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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2026-03-03
(45)【発行日】2026-03-11
(54)【発明の名称】システム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06K 7/14 20060101AFI20260304BHJP
   G06K 17/00 20060101ALI20260304BHJP
   G06F 3/06 20060101ALI20260304BHJP
【FI】
G06K7/14 017
G06K17/00 022
G06F3/06 301Z
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2024088620
(22)【出願日】2024-05-31
(65)【公開番号】P2025180923
(43)【公開日】2025-12-11
【審査請求日】2024-11-05
(73)【特許権者】
【識別番号】500521522
【氏名又は名称】株式会社オプティム
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】IPTech弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】菅谷 俊二
【審査官】小林 紀和
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-052539(JP,A)
【文献】特開2003-091976(JP,A)
【文献】特開2006-221725(JP,A)
【文献】特開2001-325075(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06K 7/14
G06K 17/00
G06F 3/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1情報処理装置と、第2情報処理装置と、サーバとを備えるシステムであって、
前記第1情報処理装置は、
第1外部記憶媒体と接続し、前記第1外部記憶媒体から当該第1外部記憶媒体の第1識別情報を取得する手段と、
前記第1外部記憶媒体へのデータの記憶の指示を受け付けることにより、前記データに設定されている名称を前記第1識別情報と関連付ける手段と、
前記関連付ける手段により生成された、前記第1識別情報と前記名称との関係を表す第1情報を、前記サーバへ送信する手段とを備え、
前記サーバは、
前記サーバへ送信する手段から受信した前記第1情報を記憶する手段を備え、
前記第2情報処理装置は、
第2外部記憶媒体に貼り付けられている2次元コードを撮影する手段と、
前記撮影する手段により生成された画像中の前記2次元コードが表す、前記第2外部記憶媒体の第2識別情報に基づき、前記サーバから前記名称を取得する手段と、
前記名称を取得する手段により取得された当該名称を提示する手段と
を備えるシステム。
【請求項2】
前記第1情報処理装置は、
前記第1情報が既に前記記憶する手段に記憶されているか否か確認する手段を備え、
前記関連付ける手段は、前記確認する手段において、前記第1情報が既に前記記憶する手段に記憶されていることを確認した場合、前記第1外部記憶媒体が新たに記憶した前記データに設定されている前記名称を前記第1情報に追加する請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記関連付ける手段は、前記確認する手段において、前記第1情報が前記記憶する手段に記憶されていないことを確認した場合、前記第1外部記憶媒体が新たに記憶した前記データに設定されている前記名称を前記第1識別情報と関連付けて前記第1情報を生成する請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記関連付ける手段は、前記名称に加えて、前記データに関する他のメタデータを前記第1識別情報と関連付ける請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記名称を取得する手段は、前記サーバから更に前記他のメタデータを取得し、
前記提示する手段は、更に、前記名称を取得する手段により取得された前記他のメタデータを提示する請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記サーバは、
前記第1外部記憶媒体に対して前記第1識別情報を発行する手段を備える請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記第1識別情報は、前記システムが提供するサービスの環境下において一意である請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記サーバは、
前記第2情報処理装置から受信した前記第2識別情報を前記第1識別情報と照合して、前記第1識別情報と前記第2識別情報とが同一であるか否かを判断する手段と、
前記判断する手段において、前記第1識別情報と前記第2識別情報とが同一であると判断した場合、前記第2情報処理装置へ前記名称を送信する手段と
を備える請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記名称を送信する手段は、前記判断する手段において、前記第1識別情報と前記第2識別情報とが同一ではないと判断した場合、前記名称を送信できない旨の第2情報を前記第2情報処理装置へ送信し、
前記名称を取得する手段は、前記サーバから送信された前記第2情報を取得し、
前記提示する手段は、前記名称を取得する手段により取得された前記第2情報を提示する請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記名称を送信する手段は、前記判断する手段において、前記第1識別情報と前記第2識別情報とが同一ではないと判断した場合、前記第2外部記憶媒体の返却の依頼を表す第3情報を前記第2情報処理装置へ送信し、
前記名称を取得する手段は、前記サーバから送信された前記第3情報を取得し、
前記提示する手段は、前記名称を取得する手段により取得された前記第3情報を提示する請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行される方法であって、前記プロセッサが、請求項1から請求項10の何れかに係る発明において実行される全てのステップを実行する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、外部記憶媒体に記憶されている情報の管理方法に関する研究開発が行われている。外部記憶媒体は、データの記録保持機能を有し、且つ、データの書き込み及び読み出しを制御する装置との脱着が可能な記録媒体である。例えば、特許文献1に開示された方法は、装置に新たに装着された外部記憶媒体に対して個別に識別符号を付与し、識別符号が付与された外部記憶媒体に当該識別符号を記録する。そして、外部記憶媒体におけるデータの記録内容を識別符号と対応付けて管理情報として装置内に記憶しておき、当該管理情報に基づいて管理対象となる外部記憶媒体群を一括管理する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2002-324381号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された方法によれば、管理対象となる外部記憶媒体が複数あっても、データ管理テーブルを閲覧し、媒体管理テーブルから目的の識別符号を特定し、各外部記憶媒体のラベルに記載された識別符号を検索するといった手順を踏めば、所望するデータを記録している外部記憶媒体を容易に探し出すことができる。しかしながら、特許文献1に開示された方法は、外部記憶媒体に記憶されている情報をPC等の情報処理装置へ接続せずに把握することについて、改善の余地があった。
【0005】
本開示の目的は、外部記憶媒体に記憶されている情報を容易に把握することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本開示の一態様のシステムは、第1情報処理装置と、第2情報処理装置と、サーバとを備える。第1情報処理装置は、第1外部記憶媒体と接続し、第1外部記憶媒体から当該第1外部記憶媒体の第1識別情報を取得する手段と、第1外部記憶媒体へのデータの記憶の指示を受け付けることにより、データに設定されている名称を第1識別情報と関連付ける手段と、関連付ける手段により生成された、第1識別情報と名称との関係を表す第1情報を、サーバへ送信する手段とを備える。サーバは、サーバへ送信する手段から受信した第1情報を記憶する手段を備える。第2情報処理装置は、第2外部記憶媒体に貼り付けられている2次元コードを撮影する手段と、撮影する手段により生成された画像中の2次元コードが表す、第2外部記憶媒体の第2識別情報に基づき、サーバから名称を取得する手段と、名称を取得する手段により取得された当該名称を提示する手段とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、外部記憶媒体に記憶されている情報を容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】システム1の全体構成の例を示すブロック図である。
図2図1に示す端末装置10の構成例を示すブロック図である。
図3図1に示すサーバ20の機能的な構成例を示すブロック図である。
図4図1に示すPC30の構成例を示すブロック図である。
図5】サービステーブル182のデータ構造を示す図である。
図6】対象者情報テーブル2021のデータ構造を示す図である。
図7】リストテーブル2022のデータ構造を示す図である。
図8】判断結果テーブル2023のデータ構造を示す図である。
図9】データテーブル382のデータ構造を示す図である。
図10】媒体テーブル383のデータ構造を示す図である。
図11】システム1の動作の例を表すフローチャートである。
図12】ディスプレイ141の表示画面の例を表す模式図である。
図13】ディスプレイ141の表示画面の他の例を表す模式図である。
図14】ディスプレイ141の表示画面の他の例を表す模式図である。
図15】ディスプレイ141の表示画面の他の例を表す模式図である。
図16】コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
【0010】
〔1 概略〕
第2外部記憶媒体の識別情報(第2識別情報)を表す2次元コードが、第2外部記憶媒体に貼り付けられている。第1情報処理装置は、当該第1情報処理装置と接続した第1外部記憶媒体にデータを記憶させるときに、当該データに関するリストを作成する。そして、第1情報処理装置は、作成したリストを第1外部記憶媒体の識別情報(第1識別情報)と関連付けてサーバへ送信する。第2情報処理装置は、2次元コードを撮影して第2識別情報を読み取り、読み取った第2識別情報をサーバへ送信する。サーバは、受信した第2識別情報に基づいてリストからデータ名称を読み出し、読み出したデータ名称を第2情報処置装置へ送信する。第2情報処理装置は、受信したデータ名称をユーザに提示する。
【0011】
〔2 システム全体の構成図〕
図1は、システム1の全体構成の例を示すブロック図である。図1に示すシステム1は、例えば、端末装置10(第2情報処理装置)、サーバ20及びPC30(第1情報処理装置)を含む。端末装置10、サーバ20及びPC30は、例えば、ネットワーク80を介して通信接続する。なお、図1に示す第1外部記憶媒体40及び第2外部記憶媒体50は、システム1には含まれない。第1外部記憶媒体40及び第2外部記憶媒体50の詳細については後述する。
【0012】
図1において、システム1が端末装置10を1台のみ含む例を示しているが、システム1に含まれる端末装置10の数は、1台に限定されない。システム1に含まれる端末装置10は、2台以上であってもよい。
【0013】
図1において、複数の装置の集合体を1つのサーバ20としてもよい。1つ又は複数のハードウェアに対して本実施形態に係るサーバ20を実現することに要する複数の機能の配分の仕方は、各ハードウェアの処理能力及び/又はサーバ20に求められる仕様等に鑑みて適宜決定することができる。
【0014】
図1において、複数の装置の集合体を1つのPC30としてもよい。1つ又は複数のハードウェアに対して本実施形態に係るPC30を実現することに要する複数の機能の配分の仕方は、各ハードウェアの処理能力及び/又はPC30に求められる仕様等に鑑みて適宜決定することができる。
【0015】
図1に示す端末装置10は、例えば、ユーザが操作する情報処理装置である。具体的には、端末装置10は、例えば、スマートフォン又はタブレット等の携帯端末である。端末装置10は、例えば、HMD(Head Mount Display)又は腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよく、据え置き型のPC又はラップトップPC等であってもよい。
【0016】
端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置130と、出力装置140と、メモリ15と、ストレージ16と、プロセッサ19とを備える。入力装置130は、ユーザからの入力操作を受け付けるための装置(例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等)である。出力装置140は、ユーザに対して情報を提示するための装置(ディスプレイ、スピーカー等)である。
【0017】
サーバ20は、例えばクラウドサーバであり、企業がシステム1を介して提供するサービス、つまりシステム1が提供するサービス(以下、「サービスと」略記)を管理する情報処理装置である。なお、サーバ20は、例えば、共用サーバ、専用サーバ、VPS(Virtual Private server)等であってもよい。サーバ20は、例えば、ネットワーク80に接続されたコンピュータにより実現される。図1に示すように、サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、及び、ユーザに対して情報を出力するための出力装置とのインタフェースとして機能する。
【0018】
PC30は、例えば、据え置き型のPCであり、ユーザ又は企業に属する従業員(以下、「従業員等」と総称)が操作する情報処理装置である。PC30は、例えば、ネットワーク80に接続されたコンピュータにより実現される。PC30は、例えば、図1に示す端末装置10と同様のハードウェア構成を有してもよい。
【0019】
各情報処理装置は演算装置と記憶装置とを備えたコンピュータ90(図16参照)により構成されている。コンピュータ90の基本ハードウェア構成及び、当該ハードウェア構成により実現されるコンピュータ90の基本機能構成は後述する。端末装置10、サーバ20及びPC30のそれぞれについて、コンピュータ90の基本ハードウェア構成及びコンピュータの基本機能構成と重複する説明は省略する。
【0020】
<2.1 端末装置の構成>
図2は、図1に示す端末装置10の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、通信部120と、入力装置130と、出力装置140と、音声処理部170と、マイク171と、スピーカー172と、カメラ160(撮影する手段)と、位置情報センサ150と、記憶部180と、制御部190とを備える。端末装置10に含まれる各ブロックは、例えば、バス等により電気的に接続される。
【0021】
通信部120は、端末装置10が他の装置と通信するための変復調処理等の処理を行う。通信部120は、制御部190で生成された信号へ送信処理を施し、外部(例えば、サーバ20又はPC30)へ送信する。通信部120は、外部から受信した信号に受信処理を施し、制御部190へ出力する。
【0022】
入力装置130は、端末装置10を操作するユーザが指示、又は情報を入力するための装置である。入力装置130は、例えば、操作面へ触れることで指示が入力されるタッチ・センシティブ・デバイス131等により実現される。端末装置10がPC等である場合には、入力装置130は、リーダー、キーボード、マウス等により実現されてもよい。入力装置130は、ユーザから入力される指示を電気信号へ変換し、電気信号を制御部190へ出力する。なお、入力装置130には、例えば、外部の入力機器から入力される電気信号を受け付ける受信ポートが含まれてもよい。
【0023】
出力装置140は、端末装置10を操作するユーザへ情報を提示するための装置である。出力装置140は、例えば、ディスプレイ141等により実現される。ディスプレイ141は、制御部190の制御に応じたデータを表示する。ディスプレイ141は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現される。
【0024】
音声処理部170は、例えば、音声信号のデジタル-アナログ変換処理を行う。音声処理部170は、マイク171から与えられる信号をデジタル信号に変換して、変換後の信号を制御部190へ与える。また、音声処理部170は、音声信号をスピーカー172へ与える。音声処理部170は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク171は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部170へ与える。スピーカー172は、音声処理部170から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
【0025】
カメラ160は、受光素子により光を受光し、撮影信号として出力するためのデバイスである。カメラ160は、例えば、第2外部記憶媒体50に貼り付けられた二次元コードを撮影して画像(以下、対象画像)を生成する。
【0026】
位置情報センサ150は、端末装置10の位置を検出するセンサであり、例えばGPS(Global Positioning System)モジュールである。GPSモジュールは、衛星測位システムで用いられる受信装置である。衛星測位システムでは、少なくとも3個又は4個の衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて、GPSモジュールが搭載される端末装置10の現在位置を検出する。位置情報センサ150は、端末装置10が接続する無線基地局の位置から、端末装置10の現在の位置を検出してもよい。
【0027】
記憶部180は、例えば、メモリ15及びストレージ16等により実現され、端末装置10が使用するデータ及びプログラムを記憶する。記憶部180は、例えば、ユーザ情報181、サービステーブル182及びアプリ183を記憶する。記憶部180で記憶されるテーブル及びアプリは、これらに限定されない。
【0028】
ユーザ情報181は、例えば、端末装置10を使用するユーザについての情報を含む。ユーザについての情報には、例えば、ユーザID、ユーザの氏名、年齢、住所、生年月日、パスワード、連絡先(アドレス)等が含まれる。
【0029】
サービステーブル182は、サービスに関する各種情報を記憶するテーブルである。サービステーブル182の詳細については後述する。サービステーブル182は、例えば、サーバ20に記憶されるマスタ情報に基づいている。サービステーブル182は、例えば、マスタ情報が更新されると、マスタ情報全体、又は更新箇所がサーバ20からダウンロードされることで、最新の状態が維持される。
【0030】
アプリ183は、ユーザによるサービスの利用を管理するためのアプリケーションである。アプリ183は、端末装置10にインストールされている。アプリ183は、例えば、端末装置10にインストールされている他のアプリのバックグランドで実行され、ユーザにより実行される処理を監視する。
【0031】
制御部190は、プロセッサ19が記憶部180に記憶される、アプリ183を含むプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部190は、端末装置10の動作を制御する。制御部190は、プログラムに従って動作することにより、操作受付部191、送受信部192、取得部193(名称を取得する手段)及び提示制御部194(提示する手段)としての機能を発揮する。
【0032】
操作受付部191は、入力装置130から入力される指示、又は情報を受け付けるための処理を行う。具体的には、例えば、操作受付部191は、タッチ・センシティブ・デバイス131等から入力される指示、又は情報を受け付ける。
【0033】
また、操作受付部191は、マイク171から入力される音声指示を受け付ける。具体的には、例えば、操作受付部191は、マイク171から入力され、音声処理部170でデジタル信号に変換された音声信号を受信する。操作受付部191は、例えば、受信した音声信号を分析して所定の名詞を抽出することで、ユーザからの指示を取得する。
【0034】
送受信部192は、端末装置10が、サーバ20又はPC30等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。具体的には、例えば、送受信部192は、ユーザから入力された情報、又はユーザからの指示をサーバ20又はPC30へ送信する。また、送受信部192は、サーバ20又はPC30から送信された情報を受信する。
【0035】
取得部193は、操作受付部191がユーザ操作を受け付けることにより端末装置10が実行する処理に関する情報を取得する。具体的には、例えば、取得部193は、ユーザの操作により実行されたアプリケーションの名称、及び当該アプリケーションのプロセス名を取得する。取得部193は、取得したアプリケーション名、プロセス名、これらの情報を取得した日時(以上、不図示)を記憶部180に記憶する。
【0036】
また、取得部193は、操作受付部191がユーザによるブラウザ操作を受け付けたときに生成される情報を取得する。この情報は、例えば、ブラウザの使用履歴であり、具体的には、ユーザがブラウザを操作して訪れたウェブページのURL、及びページタイトル等である。取得部193は、所定のタイミング、例えば、5分毎等の所定の周期で、端末装置10で使用されているブラウザから上記の情報を取得する。取得部193は、取得した情報、情報を取得した日時、情報を取得したブラウザ名(以上、不図示)、及び端末装置10の識別情報(例えば、機器GUID等:図8参照)を、記憶部180に記憶する。
【0037】
更に、取得部193は、対象画像中の2次元コードが表す第2識別情報に基づき、サーバ20からデータ名称(名称)を取得する。データ名称は、後述のデータテーブル382に記憶されているデータに設定された名称である。テータ名称としては、例えば、データファイルのファイル名が挙げられる。第2識別情報の詳細については後述する。
【0038】
提示制御部194は、サーバ20又はPC30から送信された情報等をユーザに対して提示すべく、出力装置140を制御する。具体的には、例えば、提示制御部194は、サーバ20又はPC30から送信された情報をディスプレイ141に表示させる。また例えば、提示制御部194は、サーバ20又はPC30から送信された情報をスピーカー172から出力させる。更には、提示制御部194は、取得部193により取得されたデータ名称をユーザに対して提示すべく、出力装置140を制御する。
【0039】
<2.2 サーバの機能的な構成>
図3は、図1に示すサーバ20の機能的な構成例を示す図である。図3に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202(記憶する手段)と、制御部203としての機能を発揮する。
【0040】
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。記憶部202は、例えば、対象者情報テーブル2021、リストテーブル2022及び判断結果テーブル2023を記憶する。記憶部202で記憶されるテーブルは、これらに限定されない。
【0041】
対象者情報テーブル2021は、サービスを受けることを許可された者(対象者)に関する情報を記憶するテーブルである。対象者は、例えば、サービスの会員登録を済ませた一般ユーザ、サービス提供元の企業の従業員である。対象者情報テーブル2021は、例えば、複数の対象者についての情報を記憶する。対象者情報テーブル2021は、新たな対象者に関する情報が登録されると更新される。対象者情報テーブル2021の詳細については後述する。
【0042】
リストテーブル2022は、PC30から送信されるリスト(第1情報)を記憶するテーブルである。リストテーブル2022は、特定のリストについて新たなデータ名称が追加された場合、及び新たなリストが生成された場合に更新される。リストテーブル2022及びリストの詳細については後述する。
【0043】
判断結果テーブル2023は、第1識別情報と第2識別情報との同一性の判断結果に関する情報を記憶するテーブルである。判断結果テーブル2023は、新たな判断結果が登録されることによって更新される。判断結果テーブル2023及び第1識別情報の詳細については後述する。
【0044】
制御部203は、プロセッサ29が記憶部202に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部203は、プログラムに従って動作することにより、受信制御モジュール2031、送信制御モジュール2032(名称を送信する手段)、発行制御モジュール2033(発行する手段)及び判断制御モジュール2034(判断する手段)としての機能を発揮する。
【0045】
受信制御モジュール2031は、サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。送信制御モジュール2032は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。また、送信制御モジュール2032は、判断制御モジュール2034の判断結果に基づき、端末装置10へデータ名称又は提示拒否情報(第2情報)を送信する処理を制御する。提示拒否情報の詳細については後述する。
【0046】
発行制御モジュール2033は、第1外部記憶媒体40に対して第1識別情報を発行する処理を制御する。なお、サーバ20以外の情報処理装置の制御部が、発行制御モジュール2033と同様の機能を発揮して第1識別情報を発行してもよい。
【0047】
判断制御モジュール2034は、端末装置10から受信した第2識別情報を第1識別情報と照合して、第1識別情報と第2識別情報とが同一であるか否かを判断する処理を制御する。
【0048】
<2.3 PCの機能的な構成>
図4は、図1に示すPC30の構成例を示すブロック図である。図4に示すように、PC30は、接続部310と、通信部320と、入力装置330と、出力装置340と、音声処理部370と、マイク371と、スピーカー372と、カメラ360と、位置情報センサ350と、記憶部380と、制御部390とを備える。PC30に含まれる各ブロックは、例えば、バス等により電気的に接続される。
【0049】
接続部310は、第1外部記憶媒体40をPC30と電気的及び物理的に接続可能とするために、PC30に設けられた部分である。例えば、第1外部記憶媒体40がUSB(Universal Serial Bus)、外付けハードディスク等であれば、USBポートが接続部310となる。また例えば、第1外部記憶媒体40がSDカード(Secure Digital Card)であれば、SDカードの差し込み口が接続部310となる。
【0050】
通信部320は、PC30が他の装置と通信するための変復調処理等の処理を行う。通信部320は、制御部390で生成された信号へ送信処理を施し、外部(例えば、端末装置10又はサーバ20)へ送信する。通信部320は、外部から受信した信号に受信処理を施し、制御部390へ出力する。
【0051】
入力装置330は、PC30を操作する従業員等が指示、又は情報を入力するための装置である。入力装置330は、例えば、キーボード・マウス331等により実現される。入力装置330は、例えばリーダーであってもよい。PC30が携帯端末等である場合には、入力装置330は、操作面へ触れることで指示が入力されるタッチ・センシティブ・デバイス131等により実現されてもよい。入力装置330は、ユーザから入力される指示を電気信号へ変換し、電気信号を制御部390へ出力する。
【0052】
出力装置340は、PC30を操作する従業員等へ情報を提示するための装置である。出力装置340は、例えば、ディスプレイ141等により実現される。ディスプレイ141は、制御部190の制御に応じたデータを表示する。
【0053】
音声処理部370は、例えば、音声信号のデジタル-アナログ変換処理を行う。音声処理部370は、マイク371から与えられる信号をデジタル信号に変換して、変換後の信号を制御部390へ与える。また、音声処理部370は、音声信号をスピーカー372へ与える。マイク371は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部370へ与える。スピーカー372は、音声処理部370から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声をPC30の外部へ出力する。
【0054】
カメラ360は、受光素子により光を受光し、撮影信号として出力するためのデバイスである。位置情報センサ350は、PC30の位置を検出するセンサであり、例えばGPS(Global Positioning System)モジュールである。位置情報センサ350は、PC30が接続する無線基地局の位置から、PC30の現在の位置を検出してもよい。
【0055】
記憶部380は、例えば、メモリ及びストレージ等により実現され、PC30が使用するデータ及びプログラムを記憶する。記憶部380は、例えば、ユーザ情報381、データテーブル382及び媒体テーブル383を記憶する。記憶部380で記憶される情報及びテーブルは、これらに限定されない。
【0056】
ユーザ情報381は、例えば、PC30を操作する従業員等に関する情報を含む。従業員等に関する情報には、例えば、従業員ID、従業員の氏名、年齢、住所、生年月日、パスワード、連絡先(アドレス)等が含まれる。
【0057】
データテーブル382は、第1外部記憶媒体40に記憶されるデータを記憶するテーブルである。データテーブル382の詳細については後述する。データテーブル382は、例えば、サーバ20に記憶されるマスタ情報に基づいている。データテーブル382は、例えば、マスタ情報が更新されると、マスタ情報全体、又は更新箇所がサーバ20からダウンロードされることで、最新の状態が維持される。
【0058】
媒体テーブル383は、PC30との接続実績がある種類の第1外部記憶媒体40に関する各種情報を記憶するテーブルである。媒体テーブル383の詳細については後述する。媒体テーブル383は、例えば、サーバ20に記憶されるマスタ情報に基づいている。媒体テーブル383は、例えば、マスタ情報が更新されると、マスタ情報全体、又は更新箇所がサーバ20からダウンロードされることで、最新の状態が維持される。
【0059】
制御部390は、プロセッサが記憶部380に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部390は、PC30の動作を制御する。制御部390は、プログラムに従って動作することにより、操作受付部391、送受信部392(サーバへ送信する手段)、提示制御部393、取得部394(第1識別情報を取得する手段)、生成部395(関連付ける手段)及び確認部396(確認する手段)としての機能を発揮する。
【0060】
操作受付部391は、入力装置330から入力される指示、又は情報を受け付けるための処理を行う。具体的には、例えば、操作受付部191は、キーボード・マウス331等から入力される指示、又は情報を受け付ける。
【0061】
また、操作受付部391は、マイク371から入力される音声指示を受け付ける。具体的には、例えば、操作受付部391は、マイク371から入力され、音声処理部370でデジタル信号に変換された音声信号を受信する。操作受付部391は、例えば、受信した音声信号を分析して所定の名詞を抽出することで、ユーザからの指示を取得する。
【0062】
送受信部392は、PC30が、端末装置10又はサーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。具体的には、例えば、送受信部392は、ユーザから入力された情報、又はユーザからの指示を端末装置10又はサーバ20へ送信する。また、送受信部392は、端末装置10又はサーバ20から送信された情報を受信する。
【0063】
提示制御部393は、端末装置10又はサーバ20から送信された情報等をユーザに対して提示すべく、出力装置340を制御する。具体的には、例えば、提示制御部393は、端末装置10又はサーバ20から送信された情報をディスプレイ341に表示させる。また例えば、提示制御部393は、サーバ20又はPC30から送信された情報をスピーカー372から出力させる。
【0064】
取得部394は、第1外部記憶媒体40が接続部310に接続されることによって第1外部記憶媒体40と電気的に接続し、第1外部記憶媒体40から第1識別情報を取得する。
【0065】
生成部395は、操作受付部391が第1外部記憶媒体40へのデータの記憶の指示を受け付けることにより、当該データに設定されているデータ名称を、第1外部記憶媒体40に対して発行されている第1識別情報と関連付ける。また、生成部395は、第1識別情報とデータ名称との関係を表す第1情報を生成する。本実施形態では、生成部395は、互いに関連付けた第1識別情報とデータ名称とのデータセットを、第1情報として生成する。以下、このデータセットを「リスト」と称する。なお、第1情報は、本実施形態に係るリストに限定されない。第1情報は、例えば、第1識別情報及びデータ名称に加えて、第1外部記憶媒体40又はデータに関する別の情報を含んでもよい。また例えば、第1情報は、第1識別情報とデータ名称と関連付けたことの告知を表す情報であってもよい。
【0066】
確認部396は、リストが既に記憶部202に記憶されているか否か確認する。具体的には、例えば、確認部396は、リストがリストテーブル2022に記憶されているか否か確認する。
【0067】
〔3 外部記憶媒体〕
図1に示す第1外部記憶媒体40は、PC30の接続部310に接続可能な外部記憶媒体である。図1に示す第2外部記憶媒体50は、例えば、端末装置10のユーザが所持している外部記憶媒体である。第1外部記憶媒体40及び第2外部記憶媒体50は、共に、外部記憶媒体の種類を制限されない。具体的には、例えば、第1外部記憶媒体40及び第2外部記憶媒体50は、USB又はSDカード等のフラッシュメモリ記憶装置、外付けハードディスク等の磁気記憶装置、光学ディスク、フロッピーディスク等であってもよい。第1外部記憶媒体40と第2外部記憶媒体50とは、同一になる場合もあれば異なる場合もある。
【0068】
第1外部記憶媒体40及び第2外部記憶媒体50には、共に、不図示の2次元コードが貼り付けられている。2次元コードの種類に特段の限定はなく、QRコード等のマトリクス型2次元コードであってもよいし、スタック型2次元コードであってもよい。第1外部記憶媒体40に貼り付けられている2次元コードが表す識別情報が第1識別情報となり、第2外部記憶媒体50に貼り付けられている2次元コードが表す識別情報が第2識別情報となる。第1識別情報は、例えば、システム1が提供するサービスの環境下において一意である。
【0069】
〔4 データ構造〕
図5は、端末装置10が記憶するテーブルのデータ構造を示す図である。図6図8は、サーバ20が記憶するテーブルのデータ構造を示す図である。図9及び図10は、PC30が記憶するテーブルのデータ構造を示す図である。なお、図5図10に示す各図は一例であり、当該各図に記載されていないデータを除外するものではない。また、同一のテーブルに記載されるデータであっても、記憶部180、記憶部202、記憶部380、又はこれらの少なくとも2つの組み合わせと異なる記憶領域に記憶されていることもあり得る。
【0070】
図5は、サービステーブル182のデータ構造を示す図である。図5に示すサービステーブル182は、提供元IDをキーとして、サービス名等のカラムを有するテーブルである。なお、サービステーブル182は、これら以外の情報を記憶するカラムを有してもよいし、これらのうち何れかの情報を記憶するカラムを有していなくてもよい。
【0071】
提供元IDは、サービスを提供する主体(例えば、企業)を一意に識別するための識別子を記憶する項目である。サービス名は、サービスの名称を記憶する項目である。提供元は、サービスを提供する主体の名称、又は当該主体が開設しているホームページのアドレス等を記憶する項目である。バージョンは、提供中のサービスのバージョンを記憶する項目である。サポート情報は、サービスについて提供されているサポートに関する情報を記憶する項目である。
【0072】
図6は、対象者情報テーブル2021のデータ構造を示す図である。図6に示す対象者情報テーブル2021は、対象者IDをキーとして、氏名等のカラムを有するテーブルである。なお、対象者情報テーブル2021は、これら以外の情報を記憶するカラムを有してもよいし、これらのうち何れかの情報を記憶するカラムを有していなくてもよい。
【0073】
対象者IDは、対象者を一意に識別するための識別子を記憶する項目である。氏名は、対象者の氏名を記憶する項目である。年齢は、対象者の年齢を記憶する項目である。性別は、対象者の性別を記憶するための項目である。生年月日は、対象者の生年月日を記憶する項目である。連絡先は、対象者の電話番号、メールアドレス等を記憶する項目である。
【0074】
図7は、リストテーブル2022のデータ構造を示す図である。図7に示すリストテーブル2022は、媒体IDをキーとして、データ名称のカラムを有するテーブルである。なお、リストテーブル2022は、これら以外の情報を記憶するカラムを有してもよい。
【0075】
媒体IDは、PC30に接続された第1外部記憶媒体40を一意に識別するための識別子、つまり第1識別情報の一例を記憶する項目である。データ名称は、上記の第1外部記憶媒体40に記憶されたデータのデータ名称であって、且つ、当該第1外部記憶媒体40の第1識別情報と関連付けられたデータ名称を記憶する項目である。即ち、リストテーブル2022は、生成部395により生成されたリストを記憶するテーブルである。なお、図7の例では、リストテーブル2022に複数の第1識別情報と複数のデータ名称とが記憶されているが、例えば、リストテーブル2022に1つの第1識別情報と1つのデータ名称とが記憶されてもよい。
【0076】
図8は、判断結果テーブル2023のデータ構造を示す図である。図8に示す判断結果テーブル2023は、判断日時をキーとして、対象媒体ID等のカラムを有するテーブルである。なお、判断結果テーブル2023は、これら以外の情報を記憶するカラムを有してもよい。
【0077】
判断日時は、判断制御モジュール2034が、端末装置10から受信した第2識別情報を第1識別情報と照合して両情報の同一性を判断した日時を記憶する項目である。第1識別情報と第2識別情報との同一性の判断は、判断制御モジュール2034がリストテーブル2022を参照して判断する。対象媒体IDは、対象画像の撮影対象物となっている第2外部記憶媒体50の第2識別情報を記憶する項目である。媒体IDは、上記の第2識別情報との照合に用いた第1識別情報を記憶する項目である。端末IDは、端末装置10を一意に識別するための識別子、つまり端末装置10の識別情報を記憶する項目である。
【0078】
照合結果は、判断制御モジュール2034による第1識別情報と第2識別情報との照合結果、つまり第1識別情報と第2識別情報との同一性の判断結果を記憶する項目である。図8に示す例では、判断制御モジュール2034が第1識別情報と第2識別情報とが同一であると判断すれば「1」が記憶され、異なっていると判断すれば「0」が記憶される。対象者は、第2外部記憶媒体50を所持している端末装置10のユーザが対象者であるか否かを記憶する項目である。端末装置10のユーザが対象者であるか否かは、判断制御モジュール2034が第1識別情報と第2識別情報との照合結果に基づいて判断する。図8に示す例では、判断制御モジュール2034が第1識別情報と第2識別情報とが同一であると判断すれば、端末装置10のユーザが対象者であると見做されて「1」が記憶される。一方、判断制御モジュール2034が第1識別情報と第2識別情報とが異なっていると判断すれば、端末装置10のユーザが対象者ではないと見做されて「0」が記憶される。
【0079】
図9は、データテーブル382のデータ構造を示す図である。図9に示すデータテーブル382は、データIDをキーとして、データ名称等のカラムを有するテーブルである。なお、データテーブル382は、これら以外の情報を記憶するカラムを有してもよい。
【0080】
データIDは、第1外部記憶媒体40の記憶対象の候補となるデータを一意に識別する識別子を記憶する項目である。データ名称は、データ名称を記憶する項目である。データ内容は、データの内容に関する情報を記憶する項目である。
【0081】
図10は、媒体テーブル383のデータ構造を示す図である。図10に示す媒体テーブル383は、媒体IDをキーとして、種類等のカラムを有するテーブルである。なお、媒体テーブル383は、これら以外の情報を記憶するカラムを有してもよいし、これらのうち何れかの情報を記憶するカラムを有していなくてもよい。
【0082】
媒体IDは、PC30に接続された第1外部記憶媒体40を一意に識別するための識別子、つまり第1識別情報の一例を記憶する項目である。種類は、PC30に接続された第1外部記憶媒体40の種類を記憶する項目である。スペックは、PC30に接続された第1外部記憶媒体40の容量等、当該第1外部記憶媒体40のスペックを記憶する項目である。提供元IDは、第1外部記憶媒体40を所持している対象者に対してサービスを提供する主体(例えば、企業)を一意に識別するための識別子、つまりサービスを提供する主体の識別情報の一例を記憶する項目である。サービス名は、サービスの名称を記憶する項目である。なお、媒体テーブル383は、判断結果テーブル2023に統合されてもよい。
【0083】
〔5 動作〕
システム1の動作について説明する。図11は、システム1の動作の例を表すフローチャートである。図11の説明において、端末装置10にはアプリ183がインストールされているものとする。
【0084】
まず、端末装置10を使用するユーザは、端末装置10を起動させる。アプリ183は、例えば、端末装置10が起動すると共に、端末装置10のOSによって自動的に起動される。アプリ183が起動されると、制御部190は、アプリ183が動作していることをユーザに提示してもよいし、提示しなくてもよい。
【0085】
ステップS11において、発行制御モジュール2033は、第1外部記憶媒体40に対して第1識別情報を発行する。具体的には、例えば、発行制御モジュール2033は、受信制御モジュール2031が第1外部記憶媒体40を所持している対象者の発行申請に係る情報を受信することにより、第1識別情報を発行する。なお、発行制御モジュール2033は、第1外部記憶媒体40が製造された旨の情報を受信制御モジュール2031が受信することにより、第1識別情報を発行してもよい。
【0086】
発行制御モジュール2033は、例えば、発行した第1識別情報を送信制御モジュール2032へ送信する。送信制御モジュール2032は、例えば、受信した第1識別情報を端末装置10以外の他の情報処理装置(例えば、サービスの提供元である企業が管理しているPC)へ送信する。他の情報処理装置が第1識別情報を受信したことを他の情報処理装置の出力装置による情報提示により把握した従業員等は、第1外部記憶媒体40を他の情報処理装置に接続する。この接続により、発行制御モジュール2033により発行された第1識別情報が第1外部記憶媒体40に記憶される。そして、第1識別情報を記憶した第1外部記憶媒体40に、第1識別情報を表す2次元コードが貼り付けられる。
【0087】
また例えば、送信制御モジュール2032は、受信した第1識別情報をPC30へ送信する。送受信部392は、送信制御モジュール2032から送信された第1識別情報を、第1外部記憶媒体40を所持する対象者に対して提供可能なサービスの提供元の識別情報、及び当該サービスの名称と関連付けて媒体テーブル383に記憶する。
【0088】
ステップS12において、取得部394は、第1外部記憶媒体40から第1識別情報を取得する。具体的には、例えば、取得部394は、第1外部記憶媒体40が接続部310に接続されることによって、第1外部記憶媒体40と電気的に接続する。そして、取得部394は、第1外部記憶媒体40から送受信部392を介して第1識別情報を読み出すことにより、当該第1識別情報を取得する。取得部394は、取得した第1識別情報を生成部395へ送信する。
【0089】
ステップS13において、操作受付部391は、第1外部記憶媒体40にデータを記憶させる。具体的には、例えば、操作受付部391は、第1外部記憶媒体40に所定のデータを記憶させる旨の従業員等による指示を受け付ける。この指示を受け付けた操作受付部391は、データテーブル382から所定のデータを読み出し、送受信部392へ送信する。送受信部392は、受信した所定のデータを、接続部310に接続されている第1外部記憶媒体40へ送信する。以上の流れで、第1外部記憶媒体40が所定のデータを記憶する。
【0090】
ステップS14において、生成部395はリストを生成する。具体的には、例えば、操作受付部391は、ユーザによる記憶指示を受け付ける。記憶指示は、第1外部記憶媒体40へ所定のデータを記憶させるためのユーザ操作である。生成部395は、操作受付部391から記憶指示を受け付けた旨の情報を受信することにより、取得部394から受信した第1識別情報と、第1外部記憶媒体40に記憶させた所定のデータのデータ名称とを関連付けてリストを生成する。ここで、生成部395は、所定のデータのデータ名称をデータテーブル382から読み出して取得する。そして、生成部395は、リストを生成した旨の情報を確認部396に送信する。
【0091】
この情報を受信した確認部396は、送受信部392を介して記憶部202からリストテーブル2022を読み出し、取得部394が取得した第1識別情報と同一の第1識別情報に関するリスト(以下、既存リスト)がリストテーブル2022に既に記憶されているか否か確認する。既存リストが既に記憶されていることを確認した場合、確認部396は、既存リストを生成部395に送信する。生成部395は、受信した既存リストに生成したリストを追加して新たなリストとし(リストの更新)、送受信部392へ送信する。一方、既存リストが記憶されていないことを確認した場合、確認部396は、既存リストが記憶されていない旨の不存在情報を生成部395に送信する。不存在情報を受信した生成部395は、生成したリストを送受信部392へ送信する。
【0092】
ステップS15において、送受信部392は、生成部395から受信したリストをサーバ20へ送信する。ステップS16において、記憶部202は、送受信部392から受信したリストを記憶する。具体的には、例えば、受信制御モジュール2031は、送受信部392から送信されたリストを受信し、当該リストを記憶部202へ送信する。記憶部202は、受信制御モジュール2031から受信したリストをリストテーブル2022に記憶する。
【0093】
ステップS17において、カメラ160は、端末装置10のユーザが所持している第2外部記憶媒体50に貼り付けられた2次元コードを撮影する。そして、カメラ160は、生成した画像を送受信部192へ送信する。ステップS18において、送受信部192は、カメラ160から受信した画像に映し出された2次元コードから、第2識別情報を読み取る。そして、送受信部192は、読み取った第2識別情報をサーバ20へ送信する。
【0094】
ステップS19において、判断制御モジュール2034は、第1識別情報と第2識別情報とが同一であるか否かを判断する。具体的には、例えば、受信制御モジュール2031は、送受信部192から送信された第2識別情報を受信し、当該第2識別情報を判断制御モジュール2034へ送信する。判断制御モジュール2034は、リストテーブル2022に記憶されている第1識別情報を順次読み出し、受信制御モジュール2031から受信した第2識別情報と照合する。照合の結果、第2識別情報が特定の第1識別情報と同一であると判断した場合、つまり、第2外部記憶媒体50が特定の第1外部記憶媒体40と同一であると判断した場合、判断制御モジュール2034は処理をステップS20へ移行させる。照合の結果、第2識別情報が何れの第1識別情報とも異なると判断した場合、つまり、第2外部記憶媒体50が何れの第1外部記憶媒体40とも異なると判断した場合、判断制御モジュール2034は処理をステップS21へ移行させる。
【0095】
また、判断制御モジュール2034は、判断結果に関する情報を判断結果テーブル2023に記憶する。具体的には、例えば、第2識別情報が特定の第1識別情報と同一であると判断した場合、判断制御モジュール2034は、判断結果テーブル2023の項目「照合結果」に「1」を記憶する。且つ、判断制御モジュール2034は、記憶部180から端末装置10の識別情報を読み出して項目「端末ID」に当該識別情報を記憶すると共に、項目「対象者」に「1」を記憶する。
【0096】
第2識別情報が何れの第1識別情報とも異なると判断した場合、判断制御モジュール2034は、判断結果テーブル2023の項目「照合結果」に「0」を記憶する。且つ、判断制御モジュール2034は、記憶部180から端末装置10の識別情報を読み出して項目「端末ID」に当該識別情報を記憶すると共に、項目「対象者」に「0」を記憶する。
【0097】
ステップS20において、判断制御モジュール2034は、データ名称を端末装置10へ送信する。具体的には、例えば、判断制御モジュール2034は、第2識別情報と同一であると判断した特定の第1識別情報に関連付けられたデータ名称を、リストテーブル2022から読み出す。そして、判断制御モジュール2034は、読み出したデータ名称を送信制御モジュール2032へ送信する。送信制御モジュール2032は、受信したデータ名称を端末装置10へ送信する。
【0098】
ステップS21において、判断制御モジュール2034は、提示拒否情報を端末装置10へ送信する。具体的には、例えば、判断制御モジュール2034は、データ名称を端末装置10へは送信できない旨の提示拒否情報を生成し、送信制御モジュール2032へ送信する。送信制御モジュール2032は、受信した提示拒否情報を端末装置10へ送信する。
【0099】
ステップS22において、提示制御部194は、データ名称に関する情報をユーザへ提示する。具体的には、例えば、取得部193がサーバ20から送受信部192を介してデータ名称を受信した場合、取得部193は、受信したデータ名称を提示制御部194へ送信する。提示制御部194は、受信したデータ名称をユーザへ提示する。
【0100】
図12は、端末装置10のディスプレイ141の表示画面の例を表す模式図である。図12では、第2識別情報と同一であると判断された特定の第1識別情報が「RID0001」であった場合の例を示している。つまり、判断制御モジュール2034が、リストテーブル2022からデータ名称「AAAAA」、「BBBBB」、「CCCCC」を読み出し、送信制御モジュール2032を介して端末装置10へ送信している。そして、提示制御部194が、これら3種類のデータ名称を送受信部192を介して受信し、ディスプレイ141の表示画面に表示している。図12に示す画面では、これら3種類のデータ名称が縦方向(紙面向かって上下方向)に並ぶリスト形式で領域1411に表示されている。提示制御部194は、データ名称をリスト形式以外の形式で表示してもよいし、領域1411以外の領域に表示してもよい。
【0101】
また例えば、取得部193がサーバ20から送受信部192を介して提示拒否情報を受信した場合、取得部193は、受信した提示拒否情報を提示制御部194へ送信する。提示制御部194は、受信した提示拒否情報をユーザへ提示する。
【0102】
図13は、端末装置10のディスプレイ141の表示画面の他の例を表す模式図である。図13の例では、判断制御モジュール2034が、提示拒否情報として「データ名称を提示できません」とのテキスト情報を生成し、送信制御モジュール2032を介して端末装置10へ送信している。そして、提示制御部194が、このテキスト情報を送受信部192を介して受信し、ディスプレイ141の表示画面に表示している。図13に示す画面では、上記のテキスト情報が、各文字が横方向(紙面向かって左右方向)に並ぶ形式で領域1412に表示されている。提示制御部194は、提示拒否情報としてのテキスト情報を横方向以外の方向に表示してもよい。或いは、提示制御部194は、提示拒否情報をテキスト情報以外の形式で表示してもよいし、領域1412以外の領域に表示してもよい。
【0103】
〔6 小括〕
以上のように、本実施形態では、判断制御モジュール2034は、カメラ160により撮影された画像中の2次元コードが表す第2識別情報を、リストテーブル2022に記憶されている第1識別情報と照合することにより、第1識別情報と第2識別情報とが同一か否かを判断する。同一であると判断した場合、判断制御モジュール2034は、第2識別情報と同一であると判断した第1識別情報に関連付けられたデータ名称をリストテーブル2022から読み出し、送信制御モジュール2032を介して提示制御部194へ送信する。送受信部192を介して判断制御モジュール2034からデータ名称を受信した提示制御部194は、当該データ名称をユーザへ提示する。これにより、ユーザは、第2外部記憶媒体50に記憶されている情報を、PC30へ接続することなく容易に把握することができる。
【0104】
また、本実施形態では、判断制御モジュール2034は、カメラ160により撮影された画像中の2次元コードが表す第2識別情報が、リストテーブル2022に記憶されている何れの第1識別情報とも同一でないと判断した場合、提示拒否情報を生成し、送信制御モジュール2032を介して提示制御部194へ送信する。送受信部192を介して判断制御モジュール2034から提示拒否情報を受信した提示制御部194は、当該提示拒否情報をユーザへ提示する。これにより、ユーザは、第2外部記憶媒体50に所望の情報が記憶されていないことを、PC30へ接続することなく容易に把握することができる。
【0105】
また、本実施形態では、確認部396は、既存リストがリストテーブル2022に既に記憶されているか否か確認する。既存リストが既に記憶されていることを確認した場合、確認部396は、既存リストを生成部395に送信する。生成部395は、受信した既存リストに生成したリストを追加して新たなリストとし、サーバ20へ送信する。一方、既存リストが記憶されていないことを確認部396が確認した場合、生成部395は、生成したリストをサーバ20へ送信する。これにより、サーバ20は、第1外部記憶媒体40とPC30とが接続することにより、最新のリストを記憶することができる。
【0106】
また、本実施形態では、発行制御モジュール2033は、第1外部記憶媒体40に対して第1識別情報を発行する処理を制御する。これにより、第1外部記憶媒体40に対する第1識別情報の発行をサーバ20が管理することができる。
【0107】
また、本実施形態では、第1識別情報は、システム1が提供するサービスの環境下において一意である。これにより、サーバ20は、第1識別情報を含むリストを記憶していることから、第1外部記憶媒体40を確実に管理することができる。
【0108】
〔7 変形例〕
<7.1 第1変形例>
本実施形態では、第1識別情報とデータ名称とを関連付けたデータセットをリストとして生成する例について説明した。しかしながら、データ名称に加えて、データに関する他のメタデータが第1識別情報と関連付けられてもよい。他のメタデータは、例えば、データの作成日時、データの容量等であり、データテーブル382に記憶されている。
【0109】
具体的には、例えば、生成部395は、操作受付部391から所定のデータの記憶指示を受け付けた旨の情報を受信することにより、取得部394から受信した第1識別情報と、データテーブル382から読み出した所定のデータのデータ名称及び他のメタデータとを関連付けてリストを生成する。なお、生成部395は、他のメタデータに加えて、更にサービス識別情報を関連付けたリストを生成してもよい。サービス識別情報は、システム1を利用したサービスを提供する主体(例えば、企業)の識別情報である。例えばサービステーブル182に記憶される提供元IDがサービス識別情報に相当する。
【0110】
また、本実施形態では、カメラ160により撮影された画像中の2次元コードが表す第2識別情報が、リストテーブル2022に記憶されている何れかの第1識別情報と同一である場合に、データ名称がユーザへ提示される例について説明した。しかしながら、この場合において、データ名称に加えて他のメタデータがユーザへ提示されてもよい。
【0111】
具体的には、例えば、記憶部202は、生成部395から受信制御モジュール2031を介して受信した、他のメタデータを含むリストをリストテーブル2022に記憶する。判断制御モジュール2034は、第2識別情報と同一であると判断した特定の第1識別情報に関連付けられたデータ名称及び他のメタデータをリストテーブル2022から読み出し、送信制御モジュール2032を介して取得部193へ送信する。取得部193は、判断制御モジュール2034から送信制御モジュール2032を介して送信されたデータ名称及び他のメタデータを取得し、提示制御部194へ送信する。提示制御部194は、取得部193から受信したデータ名称及び他のメタデータをユーザへ提示する。
【0112】
これにより、ユーザは、第2外部記憶媒体50に記憶されている情報を、PC30へ接続することなく、容易且つ詳細に把握することができる。なお、提示制御部194は、データ名称及び他のメタデータに加えて、更に上記のサービス識別情報をユーザへ提示してもよい。
【0113】
図14は、端末装置10のディスプレイ141の表示画面の他の例を表す模式図である。図14の例では、判断制御モジュール2034が、リストテーブル2022からデータ名称「AAAAA」と作成日時とのデータセット、データ名称「BBBBB」と作成日時とのデータセット、及びデータ名称「CCCCC」と作成日時とのデータセットを読み出している。つまり、図14の例では、データの作成日時が他のメタデータに相当し、図7に図示されていないもののリストテーブル2022にデータの作成日時も記憶されている。判断制御モジュール2034は、これらのデータセットを送信制御モジュール2032を介して端末装置10へ送信している。そして、提示制御部194が、これらのデータセットを送受信部192を介して受信し、ディスプレイ141の表示画面に表示している。
【0114】
図14に示す画面では、上記3つのデータセットが、データ名称をキーとして、作成日時のカラムを有するテーブル形式で領域1413に表示されている。提示制御部194は、上記3つのデータセットをテーブル形式以外の形式で表示してもよいし、領域1413以外の領域に表示してもよい。
【0115】
<7.2 第2変形例>
また、本実施形態では、カメラ160により撮影された画像中の2次元コードが表す第2識別情報が、リストテーブル2022に記憶されている何れの第1識別情報とも異なる場合に、提示拒否情報がユーザへ提示される例について説明した。しかしながら、この場合において、提示拒否情報に加えて返却依頼情報(第3情報)がユーザへ提示されてもよい。返却依頼情報は、第2外部記憶媒体50の返却の依頼を表す情報であり、例えば、返却先の名称、住所等に関する情報を含んでもよい。また例えば、返却依頼情報は、第2外部記憶媒体50を返却した場合に所定の特典(例えば、サービスの利用券、ポイント等)を与える旨の情報を含んでもよい。第2外部記憶媒体50の返却先に特段の限定はなく、例えば、システム1を利用したサービスの提供元を返却先としてもよい。
【0116】
具体的には、例えば、判断制御モジュール2034は、提示拒否情報に加えて返却依頼情報を生成し、送信制御モジュール2032を介して取得部193へ送信する。取得部193は、判断制御モジュール2034から送信制御モジュール2032を介して送信された提示拒否情報及び返却依頼情報を取得し、提示制御部194へ送信する。提示制御部194は、取得部193から受信した提示拒否情報及び返却依頼情報をユーザへ提示する。これにより、ユーザは、提示拒否情報が提示されていることを把握したときに、第2外部記憶媒体50をどのように処分したらよいか見通しを立て易くなる。
【0117】
図15は、端末装置10のディスプレイ141の表示画面の他の例を表す模式図である。図15の例では、判断制御モジュール2034が、提示拒否情報として「データ名称を提示できません」とのテキスト情報を生成し、且つ、返却依頼情報として「第2外部記憶媒体50を☆☆へ返却していただけないでしょうか?ご検討をお願いいたします。」とのテキスト情報を生成し、送信制御モジュール2032を介して端末装置10へ送信している。そして、提示制御部194が、これらのテキスト情報を送受信部192を介して受信し、ディスプレイ141の表示画面に表示している。図15に示す画面では、提示拒否情報のテキスト情報が上側で返却依頼情報のテキスト情報が下側に、且つ、両テキスト情報の各文字が横方向に並ぶ形式で領域1414に表示されている。提示制御部194は、提示拒否情報及び返却依頼情報としての各テキスト情報を横方向以外の方向に表示してもよい。或いは、提示制御部194は、提示拒否情報及び返却依頼情報をテキスト情報以外の形式で表示してもよいし、領域1414以外の領域に表示してもよい。
【0118】
第3変形例において、提示制御部194は、管理打診情報をユーザへ提示してもよい。管理打診情報は、サーバ20が第2外部記憶媒体50に貼り付けられた2次元コードの撮影場所の位置情報を管理することを打診する情報であり、例えば判断制御モジュール2034が生成する。上記の位置情報の管理は、例えば、位置情報センサ150が上記の撮影場所の位置を検出し、位置情報として、送受信部192及び受信制御モジュール2031を介して判断制御モジュール2034へ送信する。位置情報を受信した判断制御モジュール2034は、管理打診情報を生成して提示制御部194へ送信する。そして、提示制御部194は、判断制御モジュール2034から送信制御モジュール2032及び取得部193を介して受信した管理打診情報を、ユーザへ提示する。
【0119】
これにより、サーバ20の管理者は、管理打診情報を把握したユーザにおける端末装置10のその後の操作内容から、ユーザによる第2外部記憶媒体50の使用に不正の意図があったかどうか推測することができる。なお、この場合において、提示制御部194は、提示拒否情報、返却依頼情報及び管理打診情報の全てをユーザへ提示してもよいし、提示拒否情報及び管理打診情報をユーザへ提示してもよい。
【0120】
<7.3 第3変形例>
また、本実施形態では、データ名称が提示されるか否かが、判断制御モジュール2034による第1識別情報と第2識別情報との異同の判断結果のみに基づく例について説明した。しかしながら、例えば、この判断結果に別の判断結果を加味して、データ名称が提示されるか否かが決まってもよい。
【0121】
具体的には、例えば、サービスを提供可能な対象者が所有する端末装置の識別情報(以下、端末識別情報という)を、サービスを提供する主体の識別情報(例えば、図5及び図10の「提供元ID」参照)と共に対象者情報テーブル2021に予め記憶させておくことで実現してもよい。そして、判断制御モジュール2034は、リストテーブル2022に記憶されている第1識別情報を順次読み出し、受信制御モジュール2031から受信した第2識別情報と照合した結果、第2識別情報が特定の第1識別情報と同一であると判断した場合、記憶部180から端末装置10の識別情報を読み出して端末識別情報と照合する。照合の結果、端末装置10の識別情報と端末識別情報とが同一であると判断した場合、判断制御モジュール2034は、第2外部記憶媒体50が第1外部記憶媒体40と同一であり、且つ、端末装置10のユーザが対象者と同一人物であると判断して、処理をステップS20へ移行させる。一方、照合の結果、端末装置10の識別情報と端末識別情報とが異なると判断した場合、判断制御モジュール2034は、第2外部記憶媒体50は第1外部記憶媒体40と同一であるものの、端末装置10のユーザが対象者と同一人物ではないと判断して、処理をステップS21へ移行させる。第2識別情報が何れの第1識別情報とも異なると判断した場合における、判断制御モジュール2034の処理については、本実施形態の処理例と同様である。
【0122】
これにより、第2外部記憶媒体50に記憶されている情報を端末装置10のユーザが容易に把握できるだけでなく、システム1を利用したサービスを対象者に対して確実に提供することができる。なお、端末装置10の識別情報と端末識別情報との照合を行う場合には、第1識別情報と第2識別情報との照合は行わなくてもよい。
【0123】
〔8 コンピュータの基本ハードウェア構成〕
図16は、コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ90は、プロセッサ91、主記憶装置92、補助記憶装置93、通信IF99(インタフェース、Interface)を少なくとも備える。これらはバスにより相互に電気的に接続される。
【0124】
プロセッサ91とは、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアである。プロセッサ91は、演算装置、レジスタ、周辺回路等から構成される。
【0125】
主記憶装置92とは、プログラム、及びプログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
【0126】
補助記憶装置93とは、データ及びプログラムを保存するための記憶装置である。例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
【0127】
通信IF99とは、有線又は無線の通信規格を用いて、他のコンピュータとネットワークを介して通信するための信号を入出力するためのインタフェースである。
ネットワークは、インターネット、LAN、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、3G、4G、5G移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク(例えばWi-Fi(登録商標))等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Z-Wave(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等により直接接続するものも含む。
【0128】
なお、各ハードウェア構成の全部又は一部を複数のコンピュータ90に分散して設け、ネットワークを介して相互に接続することによりコンピュータ90を仮想的に実現することができる。このように、コンピュータ90は、単一の筐体、ケースに収納されたコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
【0129】
〔9 コンピュータ90の基本機能構成〕
図16に示すコンピュータ90の基本ハードウェア構成により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
【0130】
なお、コンピュータ90が備える機能ユニットは、それぞれの機能ユニットの全部又は一部を、ネットワークで相互に接続された複数のコンピュータ90に分散して設けても実現することができる。コンピュータ90は、単一のコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
【0131】
制御部は、プロセッサ91が補助記憶装置93に記憶された各種プログラムを読み出して主記憶装置92に展開し、当該プログラムに従って処理を実行することにより実現される。制御部は、プログラムの種類に応じて様々な情報処理を行う機能ユニットを実現することができる。これにより、コンピュータは情報処理を行う情報処理装置として実現される。
【0132】
記憶部は、主記憶装置92、補助記憶装置93により実現される。記憶部は、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶する。また、プロセッサ91は、プログラムに従って記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置92又は補助記憶装置93に確保することができる。また、制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ91に、記憶部に記憶されたデータの追加、更新、削除処理を実行させることができる。
【0133】
データベースは、リレーショナルデータベースを指し、行と列によって構造的に規定された表形式のテーブルと呼ばれるデータ集合を、互いに関連づけて管理するためのものである。データベースでは、表をテーブル、表の列をカラム、表の行をレコードと呼ぶ。リレーショナルデータベースでは、テーブル同士の関係を設定し、関連づけることができる。
通常、各テーブルにはレコードを一意に特定するためのキーとなるカラムが設定されるが、カラムへのキーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ91に、記憶部に記憶された特定のテーブルにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
【0134】
通信部は、通信IF99により実現される。通信部は、ネットワークを介して他のコンピュータ90と通信を行う機能を実現する。通信部は、他のコンピュータ90から送信された情報を受信し、制御部へ入力することができる。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ91に、受信した情報に対する情報処理を実行させることができる。また、通信部は、制御部から出力された情報を他のコンピュータ90へ送信することができる。
【0135】
本明細書中に記載されている構成要素により実現される機能は、当該記載された機能を実現するようにプログラムされた、汎用プロセッサ、特定用途プロセッサ、集積回路、ASICs (Application Specific Integrated Circuits)、CPU (a Central Processing Unit)、従来型の回路、及び/又はそれらの組合せを含む、circuitry又はprocessing circuitryにおいて実装されてもよい。プロセッサは、トランジスタやその他の回路を含み、 circuitry又はprocessing circuitryとみなされる。プロセッサは、メモリに格納されたプログラムを実行する、programmed processorであってもよい。
【0136】
本明細書において、circuitry、ユニット、手段は、記載された機能を実現するようにプログラムされたハードウェア、又は実行するハードウェアである。当該ハードウェアは、本明細書に開示されているあらゆるハードウェア、又は、当該記載された機能を実現するようにプログラムされた、又は、実行するものとして知られているあらゆるハードウェアであってもよい。
当該ハードウェアがcircuitryのタイプであるとみなされるプロセッサである場合、当該circuitry、手段、又はユニットは、ハードウェアと、当該ハードウェア及び又はプロセッサを構成するために用いられるソフトウェアの組合せである。
【0137】
以上、本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
【0138】
〔10 付記〕
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
【0139】
<付記1>
第1情報処理装置と、第2情報処理装置と、サーバとを備えるシステムであって、第1情報処理装置は、第1外部記憶媒体と接続し、第1外部記憶媒体から当該第1外部記憶媒体の第1識別情報を取得する手段と、第1外部記憶媒体へのデータの記憶の指示を受け付けることにより、データに設定されている名称を第1識別情報と関連付ける手段と、関連付ける手段により生成された、第1識別情報と名称との関係を表す第1情報を、サーバへ送信する手段とを備え、サーバは、サーバへ送信する手段から受信した第1情報を記憶する手段を備え、第2情報処理装置は、第2外部記憶媒体に貼り付けられている2次元コードを撮影する手段と、撮影する手段により生成された画像中の2次元コードが表す、第2外部記憶媒体の第2識別情報に基づき、サーバから名称を取得する手段と、名称を取得する手段により取得された当該名称を提示する手段とを備えるシステム。
<付記2>
第1情報処理装置は、第1情報が既に記憶する手段に記憶されているか否か確認する手段を備え、関連付ける手段は、確認する手段において、第1情報が既に記憶する手段に記憶されていることを確認した場合、第1外部記憶媒体が新たに記憶したデータに設定されている名称を第1情報に追加する(付記1)に記載のシステム。
<付記3>
関連付ける手段は、確認する手段において、第1情報が記憶する手段に記憶されていないことを確認した場合、第1外部記憶媒体が新たに記憶したデータに設定されている名称を第1識別情報と関連付けて第1情報を生成する(付記1)又は(付記2)に記載のシステム。
<付記4>
関連付ける手段は、名称に加えて、データに関する他のメタデータを第1識別情報と関連付ける(付記1)乃至(付記3)の何れかに記載のシステム。
<付記5>
名称を取得する手段は、サーバから更に他のメタデータを取得し、提示する手段は、更に、名称を取得する手段により取得された他のメタデータを提示する(付記4)に記載のシステム。
<付記6>
サーバは、第1外部記憶媒体に対して第1識別情報を発行する手段を備える(付記1)乃至(付記5)の何れかに記載のシステム。
<付記7>
第1識別情報は、システムが提供するサービスの環境下において一意である(付記6)に記載のシステム。
<付記8>
サーバは、第2情報処理装置から受信した第2識別情報を第1識別情報と照合して、第1識別情報と第2識別情報とが同一であるか否かを判断する手段と、判断する手段において、第1識別情報と第2識別情報とが同一であると判断した場合、第2情報処理装置へ名称を送信する手段とを備える(付記1)乃至(付記7)の何れかに記載のシステム。
<付記9>
名称を送信する手段は、判断する手段において、第1識別情報と第2識別情報とが同一ではないと判断した場合、名称を送信できない旨の第2情報を第2情報処理装置へ送信し、名称を取得する手段は、サーバから送信された第2情報を取得し、提示する手段は、名称を取得する手段により取得された第2情報を提示する(付記8)に記載のシステム。
<付記10>
名称を送信する手段は、判断する手段において、第1識別情報と第2識別情報とが同一ではないと判断した場合、第2外部記憶媒体の返却の依頼を表す第3情報を第2情報処理装置へ送信し、名称を取得する手段は、サーバから送信された第3情報を取得し、提示する手段は、名称を取得する手段により取得された第3情報を提示する(付記8)又は(付記9)に記載のシステム。
<付記11>
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行される方法であって、プロセッサが、(付記1)から(付記10)の何れかに係る発明において実行される全てのステップを実行する方法。
【符号の説明】
【0140】
1…システム
10…端末装置
120…通信部
130…入力装置
140…出力装置
15…メモリ
16…ストレージ
19…プロセッサ
20…サーバ
22…通信IF
23…入出力IF
25…メモリ
26…ストレージ
29…プロセッサ
30…PC
図1
図2
図3
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