(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-12
(54)【発明の名称】腹筋運動器具
(51)【国際特許分類】
A63B 23/02 20060101AFI20220104BHJP
【FI】
A63B23/02 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2019558572
(86)(22)【出願日】2019-08-22
(85)【翻訳文提出日】2019-12-18
(86)【国際出願番号】 EP2019072458
(87)【国際公開番号】W WO2020078605
(87)【国際公開日】2020-04-23
(32)【優先日】2018-10-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519269396
【氏名又は名称】ハイ ストリート ティービー (グループ) リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】ヒューム,ジョシュ
(72)【発明者】
【氏名】モデスト,ルーク
(57)【要約】
第1の管部材と、第1の管部材に対して可動である第2の管部材と、第2の管部材の下方向の動きに抵抗し、第2の管部材を第1の管部材に対して上方向に動かす弾性部材と、第1の管部材の上端においてそれぞれ第1の管部材の第1および第2の側面に配置された、それぞれ第1および第2の表面に対して器具を支持するための第1および第2の側部と、第2の管部材に取り付けられた、第2の管部材を押し下げるための頂部とを備える腹筋運動器具。
【選択図】
図1b
【特許請求の範囲】
【請求項1】
腹筋運動器具であって、
第1の管部材と、
前記第1の管部材に対して可動である第2の管部材と、
前記第2の管部材の下方向の動きに抵抗し、前記第2の管部材を前記第1の管部材に対して上方向に動かす弾性部材と、
前記第1の管部材の上端においてそれぞれ前記第1の管部材の第1および第2の側面に配置された、それぞれ第1および第2の表面に対して前記器具を支持するための第1および第2の側部と、
前記第2の管部材に取り付けられた、前記第2の管部材を押し下げるための頂部と
を備える腹筋運動器具。
【請求項2】
前記弾性部材は抵抗帯である、請求項1に記載の腹筋運動器具。
【請求項3】
前記抵抗帯の第1および第2の端部は、前記第1の管部材の外側にある第1および第2の取付け点にそれぞれ取り付けられ、前記抵抗帯は、前記第1および第2の取付け点よりも高い位置で前記第1の管部材を貫通し、または前記抵抗帯は前記第1の管部材の縁部を取り巻き、前記抵抗帯は、前記第2の管部材の下端において前記第2の管部材を貫通し、または取り巻く、請求項1~2のいずれか1項に記載の腹筋運動器具。
【請求項4】
前記第1および第2の管部材は、対向する第1および第2の側面および対向する第3および第4の側面を備える長方形状を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の腹筋運動器具。
【請求項5】
前記第1および第2の側面は、前記長方形状の長い方の側面を形成する、請求項4に記載の腹筋運動器具。
【請求項6】
少なくとも2つの抵抗帯を備える、請求項1~5のいずれか1項に記載の腹筋運動器具。
【請求項7】
2つの抵抗帯は、平行に配置され、前記第1の管部材の前記第1および第2の側面に取り付けられる、請求項6に記載の腹筋運動器具。
【請求項8】
前記抵抗が変更され得るように、様々な高さに複数の前記第1および/または第2の取付け点を備える、請求項1~7のいずれか1項に記載の腹筋運動器具。
【請求項9】
少なくとも3つの第1および第2の取付け点を備える、請求項8に記載の腹筋運動器具。
【請求項10】
前記第1および第2の側部は、前記運動方向が調整可能であるように回転可能である、請求項1~9のいずれか1項に記載の腹筋運動器具。
【請求項11】
前記第1および第2の側部は、ユーザの大腿に対する支持に適した第1および第2の側面パッドをそれぞれ備える、請求項1~10のいずれか1項に記載の腹筋運動器具。
【請求項12】
前記頂部は、前記器具がツイスト腹筋運動に適当であるように回転可能である、請求項1~11のいずれか1項に記載の腹筋運動器具。
【請求項13】
前記頂部の高さは調整可能である、請求項1~12のいずれか1項に記載の腹筋運動器具。
【請求項14】
前記頂部は、前記頂部の上に腕が載置され得るように平坦な表面を形成する、請求項1~13のいずれか1項に記載の腹筋運動器具。
【請求項15】
前記頂部は、第1および第2の輪を備えるハンドルである、請求項1~14のいずれか1項に記載の腹筋運動器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
一般に、本発明は、運動器具に関する。具体的には、本発明は、腹筋運動器具に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、腹筋運動器具は、ユーザが居心地の良くない姿勢であること、たとえば床に背中を付ける、または斜面に身体前部を付けることを必要とする。
【0003】
ユーザが快適な姿勢(たとえば座位)を取り入れることを可能にするこれらの腹筋運動器具は、完全な同心および偏心(すなわち短縮および延伸)収縮のために十分な範囲の動きを提供するものではない。
【0004】
腹筋は、機能的強度および安定した基礎のために重要な筋群であるとともに、特に、外見的自信のために多くの人に珍重される。
【0005】
コア筋肉に作用することを主張するが、実際に運動を補助する際、筋肉の活性化を低減させ、それによって効果を低下させる多数の製品が存在する。たとえば多くの器具は、ユーザに自身の手で器具をしっかりと把持させることにより、運動を実行する焦点が腹筋から腕の強さに転じる。
【0006】
効率的かつ幅広く知られている腹筋運動動作の1つは、クランチ運動または起き上がり腹筋運動である。クランチは、人間が、胸郭を骨盤の方に引き寄せるように自身の腹直筋(腹筋)を収縮させることによって実行される。これは、(最も一般的には)横たわって、バーにぶら下がって、あるいは座って行われ得る。
【0007】
特に横たわった姿勢において、クランチを不適切に行うと、腰背部の問題が引き起こされ得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
目的は、既知の構成によって十分に解決されていない上述した問題を少なくとも軽減すること、および実現可能な腹筋運動器具を提供することである。1つの目的は、腹筋により焦点を当てた運動動作を実行するために腕の使用をやめさせることである。他の目的は、より広範囲の運動を提供することである。第3の目的は、様々なレベルの抵抗を提供することである。第4の目的は、ユーザがツイストクランチを実行することを可能にする回転可能な頂部を提供することである。第5の目的は、ユーザを快適な運動方向に位置付ける回転側部を提供することである。第6の目的は、累進的な抵抗を提供し得る、たとえば抵抗帯などの弾性部材を利用し、帯の伸度が抵抗を段階的に増加させるようにすることである。
【0009】
上述した目的は、本発明に係る腹筋運動器具の実施形態によって実現される。
【0010】
上述した目的は、請求項1に記載の本発明に従って実現される。
【課題を解決するための手段】
【0011】
したがって、本発明の1つの態様において、腹筋運動器具は、
第1の管部材と、
第1の管部材に対して可動である第2の管部材と、
第2の管部材の下方向の動きに抵抗し、第2の管部材を第1の管部材に対して上方向に動かす弾性部材と、
第1の管部材の上端においてそれぞれ第1の管部材の第1および第2の側面に配置された、それぞれ第1および第2の表面に対して器具を支持するための第1および第2の側部と、
第2の管部材に取り付けられた、第2の管部材を押し下げるための頂部と
を備える。
【0012】
1つの実施形態において、弾性部材は抵抗帯である。
【0013】
1つの実施形態において、抵抗帯の第1および第2の端部は、第1の管部材の外側にある第1および第2の取付け点にそれぞれ取り付けられ、抵抗帯は、上記第1および第2の取付け点よりも高い位置で第1の管部材を貫通し、または抵抗帯は第1の管部材の縁部を取り巻き、抵抗帯は、第2の管部材の下端において第2の管部材を貫通し、または取り巻く。
【0014】
1つの実施形態において、第1および第2の管部材は、対向する第1および第2の側面および対向する第3および第4の側面を備える長方形状を有する。
【0015】
1つの実施形態において、第1および第2の側面は、長方形状の長い方の側面を形成する。
【0016】
1つの実施形態において、腹筋運動器具は、少なくとも2つの抵抗帯を備える。
【0017】
1つの実施形態において、2つの抵抗帯は、平行に配置され、第1の管部材の第1および第2の側面に取り付けられる。
【0018】
1つの実施形態において、腹筋運動器具は、抵抗が変更され得るように、様々な高さに複数の上記第1および/または第2の取付け点を備える。
【0019】
1つの実施形態において、腹筋運動器具は、少なくとも3つの第1および第2の取付け点を備える。
【0020】
1つの実施形態において、第1の管部材は、下側管部材である。
【0021】
1つの実施形態において、第1および第2の側部は、運動方向が調整可能であるように回転可能である。
【0022】
1つの実施形態において、第1および第2の側部は、ユーザの大腿に対する支持に適した第1および第2の側面パッドをそれぞれ備える。
【0023】
1つの実施形態において、頂部は、器具がツイスト腹筋運動に適当であるように回転可能である。
【0024】
1つの実施形態において、頂部の高さは調整可能である。
【0025】
1つの実施形態において、頂部は、頂部の上に腕が載置され得るように平坦な表面を形成する。
【0026】
1つの実施形態において、頂部は、第1および第2の輪を備えるハンドルである。
【0027】
本発明の利益は、各特定の実施形態に依存する複数の要因の結果である。本発明のいくつかの実施形態は、腹筋により焦点を当てることを意図して、腕を用いて運動動作を行うことをやめさせ得る。いくつかの実施形態は、ユーザによって調整可能であり得る様々なレベルの抵抗を提供してよい。いくつかの実施形態は、ユーザが、斜めおよび横方向の腹直筋に作用するツイストクランチを行うことを可能にする回転可能な頂部を提供してよい。いくつかの実施形態は、ユーザを快適な運動方向に位置付ける回転側部、好適には自由回転側部を提供してよい。いくつかの実施形態は、第1の管部材の上端に第1および第2の側部を配置することによって、より広範囲の運動を提供してよい。いくつかの実施形態は、累進的抵抗を提供し得る、たとえば抵抗帯などの弾性部材を用いて、帯の伸度が抵抗を段階的に増加させるようにしてよい。長方形状を有するいくつかの実施形態は、ユーザの両大腿部の間に置くことに適した狭い幅を可能にし得る。平坦面を備えた長方形状を有するいくつかの実施形態は、側部の連結点を構造的に適当に補強し得る。
【0028】
「いくつかの」という表現は本明細書において、たとえば1、2、または3など、1(1)から始まる任意の正の整数を指す。
【0029】
「複数の」という表現は本明細書において、たとえば2、3、または4など、2(2)から始まる任意の正の整数を指す。
【0030】
本発明の様々な実施形態は、従属請求項において開示される。
【0031】
次に、本発明は、添付図面を参照してより詳しく説明される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図1a-c】3つの異なる位置における、本発明に係る腹筋運動器具の実施形態を示す。
【
図2a-c】3つの異なる位置における、本発明に係る腹筋運動器具の実施形態の側面図を示す。
【
図3】本発明に係る第1および第2の管部材の実施形態の断面図を示す。
【
図4】本発明に係る第2の管部材の下端の実施形態を示す。
【
図5a-c】本発明に係る第1の管部材の外側にある取付け点の実施形態を示す。
【
図6a-b】本発明に係る頂部の実施形態の2つの図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0033】
図1a~cを参照すると、腹筋運動器具100は、第1の管部材120および第2の管部材104を備える。第2の管部材104は、第2の管部材104が第1の管部材102に対して可動であるように、第1の管部材102内に配置される。第1および第2の管部材は、たとえば可撓性であってよい。
【0034】
また
図2a~2cを参照すると、腹筋運動器具100は、第1および第2の弾性部材106、108を備える。弾性部材は、第2の管部材104を上方向に押し上げ、同時に下方向の動きに抵抗する。ユーザは、第2の管部材を下方向へ押し下げてよい。動きの範囲は好適には15~45cmであり、より好適には20~40cm、最も好適には25~35cmである。1つの好適な実施形態において、動きの範囲は32cmである。
【0035】
第1および第2の管部材102、104は、長方形状を有する。第1の管部材102は、対向する第1および第2の側面142a、144aおよび対向する第3および第4の側面146a、148aを備える。第2の管部材104は、対向する第1および第2の側面142b、144bおよび対向する第3および第4の側面146b、148bを備える。第1および第2の側面142a、142b、144a、144bは、長方形状の長い方の側面を形成する。第1の管部材102の第1および第2の側面142a、144aの幅は、好適には50~400mmであり、より好適には60~200mm、最も好適には80~120mmである。第1の管部材の第3および第4の側面146a、148aの幅は、好適には40~200mm、より好適には50~100mm、最も好適には50~70mmである。1つの好適な実施形態において、第1の管部材102の第1および第2の側面142a、144aの幅は102.6mmであり、第1の管部材102の第3および第4の側面146a、148aの幅は57.6mmである。
【0036】
頂部110は、第2の管部材104に連結される。頂部110の高さは、運動器具100の高さを調整するために調整可能である。頂部は、高さを調整するためのねじ山112を備えてよい。
図1aにおいて、頂部は、その上側位置において示されるが、
図1bおよび
図1cでは、頂部は、その下側位置において示される。
【0037】
ユーザは、第1の腕が頂部に当たり、第2の腕が第1の腕の上にあるか、または第1の腕に隣接するように、好適には腕を交差させて、彼/彼女の腕を器具の上に載置してよい。ユーザはその後、器具の頂部を押し下げてよい。
【0038】
図1aおよび
図1bにおいて、運動器具100は、その上側開始位置において示される。
図1cにおいて、運動器具100は、その下側位置において示される。
【0039】
また運動器具は、器具が小さい収納空間しか占めないように、下側位置において固定されてもよい。
【0040】
第1および第2の側部114、116は、それぞれ、第1の管部材102の第1および第2の側面142a、144aに配置される。好適には、第1および第2の側部114、116は、第1の管部材の上端に配置される。上端は好適には、第1の管部材の上半分であり、より好適には第1の管部材の上側1/3であり、最も好適には第1の管部材の上側1/4である。第1および第2の側部の連結点は、補強され得る。使用中、第1および第2の側部114、116は、第1および第2の表面に対してそれぞれ支持される。好適には、第1および第2の側部は、ユーザの大腿に対して支持される。ユーザは、側部を自身の大腿に対して支持しながら座ってよい。好適には、腹筋運動器具は、座位クランチを行うために用いられる。
【0041】
第1および第2の側部は、運動方向が調整可能であるように回転可能であってよい。これは、
図2a~2cに示される。
図2aにおいて、器具は、前方に傾いている。
図2bにおいて、器具は、直立している。
図2cにおいて、器具は、後方に傾いている。たとえば
図2aにおいて、器具は、ユーザから離れる方向へ傾いており、
図2bにおいて、器具は、ユーザに向かって傾いている。好適には、側部は自由に回転する。第1および第2の側部114、116は、ユーザの大腿に対する支持に適した第1および第2の側面パッド115、117を備えてよい。側部は、取外し可能であってよい。
【0042】
頂部が上側位置にある状態の上側位置における運動器具の高さは、好適には600~1000mm、より好適には700~900mm、最も好適には760~800mmである。1つの好適な実施形態において、上側位置における器具の高さは、780mmである。頂部の高さは、好適には100~300mm調整可能である。下側位置における運動器具の高さは、好適には350~550mm、より好適には400~500mm、最も好適には430~470mmである。1つの好適な実施形態において、下側位置における器具の高さは、450mmである。
【0043】
また
図5a~cを参照すると、第1の弾性部材106は、第1の管部材102の外側において第1および第2の取付け点118a、120aに取り付けられる。第1および第2の取付け点118a、120aは好適には、第1の管部材102の対向側面に位置する。
【0044】
また
図3を参照すると、第1の弾性部材106は、取付け点118a、120aよりも高い位置において、1度目および2度目、第1の管部材104aを貫通する。第1の管部材は、弾性部材106が管を貫通し得るように、第1および第2の穴122、124を備える。あるいは弾性部材106は、第1の管部材102の上縁を取り巻いてよい。
【0045】
また
図4を参照すると、弾性部材106は、第2の管部材104の下端においてこれを貫通する。下端は好適には、第2の管部材の下半分、より好適には管部材の下側1/3、最も好適には管部材の下側1/4である。あるいは弾性部材は、第2の管部材104の下端を取り巻いてよい。
【0046】
運動器具100は、第2の弾性部材108を備える。第2の弾性部材は好適には、第1の弾性部材106と略平行である。第2の弾性部材108は、第1の弾性部材と同様に、その第1および第2の端部を第1の取付け点126aおよび第2の取付け点(不図示)に取り付けられる。あるいは、運動器具は、2より多い数の弾性部材を備える。いくつかの実施形態は、1つの弾性部材のみを備えてよい。弾性部材は好適には、抵抗帯である。弾性部材は、それらがユーザに面することがないように配置され得る。第1および第2の弾性部材106、108は、第1の管部材102の第1および第2の側面142a、144aに取り付けられる。
【0047】
あるいは、弾性部材はばねである。ばねは、たとえば第2の管部材の下に、第1の管部材の内部に配置され得る。
【0048】
図4を参照すると、第2の管部材104の下端は、弾性部材106、108用の2つの溝128、130を備える。第2の管部材は、弾性部材106、108を第2の管部材に固定するためのエンドカバー132を備える。
【0049】
図5a~5cを参照すると、運動器具100は、弾性部材の抵抗が調整され得るように、様々な高さに第1および第2の取付け点を備える。好適な実施形態において、運動器具は、3つの異なる高さに取付け点を備える。
【0050】
運動器具100は、第1の弾性部材106に関して、3つの第1の取付け点118a~118cおよび3つの第2の取付け点120a~120cを備える。同様に、運動器具100は、第2の弾性部材108に関して、3つの第1の取付け点126a~126cおよび3つの第2の取付け点(不図示)を備える。
【0051】
第2の取付け点は好適には、第1の取付け点に対してほぼ管の反対側にある。最も低い取付け点が最も大きい抵抗をもたらす。抵抗は、弾性部材を上方向に動かすことによって低減され得る。それぞれ、抵抗は、弾性部材を下方向に動かすことによって増加する。
【0052】
取付け点は、弾性部材を取付け/取外しするためのプラグ134を備える。
図5aにおいて、プラグ134は閉鎖位置にあり、抵抗帯106は定位置に固定される。
図5bにおいて、プラグ134は、抵抗帯106が取付け点から取り外され得るように開放位置まで回転される。
図5cにおいて、プラグ134および第1の弾性部材106は、取付け点から取り外される。使用されていない取付け点は、安全のために蓋136を備えてよい。
【0053】
図6aおよび
図6bを参照すると、運動器具100は、第2の管部材を押し下げるための頂部110を備える。頂部は、ユーザが彼/彼女の腕を頂部の上に載置し得るように平坦表面を形成してよい。頂部110は、それぞれ器具の第1および第2の側面にある第1および第2の輪を備えるハンドル138を備える。
【0054】
よって、当業者は、必要な修正、削除、および追加を有する各特定の用例において、添付の特許請求の範囲によって定義されたような本発明の範囲を実装するために、本開示および一般知識に基づいて、提供された教示を適用し得る。
【国際調査報告】