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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2026-04-03
(45)【発行日】2026-04-13
(54)【発明の名称】吸収性物品
(51)【国際特許分類】
   A01K 23/00 20060101AFI20260406BHJP
【FI】
A01K23/00 S
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2025163773
(22)【出願日】2025-09-30
【審査請求日】2025-10-02
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000115108
【氏名又は名称】ユニ・チャーム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100183081
【弁理士】
【氏名又は名称】岡▲崎▼ 大志
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 麻里
(72)【発明者】
【氏名】福元 大地
【審査官】大澤 元成
(56)【参考文献】
【文献】特開2025-123121(JP,A)
【文献】特開2024-071161(JP,A)
【文献】特開2016-120018(JP,A)
【文献】特開2019-110862(JP,A)
【文献】特開2014-195631(JP,A)
【文献】国際公開第2020/071064(WO,A1)
【文献】特開2024-074337(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペットの胴回りに装着されるペット用の着用物品に取り付けて用いられる吸収性物品であって、前記着用物品が前記ペットに着用された着用状態において前記ペットの胴回りに沿う胴回り方向と、前記胴回り方向に直交する前後方向と、を有する本体部を備え、
前記本体部は、
前記ペットの肌面側に配置された表面シートと、
前記肌面側とは反対側の非肌面側に配置された裏面シートと、
前記表面シート及び前記裏面シートの間に配置された吸収体と、
前記前後方向における前記本体部の少なくとも一方のである第1において、前記胴回り方向の両側に設けられた一対の固定部の間の部分が前記第1を起立支点として立ち上がるように構成された防漏壁部と、を有し、
前記裏面シートは、前記吸収体の前記非肌面側の面の全体を覆っており、
前記裏面シートは、液不透過性のフィルム部材を有し、
前記フィルム部材は、前記第1で前記ペットの肌面側に折り返され折り返し部を含
前記防漏壁部は、前記折り返し部と、前記前後方向において前記防漏壁部と前記吸収体との間に他の起立片を形成しないように前記折り返し部の前記肌面側の面の少なくとも一部と接合されたシート部材と、を有する、吸収性物品。
【請求項2】
前記防漏壁部には、少なくとも前記胴回り方向における前記本体部の中央部を含む所定範囲において、前記胴回り方向に伸縮する弾性部材が設けられている、請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項3】
前記フィルム部材のうち前記吸収体の前記非肌面側の部分と前記折り返し部とを平行にした場合の前記前後方向における前記フィルム部材の全長は、前記前後方向における前記本体部の長さよりも長い、請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項4】
前記防漏壁部は、前記第1から前記防漏壁部の頂部までの高さの少なくとも1/3以上に亘って液不透過性を有する、請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項5】
記シート部材は、液不透過性を有する、請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項6】
前記前後方向における前記本体部の両側のの各々が、前記第1として構成されている、請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項7】
前記第1から前記防漏壁部の頂部までの高さは、前記前後方向における前記本体部の長さの1/10以上である、請求項1に記載の吸収性物品。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、吸収性物品に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、吸水性シートからなるポケット部分を設けた腹巻き型のオス犬用の尿吸収パッドが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実用新案登録第3143754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の尿吸収パッドによれば、ポケット部分にオス犬の陰茎先端を収納することにより、尿をポケット部分で確実にキャッチすることができ、それによって尿漏れを抑制することができる。しかし、この構成では、ポケット部分は吸水性シートによって構成されているため、尿吸収量の限界を超えた際に尿漏れが発生してしまう。また、ポケットの壁部に向かって高い尿圧で勢い良く排尿された場合に、尿が当該壁部を通過して漏れ出すおそれがある。
【0005】
本開示は、高い尿圧で勢い良く排尿された場合であっても尿漏れを効果的に抑制することができるペット用の吸収性物品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一形態に係る吸収性物品は、ペットの胴回りに装着されるペット用の着用物品に取り付けて用いられる吸収性物品であって、前記着用物品が前記ペットに着用された着用状態において前記ペットの胴回りに沿う胴回り方向と、前記胴回り方向に直交する前後方向と、を有する本体部を備え、前記本体部は、前記ペットの肌面側に配置された表面シートと、前記肌面側とは反対側の非肌面側に配置された裏面シートと、前記表面シート及び前記裏面シートの間に配置された吸収体と、前記前後方向における前記本体部の少なくとも一方の端部である第1端部において、前記胴回り方向の両側に設けられた一対の固定部の間の部分が前記第1端部を起立支点として立ち上がるように構成された防漏壁部と、を有し、前記裏面シートは、液不透過性のフィルム部材を有し、前記フィルム部材は、前記第1端部で前記ペットの肌面側に折り返されて、前記防漏壁部の少なくとも一部を構成する折り返し部を含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、高い尿圧で勢い良く排尿された場合であっても尿漏れを効果的に抑制することができるペット用の吸収性物品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】一実施形態に係る吸収性物品を肌面側から見た平面図である。
図2図1の吸収性物品を非肌面側から見た平面図である。
図3図1のIII-III線における吸収性物品の断面構造を示す模式図である。
図4図1のIVa-IVa線及びIVb-IVb線に共通の吸収性物品の断面構造を示す模式図である。
図5図1の吸収性物品が取り付けられた着用物品を肌面側から見た平面図である。
図6図1の吸収性物品が取り付けられた着用物品をペットの胴回りに装着する様子を示す概略図である。
図7】第1変形例に係る吸収性物品の断面構造を示す模式図である。
図8】第2変形例に係る吸収性物品の断面構造を示す模式図である。
図9】第3変形例に係る吸収性物品を肌面側から見た平面図である。
図10図9のX-X線における吸収性物品の断面構造を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の態様が明らかとなる。
【0010】
[1]ペットの胴回りに装着されるペット用の着用物品に取り付けて用いられる吸収性物品であって、前記着用物品が前記ペットに着用された着用状態において前記ペットの胴回りに沿う胴回り方向と、前記胴回り方向に直交する前後方向と、を有する本体部を備え、
前記本体部は、
前記ペットの肌面側に配置された表面シートと、
前記肌面側とは反対側の非肌面側に配置された裏面シートと、
前記表面シート及び前記裏面シートの間に配置された吸収体と、
前記前後方向における前記本体部の少なくとも一方の端部である第1端部において、前記胴回り方向の両側に設けられた一対の固定部の間の部分が前記第1端部を起立支点として立ち上がるように構成された防漏壁部と、を有し、
前記裏面シートは、液不透過性のフィルム部材を有し、
前記フィルム部材は、前記第1端部で前記ペットの肌面側に折り返されて、前記防漏壁部の少なくとも一部を構成する折り返し部を含む、吸収性物品。
【0011】
上記吸収性物品によれば、裏面シートを構成する液不透過性のフィルム部材をペットの肌面側に折り返すことで防漏壁部の少なくとも一部を構成することができる。これにより、吸収体の裏面から防漏壁部の少なくとも一部(フィルム部材が設けられた部分)までを液不透過性のフィルム部材で連続的に覆うことができるため、高い尿圧で勢い良く排尿された場合であっても、尿漏れを効果的に抑制することができる。
【0012】
[2]前記防漏壁部には、少なくとも前記胴回り方向における前記本体部の中央部を含む所定範囲において、前記胴回り方向に伸縮する弾性部材が設けられている、[1]の吸収性物品。
【0013】
上記構成によれば、防漏壁部に設けられた弾性部材の収縮力によって、防漏壁部が第1端部を起立支点として立ち上がり易くなる。これにより、防漏壁部による尿の堰き止め機能を向上させることができる。
【0014】
[3]前記フィルム部材のうち前記吸収体の前記非肌面側の部分と前記折り返し部とを平行にした場合の前記前後方向における前記フィルム部材の全長は、前記前後方向における前記本体部の長さよりも長い、[1]又は[2]の吸収性物品。
【0015】
上記構成では、フィルム部材の全長が本体部の前後幅よりも長くされている。すなわち、一枚のフィルム部材から、本体部の裏面を覆う部分と、そこから折り返されて防漏壁部を構成する部分(折り返し部)とを形成するのに十分な長さが確保されている。これにより、吸収体の裏面から防漏壁部までが一枚のフィルム部材で連続的に覆われることが保証されるため、尿漏れを効果的に抑制することができる。
【0016】
[4]前記防漏壁部は、前記第1端部から前記防漏壁部の頂部までの高さの少なくとも1/3以上に亘って液不透過性を有する、[1]~[3]のいずれかの吸収性物品。
【0017】
上記構成によれば、液不透過性の壁部を一定以上の高さ設けることにより、高い尿圧で勢い良く排尿された場合における尿漏れをより一層効果的に抑制することができる。また、吸収体で吸収しきれなかった尿がある程度の水位まで溜まった場合でも、当該尿が防漏壁部を透過して外部に漏れることを抑制することができる。これにより、防漏壁部による尿の堰き止め機能の信頼性を向上させ、尿漏れをより一層効果的に抑制することができる。
【0018】
[5]前記防漏壁部は、前記フィルム部材の前記折り返し部と接合され、前記フィルム部材と共に前記防漏壁部を構成するシート部材を含み、
前記シート部材は、液不透過性を有する、[1]~[4]のいずれかの吸収性物品。
【0019】
上記構成では、液不透過性の折り返し部に、さらに液不透過性のシート部材を接合することによって防漏壁部が形成される。これにより、防漏壁部の全体を容易に液不透過性にすることができ、防漏壁部の頂部まで尿が達した場合でも、尿が防漏壁部を透過して漏れ出ることを抑制することができる。したがって、尿漏れをより一層効果的に抑制することができる。
【0020】
[6]前記前後方向における前記本体部の両側の端部の各々が、前記第1端部として構成されている、[1]~[5]のいずれかの吸収性物品。
【0021】
上記構成によれば、使用者が吸収性物品の前後を誤ってペットの身体に対して逆に装着した場合でも、排尿側には必ず防漏壁部が位置することになるため、装着方向を問わず上述した尿漏れ防止効果を得ることができる。また、ペットの排尿位置が前後にずれた場合や、吸収した尿が前後に拡散した場合でも、両端の防漏壁部で尿を堰き止めることが可能となる。したがって、使用上の利便性を高めるとともに、上述したような様々な状況下での尿漏れ防止性能を一層向上させることができる。
【0022】
[7]前記第1端部から前記防漏壁部の頂部までの高さは、前記前後方向における前記本体部の長さの1/10以上である、[1]~[6]のいずれかの吸収性物品。
【0023】
上記構成によれば、防漏壁部の尿堰き止め機能を発揮させるための物理的な高さが十分に確保されるため、一度に多量の排尿があった場合や、勢いよく排尿された場合でも、尿が防漏壁部を乗り越えて漏れることを効果的に抑制できる。
【0024】
[実施形態]
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を用い、重複する説明を省略する。図面は、理解の容易化のために一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率は図面に記載のものに限定されない。
【0025】
以下、一実施形態に係る吸収性物品1について説明する。図1は、一実施形態に係る吸収性物品1を肌面側Z1から見た平面図である。図2は、吸収性物品1を非肌面側Z2から見た平面図である。図3は、図1のIII-III線における吸収性物品1の断面構造を示す模式図である。図3においては、前側防漏壁部20及び後側防漏壁部30が立ち上がった状態が図示されている。図4は、図1のIVa-IVa線及びIVb-IVb線に共通の吸収性物品1の断面構造を示す模式図である。図4においては、裏面シート4の裏面4aに設けられた接合領域11,12の図示が省略されている。図5は、吸収性物品1が取り付けられた着用物品100を肌面側Z1から見た平面図である。図6は、吸収性物品1が取り付けられた着用物品100をペットの胴回りに装着する様子を示す概略図である。
【0026】
本明細書において、「ペット」は、吸収性物品1の使用対象(すなわち、吸収性物品1が取り付けられた着用物品100の着用対象)となる動物を指す。ペットは、脊椎動物や無脊椎動物を広く包含し、典型的には、犬、猫、ウサギ、ハムスター等の愛玩動物を含む。本実施形態では、着用物品100の着用対象は、オスの犬である。
【0027】
図1及び図2は、吸収性物品1を皺が形成されない状態まで伸長させた展開状態の吸収性物品1を示している。図1及び図2に示されるように、吸収性物品1は、一例として、矩形状の外形を有している。図5及び図6に示されるように、吸収性物品1は、ペットの胴回りに巻き付けて装着される着用物品100の内側に取り付けられて用いられる。
【0028】
吸収性物品1は、本体部2を備えている。本体部2は、胴回り方向D1と、胴回り方向D1に直交する前後方向D2と、を有する。すなわち、本体部2は、胴回り方向D1及び前後方向D2に延在している。胴回り方向D1は、図6に示されるように吸収性物品1が取り付けられた着用物品100がペットに着用された着用状態において、ペットの胴回りに沿う方向である。
【0029】
本明細書では、便宜上、図1及び図2に示される展開状態において、前後方向D2に平行な方向をX軸方向と表し、胴回り方向D1に平行な方向をY軸方向と表し、胴回り方向D1及び前後方向D2に垂直な厚さ方向D3に平行な方向をZ軸方向と表している。また、本明細書において、「肌面側Z1」は、吸収性物品1が着用物品100と共にペットに着用された着用状態においてペットの肌に面する側である。「非肌面側Z2」は、着用状態においてペットの肌とは反対側に向けられる側である。
【0030】
図1図4に示されるように、本体部2は、表面シート3と、裏面シート4(フィルム部材)と、吸収体5と、前側シート6と、後側シート8と、を有している。前側シート6は、着用状態においてペットの前方に位置する側に設けられたシートであり、後側シート8は、着用状態においてペットの後方に位置する側に設けられたシートである。すなわち、本実施形態の吸収性物品1は、前側シート6が設けられた側が前方となり後側シート8が設けられた側が後方となるように着用物品100に取り付けられた状態で、ペットの胴回りに装着されることが想定されている。
【0031】
表面シート3は、本体部2においてペットに当てられる面を構成し、肌面側Z1に配置されている。表面シート3は、例えばペットの尿を吸収体5側に透過させる液透過性を有する。表面シート3は、例えば、液透過性を有する不織布又は織布、液透過孔を有する合成樹脂フィルム、又はこれらの複合シート等によって形成され得る。本実施形態では、表面シート3は、本体部2の肌面側Z1の全域に配置されると共に、後述する前側防漏壁部20の一部を構成するように本体部2の前端部E1(第1端部)で折り返される折り返し部31を有している。
【0032】
裏面シート4は、本体部2において着用物品100の肌面側Z1の面に対向する面を構成し、非肌面側Z2に配置されている。裏面シート4は、例えば、液不透過性の不織布、合成樹脂フィルム、又はこれらの複合シート等によって形成され得る。本実施形態では、裏面シート4は、液不透過性の合成樹脂フィルムによって形成された防漏シートである。裏面シート4は、前端部E1で肌面側Z1に折り返されて、後述する前側防漏壁部20の少なくとも一部を構成する折り返し部41を含んでいる。
【0033】
吸収体5は、表面シート3と裏面シート4との間に配置されている。吸収体5は、ペットの尿を吸収する。一例として、吸収体5は、胴回り方向D1の長さが前後方向D2の長さよりも長い矩形状に形成されている。例えば、吸収体5は、吸収性コアと、吸収性コアの表面を覆うコアラップと、を含み得る。吸収性コアは、例えば、吸水性を有するパルプ若しくは高分子吸収剤(SAP)、又はこれらの混合物を含み得る。コアラップは、例えば、ティッシュ又は不織布シートである。本実施形態では、厚さ方向D3から見た吸収性コアの外形は、吸収体5の外形と略一致している。図1及び図3に示されるように、吸収体5の前端部5aは、本体部2の前端部E1に沿った位置に配置されている。一方、吸収体5の後端部5bは、本体部2の後端部E2よりも前方に離隔した位置に配置されている。
【0034】
本体部2は、前側防漏壁部20(防漏壁部)と、後側防漏壁部30と、を含んでいる。
【0035】
前側防漏壁部20は、表面シート3の折り返し部31、裏面シート4の折り返し部41、及び前側シート6によって構成されている。図3に示されるように、前側シート6は、表面シート3の折り返し部31の肌面側Z1に接合されている。前側シート6は、二つ折りされており、その折り目の部分(後述するように弾性部材7が設けられた部分)が前側防漏壁部20の頂部20aを構成している。前側シート6は、胴回り方向D1における本体部2の全域に設けられている。前側シート6は、例えば不織布シートである。裏面シート4の折り返し部41は、表面シート3の折り返し部31の非肌面側Z2の表面と、前側シート6の非肌面側Z2の表面の一部と、を覆って接合されている。
【0036】
前側防漏壁部20は、本体部2の前端部E1において、胴回り方向D1の両側に設けられた一対の固定部R1の間の部分が前端部E1を起立支点として立ち上がるように構成されている。図4に示されるように、各固定部R1は、前側防漏壁部20の肌面側Z1の面(本実施形態では、前側シート6の表面)と表面シート3の肌面側Z1の表面3aとが接合(固定)された部分である。図1に示されるように、本実施形態では、一対の固定部R1は、前端部E1に沿って、胴回り方向D1における両端部に設けられており、それぞれ矩形状に設けられている。
【0037】
上述した構成により、前側防漏壁部20における一対の固定部R1の間の部分は、前端部E1を起立支点として立ち上がるように構成されている。また、本実施形態では、前側防漏壁部20が立ち上がり易くなるように、図1及び図3に示されるように、前側防漏壁部20には、少なくとも胴回り方向D1における本体部2の中央部を含む所定範囲において、胴回り方向D1に伸縮する弾性部材7が設けられている。弾性部材7は、例えば糸ゴム等である。一例として、弾性部材7は、前側シート6の折り返される部分において、前側シート6に挟み込まれている。
【0038】
後側防漏壁部30は、後側シート8によって構成されている。図3に示されるように、後側シート8は、本体部2の後端部E2に沿って、胴回り方向D1における本体部2の全域に設けられている。後側シート8の後端縁は、本体部2の後端部E2と一致している。一例として、後側シート8の先端部は、肌面側Z1に折り返されている。折り返された後側シート8の間には、胴回り方向D1に伸縮する弾性部材9が設けられている。本実施形態では、弾性部材9は、後側防漏壁部30の頂部30aの近傍に配置されている。弾性部材9は、例えば、弾性部材7と同様の糸ゴム等である。
【0039】
後側防漏壁部30は、一対の固定部R2及び固定部R3において、表面シート3の表面3aに接合(固定)されている。一対の固定部R2は、後端部E2に沿って、胴回り方向D1における両端部に設けられており、それぞれ矩形状に設けられている。また、固定部R3は、一対の固定部R2の間において、後端部E2に沿って、胴回り方向D1に延在する矩形状に設けられている。固定部R3の前後幅は、各固定部R2の前後幅よりも小さくされている。
【0040】
上述した構成により、後側防漏壁部30における一対の固定部R2の間の部分であって固定部R3よりも内側(前側)の部分は、固定部R3の前端縁を起立支点30bとして立ち上がるように構成されている。
【0041】
図2に示されるように、裏面シート4の裏面4a(非肌面側Z2の表面)には、接合領域11,12が設けられている。接合領域11,12は、それぞれ、胴回り方向D1における本体部2の両側縁部に沿って設けられており、前後方向D2に延在している。接合領域11,12は、それぞれ前後方向D2を長手方向とする矩形状に設けられている。接合領域11,12は、例えば粘着テープ等の粘着面である。
【0042】
図5に示されるように、吸収性物品1は、接合領域11,12を介して着用物品100に取り付けられる。着用物品100は、吸収性物品1が取り付けられる内側面100aと、外側面100bと、を有している。また、着用物品100は、一例として、胴回り方向D1における内側ほど前後幅が大きくなるように形成されており、胴回り方向D1における中央において最大の前後幅を有している。着用物品100は、胴回り方向D1における中央を含む前後幅が比較的大きい中央領域P1と、胴回り方向D1における中央領域P1の両側に配置される一対の端部領域P2,P3と、を有している。中央領域P1には、吸収性物品1が取り付けられる。本実施形態では、吸収性物品1は、中央領域P1において、各接合領域11,12を介して、着用物品100の内側面100aに取り付けられる。各端部領域P2,P3は、着用物品100がペットの胴回りに取り付けられた状態を維持するように互いに固定される領域である。
【0043】
一方の端部領域P2の内側面100aには、接合領域101が設けられている。接合領域101は、端部領域P2の中央領域P1側とは反対側の縁部に沿って前後方向D2に延びる矩形状に設けられている。一例として、接合領域101には、複数のループ部が設けられている。
【0044】
他方の端部領域P3の外側面100bには、接合領域102が設けられている。接合領域102は、端部領域P3の中央領域P1側とは反対側の縁部に沿って前後方向D2に延びる矩形状に設けられている。一例として、接合領域102の胴回り幅(胴回り方向D1に沿った長さ)は、接合領域101の胴回り幅よりも大きくされている。一例として、接合領域102には、接合領域101の複数のループ部に係合する複数のフック部が設けられている。これにより、接合領域101と接合領域102とは、互いの面を合わせることによって結合及び脱着可能に構成されている。なお、接合領域101に複数のフック部が設けられてもよく、接合領域102に複数のループ部が設けられてもよい。
【0045】
図6に示されるように、吸収性物品1が取り付けられた着用物品100は、吸収性物品1の前端部E1が前方に位置すると共に吸収性物品1がペットの下方に位置するようにして、ペットの胴回りに巻き付けられる。そして、接合領域101が接合領域102に固定されることにより、着用物品100はペットの胴回りに取り付けられる。
【0046】
[作用効果]
(第1の効果)
吸収性物品1では、裏面シート4(フィルム部材)は、前端部E1で肌面側Z1に折り返されて、前側防漏壁部20の少なくとも一部を構成する折り返し部41を含んでいる。上記構成によれば、裏面シート4を構成する液不透過性のフィルム部材をペットの肌面側Z1に折り返すことで前側防漏壁部20の少なくとも一部を構成することができる。本実施形態では、図3に示されるように、裏面シート4の折り返し部41が、前側防漏壁部20の基部(前端部E1)から頂部20aまでの部分の少なくとも一部の外面を覆うように構成されている。これにより、吸収体5の裏面(裏面シート4に対向する面)から前側防漏壁部20の少なくとも一部(フィルム部材が設けられた部分)までを液不透過性のフィルム部材で連続的に覆うことができるため、高い尿圧で勢い良く排尿された場合であっても、尿漏れを効果的に抑制することができる。
【0047】
(第2の効果)
吸収性物品1では、前後方向D2における吸収体5の端部(前端部5a)と本体部2の前端部E1との距離は、5mm以下である。すなわち、吸収性物品1では、裏面シート4が本体部2の前端部E1で肌面側Z1に折り返されて前側防漏壁部20を構成し、且つ、この折り返しの起点となる前端部E1と吸収体5の端部(前端部5a)との前後方向D2の距離が5mm以下と極めて近接している。この構成により、従来の吸収性物品で課題となっていた、吸収体5の側縁(前端部5a)と前側防漏壁部20の基部(前端部E1)との間に形成される溝状のスペースが、実質的に存在しなくなる。したがって、排泄された尿がこのスペースに溜まることなく、速やかに吸収体5へと導かれる。これにより、例えばペットが動いたり座ったりして圧力がかかった際に、溜まった尿が外側に漏れ出すといった尿漏れを効果的に抑制することができる。なお、本実施形態では、図1及び図3に示されるように、本体部2の前端部E1と吸収体5の前端部5aとは略一致している。これにより、上述した「前後方向D2における吸収体5の端部(前端部5a)と本体部2の前端部E1との距離」は、ほぼ0mmとされている。すなわち、吸収体5は、本体部2の前端部E1まで目一杯設けられており、裏面シート4が剛性の高い吸収体5の前端部5aを折り目として折り返されることで、折り返し部41が形成されている。
【0048】
図1に示されるように、前側防漏壁部20には、少なくとも胴回り方向D1における本体部2の中央部を含む所定範囲において、胴回り方向D1に伸縮する弾性部材7が設けられている。上記所定範囲は、例えば、胴回り方向D1における本体部2の全長の1/3以上である。上記構成によれば、前側防漏壁部20に設けられた弾性部材7の収縮力によって、前側防漏壁部20が前端部E1を起立支点として立ち上がり易くなる。これにより、前側防漏壁部20による尿の堰き止め機能を向上させることができる。
【0049】
図4に示されるように、裏面シート4(フィルム部材)のうち吸収体5の非肌面側Z2の部分42と折り返し部41とを平行にした場合の前後方向D2における裏面シート4の全長Lは、前後方向D2における本体部2の長さL3よりも長い。本実施形態では、部分42は、裏面シート4のうち折り返し部41を除いた部分である。また、部分42は、本体部2の前後方向D2における全域に設けられている。このため、前後方向D2における部分42の長さは、本体部2の長さL3と等しい。ここで、全長Lは、折り返し部41の長さL2(折り返し部41の基部である前端部E1から頂部41aまでの長さ)と部分42の長さL3との和(L2+L3)である。したがって、本実施形態では、全長L(=L2+L3)は、折り返し部41の長さL2だけ、本体部2の長さL3よりも長くされている。上記構成では、裏面シート4(フィルム部材)の全長Lが本体部2の前後幅(長さL3)よりも長くされている。すなわち、一枚のフィルム部材から、本体部2の裏面を覆う部分42と、そこから折り返されて前側防漏壁部20を構成する部分(折り返し部41)とを形成するのに十分な長さが確保されている。これにより、吸収体5の裏面から前側防漏壁部20までが一枚のフィルム部材で連続的に覆われることが保証されるため、尿漏れを効果的に抑制することができる。
【0050】
図3及び図4に示されるように、前側防漏壁部20は、前端部E1から前側防漏壁部20の頂部20aまでの高さL1の少なくとも1/3以上に亘って液不透過性を有する。本実施形態では、液不透過性を有するフィルム部材によって構成された折り返し部41の長さL2が、少なくとも高さL1の1/3以上とされることによって、上記構成が実現されている。これにより、液不透過性の壁部を一定以上の高さ設けることにより、高い尿圧で勢い良く排尿された場合における尿漏れをより一層効果的に抑制することができる。また、吸収体5で吸収しきれなかった尿がある程度の水位まで溜まった場合でも、当該尿が前側防漏壁部20を透過して外部に漏れることを抑制することができる。これにより、前側防漏壁部20による尿の堰き止め機能の信頼性を向上させ、尿漏れをより一層効果的に抑制することができる。なお、上記堰き止め機能を向上させる観点においては、折り返し部41の長さL2は、高さL1の1/2以上であることがより好ましく、高さL1の2/3以上であることがさらに好ましい。
【0051】
図4に示されるように、前端部E1から前側防漏壁部20の頂部20aまでの高さL1は、前後方向D2における本体部2の長さL3の1/10以上である。上記構成によれば、前側防漏壁部20の尿堰き止め機能を発揮させるための物理的な高さが十分に確保されるため、一度に多量の排尿があった場合や、勢いよく排尿された場合でも、尿が前側防漏壁部20を乗り越えて漏れることを効果的に抑制できる。なお、上記堰き止め機能を向上させる観点においては、前側防漏壁部20の高さL1は、本体部2の長さL3の1/5以上であることがより好ましい。
【0052】
図1に示されるように、本体部2の前後方向D2の長さは、本体部2の胴回り方向D1の長さよりも短い。すなわち、吸収性物品1は、胴回り方向D1に長細い形状を有している。上記構成によれば、前側防漏壁部20を胴回り方向D1に広い範囲をカバーするように設けることができるため、着用状態において胴回り方向D1に吸収性物品1が多少ずれたとしても、上述した前側防漏壁部20による尿漏れ防止効果を発揮することができる。
【0053】
[変形例]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限られない。各構成の材料及び形状には、上述した材料及び形状に限らず、様々な材料及び形状を採用することができる。また、上述した吸収性物品1の一部の構成は、他の構成に変形されたり省略されたりしてもよい。
【0054】
上記実施形態では、前側防漏壁部20は、裏面シート4の折り返し部41と接合され、裏面シート4と共に前側防漏壁部20を構成するシート部材として前側シート6を含んでいた。前側シート6は、液透過性の不織布シートによって構成されていたが、前側シート6は液不透過性の部材によって構成されてもよい。例えば、前側シート6は、折り返し部41と同様の液不透過性のフィルム部材によって構成されてもよい。このような構成によれば、液不透過性の折り返し部41に、さらに液不透過性のシート部材(前側シート6)を接合することによって前側防漏壁部20が形成される。これにより、前側防漏壁部20の全体を容易に液不透過性にすることができ、前側防漏壁部20の頂部20aまで尿が達した場合でも、尿が前側防漏壁部20を透過して漏れ出ることを抑制することができる。より具体的には、前側シート6のみによっても液不透過性の壁部を形成することができると共に、折り返し部41で覆われた部分については、折り返し部41の分だけ防漏機能をより一層高めることができる。したがって、尿漏れをより一層効果的に抑制することができる。
【0055】
図7は、第1変形例に係る吸収性物品1Aの断面構造(図1のIII-III線の位置の断面図)を示す模式図である。図7に示されるように、折り返し部41は、前側防漏壁部20の頂部20aよりも先に延びる部分41bを有し、当該部分41bが頂部20aで肌面側Z1へと折り返されて前側防漏壁部20の基部(本実施形態では前端部E1)に向かって延びていてもよい。この場合、折り返し部41の頂部41aは、前側防漏壁部20の基部まで到達してもよいし、図7の例のように基部まで到達していなくてもよい。ここで、部分41bは、液不透過性素材を含んでいる。本例では、部分41bは液不透過性のフィルム部材である。上記構成によれば、前側防漏壁部20がその外側面(非肌面側Z2)だけでなく内側面(肌面側Z1)も液不透過性の折り返し部41によって覆われることになり、実質的に液不透過性部材による二重の防漏構造が形成される。これにより、万が一、壁に強い尿圧がかかった場合でも、尿が壁自体を透過して外に漏れ出すことを二重の障壁でより確実に防ぐことができ、防漏性が格段に向上する。さらに、前側防漏壁部20の厚みを増すことにより、前側防漏壁部20自体の剛性が増し、装着時に前側防漏壁部20が意図しない方向に倒れたとしても、前側防漏壁部20が意図した方向に起立した状態への復元性を高めることができる。その結果、前側防漏壁部20の安定性が高まり、前側防漏壁部20の尿漏れ防止性能が向上する。なお、本実施形態では、裏面シート4自体が液不透過性のフィルム部材によって構成されることで、その一部である部分41bも液不透過性とされたが、例えば液透過性素材からなる裏面シート4の表面に液不透過性素材がコーティングされることによって、液不透過性の部分41bが形成されてもよい。
【0056】
図8は、第2変形例に係る吸収性物品1Bの断面構造(図1のIII-III線の位置の断面図)を示す模式図である。図8に示されるように、前側シート6は省略されてもよい。この例では、前側防漏壁部20は、表面シート3の折り返し部31と裏面シート4の折り返し部41とによって構成されている。一例として、折り返し部31は、後側防漏壁部30(後側シート8)と同様の構成を有している。すなわち、折り返し部31の先端部は、肌面側Z1に折り返されており、当該折り返された部分の間に弾性部材7が設けられている。当該構成によれば、前側シート6を設ける場合と比較して前側防漏壁部20の厚みが減るものの、少ない資材で低コストに前側防漏壁部20を形成することができる。
【0057】
図9は、第3変形例に係る吸収性物品1Cを肌面側Z1から見た平面図である。図10は、図9のX-X線における吸収性物品1Cの断面構造を示す模式図である。図9及び図10に示されるように、前後方向D2における本体部2の両側の端部(すなわち、前端部E1及び後端部E2)が、裏面シート4の折り返された部分を含む防漏壁部の起立支点として構成されてもよい。吸収性物品1Cは、後側防漏壁部30の代わりに、前側防漏壁部20と同様の構成の後側防漏壁部20Aを有する点で、吸収性物品1と相違している。すなわち、吸収性物品1Cでは、本体部2は、前側シート6と同様の後側シート6Aを有すると共に、裏面シート4は、後端部E2で肌面側Z1に折り返されて後側防漏壁部20Aの少なくとも一部を構成する折り返し部43を含んでいる。また、吸収性物品1Cでは、吸収体5の後端部5bは、本体部2の後端部E2に沿った位置まで延びている。これにより、吸収性物品1Cでは、本体部2は、前後方向D2に対称な構造を有している。上記構成によれば、使用者が吸収性物品1Cの前後を誤ってペットの身体に対して逆に装着した場合でも、排尿側(典型的には、性器が前方を向くように吸収性物品1Cがペットに装着された場合における前方)には必ず前側防漏壁部20又は後側防漏壁部20Aが位置することになるため、装着方向を問わず上述した尿漏れ防止効果を得ることができる。また、ペットの排尿位置が前後にずれた場合や、吸収した尿が前後に拡散した場合でも、両端の防漏壁部20,20Aで尿を堰き止めることが可能となる。したがって、使用上の利便性を高めるとともに、上述したような様々な状況下での尿漏れ防止性能を一層向上させることができる。
【0058】
上記実施形態では、吸収性物品1は、上述した第1の効果及び第2の効果の両方に対応する構成を備えていたが、吸収性物品1は、第1の効果及び第2の効果の一方のみに対応する構成を備えてもよい。例えば、第1の効果に着目した場合、吸収性物品1は、第2の効果に対応する「前後方向D2における吸収体5の端部(前端部5a)と本体部2の前端部E1との距離が5mm以下である」という構成を有さなくてもよい。例えば、表面シート3及び裏面シート4の両方は、前後方向D2において、吸収体5の前端部5aよりも前方に延びる部分を有してもよく、その結果、本体部2の前端部E1と吸収体5の前端部5aとの距離が5mmより大きくなっていてもよい。上記とは逆に第2の効果に着目した場合、吸収性物品1は、第1の効果に対応する「裏面シート4が液不透過性のフィルム部材を含む」という構成を有さなくてもよい。例えば、裏面シート4は、液透過性のシートであってもよい。裏面シート4が液不透過性のフィルム部材を含んで構成される場合の方が第2の効果を好適に得ることができるものの、上記の第2の効果に対応する構成を有していれば、裏面シート4が液透過性のシートとして構成される場合であっても、第2の効果を得ることができる。
【符号の説明】
【0059】
1,1A,1B,1C…吸収性物品、2…本体部、3…表面シート、4…裏面シート、5…吸収体、7…弾性部材、20…前側防漏壁部(防漏壁部)、20A…後側防漏壁部(防漏壁部)、20a…頂部、30b…起立支点、41,43…折り返し部、100…着用物品、D1…胴回り方向、D2…前後方向、E1…前端部(第1端部)、R1…固定部、Z1…肌面側、Z2…非肌面側。
【要約】
【課題】高い尿圧で勢い良く排尿された場合であっても尿漏れを効果的に抑制することができるペット用の吸収性物品を提供する。
【解決手段】吸収性物品1は、ペットの胴回りに装着されるペット用の着用物品100に取り付けて用いられる吸収性物品である。吸収性物品1の本体部2は、表面シート3と、裏面シート4と、表面シート3及び裏面シート4の間に配置された吸収体5と、前後方向D2における本体部2の少なくとも一方の端部である前端部E1において、胴回り方向D1の両側に設けられた一対の固定部R1の間の部分が前端部E1を起立支点として立ち上がるように構成された前側防漏壁部20と、を有している。裏面シート4は、液不透過性のフィルム部材を有している。フィルム部材は、前端部E1でペットの肌面側Z1に折り返されて、前側防漏壁部20の少なくとも一部を構成する折り返し部41を含む。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10