(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-12
(54)【発明の名称】通信接続方法、装置、コンピュータ機器、及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
H04W 76/10 20180101AFI20220104BHJP
H04W 40/12 20090101ALI20220104BHJP
H04W 84/18 20090101ALI20220104BHJP
【FI】
H04W76/10
H04W40/12
H04W84/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021513803
(86)(22)【出願日】2020-09-02
(85)【翻訳文提出日】2021-04-06
(86)【国際出願番号】 CN2020113035
(87)【国際公開番号】W WO2021052175
(87)【国際公開日】2021-03-25
(31)【優先権主張番号】201910888666.8
(32)【優先日】2019-09-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】514187420
【氏名又は名称】テンセント・テクノロジー・(シェンジェン)・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】シエ,レイ
(72)【発明者】
【氏名】ウ,グアンウエン
(72)【発明者】
【氏名】シエ,ダイビン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ヤレェ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE25
(57)【要約】
本出願の実施例は、通信接続確立方法、装置、コンピュータ機器、及びコンピュータプログラムを開示しており、コンピュータ技術の分野に属する。方法は、第1の端末から送信された、第1のユーザ識別子及び第2のユーザ識別子が携帯されている接続要求メッセージを受信し、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、第2のユーザ識別子に対応する、第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定し、第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、接続要求メッセージを第2のリレーノードに送信し、第2のリレーノードが接続要求メッセージを第2の端末に送信し、第2の端末から返送された接続確認メッセージを受信すると、接続確認メッセージを第1の端末に送信し、第1の端末が接続確認メッセージに基づいて第2の端末と通信接続を確立することを含み、第1の端末と第2の端末の位置が変化しても通信接続に影響を与えず、通信効率を向上することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のリレーノードに適用される通信接続確立方法であって、
第1の端末から送信された接続要求メッセージを受信するステップであって、前記接続要求メッセージには、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子、及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯されているステップと、
ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する第2のリレーノードを特定するステップであって、前記第2のリレーノードは、前記第2の端末に接続されるリレーノードである、ステップと、
前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップと、
前記第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、前記接続確認メッセージを前記第1の端末に送信し、前記第1の端末が前記接続確認メッセージに基づいて前記第2の端末と通信接続を確立するステップとを含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信するステップは、
前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するステップと、
前記接続要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するステップは、
前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記第1のリレーノードと前記ターゲットリレーノードとの間のデータ伝送速度が前記第1のリレーノードと他のネクストホップリレーノードとの間のデータ伝送速度よりも大きい速度条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップと、
前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記ターゲットリレーノードの負荷量が他のネクストホップリレーノードの負荷量よりも小さい負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップとうちの少なくとも1つのステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のリレーノードはブロックチェーンシステムのノードであり、
前記方法は、さらに、前記第1の端末が前記第2の端末と通信接続を確立した後に、前記第1のユーザ識別子及び前記第2のユーザ識別子を含む通信接続レコードを生成して前記ブロックチェーンシステムに記憶するステップを含むことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の端末から送信された接続要求メッセージを受信する前に、前記方法は、さらに、前記第1の端末から送信された、前記第1のユーザ識別子が携帯されている第1のログイン要求を受信するステップと、
前記第1のユーザ識別子に基づいてログインするように前記第1の端末を制御するステップと、
前記第1のユーザ識別子と前記第1のリレーノードとの対応関係を確立するステップとを含むことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記接続要求メッセージにトークン識別子が携帯されており、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードからターゲットリレーノードを選択した後に、前記方法は、さらに、
前記トークン識別子と前記ターゲットリレーノードの識別子情報とを対応付けて記憶するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、前記接続確認メッセージを前記第1の端末に送信した後に、前記方法は、さらに、
前記第1の端末から送信された、前記トークン識別子、及び通信データが携帯されている通信要求メッセージを受信するステップと、
前記トークン識別子に対応付けて記憶されたターゲットリレーノードの識別子情報を取得するステップと、
前記識別子情報により、前記通信要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記通信要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記通信要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップとをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
制御ノードが実行する通信接続確立方法であって、
第1のリレーノードから送信された、前記第1のリレーノードの識別子情報及び第2のユーザ識別子が携帯されているパス要求であって、前記第1のリレーノードが第1の端末から送信された、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子、及び第2の端末のログインしている前記第2のユーザ識別子が携帯されている接続要求メッセージを受信したときに送信したパス要求を受信するステップと
ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する、前記第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定するステップと、
前記識別子情報に基づいて、前記第1のリレーノードと前記第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を前記第1のリレーノードに送信し、前記第1のリレーノードが前記リレーパス情報に応じて前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップとを含むことを特徴とする方法。
【請求項9】
前記第1のリレーノードと前記第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を前記第1のリレーノードに送信する前に、前記方法は、さらに、
前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するステップと、
前記ターゲットリレーノードの識別子情報を前記リレーパス情報とするステップとを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するステップは、
前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記第1のリレーノードと前記ターゲットリレーノードとの間のデータ伝送速度が前記第1のリレーノードと他のネクストホップリレーノードとの間のデータ伝送速度よりも大きい速度条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップと、
前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記ターゲットリレーノードの負荷量が他のネクストホップリレーノードの負荷量よりも小さい負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップとうちの少なくとも1つステップを含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のリレーノードと前記第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を前記第1のリレーノードに送信した後に、前記方法は、さらに、
第3のリレーノードから送信されたパス要求を受信するステップであって、前記パス要求は、前記第3のリレーノードにより前記接続要求メッセージを受信したときに送信され、且つ前記第3のリレーノードの識別子情報及び前記第2のユーザ識別子が携帯され、前記第3のリレーノードは前記第1のリレーノードと異なる、ステップと、
前記対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する前記第2のリレーノードを特定するステップと、
前記第3のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するステップと、
前記ターゲットリレーノードの識別子情報をリレーパス情報とするステップと、
前記第3のリレーノードの識別子情報に基づいて、前記リレーパス情報を前記第3のリレーノードに送信し、前記第3のリレーノードが前記リレーパス情報に応じて、前記接続要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップとを含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のリレーノードから送信されたパス要求を受信する前に、前記方法は、さらに、
前記第1の端末から送信された第2のログイン要求を受信するステップでって、前記第2のログイン要求には、前記第1の端末のネットワーク識別子が携帯されている、ステップと、
前記ネットワーク識別子に対応するリレーノードリストを取得するステップであって、前記リレーノードリストには、少なくとも1つのリレーノードの識別子情報が含まれ、前記少なくとも1つのリレーノードが、前記ネットワーク識別子に対応するネットワークに接続される、ステップと、
前記第1の端末に前記リレーノードリストを送信し、前記第1の端末が前記リレーノードリストから前記第1のリレーノードの識別子情報を選択し、前記識別子情報に基づいて、前記第1のリレーノードに、第1のログイン要求を送信し、前記第1のログイン要求には、前記第1のユーザ識別子が携帯されている、ステップとを含むことを特徴とする請求項8~11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の端末に前記リレーノードリストを送信した後に、前記方法は、さらに、
前記第1のリレーノードから送信された登録要求を受信するステップであって、前記登録要求には、前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報が携帯されている、ステップと、
前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報を対応付けて記憶するステップとを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報を対応付けて記憶した後に、前記方法は、さらに、
前記第1の端末と前記第1のリレーノードとの間の接続関係の中断期間がターゲット期間を超えると、前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報を削除するステップを含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記制御ノードはブロックチェーンシステムにおけるノードであり、
前記方法は、さらに、
前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報を前記ブロックチェーンシステムに記憶するステップを含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項16】
第3のリレーノードに適用される通信接続確立方法であって、
プリビアスホップリレーノードから送信された接続要求メッセージを受信するステップであって、前記接続要求メッセージは、第1の端末によって第1のリレーノードに送信された後に前記第1のリレーノードにより転送され、第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子、及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯されているステップと、
ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する、前記第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定するステップと、
前記第3のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するステップと、
前記接続要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップと、
前記第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、前記接続確認メッセージを前記プリビアスホップリレーノードに送信し、前記プリビアスホップリレーノードが前記接続確認メッセージを前記第1の端末に送信し、前記第1の端末が前記接続確認メッセージに基づいて前記第2の端末と通信接続を確立するステップとを含むことを特徴とする方法。
【請求項17】
前記接続要求メッセージにトークン識別子が携帯され、前記第3のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードからターゲットリレーノードを選択した後に、前記方法は、さらに、
前記トークン識別子と前記ターゲットリレーノードの識別子情報とを対応付けて記憶するステップを含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、前記接続確認メッセージを前記プリビアスホップリレーノードに送信した後に、前記方法は、さらに、
前記プリビアスホップリレーノードから送信された通信要求メッセージを受信するステップであって、前記通信要求メッセージは、前記プリビアスホップリレーノードが前記第1の端末から送信された通信要求メッセージを受信したときに送信されるものであって
且つ前記トークン識別子及び通信データが携帯されているステップと、
前記トークン識別子に対応して記憶された前記ターゲットリレーノードの識別子情報を取得するステップと、
前記識別子情報に基づいて、前記通信要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記接続要求メッセージを第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記通信要求メッセージに前記第2の端末に送信するステップとを含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
第1のリレーノードに適用される通信接続確立装置であって、
第1の端末から送信された接続要求メッセージを受信するための受信モジュールであって、前記接続要求メッセージは、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯されている受信モジュールと、
ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する第2のリレーノードを特定するための特定モジュールであって、前記第2のリレーノードは、前記第2の端末に接続されるリレーノードである特定モジュールと、
前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するための送信モジュールとを含み、
前記送信モジュールは、さらに、前記第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、前記接続確認メッセージを前記第1の端末に送信し、前記第1の端末が前記接続確認メッセージに基づいて前記第2の端末と通信接続を確立するために用いられることを特徴とする装置。
【請求項20】
制御ノードに適用される通信接続確立装置であって、
第1のリレーノードから送信されたパス要求を受信するための受信モジュールであって、前記パス要求は、前記第1のリレーノードが第1の端末から送信された接続要求メッセージを受信したときに送信され、前記接続要求メッセージは、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯されるものであって、前記第1のリレーノードの識別子情報及び第2のユーザ識別子が携帯されている前記受信モジュールと、
ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する第2のリレーノードを特定するための特定モジュールであって、前記第2のリレーノードは前記第2の端末に接続されるリレーノードである前記特定モジュールと、
前記識別子情報に基づいて、前記第1のリレーノードと前記第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を前記第1のリレーノードに送信し、前記第1のリレーノードが前記リレーパス情報に応じて、前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するための送信モジュールとを含むことを特徴とする装置。
【請求項21】
第3のリレーノードに適用される通信接続確立装置であって、
プリビアスホップリレーノードから送信された接続要求メッセージを受信するための受信モジュールであって、前記接続要求メッセージは、第1の端末によって第1のリレーノードに送信された後に前記第1のリレーノードによって転送されるものであって、第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯されている前記受信モジュールと、
ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する第2のリレーノードを特定するための特定モジュールであって、前記第2のリレーノードは、前記第2の端末に接続されているリレーノードである前記特定モジュールと、
前記第3のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するための選択モジュールと、
前記接続要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するための送信モジュールとを含み、
前記送信モジュールは、さらに、前記第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、前記接続確認メッセージを前記プリビアスホップリレーノードに送信し、前記プリビアスホップリレーノードが前記接続確認メッセージを前記第1の端末に送信し、前記第1の端末が前記接続確認メッセージに基づいて前記第2の端末と通信接続を確立するために用いられることを特徴とする装置。
【請求項22】
メモリ及びプロセッサを含むコンピュータ機器であって、前記メモリに少なくとも一つのコマンドが記憶されており、前記コマンドがプロセッサによってロードされ実行されると、請求項1~7のいずれか一項に記載の通信接続確立方法で実行される操作、又は、請求項8~15のいずれか一項に記載の通信接続確立方法で実行される操作、又は、請求項16~18のいずれか一項に記載の通信接続確立方法で実行される操作を実現することを特徴とするコンピュータ機器。
【請求項23】
コンピュータプログラムであって、コンピュータに、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法、又は、請求項8~15のいずれか一項に記載の方法、又は、請求項16~18のいずれか一項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2019年09月19日に中国専利局に提出した、出願番号が201910888666.8であって、発明の名称が「通信接続方法、装置、コンピュータ機器、及び記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、ここにその全ての内容を援用する。
【0002】
本出願は、コンピュータ技術の分野に関し、特に、通信接続方法、装置、コンピュータ機器、及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0003】
コンピュータネットワークの急速な発展につれて、通信技術が人々の日常生活に不可欠なものとなっている。
ビデオの共有、写真の共有、文字の共有など多様化データの通信ニーズを満足することに応じて、エンドツーエンドの通信技術が開発されている。
【0004】
図1に示されるように、エンドツーエンドの通信技術が提供され、第1の端末が第2の端末のip(internet
protocol、インターネットプロトコル)アドレス及びポート番号を取得し、第2の端末のipアドレスに応じて、第2の端末に接続要求メッセージを送信し、当該接続要求メッセージに第2の端末のポート番号を含み、当該第2の端末が接続要求メッセージを受信すると、当該ポート番号に対応するポートを介して、第1の端末との通信接続を確立する。
【0005】
第2の端末の位置が変化すると、第2の端末が所在しているローカルネットワークも変化する可能性があり、第2の端末のipアドレスが変化することを招致する場合がある。この場合、第1の端末と第2の端末との通信接続が遮断され、第1の端末と第2の端末との間の通信接続を再確立する必要があり、通信効率が比較的低くなる。
【発明の概要】
【0006】
本出願の実施例は、通信接続方法、装置、コンピュータ機器、及び記憶媒体を提供し、通信効率を向上することができる。前記技術案は以下通りである。
【0007】
一局面によれば、第1のリレーノードに適用される通信接続方法を提供し、前記方法は、第1の端末から送信された、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯されている接続要求メッセージを受信し、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する、前記第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定し、前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信し、前記第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、前記接続確認メッセージを前記第1の端末に送信し、前記第1の端末が前記接続確認メッセージに基づいて前記第2の端末と通信接続を確立することを含む。
【0008】
他の局面によれば、制御ノードに適用される通信接続方法を提供し、前記方法は、第1のリレーノードから送信された、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第2のユーザ識別子が携帯されているパス要求であって、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子及び第2の端末のログインしている前記第2のユーザ識別子が携帯されている接続要求メッセージを受信したときに送信したパス要求を受信し、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する、前記第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定し、前記識別子情報により、前記第1のリレーノードと前記第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を前記第1のリレーノードに送信し、前記第1のリレーノードが前記リレーパス情報により前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信することを含む。
【0009】
他の局面によれば、第3のリレーノードに適用される通信接続方法を提供し、前記方法は、プリビアスホップリレーノードから送信された、前記接続要求メッセージは、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯されている接続要求メッセージであって、第1の端末によって第1のリレーノードに送信された後に前記第1のリレーノードによって転送された接続要求メッセージを受信し、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する、前記第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定し、前記第3のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択し、前記接続要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信し、前記第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、前記接続確認メッセージを前記プリビアスホップリレーノードに送信し、前記プリビアスホップリレーノードが前記接続確認メッセージを前記第1の端末に送信し、前記第1の端末が前記接続確認メッセージに基づいて前記第2の端末と通信接続を確立することを含む。
【0010】
さらなる局面によれば、通信接続確立装置を提供し、前記装置は、第1の端末から送信された、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯されている接続要求メッセージを受信するための受信モジュールと、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する、前記第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定するための特定モジュールと、前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するための送信モジュールとを含み、前記送信モジュールは、さらに、前記第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、前記接続確認メッセージを前記第1の端末に送信し、前記第1の端末が前記接続確認メッセージに基づいて前記第2の端末と通信接続を確立するために用いられる。
【0011】
好ましい実施形態において、前記送信モジュールは、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するための選択ユニットと、前記接続要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信するための送信ユニットとを含む。
【0012】
好ましい実施形態において、前記選択ユニットは、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記第1のリレーノードと前記ターゲットリレーノードとの間のデータ伝送速度が、前記第1のリレーノードと他のネクストホップリレーノードとの間のデータ伝送速度よりも大きい速度条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップと、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記ターゲットリレーノードの負荷量が他のネクストホップリレーノードの負荷量よりも小さい負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップとのうちの少なくとも1つを実行するために用いられる。
【0013】
好ましい実施形態において、前記第1のリレーノードはブロックチェーンシステムのノードであり、前記装置は、前記第1の端末が前記第2の端末と通信接続を確立した後に、前記第1のユーザ識別子及び前記第2のユーザ識別子を含む通信接続レコードを生成し、前記通信接続レコードを前記ブロックチェーンシステムに記憶するための記憶モジュールをさらに含む。
【0014】
好ましい実施形態において、前記装置は、前記第1の端末から送信された、前記第1のユーザ識別子が携帯されている第1のログイン要求を受信するための受信モジュールと、前記第1のユーザ識別子に基づいてログインするように前記第1の端末を制御するための制御モジュールと、前記第1のユーザ識別子と前記第1のリレーノードとの対応関係を確立するための確立モジュールとをさらに含む。
【0015】
好ましい実施形態において、前記接続要求メッセージにはトークン識別子が携帯されており、前記記憶モジュールは、前記トークン識別子と前記ターゲットリレーノードの識別子情報とを対応付けて記憶するために用いられる。
【0016】
好ましい実施形態において、前記装置は、前記第1の端末から送信された、前記トークン識別子及び通信データが携帯されている通信要求メッセージを受信するための受信モジュールと、前記トークン識別子に対応付けて記憶されたターゲットリレーノードの識別子情報を取得し、前記ターゲットリレーノードの識別子情報を第3のリレーノードの識別子情報とするための取得モジュールと、前記識別子情報に基づいて、前記通信要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記通信要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記通信要求メッセージに前記第2の端末に送信するための前記送信モジュールをさらに含む。
【0017】
さらなる局面によれば、通信接続確立装置を提供し、前記装置は、第1のリレーノードから送信された、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第2のユーザ識別子が携帯されているパス要求であって、前記第1のリレーノードが第1の端末から送信された、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯されている接続要求メッセージを受信したときに送信したパス要求を受信する受信モジュールと、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する、前記第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定するための特定モジュールと、前記識別子情報に基づいて前記第1のリレーノードと前記第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を前記第1のリレーノードに送信し、前記第1のリレーノードが前記リレーパス情報により、前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するための送信モジュールとを含む。
【0018】
好ましい実施形態において、前記装置は、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択し、前記ターゲットリレーノードの識別子情報を前記リレーパス情報とするための選択モジュールをさらに含む。
【0019】
好ましい実施形態において、前記選択モジュールは、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記第1のリレーノードと前記ターゲットリレーノードとの間のデータ伝送速度が、前記第1のリレーノードと他のネクストホップリレーノードとの間のデータ伝送速度よりも大きい速度条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップと、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記ターゲットリレーノードの負荷量が他のネクストホップリレーノードの負荷量よりも小さい負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップとのうちの少なくとも1つを実行するために用いられる。
【0020】
好ましい実施形態において、前記装置は、さらに前記第1のリレーノードと異なる第3のリレーノードから送信された、前記第3のリレーノードの識別子情報及び前記第2のユーザ識別子が携帯されているパス要求であって、前記第3のリレーノードが前記接続要求メッセージを受信したときに送信した前記パス要求を受信するための前記受信モジュールと、さらに前記対応関係により前記第2のユーザ識別子に対応する前記第2のリレーノードを特定するための前記特定モジュールと、さらに前記第3のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択し、前記ターゲットリレーノードの識別子情報をリレーパス情報とするための前記選択モジュールと、さらに前記第3のリレーノードの識別子情報により前記リレーパス情報を前記第3のリレーノードに送信し、前記第3のリレーノードが前記リレーパス情報により、前記接続要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するための前記送信モジュールとをさらに含む。
【0021】
好ましい実施形態において、前記装置は、さらに前記第1の端末から送信された、前記第1の端末のネットワーク識別子が携帯されている第2のログイン要求を受信するための前記受信モジュールと、前記ネットワーク識別子に対応する、少なくとも1つのリレーノードの識別子情報が含まれるリレーノードリストを取得するための前記取得モジュールであって、前記少なくとも1つのリレーノードが前記ネットワーク識別子に対応するネットワークに接続されている前記取得モジュールと、前記第1の端末に前記リレーノードリストを送信し、前記第1の端末が前記リレーノードリストから前記第1のリレーノードの識別子情報を選択し、前記識別子情報により前記第1のリレーノードに、前記第1のユーザ識別子が携帯されている第1のログイン要求を送信するための前記送信モジュールとをさらに含む。
【0022】
好ましい実施形態において、前記装置は、前記第1のリレーノードから送信された、前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報が携帯されている登録要求を受信するための前記受信モジュールと、前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報を対応付けて記憶する記憶モジュールとをさらに含む。
【0023】
好ましい実施形態において、前記装置は、前記第1の端末と前記第1のリレーノードとの間の接続関係の中断期間がターゲット期間を超えると、前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報を削除するための削除モジュールをさらに含む。
【0024】
好ましい実施形態において、前記制御ノードはブロックチェーンシステムにおけるノードであり、前記装置は、前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報を前記ブロックチェーンシステムに記憶するための前記記憶モジュールをさらに含む。
【0025】
さらなる局面によれば、通信接続確立装置を提供し、前記装置は、プリビアスホップリレーノードから送信された、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯されている接続要求メッセージであって、第1の端末によって第1のリレーノードに送信された後に前記第1のリレーノードによって転送された前記接続要求メッセージを受信するための受信モジュールと、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する、前記第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定するための特定モジュールと、前記第3のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するための選択モジュールと、前記接続要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するための送信モジュールとを含み、前記送信モジュールは、さらに、前記第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、前記接続確認メッセージを前記プリビアスホップリレーノードに送信し、前記プリビアスホップリレーノードが前記接続確認メッセージを前記第1の端末に送信し、前記第1の端末が前記接続確認メッセージに基づいて前記第2の端末と通信接続を確立するために用いられる。
【0026】
好ましい実施形態において、前記接続要求メッセージにはトークン識別子が携帯され、前記装置は、前記トークン識別子と前記ターゲットリレーノードの識別子情報とを対応付けて記憶するための記憶モジュールをさらに含む。
【0027】
好ましい実施形態において、前記装置は、前記プリビアスホップリレーノードから送信された、前記トークン識別子及び通信データが携帯されている通信要求メッセージであって、前記プリビアスホップリレーノードが前記第1の端末から送信された通信要求メッセージを受信したときに送信した前記通信要求メッセージを受信するための前記受信モジュールと、前記トークン識別子に対応して記憶された前記ターゲットリレーノードの識別子情報を取得するための取得モジュールと、前記識別子情報により前記通信要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記接続要求メッセージを第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記通信要求メッセージに前記第2の端末に送信するための前記送信モジュールとをさらに含む。
【0028】
さらなる局面によれば、コンピュータ機器を提供し、前記コンピュータ機器はプロセッサ及びメモリを含み、前記メモリに少なくとも一つのコマンドを記憶しており、前記コマンドが前記プロセッサによってロードされ実行されることで上記の局面に記載の通信接続確立方法において実行される操作を実現する。
【0029】
さらなる局面によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ機器はメモリ及びプロセッサを含み、前記メモリに少なくとも一つのコマンドを記憶しており、前記コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、上記の局面に記載の通信接続確立方法において実行される操作を実現する。
【0030】
さらなる局面によれば、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムはコンピュータプログラムコードを含み、前記コンピュータプログラムコードがコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶される。コンピュータ機器のプロセッサは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から当該コンピュータプログラムコードを読み取り、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、当該コンピュータ機器は上記の局面に記載の通信接続確立方法において実行される動作を実現する。
【0031】
本出願の実施例にかかる技術案は、少なくとも以下の有益な効果を有する。
本出願の実施例にかかる通信接続確立方法、装置、コンピュータ機器、及び記憶媒体によれば、第1の端末と第2の端末の両方はリレーノードにログインし、且つ少なくとも1つのリレーノードを介して第1の端末と第2の端末との間の通信接続を確立し、第1の端末と第2の端末とがリレーノードにログインしているため、第1の端末と第2の端末のアドレス情報が変化しても、第1の端末及び第2の端末が、そのログインしているリレーノードとの通信に影響を与えず、そして、リレーノードのアドレス情報が変化せず、これにより、通信接続は影響を受けず、第1の端末又は第2の端末の位置が変化しても、第1の端末及び第2の端末は、接続を再確立する必要がせず、また、確立された通信接続を使用して通信することができ、通信効率を向上することができる。
【0032】
また、第1の端末と第2の端末との間の通信接続を確立する場合に、少なくとも1つのリレーノードを選択してデータを伝送する必要があり、リレーノードを選択する場合に、リレーノードのデータ伝送速度や負荷などを考慮して、第1の端末と第2の端末との間のインタラクションの適時性が保証される。
【図面の簡単な説明】
【0033】
本出願の実施例における技術案をより明確に説明するために、以下で実施例の記述に使用する必要がある図面を簡単に紹介し、以下に記述の図面が本出願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力をしない前提でこれらの図面に基づいて他の図面を取得可能であることは言うまでもない。
【
図1】関連技術にかかる通信接続確立の概略図である。
【
図2】本出願の実施例にかかる実施環境の概略図である。
【
図3】本出願の実施例にかかるブロックチェーンシステムの概略図である。
【
図4】本出願の実施例にかかるブロックチェーンの概略図である。
【
図5】本出願の実施例にかかるログイン方法のフローチャートである。
【
図6】本出願の実施例にかかる通信接続確立方法のフローチャートである。
【
図7】本出願の実施例にかかる通信接続確立のデータインタラクション図である。
【
図8】本出願の実施例にかかる通信接続確立方法のフローチャートである。
【
図9】本出願の実施例にかかる通信接続確立装置の構造概略図である。
【
図10】本出願の実施例にかかる他の通信接続確立装置の構造概略図である。
【
図11】本出願の実施例にかかる通信接続確立装置の構造概略図である。
【
図12】本出願の実施例にかかる他の通信接続確立装置の構造概略図である。
【
図13】本出願の実施例にかかる通信接続確立装置の構造概略図である。
【
図14】本出願の実施例にかかる他の通信接続確立装置の構造概略図である。
【
図15】本出願の実施例にかかる端末の構成ブロック図である。
【
図16】本出願の実施例にかかるサーバの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
本出願の目的、技術案、及び利点をより明確にするために、以下は、添付の図面を参照して、本出願の実施形態についてより詳細に説明する。
【0035】
本出願で使用される「第1」、「第2」などの用語は、本明細書で様々な概念を説明するためのものとして理解できるが、特に説明しない限り、これらの概念は用語によって制限されない。これらの用語は、ある概念を別の概念から区別するためにのみ使用される。例えば、本出願の範囲から逸脱しない場合に第1の端末を第2の端末と呼ぶことができ、同様に、第2の端末を第1の端末と呼ぶことができる。
【0036】
本出願で使用される「少なくとも1つ」、「複数」、「各」、及び「いずれか」という用語について、少なくとも1つとは、1つ、2つ、又はそれ以上を指し、複数とは、2つ以上を指し、各とは、対応している複数のもののそれぞれを指し、いずれかとは、複数のものうちのいずれか1つを指し、例えば、複数のリレーノードは3つのリレーノードを含み、各とは3つのリレーノードのそれぞれを指し、いずれかとは3つのリレーノードのいずれか1つを指し、1番目のリレーノードでもよく、2番目
又は3番目のリレーノードでもよい。
【0037】
図2は本出願の実施例にかかる実施環境の概略図であり、
図2を参照して、当該実施環境は、第1の端末201、リレーシステム202及び第2の端末203を含む。第1の端末201及び第2の端末203は、それぞれリレーシステム202とネットワークを介して接続される。
【0038】
なお、第1の端末201及び第2の端末203は、携帯電話やコンピュータ、タブレットコンピューターなどの機器であり、リレーシステム202は一つのサーバであり、或いは、複数のサーバからなるサーバ群れであり、又は、1つのクラウドコンピューティングサービスセンターであってもよく、本出願の実施例においてそれを限定しない。
【0039】
第1の端末201と第2の端末203とが通信する場合には、第1の端末201が通信データをリレーシステム202に送信し、リレーシステム202が当該通信データを第2の端末203に転送し、又は、第2の端末203が通信データをリレーシステム202に送信し、リレーシステム202が当該通信データを第1の端末201に転送する。
【0040】
なお、リレーシステム202は制御ノード2021及び複数のリレーノード2022を含み、制御ノード2021は端末及び複数のリレーノードを管理するためのものであり、複数のリレーノード2022は第1の端末201と第2の端末203との間に通信データを転送するためのものである。複数のリレーノード2022が異なる領域に位置し、複数のリレーノード2022を介してデータリレーを行うことで、地域間の通信が実現されることをとしてもよい。
【0041】
好ましい実施形態においては、当該端末201にターゲットアプリケーションがインストールされ、リレーシステムがターゲットアプリケーションに関連付けられ、リレーシステがターゲットアプリケーションにサービスを提供する。なお、ターゲットアプリケーションが通信機能を有し、第1の端末201と第2の端末203とがターゲットアプリケーションを介して通信する。
【0042】
図3に示すように、好ましく、ブロックチェーンシステムをさらに提供している。
【0043】
図3に示すブロックチェーンシステムを参照して、ブロックチェーンシステム300とは、ノード間でデータを共有するためのシステムを指し、当該ブロックチェーンシステムには複数のノード301が含まれる。各ノード301は、通常の作動中に入力情報を受信することができ、受信した入力情報に基づいて当該ブロックチェーンシステム内の共有データをメンテナンスする。ブロックチェーンシステム内の情報交互を保証するために、ブロックチェーンシステムにおける各ノード同士の間に情報接続があり、ノード間で上記の情報接続を介して情報を伝送することができる。例えば、ブロックチェーンシステムにおける全てのノードに記憶されているデータが一致するように、ブロックチェーンシステムにおける任意のノードが入力情報を受信すると、ブロックチェーンシステムにおける他のノードがコンセンサスアルゴリズムにより当該入力情報を取得し、当該入力情報を共有データ内のデータとして記憶する。
【0044】
ブロックチェーンシステムにおける各ノードは、いずれもその対応しているノード識別子を有し、そして、他のノードのノード識別子に基づき、生成したブロックをブロックチェーンシステムにおける他のノードにブロードキャストするように、いずれもブロックチェーンシステムにおける他のノードのノード識別子を記憶することができる。各ノードには次の表に示す1つのノード識別子リストをメンテナンスすることができ、ノードの名称及びノード識別子を対応付けて当該ノード識別子リストに記憶する。なお、ノード識別子はipアドレス、及び他のいずれかの当該ノード識別用情報であってもよく、表1はipアドレスのみを例にとって説明する。
表1
【表1】
【0045】
ブロックチェーンシステムにおける各ノードは、同じブロックチェーンを1つ記憶している。ブロックチェーンは複数のブロックからなり、
図4を参照し、ジェネシスブロックにブロックヘッダ及びブロック本体を含み、ブロックヘッダに入力情報の特徴値、バージョン番号、タイムスタンプ及び難易度の値を記憶しており、ブロック本体に入力情報を記憶しており、ジェネシスブロックの次のロックがジェネシスブロックを親ブロックとして、その次のブロックに、同様に、ブロックヘッダ及びブロック本体を含み、ブロックヘッダに現在のブロックの入力情報の特徴値、親ブロックのブロックヘッダ特徴値、バージョン番号、タイムスタンプ及び難易度の値を記憶しており、同様に、ブロックチェーンにおける各ブロックに記憶されているブロックデータのいずれも親ブロックに記憶されているブロックデータと関連付けられ、ブロックにおける入力情報のセキュリティが保証される。
【0046】
本出願の実施例において、制御ノード、及び複数のリレーノードのいずれか一つは、ブロックチェーンにおけるノードであり、取得した情報をブロックチェーンシステムにおける他のノードと共有し、複数のノード間の情報の共有が実現される。
【0047】
本出願の実施例は、二つの端末が通信している何れかのシナリオに適用できる。
【0048】
例えば、ゲームシナリオにおいて、第1の端末のユーザーと第2の端末のユーザーとがチームバトルを行っている場合、第1の端末のユーザーが第2の端末のユーザーとコミュニケーションして、相応するゲーム戦略を立てることができる。本出願の実施例にかかる方法を採択すれば、第1の端末は、リレーシステムの複数のリレーノードを介して第2の端末との通信接続を確立し、確立された通信接続を介して、第1の端末と第2の端末との通信が実現される。
【0049】
第1の端末と第2の端末との両方がリレーシステムのリレーノードにログインされており、第1の端末及び第2の端末のアドレス情報が変化しても、第1の端末と第2の端末とのログインしているリレーノードが変化しない限り、リレーシステムのリレーパスが変化しなく、且つ第1の端末及び第2の端末のアドレス情報が変化した場合に、第1の端末及び第2の端末が依然としてそのログインしているリレーノードと通信することができるため、通信接続に影響を与えず、通信効率が向上される。
【0050】
インスタントメッセージシナリオにおいては、第1の端末が第2の端末にチャットメッセージを送信する場合、本出願の実施例にかかる方法を採択して、第1の端末が、リレーシステムの複数のリレーノードを介して第2の端末との通信接続を確立し、確立した通信接続を介してチャットメッセージを第2の端末に送信する。
【0051】
第1の端末及び第2の端末のアドレス情報が変化しても、第1の端末と第2の端末とのログインしているリレーノードが変化しない限り、ログインされているリレーノードが2つの端末間のデータを転送することができる。従って、第1の端末又は第2の端末の位置が変化すると、第1の端末及び第2の端末は、通信接続を再確立する必要がなく、依然として確立された通信接続を介してチャットメッセージを送信することができ、通信効率が向上される。
【0052】
上記のシナリオに加え、本出願の実施例にかかる方法は、データの共有などの他のシナリオにも適用できる。
【0053】
図5は、本出願の実施例にかかるログイン方法のフローチャートである。本出願の実施例のインタラクション本体は
図2に示された第1の端末201及びリレーシステム202であり、本出願の実施例において、ログインのプロセスについて説明し、
図5を参照し、当該方法は、以下を含む。
【0054】
501において、制御ノードは、第1の端末から送信された第2のログイン要求を受信し、当該第2のログイン要求に第1の端末のネットワーク識別子が携帯されている。
【0055】
なお、制御ノードは、リレーシステムにおける複数のリレーノード及び複数の端末を管理するためのサーバである。好ましく、当該制御ノードには、複数のリレーノード及び複数の端末の関連情報が記憶されている。好ましい実施形態において、当該制御ノードには、複数のリレーノードの状態情報、及び複数の端末の配置情報が記憶されてもよい。
【0056】
好ましく、リレーノードの状態情報は、リレーノードのノード識別子、リレーノードのアドレス情報、リレーノードに接続されているネットワーク、リレーノードに対応するリレープロセスリスト、又は各リレープロセスに対応するアドレス情報のうちの少なくとも一つなどを含むが、本出願の実施例において限定しない。端末の配置情報は端末のインタラクション方式を含み、例えば、端末が予め設定された期間をおきに制御ノードに1つのハートビートパケットを送信して、相手に自分の状態情報を通知する。
【0057】
好ましく、第1の端末が第2のログイン要求を送信するタイミングは、第1の端末がターゲットアプリケーションを起動すると、第1の端末が制御ノードに第2のログイン要求を送信する。なお、制御ノードはターゲットアプリケーションに関連付けられたサーバである。
【0058】
第1の端末がターゲットアプリケーションを起動する際に、ISP(Internet Service Provider、インターネットサービスプロバイダ)の認識を行って、当該第1の端末のネットワーク識別子を取得し、制御ノードに第2のログイン要求を送信することができ、当該第2のログイン要求に第1の端末のネットワーク識別子が携帯されている。なお、ネットワーク識別子は、ネットワークに対応するネットワークサービスプロバイダを指示することができ、好ましく、ネットワーク識別子はネットワークサービスプロバイダに対応する番号、又はネットワークサービスプロバイダの所属している会社の名称などであってもよい。ネットワークサービスプロバイダによっては、端末に接続されるネットワークも異なる。例えば、端末がネットワークプロバイダAにより提供されるネットワークに接続されると、ネットワーク識別子はA識別子となり、端末がネットワークプロバイダBにより提供されるネットワークに接続されると、ネットワーク識別子はB識別子となる。
【0059】
又は、当該ネットワーク識別子は、さらに、端末がネットワークに接続される接続範囲を指示することができ、例えば、端末に接続されるネットワークは、ロカールネットワーク、地域ネットワーク、国内ネットワーク、又はグローバルネットワークがある。例えば、端末がロカールネットワークに接続されている場合、ネットワーク識別子は1となり、端末が地域ネットワークに接続されている場合、ネットワーク識別子は2となり、端末が全国ネットワークに接続されている場合、ネットワーク識別子は3となり、端末がグローバルネットワークに接続されている場合、ネットワーク識別子は4となる。
【0060】
好ましい実施形態において、第2のログイン要求には第1の端末の位置をさらに含み、好ましく、当該位置は、第1の端末における測位システムが測位することで取得されたり、GPS(Global Positioning System、グローバル測位システム)が測位することで取得されたりすることができる。
【0061】
制御ノードと第1の端末との間にネットワーク接続が確立され、当該ネットワーク接続を介して第1の端末にサービスを提供する。制御ノードは、第1の端末から送信された第2のログイン要求を受信すると、第2のログイン要求、及び複数のリレーノードの状態情報に応じて、第1の端末にリレーノードを割り当てることにより、第1の端末を、割り当てられたリレーノードにログインすることができる。
【0062】
502において、制御ノードは、ネットワーク識別子に対応するリレーノードリストを取得し、当該リレーノードリストは、少なくとも1つのリレーノードの識別子情報を含み、当該少なくとも1つのリレーノードは、ネットワーク識別子に対応するネットワークに接続される。
【0063】
複数のリレーノードは、異なるネットワークサービスプロバイダにより提供されるネットワークに接続されてもよく、例えば、第1のリレーノードはネットワークサービスプロバイダAにより提供されるネットワークに接続され、第2のリレーノードは、ネットワークサービス商Bにより提供されるネットワークに接続されるが、本出願の実施例において限定しない。
【0064】
第2のログイン要求には第1の端末のネットワーク識別子が携帯されており、制御ノードは第2のログイン要求に携帯されているネットワーク識別子に基づき、当該ネットワーク識別子に対応するネットワークに接続されている少なくとも1つのリレーノードを取得することができ、制御ノードは、他のネットワークに接続されているリレーノードをフィルタリングにより取り除く。
【0065】
なお、リレーノードの取得、及びリレーノードのフィルタリングとは、リレーノードの識別子情報の取得、及びリレーノードの識別子情報のフィルタリングを指す。好ましい実施形態において、制御ノードは、複数のリレーノードの識別子情報を取得し、第1の端末のネットワーク識別子に従って複数のリレーノードの識別子情報を選別し、少なくとも1つのリレーノードの識別子情報を取得し、当該少なくとも1つのリレーノードが当該ネットワーク識別子に対応するネットワークに接続される。なお、リレーノードの識別子情報は当該リレーノードの唯一の識別子であり、当該識別子情報は、リレーノードのイントラネットipアドレスやリレーノードのインターネットipアドレス、ノードシリアル番号、ノードの名称などであることが好ましいが、本出願の実施例において識別子情報を限定しない。
【0066】
例えば、第1の端末のネットワーク識別子はA識別子であれば、ネットワークサービスプロバイダAにより提供されるネットワークに接続されているリレーノードの識別子情報を取得し、ネットワークサービスプロバイダBにより提供されるネットワークに接続されているリレーノードの識別子情報、及び接続ネットワークサービスプロバイダCにより提供されるネットワークに接続されているリレーノードの識別子情報をフィルタリングにより取り除く。
【0067】
好ましい実施形態において、ネットワーク識別子は、第1の端末のネットワーク接続範囲を指示することもでき、取得された少なくとも1つのリレーノードにおいて、第1の端末のネットワーク接続範囲を満足している少なくとも1つのリレーノードを選択する。例えば、ネットワーク識別子は1であり、端末がロカールネットワークに接続されるように指示し、端末が深センに位置する場合、深センに位置している少なくとも1つのリレーノードを取得し、又は、ネットワーク識別子は2であり、端末が地域ネットワークに接続されるように指示し、端末が深センに位置する場合、広東省に位置している少なくとも1つのリレーノードを取得する。
【0068】
好ましい実施形態において、第2のログイン要求には第1の端末の位置がさらに携帯されており、制御ノードは、当該位置に応じて、選択された少なくとも1つのリレーノードをさらに選別することができる。例えば、第1の端末の位置が深センである場合、制御ノードが、第1の端末に比較的に近いリレーノード、例えば、深センに位置しているリレーノード、広州に位置しているリレーノードなどを選択し、上海に位置しているリレーノード、天津に位置しているリレーノードをフィルタリングにより取り除くことができる。
【0069】
制御ノードは複数のリレーノードの識別子情報を選別した後に、選出された少なくとも1つのリレーノードの識別子情報をリレーノードリストに追加する。
【0070】
503において、制御ノードは第1の端末にリレーノードリストを送信する。
【0071】
504において、第1の端末は、当該リレーノードリストを受信し、リレーノードリストから第1のリレーノードの識別子情報を選択する。
【0072】
なお、第1のリレーノードは、複数のリレーノードうとのいずれか一つである。リレーノードリストに少なくとも1つのリレーノードの識別子情報が含まれるが、リレーノードリストに1つのリレーノードの識別子情報が含まれる場合、直接に当該識別子情報に対応するリレーノードを第1のリレーノードとして特定する。リレーノードリストに複数のリレーノードの識別子情報が含まれる場合、第1の端末は複数のリレーノードから1つのリレーノードを第1のリレーノードとして選択する。
【0073】
好ましい実施形態において、リレーノードリストに複数のリレーノードの識別子情報が含まれる場合、第1の端末は、リレーノードリストから1つの識別子情報をランダムに選択し、当該識別子情報に対応するリレーノードを第1のリレーノードとする。他の好ましい実施形態において、第1の端末は、ターゲット条件に従って、複数のリレーノードからターゲット条件に満たすリレーノードを第1のリレーノードとして選択してもよい。例えば、当該ターゲット条件は、第1のリレーノードのデータ伝送速度が他のリレーノードのデータ伝送速度よりも大きいという速度条件ことである。また、例えば、当該ターゲット条件は、第1のリレーノードの負荷量が他のリレーノードの負荷量よりも小さいという負荷条件である。
【0074】
第1の端末は、リレーノードリストを受信すると、リレーノードリストにおける識別子情報に応じて、識別子情報に対応するリレーノードに対して速度測定を行い、複数のリレーノードのうちデータ伝送速度の最も速いリレーノードを第1のリレーノードとすることができる。好ましく、第1の端末がリレーノードに対して速度測定を行うことは、当該リレーノードに第1のデータを送信し、当該第1のデータを送信した第1の時間を取得し、当該リレーノードによって転送された第1のデータを受信し、当該第1のデータを受信した第2の時間を取得し、第1の時間と第2の時間との時間差に応じて、当該時間差による第1の端末と当該リレーノードとの間のデータ伝送速度を特定することを含む。
【0075】
好ましい実施形態において、各リレーノードのデータ伝送速度を取得した後に、ターゲット数のリレーノードを選択し、ターゲット数のリレーノードのうちの1つを第1のリレーノードとし、ターゲット数のリレーノードのうちの他のリレーノードをスタンバイリレーノードとする。第1のリレーノードに故障が発生した場合に、第1の端末は、スタンバイリレーノードを使用してログインすることができる。なお、ターゲット数のリレーノードのデータ伝送速度は、複数のリレーノードのうちの他のリレーノードのデータ伝送速度よりも大きい。
【0076】
好ましく、第1の端末がターゲット数のリレーノードのうちの1つを第1のリレーノードとすることは、ターゲット数のリレーノードのうち1つのリレーノードを第1のリレーノードとしてランダムに選択するか、又は、ターゲット数のリレーノードのうちデータ伝送速度が最も大きいリレーノードを第1のリレーノードとして選択するか、又は、ターゲット数のリレーノードのうち負荷量が最も小さいリレーノードを第1のリレーノードとして選択することを含む。
【0077】
なお、ターゲット数は、2、3、4、5などの任意の数であってもよい。本出願の実施例において、ターゲット数を限定しない。
【0078】
505において、第1の端末は、識別子情報に基づいて、第1のリレーノードに、第1のユーザ識別子が携帯されている第1のログイン要求を送信する。
【0079】
なお、第1のユーザ識別子は第1の端末にログインを要求するユーザ識別子であり、当該第1のユーザ識別子は、第1の端末のユーザーのアイデンティティを示すために用いられる。好ましい実施形態において、第1の端末にターゲットアプリケーションをインストールし、第1のユーザ識別子は、ターゲットアプリケーションにログインするためのユーザーアカウントである。
【0080】
好ましい実施形態において、後続に第1のリレーノードが当該イントラネットipアドレスに基づいて第1の端末と通信するように、第1のログイン要求には第1の端末のイントラネットipアドレスがさらに携帯されている。
【0081】
506において、第1のリレーノードは、第1の端末から送信された第1のログイン要求を受信し、第1のユーザ識別子に基づいてログインするように第1の端末を制御し、第1のユーザ識別子と第1のリレーノードとの対応関係を確立する。
【0082】
第1のリレーノードは、第1のログイン要求を受信した後に、第1のログイン要求に携帯されている第1のユーザ識別子を取得することができる。好ましく、第1のリレーノードが第1のユーザ識別子と第1のリレーノードとの対応関係を確立することは、第1のリレーノードが第1のユーザ識別子と第1のリレーノードの識別子情報とを対応して制御ノードに記憶し、制御ノードがその保存された第1のユーザ識別子及び第1のリレーノードの識別子情報により、相応するリレーノードを選択して第1の端末と第2の端末との間の通信接続を確立することを含む。
【0083】
例えば、第1のリレーノードは制御ノードに登録要求を送信し、当該登録要求に当該第1のユーザ識別子及び当該第1のリレーノードの識別子情報が携帯され、制御ノードは、登録要求を受信し、当該第1のユーザ識別子と第1のリレーノードの識別子情報とを対応して記憶する。
【0084】
好ましい実施形態において、第1のログイン要求には第1の端末のアドレス情報、例えば、イントラネットipアドレスが携帯されている。好ましく、第1のリレーノードが第1のユーザ識別子と第1のリレーノードとの対応関係を確立することとは、第1のユーザ識別子と、第1のリレーノードの識別子情報と、第1の端末のアドレス情報との対応関係を確立することを指す。
【0085】
好ましい実施形態において、第1のリレーノードは制御ノードに登録要求を送信し、当該登録要求に当該第1のユーザ識別子、当該第1のリレーノードの識別子情報及び当該第1の端末のアドレス情報が携帯され、制御ノードは当該登録要求を受信し、当該第1のユーザ識別子、当該第1のリレーノードの識別子情報及び当該第1の端末のアドレス情報を対応付けて記憶する。好ましく、第1の端末のアドレス情報は、第1の端末のイントラネットipアドレスや第1の端末のイントラネットipアドレス及びインターネットipアドレスを含む。第1のリレーノードは、第1のログイン要求を受信するときに第1の端末のアドレス情報を取得することができる。
【0086】
好ましく、第1のリレーノードの識別子情報には、第1のリレーノードのノードの名称、第1のリレーノードのアドレス情報が含まれ、好ましく、当該第1のリレーノードのアドレス情報は第1のリレーノードのインターネットipアドレス及びイントラネットipアドレスのうちの少なくとも一つを含む。制御ノードは、第1のリレーノードのアドレス情報により、第1のリレーノードと通信接続を確立し、第1のリレーノードとのデータ伝送を実現する。
【0087】
また、制御ノードは、ログインに成功した後、第1の端末のインターネットipアドレスを第1の端末に送信することもでき、第1の端末は、自分のインターネットipアドレスを知っているようになり、他の端末と通信する際に当該インターネットipアドレスが携帯されて、第1のリレーノードが当該インターネットipアドレスに基づいて他の端末から第1の端末へ送信された通信データを転送する。
【0088】
なお、本出願の実施例において、第1の端末がリレーシステムにログインする例のみをとって説明したが、他の実施例において、第2の端末もリレーシステムにログインすることができ、且つ第2の端末がリレーシステムにログインするプロセスは、第1の端末がリレーシステムにログインするプロセスと類似するため、ここで重複な説明を省略する。
【0089】
本出願の実施例にかかる方法によれば、リレーシステムには複数のリレーノードを含み、第1の端末を第1のリレーノードにログインして、後続に第1のリレーノード及びリレーシステムにおける他のリレーノードを介して、第1の端末と第2の端末との間の通信接続を確立し、当該通信接続を介して通信することができる。第1の端末と第2の端末とはリレーノードにログインするように通信接続を確立するため、第1の端末又は第2の端末の位置が変化しても、第1の端末及び第2の端末がそのログインしているリレーノードとの間の接続に影響を与えず、またリレーノードのアドレス情報も変化しないため、第1の端末と第2の端末との間の通信接続は影響を受けず、第1の端末及び第2の端末は、接続を再確立する必要がなく、引き続き確立された通信接続を介して通信することができ、通信効率を向上することができる。
【0090】
そして、第1の端末は、第1のリレーノードを選択する場合に、リレーノードに接続されるネットワーク、及びリレーノードのデータ伝送速度を考慮することにより、データ伝送速度がより速い第1のリレーノードを選択し、第1の端末がログインしている第1のリレーノードは、データをより速く伝送することができ、データ伝送速度が保証され、第1の端末と第2の端末との間の通信の適時性が保証される。
【0091】
図6は本出願の実施例にかかる通信接続確立方法のフローチャートであり、
図7は本出願の実施例にかかる確立通信接続のデータインタラクション図である。本出願の実施例のインタラクション本体は、
図2に示された第1の端末201、リレーシステム202及び第2の端末203であり、本出願の実施例において、通信接続確立のプロセスについて説明し、
図6及び
図7を参照し、当該方法は以下を含む。
【0092】
601において、第1のリレーノードは、第1の端末から送信された接続要求メッセージを受信し、当該接続要求メッセージに第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯されている。
【0093】
なお、接続要求メッセージは、第1の端末が第1のリレーノードにログインした後に、第1の端末が第2の端末と通信するコマンドを受信すると、第1のリレーノードに送信される。例えば、第1の端末のチャットインターフェースにおいて当該チャットインターフェースが第1の端末と第2の端末とのチャットインターフェースであり、ユーザーがチャットインターフェースに通信データを入力し、第1の端末がユーザーによりトリガーされた送信コマンドを受信すると、第1の端末は第1のリレーノードに接続要求メッセージを送信する。好ましく、通信データは、テキストデータやオーディオデータ、ビデオデータなどである。
【0094】
ユーザ識別子は、端末のユーザーのアイデンティティを標識するために用いられ、好ましく、ユーザ識別子は、ユーザーアカウント、ユーザーのニックネーム、ユーザーの電話番号などである。
【0095】
好ましい実施形態において、第1の端末は、異なる第2の端末と接続を確立し、異なるイントラネットipアドレスを使用することができる。従って、第1の端末が第2の端末と通信接続を確立する場合に、第1の端末は、第2の端末と通信接続を確立したイントラネットipアドレスを接続要求メッセージに追加することができる。好ましく、第1の端末が第1のリレーノードにログインしている場合に、第1のリレーノードは、第1の端末のインターネットipアドレスを第1の端末に送信するため、第1の端末は、インターネットipアドレスを接続要求メッセージに追加することもできる。
【0096】
好ましい実施形態において、セキュリティを配慮し、いくつかのネットワークは、端末のイントラネットipアドレスを動的に修正するように設置され、第1の端末が、類似するネットワークに接続されると、第1の端末のipアドレスは絶えず変化しつつあり、第1の端末は現在のイントラネットipアドレスを接続要求メッセージに追加する。好ましく、第1の端末は、さらにインターネットipアドレスを接続要求メッセージに追加する。
【0097】
その後、第1のリレーノードは、第2の端末の接続確認メッセージを受信した後に、第1の端末のアドレス情報により、接続確認メッセージを第1の端末に送信することができる。
【0098】
好ましい実施形態において、当該接続要求メッセージはトークン識別子をさらに含み、当該トークン識別子は今回の接続要求メッセージを標識するために用いられ、異なる接続要求メッセージは異なるトークン識別子に対応する。好ましく、トークン識別子はシリアル番号、文字列などの形式であり、本出願の実施例において、トークン識別子の具体的な形式を限定しない。
【0099】
好ましい実施形態において、第1のリレーノードは、第1の端末から送信された接続要求メッセージを受信した後に、1つの新しいプロセスを確立し、当該プロセスを通じて当該接続要求メッセージに応答し、以下の第1のリレーノードの通信接続ステップを実行する。そして、第1のリレーノードのリレープロセスリストに当該プロセスのプロセス識別子を追加する。なお、プロセス識別子は当該プロセスのアドレス情報、例えば、ポート番号などである。
【0100】
602において、第1のリレーノードは制御ノードに、第1のリレーノードの識別子情報及び第2のユーザ識別子が携帯されているパス要求を送信する。
【0101】
第1のリレーノードは、接続要求メッセージを受信した後に、制御ノードにパス要求を送信する。
【0102】
好ましい実施形態において、第1のリレーノードは制御ノードにパス要求を送信し、なお、当該パス要求には第1のリレーノードの識別子情報及び第2のユーザ識別子が携帯され、制御ノードは、パス要求を受信すると、ステップ603及びステップ604を実行する。
【0103】
他の好ましい実施形態において、パス要求には第1のパス要求及び第2のパス要求が含まれ、第1のパス要求には第2のユーザ識別子が携帯され、第2のパス要求には、第1のリレーノードの識別子情報が携帯されている。制御ノードには、オンラインサービスモジュール及び制御モジュールが含まれ、第1のリレーノードはオンラインサービスモジュールに第1のパス要求を送信し、オンラインサービスモジュールは第1のパス要求を受信すると、ステップ603を実行し、第2のリレーノードを特定した後に、第2のリレーノードの識別子情報を第1のリレーノードに送信する。
【0104】
第1のリレーノードは、第2のリレーノードの識別子情報を受信すると、第2のリレーノードの識別子情報を第2のパス要求に追加し、第2のパス要求を制御モジュールに送信し、制御モジュールは、第2のパス要求を受信すると、ステップ604を実行する。
【0105】
603において、制御ノードは、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、第2のユーザ識別子に対応する第2のリレーノードを特定する。
【0106】
なお、第2のリレーノードは第2の端末がログインしているリレーノードであり、当該第2のリレーノードはリレーシステムにおける任意のリレーノードである。第2の端末はが、当該第2の端末にログインしているユーザ識別子により第2のリレーノードにログインして当該第2のリレーノードにログインする場合に、制御ノードは、第2のユーザ識別子と第2のリレーノードとの対応関係を記憶する。従って、制御ノードは、第2のユーザ識別子により、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係を照会し、第2のユーザ識別子に対応する第2のリレーノードの識別子情報を取得することにより、第2のユーザ識別子に対応する第2のリレーノードを特定することができる。
【0107】
好ましい実施形態において、制御ノードは、さらに、第2のユーザ識別子に応じて第2の端末のアドレス情報を特定し、第2の端末のアドレス情報を接続要求メッセージに追加することができ、後続に第2のリレーノードは接続要求メッセージにおける第2の端末のアドレス情報により、直接に接続要求メッセージを第2の端末に送信することができる。
【0108】
604において、制御ノードは、第1のリレーノードの識別子情報により、第1のリレーノードと第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を第1のリレーノードに送信する。
【0109】
制御ノードは、第1のリレーノードの識別子情報及び第2のリレーノードの識別子情報により、第1のリレーノードと第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を特定する。好ましく、制御ノードは第1のリレーノードと第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を特定する場合に、ターゲットリレーノードを段階的に特定するか、又は、第1のリレーノードを直接特定し、データを、第2のリレーノードが通過する必要のある少なくとも1つの他のリレーノードに送信する。
【0110】
第1の好ましい実現方式において、制御ノードはターゲットリレーノードを段階的に特定する。なお、制御ノードがターゲットリレーノードを段階的に特定することとは、制御ノードが現在のリレーノードのターゲットリレーノードのみを特定することを指す。例えば、第1のリレーノードは、制御ノードにおいてターゲットリレーノードの識別子情報を取得し、接続要求メッセージをターゲットリレーノードに送信し、ターゲットリレーノードは、制御ノードにおいてこのリレーノードのターゲットリレーノードの識別子情報を取得し、取得したターゲットリレーノードの識別子情報が第2のリレーノードの識別子情報になるまで、接続要求メッセージを当該ターゲットリレーノードに送信する。なお、ターゲットリレーノードは、現在のリレーノードによって転送された接続要求メッセージを受信するノードである。
【0111】
なお、制御ノードは、第1のリレーノードの識別子情報に基づいて第1のリレーノードのネクストホップリレーノードを特定する場合に、以下の3つの場合を含むことができる。
【0112】
第一に、第1のリレーノードと第2のリレーノードとは同一のリレーノードである。
制御ノードは第2のリレーノードの識別子情報を取得した後に、第2のリレーノードの識別子情報が第1のリレーノードの識別子情報と同じである場合、第2のリレーノードと第1のリレーノードとが同一のリレーノードであると特定し、第1のリレーノードは、直接に接続要求メッセージを第2の端末に送信する。
【0113】
第二に、第1のリレーノードと第2のリレーノードとは直接接続されるリレーノードである。
制御ノードは、第2のリレーノードの識別子情報を取得した後に、第1のリレーノードの識別子情報及び第2のリレーノードの識別子情報に基づいて、第1のリレーノードと第2のリレーノードとの間の接続を特定した場合、第2のリレーノードを第1のリレーノードのターゲットリレーノードとし、第1のリレーノードに第2のリレーノードのノード識別子を送信し、第1のリレーノードは第2のリレーノードのノード識別子に応じて、接続要求メッセージを第2のリレーノードに送信する。
【0114】
第三に、第1のリレーノードと第2のリレーノードとが同一のリレーノードでなく、且つ第1のリレーノードが第2のリレーノードに直接接続されない。
制御ノードは、第2のリレーノードの識別子情報を取得した後に、第1のリレーノードの識別子情報及び第2のリレーノードの識別子情報に基づいて、第1のリレーノードと第2のリレーノードとが同一のリレーノードでなく、且つ第1のリレーノードが第2のリレーノードに直接接続されない、即ち、第2のリレーノードが第1のリレーノードのネクストホップリレーノードではないと特定する。好ましい実施形態において、制御ノードが識別子情報に基づいて第1のリレーノードと第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を特定する形態は、制御ノードが第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードからターゲットリレーノードを選択し、ターゲットリレーノードの識別子情報を第1のリレーノードに送信し、識別子情報に当該ターゲットリレーノードのノード識別子が含まれることを含む。
【0115】
なお、第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択することは、以下の少なくとも1つのステップを含むことができる。
【0116】
(1)当該第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、当該第1のリレーノードと当該ターゲットリレーノードとの間のデータ伝送速度が、当該第1のリレーノードと他のネクストホップリレーノードとの間のデータ伝送速度よりも大きい速度条件を満足するターゲットリレーノードを選択する。
【0117】
好ましい実施形態において、制御ノードには異常リレーノードの識別子情報を記憶しており、第1のリレーノードは、第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードの識別子情報を制御ノードに送信し、制御ノードは、記憶されている異常リレーノードの識別子情報に応じてネクストホップリレーノードの識別子情報を選別し、正常に運行しているネクストホップリレーノードの識別子情報を第1のリレーノードに送信し、第1のリレーノードは正常に運行しているネクストホップリレーノードに対して速度測定を行う。速度測定結果を制御ノードに送信し、制御ノードは速度測定結果に応じて、当該第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、速度条件を満足するターゲットリレーノードを選択する。
【0118】
他の好ましい実施形態において、制御ノードにはリレーノードのトポロジー構造を記憶しており、第1のリレーノードは第1のリレーノードの識別子情報を制御ノードに送信した後に、制御ノードは、当該トポロジー構造に応じて、第1のリレーノードに接続される複数のネクストホップリレーノードを特定し、第1のリレーノードは複数のネクストホップリレーノードの識別子情報を制御ノードに送信する必要がない。
【0119】
なお、速度測定プロセスは上記のステップ504と類似するので、ここで重複な説明を省略する。
【0120】
他の好ましい実施形態において、第1のリレーノードは第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードの識別子情報を制御ノードに送信し、制御ノードは、記憶されている異常リレーノードの識別子情報によりネクストホップリレーノードの識別子情報を選別し、正常に運行しているネクストホップリレーノードに対して速度測定を行う。制御ノードは、速度測定結果に応じて当該第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、速度条件を満足するターゲットリレーノードを選択する。
【0121】
第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードからデータ伝送速度が最も速いネクストホップリレーノードを、ターゲットリレーノードとして選択し、データの第1のリレーノードから第2のリレーノードへの伝送速度を保証し、第1の端末及び第2の端末のインタラクションが適時性を有するようにする。
【0122】
(2)当該第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択し、当該負荷条件は、当該ターゲットリレーノードの負荷量が他のネクストホップリレーノードの負荷量よりも小さいことである。
【0123】
第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから負荷量が最も小さいリレーノードを選択することにより、複数のリレーノードの合理利用を保証するだけでなく、リレーノードの負荷量が大きすぎることによるリレーノード異常、又はリレーノードデータ伝送速度の低下などを回避することができる。
【0124】
なお、リレーノードの負荷量は、リレーノードのリレープロセスリストから特定されてもよく、リレープロセスリストにおけるリレープロセスが多いほど、当該リレーノードの負荷量が大きくなる。また、リレーノード上の負荷量は、当該リレーノードにログインしている端末数から特定されることができ、本出願の実施例において、限定しない。
【0125】
好ましい実施形態において、制御ノードに各リレーノードのリレープロセスリストが記憶され、第1のリレーノードは、第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードの識別子情報を制御ノードに送信し、制御ノードは、各リレーノードのリレープロセスリストを取得し、各リレーノードのリレープロセスリストを第1のリレーノードに送信し、第1のリレーノードは、複数のネクストホップリレーノードから、負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択し、当該負荷条件は、当該ターゲットリレーノードのリレープロセスリストにおけるプロセス数が他のネクストホップリレーノードのリレープロセスリストにおけるプロセス数よりも小さいことである。
【0126】
他の好ましい実施形態において、制御ノードに各リレーノードのリレープロセスリストが記憶され、第1のリレーノードは、第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードの識別子情報を制御ノードに送信してもよく、制御ノードは、各リレーノードのリレープロセスリストを取得し、複数のネクストホップリレーノードから、負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択し、当該負荷条件は当該ターゲットリレーノードのリレープロセスリストにおけるプロセス数が他のネクストホップリレーノードのリレープロセスリストにおけるプロセス数よりも小さいことである。制御ノードがターゲットリレーノードを特定した後に、制御ノードはターゲットリレーノードのノード識別子を第1のリレーノードに送信し、第1のリレーノードはターゲットリレーノードの識別子情報を第3のリレーノードの識別子情報とし、接続要求メッセージを第3のリレーノードに送信する。
【0127】
好ましい実施形態において、第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードからターゲットリレーノードを選択することは、第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、速度条件及び負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択することを含む。このように、リレーノードのデータ伝送速度だけでなく、リレーノードの負荷量を考慮することで、選択されたターゲットリレーノードの性能が良くなる。
【0128】
好ましく、第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、速度条件及び負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択することは、各ネクストホップリレーノードと第1のリレーノードとの間のデータ伝送速度に応じて、各ネクストホップリレーノードの第1のパラメータを特定し、各ネクストホップリレーノードの負荷量に応じて、各ネクストホップリレーノードの第2のパラメータを特定し、各ネクストホップリレーノードの第1のパラメータ及び第2のパラメータに応じて、複数のネクストホップリレーノードからターゲットリレーノードを選択することを含む。
【0129】
好ましく、第1のパラメータは、データ伝送速度と正の相関関係を有し、第2のパラメータは負荷量と負の相関関係を有し、各ネクストホップリレーノードの第1のパラメータ及び第2のパラメータに応じて、複数のネクストホップリレーノードからターゲットリレーノードを選択することは、各ネクストホップリレーノードの第1のパラメータ及び第2のパラメータに対して統計処理を実行することで、各ネクストホップリレーノードの第3のパラメータを取得することを含み、当該第3のパラメータはリレーノードの性能を指示することができ、従って、第3のパラメータが最も大きいネクストホップリレーノードをターゲットリレーノードとして選択する。
【0130】
なお、速度及び負荷は性能に異なる影響を与える可能性があり、好ましく、各ネクストホップリレーノードの第1のパラメータ及び第2のパラメータに対して統計処理を行うことで、各ネクストホップリレーノードの第3のパラメータを取得することは、各ネクストホップリレーノードの第1のパラメータ及び第2のパラメータに対して平均処理を行うことで、各ネクストホップリレーノードの第3のパラメータを取得するか、又は、各ネクストホップリレーノードの第1のパラメータ及び第2のパラメータに対して合計処理を行うことで、各ネクストホップリレーノードの第3のパラメータを取得するか、又は、各ネクストホップリレーノードの第1のパラメータ及び第2のパラメータに対して加重処理を行うことで、各ネクストホップリレーノードの第3のパラメータを取得するかを含む。
【0131】
なお、本出願の実施例は、速度条件又は負荷条件に従って、ターゲットリレーノードを選択することのみについて説明したが、他の実施例において、さらに、他の条件に従って選択することができ、本出願の実施例において、ターゲットリレーノードを選択する条件を限定しない。
【0132】
第3のリレーノードは、第1のリレーノードによるターゲットリレーノードの取得と同じ方法で、第3のリレーノードのターゲットリレーノードを取得し、選択された各ターゲットリレーノードは、第1のリレーノードによるターゲットリレーノードの取得と同じ方法で、取得したネクストホップターゲットリレーノードが第2のリレーノードになるまで、ネクストホップターゲットリレーノードを取得する。
【0133】
第1のリレーノードは、ターゲットリレーノードを特定した後に、接続要求メッセージをターゲット転送要求に送信し、トークン識別子と当該ターゲットリレーノードの識別子情報とを対応付けて記憶してもよい。
【0134】
第3のリレーノードは、第2のリレーノードの識別子及び第3のリレーノードの識別子情報を制御ノードに送信し、制御ノードは第3のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択する。好ましく、第3のリレーノードは、接続要求メッセージをターゲットリレーノードに送信した後に、さらにトークン識別子とターゲットリレーノードとを対応付けて記憶する。選択された各ターゲットリレーノードは制御ノードからネクストホップターゲットリレーノードを取得し、且つ接続要求メッセージをネクストホップターゲットリレーノードに送信した後に、トークン識別子とネクストホップターゲットリレーノードとを対応付けて記憶する。
【0135】
また、第2の端末は通信接続の確立に合意すれば、第2の端末は、さらに、第1の端末に接続確認メッセージを送信する必要があり、当該接続確認メッセージは、接続要求メッセージの送信パスに従って返信される必要があるため、各ターゲットリレーノードは、さらに、トークン識別子とプリビアスホップリレーノードのノード識別子とを対応付けて記憶する。
【0136】
また、ターゲットリレーノードは接続要求メッセージを受信した後に、1つのプロセスを確立することもでき、当該プロセスを介して接続要求メッセージに応答し、ネクストホップターゲットリレーノードの取得、及び接続要求メッセージの転送などのステップを実行し、好ましく、当該プロセスのプロセス識別子は、プリビアスホップリレーノードにおける相応するプロセスのプロセス識別子と同じであるか、又はプリビアスホップリレーノードによって指定される。つまり、第1のリレーノードは、接続要求メッセージを受信すると、1つのプロセスを確立し、当該プロセスのプロセス識別子がAであり、第1のリレーノードは当該プロセス識別子及び接続要求メッセージを第3のリレーノードに送信でき、第3のリレーノードは1つのプロセスを確立し、プロセス識別子Aを当該プロセスのプロセス識別子とする。その後、第1のリレーノードは第1の端末の通信データを転送する場合に、プロセス識別子に応じて、第3のリレーノードのプロセスを直接トリガーすることができる。
【0137】
好ましく、第1のリレーノードは、通信接続要求メッセージを第3のリレーノードに送信した後に、さらに第1のリレーノードのリレープロセスリストを制御ノードに送信し、制御ノードは、当該第1のリレーノードに対応するリレープロセスリストを更新する。各ターゲットリレーノードは、通信接続要求メッセージをネクストホップターゲットリレーノードに送信した後に、さらに当該ターゲットリレーノードのリレープロセスリストを制御ノードに送信し、制御ノードは当該ターゲットリレーノードに対応するリレープロセスリストを更新する。
【0138】
第1の好ましい実現方式において、当該第1のリレーノードと第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を当該第1のリレーノードに送信した後に、第3のリレーノードから送信されたパス要求を受信し、当該パス要求は、当該第3のリレーノードが当該接続要求メッセージを受信したときに送信され、当該パス要求に当該第3のリレーノードの識別子情報及び当該第2のユーザ識別子が携帯され、当該第3のリレーノードは当該第1のリレーノードと異なり、当該対応関係により、当該第2のユーザ識別子に対応する第2のリレーノードを特定し、当該第3のリレーノードと第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を当該第3のリレーノードに送信し、当該第3のリレーノードが当該リレーパス情報により、当該接続要求メッセージを当該第2のリレーノードに送信する。
【0139】
第2の好ましい実現方式において、制御ノードは第1のリレーノードのパス要求を受信した後に、第1のリレーノードと第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を取得し、第1のリレーノードは、リレーパス情報の指示に従って接続要求メッセージ及びリレーパス情報をリレーパスにおけるネクストホップリレーノードに送信し、リレーパスにおける各リレーノードは、リレーパス情報の指示に従って接続要求メッセージ及びリレーパス情報をネクストホップリレーノードに送信する。
【0140】
好ましく、制御ノードが識別子情報に基づいて第1のリレーノードと第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を特定する形態は、第1のリレーノードのアドレス情報及び第2のリレーノードのアドレス情報に基づいて、第1のリレーノードと第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を特定することを含み、当該リレーパス情報は、少なくとも1つのリレーノードの識別子情報を含む。
【0141】
なお、制御ノードには複数のリレーノードのトポロジー構造が記憶され、第1のリレーノードのノード識別子、第2のリレーノードのノード識別子及び複数のリレーノードのトポロジー構造に応じて、第1のリレーノードと第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を特定する。
【0142】
好ましく、制御ノードは、第1のリレーノードと第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を特定する場合に、第1の好ましい実現方式に示されたターゲットリレーノード選択方式に従って、リレーパスにおけるリレーノードを特定する。本出願の実施例ここで重複な説明を省略する。
【0143】
なお、本出願の実施例は、ステップ604を実行し、制御ノードがリレーパス情報を特定する例のみをとって説明し、いくつかの実施例において、ステップ604を実行せず、制御ノードはユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、第2のユーザ識別子に対応する第2のリレーノードを特定した後に、第2のリレーノードのノード識別子を第1のリレーノードに送信し、第1のリレーノードは第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択し、当該接続要求メッセージを当該ターゲットリレーノードに送信し、当該ターゲットリレーノードが当該第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、当該接続要求メッセージを当該第2のリレーノードに送信する。
【0144】
当該第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択することは、(1)当該第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、当該第1のリレーノードと当該ターゲットリレーノードとの間のデータ伝送速度が、当該第1のリレーノードと他のネクストホップリレーノードとの間のデータ伝送速度よりも大きい速度条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップと、(2)当該第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、当該ターゲットリレーノードの負荷量が他のネクストホップリレーノードの負荷量よりも小さい負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップとの少なくとも1つを含む。
【0145】
605において、第1のリレーノードは、リレーパス情報により接続要求メッセージを第2のリレーノードに送信する。
【0146】
なお、第1の可能実現方式において、リレーパス情報は、ネクストホップリレーノードのみを指示し、リレーパスにおける第2のリレーノード以外の各リレーノードは、接続要求メッセージをネクストホップのターゲットリレーノードに送信するために、制御ノードからリレーパス情報を取得する必要がある。
【0147】
好ましく、第1のリレーノードは、ターゲットリレーノードの識別子情報を受信した後に、トークン識別子とターゲットリレーノードの識別子情報とを対応付けて記憶する。
【0148】
第2の好ましい実現方式において、パス情報は、第1のリレーノードから第2のリレーノードへのリレーパスを指示し、リレーパスにおける各リレーノードは、リレーパス情報の指示に従って、接続要求メッセージ及びリレーパス情報をネクストホップのターゲットリレーノードに送信する。
【0149】
606において、第2のリレーノードは、接続要求メッセージを第2の端末に送信する。
【0150】
第2の端末が第2のリレーノードにログインしているため、第2のリレーノードに第2の端末のアドレス情報を記憶し、第2の端末のアドレス情報に基づいて接続要求メッセージを第2の端末に送信する。又は、制御ノードにユーザ識別子と端末のアドレス情報との対応関係を記憶し、第2のユーザ識別子に基づいて、制御ノードから第2の端末のアドレス情報を取得し、当該アドレス情報に応じて接続要求メッセージを第2の端末に送信する。
【0151】
好ましい実施形態において、接続要求メッセージには第2の端末のアドレス情報が携帯され、第2のリレーノードは、第2の端末のアドレス情報により接続要求メッセージを第2の端末に送信する。
【0152】
607において、第2の端末は、接続要求メッセージを受信した後に、第2のリレーノードに接続確認メッセージを送信する。
【0153】
なお、第2の端末は、接続要求メッセージを受信した後に、直接に当該接続要求メッセージに応じて接続確認メッセージを生成するか、又は、第2の端末が接続要求メッセージに対する確認コマンドを受信した後に、第2のリレーノードに接続確認メッセージに送信する。
【0154】
好ましい実施形態において、第2の端末の現在のインターフェースに当該接続要求メッセージを表示し、当該接続要求メッセージは第1の端末が第2の端末と通信接続を確立するように指示し、当該接続要求メッセージに対する確認コマンドを受信すると、接続確認メッセージを生成し、接続確認メッセージを第2のリレーノードに送信する。
【0155】
なお、接続確認メッセージには第2の端末の第2のユーザ識別子が携帯され、好ましく、リレーパスの各リレーノードがトークン識別子に応じてネクストホップターゲットリレーノードの識別子情報を取得するように、接続確認メッセージにはトークン識別子がさらに携帯されている。
【0156】
好ましい実施形態において、第1のリレーノードが接続確認メッセージを第1の端末に直接送信するように、接続確認メッセージには第1の端末のアドレス情報がさらに携帯されている。
【0157】
608において、第2のリレーノードは接続確認メッセージを受信した後に、第1のリレーノードに当該接続確認メッセージを送信する。
【0158】
第2のリレーノードは、接続確認メッセージを受信した後に、接続確認メッセージにおけるトークン識別子に基づいて、トークン識別子とターゲットリレーノードの識別子情報との対応関係において、ネクストホップターゲットリレーノードの識別子情報を取得し、接続確認メッセージをネクストホップターゲットリレーノードに送信することにより、元のパスを介して、接続確認メッセージを第1のリレーノードに送信することを実現する。
【0159】
例えば、第2のリレーノードはトークン識別子に応じてプリビアスホップリレーノードの識別子情報を取得し、プリビアスホップリレーノードの識別子情報を、ネクストホップターゲットリレーノードの識別子情報とし、接続確認メッセージをネクストホップターゲットリレーノードに送信する。
【0160】
609において、第1のリレーノードは、接続確認メッセージを受信した後に、当該接続確認メッセージを第1の端末に送信し、第1の端末が接続確認メッセージに基づいて第2の端末と通信接続を確立する。
【0161】
第1の端末が第2の端末と通信接続を確立した後に、第1の端末と第2の端末とは確立された通信接続を介して通信することができる。好ましい実施形態において、第1のリレーノードは当該第1の端末から送信された通信要求メッセージを受信し、当該通信要求メッセージに当該トークン識別子及び通信データが携帯され、当該トークン識別子に対応付けて記憶されたターゲットリレーノードの識別子情報を取得し、当該ターゲットリレーノードの識別子情報を第3のリレーノードの識別子情報とし、当該通信要求メッセージを当該第3のリレーノードに送信し、当該第3のリレーノードが当該第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して当該通信要求メッセージを当該第2のリレーノードに送信し、当該第2のリレーノードが当該通信要求メッセージを当該第2の端末に送信する。
【0162】
なお、第1の端末が第2の端末と通信接続を確立した後に、第1の端末と第1のリレーノードとの間の接続関係の中断期間がターゲット期間を超えると、第1のユーザ識別子、第1のリレーノードの識別子情報及び第1の端末のアドレス情報を削除する。第2の端末と第2のリレーノードとの間の接続関係の中断期間がターゲット期間を超えると、第2のユーザ識別子、第2のリレーノードの識別子情報及び第2の端末のアドレス情報を削除する。
【0163】
好ましく、リレーノードは、さらに、トークン識別子に応じて、トークン識別子とターゲットリレーノードとの対応関係を削除する。好ましく、リレーノードは相応するプロセスを削除することもできる。
【0164】
なお、第1の端末が第2の端末と通信接続を確立する際に、第1のリレーノードと第2のリレーノードとのリレーパスにおいてリレーノードが異常である場合、又は第2の端末がオフラインである場合など、第1の端末に接続失敗メッセージを返信する。
【0165】
なお、好ましい実施形態において、複数のリレーノード及び制御ノードのうちのいずれか1つはブロックチェーンシステムにおけるノードである。第1のリレーノードはブロックチェーンシステムにおけるノードである場合、通信接続を確立した後に、通信接続レコードを生成し、当該通信接続レコードをブロックチェーンシステムに記憶し、当該通信接続レコードは第1のユーザ識別子及び第2のユーザ識別子を含む。又は、第1の端末は第1のリレーノードにログインした後に、第1のユーザ識別子と第1のリレーノードとの間の対応関係をブロックチェーンシステムに記憶する。又は、接続要求メッセージを受信した後に、接続要求メッセージをブロックチェーンシステムに記憶する。又は、第1のリレーノードが接続要求メッセージをターゲットリレーノードに送信した後に、トークン識別子とターゲットリレーノードの識別子情報とを対応付けてブロックチェーンシステムに記憶する。又は、第1のリレーノードは通信要求メッセージを受信した後に、通信要求レコードを生成し、当該通信要求レコードをブロックチェーンシステムに記憶する。
【0166】
本出願の実施例で提供される方法によれば、第1の端末と第2の端末の両方はリレーノードにログインし、且つ少なくとも1つのリレーノードを介して第1の端末と第2の端末との間の通信接続を確立し、第1の端末と第2の端末とがリレーノードにログインしているため、第1の端末と第2の端末のアドレス情報が変化しても、第1の端末及び第2の端末がログインしているリレーノードとの通信に影響を与えず、そして、リレーノードのアドレス情報が変化しないこれにより、通信接続は影響を受けず、第1の端末又は第2の端末の位置が変化しても、第1の端末及び第2の端末は、接続を再確立する必要がなく、引き続き確立された通信接続を使用して通信することができ、通信効率を向上することができる。
【0167】
また、第1の端末と第2の端末との間の通信接続を確立する場合に、少なくとも1つのリレーノードを選択してデータを伝送する必要があり、リレーノードを選択する場合に、リレーノードのデータ伝送速度や負荷などを考慮して、第1の端末と第2の端末との間のインタラクションの適時性を保証する。
【0168】
なお、好ましい実施形態において、リレーノードは、RelaySvr(データ転送モジュール)とRelayNode(ノード管理モジュール)とを含む。
【0169】
RelaySvrは、端末がリレーノードにログインできるRelaySvrであり、RelaySvrは端末間の通信を担当し、端末から送信されたデータパケットは1つ又は複数の層RelaySvrを介してリレーを実現する必要がある。
【0170】
RelayNodeは、このリレーノードに接続されている複数のネクストホップリレーノードの識別子情報を取得するために使用し、さらに、各ネクストホップリレーノードとの間のデータ伝送速度を測定するために使用でき、データ転送中に、ネクストホップリレーノードのアドレス情報を提供し、このリレーノードのリレープロセスリスト、及び各ネクストホップリレーノードとの間のデータ伝送速度を制御ノードに報告する。
【0171】
制御ノードは、RelayOnline(ユーザーオンラインサービス)、RelayCenter(リレー内部制御と監視センター)、RelayCluster(クライアント固有の外部制御センター)及びP2PStun(P2P NATセッション伝送アプリケーションプログラム)を含み得る。
【0172】
RelayOnline(ユーザーオンラインサービス)は、現在のオンラインユーザーのアドレス情報、及びログインするRelaySvrアドレス情報を保存し、リレールーティング及びP2Pホールパンチングに相応するサービスを提供する。
【0173】
RelayCenter(リレー内部制御及び監視センター)は現在の複数のリレーノードのリレープロセスリスト、識別子情報及び速度測定結果を保存し、異常ノードを認識し標識し、ノード間の速度測定結果及びルーティング配置に応じてネクストホップリレーノードを算出し、各リレーノードのRelayNodeにそのネクストホップノードのリレープロセスリスト、及び現在の最適な動的ルーティングテーブルを配信し、バックエンドサーバ、ノードリンクの品質監視、及び異常検出と処理を担当する。
【0174】
RelayCluster(クライアント固有の外部制御センター)は、現在の複数のリレーノードのリレープロセスのアドレス、負荷などの関連情報、端末の配置情報などを保存し、配置ルール及びユーザーソース外部IPに応じてリレーノードのフィルタリングを行い、端末の配置情報及びリレーノードリストの配信を担当し、プロセスの負荷のバランスを取り、容量を制御する。
【0175】
P2PStun(P2P NATセッション伝送アプリケーション)は、P2P Natのホールパンチングにサービスを提供し、主に、クライアントそのものパブリックアドレス及びNat(Network Address
Translation、ネットワークアドレス変換)タイプを提供する。
【0176】
図8に示すように、第1の端末及び第2の端末にはターゲットアプリケーションをインストールし、なお、ターゲットアプリケーションはセッション伝送アプリケーションであってもよい。当該ターゲットアプリケーションにより、第1の端末はRelayClusterに第2のログイン要求を送信し、RelayClusterにおいてリレーノードリスト及び端末の配置情報を取得する。第1の端末はリレーノードリストにおいて1つのリレーノードを、第1のリレーノードとして選択し、第1のリレーノードに第1のログイン要求を送信し、第1のリレーノードは第1の端末のログインを制御し、第1のリレーノードはRelayOnlineに登録要求を送信し、RelayOnlineは第1の端末の第1のユーザ識別子、第1のリレーノードの識別子情報及び第1の端末のアドレス情報を対応付けて記憶する。
【0177】
第1の端末及び第2の端末が通信接続を送信するプロセスにおいて、第1の端末は第1のリレーノードに接続要求メッセージを送信し、第1のリレーノードは接続要求メッセージを受信した後に、第2の端末の第2のユーザ識別子に基づいて、RelayOnlineに第1のパス要求を送信し、RelayOnlineにおいて第2のリレーノードの識別子情報及び第2の端末のアドレス情報を照会する。第1のリレーノードは、第2のリレーノードの識別子情報を取得した後に、RelayCenterに第2のパス要求を送信し、RelayCenterは第1のリレーノードに直接接続され、且つ第2のリレーノードに近く隣接する複数のネクストホップリレーノードの識別子情報を第1のリレーノードに送信し、第1のリレーノードは当該複数のネクストホップリレーノードに応じて速度測定を行うことで、各ネクストホップリレーノードの速度測定結果を取得し、速度測定結果をRelayCenterに送信し、RelayCenterが第1のリレーノードに対応する第3のリレーノードを特定し、第1のリレーノードにリレーパス情報を配信し、当該リレーパス情報には第3のリレーノードの識別子情報を含み、第1のリレーノードは接続要求メッセージを第3のリレーノードに送信し、第3のリレーノードがRelayCenterからリレーパス情報を取得し、第3のリレーノードがリレーパス情報を取得する方式は、第1のリレーノードがリレーパス情報を取得する方式と類似するため、ここで重複な説明を省略する。接続要求メッセージを第2のリレーノードに送信するまでとなる。
【0178】
第2のリレーノードは接続要求メッセージを第2の端末に送信し、第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信し、接続要求メッセージの送信パスに従って、接続確認メッセージを第1の端末に送信する。
【0179】
第1の端末と第2の端末の通信接続を確立した後に、第1の端末は第2の端末に通信データを送信し、なお、通信データの送信プロセスは、第1の端末が通信データを第1のリレーノードに送信し、第1のリレーノードがリレーパス情報に従って通信データを第3のリレーノードに送信し、第2のリレーノードのプリビアスホップリレーノードが通信データを第2のリレーノードに送信し、第2のリレーノードが通信データを第2の端末に送信するまでとなる。
【0180】
また、RelayCenterは、複数のリレーノードの状態情報をRelayOnlineに送信し、RelayOnlineが相応するリレーノードリストを生成するようにする。
【0181】
図9は、本出願の実施例で提供される通信接続確立装置の構造概略図であり、
図9を参照し、当該装置は、受信モジュール901、特定モジュール902及び送信モジュール903を含む。
【0182】
受信モジュール901は、第1の端末から送信された接続要求メッセージを受信するためのものであり、当該接続要求メッセージには第1の端末がログインする第1のユーザ識別子、及び第2の端末がログインする第2のユーザ識別子が携帯され、特定モジュール902は、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、当該第2のユーザ識別子に対応する第2のリレーノードを特定するためのものであり、当該第2のリレーノードは当該第2の端末に接続されるリレーノードであり、送信モジュール903は、当該第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、当該接続要求メッセージを当該第2のリレーノードに送信し、当該第2のリレーノードが当該接続要求メッセージを当該第2の端末に送信するためのものであり、当該送信モジュール903は、さらに、当該第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、当該接続確認メッセージを当該第1の端末に送信し、当該第1の端末が当該接続確認メッセージに基づいて当該第2の端末と通信接続を確立するために用いられる。
【0183】
好ましい実施形態において、
図10に示すように、当該送信モジュール903は、当該第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するための選択ユニット9031と、当該接続要求メッセージを当該ターゲットリレーノードに送信し、当該ターゲットリレーノードが当該第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して当該接続要求メッセージを当該第2のリレーノードに送信するための送信ユニット9032とを含む。
【0184】
好ましい実施形態において、
図10に示すように、当該選択ユニット9031は、当該第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、当該第1のリレーノードと当該ターゲットリレーノードとの間のデータ伝送速度が、当該第1のリレーノードと他のネクストホップリレーノードとの間のデータ伝送速度よりも大きい速度条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップと、当該第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、、当該ターゲットリレーノードの負荷量が他のネクストホップリレーノードの負荷量よりも小さい負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップとうちの少なくとも1つを実行するために用いられる。
【0185】
好ましい実施形態において、
図10に示すように、当該第1のリレーノードはブロックチェーンシステムのノードであり、当該装置は、当該第1の端末が当該第2の端末と通信接続を確立したと特定した後に、通信接続レコードを生成し、当該第1のユーザ識別子及び当該第2のユーザ識別子を含む当該通信接続レコードを当該ブロックチェーンシステムに記憶するための記憶モジュール904をさらに含む。
【0186】
好ましい実施形態において、
図10に示すように、当該装置は、当該第1の端末から送信された、当該第1のユーザ識別子が携帯されている第1のログイン要求を受信するための当該受信モジュール901と、当該第1のユーザ識別子に基づいてログインするように当該第1の端末を制御するための制御モジュール905と、当該第1のユーザ識別子と当該第1のリレーノードとの対応関係を確立するための確立モジュール906とをさらに含む。
【0187】
好ましい実施形態において、当該接続要求メッセージにはトークン識別子が携帯され、当該記憶モジュール904は、当該トークン識別子と当該ターゲットリレーノードの識別子情報とを対応付けて記憶するために用いられる。
【0188】
好ましい実施形態において、
図10に示すように、当該装置は、当該第1の端末から送信された、当該トークン識別子及び通信データが携帯されている通信要求メッセージを受信するための当該受信モジュール901と、当該トークン識別子に対応付けて記憶されたターゲットリレーノードの識別子情報を取得して当該ターゲットリレーノードの識別子情報を第3のリレーノードの識別子情報をとするための取得モジュール907と、当該識別子情報に基づいて、当該通信要求メッセージを当該ターゲットリレーノードに送信し、当該ターゲットリレーノードが当該第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して当該通信要求メッセージを当該第2のリレーノードに送信し、当該第2のリレーノードが当該通信要求メッセージを当該第2の端末に送信するための当該送信モジュール903とをさらに含む。
【0189】
図11は本発明実施例で提供される通信接続確立装置の構造概略図であり、
図11を参照し、当該装置は、受信モジュール1101、特定モジュール1102及び送信モジュール1103を含む。
【0190】
受信モジュール1101は、第1のリレーノードから送信されたパス要求を受信するためのものであり、当該パス要求は、当該第1のリレーノードが第1の端末から送信された接続要求メッセージを受信した際に送信し、当該接続要求メッセージに当該第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯され、当該パス要求に当該第1のリレーノードの識別子情報及び当該第2のユーザ識別子が携帯され、特定モジュール1102は、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、当該第2のユーザ識別子に対応する第2のリレーノードを特定するためのものであり、当該第2のリレーノードは、第2の端末に接続されるリレーノードであり、送信モジュール1103は、当該識別子情報により当該第1のリレーノードと当該第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を当該第1のリレーノードに送信し、当該第1のリレーノードが当該リレーパス情報により当該接続要求メッセージを当該第2のリレーノードに送信し、当該第2のリレーノードが当該接続要求メッセージを当該第2の端末に送信するためのものである。
【0191】
好ましい実施形態において、
図12に示すように、当該装置は、当該第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択し、当該ターゲットリレーノードの識別子情報を当該リレーパス情報とするための選択モジュール1104をさらに含む。
【0192】
好ましい実施形態において、当該選択モジュール1104は、当該第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、当該第1のリレーノードと当該ターゲットリレーノードとの間のデータ伝送速度が、当該第1のリレーノードと他のネクストホップリレーノードとの間のデータ伝送速度よりも大きい速度条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップと、当該第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、当該ターゲットリレーノードの負荷量が他のネクストホップリレーノードの負荷量よりも小さい負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップとのうちの少なくとも1つを実行するために用いられる。
【0193】
好ましい実施形態において、当該装置は、さらに、該第1のリレーノードと異なる第3のリレーノードから送信された、当該第3のリレーノードの識別子情報及び当該第2のユーザ識別子が携帯されているパス要求であって、当該第3のリレーノードが当該接続要求メッセージを受信したときに送信したパス要求を受信するための当該受信モジュール1101と、さらに当該対応関係により、当該第2のユーザ識別子に対応する当該第2のリレーノードを特定するための当該特定モジュール1102と、さらに当該第3のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードからターゲットリレーノードを選択し、当該ターゲットリレーノードの識別子情報をリレーパス情報とするための当該選択モジュール1104と、さらに当該第3のリレーノードの識別子情報により、当該リレーパス情報を当該第3のリレーノードに送信し、当該第3のリレーノードが当該リレーパス情報に応じて、当該接続要求メッセージを当該ターゲットリレーノードに送信し、当該ターゲットリレーノードが当該接続要求メッセージを当該第2のリレーノードに送信し、当該第2のリレーノードが当該接続要求メッセージを当該第2の端末に送信するための当該送信モジュール1103をさらに含む。
【0194】
好ましい実施形態において、
図12に示すように、当該装置は、さらに、当該第1の端末から送信された、当該第1の端末のネットワーク識別子が携帯されている第2のログイン要求を受信するための当該受信モジュール1101と、当該ネットワーク識別子に対応する少なくとも1つのリレーノードの識別子情報を含むリレーノードリストを取得するための取得モジュール1105であって、該当少なくとも1つのリレーノードが当該ネットワーク識別子に対応するネットワークに接続される、取得モジュール1105と、当該第1の端末に当該リレーノードリストを送信し、当該第1の端末が当該リレーノードリストから当該第1のリレーノードの識別子情報を選択し、当該識別子情報により、当該第1のリレーノードに、当該第1のユーザ識別子が携帯されている第1のログイン要求を送信するための当該送信モジュール1103をさらに含む。
【0195】
好ましい実施形態において、
図12に示すように,当該装置は、当該第1のリレーノードから送信された、当該第1のユーザ識別子、当該第1のリレーノードの識別子情報及び当該第1の端末のアドレス情報が携帯されている登録要求を受信するための当該受信モジュール1101と、当該第1のユーザ識別子、当該第1のリレーノードの識別子情報及び当該第1の端末のアドレス情報対応付けて記憶するための記憶モジュール1106とをさらに含む。
【0196】
好ましい実施形態において、
図12に示すように、当該装置は、当該第1の端末と当該第1のリレーノードとの間の接続関係の中断期間がターゲット期間を超えると、当該第1のユーザ識別子、当該第1のリレーノードの識別子情報及び当該第1の端末のアドレス情報を削除するための削除モジュール1107をさらに含む。
【0197】
好ましい実施形態において、
図12に示すように、当該制御ノードはブロックチェーンシステムにおけるノードであり、当該装置は、当該第1のユーザ識別子、当該第1のリレーノードの識別子情報及び当該第1の端末のアドレス情報を当該ブロックチェーンシステムに記憶するための当該記憶モジュール1106をさらに含む。
【0198】
図13は、本発明実施例にかかる通信接続確立装置の構造概略図であり、
図13を参照し、当該装置は受信モジュール1301、特定モジュール1302、選択モジュール1303及び送信モジュール1304を含む。
【0199】
受信モジュール1301は、プリビアスホップリレーノードから送信された接続要求メッセージを受信するためのものであり、当該接続要求メッセージは、第1の端末によって第1のリレーノードに送信された後に当該第1のリレーノードによって転送され、当該接続要求メッセージは当該第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子、及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯され、特定モジュール1302は、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、当該第2のユーザ識別子に対応する第2のリレーノードを特定するためのものであり、当該第2のリレーノードは当該第2の端末に接続されるリレーノードであり、選択モジュール1303は、当該第3のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードからターゲットリレーノードを選択するためのものであり、送信モジュール1304は、当該接続要求メッセージを当該ターゲットリレーノードに送信し、当該ターゲットリレーノードが当該第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して接続要求メッセージを当該第2のリレーノードに送信し、当該第2のリレーノードが当該接続要求メッセージを当該第2の端末に送信するためのものであり、当該送信モジュール1304は、さらに、当該第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、当該接続確認メッセージを当該プリビアスホップリレーノードに送信し、当該プリビアスホップリレーノードが当該接続確認メッセージを当該第1の端末に送信し、当該第1の端末が当該接続確認メッセージに基づいて当該第2の端末と通信接続を確立するために用いられる。
【0200】
好ましい実施形態において、
図14に示すように、当該接続要求メッセージには、トークン識別子が携帯され、当該装置は、当該トークン識別子と当該ターゲットリレーノードの識別子情報とを対応付けて記憶するための記憶モジュール1305をさらに含む。
【0201】
好ましい実施形態において、
図14に示すように、当該装置は、当該プリビアスホップリレーノードから送信された、当該トークン識別子及び通信データが携帯されている通信要求メッセージであって、当該プリビアスホップリレーノードが当該第1の端末から送信された通信要求メッセージを受信するときに送信した前記通信要求メッセージを受信するための当該受信モジュール1301と、当該トークン識別子に対応付けて記憶された当該ターゲットリレーノードの識別子情報を取得するための取得モジュール1306と、当該識別子情報により、当該通信要求メッセージを当該ターゲットリレーノードに送信し、当該ターゲットリレーノードが当該第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、当該接続要求メッセージを第2のリレーノードに送信し、当該第2のリレーノードが当該通信要求メッセージを当該第2の端末に送信するための当該送信モジュール1304をさらに含む。
【0202】
図15は、本出願の実施例にかかる端末の構成ブロック図である。当該端末1500は、上記の実施例における第1の端末又は第2の端末が実行するステップを実行するために用いられ、好ましく、当該端末1500は、携帯型のモバイル端末、例えば、スマートフォン、タブレットコンピューター、動画専門家グループオーディオレイヤー3(MP3:Moving
Picture Experts Group Audio Layer III)プレーヤー、動画専門家グループオーディオレイヤー4(MP4:Moving Picture
Experts Group Audio Layer IV)プレーヤー、ノートパソコン又はデスクトップ端末である。端末1500は、ユーザー機器、携帯型の端末、ラップトップ端末、デスクトップ端末などの他の名称と称され得る。
【0203】
一般的に、端末1500はプロセッサ1501及びメモリ1502を含む。
【0204】
好ましく、プロセッサ1501は1つ又は複数の処理コア、例えば4コアプロセッサ、8コアプロセッサ等を含む。好ましく、プロセッサ1501はDSP(Digital
Signal Processing、デジタル信号処理)、FPGA(Field-Programmable Gate Array、フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLA(Programmable
Logic Array、プログラマブルロジックアレイ)のうちの少なくとも1つのハードウェア形式で実現される。好ましく、プロセッサ1501はメインプロセッサ及びコプロセッサを含み、メインプロセッサはウェイクアップ状態にあるデータを処理するためのプロセッサであって、CPU(Central
Processing Unit、中央演算装置)とも称され、コプロセッサは待機状態にあるデータを処理するための低消費電力プロセッサである。いくつかの実施例では、プロセッサ1501にはディスプレイに表示すべき内容のレンダリング及び制作を担うためのGPU(Graphics
Processing Unit、グラフィック処理ユニット)が統合されてもよい。いくつかの実施例では、プロセッサ1501は機械学習に関連する計算操作を処理するためのAI(Artificial
Intelligence、人工知能)プロセッサを更に含んでもよい。
【0205】
メモリ1502は1つ又は複数のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含み、好ましく、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は非一時的なものである。好ましく、メモリ1502は高速ランダムアクセスメモリ、及び不揮発性メモリ、例えば1つ又は複数の磁気ディスク記憶、フラッシュ記憶をさらに含む。いくつかの実施例では、メモリ1502における非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は少なくとも1つのコマンドを記憶するために用いられ、本出願の方法実施例で提供される通信接続確立方法を実現するために、当該少なくとも1つのコマンドがプロセッサ1501により実行される。
【0206】
いくつかの実施例において、端末1500は周辺機器インターフェース1503及び少なくとも1つの周辺機器をさらに含む。プロセッサ1501、メモリ1502及び周辺機器インターフェース1503はバス又は信号線を介して接続することができる。
各周辺機器は、バス、信号線、又は回路基板を介して周辺機器インターフェース1503に接続されている。例えば、周辺装置は、無線周波数回路1504、タッチディスプレイ1505、カメラコンポーネント1506、オーディオ回路1507、測位コンポーネント1508、及び電源1509のうちの少なくとも1つを含む。
【0207】
周辺機器インターフェース1503はI/O(Input
/Output、入力/出力)に関連する少なくとも1つの周辺機器をプロセッサ1501及びメモリ1502に接続するために使用されてもよい。いくつかの実施例では、プロセッサ1501、メモリ1502及び周辺機器インターフェース1503が同じチップ又は回路基板に統合され、いくつかの他の実施例では、プロセッサ1501、メモリ1502及び周辺機器インターフェース1503のうちのいずれか1つ又は2つは独立したチップ又は回路基板において実現され、本実施例において限定しない。
【0208】
無線周波数回路1504は電磁信号とも称されるRF(Radio
Frequency、無線周波数)信号を送受信するために用いられる。無線周波数回路1504は電磁信号によって通信ネットワーク及び他の通信装置と通信する。無線周波数回路1504は電気信号を電磁信号に変換して送信するか、又は、受信された電磁信号を電気信号に変換する。好ましく、無線周波数回路1504はアンテナシステム、RF送受信機、1つ又は複数の増幅器、チューナー、発振器、デジタル信号プロセッサ、コーデックチップ群、ユーザー身元モジュールカードなどを含む。無線周波数回路1504は少なくとも1つの無線通信プロトコルによって他の端末と通信することができる。当該無線通信プロトコルはワールドワイドウェブ、メトロポリタンエリアネットワーク、イントラネット、各世代移動通信ネットワーク(2G、3G、4G及び5G)、無線ローカルエリアネットワーク及び/又はWiFi(Wireless
Fidelity、ワイヤレスフィデリティ)ネットワークを含むが、それらに限らない。いくつかの実施例では、無線周波数回路1504はNFC(Near Field Communication、短距離無線通信)に関連する回路をさらに含む、本出願において、限定しない。
【0209】
ディスプレイ1505はUI(User
Interface、ユーザーインターフェース)を表示するために用いられる。当該UIは図形、テキスト、アイコン、ビデオ及びそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。ディスプレイ1505がタッチパネルである場合に、ディスプレイ1505はディスプレイ1505の表面又は表面上方のタッチ信号を収集する機能を更に有する。当該タッチ信号を制御信号としてプロセッサ1501に入力して処理する。この場合、ディスプレイ1505は、さらに、ソフトキー及び/又はソフトキーボードとも称される仮想キー及び/又は仮想キーボードを提供するために用いられる。いくつかの実施例では、ディスプレイ1505は一つであり、端末1500の前のパネルに設置され、いくつかの他の実施例において、ディスプレイ1505は少なくとも2つであり、それぞれ端末1500の異なる表面に設置されるか、又は折り畳んで設計され、いくつかの別の実施例では、ディスプレイ1505は端末1500の湾曲表面又は折り畳み面に設置されるフレキシブルディスプレイである。ひいては、ディスプレイ1505は更に矩形以外の不規則図形、すなわち異形ディスプレイに設置される。好ましく、ディスプレイ1505はLCD(Liquid
Crystal Display、液晶ディスプレイ)、OLED(Organic Light-Emitting Diode、有機発光ダイオード)等の材質で製造される。
【0210】
カメラコンポーネント1506は画像又はビデオを収集するために用いられる。好ましく、カメラコンポーネント1506は前置カメラ及び後置カメラを含む。一般的に、前置カメラは端末の前のパネルに設置され、後置カメラは端末の背面に設置される。いくつかの実施例では、メインカメラと被写界深度カメラとの融合を実現し、背景ボケ機能を実現するために、後置カメラは少なくとも2つあり、それぞれメインカメラ、被写界深度カメラ、広角カメラ及び望遠カメラのうちのいずれか1つであり、メインカメラと広角カメラとの融合によってパノラマ撮影及びVR(Virtual
Reality、仮想現実)撮影機能や、他の融合機能を実現する。いくつかの実施例では、カメラコンポーネント1506はフラッシュをさらに含む。フラッシュは単色温度フラッシュ、又は、二重色温度フラッシュである。二重色温度フラッシュは暖光フラッシュと冷光フラッシュとの組み合わせを指し、異なる色温における光補償に使用されてもよい。
【0211】
好ましく、オーディオ回路1507はマイクロフォン及びスピーカーを含む。マイクロフォンはユーザー及び環境の音波を収集して、音波を電気信号に変換してプロセッサ1501に入力して処理するか、又は無線周波数回路1504に入力して音声通信を実現するために用いられる。ステレオの収集又は騒音低減のために、マイクロフォンは複数であってもよく、それぞれ端末1500の異なる箇所に設置される。マイクロフォンは更にアレイマイクロフォン又は全方向性収集型マイクロフォンであってもよい。スピーカーはプロセッサ1501又は無線周波数回路1504からの電気信号を音波に変換するために用いられる。好ましく、スピーカーは従来の薄膜スピーカーであり、或いは圧電セラミックスピーカーである。スピーカーが圧電セラミックスピーカーである場合、電気信号を人間の聞こえる音波に変換することができるだけでなく、電気信号を人間の聞こえない音波に変換して距離測定等を行うこともできる。いくつかの実施例では、オーディオ回路1507はヘッドフォンジャックをさらに含む。
【0212】
測位コンポーネント1508は、ナビゲーション又はLBS(Location
Based Service、位置情報に基づくサービス)を実現するために、端末1500の現在の地理位置を測位するために用いられる。測位コンポーネント1508は米国のGPS(Global
Positioning System、全地球測位システム)、中国の北斗システム又はロシアのガリレオシステムに基づく測位コンポーネントである。
【0213】
電源1509は端末1500における各コンポーネントに給電するために用いられる。好ましく、電源1509は交流電流、直流電流、一次電池又は可充電電池であってもよい。電源1509が可充電電池を含む場合、当該可充電電池は有線充電電池又は無線充電電池をサポートする。当該可充電電池は更に急速充電技術をサポートするために使用できる。
【0214】
当業者であれば、
図15に示される構造は端末1500を制限するためのものではなく、図示より多く又は少ないコンポーネントを備え、又はいくつかのコンポーネントを組み合わせ、又は異なるコンポーネント配置を用いてもよいと理解すべきである。
【0215】
図16は本出願の実施例で提供されるサーバの構造概略図であり、当該サーバ1600は、配置又は性能の違いによって大きく異なり、1つ又は1つ以上のプロセッサ(Central
Processing Units、CPU)1601及び1つ又は1つ以上のメモリ1602を含み得、なお、メモリ1602に少なくとも一つのコマンドを記憶しており、少なくとも一つのコマンドがプロセッサ1601にロードされ実行されることで、上記の各方法実施例で提供される方法を実現する。もちろん、当該サーバは、入力/出力を容易にするために、有線又は無線ネットワークインターフェース、キーボード、及び入力/出力インターフェースなどの部品をさらに含み得、当該サーバは、他のデバイスの機能を実現するための部品をさらに含むことができ、ここで重複な説明を省略する。
【0216】
サーバ1600は、上記の通信接続確立方法におけるリレーノード又は制御ノードが実行するステップを実行するために使用できる。
【0217】
本出願の実施例は、さらに、コンピュータ機器を提供し、当該コンピュータ機器はプロセッサ及びメモリを含み、当該メモリに少なくとも一つのコマンドを記憶しており、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、第1の端末から送信された、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子、及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯されている接続要求メッセージを受信するステップと、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する、前記第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定するステップと、前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップと、前記第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、前記接続確認メッセージを前記第1の端末に送信し、前記第1の端末が前記接続確認メッセージに基づいて前記第2の端末と通信接続を確立するステップとを実現する。
【0218】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するステップと、前記接続要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信するステップとを実現する。
【0219】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記第1のリレーノードと前記ターゲットリレーノードとの間のデータ伝送速度が前記第1のリレーノードと他のネクストホップリレーノードとの間のデータ伝送速度よりも大きい速度条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップと、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記ターゲットリレーノードの負荷量が他のネクストホップリレーノードの負荷量よりも小さい負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップとうちの少なくとも1つを実現する。
【0220】
好ましく、前記第1のリレーノードはブロックチェーンシステムのノードであり、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1の端末が前記第2の端末と通信接続を確立した後に、通信接続レコードを生成し、前記通信接続レコードを前記ブロックチェーンシステムに記憶し、前記通信接続レコードは前記第1のユーザ識別子及び前記第2のユーザ識別子を含むステップとを実現する。
【0221】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1の端末から送信された、前記第1のユーザ識別子が携帯されている第1のログイン要求を受信するステップと、前記第1のユーザ識別子に基づいてログインするように前記第1の端末を制御するステップと、前記第1のユーザ識別子と前記第1のリレーノードとの対応関係を確立するステップとを実現する。
【0222】
好ましく、前記接続要求メッセージにトークン識別子が携帯され、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記トークン識別子と前記ターゲットリレーノードの識別子情報とを対応付けて記憶するステップとを実現する。
【0223】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1の端末から送信された、前記トークン識別子、及び通信データが携帯されている通信要求メッセージを受信するステップと、前記トークン識別子に対応付けて記憶されたターゲットリレーノードの識別子情報を取得するステップと、前記識別子情報により前記通信要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記通信要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記通信要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップとを実現する。
【0224】
本出願の実施例は、さらに、コンピュータ機器を提供し、当該コンピュータ機器はプロセッサ及びメモリを含み、当該メモリに少なくとも一つのコマンドを記憶しており、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、第1のリレーノードから送信された、前記第1のリレーノードの識別子情報及び第2のユーザ識別子が携帯されているパス要求であって、前記第1のリレーノードが第1の端末から送信された、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子及び第2の端末のログインしている前記第2のユーザ識別子が携帯されている接続要求メッセージを受信したとき送信したパス要求を受信するステップと、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する、前記第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定するステップと、前記識別子情報により前記第1のリレーノードと前記第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を前記第1のリレーノードに送信し、前記第1のリレーノードが前記リレーパス情報により前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップとを実現する。
【0225】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するステップと、前記ターゲットリレーノードの識別子情報を前記リレーパス情報とするステップとを実現する。
【0226】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記第1のリレーノードと前記ターゲットリレーノードとの間のデータ伝送速度が、前記第1のリレーノードと他のネクストホップリレーノードとの間のデータ伝送速度よりも大きい速度条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップと、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記ターゲットリレーノードの負荷量が他のネクストホップリレーノードの負荷量よりも小さい負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップとうちの少なくとも1つを実現する。
【0227】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1のリレーノードと異なる第3のリレーノードから送信された、前記第3のリレーノードの識別子情報及び前記第2のユーザ識別子が携帯されているパス要求であって、前記第3のリレーノードが前記接続要求メッセージを受信したときに送信した前記パス要求を受信するステップと、前記対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する前記第2のリレーノードを特定するステップと、前記第3のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するステップと、前記ターゲットリレーノードの識別子情報をリレーパス情報とするステップと、前記第3のリレーノードの識別子情報により、前記リレーパス情報を前記第3のリレーノードに送信し、前記第3のリレーノードが前記リレーパス情報により、前記接続要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップとを実現する。
【0228】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1の端末から送信された、前記第1の端末のネットワーク識別子が携帯されている第2のログイン要求を受信するステップと、前記ネットワーク識別子に対応する、少なくとも1つのリレーノードの識別子情報を含むリレーノードリストを取得するステップであって、前記少なくとも1つのリレーノードは前記ネットワーク識別子に対応するネットワークに接続される前記ステップと、前記第1の端末に前記リレーノードリストを送信し、前記第1の端末が前記リレーノードリストから前記第1のリレーノードの識別子情報を選択し、前記識別子情報により前記第1のリレーノードに、前記第1のユーザ識別子が携帯されている第1のログイン要求を送信するステップとを実現する。
【0229】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1のリレーノードから送信された、前記登録要求は前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報が携帯されている登録要求を受信するステップと、前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報を対応付けて記憶するステップとを実現する。
【0230】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1の端末と前記第1のリレーノードとの間の接続関係の中断期間がターゲット期間を超えると、前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報を削除するステップを実現する。
【0231】
好ましく、前記制御ノードはブロックチェーンシステムにおけるノードであり、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報を、前記ブロックチェーンシステムに記憶するステップを実現する。
【0232】
本出願の実施例は、さらに、コンピュータ機器を提供し、当該コンピュータ機器はプロセッサ及びメモリを含み、当該メモリには少なくとも一つのコマンドが記憶され、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、プリビアスホップリレーノードから送信された、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子及び第2の端末のログインする第2のユーザ識別子が携帯されている接続要求メッセージであって、第1の端末によって第1のリレーノードに送信された後に前記第1のリレーノードによって転送された前記接続要求メッセージを受信するステップと、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する、前記第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定するステップと、前記第3のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するステップと、前記接続要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップと、前記第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、前記接続確認メッセージを前記プリビアスホップリレーノードに送信し、前記プリビアスホップリレーノードが前記接続確認メッセージを前記第1の端末に送信し、前記第1の端末が前記接続確認メッセージに基づいて前記第2の端末と通信接続を確立するステップとを実現する。
【0233】
好ましく、前記接続要求メッセージにはトークン識別子が携帯され、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記トークン識別子と前記ターゲットリレーノードの識別子情報とを対応付けて記憶するステップを実現する。
【0234】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記プリビアスホップリレーノードから送信された、前記トークン識別子及び通信データが携帯されている通信要求メッセージであって、前記プリビアスホップリレーノードが前記第1の端末から送信された通信要求メッセージを受信したときに送信した前記通信要求メッセージを受信するステップと、 前記トークン識別子に対応して記憶された前記ターゲットリレーノードの識別子情報を取得するステップと、前記識別子情報により、前記通信要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記接続要求メッセージを第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記通信要求メッセージに前記第2の端末に送信するステップとを実現する。
【0235】
本出願の実施例は、さらに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に少なくとも一つのコマンドを記憶しており、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、第1の端末から送信された、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子、及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯されている接続要求メッセージを受信するステップと、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する、前記第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定するステップと、前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップと、前記第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、前記接続確認メッセージを前記第1の端末に送信し、前記第1の端末が前記接続確認メッセージに基づいて前記第2の端末と通信接続を確立するステップとを実現する。
【0236】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するステップと、前記接続要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが、前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信するステップとを実現する。
【0237】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記第1のリレーノードと前記ターゲットリレーノードとの間のデータ伝送速度が、前記第1のリレーノードと他のネクストホップリレーノードとの間のデータ伝送速度よりも大きい速度条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップと、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記ターゲットリレーノードの負荷量が他のネクストホップリレーノードの負荷量よりも小さい負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップとの少なくとも1つを実現する。
【0238】
好ましく、前記第1のリレーノードはブロックチェーンシステムのノードであり、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1の端末が前記第2の端末と通信接続を確立した後に、前記第1のユーザ識別子及び前記第2のユーザ識別子を含む通信接続レコードを生成し、前記通信接続レコードを前記ブロックチェーンシステムに記憶するステップを実現する。
【0239】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1の端末から送信された、前記第1のユーザ識別子が携帯されている第1のログイン要求を受信するステップと、前記第1のユーザ識別子に基づいてログインするように前記第1の端末を制御するステップと、前記第1のユーザ識別子と前記第1のリレーノードとの対応関係を確立するステップとを実現する。
【0240】
好ましく、前記接続要求メッセージにはトークン識別子が携帯され、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記トークン識別子と前記ターゲットリレーノードの識別子情報とを対応付けて記憶するステップを実現する。
【0241】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1の端末から送信された、前記トークン識別子、及び通信データが携帯されている通信要求メッセージを受信するステップと、前記トークン識別子に対応付けて記憶されたターゲットリレーノードの識別子情報を取得するステップと、前記識別子情報により前記通信要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記通信要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記通信要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップとを実現する。
【0242】
本出願の実施例は、さらに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に少なくとも一つのコマンドを記憶しており、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、第1のリレーノードから送信された、前記第1のリレーノードの識別子情報及び第2のユーザ識別子が携帯されているパス要求であって、前記第1のリレーノードが第1の端末から送信された、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯されている接続要求メッセージを受信したときに送信したパス要求を受信するステップと、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する、前記第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定するステップと、前記識別子情報により前記第1のリレーノードと前記第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を前記第1のリレーノードに送信し、前記第1のリレーノードが前記リレーパス情報により前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップとを実現する。
【0243】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択し、前記ターゲットリレーノードの識別子情報を前記リレーパス情報とするステップを実現する。
【0244】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記第1のリレーノードと前記ターゲットリレーノードとの間のデータ伝送速度が、前記第1のリレーノードと他のネクストホップリレーノードとの間のデータ伝送速度よりも大きいことである速度条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップと、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記ターゲットリレーノードの負荷量が他のネクストホップリレーノードの負荷量よりも小さい負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップとうちの少なくとも1つを実現する。
【0245】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1のリレーノードと異なる第3のリレーノードから送信された、前記第3のリレーノードの識別子情報及び第2のユーザ識別子が携帯されているパス要求であって、前記第3のリレーノードが前記接続要求メッセージを受信した際に送信した前記パス要求を受信するステップと、前記対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する前記第2のリレーノードを特定するステップと、前記第3のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するステップと、前記ターゲットリレーノードの識別子情報をリレーパス情報とするステップと、前記第3のリレーノードの識別子情報により、前記リレーパス情報を前記第3のリレーノードに送信し、前記第3のリレーノードが前記リレーパス情報により、前記接続要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップとを実現する。
【0246】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1の端末から送信された、前記第1の端末のネットワーク識別子が携帯されている第2のログイン要求を受信するステップと、前記ネットワーク識別子に対応する、少なくとも1つのリレーノードの識別子情報を含むリレーノードリストを取得するステップであって、前記少なくとも1つのリレーノードは前記ネットワーク識別子に対応するネットワークに接続される前記ステップと、前記第1の端末に前記リレーノードリストを送信し、前記第1の端末が前記リレーノードリストから前記第1のリレーノードの識別子情報を選択し、前記識別子情報により前記第1のリレーノードに、前記第1のユーザ識別子が携帯されている第1のログイン要求を送信するステップとを実現する。
【0247】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1のリレーノードから送信された、前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報が携帯されている登録要求を受信するステップと、前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報を対応付けて記憶するステップとを実現する。
【0248】
好ましく、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1の端末と前記第1のリレーノードとの間の接続関係の中断期間がターゲット期間を超えると、前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報を削除するステップを実現する。
【0249】
好ましく、前記制御ノードはブロックチェーンシステムにおけるノードであり、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報を、前記ブロックチェーンシステムに記憶するステップを実現する。
【0250】
本出願の実施例は、さらに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に少なくとも一つのコマンドを記憶しており、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、プリビアスホップリレーノードから送信された、前記第1の端末がログインする第1のユーザ識別子及び第2の端末がログインする第2のユーザ識別子が携帯されている接続要求メッセージであって、第1の端末によって第1のリレーノードに送信された後に前記第1のリレーノードによって転送された前記接続要求メッセージを受信するステップと、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する、前記第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定するステップと、前記第3のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するステップと、前記接続要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップと、前記第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、前記接続確認メッセージを前記プリビアスホップリレーノードに送信し、前記プリビアスホップリレーノードが前記接続確認メッセージを前記第1の端末に送信し、前記第1の端末が前記接続確認メッセージに基づいて前記第2の端末と通信接続を確立するステップとを実現する。
【0251】
好ましく、前記接続要求メッセージにはトークン識別子が携帯され、当該コマンドがプロセッサによってロードされ実行されることで、前記トークン識別子と前記ターゲットリレーノードの識別子情報とを対応付けて記憶するステップを実現する。
【0252】
好ましく、当該コマンドがプロセッサにロードされ実行されることで、前記プリビアスホップリレーノードから送信された、前記トークン識別子及び通信データが携帯されている通信要求メッセージを受信し、前記プリビアスホップリレーノードが前記第1の端末から送信された通信要求メッセージを受信したときに送信した前記通信要求メッセージを受信するステップと、前記トークン識別子に対応して記憶された前記ターゲットリレーノードの識別子情報を取得するステップと、前記識別子情報により、前記通信要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記接続要求メッセージを第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記通信要求メッセージに前記第2の端末に送信するステップとを実現する。
【0253】
本出願の実施例は、さらに、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムは、コンピュータプログラムコードを含み、前記コンピュータプログラムコードがコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶される。コンピュータ機器のプロセッサは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から当該コンピュータプログラムコードを読み取り、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、第1の端末から送信された、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯される接続要求メッセージを受信するステップと、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する、前記第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定するステップと、前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップと、前記第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、前記接続確認メッセージを前記第1の端末に送信し、前記第1の端末が前記接続確認メッセージに基づいて前記第2の端末と通信接続を確立するステップとを、当該コンピュータ機器に実行させる。
【0254】
好ましく、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するステップと、前記接続要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが、前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信するステップとを、当該コンピュータ機器に実行させる。
【0255】
好ましく、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記第1のリレーノードと前記ターゲットリレーノードとの間のデータ伝送速度が前記第1のリレーノードと他のネクストホップリレーノードとの間のデータ伝送速度よりも大きいことである速度条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップと、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記ターゲットリレーノードの負荷量が他のネクストホップリレーノードの負荷量よりも小さい負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップとうちの少なくとも1つを、当該コンピュータ機器実行させる。
【0256】
好ましく、前記第1のリレーノードはブロックチェーンシステムのノードであり、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、前記第1の端末が前記第2の端末と通信接続を確立した後に、前記第1のユーザ識別子及び前記第2のユーザ識別子を含む通信接続レコードを生成し、前記通信接続レコードを前記ブロックチェーンシステムに記憶するステップを、当該コンピュータ機器に実行させる。
【0257】
好ましく、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、前記第1の端末から送信された、前記第1のユーザ識別子が携帯されている第1のログイン要求を受信するステップと、前記第1のユーザ識別子に基づいてログインするように前記第1の端末を制御するステップと、前記第1のユーザ識別子と前記第1のリレーノードとの対応関係を確立するステップとを、当該コンピュータ機器に実行させる。
【0258】
好ましく、前記接続要求メッセージにはトークン識別子が携帯され、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、前記トークン識別子と前記ターゲットリレーノードの識別子情報とを対応付けて記憶するステップを、当該コンピュータ機器に実行させる。
【0259】
好ましく、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、前記第1の端末から送信された、前記トークン識別子及び通信データが携帯されている通信要求メッセージを受信するステップと、前記トークン識別子に対応付けて記憶されたターゲットリレーノードの識別子情報を取得するステップと、前記識別子情報により前記通信要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記通信要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記通信要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップとを、当該コンピュータ機器に実行させる。
【0260】
本出願の実施例は、さらに、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムはコンピュータプログラムコードを含み、前記コンピュータプログラムコードがコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶される。コンピュータ機器のプロセッサはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から当該コンピュータプログラムコードを読み取り、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、第1のリレーノードから送信された、前記第1のリレーノードの識別子情報及び第2のユーザ識別子が携帯されているパス要求であって、前記第1のリレーノードが第1の端末から送信された、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯されている接続要求メッセージを受信したときに送信した前記パス要求を受信するテップと、
ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する前記第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定するステップと、前記識別子情報により前記第1のリレーノードと前記第2のリレーノードとの間のリレーパス情報を前記第1のリレーノードに送信し、前記第1のリレーノードが前記リレーパス情報により前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップとを。当該コンピュータ機器に実行させる。
【0261】
好ましく、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択し、前記ターゲットリレーノードの識別子情報を前記リレーパス情報とするステップを、当該コンピュータ機器に実行させる。
【0262】
好ましく、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記第1のリレーノードと前記ターゲットリレーノードとの間のデータ伝送速度が前記第1のリレーノードと他のネクストホップリレーノードとの間のデータ伝送速度よりも大きい速度条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップと、前記第1のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、前記ターゲットリレーノードの負荷量が他のネクストホップリレーノードの負荷量よりも小さい負荷条件を満足するターゲットリレーノードを選択するステップとの少なくとも1つを、当該コンピュータ機器に実行させる。
【0263】
好ましく、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、前記第1のリレーノードと異なる第3のリレーノードから送信された、前記第3のリレーノードの識別子情報及び前記第2のユーザ識別子が携帯されているパス要求であって、前記第3のリレーノードが前記接続要求メッセージを受信したときに送信した前記パス要求を受信するステップと、
前記対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する前記第2のリレーノードを特定するステップと、前記第3のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択ステップと、前記ターゲットリレーノードの識別子情報をリレーパス情報とするステップと、前記第3のリレーノードの識別子情報により、前記リレーパス情報を前記第3のリレーノードに送信し、前記第3のリレーノードが前記リレーパス情報により、前記接続要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップとを、当該コンピュータ機器に実行させる。
【0264】
好ましく、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、前記第1の端末から送信された、前記第1の端末のネットワーク識別子が携帯されている第2のログイン要求を受信するステップと、前記ネットワーク識別子に対応する、少なくとも1つのリレーノードの識別子情報を含むリレーノードリストを取得するステップであって、前記少なくとも1つのリレーノードは前記ネットワーク識別子に対応するネットワークに接続される前記ステップと、前記第1の端末に前記リレーノードリストを送信し、前記第1の端末が前記リレーノードリストから前記第1のリレーノードの識別子情報を選択し、前記識別子情報により前記第1のリレーノードに、前記第1のユーザ識別子が携帯されている第1のログイン要求を送信するステップとを、当該コンピュータ機器に実行させる。
【0265】
好ましく、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、前記第1のリレーノードから送信された、前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報が携帯されている登録要求を受信するステップと、前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報を対応付けて記憶するステップとを、当該コンピュータ機器に実行させる。
【0266】
好ましく、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、前記第1の端末と前記第1のリレーノードとの間の接続関係の中断期間がターゲット期間を超えると、前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報を削除するステップを、当該コンピュータ機器に実行させる。
【0267】
好ましく、前記制御ノードはブロックチェーンシステムにおけるノードであり、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、前記第1のユーザ識別子、前記第1のリレーノードの識別子情報及び前記第1の端末のアドレス情報を、前記ブロックチェーンシステムに記憶するステップを、当該コンピュータ機器に実行させる。
【0268】
本出願の実施例は、さらに、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムはコンピュータプログラムコードを含み、前記コンピュータプログラムコードがコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶される。コンピュータ機器のプロセッサは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から当該コンピュータプログラムコードを読み取り、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、プリビアスホップリレーノードから送信された、前記第1の端末のログインしている第1のユーザ識別子及び第2の端末のログインしている第2のユーザ識別子が携帯されている接続要求メッセージであって、第1の端末によって第1のリレーノードに送信された後に前記第1のリレーノードによって転送された前記接続要求メッセージを受信するステップと、ユーザ識別子とリレーノードとの対応関係により、前記第2のユーザ識別子に対応する前記第2の端末に接続されるリレーノードである第2のリレーノードを特定するステップと、前記第3のリレーノードの複数のネクストホップリレーノードから、ターゲットリレーノードを選択するステップと、前記接続要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、接続要求メッセージを前記第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記接続要求メッセージを前記第2の端末に送信するステップと、前記第2の端末から返信された接続確認メッセージを受信すると、前記接続確認メッセージを前記プリビアスホップリレーノードに送信し、前記プリビアスホップリレーノードが前記接続確認メッセージを前記第1の端末に送信し、前記第1の端末が前記接続確認メッセージに基づいて前記第2の端末と通信接続を確立するステップとを、当該コンピュータ機器に実行させる。
【0269】
好ましく、前記接続要求メッセージにはトークン識別子が携帯され、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、前記トークン識別子と前記ターゲットリレーノードの識別子情報とを対応付けて記憶するステップを当該コンピュータ機器に実行させる。
【0270】
好ましく、プロセッサは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、前記プリビアスホップリレーノードから送信された、前記トークン識別子及び通信データが携帯されている通信要求メッセージであって、前記プリビアスホップリレーノードが前記第1の端末から送信された通信要求メッセージを受信したときに送信した前記通信要求メッセージを受信するステップと、前記トークン識別子に対応して記憶された前記ターゲットリレーノードの識別子情報を取得するステップと、前記識別子情報により前記通信要求メッセージを前記ターゲットリレーノードに送信し、前記ターゲットリレーノードが前記第2のリレーノードとの間のリレーパスを介して、前記接続要求メッセージを第2のリレーノードに送信し、前記第2のリレーノードが前記通信要求メッセージに前記第2の端末に送信するステップとを、当該コンピュータ機器に実行させる。
【0271】
当業者は、上記の実施例の全て又は一部のステップを実現することがハードウェアで完了されてもよいし、プログラムで関連するハードウェアを指令して完了されてもよく、前記プログラムがコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよく、上記で言及された記憶媒体は読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどであってもよい。
【0272】
上述は、本出願の好ましい実施例に過ぎず、本出願の限定を意図しない。本出願の思想及び原則を逸脱しない範囲で行われるいかなる修正、均等置換、改善等は本出願の保護範囲内に含まれるべきである。
【国際調査報告】