始されると(
図34(a))、その時点で文字列画像175が消去され、高明度画像170eの表示範囲内に操作促進画像176が表示される。高明度画像170eの大きさ(範囲)は表示開始時(
図34(a))が最大で、時間経過とともに徐々に小さくなるように構成されている。即ち、高明度演出WO31では、高明度画像170eの大きさ(範囲)を拡大方向に変化させる拡大変化演出と、同じく縮小方向に変化させる縮小変化演出とで構成されるとともに、前者(
図34(a))よりも後者(
図34(a)~(e))の方が実行時間が長くなっている。なお、複数種類の操作促進画像のいずれか1つを表示可能に構成した場合には、表示する操作促進画像に応じて、高明度画像の表示サイズを異ならせるように構成してもよい。また、複数種類の操作促進画像のうち、高信頼度(大当り信頼度やボタン予告演出の成功期待度が高いもの)に対応する操作促進画像を表示する場合には、低信頼度に対応する操作促進画像を表示する場合と比べて、高明度画像の表示範囲を広くするように構成してもよい。この時、高信頼度に対応する操作促進画像として、低信頼度に対応する操作促進画像よりも大きい表示サイズのものを採用し、操作促進画像の表示サイズに応じた高明度画像を表示することで、高明度画像の表示範囲内に操作促進画像を表示するとともに、信頼度に応じて高明度画像の表示サイズが異なるように構成してもよい。また、高信頼度に対応する操作促進画像を表示する場合においては、操作促進画像の表示サイズよりもさらに広範囲に高明度画像を表示することで、図柄、ボタン予告演出キャラクタ画像、背景画像などの全て又は少なくともいずれか1つと重なるように構成してもよい。
【0427】
また高明度画像170eの透過率は、表示開始時(
図34(a))が最小(例えば10%)で、時間経過とともに例えば一定の変化率で徐々に大きくなる(上昇する)ように構成されている(透過率変化処理、透過率変化演出)。即ち、高明度演出WO31では、高明度画像170eの透過率を低下方向に変化させる低透過率変化演出と、高明度画像170eの透過率を上昇方向に変化させる高透過率変化演出とで構成されるとともに、前者(
図34(a))よりも後者(
図34(a)~(e))の方が実行時間が長くなっている。
【0428】
高明度演出WO31中は、演出ランプLが第1高明度中発光態様(ここでは青色)で発光する(
図34(a)~(d))。なお、高明度画像170eでは、最小透過率は0%よりも大(例えば10%)であり、この最小透過率となる表示開始時(
図34(a))においても、操作促進画像176は僅かながら視認可能な状態となっているが、高明度画像170eの最小透過率は0%であってもよい。また、高明度画像170eの大きさのみを変化させ、透過率は一定としてもよいし、透過率のみを変化させ、大きさは一定としてもよい。また、高明度画像170eの透過率は不均一であってもよい。また、低透過率変化演出よりも高透過率変化演出の実行時間を短くしてもよいし、両者の実行時間を略同じにしてもよい。
【0429】
高明度画像170eが消滅して高明度演出WO31が終了すると(
図34(e))、チャンスボタン11が操作されて操作有効期間が終了するまで、操作促進画像176はチャンスボタン11が押下操作される様子を示すように動的表示される(
図34(f))。またその間、演出ランプLは操作待ち発光態様(ここでは青色点滅)で発光する。なお、演出ランプLの操作待ち発光態様を消灯状態としてもよい。また、一部の演出ランプを青色点滅とし、その他の演出ランプを消灯状態としてもよいし、一部の演出ランプを消灯状態とし、その他の演出ランプを青色点滅としてもよい。また、操作有効期間は、操作促進画像176の表示開始時,即ち高明度演出WO31の開始時(
図34(a))に開始してもよいし、高明度画像170eの消滅時、即ち高明度演出WO31の終了時(
図34(e))に開始してもよいし、それらの間の任意のタイミングで開始してもよい。
【0430】
続いて、高明度演出WO32,WO33の詳細について説明する。操作有効期間中(
図34(f))にチャンスボタン11が操作されると、操作促進演出BA1から操作後成功演出BA2Aに移行するとともに、まずは高明度演出WO32が行われる(
図35(a))。この高明度演出(第2範囲高明度演出)WO32では、高明度演出WO31と同様、ボタン予告演出画像173よりも前側で、且つミニ図柄165、保留台座画像168及びその前側の保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に高明度画像170fが表示され(
図35(a))、その高明度画像170fの大きさ及び透過率が徐々に変化して最終的に消滅する(
図35(d))ようになっているが、その高明度画像170fの変化は高明度演出WO31における高明度画像170e(
図34(a)~(e))とは異なっている。
【0431】
即ち高明度画像170fは、操作促進画像176に対応する大きさ(範囲)で表示開始した後(
図35(a))、その大きさ(範囲)が時間経過とともに徐々に大きくなって所定時点で最大となり(
図35(b))、その後、時間経過とともに徐々に小さくなって最終的に消滅する(
図35(b)~(d))ように構成されている。このように高明度演出WO32では、高明度画像170fの大きさ(範囲)を拡大方向に変化させる拡大変化演出と、同じく縮小方向に変化させる縮小変化演出とで構成されるとともに、前者(
図35(a)~(b))よりも後者(
図35(b)~(d))の方が実行時間が長くなっている。また、高明度演出(第2範囲高明度演出)WO32における高明度画像170fの最大範囲(第2範囲)は、高明度演出(第1範囲高明度演出)WO31における高明度画像170eの最大範囲(第1範囲)よりも広くなっている。
【0432】
また高明度画像170fは、例えば透過率が均一で時間経過とともに変化するようになっており(透過率変化処理、透過率変化演出)、時間経過とともに透過率が徐々に小さくなって所定時点で最小(最低)となり(
図35(a)~(b))、その後、時間経過とともに徐々に大きくなる(
図35(b)~(d))ように構成されている。即ち、高明度演出WO32では、高明度画像170fの透過率を低下方向に変化させる低透過率変化演出と、高明度画像170fの透過率を上昇方向に変化させる高透過率変化演出とで構成されるとともに、前者(
図35(a)~(b))よりも後者(
図35(b)~(d))の方が実行時間が長くなっている。なお、高明度画像170fの最小(最低)透過率は0%よりも大(例えば20%)としているが、0%であってもよい。また、高明度画像170fの大きさのみを変化させ、透過率は一定としてもよいし、透過率のみを変化させ、大きさは一定としてもよい。また、高明度画像170fの透過率は不均一であってもよい。また、低透過率変化演出よりも高透過率変化演出の実行時間を短くしてもよいし、両者の実行時間を略同じにしてもよい。
【0433】
また、高明度演出WO31と高明度演出WO32とで、高明度画像の最小透過率(透過性能)を異ならせるように構成してもよいし、高明度画像の表示範囲(透過性能)を異ならせるように構成してもよい。またこの場合、高明度演出WO31よりも高明度演出WO32の方が高明度画像の最小透過率を小さくすることが望ましく、また高明度演出WO31よりも高明度演出WO32の方が高明度画像の表示範囲は大きくすることが望ましい。これにより、操作促進画像の表示前後、または遊技者による操作手段の操作の前後で、異なる高明度演出を実行することができ、さらに操作後の成功時には、よりインパクトのある高明度演出を実行することが可能となる。
【0434】
高明度演出WO32中は、高明度画像170fの後側でまず操作促進画像176が消去され(
図35(a)→(b))、その後にキャラクタ画像174がすまし顔のまま回転、その他の所定動作を行う(
図35(b)~(d))ようになっている。また高明度演出WO32中は、演出ランプLが第2高明度中発光態様(ここでは白色)で発光する(
図34(a)~(c))。そして、高明度演出WO32が終了した後、キャラクタ画像174が拡大しつつすまし顔から笑顔に切り替えられるが(
図35(d)→(e))、その際に高明度演出WO33が行われる。
【0435】
高明度演出WO33は、キャラクタ画像174が笑顔に変化したことを強調するためのもので、キャラクタ画像174がすまし顔から笑顔に変化するタイミングで、そのキャラクタ画像174の表示範囲に対応する高明度画像170gを表示するようになっている(
図35(e))。高明度画像170gの消滅により高明度演出WO33が終了すると、笑顔のキャラクタ画像174が完全に視認可能な状態となる(
図35(f))。また演出ランプLは、高明度演出WO32後に一旦消灯し、高明度演出WO33以降は成功時発光態様(ここでは赤色)で発光する(
図35(d)~(f))。
【0436】
ここで、高明度画像170gの最小(最低)透過率は0%よりも大(例えば10%)とするが、0%であってもよい。また、高明度画像170gは透過率が均一であるとするが、不均一であってもよい。なお、この高明度演出WO33の実行時間(高明度画像170gの表示時間)は、高明度演出WO31,WO32の各実行時間よりも短くなっている。また、高明度演出WO33における高明度画像170gの最大範囲(第2範囲)は、高明度演出WO31における高明度画像170eの最大範囲(第1範囲)よりも広くなっている。
【0437】
以上のように、チャンスボタン11が操作されたことに基づいて高明度演出(第2高明度演出)WO32,WO33が行われるとともに、その高明度演出WO32,WO33の実行中に、操作後成功演出(操作後演出)BA2Aが実行されるようになっている。
【0438】
以上説明したように、ボタン予告演出1では、第1範囲に高明度画像170eを表示する高明度演出(第1範囲高明度演出)WO31と、第1範囲よりも広い第2範囲に高明度画像170fを表示する高明度演出(第2範囲高明度演出)WO32とを実行可能であり、チャンスボタン(操作手段)11の操作を促す操作促進画像176を表示する操作促進演出と、チャンスボタン11の操作後に行われる操作後演出とを実行可能であり、操作促進演出の実行中に高明度演出WO31を実行可能であり、チャンスボタン11が操作された場合に高明度演出WO32を実行可能であり、高明度演出WO32の実行中に操作後演出を実行可能となっている。なお、操作促進画像176の前側に表示される高明度画像と、キャラクタ画像174の前側に表示される高明度画像とで、透過率を異ならせるように構成してもよい。この場合、操作促進画像176の前側に表示される高明度画像の方が透過率が低く、キャラクタ画像174の前側に表示される高明度画像の方が透過率が高くなるように構成してもよいし、その逆でもよい。
【0439】
以上のボタン予告演出1における各種構成は、このボタン予告演出1に限定して採用されるものではなく、その他の各種演出(予告演出や部分演出)にも同様に採用することが可能である。例えば、ボタン予告演出1における高明度演出WO31,WO32,WO33等の各種構成を、前述のステップアップ予告演出、リーチ予告演出、後述するセリフ予告演出等で採用してもよい。
【0440】
[セリフ予告演出1]
図36~
図40は、リーチ変動パターン又は通常変動パターンにおける通常変動中、或いはリーチ変動パターンにおけるリーチ変動中に実行されるセリフ予告演出1の一例を示している。このセリフ予告演出1は、キャラクタがセリフを発する演出であり、
図36に示すように、セリフの種類やキャラクタの種類、セリフ文字の表示態様等に応じて大当り信頼度が異なるように制御される。本実施例のセリフ予告演出1では、
図36に示すように、「呪いを感じる」、「呪いを解く鍵がここに」、「これは…」、「おみくじ引いたら大吉だったよ」、「最高の気分だね」の5種類のセリフL1~L5(
図36(b))と、男の子と女の子の2種類のキャラクタC1,C2(
図36(c))の組み合わせが異なる6種類の演出態様が設けられており、それら6種類の演出態様に関する大当たり信頼度の高低は
図36(a)に示すように設定されている。なお、セリフL1~L5に対応するセリフ文字については、夫々異なる表示態様(ここでは表示色)で表示され、夫々の表示色は「青色」、「赤色」、「金色」、「デンジャー色」、「虹色(レインボー)」となっている(
図36(b))。
【0441】
なお、キャラクタC1,C2毎に同数(例えば6種類)の演出態様を設けてもよいし、キャラクタC1はL3~L5、キャラクタC2はL1~L5のように、それぞれ演出態様の種類数を異ならせるように構成してもよい。また、文字列に関する1つの表示態様(例えば赤色)に対して複数の演出態様を設ける場合があってもよく、この場合、文字列に関する1つの表示態様(例えば赤色)に対する演出態様の数をキャラクタ毎に異ならせてもよい。即ち、文字色を赤色とする場合の演出態様の種類を、例えばキャラクタC1では2種類、キャラクタC2では1種類としてもよい。文字列に関する1つの表示態様(例えば表示色)に対して複数の演出態様を設ける場合には、演出態様毎にセリフ内容を異ならせることが望ましい。
【0442】
続いて、当該セリフ予告演出1の具体例を、セリフL5とキャラクタC1が選択された場合を例に挙げて説明するが、まずは
図37を参照しつつ概要を説明する。リーチ変動パターン又は通常変動パターンにおける通常変動中(或いはリーチ変動パターンにおけるリーチ変動中)にセリフ予告演出1が開始されると、スピーカから、BGMとしてこのセリフ予告演出1に係るBGM4の出力が開始されるとともに、表示画面DSaでは装飾図柄164が非表示となり、下端部側に保留台座画像168が、上端部側にミニ図柄165が夫々表示された状態で、それらの後側に、例えば2種類のキャラクタC1,C2が共に登場するセリフ前半演出SA1に係るセリフ予告演出画像181aが表示される(
図37(a))。またセリフ前半演出SA1中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)がセリフ前半発光態様、例えば白色で発光する。
【0443】
そしてその後、そのセリフ前半演出SA1からセリフ後半演出SA2へと移行し、セリフ予告演出画像181a(
図37(a))は、高明度演出WO41(
図37(b))を経てセリフ後半演出SA2に係るセリフ予告演出画像181b(
図37(c))へと切り替えられ、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、セリフ前半発光態様(ここでは白色)からセリフ後半発光態様(ここではオレンジ色)へと切り替えられる。ここで、高明度演出WO41は、高明度画像170hを表示することにより、その高明度画像170hの後側の画像(ここではセリフ予告演出画像181a,181b)の視認性を低下させるものである。なお、セリフ予告演出画像181bでは、キャラクタC1,C2のうち、選択された一方のキャラクタ(ここでは男の子のキャラクタC1)のみが表示されるものとする。
【0444】
高明度演出WO41(
図37(b))中は、引き続きセリフ予告演出に係るBGM4の出力が継続されるとともに、効果音として、高明度画像170hの透過率が低下する前半には高明度前半強調音が、同じく透過率が上昇する後半には高明度後半強調音が夫々出力される。
【0445】
高明度演出WO41(
図37(b))が終了し、セリフ予告演出画像181b(
図37(c))が完全に視認可能な状態になると(
図37(c))、セリフ予告演出画像181bに、セリフ画像182が追加表示される(
図37(d))。ここで、セリフ画像182は、吹き出し画像182aと、その吹き出し画像182a内に表示されるセリフ文字182bとで構成されている。ここでは、セリフ文字182bは「最高の気分だね」の文字列で構成されている。
【0446】
そして、セリフ画像182の表示開始後の所定時点で、セリフ出力演出が開始され、画面に表示されているセリフ文字182bに対応する「最高の気分だね」のセリフ音(予告ボイス)が出力されるとともに、セリフ予告演出画像181bのうちのセリフ画像182の範囲に対応して高明度演出WO42が行われる(
図37(e))。この高明度演出WO42では、セリフ出力の進行に応じて、例えばセリフ出力の進行に先行するタイミングでセリフ画像182上を高明度画像170iが移動することにより、その高明度画像170iの後側の画像(ここではセリフ文字182b)の視認性を一時的に低下させるようになっている。
【0447】
また、セリフ画像182の表示開始後は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)がセリフ出力発光態様で発光する。セリフ出力発光態様は、例えばその前のセリフ後半発光態様の発光色を含む複数色(ここではオレンジ色と白色)に循環的に変化する循環変化態様となっている。
【0448】
続いて、以上のような
図25に示すセリフ予告演出に関し、高明度演出WO41,WO42を中心とする演出期間についてより詳細に説明する。
図38~
図40は
図37(a)~(e)の全期間について、
図37よりも更に微小な時間間隔で表示画面及び発光手段の変化を示したものである。なお、
図38~
図40においては、隣り合うフレーム間の時間間隔は全て同じで、ステップアップ予告演出における
図24~
図26と同じAミリ秒とする。
【0449】
まず、高明度演出WO41の詳細について説明する。
図38(a)~
図39(r)に示す高明度演出WO41では、セリフ予告演出画像181aがセリフ予告演出画像181bへと切り替えられる際に、それらセリフ予告演出画像181a,181bよりも前側で、且つミニ図柄165、保留台座画像168及びその前側の保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に高明度画像170hが表示されるようになっている。
【0450】
ここで、高明度画像170hは、セリフ予告演出画像181a,181b全体をカバーする範囲(大きさ)に表示されるとともに、透過率はその表示範囲内で均一となっており、表示範囲は時間経過とともに変化せず、透過率は時間経過とともに変化するようになっている(透過率変化処理、透過率変化演出)。高明度画像170hの透過率は、時間経過とともに例えば100%から0%へと徐々に低下し(
図38(a)~(i))、更に時間経過とともに例えば0%から100%へと徐々に上昇する(
図39(j)~(r))ように構成されている。また、高明度画像170hの透過率が低下する前半期間中、演出ランプLはセリフ前半発光態様(ここでは白色)で発光し(
図38(a)~(i))、高明度画像170hの透過率が上昇する後半期間中、演出ランプLはセリフ後半発光態様(ここではオレンジ色)で発光する(
図39(j)~(r))。なお、セリフ前半発光態様とセリフ後半発光態様を共通の発光態様(例えば白色)となるように構成してもよい。
【0451】
なお、高明度画像170hの透過率が0%になってその後側の画像が完全に視認不可能となったとき(
図38(i),
図39(j))、セリフ予告演出画像181aがセリフ予告演出画像181bへと切り替えられる。このように、高明度演出WO41は、演出画像を変更するタイミングでその前側に高明度画像170hを表示するようになっている。また、リーチ演出中に実行する場合には、リーチ演出からスペシャルリーチ演出へと切り替えるタイミングでその前側に高明度画像を表示するように構成してもよい。
【0452】
また、高明度演出WO41の演出期間のうち、高明度画像170hの透過率が低下する前半期間では、例えば
図38(a)~(i)の各フレームにおける高明度画像170hの透過率の値は夫々100%→95%→88%→79%→68%→55%→40%→23%→0%で、その透過率の変化率及び変化量が徐々に大きくなっている。即ち、例えば
図38(a)→(e)の期間(第1透過率変化演出)における高明度画像170hの透過率の変化率を第1変化率、同じく変化量を第1変化量とし、その後の
図38(e)→(i)の期間(第2透過率変化演出)における高明度画像170hの透過率の変化率を第2変化率、同じく変化量を第2変化量とすると、第1変化率よりも第2変化率の方が大きく、第1変化量よりも第2変化量の方が大きくなっている。このように、徐々に透過率の変化率及び変化量を大きくすることで、透過率変化演出が単調となることを防止することができる。また、後半に向けて透過率の変化率及び変化量を徐々に大きくすることで、透過率変化演出が開始したことを遊技者に把握させた後、比較的スムーズに短時間で低透過率の状態へと遷移させることが可能となっている。またこれに限らず、透過率の変化率及び変化量を徐々に小さくするように構成してもよい。この場合、後半に向けて変化率及び変化量が小さくなるため、後半に向けてより余韻を感じさせる透過率変化演出を実行することができるとともに、透過率変化演出の単調化を防止し、演出効果を高めることが可能となる。
【0453】
また、高明度演出WO41の演出期間のうち、高明度画像170hの透過率が上昇する後半期間では、例えば
図39(j)~(r)の各フレームにおける高明度画像170hの透過率の値は夫々0%→23%→40%→55%→68%→79%→88%→95%→100%で、その透過率の変化率及び変化量が徐々に小さくなっている。即ち、例えば
図39(j)→(n)の期間(第2透過率変化演出)における高明度画像170hの透過率の変化率を第2変化率、同じく変化量を第2変化量とし、その後の
図39(n)→(r)の期間(第1透過率変化演出)における高明度画像170hの透過率の変化率を第1変化率、同じく変化量を第1変化量とすると、第1変化率よりも第2変化率の方が大きく、第1変化量よりも第2変化量の方が大きくなっている。なお、徐々に透過率の変化率及び変化量を大きくするように構成してもよい。これにより、透過率変化演出が単調となることを防止することができる。また、後半に向けて透過率の変化率及び変化量を徐々に大きくすることで、透過率変化演出が開始したことを遊技者に把握させた後、比較的スムーズに短時間で低透過率の状態へと遷移させることが可能となっている。
【0454】
また、第1透過率変化演出の第1変化率、第1変化量よりも第2透過率変化演出における第2変化率、第2変化量の方が小さくなるように構成してもよいし、略同一となるように構成してもよい。また、第1透過率変化演出と第2透過率変化演出とが、それぞれ透過率の変化率、変化量が大きくなるように構成した場合、又はそれぞれ透過率の変化率、変化量が小さくなるように構成した場合、いずれの場合であっても、第1変化率と第2変化率、第1変化量と第2変化量が異なるように構成することが望ましい。またこの場合であっても第1変化率、第1変化量よりも第2変化率、第2変化量の方が大きくなるように構成してもよいし、小さくなるように構成してもよい。このように第1変化率と第2変化率、第1変化量と第2変化量を異ならせることにより、多種多様な透過率変化演出を実行することができ、演出効果を向上させることが可能となる。
【0455】
なお、高明度演出WO41の実行中、ミニ図柄165は「8・2・4」(
図38(a))から複数回巡回して「2・4・6」と「3・5・7」との間(
図39(r))に達している。即ち、高明度演出WO41の実行時間(
図38(a)~
図39(r))は、ミニ図柄165が一巡する期間よりも長くなっている。
【0456】
続いて、高明度演出WO42の詳細について説明する。高明度演出WO41の終了によってセリフ予告演出画像181bが完全に視認可能な状態になると(
図39(r))、セリフ予告演出画像181bに、吹き出し画像182aとセリフ文字182bよりなるセリフ画像182が追加表示される(
図40(s))とともに、セリフ文字182bに対応する「最高の気分だね」のセリフ音(予告ボイス)が出力されるが、そのセリフ音の出力に対応して高明度演出WO42(
図40(s)~(w))が行われる。ここで、高明度演出WO42は、セリフ文字の並び順に、その前側に高明度画像を表示するものであるが、これに限らず、セリフ文字の全部に対して、その前側に高明度画像を表示するものであってもよい。またその際、高明度画像を、セリフ文字の全部を完全に覆う形で前側に表示するものに限らず、セリフ文字の全体を略覆う状態となっていれば、一部のセリフ文字が高明度画像と重ならずに視認可能(又は視認容易)な状態となっていてもよい。
【0457】
なお、セリフ文字182bは、その種類及び表示態様(表示色)によって大当たり信頼度が異なっており(
図36(a),(b))、大当たり信頼度(所定事象の出現に関する信頼度)に応じた表示態様よりなる信頼度情報が付加された特定文字情報の一例である。高明度演出WO42中、演出ランプLはセリフ出力発光態様(ここではオレンジ色と白色の循環変化態様)で発光する(
図40(s)~(w))。また、選択されたキャラクタの種類に応じて異なるセリフ出力発光態様が実行されるように構成してもよい。また、選択されたキャラクタの如何によらず、共通のセリフ出力発光態様を実行可能となるように構成してもよい。また、セリフ文字の表示色に応じたセリフ出力発光態様を実行するように構成してもよい。
【0458】
高明度演出WO42で用いられる高明度画像170iは、セリフ文字182bの一文字分程度の大きさで、その透過率は例えば均一で0%よりも大きな値(例えば20%)に設定されており、セリフ出力の進行に応じて、例えばそのセリフ出力の進行に先行するタイミングでセリフ画像182上を移動するようになっている(
図40(s)~(w))。なお、高明度画像170iの透過率は0%よりも大(例えば20%)であるため、高明度画像170iの後側の文字も視認可能となっているが、後側の文字が視認不能となるようにより低い透過率の高明度画像を表示するように構成してもよい。このように、高明度演出WO42では、セリフ文字(特定文字情報)182bの表示領域に対応して高明度画像170iを表示するように構成されている。なお、セリフ出力に応じてそれに先行するようにセリフ文字182bを先頭側から順次表示するとともに、そのセリフ文字182bの表示に合わせて高明度画像170iを移動表示するように構成してもよい。
【0459】
なお、高明度演出WO42の実行中、ミニ図柄165は「5・7・1」(
図40(s))から一巡して「7・1・3」(
図40(w))に達している。即ち、高明度演出WO42の実行時間(
図40(s)~(w))は、ミニ図柄165が一巡する期間よりも長くなっている。
【0460】
以上のように、セリフ予告演出1では、例えば
図38(a)→(e)の期間(第1透過率変化演出)における高明度画像170hの透過率の変化率を第1変化率、同じく変化量を第1変化量とし、その後の
図38(e)→(i)の期間(第2透過率変化演出)における高明度画像170hの透過率の変化率を第2変化率、同じく変化量を第2変化量とすると、第1変化率よりも第2変化率の方が大きく、第1変化量よりも第2変化量の方が大きくなっている。このように、高明度画像170hの透過率を低下させる場合には、第1透過率変化演出の実行後に第2透過率変化演出を実行する。また、例えば
図39(j)→(n)の期間(第2透過率変化演出)における高明度画像170hの透過率の変化率を第2変化率、同じく変化量を第2変化量とし、その後の
図39(n)→(r)の期間(第1透過率変化演出)における高明度画像170hの透過率の変化率を第1変化率、同じく変化量を第1変化量とすると、第1変化率よりも第2変化率の方が大きく、第1変化量よりも第2変化量の方が大きくなっている。このように、高明度画像170hの透過率を上昇させる場合には、第2透過率変化演出の実行後に第1透過率変化演出を実行する。
【0461】
またセリフ予告演出1では、セリフ予告演出画像(所定画像)を変更する画像変更処理を行う場合に実行可能な高明度演出(画像変更時高明度演出)WO41と、セリフ予告演出画像(所定画像)の変更を行わない(画像変更処理を行わない)場合に実行可能な高明度演出(画像非変更時高明度演出)WO42とがあり、高明度演出WO42よりも高明度演出WO41の方が実行時間が長くなっており、その高明度演出WO41の実行時間は、ミニ図柄165の変動が一巡するよりも長くなっている。ちなみに、高明度演出WO42の実行時間についても、ミニ図柄165の変動が一巡するよりも長くなっているが、こちらはミニ図柄165の変動が一巡するよりも短くしてもよい。
【0462】
また、高明度演出(画像変更時高明度演出)WO41と高明度演出(画像非変更時高明度演出)WO42とでは高明度画像の最小透過率が異なっている。即ち、高明度演出WO41の高明度画像170hは最小透過率が0%であるのに対し、高明度演出WO42の高明度画像170iは最小透過率が0%よりも大であり、高明度演出WO41の高明度画像170hよりも高明度演出WO42の高明度画像170iの方が最小透過率が大きくなっている。なお、高明度演出WO41の高明度画像170hよりも高明度演出WO42の高明度画像170iの最小透過率を小さくしてもよいし、略同じであってもよい。
【0463】
以上のセリフ予告演出1における各種構成は、このセリフ予告演出に限定して採用されるものではなく、その他の各種演出(予告演出や部分演出)にも同様に採用することが可能である。例えば、セリフ予告演出1における高明度演出WO41,WO42、セリフ出力演出等の各種構成を、前述のステップアップ予告演出、リーチ予告演出等、後述する疑似連予告演出、ボタン予告演出2等で採用してもよい。高明度演出WO41の前にキャラクタによるセリフ予告演出を実行するように構成してもよい。その際のセリフ予告演出は、信頼度の示唆を伴わないセリフ予告演出であることが望ましい。また、その際のセリフ予告演出が信頼度の示唆を伴ってもよいが、高明度演出WO41の後に実行されるセリフ予告演出(
図40(s)~(w))よりも信頼度の示唆内容が低くなっていることが望ましく、セリフ予告演出(
図40(s)~(w))で実行される予定の内容を示唆する形でのセリフ予告演出であってもよい。また、高明度演出WO41中における高明度画像の透過率が低下する期間、例えば
図39(k)~(r)の期間にセリフ予告演出を実行するように構成してもよい。その際のセリフ予告演出についても、信頼度の示唆を伴わないセリフ予告演出であることが望ましい。また、その際のセリフ予告演出が信頼度の示唆を伴ってもよいが、高明度演出WO41の後に実行されるセリフ予告演出(
図40(s)~(w))よりも信頼度の示唆内容が低くなっていることが望ましく、セリフ予告演出(
図40(s)~(w))で実行される予定の内容を示唆する形でのセリフ予告演出であってもよい。
【0464】
[疑似連予告演出]
図41~
図43は、通常変動パターンにおける通常変動中に実行される疑似連予告演出の一例を示している。疑似連予告演出は、第1,第2特別図柄が1回変動する間に装飾図柄164による疑似図柄変動を複数回実行する演出で、装飾図柄164の変動において疑似連表示が出現した場合(例えば中装飾図柄164cが「@」等の所定の疑似連図柄で停止した場合)に新たな疑似図柄変動が開始されるようになっており、疑似図柄変動の回数(疑似連回数)が多いほど大当り信頼度が高くなるように設定されている。
【0465】
以下、当該疑似連予告演出の具体例を、1回目及び2回目の疑似図柄変動が行われる場合を例に挙げて説明するが、まずは
図41を参照しつつ概要を説明する。疑似連予告演出を実行する場合には、例えばリーチ変動パターン又は通常変動パターンにおける通常変動中、スピーカから、BGMとして1回目の疑似図柄変動に係るBGM5が出力されるとともに、表示画面DSaでは例えば装飾図柄164が非表示となり、下端部側に保留台座画像168が、上端部側にミニ図柄165が夫々表示された状態で、それらの後側に、1回目の疑似図柄変動の前半演出(第1疑似連前半演出PF1A)に係る第1疑似連前半演出画像191aが表示される(
図41(a))。
【0466】
第1疑似連前半演出画像191aは、任意のキャラクタ(ここではカッパ)のキャラクタ画像192aを含んでおり、1回目の疑似図柄変動に対応する第1表示色(ここでは青色)を基調とする色彩で表現されている。また第1疑似連前半演出PF1A中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、例えば第1表示色に対応する第1疑似連前半発光態様、ここでは青色で発光する。
【0467】
その後、第1疑似連前半演出画像191aが第1疑似連後半演出画像194aへと切り替えられることにより、第1疑似連前半演出PF1A(
図41(a))から第1疑似連後半演出PF1B(
図41(c))へと移行するが、その移行の際に高明度演出WO51(
図41(b))が行われる。即ち、第1疑似連前半演出画像191aの前側に任意形状、例えば長方形状の第1移行領域195aが表示され、その第1移行領域195a内に第1疑似連後半演出画像194aの一部が表示されるが、高明度演出WO51では、第1移行領域(第1領域)195aに高明度画像170jを表示することにより、その高明度画像170jの後側の画像(ここでは第1疑似連後半演出画像194a)の視認性を低下させるようになっている。またその高明度演出WO51中、画面には任意の文字列(ここでは「始めは…」)よりなる文字画像193aが、例えば第1移行領域195aの外側に表示される。
【0468】
高明度演出WO51(
図41(b))中は、引き続き1回目の疑似図柄変動に係るBGM5の出力が継続されるとともに、効果音として第1疑似連高明度強調音が出力される。また高明度演出WO51中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、例えば第1表示色に対応する第1疑似連高明度発光態様(例えば青色点滅)で発光する。
【0469】
高明度画像170jが消滅することによって高明度演出WO51(
図41(b))が終了し、第1移行領域195a内の第1疑似連後半演出画像194aが完全に視認可能な状態になると、第1移行領域195aが画面全体に拡大して、第1疑似連後半演出画像194a全体が視認可能な状態となる(
図41(c))。なお、第1疑似連後半演出画像194aはキャラクタ画像196aを含んでいるが、このキャラクタ画像196aは、キャラクタ画像192aと同種類のキャラクタが用いられるとともにキャラクタ画像192aよりも拡大して表示されるようになっている。
【0470】
その後、装飾図柄164の図柄変動画面に移行し、中装飾図柄164cが疑似連図柄「@」で停止する(疑似連表示が出現する)ことによって2回目の疑似図柄変動への移行が確定する(
図41(d))。図柄変動画面の表示中は、例えばBGMの出力は停止され、効果音として、装飾図柄164a~164cの停止に合わせて図柄停止音が出力される。
【0471】
続く2回目の疑似図柄変動では、スピーカから、BGMとして2回目の疑似図柄変動に係るBGM6が出力されるとともに、表示画面DSaでは例えば装飾図柄164が非表示となり、下端部側に保留台座画像168が、上端部側にミニ図柄165が夫々表示された状態で、それらの後側に、2回目の疑似図柄変動の前半演出(第2疑似連前半演出PF2A)に係る第2疑似連前半演出画像191bが表示される(
図41(e))。
【0472】
第2疑似連前半演出画像191bは、任意のキャラクタ(ここでは第1疑似連前半演出画像191aと同じカッパ)のキャラクタ画像192bを含んでおり、2回目の疑似図柄変動に対応する第2表示色(ここでは赤色)を基調とする色彩で表現されている。また第2疑似連前半演出PF2A中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、例えば第2表示色に対応する第2疑似連前半発光態様、ここでは赤色で発光する。なお本実施例では、キャラクタ画像192aとキャラクタ画像192bを基調色が異なる略同一の画像としている。
【0473】
その後、第2疑似連前半演出画像191bが第2疑似連後半演出画像194bへと切り替えられることにより、第2疑似連前半演出PF2A(
図41(e))から第2疑似連後半演出PF2B(
図41(g))へと移行するが、その移行の際に高明度演出WO52(
図41(f))が行われる。即ち、第2疑似連前半演出画像191bの前側に任意形状、例えば長方形状の第2移行領域195bが表示され、その第2移行領域195b内に第2疑似連後半演出画像194bの一部が表示されるが、高明度演出WO52では、第2移行領域(第2領域)195bに高明度画像170kを表示することにより、その高明度画像170kの後側の画像(ここでは第2疑似連後半演出画像194b)の視認性を低下させるようになっている。またその高明度演出WO51中、画面には任意の文字列(ここでは「今度は…」)よりなる文字画像193bが、例えば第2移行領域195bの内側に表示される。なお、第2移行領域195bは第1移行領域195aよりも広く形成されている。高明度演出WO52中も、文字列よりなる文字画像を第2移行領域195bの外側に表示するように構成してもよい。
【0474】
高明度演出WO52(
図41(f))中は、引き続き2回目の疑似図柄変動に係るBGM6の出力が継続されるとともに、効果音として第2疑似連高明度強調音が出力される。ここで、第1擬似連高明度強調音と第2擬似連高明度強調音は異なる強調音であることが望ましい。異なる強調音とする場合には、第1擬似連高明度強調音よりも第2擬似連高明度強調音の方が、音量が大きいなど、派手な音声であることが望ましい。また、音声データを削減することを目的として、第1擬似連高明度強調音と第2擬似連高明度強調音を共通の強調音としてもよい。また高明度演出WO52中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、例えば第2表示色に対応する第2疑似連高明度発光態様(例えば赤色点滅)で発光する。
【0475】
高明度画像170kが消滅することによって高明度演出WO52(
図41(f))が終了し、第2移行領域195b内の第2疑似連後半演出画像194bが完全に視認可能な状態になると、第2移行領域195bが画面全体に拡大して、第2疑似連後半演出画像194b全体が視認可能な状態となる(
図41(g))。なお、第2疑似連後半演出画像194bはキャラクタ画像196bを含んでいるが、このキャラクタ画像196bは、キャラクタ画像192bと同種類のキャラクタが用いられるとともにキャラクタ画像192bよりも大きく表示されるようになっている。また本実施例では、キャラクタ画像196bとキャラクタ画像196aとで略同じ(基調色は除く)画像が用いられているが、キャラクタ画像196bの方がキャラクタ画像196aよりも大きく表示されるようになっている。但しこれに限らず、キャラクタ画像196a,196bを同じ大きさで表示するように構成してもよい。
【0476】
その後、装飾図柄164の図柄変動画面に移行し、中装飾図柄164cが疑似連図柄「@」で停止する(疑似連表示が出現する)ことによって3回目の疑似図柄変動への移行が確定する(
図41(h))。図柄変動画面の表示中は、例えばBGMの出力は停止され、効果音として、装飾図柄164a~164cの停止に合わせて図柄停止音が出力される。
【0477】
続いて、以上のような
図41に示す疑似連予告演出に関し、高明度演出WO51,WO52を中心とする演出期間についてより詳細に説明する。
図42は
図41(a)~(c)の期間について、また
図43は
図41(e)~(g)の期間について、夫々
図41よりも更に微小な時間間隔で表示画面及び発光手段の変化を示したものである。なお、
図42,
図43においては、隣り合うフレーム間の時間間隔は全て同じで、ステップアップ予告演出における
図24~
図26と同じAミリ秒とする。
【0478】
まず高明度演出WO51の詳細について説明する。高明度演出WO51では、まず任意形状(ここでは長方形)の第1移行領域195aが、所定の表示開始動作、ここでは画面上の所定点を中心とする拡大動作を経て第1疑似連前半演出画像191aの前側に表示される(
図42(a)~(c))とともに、その第1移行領域195aの外側に任意の文字列(ここでは「始めは…」)よりなる文字画像193aが表示される。なお、この第1移行領域195a内には、その表示開始時から第1疑似連後半演出画像194aの一部が表示されるものとするが、第1移行領域195a内には更に第1疑似連後半演出画像194aの前側に高明度画像170jが重ねて表示されるため、その高明度画像170jによって第1疑似連後半演出画像194aの視認性は低下した状態となる。
【0479】
本実施例の高明度画像170jは、その大きさ(範囲)が第1移行領域195aの表示範囲全体に対応し、透過率は均一で、第1移行領域195aの表示開始時点での透過率は0%であるとする。従って、第1移行領域195aの表示開始時点(
図42(b)~(c))ではその内側の第1疑似連後半演出画像194aは視認不可能である。もちろん、第1移行領域195aの表示開始時点での高明度画像170jの透過率は0%より大でもよい。
【0480】
第1移行領域195aが所定の表示開始動作を経て所定の大きさで表示されると(
図42(c))、その後は時間経過とともに高明度画像170jの透過率が徐々に上昇し(透過率変化処理、透過率変化演出)、それに伴って第1移行領域195a内では第1疑似連後半演出画像194aの視認性が徐々に上昇する(
図42(c)~(g))。そして、高明度画像170jの透過率が100%に達することにより高明度画像170jが消滅し、高明度演出WO51が終了すると(
図42(g))、第1移行領域195aが画面全体に拡大し、文字画像193aが画面上から消去され、これによって第1疑似連前半演出画像191aは完全に第1疑似連後半演出画像194aに切り替えられる(
図42(g)~(i))。なお、高明度演出WO51中は、演出ランプLは、第1表示色(ここでは青色)に対応する第1疑似連高明度発光態様(例えば青色点滅)で発光する。
【0481】
続いて高明度演出WO52の詳細について説明する。高明度演出WO52では、まず任意形状(ここでは長方形)の第2移行領域195bが、所定の表示開始動作、ここでは画面上の所定点を中心とする拡大動作を経て第2疑似連前半演出画像191bの前側に表示される(
図43(a)~(c))とともに、任意の文字列(ここでは「今度は…」)よりなる文字画像193bが、例えば第2移行領域195bの内側に対応する位置に表示される。なお、この第2移行領域195b内には、その表示開始時から第2疑似連後半演出画像194bの一部が表示されるものとするが、第2移行領域195b内には更に第2疑似連後半演出画像194bの前側に高明度画像170kが重ねて表示されるため、その高明度画像170kによって第2疑似連後半演出画像194bの視認性は低下した状態となる。
【0482】
本実施例の高明度画像170kは、その大きさ(範囲)が第2移行領域195bの表示範囲全体に対応し、透過率は均一で、第2移行領域195bの表示開始時点での透過率は0%であるとする。従って、第2移行領域195bの表示開始時点では第2疑似連後半演出画像194bは視認不可能である。もちろん、第2移行領域195bの表示開始時点での高明度画像170kの透過率は0%より大でもよい。なお、所定の表示開始動作後の第2移行領域(第2領域)195bの大きさは、第1移行領域(第1領域)195aよりも広くなっている。
【0483】
第1移行領域195aが所定の表示開始動作を経て所定の大きさで表示されると(
図43(c))、その後は時間経過とともに高明度画像170kの透過率が徐々に上昇し(透過率変化処理、透過率変化演出)、それに伴って第2移行領域195b内では第2疑似連後半演出画像194bの視認性が徐々に上昇する(
図43(c)~(g))。そして、高明度画像170kの透過率が100%に達することにより高明度画像170kが消滅し、高明度演出WO52が終了すると(
図43(g))、第2移行領域195bが画面全体に拡大し、文字画像193bが画面上から消去され、これによって第2疑似連前半演出画像191bは完全に第2疑似連後半演出画像194bに切り替えられる。なお、高明度演出WO52中は、演出ランプLは、第2表示色(ここでは赤色)に対応する第2疑似連高明度発光態様(例えば赤色点滅)で発光する。なお、
図41(a)~(d)の疑似連演出と、
図41(e)~(h)の疑似連演出とで共通のランプ演出を実行するように構成してもよい。
【0484】
以上説明したように、疑似連予告演出では、1回目の疑似図柄変動中に第1移行領域(第1領域)195aに対してキャラクタ画像(第1キャラクタ画像)196aの視認性が変化するように高明度画像(特定第1高明度画像)170jを表示する高明度演出(特定第1高明度演出)WO51と、2回目の疑似図柄変動中に第2移行領域(第2領域)195bに対してキャラクタ画像(第2キャラクタ画像)196bの視認性が変化するように高明度画像(特定第2高明度画像)170kを表示する高明度演出(特定第2高明度演出)WO52とを実行可能であり、第2移行領域(第2領域)195bは第1移行領域(第1領域)195aよりも広く、キャラクタ画像(第2キャラクタ画像)196bはキャラクタ画像(第1キャラクタ画像)196aよりも大きく表示されるようになっている。
【0485】
なお、疑似連図柄(ここでは「@」)の前側に高明度画像を表示するように構成してもよい。疑似連図柄「@」が停止表示されるタイミングでその前側に高明度画像を表示することで、疑似連図柄「@」が停止表示する前の視認性を低下させるように構成してもよい。また、
図41(d)のタイミングで表示する疑似連図柄「@」と、
図41(h)のタイミングで表示する疑似連図柄「@」とで異なる高明度画像を表示するように構成してもよい。また、
図41(d)のタイミングでは高明度画像を表示せず、
図41(h)のタイミングで高明度画像を表示するように構成してもよいし、その逆でもよい。また、疑似連図柄「@」が停止表示されることで、疑似連演出が継続する場合にのみ、疑似連図柄「@」の前側に高明度画像が表示されるように構成してもよい。そして、疑似連図柄「@」が停止表示されない場合(疑似連失敗)には、疑似連図柄「@」の前側に高明度画像が表示されないように構成してもよい。またこれらの場合、高明度画像の表示位置は疑似連図柄「@」の前側に限られず、少なくとも疑似連図柄「@」が停止表示されるタイミングの前後で高明度演出が実行されるようにすればよい。また、疑似連図柄「@」が停止表示されるタイミングで高明度画像を表示する場合であっても、疑似連図柄「@」の表示前に、キャラクタ画像に対して高明度演出を実行するように構成してもよい。またこの場合には、キャラクタ画像に対する高明度演出を実行しないように構成してもよい。また、疑似連図柄「@」が停止表示されるタイミングで高明度演出を表示する場合、キャラクタ画像に対する高明度演出とは異なる高明度演出を実行するように構成してもよいし、共通の高明度演出を実行するように構成してもよい。
【0486】
以上の疑似連予告演出における各種構成は、この疑似連予告演出に限定して採用されるものではなく、その他の各種演出(予告演出や部分演出)にも同様に採用することが可能である。例えば、疑似連予告演出における高明度演出WO51,WO52等の各種構成を、前述のステップアップ予告演出、リーチ予告演出等、後述するボタン予告演出2等で採用してもよい。また、
図41(a)~(d)の疑似連演出では高明度演出を行わず、
図41(e)~(h)の疑似連演出では高明度演出を行うように構成してもよい。この場合、
図41(a)~(d)の疑似連演出よりも
図41(e)~(h)の疑似連演出の方が疑似連成功確率が高くなるように構成することが望ましいが、その逆の関係となるように構成してもよい。このように、疑似連演出が複数ある場合には、高明度演出を伴うものと伴わないものとを実行可能に構成するようにしてもよい。
【0487】
[ボタン予告演出2]
図44~
図47は、リーチ変動パターン又は通常変動パターンにおける通常変動中、或いはリーチ変動パターンにおけるリーチ変動中に実行されるボタン予告演出2の一例を示している。このボタン予告演出(操作演出)2は、ボタン予告演出1と同様、遊技者に操作手段の操作を要求する(遊技者による操作手段の操作に関連する)演出で、操作有効期間中にチャンスボタン11が操作された場合を含む一又は複数の条件の何れかの成立に基づいて所定の操作後演出を実行することにより、大当り信頼度等を示唆するようになっている。操作後演出には複数種類、例えば操作後成功演出と操作後失敗演出の2種類があり、大当り信頼度は操作後失敗演出よりも操作後成功演出の方が高くなっている。
【0488】
続いて、当該ボタン予告演出2の具体例を、操作後演出として操作後成功演出が選択される場合を例に挙げて説明するが、まずは
図44を参照しつつ概要を説明する。リーチ変動パターン又は通常変動パターンにおける通常変動中(或いはリーチ変動パターンにおけるリーチ変動中)にボタン予告演出2が開始されると、スピーカから、BGMとしてこのボタン予告演出1に係るBGM7の出力が開始されるとともに、ボタン導入演出BB0が開始される。
【0489】
ボタン導入演出BB0では、装飾図柄164が非表示となり、下端部側に保留台座画像168が、上端部側にミニ図柄165が夫々表示された状態で、それらの後側に「モンスターを倒せ!」等の文字列画像201を含むボタン導入演出画像202が表示される(
図44(a))。これを見た遊技者は、モンスターを倒せるか否かで大当りとなる可能性を示唆する演出であることを認識することが可能である。そして、ボタン導入演出画像202の前側に高明度画像170lを表示する高明度演出WO61を経て、ボタン導入演出画像202に、モンスターのキャラクタ画像203aが付加される(
図44(b)~(c))。また、このキャラクタ画像203aの前側にはエフェクト画像(特定画像)204が重ねて表示される。このエフェクト画像204は、例えば画面の内側から外側に向けて放射状に表示される、いわゆる「集中線」で構成されている。
【0490】
また、このボタン導入演出BB0(
図44(a)~(c))では、例えばその開始時に、スピーカから効果音として所定の導入音が出力されるとともに、文字列画像201に対応するセリフ音、即ち「モンスターを倒せ」のボタン導入ボイスが出力され、高明度演出WO61の開始時には、効果音として第1強調音が出力される。更に、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、ボタン導入演出BB0の開始時には(
図44(a))、ボタン導入演出BB0に対応する導入時発光態様、例えば緑色で発光し、高明度演出WO61中は(
図44(b)~(c))、第1高明度中発光態様、例えば白色で発光する。
【0491】
以上のボタン導入演出BB0に続いては、ボタン煽り演出BB1が行われる(
図44(d))。このボタン煽り演出BB1は、モンスターのキャラクタ画像203aを有する第1煽り画像(個別画像)205aと、モンスターと対決するカッパのキャラクタ画像203bを有する第2煽り画像(個別画像)205bとを高速で切り替える切替表示演出となっている。第1煽り画像205a及び第2煽り画像205bの前側には、「モンスターを倒せ!」等の文字列画像201とエフェクト画像204とが引き続き表示されるようになっている。なお、第1煽り画像205a,第2煽り画像205b,文字列画像201,エフェクト画像204は、ボタン導入演出画像202と同様、保留台座画像168やミニ図柄165の後側に表示される。
【0492】
なお、このボタン煽り演出BB1で登場する複数のキャラクタは、そのキャラクタが勝つことによって遊技者が有利な状態を示唆することになる「味方キャラ」と、逆にそのキャラクタが勝つことによって遊技者が不利な状態を示唆することになる「敵キャラ」とを含んでおり、当該ボタン煽り演出BB1においては、モンスターのキャラクタ画像203aは「敵キャラ」に相当し、カッパのキャラクタ画像203bは「味方キャラ」に相当するものとする。
【0493】
また、ボタン煽り演出BB1中(
図44(d))は、引き続きBGM7が出力されるとともに、効果音として新たに煽り音が継続的に出力されるが、BGM7については、ボタン煽り演出BB1の途中で例えばフェードアウトにより出力が停止される。また、ボタン煽り演出BB1中(
図44(d))は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)がボタン煽り発光態様で発光する。このボタン煽り発光態様は、複数の個別画像(ここでは第1,第2煽り画像205a,205b)に対応する複数の発光色(ここでは白色とオレンジ色)を循環的に切り替える循環変化態様となっている。
【0494】
なお、このボタン煽り演出BB1は、ボタン予告演出の一部として実行される場合に限られるものではなく、その他の煽り演出と同様、ボタン予告演出以外の各種予告演出やリーチ演出において実行することが可能である。
【0495】
ボタン煽り演出BB1に続いては、高明度画像170mを表示する高明度演出WO62(
図44(e))を経て、操作手段の操作を促す操作促進画像206を表示する操作促進演出BB2(
図44(f))が行われる。ここで、操作促進画像206は、操作対象を示すボタン画像(操作対象画像)206aと、操作対象に対する操作態様を示す操作態様報知画像206bとで構成されている。操作促進演出BB2中は、モンスターのキャラクタ画像203aとカッパのキャラクタ画像203bが共に表示されるようになっており、操作促進画像206は、それらキャラクタ画像203a,203bの間に表示される。なお、この操作促進演出BB2中についても、キャラクタ画像203a,203b等の前側に文字列画像201とエフェクト画像204とが引き続き表示される。
【0496】
また、高明度演出WO62の開始時には、効果音として第2強調音が出力される。また、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、高明度演出WO62中は、第2高明度中発光態様、例えば青色で発光し、操作促進演出BB2中は操作待ち発光態様、例えば青色点滅で発光する。
【0497】
操作促進演出BB2中、即ち操作有効期間中(
図44(f))にチャンスボタン11が操作されると、高明度画像170nを表示することにより、その高明度画像170nの後側の画像(ここでは操作促進画像206等)の視認性を低下させる高明度演出WO63(
図44(g))を経て、操作後演出BB3として操作後成功演出BB3A(
図44(h))が開始される。ここで、高明度演出WO63では、操作促進画像206及びキャラクタ画像203a,203bに対応する範囲で高明度画像170nの表示が開始され、その高明度画像170n表示中(高明度演出WO63中)に操作促進画像206,キャラクタ画像203b,文字列画像201,エフェクト画像204は画面から消去され、例えばモンスターのキャラクタ画像203aが倒れた状態で表示されるとともに、「成功」等の新たな文字列画像207が表示される。
【0498】
また、高明度演出WO63の開始時には、効果音として第3強調音が出力され、操作後成功演出BB3A中は、効果音として成功音が出力される。また、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、高明度演出WO63中は、第3高明度中発光態様、例えば白色で発光し、操作後成功演出BB3A中は成功時発光態様、例えば赤色で発光する。
【0499】
続いて、以上のような
図44に示すボタン予告演出2に関し、ボタン煽り演出BB1についてより詳細に説明する。
図45~
図47は、
図44(d)に示すボタン煽り演出BB1の期間について、1フレーム毎の表示画面及び発光手段の変化を示したものである。
【0500】
このボタン煽り演出BB1では、モンスターのキャラクタ画像203aを有する第1煽り画像(個別画像)205aと、カッパのキャラクタ画像203bを有する第2煽り画像(個別画像)205bとを切り替えて交互に表示するように構成されている。またこのとき、「敵キャラ」に対応する第1煽り画像205aが先に、「味方キャラ」に対応する第2煽り画像205bが後に表示されるようになっている。なお、逆に「味方キャラ」に対応する第2煽り画像205bが先に、「敵キャラ」に対応する第1煽り画像205aが後に表示されるように構成してもよい。
【0501】
そして、そのボタン煽り演出BB1の演出期間は、複数(ここでは5種類)の第1~第5切替表示期間で構成されており、最初の第1切替表示期間では各画像205a,205bが8フレームずつ各1回(計2回)表示され(
図45(a1),(a2))、続く第2切替表示期間では各画像205a,205bが6フレームずつ各2回(計4回)表示され(
図45(b1)~(b4))、続く第3切替表示期間では各画像205a,205bが4フレームずつ各3回(計6回)表示され(
図46(c1)~(c6))、続く第4切替表示期間では各画像205a,205bが2フレームずつ各3回(計6回)表示され(
図47(d1)~(d6))、続く第5切替表示期間では各画像205a,205bが1フレームずつ各6回(計12回)表示される(
図47(e1)~(e12))ようになっている。
【0502】
このように、ボタン煽り演出BB1中、各画像205a,205bの表示継続時間(即ち第1煽り画像205aと第2煽り画像205bとの間の切り替え時間間隔)は、切替表示期間が進むにつれて8フレーム→6フレーム→4フレーム→2フレーム→1フレームと徐々に短くなるとともに、同じ表示継続時間の場合の切替回数は、切替表示期間が進むにつれて1回→2回→3回→3回→6回と徐々に増加している。なお、第1~第5切替表示期間の全期間にわたって、第1,第2煽り画像205a,205bの前側には文字列画像201とエフェクト画像(特定画像)204とが表示される。
【0503】
また、第1煽り画像205aは、第2煽り画像205bの表示期間を挟んでその前後でキャラクタ画像203aの表示位置が変化し(第1動作)、そのキャラクタ画像203aの表示位置は時間経過とともに徐々に画面中央から左右方向一方側(ここでは右側)に移動するようになっている(
図45(a1)→(b1)→(b3)→
図46(c1)→(c3)…の各1フレーム目を参照)。また、第1煽り画像205aは、連続して表示される複数フレームにおいて、第1動作とは異なる第2動作、例えば同一位置での揺動動作を行うようになっている(
図45(a1)等の全フレームを参照)。
【0504】
また第2煽り画像205bについても、第1煽り画像205aの表示期間を挟んでその前後でキャラクタ画像203bの表示位置が変化し(第1動作)、そのキャラクタ画像203bの表示位置は時間経過とともに徐々に画面中央から左右方向他方側(ここでは左側)に移動するようになっている(
図45(a2)→(b2)→(b4)→
図46(c2)→(c4)…の各1フレーム目を参照)。また、第2煽り画像205bは、連続して表示される複数フレームにおいて、第1動作とは異なる第2動作、例えば同一位置での揺動動作を行うようになっている(
図45(a2)等の全フレームを参照)。
【0505】
これにより、ボタン煽り演出BB1の開始時には共に画面の略中央に表示されていたキャラクタ画像203a,203bが、時間経過とともに徐々に左右に移動し、ボタン煽り演出BB1が終了して一つの画面に表示される際(
図44(f))には互いに向かい合って対峙する形となる。
【0506】
なお、上記のようにフレーム表示期間の切替タイミング(例:8フレーム期間→6フレーム期間)においてキャラクタ画像の表示位置を変更するように構成してもよいし、表示位置を変更しないように構成してもよい。また、キャラクタ画像が複数ある場合には、特定のキャラクタ(例:第1煽り画像)は表示位置を変更する一方、別のキャラクタ(例:第2煽り画像)については表示位置を変更しないように構成してもよい。また、同一の煽り画像が連続して表示される複数フレームにおいて(例:
図45(a1)の全フレーム)、揺動動作を伴わないように構成してもよい。また、第2動作は揺動動作に限定されず、煽り画像を徐々に拡大表示したり、徐々に縮小表示するように表示してもよい。またこの場合に、フレーム表示期間の切替タイミング(例:8フレーム期間→6フレーム期間)において、煽り画像の拡大率をより高めたものに切り替えて表示したり、煽り画像の縮小率をより高めたものに切り替えて表示したりしてもよい。
【0507】
また、ボタン煽り演出BB1中、演出ランプLは、複数の個別画像(ここでは第1,第2煽り画像205a,205b)に対応する複数の発光色(ここでは白色とオレンジ色)を循環的に切り替える循環変化態様で発光するが、この複数の発光色の切替時間間隔は、時間経過とともに徐々に短くなるように制御される。
図45~
図47の例では、第1,第2煽り画像205a,205bの切替タイミングに合わせて演出ランプLの発光色を切り替えているが、第1,第2煽り画像205a,205bの切替タイミングと演出ランプLの発光色の切替タイミングとは一致しなくてもよい。
【0508】
以上説明したように、ボタン予告演出2では、複数種類(ここでは2種類)の第1,第2煽り画像(個別画像)205a,205bを交互に切り替えて表示するボタン煽り演出(切替表示演出)BB1が行われ、このボタン煽り演出BB1では、第1,第2煽り画像205a,205bを第1時間(例えば8フレームに対応する時間)ずつ表示する第1切替表示期間と、第1,第2煽り画像205a,205bを第1時間よりも短い第2時間(例えば6フレームに対応する時間)ずつ表示する第2切替表示期間とを設け、第1切替表示期間よりも第2切替表示期間の方が第1,第2煽り画像205a,205bを切り替える切替回数が多くなっている。また、第1切替表示期間と第2切替表示期間とに跨がって、第1,第2煽り画像205a,205bよりも前側にエフェクト画像(特定画像)204を表示するようになっている。
【0509】
また、第1煽り画像(特定個別画像)205aはキャラクタ画像203aを含み、第1煽り画像(特定個別画像)205aを表示する第1表示状態と、その第1表示状態の後、第2煽り画像(他の個別画像)205bへの切り替えを経て再び第1煽り画像205aを表示する第2表示状態とで、キャラクタ画像203aの表示位置を異ならせている。同様に、第2煽り画像(特定個別画像)205bはキャラクタ画像203bを含み、第2煽り画像(特定個別画像)205abを表示する第1表示状態と、その第1表示状態の後、第1煽り画像(他の個別画像)205aへの切り替えを経て再び第2煽り画像205bを表示する第2表示状態とで、キャラクタ画像203bの表示位置を異ならせている。
【0510】
以上のボタン煽り演出BB1に関する変更例について以下説明する。
図45~
図47では、いわゆる「集中線」を構成するエフェクト画像204が、ボタン煽り演出BB1の開始当初から表示される例を示したが、ボタン煽り演出BB1中の所定時点でエフェクト画像204を表示するように構成してもよい。この場合、各画像205a,205bの表示継続時間が最も長い切替表示期間(ここでは
図45(a1),(a2)の期間)中にエフェクト画像204の表示を開始することが望ましい。また、その期間中でも特に、「敵キャラ」に対応する第1煽り画像205aと「味方キャラ」に対応する第2煽り画像205bとを切り替える前(ここでは第1煽り画像205aを表示中の
図45(a1)の期間中)にエフェクト画像204の表示を開始することが望ましいが、第1煽り画像205aと第2煽り画像205bとを切り替えた後(ここでは第2煽り画像205bを表示中の
図45(a2)の期間中)にエフェクト画像204の表示を開始してもよい。また、各画像205a,205bの表示継続時間が最も長い切替表示期間(ここでは
図45(a1),(a2)の期間)ではなくそれ以降の切替表示期間中にエフェクト画像204の表示を開始してもよい。ただこの場合でも、その切替表示期間のうち、「敵キャラ」に対応する第1煽り画像205aの表示中にエフェクト画像204の表示を開始することが望ましい。
【0511】
また、「集中線」を構成するエフェクト画像204の表示態様を、各画像205a,205bの表示継続時間の長さに応じて変化させてもよい。例えば、切替表示期間が8フレーム→6フレーム→4フレームのように順次短くなるに従って集中線の太さを太く(又は細く)したり、集中線の数を多く(又は少なく)したり、集中線の色を変化(例えば信頼度情報を付加)させることが考えられる。また同様に、エフェクト画像204の表示態様を各画像205a,205bの切り替えに応じて変化させてもよい。また、第1煽り画像205aを表示する場合と第2煽り画像205bを表示する場合とでエフェクト画像204の表示態様を異ならせてもよい。
【0512】
図45~
図47では、ボタン煽り演出BB1の最初から最後まで一貫して、「敵キャラ」に対応する第1煽り画像205aと「味方キャラ」に対応する第2煽り画像205bとを交互に切り替えるように構成した例を示したが、各画像205a,205bの表示継続時間が徐々に短くなってきた所定のタイミング、例えば1フレーム毎に切り替える第5切替表示期間に入った時点で、それまでとは異なる種類の画像、例えば「敵キャラ」と「味方キャラ」を共に表示した敵味方画像に切り替えるように構成してもよい。この場合、その敵味方画像を連続的に表示するようにしてもよいし、敵味方画像と、「敵キャラ」も「味方キャラ」も表示されない白色画像等を交互に切り替えて表示するようにしてもよい。
【0513】
図45~
図47では、各画像205a,205bの切替タイミングと、演出ランプLの発光色の切替タイミングとを同期させた例を示したが、8フレーム毎に画像を切り替える第1切替表示期間中、演出ランプLの発光色はそれよりも短い約6フレーム毎に切り替え、6フレーム毎に画像を切り替える第2切替表示期間中、演出ランプLの発光色はそれよりも短い約4フレーム毎に切り替えるなど、各画像205a,205bの切替タイミングと、演出ランプLの発光色の切替タイミングとは同期させなくてもよい。また、各画像205a,205bの表示継続時間が所定長さ(例えば6フレーム)になるまでは、画像の切替頻度よりも演出ランプLの発光色の切替頻度を多く(同一発光色の継続期間を短く)し、それ以降は画像の切替頻度よりも演出ランプLの発光色の切替頻度を少なく(同一発光色の継続期間を長く)してもよい(第5切替表示期間中、画像は1フレーム毎に切り替えるが演出ランプLの発光色は約3フレーム毎に切り替える等)。また、演出ランプLの発光色の切替タイミングを時間経過とともに短くする場合、その発光色の切替タイミングを変更するタイミングは画像の切替タイミングを変更するタイミングと一致させなくてもよい。また、演出ランプLの発光色の切替タイミングは一定(短くならない)であってもよい。
【0514】
「敵キャラ」を表示する際に表示する「集中線」と、「味方キャラ」を表示する際に表示する「集中線」を異ならせてもよい。また、
図45(a1)のタイミングで「敵キャラ」を表示する際と、
図45(b1)のタイミングで「敵キャラ」を表示する際とで異なる「集中線」を表示するように構成してもよい。同様に、
図45(a2)のタイミングで「味方キャラ」を表示する際と、
図45(b2)のタイミングで「味方キャラ」を表示する際とで異なる「集中線」を表示するように構成してもよい。また、これらのタイミングにかかわらず、
図45(b1)と
図45(b3)、
図45(b2)と
図45(b4)で「集中線」を異ならせてもよい。
【0515】
また、切替表示期間毎に異なる「集中線」を表示するように構成してもよい。但しこの場合、全ての切替表示期間の「集中線」を異ならせる必要はなく、少なくとも一つの切替表示期間の「集中線」を他の切替表示期間の「集中線」と異ならせればよい。また、切替表示期間が複数ある場合に、第1表示態様による「集中線」を表示する一又は複数の切替表示期間と、第1表示態様とは異なる第2表示態様による「集中線」を表示する一又は複数の切替表示期間とを設けてもよい。この場合、第1表示態様による「集中線」を表示する切替表示期間よりも第2表示態様による「集中線」を表示する切替表示期間の方が多くなるように構成してもよいし、その逆でもよい。また、異なる「集中線」とは、表示態様が異なっていればよく、例えば線長や線色、表示箇所や動的パターンなどのいずれかが違っていれば、異なる「集中線」に該当する。
【0516】
また、切替表示期間の進行に応じて各キャラクタ画像の表示位置を変更するものに限らず、或いはそれに加えて、切替表示期間の進行に応じて各キャラクタ画像を拡大又は縮小するように構成してもよい。その場合、各キャラクタは、「集中線」の略中央部分に向けて拡大又は縮小されることが望ましい。また、「集中線」は、演出ランプの発光色に応じた線色で表示するように構成してもよいし、演出ランプの発光色とは異なる線色で表示するように構成してもよい。例えば、演出ランプの発光色が切替表示期間の進行に応じて変化するような場合には、演出ランプの発光色の変化に応じて「集中線」の線色も変化するように構成してもよいし、見た目の煩雑さを回避するために、「集中線」の線色は演出ランプの発光色とは異なる線色を採用してもよい。ちなみに、演出ランプの発光色が切替表示期間の進行に応じて変化しない場合であっても、同様の構成としてもよい。
【0517】
以上のボタン予告演出2における各種構成は、このボタン予告演出2に限定して採用されるものではなく、その他の各種演出(予告演出や部分演出)にも同様に採用することが可能である。例えば、ボタン予告演出2における高明度演出WO61,WO62,WO63、ボタン煽り演出BB1等の各種構成を、前述のステップアップ予告演出、リーチ予告演出等で採用してもよい。
【0518】
[割込み予告演出]
図48~
図52は、リーチ変動パターンにおけるリーチ変動中に実行される割込み予告演出の一例を示している。この割込み予告演出は、リーチ変動中に割り込んで実行されるもので、この割込み予告演出が実行されない場合(割込みされることなくリーチ変動が継続される場合)に比べて大当り信頼度が高くなるように構成されている。なお、本実施例における割込み予告演出の大当り信頼度は、
図20に示すように他の予告演出よりも高くなっている。
【0519】
また、この割込み予告演出には複数種類(ここでは
図48に示す3種類)の演出態様(バリエーション)が用意されている。なお、大当り信頼度は、第1演出態様IRa(
図48(a))よりも第2演出態様IRb(
図48(b))の方が高く、また第2演出態様IRb(
図48(b))よりも第3演出態様IRc(
図48(c))の方が高くなるように設定される。これら複数種類(3種類)の演出態様IRa~IRcは、演出画像に登場するキャラクタやその動作については略共通しており、キャラクタ画像等の前側に表示されるセリフ文字列とそれに対応して音声出力されるセリフ音、及び演出画像の基調色が異なっている。即ち
図48に示すように、第1~第3演出態様IRa~IRcでは同じカッパのキャラクタ画像が表示されるが、そのキャラクタ画像の前側に表示されるセリフ文字列及びそれに対応するセリフ音の内容は異なっており、夫々「ラッキー!」、「チャンス!」、「激アツ!」となっている。
【0520】
また、セリフ文字列の表示色、及び演出画像の基調色も異なっており、第1~第3演出態様IRa~IRcに対応するセリフ文字列の表示色(内部色)及び基調色は夫々「赤色」、「金色」、「デンジャー色」となっている。このように、第1~第3演出態様IRa~IRcは、文字列の表示色等に応じて大当り信頼度が異なっているから、文字画像(特定文字情報)、或いはその文字画像を有する割込み予告演出画像については、大当りに関する信頼度情報を有していると言える。なお上述したように、この割込み予告演出はそれ自体の大当り信頼度が高いため(
図20)、大当り信頼度の低い一部の演出態様(ここではセリフ文字列の表示色及び基調色が「白色」、「青色」の演出態様)は用意されていない。もちろん、複数種類の演出態様としては、大当りに関する信頼度情報としての文字色が「赤色」、「金色」、「デンジャー色」等の3種類のものに限らず、「赤色」、「金色」等の2種類又は4種類以上であってもよいし、「虹色(レインボー)」を含んでもよい。
【0521】
続いて、当該割込み予告演出の具体例を、第1,第2演出態様IRa,IRbのうちの第2演出態様IRb(
図48(b))が選択される場合を例に挙げて説明するが、まずは
図49を参照しつつ概要を説明する。リーチ変動パターンによるリーチ変動中、割込み予告演出が出現する前に、まず割込み予告前煽り演出IR0が行われる。この割込み予告前煽り演出IR0では、スピーカから、BGMとしてBGM8が出力されるとともに、表示画面DSaではリーチを構成する左右の装飾図柄164a,164bが、本体部166のみの状態で周辺部近傍(例えば画面上部側)に縮小表示されるとともに、下端部側に保留台座画像168が、上端部側にミニ図柄165が夫々表示された状態で、それらの後側に割込み予告前煽り演出IR0に係る演出画像211が表示される(
図49(a),(b))。
【0522】
この割込み予告前煽り演出IR0では、左右の装飾図柄164a,164bは、信頼度情報を構成する青色、赤色、金色等以外の色(ここでは緑色)で表示される。この割込み予告前煽り演出IR0に係る演出画像211は、カッパのキャラクタがスモークを出しながら縦横無尽に空を飛ぶシーンで構成されている。なお、この割込み予告前煽り演出IR0は、割込み予告演出が出現するか否かの煽り演出であるから、その後に割込み予告演出が出現する場合はもちろん、割込み予告演出が出現しない場合も実行可能となっている。
【0523】
また、この割込み予告前煽り演出IR0(
図49(a),(b))中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、割込み予告前煽り演出に対応する煽り発光態様、例えば紫色で発光する。なお、割込み予告前煽り演出IR0中は、所定の効果音、例えばカッパのキャラクタの飛行に対応する飛行音を出力してもよい。
【0524】
割込み予告前煽り演出IR0に続いては、第2演出態様IRb(
図48(b))による割込み予告演出が開始されるが、この割込み予告演出は、割込み予告第1演出IR1b(
図49(d))、割込み予告第2演出IR2b(
図49(f))、割込み予告第3演出IR3b(
図49(h))で構成されている。また、割込み予告前煽り演出IR0から割込み予告第1演出IR1bへの移行時には高明度演出WO71(
図49(c))が、割込み予告第1演出IR1bから割込み予告第2演出IR2bへの移行時には高明度演出WO72(
図49(e))が、割込み予告第2演出IR2bから割込み予告第3演出IR3bへの移行時には高明度演出WO73(
図49(g))が夫々実行されるようになっている。
【0525】
高明度演出WO71(
図49(c))は、高明度画像170oを表示することにより、その高明度画像170oの後側の画像の視認性を低下させるもので、この高明度演出WO71中に、高明度画像170oの後側の画像は、割込み予告前煽り演出IR0に係る演出画像211から割込み予告第1演出IR1bに係る演出画像212に切り替えられる。高明度演出WO71中は、高明度画像170oと共に、画面の中央側から外側に向けた放射状のエフェクト画像である集中線213が表示される。この集中線213は、選択されている演出態様(ここでは第2演出態様IRb)の文字色とは異なる色(ここでは水色)で表示される。割込み予告第1演出IR1bに係る演出画像212(
図49(d))は、キャラクタ画像と集中線214とを備えており、この集中線214は、選択されている演出態様(ここでは第2演出態様IRb)の文字色(信頼度情報)に対応する色(ここでは金色)で表示される。なお、集中線214は文字色(信頼度情報)とは異なる色で表示してもよい。
【0526】
高明度演出WO71(
図49(c))中は、引き続きBGM8の出力が継続される。また高明度演出WO71の開始時には、効果音として所定の第1強調音が出力される。また高明度演出WO71中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が第1高明度中発光態様で発光する。この第1高明度中発光態様は、第2演出態様IRbに対応する文字色とは異なる色(ここでは白色)で構成されているものとするが、文字色に対応する色を含むように構成してもよい。
【0527】
また割込み予告第1演出IR1b(
図49(d))中は引き続きBGM8の出力が継続されるとともに、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が割込み予告第1発光態様で発光する。この割込み予告第1発光態様は、第1高明度中発光態様と共通(ここでは白色)とするが、第1高明度中発光態様と異ならせてもよい。またこのとき、割込み予告第1発光態様は、文字色に対応する色(ここでは金色)を含むように構成してもよい。
【0528】
高明度演出WO72は、高明度画像170pを表示することにより、その高明度画像170pの後側の画像の視認性を低下させるもので、この高明度演出WO72中に、高明度画像170pの後側の画像は、割込み予告第1演出IR1bに係る演出画像212から割込み予告第2演出IR2bに係る演出画像215に切り替えられる。割込み予告第2演出IR2bに係る演出画像215は、キャラクタ画像と文字列画像216(ここでは第2演出態様IRbに対応する金色の「チャンス!」の文字列)とを備えている。
【0529】
高明度演出WO72(
図49(e))中は、引き続きBGM8の出力が継続される。また高明度演出WO72の開始時には、効果音として所定の第2強調音が出力される。また高明度演出WO72中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が第2高明度中発光態様で発光する。この第2高明度中発光態様は、第2演出態様IRbに対応する文字色(ここでは金色)を含んでおり、例えば白色、金色、オレンジ色の循環変化態様となっている。ただしこれに限らず、高明度演出WO72における効果音やランプ態様を、高明度演出WO71や高明度演出WO73と同様の演出内容、即ち効果音として第1強調音又は第3強調音を採用し、ランプ態様として第1高明度中発光態様又は第3高明度中発光態様を採用してもよい。
【0530】
また割込み予告第2演出IR2b(
図49(f))中は引き続きBGM8の出力が継続されるとともに、「チャンス!」の文字列画像216に対応する割込み予告ボイスが出力される。なおこのとき、キャラクタ画像は口パク(発語動作)を行わないものとするが、口パク動作を行うようにしてもよい。また、割込み予告第2演出IR2b中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が割込み予告第2発光態様で発光する。この割込み予告第2発光態様は、第2高明度中発光態様と同じく第2演出態様IRbに対応する文字色(ここでは金色)を含んでおり、例えば白色、金色、オレンジ色の循環変化態様とするが、第2高明度中発光態様とは少なくとも一部を異ならせてもよい。
【0531】
高明度演出WO73は、高明度画像170qを表示することにより、その高明度画像170qの後側の画像の視認性を低下させるもので、この高明度演出WO73中に、高明度画像170qの後側の画像は、割込み予告第2演出IR2bに係る演出画像215から割込み予告第3演出IR3bに係る演出画像216に切り替えられる。割込み予告第3演出IR3bに係る演出画像216は、左右の装飾図柄164a,164bを含んでいるが、この演出画像216に係る装飾図柄164a,164bは、第2演出態様IRbに対応する表示色(ここでは金色)で表示される。
【0532】
高明度演出WO73(
図49(g))中は、引き続きBGM8の出力が継続される。また高明度演出WO73の開始時には、効果音として所定の第3強調音が出力される。また高明度演出WO73中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が第3高明度中発光態様で発光する。この第3高明度中発光態様は、第2演出態様IRbに対応する文字色(ここでは金色)を含む循環変化態様(ここでは金色とオレンジ色)となっている。ただしこれに限らず、高明度演出WO73における効果音やランプ態様を、高明度演出WO71や高明度演出WO72と同様の演出内容、即ち効果音として第1強調音又は第2強調音を採用し、ランプ態様として第1高明度中発光態様又は第2高明度中発光態様を採用してもよい。
【0533】
また割込み予告第3演出IR3b(
図49(h))中は引き続きBGM8の出力が継続されるとともに、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が割込み予告第3発光態様で発光する。この割込み予告第3発光態様は、第3高明度中発光態様と共通(ここでは金色とオレンジ色の循環変化態様)とするが、第3高明度中発光態様と少なくとも一部を異ならせてもよい。
【0534】
続いて、以上のような
図49に示す割込み予告演出に関し、高明度演出WO71~WO73を含む略全ての演出期間についてより詳細に説明する。
図50~
図52は、
図49(b)~(h)の期間について、
図49よりも更に微小な時間間隔で表示画面及び発光手段の変化を示したものである。なお、
図50~
図52においては、隣り合うフレーム間の時間間隔は全て同じで、ステップアップ予告演出における
図24~
図26と同じAミリ秒とする。
【0535】
まず、高明度演出WO71の詳細について説明する。
図50(a)~(h)に示す高明度演出WO71では、割込み予告前煽り演出IR0に係る演出画像211よりも前側で、且つ装飾図柄164a,164b、ミニ図柄165、保留台座画像168及びその前側の保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に高明度画像170oが表示され、その高明度画像170oは、大きさが徐々に変化して最終的に消滅するようになっている。即ち高明度画像170oは、その大きさ(範囲)が時間経過とともに徐々に大きくなって所定時点で最大となり(
図50(a)~(e))、その後、時間経過とともに徐々に小さくなって最終的に消滅する(
図50(e)~(h))ように構成されている。このように高明度演出WO71は、高明度画像170oの大きさ(範囲)を拡大方向に変化させる拡大変化演出と、同じく縮小方向に変化させる縮小変化演出とで構成されるとともに、前者(
図50(a)~(e))よりも後者(
図50(e)~(h))の方が実行時間が短くなっているが、後者よりも前者の実行時間を短くしてもよいし、略同じであってもよい。
【0536】
なお高明度演出WO71では、演出画像211全体に対する高明度画像170oのカバー率は100%未満で、高明度画像170oの大きさ(範囲)が最大のときでも(
図50(e))、その後側の画像の一部分は高明度画像170oの範囲から外れている。また、高明度演出WO71の少なくとも一部の期間中(
図50(d)~(e))、高明度画像170oの周辺部に、選択されている演出態様(ここでは第2演出態様IRb)の文字色(ここでは金色)とは異なる色(ここでは水色)の集中線213が表示される。もちろん、高明度画像170oの大きさ(範囲)が最大のとき、その後側の画像全体に対する高明度画像170oのカバー率が100%となるようにしてもよい。
【0537】
また高明度画像170oは、その範囲内で透過率が略均一となるように設定されている。また高明度画像170oは、時間経過とともに大きさは変化するが透過率は変化せず、例えば0%の透過率が維持されるようになっている。なお、高明度画像170oの透過率は0%より大でもよいし、不均一でもよく、透過率が時間経過とともに変化するように構成してもよい。
【0538】
また、高明度演出WO71中に、高明度画像170oの後側の画像は、割込み予告前煽り演出IR0に係る演出画像211から割込み予告第1演出IR1bに係る演出画像212に切り替えられるが、高明度画像170oの大きさを縮小方向に変化させる縮小変化演出(
図50(e)~(h))においては、切り替え後の演出画像212の前側に、切替強調画像217が表示されるようになっている。この切替強調画像217は、演出画像212への画像の切り替えを強調するもので、演出画像212の略全体を隠蔽する状態で表示開始される(
図50(f))とともに、その後に徐々にその隠蔽状態を解消する(
図50(g)~(i))ように構成されており、ここでは演出画像212の前側にあるガラスが粉々に割れて飛散し、演出画像212の前側から消滅する動画で構成されている。なお、高明度演出WO71中は演出ランプLが第1高明度中発光態様(ここでは白色)で発光する。
【0539】
高明度演出WO71を経て登場する割込み予告第1演出IR1bに係る演出画像212(
図50(i)~
図51(j))は、キャラクタ画像と集中線214とを備えており、この集中線214は、選択されている演出態様(ここでは第2演出態様IRb)の文字色(信頼度情報)に対応する色(ここでは金色)で表示される。なお、割込み予告第1演出IR1b中(
図50(i)~
図51(j))は、演出ランプLが割込み予告第1発光態様(ここでは白色)で発光するものとするが、演出ランプLを文字色(信頼度情報)に対応する色(ここでは金色)で発光させてもよい。
【0540】
続いて、高明度演出WO72の詳細について説明する。
図51(j)~
図52(s)に示す高明度演出WO72では、割込み予告第1演出IR1bに係る演出画像212よりも前側で、且つ装飾図柄164a,164b、ミニ図柄165、保留台座画像168及びその前側の保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に高明度画像170pが表示され、その高明度画像170pは、大きさが徐々に変化して最終的に消滅するようになっている。即ち高明度画像170pは、その大きさ(範囲)が時間経過とともに徐々に大きくなって所定時点で最大となり(
図51(j)~(n))、その後、時間経過とともに徐々に小さくなって最終的に消滅する(
図51(n)~
図52(s))ように構成されている。このように高明度演出WO72は、高明度画像170pの大きさ(範囲)を拡大方向に変化させる拡大変化演出と、同じく縮小方向に変化させる縮小変化演出とで構成されるとともに、前者(
図51(j)~(n))よりも後者(
図51(n)~
図52(s))の方が実行時間が長くなっているが、後者よりも前者の実行時間を長くしてもよいし、略同じであってもよい。
【0541】
なお高明度演出WO72では、その後側の画像全体に対する高明度画像170pのカバー率は100%未満で、高明度画像170pの大きさ(範囲)が最大のときでも(
図51(n))、その後側の画像の一部分は高明度画像170pの範囲から外れている。また高明度画像170pは、その範囲内で透過率が略均一となるように設定されている。また高明度画像170pは、時間経過とともに大きさは変化するが透過率は変化せず、例えば0%の透過率が維持されるようになっている。なお、高明度画像170pの透過率は0%より大でもよいし、不均一でもよく、透過率が時間経過とともに変化するように構成してもよい。
【0542】
また、高明度演出WO72中、高明度画像170pの後側の画像は例えば維持された状態で、高明度画像170pの前側に、信頼度情報を示す金色で表示される「チャンス!」の文字列画像216が、所定の文字列出現動作を伴って表示される(
図51(o)~
図52(s))。この文字列出現動作は任意であるが、本実施例では、文字列を構成する各文字が画面外の任意の方向から順次画面中央等の所定位置に向けて移動するように構成されている。なお、「チャンス!」の文字列画像216の文字列出現動作を、高明度画像170pの後側で実行するように構成してもよい。この場合、文字列出現のタイミングでは、高明度画像170pによって「チャンス!」の文字列画像216が認識困難となる。そしてその後、高明度画像170pが徐々に消滅するに従って「チャンス!」の文字列画像216が認識容易となる。このように構成することで、文字列画像の表示に関する演出効果を向上させることが可能となる。また、「チャンス!」の文字列画像216以外に、期待度を示唆する文字列(「激熱」など)を表示可能に構成してもよい。このように複数種類の文字列画像を表示可能に構成することで、文字列画像の表示に関する演出効果をさらに向上させることが可能となる。
【0543】
ここで「チャンス!」の文字列画像216に対応する割込み予告ボイスは、例えば文字列出現動作を伴う文字列画像216の表示開始時(
図51(o))、或いはその文字列出現動作中の所定時点で出力が開始されるようになっているが、文字列画像216を構成する全ての文字が所定位置に表示された時点(
図52(s))で割込み予告ボイスの出力を開始してもよい。なお、高明度演出WO72中は、演出ランプLが第2高明度中発光態様(ここでは白色、金色、オレンジ色の循環変化態様)で発光し、その後の割込み予告第2演出IR2b中は、演出ランプLが第2高明度中発光態様と同じ割込み予告第2発光態様(ここでは白色、金色、オレンジ色の循環変化態様)で発光する。
【0544】
文字列画像216を構成する全ての文字が所定位置に表示され、割込み予告ボイスの出力が終了して割込み予告第2演出IR2bが終了すると、高明度演出WO73を経て割込み予告第3演出IR3bに移行する。
図52(s)~(w)に示す高明度演出WO73では、割込み予告第2演出IR2bに係る演出画像215及び装飾図柄164a,164bよりも前側で、且つミニ図柄165、保留台座画像168及びその前側の保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に高明度画像170qが表示され、その高明度画像170qは、大きさが徐々に変化して最終的に消滅するようになっている。このように、高明度演出WO73は、高明度演出WO71,WO72とは異なり、装飾図柄164a,164bの前側に表示されることによって該装飾図柄164a,164bの視認性を低下させるようになっている。
【0545】
なお高明度画像170qは、時間経過とともに大きさは変化するが透過率は変化せず、例えば0%の透過率が維持されるようになっている。なお、高明度画像170qの透過率は0%より大でもよいし、不均一でもよく、透過率が時間経過とともに変化するように構成してもよい。高明度画像170qの大きさが徐々に小さくなると、この高明度画像170qに隠れていた装飾図柄164a,164bが視認可能となるが(
図52(v))、このとき、装飾図柄164a,164bは、以前の緑色ではなく、第2演出態様IRbに対応する表示色(ここでは金色)で表示される。その際、装飾図柄164a,164bをそのまま金色で再登場させるのではなく、高明度演出WO73の終了後に、緑色の装飾図柄164a,164bを金色に変化させる表示色変化アニメーションを実行するように構成してもよい。
【0546】
高明度演出WO73中は、演出ランプLが第3高明度中発光態様(ここでは金色、オレンジ色の循環変化態様)で発光し、その後の割込み予告第3演出IR3b中は、演出ランプLが第3高明度中発光態様と同じ割込み予告第3発光態様(ここでは金色、オレンジ色の循環変化態様)で発光する。
【0547】
なお、
図50(e)、
図51(n)、
図52(u)においては、高明度画像を画面全体に表示するように構成してもよい。また、
図50~
図52に示す高明度画像170o,170p,170qに関して、透過率を変化させるように構成してもよい。具体的には、高明度画像の表示範囲が大きくなるにしたがって透過率を低下させたり、逆に表示範囲が小さくなるにしたがって透過率を向上させるように構成してもよい。また、高明度画像の表示範囲を一定とし、透過率を変化させることで、高明度画像による視認性を変化させるように構成してもよい。この場合、例えば
図50(e)、
図51(n)、
図52(u)のように広範囲に高明度画像を表示し、その後は表示範囲を変更することなく透過率を変化させるように構成することが望ましい。但しこれに限らず、高明度画像の透過率を低下させる場合に表示範囲を変更せず、高明度画像の透過率を向上させる場合には表示範囲が小さくなるように変化させてもよい。また、高明度演出WO71~WO73において、高明度画像をそれぞれ異なる透過率や表示範囲となるように設定してもよい。また、高明度画像の透過率や表示範囲を異ならせる場合には、高明度演出WO71~WO73毎に、前述の内容を如何様に採用してもよいものとする。
【0548】
以上の割込み予告演出における各種構成は、この割込み予告演出に限定して採用されるものではなく、その他の各種演出(予告演出や部分演出)にも同様に採用することが可能である。例えば、割込み予告演出における高明度演出WO71,WO72,WO73等の各種構成を、前述のステップアップ予告演出、リーチ予告演出、後述のセリフ予告演出2等で採用してもよい。また、以上の割込み予告演出では、高明度演出WO71及び割込み予告第1演出IR1bの実行後、高明度演出WO72及び割込み予告第2演出IR2bを行い、その後、高明度演出WO73及び割込み予告第3演出IR3bを実行するように構成したが、これに限らず、以下のように構成してもよい。例えば、高明度演出WO71の実行後、割込み予告第1演出IR1bのみを実行するものでもよい。また、高明度演出WO71の実行後、割込み予告第1演出IR1bを実行し、その後高明度演出WO73及び割込み予告第3演出IR3bを実行して、演出を終えるようにしてもよい。また、割込み予告前煽り演出IR0の実行後、高明度演出WO72及び割込み予告第2演出IR2bのみを実行するものでもよい。また、割込み予告前煽り演出IR0の実行後、高明度演出WO72及び割込み予告第2演出IR2bを実行した後、高明度演出WO73及び割込み予告第3演出IR3bを実行して演出を終えるようにしてもよい。また、高明度演出WO71及び高明度演出WO72及び高明度演出WO73は適宜実行順所を変更するように構成してもよく、例えば高明度演出WO72の実行後、割込み予告第1演出IR1bを実行するようにしてもよいし、高明度演出WO71の実行後に割込み予告第2演出IR2bを実行してもよい。このように、高明度演出WO71~WO73と割込み予告第1演出IR1b~割込み予告第3演出IR3bを如何様に組み合わせてもよい。
【0549】
[セリフ予告演出2]
図53~
図55は、リーチ変動パターン又は通常変動パターンにおける通常変動中、或いはリーチ変動パターンにおけるリーチ変動中に実行されるセリフ予告演出2の一例を示している。このセリフ予告演出2は、キャラクタがセリフを発する演出であり、上述したセリフ予告演出1と同様、
図36に示す設定のもとで実行されるものとする。なお、C1,C2の各キャラクタは、夫々「ショージ」、「フジコ」という名前であるとする。
【0550】
続いて、当該セリフ予告演出2の具体例を、セリフL2とキャラクタC2が選択された場合を例に挙げて説明するが、まずは
図53を参照しつつ概要を説明する。リーチ変動パターン又は通常変動パターンにおける通常変動中(或いはリーチ変動パターンにおけるリーチ変動中)にセリフ予告演出2が開始されると、スピーカから、BGMとしてこのセリフ予告演出2に係るBGM9の出力が開始されるとともに、表示画面DSaでは装飾図柄164が非表示となり、下端部側に保留台座画像168が、上端部側にミニ図柄165が夫々表示された状態で、それらの後側に、例えば2種類のキャラクタC1,C2が共に登場するキャラクタ登場演出SB1に係る演出画像221が表示される(
図53(a))。またキャラクタ登場演出SB1中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)がキャラクタ登場発光態様、例えば白色で発光する。
【0551】
そしてその後、そのキャラクタ登場演出SB1からセリフ出力前演出SB2へと移行する。セリフ出力前演出SB2では、演出画像221に表示されている2種類のキャラクタC1,C2のうち、セリフを発するのは何れであるかを示すキャラクタ指定画像222が表示される(
図53(b))。このキャラクタ指定画像222は、所定形状(ここでは略円形)のキャラクタ表示枠222aと、そのキャラクタ表示枠222a内に表示されるキャラクタ顔画像222bとで構成されている。キャラクタ指定画像222の表示開始時には、キャラクタ表示枠222a内に高明度画像170rを表示する高明度演出WO81が実行され、その高明度演出WO81後にキャラクタ表示枠222a内のキャラクタ顔画像222bが視認可能となるように構成されている。
【0552】
セリフ出力前演出SB2の後はセリフ出力演出SB3へと移行する。セリフ出力演出SB3(
図53(c)~(e))では、キャラクタ指定画像222の近傍にセリフ文字表示画像223とキャラクタ名表示画像224とが表示された後(
図53(c))、キャラクタ指定画像222、セリフ文字表示画像223、キャラクタ名表示画像224の少なくとも一部の領域、例えばそれらの略全ての領域に対応して高明度画像170sを表示する高明度演出WO82が実行される(
図53(d))。なお、セリフ文字表示画像223は、所定形状(ここでは横長帯状)のセリフ表示枠223aと、そのセリフ表示枠223a内に表示されるセリフ文字列223bとで構成されている。
【0553】
またセリフ出力演出SB3では、セリフ音として、セリフ文字表示画像223に表示されるセリフ文字列223bに対応する予告ボイスが出力される。この予告ボイスの出力は、ここではセリフ文字表示画像223の表示開始時に開始され、高明度演出WO82の終了後の所定時点で終了するものとするが、予告ボイスの出力開始のタイミングはこれに限られるものではなく、セリフ文字表示画像223の表示が完了して高明度演出WO82が開始されるタイミングでもよいし、高明度演出WO82が終了するタイミングでもよい。また、セリフ出力前演出SB2の開始時に予告ボイスの出力を開始してもよい。なお、予告ボイスの出力に合わせて、キャラクタ指定画像222及びキャラクタ名表示画像224で指定されたキャラクタ(ここではキャラクタC2)の口パク動作(発語動作)が行われる。
【0554】
また、セリフ出力前演出SB2からセリフ出力演出SB3にかけての演出期間中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)がセリフ出力時発光態様(例えば白色→青色)で発光する。
【0555】
続いて、以上のような
図53に示すセリフ予告演出2に関し、高明度演出WO81,WO82を含む略全ての演出期間についてより詳細に説明する。
図54~
図55は、
図53(a)~(e)の期間について、
図53よりも更に微小な時間間隔で表示画面及び発光手段の変化を示したものである。なお、
図54~
図55においては、隣り合うフレーム間の時間間隔は全て同じで、ステップアップ予告演出における
図24~
図26と同じAミリ秒とする。
【0556】
セリフ予告演出2のキャラクタ登場演出SB1では、例えば装飾図柄164が非表示となり、ミニ図柄165、保留台座画像168及びその前側の保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に、2種類のキャラクタC1,C2を含む演出画像221が表示される(
図54(a))。また、キャラクタ登場演出SB1中(
図54(a))は、演出ランプLがキャラクタ登場発光態様(ここでは白色)で発光する。
【0557】
そして、続くセリフ出力前演出SB2では、演出画像221に対して、キャラクタ指定画像222が追加的に表示される。キャラクタ指定画像222は、例えば徐々に拡大するように表示されるが(
図54(b)→(c))、このとき、キャラクタ表示枠222a内には透過率0%の高明度画像170rが表示されるため、キャラクタ表示枠222a内のキャラクタ顔画像222bは視認不可能な状態となっている(高明度演出WO81)。高明度画像170rは、その大きさについてはキャラクタ表示枠222aの拡大に従って拡大し、透過率は均一であるとする。なお、高明度画像170rの透過率は0%より大でもよいし、不均一であってもよい。
【0558】
キャラクタ指定画像222が所定位置に所定の大きさで表示されると、高明度画像170rの透過率が100%に変化することによって高明度演出WO81が終了し、キャラクタ表示枠222a内のキャラクタ顔画像222bが視認可能な状態となる(
図54(d))。キャラクタ指定画像222の表示が完了すると、それと略同時、或いはその後の所定のタイミングで、セリフ出力前演出SB2からセリフ出力演出SB3に移行し、キャラクタ指定画像222の近傍においてセリフ文字表示画像223とキャラクタ名表示画像224の追加表示が開始される。ここで、セリフ文字表示画像223については、セリフ文字列223bの羅列方向(即ち右方向)に向けて伸長するように表示される(
図54(d)~(e))。
【0559】
そして、セリフ文字表示画像223とキャラクタ名表示画像224の表示が完了すると(
図54(e))、キャラクタ指定画像222、セリフ文字表示画像223、キャラクタ名表示画像224の少なくとも一部の領域(ここではそれらの略全ての領域)に対応して高明度画像170sを表示する高明度演出WO82が実行される(
図54(e)~
図55(k))。この高明度演出WO82では、高明度画像170sの透過率が不均一で、その変化も一定ではないが、例えば透過率が100%になるタイミングはその領域全体で略同一となっている。即ち、
図54(e)~
図55(k)の例では、高明度画像170sの透過率は、キャラクタ指定画像222及びキャラクタ名表示画像224に対応する領域(高明度画像170saとする)に関しては100%→60%→20%→40%→60%→80%→100%のように変化するのに対し、セリフ文字表示画像223に対応する領域(高明度画像170sbとする)に関しては100%→70%→40%→55%→70%→85%→100%のように変化しており、透過率が100%よりも小となるタイミングと、透過率が再び100%になるタイミングについては、キャラクタ指定画像222及びキャラクタ名表示画像224に対応する高明度画像170saと、セリフ文字表示画像223に対応する高明度画像170sbとで略同一となっている。
【0560】
なお、キャラクタ指定画像222及びキャラクタ名表示画像224に対してのみ高明度演出を実行する(セリフ文字表示画像223に対しては高明度演出を実行しない)ようにしてもよい。また、セリフ文字表示画像223に対応する領域に対してのみ高明度演出を実行する(キャラクタ指定画像222及びキャラクタ名表示画像224に対しては高明度演出を実行しない)ようにしてもよい。また、キャラクタ指定画像222及びキャラクタ名表示画像224に対して高明度演出を実行するタイミングと、セリフ文字表示画像223に対して高明度演出を実行するタイミングを異ならせるように構成してもよい。この場合、先にキャラクタ指定画像222及びキャラクタ名表示画像224に対して高明度演出を実行し、その後にセリフ文字表示画像223に対して高明度演出を実行するようにしてもよいし、その逆でもよい。
【0561】
またセリフ出力演出SB3では、セリフ音として、セリフ文字表示画像223に表示されるセリフ文字列223bに対応する予告ボイス(ここでは「呪いを解く鍵がここに」)が出力されるとともに、その予告ボイスの出力に合わせて、キャラクタ指定画像222及びキャラクタ名表示画像224で指定されたキャラクタ(ここではキャラクタC2)の口パク動作(発語動作)が行われる。この予告ボイスの出力及び口パク動作は、例えばセリフ文字表示画像223の表示開始時(
図54(d))に開始され、高明度演出WO82の終了(
図55(k))後の所定時点で終了する。なお、キャラクタによる口パク動作の開始タイミングは、セリフ音の出力開始と略同時であることが望ましいが、セリフ音の出力開始よりも後でもよいし前でもよい。また、キャラクタによる口パク動作の終了タイミングについても、セリフ音の出力終了と略同時であることが望ましいが、セリフ音の出力終了よりも後でもよいし前でもよい。
【0562】
また、セリフ出力前演出SB2からセリフ出力演出SB3にかけての演出期間中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)がセリフ出力時発光態様(例えば白色→青色)で発光する。この場合、演出ランプLの発光色は、所定時点で白色から青色に切り替わるようにしてもよいし、全体が白色で表示された状態から青色の範囲が徐々に広がって最終的に全体が青色となるようにしてもよい。
【0563】
以上のセリフ予告演出2における各種構成は、このセリフ予告演出2に限定して採用されるものではなく、その他の各種演出(予告演出や部分演出)にも同様に採用することが可能である。例えば、セリフ予告演出2における高明度演出WO81,WO82等の各種構成を、前述のステップアップ予告演出、リーチ予告演出、セリフ予告演出1等で採用してもよい。
【0564】
[セリフ予告演出3]
図56~
図59は、リーチ変動パターン又は通常変動パターンにおける通常変動中、或いはリーチ変動パターンにおけるリーチ変動中に実行されるセリフ予告演出3の一例を示している。このセリフ予告演出3は、キャラクタがセリフを発する演出であり、
図56に示す複数種類(4種類)のセリフ表示画像(バリエーション)の何れかを表示するとともにそれらに対応するセリフ音を出力することによって大当り信頼度を示唆するように構成されている。それら4種類のセリフ表示画像は、キャラクタ(ここではクマ)を含む表示レイアウトについては略共通しており、セリフ文字列の内容及び当該セリフ表示画像の基調色(ここではセリフ文字列の背景色(セリフテロップ枠の色))が異なっている。即ち、基調色(信頼度示唆情報)に関しては、第1セリフ表示画像SCaは「緑色」、第2セリフ表示画像SCbは「青色」、第3セリフ表示画像SCcは「赤色」、第4セリフ表示画像SCdは「金色」となっている。例えば、当該図柄変動がはずれ変動(装飾図柄164がはずれ演出態様となる図柄変動)の場合には、セリフ表示画像SCa→SCb→SCc→SCdの順に出現率が低くなり、当該図柄変動が大当り変動(装飾図柄164が大当り演出態様となる図柄変動)の場合には、セリフ表示画像SCa→SCb→SCc→SCdの順に出現率が高くなることにより、大当り信頼度は、セリフ表示画像SCa→SCb→SCc→SCdの順に高くなるように構成されている。
【0565】
また、セリフ文字列の内容(信頼度示唆情報)に関しては、第1セリフ表示画像SCaは「なんだって?」、第2セリフ表示画像SCbは「良いことありそう?」、第3セリフ表示画像SCcは「めちゃくちゃアツいな」、第4セリフ表示画像SCdは「激アツだぜ!」となっている。このようにセリフ予告演出3では、複数種類のセリフ表示画像の少なくとも一部(ここでは大当り信頼度が最も低い第1セリフ表示画像SCaを除く第2~第4セリフ表示画像SCb~SCd)において、セリフ文字列に、大当り信頼度(所定事象の出現に関する信頼度)に関する特別文字情報を含んでいる。この特別文字情報は、大当り信頼度の高低を直接的又は間接的に表現するもので、第2セリフ表示画像SCbでは「良い」、第3セリフ表示画像SCcでは「アツい」、第4セリフ表示画像SCdでは「激アツ」が夫々特別文字情報に該当する。
【0566】
またこのセリフ予告演出3では、高信頼度に対応する一部のセリフ表示画像(ここでは最も大当り信頼度が高い第4セリフ表示画像SCd)におけるセリフ文字列の少なくとも一部(ここでは特別文字情報である「激アツ」の部分)のフォント(書体)(ここでは奥行きが表現された三次元フォント)が、その他のセリフ表示画像(ここでは第1~第3セリフ表示画像SCa~SCc)におけるセリフ文字列のフォント(ここでは奥行きが表現されない二次元フォント)と異なっている。更には、各セリフ文字列においては、特別文字情報の部分(例えば「良い」)とそれ以外の部分(例えば「ことありそう?」)とでフォント以外の表示態様、例えば表示色や大きさ(特別文字情報の部分の方が大きい)が異なっている。また、特別文字情報を含むセリフ表示画像SCb~SCdのうち、セリフ表示画像SCb,SCcについては特別文字情報の表示色は共通で且つ基調色(信頼度色)とは異なっているが、セリフ表示画像SCdについては、特別文字情報の表示色(ここでは文字前面側の表示色)が基調色(信頼度色)である「金色」となっている。
【0567】
なお、文字情報の表示態様には、フォント(書体)の他、表示色や大きさ等が含まれる。フォント(書体)は、ゴシック体や明朝体などの別の他、奥行きが表現されない二次元フォントか奥行きが表現される三次元フォントの別、輪郭線の有無や太さ等が含まれる。また表示色に関しては、文字前面の内部色や輪郭線の色、三次元フォントの場合は側面や背面の色などが含まれる。
【0568】
続いて、当該セリフ予告演出3の具体例を、第1~第4セリフ表示画像SCa~SCdのうちの第2セリフ表示画像SCb(
図56(b))が選択される場合を例に挙げて説明するが、まずは
図57を参照しつつ概要を説明する。リーチ変動パターン又は通常変動パターンにおける通常変動中(或いはリーチ変動パターンにおけるリーチ変動中)にセリフ予告演出3が開始されると、スピーカから、BGMとしてこのセリフ予告演出3に係るBGM9aの出力が開始されるとともに、表示画面DSaでは装飾図柄164が非表示となり、下端部側に保留台座画像168が、上端部側にミニ図柄165が夫々表示された状態で、それらの後側に、例えば男の子が犬の散歩を行うシーンで構成される導入演出SC1に係る演出画像301が表示される(
図57(a),(b))。
【0569】
導入演出SC1中の演出画像301は、例えば背景が横移動することによって男の子と犬が散歩する様子を表現しており、カット切替が少なく、全体的にゆっくりと低速で進行するような構成となっている。また導入演出SC1中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が導入発光態様、例えば全体がオレンジ色で、その上を白色が所定方向に移動する発光態様で発光する。この導入発光態様の変化速度(例えば白色部分の移動速度)は、演出画像301における散歩シーンの動作に合わせて低速とすることが望ましい。
【0570】
そして、導入演出SC1において当該セリフ予告演出3の主役であるクマのキャラクタの一部が画面に表示されると(
図57(b))、その導入演出SC1からセリフ演出SC2へと移行し、演出画像301は、トランペットを演奏するクマのキャラクタの拡大表示へと切り替えられる(
図57(c))。また、導入演出SC1からセリフ演出SC2への移行時には、効果音としてシーン切替音が出力される。またこのとき、演出ランプLは、導入発光態様からセリフ前発光態様へと切り替えられ、例えば白色での移動発光が終了してオレンジ色での単色発光となる。
【0571】
セリフ演出SC2では、クマのキャラクタの前側に、信頼度を示す青色のセリフテロップ枠301aが表示され、そのセリフテロップ枠301a内の前側に、例えば大当り信頼度を示す青色で「良いことありそう?」というセリフ文字列301bが表示される(
図57(d))。また、セリフ文字列301bの表示タイミング、或いはその前のセリフテロップ枠301aの表示タイミングに合わせて、効果音としてセリフ出現報知音が出力される。このセリフ出現報知音は、第1,第2セリフ表示画像SCa,SCbの場合は「ピコン」、第3セリフ表示画像SCcの場合は「ピロローン」、第4セリフ表示画像SCdの場合は「ピロロピロローン」とするなど、大当り信頼度に応じて異ならせてもよい。この場合、大当り信頼度が高いほどセリフ出現報知音を長くしてもよい。
【0572】
また、セリフ文字列301bの表示中に、クマのキャラクタがトランペットの演奏を止めた後、口パク動作(発語動作)が開始されるとともにセリフ文字列301bに対応するセリフ音(予告ボイス)が出力される。また、セリフ演出SC2中の所定時点、例えばセリフ文字列301bの表示開始と略同時に、演出ランプLの発光態様が、セリフ前発光態様(オレンジ色)からセリフ文字列301bの文字色(即ち信頼度情報)に対応するセリフ発光態様(ここでは青色)へと切り替えられる。そしてセリフ演出SC2が終了すると、それまでのBGM9aの出力が停止されるとともに、演出画像301が装飾図柄164の変動画面に切り替えられる(
図57(e))。
【0573】
続いて、以上のような
図57に示すセリフ予告演出3についてより詳細に説明する。
図58~
図59は、
図57(b)~(e)の期間について、
図57よりも更に微小な時間間隔で表示画面及び発光手段の変化を示したものである。なお、
図58~
図59に示す15コマ(フレーム)の表示画像は、
図57(b)~(e)の期間における全フレームから一定ピッチで抜き出したものである。従って、
図58~
図59においては、隣り合うフレーム間の時間間隔は全て同じで、ステップアップ予告演出における
図24~
図26と同じAミリ秒とする。また、
図84(a)~
図85(a)は、
図57(a)~(e)の期間に関する概略タイムチャートを、後述するセリフ予告演出4の概略タイムチャート(
図84(b)~
図85(b))、同じく告知予告演出の概略タイムチャート(
図84(c)~
図85(c))と対比する形で示したものである。
【0574】
セリフ予告演出3では、
図84(a)に示すように、男の子が犬の散歩を行うシーンで構成される導入演出SC1が約8秒間実行され、その散歩のシーン中、画面上にクマのキャラクタの一部が表示された段階で(
図58(a))、シーン切替音の出力とともにそのクマのキャラクタの拡大表示へと切り替えられ(
図58(b))、セリフ演出SC2が開始される。またこのとき、演出ランプLは、導入発光態様からセリフ前発光態様へと切り替えられ、例えば白色での移動発光が終了してオレンジ色での単色発光となる。そして、その所定時間(ここでは10F(フレーム))後には、キャラクタ画像等の前側に、大当り信頼度を示す色(ここでは青色)でセリフテロップ枠301aの表示が行われ(
図58(c)~(d))(ここでは6F)、更にそのセリフテロップ枠301aの前側に、大当り信頼度を示すセリフ文字列301b(ここでは「良いことありそう?」)が例えばフェードイン(ここでは3F)で表示される(
図58(e)~(f))(セリフ表示期間、セリフ表示余韻期間(前半)の開始)。
【0575】
ここで、「セリフ表示余韻期間」とは、セリフ文字列は表示されているがそれに対応するセリフ音は出力されていない期間で、その「前半」とは、セリフ音の出力が開始される前の期間、その「後半」とは、セリフ音の出力が終了した後の期間である。なお、セリフテロップ枠301aやセリフ文字列301bの表示開始のタイミングについては、セリフ表示画像の種類に関係なく共通とするが、セリフ表示画像の種類、即ち大当り信頼度に応じて異ならせてもよい。
【0576】
セリフ文字列301bの表示開始時(又はセリフテロップ枠301aの表示開始時)には、大当り信頼度に応じたセリフ出現音(ここでは「ピコン」)が出力されるとともに、
図58(b)~(e)に示すように、演出ランプLの発光態様が、セリフ前発光態様(オレンジ色)からセリフ文字列301bの文字色(即ち信頼度情報)に対応するセリフ発光態様(ここでは青色)へと切り替えられる。また、セリフ文字列301bは、フェードインによる表示が完了した時点(
図58(f))で所定の動的態様で表示(ここでは文字列全体がセリフテロップ枠301aに沿って右向きに移動)を開始する(セリフ動的表示期間の開始)が、この動的態様での表示はフェードイン中から開始してもよいし、フェードイン完了後の所定のタイミングで開始してもよい。
【0577】
その後、トランペットを演奏していたキャラクタがその演奏を終了する動作(
図58(g))(ここでは15F)を行った後、セリフ文字列301bに対応するセリフ音(予告ボイス)の出力が開始される(セリフ表示余韻期間(前半)の終了)とともにキャラクタによる口パク動作(発語動作)が行われる(
図58(h)~
図59(j))。ここで、セリフ音出力期間の長さは、セリフ表示画像毎のセリフ文字列301bの長さ等に応じて異なっており、このセリフ予告演出3では、
図84(a)~
図85(a)に示すように、第1,第2セリフ表示画像SCa,SCbの場合は共に50F、第3セリフ表示画像SCcの場合は60F、第4セリフ表示画像SCdの場合は40Fとなっている。また、口パク動作を行う期間(口パク期間)の長さについては、セリフ音出力期間の長さに拘わらず全てのセリフ表示画像の場合で共通となっており、例えば複数種類のセリフ音出力期間の何れかと同じ長さ(ここでは第3セリフ表示画像SCcの場合のセリフ音出力期間と同じ60F)に設定されている。なお、口パク期間の長さは、はずれ変動時の出現率が高いセリフ表示画像(例えば第1セリフ表示画像SCa)の場合のセリフ音出力期間に合わせるのではなく、なるべく大当り変動時の出現率が高いセリフ表示画像(例えば第3セリフ表示画像SCc)の場合のセリフ音出力期間に合わせることが望ましい。はずれ変動時よりも大当り変動時の方が遊技者による予告の注目度も高いと考えられるためである。
【0578】
口パク期間とセリフ音出力期間が終了し(
図59(j))(セリフ表示余韻期間(後半)の開始)、その所定時間経過後に、セリフ表示画像が例えばフェードアウト(ここでは3F)により表示終了する(
図59(k)~(o))(セリフ表示期間、セリフ表示余韻期間(後半)の終了)。このフェードアウトのタイミングはセリフ表示画像の種類に関係なく共通である。またそのフェードアウト表示と並行して、装飾図柄164の変動画面がフェードイン表示される。なお、セリフ文字列301bの動的態様での表示は、セリフ表示画像のフェードアウトが開始された時点で終了するものとするが、フェードアウト中に終了してもよいし、フェードアウトが修了するまで継続してもよい。
【0579】
[セリフ予告演出4]
図60~
図63は、リーチ変動パターン又は通常変動パターンにおける通常変動中、或いはリーチ変動パターンにおけるリーチ変動中に実行されるセリフ予告演出4の一例を示している。このセリフ予告演出4は、キャラクタがセリフを発する演出であり、
図60に示す複数種類(5種類)のセリフ表示画像(バリエーション)の何れかを表示するとともにそれらに対応するセリフ音を出力することによって大当り信頼度を示唆するように構成されている。それら5種類のセリフ表示画像は、キャラクタ(ここではカッパ)を含む表示レイアウトについては略共通しており、セリフ文字列の内容及び当該セリフ表示画像の基調色(ここではセリフ文字列の表示色(内部色)及び一部の背景色)が異なっている。即ち、基調色(信頼度示唆情報)に関しては、第1セリフ表示画像SDaは「青色」、第2セリフ表示画像SDbは「赤色」、第3セリフ表示画像SDcは「金色」、第4セリフ表示画像SDdは「デンジャー色」、第5セリフ表示画像SDeは「虹色(レインボー)」となっている。例えば、当該図柄変動がはずれ変動の場合には、セリフ表示画像SDa→SDb→SDc→SDd→SDeの順に出現率が低くなり、当該図柄変動が大当り変動(装飾図柄164が大当り演出態様となる図柄変動)の場合には、セリフ表示画像SDa→SDb→SDc→SDd→SDeの順に出現率が高くなることにより、大当り信頼度は、セリフ表示画像SDa→SDb→SDc→SDd→SDeの順に高くなるように構成されている。
【0580】
また、セリフ文字列の内容(信頼度示唆情報)に関しては、第1セリフ表示画像SDaは「何かお手伝いしましょうか?」、第2セリフ表示画像SDbは「がんばって行きましょう」、第3セリフ表示画像SDcは「気分はいかがですか?」、第4セリフ表示画像SDdは「あなたの言葉を信じます」、第5セリフ表示画像SDeは「私のこと忘れていませんか?」となっている。このようにセリフ予告演出4では、セリフ予告演出3とは異なり、全てのセリフ表示画像SDa~SDeにおいて、セリフ文字列には、大当り信頼度(所定事象の出現に関する信頼度)の高低に関する特別文字情報(「激アツ」等)が含まれていない。またセリフ予告演出4では、セリフ文字列のフォント(書体)については全てのセリフ表示画像SDa~SCeにおいて共通となっている。
【0581】
続いて、当該セリフ予告演出4の具体例を、第1~第5セリフ表示画像SDa~SDeのうちの第3セリフ表示画像SDc(
図60(c))が選択される場合を例に挙げて説明するが、まずは
図61を参照しつつ概要を説明する。リーチ変動パターン又は通常変動パターンにおける通常変動中(或いはリーチ変動パターンにおけるリーチ変動中)にセリフ予告演出4が開始されると、スピーカから、BGMとしてこのセリフ予告演出4に係るBGM9bの出力が開始されるとともに、表示画面DSaでは装飾図柄164が非表示となり、下端部側に保留台座画像168が、上端部側にミニ図柄165が夫々表示された状態で、それらの後側に、例えば楽器を演奏する動物キャラクタのシーンで構成される導入演出SD1に係る演出画像311が表示される(
図61(a)~(c))。
【0582】
導入演出SD1中の演出画像311では、複数種類の動物キャラクタについて夫々単独の演奏シーンが設けられており、それらの複数の演奏シーンが比較的短時間で順次切り替えられるようになっている。このように、当該セリフ予告演出4の導入演出SD1は、カット切替が多く、しかもそのカット切替が比較的短い時間間隔で行われることにより、全体的に速いテンポで進行するような構成となっている。なお、演奏シーンの切替回数(即ち登場する動物キャラクタの数)が大当り信頼度等に応じて変化するように構成してもよい。即ち、導入演出SD1においてステップアップ演出的要素を採用してもよい。これにより、導入演出SD1において遊技者の期待感を喚起することが可能である。但しこの場合でも、導入演出SD1の演出時間は共通とすることが望ましい。
【0583】
各演奏シーンの開始時には、効果音として所定の開始音が出力され、また各演奏シーン中には、セリフ音として各動物キャラクタによる任意の導入時ボイスが出力される。なお、画面にはこの導入時ボイスに対応するセリフ文字列は表示されないものとするが、導入時ボイスに対応するセリフ文字列を画面に表示してもよい。また導入演出SD1中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が導入発光態様、例えば紫色、白色等の複数色に循環的に変化する循環変化態様で発光する。
【0584】
そして、導入演出SD1からセリフ演出SD2に移行し、表示画面DSaには第1~第5セリフ表示画像SDa~SDeのうちのいずれか(ここでは第3セリフ表示画像SDc)が表示されるが、そのセリフ演出SD2の開始時には高明度演出WOC1が行われる(
図61(d))。この高明度演出WOC1は、セリフ表示画像の表示を強調するもので、高明度画像170waを表示することにより、その高明度画像170waの後側の画像(ここでは第3セリフ表示画像SDc)の視認性を低下させるように構成されている。従って、高明度演出WOC1において高明度画像170waの透過率が高くなるに従って、視認不可能又は視認困難であった第3セリフ表示画像SDcが徐々に視認可能な状態となる(
図61(e))。高明度演出WOC1の開始時には、効果音として第1強調音が出力される。また高明度演出WOC1中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が第1高明度中発光態様、例えば白色、青色、赤色、金色等の複数色に循環的に変化する循環変化態様で発光する。
【0585】
セリフ演出SD2中は、セリフ音として所定の予告ボイスが出力される。この予告ボイスは、画面に表示されているセリフ文字列311aに対応しており、ここでは「気分はいかがですか?」と出力される。このセリフ音の出力は、第3セリフ表示画像SDcが完全に視認可能となる前、即ち高明度演出WOC1の実行中に開始される。また、セリフ演出SD2中における高明度演出WOC1終了後は、演出ランプLが予告時発光態様、例えば青色、赤色、金色等の複数色に循環的に変化する循環変化態様で発光する。
【0586】
セリフ演出SD2の終了時には、高明度画像170wbを表示する高明度演出WOC2が行われる(
図61(f))とともに、その高明度演出WOC2の実行中に、第3セリフ表示画像SDcが装飾図柄164の変動画面に切り替えられる(
図61(g))。また、高明度演出WOC2の開始時には、それまでのBGM9bの出力が停止される。
【0587】
続いて、以上のような
図61に示すセリフ予告演出4についてより詳細に説明する。
図62~
図63は、
図61(c)~(g)の期間について、
図61よりも更に微小な時間間隔で表示画面及び発光手段の変化を示したものである。なお、
図62~
図63に示す15コマ(フレーム)の表示画像は、
図61(c)~(g)の期間における全フレームから一定ピッチで抜き出したものである。従って、
図62~
図63においては、隣り合うフレーム間の時間間隔は全て同じで、ステップアップ予告演出における
図24~
図26と同じAミリ秒とする。また、
図84(b)~
図85(b)は、
図61(a)~(g)の期間に関する概略タイムチャートを、上述したセリフ予告演出3の概略タイムチャート(
図84(a)~
図85(a))、後述する告知予告演出の概略タイムチャート(
図84(c)~
図85(c))と対比する形で示したものである。
【0588】
セリフ予告演出4では、
図84(b)に示すように、動物キャラクタによる楽器演奏シーンが順次切り替わる導入演出SD1が約8秒間実行され、その最終の演奏シーン(
図62(a))からセリフ表示画像(ここでは第3セリフ表示画像SDc)に切り替わってセリフ演出SD2が開始される際に、効果音として第1強調音が出力されるとともに高明度演出WOC1が開始される(
図62(b))。またこのとき、演出ランプLは、導入発光態様(紫色、白色の循環変化態様)から第1高明度中発光態様(白色、青色、赤色、金色の循環発光態様)へと切り替えられる。
【0589】
高明度演出WOC1では、セリフ表示画像よりも前側で、且つミニ図柄165、保留台座画像168及びその前側の保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に高明度画像170waが表示され(
図62(b))、その高明度画像170waの大きさ(範囲)が徐々に変化して最終的に消滅する(
図62(h))ようになっている。なお、この高明度演出WOC1においては高明度画像170waの透過率は変化しない(ここでは0%)ものとするが、高明度画像170waの大きさ(範囲)とともに透過率も変化するようにしてもよいし、高明度画像170waの透過率は変化するが大きさ(範囲)は変化しないようにしてもよい。
【0590】
また高明度画像170waについては、その大きさ(範囲)は表示開始時(
図62(b))が最大で、時間経過とともに徐々に小さくなり、その途中の所定時点(ここでは
図62(e)の時点)でセリフ文字列311a全体が視認可能となる(セリフ表示期間、セリフ表示余韻期間(前半)の開始)ように構成されている。また、セリフ文字列311aは、その少なくとも一部が視認可能となった時点(
図62(c))で既に所定の動的態様で表示(ここでは文字列を構成する各文字が個々に左右に揺動する周期動作)を開始する(セリフ動的表示期間の開始)が、この動的態様での表示はセリフ文字列311a全体が視認可能となった時点、或いはその後の所定時点で開始してもよい。
【0591】
また、セリフ文字列311a全体が視認可能となった後(
図62(e))、高明度画像170waが完全に消滅して高明度演出WOC1が終了する(
図62(h))までの所定時点(ここでは
図62(g)の時点)で、セリフ文字列311aに対応するセリフ音(予告ボイス)の出力が開始される(セリフ表示余韻期間(前半)の終了)。なお、このセリフ予告演出4では、セリフ文字列311aに対応するセリフ音に対し、キャラクタによる口パク動作(発語動作)は行われないものとする。
【0592】
ここで、セリフ音出力期間の長さは、セリフ表示画像毎のセリフ文字列311aの長さ等に応じて異なっており、このセリフ予告演出4では、
図84(b)~
図85(b)に示すように、第1セリフ表示画像SDaの場合は65F(フレーム)、第2セリフ表示画像SDbの場合は102F、第3セリフ表示画像SDcの場合は57F、第4セリフ表示画像SDdの場合は59F、第5セリフ表示画像SDeの場合は63Fとなっている。なお、高明度演出WOC1終了後は、演出ランプLの発光態様が、それまでの第1高明度中発光態様(白色、青色、赤色、金色の循環発光態様)から予告時発光態様(青色、赤色、金色の循環変化態様)へと切り替えられる。
【0593】
またこのセリフ予告演出4では、第2セリフ表示画像SDbの場合を除き、セリフ音出力期間が終了(例えば
図63(j))しても(セリフ表示余韻期間(後半)の開始)、セリフ文字列311aの表示及び動的表示は継続されるようになっている(
図85(b)、
図63(j)~(k))。そして、その後の所定時点(
図63(k))で高明度演出WOC2が開始される。高明度演出WOC2の開始タイミングはセリフ表示画像の種類に拘わらず一定となっている。なお、高明度演出WOC2が開始されると、演出ランプLの発光態様が、それまでの予告時発光態様(青色、赤色、金色の循環変化態様)から第2高明度中発光態様(白色)へと切り替えられる。
【0594】
図63(k)~(o)に示す高明度演出WOC2では、セリフ表示画像よりも前側で、且つミニ図柄165、保留台座画像168及びその前側の保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に高明度画像170wbが表示される。この高明度画像170wbは、その大きさ(範囲)が時間経過とともに徐々に大きくなって所定時点で最大となり(
図63(k)~(m))、その後、時間経過とともに徐々に小さくなって最終的に消滅する(
図63(m)~(o))ように構成されている。また高明度画像170wbは、その範囲内で透過率が略均一となるように設定されるとともに、その大きさ(範囲)だけでなく透過率も変化するようになっており、時間経過とともに透過率が例えば一定の変化率で徐々に小さくなって所定時点で最小(ここでは0%)となり(
図63(k)~(m))、その後、時間経過とともに例えば一定の変化率で徐々に大きくなる(
図63(m)~(o))ように構成されている。
【0595】
また高明度演出WOC2では、高明度画像170wbの大きさ(範囲)が徐々に大きくなり、透過率が徐々に小さくなるにつれて、セリフ表示画像は画面上でフェードアウトし、高明度画像170wbの大きさ(範囲)が最大、透過率が最小となったとき(
図63(m))、又はその近傍のタイミングで、装飾図柄164の変動画面に切り替えられるようになっている(セリフ表示余韻時間(後半)の終了)。そして、その後に高明度画像170wbの大きさ(範囲)が徐々に小さくなり、同じく透過率が徐々に上昇するに従って装飾図柄164の変動画面の視認性が向上し、やがて高明度画像170wbが消滅したとき(
図63(o))、装飾図柄164の変動画面全体(ミニ図柄165等の後側に隠れている部分を除く)が完全に視認可能となる。
【0596】
なおセリフ予告演出4では、
図85(b)に示すように、大当り変動時の出現率が高いセリフ表示画像(ここでは第3セリフ表示画像SDb)を表示する場合には、セリフ音出力期間がセリフ表示画像の表示(即ちセリフ文字列311aの表示)終了後まで継続しており、セリフ表示余韻期間(後半)が存在しない構成となっている。また、セリフ表示余韻期間(後半)の長さは、低信頼度のセリフ表示画像(ここでは第1セリフ表示画像SDa)を表示する場合よりも高信頼度のセリフ表示画像(ここでは第3~第5セリフ表示画像SDc~SDe)を表示する場合の方が長くなっている。なお、セリフ表示余韻期間(前半)の長さを、大当り信頼度、セリフ音出力期間の長短等に応じて異ならせてもよい。
【0597】
[告知予告演出]
図64~
図67は、リーチ変動パターン又は通常変動パターンにおける通常変動中、或いはリーチ変動パターンにおけるリーチ変動中に実行される告知予告演出を示している。この告知予告演出(特定予告演出)では、
図64に示す複数種類(4種類)の告知表示画像(特定画像)(バリエーション)の何れかを表示することによって大当り信頼度を示唆するように構成されている。それら4種類の告知表示画像は、何れも告知枠内に各種告知情報が表示されたものとなっているが、表示されるキャラクタ(ここではカッパ)、第1,第2文字列(文字情報)のうちの第2文字列の内容(ここでは「セール開催中!」及びそれらの告知枠内での表示レイアウトについては略共通しており、第1文字列の内容及び当該告知表示画像の基調色(ここでは第1文字列の表示色(内部色)及び背景色)が異なっている。
【0598】
即ち、基調色(信頼度示唆情報)に関しては、告知表示画像ANaは「青色」、告知表示画像ANb1,ANb2は共に「赤色」、告知表示画像ANcは「金色」となっている。ここでは、当該図柄変動がはずれ変動の場合には、告知表示画像ANa→ANb1,ANb2→ANcの順に出現率が低くなり、当該図柄変動が大当り変動(装飾図柄164が大当り演出態様となる図柄変動)の場合には、告知表示画像ANa→ANb1,ANb2→ANcの順に出現率が高くなることにより、大当り信頼度は、告知表示画像(第1信頼度示唆情報)ANaよりも告知表示画像(第2信頼度示唆情報)ANb1,ANb2の方が高く、更に告知表示画像(第2信頼度示唆情報)ANb1,ANb2よりも告知表示画像(第3信頼度示唆情報)ANcの方が高くなっている。このように、「青色」の基調色(第1信頼度示唆情報)に対応する演出パターン数(ここでは1つ)よりも「赤色」の基調色(第2信頼度示唆情報)に対応する演出パターン数(ここでは2つ)の方が多くなっている。
【0599】
また、第1文字列の内容(信頼度示唆情報)に関しては、告知表示画像ANaは「カッパ」、告知表示画像ANb1は「チャンス」、告知表示画像ANb2は「大チャンス」、告知表示画像ANcは「激アツ」となっている。このようにこの告知予告演出では、複数種類の告知表示画像の少なくとも一部(ここでは大当り信頼度が最も低い告知表示画像ANaを除く告知表示画像ANb1,ANb2,ANc)において、文字列に、大当り信頼度(所定事象の出現に関する信頼度)の高低に関する特別文字情報を含んでいる。即ち、告知表示画像ANb1,ANb2,ANcの第1文字列「チャンス」,「大チャンス」,「激アツ」が夫々特別文字情報に該当する。ここで、同じ「赤色」の基調色が用いられている告知表示画像(第2信頼度示唆情報)ANb1,ANb2については、第1文字列を構成する特別文字情報が「チャンス」(第1文字情報)と「大チャンス」(第2文字情報)であるため、当該図柄変動が大当り変動の場合には、告知表示画像(甲第2信頼度示唆情報)ANb1よりも告知表示画像(乙第2信頼度示唆情報)ANb2の方が出現率が高く設定されることにより、特別文字情報「大チャンス」を有する告知表示画像(乙第2信頼度示唆情報)ANb2の方が、特別文字情報「チャンス」を有する告知表示画像(甲第2信頼度示唆情報)ANb1よりも大当り信頼度が高くなっている。
【0600】
またこの告知予告演出では、「青色」の基調色(第1信頼度示唆情報)に対応する告知表示画像ANaと、それよりも高信頼度の「赤色」の基調色(第2信頼度示唆情報)に対応する告知表示画像ANb1,ANb2との間では第1文字列(文字情報)のフォント(書体)が共通している(ここでは共にゴシック体)が、更に高信頼度の「金色」の基調色(第3信頼度示唆情報)に対応する告知表示画像ANcについては第1文字列(文字情報)のフォント(書体)が異なっている(ここではポップ体)。更には、同じ「赤色」の基調色が用いられている告知表示画像ANb1,ANb2については、第1文字列に関し、フォント(書体)は同じでそれ以外の所定の表示態様(ここでは文字の輪郭線の色)が異なっている。なお、告知表示画像ANb1と告知表示画像ANb2とで、第1文字列のフォントの種類を異ならせてもよいし、輪郭線の色以外の表示態様、例えば大きさや内部色等を異ならせてもよい。
【0601】
続いて、当該告知予告演出の具体例を、告知表示画像ANa,ANb1,ANb2,ANcのうちの告知表示画像ANb1(
図64(b1))が選択される場合を例に挙げて説明するが、まずは
図65を参照しつつ概要を説明する。リーチ変動パターン又は通常変動パターンにおける通常変動中(或いはリーチ変動パターンにおけるリーチ変動中)に告知予告演出が開始されると、スピーカから、BGMとしてこのセリフ予告演出4に係るBGM9cの出力が開始されるとともに、表示画面DSaでは装飾図柄164が非表示となり、下端部側に保留台座画像168が、上端部側にミニ図柄165が夫々表示された状態で、それらの後側に、例えば空を飛ぶカッパのキャラクタとそれを見つける男の子のシーンで構成される導入演出AN1に係る演出画像321が表示される(
図65(a))。
【0602】
導入演出AN1では、空飛ぶカッパを見つけた男の子によるセリフ音として「あっ、カッパ!」等の導入時ボイスが出力されるとともに、そのセリフ音に対応するセリフ文字列がテロップ表示される。また導入演出AN1中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が導入時発光態様、例えば信頼度示唆情報に含まれない紫色で発光する。
【0603】
そして、導入演出AN1から告知表示演出AN2に移行し、表示画面DSaには告知表示画像ANa,ANb1,ANb2,ANcのうちの何れか(ここでは告知表示画像ANb1)が表示されるが、まずは導入演出AN1からの流れに沿って、第1,第2文字列等の告知情報が記載された告知枠321aが、カッパのキャラクタに引き下ろされる形で画面上に登場する(
図65(b))。このとき、演出ランプLは告知表示開始時発光態様、例えば導入時発光態様と同じ紫色で発光する。そして、告知枠321a全体が視認可能となった直後に高明度演出WOD1が行われる(
図65(c))。この高明度演出WOD1は、告知枠321aの表示を強調するもので、高明度画像170wcを表示することにより、その高明度画像170wcの後側の画像(ここでは告知表示画像ANb1の告知枠321a)の視認性を低下させるように構成されている。
【0604】
なお、高明度画像170wcの範囲(大きさ)が徐々に狭くなり、また透過率が徐々に大きくなることによって告知枠321aの表示情報は次第に視認可能な状態となるが、告知枠321aの表示情報が完全に視認可能な状態となった後も、告知表示演出AN2が終了するまで高明度演出WOD1は継続される。即ち、告知枠321aの表示情報の視認性に悪影響を与えない範囲で、例えば画面の周辺部において高明度画像170wcの表示が継続される(
図65(c)~(f))。また、高明度演出WOD1の開始時には、効果音として強調音が出力される。高明度演出WOD1中は、演出ランプLが、告知表示画像ANb1の信頼度表示色(赤色)を含む告知表示中発光態様、例えば全体が赤色で、その上を白色が所定方向に移動する発光態様で発光する。
【0605】
その後、告知表示演出AN2に係る告知表示画像ANb1の表示を終了して図柄変動画面に切り替えるための終了時演出が実行される(
図65(f))。この終了時演出中は、演出ランプLが、その前の告知表示中発光態様(ここでは赤色+白移動)等とは異なる終了時発光態様(例えばオレンジ色)で発光する。終了時演出の後に図柄変動画面が開始されると(
図65(g))、効果音として、装飾図柄164a~164cの停止に合わせて図柄停止音が出力される。
【0606】
続いて、以上のような
図65に示す告知予告演出についてより詳細に説明する。
図66,
図67は、
図65(b)~(e)の期間について、
図65よりも更に微小な時間間隔(ここでは1F(フレーム)毎)で表示画面及び発光手段の変化を示したものであって、
図66が、通常遊技状態中に実行される場合(以下、通常告知表示演出という)を、
図67が、特別遊技状態中(高確率状態中等)に実行される場合(以下、特別告知表示演出という)を夫々示している。なお、
図66,
図67は、文字情報の動的表示の態様と、それに対応する発光演出の態様が異なっており、それ以外は共通であるため、以下の説明では基本的に
図66を参照し、必要に応じて
図67を参照するものとする。また、
図84(c)~
図85(c)は、
図65(a)~(g)の期間に関する概略タイムチャートを、上述したセリフ予告演出3,4の概略タイムチャート(
図84(a)~
図85(a)、
図84(b)~
図85(b))と対比する形で示したものである。
【0607】
告知予告演出では、
図84(c)に示すように、空を飛ぶカッパのキャラクタとそれを見つける男の子のシーンで構成される導入演出AN1が約8秒間実行された後、告知表示画像ANa,ANb1,ANb2,ANcのうちの何れか(ここでは告知表示画像ANb1)が表示される告知表示演出AN2に移行する。この告知表示演出AN2では、導入演出AN1からの流れに沿って、第1,第2文字列等の告知情報が記載された告知枠321aが、カッパのキャラクタに引き下ろされる形で画面上に出現する(
図66(a)~(e))(文字列表示余韻期間の開始)。この告知枠321aの出現シーンでは、第1,第2文字列が徐々に視認可能な状態となり、所定時点(例えば
図66(d)の時点)で第1,第2文字列が全て視認可能な状態となる(文字列表示期間(前半)の開始)。またこのとき、演出ランプLは告知表示開始時発光態様、例えば導入時発光態様と同じ紫色で発光する。
【0608】
そして、告知枠321a全体が画面上に出現し、その状態が一定期間継続すると(
図66(e)~(j))、効果音として強調音が出力されるとともに高明度演出WOD1が開始される(
図66(k))(文字列表示余韻期間及び文字列表示期間(前半)の終了)。この高明度演出WOD1では、告知表示画像よりも前側で、且つミニ図柄165、保留台座画像168及びその前側の保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に高明度画像170wcが表示され、その高明度画像170wcの大きさ(範囲)及び透過率が徐々に変化する(
図66(k)~(u))ようになっている。この高明度演出WOD1は、高明度画像170wcの大きさ(範囲)が時間経過とともに徐々に大きくなって所定時点で最大となる拡大変化演出(
図66(k)~(l))と、その後、時間経過とともに徐々に小さくなる縮小変化演出(
図66(l)~(u))と、その縮小後の状態が維持される維持演出(
図66(u)~)とで構成されている。それら拡大変化演出、縮小変化演出、維持演出の各期間は告知表示画像の種類に拘わらず共通となっている。
【0609】
ここで、拡大変化演出(
図66(k)~(l))では、高明度画像170wcが画面中央部から外側に向けて拡大し、高明度画像170wc以外の領域は画面の外周側で徐々に狭くなるのに対し、縮小変化演出(
図66(l)~(u))では、高明度画像170wcが画面中央部側から外側に向けて縮小し、高明度画像170wc以外の領域は画面の中央部側から外側に向けて徐々に拡大するように構成されている。また、維持演出(
図66(u)~)では、高明度画像170wcは、少なくとも第1,第2文字列の表示範囲に対してその外側の領域(範囲)に表示される。また高明度画像170wcは、その範囲内で透過率が略均一となるように設定されるとともに、その大きさ(範囲)だけでなく透過率も変化するようになっており、時間経過とともに透過率が例えば一定の変化率で徐々に小さくなって所定時点で最小(ここでは0%)となり(
図66(k)~(l))、その後、時間経過とともに例えば一定の変化率で徐々に大きくなった後(
図66(l)~(u))、その状態が維持される(
図66(u)~)ように構成されている。なお、高明度演出WOD1中は、第1,第2文字列等の視認性が徐々に向上すればよく、従って高明度画像170wcの範囲(大きさ)と透過率の何れか一方を変化させてもよい。
【0610】
また、高明度演出WOD1中における、第1,第2文字列の視認性が一定程度に向上するまで(ここでは第1,第2文字列が完全に視認可能となるまで)の期間(例えば縮小変化演出(
図66(l)~(u))の期間)については、第1,第2文字列について所定の動的表示(ここでは上下方向に振動する周期動作)が行われる(文字列動的表示期間)。これにより、高明度画像170wcによって第1,第2文字列の視認性が低下している中でも第1,第2文字列の出現及び存在を遊技者に強く印象付けることができる。なお、この第1,第2文字列に関する動的表示に関しては、通常遊技状態中に実行される通常告知予告演出(
図66)の場合と、特別遊技状態中に実行される特別告知予告演出(
図67)の場合とでその動作態様が異なっている。即ち、通常告知予告演出における文字情報の動的表示(第1揺動演出)と特別告知予告演出における文字情報の動的表示(第2揺動演出)とは、上下方向に振動する周期動作である点や実行時間については共通しているが、その周期と変化量が異なっており、前者(
図66(l)~(u)))よりも後者(
図67(l)~(u)))の方が短周期(小刻み)で且つ動作幅が大きくなっている。
【0611】
ここで、この告知予告演出は、通常遊技状態中(通常告知予告演出(
図66))よりも特別遊技状態中(特別告知予告演出(
図67))の方が実行頻度が高いものとする。以上のように、通常遊技状態中と特別遊技状態中とで文字情報の揺動態様を異ならせることで演出効果を高めることができ、また遊技者に有利な特別遊技状態中における実行頻度を高くすることで、文字情報の揺動演出に対する期待感を高めることが可能となる。
【0612】
この文字列動的表示期間及びその動的表示態様については、告知表示画像の種類(即ち大当り信頼度)に拘わらず共通となっている。なお、告知表示画像の種類(即ち大当り信頼度)に応じてそれら文字列動的表示期間、動的表示態様の少なくとも一方を異ならせてもよいが、その場合でも、信頼度表示色が同じ告知表示画像(ここでは告知表示画像ANb1,ANb2)については文字列動的表示期間及びその動的表示態様を共通にしてもよい。告知表示画像の種類(即ち大当り信頼度)に応じてそれら文字列動的表示期間、動的表示態様の少なくとも一方を異ならせる場合、大当り信頼度の高い方が文字列動的表示期間を長く、動的表示態様をより大きな動作とすることが考えられる。
【0613】
なお、文字情報の動的表示については、周期動作は上下移動、左右移動、前後軸廻りの揺動等の往復動作、即ち往動作と復動作とが略同経路を辿るものに限らず、所定領域の廻りを直線的又は曲線的に移動して元の位置に戻るような往復動作でない周期動作であってもよい。また、文字情報全体が一体的に動作するものに限らず、文字情報を構成する複数の単位(例えば一文字毎)に異なる周期動作(揺動等)を行うものであってもよい。また、文字情報の動的表示における動作は周期動作としたが、一定周期で動作するものに限らず、周期が変動する(例えば上下動の速度や動作幅が変化する)ものであってもよい。
【0614】
その後、第1,第2文字列が完全に視認可能となった後(ここでは維持演出(
図66(u)~)の期間)は動的表示は終了するが、その期間中も第1,第2文字列の視認性を低下させない範囲で高明度画像170wcの表示を継続することによって高明度演出WOD1による演出効果を維持できる。なお、第1,第2文字列が完全に視認可能となった後も動的表示を継続してもよいし、それまでとは異なる動的表示に切り替える(例えば小刻みの動作からゆっくりとした動作へ)ようにしてもよい。また高明度演出WOD1中は、演出ランプLが、告知表示画像ANb1の信頼度表示色(赤色)を含む告知表示中発光態様、例えば全体が赤色で、その上を白色が所定方向に移動する発光態様で発光する。なお、特別遊技状態中に実行される特別告知予告演出(
図67)では、文字列動的表示期間の少なくとも一部の期間(ここでは高明度演出WOD1中の期間)において、演出ランプLを通常遊技状態中(通常告知予告演出(
図66))とは異なる虹色発光態様で発光させてもよい。この虹色発光態様は、はずれ変動の場合には実行せず、大当り変動の場合に実行可能な特定発光態様の一例である。
【0615】
以上説明したように、この告知予告演出では、第1,第2文字列(文字情報)の表示を開始した後に高明度演出WOD1を実行可能であり、またその高明度演出WOD1の実行開始後に第1,第2文字列(文字情報)を動的表示するように構成されている。このように、まず大当り信頼度を示唆する文字情報を表示することで遊技者に対する期待感を煽ることができ、更にその後に高明度演出や文字情報の動的表示を実行することで、文字情報を含む表示画像の表示により大きなインパクトを与えることが可能である。また、第1,第2文字列(文字情報)の表示を開始したタイミングでは演出ランプ(発光手段)Lの発光態様を例えば紫色の告知表示開始時発光態様(第1発光態様)とし、高明度演出WOD1の実行中に演出ランプ(発光手段)Lの発光態様をその告知表示開始時発光態様(第1発光態様)から例えば赤色+白移動の告知表示中発光態様(第2発光態様)に変化させるように構成されている。
【0616】
また、高明度演出WOD1中に第1,第2文字列(文字情報)を動的表示するように構成されており、高明度演出によって第1,第2文字列の視認性が低下している中でも第1,第2文字列の存在を遊技者に印象付けることができる。また、第1,第2文字列(文字情報)の動的表示中に、高明度画像170wcの範囲(大きさ)や透過性を変化させることによって第1,第2文字列(文字情報)の視認性を変化(向上)させるように構成されている。また、第1,第2文字列(文字情報)の動的表示終了後も高明度演出WOD1を継続することで、高明度演出WOD1による演出効果を維持できるようになっている。
【0617】
また、この告知予告演出では、告知表示画像(第1信頼度示唆情報)ANaと、告知表示画像(第1信頼度示唆情報)ANaよりも高い信頼度に対応する告知表示画像(第2信頼度示唆情報)ANb1,ANb2と、告知表示画像(第2信頼度示唆情報)ANb1,ANb2よりも高い信頼度に対応する告知表示画像(第3信頼度示唆情報)ANcとを含む複数の信頼度示唆情報の何れかを実行可能であり、はずれ変動においては、告知表示画像(第3信頼度示唆情報)ANcよりも告知表示画像(第2信頼度示唆情報)ANb1,ANb2の方が、また告知表示画像(第2信頼度示唆情報)ANb1,ANb2よりも告知表示画像(第1信頼度示唆情報)ANaの方が出現率が高く、告知表示画像(第2信頼度示唆情報)ANb1,ANb2は、告知表示画像(甲第2信頼度示唆情報)ANb1と告知表示画像(乙第2信頼度示唆情報)ANb2とを含み、大当り変動においては、告知表示画像(甲第2信頼度示唆情報)ANb1よりも告知表示画像(乙第2信頼度示唆情報)ANb2の方が出現率が高くなるように設定されている。
【0618】
また、この告知予告演出では、告知表示画像ANa,ANb1,ANb2,ANcの何れを表示する場合においても、文字情報の表示を開始した後に高明度演出WOD1を実行し(
図84(c))、また高明度演出WOD1の実行後に文字情報を動的表示する(
図66(l)~(u)))ように構成されるとともに、高明度演出や文字情報の動的表示の実行時間は共通となっている。即ち、第1信頼度に対応する第1演出態様(例えば告知表示画像ANaを表示する演出態様)と第1信頼度よりも高い第2信頼度に対応する第2演出態様(例えば告知表示画像ANb1を表示する演出態様)の何れの場合においても、文字情報の表示を開始した後に高明度演出を実行し、また高明度演出の実行後に文字情報を動的表示するように構成されるとともに、高明度演出や文字情報の動的表示の実行時間は共通となっている。
【0619】
なお以上の例では、大当り信頼度が異なっても(即ち複数種類の告知表示画像の何れを表示する場合でも)、高明度演出や文字情報の動的表示の実行時間は共通で、更に高明度演出の表示態様や文字情報の動的表示の表示態様を共通としたが、大当り信頼度に応じて高明度演出の表示態様や文字情報の動的表示の表示態様を異ならせてもよい。例えば、高明度演出における高明度画像の色を、その告知表示画像における基調色(信頼度示唆情報)と共通にしたり、大当り信頼度が高い告知表示画像を表示する場合の方が、それよりも大当り信頼度が低い告知表示画像を表示する場合よりも動的表示の周期を短くしたり変化量を大きくするなどしてもよい。
【0620】
[レベルアップ予告演出]
図68~
図72は、リーチ変動パターン又は通常変動パターンにおける通常変動中、或いはリーチ変動パターンにおけるリーチ変動中に実行されるレベルアップ予告演出を示している。このレベルアップ予告演出では、
図68に示す複数種類(ここではレベル1~5の5種類)のレベル表示画像の中から、レベル1表示画像LVaを含む複数種類が昇順で順次出現することによって大当り信頼度を示唆するように構成されており、最終的に出現するレベル表示画像の種類に応じて、そのレベルが高いほど大当り信頼度が高くなるように設定されている。本実施形態のレベルアップ予告演出では、5種類のレベル表示画像のうち、2種類から最大5種類が段階的に表示されるようになっており、その出現パターンは
図69に示す15種類存在する。もちろん、それら15種類の出現パターンの全てを出現可能とする必要はなく、それらのうちの幾つかは出現率0%としてもよい。ここで、最終的に出現するレベル表示画像が同じ場合(例えばレベル5表示画像LVe)には、例えば経過した段階数が多いほど(又は少ないほど)大当り信頼度が高くなるようにしてもよい。また、最終的に出現するレベル表示画像が同じで、経過した段階数も同じ場合には、例えば経過した全てのレベル数の合計が多いほど(又は少ないほど)大当り信頼度が高くなるようにしてもよい。なお、レベル1表示画像LVa以外のレベル表示画像から表示が開始される場合があってもよいし、上述したステップアップ予告演出と同様に必ず1レベルずつ上昇するように構成してもよい。
【0621】
図68に示すレベル1表示画像LVa~レベル5表示画像LVeは、表示されるキャラクタ(ここではカッパ)、レベル数を示すレベル文字列のフォント(書体)や大きさ、及びそれらの表示レイアウトについては略共通しており、レベル表示画像の基調色(ここではレベル文字列の表示色(内部色)及び背景色)が異なっている。即ち、基調色(信頼度示唆情報)に関しては、各レベル表示画像の大当り信頼度に対応して、レベル1表示画像LVaは「白色」、レベル2表示画像LVbは「緑色」、レベル3表示画像LVcは「青色」、レベル4表示画像LVdは「赤色」、レベル5表示画像LVeは「金色」となっている。
【0622】
続いて、当該レベルアップ予告演出の具体例を、レベル1→3→5と3段階で変化する場合を例に挙げて説明するが、まずは
図70を参照しつつ概要を説明する。リーチ変動パターン又は通常変動パターンにおける通常変動中(或いはリーチ変動パターンにおけるリーチ変動中)にレベルアップ予告演出が開始されると、スピーカから、BGMとしてこのセリフ予告演出4に係るBGM9dの出力が開始されるとともに、表示画面DSaでは装飾図柄164が非表示となり、下端部側に保留台座画像168が、上端部側にミニ図柄165が夫々表示された状態で、まず第1レベル演出LV1が開始される。
【0623】
この第1レベル演出LV1では、画面にレベル1表示画像LVaが表示されるが、その際、まずレベル文字列331aが表示されていない状態でキャラクタ画像331bが表示されるとともに高明度演出WOE1が行われる(
図70(a))。この高明度演出WOE1は、その後に登場するレベル文字列331aの表示を強調するもので、高明度画像170wdを表示することにより、その高明度画像170wdの後側の画像(ここではキャラクタ画像331bの一部分)の視認性を低下させるように構成されている。なおこのとき、信頼度情報としての背景色が高明度画像170wdによって視認困難又は視認不可能となるようにしてもよいし、高明度画像170wdを信頼度情報としての背景色と同色で表示してもよい。そして、例えばその高明度演出WOE1の途中から、高明度画像170wdの前側に「レベル1」等のレベル文字列331aが表示される(
図70(b))。
【0624】
また効果音としては、高明度演出WOE1の開始時に第1強調音が、レベル文字列331aの表示開始時に第1表示音が夫々出力される。また演出ランプLは、高明度演出WOE1の開始後は高明度中発光態様(例えば紫色)で発光し、レベル文字列331aの表示開始後は信頼度表示色を含む第1レベル発光態様(ここでは白色)で発光する。
【0625】
第1レベル演出LV1に続いては、同様に第2レベル演出LV2,第3レベル演出LV3が順次行われる。第2レベル演出LV2では、高明度画像170weを表示する高明度演出WOE2が行われるとともに「レベル3」等のレベル文字列332aが表示される。効果音としては、高明度演出WOE2の開始時に第2強調音が、レベル文字列332aの表示開始時に第2表示音が夫々出力される。また演出ランプLは、高明度演出WOE2の開始後は高明度中発光態様(例えば紫色)で発光し、レベル文字列332aの表示開始後は信頼度表示色を含む第2レベル発光態様(ここでは青色)で発光する。
【0626】
続く第3レベル演出LV3では、高明度画像170wfを表示する高明度演出WOE3が行われるとともに「レベル5」等のレベル文字列333aが表示される。効果音としては、高明度演出WOE3の開始時に第3強調音が、レベル文字列333aの表示開始時に第3表示音が夫々出力される。また演出ランプLは、高明度演出WOE3の開始後は高明度中発光態様(例えば紫色)で発光し、レベル文字列333aの表示開始後は信頼度表示色を含む第3レベル発光態様(ここでは金色)で発光する。
【0627】
続いて、以上のような
図70に示すレベルアップ予告演出についてより詳細に説明する。
図71~
図72は、
図70(a)~(f)の期間について、
図70よりも更に微小な時間間隔で表示画面及び発光手段の変化を示したものである。なお、
図71~
図72に示す12コマ(フレーム)の表示画像は、
図70(a)~(f)の期間における全フレームから一定ピッチで抜き出したものである。従って、
図71~
図72においては、隣り合うフレーム間の時間間隔は全て同じで、ステップアップ予告演出における
図24~
図26と同じAミリ秒とする。
【0628】
まず第1レベル演出LV1が開始されると、レベル1表示画像LVaを構成するレベル文字列331aとキャラクタ画像331bのうち、まずキャラクタ画像331bのみが表示された状態で、第1強調音の出力とともに高明度演出WOE1が開始される(
図71(a))。この高明度演出WOE1では、画面上の所定領域、例えばキャラクタ画像331bの左右両側の領域に高明度画像170wdが表示される。この高明度画像170wdは、その大きさ(範囲)が時間経過とともに徐々に大きくなって所定時点で最大となり(
図71(a)~(b))、その後、時間経過とともに徐々に小さくなって最終的に消滅する(
図71(b)~(d))ように構成されている。また高明度画像170wdは、その範囲内で透過率が略均一となるように設定されるとともに、その大きさ(範囲)だけでなく透過率も変化するようになっており、時間経過とともに透過率が例えば一定の変化率で徐々に小さくなって所定時点で最小(ここでは0%)となり(
図71(a)~(b))、その後、時間経過とともに例えば一定の変化率で徐々に大きくなる(
図71(b)~(d))ように構成されている。
【0629】
また、高明度演出WOE1中の所定時点、例えば高明度画像170wdの大きさ(範囲)が最大となった時点で(
図71(b))、高明度画像170wdの前側に「レベル1」等のレベル文字列331aが表示される。このとき、レベル文字列331aは、縦軸廻りの回転動作等、所定の動的表示が行われた後、高明度演出WOE1の終了後に停止表示される(
図71(b)~(d))。もちろん、レベル文字列331aは、高明度演出WOE1の終了前、或いは終了時に動的表示を終了して停止表示してもよい。また演出ランプLは、高明度演出WOE1の開始後は高明度中発光態様(例えば紫色)で発光し(
図71(a))、高明度演出WOE1中の所定時点以降、例えばレベル文字列331aの表示開始後は信頼度表示色を含む第1レベル発光態様(ここでは白色)で発光する(
図71(b)~(d))。
【0630】
第1レベル演出LV1の終了後は第2レベル演出LV2が開始され、レベル3表示画像LVcを構成するレベル文字列332aとキャラクタ画像331bのうち、まずキャラクタ画像331bのみが表示された状態で、第2強調音の出力とともに高明度演出WOE2が開始される(
図71(e))。この高明度演出WOE2では、画面上の所定領域、例えばキャラクタ画像331bの左右両側の領域に高明度画像170weが表示される。この高明度画像170weは、その大きさ(範囲)が時間経過とともに徐々に大きくなって所定時点で最大となり(
図71(e)~(f))、その後、時間経過とともに徐々に小さくなって最終的に消滅する(
図71(f)~(h))ように構成されている。また高明度画像170weは、その範囲内で透過率が略均一となるように設定されるとともに、その大きさ(範囲)だけでなく透過率も変化するようになっており、時間経過とともに透過率が例えば一定の変化率で徐々に小さくなって所定時点で最小(ここでは0%)となり(
図71(e)~(f))、その後、時間経過とともに例えば一定の変化率で徐々に大きくなる(
図71(f)~(h))ように構成されている。
【0631】
また、高明度演出WOE2中の所定時点、例えば高明度画像170weの大きさ(範囲)が最大となった時点で(
図71(f))、高明度画像170weの前側に「レベル3」等のレベル文字列332aが表示される。このとき、レベル文字列332aは、縦軸廻りの回転動作等、所定の動的表示が行われた後、高明度演出WOE2の終了後に停止表示される(
図71(f)~(h))。もちろん、レベル文字列332aは、高明度演出WOE2の終了前、或いは終了時に動的表示を終了して停止表示してもよい。また演出ランプLは、高明度演出WOE2の開始後は高明度中発光態様(例えば紫色)で発光し(
図71(e))、高明度演出WOE2中の所定時点以降、例えばレベル文字列332aの表示開始後は信頼度表示色を含む第2レベル発光態様(ここでは青色)で発光する(
図71(f)~(h))。
【0632】
第2レベル演出LV2の終了後は第3レベル演出LV3が開始され、レベル5表示画像LVeを構成するレベル文字列333aとキャラクタ画像331bのうち、まずキャラクタ画像331bのみが表示された状態で、第3強調音の出力とともに高明度演出WOE3が開始される(
図71(i))。この高明度演出WOE3では、画面上の所定領域、例えばキャラクタ画像331bの左右両側の領域に高明度画像170wfが表示される。この高明度画像170wfは、その大きさ(範囲)が時間経過とともに徐々に大きくなって所定時点で最大となり(
図71(i)~
図72(j))その後、時間経過とともに徐々に小さくなって最終的に消滅する(
図72(j)~(l))ように構成されている。また高明度画像170wfは、その範囲内で透過率が略均一となるように設定されるとともに、その大きさ(範囲)だけでなく透過率も変化するようになっており、時間経過とともに透過率が例えば一定の変化率で徐々に小さくなって所定時点で最小(ここでは0%)となり(
図71(i)~
図72(j))、その後、時間経過とともに例えば一定の変化率で徐々に大きくなる(
図72(j)~(l))ように構成されている。
【0633】
また、高明度演出WOE3中の所定時点、例えば高明度画像170wfの大きさ(範囲)が最大となった時点で(
図72(j))、高明度画像170wfの前側に「レベル5」等のレベル文字列333aが表示される。このとき、レベル文字列333aは、縦軸廻りの回転動作等、所定の動的表示が行われた後、高明度演出WOE3の終了後に停止表示される(
図72(j)~(l))。もちろん、レベル文字列333aは、高明度演出WOE3の終了前、或いは終了時に動的表示を終了して停止表示してもよい。また演出ランプLは、高明度演出WOE3の開始後は高明度中発光態様(例えば紫色)で発光し(
図71(i))、高明度演出WOE3の所定時点以降、例えばレベル文字列333の表示開始後は信頼度表示色を含む第3レベル発光態様(ここでは金色)で発光する(
図72(j)~(l))。
【0634】
なお、以上の例ではレベル文字列の動的表示を全てのレベル演出で共通としたが、レベル文字列の動的表示の種類については、第1~第5レベル演出LV1~LV5毎に異ならせてもよいし、レベル表示画像毎(即ちレベル文字列の種類毎)に異ならせてもよい。また、以上の例では全てのレベル文字列でフォント(書体)を共通としたが、一定レベル以上のレベル文字列、例えばレベル5表示画像LVeのレベル文字列のフォントを、それ以外のレベル1~4表示画像LVa~LVdのレベル文字列のフォントと異ならせてもよい。また、大当り信頼度に応じて、所定の高信頼度までレベルアップする場合には、レベルアップ中の所定時点でレベル文字列のフォントが変化するように構成してもよい。例えば、レベル1→2→4となる場合にはレベル文字列のフォントは変化せず、それよりも大当り信頼度の高いレベル1→2→4→5となる場合には、レベルアップ中の所定時点、例えばレベル4となった時点でレベル文字列のフォントを変化させるようにしてもよい。
【0635】
続いて、各種予告演出等の一部に採用することが可能な部分演出について、幾つかの例(信頼度示唆演出、リーチタイトル表示演出、操作演出、リーチ発展演出)を説明する。
【0636】
[信頼度示唆演出]
図73~
図75は、大当り信頼度等、所定事象の出現に関する信頼度を示唆する信頼度示唆演出の一例を示している。信頼度示唆演出では、表示される文字列の内容やその表示色等により大当り信頼度を示唆するように構成されている。なお、本実施例の信頼度示唆演出では、複数組設けられている文字列のうち、「いいことありそう」,「いけるかも」の文字列を表示することによって大当り信頼度を示唆している。
【0637】
以下、当該信頼度示唆演出について、まずは
図73を参照しつつ概要を説明する。この信頼度示唆演出では、まず第1文字列開始演出PR1(
図73(a))が行われる。この第1文字列開始演出PR1では、第1演出画像231の前側に、第1文字列232が第1動作(ここでは文字毎に個別の回転・移動動作)を伴いつつ登場する。ここで、第1演出画像231は、例えば複数のキャラクタを含んで構成されており、第1文字列232は「いいことありそう」という文字列で構成されている。なお、第1演出画像231及び第1文字列232は、表示画面DSaの下端部側に保留台座画像168が、上端部側にミニ図柄165が夫々表示された状態で、それらの後側に表示される。また、第1文字列開始演出PR1中は、BGMとしてBGM10が出力されるとともに、効果音として、第1文字列232の登場に合わせて第1文字登場音が出力され、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、例えば第1文字列232の登場に合わせて所定色(ここでは金色)で点滅する第1文字登場発光態様で発光する。
【0638】
第1文字列開始演出PR1に続いては高明度演出WO91が行われる。この高明度演出WO91は、第1文字列232の登場を強調するもので、高明度画像170tを表示することにより、その高明度画像170tの後側の画像(ここでは第1演出画像231及び第1文字列232)の視認性を低下させるように構成されている(
図73(b),(c))。この高明度演出WO91中、高明度画像170tの後側で第1演出画像231及び第1文字列232の視認性は一旦低下してその後向上するが、その際、第1演出画像231及び第1文字列232は第2動作(ここでは第1演出画像231と第1文字列232とが一体的に揺動する動作)を行う。また、高明度演出WO91中は、引き続きBGM10が出力されるとともに、効果音として所定の高明度強調音が出力される。また高明度演出WO91中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が高明度中発光態様、例えば白色で発光する。
【0639】
高明度演出WO91に続いては、第1セリフ出力演出PR2(
図73(d))が行われる。この第1セリフ出力演出PR2では、第1演出画像231及び第1文字列232が、高明度演出WO91中の第2動作とは異なる第3動作(ここでは画面中央付近を中心とする縮小(ズームアウト)動作)を行うとともに、第1文字列232に対して所定の第1内部変化表示が行われる。この第1内部変化表示は、各文字の表示色を部分的に変化させつつその変化箇所を移動させるもので、例えば光の反射を動的に表現することができる。また、第1セリフ出力演出PR2中は、引き続きBGM10が出力されるとともに、セリフ音として、第1文字列232に対応する「いいことありそう」の第1予告ボイスが出力され、効果音として所定の第1変化音が出力される。また第1セリフ出力演出PR2中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が第1セリフ発光態様(ここでは金色発光箇所が移動)で発光する。
【0640】
第1セリフ出力演出PR2の後は第2文字列開始演出PR3(
図73(e))に切り替えられる。この第2文字列開始演出PR3では、それまでの第1演出画像231及び第1文字列232に代えて、第2文字列233(ここでは「いけるかも」)が第4動作(ここでは画面中央付近を中心とする縮小(ズームアウト)動作)を伴いつつ登場する。この縮小動作を行うことにより、第2文字列233は画面の奥に向かって第1変化速度で移動しているように認識される。なおこのとき、画面上には、第2文字列233の第4動作に対応して、画面の中央側から外側に向けた放射状のエフェクト画像である集中線234が表示される。また、第2文字列開始演出PR3中は、引き続きBGM10が出力されるとともに、効果音として、第2文字列233の登場に合わせて第2文字登場音が出力され、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、第2文字登場発光態様(例えば金色)で発光する。
【0641】
第2文字列開始演出PR3により、第2文字列233が画面上の所定箇所に所定の大きさで表示されると、引き続き第2セリフ出力演出PR4(
図73(f))が行われる。この第2セリフ出力演出PR4では、第2文字列233の動作が、それまでの第4動作から第5動作に移行する。第5動作は、例えば第4動作と同種の動作(ここでは画面中央付近を中心とする縮小(ズームアウト)動作)であって、第4動作よりも変化速度が低速に設定される。これにより、第2文字列233は画面の奥に向かってそれまでの第1変化速度よりも遅い第2変化速度で移動しているように認識される。もちろん、第5動作は第4動作と異なる種類の動作であってもよい。
【0642】
また第2セリフ出力演出PR4中は、第2文字列233に対して所定の第2内部変化表示が行われる。この第2内部変化表示は、第1内部変化処理と同様、各文字の表示色を部分的に変化させつつその変化箇所を移動させるもので、例えば光の反射を動的に表現することができる。なお、第2内部変化表示は第1内部変化表示と同じであってもよいし、変化させる色の種類や変化速度等の少なくとも一つが異なっていてもよい。また、第2セリフ出力演出PR4中は、引き続きBGM10が出力されるとともに、セリフ音として、第2文字列233に対応する第2予告ボイスが出力され、効果音として所定の第2変化音が出力される。また第2セリフ出力演出PR4中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が第2セリフ発光態様(ここでは金色発光箇所が移動)で発光する。
【0643】
ここで、文字列の動作中(第1~第5動作)は、演出ランプLについても動的な発光態様で発光させてもよい。また、動的な発光態様として、文字列の動作方向に応じて発光色や輝度が変化する発光態様としてもよいし、文字列の動作方向には対応しない動的な発光態様としてもよい。また、文字列の動作パターン(例えば、前述の第1動作~第5動作など)に応じて、演出ランプLをそれぞれ異なる動的な発光態様で発光させてもよいし、文字列の動作パターンに拘わらず演出ランプLを共通の動的な発光態様で発光させてもよい。このように構成することにより、文字列の動作と発光態様とをより一体的なものとすることができ、演出効果を向上させることができる。またこれに限らず、文字列の動作中における演出ランプLの発光態様を非動的なものとしてもよい。非動的な発光態様とは、所定色の点灯状態を維持し、或いは点滅状態とするなどである。また、文字列の動作パターン(例えば、前述の第1動作~第5動作など)に応じて、演出ランプLをそれぞれ異なる非動的な発光態様で発光させてもよいし、文字列の動作パターンに拘わらず演出ランプLを共通の非動的な発光態様で発光させてもよい。このように構成することにより、文字列の動作をより際立たせることができ、演出効果を向上させることができる。
【0644】
続いて、以上のような
図73に示す信頼度示唆演出に関し、その略全ての演出期間についてより詳細に説明する。
図74~
図75は、
図73(a)~(f)の期間について、
図73よりも更に微小な時間間隔で表示画面及び発光手段の変化を示したものである。なお、
図74~
図75においては、隣り合うフレーム間の時間間隔は全て同じで、ステップアップ予告演出における
図24~
図26と同じAミリ秒とする。
【0645】
信頼度示唆演出の第1文字列開始演出PR1(
図74(a)~(b))では、ミニ図柄165、保留台座画像168及び保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側で、複数のキャラクタよりなる第1演出画像231の前側に、第1文字列232が登場する。このとき、第1演出画像231は文字毎に個別の回転・移動動作(第1動作)を伴って表示され、それに対応して第1文字登場音が出力され、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が第1文字登場発光態様(金色点滅)で発光するため、遊技者に第1文字列232の登場を強く印象付けることができる。
【0646】
以上の第1文字列開始演出PR1に続いては高明度演出WO91が行われる。この高明度演出WO91(
図74(b)~(i))では、第1演出画像231及び第1文字列232よりも前側で、且つミニ図柄165、保留台座画像168及び保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に高明度画像170tが表示される。この高明度演出WO91は、高明度画像170tの大きさ(範囲)を拡大方向に変化させる拡大変化演出(
図74(b)~(e))と、同じく縮小方向に変化させる縮小変化演出(
図74(e)~(i))とで構成されている。ここで、拡大変化演出(
図74(b)~(e))では、高明度画像170tが画面中央部から外側に向けて拡大し、高明度画像170t以外の領域は画面の外周側で徐々に狭くなるのに対し、縮小変化演出(
図74(e)~(i))では、高明度画像170tが画面中央部側から外側に向けて縮小し、高明度画像170t以外の領域は画面の中央部側から外側に向けて徐々に拡大するように構成されている。
【0647】
ここで、高明度画像170tの拡大、縮小については時間経過に対して均一でなくてもよく、例えば縮小変化演出の終盤において、第1演出画像231及び第1文字列232の略全体が視認可能となった状態で高明度画像170tの縮小変化を遅くし、或いは一定時間停止してもよい(
図74(g)~(h))。なお、高明度画像170tは、その範囲内で透過率が略均一となるように設定され、時間経過とともに大きさは変化するが透過率は変化せず、例えば0%の透過率が維持されるものとするが、高明度画像170tの透過率は0%より大でもよいし不均一でもよく、透過率が時間経過とともに変化するように構成してもよい。また、高明度演出WO91における縮小変化演出中(
図74(e)~(i))、高明度画像170tの後側の第1演出画像231及び第1文字列232は徐々に視認性が向上するが、その際、第1演出画像231及び第1文字列232は例えば一体的にゆらゆらと揺動する(第2動作)。また、高明度演出WO91中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が高明度中発光態様(例えば白色)で発光する。
【0648】
なお
図74の例では、第1文字列開始演出PR1において第1文字列232の第1動作が終了し、第1文字列232が所定位置に達した後で高明度演出WO91が開始されるように構成したが、第1文字列232の第1動作が終了する前、即ち第1文字列232が所定位置に達する前に高明度演出WO91が開始されるように構成してもよい。
【0649】
高明度演出WO91が終了すると、第1セリフ出力演出PR2が行われる。この第1セリフ出力演出PR2(
図74(i)~
図75(j))では、セリフ音として、第1文字列232に対応する「いいことありそう」の第1予告ボイスが出力されるが、その際、第1演出画像231及び第1文字列232は一体的に低速で縮小する(第3動作)とともに、第1文字列232に対して、各文字の表示色が部分的に変化しつつその変化箇所が移動する第1内部変化表示が行われる。これにより、第1演出画像231及び第1文字列232は画面の奥に向かってゆっくりと移動し、また第1文字列232は光が部分的に反射し且つその位置が変化しているように認識されるため、信頼度情報である第1文字列232を遊技者に強く印象付けることができる。
【0650】
以上の第1セリフ出力演出PR2が終了して第2文字列開始演出PR3(
図75(k)~(m))に移行すると、それまでの第1演出画像231及び第1文字列232に代えて、「いけるかも」の第2文字列233と集中線234とが、比較的早い変化速度の縮小動作(第4動作)を伴って登場する。この縮小動作を行うことにより、第2文字列233は画面の奥に向かって第1変化速度で移動しているように認識されるため、遊技者にその登場を強く印象付けることができる。また、第2文字列開始演出PR3中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が第2文字登場発光態様(例えば金色)で発光する。
【0651】
そして、第2文字列233が所定の大きさに達すると、第2文字列開始演出PR3から第2セリフ出力演出PR4(
図75(n)~(r))に移行する。これにより、セリフ音として、第2文字列233に対応する「いけるかも」の第2予告ボイスが出力されるが、その際、画面上では集中線234が消去されるとともに、第2文字列233の縮小動作がそれまでよりも低速に切り替えられ(第5動作)、第2文字列233は画面の奥に向かってそれまでの第1変化速度よりも遅い第2変化速度でゆっくりと移動しているように認識される。これにより、遊技者は信頼度情報である第2文字列233を容易且つ確実に認識することが可能である。またこの第2セリフ出力演出PR4では、第2文字列233に対して、各文字の表示色が部分的に変化しつつその変化箇所が移動する第2内部変化表示が行われる。これにより、第2文字列233は光が部分的に反射し且つその位置が変化しているように認識されるため、信頼度情報である第2文字列233を遊技者に強く印象付けることができる。また第2セリフ出力演出PR4中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が第2セリフ発光態様(ここでは金色発光箇所が移動)で発光する。ここで、集中線234は、
図75(k)~(m)の期間(第4動作中の期間)に限らず、
図75(k)~(r)の期間(第4,第5動作中の期間)に表示するように構成してもよい。また、少なくとも文字列を動的表示している期間は集中線を表示するように構成することが望ましい。また、集中線は、文字列の移動方向に対応した表示態様となるように表示することが望ましい。
【0652】
以上の信頼度示唆演出における各種構成は、この信頼度示唆演出に限定して採用されるものではなく、その他の各種演出(予告演出や部分演出)にも同様に採用することが可能である。例えば、信頼度示唆演出における高明度演出WO91,第1文字列開始演出PR1,第1セリフ出力演出PR2,第2文字列開始演出PR3,第2セリフ出力演出PR4等の各種構成を、前述のステップアップ予告演出、セリフ予告演出1、後述するリーチタイトル表示演出、リーチ発展演出等で採用してもよい。また、文字列を動的表示している際に、その他の表示物がある場合には、その他の表示物については動的表示を行わないことが望ましい。これにより、文字列をより印象的に表示することが可能となる。また、その他の表示物を動的表示させてもよいが、その場合には、文字列の動的表示よりも、その他の表示物の移動距離が短くなるように構成したり、文字列の動的表示よりもその他の表示物の動的速度が遅くなるように構成することで、文字列をより印象付けるように工夫することが望ましい。また、あえて文字列の移動距離の方がその他の表示物の移動距離よりも短くなるように構成したり、動的速度が遅くなるように構成したりすることで、文字列の印象を薄め、遊技者に感得されにくいような演出表現となるように構成してもよい。
【0653】
[リーチタイトル表示演出]
図76~
図77は、リーチ演出のタイトルを表示するリーチタイトル表示演出の一例を示している。以下、当該リーチタイトル表示演出について、まずは
図76を参照しつつ概要を説明する。このリーチタイトル表示演出では、まずタイトル表示開始演出TS1(
図76(a))が行われる。このタイトル表示開始演出TS1では、リーチを構成する左右の装飾図柄164a,164bが、例えば本体部166のみの状態で周辺部近傍(例えば画面上部側)に縮小表示されており、その状態で、画面中央部付近の第1表示位置にタイトル文字列241が表示される。なお、タイトル表示開始演出TS1中は、BGMとしてBGM11が出力されるとともに、効果音として、タイトル文字列241の登場に合わせてタイトル登場音が出力され、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、例えば所定色(ここでは白色)で点滅するタイトル登場発光態様で発光する。
【0654】
その後のキャラクタ表示開始演出TS2(
図76(b))では、タイトル文字列241が第1表示位置から例えば画面下側の第2表示位置に向けて第1速度で移動(第1動作)するとともに、画面上の空いたスペースにキャラクタ画像242が出現する。このキャラクタ表示開始演出TS2中は、引き続きBGM11が出力されるとともに、効果音として、キャラクタ画像242の登場に合わせてキャラクタ登場音が出力され、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、例えば所定色(ここでは赤色)で点滅するキャラクタ登場発光態様で発光する。
【0655】
そして、続くタイトル報知演出TS3では、タイトル文字列241を構成する各文字が、個別に異なる動作(第2動作)を行うことにより、各文字の配置関係が表示開始時点の第1配置関係から第2配置関係に移行するとともに、タイトル文字列241に対して所定の内部変化表示が行われる。この内部変化表示は、各文字の表示色を部分的に変化させつつその変化箇所を移動させるもので、例えば光の反射を動的に表現することができる。なお、第1動作は、タイトル文字列241を構成する全ての文字が第1速度で一体的に動作するのに対し、第2動作は、各文字が第1速度よりも低速で個別に動作し、その動作の種類(回転、平行移動、拡大、縮小等)や動作速度等は文字毎に異なっており、中には全く動作しない文字があってもよい。
【0656】
なお、タイトル報知演出TS3中は、引き続きBGM11が出力されるとともに、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、例えば所定色(ここでは赤色)で点滅するタイトル報知発光態様で発光する。なお、ここではタイトル報知発光態様をキャラクタ登場発光態様と共通としたが、異なっていてもよい。
【0657】
続いて、以上のような
図76に示すリーチタイトル表示演出に関し、その略全ての演出期間についてより詳細に説明する。
図77は、
図76(a)~(c)の期間について、
図76よりも更に微小な時間間隔で表示画面及び発光手段の変化を示したものである。なお、
図77においては、隣り合うフレーム間の時間間隔は全て同じで、ステップアップ予告演出における
図24~
図26と同じAミリ秒とする。
【0658】
リーチタイトル表示演出のタイトル表示開始演出TS1(
図77(a)~(b))では、装飾図柄164a,164b、ミニ図柄165、保留台座画像168及び保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側で、且つ画面中央部付近の第1表示位置に、「カッパ大冒険」の文字列よりなるタイトル文字列241が、各文字の大きさ、位置、姿勢がきれいに揃っていない第1配置関係となるように配置された状態で表示される。このとき、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、例えば所定色(ここでは白色)で点滅するタイトル登場発光態様で発光する。
【0659】
そして、続くキャラクタ表示開始演出TS2(
図77(c)~(d))では、タイトル文字列241が第1表示位置から例えば画面下側の第2表示位置に向けて、各文字が第1配置関係を保持した状態で第1速度で移動(第1動作)する。また、そのタイトル文字列241の移動によって空いたスペースに、新たにキャラクタ画像242が表示される。このとき、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、例えば所定色(ここでは赤色)で点滅するキャラクタ登場発光態様で発光する。
【0660】
そして、続くタイトル報知演出TS3(
図77(e)~(h))では、タイトル文字列241を構成する各文字が、個別に異なる動作(第2動作)を行うことにより、各文字の配置関係が表示開始時点の第1配置関係から第2配置関係に移行する。この第2動作は、各文字が個別に動作し、また全く動作しない文字(ここでは「冒」の文字)があってもよく、その動作の種類や動作速度は文字毎に異なっており、その動作速度は第1動作における第1速度よりも遅くなっている。また、このタイトル報知演出TS3中、タイトル文字列241に対して、各文字の表示色を部分的に変化させつつその変化箇所を移動させる内部変化表示が行われる。この内部変化表示により、例えば光の反射を動的に表現することができる。なお、タイトル報知演出TS3中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、例えば所定色(ここでは赤色)で点滅するタイトル報知発光態様で発光する。
【0661】
なお、各文字の内部変化表示に関しては、全ての文字に対して一斉に実行するように構成してもよい。ここでいう「一斉」とは、内部変化表示を開始するタイミングが一斉であってもよいし、内部変化表示を行う過程で同時に行われているタイミングがあればよいという意味である。また、内部変化表示の表示態様を時間経過とともに変化させるように構成してもよい。例えば、内部変化表示の開始時点では第1表示態様(例えば光の反射を動的に表現)とし、所定時間経過後に第2表示態様(例えば写し鏡のような表現)に変更するように構成してもよい。このように、時間経過とともに内部変化表示の態様を変化させることで、演出効果を向上させることができる。また、リーチ演出の内容に応じて、異なる内部変化表示を実行するように構成してもよい。ここでいう「異なる」とは、内部変化表示の表示態様や、内部変化表示の実行時間、内部変化表示の実行範囲などの少なくともいずれかが異なっていればよい。このように、リーチ演出に応じて異なる内部変化表示を実行することで、演出表現が単調となることを避け、より演出効果の高い表現とすることが可能となる。以上の内部変化表示に関する変形例は、当該リーチタイトル表示演出だけでなく、内部変化表示を実行する全ての演出に適用可能である。
【0662】
以上のリーチタイトル表示演出における各種構成は、このリーチタイトル表示演出に限定して採用されるものではなく、その他の各種演出(予告演出や部分演出)にも同様に採用することが可能である。例えば、リーチタイトル表示演出におけるタイトル表示開始演出TS1、キャラクタ表示開始演出TS2、タイトル報知演出TS3等の各種構成を、前述のステップアップ予告演出、セリフ予告演出1、後述するリーチ発展演出等で採用してもよい。上記の例では、キャラクタ表示開始演出TS2では文字列に対して第1動作を実行するが内部変化表示を実行せず、タイトル報知演出TS3では文字列に対して第2動作と内部変化表示とを実行するものとしたが、文字列に対して内部変化表示のみを実行し、動的表示を実行しない場合があってもよい。このように、演出の内容に応じて、内部変化表示のみを行う演出と、動的表示のみを行う演出と、両方を行う演出とを分けるように構成してもよい。また例えば、第1演出と第2演出の両方で文字列の動的表示を行いつつ、第1演出ではさらに内部変化表示を行う一方、第2演出では内部変化表示を行わないように構成してもよい。また例えば、第1演出と第2演出の両方で文字列の内部変化表示を行いつつ、第1演出ではさらに動的表示を行う一方、第2演出では動的表示を行わないように構成してもよい。もちろん、第1演出と第2演出の両方で文字列の動的表示と内部変化表示とを行うように構成してもよい。
【0663】
[操作演出]
図78~
図79は、遊技者にチャンスボタン11等の操作手段の操作を要求する(遊技者による操作手段の操作に関連する)操作演出の一例を示している。以下、当該操作演出について、まずは
図78を参照しつつ概要を説明する。この操作演出では、まず操作表示開始演出BC1(
図78(a))が行われる。この操作表示開始演出BC1では、画面上に、操作対象を示すボタン画像(操作対象画像)251と、「キャラを笑わせろ」等の文字列画像252とが表示される。このとき、ボタン画像251と文字列画像252は、第1変化速度での縮小表示等の第1動作が行われる。
【0664】
そして、操作表示開始演出BC1に続いては高明度演出WOA1(
図78(b))が行われる。この高明度演出WOA1は、ボタン画像251及び文字列画像252の登場を強調するもので、高明度画像170uを表示することにより、その高明度画像170uの後側の画像(ここではボタン画像251及び文字列画像252)の視認性を低下させるように構成されている。
【0665】
そして、高明度演出WOA1に続いては操作促進演出BC2(
図78(c))が行われる。この操作促進演出BC2では、文字列画像252が、第1動作よりも低速で動作する(第2動作)。この第2動作は、第1動作とは異なり、各文字が中央側にゆっくりと移動する動作とするが、第2動作を第1動作と同種の動作(例えば縮小動作)としてもよい。また、例えばボタン画像251の前側に、操作対象に対する操作態様を示す「PUSH!」等の操作態様報知画像253が表示される。この操作態様報知画像253は、文字列画像252とは異なる第3動作を行うようになっている。この第3動作は、文字毎に揺動、上下動等の動作を不規則に行うものとするが、全ての文字を一体的に動作させてもよい。更に、操作促進演出BC2中は、文字列画像252に対して所定の内部変化表示が行われる。この内部変化表示は、各文字の表示色を部分的に変化させつつその変化箇所を移動させるもので、例えば光の反射を動的に表現することができる。
【0666】
なお、当該操作演出中は、BGMとしてBGM12が出力されるとともに、操作表示開始演出BC1の開始時には、次の高明度演出WOA1にわたって所定の強調音が出力される。また、当該操作演出中は、演出ランプLは消灯状態が維持されるようになっている。
【0667】
続いて、以上のような
図78に示す操作演出に関し、その略全ての演出期間についてより詳細に説明する。
図79は、
図78(a)~(c)の期間について、
図78よりも更に微小な時間間隔で表示画面及び発光手段の変化を示したものである。なお、
図79においては、隣り合うフレーム間の時間間隔は全て同じで、ステップアップ予告演出における
図24~
図26と同じAミリ秒とする。
【0668】
操作演出の操作表示開始演出BC1(
図79(a)~(c))では、ミニ図柄165、保留台座画像168及び保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に、操作対象を示すボタン画像(操作対象画像)251と、「キャラを笑わせろ」の文字列画像252とが、第1動作を伴いつつ表示される。第1動作は、第1変化速度にて縮小する動作であり、例えば画面から大きくはみ出した状態から徐々に画面内に収まるように表示される。
【0669】
操作表示開始演出BC1に続いては高明度演出WOA1が行われる。この高明度演出WOA1(
図79(c)~(g))では、ボタン画像251及び文字列画像252よりも前側で、且つミニ図柄165、保留台座画像168及びその前側の保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に高明度画像170uが表示され、その高明度画像170uは、大きさが徐々に変化して最終的に消滅するようになっている。即ち高明度画像170uは、その大きさ(範囲)が時間経過とともに徐々に大きくなって所定時点で最大となり(
図79(c)~(e))、その後、時間経過とともに徐々に小さくなって最終的に消滅する(
図79(e)~(g))ように構成されている。このように高明度演出WOA1は、高明度画像170uの大きさ(範囲)を拡大方向に変化させる拡大変化演出と、同じく縮小方向に変化させる縮小変化演出とで構成されるとともに、前者(
図79(c)~(e))と後者(
図79(e)~(g))の実行時間が略同じとなっているが、後者よりも前者の実行時間を短くしてもよいし、その逆でもよい。
【0670】
また高明度画像170uは、その範囲内で透過率が略均一となるように設定されているものとするが、透過率を不均一としてもよい。また高明度画像170uは、時間経過とともに大きさは変化するが透過率は変化せず、例えば0%の透過率が維持されるものとするが、高明度画像170uの透過率は0%より大でもよいし、透過率が時間経過とともに変化するように構成してもよい。また、高明度画像170uの表示が終了したタイミングで振動手段による振動演出を開始するように構成してもよい。これにより、高明度画像170uの表示が終了し、ボタン画像251が表示されたタイミングで振動演出を実行することが可能となり、振動演出の実行タイミングとボタン画像251の表示タイミングを合わせることができる。また、高明度画像170uの表示中に振動演出を開始するように構成してもよい。これにより、ボタン画像251の表示開始に遅れることなく振動演出を実行可能となり、各演出を並行的且つ統合的に実行することが可能となる。また、高明度画像170uの表示中から振動演出を実行する場合には、高明度画像170uの表示開始タイミングから並行して振動演出を実行するように構成してもよいし、高明度画像170uの表示を開始した後、高明度画像170uの表示中(時間経過とともに表示範囲を変更したり、透過率を変化している最中)に振動演出を開始するように構成してもよい。
【0671】
また、チャンスボタン11が押下されたことに応じて高明度演出を実行するように構成してもよい。またこの時、チャンスボタンの押下に応じて振動手段による振動演出を実行させる場合には、高明度演出の実行中から振動手段による振動演出を開始させてもよい。これにより、高明度演出中の演出効果を向上させることができる。また、これに限らず高明度演出の実行後に振動手段による振動演出を実行させるように構成してもよい。また、高明度演出の実行開始後、高明度画像の透過率を向上させた段階で振動演出を実行させるように構成してもよい。また、高明度演出の実行中に行われる振動演出と高明度演出の実行後に行われる振動演出とで振動態様を異ならせるように構成してもよい。例えば、高明度演出中は控えめな振動演出を実行し、高明度演出の実行後は激しめな振動演出を実行するように構成してもよいし、その逆でもよい。また、高明度演出中に行う振動演出と、高明度演出の実行後に行う振動演出とで実行時間を異ならせるように構成してもよい。例えば、高明度演出中に行う振動演出の方が高明度演出の実行後に行う振動演出よりも実行時間を短くしてもよい。
【0672】
また、チャンスボタン11が押下されたことに応じて可動体を可動させるように構成してもよい。この場合、高明度演出の実行中から可動体の動作を開始させるように構成してもよいし、高明度演出の実行後に可動体の動作を開始させるように構成してもよい。また、高明度演出の実行開始後、高明度画像の透過率を向上させた段階で可動体の動作を開始させるように構成してもよい。また、高明度演出中における可動体の動作時間と、高明度演出の実行後における可動体の動作時間とを異ならせるように構成してもよい。例えば、高明度演出中における可動体の動作時間の方が高明度演出の実行後における可動体の動作時間よりも短くなるように構成してもよい。また前述の内容に関して、操作演出の演出パターンが複数ある場合に、夫々の操作演出において共通の高明度演出を実行するように構成してもよいし、操作演出の演出パターンに応じて異なる高明度演出を実行するように構成してもよい。また、操作演出の演出パターンに応じて異なる高明度演出を実行する場合と、共通の高明度演出を実行する場合とがあってもよい。例えば、高明度演出WOA1は、操作演出の演出パターンに応じて異なる内容(一方では高明度演出を非実行とし、他方では高明度演出を実行するような場合も含む)とし、チャンスボタン11の押下後に行われる高明度演出については、共通の高明度演出を実行するように構成してもよい。このように、操作演出の演出パターンに応じて、種々の高明度演出を実行可能とすることで、操作演出の演出効果を高めることができる。
【0673】
高明度演出WOA1が終了し、ボタン画像251及び文字列画像252の全体が視認可能な状態になると、操作促進演出BC2(
図79(g)~(i))が行われる。この操作促進演出BC2では、ボタン画像251の前側に、操作対象であるチャンスボタン11に対する操作態様を示す「PUSH!」等の操作態様報知画像253が表示される。また、文字列画像252は、第1動作よりも低速で中央部側に移動する(第2動作)とともに、各文字の表示色を部分的に変化させつつその変化箇所を移動させる内部変化表示が行われる。この内部変化表示により、例えば光の反射を動的に表現することができる。なお、文字列画像252の第2動作は、文字毎に異なる動きであってもよい。また、操作態様報知画像253は、文字毎に揺動、上下動等の動作を不規則に行う(第3動作)。このように、操作態様報知画像253に対して文字列画像252とは異なる動作を行わせることにより、操作態様報知画像253が文字列画像252に埋没することを防止して遊技者の注意を引くことができる。
【0674】
以上の操作演出における各種構成は、この操作演出に限定して採用されるものではなく、その他の各種演出(予告演出や部分演出)にも同様に採用することが可能である。例えば、操作演出における高明度演出WOA1等の各種構成を、前述のステップアップ予告演出、セリフ予告演出1、後述するリーチ発展演出等で採用してもよい。
【0675】
[リーチ発展演出]
図80~
図83は、リーチ成立時に実行されるリーチ発展演出の一例を示している。以下、当該リーチ発展演出について、まずは
図80を参照しつつ概要を説明する。このリーチ発展演出では、まず左右の装飾図柄164a,164bが「8・8」等の同一図柄で停止してリーチが成立すると(
図80(a))、発展前演出RS1(
図80(b))が行われる。発展前演出RS1では、左右の装飾図柄164a,164bが縮小されて周辺部に移動した後、その装飾図柄164a,164bの後側に発展前画像261が表示される。この発展前画像261は、第1キャラクタを含んで構成されている。なお、当該リーチ発展演出中は、BGMとしてBGM13が出力されるとともに、リーチ成立時(
図80(a))には効果音として図柄停止音が出力され、また発展前演出RS1(
図80(b))の開始時には、セリフ音として「みてろよ」等の発展前ボイスが出力される。また、リーチ成立から発展前演出RS1にかけて、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、例えばオレンジ色と白色に交互に切り替えられるリーチ成立発光態様で発光する。
【0676】
その後、発展後演出RS2に移行することにより、発展前画像261が、第2キャラクタを含む発展後画像262に切り替えられるが(
図80(d))、その切替時に高明度演出WOB1が行われる(
図80(c))。高明度演出WOB1は、高明度画像170vを表示することにより、その高明度画像170vの後側の画像(ここでは発展前画像261及び発展後画像262)の視認性を低下させるものである。また高明度演出WOB1中の所定のタイミング、例えば高明度画像170vの透過率が0%に達した後、その透過率が上昇に転じるとき、又はその前の所定のタイミングで、切替強調音が出力される。また、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、高明度演出WOB1の前半は高明度中第1発光態様(例えば白色)で発光し、高明度演出WOB1の後半、例えば切替強調音の出力開始以降は高明度中第2発光態様(例えばオレンジ色と白色の交互切り替え)で発光し、発展後演出RS2中は発展後発光態様(例えばオレンジ色)で発光する。なお、切替強調音を、高明度画像の透過率が0%に達するよりも前から出力する場合、高明度画像の透過率が0%に達した後も、切替強調音が出力されていることが望ましい。また切替強調音は、高明度演出の後の発展後演出の実行中にその出力を終了させるように構成してもよい。
【0677】
続いて、以上のような
図80に示すリーチ発展演出に関し、高明度演出WOB1の演出期間についてより詳細に説明する。
図81~
図83は、
図80(c)に示す高明度演出WOB1の演出期間について、
図80よりも更に微小な時間間隔で表示画面及び発光手段の変化を示したものである。なお、
図81~
図83においては、隣り合うフレーム間の時間間隔は全て同じで、ステップアップ予告演出における
図24~
図26と同じAミリ秒とする。
【0678】
図81(a)~
図83(v)に示す高明度演出WOB1では、発展前画像261から発展後画像262へと切り替えられる際に、それら発展前画像261及び発展後画像262よりも前側で、且つ左右の装飾図柄164a,164b、ミニ図柄165、保留台座画像168及び保留画像X1~X4,Y1~Y4よりも後側に高明度画像170vが表示されるようになっている。
【0679】
ここで、高明度画像170vは、その後側の発展前画像261、発展後画像262全体をカバーする範囲(大きさ)に表示されるとともに、透過率はその表示範囲内で略均一となっており、表示範囲は時間経過とともに変化せず、透過率は時間経過とともに変化するようになっている(透過率変化処理、透過率変化演出)。高明度画像170vの透過率は、時間経過とともに例えば100%から0%へと徐々に低下し(
図81(a)~(i))、0%に達した後はその状態を所定時間維持した後(
図81(i)~
図82(r))、更に時間経過とともに例えば0%から100%へと徐々に上昇する(
図82(r)~
図83(v))ように構成されている。
【0680】
ここで、高明度画像170vの透過率が低下する透過率低下期間(
図81(a)~(i))と、透過率が維持される透過率維持期間(
図81(i)~
図82(r))と、透過率が上昇する透過率上昇期間(
図82(r)~
図83(v))の長さを比較すると、透過率上昇期間は透過率低下期間と透過率維持期間の何れもよりも短く、また透過率維持期間は透過率低下期間よりも長くなっている。このように、透過率が0%の状態(透過率維持期間)を長時間設けることで、リーチ演出に発展する際に抑揚やメリハリを持たせて演出効果を向上させることができる。なお、透過率維持期間は、透過率低下期間と略同じ長さか又は短くてもよい。また、透過率維持期間における高明度画像170vの透過率は0%より高くてもよい。また、透過率維持期間における高明度画像170vの表示範囲は、その後側の発展前画像261等に対するカバー率が100%よりも小となるように設定してもよい。
【0681】
なお本実施例では、透過率低下期間と透過率維持期間については何れもミニ図柄165が一巡する期間よりも長く、透過率上昇期間はミニ図柄165が一巡する期間と略同じとなっているが、透過率上昇期間はミニ図柄165が一巡する期間よりも短くしてもよい。また、透過率維持期間をミニ図柄165が一巡する期間よりも長くし、透過率低下期間と透過率上昇期間をミニ図柄165が一巡する期間よりも短くしてもよい。
【0682】
また、高明度演出WOB1の演出期間のうち、高明度画像170vの透過率が低下する透過率低下期間では、例えば
図81(a)~(i)の各フレームにおける高明度画像170vの透過率の値は夫々100%→95%→88%→79%→68%→55%→40%→23%→0%で、その透過率の変化率及び変化量が徐々に大きくなっている。即ち、例えば
図81(a)→(e)の期間(第1透過率変化演出)における高明度画像170vの透過率の変化率を第1変化率、同じく変化量を第1変化量とし、その後の
図81(e)→(i)の期間(第2透過率変化演出)における高明度画像170vの透過率の変化率を第2変化率、同じく変化量を第2変化量とすると、第1変化率よりも第2変化率の方が大きく、第1変化量よりも第2変化量の方が大きくなっている。このように、徐々に透過率の変化率及び変化量を大きくすることで、透過率変化演出が単調となることを防止することができる。また、透過率の変化率及び変化量を徐々に大きくすることで、透過率変化演出が開始したことを遊技者に把握させた後、比較的スムーズに短時間で低透過率の状態へと遷移させることが可能となる。またこれに限らず、透過率の変化率及び変化量を徐々に小さくするように構成してもよい。この場合、より余韻を感じさせる透過率変化演出を実行することができるとともに、透過率変化演出の単調化を防止し、演出効果を高めることが可能となる。
【0683】
また、高明度演出WOB1の演出期間のうち、高明度画像170vの透過率が上昇する透過率上昇期間では、例えば
図82(r)~
図83(v)の各フレームにおける高明度画像170vの透過率の値は夫々0%→40%→70%→90%→100%で、その透過率の変化率及び変化量が徐々に小さくなっている。即ち、例えば
図82(r)→
図83(t)の期間(第2透過率変化演出)における高明度画像170vの透過率の変化率を第2変化率、同じく変化量を第2変化量とし、その後の
図83(t)→(v)の期間(第1透過率変化演出)における高明度画像170vの透過率の変化率を第1変化率、同じく変化量を第1変化量とすると、第1変化率よりも第2変化率の方が大きく、第1変化量よりも第2変化量の方が大きくなっている。なお、徐々に透過率の変化率及び変化量を大きくするように構成してもよい。これにより、透過率変化演出が単調となることを防止することができる。また、透過率の変化率及び変化量を徐々に大きくすることで、透過率変化演出が開始したことを遊技者に把握させた後、比較的スムーズに短時間で低透過率の状態へと遷移させることが可能となる。
【0684】
なお、高明度画像170vの透過率が上昇する透過率上昇期間(
図82(r)~
図83(v))においては、切り替え後の発展後画像262の前側に、切替強調画像263が表示されるようになっている。この切替強調画像263は、発展後画像262への画像の切り替えを強調するもので、発展後画像262の略全体を隠蔽する状態で表示開始される(
図83(s))とともに、その後に徐々にその隠蔽状態を解消する(
図83(t)~(v))ように構成されており、ここでは発展後画像262の前側にあるガラスが粉々に割れて飛散し、発展後画像262の前側から徐々に消滅する動画で構成されている。このように、透過率上昇期間を透過率低下期間よりも短くするとともに、透過率上昇期間では切り替え後の発展後画像262が視認可能となる際にその前側で切替強調画像263による動画を表示することにより、リーチ演出に発展する際に抑揚やメリハリを持たせて演出効果を向上させることができる。
【0685】
また、高明度演出WOB1中は、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、まずは高明度中第1発光態様(例えば白色)で発光を開始する。そして、例えば透過率低下期間、透過率維持期間を経過して透過率上昇期間が開始されるタイミングで、切替強調音が出力されるとともに、演出ランプLの少なくとも一部(ここでは枠側ランプLaと盤側ランプLbの両方)が、高明度中第2発光態様(例えばオレンジ色と白色の交互切り替え)へと切り替えられるようになっている。なお、切替協調音の出力及び演出ランプLの高明度中第2発光態様への切替タイミングは、透過率維持期間中でもよい。また、切替協調音の出力タイミングと演出ランプLの高明度中第2発光態様への切替タイミングは異なっていてもよく、例えば透過率維持期間中に切替協調音の出力を開始した後、透過率上昇期間の開始タイミングで演出ランプLの高明度中第2発光態様への切替を行ってもよいし、その逆でもよい。
【0686】
以上のリーチ発展演出における各種構成は、このリーチ発展演出に限定して採用されるものではなく、その他の各種演出(予告演出や部分演出)にも同様に採用することが可能である。例えば、リーチ発展演出における高明度演出WOB1等の各種構成を、前述のステップアップ予告演出、セリフ予告演出1、信頼度示唆演出等で採用してもよい。
【0687】
以上、12種類の予告演出、及び4種類の部分演出について個別に説明したが、続いてそれらの演出の中から複数組を選んで比較する。
【0688】
[ステップアップ予告演出とリーチ予告演出の比較]
まず、ステップアップ予告演出とリーチ予告演出とを比較する。なお本実施例では、大当たり信頼度については、リーチ予告演出(第2特定予告演出)よりもステップアップ予告演出(第1特定予告演出)の方が高くなっている(
図20)が、逆であってもよい。また、ここではステップアップ予告演出とリーチ予告演出の間で各種の比較を行うが、それら各種の比較の対象となっている2つの演出はステップアップ予告演出とリーチ予告演出に限られるものではなく、異なる種類、或いは同じ種類の2つの演出であればよい(もちろん、予告演出と部分演出の比較でもよいし、部分演出同士の比較でもよい)。
【0689】
ステップアップ予告演出の高明度演出(第1予告高明度演出)WO11(
図24(a)~
図25(j))と、リーチ予告演出の高明度演出(第2予告高明度演出)WO21(
図29(a)~
図29(f))とを比較すると、その実行時間については後者(約5Aミリ秒)よりも前者(約9Aミリ秒)の方が長いことは明らかである。一方、高明度画像による視認性の低下度合いについて高明度演出WO11と高明度演出WO21とを比較すると、高明度演出WO11の高明度画像170aについては最小透過率が0%であるのに対し、高明度演出WO21の高明度画像170cについては最小透過率が0%よりも大となっており、後者よりも前者の方が高明度画像の透過率による視認性の低下度合いが大きくなっている。一方、高明度演出WO11と高明度演出WO21とで高明度画像の範囲(大きさ)を比較すると、その最大値は後者よりも前者の方が小さく、後者よりも前者の方が高明度画像の範囲による視認性の低下度合いが小さくなっている。
【0690】
このように、高明度演出WO11と高明度演出WO21とを比較すると、高明度画像の透過率による視認性の低下度合いについては後者よりも前者の方が大きく、高明度画像の範囲による視認性の低下度合いについては後者よりも前者の方が小さくなっているが、例えば高明度演出WO11の高明度画像170aは範囲(大きさ)を変化させず、高明度演出WO21の高明度画像170cは時間経過とともに範囲(大きさ)を変化させるようにすれば、高明度画像の透過率と範囲(大きさ)の両方による視認性の低下度合いについて後者よりも前者の方が大きくなる。
【0691】
なお、高明度演出WO11の高明度画像170aの透過率は、約9Aミリ秒で0%から100%へと変化しているのに対し、高明度演出WO21の高明度画像170cの透過率は、約5Aミリ秒で20%から100%へと変化しているため、単位時間当たりの透過率の変化量は前者よりも後者のほうが大きくなっている。
【0692】
また、高明度演出中に出力される強調音の出力音量及び出力時間について高明度演出(乙第1高明度演出)WO11と高明度演出(乙第2高明度演出)WO21とを比較すると、高明度演出WO11において出力される強調音(第1特定音)の方が、高明度演出WO21において出力される強調音(第2特定音)よりも出力音量が大きく、また出力時間も長いものとする。
【0693】
また、ステップアップ予告演出(第1特定予告演出)では、大当り信頼度に応じて異なる複数種類(例えば
図22(a1)~(e1)、(a2)~(e2))の中から選択されるステップアップ予告演出画像169を表示し、高明度演出WO11(
図24(a)~
図25(j))では、そのステップアップ予告演出画像169の種類に拘わらず(即ち甲第1信頼度特定画像を表示する場合と甲第2信頼度特定画像を表示する場合の何れにおいても)、その前に共通の高明度画像(第1所定高明度画像)170aを表示するように構成されている。一方、リーチ予告演出(第2特定予告演出)では、大当り信頼度に応じて異なる複数種類(例えば
図27(a)~(d))の中から選択されるリーチ予告演出画像171を表示し、高明度演出WO22(
図29(h)~
図30(l))では、そのリーチ予告演出画像171の種類に拘わらず(即ち乙第1信頼度特定画像を表示する場合と乙第2信頼度特定画像を表示する場合の何れにおいても)、その前に共通の高明度画像(第2所定高明度画像)170dを表示するように構成されている。そして、高明度演出WO11の高明度画像170aと高明度演出WO22の高明度画像170dとでは表示パターンが異なっている。
【0694】
[ステップアップ予告演出とボタン予告演出1の比較]
続いて、ステップアップ予告演出とボタン予告演出1とを比較する。なお本実施例では、大当たり信頼度については、ボタン予告演出1(第2特定予告演出)よりもステップアップ予告演出(第1特定予告演出)の方が高くなっている(
図20)が、逆であってもよい。また、出現率についてもボタン予告演出1(第2特定予告演出)よりもステップアップ予告演出(第1特定予告演出)の方が高いものとするが、逆であってもよい。また、ここではステップアップ予告演出とボタン予告演出1の間で各種の比較を行うが、それら各種の比較の対象となっている2つの演出はステップアップ予告演出とボタン予告演出に限られるものではなく、異なる種類、或いは同じ種類の2つの演出であればよい(もちろん、予告演出と部分演出の比較でもよいし、部分演出同士の比較でもよい)。
【0695】
ステップアップ予告演出とボタン予告演出1とは、何れも文字情報を画面に表示するように構成されているが、ステップアップ予告演出(特定文字情報予告演出)で表示される「もっといいことありそう」等の文字情報は、大当り信頼度に応じた表示態様(表示色)よりなる信頼度情報が付加された特定文字情報であるのに対し(
図22)、ボタン予告演出1(非特定文字情報予告演出)で表示される「キャラを笑わせろ」等の文字情報は、そのような信頼度情報が付加されていない非特定文字情報である点で両者は相違している。
【0696】
また、ステップアップ予告演出(特定文字情報予告演出)では、高明度演出WO11を実行して特定文字情報の表示を行うとともに、その高明度演出WO11中で且つ特定文字情報の全部が視認可能となる前から特定文字情報に応じた第1高明度中発光態様で演出ランプLを発光させるのに対し(
図23~
図25)、ボタン予告演出1(非特定文字情報予告演出)では、高明度演出を実行することなく非特定文字情報の表示を行うとともに、非特定文字情報に拘わらず導入時発光態様(所定発光態様)で演出ランプLを発光させるようになっている(
図32等)。
【0697】
また、ボタン予告演出1(非特定文字情報予告演出)において非特定文字情報が認識容易となるまでの時間は約4Aミリ秒(
図33(a)~(e))であるのに対し、ステップアップ予告演出(特定文字情報予告演出)において特定文字情報が認識容易となるまでの時間は約7Aミリ秒(
図24(a)~(h))であり、前者よりも後者の方が長くなっている。
【0698】
また、ステップアップ予告演出(第1文字情報予告演出)では、「もっといいことありそう」等の文字情報(所定文字情報)を構成する全ての文字に赤色等の特定色を付しており、その特定色によって大当たり信頼度を示唆しているのに対し、ボタン予告演出1(第2文字情報予告演出)では、「キャラを笑わせろ」の文字情報(所定文字情報)を構成する全ての文字のうちの一部にのみ特定色(ここでは赤色)を付しているが、その特定色によっては大当たり信頼度を示唆していない点で両者は相違している。また、ステップアップ予告演出(第1文字情報予告演出)では、演出ランプLを特定色に対応する発光色で発光させるのに対し、ボタン予告演出1(第2文字情報予告演出)では、演出ランプLを特定色に対応しない発光色で発光させる点でも両者は相違している。なお、ボタン予告演出1(第2文字情報予告演出)における「キャラを笑わせろ」の文字情報(所定文字情報)については、特定色(ここでは赤色)を付した文字の数よりも特定色を付さない文字の数の方が多くなっている。
【0699】
なお本実施例では、第1文字情報予告演出は、ステップアップ予告演出の他、リーチ予告演出、セリフ予告演出1、割込み予告演出等が該当するのに対し、第2文字情報予告演出はボタン予告演出1のみである。このように、第2文字情報予告演出の数よりも第1文字情報予告演出の数の方が多くなるように構成することが望ましい。
【0700】
[ステップアップ予告演出とセリフ予告演出1の比較]
続いて、ステップアップ予告演出とセリフ予告演出1とを比較する。なお、ここではステップアップ予告演出とセリフ予告演出1の間で各種の比較を行うが、それら各種の比較の対象となっている2つの演出はステップアップ予告演出とセリフ予告演出1に限られるものではなく、異なる種類、或いは同じ種類の2つの演出であればよい(もちろん、予告演出と部分演出の比較でもよいし、部分演出同士の比較でもよい)。
【0701】
ステップアップ予告演出の高明度演出(丙第2高明度演出、丁第2高明度演出)WO11(
図24(a)~
図25(j))と、セリフ予告演出1の高明度演出(丙第1高明度演出、丁第1高明度演出)WO42(
図40(s)~
図40(w))とを比較すると、前者は高明度画像(丙第2高明度画像、丁第2高明度画像)170aを「もっといいことありそう」等の特定文字情報とその背景画像の表示領域に対応し且つキツネ等のキャラクタ画像と重なるように表示しているのに対し、後者は高明度画像(丙第1高明度画像、丁第1高明度画像)170iを「最高の気分だね」等の特定文字情報の表示領域に対応し且つ男の子等のキャラクタ画像と重ならないように表示している点で両者は相違している。即ち、ステップアップ予告演出の高明度演出(丙第2高明度演出、丁第2高明度演出)WO11における高明度画像(丙第2高明度画像、丁第2高明度画像)170aの方が、セリフ予告演出1の高明度演出(丙第1高明度演出、丁第1高明度演出)WO42における高明度画像(丙第1高明度画像、丁第1高明度画像)170iよりも、キャラクタ画像が視認困難となるように表示される。そして、高明度演出WO11(
図24(a)~
図25(j))と高明度演出WO42(
図40(s)~
図40(w))とで実行時間を比較すると、後者(約4Aミリ秒)よりも前者(約9Aミリ秒)の方が長くなっている。
【0702】
[リーチ予告演出とセリフ予告演出1の比較]
続いて、リーチ予告演出とセリフ予告演出1とを比較する。なお、ここではリーチ予告演出とセリフ予告演出1の間で各種の比較を行うが、それら各種の比較の対象となっている2つの演出はリーチ予告演出とセリフ予告演出1に限られるものではなく、異なる種類、或いは同じ種類の2つの演出であればよい(もちろん、予告演出と部分演出の比較でもよいし、部分演出同士の比較でもよい)。
【0703】
リーチ予告演出の高明度演出(丙第2高明度演出、丁第2高明度演出)WO22(
図29(h)~
図30(l))と、セリフ予告演出1の高明度演出(丙第1高明度演出、丁第1高明度演出)WO42(
図40(s)~
図40(w))とを比較すると、前者は高明度画像(丙第2高明度画像、丁第2高明度画像)170dを「リーチだ!」等の特定文字情報とその背景画像の表示領域に対応し且つカッパのキャラクタ画像と重なるように表示しているのに対し、後者は高明度画像(丙第1高明度画像、丁第1高明度画像)170iを「最高の気分だね」等の特定文字情報の表示領域に対応し且つ男の子等のキャラクタ画像と重ならないように表示している点で両者は相違している。即ち、リーチ予告演出の高明度演出(丙第2高明度演出、丁第2高明度演出)WO22における高明度画像(丙第2高明度画像、丁第2高明度画像)170dの方が、セリフ予告演出1の高明度演出(丙第1高明度演出、丁第1高明度演出)WO42における高明度画像(丙第1高明度画像、丁第1高明度画像)170iよりも、キャラクタ画像が視認困難となるように表示される。そして、高明度演出WO22(
図29(h)~
図30(l))と高明度演出WO42(
図40(s)~
図40(w))とで実行時間を比較すると、両者は略同じ(約4Aミリ秒)となっている。もちろん、高明度演出WO22と高明度演出WO42とで実行時間を異ならせてもよく、その場合、後者よりも前者を長くしてもよいしその逆でもよい。
【0704】
[セリフ予告演出3とセリフ予告演出4の比較]
続いて、セリフ予告演出3とセリフ予告演出4とを比較する。なお本実施例では、大当り信頼度については、セリフ予告演出4よりもセリフ予告演出3の方が高くなっている(
図20)が、逆であってもよい。また、出現率についてもセリフ予告演出4よりもセリフ予告演出3の方が高いものとするが、逆であってもよい。なお、ここではセリフ予告演出3とセリフ予告演出4の間で各種の比較を行うが、それら各種の比較の対象となっている2つの演出はセリフ予告演出3とセリフ予告演出4に限られるものではなく、異なる種類、或いは同じ種類の2つの演出であればよい(もちろん、予告演出と部分演出の比較でもよいし、部分演出同士の比較でもよい)。
【0705】
セリフ予告演出3とセリフ予告演出4とを比較すると、セリフ予告演出3(第1特定演出)では、
図56に示すように、出現可能な複数種類のセリフ表示画像の少なくとも一部(ここでは大当り信頼度が最も低い第1セリフ表示画像SCaを除く第2~第4セリフ表示画像SCb~SCd)において、セリフ文字列に、大当り信頼度(所定事象の出現に関する信頼度)の高低に関する特別文字情報(「良い」、「アツい」、「激アツ」)が含まれているのに対し、セリフ予告演出4(第2特定演出)では、
図60に示すように、出現可能な複数種類のセリフ表示画像の何れもセリフ文字列に「激アツ」等の特別文字情報が含まれていない。
【0706】
そして、セリフ予告演出3(第1特定演出)における、当該演出の実行開始後、セリフ文字列(特別信頼度示唆情報)が表示される(セリフ表示期間が開始される)までの時間を第1時間とし、セリフ予告演出4(第2特定演出)における、当該演出の実行開始後、セリフ文字列(信頼度に関する特別文字情報を有しない非特別信頼度示唆情報)が表示される(セリフ表示期間が開始される)までの時間を第2時間とすると、
図84(a),(b)より明らかなように、第1時間の方が第2時間よりも短くなっている。即ち、セリフ表示までの時間が長い予告演出(セリフ予告演出4)では、セリフ表示までの煽りによって遊技者の期待感を十分に喚起できるため、セリフによって大当り信頼度の高低を直接的又は間接的に表現する必要がなく、原作のセリフなどを自由に使用することが可能であるのに対し、セリフ表示までの時間が短い予告演出(セリフ予告演出3)では、セリフ表示までに十分な煽り時間をとることができず、それだけでは遊技者の期待感を十分に喚起することができないため、大当り信頼度の高低を直接的又は間接的に表現する「激アツ」等の特別文字情報を含むセリフを使用するようになっている。
【0707】
なお、第1時間が第2時間よりも長くなるように構成してもよい。即ち、特別文字情報を有するセリフ文字列(特別信頼度示唆情報)を出力可能なセリフ予告演出3(第1特定演出)における、当該演出の実行開始後、セリフ文字列が表示される(セリフ表示期間が開始される)までの時間(第1時間)を、出現可能な複数種類のセリフ表示画像の何れもセリフ文字列に特別文字情報が含まれていないセリフ予告演出4(第2特定演出)における、当該演出の実行開始後、セリフ文字列が表示される(セリフ表示期間が開始される)までの時間(第2時間)よりも長くしてもよい。
【0708】
また、特別文字情報を有するセリフ文字列を表示可能なセリフ予告演出3(第1特定演出)では高明度演出を実行しないのに対し、特別文字情報を有するセリフ文字列を表示せず、特別文字情報を有しないセリフ文字列を表示するセリフ予告演出4(第2特定演出)では高明度演出WOC1,WOC2を実行するように構成されている。即ち、高明度演出が実行され、演出的に抑揚がある予告演出(セリフ予告演出4)では、それだけで遊技者の期待感を十分に喚起できるため、セリフによって大当り信頼度の高低を直接的又は間接的に表現する必要がなく、原作のセリフなどを自由に使用することが可能であるのに対し、高明度演出が実行されず、演出的に抑揚が小さい予告演出(セリフ予告演出3)では、それだけでは遊技者の期待感を十分に喚起することができないため、大当り信頼度の高低を直接的又は間接的に表現する「激アツ」等の特別文字情報を含むセリフを使用するようになっている。
【0709】
また、特別文字情報を有するセリフ文字列を表示可能なセリフ予告演出3(第1特定演出)におけるセリフ表示期間の長さを第1文字情報表示時間とし、特別文字情報を有するセリフ文字列を表示せず、特別文字情報を有しないセリフ文字列を表示するセリフ予告演出4(第2特定演出)におけるセリフ表示期間の長さを第2文字情報表示時間とすると、
図84(a),(b)より明らかなように、第1文字情報表示時間の方が第2文字情報表示時間よりも長くなっている。即ち、セリフ文字列に含まれる特別文字情報によって遊技者の期待感を喚起する予告演出(セリフ予告演出3)では、その特別文字情報を遊技者に確実に認識させる必要があり、また高信頼度に見合うようにセリフ表示期間を長く確保する必要があるのに対し、特別文字情報を表示しない予告演出(セリフ予告演出4)では、特別文字情報を遊技者に認識させる必要がないためにセリフ表示期間を短くしている。
【0710】
また、セリフ予告演出3(第1特定演出)におけるセリフ表示余韻期間の長さを第1セリフ表示余韻時間とし、セリフ予告演出4(第2特定演出)におけるセリフ表示余韻期間の長さを第2セリフ表示余韻時間とすると、
図84(a),(b)より明らかなように、第1セリフ表示余韻時間が第2セリフ表示余韻時間よりも長くなっている。なお、この場合の比較方法としては、セリフ音の出力が開始される前のセリフ表示余韻期間(前半)のみで比較する方法と、セリフ音の出力が終了した後のセリフ表示余韻期間(後半)のみで比較する方法と、セリフ表示余韻期間全体(前半と後半の合計)で比較する方法とが考えられるが、
図84(a),(b)の例ではその何れの比較方法においても第1セリフ表示余韻期間が第2セリフ表示余韻期間よりも長くなっている。「激アツ」等の特別文字情報を含むセリフと含まないセリフとを比較すると前者より後者の方が長くなりがちであるため、セリフ音の出力期間に応じてセリフ表示期間の長さ(セリフ表示期間の開始/終了のタイミング)を決めてしまうと、前者のセリフ表示期間が短くなって高信頼度に見合う表示時間とならない。そこで、特別文字情報を有するセリフ文字列を表示可能なセリフ予告演出3(第1特定演出)におけるセリフ表示余韻期間を、特別文字情報を有しないセリフ文字列を表示するセリフ予告演出4(第2特定演出)におけるセリフ表示余韻期間よりも長くすることによって特別文字情報を有する場合のセリフ表示期間を十分に確保している。
【0711】
また、セリフ予告演出3(第1特定演出)におけるセリフ表示画像SCa~SCd(第1信頼度示唆情報)は、セリフ表示画像SCa~SCc(通常第1信頼度示唆情報)とセリフ表示画像SCd(特定第1信頼度示唆情報)とで文字情報の書体(フォント)が異なるのに対し、セリフ予告演出4(第2特定演出)におけるセリフ表示画像SDa~SDe(第2信頼度示唆情報)は、文字情報の書体が共通となっている。「激アツ」等の特別文字情報を含まない予告演出(セリフ予告演出4)の場合は、その文字情報によって信頼度の高低を直接的に示唆するものではないため、文字情報の種類が変わっても同じ書体で表示するようになっているが、「激アツ」等の特別文字情報を含む予告演出(セリフ予告演出3)の場合は、文字情報の書体を変化させることによってその特別文字情報を強調し、アツさが遊技者に伝わりやすくしている。
【0712】
また、セリフ予告演出3(第1特定演出)では、セリフ音の出力とそれに対応するキャラクタ画像による口パク動作(発語動作演出)が実行されるのに対し、セリフ予告演出4(第2特定演出)では、セリフ音の出力は行われるが、それに対応するキャラクタ画像による口パク動作(発語動作演出)は実行されないようになっている。そして、
図85(a),(b)より明らかなように、口パク動作(発語動作演出)が行われるセリフ予告演出3(第1特定演出)では、口パク動作とセリフ音の出力期間をある程度対応させる必要があるため、セリフ音(音声)の出力期間がセリフ文字列(文字情報)の表示期間からはみ出すことがないように構成しているのに対し、口パク動作(発語動作演出)が行われないセリフ予告演出4(第2特定演出)では、口パク動作とセリフ音の出力期間との対応関係を気にする必要がないため、セリフ音(音声)の出力期間がセリフ文字列(文字情報)の表示期間からはみ出すことを可能としている。なお、セリフ予告演出4(第2特定演出)では、はずれ変動と大当り変動のどちらの場合も出現することにより比較的出現率が高く且つ大当り信頼度が比較的高い赤色のセリフ表示画像SDbにおいて、セリフ音(音声)の出力期間がセリフ文字列(文字情報)の表示期間に対して後側にはみ出すようになっている。
【0713】
なお以上の例では、特別文字情報を有するセリフ文字列を表示可能なセリフ予告演出3(第1特定演出)では高明度演出を実行せず、特別文字情報を有するセリフ文字列を表示せず、特別文字情報を有しないセリフ文字列を表示するセリフ予告演出4(第2特定演出)では高明度演出を実行するように構成したが、特別文字情報を有するセリフ文字列を表示可能なセリフ予告演出3(第1特定演出)では高明度演出を実行し、特別文字情報を有するセリフ文字列を表示せず、特別文字情報を有しないセリフ文字列を表示するセリフ予告演出4(第2特定演出)では高明度演出を実行しないように構成してもよい。
【0714】
また以上の例では、特別文字情報を有するセリフ文字列を表示可能なセリフ予告演出3(第1特定演出)におけるセリフ表示期間の長さ(第1文字情報表示時間)を、特別文字情報を有するセリフ文字列を表示せず、特別文字情報を有しないセリフ文字列を表示するセリフ予告演出4(第2特定演出)におけるセリフ表示期間の長さ(第2文字情報表示時間)よりも長くした例を示したが、第1文字情報表示時間を第2文字情報表示時間よりも短くしてもよい。
【0715】
また以上の例では、特別文字情報を含むセリフ予告演出3(第1特定演出)におけるセリフ表示画像SCa~SCd(第1信頼度示唆情報)は、セリフ表示画像SCa~SCc(通常第1信頼度示唆情報)とセリフ表示画像SCd(特定第1信頼度示唆情報)とで文字情報の書体(フォント)が異なり、特別文字情報を含まないセリフ予告演出4(第2特定演出)におけるセリフ表示画像SDa~SDe(第2信頼度示唆情報)は文字情報の書体が共通となっている例を示したが、特別信頼度示唆情報を含まない第2特定演出における複数の第2信頼度示唆情報は、通常第2信頼度示唆情報と、該通常第2信頼度示唆情報とは文字情報の書体が異なる特定第2信頼度示唆情報とを有し、特別信頼度示唆情報を含む第1特定演出における複数の第1信頼度示唆情報は文字情報の書体を共通とするように構成してもよい。
【0716】
[セリフ予告演出3とレベルアップ予告演出の比較]
続いて、セリフ予告演出3とレベルアップ予告演出とを比較する。なお本実施例では、大当たり信頼度については、セリフ予告演出3よりもレベルアップ予告演出の方が高くなっている(
図20)が、逆であってもよい。また、出現率についてもセリフ予告演出3よりもレベルアップ予告演出の方が高いものとするが、逆であってもよい。なお、ここではセリフ予告演出3とレベルアップ予告演出の間で各種の比較を行うが、それら各種の比較の対象となっている2つの演出はセリフ予告演出3とレベルアップ予告演出に限られるものではなく、異なる種類、或いは同じ種類の2つの演出であればよい(もちろん、予告演出と部分演出の比較でもよいし、部分演出同士の比較でもよい)。
【0717】
セリフ予告演出3とレベルアップ予告演出とを比較すると、セリフ予告演出3(第1特定演出)は、
図56に示すように、異なる大当り信頼度に対応する複数のセリフ表示画像SCa~SCd(第1信頼度示唆情報)のうちの何れかを一の演出中に表示するものであるのに対し、レベルアップ予告演出(第2特定演出)は、
図68,
図69に示すように、異なる大当り信頼度に対応する複数のレベル表示画像(第2信頼度示唆情報)を一の演出中に段階的に表示するものとなっている。そして、レベルアップ予告演出(第2特定演出)では、複数のレベル表示画像(第2信頼度示唆情報)を段階的に表示する際に、基調色(色情報)は変化しても文字情報のフォント(書体)に関する情報を変化させずに表示することが可能であるのに対し、セリフ予告演出3(第1特定演出)では、複数のセリフ表示画像SCa~SCd(第1信頼度示唆情報)のうち、金色(特定色情報)を基調色とするセリフ表示画像SCd(特定第1信頼度示唆情報)とそれ以外の緑色、青色、赤色(非特定色情報)を基調色とするセリフ表示画像SCa~SCc(非特定第1信頼度示唆情報)とで、文字情報のフォント(書体)に関する情報を異ならせている。
【0718】
[セリフ予告演出4と告知予告演出の比較]
続いて、セリフ予告演出4と告知予告演出とを比較する。なお本実施例では、大当たり信頼度については、セリフ予告演出4よりも告知予告演出の方が高くなっている(
図20)が、逆であってもよい。また、出現率についてもセリフ予告演出4よりも告知予告演出の方が高いものとするが、逆であってもよい。なお、ここではセリフ予告演出4と告知予告演出の間で各種の比較を行うが、それら各種の比較の対象となっている2つの演出はセリフ予告演出4と告知予告演出に限られるものではなく、異なる種類、或いは同じ種類の2つの演出であればよい(もちろん、予告演出と部分演出の比較でもよいし、部分演出同士の比較でもよい)。
【0719】
セリフ予告演出4と告知予告演出とを比較すると、両者は高明度演出の実行後(実行開始後)に文字情報を動的表示させている点で共通するが、セリフ予告演出4(第1特定予告演出)は、
図84(b)に示すように文字情報に対応する音声出力を行うのに対し、告知予告演出(第2特定予告演出)は、
図84(c)に示すように文字情報に対応する音声出力を行わない(導入演出中のセリフ出力を除く)点で両者は相違している。また、セリフ予告演出4(第1特定予告演出)は、高明度演出の実行後に文字情報を第1動作態様(ここでは各文字を個別に揺動)で動的表示する(
図62(c)~
図63(l))のに対し、告知予告演出(第2特定予告演出)は、高明度演出の実行後に文字情報を第1動作態様とは異なる第2動作態様(ここでは文字列全体を一体として上下動)で動的表示する(
図66(m)~(u))点でも両者は相違している。
【0720】
このように、セリフ予告演出4と告知予告演出は、何れも高明度演出の実行後に文字情報に対して動的表示を行うことで文字情報をより目立たせるようにしているが、告知予告演出では文字情報に対応する音声出力を行わないため、文字情報の動的表示に関しては読み取りやすさを損なわないことが重要であるため、派手さを抑えて文字列全体を一体として上下動させる第2動作態様を採用しているのに対し、セリフ予告演出4では文字情報に対応する音声出力を行うため、文字情報の動的表示に関しては読み取りやすさを多少犠牲にして派手さを求めることが可能であり、各文字を個別に揺動させる第1動作態様を採用している。なお、第1動作態様と第2動作態様はそれに限られるものではなく、同種類の動作態様(文字列一体の移動動作、各文字個別の揺動動作等)であって第1動作態様よりも第2動作態様の動作速度を遅くするもの、同じく動作量(移動距離や回転角度)を小さくするもの等でもよい。
【0721】
また、セリフ予告演出4(第1特定予告演出)は、高明度演出の実行後に文字情報の表示を開始している(
図84(b))のに対し、告知予告演出(第2特定予告演出)は、文字情報の表示後に高明度演出を実行している(
図84(c))点でも両者は相違している。セリフ予告演出4では文字情報に対応する音声出力を行うため、高明度演出の実行後に文字情報の表示を開始しても遊技者にその文字情報の内容を認識させることが可能であるが、告知予告演出では文字情報に対応する音声出力を行わないため、高明度演出の実行前に文字情報の表示を開始することで、遊技者にその文字情報の内容を確実に認識させることを可能としている。
【0722】
また
図86は、セリフ予告演出4と告知予告演出とで、信頼度色が赤色の表示画像(第1信頼度示唆情報)に関する出現率と、信頼度色が金色の表示画像(第2信頼度示唆情報)に関する出現率とを比較したものである。同図に示すように、セリフ予告演出4(第2特定演出)に関して、信頼度色が赤色の第2セリフ表示画像SDb(第1信頼度示唆情報であって特別文字情報を有しない第2通常信頼度示唆情報)の出現率をRa1、信頼度色が金色の第3セリフ表示画像SDc(第2信頼度示唆情報であって特別文字情報を有しない第2高信頼度示唆情報)の出現率をRb1とし、告知予告演出(第1特定演出)に関して、信頼度色が赤色の告知表示画像ANb1(第1信頼度示唆情報であって第1特別文字情報(「チャンス」)を有する第1通常信頼度示唆情報)の出現率をRa2、信頼度色が金色の告知表示画像ANc(第2信頼度示唆情報であって第2特別文字情報(「激アツ」)を有する第1高信頼度示唆情報)の出現率をRb2とすると、Ra1>Ra2,Rb1>Rb2,(Ra1-Ra2)<(Rb1-Rb2)の関係が成り立つものとする。
【0723】
即ち、第1高信頼度示唆情報の出現率Rb2よりも第2高信頼度示唆情報の出現率Rb1の方が高く、第1通常信頼度示唆情報と第2通常信頼度示唆情報との間の出現率の差(Ra1-Ra2)よりも、第1高信頼度示唆情報と第2高信頼度示唆情報との間の出現率の差(Rb1-Rb2)の方が大きくなっている。なお
図86の例では、簡単のため、告知予告演出では信頼度色が赤色の告知表示画像はANb1の1種類のみであると仮定してその出現率をRa2としたが、信頼度色が赤色の告知表示画像をANb1,ANb2の2種類又はそれ以上としてそれらの出現率の合計をRa2としてもよい。また
図86の例では、告知予告演出(第1特定演出)における、信頼度色が赤色の告知表示画像ANb1については、特別文字情報である「チャンス」(第1特別文字情報)を含むように構成したが、特別文字情報である「激アツ」(第2特別文字情報)と異なっていればよく、特別文字情報を含まなくてもよい。
【0724】
[告知予告演出と割込み予告演出の比較]
続いて、告知予告演出と割込み予告演出とを比較する。なお本実施例では、大当たり信頼度については、告知予告演出よりも割込み予告演出の方が高くなっている(
図20)が、逆であってもよい。また、出現率についても告知予告演出よりも割込み予告演出の方が高いものとするが、逆であってもよい。なお、ここでは告知予告演出と割込み予告演出の間で各種の比較を行うが、それら各種の比較の対象となっている2つの演出は告知予告演出と割込み予告演出に限られるものではなく、異なる種類、或いは同じ種類の2つの演出であればよい(もちろん、予告演出と部分演出の比較でもよいし、部分演出同士の比較でもよい)。
【0725】
告知予告演出と割込み予告演出とを比較すると、両者は選択的に実行される複数種類の演出態様の中に「チャンス」(第1特別文字情報),「激アツ」(第2特別文字情報)の2種類の特別文字情報を有する2種類の演出態様を含んでいる点で共通している(
図48,
図64)。一方、告知予告演出(第1特定演出)では、赤色を基調色(第1信頼度示唆情報)とする告知表示画像ANb1が「チャンス」の特別文字情報(第1特別文字情報)を有し、赤色よりも大当り信頼度の高い金色を基調色(第2信頼度示唆情報)とする告知表示画像ANcが「激アツ」の特別文字情報(第2特別文字情報)を有している(
図64)のに対し、割込み予告演出(第2特定演出)では、金色を基調色(第2信頼度示唆情報)とする第2演出態様IRbにおいて「チャンス」の特別文字情報(第1特別文字情報)が表示され、金色よりも大当り信頼度の高いデンジャー色を基調色(第3信頼度示唆情報)とする第3演出態様IRcにおいて「激アツ」の特別文字情報(第2特別文字情報)が表示される(
図48)点で両者は相違している。
【0726】
このように、告知予告演出(第1特定演出)で「チャンス」,「激アツ」の特別文字情報が表示される場合よりも、割込み予告演出(第2特定演出)で「チャンス」,「激アツ」の特別文字情報が表示される場合の方が大当り信頼度が高くなっている。なお、上述した「チャンス」,「激アツ」等の特別文字情報を含む信頼度示唆情報を表示するタイミングについては、告知予告演出(第1特定演出)よりも割込み予告演出(第2特定演出)の方が遅いものとする。この場合のタイミングの先後は、図柄変動の開始時点を基準として判断するものとするが、所定の基準点(例えばリーチ成立時)に対する前後で判断してもよい。また上述したタイミングの先後については、告知予告演出(第1特定演出)と割込み予告演出(第2特定演出)とが一の図柄変動中に出現する場合と、異なる図柄変動中に出現する場合との何れであってもそのようにすることが望ましい。
【0727】
[リーチ予告演出とセリフ予告演出4の比較]
続いて、リーチ予告演出とセリフ予告演出4とを比較する。なお本実施例では、大当たり信頼度については、セリフ予告演出4よりもリーチ予告演出の方が高くなっている(
図20)が、逆であってもよい。また、出現率についてもセリフ予告演出4よりもリーチ予告演出の方が高いものとするが、逆であってもよい。なお、ここではリーチ予告演出とセリフ予告演出4の間で各種の比較を行うが、それら各種の比較の対象となっている2つの演出はリーチ予告演出とセリフ予告演出4に限られるものではなく、異なる種類、或いは同じ種類の2つの演出であればよい(もちろん、予告演出と部分演出の比較でもよいし、部分演出同士の比較でもよい)。
【0728】
リーチ予告演出とセリフ予告演出4とを比較すると、リーチ予告演出(第1特定演出)では、
図27に示すように、出現可能な複数種類の演出態様の少なくとも一部(ここでは大当り信頼度が低い第1,第2演出態様RC2a,RC2bを除く第3,第4演出態様RC2c,RC2d)において、セリフ文字列に、大当り信頼度(所定事象の出現に関する信頼度)の高低に関する特別文字情報(「大チャンス」、「激アツ」)が含まれている(特別信頼度示唆情報)のに対し、セリフ予告演出4(第2特定演出)では、
図60に示すように、出現可能な複数種類のセリフ表示画像の何れもセリフ文字列に「激アツ」等の特別文字情報が含まれていない(非特別信頼度示唆情報)。
【0729】
また、リーチ予告演出とセリフ予告演出4は、何れもセリフ文字列(文字情報)の出現時に高明度演出を実行するようになっているが、高明度演出の態様は両者で異なっている。即ち、リーチ予告演出(第1特定演出)の高明度演出WO22(第1高明度演出)は、
図30に示すように、高明度画像170dの最小透過率が0%よりも小(ここでは40%)で、高明度演出WO22中も視認性は低下するが常にセリフ文字列を視認可能であるのに対し、セリフ予告演出4(第2特定演出)の高明度演出WOC1(第2高明度演出)は、
図62に示すように、高明度画像170waの最小透過率が0%となっており、高明度演出WOC1中の少なくとも一部の期間はセリフ文字列を視認できないようになっている。
【0730】
このように、特別文字情報を有しないセリフ文字列を表示するセリフ予告演出4では、セリフ文字列の内容だけでは遊技者の期待感を十分に喚起することができないため、例えば高明度画像の透過率の変化が大きい高明度演出を実行することで演出の抑揚を大きくしているのに対し、特別文字情報を有するセリフ文字列を表示可能なリーチ予告演出では、そのセリフ文字列の内容によって直接的に遊技者の期待感を喚起することができるため、そのセリフ文字列をより活かすべく、高明度画像の透過率の変化が小さい高明度演出を実行するようになっている。なお、特別文字情報を有する文字情報を表示する第1特定演出で実行される第1高明度演出と、特別文字情報を有しない文字情報を表示する第2特定演出で実行される第2高明度演出とは、高明度画像の最小透過率を異ならせる以外に、例えば高明度演出の時間(第1高明度演出の方が短い)、高明度画像の大きさ又は範囲(第1高明度演出の方が小さい)、高明度演出時の効果音の有無(第1高明度演出では効果音なし)、高明度演出時の音声出力の大きさ(第1高明度演出の方が小さい)等を異ならせてもよい。
【0731】
[セリフ予告演出1,3,4及び告知予告演出の比較]
続いて、セリフ予告演出1,3,4及び告知予告演出を比較する。なお、ここではセリフ予告演出1,3,4及び告知予告演出の間で各種の比較を行うが、それら各種の比較の対象となっている複数(4つ)の演出はセリフ予告演出1,3,4及び告知予告演出に限られるものではなく、異なる種類、或いは同じ種類の複数の演出であればよい(もちろん、予告演出と部分演出の比較でもよいし、部分演出同士の比較でもよい)。
【0732】
図87は、セリフ予告演出1と告知予告演出をリーチ成立前(図柄がリーチ状態となる前)に実行可能とし、セリフ予告演出4とセリフ予告演出3をリーチ成立後(図柄がリーチ状態となった後)に実行可能とした例を示している。リーチ成立前に実行されるセリフ予告演出1(リーチ前第1特定演出)では、複数種類の信頼度色のうちの金色に対応して、特別文字情報を含まない「これは…」のセリフ文字列(第2信頼度示唆情報)を表示する演出パターン(リーチ前第1演出パターン)を実行可能となっており、その大当り信頼度はRc1となっている。またリーチ成立後に実行されるセリフ予告演出4(リーチ後第1特定演出)では、複数種類の信頼度色のうちの金色に対応して、特別文字情報を含まない「気分はいかがですか?」のセリフ文字列(第2信頼度示唆情報)を有する表示画像(第2信頼度示唆情報)を表示する演出パターン(リーチ後第1演出パターン)を実行可能であり、その大当り信頼度はRc2となっている。またリーチ成立前に実行される告知予告演出(リーチ前第2特定演出)では、特別文字情報である「激アツ」(第2特別文字情報)を含む「激アツ セール開催中」の文字列(信頼度示唆情報)を表示する演出パターン(リーチ前第2演出パターン)を実行可能であり、その大当り信頼度はRd1となっている。またリーチ成立後に実行されるセリフ予告演出3(リーチ後第2特定演出)では、特別文字情報である「激アツ」(第2特別文字情報)を含む「激アツだぜ!」の文字列(信頼度示唆情報)を表示する演出パターン(リーチ後第2演出パターン)を実行可能であり、その大当り信頼度はRd2となっている。そして、それら4つの大当り信頼度については、Rc1<Rc2,Rd1<Rd2,(Rc2-Rc1)>(Rd2-Rd1)の関係が成り立つものとする。
【0733】
即ち、リーチ成立前に実行されるセリフ予告演出1(リーチ前第1特定演出)において、金色の信頼度色に対応して特別文字情報を含まない「これは…」のセリフ文字列を表示する場合の大当り信頼度Rc1よりも、リーチ成立後に実行されるセリフ予告演出4(リーチ後第1特定演出)において、金色の信頼度色に対応して特別文字情報を含まない「気分はいかがですか?」のセリフ文字列を表示する場合の大当り信頼度Rc2の方が高く、リーチ成立前に実行される告知予告演出(リーチ前第2特定演出)において、特別文字情報である「激アツ」を含む文字列を表示する場合の大当り信頼度Rd1よりも、リーチ成立後に実行されるセリフ予告演出3(リーチ後第2特定演出)において、特別文字情報である「激アツ」を含む文字列を表示する場合の大当り信頼度Rd2の方が高く、大当り信頼度Rc2,Rc1の差(Rc2-Rc1)は、大当り信頼度Rd2,Rd1の差(Rd2-Rd1)よりも大となっている。なお、大当り信頼度Rc2,Rc1の差(Rc2-Rc1)を、大当り信頼度Rd2,Rd1の差(Rd2-Rd1)よりも小としてもよい。
【0734】
続いて、以上説明した第1実施例を一部変更した第2実施例について、
図88を参照しつつ説明する。本実施例では、第1実施例で説明したセリフ予告演出1とセリフ予告演出4とを夫々若干変更した上で比較している。それ以外の構成については第1実施例と共通であるから、ここでは説明を省略する。
【0735】
第1実施例のセリフ予告演出1では、
図36に示すように、青色、赤色、金色、デンジャー色、虹色の各信頼度色に対応するバリエーションが1種類ずつ設けられていたが、本実施例のセリフ予告演出1では、
図88(a)に示すように、青色の信頼度色に対応するバリエーションとして、「呪いを感じる」というセリフを出力するバリエーションに加えて、「ブルーな気分」というセリフを出力するバリエーションが設けられている。即ち、本実施例のセリフ予告演出1(第1特定演出)では、青色、赤色の各信頼度色に注目すると、青色の信頼度色に対応するバリエーション(第1信頼度示唆情報)が2種類、赤色の信頼度色に対応するバリエーション(第2信頼度示唆情報)が1種類設けられている(
図88(a))。また本実施例のセリフ予告演出1(第1特定演出)は、リーチ成立前に実行されるものとする。
【0736】
また第1実施例のセリフ予告演出4では、
図60に示すように、青色、赤色、金色、デンジャー色、虹色の各信頼度色に対応するバリエーションが1種類ずつ設けられていたが、本実施例のセリフ予告演出4では、
図88(b)に示すように、赤色の信頼度色に対応するバリエーションとして、「がんばって行きましょう」というセリフを出力するバリエーションに加えて、「前を向いて行きましょう」というセリフを出力するバリエーションが設けられている。即ち、本実施例のセリフ予告演出4(第2特定演出)では、青色、赤色の各信頼度色に注目すると、青色の信頼度色に対応するバリエーション(第1信頼度示唆情報)が1種類、赤色の信頼度色に対応するバリエーション(第2信頼度示唆情報)が2種類設けられている(
図88(b))。また本実施例のセリフ予告演出4(第2特定演出)は、リーチ成立後に実行されるものとする。
【0737】
このように本実施例では、リーチ成立前に実行されるセリフ予告演出1(第1特定演出)では、青色の信頼度色に対応するバリエーション(第1信頼度示唆情報)の数(2種類)よりも、より高い信頼度に対応する赤色の信頼度色に対応するバリエーション(第2信頼度示唆情報)の数(1種類)の方が少ないのに対し、リーチ成立後に実行されるセリフ予告演出4(第2特定演出)では、青色の信頼度色に対応するバリエーション(第1信頼度示唆情報)の数(1種類)よりも、より高い信頼度に対応する赤色の信頼度色に対応するバリエーション(第2信頼度示唆情報)の数(2種類)の方が多くなっている。このように、リーチ成立前からリーチ成立後への移行によってより信頼度の高いバリエーション数が多くなることで、遊技者の期待感を喚起して演出効果を向上させることが可能となる。
【0738】
なお、リーチ成立前に実行されるセリフ予告演出1(第1特定演出)において、青色の信頼度色に対応するバリエーション(第1信頼度示唆情報)の数と、より高い信頼度に対応する赤色の信頼度色に対応するバリエーション(第2信頼度示唆情報)の数を同数(例えば2種類)としてもよい。また、リーチ成立後に実行されるセリフ予告演出4(第2特定演出)については、上記のように青色の信頼度色に対応するバリエーション(第1信頼度示唆情報)の数(1種類)よりも赤色の信頼度色に対応するバリエーション(第2信頼度示唆情報)の数(2種類)を多くすることが望ましいが、前者の数と後者の数を同数としてもよい。
【0739】
また本実施例では、セリフ予告演出1(第1特定演出)はリーチ成立前に実行され、セリフ予告演出4(第2特定演出)はリーチ成立後に実行されるものとしたが、セリフ予告演出1(第1特定演出)は通常遊技状態中に実行され、セリフ予告演出4(第2特定演出)は高確率状態中等の特別遊技状態中に実行されるものとして、以上説明した構成を採用してもよい。
【0740】
続いて、第1実施例を一部変更した第3実施例について、
図89を参照しつつ説明する。本実施例では、リーチ成立前に実行可能な予告演出として、
図89(a)に示すBr1~Br7の7種類が、リーチ成立後に実行可能な予告演出として、
図89(b)に示すAr1~Ar7の7種類が、夫々設けられているものとする。なお、それら全14種類の予告演出は、第1実施例に示した予告演出と共通のものが含まれていてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、予告演出Br1は、第1実施例のステップアップ予告演出(
図22等)であってもよいし、予告演出Br2は、第1実施例のリーチ予告演出(
図27等)であってもよい。また、予告演出Ar1は、第1実施例の割込み予告演出(
図48等)であってもよい。
【0741】
図89(a)はリーチ成立前に実行可能な全ての予告演出Br1~Br7(リーチ前特定演出)について、
図89(b)はリーチ成立後に実行可能な全ての予告演出Ar1~Ar7(リーチ後特定演出)について、夫々青色、赤色、金色、デンジャー色、虹色の各信頼度色に対応するバリエーションが存在するか否かを示しており、○印は存在する(ここでは全て1種類とする)ことを表している。なお、デンジャー色に対応するバリエーションにおいては、●印が、文字情報に特別文字情報(ここでは「激アツ」)を含むバリエーションが存在する(ここでは全て1種類とする)ことを表している。
【0742】
リーチ成立前に実行される予告演出Br1~Br7(リーチ前特定演出)は、
図89(a)に示すように、複数のバリエーションの中にデンジャー色に対応するバリエーション(第3信頼度示唆情報)を含むのが予告演出Br1~Br3(リーチ前第1特定演出)の3種類、複数のバリエーションの中に赤色又は金色に対応するバリエーション(第1信頼度示唆情報又は前記第2信頼度示唆情報)を含むがデンジャー色に対応するバリエーション(第3信頼度示唆情報)を含まないのが予告演出Br4~Br7(リーチ前第2特定演出)の4種類となっている。
【0743】
また、リーチ成立後に実行される予告演出Ar1~Ar7(リーチ後特定演出)は、
図89(b)に示すように、複数のバリエーションの中にデンジャー色に対応するバリエーション(第3信頼度示唆情報)を含むのが予告演出Ar1~Ar4(リーチ後第1特定演出)の4種類、複数のバリエーションの中に赤色又は金色に対応するバリエーション(第1信頼度示唆情報又は前記第2信頼度示唆情報)を含むがデンジャー色に対応するバリエーション(第3信頼度示唆情報)を含まないのが予告演出Ar5~Ar7(リーチ後第2特定演出)の3種類となっている。
【0744】
このように本実施例では、リーチ成立前に実行される予告演出Br1~Br7(リーチ前特定演出)において、複数のバリエーションの中にデンジャー色に対応するバリエーション(第3信頼度示唆情報)を含む予告演出Br1~Br3(リーチ前第1特定演出)の数(3種類)よりも、複数のバリエーションの中に赤色又は金色に対応するバリエーション(第1信頼度示唆情報又は前記第2信頼度示唆情報)を含むがデンジャー色に対応するバリエーション(第3信頼度示唆情報)を含まない予告演出Br4~Br7(リーチ前第2特定演出)の数(4種類)の方が多くなっている。また、リーチ成立前に実行される予告演出Br1~Br7(リーチ前特定演出)とリーチ成立後に実行される予告演出Ar1~Ar7(リーチ後特定演出)とで、複数のバリエーションの中にデンジャー色に対応するバリエーション(第3信頼度示唆情報)を含む予告演出(リーチ前第1特定演出、リーチ後第1特定演出)の数を比較すると、リーチ前第1特定演出の数(予告演出Br1~Br3の3種類)よりもリーチ後第1特定演出の数(予告演出Ar1~Ar4の4種類)の方が多くなっている。
【0745】
また本実施例では、複数のバリエーションの中にデンジャー色に対応し且つ「激アツ」の特別文字情報を有するバリエーションを含む予告演出(以下、デンジャー激アツあり予告演出という)の数は、リーチ成立前(予告演出Br2,Br3の2種類)の方がリーチ成立後(予告演出Ar1の1種類)よりも多くなっているが、リーチ成立前の方がリーチ成立後よりも少なくなるようにしてもよい。また本実施形態では、デンジャー激アツあり予告演出と、複数のバリエーションの中にデンジャー色に対応し且つ「激アツ」の特別文字情報を有しないバリエーションを含む予告演出(以下、デンジャー激アツなし予告演出という)の数を比較すると、リーチ成立前後の全ての予告演出Br1~Br7,Ar1~Ar7においては、デンジャー激アツあり予告演出の数(予告演出Br2,Br3,Ar1の3種類)よりもデンジャー激アツなし予告演出の数(予告演出Br1,Ar2~Ar4の4種類)の方が多くなっており、リーチ成立後の予告演出Ar1~Ar7においても、デンジャー激アツあり予告演出の数(予告演出Ar1の1種類)よりもデンジャー激アツなし予告演出の数(予告演出Ar2~Ar4の3種類)の方が多くなっている。もちろん、リーチ成立前の予告演出Br1~Br7においても、デンジャー激アツあり予告演出の数よりもデンジャー激アツなし予告演出の数の方が多くなるように構成してもよい。
【0746】
続いて、第1実施例を一部変更した第4実施例について、
図90を参照しつつ説明する。本実施例では、複数種類の予告演出のうち、通常遊技状態中に実行可能な予告演出(通常特定演出)として、
図90に示すC1~C5の5種類が設けられているものとする。なお、それら全5種類の予告演出は、第1実施例に示した予告演出と共通のものが含まれていてもよいし、そうでなくてもよい。ここでは、予告演出C3は、第1実施例における告知予告演出(
図64等)と共通であるとする。
【0747】
図90は、通常遊技状態中に実行可能な予告演出C1~C5について、青色、赤色、金色、デンジャー色、虹色の各信頼度色に対応するバリエーションが存在するか否か、及び存在する場合はその数を示しており、更に予告演出C1~C5で実行可能な全てのバリエーション(演出パターン)について、信頼度色毎の合計数を示している。例えば予告演出C3では、青色に対応するバリエーションが1種類、赤色に対応するバリエーションが2種類、金色に対応するバリエーションが1種類用意されている。また、青色、赤色、金色、デンジャー色、虹色の各信頼度色に対応するバリエーションの合計数は夫々7,6,5,2,1となっている。
【0748】
本実施例では、
図90より明らかなように、予告演出C1~C5で実行可能な全てのバリエーション(演出パターン)については、金色に対応するバリエーション(第3信頼度示唆情報を出力する演出パターン)の種類数(5種類)よりも赤色に対応するバリエーション(第2信頼度示唆情報を出力する演出パターン)の種類数(6種類)の方が、また赤色に対応するバリエーション(第2信頼度示唆情報を出力する演出パターン)の種類数(6種類)よりも青色に対応するバリエーション(第1信頼度示唆情報を出力する演出パターン)の種類数(7種類)の方が夫々多くなっている。また、虹色に対応するバリエーションの種類数(1種類)よりもデンジャー色に対応するバリエーションの種類数(2種類)の方が、またデンジャー色に対応するバリエーションの種類数(2種類)よりも金色に対応するバリエーション(第3信頼度示唆情報を出力する演出パターン)の種類数(5種類)の方が夫々多くなっている。
【0749】
また、予告演出C1~C5のうちの予告演出C3(第1通常特定演出)では、実行可能な複数種類(4種類)のバリエーション(演出パターン)に、赤色(第2信頼度示唆情報)に対応するバリエーションが2種類含まれている(第1,第2演出パターン)。本実施例の予告演出C3は、第1実施例の告知予告演出(
図64等)と共通であるから、赤色(第2信頼度示唆情報)に対応する2種類のバリエーションとは、具体的には
図64(b1)に示す告知表示画像ANb1を出力するバリエーション(第1演出パターン)と、
図64(b2)に示す告知表示画像ANb2を出力するバリエーション(第2演出パターン)である。告知表示画像ANb1(
図64(b1))と告知表示画像ANb2(
図64(b2))は、共に特別文字情報を有しているが、告知表示画像ANb1の特別文字情報は「チャンス」であるのに対し、告知表示画像ANb2の特別文字情報は、より高い大当り信頼度を示唆する「大チャンス」(特定情報)となっている。
【0750】
そして、この予告演出C3(第1通常特定演出)では、当該図柄変動が大当り変動の場合においては、告知表示画像ANb1を出力するバリエーション(第1演出パターン)よりも告知表示画像ANb2を出力するバリエーション(第2演出パターン)の方が出現率が高い(実行されやすい)ものとする。このように、同じ赤色に対応するバリエーション(第2信頼度示唆情報)を複数種類設けるとともに、それらにも大当り変動時、はずれ変動時の出現率に差を持たせることで、大当り信頼度の示唆をより柔軟に行うことができ、演出効果がより向上する利点がある。なお、この実施例では通常遊技状態中に予告演出C1~C5を実行可能としたが、特別遊技状態中に予告演出C1~C5を実行可能として以上と同様に構成してもよい。またこの場合、通常遊技状態中に実行可能な複数種類の予告演出と、特別遊技状態中に実行可能な複数種類の予告演出とは少なくとも一部が異なっていてもよいし、全て共通であってもよい。
【0751】
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば前記の実施例では、描画回路74のメモリアクセス周期や、デコード処理時間が長引いた場合に、フラグポーリング処理でその異常を検出する構成を説明したが、異常割込み処理を活用しても良いのは勿論である。
図15(d)は、このような場合の構成例を示しており、描画異常割込みがあると、描画回路74だけを個別的にリセットし(ST23)、描画回路74の動作に必要な動作パラメータを再設定した上で、スタック領域を適宜に開放して(ST24)、ステップST9の処理に移行させている。
【0752】
演出制御CPUの初期化に関して、以下の様な手順となるように構成してもよい。システムクロックの周波数を設定するとともに、演出制御CPUの初期設定等を行う為のブートプログラムの読み込み方法の設定を行う。システムクロックの周波数の設定については、予め設定された所定の端子情報を参照することで行われる。また、ブートプログラムの読み込み方法については、予め設定した所定の端子情報を参照して行われ、端子情報に応じて、ブートプログラムを読み出すためのメモリデバイスを選択する。ここでは、メモリデバイスとして演出制御ROMが設定されるように端子情報が予め設定されている。そしてこれらの処理が完了するとハードウェアリセットを実行する。
【0753】
次に、演出制御CPUは、総合演出回路の初期化が完了するまで待機処理を実行する。総合演出回路は所定の端子情報を参照し、一定期間、初期化を示す情報となっていることを確認することでハードウェアリセットを実行する。これにより総合演出回路に含まれる各回路部が初期化される。ここで、総合演出回路は所定の端子情報を参照するようにしてもよいし、演出制御CPUが所定の端子情報を参照することで、総合演出回路を初期化するように構成してもよい。そして、総合演出回路の初期化が完了し、システムクロックから安定したクロックが供給されるようになると、総合演出回路の各回路部のリセット状態が解除され、各回路部の機能を使用可能な状態となる。これらの一連の処理が完了するまで、演出制御CPUは待機処理を実行することとなる。
【0754】
このとき、演出制御CPUの待機処理としては、予め設定された所定時間待機するように構成してもよいし、所定の端子情報を参照する、又は所定の内蔵レジスタを確認する、又はシステムクロックの供給が安定したことを確認するなど、少なくともいずれか1つを参照又は確認することで、待機処理を終了するように構成しても良い。また、このとき所定時間経過しても待機処理が完了しない場合(何等かの理由で総合演出回路の初期化が完了しない場合)には、総合演出回路の初期化が完了するまで待機処理を継続するように構成してもよいし、所定時間経過したタイミング又はウォッチドックタイマにより再度ハードウェアリセットを実行するように構成してもよい。
【0755】
総合演出回路の初期化が完了すると、次にCPUコアの動作数に関する設定を行う。ハードウェアリセットの実行直後の初期状態では、4つあるCPUコアのうち1つのみが動作しているので、使用するCPUコアの数を変更し、停止しているコアを動作状態にするための処理を実行する。演出制御CPUの処理効率を重視した場合、好適には全てのCPUコアを動作させることが望ましいが、演出制御の内容として、高度な処理負荷を要さないような場合には、一部のCPUコアのみを使用するように設定してもよい。
【0756】
次に、各回路部が異常状態となった場合の復帰方法の設定を、必要に応じて初期状態から変更するための処理を実行する。例えば、システムクロックの異常状態の判定方法と復帰方法や、ウォッチドックタイマのタイムアウト発生時のリセット動作などについて、任意の内容に変更する為の処理を行う。次に、各回路部に対して省電力用の機能設定を行う。これにより一部の回路部について回路部に供給するシステムクロックや電源をOFFにすることができる。すなわち、使用しない回路や待機状態の回路(図示しない複合チップ内部のLEDコントローラ、モータコントローラなど)については、クロックや電源をOFFにしておくことで、消費電力を削減することが可能となる。
【0757】
次に、表示出力クロック及びサウンド用クロックの初期化を実行する。表示出力クロック及びサウンド用クロックの周波数及び供給元を内蔵レジスタで設定した上で、リセット処理を実行する。これにより、内蔵レジスタに設定した値が、初期化中にクロック制御用のパラメータとして反映されることとなる。演出制御CPUは表示出力クロック及びサウンド用クロックの初期化が終了するのを待って、表示回路、音声回路を使用するように構成される。
【0758】
このとき、演出制御CPUは、表示出力クロック及びサウンド用クロックの初期化が終了するまで、予め設定された所定時間待機するように構成してもよいし、所定の端子情報を参照する、又は所定の内蔵レジスタを確認する、又はシステムクロックの供給が安定したことを確認するなど、少なくともいずれか1つを参照又は確認することで、待機処理を終了するように構成しても良い。また、このとき所定時間経過しても待機処理が完了しない場合(何等かの理由で表示出力クロック及びサウンド用クロックの初期化が終了しない場合)には、表示出力クロック及びサウンド用クロックの初期化が終了するまで待機処理を継続するように構成してもよいし、所定時間経過したタイミング又はウォッチドックタイマにより再度ハードウェアリセットを実行するように構成してもよい。ここで、表示出力クロックの初期化が完了した後に、サウンド用クロックの初期化を実行するように構成してもよいし、表示出力クロックとサウンド用クロックの初期化を並行して実行するように構成してもよい。
【0759】
描画回路の初期化に関して、以下の様な内容となるように構成してもよい。所定のレジスタに所定値を設定することで、描画回路の初期化を実行する。初期化中に関しては、ステータスレジスタが特定値となることで、描画回路が初期化中であることを確認可能となっている。また、このときの描画回路の初期化については以下の様に実行される。まず、所定のレジスタに所定値が設定されると、ディスプレイリストで設定する内部パラメータが初期値となるようにクリア処理が実行される。次に描画回路を初期状態に制御し、順次GDEC回路、画像フィルタ回路を初期化する。その後、インデックステーブルを初期化した後、ページ領域、AAC領域のインデックス空間を全て開放状態とする。その後、任意領域とページ領域の情報をクリアする。
【0760】
描画回路に関する内部ステータスレジスタとして、描画回路全体の状況を確認可能な第1ステータスレジスタと、ディスプレイリストの解析の進捗状況について確認可能な第2ステータスレジスタとを有するように構成してもよい。同様に、描画回路内の入力アセンブラ工程IA、ジオメトリエンジン工程TL、ラスタライザ工程RS、テクスチャサンプラ工程TX、テクスチャ工程PS、ピクセル描画工程PX、レンダー工程RO、ステンシルバッファ、頂点バッファ、フレームバッファのキャッシュ、GDEC回路、画像フィルタ回路などについても、描画処理の進捗状況を確認するためのレジスタをそれぞれ個別に有するように構成してもよい。そして、演出制御CPUはこれらの内部ステータスレジスタの内容を確認することで、機能ブロック毎に、どの程度描画処理が進んでいるかを確認することが可能となっている。もちろん、機能ブロックに無関係の描画コマンドを実行したとしても、内部ステータスレジスタの内容に変化はなく、実際に使用される機能ブロックについてのみ内部ステータスレジスタの内容が変化するように構成されることが望ましい。
【0761】
ディスプレイリストに記載する描画コマンドに関して、ディスプレイリストに記述された順番通りの描画結果が得られるように、以下のような構成としてもよい。例えばディスプレイリストに先行して記述される描画コマンドにより描画された画像データを、後行して記述される描画コマンドによりテクスチャとして使用するような場合において、先行する描画コマンドによる画像データの描画処理が終了するまで、後行して来た描画コマンドのコマンド解析処理及び/又はコマンド実行処理を待つための待機処理を実行するように構成してもよい。
【0762】
また、不具合やゴト等によりディスプレイリストに存在しない描画コマンドが記述されていた場合、そのディスプレイリスト自体を破棄するように構成してもよいし、存在しない描画コマンドについてのみエラー扱いとして、コマンドを破棄するように構成してもよい。またその際、異常な描画コマンドを包含していることを示すための異常情報を所定のレジスタにて確認可能となるように構成してもよい。またこのような場合には異常時にのみ発生するエラー割込み処理を実行するように構成してもよい。また、異常な描画コマンドを含む場合や、描画コマンドのコマンドサイズが異常なサイズの場合、又はディスプレイリスト自体が異常なサイズの場合には、描画回路が異常であることを示すための異常情報を所定のレジスタにて確認可能となるように構成してもよい。またこのような場合には異常時にのみ発生するエラー割込み処理を実行するように構成してもよい。また、上述のようにディスプレイリストに異常なコマンドが包含されているのを検知した時や、一定期間VRAMに対してリード及び/又はライトのリクエストがなかったときなどは、所定のレジスタに所定値を書き込むことで描画回路を初期化するように構成してもよい。
【0763】
画像フィルタ回路に関して、画像フィルタ回路によるテクスチャに対するフィルタ処理と描画回路による処理は独立して並行的に実行されるように構成してもよい。描画回路がディスプレイを受信すると、ディスプレイリストの解析が実行され、描画回路から画像フィルタ回路に実行リクエストが送られる。実行リクエストに従い、画像フィルタ回路はVRAM又はCGROMからテクスチャとなる画像データを読み込み、処理結果をVRAM又は拡張RAMに書き込むように構成される。画像フィルタによるこれらの処理は描画回路によるディスプレイリストの解析処理やその他の描画処理とは独立して並行的に実行される。
【0764】
画像フィルタ回路内にFIFO回路を設けるように構成してもよい。これにより画像フィルタ回路に対するフィルタ処理に関する描画コマンドの内容が実行パラメータとともにFIFO回路にキューイング可能となる。また、キューイングされた実行パラメータについては、既に実行中の描画コマンドによるフィルタ処理の影響を受けないように構成されることが望ましい。また、FIFO回路は複数段(例:4段)あることが望ましく、これ以上の描画コマンドについては、画像フィルタ回路内のFIFO回路に空きができるまで、ディスプレイリストアナライザでストールされ、コマンド解析が行われないように構成することが望ましい。また、画像フィルタ回路内のFIFO回路の空き状況について、所定のレジスタにより確認可能となるように構成することが望ましい。演出制御CPU又は描画回路又はディスプレイリストアナライザは、所定のレジスタを参照することで、画像フィルタ回路内のFIFO回路の空き状況を確認し、空きがある場合には描画コマンドの解析を行う及び/又は画像フィルタ回路内のFIFO回路の空き領域に対して、描画コマンドの内容を実行パラメータとともに送信するように構成することが望ましい。
【0765】
画像フィルタ回路内で異常が発生した場合、現在実行中のフィルタ処理については中断するように構成してもよい。また、画像フィルタ回路が参照中のテクスチャがAAC領域に格納されている場合には、このAAC領域を解放するように構成してもよい。また、所定のレジスタに対して、異常要因を記録するように構成してもよい。その後、画像フィルタ回路は、描画回路に対して異常終了したことを通知するとともに、引き続き次のフィルタ処理を実行するように動作することが望ましい。
【0766】
高明度演出で表示される高明度画像170について、実施例では、時間経過とともに大きさと透過率(均一)が変化する場合や、大きさと透過率の内、透過率(均一)のみが時間経過とともに変化し、大きさについては後ろの画像に対するカバー率100%のまま変化しない場合、大きさと透過率のうち、大きさのみが時間経過とともに変化し、透過率(ここでは均一)は変化しない場合(
図91(a))などについて説明したが、これに限られるものではない。
図91(b)は、高明度画像170の大きさと透過率のうち、透過率のみが時間経過とともに変化し、大きさについては後ろの画像に対するカバー率100%未満のまま変化しない場合を示している。
【0767】
また
図91(c)は、高明度画像170の透過率が不均一で、時間経過とともに大きさと透過率が変化する場合を示している。なお、
図91(c)の例では、高明度画像170の中央から外側に向けて透過率の変化率が徐々に大きくなっているが、逆に高明度画像170の中央から外側に向けて透過率の変化率が徐々に小さくなるように構成してもよい。また、
図91(c)では、高明度画像170の内部で透過率が段階的に変化している例を示したが、高明度画像170の内部で透過率が略連続的に変化するように構成してもよい。
【0768】
高明度演出の種類を、高明度画像の大きさ及び/又は位置と透過率(均一)が時間経過とともに変化する第1形態、高明度画像の大きさ及び/又は位置と透過率(不均一)が時間経過とともに変化する第2形態、高明度画像の大きさ及び/又は位置と透過率のうち、大きさ及び/又は位置が時間経過とともに変化するが透過率(均一)は変化しない第3形態、高明度画像の大きさ及び/又は位置と透過率のうち、大きさ及び/又は位置が時間経過とともに変化するが透過率(不均一)は変化しない第4形態、高明度画像の大きさ及び/又は位置と透過率のうち、透過率(均一)は時間経過とともに変化するが大きさ及び/又は位置は変化しない第5形態、高明度画像の大きさ及び/又は位置と透過率のうち、透過率(不均一)は時間経過とともに変化するが大きさ及び/又は位置は変化しない第6形態の6種類の形態に分類し、実施例に示した各演出の変形例を具体的に説明すると、次のようになる。即ち、ステップアップ予告演出では、高明度演出WO11,WO12の何れも第1形態としたが、高明度演出WO11を第2~第6形態の何れかとしてもよいし、高明度演出WO12を第2~第6形態の何れかとしてもよい。この場合、高明度演出WO11,WO12は同じ形態であってもよいし、異なる形態であってもよく、その組み合わせは任意である。
【0769】
リーチ予告演出では、高明度演出WO21,WO22の何れも第5形態としたが、高明度演出WO21を第1~第4,第6形態の何れかとしてもよいし、高明度演出WO22を第1~第4,第6形態の何れかとしてもよい。この場合、高明度演出WO21,WO22は同じ形態であってもよいし、異なる形態であってもよく、その組み合わせは任意である。ボタン予告演出1では、高明度演出WO31~WO33の何れも第1形態としたが、高明度演出WO31を第2~第6形態の何れかとしてもよいし、高明度演出WO32を第2~第6形態の何れかとしてもよいし、高明度演出WO33を第2~第6形態の何れかとしてもよい。この場合、高明度演出WO31~WO33は同じ形態であってもよいし、異なる形態であってもよく、その組み合わせは任意である。セリフ予告演出1では、高明度演出WO41を第5形態、高明度演出WO42を第3形態としたが、高明度演出WO41を第1~第4,第6形態の何れかとしてもよいし、高明度演出WO42を第1,第2,第4~第6形態の何れかとしてもよい。この場合、高明度演出WO41,WO42は同じ形態であってもよいし、異なる形態であってもよく、その組み合わせは任意である。
【0770】
疑似連予告演出では、高明度演出WO51,WO52の何れも第5形態としたが、高明度演出WO51を第1~第4,第6形態の何れかとしてもよいし、高明度演出WO52を第1~第4,第6形態の何れかとしてもよい。この場合、高明度演出WO51,WO52は同じ形態であってもよいし、異なる形態であってもよく、その組み合わせは任意である。ボタン予告演出2では、高明度演出WO61~WO63の何れもどの態様であるかを明示していないが、高明度演出WO61を第1~第6形態の何れかとしてもよいし、高明度演出WO62を第1~第6形態の何れかとしてもよいし、高明度演出WO63を第1~第6形態の何れかとしてもよい。この場合、高明度演出WO61~WO63は同じ形態であってもよいし、異なる形態であってもよく、その組み合わせは任意である。割込み予告演出では、高明度演出WO71~WO73の何れも第3形態としたが、高明度演出WO71を第1,第2,第4~第6形態の何れかとしてもよいし、高明度演出WO72を第1,第2,第4~第6形態の何れかとしてもよいし、高明度演出WO73を第1,第2,第4~第6形態の何れかとしてもよい。この場合、高明度演出WO71~WO73は同じ形態であってもよいし、異なる形態であってもよく、その組み合わせは任意である。
【0771】
セリフ予告演出2では、高明度演出WO81を第3形態、高明度演出WO82を第6形態としたが、高明度演出WO81を第1,第2,第4~第6形態の何れかとしてもよいし、高明度演出WO82を第1~第5形態の何れかとしてもよい。この場合、高明度演出WO81,WO82は同じ形態であってもよいし、異なる形態であってもよく、その組み合わせは任意である。信頼度示唆演出では、高明度演出WO91を第3形態としたが、高明度演出WO91を第1,第2,第4~第6形態の何れかとしてもよい。リーチタイトル表示演出では、高明度演出WOA1を第3形態としたが、高明度演出WOA1を第1,第2,第4~第6形態の何れかとしてもよい。操作演出では、高明度演出WOB1を第5形態としたが、高明度演出WOB1を第1~第4,第6形態の何れかとしてもよい。以上のように、予告演出毎、或いは予告演出中の高明度演出毎に高明度演出の態様を異ならせることにより、予告演出毎に様々な高明度演出を実行することができ、表現の単調化を防ぎ、演出効果を高めることが可能となる。
【0772】
実施例のステップアップ演出では、例えば第3後半演出ST3Bとして5種類(
図22(a1)~(e1))の何れが選択された場合であっても、また第5後半演出ST5Bとして5種類(
図22(a2)~(e2))の何れが選択された場合であっても、高明度演出WO11,WO12においては夫々共通の高明度画像170a,170bを表示するように構成したが、大当り信頼度等に応じて異なる高明度画像を表示するように構成してもよい。同様に、実施例のリーチ予告演出では、第1~第4演出態様(
図27(a)~(d))の何れが選択された場合であっても、高明度演出WO22においては共通の高明度画像170dを表示するように構成したが、大当り信頼度等に応じて異なる高明度画像を表示するように構成してもよい。この場合、大当り信頼度等に応じて高明度画像の大きさ、透過率の少なくとも一つを異ならせてもよいし、高明度画像の大きさ及び/又は透過率の変化パターンを異ならせてもよい。
【0773】
所定事象の出現に関する信頼度情報を有する特定画像の表示を終了する際に実行する特定画像終了時演出として、実施例のステップアップ予告演出では高明度演出WO12を例示し、同じくリーチ予告演出では特定画像を一時的に隠蔽する隠蔽画像172を表示する例を示したが、これに限られるものではなく、単に文字情報を画面から消去するような演出も特定画像終了時演出に含まれる。
【0774】
高明度演出を含む予告演出A,Bを実行可能である場合に、予告演出Aと予告演出Bとで、高明度画像の最小透過率、透過率の変化率等を異ならせてもよいし、高明度画像の透過率を時間経過により変化させるか否か、高明度画像の大きさを時間経過により変化させるか否かを異ならせてもよい。またこの場合、予告演出Aと予告演出Bとで所定事象の出現に関する信頼度を異ならせてもよいが、高明度画像の最小透過率が高い方が信頼度が高く、透過率が変化する時間が長い方が信頼度が高くなるように構成することが望ましい。
【0775】
第1信頼度示唆情報(ここでは「青色」の基調色)を有する複数の演出パターンが第1演出パターンと第2演出パターンとを含み、第1信頼度示唆情報よりも高信頼度に対応する第2信頼度示唆情報(ここでは「赤色」の基調色)を有する複数の演出パターンが第3演出パターンと第4演出パターンとを含む場合に、第1演出パターンと第2演出パターンは共に「激アツ」、「チャンス」等の特別文字情報を含まない互いに異なる文字情報を備え、第3演出パターンと第4演出パターンは共通の特別文字情報(例えば「チャンス」)を含む文字情報を備えるように構成してもよい。この場合、第3演出パターンと第4演出パターンの文字情報は、特別文字情報以外の少なくとも一部を異ならせることが望ましい。第1信頼度示唆情報を有する演出パターンの数と第2信頼度示唆情報を有する演出パターンの数は異なっていてもよいし同じであってもよい。
【0776】
第1予告演出は、第1信頼度示唆情報(ここでは「青色」の基調色)を有する第1演出パターンと第2演出パターンとを含む複数の演出パターンを備え、第2予告演出は、第1信頼度示唆情報よりも高信頼度に対応する第2信頼度示唆情報(ここでは「赤色」の基調色)を有する第3演出パターンと第4演出パターンとを含む複数の演出パターンを備えている場合に、第1演出パターンと第2演出パターンの各文字情報は共通部分を備えず、第3演出パターンと第4演出パターンの各文字情報は共通部分を備えるように構成してもよい。この場合、第3演出パターンと第4演出パターンの各文字情報は「激アツ」、「チャンス」等の共通の特別文字情報を含むように構成してもよい。また第1演出パターンと第2演出パターンの各文字情報は共通部分を備えていてもよいがその共通部分が特別文字情報でないように構成してもよい。
【0777】
上述した全ての演出(
図21~
図26のステップアップ予告演出、
図27~
図31のリーチ予告演出、
図32~
図35のボタン予告演出1、
図36~
図40のセリフ予告演出1、
図41~
図43の疑似連予告演出、
図44~
図47のボタン予告演出2、
図48~
図52の割込み予告演出、
図53~
図55のセリフ予告演出2、
図56~
図59のセリフ予告演出3、
図60~
図63のセリフ予告演出4、
図64~
図67の告知予告演出、
図68~
図72のレベルアップ予告演出、
図73~
図75の信頼度示唆演出、
図76~
図77のリーチタイトル表示演出、
図78~
図79の操作演出、
図80~
図83のリーチ発展演出)のうち、
図80~
図83のリーチ発展演出を除く演出において画面上に文字列を表示する例を示したが、それら文字列を表示する各演出は次のように構成してもよい(もちろん、
図80~
図83のリーチ発展演出についても文字列を表示するとともにその文字列について次のように構成してもよい)。即ち、上記の例では平面的な文字列を表示しているが、これに限らず立体的な文字列を表示するように構成してもよい。具体的には、文字自体が側面部分を有するように立体的な文字表現とすることで、文字自体を所定速度で回転表示(動的表示)させた場合に、文字の側面部分と正面部分との見える角度が変化するような動的表示演出を実行することができる。これにより、例えば文字列の表示を開始した時点では文字の正面部分に比べて側面部分が多く見えるように表示し、その後、文字を動的表示させて、徐々に文字の正面部分が側面部分に比べて多く見えるように表示することで、文字の見え方が側面部分から正面部分へと徐々に変化するので、動的表示の実行時間の経過に応じて、遊技者が文字列を感得しやすくなるような演出表現を行うことが可能となる。また、そのような動的表示演出を、文字列を形成する各文字に対して実行するように構成してもよく、この場合、文字によって側面部分と正面部分の見える角度を異ならせるように構成してもよい。また、文字列を形成する各文字の大きさを異ならせてもよく、この場合、文字のサイズによって側面部分と正面部分の見える角度を異ならせるように構成してもよい。また、文字列を形成する各文字に対して、異なる速度の回転表示(動的表示)を行うように構成してもよい。これにより、側面部分が多く見える状態から正面部分が多く見える状態へと遷移する速度を文字毎に異ならせることが可能となる。また、側面部分が多く見える状態から正面部分が多く見える状態へと遷移するパターンに限らず、文字列の表示開始時点では正面部分がより多く見えるようにし、その後、動的表示の時間経過に応じて側面部分がより多く見えるように構成してもよい。また、文字に応じて、側面部分がより見えやすい状態で表示された後、正面部分が徐々に見えやすくなるように遷移する動的表示を行うものと、正面部分がより見えやすい状態で表示された後、側面部分が徐々に見えやすくなるように遷移する動的表示を行うものとに分けて表示するように構成してもよい。
【0778】
上述した全ての演出のうち、文字列を表示する各演出においては、文字列の種類や信頼度(大当り信頼度等)に応じて文字の輪郭の表示態様、例えば輪郭線の種類(色、幅等)を異ならせてもよい。例えばリーチ予告演出に関する
図27の例では、「リーチだ!」、「SPリーチだ!」、「大チャンス!!」、「激アツ!!」の4種類の文字列のうち、同種の「リーチだ!」、「SPリーチだ!」については第1輪郭線を採用し、それ以外の「大チャンス!!」、「激アツ!!」については第2輪郭線を採用するように構成してもよい。また、それら4種類の文字列のうち、比較的信頼度の高くない「リーチだ!」、「SPリーチだ!」、「大チャンス!!」については第1輪郭線を採用し、比較的信頼度の高い「激アツ!!」については、第1輪郭線とは異なる第2輪郭線を採用するように構成してもよい。また、比較的信頼度の高い「激アツ!!」については、輪郭線の色を信頼度に応じた「デンジャー色」とすることが望ましい。また、「リーチだ!」、「SPリーチだ!」、「大チャンス!!」についても夫々信頼度に応じた輪郭色としてもよい。また、複数種類の文字列の輪郭線を信頼度に応じた色にする場合には、比較的信頼度の高い文字列(例えば「大チャンス!!」及び「激アツ!!」)については、それ以外の文字列とは異なる輪郭幅としたり、立体的に表現された輪郭線とするなど、色以外の輪郭線の表示態様についても比較的信頼度が低いものとの差別化を図ることが望ましい。
【0779】
上述した全ての演出のうち、文字列を表示する各演出においては、予告演出毎に各文字列の表示色(内部色)を異ならせてもよい。例えばリーチ予告演出に関する
図27の例では、文字列の表示色(内部色)として、「リーチだ!」が青色、「SPリーチだ!」が赤色、「大チャンス!!」が金色、「激アツ!!」がデンジャー色としているが、異なる予告演出ではこれと異なる表示色、例えば「リーチだ!」が青色、「SPリーチだ!」が紫色、「大チャンス!!」が赤色、「激アツ!!」が金色としてもよい。この場合、予告同士を比べると、同じ「大チャンス!!」であっても赤色の場合と金色の場合とが存在することになるが、この場合には、例えば金色の「大チャンス!!」の方が赤色の「大チャンス!!」に比べて信頼度が高くなるように設定される。このように同様または共通の文字列であっても予告毎に付与する表示色を信頼度に応じて異ならせることで、予告演出の信頼度示唆が単調となることを防止することができ、遊技者を飽きさせにくくするといった演出効果を向上させることが可能となる。また、第1予告において「リーチだ!」が青色、「SPリーチだ!」が赤色、「大チャンス!!」が金色、「激アツ!!」がデンジャー色とし、第2予告において「リーチだ!」が青色、「SPリーチだ!」が紫色、「大チャンス!!」が赤色、「激アツ!!」が金色とする場合、第1予告の方が同種の文字列に対して付与されている信頼度が高いが、このように信頼度が高い予告(第1予告)の方が低い予告(第2予告)に比べて、予告の出現タイミングが遅くなるように設定することが望ましい。具体的には、第1予告はリーチ前の後半タイミングで、第2予告はリーチ前の前半タイミングであったり、第1予告はリーチ後のタイミングで、第2予告はリーチ前のタイミングであったり、第1予告はリーチ後の後半タイミングで、第2予告はリーチ後の前半タイミングであったり、第1予告はSPリーチ中で、第2予告はリーチ中であったり、などが考えられる。いずれにしても、第1予告の方が第2予告よりも後に実行されるように構成することが望ましく、その関係性が成り立っているのであれば、それぞれの詳細な出現タイミングについては、前述のものを如何様に組み合わせてもよい。但しこれに限らず、第1予告を第2予告よりも先に実行するように構成してもよい。その場合であっても、出現タイミングの関係性さえ守られていれば、それぞれの詳細な出現タイミングについては、前述のものを如何様に組み合わせてもよい。
【0780】
文字列が信頼度情報を有する場合に、大当り信頼度に応じて文字の輪郭の太さ、色、幅などを異ならせるように構成してもよい。また、文字の輪郭部分についても、大当り信頼度を示唆する基調色で表示するように構成してもよい。また、例えば文字色が「赤色」の場合は輪郭色を文字列の基調色と異なる色(例えば白)とし、「金色」の場合は輪郭色を文字列の基調色と同じ色(例えば金色)となるように構成してもよい。このように、大当り信頼度の高低に応じて、文字の輪郭色を異ならせるように構成してもよい。また、文字の輪郭色に限らず、輪郭の太さ、幅、輪郭の有無を異ならせるように構成してもよい。また、大当り信頼度の高低に限らず、予告の内容によって、文字の輪郭の太さ、色、幅などを異ならせるように構成してもよい。例えば、第1予告における「赤色」の文字の輪郭と、第2予告における「赤色」の文字の輪郭を異ならせるように構成してもよい。またこの場合、第1予告の信頼度や出現率と第2予告の信頼度や出現率を異ならせておくことが望ましく、これにより同等の信頼度を示唆するもの(例えば赤色)であっても、予告自体の信頼度や出現率の高低に準じた文字の輪郭表現を採用することができる。これにより、一見同等の信頼度を示唆する基調色であったとしても、それぞれ異なる信頼度や出現率が設定されていることを、遊技者に感得させる余地を持たせることが可能となる。
【0781】
セリフ音等の音声出力を伴う演出の場合、キャラクタ画像等による口パク(発語動作)を行う予告演出と行わない予告演出とを設け、夫々の信頼度を異ならせるように構成してもよい。例えば、口パクを行う予告演出の方が行わない予告演出に比べて信頼度が高くなるように構成してもよい。また、口パクを行わない予告演出よりも口パクを行う予告演出の方が、高信頼度の信頼度示唆パターンが含まれるように構成してもよい。また、口パクを行わない予告演出よりも口パクを行う予告演出の方が、高信頼度の信頼度示唆パターンが出現しやすいように構成してもよい。これにより、口パクを行う予告演出が発生した場合には、より信頼度の高い信頼度示唆パターンが発生することを遊技者が期待することができる。また、口パクを行わない予告演出よりも口パクを行う予告演出の方が、予告の実行時間が長くなるように構成してもよい。これにより、口パクを行う予告演出においては余裕のある演出尺とできることで、より長尺のセリフを設定できる一方、全体の演出尺が長くなりすぎないように、口パクを行わない予告演出の演出尺を短く設定し、全体としてセリフを伴う演出の実行時間のバランスを調整することができる。
【0782】
所定リーチ(例えばSPリーチ)演出前に行われる操作演出中は、保留台座画像や保留画像を表示するように構成し、所定リーチ(SPリーチ)演出中に行われる操作演出中(又は所定リーチ演出中)は、保留台座画像や保留画像を表示しないように構成してもよい。またこの場合、所定リーチ(SPリーチ)演出前に行われる操作演出では、保留台座画像や保留画像の前側に重ならない表示サイズの高明度画像を表示し、所定リーチ(SPリーチ)演出後に行われる操作演出は、保留台座画像や保留画像が表示されていないため、所定リーチ(SPリーチ)演出前にそれらが表示されていた領域を使用して、より表示サイズの大きな高明度画像を表示するように構成してもよい。また、操作演出に限らず、所定リーチ(SPリーチ)演出前と所定リーチ(SPリーチ)演出後とで、上述のように高明度画像の表示サイズを異ならせるように構成してもよい。また、所定リーチ(SPリーチ)演出前と所定リーチ(SPリーチ)演出後とで区別するものに限らず、保留台座画像や保留画像(その他、カスタイマイズ画像や変動回数表示画像やミニキャラ画像など、高明度画像よりも表示プライオリティの高いもの)を表示している場合と、それらを表示していない場合とで、高明度画像の表示サイズを異ならせるように構成してもよい。即ち、高明度画像よりも表示プライオリティの高い表示物がある場合と、高明度画像よりも表示プライオリティの高い表示物がない場合とで、高明度画像の表示サイズを異ならせるように構成してもよい。また、高明度画像よりも表示プライオリティの高い表示物がある場合に、それらの表示物と重ならない(それらの表示物の後側に重ならない)表示サイズで高明度画像を表示するようにしてもよいし、それらの表示物と重なる(それらの表示物の後側に重なる)表示サイズで高明度画像を表示するようにしてもよい。前者の場合には、高明度画像の表示サイズを小さくできるので、画像データをより圧縮、低減することが可能であり、後者の場合には、高明度画像の表示サイズを大きくインパクトのあるものとして表示することが可能となる。
【0783】
高明度演出の開始前にセリフ音等を出力する演出(例えば
図80~
図83に示すリーチ発展演出)においては、セリフ音は高明度演出の開始までにその出力が終了するように構成してもよい。また、セリフ音の出力中に高明度演出を開始させ、高明度演出の実行中にセリフ音の出力が終了するように構成してもよい。また、高明度演出を開始した後にセリフ音の出力を開始するように構成してもよい。但しいずれの場合であっても、少なくとも高明度演出が終了するよりも前にセリフ音の出力を終了させることが望ましい。
【0784】
高明度演出の開始後にセリフ演出を実行する場合、高明度演出の実行中(透過率が100%となる前)からセリフ音の出力を開始するように構成してもよいし、高明度演出の終了後(透過率が100%となった後)にセリフ音の出力を開始するように構成してもよい。また、高明度演出の実行中(透過率が100%となる前)からセリフ音の出力を開始する場合には、キャラクタ画像の口パク動作(セリフ音に合わせた口パク)は伴わないように構成することが望ましい。なぜなら、高明度演出によりその後側に表示されたキャラクタ画像の視認性が低下しているにもかかわらず、その状態で口パク動作を実行したとしても、遊技者が認識できない可能性があるためである。そのため、高明度演出を伴うセリフ演出においては、キャラクタ画像の口パクを伴わない実行態様としておくことが望ましい。そして、キャラクタ画像の口パクを伴うセリフ演出については、高明度演出の実行を伴わない演出シーンにて使用することが望ましい。このようにセリフ演出と高明度演出の関係性を考慮して、キャラクタ画像の口パク動作の有無を使い分けることで、演出データを削減するとともに、適材適所で効果的な演出表現を実現することができる。
【0785】
但しこれに限らず、高明度演出を伴うセリフ演出においてもキャラクタ画像の口パク動作を実行するように構成してもよい。その場合、例えば高明度演出の終了後にセリフ演出及びキャラクタ画像の口パク動作を開始させることが望ましい。また、高明度演出の実行中からセリフ演出及びキャラクタ画像の口パク動作を開始させる場合には、少なくともキャラクタ画像に重ならない領域で高明度演出を実行することが望ましい。また、キャラクタ画像と重なる領域で高明度演出を実行する場合には、少なくともキャラクタ画像の前側の高明度演出の透過率が100%、又は略100%になったタイミングからセリフ演出及びキャラクタ画像の口パク動作を実行することで、キャラクタ画像及び/又はキャラクタ画像の口パク動作の視認性を低下させない状態でセリフ演出を実行することが可能となる。また、高明度演出の実行中からセリフ演出の文字列の表示を開始し、それに伴うセリフ音を出力する場合、少なくとも文字列の一部が視認可能となったタイミングからセリフ音の出力を開始することが望ましい。これにより、遊技者はセリフの内容は把握できずとも、少なくとも文字列に対するセリフ音の出力が開始されたということは認識できるため、セリフ演出に対する期待感を抱いた状態で、その後の高明度演出の透過率の変化に伴う文字列の開示を楽しむことができる。
【0786】
また、高明度演出の実行中からセリフ演出の文字列の表示を開始し、それに伴うセリフ音を出力する場合、少なくとも文字列の一部を視認可能とする場合には、信頼度に基づく文字列の色を認識可能な状態とすることが望ましい。これにより、遊技者はセリフ演出の信頼度を把握した状態でその後の高明度演出の透過率の変化に伴う文字列の開示を楽しむことができる。一方で、高明度演出の実行中からセリフ演出の文字列の表示を開始し、それに伴うセリフ音を出力する場合、少なくとも文字列の一部を視認可能とする場合には、信頼度に基づく文字列の色を認識不能又は認識困難な状態としてもよい。これにより、遊技者はセリフ演出の信頼度を把握できないのでその後の高明度演出の透過率の変化に伴う文字列の開示により一喜一憂することができる。
【0787】
以上説明した文字情報のフォント(書体)については、一般的なフォント(書体)の意味に限らず、例えば文字を形成する輪郭線などの輪郭部分を指すものであってもよいし、輪郭線の外側または内側で、文字自体に付された模様やエフェクトを指すものであってもよい。また、立体的な文字においては文字の側面側の形状や、側面側に付された模様やエフェクトを指すものであってもよい。また、動きを伴う動的文字と動きを伴わない静的文字がある場合、それらをフォント(書体)が異なるものであるとしてもよいし、動きを伴う動的文字同士においては、動作に違いがある場合にはフォント(書体)が異なるものであるとしてもよい。
【0788】
図68に記載の演出に関して、所定段階まで到達した場合に、文字情報のフォント(書体)を変化させるように構成してもよい。例えば、レベル1~3は共通の第1フォントを使用し、レベル4~5は第1フォントとは異なる第2フォントを使用するように構成してもよい。また、レベル4を第2フォントとし、レベル5を第1フォント及び第2フォントとは異なる第3フォントとするように構成してもよい。また、最も信頼度の高いレベル5に関してのみ、レベル1~4とは異なるフォントを使用するように構成してもよい。
【0789】
またレベルに応じて、背景画像やキャラクタ画像等を異ならせるように構成してもよい。また、第1フォントを使用するレベル(例えばレベル1~3)は共通の第1背景画像や共通の第1キャラクタ画像を使用し、第2フォントを使用するレベル(例えばレベル4)は第1背景画像とは異なる第2背景画像や第1キャラクタ画像とは異なる第2キャラクタ画像を使用し、第3フォントを使用するレベル(例えばレベル5)は第1背景画像及び第2背景画像とは異なる第3背景画像や第1キャラクタ画像及び第2キャラクタ画像とは異なる第3キャラクタ画像を使用するように構成してもよい。このように、使用するフォントに応じて背景画像やキャラクタ画像の種類を異ならせるように構成してもよい。なお、第1フォント~第3フォントを使用する例について説明したが、第1フォントと第2フォントを使用する場合であっても同様の構成としてもよい。
【0790】
予告の種類に応じて、文字情報のフォント(書体)を変化させる信頼度を異ならせるように構成してもよい。例えば、第1予告では信頼度を示す信頼度色が赤色の場合に、赤色よりも信頼度の低い信頼度色の場合とは文字情報のフォント(書体)を異ならせる一方、第2予告では信頼度を示す信頼度色が金色(赤色よりも信頼度が高い)の場合に、金色よりも信頼度の低い信頼度色の場合とは文字情報のフォント(書体)を異ならせるように構成してもよい。なお、ここで言う第1予告と第2予告については、本明細書に記載した全ての予告演出のいずれを対象としてもよい。
【0791】
例えば、
図68に示すような段階的に信頼度を上昇させていくような予告演出において、信頼度を示す信頼度色が赤色の場合に、赤色よりも信頼度の低い信頼度色の場合とは文字情報のフォント(書体)を異ならせる一方、複数種類の信頼度色のうち、抽選によりいずれかの信頼度色を表示する予告演出(
図22、
図27、
図86~
図90などに示す予告演出)においては、信頼度を示す信頼度色が金色(赤色よりも信頼度が高い)の場合に、金色よりも信頼度の低い信頼度色の場合とは文字情報のフォント(書体)を異ならせるように構成してもよい。また、複数種類の信頼度色のうち、抽選によりいずれかの信頼度色を表示する予告演出(
図22、
図27、
図86~
図90などに示す予告演出)のうち、任意の組み合わせを第1予告または第2予告として前述の内容となるように構成してもよい。このように、予告演出に応じて文字情報のフォント(書体)を変化させる信頼度色を変化させることで、演出表現が単調となることを防止することができる。
【0792】
図71,
図72に関して、レベルの段階が成り上がるまでの期間を、文字情報のフォント(書体)に応じて異ならせるように構成してもよい。例えば、第1フォントを使用するレベル(例えばレベル1~3)においては、第1時間を要してレベルの成り上がり(レベル1→レベル2、レベル2→レベル3の成り上がり)を実行するように構成し、第2フォントを使用するレベル(例えばレベル4)は、第1時間よりも長い第2時間を要してレベルの成り上がり(レベル3→レベル4への成り上がり)を実行するように構成し、第3フォントを使用するレベル(例えばレベル5)は、第1時間及び第2時間よりも長い第3時間を要してレベルの成り上がり(レベル4→レベル5への成り上がり)を実行するように構成してもよい。このように予告演出に用いられるフォント(書体)の情報に応じて実行時間を異ならせるように構成してもよい。
【0793】
また、レベルの段階が成り上がる際の成り上がり演出を、文字情報のフォント(書体)に応じて異ならせるように構成してもよい。例えば、第1フォントを使用するレベル(例えばレベル1~3)においては、第1成り上がり演出(レベル1→レベル2、レベル2→レベル3の成り上がり)を実行するように構成し、第2フォントを使用するレベル(例えばレベル4)は、第2成り上がり演出(レベル3→レベル4への成り上がり)を実行するように構成し、第3フォントを使用するレベル(例えばレベル5)は、第3成り上がり演出(レベル4→レベル5への成り上がり)を実行するように構成してもよい。このように予告演出に用いられるフォント(書体)の情報に応じて成り上がり演出などの演出態様を異ならせるように構成してもよい。
【0794】
図64に示す予告に関し、告知表示画像ANb1と告知表示画像ANb2とで、キャラクタ画像および/または背景画像を異ならせるように構成してもよい。また、告知表示画像ANb1と告知表示画像ANb2とで、文字情報のフォント(書体)を異ならせるように構成してもよい。また、告知表示画像ANb1と告知表示画像ANb2とで、表示時間を異ならせるように構成してもよい。また、告知表示画像ANb1と告知表示画像ANb2とで、画像表示手段に表示する表示領域を異ならせるように構成してもよい。この場合、告知表示画像ANb1よりも信頼度の高い告知表示画像ANb2の方が、表示領域が大きくなるように構成することが望ましい。
【0795】
また、告知表示画像ANb1および/または告知表示画像ANb2と告知表示画像ANcとで、キャラクタ画像および/または背景画像を異ならせるように構成してもよい。また、告知表示画像ANb1および/または告知表示画像ANb2と告知表示画像ANcとで、文字情報のフォント(書体)を異ならせるように構成してもよい。また、告知表示画像ANb1および/または告知表示画像ANb2と告知表示画像ANcとで、表示時間を異ならせるように構成してもよい。また、告知表示画像ANb1および/または告知表示画像ANb2と告知表示画像ANcとで、画像表示手段に表示する表示領域を異ならせるように構成してもよい。この場合、告知表示画像ANb1および/または告知表示画像ANb2よりも信頼度の高い告知表示画像ANcの方が、表示領域が大きくなるように構成することが望ましい。
【0796】
また、告知表示画像ANaで表示されるキャラクタ画像と、告知表示画像ANb1および/または告知表示画像ANb2とで表示されるキャラクタ画像と、告知表示画像ANcで表示されるキャラクタ画像とを異ならせるように構成してもよい。また、告知表示画像ANaのみキャラクタ画像を異ならせるように構成してもよい。また、告知表示画像ANb1および/または告知表示画像ANb2のみキャラクタ画像を用いるように構成してもよい。
【0797】
図64に関して、告知表示画像ANb1の文字情報「チャンス」と、告知表示画像ANb2の文字情報「大チャンス」とで、文字の表示サイズを異ならせるように構成してもよい。例えば、告知表示画像ANb1の文字情報「チャンス」よりも告知表示画像ANb2の文字情報「大チャンス」を大きくするように構成することが望ましい。また、告知表示画像ANb1と告知表示画像ANb2とで、文字情報は異なるが、それ以外の表示態様が略共通の演出表示となる場合には、文字情報を表示するための表示領域については、文字情報が大きい方の告知表示画像に合わせて設けておくことが望ましい。つまり、告知表示画像ANb2の文字情報「大チャンス」のほうが告知表示画像ANb1の文字情報「チャンス」よりも大きい場合には、告知表示画像ANb1の文字情報「チャンス」を表示する場合に、文字情報「チャンス」の周辺に、その他の文字情報やキャラクタ画像、図柄情報、保留情報などと重ならない、ある程度の余白表示部分を設けるように構成することで、告知表示画像ANb2の文字情報「大チャンス」を表示する場合に、その余白表示部分を使用して文字情報「大チャンス」を大きく表示できるように構成してもよい。このように、予告間で一部共通の表示演出を含む形態で異なる文字情報を表示する場合、共通の表示演出の表示位置については、より表示サイズや表示領域の大きい文字情報のサイズに合わせて構成しておくことが望ましい。また、告知表示画像ANb1と告知表示画像ANb2に限らず、一部共通の表示演出を含む形態である告知表示画像ANaや告知表示画像ANcにおいても同様であり、これらいずれの予告間(任意の2つの予告間)においても前述の内容となるように構成してもよい。
【0798】
図66について、高明度演出よりも先に文字情報を含む告知表示画像を表示する場合に、例えば告知表示画像の動的表示を開始して、告知表示画像が所定の表示位置に移動を終えたタイミング(
図66(e))で高明度演出を実行するように構成してもよい。また、告知表示画像の動的表示を開始して、少なくとも文字情報「チャンス」が視認可能となるタイミング(
図66(c))またはその次のタイミング(
図66(d))において高明度演出を実行するように構成してもよい。また、これらの高明度演出の実行タイミングを、告知表示画像ANa、告知表示画像ANb1、告知表示画像ANb2、告知表示画像ANcで共通のタイミングとしてもよいし、告知表示画像の種類に応じて異なるタイミングとなるように構成してもよい。例えば、比較的信頼度の低い告知表示画像ANaのみ異なるタイミングとしてもよいし、比較的信頼度の高い告知表示画像ANcのみ異なるタイミングとしてもよいし、共通の信頼度色を用いながら異なる信頼度を示唆可能な告知表示画像ANb1、告知表示画像ANb2のみそれ以外のものと異なるタイミングとなるように構成してもよい。
【0799】
また
図65(d)に示すように高明度演出WOD1の透過率を変化させていく際に、信頼度を示唆する文字情報「チャンス」がその他の表示物(文字情報、キャラクタ画像、背景画像など予告演出を構成する文字情報「チャンス」以外の部分)よりも優先的に開示されるように透過率を変化させるように構成してもよい。またその際、信頼度を示唆する文字情報「チャンス」の全てが優先的に開示されるものでなくてもよく、文字情報「チャンス」の少なくとも一部を含む領域が優先的に開示されるように透過率を変化させてもよい。また、逆に信頼度を示唆する文字情報「チャンス」よりもその他の表示物(文字情報、キャラクタ画像、背景画像など予告演出を構成する文字情報「チャンス」以外の部分)が優先的に開示されるように透過率を変化させるように構成してもよい。またその際、その他の表示物の全てが優先的に開示されるものでなくてもよく、その他の表示物の少なくとも一部を含む領域が優先的に開示されるように透過率を変化させてもよい。また一例として文字情報「チャンス」を例としたが、上述の記載はこれに限らずその他の文字情報(「激アツ」など)に適用してもよい。
【0800】
また、文字情報に応じて高明度演出の透過率の変化率や変化時間、透過率を高く設定する領域を異ならせるように構成してもよい。例えば、文字情報「チャンス」(
図64(b1))と文字情報「激アツ」(
図64(c))とで高明度演出の透過度が変化していく時間が異なるように構成してもよい。また、比較的信頼度の高い文字情報「激アツ」のほうが時間が長くなるように構成してもよい。逆に文字情報「激アツ」のほうが時間が短くなるように構成してもよい。また、文字情報「チャンス」と文字情報「激アツ」とで高明度演出における高明度画像の透過率の変化度合いである変化率が異なるように構成してもよい。また、比較的信頼度の高い文字情報「激アツ」のほうが変化率が高くなるように構成してもよい。逆に文字情報「激アツ」のほうが変化率が低くなるように構成してもよい。また、文字情報「チャンス」と文字情報「激アツ」とで高明度演出における高明度画像の表示後に透過率を高く設定する領域が異なるように構成してもよい。また、比較的信頼度の高い文字情報「激アツ」のほうが、高明度演出における高明度画像の表示後に透過率を高く設定する領域が広くなるように構成してもよい。逆に文字情報「激アツ」のほうが、高明度演出における高明度画像の表示後に透過率を高く設定する領域が狭くなるように構成してもよい(領域については、例えば
図65(d)にて170WCで図示される領域のこと)。また、信頼度の高低の関係だけでなく、文字情報のフォント(書体)や内容によって、前述のように高明度演出における高明度画像の透過率の変化率や変化時間、透過率を高く設定する領域を異ならせるように構成してもよい。
【0801】
図73に関して、高明度演出を実行する前のタイミング(
図73(a))と、高明度演出を実行した後のタイミング(
図73(c)以降)とで、文字列(文字情報)の動的表示の態様を異ならせるように構成してもよい。例えば
図73(c)以降のほうが
図73(a)よりも動的表示の時間が長くなる(または短くなる)ように構成してもよい。また、
図73(c)以降のほうが
図73(a)よりも動的距離が長くなる(または短くなる)ように構成してもよい。また、
図73(c)以降のほうが
図73(a)よりも動的スピードが速くなる(または遅くなる)ように構成してもよい。このように、高明度演出の出現を契機として文字情報の動的態様を変化させるように構成してもよい。
【0802】
図84に関して、導入演出SC1(
図84(a))と導入演出SD1(
図84(b))と導入演出AN1(
図84(c))の実行時間を異ならせるように構成してもよい。例えば特定の文字情報(「チャンス」、「激アツ」など)を含む導入演出SC1や導入演出AN1の実行時間については、それらの文字情報を含まない導入演出SD1よりも長く(又は短く)なるように構成してもよい。このように、特定の文字情報(「チャンス」、「激アツ」など)の有無に応じて導入演出の実行時間を異ならせるように構成してもよい。
【0803】
また、本発明はパチンコ機に限らず、スロットマシン、アレンジボール機、雀球遊技機等の他の遊技機においても同様に実施することが可能である。
【0804】
ここまで記載した実施例のように、予告に応じて高明度演出の演出態様を異ならせることにより、高明度演出の演出表現が単調化してしまうことを防止することができ、演出効果を高めることができる。また、単純に高明度演出の内容を異ならせるだけでなく、予告の内容や種類に応じた高明度演出を実行する点を考慮したことにより、より適切な演出表現を実現することが可能となっている。
【符号の説明】
【0805】
DS 表示装置(画像表示手段)
161 装飾図柄表示手段(図柄表示手段)
162 ミニ図柄表示手段
163 保留画像表示手段