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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-12
(54)【発明の名称】動力付き陸揚装置組立体
(51)【国際特許分類】
   B66F 3/08 20060101AFI20220104BHJP
   B66F 3/44 20060101ALI20220104BHJP
【FI】
B66F3/08 Z
B66F3/44
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021512407
(86)(22)【出願日】2018-09-12
(85)【翻訳文提出日】2021-03-10
(86)【国際出願番号】 US2018050682
(87)【国際公開番号】W WO2020055399
(87)【国際公開日】2020-03-19
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516284149
【氏名又は名称】サフ-ホランド・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】SAF-HOLLAND, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100096758
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100114845
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 雅和
(74)【代理人】
【識別番号】100148781
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 友和
(72)【発明者】
【氏名】サン,デイビッド
(72)【発明者】
【氏名】ワルナー,アンドリュー エル.
(72)【発明者】
【氏名】ヒックス,ウィリアム ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】リン,ティアンユー
(72)【発明者】
【氏名】サロイス,パトリック
(72)【発明者】
【氏名】コリンズ,ブライアン エム.
(57)【要約】
陸揚装置組立体は、第1の部分及び第2の部分を含む脚組立体であって、脚組立体の第1及び第2の部分は、互いに入れ子式に係合する脚組立体と、第1及び第2の脚部分に操作可能に結合され、第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成された歯車組立体と、歯車組立体に操作可能に結合され、歯車組立体を第1の速度及び第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された遊星歯車装置、及び遊星歯車組立体を駆動するように構成されたモータを含む、駆動組立体と、を具備する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の部分及び第2の部分を含む脚組立体であって、前記脚組立体の前記第1及び第2の部分は、互いに入れ子式に係合する脚組立体と、
前記第1及び第2の脚部分に操作可能に結合され、前記第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成された歯車組立体と、
前記脚組立体に固定され、前記歯車組立体に結合され、
前記歯車組立体を、第1の速度及び前記第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された遊星歯車装置と、
前記遊星歯車組立体を駆動するように構成されたモータと、
前記モータに電気的に接続されたバッテリーと、を具備する、駆動組立体と、を具備する、陸揚装置組立体。
【請求項2】
前記モータは、電動モータである、請求項1に記載の陸揚装置組立体。
【請求項3】
前記バッテリーは、リチウム電池を含む、請求項1又は2のいずれか1項に記載の陸揚装置組立体。
【請求項4】
前記バッテリーは、ハウジング内に配置され、取り換え用に前記ハウジングから取外し可能である、請求項1~3のいずれか1項に記載の陸揚装置組立体。
【請求項5】
前記歯車組立体は、前記脚組立体の前記第1の部分及び前記第2の部分の少なくとも1つの内部内に配置される、請求項1~4のいずれか1項に記載の陸揚装置組立体。
【請求項6】
前記脚組立体の前記第1の部分は、上部分であって、前記脚組立体の前記第2の部分は、前記上部分の下に配置された下部分である、請求項1~5のいずれか1項に記載の陸揚装置組立体。
【請求項7】
前記歯車組立体は、前記上部分の内部内に配置される、請求項6に記載の陸揚装置組立体。
【請求項8】
前記第2の部分は、前記第1の部分内に入れ子式に収納される、請求項1~7のいずれか1項に記載の陸揚装置組立体。
【請求項9】
前記歯車組立体は、無変速歯車組立体である、請求項1~8のいずれか1項に記載の陸揚装置組立体。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の陸揚装置組立体であって、
所定パラメータに基づいて、前記遊星歯車装置が前記第1の速度で前記歯車組立体を駆動する第1の構成と、前記遊星歯車装置が前記第2の速度で前記歯車装置を駆動する第2の構成との間で前記遊星歯車装置を移動するように構成された制御装置をさらに具備する、陸揚装置組立体。
【請求項11】
前記所定パラメータは、前記モータによる電流引き込みを含む、請求項10に記載の陸揚装置組立体。
【請求項12】
上部第1の部分及び前記上部第1の部分内に入れ子式に収納される下部第2の部分を含む脚組立体と、
前記上部第1の部分内に配置され、前記第1及び第2の脚部分に操作可能に結合され、前記第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成され、入力軸を含む無変速歯車組立体と、
前記歯車組立体に連結された駆動組立体であって、
前記歯車組立体の前記駆動軸を、第1の速度及び前記第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された歯車装置と、
前記歯車装置を駆動するように構成された電動モータと、
前記モータに動力を供給するように構成されたバッテリーと、
所定パラメータに基づいて、前記歯車装置が前記第1の速度で作動する第1の構成と、前記歯車装置が前記第2の速度で作動する第2の構成との間で前記歯車装置を移動するように構成された制御装置と、を具備する、駆動組立体と、を具備する、陸揚装置組立体。
【請求項13】
前記バッテリーは、リチウム電池を含む、請求項12に記載の陸揚装置組立体。
【請求項14】
前記歯車組立体は、前記入力軸と回転するために結合された第1の駆動歯車と、前記第1の駆動歯車に係合し、前記入力軸からオフセットされた第2軸と回転するために結合された第1の受け歯車と、前記第2軸と回転するために結合された第2の駆動歯車と、前記第2の駆動歯車に係合する第2の受け歯車と、前記第2の受け歯車と回転するために結合され、第3の受け歯車に係合する第3の駆動歯車と、を含み、前記入力軸は、前記遊星歯車装置に操作可能に結合され、前記第3の受け歯車は、前記脚組立体の前記第2の部分に操作可能に結合された駆動スピンドルと回転するために固定される、請求項12又は13に記載の陸揚装置組立体。
【請求項15】
前記第1の駆動歯車、前記第1の受け歯車、前記第2の駆動歯車及び前記第2の受け歯車は各々、平歯車を含む、請求項14に記載の陸揚装置組立体。
【請求項16】
前記第3の駆動歯車と前記第3の受け歯車は各々、傘歯車を含む、請求項14又は15に記載の陸揚装置組立体。
【請求項17】
前記所定パラメータは、前記モータによる電流引き込みを含む、請求項12~16のいずれか1項に記載の陸揚装置組立体。
【請求項18】
第1の部分及び第2の部分を含む脚組立体であって、前記脚組立体の前記第1及び第2の部分は、互いに入れ子式に係合する脚組立体と、
前記第1及び第2の脚部分に操作可能に結合され、前記第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成され、入力軸を含む歯車組立体と、
前記歯車組立体に結合された駆動組立体であって、
前記歯車組立体の前記駆動軸を、第1の速度及び前記第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された歯車装置と、
前記歯車装置を駆動するように構成された電動モータと、
前記モータに動力を供給するように構成されたバッテリーと、を具備する、駆動組立体と、を具備する、陸揚装置組立体。
【請求項19】
脚組立体であって、前記脚組立体を車両のフレーム組立体に取付けるように構成された取付部材、及び地面と当接するように構成された支持部材を含む脚組立体と、
駆動組立体であって、前記駆動組立体が、第1の速度で前記支持部材を前記取付部材に向けて又はそれから離れて移動し、前記車両の前記フレーム組立体が、前記第1の速度で前記地面に向けて又はそれから離れて移動する第1の構成と、前記駆動組立体が、前記第1の速度と異なる第2の速度で前記支持部材を前記取付部材に向けて又はそれから離れて移動し、前記フレーム組立体が前記第2の速度で前記地面に向けて又はそれから離れて移動する第2の構成との間で、前記駆動組立体が動作可能であり、前記駆動組立体が、所定パラメータに基づいて、ユーザからの入力なしに、前記第1の構成と第2の構成との間で自動切り替えするように構成される、前記脚組立体に操作可能に結合された歯車装置を含む、駆動組立体と、を具備する、陸揚装置組立体。
【請求項20】
第1の脚部分及び前記第1の脚部分に対して移動可能な第2の脚部分を含む脚組立体と、
前記第1の脚部分に対して前記第2の脚部分を移動するように構成されたモータを含む駆動組立体と、
ハンドルを収納するように構成され、それによりオペレータが前記ハンドルにより前記第1の脚部分に対して前記第2の脚部分を手動可能な手動入力収納具と、
前記モータの作動により、前記第1の脚部分に対して前記第2の脚部分を移動するように、前記モータが前記脚組立体に結合される第1の位置と、前記モータの作動により、前記第1の脚部分に対して前記第2の脚部分を移動させないように、前記モータが前記脚組立体から結合解除される第2の位置との間でオペレータにより移動可能なアクチュエータ装置と、を具備する、陸揚装置組立体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の実施形態は、さらに、車両陸揚装置組立体に関し、特に、重荷重用トレーラーを、セミトラクター等の関連牽引車両から結合解除する場合に支持するように構成され、電子モータ及び/又は手動入力により動力作動される、陸揚装置組立体に関する。
【発明の概要】
【0002】
1つの実施形態は、第1の部分及び第2の部分を含む脚組立体であって、脚組立体の第1及び第2の部分は、互いに入れ子式に係合する脚組立体と、第1及び第2の脚部分に操作可能に結合され、第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成された歯車組立体と、歯車組立体に操作可能に結合された駆動組立体と、を具備する、陸揚装置組立体を具備する。該駆動組立体は、歯車組立体を、第1の速度及び第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された遊星歯車装置と、遊星歯車組立体を駆動するように構成されたモータと、を具備する。
【0003】
別の実施形態は、第1の部分及び第2の部分を含む脚組立体であって、脚組立体の第1及び第2の部分は、互いに入れ子式に係合する脚組立体と、第1及び第2の脚部分に操作可能に結合され、第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成され、入力軸を含む歯車組立体と、歯車組立体に結合された駆動組立体と、を具備する、陸揚装置組立体を具備する。該駆動組立体は、歯車組立体の駆動軸を、第1の速度及び第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された歯車装置と、歯車装置を駆動するように構成された電動モータと、モータに動力を供給するように構成されたバッテリーと、を具備する。
【0004】
さらに別の実施形態は、上部第1の部分及び上部第1の部分内に入れ子式に収納される下部第2の部分を含む脚組立体と、上部第1の部分内に配置され、第1及び第2の脚部分に操作可能に結合され、第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成され、入力軸を含む無変速歯車組立体と、歯車組立体に連結された駆動組立体と、を具備する、陸揚装置組立体を具備する。該駆動組立体は、歯車組立体の駆動軸を、第1の速度及び第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された歯車装置と、歯車装置を駆動するように構成された電動モータと、モータに動力を供給するように構成されたバッテリーと、所定パラメータに基づいて、歯車装置が第1の速度で作動する第1の構成と、歯車装置が第2の速度で作動する第2の構成との間で歯車装置を移動するように構成された制御装置と、を具備する。
【0005】
またさらに別の実施形態は、脚組立体であって、脚組立体を車両のフレーム組立体に取付けるように構成された取付部材、及び地面と当接するように構成された支持部材を含む脚組立体と、駆動組立体であって、駆動組立体が、第1の速度で支持部材を取付部材に向けて又はそれから離れて移動し、車両のフレーム組立体が第1の速度で地面に向けて又はそれから離れて移動する第1の構成と、駆動組立体が、第1の速度と異なる第2の速度で支持部材を取付部材に向けて又はそれから離れて移動し、フレーム組立体が第2の速度で地面に向けて又はそれから離れて移動する第2の構成との間で、駆動組立体が動作可能である、脚組立体に操作可能に結合された歯車装置と、モータであって、駆動組立体が、モータによる電流引き込みに基づいて、第1の構成と第2の構成との間で自動切り替えするように構成される歯車装置を駆動するように構成されたモータとを含む、駆動組立体と、を具備する、陸揚装置組立体を具備する。
【0006】
別の実施形態は、第1の脚部分及び第1の脚部分に対して移動可能な第2の脚部分を含む脚組立体と、第1の脚部分に対して第2の脚部分を移動するように構成されたモータを含む駆動組立体と、ハンドルを収納するように構成され、それによりオペレータがハンドルにより第1の脚部分に対して第2の脚部分を手動可能な手動入力収納具と、モータの作動により、第1の脚部分に対して第2の脚部分を移動するように、モータが脚組立体に結合される第1の位置と、モータの作動により、第1の脚部分に対して第2の脚部分を移動させないように、モータが脚組立体から結合解除される第2の位置との間でオペレータにより移動可能で、第1の位置にある場合、手動入力収納具へのアクセスを防止し、第2の位置にある場合、手動入力収納具へのアクセスを許容する、アクチュエータ装置と、を具備する、陸揚装置組立体を具備する。
【0007】
本明細書に開示の本実施形態の主な目的は、内蔵型のバッテリー式駆動組立体により、及び/又は手動駆動式入力装置により、重荷重用トレーラー等の関連車両の支持・吊り上げに使用可能な、耐久性のある陸揚装置組立体を提供することであって、本発明の陸揚装置組立体は、長い動作寿命が可能な使用において効率が良く、提案された使用に特に良好に適合する。
【0008】
本発明のこれら及び他の特徴、利点及び目的は、当業者が以下の説明、特許請求の範囲、及び添付図面を参照することで、さらに理解・判断されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、陸揚装置組立体を含む重荷重用トレーラー組立体の側面図である。
図2図2は、陸揚装置組立体の正面斜視図である。
図3図3は、陸揚装置組立体の正面断面図である。
図4図4は、歯車組立体と駆動組立体の斜視図である。
図5図5は、歯車組立体と駆動組立体の正面図である。
図5A図5Aは、図5中のVA部分の拡大図である。
図6図6は、遊星歯車伝動装置の切断斜視図である。
図7図7は、陸揚装置組立体の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書で説明の目的として、用語「上部」、「下部」、「右」、「左」、「後部」、「前部」、「垂直」、「水平」、及びそれらの派生語は、図1及び図2で配向される本発明に関するものとする。しかしながら、本発明は、様々な代わりとなる配向を、それと異なるよう明確に特定される場合を除いて、有することを理解されたい。また、添付図面に示し、以下の説明に記載する特定の装置及びプロセスは、単に、添付の特許請求の範囲で規定される本発明の概念の典型的な実施形態であると理解されたい。従って、本明細書に開示の実施形態に関する特定の寸法及び他の特性は、特許請求の範囲で明示的にそれと異なるよう記載がなければ、限定的であるとみなされない。
【0011】
参照番号10(図1)は、一般的に、セミトレーラー12等の重荷重用車両を、トレーラー12がセミトラック(図示せず)等の関連牽引車両により支持されない場合、支持するように構成された陸揚装置組立体を示す。例示される実施例において、セミトレーラー12は、車両フレーム組立体16により支持された貨物収納容器又は本体14と、懸架装置18と、1対の陸揚装置組立体10と、を具備し、陸揚装置組立体10は、トレーラー12の反対側で互いに離間して、フレーム組立体16と地面20との間で下方に延伸する。車両フレーム組立体16は、複数の縦方向に延伸するフレーム部材22と、フレーム部材22に固定して締着され、それから下方に延伸する取付板24と、を具備し得る。陸揚装置組立体10は、少なくとも45,000lbs、より好ましくは65,000lbsを超える吊り上げ力を生じるように、好ましく構成される。
【0012】
例示される実施例において、各陸揚装置組立体10(図1及び図2)は、脚組立体26と、脚組立体26の内部に配置された歯車組立体28と、脚組立体26の外部に配置可能な駆動組立体30と、を具備する。脚組立体26は、歯車組立体28を収容する内部空間34を画成する上部脚部分32と、下部脚部分36が、上部脚部分32に対する方向38に入れ子式に移動可能なように、上部脚部分32内に入れ子式に収納される下部脚部分36と、を具備する。例示される実施例において、下部脚部分36は、陸揚装置組立体10が延伸位置にある場合、地面20に当接するように構成された足部又は支持部材40に旋回可能に結合される。帽子状の取付ブラケット42は、上部脚部分32の上部分に固定して締着される。例示される実施例において、取付ブラケット42は、上部脚部分32に溶接されるが、他の適切な接続部も使用可能である。取付ブラケット42は、取付開口44を通過して延伸するボルト(図示せず)等の複数の機械的締結具により、取付板24に固定される。
【0013】
歯車組立体28は、下記の通り駆動組立体30から入力を受信し、出力軸48と同軸にアラインされる入力軸46を具備し、出力軸48は、トレーラー12の反対側に配置された対応する陸揚装置組立体の入力軸に結合される。歯車組立体28はまた、入力軸46と回転するために固定される平歯車50の形状の第1の駆動歯車48と、第1の駆動歯車50に係合し、入力軸46と出力軸48からオフセットされる第2軸54と回転するために固定される平歯車の形状の第1の受け歯車52と、を具備する。平歯車の形状の第2の駆動歯車56は、第2軸54と回転するために固定され、出力軸48と回転するために固定される平歯車の形状の第2の受け歯車58に係合する。傘歯車の形状の第3の駆動歯車60は、第2の受け歯車58と回転するために固定され、縦方向に延伸するねじ式スピンドル64と回転するために固定される傘歯車の形状の第3の受け歯車62に係合する。例示される実施例において、第2の受け歯車58と第3の駆動歯車60は、単一及び一体式部材として形成される。入力軸46は、1対のブシュ部材68により上部脚部分32の内部空間34内に旋回可能に設置される一方、第2軸54は、1対のブシュ部材70により上部脚部分32の内部空間34内に旋回可能に設置される。
【0014】
上部脚部分32は、溶接によりその内部内に固定して設置される耐力壁72を具備する。耐力壁72は、スピンドル64が、脚組立体26内に回転可能に固定されるように、第3の受け歯車62と軸受組立体74との間に挟入される。吊りナット76は、スピンドル64が方向80に回転すると、吊りナット76がスピンドル64の長さに沿って移動して、それによって、下部脚部分36が脚組立体26の上部脚部分32内で入れ子式に移動するように、溶接により、下部脚部分36の内部内に固定して締着される1対の耐力壁78間のスピンドル64にねじ式で設置される。
【0015】
駆動組立体30は、本実施例ではリチウム電池を含む、リチウム電池84により動力供給される電動モータ82を具備する。駆動組立体30は、モータ82により駆動される遊星歯車装置86をさらに具備する。例示される実施例において、歯車装置86は、歯車装置86が高い第1の速度と低いトルクで歯車組立体を駆動する第1のギヤ比構成と、歯車装置86が低い第2の速度と高いトルクで歯車組立体28を駆動する第2のギヤ比構成との間で操作可能である。図6で最良に示す通り、遊星歯車装置86は、ハウジング87と、モータ86に結合され、それにより駆動される第1の太陽歯車88と、第1段の遊星歯車89と、第1のリングギヤ90と、第2の太陽歯車91と、第2段の遊星歯車92と、第2のリングギヤ93と、第3の太陽歯車94と、第3段の遊星歯車95と、第3のリングギヤ96と、第4の太陽歯車97と、を具備する。低速で、高トルク構成において、モータ82は、第1の太陽歯車88により第1段の遊星歯車89を駆動し、次に、第2段の遊星歯車192と第2の太陽歯車91を駆動し、引き続き、第3段の遊星歯車95と第3の太陽歯車94を駆動し、また、第4の太陽歯車97を駆動し、さらに、傘駆動歯車110を駆動し、第1、第2及び第3のリングギヤ90、93、96が繋止される。高速で、低トルク構成において、第2及び第3のギヤ93、96は、第2及び第3段の遊星歯車92、95とともに回転する一方、第1のリングギヤは固定される。
【0016】
駆動組立体30は、アクチュエータ装置100により、歯車組立体28に結合可能である。例示される実施例において、アクチュエータ装置100は、平歯車の形状で、1対のブシュ部材108により駆動装置のハウジング106内で回転可能に支持される駆動軸104に回転可能に固定される、入力歯車102を具備する。傘歯車の形状の駆動歯車110は、遊星歯車装置86により駆動され、傘歯車の形状で、駆動軸104とともに回転するために固定される、受け歯車112に係合する。入力歯車102は、平歯車の形状の出力歯車114を係合・係脱するように構成され、出力歯車114は、歯車組立体28の入力軸46とともに回転するために固定される。
【0017】
アクチュエータ装置100の1つの実施形態において、出力歯車114は、入力歯車102が出力歯車114に係合し、駆動組立体30が歯車組立体28に結合される係合位置と、出力歯車114が、入力歯車102からオフセットされ、入力歯車102に係合せず、駆動組立体30が、歯車組立体28から結合解除されるように、出力歯車114が係合位置から横方向外側に移動される係脱位置との間の方向116に、入力軸46の長さに沿って摺動可能に変位するように構成可能である。例示される実施例において、アクチュエータ装置100は、カバーの形状のアクチュエータ部材118を具備する。本実施例において、カバー118は、図3及び図5に示す通り、カバー118が入力軸46へのアクセスを防止する係合又は結合位置と、図4に示す通り、オペレータが、当業で公知の手動ハンドル(図示せず)又は電動式駆動装置を含む動力付き手工具(図示せず)により、陸揚装置組立体10を駆動可能なように、入力軸46の六角形状の端部26がオペレータにアクセス可能である第2又は結合解除/取外し位置との間で移動可能である。本実施例において、カバー118は、解放リング124と当接し、次に、出力歯車114と当接し、それによって、出力歯車114が入力歯車102に係合するように、出力歯車114を横方向内側に押し出す。アクチュエータ装置100は、オペレータがカバー部材118を取り外す場合、ばね部材は、出力歯車114を係合位置から、出力歯車114が入力歯車102から係脱される係脱位置に向けて付勢し、それによって、駆動組立体30を歯車組立体28から自動的に結合解除するように、出力歯車114を係合位置から係脱位置まで付勢するばね部材26をさらに具備する。
【0018】
トレーラー12は、操作中において、延伸入力ボタン136によりモータ82を作動することで、陸揚装置組立体10の各々を延伸することにより、支持牽引車両から結合解除又は吊り上げ可能である。その後、バッテリー84からの電力が、第1のギヤ比構成である歯車装置86を駆動するモータ82に供給される。歯車装置86は、アクチュエータ装置100により歯車組立体28を駆動し、それによって、上部脚部分32から脚組立体26の下部歯車部分36を延伸する。モータ82による電流引き込みは、下部脚部分36が上部脚部分32から延伸する際で、足部又は支持部材40が地面20に接触する前に、比較的低いことに留意されたい。一度足部40が地面20に当接すると、陸揚装置組立体10は、トレーラー12の荷重又は重量を支持し始め、それによって、モータ82から必要な電力が増加し、モータ82による電流引き込みが必然的に増加する。制御装置130は、モータ82による電流引き込みが増加し、所定時間維持されると、第1のギヤ比構成から第2のギヤ比構成まで歯車装置86を切り替えるように構成される。本実施例において、制御装置130は、平均電流引き込みの増分が、好ましくは、約50%~約10,000%、より好ましくは、約100%~約1,000%、最も好ましくは約300%であって、好ましくは約10秒、より好ましくは約5秒間維持された後に、第1のギヤ比構成から第2のギヤ比構成まで歯車装置86を移動するように構成される。制御装置130は、吊り上げサイクルを瞬間的に停止するように構成可能である一方、吊り上げサイクルを第2のギヤ比構成で継続する前に、歯車装置86は、第1のギヤ比構成から第2のギヤ比構成まで再構成される。その後、陸揚装置組立体10の延伸は、所定延伸量、車両レベル条件等の所定条件が満たされるまで、継続される。陸揚装置組立体10の延伸はまた、オペレータが関連入力ボタンを解除して終了可能である。制御装置130はまた、モータ82による電流引き込みの変分が所定時間維持されるならば、モータ82のスイッチをオフにするように構成可能である。本実施例において、制御装置は、陸揚装置組立体10の構成要素又は部分組立体が延伸/収縮を防止するよう繋止される、不具合の間に生じ得る等の電流引き込みが約1秒間以下に大きな変分として維持されれば、及び/又は最小又はゼロの電流引き込みが約30秒又は30秒未満の所定時間維持されれば、モータ82を遮断し、それによって、陸揚装置組立体10の様々な構成要素への損傷の可能性を減少させるように構成される。上述と反対の方法により、トレーラー12を、関連支持牽引車両に結合できる。具体的には、オペレータは、インターフェースの延伸入力ボタン132により、モータ82を作動可能で、モータ82はその後、歯車装置86を第2のギヤ比構成で駆動し、歯車装置86は、歯車組立体28を駆動し、下部脚部分36を上部脚部分32に入れ子式に収縮させて、それによって、トレーラー12を支持車両上に降ろす。歯車装置86は、トレーラー12の荷重又は重量が、牽引車両の支持等により、低減され始めるまで、第2のギヤ比構成に保持される。トレーラー12が一度、支持、牽引車両により支持され始めると、モータ82が要する動力は減少し、それによって、モータ82による電流引き込みが減少する。上述に類似するが、モータ82による電流引き込みの減少が所定時間維持される場合、制御装置82が、第2のギヤ比構成から第1のギヤ比構成まで歯車装置を再構成するように、制御装置130は、モータ82からの電流引き込みを監視するように構成される。本実施例において、電流引き込みの減少が、好ましくは約10秒、より好ましくは約5秒間維持されると、制御装置130は、第2のギヤ比構成から第1のギヤ比構成まで歯車装置86を切り替えるように構成される。いま一度、上記の通り、制御装置130は、歯車装置86の駆動を停止するように構成可能な一方、歯車装置86は、第2のギヤ比構成から第1のギヤ比構成まで構成される。歯車装置86はその後、第1のギヤ比構成の作動を継続し、第1の速度で下部脚部分36を上部脚部分32に収縮させる。下部脚部分36は、高さ制限等の所定限度に達するまで、上部脚部分32に継続して収縮される。制御装置130はまた、電流引き込みの変分が所定時間維持されれば、モータ82を遮断するように構成可能である。本実施例において、制御装置130は、陸揚装置組立体10の構成要素又は部分組立体が収縮/延伸を防止するよう繋止される、不具合の間に生じ得る等の電流が約1秒間以下に大きな変分として維持されれば、モータ182を遮断するよう構成され、及び/又は最小又はゼロの電流引き込みが約30秒又は30秒未満の所定時間維持されれば、モータ82を遮断し、それによって、陸揚装置組立体10の様々な構成要素への損傷の可能性を減少させるように構成可能である。緊急遮断ボタン132は、ハウジング106から外側に延伸し、オペレータが、モータ182の作動を手動で防止し、結果として、脚組立体26を延伸及び/又は収縮させないよう、駆動組立体30を遮断可能に構成される。
【0019】
陸揚装置組立体10が荷重を支持する間に、延伸位置からより収縮される位置までの、陸揚装置組立体10のクリープ変形は、出力歯車114が回転自由な収縮又は繋止解除位置(破線表示)と、ロックピン204が出力歯車114のレリーフ206に係合する延伸又は繋止位置(実線表示)との間でロックピン204を作動するように構成され、それによって、出力歯車114が回転し、このため、陸揚装置組立体10が収縮するのを防ぐ、ソレノイド又は電動アクチュエータ202を含む、繋止装置200(図5及び図5A)により防止可能である。
【0020】
本実施形態が全体の陸揚装置組立体に結合される延伸/収縮制御装置を具備する一方、外部制御装置はまた、例えば、牽引車両に関連する若しくは牽引車両の運転席内に配置される制御装置、及び/又はBluetooth(登録商標)等により制御装置130と通信するように構成された無線制御装置等の遠隔設置された制御装置を含んで、利用可能である。万が一、例えば、バッテリー84の充電が不十分で、又は駆動組立体30が正常に動作しない場合等、オペレータが陸揚装置組立体10を手動入力により操作する必要があれば、オペレータは、カバー118を取り外してよい。上述の通り、カバー118を取り外すと、入力軸46の六角形状の端部26にアクセスでき、それによって、オペレータは、手動駆動クランク又はハンドル又は別個の外部駆動具を入力軸46の端部26に取り付け可能である。上述の通り、カバー118を取り外すと、付勢ばね26は、出力歯車114がアラインされて、入力歯車102に係合する係合位置から、出力歯車114が入力歯車102からオフセットされて、駆動組立体30が歯車組立体28から係脱又は結合解除される係脱位置まで出力歯車114をさらに移動可能である。
【0021】
陸揚装置組立体10(図1及び図7)はまた、延伸入力ボタン136と一体式の視認用脚延伸表示器と、収縮入力ボタン138と一体式の視認用脚収縮表示器と、バッテリー状態表示器140と、を具備可能である。例示される実施例において、脚延伸表示器と脚収縮表示器は各々、制御装置130が、計器の各々を照らし、オペレータに実行中の操作を伝達するように構成されるLEDを具備する。例示される実施例において、バッテリー状態表示器40は、オペレータにバッテリー84の充電状態を視認により伝達するように構成された複数のLEDライトを具備する。例示される実施例において、バッテリー状態表示器40は、赤色LED142、黄色LED144、第1の緑色LED146及び第2の緑色LED148を含む4つのLEDライトを具備し、赤色LED142は極めて低いバッテリー充電状態を、黄色LED144は消耗したバッテリー充電状態を、第1の緑色LED146は適度のバッテリー充電状態を、第2の緑色LED148はフル又はほとんどフルのバッテリー充電状態を示す。制御装置130はまた、損傷したバッテリー状態を示す赤色LED142からの点滅パルス等、他の情報をオペレータに伝達するLEDライト142、144、146、148を利用するように構成可能である。
【0022】
陸揚装置組立体の第1の実施形態は、第1の部分及び第2の部分を含む脚組立体であって、脚組立体の第1及び第2の部分は、互いに入れ子式に係合する脚組立体と、第1及び第2の脚部分に操作可能に結合され、第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成された歯車組立体と、脚組立体に固定され、歯車組立体に結合され、歯車組立体を、第1の速度及び第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された遊星歯車装置と、遊星歯車組立体を駆動するように構成されたモータと、モータに電気的に接続されたバッテリーと、を含む駆動組立体の要素を具備する。
【0023】
陸揚装置組立体の第2の実施形態は、モータが電動モータである、第1の実施形態の要素を具備可能である。
【0024】
陸揚装置組立体の第3の実施形態は、バッテリーがリチウム電池を含む、第1及び第2の実施形態のいずれか1つの要素を具備可能である。
【0025】
陸揚装置組立体の第4の実施形態は、バッテリーが、ハウジング内に配置され、取り換え用にハウジング内部から取外し可能である、第1から第3の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0026】
陸揚装置組立体の第5の実施形態は、歯車組立体が、脚組立体の第1の部分及び第2の部分の少なくとも1つの内部内に配置される、第1から第4の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0027】
陸揚装置組立体の第6の実施形態は、脚組立体の第1の部分は、上部分であって、脚組立体の第2の部分は、上部分下に配置された下部分である、第1から第5の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0028】
陸揚装置組立体の第7の実施形態は、歯車組立体が、上部分の内部内に配置される、第1から第6の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0029】
陸揚装置組立体の第8の実施形態は、第2の部分が、第1の部分内に入れ子式に収納される、第1から第7の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0030】
陸揚装置組立体の第9の実施形態は、歯車組立体が、無変速歯車組立体である、第1から第8の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0031】
陸揚装置組立体の第10の実施形態は、歯車組立体が、入力軸と回転するために結合された第1の駆動歯車と、第1の駆動歯車に係合し、入力軸からオフセットされた第2軸と回転するために結合された第1の受け歯車と、第2軸と回転するために結合された第2の駆動歯車と、第2の駆動歯車に係合する第2の受け歯車と、第2の受け歯車と回転するために結合され、第3の受け歯車に係合する第3の駆動歯車と、を含み、入力軸は、遊星歯車装置に操作可能に結合され、第3の受け歯車は、脚組立体の第2の部分に操作可能に結合された駆動スピンドルと回転するために固定される、第1から第9の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0032】
陸揚装置組立体の第11の実施形態は、第1の駆動歯車、第1の受け歯車、第2の駆動歯車及び第2の受け歯車が各々、平歯車を含む、第10の実施形態の要素を具備可能である。
【0033】
陸揚装置組立体の第12の実施形態は、第3の駆動歯車と第3の受け歯車が各々、傘歯車を含む、第10及び第11の実施形態のいずれか1つの要素を具備可能である。
【0034】
陸揚装置組立体の第13の実施形態は、所定パラメータに基づいて、遊星歯車装置が第1の速度で歯車組立体を駆動する第1の構成と、遊星歯車装置が第2の速度で歯車装置を駆動する第2の構成との間で遊星歯車装置を移動するように構成された制御装置をさらに具備する、第1から第12の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0035】
陸揚装置組立体の第14の実施形態は、所定パラメータが、モータによる電流引き込みを含む、第13の実施形態の要素を具備可能である。
【0036】
陸揚装置組立体の第15の実施形態は、制御装置が、電流引き込みの変分が約5秒以上維持される場合、遊星歯車装置を第1の構成と第2の構成との間で移動するように構成される、第14の実施形態の要素を具備可能である。
【0037】
陸揚装置組立体の第16の実施形態は、制御装置が、最小又はゼロの電流引き込みが、約30秒以上維持されれば、モータを遮断するように構成される、第14及び第15の実施形態のいずれか1つの要素を具備可能である。
【0038】
陸揚装置組立体の第17の実施形態は、電流引き込みの変分が、約50%~約10,000%である、第14から第16の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0039】
陸揚装置組立体の第18の実施形態は、電流引き込みの変分が、約300%である、第17の実施形態の要素を具備可能である。
【0040】
陸揚装置組立体の第19の実施形態は、モータが、脚組立体の第1の部分及び第2の部分の外部に配置される、第1から第18の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0041】
陸揚装置組立体の第20の実施形態は、遊星歯車装置が、脚組立体の第1の部分及び第2の部分の外部に配置される、第1から第19の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0042】
陸揚装置組立体の第21の実施形態は、歯車組立体が、手動駆動ハンドルに係合するように構成される入力軸を含む、第1から第20の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0043】
陸揚装置組立体の第22の実施形態は、モータの作動により、第1の脚部分に対して第2の脚部分を移動するように、モータが脚組立体に結合される第1の位置と、モータの作動により、第1の脚部分に対して第2の脚部分を移動させないように、モータが脚組立体から結合解除される第2の位置との間でオペレータにより移動可能なアクチュエータ装置をさらに具備する、第1から第21の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0044】
陸揚装置組立体の第23の実施形態は、アクチュエータ装置が、カバー部材が入力軸を覆う第1の位置と、入力軸が手動駆動ハンドルに係合するようにアクセス可能である第2の位置との間で移動可能なカバー部材を具備する、第22の実施形態の要素を具備可能である。
【0045】
陸揚装置組立体の第24の実施形態は、アクチュエータ装置を第1の位置から第2の位置まで移動すると、駆動組立体が歯車組立体から結合解除される、第23の実施形態の要素を具備可能である。
【0046】
陸揚装置組立体の第25の実施形態は、第1の部分及び第2の部分を含む脚組立体であって、脚組立体の第1及び第2の部分は、互いに入れ子式に係合する脚組立体と、第1及び第2の脚部分に操作可能に結合され、第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成され、入力軸を含む歯車組立体と、歯車組立体に結合され、歯車組立体の駆動軸を第1の速度及び第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された歯車装置と、歯車装置を駆動するように構成された電動モータと、モータに動力を供給するように構成されたバッテリーと、を含む、駆動組立体と、を具備する。
【0047】
陸揚装置組立体の第26の実施形態は、バッテリーがリチウム電池を含む、第25の実施形態の要素を具備可能である。
【0048】
陸揚装置組立体の第27の実施形態は、歯車装置が、遊星歯車装置を具備する、第25及び第26の実施形態のいずれか1つの要素を具備可能である。
【0049】
陸揚装置組立体の第28の実施形態は、歯車組立体が、脚組立体の第1の部分及び第2の部分の少なくとも1つの内部内に配置される、第25から第27の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0050】
陸揚装置組立体の第29の実施形態は、脚組立体の第1の部分は、上部分であって、脚組立体の第2の部分は、上部分の下に配置された下部分である、第25から第28の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0051】
陸揚装置組立体の第30の実施形態は、歯車組立体が、上部分の内部内に配置される、第29の実施形態の要素を具備可能である。
【0052】
陸揚装置組立体の第31の実施形態は、第2の部分が、第1の部分内に入れ子式に収納される、第25から第30の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0053】
陸揚装置組立体の第32の実施形態は、歯車組立体が、無変速歯車組立体である、第25から第31の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0054】
陸揚装置組立体の第33の実施形態は、歯車組立体が、入力軸と回転するために結合された第1の駆動歯車と、第1の駆動歯車に係合し、入力軸からオフセットされた第2軸と回転するために結合された第1の受け歯車と、第2軸と回転するために結合された第2の駆動歯車と、第2の駆動歯車に係合する第2の受け歯車と、第2の受け歯車と回転するために結合され、第3の受け歯車に係合する第3の駆動歯車と、を含み、入力軸が、遊星歯車装置に操作可能に結合され、第3の受け歯車が、脚組立体の第2の部分に操作可能に結合された駆動スピンドルと回転するために固定される、第25から第32の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0055】
陸揚装置組立体の第34の実施形態は、第1の駆動歯車、第1の受け歯車、第2の駆動歯車及び第2の受け歯車が各々、平歯車を含む、第33の実施形態の要素を具備可能である。
【0056】
陸揚装置組立体の第35の実施形態は、第3の駆動歯車と第3の受け歯車が各々、傘歯車を含む、第33及び第34の実施形態のいずれか1つの要素を具備可能である。
【0057】
陸揚装置組立体の第36の実施形態は、所定パラメータに基づいて、歯車装置が第1の速度で作動する第1の構成と、歯車装置が第2の速度で作動する第2の構成との間で歯車装置を移動するように構成された制御装置をさらに具備する、第25から第35の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0058】
陸揚装置組立体の第37の実施形態は、所定パラメータが、モータによる電流引き込みを含む、第36の実施形態の要素を具備可能である。
【0059】
陸揚装置組立体の第38の実施形態は、制御装置が、電流引き込みの変分が約5秒以上維持される場合、歯車装置を第1の構成と第2の構成との間で移動するように構成される、第37の実施形態の要素を具備可能である。
【0060】
陸揚装置組立体の第39の実施形態は、制御装置が、最小又はゼロの電流引き込みが約30秒以上維持されれば、モータを遮断するように構成される、第37及び第38の実施形態のいずれか1つの要素を具備可能である。
【0061】
陸揚装置組立体の第40の実施形態は、電流引き込みの変分が、約50%~約10,000%である、第37から第39の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0062】
陸揚装置組立体の第41の実施形態は、電流引き込みの変分が、約300%である、第40の実施形態の要素を具備可能である。
【0063】
陸揚装置組立体の第42の実施形態は、モータが、脚組立体の第1の部分及び第2の部分の外部に配置される、第25から第41の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0064】
陸揚装置組立体の第43の実施形態は、歯車装置が、脚組立体の第1の部分及び第2の部分の外部に配置される、第25から第42の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0065】
陸揚装置組立体の第44の実施形態は、入力軸が、手動駆動ハンドルに係合するように構成される、第25から第43の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0066】
陸揚装置組立体の第45の実施形態は、モータの作動により、第1の脚部分に対して第2の脚部分を移動するように、モータが脚組立体に結合される第1の位置と、モータの作動により、第1の脚部分に対して第2の脚部分を移動させないように、モータが脚組立体から結合解除される第2の位置との間でオペレータにより移動可能なアクチュエータ装置をさらに具備する、第25から第44の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0067】
陸揚装置組立体の第46の実施形態は、アクチュエータ部材が、カバー部材が入力軸を覆う第1の位置と、入力軸が手動駆動ハンドルに係合するようにアクセス可能である第2の位置との間で移動可能なカバー部材を具備する、第44の実施形態の要素を具備可能である。
【0068】
陸揚装置組立体の第47の実施形態は、アクチュエータ装置を第1の位置から第2の位置まで移動すると、駆動組立体が歯車組立体から結合解除される、第41の実施形態の要素を具備可能である。
【0069】
陸揚装置組立体の第48の実施形態は、上部第1の部分及び上部第1の部分内に入れ子式に収納される下部第2の部分を含む脚組立体と、上部第1の部分内に配置され、第1及び第2の脚部分に操作可能に結合され、第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成され、入力軸を含む無変速歯車組立体と、歯車組立体に結合され、歯車組立体の駆動軸を第1の速度及び第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された歯車装置と、歯車装置を駆動するように構成された電動モータと、モータに動力を供給するように構成されたバッテリーと、を含む、駆動組立体と、所定パラメータに基づいて、歯車装置が第1の速度で作動する第1の構成と、歯車装置が第2の速度で作動する第2の構成との間で歯車装置を移動するように構成された制御装置と、を具備する。
【0070】
陸揚装置組立体の第49の実施形態は、バッテリーが、リチウム電池を含む、第48の実施形態の要素を具備可能である。
【0071】
陸揚装置組立体の第50の実施形態は、歯車組立体が、入力軸と回転するために結合された第1の駆動歯車と、第1の駆動歯車に係合し、入力軸からオフセットされた第2軸と回転するために結合された第1の受け歯車と、第2軸と回転するために結合された第2の駆動歯車と、第2の駆動歯車に係合する第2の受け歯車と、第2の受け歯車と回転するために結合され、第3の受け歯車に係合する第3の駆動歯車と、を含み、入力軸が、遊星歯車装置に操作可能に結合され、第3の受け歯車が、脚組立体の第2の部分に操作可能に結合された駆動スピンドルと回転するために固定される、第48及び第49の実施形態のいずれか1つの要素を具備可能である。
【0072】
陸揚装置組立体の第51の実施形態は、第1の駆動歯車、第1の受け歯車、第2の駆動歯車及び第2の受け歯車が各々、平歯車を含む、第50の実施形態の要素を具備可能である。
【0073】
陸揚装置組立体の第52の実施形態は、第3の駆動歯車と第3の受け歯車が各々、傘歯車を含む、第50及び第51の実施形態のいずれか1つの要素を具備可能である。
【0074】
陸揚装置組立体の第53の実施形態は、所定パラメータが、モータによる電流引き込みを含む、第48から第52の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0075】
陸揚装置組立体の第54の実施形態は、制御装置が、電流引き込みの変分が約5秒以上維持される場合、歯車装置を第1の構成と第2の構成との間で移動するように構成される、第53の実施形態の要素を具備可能である。
【0076】
陸揚装置組立体の第55の実施形態は、制御装置が、最小又はゼロの電流引き込みが約30秒以上維持されれば、モータを遮断するように構成される、第53及び第54の実施形態のいずれか1つの要素を具備可能である。
【0077】
陸揚装置組立体の第56の実施形態は、電流引き込みの変分が、約50%~約10,000%である、第53から第55の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0078】
陸揚装置組立体の第57の実施形態は、電流引き込みの変分が、約300%である、第56の実施形態の要素を具備可能である。
【0079】
陸揚装置組立体の第58の実施形態は、モータが、脚組立体の第1の部分及び第2の部分の外部に配置される、第48から第57の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0080】
陸揚装置組立体の第59の実施形態は、歯車装置が、脚組立体の第1の部分及び第2の部分の外部に配置される、第48から第58の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0081】
陸揚装置組立体の第60の実施形態は、入力軸が、手動駆動ハンドルに係合するように構成される、第48から第59の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0082】
陸揚装置組立体の第61の実施形態は、モータの作動により、第1の脚部分に対して第2の脚部分を移動するように、モータが脚組立体に結合される第1の位置と、モータの作動により、第1の脚部分に対して第2の脚部分を移動させないように、モータが脚組立体から結合解除される第2の位置との間でオペレータにより移動可能なアクチュエータ装置をさらに具備する、第48から第60の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0083】
陸揚装置組立体の第62の実施形態は、アクチュエータ装置が、カバー部材が入力軸を覆う第1の位置と、入力軸が手動駆動ハンドルに係合するようにアクセス可能である第2の位置との間で移動可能なカバー部材を具備する、第61の実施形態の要素を具備可能である。
【0084】
陸揚装置組立体の第63の実施形態は、アクチュエータ装置を第1から第2の位置まで移動すると、駆動組立体が歯車組立体から結合解除される、第62の実施形態の要素を具備可能である。
【0085】
陸揚装置組立体の第64の実施形態は、歯車装置が、遊星歯車装置を含む、第48から第63の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0086】
陸揚装置組立体の第65の実施形態は、脚組立体であって、脚組立体を車両のフレーム組立体に取付けるように構成された取付部材、及び地面と当接するように構成された支持部材を含む脚組立体と、駆動組立体であって、駆動組立体が、第1の速度で支持部材を取付部材に向けて又はそれから離れて移動し、車両のフレーム組立体が第1の速度で地面に向けて又はそれから離れて移動する第1の構成と、駆動組立体が、第1の速度と異なる第2の速度で支持部材を取付部材に向けて又はそれから離れて移動し、フレーム組立体が第2の速度で地面に向けて又はそれから離れて移動する第2の構成との間で、駆動組立体が動作可能で、駆動組立体が、所定パラメータに基づいて、ユーザからの入力なしに、第1の構成と第2の構成との間で自動切り替えするように構成される、脚組立体に操作可能に結合された歯車装置を含む、駆動組立体と、を具備する。
【0087】
陸揚装置組立体の第66の実施形態は、駆動組立体は、歯車装置を駆動するように構成されたモータを具備する、第65の実施形態の要素を具備可能である。
【0088】
陸揚装置組立体の第67の実施形態は、モータが電動モータである、第66の実施形態の要素を具備可能である。
【0089】
陸揚装置組立体の第68の実施形態は、所定パラメータが、モータによる電流引き込みを含む、第66及び第67の実施形態のいずれか1つの要素を具備可能である。
【0090】
陸揚装置組立体の第69の実施形態は、駆動組立体が、電流引き込みの変分が約5秒以上維持される場合、歯車装置を第1の構成と第2の構成との間で移動するように構成される制御装置を具備する、第68の実施形態の要素を具備可能である。
【0091】
陸揚装置組立体の第70の実施形態は、制御装置が、最小又はゼロの電流引き込みが約30秒以上維持されれば、モータを遮断するように構成される、第68と及び第69の実施形態のいずれか1つの要素を具備可能である。
【0092】
陸揚装置組立体の第71の実施形態は、電流引き込みの変分が、約50%~約10,000%である、第68から第70の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0093】
陸揚装置組立体の第72の実施形態は、電流引き込みの変分が、約300%である、第71の実施形態の要素を具備可能である。
【0094】
陸揚装置組立体の第73の実施形態は、歯車装置が、第1の構成と第2の構成との間で操作可能な遊星歯車装置を具備する、第65から第72の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0095】
陸揚装置組立体の第74の実施形態は、駆動組立体が、バッテリーを具備する、第65から第73の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0096】
陸揚装置組立体の第75の実施形態は、バッテリーが、リチウム電池を含む、第74の実施形態の要素を具備可能である。
【0097】
陸揚装置組立体の第76の実施形態は、駆動組立体を脚組立体に操作可能に結合する歯車組立体をさらに具備する、第65から第74の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0098】
陸揚装置組立体の第77の実施形態は、歯車組立体が、無変速歯車組立体である、第76の実施形態の要素を具備可能である。
【0099】
陸揚装置組立体の第78の実施形態は、歯車組立体が、駆動組立体と結合された入力軸と回転するために結合された第1の駆動歯車と、第1の駆動歯車に係合し、入力軸からオフセットされた第2軸と回転するために結合された第1の受け歯車と、第2軸と回転するために結合された第2の駆動歯車と、第2の駆動歯車に係合する第2の受け歯車と、第2の受け歯車と回転するために結合され、第3の受け歯車に係合する第3の駆動歯車と、を含み、入力軸が、遊星歯車装置に操作可能に結合され、第3の受け歯車が、駆動スピンドルと回転するために固定される、第77の実施形態の要素を具備可能である。
【0100】
陸揚装置組立体の第79の実施形態は、下部脚部分が、フレーム組立体と支持部材が互いに向けて又は離れて移動する際に、上部脚部分内にはめ込まれるように、脚組立体が、取付部材との垂直移動のために結合された上部脚部分と取付部材との水平移動のために結合され、上部脚部分内に入れ子式に収納される下部脚部分をさらに具備する、第65から第78の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0101】
陸揚装置組立体の第80の実施形態は、駆動組立体が、上部脚部分と下部脚部分の外部に配置される、第79の実施形態の要素を具備可能である。
【0102】
陸揚装置組立体の第81の実施形態は、歯車装置が、遊星歯車装置を含む、第65から第80の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0103】
陸揚装置組立体の第82の実施形態は、第1の脚部分及び第1の脚部分に対して移動可能な第2の脚部分を含む脚組立体と、第1の脚部分に対して第2の脚部分を移動するように構成されたモータを含む駆動組立体と、ハンドルを収納するように構成され、それによりオペレータがハンドルにより第1の脚部分に対して第2の脚部分を手動可能な手動入力収納具と、モータの作動により、第1の脚部分に対して第2の脚部分を移動するように、モータが脚組立体に結合される第1の位置と、モータの作動により、第1の脚部分に対して第2の脚部分を移動させないように、モータが脚組立体から結合解除される第2の位置との間でオペレータにより移動可能なアクチュエータ装置と、を具備する。
【0104】
陸揚装置組立体の第83の実施形態は、アクチュエータ装置が、アクチュエータ部材が駆動組立体を第1の脚部分と第2の脚部分に結合する第1の位置と、アクチュエータ部材が駆動組立体を第1の脚部分と第2の脚部分に結合しない第2の位置に配置されるアクチュエータ部材を具備する、第82の実施形態の要素を具備可能である。
【0105】
陸揚装置組立体の第84の実施形態は、アクチュエータ部材が、歯車を具備する、第83の実施形態の要素を具備可能である。
【0106】
陸揚装置組立体の第85の実施形態は、アクチュエータ部材が、第2の位置に向けてばねで付勢される、第83及び第84の実施形態のいずれか1つの要素を具備可能である。
【0107】
陸揚装置組立体の第86の実施形態は、駆動組立体が、ハウジングを具備し、アクチュエータ部材が、第2の位置にある場合、ハウジングから取り外される、第82から第85の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0108】
陸揚装置組立体の第87の実施形態は、アクチュエータ部材が、第1の位置にある場合、手動入力収納具を覆い、それによって、手動入力収納具へのアクセスを防止し、第2の位置にある場合、手動入力収納具へのアクセスを許容するように構成される、第82から第86の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0109】
陸揚装置組立体の第88の実施形態は、手動入力収納具が、入力軸を含む、第82から第87の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0110】
陸揚装置組立体の第89の実施形態は、入力軸から入力を受信するように構成され、入力軸を第1の脚部分と第2の脚部分に操作可能に結合する歯車組立体をさらに具備する、第88の実施形態の要素を具備可能である。
【0111】
陸揚装置組立体の第90の実施形態は、歯車組立体が、無変速歯車組立体である、第89の実施形態の要素を具備可能である。
【0112】
陸揚装置組立体の第91の実施形態は、駆動組立体が、モータを入力軸に操作可能に結合し、入力軸に入力を与えるように構成された歯車装置をさらに具備する、第88から第90の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0113】
陸揚装置組立体の第92の実施形態は、歯車装置が、多段速度歯車装置である、第91の実施形態の要素を具備可能である。
【0114】
陸揚装置組立体の第93の実施形態は、歯車装置が、遊星歯車装置を具備する、第91及び第92の実施形態のいずれか1つの要素を具備可能である。
【0115】
陸揚装置組立体の第94の実施形態は、第2の脚部分が、第1の脚部分内に入れ子式に収納される、第82から第93の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0116】
陸揚装置組立体の第95の実施形態は、モータが、電動モータである、第82から第94の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0117】
陸揚装置組立体の第96の実施形態は、駆動組立体が、バッテリーを具備する、第82から第95の実施形態のいずれか1つ又は任意の組み合わせの要素を具備可能である。
【0118】
陸揚装置組立体の第97の実施形態は、バッテリーが、リチウム電池を含む、第96の実施形態の要素を具備可能である。
【0119】
本明細書に開示の実施形態は、オペレータが陸揚装置組立体又はトレーラー又は牽引車両に接近することを求める制御装置を具備するものの、他の実施形態は、遠隔制御及び/又は自律車両内で陸揚装置組立体を使用することを含んでよいことに留意されたい。上記の説明において、本発明に対して、本明細書に開示の概念から逸脱することなく、変更を行うことは当業者に容易に理解されるであろう。このような変更は、以下の特許請求の範囲において、記載言語により、請求項がそれと異なるよう明記されない限り、包含されるとみなされる。
図1
図2
図3
図4
図5
図5A
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2021-05-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の部分及び第2の部分を含む脚組立体であって、前記脚組立体の前記第1及び第2の部分は、繋止位置と延伸位置との間で互いに入れ子式に係合する脚組立体と、
前記第1及び第2の脚部分に操作可能に結合され、前記繋止位置と前記延伸位置との間で前記第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成された歯車組立体と、
前記脚組立体に固定され、前記歯車組立体に結合され、
前記脚組立体が前記繋止位置から前記延伸位置に動く際、前記歯車組立体を、第1の速度及び前記第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された遊星歯車装置と、
前記遊星歯車組立体を駆動するように構成されたモータと、
前記モータに電気的に接続されたバッテリーと、を具備する、駆動組立体と、を具備する、陸揚装置組立体。
【請求項2】
前記モータは、電動モータである、請求項1に記載の陸揚装置組立体。
【請求項3】
前記バッテリーは、リチウム電池を含む、請求項1に記載の陸揚装置組立体。
【請求項4】
前記バッテリーは、ハウジング内に配置され、取り換え用に前記ハウジングから取外し可能である、請求項1に記載の陸揚装置組立体。
【請求項5】
前記歯車組立体は、前記脚組立体の前記第1の部分及び前記第2の部分の少なくとも1つの内部内に配置される、請求項1に記載の陸揚装置組立体。
【請求項6】
前記脚組立体の前記第1の部分は、上部分であって、前記脚組立体の前記第2の部分は、前記上部分の下に配置された下部分である、請求項1に記載の陸揚装置組立体。
【請求項7】
前記歯車組立体は、前記上部分の内部内に配置される、請求項6に記載の陸揚装置組立体。
【請求項8】
前記第2の部分は、前記第1の部分内に入れ子式に収納される、請求項1に記載の陸揚装置組立体。
【請求項9】
前記歯車組立体は、無変速歯車組立体である請求項1に記載の陸揚装置組立体。
【請求項10】
請求項1に記載の陸揚装置組立体であって、
所定パラメータに基づいて、前記遊星歯車装置が前記第1の速度で前記歯車組立体を駆動する第1の構成と、前記遊星歯車装置が前記第2の速度で前記歯車装置を駆動する第2の構成との間で前記遊星歯車装置を移動するように構成された制御装置をさらに具備する、陸揚装置組立体。
【請求項11】
前記所定パラメータは、前記モータによる電流引き込みを含む、請求項10に記載の陸揚装置組立体。
【請求項12】
繋止位置と延伸位置との間で上部第1の部分及び前記上部第1の部分内に入れ子式に収納される下部第2の部分を含む脚組立体と、
前記上部第1の部分内に配置され、前記第1及び第2の脚部分に操作可能に結合され、前記前記繋止位置と前記延伸位置との間で前記第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成され、入力軸を含む無変速歯車組立体と、
前記歯車組立体に連結された駆動組立体であって、
前記脚組立体が前記繋止位置から前記延伸位置に動く際、前記歯車組立体の前記入力軸を、第1の速度及び前記第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された歯車装置と、
前記歯車装置を駆動するように構成された電動モータと、
前記モータに動力を供給するように構成されたバッテリーと、
所定パラメータに基づいて、前記歯車装置が前記第1の速度で作動する第1の構成と、前記歯車装置が前記第2の速度で作動する第2の構成との間で前記歯車装置を移動するように構成された制御装置と、を具備する、駆動組立体と、を具備する、陸揚装置組立体。
【請求項13】
前記バッテリーは、リチウム電池を含む、請求項12に記載の陸揚装置組立体。
【請求項14】
前記歯車組立体は、前記入力軸と回転するために結合された第1の駆動歯車と、前記第1の駆動歯車に係合し、前記入力軸からオフセットされた第2軸と回転するために結合された第1の受け歯車と、前記第2軸と回転するために結合された第2の駆動歯車と、前記第2の駆動歯車に係合する第2の受け歯車と、前記第2の受け歯車と回転するために結合され、第3の受け歯車に係合する第3の駆動歯車と、を含み、前記入力軸は、前記遊星歯車装置に操作可能に結合され、前記第3の受け歯車は、前記脚組立体の前記第2の部分に操作可能に結合された駆動スピンドルと回転するために固定される、請求項12に記載の陸揚装置組立体。
【請求項15】
前記第1の駆動歯車、前記第1の受け歯車、前記第2の駆動歯車及び前記第2の受け歯車は各々、平歯車を含む、請求項14に記載の陸揚装置組立体。
【請求項16】
前記第3の駆動歯車と前記第3の受け歯車は各々、傘歯車を含む、請求項14に記載の陸揚装置組立体。
【請求項17】
前記所定パラメータは、前記モータによる電流引き込みを含む、請求項12に記載の陸揚装置組立体。
【請求項18】
第1の部分及び第2の部分を含む脚組立体であって、前記脚組立体の前記第1及び第2の部分は、互いに入れ子式に係合する脚組立体と、
前記第1及び第2の脚部分に操作可能に結合され、前記第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成され、入力軸を含む歯車組立体と、
前記歯車組立体に結合された駆動組立体であって、
前記歯車組立体の前記駆動軸を、第1の速度及び前記第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された歯車装置と、
前記歯車装置を駆動するように構成された電動モータと、
前記モータに動力を供給するように構成されたバッテリーと、を具備する、駆動組立体と、を具備する、陸揚装置組立体。
【請求項19】
脚組立体であって、前記脚組立体を車両のフレーム組立体に取付けるように構成された取付部材、及び地面と当接するように構成された支持部材を含む脚組立体と、
駆動組立体であって、前記駆動組立体が、第1の速度で前記支持部材を前記取付部材に向けて又はそれから離れて移動し、前記車両の前記フレーム組立体が、前記第1の速度で前記地面に向けて又はそれから離れて移動する第1の構成と、前記駆動組立体が、前記第1の速度と異なる第2の速度で前記支持部材を前記取付部材に向けて又はそれから離れて移動し、前記フレーム組立体が前記第2の速度で前記地面に向けて又はそれから離れて移動する第2の構成との間で、前記駆動組立体が動作可能であり、前記駆動組立体が、所定パラメータに基づいて、ユーザからの入力なしに、前記第1の構成と第2の構成との間で自動切り替えするように構成される、前記脚組立体に操作可能に結合された歯車装置を含む、駆動組立体と、を具備する、陸揚装置組立体。
【請求項20】
第1の脚部分及び前記第1の脚部分に対して移動可能な第2の脚部分を含む脚組立体と、
前記第1の脚部分に対して前記第2の脚部分を移動するように構成されたモータを含む駆動組立体と、
ハンドルを収納するように構成され、それによりオペレータが前記ハンドルにより前記第1の脚部分に対して前記第2の脚部分を手動可能な手動入力収納具と、
前記モータの作動により、前記第1の脚部分に対して前記第2の脚部分を移動するように、前記モータが前記脚組立体に結合される第1の位置と、前記モータの作動により、前記第1の脚部分に対して前記第2の脚部分を移動させないように、前記モータが前記脚組立体から結合解除される第2の位置との間でオペレータにより移動可能なアクチュエータ装置と、を具備する、陸揚装置組立体。
【請求項21】
前記制御装置が、電流引き込みの変分が約5秒以上維持される場合、前記歯車装置を前記第1の構成と前記第2の構成との間で移動するように構成される、請求項12に記載の陸揚装置組立体。
【請求項22】
制御装置は、電流引き込みの変分が約30秒以上維持されれば、前記モータを遮断するように構成される、請求項12に記載の陸揚装置組立体。
【請求項23】
前記モータによる電流引き込みが、前記歯車装置が前記第1の速度で移動する時の第1の電流と、前記歯車装置が前記第2の速度で移動する時の第2の電流とを含み、
前記第2の電流は、約50から約1000パーセントの間で前記第1の電流より大きい、請求項12に記載の陸揚装置組立体。
【請求項24】
前記第2の電流は、約100から約1000パーセントの間で前記第1の電流より大きい、請求項23に記載の陸揚装置組立体。
【請求項25】
前記第2の電流は、約300パーセントの間で前記第1の電流より大きい、請求項24に記載の陸揚装置組立体。
【請求項26】
前記モータが前記第1の部分及び前記第2の部分の外側に位置する、請求項12に記載の陸揚装置組立体。
【手続補正書】
【提出日】2021-08-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の部分及び第2の部分を含む脚組立体であって、前記脚組立体の前記第1及び第2の部分は、繋止位置と延伸位置との間で互いに入れ子式に係合する脚組立体と、
前記第1及び第2の脚部分に操作可能に結合され、前記繋止位置と前記延伸位置との間で前記第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成された歯車組立体と、
前記脚組立体に固定され、前記歯車組立体に結合され、
前記脚組立体が前記繋止位置から前記延伸位置に動く際、前記歯車組立体を、第1の速度及び前記第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された遊星歯車装置と、
前記遊星歯車組立体を駆動するように構成されたモータであって、前記モータが前記遊星歯車組立体を介して前記歯車組立体を駆動するモータと
前記モータに電気的に接続されたバッテリーと、を具備する、駆動組立体と、を具備する、陸揚装置組立体。
【請求項2】
前記モータは、電動モータである、請求項1に記載の陸揚装置組立体。
【請求項3】
前記バッテリーは、リチウム電池を含む、請求項1に記載の陸揚装置組立体。
【請求項4】
前記バッテリーは、ハウジング内に配置され、取り換え用に前記ハウジングから取外し可能である、請求項1に記載の陸揚装置組立体。
【請求項5】
前記歯車組立体は、前記脚組立体の前記第1の部分及び前記第2の部分の少なくとも1つの内部内に配置される、請求項1に記載の陸揚装置組立体。
【請求項6】
前記脚組立体の前記第1の部分は、上部分であって、前記脚組立体の前記第2の部分は、前記上部分の下に配置された下部分である、請求項1に記載の陸揚装置組立体。
【請求項7】
前記歯車組立体は、前記上部分の内部内に配置される、請求項6に記載の陸揚装置組立体。
【請求項8】
前記第2の部分は、前記第1の部分内に入れ子式に収納される、請求項1に記載の陸揚装置組立体。
【請求項9】
前記歯車組立体は、無変速歯車組立体である請求項1に記載の陸揚装置組立体。
【請求項10】
請求項1に記載の陸揚装置組立体であって、
所定パラメータに基づいて、前記遊星歯車装置が前記第1の速度で前記歯車組立体を駆動する第1の構成と、前記遊星歯車装置が前記第2の速度で前記歯車装置を駆動する第2の構成との間で前記遊星歯車装置を移動するように構成された制御装置をさらに具備する、陸揚装置組立体。
【請求項11】
前記所定パラメータは、前記モータによる電流引き込みを含む、請求項10に記載の陸揚装置組立体。
【請求項12】
繋止位置と延伸位置との間で上部第1の部分及び前記上部第1の部分内に入れ子式に収納される下部第2の部分を含む脚組立体と、
前記上部第1の部分内に配置され、前記第1及び第2の脚部分に操作可能に結合され、前記前記繋止位置と前記延伸位置との間で前記第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成され、入力軸を含む無変速歯車組立体と、
前記歯車組立体に連結された駆動組立体であって、
前記脚組立体が前記繋止位置から前記延伸位置に動く際、前記歯車組立体の前記入力軸を、第1の速度及び前記第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された、遊星歯車装置を含む歯車装置と、
前記駆動組立体を前記遊星歯車装置を介して駆動するように構成された電動モータと、
前記モータに動力を供給するように構成されたバッテリーと、
所定パラメータに基づいて、前記歯車装置が前記第1の速度で作動する第1の構成と、前記歯車装置が前記第2の速度で作動する第2の構成との間で前記歯車装置を移動するように構成された制御装置と、を具備する、駆動組立体と、を具備する、陸揚装置組立体。
【請求項13】
前記バッテリーは、リチウム電池を含む、請求項12に記載の陸揚装置組立体。
【請求項14】
前記歯車組立体は、前記入力軸と回転するために結合された第1の駆動歯車と、前記第1の駆動歯車に係合し、前記入力軸からオフセットされた第2軸と回転するために結合された第1の受け歯車と、前記第2軸と回転するために結合された第2の駆動歯車と、前記第2の駆動歯車に係合する第2の受け歯車と、前記第2の受け歯車と回転するために結合され、第3の受け歯車に係合する第3の駆動歯車と、を含み、前記入力軸は、前記遊星歯車装置に操作可能に結合され、前記第3の受け歯車は、前記脚組立体の前記第2の部分に操作可能に結合された駆動スピンドルと回転するために固定される、請求項12に記載の陸揚装置組立体。
【請求項15】
前記第1の駆動歯車、前記第1の受け歯車、前記第2の駆動歯車及び前記第2の受け歯車は各々、平歯車を含む、請求項14に記載の陸揚装置組立体。
【請求項16】
前記第3の駆動歯車と前記第3の受け歯車は各々、傘歯車を含む、請求項14に記載の陸揚装置組立体。
【請求項17】
前記所定パラメータは、前記モータによる電流引き込みを含む、請求項12に記載の陸揚装置組立体。
【請求項18】
上部第1の部分及び前記上部第1の部分内に入れ子式に収納される下部第2の部分を含む脚組立体と、
前記上部第1の部分内に配置され、前記第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成され、入力軸を含む無変速歯車組立体と、
前記歯車組立体に結合された駆動組立体であって、
前記歯車組立体の前記入力軸を、第1の速度及び前記第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された歯車装置と、
前記歯車装置を駆動するように構成された電動モータと、
前記モータに動力を供給するように構成されたバッテリーと、
前記所定パラメータに基づいて、前記歯車装置が前記第1の速度で作動する第1の構成と、前記歯車装置が前記第2の速度で作動する第2の構成との間で前記歯車装置を移動させるように構成された制御装置と、を具備する、駆動組立体と、を具備し、
前記所定パラメータは、前記モータによる電流引き込みを含み、
前記制御装置は、電流引き込みの変分が約5秒以上維持される場合、前記第1の構成と前記第2の構成との間で前記歯車装置を移動させるように構成される、
陸揚装置組立体。
【請求項19】
脚組立体であって、前記脚組立体を車両のフレーム組立体に取付けるように構成された取付部材、及び地面と当接するように構成された支持部材を含む脚組立体と、
駆動組立体であって、前記駆動組立体が、第1の速度で前記支持部材を前記取付部材に向けて又はそれから離れて移動し、前記車両の前記フレーム組立体が、前記第1の速度で前記地面に向けて又はそれから離れて移動する第1の構成と、前記駆動組立体が、前記第1の速度と異なる第2の速度で前記支持部材を前記取付部材に向けて又はそれから離れて移動し、前記フレーム組立体が前記第2の速度で前記地面に向けて又はそれから離れて移動する第2の構成との間で、前記駆動組立体が動作可能であり、前記駆動組立体が、所定パラメータに基づいて、ユーザからの入力なしに、前記第1の構成と第2の構成との間で自動切り替えするように構成される、前記脚組立体に操作可能に結合された歯車装置を含む、駆動組立体と、を具備する、陸揚装置組立体。
【請求項20】
第1の脚部分及び前記第1の脚部分に対して移動可能な第2の脚部分を含む脚組立体と、
前記第1の脚部分に対して前記第2の脚部分を移動するように構成されたモータを含む駆動組立体と、
ハンドルを収納するように構成され、それによりオペレータが前記ハンドルにより前記第1の脚部分に対して前記第2の脚部分を手動可能な手動入力収納具と、
前記モータの作動により、前記第1の脚部分に対して前記第2の脚部分を移動するように、前記モータが前記脚組立体に結合される第1の位置と、前記モータの作動により、前記第1の脚部分に対して前記第2の脚部分を移動させないように、前記モータが前記脚組立体から結合解除される第2の位置との間でオペレータにより移動可能なアクチュエータ装置と、を具備する、陸揚装置組立体。
【請求項21】
前記制御装置が、電流引き込みの変分が約5秒以上維持される場合、前記歯車装置を前記第1の構成と前記第2の構成との間で移動するように構成される、請求項12に記載の陸揚装置組立体。
【請求項22】
制御装置は、電流引き込みの変分が約30秒以上維持されれば、前記モータを遮断するように構成される、請求項12に記載の陸揚装置組立体。
【請求項23】
前記モータによる電流引き込みが、前記歯車装置が前記第1の速度で移動する時の第1の電流と、前記歯車装置が前記第2の速度で移動する時の第2の電流とを含み、
前記第2の電流は、約50から約1000パーセントの間で前記第1の電流より大きい、請求項12に記載の陸揚装置組立体。
【請求項24】
前記第2の電流は、約100から約1000パーセントの間で前記第1の電流より大きい、請求項23に記載の陸揚装置組立体。
【請求項25】
前記第2の電流は、約300パーセントの間で前記第1の電流より大きい、請求項24に記載の陸揚装置組立体。
【請求項26】
前記モータが前記第1の部分及び前記第2の部分の外側に位置する、請求項12に記載の陸揚装置組立体。
【請求項27】
上部第1の部分及び前記上部第1の部分内に入れ子式に収納される下部第2の部分を含む脚組立体と、
前記上部第1の部分内に配置され、前記第1及び第2の脚部分に操作可能に結合され、前記第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成され、入力軸を含む無変速歯車組立体と、
前記歯車組立体に結合された駆動組立体であって、
前記歯車組立体の前記入力軸を、第1の速度及び前記第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された歯車装置と、
前記歯車装置を駆動するように構成された電動モータと、
前記モータに動力を供給するように構成されたバッテリーと、
所定パラメータに基づいて、前記歯車装置が前記第1の速度で作動する第1の構成と、前記歯車装置が前記第2の速度で作動する第2の構成との間で前記歯車装置を移動させるように構成された制御装置と、を具備する、駆動組立体と、
を具備し、
前記所定パラメータは、前記モータによる電流引き込みを含み、
前記制御装置は、電流引き込みの変分が約30秒以上維持されれば、前記モータを遮断するように構成される、
陸揚装置組立体。
【請求項28】
上部第1の部分及び前記上部第1の部分内に入れ子式に収納される下部第2の部分を含む脚組立体と、
前記上部第1の部分内に配置され、前記第1及び第2の脚部分に操作可能に結合され、前記第1及び第2の脚部分を互いに対して入れ子式に移動するように構成され、入力軸を含む無変速歯車組立体と、
前記歯車組立体に結合された駆動組立体であって、
前記歯車組立体の前記入力軸を、第1の速度及び前記第1の速度と異なる第2の速度で駆動するように構成された歯車装置と、
前記歯車装置を駆動するように構成された電動モータと、
前記モータに動力を供給するように構成されたバッテリーと、
所定パラメータに基づいて、前記歯車装置が前記第1の速度で作動する第1の構成と、前記歯車装置が前記第2の速度で作動する第2の構成との間で前記歯車装置を移動させるように構成された制御装置と、を具備する、駆動組立体と、
を具備し、
前記所定パラメータは、前記モータによる電流引き込みを含み、
前記モータによる前記電流引き込みは、前記歯車装置が前記第1の速度で動いているときの第1の電流引き込みと、前記歯車装置が前記第2の速度で動いているときの第2の電流引き込みとを含み、前記第2の電流引き込みは、約50%~約10,000%であり、前記第1の電流引き込みよりも大きい、
陸揚装置組立体。

【国際調査報告】