従来、電力系統の監視に用いる、各線路やルート(複数の線路を束ねたもの)や変圧器の運用容量は、固定値(静的線路定格;Static Line Rating:SLR)や季節値(季節線路定格;Seasonal Line Rating:SLR)に基づき設定されており、この運用容量を超過しないように、系統計画・運用・監視・制御が実施されている。
一方で、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーをはじめとする天候によって出力が変動する電源(出力変動型電源)の適地は偏在しており、今後、再生可能エネルギーの導入拡大が進むと、送変電設備容量が不足する可能性がある。また、再生可能エネルギーだけでなく、将来の電力系統には、蓄電設備、電気自動車(Electric Vehicle:EV)、給湯器、蓄熱設備などの分散型エネルギーリソース(Distributed Energy Resources:DER)の導入拡大も進む可能性がある。これらの分散リソースは、蓄電/放電、蓄熱/放熱などにより、調整力としても期待できるが、変動要因や送変電設備容量が不足の原因にもなりうる。これらに対して、送変電設備の増強には多額の費用と時間を要するため、既存設備の有効活用が求められている。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
課題を解決するために、例えば請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は、課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、電力系統を制御した場合の評価を行う電力系統制御評価装置であり、電力系統の状態を選択する制御選択部と、制御選択部で得られた制御選択データと、設定値データとを用いて、条件を選択する条件設定部と、条件設定部による条件設定結果データと、電力系統の設備データ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る