IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

<>
  • -システム、プログラム、および方法 図1
  • -システム、プログラム、および方法 図2
  • -システム、プログラム、および方法 図3
  • -システム、プログラム、および方法 図4
  • -システム、プログラム、および方法 図5
  • -システム、プログラム、および方法 図6
  • -システム、プログラム、および方法 図7
  • -システム、プログラム、および方法 図8
  • -システム、プログラム、および方法 図9
  • -システム、プログラム、および方法 図10
  • -システム、プログラム、および方法 図11
  • -システム、プログラム、および方法 図12
  • -システム、プログラム、および方法 図13
  • -システム、プログラム、および方法 図14
  • -システム、プログラム、および方法 図15
  • -システム、プログラム、および方法 図16
  • -システム、プログラム、および方法 図17
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2026-03-10
(45)【発行日】2026-03-18
(54)【発明の名称】システム、プログラム、および方法
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/87 20140101AFI20260311BHJP
   A63F 13/79 20140101ALI20260311BHJP
   A63F 13/795 20140101ALI20260311BHJP
   A63F 13/53 20140101ALI20260311BHJP
【FI】
A63F13/87
A63F13/79 500
A63F13/795
A63F13/53
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2024139005
(22)【出願日】2024-08-20
(65)【公開番号】P2025168182
(43)【公開日】2025-11-07
【審査請求日】2025-10-17
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000233778
【氏名又は名称】任天堂株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100130269
【弁理士】
【氏名又は名称】石原 盛規
(72)【発明者】
【氏名】岩橋 篤矢
(72)【発明者】
【氏名】小岩 亮太
(72)【発明者】
【氏名】小野 純和
【審査官】前地 純一郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-019756(JP,A)
【文献】特開2019-000219(JP,A)
【文献】特開2015-060287(JP,A)
【文献】特開2023-015637(JP,A)
【文献】特開2020-168132(JP,A)
【文献】特開2024-029460(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 13/00-13/98
A63F 9/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つのルームに参加している複数のアカウントのそれぞれによって使用されている端末間で音声チャットを実行させるチャット実行部と、
第1アカウントとフレンド関係にあるそれぞれのアカウントを、前記第1アカウントのユーザによる操作に基づいて、当該第1アカウントにとっての第1状態アカウントとして設定する設定部と、
第2アカウントのユーザによって前記第1アカウントをルームに招待する招待操作がされたとき、当該ルームに前記第1アカウントにとっての前記第1状態アカウントが参加中でないことを含む所定の条件を満たすか判断する判断部と、
前記所定の条件が満たされる場合、当該第1アカウントがルームに招待されたことを、当該第1アカウントによって使用される端末に報知させる報知部とを備える、システム。
【請求項2】
前記第1アカウントによって使用されている端末は、前記第1アカウントが他のアカウントから招待されている少なくとも1つのルームを一覧表示するルーム一覧に、前記所定の条件が満たされるルームを表示する、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記第1アカウントによって使用されている端末は、招待されているルームに関する情報を取得し、取得したルームのうち、前記所定の条件を満たすルームをルーム一覧に表示する、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記第1アカウントによって使用されている端末は、前記ルーム一覧の表示中に、当該第1アカウントのユーザから所定の操作を受け付けると前記所定の条件を満たさないルームを表示する、請求項2に記載のシステム。
【請求項5】
前記第1アカウントによって使用されている端末は、
前記所定の条件を満たすルームに関する情報を取得し、取得した前記所定の条件を満たすルームを前記ルーム一覧に表示し、
当該第1アカウントのユーザから所定の操作を受け付けると前記所定の条件を満たさないルームの情報を取得し、取得した当該所定の条件を満たさないルームを前記ルーム一覧に表示する、請求項2に記載のシステム。
【請求項6】
前記第1アカウントによって使用されている端末は、前記所定の条件を満たす場合、チャットに招待されていることを示す情報を取得する、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記所定の条件は、ルームに前記第1アカウントにとってのブロックアカウントが参加中でないことを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記設定部は、前記第1アカウントが第3アカウントに対して、前記フレンド関係になるためのフレンド申請を送信するときの事前設定操作に応じて、前記第3アカウントが前記フレンド申請を承諾したとき、当該第3アカウントを前記第1アカウントにとっての前記第1状態アカウントに設定する、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記設定部は、前記第1アカウントと前記フレンド関係にあるそれぞれのアカウントを、前記第1アカウントのユーザによる操作に基づいて、前記第1状態アカウントと異なるアカウントを、前記第1アカウントがルームに招待するアカウントの候補として表示される第2状態アカウントとして設定する、請求項1~請求項8のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項10】
前記設定部は、前記フレンド関係にあるアカウントから、前記第2状態アカウントとするアカウントをユーザに選択させ、選択されなかったアカウントを前記第1状態アカウントとして設定する、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記報知部は、前記所定の条件が満たされる場合、当該ルームに前記第1アカウントにとって前記第1状態アカウントおよび前記第2状態アカウントのいずれでもないフレンドが参加しているか否かにかかわらず、当該第1アカウントがルームに招待されたことをユーザに報知する、請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
前記所定の条件は、前記第1状態アカウントが参加予定でないことを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
1または複数のプロセッサを有するサーバと、前記サーバによって管理される複数の端末とを含むシステムに用いられるプログラムであって、
前記プログラムは、前記1または複数のプロセッサに対して、
1つのルームに参加している複数のアカウントのそれぞれによって使用されている端末間で音声チャットを実行させるステップと、
第1アカウントとフレンド関係にあるそれぞれのアカウントを、前記第1アカウントのユーザによる操作に基づいて当該第1アカウントにとっての第1状態アカウントとして設定するステップと、
第2アカウントのユーザによって、前記第1アカウントをルームに招待する招待操作がされたとき、当該ルームに前記第1アカウントにとっての前記第1状態アカウントが参加中でないことを含む所定の条件を満たすか判断するステップと、
前記所定の条件が満たされる場合、当該第1アカウントがルームに招待されたことを、当該第1アカウントによって使用される端末に報知させるステップとを実行させる、プログラム。
【請求項14】
1または複数のプロセッサを有するサーバと、前記サーバによって管理される複数の端末とを含むシステムに用いられる方法であって、
前記方法は、前記複数の端末のいずれか1つに対して、
1つのルームに参加している複数のアカウントのそれぞれによって使用されている端末間で音声チャットを実行させるステップと、
第1アカウントとフレンド関係にあるそれぞれのアカウントを、前記第1アカウントのユーザによる操作に基づいて当該第1アカウントにとっての第1状態アカウントとして設定させるステップと、
第2アカウントのユーザによって、前記第1アカウントをルームに招待する招待操作がされたとき、当該ルームに前記第1アカウントにとっての前記第1状態アカウントが参加中でないことを含む所定の条件を満たすか判断させるステップと、
前記所定の条件が満たされる場合、当該第1アカウントがルームに招待されたことを、当該第1アカウントによって使用される端末に報知させるステップとを含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、システム、プログラム、および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2004-199134号公報)には、あるユーザがサーバ上に仮想ルームを開設した後、他のユーザを当該仮想ルームに招待して会話を楽しむことが可能な技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2004-199134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
仮想ルームへの招待を受けたユーザは、参加することを望まない仮想ルームに意図せずに参加してしまう場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(構成1)ある実施の形態に従うシステムは、1つのルームに参加している複数のアカウントのそれぞれによって使用されている端末間で音声チャットを実行させるチャット実行部と、第1アカウントとフレンド関係にあるそれぞれのアカウントを、第1アカウントのユーザによる操作に基づいて、当該第1アカウントにとっての第1状態アカウントとして設定する設定部と、第2アカウントのユーザによって第1アカウントをルームに招待する招待操作がされたとき、当該ルームに第1アカウントにとっての第1状態アカウントが参加中でないことを含む所定の条件を満たすか判断する判断部と、所定の条件が満たされる場合、当該第1アカウントがルームに招待されたことを、当該第1アカウントによって使用される端末に報知させる報知部とを備える。
【0006】
(構成2)構成1において、第1アカウントによって使用されている端末は、第1アカウントが他のアカウントから招待されている少なくとも1つのルームを一覧表示するルーム一覧に、所定の条件が満たされるルームを表示する。
【0007】
(構成3)構成2において、第1アカウントによって使用されている端末は、招待されているルームに関する情報を取得し、取得したルームのうち、所定の条件を満たすルームをルーム一覧に表示する。
【0008】
(構成4)構成2または構成3において、第1アカウントによって使用されている端末は、ルーム一覧の表示中に、当該第1アカウントのユーザから所定の操作を受け付けると所定の条件を満たさないルームを表示する。
【0009】
(構成5)構成2において、第1アカウントによって使用されている端末は、所定の条件を満たすルームに関する情報を取得し、取得した所定の条件を満たすルームをルーム一覧に表示し、当該第1アカウントのユーザから所定の操作を受け付けると所定の条件を満たさないルームの情報を取得し、取得した当該所定の条件を満たさないルームをルーム一覧に表示する。
【0010】
(構成6)構成1において、第1アカウントによって使用されている端末は、所定の条件を満たす場合、チャットに招待されていることを示す情報を取得する。
【0011】
(構成7)構成1~構成6のいずれかにおいて、所定の条件は、ルームに第1アカウントにとってのブロックアカウントが参加中でないことを含む。
【0012】
(構成8)構成1~構成7のいずれかにおいて、設定部は、第1アカウントが第3アカウントに対して、フレンド関係になるためのフレンド申請を送信するときの事前設定操作に応じて、第3アカウントがフレンド申請を承諾したとき、当該第3アカウントを第1アカウントにとっての第1状態アカウントに設定する。
【0013】
(構成9)構成1~構成8のいずれかにおいて、設定部は、第1アカウントとフレンド関係にあるそれぞれのアカウントを、第1アカウントのユーザによる操作に基づいて、第1状態アカウントと異なるアカウントを、第1アカウントがルームに招待するアカウントの候補として表示される第2状態アカウントとして設定する。
【0014】
(構成10)構成9において、設定部は、フレンド関係にあるアカウントから、第2状態アカウントとするアカウントをユーザに選択させ、選択されなかったアカウントを第1状態アカウントとして設定する。
【0015】
(構成11)構成9において、報知部は、所定の条件が満たされる場合、当該ルームに第1アカウントにとって第1状態アカウントおよび第2状態アカウントのいずれでもないフレンドが参加しているか否かにかかわらず、当該第1アカウントがルームに招待されたことをユーザに報知する。
【0016】
(構成12)構成1~構成11のいずれかにおいて、所定の条件は、第1状態アカウントが参加予定でないことを含む。
【0017】
(構成13)ある実施の形態に従うプログラムは、1または複数のプロセッサを有するサーバと、サーバによって管理される複数の端末とを含むシステムに用いられるプログラムであって、プログラムは、1または複数のプロセッサに対して、1つのルームに参加している複数のアカウントのそれぞれによって使用されている端末間で音声チャットを実行させるステップと、第1アカウントとフレンド関係にあるそれぞれのアカウントを、第1アカウントのユーザによる操作に基づいて当該第1アカウントにとっての第1状態アカウントとして設定するステップと、第2アカウントのユーザによって、第1アカウントをルームに招待する招待操作がされたとき、当該ルームに第1アカウントにとっての第1状態アカウントが参加中でないことを含む所定の条件を満たすか判断するステップと、所定の条件が満たされる場合、当該第1アカウントがルームに招待されたことを、当該第1アカウントによって使用される端末に報知させるステップとを実行させる。
【0018】
(構成14)ある実施の形態に従う方法は、1または複数のプロセッサを有するサーバと、サーバによって管理される複数の端末とを含むシステムに用いられる方法であって、方法は、複数の端末のいずれか1つに対して、1つのルームに参加している複数のアカウントのそれぞれによって使用されている端末間で音声チャットを実行させるステップと、第1アカウントとフレンド関係にあるそれぞれのアカウントを、第1アカウントのユーザによる操作に基づいて当該第1アカウントにとっての第1状態アカウントとして設定させるステップと、第2アカウントのユーザによって、第1アカウントをルームに招待する招待操作がされたとき、当該ルームに第1アカウントにとっての第1状態アカウントが参加中でないことを含む所定の条件を満たすか判断させるステップと、所定の条件が満たされる場合、当該第1アカウントがルームに招待されたことを、当該第1アカウントによって使用される端末に報知させるステップとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本実施の形態に従う情報処理システムの一例を示す模式図である。
図2】本実施の形態に従う情報処理システムに含まれるサーバのハードウェア構成例を示す模式図である。
図3】本実施の形態に従う情報処理システムに含まれるゲーム端末のハードウェア構成例を示す模式図である。
図4】フレンド関係の設定処理を説明するためのシーケンス図の一例である。
図5】チャットアプリの起動時の処理を示すフローチャートの一例である。
図6】ステップS202における表示画面の一例である。
図7】チャットフレンド分類の状態を示すイメージ図である。
図8】オーバーレイ通知が行われる流れを示すシーケンス図である。
図9】ステップS301の判断処理を説明するためのフローチャートである。
図10】オーバーレイ通知の一例を示す表示画面の一例である。
図11】チャットアプリのメインメニュー画面の一例である。
図12】仮想ルームの一覧表示のシーケンス図の一例を示す図である。
図13】表示ルームの一覧を示す表示画面の一例である。
図14】アカウントBからの招待された仮想ルームの詳細を示す表示画面の一例を示す図である。
図15】非表示ルームの一覧を示す表示画面の一例である。
図16】アカウントCからの招待された仮想ルームの詳細を示す表示画面の一例を示す図である。
図17】アカウントDからの招待された仮想ルームの詳細を示す表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0021】
<実施の形態>
[A.概要]
本実施の形態に従う情報処理システム100の構成例について説明する。図1は、本実施の形態に従う情報処理システム100の一例を示す模式図である。情報処理システム100は、サーバSr1を用いてアカウント同士のコミュニケーションサービスを提供するシステムである。アカウントは、ユーザを識別するための情報である。情報処理システム100において生成された全てのアカウントに関する情報は、サーバSr1に保存されてもよい。
【0022】
本実施の形態の情報処理システム100において、あるアカウントは、少なくとも1つの他のアカウントをコミュニケーションに招待可能である。コミュケーションは、音声を伴うコミュニケーションおよび文字によるコミュニケーションの少なくとも一方を含むが、本実施の形態では音声を伴うコミュニケーションを主として説明する。
【0023】
コミュケーションは、各々の端末に記憶されているコミュニケーションアプリケーションプログラム364の実行によって実現する。コミュニケーションアプリケーションプログラム364は、チャットアプリケーション(「チャットアプリ」と称する。)を実行するためのプログラムである。
【0024】
チャットアプリの実行中に同一のコミュニケーショングループ(以下、「仮想ルーム」と称する。)に参加する複数のアカウントは、互いにコミュニケーションを行うことができる。本実施の形態におけるチャットアプリは、仮想ルーム内において、1または複数のアカウントにゲームの配信を行わせながら、ユーザ間にてコミュニケーションを行わせることができる。以下、チャットアプリによるコミュニケーションを単に「チャット」と称する。なお、チャットアプリにおいてゲームの配信はできなくてもよい。
【0025】
ある仮想ルームに参加する、あるアカウントに関連付けられたゲーム端末と、当該仮想ルームに参加する1または複数の他のアカウントにそれぞれ対応付けられた1または複数の他のゲーム端末との間でのコミュケーションは、予め定められた条件が満たされることで可能となってもよい。サーバSr1は、当該予め定められた条件が満たされるか否かを判断する処理の少なくとも一部を実行してもよい。
【0026】
アカウント同士のコミュニケーションにおける予め定められた条件は、例えばフレンド関係が設定されていることである。フレンド関係は、2つのアカウントに対して所定の機能が提供可能となる関係性である。ユーザは、自身のフレンドとして設定したい特定のアカウントのフレンドコード等を自身の端末に入力して、当該特定のアカウントに対してフレンド関係となるための申請を行う。なお、仮想ルーム内において、各アカウントは少なくとも1つの他のアカウントとフレンド関係であればよく、他の全てのアカウントとフレンド関係でなくてもよい。
【0027】
フレンド関係が設定されることにより提供される所定の機能は、例えば、フレンドの情報(フレンドのオンライン状況、フレンドがプレイ中のゲームタイトル、フレンドになった経緯および日時を示す情報等)を表示したり、オンラインゲームへの招待を送信したり、一緒のチームでゲームをプレイできたりする機能を含み得る。なお、フレンド関係は、コミュニケーション機能が提供可能となる関係であって、その他の機能は提供されなくてもよい。
【0028】
本実施形態において、フレンド関係は、アカウントを双方向で関連付ける関係性を示す。例えばアカウントA,B間でフレンド関係が設定された場合、アカウントAは、アカウントBにとってのフレンドとなり、アカウントBも、アカウントAにとってのフレンドとなる。
【0029】
本実施の形態において、ユーザは、自身のアカウントとフレンド関係を有するアカウントごとに、チャットに関するフレンド分類を行う。本実施の形態において、チャットに関するフレンド分類は第1分類と第2分類とを含む。第1分類に分類されたアカウント(以下、「第1分類アカウント」と称する。)は、例えば、ユーザにとってチャットを行うことが想定されていないフレンドである。第2分類に分類されたアカウント(以下、「第2分類アカウント」と称する。)は、例えば、ユーザにとってチャットを行うことが想定されたフレンドである。
【0030】
本実施形態においては、チャットに関するフレンド分類は、フレンド関係と異なり、一方向で記憶される。例えば、アカウントBがアカウントAにとっての第2分類アカウントとして設定された場合であっても、アカウントAがアカウントBにとっての第1分類アカウントとして設定される場合や、アカウントAがアカウントBに対してフレンド分類を設定していない場合もあり得る。
【0031】
以下では、あるアカウントが、仮想ルームの生成命令を行い、当該生成命令に応じて生成された仮想ルームにフレンドを招待する場合、当該あるアカウントを「主催者アカウント」と称する。主催者アカウントは、当該主催者アカウントにとっての第2分類アカウントだけを仮想ルームに招待できてもよい。本実施の形態において情報処理システム100は、主催者アカウントが仮想ルームに招待するフレンドを選択するとき、当該主催者アカウントにとっての第2分類アカウントだけを仮想ルームへの招待候補として、当該主催者アカウントに対して表示させる。
【0032】
以下では、主催者アカウントによって仮想ルームに招待されるアカウントを「招待アカウント」と称する場合がある。主催者アカウントは、1つの仮想ルームに対して、複数のアカウントを招待アカウントとして招待可能である。この場合、あるアカウントが招待アカウントとして仮想ルームに招待されるとき、当該仮想ルームに招待されている他の招待アカウントが、当該あるアカウントにとっての第2分類アカウントであるとは限らない。すなわち、仮想ルームに招待されている他の招待アカウントは、当該あるアカウントにとっての第1分類アカウントである場合がある。同様に、あるアカウントが招待アカウントとして仮想ルームに招待されるとき、当該仮想ルームの主催者アカウントが、当該あるアカウントにとっての第1分類アカウントである場合も考えられる。
【0033】
本実施の形態の情報処理システム100では、仮想ルームに参加可能な全てのアカウントが、ある招待アカウントにとって第1分類アカウントではない場合と、仮想ルームに参加可能な全ての他のアカウントのうちの少なくとも1つのアカウントが当該ある招待アカウントにとって第1分類アカウントである場合とで、当該ある招待アカウントに対して仮想ルームへ招待された旨を通知する態様を変更する。なお、本実施形態における「仮想ルームに参加可能なアカウント」には、当該仮想ルームを生成した主催者アカウントおよび、当該主催者アカウントによって招待された全てのアカウントが含まれる。なお、参加可能とは、仮想ルームに参加中であることだけでなく、招待されているが未参加であることや参加した後に退出したことが含まれる。本実施形態においては、仮想ルームから退出したアカウントは、当該仮想ルームに再度参加することができる。
【0034】
[B.全体構成]
情報処理システム100は、サーバSr1と、数十台、数百台、もしくはそれ以上の数の複数の端末を含み得る。複数の端末には、専用のゲーム端末、スマートフォン、タブレット、PC等が含まれ得る。情報処理システム100に含まれる複数の端末と、サーバSr1とは、互いにネットワークNWを介して接続可能である。ネットワークNWは、例えばインターネットである。図1の例では、情報処理システム100に含まれる複数の端末のうち、ゲーム端末30A,30Bが図示されている。
【0035】
ゲーム端末30A,30Bは、一例として、ユーザにゲームを提供するためのゲーム専用の情報処理装置である。以下では、ゲーム端末30A,30Bをまとめて「ゲーム端末30」と称する。ゲーム端末30A,30Bの各々は、ゲームアプリケーションプログラム361と、端末側アカウント情報362と、コミュニケーションアプリケーションプログラム364とを含む。ゲームアプリケーションプログラム361は、ゲームアプリケーションを実行するためのプログラムである。ゲーム端末30は、携帯式、据え置き式、ハイブリッド式のいずれでもよい。なお、ゲーム端末30は、ゲームアプリケーションプログラムを実行可能な汎用のPCやスマートフォン、タブレット等であってもよい。
【0036】
端末側アカウント情報362は、ゲーム端末30に関連付けられた個別のアカウントに関する情報を含む。ゲーム端末30A,30BにはアカウントA,Bが関連付けられている。そのため、図1に示されるようにアカウントA,Bに関する情報がゲーム端末30A,30B内の端末側アカウント情報362にそれぞれ含まれている。コミュニケーションアプリケーションプログラム364は、仮想ルーム内のユーザ間で音声の送受信を行うためのプログラムである。アカウントA,Bは、各々がゲームアプリケーションプログラム361を実行しつつ、コミュニケーションアプリケーションプログラム364を実行して互いにチャットを行うことができる。
【0037】
なお、ゲーム端末30には、複数のアカウントが関連付けられてもよい。つまり、端末側アカウント情報362は、複数のアカウント情報を含み得る。また、同一のアカウントが複数の端末に関連付けられていてもよい。
【0038】
[C.ハードウェア構成例]
以下では、図2図3を用いて、本実施の形態に従う情報処理システム100を構成するサーバSr1、ゲーム端末30のハードウェア構成例について説明する。
【0039】
図2は、本実施の形態に従う情報処理システム100に含まれるサーバSr1のハードウェア構成例を示す模式図である。図2を参照して、サーバSr1は、通信部13と、1または複数のプロセッサ14と、メモリ15と、ストレージ16とを含む。これらのコンポーネントは、バス17を介して、互いにデータ通信可能に接続されている。なお、サーバSr1は、アカウントの管理およびコミュニケーションの実行を行う専用の情報処理装置であってもよいし、汎用的なサーバを用いて実現されてもよい。
【0040】
通信部13は、情報処理システム100に含まれる複数の端末との間でネットワークNWを介した通信を行う。通信部13は、有線通信に必要なハードウェアおよび無線通信に必要なハードウェアのうちの少なくとも1つを有する。なお、通信部13の処理の全部または一部はプロセッサ14によって実現されてもよい。
【0041】
プロセッサ14は、サーバSr1が提供する処理を実行するための処理主体(処理手段)である。本開示において、「プロセッサ」という用語は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の処理回路を意味する。「プロセッサ」という用語には、プログラムに記述された命令コードに従って処理を実行する処理回路、SoC(System on Chip)等の複数の機能が集約された処理回路、ハードワイヤード回路等が包含される。
【0042】
メモリ15は、プロセッサ14がアクセス可能な揮発性記憶装置(記憶媒体)であり、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)またはSRAM(Static Random Access Memory)等が用いられ得る。ストレージ16は、プロセッサ14がアクセス可能な不揮発性記憶装置(記憶媒体)であり、例えばハードディスクやフラッシュメモリ等が用いられ得る。ストレージ16は、例えば、光ディスクおよびカートリッジといったサーバSr1に着脱可能な記憶媒体であってもよい。
【0043】
ストレージ16には、管理プログラム162、アカウント情報164、フレンド情報165、チャットフレンド分類情報166が格納されている。プロセッサ14は、管理プログラム162を読み込んでメモリ15に展開して実行する。本明細書において、「メモリ」との用語は、少なくとも、揮発性のメモリおよび不揮発性のストレージの両方を包含する。
【0044】
管理プログラム162は、1つのルームに参加している複数のアカウントのそれぞれによって使用されているゲーム端末30間でチャットを実行させるプログラムであって、例えば、アカウント同士のコミュニケーションの実行処理、およびコミュニケーションへの招待の通知処理等を統括するためのプログラムである。アカウント情報164は、情報処理システム100に登録されている全てのアカウントに関する情報であり、各アカウントのユーザの氏名、年齢、メールアドレス、ID、パスワード等を含み得る。
【0045】
フレンド情報165は、登録されている全てのアカウントのうち、いずれのアカウント同士がフレンド関係を有しているかを示す情報である。チャットフレンド分類情報166は、上述したチャットに関するフレンド分類(以下、単に「チャットフレンド分類」と称する。)を示す情報であって、あるアカウントのフレンドが当該あるアカウントにとって第1分類アカウントまたは第2分類アカウントのいずれとして設定されているのか、もしくは未設定の状態であるのかを示す情報である。
【0046】
図3は、本実施の形態に従う情報処理システム100に含まれるゲーム端末30のハードウェア構成例を示す模式図である。ゲーム端末30は、ディスプレイ31、操作部32、通信部33、1または複数のプロセッサ34、メモリ35、ストレージ36、カメラCm、マイクMk、スピーカSpおよびバス39を有している。
【0047】
ディスプレイ31は、プロセッサ34で実行される情報処理の結果として生成される画像を表示する。操作部32は、ゲーム端末30を操作するユーザの操作を受け付ける。操作部32は、例えば、押ボタン、操作レバー、タッチパネル、マウス、およびキーボードのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0048】
ゲーム端末30に含まれる各コンポーネントは、バス39を介して、互いにデータ通信可能に接続されている。ゲーム端末30は、マイクMk、カメラCm、およびスピーカSpを用いて、音声チャットによりアカウント間でのコミュニケーションを実現する。
【0049】
ディスプレイ31、操作部32、マイクMk、カメラCm、スピーカSp等の各コンポーネントは、ゲーム端末30に含まれなくてもよい。例えば、ディスプレイ31、操作部32、マイクMk、カメラCm、スピーカSpのうちの少なくとも一つは、ゲーム端末30と有線または無線によって接続可能な、ゲーム端末30と異なる外部装置であってもよい。
【0050】
ストレージ36には、ゲームアプリケーションプログラム361と、端末側アカウント情報362と、フレンド設定プログラム363と、コミュニケーションアプリケーションプログラム364とが記憶されている。
【0051】
ゲームアプリケーションプログラム361は、例えば、図示されないアプリ配信サーバからネットワークを介してゲーム端末30へとダウンロードされてもよいし、物理的に接続された別体の記憶媒体から読み出されてもよい。フレンド設定プログラム363は、他のアカウントに対してフレンド関係をリクエストする申請をしたり、他のアカウントから受けたリクエストを承認したりするプログラムである。
【0052】
コミュニケーションアプリケーションプログラム364は、フレンドとコミュニケーションを行うためのアプリケーションである。コミュニケーションアプリケーションプログラム364は、主催者アカウントから仮想ルームへの招待を受けたことに応じて、招待を受けたことをゲーム実行中画面やゲームタイトルの選択画面等に重畳させるオーバーレイ通知処理を含む。オーバーレイ通知は、表示されている画面の内容にかかわらず、画面に重畳表示されてもよい。
【0053】
[D.チャットフレンド分類の設定]
本実施の形態の情報処理システム100では、招待された側のアカウントが関連付けられているゲーム端末30は、招待されている仮想ルームに参加可能な全てのアカウントが当該招待された側のアカウントにとっての第1分類アカウントではない場合、当該仮想ルームに招待されたことを示すオーバーレイ通知を行う。以下では、アカウントBが主催者アカウントとなり、アカウントAを含む複数の招待アカウントを招待したときの例を用いて、オーバーレイ通知に関する説明を行う。
【0054】
アカウントAは、フレンドとして設定されているアカウントを、第1分類アカウントまたは第2分類アカウントとして設定可能である。本実施の形態において、アカウントAが特定のアカウントに対してチャットフレンド分類を設定するためには、アカウントAは、当該特定のアカウントとフレンド関係を有している必要がある。
【0055】
先ず、図4を用いてアカウントA,B間においてフレンド関係が設定される例を説明する。図4は、フレンド関係の設定処理を説明するためのシーケンス図の一例である。アカウントAが関連付けられているゲーム端末30Aは、フレンド設定プログラム363を実行して、サーバSr1に対して、アカウントBをフレンドに追加したいというフレンド申請を行う(ステップS101)。
【0056】
サーバSr1は、アカウントAからのフレンド申請をアカウントBが関連付けられているゲーム端末30Bへ送信する(ステップS102)。ゲーム端末30Bは、アカウントBの操作に基づいてフレンド申請を許可する旨をサーバSr1へ送信する(ステップS103)。
【0057】
サーバSr1は、アカウントBからのフレンド許可を受けて、アカウントA,B間においてフレンド関係を設定する(ステップS104)。具体的には、サーバSr1は、アカウントA,B間のフレンド関係を示す情報をフレンド情報165に追加する。ステップS104においてサーバSr1は、アカウントA,B間にフレンド関係が設定された旨をゲーム端末30A,Bの各々に通知する。
【0058】
図5は、チャットアプリの起動時の処理を示すフローチャートの一例である。ゲーム端末30Aは、コミュニケーションアプリケーションプログラム364の実行に基づいて、図5に示される処理を実現する。
【0059】
ゲーム端末30Aは、ログインするアカウントの選択をユーザから受け付ける(ステップS200)。本実施の形態では、ログインするアカウントとして、アカウントAが選択される。ゲーム端末30Aは、ログインされたアカウントのフレンドのうち、チャットフレンド分類が設定されていないフレンドが存在するか否かを判断する(ステップS201)。以下では、チャットフレンド分類が設定されていないフレンドを「未分類フレンド」と称する。
【0060】
アカウントAのフレンドの全てに対してチャットフレンド分類が設定されている場合(ステップS201でNO)、ゲーム端末30Aは、処理を終了する。なお、ログインするアカウントを選択するタイミングは限定されず、例えばゲーム端末30Aの起動時であってもよい。なお、例えばゲーム端末30Aが1つのアカウントとのみ関連付けられている場合には、ステップS200にてアカウントは選択されなくてもよい。
【0061】
アカウントAのフレンドのうち、未分類フレンドが存在する場合(ステップS201でYES)、ゲーム端末30Aは、当該未分類フレンドに対して、ユーザにチャットフレンド分類を設定させる設定処理を実行する(ステップS202)。すなわち、ゲーム端末30Aは、ユーザに未分類フレンドを第1分類アカウントまたは第2分類アカウントのいずれとして設定するかを決定させる。
【0062】
図6は、ステップS202における表示画面Im1の一例である。表示画面Im1は、ゲーム端末30Aのディスプレイ31に表示される画面である。表示画面Im1には、アカウントAの未分類フレンドとしてアカウントB~Eが表示されている。
【0063】
本実施の形態の情報処理システム100は、表示画面Im1において、第2分類アカウントとして設定するフレンドをアカウントAに選択させる。一例として、図6に示されるように表示画面Im1の上部には、チャットをするフレンドを選択させるメッセージが表示されている。アカウントAは、表示画面Im1内に表示されている複数の未分類フレンドを選択可能である。
【0064】
アカウントB~Eは、未分類フレンドとして、それぞれ、表示画面Im1内に含まれる領域R1~R4内に表示されている。領域R1~R4は、それぞれ、アカウントB~EのアイコンIcB~IcEおよびアカウント名を含んでいる。なお、図6に括弧書きで示されているアカウントB~Eという文字は参考用であり、実際には表示画面Im1内に表示されなくてもよい。
【0065】
アカウントAは、領域R1~R4のうちの任意の領域を少なくとも1つ選択可能である。領域R1~R4の各々は、例えば、アカウントAに選択されている状態と、選択されていない状態とで異なる配色で表示されてもよいし、選択された場合には何らかのサインが選択された領域の近傍に表示されてもよい。
【0066】
領域R5は、選択された状態のアカウントを第2分類アカウントとして設定するためのボタンである。本実施の形態において、アカウントAは、例えばアカウントB,Cを選択した状態で領域R5を選択する。これにより、アカウントB,Cは、アカウントAにとっての第2分類アカウントとして設定される。一方で、表示画面Im1において選択されなかったアカウントD,Eは、本実施の形態ではアカウントAにとっての第1分類アカウントとして設定される。すなわち、これらのアカウントD,Eは、ユーザによるアカウントA,Cを「第2分類アカウントを設定する」という操作に基づいて、第1分類アカウントとして設定される。アカウントD,Eは、「ユーザによって選択されなかった状態で領域R5が選択された」という操作に基づいて、第1分類アカウントとして設定される。
【0067】
本実施形態において、これらのアカウントD,Eは、ユーザによる、第2分類アカウントには設定しないという意図が反映され、第1分類アカウントに設定される。なお、領域R5は、例えば仮決定をするためのボタンでもよく、領域R5が選択された場合に、選択されたアカウントを第1分類アカウントとして設定するかを確認させるための画面が表示されてもよい。
【0068】
なお、情報処理システム100は、表示画面Im1において未分類フレンドから第2分類アカウントとして設定するアカウントをユーザに選択させるのではなく、第1分類アカウントとして設定するアカウントを選択させてもよい。情報処理システム100は、表示されている未分類フレンドを一括で選択された状態に変更する機能を有していてもよい。
【0069】
図7は、チャットフレンド分類の状態を示す概念図である。図7には、一例として、アカウントA,Bの各々が設定したチャットフレンド分類が示されている。図6にて説明したように、アカウントB,CはアカウントAにとっての第2分類アカウントとして設定され、アカウントD,EはアカウントAにとっての第1分類アカウントとして設定されている。さらに、図7には、その後、アカウントAとアカウントF,Gとの各々との間でフレンド関係が設定された場合の例が示されている。アカウントFは、アカウントAにとっての未分類フレンドである一方でアカウントGは、アカウントAにとっての第2分類アカウントとして分類されている。
【0070】
図7に示される例では、アカウントBは、アカウントA,C~Fの全てとフレンド関係を有しており、全てのフレンドがアカウントBにとっての第2分類アカウントとして設定されている。チャットフレンド分類は、アカウントごとに一方向で記憶される。各アカウントのチャットフレンド分類を示す情報は、サーバSr1にチャットフレンド分類情報166として記憶され得る。チャットフレンド分類を示す情報を一意に示す主キーは、アカウントの識別情報と、当該アカウントに関連付けられたフレンドの識別情報とを含んで構成され得る。
【0071】
[E.オーバーレイ通知]
図8は、オーバーレイ通知が行われる流れを示すシーケンス図である。図7に示されるチャットフレンド分類が設定されている状態において、ゲーム端末30BはアカウントBのログインを受け付けた後、アカウントBのユーザからフレンドをチャットに招待する命令を受け付ける。アカウントBのユーザは、アカウントBにとってのフレンドのうちから少なくとも1つのアカウントを、チャットに招待するアカウントとして選択する。以下では、アカウントBがアカウントA,C,Fをチャットに招待するアカウントとして選択する例を説明する。この例では、アカウントBは主催者アカウントとなり、アカウントA,C,Fは招待アカウントとなる。
【0072】
ゲーム端末30Bは、主催者アカウントと招待アカウントとを特定する情報をサーバSr1に送信する招待処理を実行する(ステップS300)。本実施の形態においてゲーム端末30Bは、主催者アカウントであるアカウントB自身を特定するための情報および招待アカウントA,C,Fを特定するための情報を、サーバSr1に送信する。招待処理を受け付けたサーバSr1は、所定の条件の判断処理を実行する(ステップS301)。本実施の形態では、サーバSr1は、当該仮想ルームに参加可能な全てのアカウントが招待アカウントの各々にとっての第1分類アカウントではないことを含む所定の条件が満たされているか否かを判断する判断処理を、招待アカウントA,C,Fの各々に対して実行する。
【0073】
図9は、ステップS301の判断処理を説明するためのフローチャートである。サーバSr1は、ステップS301において、図9に示される処理を実行する。サーバSr1は、ステップS300の招待処理に基づいて、アカウント情報164を用いて主催者アカウントおよび招待アカウントを特定する(ステップS3011)。本実施の形態では、サーバSr1は、主催者アカウントBおよび招待アカウントA,C,Fを特定する。
【0074】
サーバSr1は、アカウント情報164、フレンド情報165およびチャットフレンド分類情報166を参照する(ステップS3012)。これにより、サーバSr1は、招待アカウントおよび主催者アカウントの間において、設定されているフレンド関係、チャットフレンド分類の情報を特定する。
【0075】
サーバSr1は、所定の条件が満たされているか否かを招待アカウントごとに判断する(ステップS3013)。本実施の形態では、サーバSr1は、招待アカウントA,C,Fの各々にとって、仮想ルームに参加可能な全てのアカウントが第1分類アカウントであるか否かを判断する。
【0076】
サーバSr1は、仮想ルームに参加可能な全てのアカウントが、ある招待アカウントにとっての第1分類アカウントではない場合、所定の条件が満たされたと判断し(ステップS3013でYES)、当該ある招待アカウントを通知リストに登録する(ステップS3014)。当該ある招待アカウントをアカウントAとしたとき、図7を参照すればアカウントB,C,FはアカウントAにとっての第1分類アカウントではない。そのため、サーバSr1は、アカウントAを通知リストに追加する。通知リストは、オーバーレイ情報を通知するアカウントのリストである。
【0077】
サーバSr1は、仮想ルームに参加可能な全てのアカウントのうちの少なくとも1つが、ある招待アカウントにとっての第1分類アカウントである場合、所定の条件が満たされていないと判断し(ステップS3013でNO)、当該ある招待アカウントを非通知リストに登録する(ステップS3015)。なお、サーバSr1は、当該ある招待アカウントを非通知リストに登録せずに、単に当該ある招待アカウントの情報を破棄してもよい。
【0078】
図8に戻り、サーバSr1は、通知リストに登録された招待アカウントに対して、オーバーレイ情報の送信処理を実行する(ステップS302)。本実施の形態では、少なくともアカウントAが通知リストに登録されているため、サーバSr1はアカウントAが関連付けられているゲーム端末30Aに対してオーバーレイ情報を送信する。オーバーレイ情報は、ゲーム端末30Aに対して、オーバーレイ通知を行わせるための情報である。
【0079】
ゲーム端末30Aは、オーバーレイ情報を受信したことに基づいて、オーバーレイ通知を行う(ステップS303)。図10は、オーバーレイ通知の一例を示す表示画面Im2の一例である。表示画面Im2は、ゲーム実行画面等に重畳される領域R8を含む。領域R8は、アカウントAがアカウントBからチャットに誘われたことを示す情報が表示されている。ゲーム端末30Aは、オーバーレイ通知とともに、チャットに誘われたことを示す他の通知を行ってもよい。なお、このようなオーバーレイ通知は、ゲーム端末30Aにどのアカウントがログインしていたとしても表示されてもよいし、アカウントAがログインしていた場合にのみ表示されてもよい。ゲーム端末30Aにどのアカウントもログインしていない場合、オーバーレイ通知は表示されてもよいし、されなくてもよい。
【0080】
仮に、主催者アカウントBおよび招待アカウントC,Fのうちの少なくとも1つがアカウントAにとっての第1分類アカウントである場合、あるいはアカウントD,Eが仮想ルームに参加可能である場合、サーバSr1は、オーバーレイ情報をゲーム端末30Aへ送信しない。これにより、アカウントAにとっての第1分類アカウントが仮想ルームに参加可能である場合には、ゲーム端末30Aへオーバーレイ情報が送信されず、ゲーム端末30Aはオーバーレイ通知を行わない。
【0081】
このため、情報処理システム100では、あるアカウントが、例えばチャットすることを想定していない当該あるアカウントにとっての第1分類アカウントが参加可能な仮想ルームに、誤って参加してしまうことを抑制できる。また、ユーザは、例えばチャットすることを想定していないアカウントが参加可能な仮想ルームに参加すべきか否かを検討する必要がない。
【0082】
なお、サーバSr1は、ステップS301の判断処理を行わず、招待処理にて取得した招待アカウントが関連付けられている各ゲーム端末30の全てに対して、オーバーレイ情報を生成して送信してもよい。サーバSr1は、仮想ルームに参加可能なアカウントを特定する情報を含むルーム情報を、オーバーレイ情報とともに各ゲーム端末30へ送信してもよい。各ゲーム端末30は、受信したルーム情報に基づいて、自身にとっての第1分類アカウントが仮想ルームに参加可能であるか否かを判断して、判断結果に応じてオーバーレイ通知を行ってもよい。すなわち、所定の条件が満たされているか否かの判断処理は、サーバSr1ではなくゲーム端末30Aによって実行されてもよい。
【0083】
本実施の形態では、所定の条件が満たされるかを判断する判断処理の実行主体はサーバSr1であり、所定の条件を満たさない場合にはオーバーレイ情報の生成および送信が行われないため、サーバSr1の処理量およびサーバSr1とゲーム端末30間の通信量を削減できる。
【0084】
なお、所定の条件には、参加可能なアカウントに第1分類アカウントが含まれないという条件以外の条件が含まれてもよい。本実施の形態においては、所定の条件は、招待アカウントによってブロックされたブロックアカウントが仮想ルームに参加可能ではない、という条件を含む。ブロックアカウントは、ユーザによって選択されるアカウントであって、一例として、当該ユーザと共に通信ゲームを実行することができない、当該ユーザにフレンド申請をできない、といった制限を課されたアカウントである。ブロックアカウントは、当該ユーザとフレンド関係であってもなくてもよい。
【0085】
[F.ルームの一覧表示]
以下、招待されているルームの一覧表示に関して説明する。招待アカウントは、複数の異なる主催者アカウントから招待される場合があり、この場合、当該招待アカウントは、複数のルームに参加可能である状態となる。当該招待アカウントのユーザは、以下で説明するルームの一覧表示を見た上で、いずれのルームに参加するかを選択することができる。図11は、チャットアプリのメインメニュー画面Im3の一例である。メインメニュー画面Im3は、例えば、図5のフローチャートの実行後に表示されてもよい。
【0086】
メインメニュー画面Im3は、領域R6,R7を含む。領域R6は、ログイン中のアカウントを主催者アカウントとし、フレンドをチャットに招待するためのボタンである。本実施の形態では、領域R6が選択されるとログイン中のアカウントにとっての第2分類アカウントのリストが表示され得る。
【0087】
領域R7は、ログイン中のアカウントを招待アカウントとしたときに、他の主催者アカウントから現在招待されている仮想ルームに参加するためのボタンである。本実施の形態においては、領域R7が選択されると、ログイン中のアカウントが招待されているルームであって、ログイン中のアカウントにとっての第1分類アカウントが参加可能ではないルームが一覧で表示される。
【0088】
言い換えれば、ゲーム端末30は、第1分類アカウントが参加可能である仮想ルームを、領域R7が選択された後にディスプレイ31に表示されるルーム一覧内に表示しない。第1分類アカウントが参加可能ではないルームであって、領域R7の選択後にルーム一覧として表示される仮想ルームを「表示ルーム」と称し、第1分類アカウントが参加可能であることによって領域R7の選択後のルーム一覧に表示されない仮想ルームを「非表示ルーム」と称する。本実施の形態では、ゲーム端末30は、ユーザから領域R7の選択と異なる所定の操作を受け付けた場合に、非表示ルームの一覧を表示する。
【0089】
非表示ルームとなる条件は、オーバーレイ通知と同様に、参加可能なアカウントに第1分類アカウントが含まれないという条件以外の条件が含まれてもよい。本実施の形態においては、非表示ルームとなる条件は、招待アカウントによってブロックされたブロックアカウントが仮想ルームに参加可能ではない、という条件を含む。
【0090】
図12は、仮想ルームの一覧表示のシーケンス図の一例を示す図である。図12以降においてゲーム端末30AおよびアカウントAを用いて表示ルームおよび非表示ルームの一覧の表示について説明する。ゲーム端末30Aは、アカウントAのユーザが領域R7を選択することによって、ユーザから表示ルームの表示命令を受け付け、当該表示命令を受け付けたことを示す情報をサーバSr1に送信する(ステップS400)。
【0091】
サーバSr1は、表示ルームの表示命令の送信元となるアカウントが他の主催者アカウントから仮想ルームに招待されているか否かを判断する。仮想ルームに招待されている場合、サーバSr1は、招待されている仮想ルームのうち、表示命令の送信元となるアカウントにとっての第1分類アカウントが参加可能ではない全ての仮想ルーム(表示ルーム)に関するルーム情報をゲーム端末30に送信する(ステップS401)。ゲーム端末30Aは、サーバSr1から受信した、第1分類アカウントが参加可能ではない表示ルームの一覧を表示する(ステップS402)。
【0092】
続いて、ゲーム端末30Aは、所定の操作を受けることによって、ユーザから非表示ルームの表示命令を受け付け得る(ステップS403)。サーバSr1は、非表示ルームの表示命令を受け付けたことに基づいて、第1分類アカウントが参加可能である仮想ルーム(非表示ルーム)に関するルーム情報を送信する(ステップS404)。ゲーム端末30Aは、サーバSr1から受信した非表示ルームのルーム情報に基づいて、非表示ルームの一覧を表示する(ステップS405)。
【0093】
図11の例では、サーバSr1は、仮想ルームごとにステップS401およびステップS404において、図9のステップS3013にて説明した所定の条件を満たすか否かを判断する判断処理を実行する。サーバSr1は、判断処理の結果に応じて、ステップS401においては第1分類アカウントが参加可能ではない仮想ルームのルーム情報を送信し、ステップS402においては第1分類アカウントが参加可能である仮想ルームのルーム情報を送信する。
【0094】
図13は、表示ルームの一覧を示す表示画面Im4の一例である。図13以降においては、アカウントAは、4つの仮想ルームに招待されている例を説明する。1つ目のルームは、主催者アカウントBによってアカウントA,Cが招待されているルーム(以下、第1ルームと称する。)である。図7に示すとおり、アカウントFは、アカウントAにとっての未分類フレンドである。2つ目のルームは、アカウントGによってアカウントA,Bが招待されているルーム(以下、第2ルームと称する。)である。
【0095】
3つ目のルームは、アカウントDによって、アカウントA,Bが招待されているルーム(以下、第3ルームと称する。)である。4つ目のルームは、アカウントCによってアカウントAと、アカウントAによってブロックされているアカウントとが招待されているルーム(以下、第4ルームと称する。)である。
【0096】
第1ルームおよび第2ルームの両方は、アカウントAにとっての第1分類アカウントが参加可能であるルームではないため、表示ルームである。一方で、第3ルームは、アカウントAにとっての第1分類アカウント(アカウントD)が参加可能であるため、非表示ルームである。さらに、第4ルームは、アカウントAにとってのブロックアカウントが参加可能であるルームであるため、非表示ルームである。
【0097】
図13には、アカウントAにとっての第1分類アカウントが参加可能でないルームの一覧として、アカウントBから招待されているルームと、アカウントGから招待されているルームとの2つのルームが一覧表示されている。図13の表示画面Im4は、例えば、メインメニュー画面Im3の領域R7がアカウントAのユーザに選択されることによって表示され得る。領域R9,R10は、アカウントB,Gからそれぞれ招待されている仮想ルームを示す。
【0098】
第1ルームおよび第2ルームに参加可能なアカウントB,C,F,Gのいずれも、アカウントAにとって第1分類アカウントではない。このため、主催者アカウントB,Gにより招待されている2つの仮想ルームは、図13に示されるように表示画面Im4のルーム一覧に表示ルームとして表示される。このように、上述した非表示ルームは、表示ルームの一覧を示す表示画面Im4内には表示されない。ゲーム端末30Aは、領域R9,R10が選択されると、対応する各々のルームに関する情報を表示する。図14には、領域R9が選択されたときのディスプレイ31の表示画面の例が示されている。
【0099】
図14は、アカウントBからの招待された仮想ルームの詳細を示す表示画面Im5の一例を示す図である。アカウントAのユーザは、表示画面Im5から表示ルームに関する情報を把握することができる。表示画面Im5には、チャット参加中のメンバーと、招待中のメンバーとが示されている。チャット参加中のメンバーは、現在チャットに参加しているアカウントを示し、招待中のメンバーは、招待されているが未だ仮想ルームに入室していないアカウントおよび退出済みのアカウントのうちの少なくとも1つを示す。図14の例では、アカウントAのユーザは、アカウントBが仮想ルームに参加中であり、アカウントC,Fがルームに参加可能であるが未入室であることを把握できる。表示画面Im5は、アカウントFに対するチャットフレンド分類が未設定である旨をアカウントAに対して表示してもよい。
【0100】
続いて、非表示ルームの表示手法について説明する。本実施の形態の情報処理システム100は、図13の領域R11が選択されることにより非表示ルームの一覧を表示可能である。領域R11は、非表示ルームを表示するためのボタンである。表示画面Im4の領域R11が選択されると、ディスプレイ31の表示画面は図15に遷移する。領域R11の選択は、図12のステップS403に対応し得る。
【0101】
図15は、非表示ルームの一覧を示す表示画面Im6の一例である。表示画面Im6は、領域R13,R14を含む。領域R13,R14は、アカウントD,Cからそれぞれ招待された第3ルーム,第4ルームを示す。第3ルームは、アカウントAにとっての第1分類アカウントであるアカウントDが主催者として参加可能であるため、非表示ルームである。第4ルームは、アカウントAがブロックアカウントとして設定したアカウントが参加可能であるため、非表示ルームである。
【0102】
領域R13が選択されると、ディスプレイ31の表示画面は、図16に遷移する。図16は、アカウントDから招待された仮想ルームの詳細を示す表示画面Im7の一例を示す図である。図16に示されるように、第3ルームには、アカウントAによって第1分類アカウントとして設定されているアカウントDが参加している。また、表示画面Im7には、アカウントDが第1分類アカウントであることが示されている。これにより、アカウントAのユーザは、表示画面Im7を見て、第3ルームが非表示ルームである原因を把握することができる。なお、仮に、第3ルームの主催者がアカウントBであり、招待されているアカウントがアカウントA,Dであったとしても、第3ルームは、第1分類アカウントとして設定されているアカウントDが参加可能であるため、非表示ルームとなる。アカウントAは、領域R15を選択することによって、第3ルームに参加可能である。
【0103】
図17は、アカウントCからの招待された仮想ルームの詳細を示す表示画面Im8の一例を示す図である。図17に示されるように、第4ルームは、アカウントAによってブロックアカウントとして設定されたアカウントが招待されている。これにより、アカウントAのユーザは、表示画面Im8を見て、第4ルームが非表示ルームである原因を把握することができる。図17に示されるルームの詳細を示す表示画面Im8では、ブロックアカウントを識別する情報(アカウント名、アイコン等)が表示されない。アイコンIcXは、ブロックアカウントであることを示す汎用のアイコンである。
【0104】
これにより、情報処理システム100では、アカウントAに対してブロックしたアカウントに関する情報を思い出させることを抑制しつつ、ブロックアカウントが招待されていることを示唆することができる。ブロックアカウントが仮想ルームに招待されている場合、アカウントAは、領域R16を選択したとしても当該仮想ルームに参加できなくてもよい。この場合、領域R16は、ボタンとして非活性であることが認識できる態様で表示されてもよい。
【0105】
[G.変形例]
以下では、上述した実施の形態から一部変形したその他の形態について説明する。
【0106】
プロセッサ14,34の各々は、1チップで構成されてもよいし、複数のチップで構成されてもよい。プロセッサ14,34の各々および関連する処理回路は、ローカルエリアネットワークまたは無線ネットワーク等を介して、有線または無線で相互接続された複数のコンピュータで構成されてもよい。プロセッサおよび関連する処理回路は、入力データに基づきリモートで演算し、その演算結果を離れた位置にある他のデバイスへと出力するような、クラウドコンピュータで構成されてもよい。
【0107】
図1の例では、サーバSr1、ゲーム端末30は、1つの装置として図示されている。しかしながら、サーバSr1は、複数の装置の集合体として実現されてもよい。例えば、サーバSr1は、複数のサーバを含んで構成されていてもよい。同様に、ゲーム端末30も、複数の装置の集合体として実現されてもよい。例えば、ゲーム端末30は、少なくともプロセッサを有する本体部と、少なくとも操作部を有するコントローラ部と、少なくともディスプレイを有する表示部とからなる別々の構成を有していてもよい。
【0108】
図2にて、アカウント情報164、フレンド情報165、およびチャットフレンド分類情報166は、サーバSr1のストレージ16内に格納されることを説明したが、これらの情報の少なくとも一部は、サーバSr1以外の他の外部サーバやゲーム端末30によって保持されてもよい。
【0109】
第2分類アカウントは、例えば、「お気に入りフレンド」であってもよい。お気に入りフレンドは、例えば、フレンドの一覧表示の上位に表示されてもよい。なお、第2分類アカウントとは別に、お気に入りフレンドが設定可能でもよい。
【0110】
主催者アカウントが仮想ルームに招待するフレンドを選択するとき、当該主催者アカウントにとっての第2分類アカウントだけが招待候補として表示されたが、第1分類アカウントも含めて表示されてもよい。第1分類アカウントであるか第2分類アカウントであるかは、招待候補に表示されることとは無関係であってもよい。また、例えば、招待候補として第2分類アカウントだけが表示された状態で、ユーザにより特定の操作がされることで、第1分類アカウントも含めて、あるいは第1分類アカウントが、表示されてもよい。
【0111】
上述の例では、仮想ルームに第1分類アカウントが参加可能ではない場合、オーバーレイ通知と、図13に示される表示ルーム一覧への表示との両方が行われる例を説明したが、仮想ルームに第1分類アカウントが参加可能ではない場合、オーバーレイ通知と図13に示される表示ルーム一覧への表示とのいずれか一方だけが行われてもよい。例えば、情報処理システム100では、第1分類アカウントが参加可能な仮想ルームについてオーバーレイ通知を行わない一方で、当該仮想ルームを図13に示される表示ルーム一覧に含めてもよい。
【0112】
チャットに関するフレンド分類は、第1分類および第2分類に加えて第3分類が含まれてもよい。一例として、情報処理システム100は、ある招待アカウントが当該ある招待アカウントの第3分類アカウントが参加可能である仮想ルームに招待された場合、当該ある招待アカウントに対してオーバーレイ通知を行わないが、当該仮想ルームを表示ルーム一覧に含めてもよい。また、他の例として、第3分類アカウントは、ユーザにとって積極的にチャットを行いたいフレンドであってもよい。例えば、第3分類アカウントは、チャットに招待可能となったことが通知されるアカウントであってもよい。
【0113】
上述の例では、ゲーム端末30にオーバーレイ通知がされることによって、仮想ルームに招待されていることがユーザに報知された。ここで、オーバーレイ通知は一例であって、例えば実行中のゲーム画像にオーバーレイされない通知画像がディスプレイに表示されてもよい。あるいは、招待されている仮想ルームがあるときには、チャットアプリケーションを示すアイコンやその周囲の表示態様が変化してもよい。さらに、画像に代えてまたは加えて、他の手段によって報知がされてもよい。例えば、通知音や案内音声、振動などによって招待が報知されてもよい。また、これらの報知手法が組み合わされて、仮想ルームに招待されていることがユーザに報知されてもよい。
【0114】
情報処理システム100では、サーバSr1を介して、図8に示されるゲーム端末30間のデータの送受信が行われる例を説明したが、ゲーム端末30間で直接データの送受信が行われてもよい。
【0115】
上述の例では、所定の条件は、ブロックアカウントが仮想ルームに参加可能でないことを含んでいたが、含まなくてもよい。同様に、非表示ルームとなる条件は、ブロックアカウントが仮想ルームに参加可能でないことを含んでいたが、含まなくてもよい。なお、情報処理システム100は、ブロックアカウントというアカウントの状態の設定ができなくてもよい。
【0116】
上述の例では、未分類フレンドが仮想ルームに参加可能であるか否かは、オーバーレイ通知がされるか否かとは関係がなかった。所定の条件は、未分類フレンドが仮想ルームに参加可能でないことを含んでもよい。例えば、所定の条件は、第1分類アカウントおよび未分類フレンドの両方が参加可能ではないことを含んでもよい。
【0117】
フレンドではないアカウントが仮想ルームに参加可能であるか否かは、オーバーレイ通知がされるか否かとは関係しなくてもよい。逆に、所定の条件は、フレンドではないアカウントが仮想ルームに参加可能でないことを含んでもよい。
【0118】
上述の例では、図6にて説明したように、ユーザは、チャットアプリの起動時に未分類フレンドの分類を行うことを説明した。情報処理システム100は、フレンドの申請時に予め未分類フレンドの分類を行うことが可能であってもよい。例えば、図4にて説明したフレンドの申請(S101)の段階において、アカウントAは、アカウントBがフレンド関係を許可したときに、アカウントBを第1分類アカウントまたは第2分類アカウントのいずれとして設定するのかを予め事前に設定しておく事前設定操作を行ってもよい。同様に、図4にて説明したフレンドの許可(S103)の段階において、アカウントBは、アカウントAを第1分類アカウントまたは第2分類アカウントのいずれとして設定するのかを設定できてもよい。
【0119】
図11では、ステップS401,S402において、サーバSr1が所定の条件を満たすか否かを判断する判断処理を実行することを説明した。しかしながら、サーバSr1は、判断処理を実行せずに、ルーム一覧の表示命令を受信したときに、アカウントAが招待されている全ての仮想ルームのルーム情報をゲーム端末30Aへと送信してもよい。この場合、ゲーム端末30Aが、招待されている全ての仮想ルームのルーム情報の各々に対して所定の条件が満たされているか否かを判断する判断処理を実行し得る。これにより、ゲーム端末30Aは、アカウントAのユーザからの表示ルーム一覧の表示命令および非表示ルーム一覧の表示命令に応じて、自身で判断した仮想ルームのルーム情報を一覧として表示し得る。
【0120】
上述の例では、アカウントがゲーム端末30に関連付けられることを説明したが、アカウントは、ゲーム端末30に加えてスマートフォン等の他の端末にも関連付けられてもよい。例えば、スマートフォンにインストールされた所定のアプリケーションにアカウントが関連づけられており、当該アカウントが仮想ルームに招待されたとき、上述したオーバーレイ通知が行われる場合と同様に、当該アプリケーション(あるいはスマートフォン)に対して通知が行われてもよい。そのようなゲーム端末30以外の端末への通知は、ゲーム端末30へのオーバーレイ通知とともに行われてもよいし、いずれか一方のみが行われてもよい。
【0121】
上述の例では、図8のステップS300において、主催者アカウントによって選択されたアカウントが招待アカウントとして招待される。主催者アカウントは、仮想ルームを生成して招待アカウントを招待した後において、当該招待アカウントを変更可能であってもよい。なお、招待アカウントが他のアカウントを招待できてもよい。
【0122】
上述の例では、領域R11が選択されることによって非表示ルームが表示されることを説明したが、他の操作によって表示されてもよい。一方、非表示ルームは、どのような操作を行っても表示され得ないルームであってもよい。
【0123】
上述の例で、領域R15が選択されることによってアカウントCから招待されている非表示ルームに参加可能であることを説明したが、アカウントは、ブロックアカウントが招待されている場合と同様に、第1分類アカウントが参加可能である仮想ルームに参加できなくてもよい。この場合、ユーザは、第1分類アカウントに設定されているアカウントを第2分類アカウントに設定し直すことによって当該仮想ルームに参加可能であってもよい。
【0124】
上述の例では、領域R11は、表示ルームのルーム一覧を示す表示画面Im4内に表示されていたが、領域R11は、設定画面、アカウントの管理画面等の他の画面に表示されてもよい。
【0125】
上述の例では、フレンド関係が設定された直後のアカウントは、未分類フレンドとして設定されることを説明したが、デフォルトで第1分類アカウントまたは第2分類アカウントのいずれか一方に自動的に設定されてもよい。
【0126】
上述のステップS3013,3014では、所定の条件を満たす場合に通知リストに招待アカウントを登録し、ステップS302にて登録されている招待アカウントに対して一括でオーバーレイ情報を送信する例を説明したが、サーバSr1は、所定の条件が満たされた場合に、その都度、対応する招待アカウントにオーバーレイ情報を送信してもよい。
【0127】
情報処理システム100では、被監督者アカウントと、該被監督者アカウントを監督する監督者アカウントとを設定可能であってもよい。被監督者アカウントは、フレンドのうち、監督者アカウントによって許可されたフレンドとしかチャットができなくてもよい。この場合、チャットを許可されていないフレンドを含む仮想ルームへの招待は、被監督者アカウントに対して報知されてもよいし、されなくてもよい被監督者アカウントのフレンドは、第1分類アカウントまたは第2分類アカウントとして設定できなくてもよい。上記の通り、チャットをするためには監督者アカウントの許可が必要であり、チャットが許可されたフレンドは、監督者アカウントに対して許可を求めたという被監督者アカウントの意思が反映されているからである。なお、被監督者アカウントのフレンドについても、第1分類アカウントまたは第2分類アカウントが設定されてもよい。
【0128】
仮想ルームから退出したアカウントは、参加可能なアカウントではない扱いとされてもよい。一度仮想ルームから退出したアカウントは、退出したルームに再参加できなくてもよい。また、仮想ルームに招待された招待アカウントが当該招待を断った場合、当該招待アカウントは、当該仮想ルームに参加可能なアカウントではない扱いとされてもよい。
【0129】
上述においてフレンドは、ユーザによって第1分類アカウントおよび第2分類アカウントのいずれかに分類されることを説明したが、第1分類アカウントおよび第2分類アカウントへの分類は、ユーザによる選択のみならず、他の条件に基づいて決定されてもよい。
【0130】
図5にて、チャットアプリの起動時に、未分類フレンドが存在する場合は(ステップS201でYES)、チャットフレンド分類の設定処理が行われる(ステップS202)ことを説明した。しかしながら、ステップS201,S202の処理が行われるタイミングは、チャットアプリの起動時でなくともよく、例えば、未分類フレンドが参加可能なルームに対してユーザが参加を試みたときに実行されてもよい。
【0131】
図10の例では、領域R8にアカウントAが主催者アカウントBからチャットに招待されたことを示す情報が表示されることを説明したが、領域R8は、主催者アカウントがどのアカウントであるかという情報を含まなくともよい。また,領域R8内に含まれる「アカウントA」というテキストに加えてアカウントAを示すアイコンIcAが表示されてもよいし、「アカウントA」というテキストに代えてアイコンIcAが表示されてもよい。
【0132】
あるアカウントにとって他のアカウントが第2分類アカウントに設定されていることは、当該他のアカウントからは分からなくされてもよい。第1分類アカウントについても同様である。
【0133】
上記において、第1分類アカウントおよび第2分類アカウントは、一方向の設定だったが、双方向の設定であってもよい。
【0134】
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0135】
13,33 通信部、14,34 プロセッサ、R1~R16 領域、15,35 メモリ、16,36 ストレージ、17,39 バス、30,30A,30B ゲーム端末、31 ディスプレイ、32 操作部、100 情報処理システム、162 管理プログラム、164 アカウント情報、165 フレンド情報、166 チャットフレンド分類情報、361 ゲームアプリケーションプログラム、362 端末側アカウント情報、363 フレンド設定プログラム、364 コミュニケーションアプリケーションプログラム、A~F アカウント、Cm カメラ、IcB~IcE,IcX アイコン、Im1,Im2,Im4~Im8 表示画面、Im3 メインメニュー画面、Mk マイク、NW ネットワーク、Sp スピーカ、Sr1 サーバ。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17