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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-12
(54)【発明の名称】光検出器
(51)【国際特許分類】
   H01L 31/10 20060101AFI20220104BHJP
【FI】
H01L31/10 D
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021517465
(86)(22)【出願日】2019-09-30
(85)【翻訳文提出日】2021-05-21
(86)【国際出願番号】 GB2019052759
(87)【国際公開番号】W WO2020065356
(87)【国際公開日】2020-04-02
(31)【優先権主張番号】1815847.7
(32)【優先日】2018-09-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】501484851
【氏名又は名称】ケンブリッジ・エンタープライズ・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】CAMBRIDGE ENTERPRISE LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】アンドレア・カルロ・フェラーリ
(72)【発明者】
【氏名】ルイージ・オキピンティ
(72)【発明者】
【氏名】アルフォンソ・ルオッコ
【テーマコード(参考)】
5F849
【Fターム(参考)】
5F849AA14
5F849AB02
5F849BA09
5F849DA12
5F849FA11
5F849LA01
5F849LA02
5F849LA09
5F849XB15
5F849XB43
(57)【要約】
光検出器は、スロットが少なくとも3つのストライプのうち2つの隣接するストライプのそれぞれの間に存在するように、互いに対して間隔を開けられた少なくとも3つのストライプを含む光学導波路構造を含む。グラフェン吸収層は、少なくとも3つのストライプの上または下に提供される。各ストライプに関して、グラフェン吸収層の上または下に電極が存在する。2つの隣接する電極が、グラフェン吸収層の一部にp-n接合効果を生じるように反対の極性を用いてバイアスされるように、光検出器が構成される。具体的に、グラフェン吸収層の一部は、これら2つの隣接するストライプのそれぞれの間の各スロットの上または下に配置される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに対して間隔を開けられた少なくとも3つのストライプを含む光学導波路構造であって、スロットが前記少なくとも3つのストライプのうちそれぞれ2つの隣接するストライプの間に存在する、光学導波路構造と、
前記少なくとも3つのストライプの上または下に提供されたグラフェン吸収層と、
前記グラフェン吸収層の上または下に配置された、各ストライプに関する電極と、を含む光検出器であって、
前記グラフェン吸収層の一部にp-n接合効果を生じさせるために、2つの隣接する電極が反対の極性を用いてバイアスされるように、前記光検出器が構成され、
前記グラフェン吸収層の一部が、前記それぞれ2つの隣接するストライプの間の各スロットの上または下に配置される、光検出器。
【請求項2】
前記光学導波路構造が少なくとも4つのストライプを含み、
第1のスロットが、第1のストライプと第2のストライプとの間に存在し、
第2のスロットが、前記第1のストライプと第3のストライプとの間であって、前記第1のスロットの一方の側に存在し、
第3のスロットが、前記第2のストライプと第4のストライプとの間であって、前記第2のスロットの反対側に存在する、請求項1に記載の光検出器。
【請求項3】
前記第1のスロットが前記第2のスロットと前記第3のスロットとの間に配置され、
前記第2のスロット及び前記第3のスロットの幅が、前記第1のスロットの幅より大きい、請求項2に記載の光検出器。
【請求項4】
前記第3のストライプ及び前記第4のストライプがそれぞれ、前記第1のストライプ及び前記第2のストライプよりも幅広い、請求項3に記載の光検出器。
【請求項5】
前記第1のストライプ及び前記第3のストライプの配置が、前記第2のストライプ及び前記第4のストライプの配置に対して対称的である、請求項2から4のいずれか一項に記載の光検出器。
【請求項6】
光熱電効果(PTE)が各スロットにおいて生じるように、前記光検出器が構成された、請求項1から5のいずれか一項に記載の光検出器。
【請求項7】
前記グラフェン吸収層の外に電気信号を取り出すために、各スロットの上または下に配置された前記グラフェン吸収層の各部分と動作可能に接続された、一対のコンタクトをさらに含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の光検出器。
【請求項8】
前記光学導波路の前記ストライプが窒化シリコンを含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の光検出器。
【請求項9】
前記複数の電極の少なくともいくつかが金属電極である、請求項1から8のいずれか一項に記載の光検出器。
【請求項10】
前記複数の電極の少なくともいくつかが半導体材料からなる、請求項1から8のいずれか一項に記載の光検出器。
【請求項11】
前記グラフェン吸収層が前記ストライプの上部に配置され、各電極が前記グラフェン吸収層の上部に形成された、請求項1から10のいずれか一項に記載の光検出器。
【請求項12】
前記グラフェン吸収層が前記ストライプの上に配置され、各電極が、前記グラフェン吸収層と前記光学導波路構造の各ストライプとの間に形成された、請求項1から10のいずれか一項に記載の光検出器。
【請求項13】
前記グラフェン吸収層が前記ストライプの下に配置され、各電極が、前記グラフェン吸収層と、前記光学導波路構造の各ストライプとの間に形成された、請求項1から10のいずれか一項に記載の光検出器。
【請求項14】
前記グラフェン吸収層が前記ストライプの下に配置され、各電極が、前記グラフェン吸収層の下に形成された、請求項1から10のいずれか一項に記載の光検出器。
【請求項15】
前記グラフェン吸収層が前記ストライプの下に配置され、各電極が各ストライプの上部に形成された、請求項1から10のいずれか一項に記載の光検出器。
【請求項16】
前記導波路構造の前記ストライプがドープされたシリコンを含む、請求項15に記載の光検出器。
【請求項17】
前記電極が前記ストライプの端部を覆う、請求項1から16のいずれか一項に記載の光検出器。
【請求項18】
前記ストライプが、動作波長において前記スロットよりも低い屈折率を有する、請求項1から17のいずれか一項に記載の光検出器。
【請求項19】
第1のスロットを間に画定する第1の対の長手方向ストライプを含む第1のスロット導波路構造と、
前記第1のスロット導波路構造のそれぞれの側に配置された第2の対の長手方向ストライプであって、前記第1のスロット導波路構造が前記第1のストライプと前記第2のストライプの1つの間にそれぞれ一対の第2のスロットを確定し、前記第2のスロットが前記第1のスロットよりも幅広い、第2の対の長手方向ストライプと、
を含む広帯域光学導波路構造と、
前記第1のスロット及び前記第2のスロットを橋渡しするグラフェンの層と、
前記スロットの上または下のグラフェンの領域内にp-n接合を生成するために電極をバイアスするために、前記長手方向ストライプのそれぞれの上または下に配置された電極のセットと、を含む、グラフェン光検出器。
【請求項20】
請求項1から19のいずれか一項に記載の光検出器を製造する方法であって、前記方法が、CMOSまたはCMOS互換のプロセスを使用する、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、該して光検出器に関し、例として集積グラフェン広帯域光検出器に関する。
【0002】
本出願につながるプロジェクトは、欧州連合のHorizen2020研究イノベーションプログラムの助成金(助成承認番号第649953号)を受けている。
【背景技術】
【0003】
PN接合導波路集積グラフェン光検出器が知られている。そのような光検出器は、非特許文献1に開示され、図1に示されている。この構成100において、2つの導波路部130a、130bを有する導波路構造が、基板110上に形成される。導波路部130a、130bの間にはスロット135が形成される。グラフェン115の層が、導波路構造上に形成される。各導波路部130a、130bは、光熱効果(Photo Thermal Effect,PTE)が発生し、p-n接合効果がグラフェン層115内で実現されるように交互にバイアスされうる。ソースコンタクト125及びドレインコンタクト120は、グラフェン層115と結合される。図1の構造の欠点は、1550nmの波長でしか機能できないことである。構造は、シリコンの透過窓及び導波路断面によって制限される。
【0004】
さらなる背景となる先行技術は、特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許出願公開第2015/0372159号明細書
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】Schuler et al., “Controlled Generation of a p-n Junction in a waveguide Integrated Graphene Photodetector”, Nano Letters 2016
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの態様によれば、光検出器が提供される。光検出器は、互いに対して間隔を開けられた少なくとも3つのストライプまたは指部を含む光学導波路構造であって、スロットが少なくとも3つのストライプのうちそれぞれ2つの隣接するストライプまたは指部の間に存在する、光学導波路構造を含むグラフェン光検出器である。光検出器はまた、少なくとも3つのストライプまたは指部の上または下に提供されたグラフェン吸収層と、グラフェン吸収層の上または下に配置された、各ストライプに関する電極と、を含む。光検出器は、グラフェン吸収層の一部にp-n接合効果を生じさせるために、2つの隣接する電極が反対の極性を有してバイアスされるように構成される。具体的に、グラフェン吸収層の一部が、それぞれ2つの隣接するストライプの間の各スロットの上または下に配置される。実施例において、電極のバイアスは、一般に、光検出器または光検出器装置の一部でありうる電圧発生器によって提供される。
【0008】
光学導波路構造のストライプまたは指部は、2つの隣接するストライプの間のスロットを有する個別のストライプであることが理解されるであろう。1つの例において、スロットはエアスロットである。代替的な例において、スロットは、適切な材料で充填されうる。導波路のための電極は、導波路の上または下のグラフェン層と直接接続され、またはグラフェン層と導波路に関する電極との間に絶縁層が存在しうる。
【0009】
有利には、開示された光検出器は、大きなスペクトルにわたって、好適には全てのテレコム波長に関して高い性能を有する単一のデバイスである。デバイスは、同様にセンシング及び分光分析にも使用されうる。導波路に関する複数指部構成は、3つのテレコムウィンドウに関して高い効率及び高速度を提供することに関して有利である。開示されたデバイスは、可視光から短波赤外線(SWIR)波長まで改善された性能を提供する。
【0010】
開示された広帯域光導波路は、可視光から始めてSWIRまで、すなわち3つの透過ウィンドウを含む全ての波長において働く、集積通信受信器について使用されうる。
【0011】
グラフェンとともに集積された窒化シリコンフォトニックプラットフォームを使用するのが有利である。第1の態様は、対象とする範囲全体にわたって透過性を有し、第2の態様は、対象とする範囲全体にわたって定常的に吸収性である。案内構造の断面は、ガイドモードと吸収材料との間の定量的に一定の相互作用を保証する透過有効屈折率技術でモデル化される。その結果、可視光からSWIRまで一定の応答性及び高速性能を有する開示された集積光検出器が得られる。狭帯域吸収材料によって、及び波長に強く依存する案内構造の断面によって制限される従来の技術に対して有利である。従来の技術では、一般に、1つの波長のみを検出することが可能な1つのスロット導波路が存在し、その結果、これらは広帯域波長の範囲全体に対しては適切ではない。複数のスロットを有する複数指部導波路の導入により、デバイスは、確実に広帯域用途において波長全てについて使用可能である(複数のスロットは、必要に応じてより多くの波長範囲に対応可能である)。
【0012】
本開示において、異なる波長における光は、準独立モード形状を呈する。これによって、グラフェン(吸収媒体)との定常的な相互作用を確保し、波長独立応答性を結果的に得る。開示されるデバイスは、広帯域光検出を必要とする全ての用途における場合と同様に、集積光学通信受信器において使用可能である。
【0013】
光学導波路構造は、少なくとも4つのストライプを含んでもよく、第1のスロットが、第1のストライプと第2のストライプとの間に存在し、第2のスロットが、第1のストライプと第3のストライプとの間であって、第1のスロットの一方の(または第1の)側に存在し、第3のスロットが、第2のストライプと第4のストライプとの間であって、第2のスロットの(第2の)横方向反対側に(第1の側に対して)存在する。第1のスロットが第2のスロットと第3のスロットとの間に配置されてもよく、第2のスロット及び第3のスロットの幅が、第1のスロットの幅より大きくてもよい。第3のストライプ及び第4のストライプが、第1のストライプ及び第2のストライプよりも幅広くてもよい。ストライプ及びスロットの幅は、波長範囲に依存する。第1のストライプ及び第3のストライプの配置が、第2のストライプ及び第4のストライプの配置に対して対称的でありうる。導波路に関して非対称の構成も可能であることは了解されるであろう。
【0014】
一般的に、導波路構造は、第1のスロット導波路を有し、さらなるスロット導波路が第1のスロットの第1の側に配置され、またさらなるスロット導波路が、第1のスロット導波路の第2の横方向反対側に配置される。同様に、より多くのスロット導波路が、第1のスロット導波路の両側に提供されうる。追加的なスロット導波路は、全体的な導波路構造の一部を形成する。
【0015】
光熱電効果(PTE)が各スロットにおいて生じるように、光検出器が構成されうる。
【0016】
光検出器は、グラフェン吸収層の外に電気信号を取り出すために、各スロットの上または下に配置されたグラフェン吸収層の各部分と動作可能に接続された、一対のコンタクトをさらに含みうる。1つのコンタクトはp領域から信号を引き出し、もう一方のコンタクトは、グラフェン吸収層内のp-n接合のn領域から信号を引き出す。
【0017】
光学導波路のストライプが窒化シリコンを含みうる。
【0018】
複数の電極の少なくともいくつかが金属電極でありうる。
【0019】
複数の電極の少なくともいくつかが半導体材料からなりうる。
【0020】
グラフェン吸収層がストライプの上部に配置され、各電極がグラフェン吸収層の上部に形成されうる。
【0021】
グラフェン吸収層がストライプの上に配置され、各電極が、グラフェン吸収層と光学導波路構造の各ストライプとの間に形成されうる。
【0022】
グラフェン吸収層がストライプの下に配置され、各電極が、グラフェン吸収層と、光学導波路構造の各ストライプとの間に形成されうる。
【0023】
グラフェン吸収層がストライプの下に配置され、各電極が、グラフェン吸収層の下に形成されうる。
【0024】
グラフェン吸収層がストライプの下に配置され、各電極が各ストライプの上部に形成されうる。そのような構成において、導波路構造のストライプがドープされたシリコンを含みうる。
【0025】
電極がストライプの端部を覆いうる。ストライプが、動作波長においてスロットよりも低い屈折率を有しうる。
【0026】
グラフェン層は、複数の指部またはストライプを有するスロット導波路の間に垂直にサンドイッチ可能であることは了解されるであろう。
【0027】
本開示のさらなる態様によれば、第1のスロットを間に画定する第1の対の長手方向ストライプを含む第1のスロット導波路構造と、第1のスロット導波路構造のそれぞれの側に配置された第2の対の長手方向ストライプであって、第1のスロット導波路構造が第1のストライプと第2のストライプの1つの間に一対の第2のスロットを確定し、第2のスロットが第1のスロットよりも幅広い、第2の対の長手方向ストライプと、を含む広帯域光学導波路構造を含む、グラフェン光検出器が提供される。光検出器はまた、第1のスロット及び第2のスロットを橋渡しするグラフェンの層と、スロットの上または下のグラフェンの領域内にp-n接合を生成するために電極をバイアスするために、長手方向ストライプのそれぞれの上または下に配置された電極のセットと、を含む。
【0028】
本明細書において、前述のような光検出器を製造する方法を開示する。本方法は、CMOSまたはCMOS互換のプロセスを使用しうる。
【0029】
本発明のこれらの、及びその他の態様が、これから、添付する図面を参照して単に例示としてさらに説明される。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】既知のグラフェン光検出器を示す。
図2】1つの例に従う、提案される光検出器を示す。
図3図2の光検出器の導波路の間の高電場強度を示す。
図4】導波路の間の高電場強度を示すシミュレーション結果を示す。
【発明を実施するための形態】
【0031】
図2は、1つの例に従う、提案される光検出器200を示す。光検出器は、複数の指部またはストライプ230a~fを含み、ストライプ230a~fの間に複数のスロットを有する。電極235a~fは、各ストライプ230a~fについて提供される。グラフェン層(図示されない)は、ストライプ230a~fの上に提供される。1つの例において、グラフェン層は、電極とストライプとの間でありうる。別の例において、グラフェン層は、電極235a~fの上部にあってもよく、電極は直接、導波路ストライプ230a~fの上にある。代替的な例において、電極及びグラフェン層は、導波路ストライプ230a~fの下にありうる。
【0032】
図1の構成において、導波路の対称的なストライプは、ストライプ230cの隣に導波路ストライプ230bを追加し、ストライプ230dの隣にストライプ230eを追加することによって形成される。ストライプ230e、230dの間の横方向距離は、ストライプ230b、230cの間の横方向距離と同じである。さらに、ストライプ230aは、230bの一方の側に配置され、ストライプ230fは230eの他方の側に配置される。ストライプ230fとストライプ230eとの間の横方向距離(またはそれらの間のスロットの幅)は、ストライプ230bと230aとの間の横方向距離と同じである。1つの例において、ストライプ230c、dの幅は同じである。ストライプ230b、eの幅は同じである。ストライプ230a、fの幅は同じである。この種類の対称構造が好ましいものでありうるが、本発明は、そのような対称構造に限定されない。2つのスロットを有する任意の3つの導波路ストライプが、提案された構造の動作に関して適している。
【0033】
1つの例において、導波路ストライプはシリコンまたは窒化シリコンからなる。電極材料は、金属またはその他任意の適切な電極材料でありうる。
【0034】
図3は、図2の光検出器の導波路間の高電場強度を示す。図3で使用される参照符号は、図2のものと同じである。バイアスが交互に電極235a~fに印加されると、高電場強度がストライプ230a~f間のスロットに生じる。
【0035】
図4は、3つのテレコム波長(例えば850nm、1300nm、1550nm)及び2000nmにおける導波路間の高電場強度を示すシミュレーション結果を示す。
【0036】
疑いもなく、その他多くの有効な代替例が当業者には理解されるであろう。本発明は説明された実施形態に限定されるのではなく、添付された特許請求の範囲の思想及び範囲内にある、当業者には明らかな改変を含むことが理解されるであろう。
【符号の説明】
【0037】
100 光検出器の構成
110 基板
115 グラフェン
120 ドレインコンタクト
125 ソースコンタクト
130a、130b 導波路部
135 スロット
200 光検出器
230a~f ストライプ
235a~f 電極
図1
図2
図3
図4
【国際調査報告】