特許7926118IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

目的物質の製造方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

本発明は、細胞の培養により目的タンパク質を製造する方法において、抗生物質を使用しなくても、目的プラスミドを安定的に維持できる方法を提供する。本発明は、目的プラスミド(A)で形質転換された細胞を培養する工程を含む、目的物質の製造方法であって、前記形質転換された細胞は、前記目的プラスミド(A)と温度感受性プラスミド(B)とを含み、染色体上の必須遺伝子の機能が低減した細胞を、前記温度感受性プラスミド(B)が脱落する温度で培養する工程を含む方法で得られ、前記目的プラスミド(A)は前記必須遺伝子、および目的物質遺伝子を含み、抗生物質耐性遺伝子を含まず、前記温度感受性プラスミド(B)は前記必須遺伝子、および前記抗生物質耐性遺伝子を含む、目的物質の製造方法に関する。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1の方法では、抗生物質耐性遺伝子を含まないベクターを含む細胞を製造できるが、細胞の選抜ができないため、ベクターの導入効率が不充分であった。また、得られた細胞を培養するとベクターが脱落するため、ベクターの保持率についても改善の余地があった。特許文献2の方法で使用されているfrr(リボソーム遊離因子)遺伝子は、タンパク質をコードする遺伝子であるため、frr遺伝子を含むプラスミドを細胞に導入した場合、目的タンパク質の生産性に影響をおよぼすおそれがあった。本発明の課題は、細胞の培養により目的タンパク質を製造する方法において、抗生物質を使用しなくても、目的プラスミドを細胞中に安定的に維持できる方法を提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者が検討した結果、目的プラスミド(A)と温度感受性プラスミド(B)とを含み、染色体上の必須遺伝子の機能が低減した細胞を、前記温度感受性プラスミド(B)が脱落する温度で培養することで、目的プラスミド(A)が抗生物質耐性遺伝子を含まないにも関わらず、目的プラスミド(A)を高い導入効率で導入し、安定的に維持しながら目的タンパク質を製造できることを見出し、本発明を完成した。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明では、細胞の培養により目的タンパク質を製造する方法において、抗生物質を使用しなくても、目的プラスミドを細胞中に安定的に維持できる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の目的物質の製造方法において、形質転換された細胞を得る工程を示す模式図である。
【図2】 プラスミドpDNKO3::tRNA-Trpの遺伝子地図である。
【図3】 プラスミドpDNX2421の遺伝子地図である。
【図4】 目的プラスミド(A)で形質転換された細胞のレプリカ法による選択結果を示す。
【図5】 本発明の方法により生産されたPLA2の相対活性を示す。
【図6】 本発明の方法により生産されたグルカナーゼの相対活性を示す。
【図7】 本発明の方法により生産されたプロテアーゼの相対活性を示す。
1 目的プラスミド(A) 11 目的物質遺伝子 12 必須遺伝子(A) 2 温度感受性プラスミド(B) 21 温度感受性プラスミド複製因子 22 必須遺伝子(B) 23 抗生物質耐性遺伝子 3 必須遺伝子の機能が低減した染色体 4 細胞

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります