特許7930799IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

制振構造

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、同調を実現するために免震層を設けてしまうと、例えば、建物高さ制限のある地域では、1層分の居室面積が減少してしまい、建物価値の低下を招くという問題がある。また、同調を実現するために柱や梁の断面サイズや接合形式を調整しようとしても、例えば、建物の間口が狭く1スパンや2スパンで構成される架構では、調整できる柱や梁そのものの数が少なく、調整が困難なことがある。また、定点理論に従って柔層から上部と柔層よりも下部とを最適同調させ(定点の高さを揃え)ようとして柔層の層剛性を極端に低下させてしまうと、日常的な風や交通振動といった外乱に対して揺れやすくなり居住性を損なってしまうという問題もあった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するため、本発明に係る制振構造は、建物の中間層に設けられた回転慣性質量ダンパーと、前記建物の中間層に前記回転慣性質量ダンパーと並列に設けられた減衰要素と、を有し、前記回転慣性質量ダンパーおよび前記減衰要素の諸元は、前記建物の1次振動モード形を2つに分割するとともに、2つに分割された1次振動モード形について前記回転慣性質量ダンパーが設けられた層から上側の層と、前記回転慣性質量ダン・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、免震層を設けたり、柱や梁の断面サイズや接合形式を調整したりすることなく、地震や風荷重で生じる応答を低減できる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の実施形態による制振構造を示す図である。
【図2】 回転慣性質量ダンパーの有、無しの共振曲線のグラフである。
【図3】 回転慣性質量ダンパー、減衰要素、ギャップ付き鋼材ダンパーを並列したモデルの模式図である。
【図4】 回転慣性質量ダンパー、減衰要素、ギャップ付き鋼材ダンパーを並列したモデルの荷重変形関係の模式図(定常振動時)の模式図である。
【図5】 モデル建物(原構造)の諸元を示す表である。
【図6】 モデル建物(原構造)の固有周期を示す表である。
【図7】 本実施形態の制振構造のモデル建物の諸元を示す表である。
【図8】 本実施形態の制振構造のモデル建物の固有周期の諸元を示す表である。
【図9】 複素平面上で表した刺激関数(1次)の表である。
【図10】 モデル建物(原構造)および本実施形態の制振構造のモデル建物の12層共振曲線である。
【図11】 モデル建物(原構造)および本実施形態の制振構造のモデル建物の5層共振曲線である。
【図12】 モデル建物(原構造)および本実施形態の制振構造のモデル建物の3層共振曲線である。
【図13】 平面フレームモデルの模式図である。
【図14】 平面フレームモデルの諸元を示す表である。
【図15】 平面フレームモデルの固有値解析結果を示す表である。
【図16】 本実施形態の制振構造の平面フレームモデルにおける回転慣性質量ダンパーおよび減衰要素(オイルダンパー)配置と諸元を示す表である。
【図17】 入力地震動の擬似速度応答スペクトルのグラフである。
【図18】 等価せん断バネモデルに置換して求めた刺激関数の表である。
【図19】 等価せん断バネモデルに置換して求めた共振曲線(5層目)である。
【図20】 告示八戸Lv2の応答解析結果(層間変形角、加力方向)である。
【図21】 告示八戸Lv2の応答解析結果(層絶対加速度、加力方向)である。
【図22】 告示八戸Lv2の応答解析結果(層相対変位、加力方向)である。
【図23】 告示八戸Lv2の応答解析結果(転倒モーメント、加力方向)である。
【図24】 告示ランダムLv2の応答解析結果(層間変形角、加力方向)である。
【図25】 告示ランダムLv2の応答解析結果(層絶対加速度、加力方向)である。
【図26】 告示ランダムLv2の応答解析結果(層相対変位、加力方向)である。
【図27】 告示ランダムLv2の応答解析結果(転倒モーメント、加力方向)である。

代表図 図1本件の代表的な図

1 制振構造 2 建物 3 回転慣性質量ダンパー 4 減衰要素 5 フェールセーフ装置 21 中間層 24 柔層 27 上側の層 28 下側の層

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