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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】
(45)【発行日】
(54)【発明の名称】身体装着型端末及び情報処理システム
(51)【国際特許分類】
   
   
【FI】
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】
(86)(22)【出願日】
(86)【国際出願番号】
(87)【国際公開番号】
(87)【国際公開日】
【審査請求日】
(31)【優先権主張番号】
(32)【優先日】
(33)【優先権主張国・地域又は機関】
(73)【特許権者】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニーグループ株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】316005926
【氏名又は名称】ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中川 慶
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 敦史
(72)【発明者】
【氏名】崎岡 洋司
(72)【発明者】
【氏名】皆川 佑輔
【審査官】塚本 丈二
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-072560(JP,A)
【文献】国際公開第2021/161712(WO,A1)
【文献】国際公開第2020/261838(WO,A1)
【文献】特開2020-060765(JP,A)
【文献】米国特許第11012677(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/64
H04N 25/40
H04N 25/53
H04N 25/65
H04N 25/771
(57)【特許請求の範囲】
【請求項】
入射光の露光を行って露光量に応じた電圧レベルを出力する受光部、前記受光部から出力された電圧レベルを保持する信号レベル保持部、前記信号レベル保持部に保持された電圧レベルに応じた信号である第1の画像信号を生成する第1の画像信号生成部及び前記第1の画像信号とは異なるタイミングにおいて生成される前記受光部から出力された電圧レベルに応じた信号である第2の画像信号を生成する第2の画像信号生成部を備える複数の画素が2次元行列状に配置された画素アレイ部と、
前記画素に対して、前記受光部における前記入射光の露光及び当該露光の後に出力される前記電圧レベルに基づく前記第2の画像信号生成部における前記第2の画像信号の生成を前記画素アレイ部の行毎にタイミングをずらして順次行わせるローカルシャッタと、前記受光部における前記入射光の露光及び当該露光の後に出力される前記電圧レベルの前記信号レベル保持部への保持を前記画素アレイ部に配置された前記画素において同時に行うとともに前記第1の画像信号生成部における前記第1の画像信号の生成を前記画素アレイ部の行毎にタイミングをずらして順次行わせるグローバルシャッタとを行う画素制御部と、
前記第1の画像信号に基づく画像である第1のフレーム及び前記第2の画像信号に基づく画像である第2のフレームを生成する画像生成部と、
前記第1のフレームから周辺地図を生成する自己位置推定部と、
前記第2のフレームから人物の少なくとも一部の物体である注目物体を検出して注目物体情報を生成する物体検出部と、
前記周辺地図及び前記注目物体情報を表示する表示部と、
前記画素制御部に前記グローバルシャッタの制御を行わせるとともに前記画像生成部に前記第1のフレームを生成させる第1のフレーム生成制御、前記自己位置推定部に前記周辺地図を生成させる周辺地図生成制御、前記画素制御部に前記ローカルシャッタの制御を行わせるとともに前記画像生成部に前記第2のフレームを生成させる第2のフレーム生成制御、前記物体検出部に前記注目物体情報を生成させる注目物体検出制御並びに前記周辺地図及び前記注目物体情報を前記表示部に表示させる表示制御を行う制御部と
を有する身体装着型端末。
【請求項】
前記受光部は、前記入射光の光電変換を行う光電変換部、前記光電変換により生成された電荷を保持する電荷保持部、露光期間に前記光電変換により生成された電荷を前記電荷保持部に転送する電荷転送部、前記電荷保持部に保持された電荷に応じた電圧レベルを出力する増幅部及び前記電荷保持部をリセットするリセット部を備える
請求項1に記載の身体装着型端末。
【請求項】
前記受光部は、露光の期間に生成された電荷が前記電荷保持部に保持される際の前記電圧レベルである信号レベル及び前記リセット部によりリセットされた後の前記電圧レベルであるリセットレベルを出力し、
前記信号レベル保持部は、前記出力された信号レベル及び前記出力されたリセットレベルをそれぞれ保持し、
前記第1の画像信号生成部は、前記保持された信号レベル及び前記保持されたリセットレベルに応じた前記第1の画像信号を生成し、
前記第2の画像信号生成部は、前記出力された信号レベル及び前記出力されたリセットレベルに応じた前記第2の画像信号を生成する
請求項2に記載の身体装着型端末。
【請求項】
前記信号レベルに応じた前記第1の画像信号から前記リセットレベルに応じた前記第1の画像信号を減算する処理と前記信号レベルに応じた前記第2の画像信号から前記リセットレベルに応じた前記第2の画像信号を減算する処理とを行う画像信号処理部
を更に有し、
前記画像生成部は、前記画像信号処理部により処理された前記第1の画像信号に基づいて前記第1のフレームを生成し、前記画像信号処理部により処理された前記第2の画像信号に基づいて前記第2のフレームを生成する
請求項3に記載の身体装着型端末。
【請求項】
自身の身体装着型端末の動きの情報である動き情報を生成する動き検出部を更に有し、
前記制御部は、前記動き検出部に前記動き情報を生成させる動き情報生成制御及び前記生成された動き情報に基づいて前記周辺地図を補正する周辺地図補正制御を更に行う
請求項1に記載の身体装着型端末。
【請求項】
前記制御部は、前記注目物体の動きを検出する動き検出制御を更に行う
請求項1に記載の身体装着型端末。
【請求項】
複数の前記画素アレイ部を有し、
前記画像生成部は、複数の前記画素アレイ部毎の前記第1のフレーム及び前記第2のフレームを生成し、
前記自己位置推定部は、複数の前記画素アレイ部毎の前記第1のフレームから前記周辺地図を生成し、
前記物体検出部は、複数の前記画素アレイ部毎の前記第2のフレームから前記注目物体を検出する
請求項1に記載の身体装着型端末。
【請求項】
自身の身体装着型端末は、身体の頭部に装着する端末装置に構成され、
前記画素アレイ部は、前記身体の視野方向の被写体に基づく前記第1の画像信号及び前記第2の画像信号を生成する
請求項1に記載の身体装着型端末。
【請求項】
入射光の露光を行って露光量に応じた電圧レベルを出力する受光部、前記受光部から出力された電圧レベルを保持する信号レベル保持部、前記信号レベル保持部に保持された電圧レベルに応じた信号である第1の画像信号を生成する第1の画像信号生成部及び前記第1の画像信号とは異なるタイミングにおいて生成される前記受光部から出力された電圧レベルに応じた信号である第2の画像信号を生成する第2の画像信号生成部を備える複数の画素が2次元行列状に配置された画素アレイ部と、
前記画素に対して、前記受光部における前記入射光の露光及び当該露光の後に出力される前記電圧レベルに基づく前記第2の画像信号生成部における前記第2の画像信号の生成を前記画素アレイ部の行毎にタイミングをずらして順次行わせるローカルシャッタと、前記受光部における前記入射光の露光及び当該露光の後に出力される前記電圧レベルの前記信号レベル保持部への保持を前記画素アレイ部に配置された前記画素において同時に行うとともに前記第1の画像信号生成部における前記第1の画像信号の生成を前記画素アレイ部の行毎にタイミングをずらして順次行わせるグローバルシャッタとを行う画素制御部と、
前記第1の画像信号に基づく画像である第1のフレーム及び前記第2の画像信号に基づく画像である第2のフレームを生成する画像生成部と、
前記第1のフレームから周辺地図を生成する自己位置推定部と、
前記第2のフレームから人物の少なくとも一部の物体である注目物体を検出して注目物体情報を生成する物体検出部と、
前記周辺地図及び前記注目物体情報を表示する表示部と、
前記画素制御部に前記グローバルシャッタの制御を行わせるとともに前記画像生成部に前記第1のフレームを生成させる第1のフレーム生成制御、前記自己位置推定部に前記周辺地図を生成させる周辺地図生成制御、前記画素制御部に前記ローカルシャッタの制御を行わせるとともに前記画像生成部に前記第2のフレームを生成させる第2のフレーム生成制御、前記物体検出部に前記注目物体情報を生成させる注目物体検出制御並びに前記周辺地図及び前記注目物体情報を前記表示部に表示させる表示制御を行う制御部と
を有する情報処理システム。
【請求項】
前記受光部は、前記入射光の光電変換を行う光電変換部、前記光電変換により生成された電荷を保持する電荷保持部、露光期間に前記光電変換により生成された電荷を前記電荷保持部に転送する電荷転送部、前記電荷保持部に保持された電荷に応じた電圧レベルを出力する増幅部及び前記電荷保持部をリセットするリセット部を備える
請求項9に記載の情報処理システム。
【請求項】
前記受光部は、露光の期間に生成された電荷が前記電荷保持部に保持される際の前記電圧レベルである信号レベル及び前記リセット部によりリセットされた後の前記電圧レベルであるリセットレベルを出力し、
前記信号レベル保持部は、前記出力された信号レベル及び前記出力されたリセットレベルをそれぞれ保持し、
前記第1の画像信号生成部は、前記保持された信号レベル及び前記保持されたリセットレベルに応じた前記第1の画像信号を生成し、
前記第2の画像信号生成部は、前記出力された信号レベル及び前記出力されたリセットレベルに応じた前記第2の画像信号を生成する
請求項10に記載の情報処理システム。
【請求項】
前記信号レベルに応じた前記第1の画像信号から前記リセットレベルに応じた前記第1の画像信号を減算する処理と前記信号レベルに応じた前記第2の画像信号から前記リセットレベルに応じた前記第2の画像信号を減算する処理とを行う画像信号処理部
を更に有し、
前記画像生成部は、前記画像信号処理部により処理された前記第1の画像信号に基づいて前記第1のフレームを生成し、前記画像信号処理部により処理された前記第2の画像信号に基づいて前記第2のフレームを生成する
請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項】
自身の情報処理システムの動きの情報である動き情報を生成する動き検出部を更に有し、
前記制御部は、前記動き検出部に前記動き情報を生成させる動き情報生成制御及び前記生成された動き情報に基づいて前記周辺地図を補正する周辺地図補正制御を更に行う
請求項9に記載の情報処理システム。
【請求項】
前記制御部は、前記注目物体の動きを検出する動き検出制御を更に行う
請求項9に記載の情報処理システム。
【請求項】
複数の前記画素アレイ部を有し、
前記画像生成部は、複数の前記画素アレイ部毎の前記第1のフレーム及び前記第2のフレームを生成し、
前記自己位置推定部は、複数の前記画素アレイ部毎の前記第1のフレームから前記周辺地図を生成し、
前記物体検出部は、複数の前記画素アレイ部毎の前記第2のフレームから前記注目物体を検出する
請求項9に記載の情報処理システム。
【請求項】
自身の情報処理システムは、身体の頭部に装着するシステムに構成され、
前記画素アレイ部は、前記身体の視野方向の被写体に基づく前記第1の画像信号及び前記第2の画像信号を生成する
請求項9に記載の情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【】
本開示は、身体装着型端末及び情報処理システムに関する。
【背景技術】
【】
被写体の画像を生成する撮像素子を備える装置が使用されている。この装置は、撮像素子により生成された画像の処理を行う装置である。この装置に使用する撮像素子は、光電変換素子を有する画素が2次元行列状に配置されて構成される。また、この撮像素子は、被写体からの光の光電変換を行う露光と光電変換により生成された電荷に基づく画像信号の画素からの読み出しとを繰り返すことにより、生成した画像を出力する。
【】
この画素において、露光期間に光電変換により生成された電荷は、光電変換素子の内部に蓄積される。そして、露光期間の経過後に光電変換素子に蓄積された電荷が、電荷保持部に転送される。この電荷保持部は、光電変換素子が形成される半導体基板に配置された拡散領域により形成される浮遊拡散層(Floating Diffusion)により構成することができる。この浮遊拡散層には増幅トランジスタが接続され、浮遊拡散層に保持された電荷に応じた信号が生成される。このような信号の生成方式は、浮遊拡散アンプと称される。なお、浮遊拡散層は、電荷の転送の直前に残留する電荷を排出するリセットがリセット部により行われる。
【】
一方、読み出しは、2次元行列状に配置された画素の行毎に順次行われる。この際、1行に配置された画素において、同時に読み出しが行われる。このような画像の生成方法として、ローリングシャッタ方式とグローバルシャッタ方式とが使用されている。
【】
ローリングシャッタ方式は、露光及び読み出しを行毎に期間をずらして順次行う方式であり、撮像素子の構成を簡略化できる方式である。しかし、ローリングシャッタ方式は、行毎に露光のタイミングが異なるため、動きのある被写体を撮像する場合に画像に歪みを生じる問題がある。
【】
グローバルシャッタ方式は、全ての画素において同時に露光を行って露光期間に生成された電荷を保持する方式である。読み出しは、保持した電荷に基づいて行毎に順次行う。全ての画素において同時に露光を行うグローバルシャッタにより、画像の歪みを防ぐことができる。露光期間の終了から読み出しまでに時間がかかるため、前述の浮遊拡散層とは異なる第2の電荷保持部に電荷を転送し、読み出しの際には第2の電荷保持部の電荷に基づいて信号を生成する。浮遊拡散層は光電変換素子に隣接するため、漏洩する入射光による電荷が浮遊拡散層の電荷に重畳する問題がある。これによる画質の低下を防ぐため、第2の電荷保持部が必要になる。
【】
このグローバルシャッタ方式を採用する撮像素子において、第2の電荷保持部に容量素子を適用した撮像素子が提案されている。例えば、2つの容量素子を第2の電荷保持部として使用する撮像素子が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【】
【文献】米国特許出願公開第2020/279876号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【】
しかしながら、上記の従来技術では、グローバルシャッタ方式とローカルシャッタ方式の切り替えができないという問題がある。
【】
そこで、本開示では、グローバルシャッタ方式とローカルシャッタ方式を切り替えて撮像を行う身体装着型端末及び情報処理システムを提案する。
【課題を解決するための手段】
【】
本開示に係る身体装着型端末は、画素アレイ部と、画素制御部と、画像生成部と、自己位置推定部と、物体検出部と、表示部と、制御部とを有する。画素アレイ部は、入射光の露光を行って露光量に応じた電圧レベルを出力する受光部、上記受光部から出力された電圧レベルを保持する信号レベル保持部、上記信号レベル保持部に保持された電圧レベルに応じた信号である第1の画像信号を生成する第1の画像信号生成部及び上記受光部から出力された電圧レベルに応じた信号である第2の画像信号を生成する第2の画像信号生成部を備える画素が2次元行列状に配置される。画素制御部は、上記画素に対して、上記受光部における上記入射光の露光及び当該露光の後に出力される上記電圧レベルに基づく上記第2の画像信号生成部における上記第2の画像信号の生成を上記画素アレイ部の行毎にタイミングをずらして順次行わせるローカルシャッタと、上記受光部における上記入射光の露光及び当該露光の後に出力される上記電圧レベルの上記信号レベル保持部への保持を上記画素アレイ部に配置された上記画素において同時に行うとともに上記第1の画像信号生成部における上記第1の画像信号の生成を上記画素アレイ部の行毎にタイミングをずらして順次行わせるグローバルシャッタとを行う。画像生成部は、上記第1の画像信号に基づく画像である第1のフレーム及び上記第2の画像信号に基づく画像である第2のフレームを生成する。自己位置推定部は、上記第1のフレームから周辺地図を生成する。物体検出部は、上記第2のフレームから注目物体を検出して注目物体情報を生成する。表示部は、上記周辺地図及び上記注目物体情報を表示する。制御部は、上記画素制御部に上記グローバルシャッタの制御を行わせるとともに上記画像生成部に上記第1のフレームを生成させる第1のフレーム生成制御、上記自己位置推定部に上記周辺地図を生成させる周辺地図生成制御、上記画素制御部に上記ローカルシャッタの制御を行わせるとともに上記画像生成部に上記第2のフレームを生成させる第2のフレーム生成制御、上記物体検出部に上記注目物体情報を生成させる注目物体検出制御及び上記周辺地図及び上記注目物体情報を上記表示部に表示させる表示制御を行う。
【図面の簡単な説明】
【】
【図】本開示の第1の実施形態に係る身体装着型端末の一例を示す図である。
【図】本開示の第1の実施形態に係る身体装着型端末の構成例を示す図である。
【図】本開示の第1の実施形態に係る身体装着型端末の構成例を示す図である。
【図】本開示の実施形態に係る画素の構成例を示す図である。
【図】本開示の実施形態に係る画像信号の生成の一例を示す図である。
【図】本開示の実施形態に係るフレームの生成の一例を示す図である。
【図】本開示の実施形態に係る画像信号の生成の一例を示す図である。
【図】本開示の実施形態に係るフレームの生成の一例を示す図である。
【図】本開示の実施形態に係る周辺地図生成の一例を示す図である。
【図】本開示の第1の実施形態に係る処理方法の一例を示す図である。
【図】本開示の実施形態に係る処理方法の他の例を示す図である。
【図】本開示の第2の実施形態に係る身体装着型端末の一例を示す図である。
【図】本開示の第2の実施形態に係る身体装着型端末の構成例を示す図である。
【図】本開示の実施形態の変形例に係る画素の構成例を示す図である。
【図】本開示の実施形態の変形例に係る画素の他の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【】
以下に、本開示の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。説明は、以下の順に行う。なお、以下の各実施形態において、同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
1.第1の実施形態
2.第2の実施形態
3.変形例
【】
(1.第1の実施形態)
[身体装着型端末]
図1は、本開示の第1の実施形態に係る身体装着型端末の一例を示す図である。同図は、身体装着型端末1の外観を表す図である。ここで、身体装着型端末とは、ウェアラブル(Wearable)端末と称され、身体に装着して使用される端末装置である。
【】
同図は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)に構成される身体装着型端末1の例を表したものである。このヘッドマウントディスプレイは、頭部に装着する表示装置である。同図の身体装着型端末1は、筐体10を備え、筐体10に配置された取り付けベルト9を使用して人物の頭部に固定される。また、筐体10の内部には表示部(後述する表示部6)を備える。この表示部6に画像を表示させて、使用者に拡張現実(AR:Augmented Reality)や仮想現実(VR:Virtual Reality)の画像を表示させることができる。
【】
同図の筐体10の紙面の奥の側を人物の顔に当接させて使用する。また、同図の身体装着型端末1は、使用者の目を覆う形状に構成され、使用者を外界から遮断する例を表したものである。この身体装着型端末1には、撮像素子3が配置される。この撮像素子3は、外界の画像を撮像するものである。同図の撮像素子3は、筐体10の前面側に配置され、使用者の視野方向の被写体の画像を撮像する例を表したものである。同図の白抜きの矢印は、使用者の視野の方向を表す。この外界の画像を使用して使用者の周囲の物理空間を表す新たな画像を生成し、表示部6に表示させることができる。使用者の周囲の物理空間を常に把握し、当該物理空間と相互作用画像を生成して使用者に見せることが可能となる。例えば、周囲の画像に仮想的な物体の画像を重畳した画像を生成し、表示することができる。このような技術は、複合現実(MR:Mixed Reality)と称される。
【】
使用者の周囲の画像は、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術により生成することができる。このSLAMは、撮像素子3により取得された画像に基づいて自己位置推定と環境地図作成とを行う技術である。ここで環境地図作成とは、使用者の周辺の物理空間を表す地図の作成を表す。また、自己位置推定は、環境地図における使用者の位置の推定を表す。同図の身体装着型端末1は、SLAM技術を使用して使用者の周辺の地図(以下周辺地図と称する)を生成し、周辺地図を表示部6により表示する。また、身体装着型端末1は、使用者の周囲を撮像して画像を生成し、当該画像を周辺地図に重畳させて表示することができる。
【】
[身体装着型端末の構成]
図2は、本開示の第1の実施形態に係る身体装着型端末の構成例を示す図である。同図は、身体装着型端末1の構成例を表す図である。身体装着型端末1は、慣性計測部2と、撮像素子3と、制御装置4と、アプリケーションプロセッサ5と、表示部6とを備える。
【】
慣性計測部2は、IMU(Inertial Measurement Unit)とも称され、使用者の動きを検出するものである。この使用者の動きには、例えば、使用者の移動、回転及び方向の変化等が該当する。慣性計測部2は、例えば、3軸方向のジャイロセンサ及び加速度センサを備え、使用者の動きの検出を行う。なお、慣性計測部2は、請求の範囲に記載の動き検出部の一例である。
【】
撮像素子3は、被写体等の撮像を行って画像を生成するものである。
【】
制御装置4は、慣性計測部2や撮像素子3等のハードウェア部を制御するものである。この制御装置4は、慣性計測部2における使用者の動きの検出の制御を行い、撮像素子3における被写体の画像の撮像の制御を行う。
【】
アプリケーションプロセッサ5は、身体装着型端末1の全体を制御するものである。またアプリケーションプロセッサ5は、身体装着型端末1におけるソフトウェア的な制御及び処理を行う。
【】
図3は、本開示の第1の実施形態に係る身体装着型端末の構成例を示す図である。同図は、身体装着型端末1の構成例を表すブロック図であり、上述のアプリケーションプロセッサ5等による処理を表すブロックを記載した図である。身体装着型端末1は、慣性計測部2と、撮像素子3と、画素制御部30と、画像生成部40と、自己位置推定部50と、物体検出部60と、制御部70と、表示部6とを備える。なお、身体装着型端末1は、請求の範囲に記載の情報処理システムの一例である。
【】
撮像素子3は、被写体の撮像を行って画像信号を生成して出力するものである。同図の撮像素子3は、画素アレイ部11と、垂直駆動部12と、カラム信号処理部13とを備える。
【】
画素アレイ部11は、複数の画素100が2次元行列状に配置されて構成されたものである。画素100は、入射光の光電変換を行う光電変換部を備え、照射された入射光に基づいて被写体の画像信号を生成するものである。この光電変換部には、例えば、フォトダイオードを使用することができる。それぞれの画素100には、信号線15及び16が配線される。画素100は、信号線15により伝達される制御信号に制御されて画像信号を生成し、信号線16を介して生成した画像信号を出力する。なお、信号線15は、2次元行列の形状の行毎に配置され、1行に配置された複数の画素100に共通に配線される。信号線16は、2次元行列の形状の列毎に配置され、1列に配置された複数の画素100に共通に配線される。
【】
垂直駆動部12は、上述の画素100の制御信号を生成するものである。同図の垂直駆動部12は、画素アレイ部11の2次元行列の行毎に制御信号を生成し、信号線15を介して順次出力する。
【】
カラム信号処理部13は、画素100により生成された画像信号の処理を行うものである。同図のカラム信号処理部13は、信号線16を介して伝達される画素アレイ部11の1行に配置された複数の画素100からの画像信号の処理を同時に行う。この処理として、例えば、画素100により生成されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換するアナログデジタル変換や画像信号のオフセット誤差を除去する相関二重サンプリング(CDS:Correlated Double Sampling)を行うことができる。処理後の画像信号は、撮像素子3の外部の回路等に対して出力される。
【】
後述するように、画素100は、第1の画像信号及び第2の画像信号を出力する。第1の画像信号は、前述のグローバルシャッタ方式により生成された画像信号である。また、第2の画像信号は、前述のローカルシャッタ方式により生成された画像信号である。このように、同図の画素100は、グローバルシャッタ方式及びローカルシャッタ方式を切り替えて画像信号を生成することができる。同図の垂直駆動部12は、グローバルシャッタ方式及びローカルシャッタ方式のそれぞれに対応した制御信号を生成し、画素100に対して出力する。
【】
また、カラム信号処理部13は、第1の画像信号及び第2の画像信号のそれぞれに対して上述の処理を行う。なお、カラム信号処理部13は、請求の範囲に記載の画像信号処理部の一例である。
【】
慣性計測部2は、前述のように、使用者の動きを検出するものである。同図の慣性計測部2は、検出した動きに基づいて動き情報を生成し、制御部70に対して出力する。
【】
画素制御部30は、画素100の撮像を制御するものである。この画素制御部30は、画素100におけるローカルシャッタ方式とグローバルシャッタ方式とを切り替える制御を行うものである。ローカルシャッタ方式及びグローバルシャッタ方式の詳細については後述する。同図の画素制御部30は、垂直駆動部12を制御することにより、画素100のローカルシャッタ方式とグローバルシャッタ方式との切り替えを行う。
【】
画像生成部40は、撮像素子3(カラム信号処理部13)から出力される画像信号に基づいて1画面分の画像であるフレームを生成するものである。この画像生成部40は、第1の画像信号に基づくフレームである第1のフレーム及び第2の画像信号に基づくフレームである第2のフレームをそれぞれ生成する。生成された第1のフレームは自己位置推定部50に対して出力され、生成された第2のフレームは物体検出部60に対して出力される。
【】
自己位置推定部50は、SLAM技術により周辺地図を生成するものである。この自己位置推定部50は、第1のフレームから周辺地図を生成する。自己位置推定部50による周辺地図の生成の詳細ついては後述する。自己位置推定部50は、生成した周辺地図を制御部70に対して出力する。
【】
物体検出部60は、周囲の物体のうちの注目物体を検出し、認識するものである。ここで、注目物体とは、身体装着型端末1の処理の対象となる物体であり、例えば、人物の指が該当する。物体検出部60は、第2のフレームに基づいて注目物体を検出し、注目物体情報として制御部70に対して出力する。
【】
制御部70は、身体装着型端末1の全体を制御するものである。この制御部70は、画素制御部30にグローバルシャッタの制御を行わせるとともに画像生成部40に第1のフレームを生成させる第1のフレーム生成制御、自己位置推定部50に周辺地図を生成させる周辺地図生成制御、画素制御部30にローカルシャッタの制御を行わせるとともに画像生成部40に第2のフレームを生成させる第2のフレーム生成制御、物体検出部60に注目物体情報を生成させる注目物体検出制御及び周辺地図及び注目物体情報を表示部6に表示させる表示制御を行うことができる。また、制御部70は、慣性計測部2に動きの情報を生成させる動き情報生成制御を更に行うことができる。
【】
なお、身体装着型端末1の構成は、この例に限定されない。例えば、撮像素子3や慣性計測部2のみをHMD(図1の筐体10内部)に配置する構成を採ることもできる。この場合、残りのブロックは、異なる筐体の装置に配置することとなる。
【】
[画素の構成]
図4は、本開示の実施形態に係る画素の構成例を示す図である。同図は、画素100の構成例を表す回路図である。同図の画素100は、受光部110と、信号レベル保持部130と、第1の画像信号生成部120と、定電流回路140と、第2の画像信号生成部150とを備える。また、画素100には、信号線TRG、信号線RST、信号線PC、信号線SW、信号線SELR、信号線S1、信号線S2、信号線RB、信号線SEL及び信号線VSLが配線される。信号線TRG、信号線RST、信号線PC、信号線SW、信号線SELR、信号線S1、信号線S2、信号線RB及び信号線SELは、信号線15を構成する。信号線VSLは、信号線16を構成する。
【】
受光部110は、入射光の露光を行って当該露光量に応じた電圧レベルを出力するものである。同図の受光部110は、光電変換部111と、電荷保持部112と、電荷転送部115と、第1のリセット部116と、第1の増幅部118と、第1の選択部119とを備える。なお、電荷保持部112、電荷転送部115、第1のリセット部116、第1の増幅部118及び第1の選択部119には、nチャネルMOSトランジスタを使用することができる。
【】
光電変換部111のアノードは接地され、カソードは電荷転送部115のソースに接続される。電荷転送部115のドレインは、第1のリセット部116のソース、第1の増幅部118のゲート及び電荷保持部112の一端に接続される。電荷保持部112の他の一端は、接地される。第1のリセット部116のドレインは、電源線Vddに接続される。第1の増幅部118のドレインは電源線Vddに接続され、ソースは第1の選択部119のドレインに接続される。第1の選択部119のソースは、第1の出力ノード101に接続される。電荷転送部115のゲート、第1のリセット部116のゲート及び第1の選択部119のゲートには、それぞれ信号線TRG、信号線RST及び信号線SWが接続される。
【】
光電変換部111は、入射光の光電変換を行うものである。この光電変換部111は、半導体基板に形成されるフォトダイオードにより構成することができる。
【】
電荷転送部115は、光電変換部111の電荷を電荷保持部112に転送するものである。この電荷転送部115は、光電変換部111及び電荷保持部112の間を導通させることにより、電荷を転送する。
【】
電荷保持部112は、光電変換部111の光電変換により生成される電荷を保持するものである。この電荷保持部112には、前述の浮遊拡散層を使用することができる。
【】
第1のリセット部116は、電荷保持部112をリセットするものである。この第1のリセット部116は、電荷保持部112の電荷を電源線Vddに排出することにより、リセットを行う。
【】
第1の増幅部118は、電荷保持部112に保持された電荷に応じた信号を生成するものである。この第1の増幅部118は、第1の出力ノード101を介して接続される定電流回路140とともにソースフォロワ回路を構成し、生成した信号を第1の出力ノード101に出力する。なお、同図の画素100においては、第1の増幅部118により生成される信号の電圧レベルが第1の出力ノード101を介して信号レベル保持部130及び第2の画像信号生成部150に伝達される。また、第1の増幅部118は、第1のリセット部116によりリセットされた後の電圧レベルであるリセットレベルと露光期間に光電変換部111により生成された電荷が電荷保持部112に保持された際の電圧レベルである信号レベルとを第1の出力ノード101に出力する。
【】
第1の選択部119は、第1の増幅部118により生成される信号を第1の出力ノード101に出力するものである。この第1の選択部119は、第1の増幅部118と第1の出力ノード101の間に接続され、自身が導通することにより第1の増幅部118の信号を第1の出力ノード101に伝達する。この第1の選択部119を配置して非導通の状態にすることにより、第1の増幅部118がオフ状態の時のリーク電流を低減することができる。
【】
定電流回路140は、前述の第1の増幅部118の負荷を構成する定電流回路である。この定電流回路140は、第1の出力ノード101に定電流の吸い込み電流(シンク電流)を供給する。同図の定電流回路140は、MOSトランジスタ141を備える。
【】
MOSトランジスタ141のドレインは第1の出力ノード101に接続され、ソースは接地される。MOSトランジスタ141のゲートは、信号線PCに接続される。
【】
信号線PCは、バイアス電圧を伝達する。MOSトランジスタ141は、信号線PCからのバイアス電圧がゲートに印加され、印加されたバイアス電圧に応じた定電流を供給する。
【】
信号レベル保持部130は、前記受光部から出力された電圧レベルを保持するものである。この信号レベル保持部130は、第1の出力ノード101に接続されて受光部110から出力される信号のレベルを保持する。同図の信号レベル保持部130は、第1の容量素子131と、第2の容量素子132と、第1のスイッチ素子135と、第2のスイッチ素子136とを備える。
【】
第1の容量素子131の一端及び第2の容量素子132の一端は、第1の出力ノード101に共通に接続される。第1の容量素子131の他の一端及び第2の容量素子132の他の一端は、それぞれ第1のスイッチ素子135のソース及び第2のスイッチ素子136のソースに接続される。第1のスイッチ素子135のドレイン及び第2のスイッチ素子136ドレインは、第2の出力ノード102に共通に接続される。第1のスイッチ素子135のゲート及び第2のスイッチ素子136のゲートは、それぞれ信号線S1及び信号線S2に接続される。
【】
第1の容量素子131は、リセットレベルを保持する容量素子である。
【】
第2の容量素子132は、信号レベルを保持する容量素子である。
【】
第1のスイッチ素子135は、第1の容量素子131に流れる電流を制御する素子である。この第1のスイッチ素子135は、第1の容量素子131及び第2の出力ノード102の間に接続される。
【】
第2のスイッチ素子136は、第2の容量素子132に流れる電流を制御する素子である。この第2のスイッチ素子136は、第2の容量素子132及び第2の出力ノード102の間に接続される。
【】
第1の画像信号生成部120は、前記容量素子部に保持された電圧レベルに応じた信号である第1の画像信号を生成するものである。同図の第1の画像信号生成部120は、第1の容量素子131及び第2の容量素子132に保持された信号レベルに応じた画像信号を生成して出力する。同図の第1の画像信号生成部120は、第2のリセット部121と、第2の増幅部122と、第2の選択部123とを備える。
【】
第2のリセット部121のソース及び第2の増幅部122のゲートは、第2の出力ノード102に共通に接続される。第2のリセット部121のドレインは、電源線Vregに接続される。第2の増幅部122のドレインは電源線Vddに接続され、ソースは第2の選択部123のドレインに接続される。第2の選択部123のソースは、信号線VSLに接続される。第2のリセット部121のゲート及び第2の選択部123のゲートは、それぞれ信号線RB及び信号線SELに接続される。
【】
第2のリセット部121は、第2の出力ノード102をリセットするものである。この第2のリセット部121は、第2の出力ノード102に電源線Vregの電圧を印加することによりリセットを行う。
【】
第2の増幅部122は、第2の出力ノード102の電圧に応じた信号を生成する素子である。この第2の増幅部122は、第1の容量素子131に保持されたリセットレベル及び第2の容量素子132に保持された信号レベルをそれぞれ読み出してリセットレベル及び信号レベルにそれぞれ対応する第1の画像信号として生成する。
【】
第2の選択部123は、第2の増幅部122により生成される第1の画像信号を信号線VSLに出力する素子である。この第2の選択部123は、第2の増幅部122及び信号線VSLの間に接続され、自身が導通することにより第2の増幅部122の信号を信号線VSLに伝達する。なお、第2の増幅部122及び第2の選択部123の回路は、読み出し回路を構成する。
【】
第2の画像信号生成部150は、受光部110から出力された電圧レベルに応じた信号である第2の画像信号を生成するものである。同図の第2の画像信号生成部150は、MOSトランジスタ151を備える。MOSトランジスタ151のドレインは第1の出力ノード101に接続され、ソースは信号線VSLに接続される。MOSトランジスタ151のゲートは信号線SELRに接続される。MOSトランジスタ151は、自身が導通することにより、第1の出力ノード101の信号レベルを信号線VSLに出力する。すなわち、第2の画像信号生成部150は、信号レベル保持部130を介さずに第1の出力ノード101の電圧レベルを信号線VSLに伝達する。なお、第2の画像信号生成部150は、リセットレベル及び信号レベルにそれぞれ対応する第2の画像信号として出力する。
【】
信号レベル保持部130及び第1の画像信号生成部120は、グローバルシャッタ方式の撮像の際に使用することができる。また、第2の画像信号生成部150は、ローカルシャッタ方式の撮像の際に使用することができる。
【】
[ローカルシャッタ方式の画像信号の生成]
図5は、本開示の実施形態に係る画像信号の生成の一例を示す図である。同図は、ローカルシャッタ方式を適用する第2の画像信号の生成の一例を表すタイミング図である。同図の「SW」、「RST」、「TRG」、「SELR」、「SEL」は、それぞれ信号線SW、信号線RST、信号線TRG、信号線SELR、信号線SELの波形を表す。また、「RB」、「S1」及び「S2」は、それぞれ信号線RB、信号線S1及び信号線S2の波形を表す。これらの波形は、それぞれの信号線により伝達される制御信号を2値化して表したものである。これらの波形の値「1」の部分がオン信号を表す。ここで、オン信号は、制御信号がゲートに入力されるMOSトランジスタを導通状態にする信号である。また、同図の「PC」は、信号線PCに印加されるバイアス電圧を表す。また、同図の「VSL」は、信号線VSLに出力される画像信号を表す。なお、同図の破線は、0Vのレベルを表す。
【】
初期状態において、信号線RST、信号線TRG及び信号線SELRは値「0」となる。なお、信号線SWは常時値「1」となり、信号線SEL、信号線RB、信号線S1及び信号線S2は常時値「0」となる。また、信号線PCには、常時所定のバイアス電圧が印加される。
【】
T1において、信号線RSTにオン信号が印加されて、第1のリセット部116が導通する。また、信号線TRGにオン信号が印加されて電荷転送部115が導通する。これにより、光電変換部111及び電荷保持部112がリセットされる。
【】
T2において、信号線RST及び信号線TRGのオン信号の印加が停止され、第1のリセット部116及び電荷転送部115が非導通の状態になる。これにより、光電変換部111における電荷の蓄積が開始される。なお、T1乃至T2の期間は、リセット期間に該当する。
【】
T3において、信号線RSTにオン信号が印加されて第1のリセット部116が導通し、電荷保持部112がリセットされる。
【】
T4において、信号線RSTのオン信号の印加が停止されて第1のリセット部116が非導通の状態になる。この際、第1の出力ノード101には、リセットレベルが出力される。また、信号線SELRにオン信号が印加されてMOSトランジスタ151が導通状態になる。これにより、リセットレベルの第2の画像信号が信号線VSLに出力される。同図の「A」は、リセットレベルの第2の画像信号を表す。
【】
T5において、信号線SELRのオン信号の印加が停止され、MOSトランジスタ151が非導通の状態になる。また、信号線TRGにオン信号が印加され、電荷転送部115が導通する。これにより、光電変換部111に蓄積された電荷が電荷保持部112に転送される。なお、T2からT5の期間が露光期間に該当する。
【】
T6において、信号線TRGのオン信号の印加が停止され、電荷転送部115が非導通の状態になる。この際、第1の出力ノード101には、信号レベルが出力される。また、信号線SELRにオン信号が印加されてMOSトランジスタ151が導通状態になり、信号レベルの第2の画像信号が信号線VSLに出力される。同図の「B」は、信号レベルの第2の画像信号を表す。
【】
T7において、信号線SELRのオン信号の印加が停止される。なお、T4乃至T7の期間が画像信号を画素100から出力させる期間である読み出し期間に該当する。同図の画像信号の生成においては、露光期間の一部が読み出し期間と重なる構成となる。なお、T6乃至T7の期間に出力された信号レベルの第2の画像信号からT4乃至T5の期間に出力されたリセットレベルの第2の画像信号を減算するCDSがカラム信号処理部13により行われる。これにより、第2の画像信号のオフセット誤差の影響を低減することができる。
【】
[ローカルシャッタ方式におけるフレームの形成]
図6は、本開示の実施形態に係るフレームの生成の一例を示す図である。同図は、ローカルシャッタ方式を適用する第2のフレームの生成の一例を表すタイミング図である。同図は、画素アレイ部11における行毎の第2の画像信号の生成手順を表したものである。同図の「リセット」、「露光」及び「読出」は、それぞれ、リセット期間401、露光期間402及び読み出し期間403を表す。これらを順に行うことにより、行毎に第2の画像信号が画素100から読み出される。これら、リセット期間401、露光期間402及び読み出し期間403は、行毎にタイミングをずらして行われる。信号線VSLは、画素アレイ部11の列に配置された画素100に共通に配線されるため、読み出し期間403のタイミングを行毎にずらす必要があるためである。
【】
これらの第2の画像信号の生成を画素アレイ部11の全ての行において行って第2の画像信号を生成することにより、第2のフレームを形成することができる。なお、同図に表したローカルシャッタ方式の撮像では、動きのある被写体の撮像において画像に歪みを生じる。行毎に露光のタイミングが異なるためである。一方、図4に表したように、ローカルシャッタ方式の撮像は簡便な制御により画像信号を生成することができるため、高速なフレームの生成が可能となる。このため、フレーム周波数を向上させることができる。また、消費電力を低減することもできる。
【】
[グローバルシャッタ方式の画像信号の生成]
図7は、本開示の実施形態に係る画像信号の生成の一例を示す図である。同図は、グローバルシャッタ方式を適用する第1の画像信号の生成の一例を表すタイミング図である。同図は、図5と共通の表記を使用する。
【】
初期状態において、信号線SW、信号線TRG、信号線PC、信号線SEL、信号線RB、信号線S1及び信号線S2は、値「0」となる。また、信号線RSTは、値「1」となる。なお、信号線SELRは、常時値「0」となる。
【】
T21において、信号線SWにオン信号が印加され、第1の選択部119が導通状態になる。また、信号線TRGにオン信号が印加され、電荷転送部115が導通状態になる。また、信号線PCに所定のバイアス電圧が印加され、MOSトランジスタ141が第1の出力ノード101に定電流を供給する。第1のリセット部116及び電荷転送部115が導通状態になるため、光電変換部111及び電荷保持部112がリセットされる。
【】
T22において、信号線RBにオン信号が印加され、第2のリセット部121が導通の状態になる。また、信号線S1にオン信号が印加され、第1のスイッチ素子135が導通状態になる。また、信号線S2にオン信号が印加され、第2のスイッチ素子136が導通状態になる。T21乃至T22の期間に電荷保持部112がリセットされるとともに第1の容量素子131及び第2の容量素子132もリセットされる。また、第2の出力ノード102が電源線Vregの電圧であるVREGになる。
【】
T23において、信号線RSTのオン信号の印加が停止され、第1のリセット部116が非導通の状態になる。また、信号線TRGへのオン信号の印加が停止され、電荷転送部115が非導通の状態になる。また、信号線S2のオン信号の印加が停止され、第2のスイッチ素子136が非導通の状態になる。これにより、光電変換部111及び電荷保持部112のリセットが終了する。このリセットは、全画素100において同時に実行されるグローバルリセットに該当する。このリセットの終了に伴って露光期間が開始され、光電変換により生成された電荷が光電変換部111に蓄積される。第1の出力ノード101には、リセットレベルが出力される。このため、第1の容量素子131は、リセットレベルに充電される。
【】
T24において、信号線RBへのオン信号の印加が停止され、第2のリセット部121が非導通の状態になる。これにより、第1の容量素子131にリセットレベルが保持される。
【】
T25において、信号線S1へのオン信号の印加が停止され、第1のスイッチ素子135が非導通の状態になる。
【】
T26において、信号線TRGにオン信号が印加され、電荷転送部115が導通状態になる。これにより、光電変換部111の電荷が電荷保持部112に転送される。また、信号線RBにオン信号が印加され、第2のリセット部121が導通状態になる。これにより、第2の出力ノード102がVREGになる。また、信号線S2にオン信号が印加され、第2のスイッチ素子136が導通状態になる。
【】
T27において、信号線TRGへのオン信号の印加が停止され、電荷転送部115が非導通の状態になる。第1の出力ノード101には、信号レベルが出力される。このため、第2の容量素子132は、信号レベルに充電される。
【】
T28において、信号線RBへのオン信号の印加が停止され、第2のリセット部121が非導通の状態になる。これにより、第2の容量素子132に画像信号レベルが保持される。
【】
T29において、信号線S2へのオン信号の印加が停止され、第2のスイッチ素子136が非導通の状態になる。
【】
T30において、信号線SWへのオン信号の印加が停止され、第1の選択部119が非導通の状態になる。また、信号線RSTにオン信号が印加され、第1のリセット部116が導通状態になる。
【】
T31において、信号線PCへのバイアス電圧の印加が停止される。これにより、MOSトランジスタ141が非導通の状態になる。
【】
T32において、信号線SWにオン信号が印加され、第1の選択部119が導通状態になる。
【】
T33において、信号線SELにオン信号が印加され、第2の選択部123が導通状態になる。また、信号線RBにオン信号が印加され、第2のリセット部121が導通状態になる。これにより、第2の出力ノード102がVREGの電圧にリセットされる。
【】
T34において、信号線RBへのオン信号の印加が停止され、第2のリセット部121が非導通の状態になる。また、信号線S1にオン信号が印加され、第1のスイッチ素子135が導通状態になる。第1のリセット部116が導通状態のため、第2の出力ノード102は、VREGにリセットレベルが重畳された電圧になる。この電圧に応じた画像信号が第2の増幅部122により生成され、信号線VSLに出力される。この画像信号は、リセットレベルの第1の画像信号に該当する。同図の「C」は、リセットレベルの第1の画像信号を表す。
【】
T35において、信号線S1へのオン信号の印加が停止され、第1のスイッチ素子135が非導通の状態になる。また、信号線RBにオン信号が印加され、第2のリセット部121が導通状態になる。これにより、第2の出力ノード102がVREGの電圧にリセットされる。
【】
T36において、信号線RBへのオン信号の印加が停止され、第2のリセット部121が非導通の状態になる。また、信号線S2にオン信号が印加され、第2のスイッチ素子136が導通状態になる。第2の出力ノード102は、VREGに信号レベルが重畳された電圧になる。この電圧に応じた画像信号が第2の増幅部122により生成され、画像信号として信号線VSLに出力される。この画像信号は、信号レベルの第1の画像信号に該当する。同図の「D」は、信号レベルの第1の画像信号を表す。
【】
T37において、信号線SWへのオン信号の印加が停止され、第1の選択部119が非導通の状態になる。また、信号線SELへのオン信号の印加が停止され、第2の選択部123が非導通の状態になる。また、信号線S2へのオン信号の印加が停止され、第2のスイッチ素子136が非導通の状態になる。
【】
T21乃至T31の手順を画素アレイ部11の全ての行について順次実行する。これにより、1画面分の画像信号を生成することができる。また、T32乃至T37の期間が読み出し期間に該当する。なお、T36乃至T37の期間に出力された信号レベルの第1の画像信号からT34乃至T35の期間に出力されたリセットレベルの第1の画像信号を減算するCDSがカラム信号処理部13により行われる。これにより、VREG成分が除去される。また、第1の画像信号のオフセット誤差の影響を低減することができる。このオフセット誤差には、例えば、光電変換部111の近傍から漏洩した入射光により生成される電荷による誤差が該当する。上述の減算処理により、第1の容量素子131及び第2の容量素子132に共通に生成されるオフセットによる誤差が削減され、漏洩した入射光に基づく感度である寄生受光感度(PLS:Parasitic Light Sensitivity)を低減することができる。
【】
[グローバルシャッタ方式におけるフレームの形成]
図8は、本開示の実施形態に係るフレームの生成の一例を示す図である。同図は、グローバルシャッタ方式を適用する第1のフレームの生成の一例を表すタイミング図である。同図は、図6と同様に、画素アレイ部11における行毎の第1の画像信号の生成手順を表したものである。同図において、図6と同様の表記を使用する。
【】
同図に表したように、グローバルシャッタ方式では、リセット及び露光が画素アレイ部11の全ての画素100において同時に行われる。その後、読み出しを行毎に順次行って第1の画像信号を生成することにより、第1のフレームを形成することができる。
【】
このように、全ての画素100において露光を同時に行うグローバルシャッタ方式の撮像では、ローカルシャッタ方式の撮像のような歪みの発生を防ぐことができる。一方、グローバルシャッタ方式は、ローカルシャッタ方式と比較して撮像の手順が複雑になるため、フレームの生成に時間が掛かる。このため、フレーム周波数が低くなる。
【】
[周辺地図生成]
図9は、本開示の実施形態に係る周辺地図生成の一例を示す図である。同図は、自己位置推定部50における周辺地図の生成の一例を表す流れ図である。
【】
まず、自己位置推定部50は、初期化の処理を行う(ステップS100)。この初期化では、使用する座標系における初期位置及び初期地図の取得を行う。次に、自己位置推定部50は、トラッキングの処理を行う(ステップS101)。このトラッキングは、1フレーム前の第1のフレームと新たに生成された第1のフレームとの比較を行って位置の推定を行う処理である。このトラッキングの処理と平行して、自己位置推定部50は、マッピングの処理を行う(ステップS102)。このマッピングは、トラッキングの処理の際に第1のフレームから検出した特徴点を座標系にマッピングすることにより行うことができる。
【】
次に、自己位置推定部50は、周辺地図の生成処理を終了するか否かを判断し(ステップS103)、終了しない場合(ステップS103,No)、ステップS101及びS102へ戻り、以降の動作を継続する。一方、終了する場合(ステップS103,Yes)、周辺地図の生成処理を終了する。
【】
[情報処理手順]
図10は、本開示の第1の実施形態に係る処理方法の一例を示す図である。同図は、身体装着型端末1における処理の手順を表す流れ図である。同図は、注目物体として手指を検出し、ジェスチャ認識を行う場合の例を表したものである。
【】
まず、画素アレイ部11の画素100をグローバルシャッタの制御に切り替える(ステップS130)。これは、画素制御部30がグローバルシャッタ方式の制御に切り替えることにより行うことができる。次に、第1のフレームを生成する(ステップS131)。これは、画素100が生成した第1の画像信号に基づいて画像生成部40が第1のフレームを生成することにより行うことができる。次に、自己位置推定部50が第1のフレームから周辺地図を生成する(ステップS132)。次に、画素アレイ部11の画素100をローカルシャッタの制御に切り替える(ステップS133)。
【】
次に、第2のフレームを生成する(ステップS134)。これは、画素100が生成した第2の画像信号に基づいて画像生成部40が第2のフレームを生成することにより行うことができる。次に、物体検出部60が注目物体を検出するか否かを判断する(ステップS135)。その結果、注目物体が検出されない場合は(ステップS135,No)、ステップS130の処理に移行する。一方、注目物体が検出される場合には(ステップS135,Yes)、ステップS136の処理に移行する。
【】
ステップS136において、制御部70は、注目物体が手指であるかを認識する(ステップS136)。次に、制御部70は、認識した手指のトラッキングを行う(ステップS137)。次に、制御部70は、トラッキングの結果に基づいてジェスチャ認識を行う(ステップS138)。その後、制御部70は、表示部6に対して周辺地図の表示及びジェスチャ認識の結果の表示を行わせることができる。
【】
以上の手順により、周辺地図を生成して表示させることができる。また、注目物体の検出を更に行い、注目物体に基づく画像を周辺地図に重畳させて表示させることができる。
【】
なお、ステップS130乃至ステップS132の処理とステップS133乃至ステップS134の処理とは、順序を逆にすることもできる。また、ステップS136乃至ステップS138の処理の代わりに、第2のフレームに基づく画像を表示部6に表示させる処理を行うこともできる。身体装着型端末1の使用者は外界の景色を見ることができないため、使用者の要求に応じて撮像素子3にて撮像した外界の画像を表示部6に表示させる処理を行うこともできる。
【】
図11は、本開示の実施形態に係る処理方法の他の例を示す図である。同図は、慣性計測部2から出力される動きの情報に基づいて外界の画像の動きを表すグローバルモーションの補完を行い、補完後のグローバルモーションを使用して自己位置を推定する場合の例を表したものである。
【】
まず、画素アレイ部11の画素100をグローバルシャッタの制御に切り替える(ステップS160)。次に、第1のフレームを生成する(ステップS161)。次に、第1のフレームからグローバルモーションを取得する(ステップS162)。この処理は、例えば、制御部70が行う。次に、グローバルモーションデータの補完を行う(ステップS163)。これは、慣性計測部2により生成された動き情報に基づいて複数の第1のフレームからなるグローバルモーションを補完することにより行うことができる。次に、補完されたグローバルモーションに基づいて、自己位置推定部50が自己位置の推定を行い(ステップS164)、周辺地図を生成する。
【】
次に、画素アレイ部11の画素100をローカルシャッタの制御に切り替える(ステップS165)。次に、第2のフレームを生成する(ステップS166)。次に、物体検出部60が注目物体を検出するか否かを判断する(ステップS167)。その結果、注目物体が検出されない場合は(ステップS167,No)、ステップS160の処理に移行する。一方、注目物体が検出される場合には(ステップS167,Yes)、ステップS168の処理に移行する。
【】
ステップS168において、制御部70は、注目物体が手指であるかを認識し(ステップS168)、認識した手指のトラッキングを行い(ステップS169)、トラッキングの結果に基づいてジェスチャ認識を行う(ステップS170)。その後、制御部70は、表示部6に対して周辺地図の表示及びジェスチャ認識の結果の表示を行わせることができる。
【】
このように、本開示の実施形態の身体装着型端末1は、ローカルシャッタ方式及びグローバルシャッタ方式を切り替えて撮像を行う撮像素子3を使用してそれぞれの撮像方式に基づく画像(フレーム)を生成することができる。周辺地図の生成処理のための画像にグローバルシャッタ方式により生成された第1のフレームを適用する。この第1のフレームは、フレームの各部の時間軸にずれのない画像が得られるため、自己位置の推定や周辺地図の生成を高精度に行うことができる。また、注目物体の検出処理のための画像にローカルシャッタ方式により生成された第2のフレームを適用することにより、注目物体の検出処理を高速に行うとともに消費電力を低減することができる。このように、身体装着型端末1は、アプリケーションに応じてローカルシャッタ方式及びグローバルシャッタ方式を切り替えて画像を生成することができる。なお、ステップS163における動き情報に基づく複数の第1のフレームからなるグローバルモーションの補完は、請求の範囲に記載の動き情報に基づく周辺地図の補正の一例である。
【】
(2.第2の実施形態)
上述の第1の実施形態の身体装着型端末1は、1つの撮像素子3を備えていた。これに対し、本開示の第2の実施形態の身体装着型端末1は、複数の撮像素子3を備える点で、上述の第1の実施形態と異なる。
【】
[身体装着型端末]
図12は、本開示の第2の実施形態に係る身体装着型端末の一例を示す図である。同図は、図1と同様に、身体装着型端末1の外観を表す図である。撮像素子3a及び撮像素子3bが配置される点で、図1の身体装着型端末1と異なる。
【】
同図の身体装着型端末1は、筐体10の左右に撮像素子3a及び撮像素子3bが配置される。これにより、ステレオに対応する画像(フレーム)を生成することができる。
【】
[身体装着型端末の構成]
図13は、本開示の第2の実施形態に係る身体装着型端末の構成例を示す図である。同図は、図3と同様に、身体装着型端末1の構成例を表す図である。同図の身体装着型端末1は、撮像素子3a及び撮像素子3bを備える点で、図3の身体装着型端末1と異なる。なお、同図において撮像素子3a及び撮像素子3bの記載を簡略化している。
【】
同図の画素制御部30は、撮像素子3a及び撮像素子3bの制御を行う。また、同図の画像生成部40は、撮像素子3a及び撮像素子3b毎に第1のフレーム及び第2のフレームを生成する。また、自己位置推定部50は、撮像素子3a及び撮像素子3b毎の第1のフレームから周辺地図を生成する。また、物体検出部60は、撮像素子3a及び撮像素子3b毎の第2のフレームから注目物体を検出することができる。
【】
これ以外の身体装着型端末1の構成は本開示の第1の実施形態における身体装着型端末1の構成と同様であるため、説明を省略する。
【】
このように、本開示の第2の実施形態の身体装着型端末1は、撮像素子3a及び撮像素子3bにより生成された画像信号に基づいて第1のフレーム及び第2のフレームを生成する。ステレオに対応する画像により、奥行きの情報を取得することができ、より精密な周辺地図の生成や注目物体の検出を行うことができる。
【】
(3.変形例)
上述の実施形態の撮像素子3は、他の構成を採ることもできる。撮像素子3の他の構成例について説明する。
【】
[画素の構成]
図14は、本開示の実施形態の変形例に係る画素の構成例を示す図である。同図は、図3と同様に、画素100の構成例を表す回路図である。
【】
同図の受光部110は、電荷排出部114、結合部117及び第2の電荷保持部113を更に備える。電荷排出部114及び結合部117には、nチャネルMOSトランジスタを適用することができる。電荷排出部114のドレインは電源線Vddに接続され、ソースは光電変換部111のカソードに接続される。電荷排出部114のゲートは、信号OFGに接続される。結合部117のドレインは第1のリセット部116のソースに接続され、ソースは電荷転送部115のドレイン、第1の増幅部118のゲート及び電荷保持部112の一端に接続される。結合部117のゲートは、信号線FDGに接続される。第2の電荷保持部113は、結合部117のドレインと接地線との間に接続される。
【】
電荷排出部114は、光電変換部111をリセットするMOSトランジスタである。この電荷排出部114は、光電変換部111の電荷を電源線Vddに排出することにより、光電変換部111のリセットを行う。この電荷排出部114を配置することにより、電荷保持部112に電荷が保持されている期間に光電変換部111をリセットすることができ、次の撮像における露光の開始を早めることができる。
【】
第2の電荷保持部113は、光電変換部111に光電変換により生成される電荷を保持するものである。この第2の電荷保持部113は、電荷保持部112に結合される場合に、電荷を保持する。
【】
結合部117は、電荷保持部112及び第2の電荷保持部113を結合するものである。この結合部117は、第2の電荷保持部113を電荷保持部112に並列に接続することにより、第2の電荷保持部113を電荷保持部112に結合する。この結合により、光電変換部111により生成される電荷の保持容量を増加させることができ、感度を調整することができる。
【】
同図の定電流回路140は、MOSトランジスタ142を更に備える。MOSトランジスタ142のドレインはMOSトランジスタ141のソースに接続され、ソースは接地される。MOSトランジスタ142のゲートは、信号線VBに接続される。
【】
信号線VBには、信号線PCと同様に、バイアス電圧が印加される。MOSトランジスタ142は、このバイアス電圧に応じた定電流を供給する。MOSトランジスタ141及び142を直列接続し、それぞれのゲートにそれぞれバイアス電圧を供給することにより、定電流回路140を低ノイズ化することができる。また、電源電圧が変動した場合の出力電流の変動を低減することができる。
【】
また、同図の画素100は、複数の異なる半導体チップに分割して配置することができる。同図は、受光部チップ200及び回路チップ250に分割する例を表したものである。受光部チップ200には、受光部110が配置される。回路チップ250には、定電流回路140、信号レベル保持部130、第1の画像信号生成部120及び第2の画像信号生成部150が配置される。これら受光部チップ200及び回路チップ250を積層することもできる。この場合には、画素100の面積を縮小することができる。
【】
また、第1の画像信号生成部120及び第2の画像信号生成部150を複数の画素100で共有する構成を採ることもできる。
【】
[画素の他の構成]
図15は、本開示の実施形態の変形例に係る画素の他の構成例を示す図である。同図は、図14と同様に、画素100の構成例を表す回路図である。
【】
同図の画素100は、光電変換部511と、電荷保持部512と、電荷転送部515と、第1のリセット部516と、第1の増幅部518と、MOSトランジスタ541と、第2のリセット部521と、第2の増幅部522と、選択部523とを備える。また、同図の画素100は、サンプリング部539と、第1の容量素子531と、第2の容量素子532と、MOSトランジスタ551とを更に備える。
【】
光電変換部511、電荷保持部512、電荷転送部515及び第1のリセット部516は、図4の光電変換部111、電荷保持部112、電荷転送部115及び第1のリセット部116と同様であるため説明を省略する。また、第1の増幅部518、MOSトランジスタ541、第2のリセット部521及び第2の増幅部522は、図4の第1の増幅部118、MOSトランジスタ141、第2のリセット部121及び第2の増幅部122と同様であるため、説明を省略する。選択部523は、図4の第2の選択部123と同様であるため、説明を省略する。
【】
サンプリング部539は、第1の容量素子531及び第2の容量素子532と第1の増幅部518のソースとの間を開閉するものである。このサンプリング部539には、nチャネルMOSトランジスタを適用することができる。第1の容量素子531は、サンプリング部539及び第2の増幅部522の間に接続される。第2の容量素子532は、サンプリング部539のソースと接地線との間に接続される。また、MOSトランジスタ551は第1の増幅部518のソースと出力信号線VSLの間に接続される。同図の回路においては、第1の増幅部518のソースに接続されるノードが第1の出力ノード101に該当し、第2の容量素子531と第2の増幅部522のゲートとの間のノードが第2の出力ノード102に該当する。
【】
同図の画素100においては、サンプリング部539、第1の容量素子531及び第2の容量素子532の回路が信号レベル保持部130を構成する。第1の増幅部518が第1の出力ノード101にリセットレベルを出力する際、第2のリセット部521及びサンプリング部539が導通する。これにより、第1の容量素子531にリセットレベルが保持される。次に、第1の増幅部518が第1の出力ノード101に信号レベルを出力する際には、第2のリセット部521が非導通の状態にしながらサンプリング部539を導通させる。これにより、第2の容量素子532に信号レベルが保持される。その後、サンプリング部539を非導通の状態にする。これにより、第2の出力ノード102には、第2の容量素子532及び第1の容量素子531のそれぞれの電圧が重畳された電圧が印加される。この電圧は、信号レベルからリセットレベルが減算された電圧に相当する。第1の画像信号生成部120を構成する第2の増幅部522及び選択部523により、第2の出力ノード102の電圧に応じた第1の画像信号が生成される。
【】
同図のMOSトランジスタ551は、第2の画像信号生成部150を構成する。このMOSトランジスタ551は、第1の出力ノード101の電圧レベルを第2の画像信号として信号線VSLに出力する。
【】
同図の画素100においても、信号レベル保持部130及び第1の画像信号生成部120は、グローバルシャッタ方式の撮像の際に使用することができる。また、第2の画像信号生成部150は、ローカルシャッタ方式の撮像の際に使用することができる。
【】
(効果)
本開示に係る身体装着型端末1は、画素アレイ部11と、画素制御部30と、画像生成部40と、自己位置推定部50と、物体検出部60と、表示部6と、制御部70とを有する。画素アレイ部11は、入射光の露光を行って露光量に応じた電圧レベルを出力する受光部110、受光部110から出力された電圧レベルを保持する信号レベル保持部130、信号レベル保持部130に保持された電圧レベルに応じた信号である第1の画像信号を生成する第1の画像信号生成部120及び受光部110から出力された電圧レベルに応じた信号である第2の画像信号を生成する第2の画像信号生成部150を備える画素100が2次元行列状に配置される。画素制御部30は、画素100に対して、受光部110における入射光の露光及び当該露光の後に出力される電圧レベルに基づく第2の画像信号生成部150における第2の画像信号の生成を画素アレイ部11の行毎にタイミングをずらして順次行わせるローカルシャッタと、受光部110における入射光の露光及び当該露光の後に出力される電圧レベルの信号レベル保持部130への保持を画素アレイ部11に配置された画素100において同時に行うとともに第1の画像信号生成部120における第1の画像信号の生成を画素アレイ部11の行毎にタイミングをずらして順次行わせるグローバルシャッタとを行う。画像生成部40は、第1の画像信号に基づく画像である第1のフレーム及び第2の画像信号に基づく画像である第2のフレームを生成する。自己位置推定部50は、第1のフレームから周辺地図を生成する。物体検出部60は、第2のフレームから注目物体を検出して注目物体情報を生成する。表示部6は、周辺地図及び注目物体情報を表示する。制御部70は、画素制御部30にグローバルシャッタの制御を行わせるとともに画像生成部40に第1のフレームを生成させる第1のフレーム生成制御、自己位置推定部50に周辺地図を生成させる周辺地図生成制御、画素制御部30にローカルシャッタの制御を行わせるとともに画像生成部40に第2のフレームを生成させる第2のフレーム生成制御、物体検出部60に注目物体情報を生成させる注目物体検出制御並びに周辺地図及び注目物体情報を表示部6に表示させる表示制御を行う。これにより、画素100におけるローカルシャッタ方式の撮像とグローバルシャッタ方式の撮像とをアプリケーションに応じて切り替えることができる。
【】
受光部110は、入射光の光電変換を行う光電変換部111、光電変換により生成された電荷を保持する電荷保持部112、露光期間に光電変換により生成された電荷を電荷保持部112に転送する電荷転送部115、電荷保持部112に保持された電荷に応じた電圧レベルを出力する増幅部118及び電荷保持部112をリセットするリセット部116を備えてもよい。
【】
受光部110は、露光の期間に生成された電荷が電荷保持部112に保持される際の電圧レベルである信号レベル及びリセット部116によりリセットされた後の電圧レベルであるリセットレベルを出力し、信号レベル保持部130は、出力された信号レベル及び出力されたリセットレベルをそれぞれ保持し、第1の画像信号生成部120は、保持された信号レベル及び保持されたリセットレベルに応じた第1の画像信号を生成し、第2の画像信号生成部150は、出力された信号レベル及び出力されたリセットレベルに応じた第2の画像信号を生成してもよい。これにより、リセットレベルをオフセット分として抽出することができる。
【】
信号レベルに応じた第1の画像信号からリセットレベルに応じた第1の画像信号を減算する処理と信号レベルに応じた第2の画像信号からリセットレベルに応じた第2の画像信号を減算する処理とを行う画像信号処理部を更に有し、画像生成部40は、画像信号処理部により処理された第1の画像信号に基づいて第1のフレームを生成し、画像信号処理部により処理された第2の画像信号に基づいて第2のフレームを生成してもよい。これにより、信号レベルのオフセット誤差を削除することができる。
【】
自身の身体装着型端末1の動きの情報である動き情報を生成する慣性計測部2を更に有し、制御部70は、慣性計測部2に動き情報を生成させる動き情報生成制御及び生成された動き情報に基づいて周辺地図を補正する周辺地図補正制御を更に行ってもよい。
【】
制御部70は、注目物体の動きを検出する動き検出制御を更に行ってもよい。
【】
また、複数の画素アレイ部11を有し、画像生成部40は、複数の画素アレイ部11毎の第1のフレーム及び第2のフレームを生成し、自己位置推定部50は、複数の画素アレイ部11毎の第1のフレームから周辺地図を生成し、物体検出部60は、複数の画素アレイ部11毎の第2のフレームから注目物体を検出してもよい。
【】
自身の身体装着型端末1は、身体の頭部に装着する端末装置に構成され、画素アレイ部11は、身体の視野方向の被写体に基づく第1の画像信号及び第2の画像信号を生成してもよい。
【】
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
【】
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
入射光の露光を行って露光量に応じた電圧レベルを出力する受光部、前記受光部から出力された電圧レベルを保持する信号レベル保持部、前記信号レベル保持部に保持された電圧レベルに応じた信号である第1の画像信号を生成する第1の画像信号生成部及び前記受光部から出力された電圧レベルに応じた信号である第2の画像信号を生成する第2の画像信号生成部を備える画素が2次元行列状に配置された画素アレイ部と、
前記画素に対して、前記受光部における前記入射光の露光及び当該露光の後に出力される前記電圧レベルに基づく前記第2の画像信号生成部における前記第2の画像信号の生成を前記画素アレイ部の行毎にタイミングをずらして順次行わせるローカルシャッタと、前記受光部における前記入射光の露光及び当該露光の後に出力される前記電圧レベルの前記信号レベル保持部への保持を前記画素アレイ部に配置された前記画素において同時に行うとともに前記第1の画像信号生成部における前記第1の画像信号の生成を前記画素アレイ部の行毎にタイミングをずらして順次行わせるグローバルシャッタとを行う画素制御部と、
前記第1の画像信号に基づく画像である第1のフレーム及び前記第2の画像信号に基づく画像である第2のフレームを生成する画像生成部と、
前記第1のフレームから周辺地図を生成する自己位置推定部と、
前記第2のフレームから注目物体を検出して注目物体情報を生成する物体検出部と、
前記周辺地図及び前記注目物体情報を表示する表示部と、
前記画素制御部に前記グローバルシャッタの制御を行わせるとともに前記画像生成部に前記第1のフレームを生成させる第1のフレーム生成制御、前記自己位置推定部に前記周辺地図を生成させる周辺地図生成制御、前記画素制御部に前記ローカルシャッタの制御を行わせるとともに前記画像生成部に前記第2のフレームを生成させる第2のフレーム生成制御、前記物体検出部に前記注目物体情報を生成させる注目物体検出制御及び前記周辺地図及び前記注目物体情報を前記表示部に表示させる表示制御を行う制御部と
を有する身体装着型端末。
(2)
前記受光部は、前記入射光の光電変換を行う光電変換部、前記光電変換により生成された電荷を保持する電荷保持部、露光期間に前記光電変換により生成された電荷を前記電荷保持部に転送する電荷転送部、前記電荷保持部に保持された電荷に応じた電圧レベルを出力する増幅部及び前記電荷保持部をリセットするリセット部を備える
前記(1)に記載の身体装着型端末。
(3)
前記受光部は、露光の期間に生成された電荷が前記電荷保持部に保持される際の前記電圧レベルである信号レベル及び前記リセット部によりリセットされた後の前記電圧レベルであるリセットレベルを出力し、
前記信号レベル保持部は、前記出力された信号レベル及び前記出力されたリセットレベルをそれぞれ保持し、
前記第1の画像信号生成部は、前記保持された信号レベル及び前記保持されたリセットレベルに応じた前記第1の画像信号を生成し、
前記第2の画像信号生成部は、前記出力された信号レベル及び前記出力されたリセットレベルに応じた前記第2の画像信号を生成する
前記(2)に記載の身体装着型端末。
(4)
前記信号レベルに応じた前記第1の画像信号から前記リセットレベルに応じた前記第1の画像信号を減算する処理と前記信号レベルに応じた前記第2の画像信号から前記リセットレベルに応じた前記第2の画像信号を減算する処理とを行う画像信号処理部
を更に有し、
前記画像生成部は、前記画像信号処理部により処理された前記第1の画像信号に基づいて前記第1のフレームを生成し、前記画像信号処理部により処理された前記第2の画像信号に基づいて前記第2のフレームを生成する
前記(3)に記載の身体装着型端末。
(5)
自身の身体装着型端末の動きの情報である動き情報を生成する動き検出部を更に有し、
前記制御部は、前記動き検出部に前記動き情報を生成させる動き情報生成制御及び前記生成された動き情報に基づいて前記周辺地図を補正する周辺地図補正制御を更に行う
前記(1)から(4)の何れかに記載の身体装着型端末。
(6)
前記制御部は、前記注目物体動きを検出す動き検出制御を更に行う
前記(1)から(5)の何れかに記載の身体装着型端末。
(7)
複数の前記画素アレイ部を有し、
前記画像生成部は、複数の前記画素アレイ部毎の前記第1のフレーム及び前記第2のフレームを生成し、
前記自己位置推定部は、複数の前記画素アレイ部毎の前記第1のフレームから前記周辺地図を生成し、
前記物体検出部は、複数の前記画素アレイ部毎の前記第2のフレームから前記注目物体を検出する
前記(1)から(6)の何れかに記載の身体装着型端末。
(8)
自身の身体装着型端末は、身体の頭部に装着する端末装置に構成され、
前記画素アレイ部は、前記身体の視野方向の被写体に基づく前記第1の画像信号及び前記第2の画像信号を生成する
前記(1)から(7)の何れかに記載の身体装着型端末。
(9)
入射光の露光を行って露光量に応じた電圧レベルを出力する受光部、前記受光部から出力された電圧レベルを保持する信号レベル保持部、前記信号レベル保持部に保持された電圧レベルに応じた信号である第1の画像信号を生成する第1の画像信号生成部及び前記受光部から出力された電圧レベルに応じた信号である第2の画像信号を生成する第2の画像信号生成部を備える画素が2次元行列状に配置された画素アレイ部と、
前記画素に対して、前記受光部における前記入射光の露光及び当該露光の後に出力される前記電圧レベルに基づく前記第2の画像信号生成部における前記第2の画像信号の生成を前記画素アレイ部の行毎にタイミングをずらして順次行わせるローカルシャッタと、前記受光部における前記入射光の露光及び当該露光の後に出力される前記電圧レベルの前記信号レベル保持部への保持を前記画素アレイ部に配置された前記画素において同時に行うとともに前記第1の画像信号生成部における前記第1の画像信号の生成を前記画素アレイ部の行毎にタイミングをずらして順次行わせるグローバルシャッタとを行う画素制御部と、
前記第1の画像信号に基づく画像である第1のフレーム及び前記第2の画像信号に基づく画像である第2のフレームを生成する画像生成部と、
前記第1のフレームから周辺地図を生成する自己位置推定部と、
前記第2のフレームから注目物体を検出して注目物体情報を生成する物体検出部と、
前記周辺地図及び前記注目物体情報を表示する表示部と、
前記画素制御部に前記グローバルシャッタの制御を行わせるとともに前記画像生成部に前記第1のフレームを生成させる第1のフレーム生成制御、前記自己位置推定部に前記周辺地図を生成させる周辺地図生成制御、前記画素制御部に前記ローカルシャッタの制御を行わせるとともに前記画像生成部に前記第2のフレームを生成させる第2のフレーム生成制御、前記物体検出部に前記注目物体情報を生成させる注目物体検出制御及び前記周辺地図及び前記注目物体情報を前記表示部に表示させる表示制御を行う制御部と
を有する情報処理システム。
(10)
前記受光部は、前記入射光の光電変換を行う光電変換部、前記光電変換により生成された電荷を保持する電荷保持部、露光期間に前記光電変換により生成された電荷を前記電荷保持部に転送する電荷転送部、前記電荷保持部に保持された電荷に応じた電圧レベルを出力する増幅部及び前記電荷保持部をリセットするリセット部を備える
前記(9)に記載の情報処理システム。
(11)
前記受光部は、露光の期間に生成された電荷が前記電荷保持部に保持される際の前記電圧レベルである信号レベル及び前記リセット部によりリセットされた後の前記電圧レベルであるリセットレベルを出力し、
前記信号レベル保持部は、前記出力された信号レベル及び前記出力されたリセットレベルをそれぞれ保持し、
前記第1の画像信号生成部は、前記保持された信号レベル及び前記保持されたリセットレベルに応じた前記第1の画像信号を生成し、
前記第2の画像信号生成部は、前記出力された信号レベル及び前記出力されたリセットレベルに応じた前記第2の画像信号を生成する
前記(10)に記載の情報処理システム。
(12)
前記信号レベルに応じた前記第1の画像信号から前記リセットレベルに応じた前記第1の画像信号を減算する処理と前記信号レベルに応じた前記第2の画像信号から前記リセットレベルに応じた前記第2の画像信号を減算する処理とを行う画像信号処理部
を更に有し、
前記画像生成部は、前記画像信号処理部により処理された前記第1の画像信号に基づいて前記第1のフレームを生成し、前記画像信号処理部により処理された前記第2の画像信号に基づいて前記第2のフレームを生成する
前記(11)に記載の情報処理システム。
(13)
自身の情報処理システムの動きの情報である動き情報を生成する動き検出部を更に有し、
前記制御部は、前記動き検出部に前記動き情報を生成させる動き情報生成制御及び前記生成された動き情報に基づいて前記周辺地図を補正する周辺地図補正制御を更に行う
前記(9)から(12)の何れかに記載の情報処理システム。
(14)
前記制御部は、前記注目物体の動きを検出す動き検出制御を更に行う
前記(9)から(13)の何れかに記載の情報処理システム。
(15)
複数の前記画素アレイ部を有し、
前記画像生成部は、複数の前記画素アレイ部毎の前記第1のフレーム及び前記第2のフレームを生成し、
前記自己位置推定部は、複数の前記画素アレイ部毎の前記第1のフレームから前記周辺地図を生成し、
前記物体検出部は、複数の前記画素アレイ部毎の前記第2のフレームから前記注目物体を検出する
前記(9)から(14)の何れかに記載の情報処理システム。
(16)
自身の情報処理システムは、身体の頭部に装着するシステムに構成され、
前記画素アレイ部は、前記身体の視野方向の被写体に基づく前記第1の画像信号及び前記第2の画像信号を生成する
前記(9)から(15)の何れかに記載の情報処理システム。
【符号の説明】
【】
1 身体装着型端末
2 慣性計測部
3、3a、3b 撮像素子
6 表示部
11 画素アレイ部
12 垂直駆動部
13 カラム信号処理部
30 画素制御部
40 画像生成部
50 自己位置推定部
60 物体検出部
70 制御部
100 画素
110 受光部
111、511 光電変換部
112、512 電荷保持部
114 電荷排出部
115、515 電荷転送部
116、516 第1のリセット部
118、518 第1の増幅部
119 第1の選択部
120 第1の画像信号生成部
121、521 第2のリセット部
122、522 第2の増幅部
123 第2の選択部
130 信号レベル保持部
131、531 第1の容量素子
132、532 第2の容量素子
135 第1のスイッチ素子
136 第2のスイッチ素子
150 第2の画像信号生成部
151、551 MOSトランジスタ
523 選択部
539 サンプリング部
【図】
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