特許7913053IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

M2又はM2様マクロファージの誘導又は活性化剤、M2又はM2様マクロファージの誘導又は活性化方法、真皮の色素沈着を予防及び/又は改善するための組成物、並びに真皮の色素沈着を予防及び/又は改善する方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の課題は、光老化及び/又は真皮色素沈着を予防及び/又は改善する効果を有する、M2又はM2様マクロファージを誘導又は活性化し得る新たな薬剤又は方法を提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、光老化及び/又は真皮色素沈着を予防及び/又は改善するための剤を鋭意探索した結果、ニコチン酸アミド又はニコチン酸アミドとハクシニン抽出物との混合物とが、マクロファージをM2又はM2様マクロファーへと誘導又は活性化し得ることを見出した。かかる発見に基づき、本発明を開発するに至った。すなわち、本発明は、以下の態様を含む。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明を適用することにより、光老化及び/又は真皮色素沈着を予防及び/又は改善することができる効果を有する、M2又はM2様マクロファージを誘導又は活性化し得ることが可能となる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1a】 図1aは、THP-1からM0、M1及びM2マクロファージへの誘導方法の概略を示す。
【図1b】 図1bは、THP-1から誘導されたM0、M1及びM2マクロファージの顕微鏡写真である。
【図1c】 図1cの上図は,THP-1から誘導されたM0、M1及びM2マクロファージが産出するサイトカイン(IL-1beta,TNF-alpha,IL-10)の遺伝子発現量を示すグラフである。図1cの下図は,M1及びM2マクロファージの細胞表面マーカー(M1:CD86,M2:CD206)のmRNAの発現量を示すグラフである。GAPDHのmRNA発現量で補正し、M0の場合を100%とした相対値(%)として示す。
【図2】 図2は、それぞれ各濃度のハクシニン抽出物(0.3ppm,1.0ppm,3.0ppm)を添加した場合のM1とM2の各マーカーの発現量(マーカー/GAPDH値)を、対照(ハクシニン加水分解無:control)を100%としたとき相対値(%)で示すグラフである。
【図3a】 図3aは、加水分解をしていないハクシニン(control)3ppm又はハクシニン加水分解物を1.0ppm、3.0ppm添加した未成熟(M0)の状態のTHP-1細胞にメラニン添加をしてから30分後の様子を示す。
【図3b】 図3bは、図3aの拡大図である。黒矢印はメラニンを取り込んでいるマクロファージを示す。
【図4】 図4は、実験4において、M0マクロファージ、M1マクロファージ及びM2マクロファージの細胞内活性について、フラックスアナライザーを用いて解析した、(A)酸素消費速度(OCR)、(B)細胞外酸性化速度(ECAR)及び、(C)OCR/ECARの結果を示す。
【図5】 図5は、実験5において、ハクシニン抽出物を添加した場合のM0マクロファージの添加48時間後の細胞内活性への影響をフラックスアナライザーを用いて解析した結果を示す。(A)正規化したOCR、(B)Basal OCR(A計測3点目のOCRの値)。
【図6】 図6は、実験5において、ハクシニン抽出物を添加した場合のM0マクロファージの添加48時間後の細胞内活性への影響をフラックスアナライザーを用いて解析した結果を示す。(A)正規化したOCR、(B)ミトコンドリア呼吸のOCR(A計測3点目と12点目の差の値)。
【図7】 図7は、実験6において、ハクシニン抽出物に含まれる代表的な不飽和脂肪酸単独によるM0マクロファージの添加48時間後の細胞内活性への影響をフラックスアナライザーを用いて解析した結果を示す。(A)Basal OCR、(B)ミトコンドリア呼吸のOCR。
【図8】 図8は、実験7において、ハクシニン抽出物に含まれる各成分によるM0マクロファージの添加24時間後の細胞内活性への影響をフラックスアナライザーを用いて解析した結果を示す。(A)Basal OCR、(B)ミトコンドリア呼吸のOCR。
【図9】 図9は、実験8の方法の概略を示す。
【図10】 図10は、実験8において、ハクシニン抽出物、又はハクシニン抽出物に含まれる各成分によるM1マクロファージ分化時の細胞内活性への影響をフラックスアナライザーを用いて解析した結果を示す。(A)Basal OCR、(B)ミトコンドリア呼吸のOCR、(C)OCR/ECAR。
【図11】 図11は、実験9において、M0マクロファージにニコチン酸アミドを添加して24時間後の細胞内活性を、フラックスアナライザーを用いて解析した結果を示す。(A)実験9の概略、(B)Basal OCR、(C)ミトコンドリア呼吸のOCR、(D)OCR/ECAR、(E)正規化したECAR。
【図12】 図12は、実験10の方法の概略を示す。
【図13】 図13は、実験10において、M1分化中のマクロファージにニコチン酸アミドを添加して24時間後の細胞内活性を、フラックスアナライザーを用いて解析した結果を示す。(A)Basal OCR、(B)ミトコンドリア呼吸のOCR、(C)OCR/ECAR、(D)正規化したECAR。
【図14】 図14は、実験11の方法の概略を示す。
【図15】 図15は、実験11において、M2分化中のマクロファージにニコチン酸アミドを添加して24時間後の細胞内活性を、フラックスアナライザーを用いて解析した結果を示す。(A)Basal OCR、(B)ミトコンドリア呼吸のOCR、(C)OCR/ECAR、(D)正規化したECAR。
【図16】 図16は、実験12において、M0マクロファージに、ハクシニン抽出物、ニコチン酸アミド又はそれらの混合物(Mix)を添加して24時間後の細胞内活性を、フラックスアナライザーを用いて解析した結果を示す。(A)実験12の概略、(B)ミトコンドリア呼吸のOCR。
【図17】 図17は、実験13において、M1分化中のマクロファージに、ハクシニン抽出物、ニコチン酸アミド又はそれらの混合物(Mix)を添加して24時間後の細胞内活性を、フラックスアナライザーを用いて解析した結果を示す。(A)実験13の概略、(B)ミトコンドリア呼吸のOCR、(C)OCR/ECAR。
【図18】 図18は、実験14において、M2分化中のマクロファージに、ハクシニン抽出物、ニコチン酸アミド又はそれらの混合物(Mix)を添加して24時間後の細胞内活性を、フラックスアナライザーを用いて解析した結果を示す。(A)実験14の概略、(B)ミトコンドリア呼吸のOCR。

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