特許7919406IP Force 特許公報全文掲載

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本出願は、2015年8月17日に出願された米国特許仮出願第62/206,246 号の利益を主張するものであり、その全体は参照により本明細書に組み込まれる。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

それでもなお、BCMA、BAFF-R、及びTACI、すなわちTNF受容体スーパ ーファミリーに属するB細胞受容体、並びにそれらのリガンドのBAFF及びAPRIL は、がんとの闘いで治療の対象であるという事実にもかかわらず、依然としてこのような 病状の治療に使用可能な更なるオプションを有する必要がある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本明細書において、BCMAに免疫特異的に結合する抗体及びその抗原結合フラグメン トが提供される。また、提供されたBCMA特異性抗体及び抗原結合フラグメントをコー ド可能な関連するポリヌクレオチド、提供された抗体及び抗原結合フラグメントを発現し ている細胞、並びに関連するベクター、及び検出可能に標識された抗体及び抗原結合フラ グメントも記載されている。加えて、提供された抗体及び抗原結合フラグメ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1A】 ヒトBCMA(図1A)及びカニクイザルBCMA(図1B)をクローンするために使用されるベクター。
【図1B】 ヒトBCMA(図1A)及びカニクイザルBCMA(図1B)をクローンするために使用されるベクター。
【図2A】 BCMB69のエピトープ位置及びヒトBCMAとBCMB69との相互作用。(図2A)エピトープ位置の概観。BCMB69は、BCMAの凹状表面(黒色領域)に結合する。(図2B)BCMAとBCMB69との直接接触を示す相互作用マップ。BCMAに接触するCDR-L1を除く全てのCDRからの残基。ファンデルワールス相互作用は破線で示し、水素結合は実線であり、矢印は骨格水素結合を示しており、骨格原子を指している。BCMB69及びAPRILの両方に接触するBCMA残基は黒色枠を有する。接触残基を特定するために4Åの距離のカットオフ値を用いた(水素結合に関しては3.5Åの距離の閾値)。(図2C及び図2D)BCMB69の軽鎖(図2C)及び重鎖(図2D)とのBCMAの主な相互作用の拡大図。水素結合はオングストローム単位の距離を有する破線で示す。
【図2B】 BCMB69のエピトープ位置及びヒトBCMAとBCMB69との相互作用。(図2A)エピトープ位置の概観BCMB69は、BCMAの凹状表面(黒色領域)に結合する。(図2B)BCMAとBCMB69との直接接触を示す相互作用マップ。BCMAに接触するCDR-L1を除く全てのCDRからの残基。ファンデルワールス相互作用は破線で示し、水素結合は実線であり、矢印は骨格水素結合を示しており、骨格原子を指している。BCMB69及びAPRILの両方に接触するBCMA残基は黒色枠を有する。接触残基を特定するために4Åの距離のカットオフ値を用いた(水素結合に関しては3.5Åの距離の閾値)。(図2C及び図2D)BCMB69の軽鎖(図2C)及び重鎖(図2D)とのBCMAの主な相互作用の拡大図。水素結合はオングストローム単位の距離を有する破線で示す。
【図2C】 BCMB69のエピトープ位置及びヒトBCMAとBCMB69との相互作用。(図2A)エピトープ位置の概観BCMB69は、BCMAの凹状表面(黒色領域)に結合する。(図2B)BCMAとBCMB69との直接接触を示す相互作用マップ。BCMAに接触するCDR-L1を除く全てのCDRからの残基。ファンデルワールス相互作用は破線で示し、水素結合は実線であり、矢印は骨格水素結合を示しており、骨格原子を指している。BCMB69及びAPRILの両方に接触するBCMA残基は黒色枠を有する。接触残基を特定するために4Åの距離のカットオフ値を用いた(水素結合に関しては3.5Åの距離の閾値)。(図2C及び図2D)BCMB69の軽鎖(図2C)及び重鎖(図2D)とのBCMAの主な相互作用の拡大図。水素結合はオングストローム単位の距離を有する破線で示す。
【図2D】 BCMB69のエピトープ位置及びヒトBCMAとBCMB69との相互作用。(図2A)エピトープ位置の概観BCMB69は、BCMAの凹状表面(黒色領域)に結合する。(図2B)BCMAとBCMB69との直接接触を示す相互作用マップ。BCMAに接触するCDR-L1を除く全てのCDRからの残基。ファンデルワールス相互作用は破線で示し、水素結合は実線であり、矢印は骨格水素結合を示しており、骨格原子を指している。BCMB69及びAPRILの両方に接触するBCMA残基は黒色枠を有する。接触残基を特定するために4Åの距離のカットオフ値を用いた(水素結合に関しては3.5Åの距離の閾値)。(図2C及び図2D)BCMB69の軽鎖(図2C)及び重鎖(図2D)とのBCMAの主な相互作用の拡大図。水素結合はオングストローム単位の距離を有する破線で示す。
【図3】 BCMB69のエピトープ及びパラトープ残基。エピトープ及びパラトープ残基は影付き、CDR領域は下線付き(Kabat定義)、ヒトと異なるBCMA残基は太字イタリック体である。BCMB69 Fab及び細胞外BCMA配列のみを示す。
【図4A】 BCMB69 Fab及びAPRIL間(図4A)並びにBCMB69 Fab及びBAFF間(図4B)のクラッシュ領域。Fab及びリガンド間のクラッシュ領域を示すBCMA/APRIL及びBCMA/BAFF複合体に対するBCMA/BCMB69複合体の構造的オーバーレイ。BCMAの溶媒接触可能表面を表示する。Fab及びリガンド分子をそれぞれ灰色及び黒色画で示す。両方の複合体中の等価BCMA Cα原子の重ね合わせにより、オーバーレイを得た(APRIL複合体では0.9Å、BAFFでは1.2ÅのRMSD)。
【図4B】 BCMB69 Fab及びAPRIL間(図4A)並びにBCMB69 Fab及びBAFF間(図4B)のクラッシュ領域。Fab及びリガンド間のクラッシュ領域を示すBCMA/APRIL及びBCMA/BAFF複合体に対するBCMA/BCMB69複合体の構造的オーバーレイ。BCMAの溶媒接触可能表面を表示する。Fab及びリガンド分子をそれぞれ灰色及び黒色画で示す。両方の複合体中の等価BCMA Cα原子の重ね合わせにより、オーバーレイを得た(APRIL複合体では0.9Å、BAFFでは1.2ÅのRMSD)。
【図5】 BCMB72のSPRデータは、分子が、ヒト、カニクイザル、及びマウスBCMAに対する結合性を有することを実証する。カニクイザル及びマウスBCMAの平均KDは、ヒトBCMAと比較するとき、それぞれ約36倍及び402倍である。
【図6】 BCMA+細胞株におけるBCMB72の結合性に関するEC50の測定。BCMB72を用いてBCMAに対して細胞株を染色した。細胞に対するBCMB72の結合性の幾何学的平均蛍光強度を示す。EC50を凡例内に示す。約100nMの濃度で飽和に達した。平均蛍光強度を考慮して、U2932(EC50=7.92nM)、MM1R(EC50=8.74nM)、H929(EC50=14.7nM)、EJM(EC50=17.5nM)、及びLP1(EC50=22.3nM)細胞についてEC50値を得た。データのグラフ化及びフィッティングは、可変勾配(4パラメータ)関数を有する非線形回帰を使用してGraphPad Prism 6で行った。
【図7】 全血におけるBCMB72の結合プロファイル。3人の正常ヒトドナー由来の全血を、BCMAに対するモノクローナル若しくはポリクローナル抗体又はBCMB72で染色した。ゲーティング解析を行って、標準的な細胞特異的マーカーを用いて白血球集団中のリンパ球を同定した。1人の代表ドナーの染色強度をパネルに示しており、黒色実線は所望の抗体であり、灰色塗り潰しの破線は対応するアイソタイプである。BCMA発現なしは、3人の正常ドナーにおけるリンパ球、単球、顆粒球、又は形質細胞様DCで観察された。BCMB72は、3人の全てのドナーでCD3+T細胞に対する結合性を示したが、ドナー間で強度が異なった。BCMB72は、このアッセイで試験した他のいずれの細胞種にも結合しなかった。
【図8A】 種々のMM細胞株の存在下におけるBCMB72依存性T細胞活性化。H929(図9A)、MM.1R(図9B)、RPMI 8226(図9C)、U266(図9D)、及びMv4-11(図9E)細胞を、6人の正常ドナー由来のT細胞(ドナー平均±SEMを示す)及びFcブロッカー(2mg/mL)の存在下で、提示した抗体に48時間供した。EC50値をグラフに示した。統計分析:モデル収束の単純な事実に加えて、LogEC50に関する95%信頼区間の幅を考慮して、フィットの妥当性を評価する。(対称であるため、LogEC50に関する信頼区間を使用し、EC50自体に関する信頼区間は使用しない。)+/-2未満の区間(又は4未満の95%信頼区間幅全体)を適切に考慮する。
【図8B】 種々のMM細胞株の存在下におけるBCMB72依存性T細胞活性化。H929(図9A)、MM.1R(図9B)、RPMI 8226(図9C)、U266(図9D)、及びMv4-11(図9E)細胞を、6人の正常ドナー由来のT細胞(ドナー平均±SEMを示す)及びFcブロッカー(2mg/mL)の存在下で、提示した抗体に48時間供した。EC50値をグラフに示した。統計分析:モデル収束の単純な事実に加えて、LogEC50に関する95%信頼区間の幅を考慮して、フィットの妥当性を評価する。(対称であるため、LogEC50に関する信頼区間を使用し、EC50自体に関する信頼区間は使用しない。)+/-2未満の区間(又は4未満の95%信頼区間幅全体)を適切に考慮する。
【図8C】 種々のMM細胞株の存在下におけるBCMB72依存性T細胞活性化。H929(図9A)、MM.1R(図9B)、RPMI 8226(図9C)、U266(図9D)、及びMv4-11(図9E)細胞を、6人の正常ドナー由来のT細胞(ドナー平均±SEMを示す)及びFcブロッカー(2mg/mL)の存在下で、提示した抗体に48時間供した。EC50値をグラフに示した。統計分析:モデル収束の単純な事実に加えて、LogEC50に関する95%信頼区間の幅を考慮して、フィットの妥当性を評価する。(対称であるため、LogEC50に関する信頼区間を使用し、EC50自体に関する信頼区間は使用しない。)+/-2未満の区間(又は4未満の95%信頼区間幅全体)を適切に考慮する。
【図8D】 種々のMM細胞株の存在下におけるBCMB72依存性T細胞活性化。H929(図9A)、MM.1R(図9B)、RPMI 8226(図9C)、U266(図9D)、及びMv4-11(図9E)細胞を、6人の正常ドナー由来のT細胞(ドナー平均±SEMを示す)及びFcブロッカー(2mg/mL)の存在下で、提示した抗体に48時間供した。EC50値をグラフに示した。統計分析:モデル収束の単純な事実に加えて、LogEC50に関する95%信頼区間の幅を考慮して、フィットの妥当性を評価する。(対称であるため、LogEC50に関する信頼区間を使用し、EC50自体に関する信頼区間は使用しない。)+/-2未満の区間(又は4未満の95%信頼区間幅全体)を適切に考慮する。
【図8E】 種々のMM細胞株の存在下におけるBCMB72依存性T細胞活性化。H929(図9A)、MM.1R(図9B)、RPMI 8226(図9C)、U266(図9D)、及びMv4-11(図9E)細胞を、6人の正常ドナー由来のT細胞(ドナー平均±SEMを示す)及びFcブロッカー(2mg/mL)の存在下で、提示した抗体に48時間供した。EC50値をグラフに示した。統計分析:モデル収束の単純な事実に加えて、LogEC50に関する95%信頼区間の幅を考慮して、フィットの妥当性を評価する。(対称であるため、LogEC50に関する信頼区間を使用し、EC50自体に関する信頼区間は使用しない。)+/-2未満の区間(又は4未満の95%信頼区間幅全体)を適切に考慮する。
【図9A】 複数の正常ドナー由来のT細胞を使用して2回の独立試験から得られたEC50及び最大T細胞活性化値の概要。各細胞株及び各試験について個々のドナーの値及びドナーの平均値を示す。データなし=試験未実施、フィットなし=ソフトウェアの曲線作成不能、~値=モデル外挿に基づく近似値。
【図9B】 複数の正常ドナー由来のT細胞を使用して2回の独立試験から得られたEC50及び最大T細胞活性化値の概要。各細胞株及び各試験について個々のドナーの値及びドナーの平均値を示す。データなし=試験未実施、フィットなし=ソフトウェアの曲線作成不能、~値=モデル外挿に基づく近似値。
【図10A】 種々の多発性骨髄腫細胞株のT細胞媒介性BCMB72依存性細胞傷害。H929(図11A)、MM.1R(図11B)、RPMI 8226(図11C)、U266(図11D)、及びMv4-11(図11E)細胞を、6人の正常ドナー由来のT細胞(ドナー平均±SEMを示す)及びFcブロッカー(2mg/mL)の存在下で、提示した抗体濃度に48時間供した。EC50値をグラフに示した。統計分析:モデル収束の単純な事実に加えて、LogEC50に関する95%信頼区間の幅を考慮して、フィットの妥当性を評価する。(対称であるため、LogEC50に関する信頼区間を使用し、EC50自体に関する信頼区間は使用しない。)+/-2未満の区間(又は4未満の95%信頼区間幅全体)を適切に考慮する。
【図10B】 種々の多発性骨髄腫細胞株のT細胞媒介性BCMB72依存性細胞傷害。H929(図11A)、MM.1R(図11B)、RPMI 8226(図11C)、U266(図11D)、及びMv4-11(図11E)細胞を、6人の正常ドナー由来のT細胞(ドナー平均±SEMを示す)及びFcブロッカー(2mg/mL)の存在下で、提示した抗体濃度に48時間供した。EC50値をグラフに示した。統計分析:モデル収束の単純な事実に加えて、LogEC50に関する95%信頼区間の幅を考慮して、フィットの妥当性を評価する。(対称であるため、LogEC50に関する信頼区間を使用し、EC50自体に関する信頼区間は使用しない。)+/-2未満の区間(又は4未満の95%信頼区間幅全体)を適切に考慮する。
【図10C】 種々の多発性骨髄腫細胞株のT細胞媒介性BCMB72依存性細胞傷害。H929(図11A)、MM.1R(図11B)、RPMI 8226(図11C)、U266(図11D)、及びMv4-11(図11E)細胞を、6人の正常ドナー由来のT細胞(ドナー平均±SEMを示す)及びFcブロッカー(2mg/mL)の存在下で、提示した抗体濃度に48時間供した。EC50値をグラフに示した。統計分析:モデル収束の単純な事実に加えて、LogEC50に関する95%信頼区間の幅を考慮して、フィットの妥当性を評価する。(対称であるため、LogEC50に関する信頼区間を使用し、EC50自体に関する信頼区間は使用しない。)+/-2未満の区間(又は4未満の95%信頼区間幅全体)を適切に考慮する。
【図10D】 種々の多発性骨髄腫細胞株のT細胞媒介性BCMB72依存性細胞傷害。H929(図11A)、MM.1R(図11B)、RPMI 8226(図11C)、U266(図11D)、及びMv4-11(図11E)細胞を、6人の正常ドナー由来のT細胞(ドナー平均±SEMを示す)及びFcブロッカー(2mg/mL)の存在下で、提示した抗体濃度に48時間供した。EC50値をグラフに示した。統計分析:モデル収束の単純な事実に加えて、LogEC50に関する95%信頼区間の幅を考慮して、フィットの妥当性を評価する。(対称であるため、LogEC50に関する信頼区間を使用し、EC50自体に関する信頼区間は使用しない。)+/-2未満の区間(又は4未満の95%信頼区間幅全体)を適切に考慮する。
【図10E】 種々の多発性骨髄腫細胞株のT細胞媒介性BCMB72依存性細胞傷害。H929(図11A)、MM.1R(図11B)、RPMI 8226(図11C)、U266(図11D)、及びMv4-11(図11E)細胞を、6人の正常ドナー由来のT細胞(ドナー平均±SEMを示す)及びFcブロッカー(2mg/mL)の存在下で、提示した抗体濃度に48時間供した。EC50値をグラフに示した。統計分析:モデル収束の単純な事実に加えて、LogEC50に関する95%信頼区間の幅を考慮して、フィットの妥当性を評価する。(対称であるため、LogEC50に関する信頼区間を使用し、EC50自体に関する信頼区間は使用しない。)+/-2未満の区間(又は4未満の95%信頼区間幅全体)を適切に考慮する。
【図11A】 複数の正常ドナー由来のT細胞を使用して2回の独立試験から得られたEC50及び最大溶解値の概要。各細胞株及び各試験について個々のドナーの値及びドナーの平均値を示す。データなし=試験未実施、フィットなし=ソフトウェアの曲線作成不能、~値=モデル外挿に基づく近似値。
【図11B】 複数の正常ドナー由来のT細胞を使用して2回の独立試験から得られたEC50及び最大溶解値の概要。各細胞株及び各試験について個々のドナーの値及びドナーの平均値を示す。データなし=試験未実施、フィットなし=ソフトウェアの曲線作成不能、~値=モデル外挿に基づく近似値。
【図12A】 H929細胞における細胞傷害性及びT細胞活性化。BCMA×CD3二重特異性抗体(BCMB72の変異体分子)をT細胞媒介性細胞傷害アッセイで試験した。BCMA陽性細胞株(H929)を、正常ドナー(ドナーID:M5763及びM6576)由来の外来性ヒトT細胞の存在下で種々の抗体濃度を用いて48時間インキュベートした。48時間インキュベーション後、フローサイトメトリーに基づく方法(FACS)により細胞殺傷を測定し、細胞傷害性%として図12Aに報告した。図12Bは、T細胞表面上のCD25のアップレギュレーションにより評価したときのT細胞活性化を示す。概して、データ点は作成したフィット曲線に沿ってぴったり並び、T細胞ドナー及び繰り返し試験間のばらつきはほとんどなかった。
【図12B】 H929細胞における細胞傷害性及びT細胞活性化。BCMA×CD3二重特異性抗体(BCMB72の変異体分子)をT細胞媒介性細胞傷害アッセイで試験した。BCMA陽性細胞株(H929)を、正常ドナー(ドナーID:M5763及びM6576)由来の外来性ヒトT細胞の存在下で種々の抗体濃度を用いて48時間インキュベートした。48時間インキュベーション後、フローサイトメトリーに基づく方法(FACS)により細胞殺傷を測定し、細胞傷害性%として図12Aに報告した。図12Bは、T細胞表面上のCD25のアップレギュレーションにより評価したときのT細胞活性化を示す。概して、データ点は作成したフィット曲線に沿ってぴったり並び、T細胞ドナー及び繰り返し試験間のばらつきはほとんどなかった。
【図13】 BCMB72媒介性サイトカイン放出のEC50値の概要。細胞傷害性試験(実施例12、図8参照)から得られたRPMI8226細胞の上清を収集し、MSDに基づく多重アッセイを使用して6つの異なるサイトカイン濃度について分析した。BCMB72(BCMA×CD3)及びコントロール抗体(BCMA×無及び無×CD3)を種々の濃度で使用した。
【図14A】 BCMA陽性H929細胞株を使用して、T細胞媒介性BCMB72依存性細胞傷害アッセイを行った。複数の正常ドナー(代表として3人のドナーM7197、M5137、及びM6457の概要を示す)由来のT細胞及びFcブロッカー(2mg/mL)の存在下で、細胞を種々の濃度のBCMB72に48時間供した。エフェクター/標的(E/T)比は5:1であった。図14Aは細胞傷害能を示し、右側の図14BはT細胞活性化曲線を示しており、これらの曲線はBCMB72の種々のロット間で同様であった。
【図14B】 BCMA陽性H929細胞株を使用して、T細胞媒介性BCMB72依存性細胞傷害アッセイを行った。複数の正常ドナー(代表として3人のドナーM7197、M5137、及びM6457の概要を示す)由来のT細胞及びFcブロッカー(2mg/mL)の存在下で、細胞を種々の濃度のBCMB72に48時間供した。エフェクター/標的(E/T)比は5:1であった。図14Aは細胞傷害能を示し、右側の図14BはT細胞活性化曲線を示しており、これらの曲線はBCMB72の種々のロット間で同様であった。
【図15】 H929細胞を、BCMB72(BCMA×CD3)及びコントロール抗体(BCMA×無及び無×CD3)を用いてグラフのX軸に示した用量で30分間処理し、全タンパク質をProteinSimpleユーザーマニュアルのような標準プロトコルに従ってSimple Western分析法を使用して分析した。ハウスキーピング遺伝子としてアクチンを用いてデータを正規化し、比率をY軸にプロットした。APRIL及びBAFFは予想どおりP38のリン酸化を誘発し、抗体は試験したいずれの濃度でも刺激作用を有さなかった。
【図16A】 BCMAを発現しているHEK-NFκB細胞(図16A、図16C、及び図16E)又は親細胞(図16B、図16D、及び図16F)をTNFα及び種々の濃度のAPRIL又はBCMB72で刺激した。3つの時間点、16時間(図16A及び図16B)、24時間(図16C及び図16D)、及び48時間(図16E及び図16F)を分析した。TNFαは、HEK-Nf-kB親細胞及びHEK-NF-kB-BCMA細胞の両方でNF-kB活性化を誘発したが、APRILの誘発はBCMA特異性細胞腫のみに見られた。BCMB72は、親細胞株では効果を有しておらず、BCMA発現細胞では高濃度においてのみ活性化を示した。
【図16B】 BCMAを発現しているHEK-NFκB細胞(図16A、図16C、及び図16E)又は親細胞(図16B、図16D、及び図16F)をTNFα及び種々の濃度のAPRIL又はBCMB72で刺激した。3つの時間点、16時間(図16A及び図16B)、24時間(図16C及び図16D)、及び48時間(図16E及び図16F)を分析した。TNFαは、HEK-Nf-kB親細胞及びHEK-NF-kB-BCMA細胞の両方でNF-kB活性化を誘発したが、APRILの誘発はBCMA特異性細胞腫のみに見られた。BCMB72は、親細胞株では効果を有しておらず、BCMA発現細胞では高濃度においてのみ活性化を示した。
【図16C】 BCMAを発現しているHEK-NFκB細胞(図16A、図16C、及び図16E)又は親細胞(図16B、図16D、及び図16F)をTNFα及び種々の濃度のAPRIL又はBCMB72で刺激した。3つの時間点、16時間(図16A及び図16B)、24時間(図16C及び図16D)、及び48時間(図16E及び図16F)を分析した。TNFαは、HEK-Nf-kB親細胞及びHEK-NF-kB-BCMA細胞の両方でNF-kB活性化を誘発したが、APRILの誘発はBCMA特異性細胞腫のみに見られた。BCMB72は、親細胞株では効果を有しておらず、BCMA発現細胞では高濃度においてのみ活性化を示した。
【図16D】 BCMAを発現しているHEK-NFκB細胞(図16A、図16C、及び図16E)又は親細胞(図16B、図16D、及び図16F)をTNFα及び種々の濃度のAPRIL又はBCMB72で刺激した。3つの時間点、16時間(図16A及び図16B)、24時間(図16C及び図16D)、及び48時間(図16E及び図16F)を分析した。TNFαは、HEK-Nf-kB親細胞及びHEK-NF-kB-BCMA細胞の両方でNF-kB活性化を誘発したが、APRILの誘発はBCMA特異性細胞腫のみに見られた。BCMB72は、親細胞株では効果を有しておらず、BCMA発現細胞では高濃度においてのみ活性化を示した。
【図16E】 BCMAを発現しているHEK-NFκB細胞(図16A、図16C、及び図16E)又は親細胞(図16B、図16D、及び図16F)をTNFα及び種々の濃度のAPRIL又はBCMB72で刺激した。3つの時間点、16時間(図16A及び図16B)、24時間(図16C及び図16D)、及び48時間(図16E及び図16F)を分析した。TNFαは、HEK-Nf-kB親細胞及びHEK-NF-kB-BCMA細胞の両方でNF-kB活性化を誘発したが、APRILの誘発はBCMA特異性細胞腫のみに見られた。BCMB72は、親細胞株では効果を有しておらず、BCMA発現細胞では高濃度においてのみ活性化を示した。
【図16F】 BCMAを発現しているHEK-NFκB細胞(図16A、図16C、及び図16E)又は親細胞(図16B、図16D、及び図16F)をTNFα及び種々の濃度のAPRIL又はBCMB72で刺激した。3つの時間点、16時間(図16A及び図16B)、24時間(図16C及び図16D)、及び48時間(図16E及び図16F)を分析した。TNFαは、HEK-Nf-kB親細胞及びHEK-NF-kB-BCMA細胞の両方でNF-kB活性化を誘発したが、APRILの誘発はBCMA特異性細胞腫のみに見られた。BCMB72は、親細胞株では効果を有しておらず、BCMA発現細胞では高濃度においてのみ活性化を示した。
【図17A】 T細胞は、sBCMA媒介性及びBCMB72依存性活性化を示さない。BCMB72(図17A)及び無×CD3コントロール抗体(図17B)を、種々の用量の可溶性BCMA ECDの存在下で2人の正常ドナー(M7077及びM5137)由来のT細胞で用量設定した。データ:平均±SEM。
【図17B】 T細胞は、sBCMA媒介性及びBCMB72依存性活性化を示さない。BCMB72(図17A)及び無×CD3コントロール抗体(図17B)を、種々の用量の可溶性BCMA ECDの存在下で2人の正常ドナー(M7077及びM5137)由来のT細胞で用量設定した。データ:平均±SEM。
【図18A】 H929細胞でのBCMB72のT細胞活性化及びT細胞媒介性細胞傷害能における可溶性因子、sBCMA、APRIL、及びBAFFの影響。ドナーT細胞(M7077&M6521)及びBCMB72を使用して、細胞を殺傷アッセイに48時間供した。標的細胞傷害性を左側のグラフに示し、T細胞活性化を右側のグラフに示す(n=2)。各処理のEC50値を凡例内に示す。sBCMA(図18A)、APRIL(図18B)、及びBAFF(図18C)の存在下における細胞傷害性を示す。sBCMA(図18D)、APRIL(図18E)、及びBAFF(図18F)の存在下におけるT細胞活性化を示す。データ:平均±SEM。
【図18B】 H929細胞でのBCMB72のT細胞活性化及びT細胞媒介性細胞傷害能における可溶性因子、sBCMA、APRIL、及びBAFFの影響。ドナーT細胞(M7077&M6521)及びBCMB72を使用して、細胞を殺傷アッセイに48時間供した。標的細胞傷害性を左側のグラフに示し、T細胞活性化を右側のグラフに示す(n=2)。各処理のEC50値を凡例内に示す。sBCMA(図18A)、APRIL(図18B)、及びBAFF(図18C)の存在下における細胞傷害性を示す。sBCMA(図18D)、APRIL(図18E)、及びBAFF(図18F)の存在下におけるT細胞活性化を示す。データ:平均±SEM。
【図18C】 H929細胞でのBCMB72のT細胞活性化及びT細胞媒介性細胞傷害能における可溶性因子、sBCMA、APRIL、及びBAFFの影響。ドナーT細胞(M7077&M6521)及びBCMB72を使用して、細胞を殺傷アッセイに48時間供した。標的細胞傷害性を左側のグラフに示し、T細胞活性化を右側のグラフに示す(n=2)。各処理のEC50値を凡例内に示す。sBCMA(図18A)、APRIL(図18B)、及びBAFF(図18C)の存在下における細胞傷害性を示す。sBCMA(図18D)、APRIL(図18E)、及びBAFF(図18F)の存在下におけるT細胞活性化を示す。データ:平均±SEM。
【図18D】 H929細胞でのBCMB72のT細胞活性化及びT細胞媒介性細胞傷害能における可溶性因子、sBCMA、APRIL、及びBAFFの影響。ドナーT細胞(M7077&M6521)及びBCMB72を使用して、細胞を殺傷アッセイに48時間供した。標的細胞傷害性を左側のグラフに示し、T細胞活性化を右側のグラフに示す(n=2)。各処理のEC50値を凡例内に示す。sBCMA(図18A)、APRIL(図18B)、及びBAFF(図18C)の存在下における細胞傷害性を示す。sBCMA(図18D)、APRIL(図18E)、及びBAFF(図18F)の存在下におけるT細胞活性化を示す。データ:平均±SEM。
【図18E】 H929細胞でのBCMB72のT細胞活性化及びT細胞媒介性細胞傷害能における可溶性因子、sBCMA、APRIL、及びBAFFの影響。ドナーT細胞(M7077&M6521)及びBCMB72を使用して、細胞を殺傷アッセイに48時間供した。標的細胞傷害性を左側のグラフに示し、T細胞活性化を右側のグラフに示す(n=2)。各処理のEC50値を凡例内に示す。sBCMA(図18A)、APRIL(図18B)、及びBAFF(図18C)の存在下における細胞傷害性を示す。sBCMA(図18D)、APRIL(図18E)、及びBAFF(図18F)の存在下におけるT細胞活性化を示す。データ:平均±SEM。
【図18F】 H929細胞でのBCMB72のT細胞活性化及びT細胞媒介性細胞傷害能における可溶性因子、sBCMA、APRIL、及びBAFFの影響。ドナーT細胞(M7077&M6521)及びBCMB72を使用して、細胞を殺傷アッセイに48時間供した。標的細胞傷害性を左側のグラフに示し、T細胞活性化を右側のグラフに示す(n=2)。各処理のEC50値を凡例内に示す。sBCMA(図18A)、APRIL(図18B)、及びBAFF(図18C)の存在下における細胞傷害性を示す。sBCMA(図18D)、APRIL(図18E)、及びBAFF(図18F)の存在下におけるT細胞活性化を示す。データ:平均±SEM。
【図19A】 2回の独立試験から得られたシグナルを、競合抗体の不在下でAPRIL及びBAFFに結合するBCMA-Fcの最大シグナルに正規化した。APRIL(図19A)及びBAFF(図19B)に結合するBCMAを、BCMB72及びコントロール抗体(無×CD3)濃度の関数としてプロットした。
【図19B】 2回の独立試験から得られたシグナルを、競合抗体の不在下でAPRIL及びBAFFに結合するBCMA-Fcの最大シグナルに正規化した。APRIL(図19A)及びBAFF(図19B)に結合するBCMAを、BCMB72及びコントロール抗体(無×CD3)濃度の関数としてプロットした。
【図20A】 ヒト初代MM形質細胞に対するBCMB72の細胞傷害能。5人の異なる患者から得られた凍結骨髄由来単核細胞(MM240BM(図20A)、MM259BM(図20B)、MM270BM(図20C)、MM276BM(図20D)、及びMM277BM(図20E))を使用して、IgG4アイソタイプ(CNTO 9412、左パネル)コントロールと比較したBCMB72の結合性、形質細胞の細胞傷害性(中)、及びT細胞活性化(右)を評価した。細胞傷害アッセイについては、M7077正常健康ドナー由来のT細胞を患者BMMCサンプルに外部添加し、BCMB72(BCMA×CD3)、BC3B4(BCMA×無)、又はCNTO7008(無×CD3)を用いて48時間インキュベートした。BCMB72は、全てのドナーサンプルに対して用量依存的に形質細胞に結合し、その平均蛍光強度をY軸に記録した。BCMB72の処理に反応した生存形質細胞(CD138+)の喪失及びT細胞上のCD25の随伴的なアップレギュレーションに注目されたい。T細胞活性化のEC50値をグラフに示す。
【図20B】 ヒト初代MM形質細胞に対するBCMB72の細胞傷害能。5人の異なる患者から得られた凍結骨髄由来単核細胞(MM240BM(図20A)、MM259BM(図20B)、MM270BM(図20C)、MM276BM(図20D)、及びMM277BM(図20E))を使用して、IgG4アイソタイプ(CNTO 9412、左パネル)コントロールと比較したBCMB72の結合性、形質細胞の細胞傷害性(中)、及びT細胞活性化(右)を評価した。細胞傷害アッセイについては、M7077正常健康ドナー由来のT細胞を患者BMMCサンプルに外部添加し、BCMB72(BCMA×CD3)、BC3B4(BCMA×無)、又はCNTO7008(無×CD3)を用いて48時間インキュベートした。BCMB72は、全てのドナーサンプルに対して用量依存的に形質細胞に結合し、その平均蛍光強度をY軸に記録した。BCMB72の処理に反応した生存形質細胞(CD138+)の喪失及びT細胞上のCD25の随伴的なアップレギュレーションに注目されたい。T細胞活性化のEC50値をグラフに示す。
【図20C】 ヒト初代MM形質細胞に対するBCMB72の細胞傷害能。5人の異なる患者から得られた凍結骨髄由来単核細胞(MM240BM(図20A)、MM259BM(図20B)、MM270BM(図20C)、MM276BM(図20D)、及びMM277BM(図20E))を使用して、IgG4アイソタイプ(CNTO 9412、左パネル)コントロールと比較したBCMB72の結合性、形質細胞の細胞傷害性(中)、及びT細胞活性化(右)を評価した。細胞傷害アッセイについては、M7077正常健康ドナー由来のT細胞を患者BMMCサンプルに外部添加し、BCMB72(BCMA×CD3)、BC3B4(BCMA×無)、又はCNTO7008(無×CD3)を用いて48時間インキュベートした。BCMB72は、全てのドナーサンプルに対して用量依存的に形質細胞に結合し、その平均蛍光強度をY軸に記録した。BCMB72の処理に反応した生存形質細胞(CD138+)の喪失及びT細胞上のCD25の随伴的なアップレギュレーションに注目されたい。T細胞活性化のEC50値をグラフに示す。
【図20D】 ヒト初代MM形質細胞に対するBCMB72の細胞傷害能。5人の異なる患者から得られた凍結骨髄由来単核細胞(MM240BM(図20A)、MM259BM(図20B)、MM270BM(図20C)、MM276BM(図20D)、及びMM277BM(図20E))を使用して、IgG4アイソタイプ(CNTO 9412、左パネル)コントロールと比較したBCMB72の結合性、形質細胞の細胞傷害性(中)、及びT細胞活性化(右)を評価した。細胞傷害アッセイについては、M7077正常健康ドナー由来のT細胞を患者BMMCサンプルに外部添加し、BCMB72(BCMA×CD3)、BC3B4(BCMA×無)、又はCNTO7008(無×CD3)を用いて48時間インキュベートした。BCMB72は、全てのドナーサンプルに対して用量依存的に形質細胞に結合し、その平均蛍光強度をY軸に記録した。BCMB72の処理に反応した生存形質細胞(CD138+)の喪失及びT細胞上のCD25の随伴的なアップレギュレーションに注目されたい。T細胞活性化のEC50値をグラフに示す。
【図20E】 ヒト初代MM形質細胞に対するBCMB72の細胞傷害能。5人の異なる患者から得られた凍結骨髄由来単核細胞(MM240BM(図20A)、MM259BM(図20B)、MM270BM(図20C)、MM276BM(図20D)、及びMM277BM(図20E))を使用して、IgG4アイソタイプ(CNTO 9412、左パネル)コントロールと比較したBCMB72の結合性、形質細胞の細胞傷害性(中)、及びT細胞活性化(右)を評価した。細胞傷害アッセイについては、M7077正常健康ドナー由来のT細胞を患者BMMCサンプルに外部添加し、BCMB72(BCMA×CD3)、BC3B4(BCMA×無)、又はCNTO7008(無×CD3)を用いて48時間インキュベートした。BCMB72は、全てのドナーサンプルに対して用量依存的に形質細胞に結合し、その平均蛍光強度をY軸に記録した。BCMB72の処理に反応した生存形質細胞(CD138+)の喪失及びT細胞上のCD25の随伴的なアップレギュレーションに注目されたい。T細胞活性化のEC50値をグラフに示す。
【図21】 H929予防モデルにおけるBCMB72のインビボでの有効性。
【図22】 H929異種移植マウスにおける血清可溶性BCMA濃度。ヒトBCMA ELISAキット(R&D Systems)を使用して、血清可溶性BCMA濃度を検出した。可溶性BCMA濃度は、これらの動物における腫瘍の負担とよく相関するPBSコントロールと比較して、BCMB72の1μg及び0.5μg/マウスを用いたマウス治療で著しく低かった。より低用量のBCMB72(0.1μg/マウス)は、sBCMA濃度又は腫瘍サイズに効果がなかった。

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