特許7907245IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

箱体内に収容された物品に添付されたRFIDタグから情報を読み取る読み取りシステム

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、上述したようにRFIDタグからアンテナを介して情報を読み取るものにおいては、アンテナから電波を放射し、この電波をRFIDタグが受信することでRFIDタグが起動して情報が読み取られることになる。その際、アンテナの最大利得が得られる領域は、アンテナの指向性に応じたものとなる。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するために本発明は、 互いに異なる方向を向いた複数の内壁面を有する箱体に収容された物品に添付されたRFIDタグから情報を読み取る読み取りシステムであって、 前記複数の内壁面の少なくとも2つの内壁面にはそれぞれ、前記RFIDタグから情報を読み取るためのアンテナが取り付けられ、 前記内壁面に取り付けられたアンテナどうしは、当該アンテナの中央部分から当該アンテナの最大利得・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、互いに異なる方向を向いた複数の内壁面を有する箱体に収容された物品に添付されたRFIDタグから情報を読み取る読み取りシステムにおいて、複数の内壁面の少なくとも2つの内壁面のそれぞれにRFIDタグから情報を読み取るために取り付けられたアンテナどうしが、アンテナの中央部分からアンテナの最大利得が得られる方向に延びる直線どうしが交差しない位置関係にある構成としたため、アンテナの最大利得が得られる領域が複数のアンテナ間で大きく重なり合うことがなくなり、それにより、物品が収容された箱体内にてRFIDタグから情報を読み取るために十分な利得を得ることができなくなる領域が発生する可能性が低減し、複数のアンテナを設置したことによる効果を十分に得ることができる。

また、アンテナが、箱体の3つ以上の内壁面にそれぞれ取り付けられているものにおいては、物品が収容された箱体内にてRFIDタグから情報を読み取るために十分な利得を得ることができなくなる領域が発生する可能性をさらに低減させることができる。

また、アンテナが取り付けられる内壁面が、互いに直交する方向を向いているものにおいては、アンテナの最大利得が得られる方向が互いに直交することとなり、それによっても、物品が収容された箱体内にてRFIDタグから情報を読み取るために十分な利得を得ることができなくなる領域が発生する可能性が低減する。

また、箱体が、RFIDタグが添付された物品を収容可能とする引き出しと、電波を反射する材料もしくは電波を吸収する材料から構成され、または電波を反射する材料もしくは電波を吸収する材料で囲まれ、引き出しを出し入れ可能に収容する引き出し収容体とを有し、アンテナが引き出し収容体の内壁面に取り付けられ、引き出しが、引き出しに収容される物品が載置される底板と、底板の4つの端辺のうち、引き出しを引き出し収容体から引き出す際の手前側となる端辺に取り付けられた側板と、底板のそれ以外の3つの端辺の上方の領域にて端辺に沿って延びて設けられたガイドとを有し、側板が、電波を反射する材料もしくは電波を吸収する材料から構成され、または電波を反射する材料もしくは電波を吸収する材料で覆われ、底板が絶縁性材料から構成されているものにおいては、RFIDタグが添付されて箱体に収容された物品を、箱体の内壁面に取り付けられたアンテナを介してRFIDタグから電波を用いて情報を読み取ることで管理することができ、その際、物品が引き出しの底板に載置されることで物品に添付されたRFIDタグが引き出しの底板に接触していたとしても、RFIDタグから情報を読み取ることができる。

また、箱体が、RFIDタグが添付された物品を収容可能とする引き出しと、電波を反射する材料もしくは電波を吸収する材料から構成され、または電波を反射する材料もしくは電波を吸収する材料で囲まれ、引き出しを出し入れ可能に収容する引き出し収容体とを有し、アンテナが引き出し収容体の内壁面に取り付けられ、引き出しが、引き出しに収容される物品が載置される底板と、底板の4つの端辺にそれぞれ取り付けられた4つの側板とを有し、4つの側板のうち、引き出しを引き出し収容体から引き出す際の手前側となる手前側側板が、電波を反射する材料もしくは電波を吸収する材料から構成され、または電波を反射する材料もしくは電波を吸収する材料で覆われ、手前側側板以外の3つの側板と底板とが絶縁性材料から構成されているものにおいても、同様に、RFIDタグが添付されて箱体に収容された物品を、箱体の内壁面に取り付けられたアンテナを介してRFIDタグから電波を用いて情報を読み取ることで管理することができ、その際、物品が引き出しの底板に載置されることで物品に添付されたRFIDタグが引き出しの底板に接触していたとしても、RFIDタグから情報を読み取ることができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の読み取りシステムの実施の一形態の全体構成を示す図である。
【図2】 図1に示した箱体の詳細な構成を示す図である。
【図3】 図2に示した読み取りシステムにおけるアンテナの引き出し収容体に対する取り付け位置を示す図であり、(a)は図2中矢印A方向から見た図、(b)は図2中矢印B方向から見た図、(c)は図2中矢印C方向から見た図である。
【図4】 図1に示したRFIDリーダーの構成を示すブロック図である。
【図5】 図1に示した管理用パソコンの構成を示すブロック図である。
【図6】 図1に示した読み取りシステムにて箱体に収容されて管理対象となる物品について説明するための図である。
【図7】 図1に示した読み取りシステムを用いて物品を管理する際の処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】 図2に示したアンテナの最大利得領域を説明するための図である。
【図9】 図2に示した箱体において引き出し収容体の天板及び側板に対するアンテナの取り付け位置を変えてアンテナを介した読み取り性能を比較した際のアンテナの取り付け位置を示す図である。
【図10】 本発明の読み取りシステムに用いられる箱体の他の実施の形態を示す図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1a~1c,101a~101c アンテナ 2 最大利得領域 2a~2c 直線 10,110 箱体 20,120 引き出し 21,121,123a~123c 側板 22,122 底板 23a~23c,24a~24c ガイド 25,125 取っ手 30,130 引き出し収容体 31,131 天板 32,132 底板 33a~33c,133a~133c 側板 34a,34b レール 40 RFIDリーダー 41 共用器 42 タグデータ送信処理部 43 デジタル信号変換部 44,51 通信部 46 RF送信部 47 RF受信部 48 タグデータ受信処理部 50 管理用パソコン 54 物品管理部 55 出力部 56 読み取り制御部 60 RFIDタグ 70 物品

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