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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-12
(54)【発明の名称】産業用自動ドア装置
(51)【国際特許分類】
   E06B 9/58 20060101AFI20220104BHJP
   E06B 9/13 20060101ALI20220104BHJP
【FI】
E06B9/58 A
E06B9/13 B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2020566994
(86)(22)【出願日】2019-09-17
(85)【翻訳文提出日】2020-11-27
(86)【国際出願番号】 KR2019011969
(87)【国際公開番号】W WO2021054486
(87)【国際公開日】2021-03-25
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518316664
【氏名又は名称】コアド カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】COAD Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】202-37, Hyundaikia-ro, Namyang-eup, Hwaseong-si, Gyeonggi-do, 18279, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】特許業務法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム,ホ テ
(72)【発明者】
【氏名】キム,ギョン ドク
【テーマコード(参考)】
2E042
【Fターム(参考)】
2E042AA01
2E042CA01
2E042CB01
2E042CB02
2E042DA01
(57)【要約】
【課題】製作が容易でコストダウンできる産業用自動ドア装置を提供する。
【解決手段】本発明による産業用自動ドア装置は、モーターにより上下移動するシート部材が備えられた産業用自動ドアにおいて、シート部材が上下方向に移動するようにシート部材の両側端部が収容されるシート収容部が形成されたガイドフレーム;シート部材が巻かれるようにガイドフレームの上側に設けられたシートローラ部材;及びシート部材がガイドフレームのシート収容部に結合されるようにシート部材の両側端部の上下方向全体にわたって形成された隆起部を含み、隆起部がシート収容部に収容されたまま上下に移動するように設けられる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モーターにより上下移動するシート部材が備えられた産業用自動ドアにおいて、
前記シート部材が上下方向に移動するように前記シート部材の両側端部が収容されるシート収容部が形成されたガイドフレーム、
前記シート部材が巻回されるように前記ガイドフレームの上側に取り付けられたシートローラ部材、及び
前記シート部材が前記ガイドフレームの前記シート収容部に結合されるように、前記シート部材の両側端部の上下方向全体にわたって形成された隆起部を含み、
前記隆起部が前記シート収容部に収容されたまま上下に移動するように設けられていることを特徴とする産業用自動ドア装置。
【請求項2】
前記隆起部は、前記シート部材に結合される直線連結部、及び
前記直線連結部から延びるヘッド部を含み、
前記ヘッド部の幅が前記直線連結部の幅より大きいように設けられ、
前記ガイドフレームは、
支持フレーム、及び
前記支持フレームに結合されて支持され、前記隆起部の前記ヘッド部が結合されるシート収容部が形成された結合フレームを含み、
前記結合フレームは、
前記支持フレームに結合される第1本体、及び
前記第1本体から延長され、前記隆起部の前記ヘッド部が結合されるように弾性材質で形成された第2本体を具備し、
前記第2本体は、両側端部からそれぞれ延長延される一対の収容バーを含み、
前記一対の収容バーは、予め設定された間隔で離隔され、互いに対称となるように設けられ、一対の収容バーの間に前記シート収容部である空間が形成され、
前記隆起部の前記ヘッド部は、前記シート収容部である前記空間に収容され、
前記ヘッド部は、前記第2本体より硬い硬性材質で形成されることを特徴とする請求項1に記載の産業用自動ドア装置。
【請求項3】
前記収容バーは、
直線形状の直線バー、及び
前記直線バーから突出する突出バーを含み、
前記一対の収容バーのそれぞれの直線バーの間に前記空間が形成され、
前記一対の収容バーのそれぞれの突出バーとの間に予め設定された間隔で離隔された貫通穴が形成され、
前記隆起部の前記ヘッド部が前記貫通穴を通過して前記空間内に収容されることを特徴とする請求項2に記載の産業用自動ドア装置。
【請求項4】
前記第1本体と前記第2本体との間には結合溝が形成され、
前記支持フレームは、
直線形状の第1支持バー
前記第1支持バーの両側端部からそれぞれ垂直な方向に延びる一対の第2支持バー、及び
前記一対の第2支持バーのそれぞれの端部から互いに近づく方向に延びる一対の第3支持バーを含み、
前記一対の第3の支持バーの各々は、前記結合溝に結合されることを特徴とする請求項3に記載の産業用自動ドア装置。
【請求項5】
前記ヘッド部は、前記直線連結部から傾斜して延びる傾斜延長部と、
前記傾斜延長部から直線に延長される直線延長部と、
前記直線延長部から曲線に延長される曲線延長部を含み、
前記突出バーは、前記空間に向かうように位置する内側と、前記内側の対向する側に位置する外側とで形成され、
前記突出バーの内側には傾斜が形成される突出傾斜部が形成され、前記ヘッド部の前記傾斜延長部と前記突出バーの前記突出傾斜部は互いに異なる傾斜を有するように面接触されることを特徴とする請求項4に記載の産業用自動ドア装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、産業用自動ドア装置に関し、より詳細には、簡便に製作可能で非常時脱出が可能な産業用自動ドア装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、例えば、スクリーンシャッターのような産業用自動ドアは、多様な形態の工場(例、自動車、食品、機械、電気、印刷、鋳物、繊維、プラスチック、化学、電子等)の出入口、物流施設(例、流通センター)、又は製品出荷場、自動車洗車機又は整備工場出入口等に設置される開閉可能なドアであって、既存のスライディング方式のスライディングドア及び金属シャッタータイプのドアよりもはるかに迅速な開閉が可能なスクリーンタイプドアを意味する。このような高速自動ドアは、以下のような多様な有用性のため、近年その普及が拡大している傾向にある。
【0003】
第一に、風、熱などの移動を効果的に遮断し、特に食品製造業の工場の場合、外部から工場内部への埃、粉塵、昆虫などの流入を効果的に遮断するだけでなく、工場内部の温度及び湿度のうち少なくとも一つを維持するのに有用である。第二に、高速自動ドアの閉鎖の際、安全センサーにより再開放が可能であり、特殊材質のシートを使用して日光を遮らないため自然採光が可能である。第三に、冷房または暖房によるエネルギー損失を最小限に抑え、狭い空間にも設置できるので空間効率を極大化させ、自動ドアの開閉のための駆動力と時間を節約できるので、工場の生産性および収率のうち少なくとも一つを向上させることができる。第四に、物流移動が迅速に行われ、外観が秀麗で開閉時騒音がない効果がある。
【0004】
図1は従来の産業用自動ドア装置の概略的な側断面図である。図1を参照すると、従来、産業用自動ドアはドラムケース12内部にスプロケット7が備えられ、駆動源により回転される際にスプロケット7の歯車が自動扉の歯部5のそれぞれの歯に合置かれ、自動扉を高速に開放するか、閉鎖させる。しかしながら、従来、産業用自動ドアは自動ドアの歯部5の複数の歯をすべて製作しなければならず、製作が難しくコストが上昇し製作時間が増えるという問題がある。また、スプロケット7も製作コストと製作時間を上昇させる要因として作用する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の技術的課題は、製作が容易でコストダウンできる産業用自動ドア装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による産業用自動ドア装置は、モーターにより上下移動するシート部材が備えられた産業用自動ドアにおいて、前記シート部材が上下方向に移動するように前記シート部材の両側端部が収容されるシート収容部が形成されたガイドフレーム;前記シート部材が巻かれるように前記ガイドフレームの上側に設けられたシートローラ部材;及び前記シート部材が前記ガイドフレームの前記シート収容部に結合されるように前記シート部材の両側端部の上下方向全体にわたって形成された隆起部を含み、前記隆起部が前記シート収容部に収容されたまま移動するように設けられることを特徴とする。
【0007】
前記隆起部は、前記シート部材に結合される直線連結部;及び前記直線連結部から延びるヘッド部を含み、前記ヘッド部の幅が前記直線連結部の幅より大きくなるように設けられ、前記ガイドフレームは、支持フレーム;及び前記支持フレームに結合されて支持され、前記隆起部の前記ヘッド部が結合されるシート収容部が形成された結合フレームを含み、前記結合フレームは、前記支持フレームに結合される第1本体;及び前記第1本体から延長され、前記隆起部の前記ヘッド部が結合されるように弾性材質で形成された第2本体を具備し、前記第2本体は両側端部からそれぞれ延長される一対の収容バーを含み、前記一対の収容バーは予め設定された間隔で離隔され、互いに対称となるように設けられた一対の収容バーの間に前記シート収容部である空間が形成され、前記隆起部の前記ヘッド部は、前記シート収容部である前記空間に収容され、前記ヘッド部は、前記第2本体より硬い硬性材質で形成されることを特徴とする。
【0008】
前記収容バーは、直線形状の直線バー;及び前記直線バーから突出する突出バーを含み、前記一対の収容バーの各々の直線バーの間に前記空間が形成され、前記一対の収容バーの各々の突出バーの間に予め設定された間隔で離隔された貫通穴が形成され、前記隆起部の前記ヘッド部が前記貫通穴を通過して前記空間内に収容されることを特徴とする。
【0009】
前記第1本体と前記第2本体との間には結合溝が形成され、前記支持フレームは、直線形状の第1支持バー;前記第1支持バーの両側端部からそれぞれ垂直な方向に延びる一対の第2支持バー;及び前記一対の第2支持バーのそれぞれの端部から互いに近づく方向に延びる一対の第3支持バーを含み、前記一対の第3支持バーのそれぞれは前記結合溝に結合されることを特徴とする。
【0010】
前記ヘッド部は、前記直線連結部から傾斜して延びる傾斜延長部と、前記傾斜延長部から直線に延びる直線延長部と、前記直線延長部から曲線に延びる曲線延長部とを含み、前記突出バーの内側には傾斜が形成される突出傾斜部が形成され、前記内側の対向する側に位置する外側に形成され、前記突出バーの内側には傾斜が形成される突出傾斜部が形成され、前記ヘッド部の前記傾斜延長部と前記突出バーの前記突出傾斜部は互いに異なる傾斜を有するように面接触されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明の実施例は、歯部とスプロケットなどの構成を除去し、製作が容易でコストダウンにつながる効果がある。また、シート部材の上下方向全体にわたって形成された隆起部がガイドフレームのシート収容部に結合されるので、シート部材が衝突してもガイドフレームから離脱しない効果がある。また、隆起部のヘッド部はガイドフレームの第2本体より硬い硬性材質で形成されるため、非常時に隆起部に強い力を強制的に提供し、隆起部をガイドフレームから分離させて非常脱出が可能になるとの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】従来の産業用自動ドア装置の概略的な側断面図である。
図2】本発明の一実施例による産業用自動ドア装置の概略的な正面図である。
図3】本発明の一実施例による産業用自動ドア装置におけるシートローラ部材の側端面図である。
図4】本発明の一実施例による産業用自動ドア装置において、シート部材の両側端部の上下方向全体にわたって形成された隆起部がガイドフレームのシート収容部に結合された様子を上側から見る断面図である。
図5】本発明の一実施例による産業用自動ドア装置におけるシート部材の隆起部がガイドフレームに結合された概略的な部分斜視図である。
図6図5の分離斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図2は本発明の一実施例による産業用自動ドア装置の概略的な正面図である。図3は本発明の一実施例に従った産業用自動ドア装置において、シートローラ部材の側端面図であり、図4は本発明の一実施例に従った産業用自動ドア装置においてシート部材の両側端部の上下方向全体にわたって形成された隆起部がガイドフレームのシート収容部に結合された様子を上方から見る断面図であり、図5は本発明の一実施例による産業用自動ドア装置におけるシート部材の隆起部がガイドフレームに結合された様子の概略的な部分斜視図であり、図6図5の分離斜視図である。
【0014】
図2乃至図6を参照すると、本発明の一実施例による産業用自動ドア装置10は、モーター500により上下移動するシート部材300が備えられた産業用自動ドアであって、ガイドフレーム100と、シートローラ部材200と、隆起部400とを含む。図2を参照すると、ガイドフレーム100にはシート部材300が上下方向に移動できるようにシート部材300の両側端部が収容されるシート収容部128(図5参照)が形成される。ガイドフレーム100は、多様に形成でき、シート部材300の移動を支持するために、予め設定された剛性を有するように形成される。
【0015】
図4乃至図6を参照すると、ガイドフレーム100は支持フレーム110と、結合フレーム120とを含む。支持フレーム110は結合フレーム120に結合され、シート部材300の上下移動を支持する。支持フレーム110は多様な材質で用意でき、多様な種類の金属で製作されることができるが、材質がこれに限られるわけではない。
【0016】
支持フレーム110は、外郭フレーム140に結合され得る。外郭フレーム140は、支持フレーム110と、結合フレーム120とを囲むように設けられる。支持フレーム110は第1支持バー111と、第2支持バー112と、第3支持バー113を含むことができる。
【0017】
図4を参照すると、第1支持バー111は直線形状に形成される。そして、第2支持バー112は一対に設けられ、第1支持バー111の両側端部からそれぞれ垂直な方向に延びる。そして、第3支持バー113も一対で設けられ、一対の第3支持バー113のそれぞれは、一対の第2支持バー112のそれぞれの端部から互いに近づく方向に延長される。ただし、一対の第3支持バー113は互いに接触しないように離隔されている。
【0018】
ここで、一対の第3支持バー113のそれぞれは結合フレーム120に形成された結合溝130に結合されて結合フレーム120を支持する。結合フレーム120は支持フレーム110に結合されて支持される。例えば、図4のように支持フレーム110が結合フレーム120の一部を囲むように作製され得る。すなわち、支持フレーム110が結合フレーム120の第1本体121を囲むように作製される。ただし、これに限定されるものではない。
【0019】
図5を参照すると、結合フレーム120にはシート収容部128が形成される。シート収容部128には後述の隆起部400のヘッド部420が結合される。すなわち、隆起部400のヘッド部420が結合フレーム120のシート収容部128に収容され、上下方向に移動する。結合フレーム120は第1本体121と、第2本体122とを具備することができる。第1本体121は支持フレーム110に結合され、支持フレーム110によって支持される。そして、第2本体122は、第1本体121から延長され、隆起部400のヘッド部420が結合されるように弾性材質で形成されることができる。
【0020】
結合フレーム120の第1本体121と第2本体122との間には結合溝130(図5参照)が形成され、図4のように一対の第3支持バー113のそれぞれが結合フレーム120に形成された結合溝130に結合されて結合フレーム120を支持する。
【0021】
図5及び図6を参照すると、第2本体122は両側端部からそれぞれ延びる一対の収容バー123を含むことができる。収容バー123は直線バー124と、突出バー125とを含むことができる。収容バー123の直線バー124は直線形状に形成される。そして、突出バー125は直線バー124から突出する。そして、図6のとおり、一対の収容バー123のそれぞれの直線バー124との間に空間126が形成され、一対の収容バー123のそれぞれの突出バー125との間に予め設定された間隔で離隔された貫通穴127が形成される。
【0022】
ここで、図5を参照すると、隆起部400のヘッド部420が貫通穴127を通過して空間126内に収容される。すなわち、一対の収容バー123は、予め設定された間隔で離隔され、互い対称となるように設けられ、一対の収容バー123の間にシート収容部128である空間126が形成され、隆起部400のヘッド部420はシート収容部128である空間126に収容されるように設けられる。
【0023】
図2及び図3を参照すると、シートローラ部材200はシート部材300が巻回されるようにガイドフレーム100の上側に設けられる。すなわち、シートローラ部材200がモーター500等に結合されて回転すると、シート部材300がシートローラ部材200に巻かれたり、シートローラ部材200から外されて予め設定された空間を開放したり閉鎖する自動ドアとしての機能を有する。
【0024】
隆起部400は、シート部材300がガイドフレーム100のシート収容部128に結合されるようにシート部材300の両側端部の上下方向全体にわたって形成される。このように形成された隆起部400がガイドフレーム100のシート収容部128に収容されたまま上下に移動するように設けられる。
【0025】
図5及び図6を参照すると、隆起部400は直線連結部410と、ヘッド部420を含むことができる。直線連結部410はシート部材300に結合されるように設けられ、ヘッド部420は直線連結部410から延びるように設けられる。ここで、図6を参照すると、ヘッド部420の幅W1が直線連結部410の幅W2より大きいように設けられる。
【0026】
ヘッド部420は結合フレーム120の第2本体122より硬い硬性材質で形成できる。このようにヘッド部420が第2本体122より硬い硬性材質で形成されると、自動ドアの作動時にヘッド部420が結合フレーム120の第2本体122に衝突しても破損しないだけでなく、第2本体122から離脱しない効果がある。しかし、第2本体122が弾性材質で形成される場合、隆起部400に強い力を提供すると、第2本体122は弾性変形しながら広がり、硬性材質のヘッド部420が備えられた隆起部400がガイドフレーム100から分離することができる。すなわち、非常時隆起部400に強い力を提供し、隆起部400をガイドフレーム100の第2本体122から強制的に分離させ、非常時脱出が可能な効果がある。
【0027】
ヘッド部420は、傾斜延長部421と、直線延長部422と、曲線延長部423とを含むことができる。傾斜延長部421は、直線連結部410から傾斜して延長される。ここで、傾斜延長部421は、一対に設けられ、互いに対向する方向に向かって傾斜して延長できる。直線延長部422は、一対の傾斜延長部421それぞれから直線に延長される。曲線延長部423は、一対の直線延長部422から曲線に延長され、一対の直線延長部422を結ぶ。ここで、収容バー123の突出バー125は空間126に向かうように位置する内側と、内側の対向する側に位置する外側に形成され、突出バー125の内側には傾斜が形成される突出傾斜部129が形成される。
【0028】
そして、図4及び図5のとおり、ヘッド部420の傾斜延長部421と突出バー125の突出傾斜部129は、互いに異なる傾斜を有するように面接触されることができる。このように、ヘッド部420の傾斜延長部421と突出バー125の突出傾斜部129が互いに異なる傾斜を有するように面接触されると接触面積が減少し、自動ドアの作動時の摩擦を減少させる効果がある。
【0029】
そして、図4及び図5のとおり、ヘッド部420の傾斜延長部421と突出バー125の突出傾斜部129は、互いに異なる傾斜を有するように面接触されることができる。すなわち、水平線を基準にヘッド部420の傾斜延長部421の傾斜が突出バー125の突出傾斜部129の傾斜よりも大きく設けられ得る。このように、ヘッド部420の傾斜延長部421と突出バー125の突出傾斜部129が互いに異なる傾斜を有するように面接触されると接触面積が減少し、自動ドアの作動時の摩擦を減少させる効果がある。
【0030】
図2を参照すると、シート部材300の上側はシートローラ部材200に巻かれていて、シート部材300の下側には重り600が結合される。そして、シート部材300の両側端部の上下方向全体には隆起部400が形成されており、隆起部400はガイドフレーム100のシート収容部128に収容されている。シートローラ部材200は、モーター500に結合されモーター500の回転力を伝達されて回転し、これによりシート部材300がシートローラ部材200に巻かれたり緩んだりする。このとき、シート部材300の両側端部の全周に形成された隆起部400は、ガイドフレーム100のシート収容部128に沿って上下方向に移動する。
【0031】
このような構造によると、従来技術に使われていた自動ドアの歯部やスプロケットが不要となるため、製作が容易でコストダウンにつながる効果がある。また、シート部材300の上下方向全体にわたって形成された隆起部400のヘッド部420がガイドフレーム100の第2本体122よりも硬い硬性材質で形成されるので、シート部材300が衝突してもガイドフレーム100から離脱しない効果がある。
【0032】
また、隆起部400のヘッド部420はガイドフレーム100の第2本体122より硬い硬性材質で形成されるので、非常時に隆起部400に強い力を提供し、隆起部400をガイドフレーム100から強制的に分離させて緊急脱出が可能な効果がある。
【0033】
以上において、本発明は限られた実施例と図面によって説明したが、本発明はこれに限定されず、様々な修正及び変形が可能であることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明は産業用自動ドア装置に関するものであり、特に、産業用自動文に関連する産業に利用可能である。
【符号の説明】
【0035】
5 歯部
7 スプロケット
10 産業用自動ドア装置
12 ドラムケース
100 ガイドフレーム
110 支持フレーム
111 第1支持バー
112 第2支持バー
113 第3支持バー
120 結合フレーム
121 第1本体
122 第2本体
123 収容バー
124 直線バー
125 突出バー
126 空間
127 貫通穴
128 シート収容部
129 突出傾斜部
130 結合溝
140 外郭フレーム
200 シートローラ部材
300 シート部材
400 隆起部
410 直線連結部
420 ヘッド部
421 傾斜延長部
422 直線延長部
423 曲線延長部
500 モーター
600 重り



図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】