特許7910956IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

複屈折低減剤および熱可塑性樹脂組成物に関し、詳しくは、樹脂の複屈折を低減させる複屈折低減剤およびこれを含有し複屈折が低下した熱可塑性樹脂組成物

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、状況に鑑みなされたものであり、その目的(課題)は光学用透明樹脂に配合するだけで複屈折を低減することができる複屈折低減剤およびそれを含む熱可塑性樹脂組成物を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、目的(課題)を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定のオルガノシロキサン化合物が樹脂の複屈折を低減することができることを見出した。 本発明は、以下の複屈折低減剤、熱可塑性樹脂組成物及び成形体

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の複屈折低減剤は、樹脂に配合するだけで複屈折を低減することができ、これを熱可塑性樹脂に配合した熱可塑性樹脂組成物は、複屈折が低減され、該熱可塑性樹脂自体が有する透明性(透過率)を低下させることがなく、また、耐熱エージング性に優れ、成形時の金型汚染の問題もなく、さらに流動性(成形性)にも優れる。このため、得られた成形体は光学用の成形体、特には一眼レフカメラ、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、カメラ付携帯電話、レンズ付フィルム、望遠鏡、双眼鏡、顕微鏡、またはプロジェクター等の光学レンズとして好適である。
本発明で使用する芳香環を有するオルガノシロキサン化合物はそれが有する分極異方性が、樹脂の分極異方性を解消して複屈折を解消することができる。特に前記一般式(1)で表される環状オルガノシロキサン化合物は、Rであるアリール基の芳香環が環状オルガノシロキサンの環状平面に対して垂直に立っている構造を有しており、一方、特に熱可塑性樹脂が有する、分子鎖方向に平面状に配向した芳香環が、双方の分極異方性を解消しあうことにより、複屈折が有効に解消されるものと考えられる。

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